JP4801618B2 - ガスタービンの静翼およびこれを備えたガスタービン - Google Patents

ガスタービンの静翼およびこれを備えたガスタービン Download PDF

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Description

本発明は、ガスタービン静翼およびこれを備えたガスタービンに関するものである。
圧縮機により空気を圧縮し、圧縮された空気を用いて燃焼器にて燃料を燃焼させ、得られた燃焼ガスをタービンに導入してタービンを回転させるガスタービンが知られている。そして、産業用のガスタービンでは、タービンにて得られる回転出力を発電機により電気エネルギーに変換することによって電力を得ている。
このようなガスタービンの効率は、燃焼ガスのタービン入口温度を上昇させることによって向上させることができる。現在では、1700℃程度のタービン入口温度を実現できるガスタービンが鋭意検討されている。
しかし、タービン入口温度が上昇すると、タービン翼の熱的環境が厳しくなり、特に燃焼ガスが最初に流入する第1段のガスタービン静翼では最も過酷な状況となる。
そこで、ガスタービン静翼の冷却方法が種々提案されており、例えば特許文献1に記載されたガスタービン静翼が知られている。同文献に記載されたガスタービン静翼は、冷却空気を用いたフィルム冷却によって前縁を冷却するとともに、静翼の後縁側は内部に形成した冷却通路内に冷却蒸気を流すことにより冷却するようになっている。
特開平9−280004号公報
しかし、上記特許文献1に記載のガスタービン静翼は、翼部については蒸気冷却および空気冷却を用いて効果的に冷却しているものの、翼部の両端に設けられたシュラウドの冷却については一切考慮されていない。
ガスタービン静翼には、母材を保護するために遮熱コーティング(TBC: Thermal Barrier Coating)が施されており、シュラウドの冷却が不十分であればシュラウドに形成した遮熱コーティングが損傷あるいは剥離してしまい、ガスタービン静翼の損傷を招いてしまう。特に、1700℃級のガスタービンではこのような状況が想定される。
一方、ガスタービン静翼を冷却する際に用いられる冷却空気は、圧縮機にて圧縮された空気が用いられるため、冷却空気を大量に使用するとタービン出力に寄与しない無駄な仕事を圧縮機に強いることになり、タービン効率の低下を招くため得策ではない。特に、1700℃級のガスタービンでは冷却空気として必要とされる空気量が飛躍的に増大するため、なるべく冷却空気を使用しないガスタービン静翼の冷却システムが望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、冷却空気使用量を低減しつつ翼部だけでなくシュラウドをも冷却することができるガスタービン静翼およびこれを備えたガスタービンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のガスタービン静翼およびこれを備えたガスタービンは、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるガスタービン静翼は、翼部と、該翼部の外周側に接続された外側シュラウドと、前記翼部の内周側に接続された内側シュラウドとを備え、前記翼部の内部には、冷却媒体が流通する翼部冷却通路が形成され、前記外側シュラウドの内部には、冷却媒体が流通する外側シュラウド冷却通路と、該外側シュラウドの端部に沿って形成された外側シュラウド端部冷却通路とが形成され、前記内側シュラウドの内部には、冷却媒体が流通する内側シュラウド冷却通路と、該内側シュラウドの端部に沿って形成された内側シュラウド端部冷却通路とが形成され、冷却媒体としての冷却蒸気が、前記翼部冷却通路、前記外側シュラウド冷却通路、及び前記内側シュラウド冷却通路を流れるとともに、前記外側シュラウド端部冷却通路および前記内側シュラウド端部冷却通路を流れることを特徴とする。
冷却媒体として蒸気を用い、この冷却蒸気によって翼部だけでなく、外側シュラウドおよび内側シュラウドをも冷却することとした。これにより、冷却空気の使用量を可及的に低減することができる。
また、外側シュラウドおよび内側シュラウドの端部の近傍に沿って形成されたシュラウド端部冷却通路を形成し、冷却蒸気を流すこととしたので、シュラウドの端部を含めたシュラウド全体を効果的に冷却することができ、高い熱負荷にも対応できる静翼を提供することができる。
さらに、本発明のガスタービン静翼では、前記外側シュラウドには、前記外側シュラウド冷却通路を外側シュラウド上流部屋と外側シュラウド下流部屋に仕切る仕切壁が形成され、前記内側シュラウドには、前記内側シュラウド冷却通路を内側シュラウド上流部屋と内側シュラウド下流部屋に仕切る仕切壁が形成され、前記翼部冷却通路は、前記外側シュラウド上流部屋と前記内側シュラウド上流部屋とを接続する翼部上流流路と、前記内側シュラウド上流部屋と前記外側シュラウド下流部屋とを接続する翼部中間流路と、前記外側シュラウド下流部屋と前記内側シュラウド下流部屋とを接続する翼部下流流路とを備え、
前記冷却蒸気は、前記外側シュラウド上流部屋、前記翼部上流流路、前記内側シュラウド上流部屋、前記翼部中間流路、前記外側シュラウド下流部屋、前記翼部下流流路、前記内側シュラウド下流部屋の順に流れた後に回収されることを特徴とする。
外側シュラウド上流部屋へと供給した蒸気を、翼部上流流路、内側シュラウド上流部屋、翼部中間流路、外側シュラウド下流部屋、翼部下流流路、内側シュラウド下流部屋の順に通過させた後に回収することとした。このように、冷却が必要とされる部位を順次通過する一連の冷却流路を形成することにより、冷却蒸気を無駄なく流通させることができる。
また、外側シュラウドおよび内側シュラウドの仕切壁を、例えば翼部の前縁側と後縁側とを仕切るように配置して、熱負荷が大きい位置を上流部屋とすることにより、熱負荷に応じた冷却通路を形成することができる。
さらに、本発明のガスタービン静翼では、前記外側シュラウド端部冷却通路を通過した冷却蒸気は、前記翼部上流流路、前記翼部中間流路および前記翼部下流流路を迂回して蒸気回収経路へと導かれ、前記翼部上流流路から導かれて前記内側シュラウド端部冷却通路を通過した冷却蒸気は、前記翼部中間流路および前記翼部下流流路を迂回して蒸気回収経路へと導かれることを特徴とする。
シュラウド端部冷却通路を通過した冷却蒸気を蒸気回収経路へと導くこととし、翼部冷却通路を迂回できる経路とした。これにより、シュラウド端部冷却通路の圧力損失を軽減することができ、必要な冷却蒸気流量を容易に確保することができる。
さらに、本発明のガスタービン静翼では、前記外側シュラウド上流部屋、前記外側シュラウド下流部屋、前記内側シュラウド上流部屋および前記内側シュラウド下流部屋の少なくともいずれかには、インピンジメント冷却を行うための多孔板が設けられていることを特徴とする。
インピンジメント冷却を行うことにより、シュラウドを効果的に冷却することができる。
さらに、本発明のガスタービン静翼では、前記翼部冷却通路には、前記多孔板によりインピンジメント冷却を行った後の冷却蒸気と、該多孔板を介さずに該翼部冷却通路に直接流入する冷却蒸気とが導かれることを特徴とする。
翼部冷却通路に対して、多孔板によりインピンジメント冷却を行った後の冷却蒸気と、多孔板を介さずに翼部冷却通路に直接流入する冷却蒸気とを導くこととして、冷却蒸気を振り分けることとした。これにより、インピンジメント冷却に必要な蒸気流量を調整することができ、無駄のない冷却を実現することができる。
さらに、本発明のガスタービン静翼では、前記翼部冷却通路は、前記内側シュラウド下流部屋と冷却蒸気回収部とを接続する翼部最終流路を備えていることを特徴とする。
内側シュラウド下流部屋と冷却蒸気回収部とを接続する翼部最終流路を翼部冷却通路として設けることとした。これにより、内側シュラウド下流部屋にて冷却を終えた冷却蒸気を、翼部最終流路を通過させて翼部を冷却した上で冷却蒸気を回収することができるので、冷却通路を無駄なく構成することができる。
さらに、本発明のガスタービン静翼では、前記翼部冷却通路は、前記翼部の最前縁に位置するとともに、該翼部のスパン方向に形成されて冷却空気が導入される最前縁空気冷却流路を備え、該最前縁空気冷却流路には、冷却空気によるフィルム冷却を行うフィルム冷却孔が形成されていることを特徴とする。
翼部の最前縁は、熱的に厳しい状況となるので空気によるフィルム冷却が効果的である。そこで、最前縁に位置する翼部冷却通路には、空気によるフィルム冷却を行うフィルム冷却孔が形成された最前縁空気冷却流路を設けることとした。
さらに、本発明のガスタービン静翼では、前記翼部冷却通路は、前記翼部の最後縁に位置するとともに、該翼部のスパン方向に形成されて冷却空気が導入される最後縁空気冷却流路を備え、該最後縁空気冷却流路には、冷却空気を前記翼部の後縁から該翼部の外部へと流出させる流出孔が形成されていることを特徴とする。
翼部の最後縁は肉厚が薄くなっており冷却蒸気を流すための流路を確保することが難しい。本発明では、最後縁に位置する翼部冷却通路には、冷却空気による最後縁空気冷却流路を設け、さらに、後縁から翼部の外部へと流出する流出孔を形成することとした。このように、流出孔から冷却空気を流出させることで、肉厚が薄い翼部の最後縁の冷却が可能となる。
さらに、本発明のガスタービン静翼では、前記翼部冷却通路は、前記最前縁空気冷却流路と、前記最後縁空気冷却流路と、これら空気冷却流路の間に設けられた前記翼部上流流路と、前記翼部中間流路と、前記翼部下流流路とから構成されていることを特徴とする。
翼部冷却通路としては、最前縁と最後縁のみ空気冷却とし、それ以外の部分は蒸気冷却とする。これにより、必要部分のみに限定して冷却空気を用いることとしたので、空気使用量を可及的に低減することができる。
また、本発明のガスタービンは、空気を圧縮する圧縮機と、該圧縮機により圧縮された空気を用いて燃料を燃焼させる燃焼器と、該燃焼器からの燃焼ガスが導かれ、静翼および動翼を有するタービンとを備え、前記タービンの前記静翼は、上記のいずれかのガスタービン静翼とされていることを特徴とする。
上述した冷却性能に優れたガスタービン静翼を備えていることにより、タービンに流入する燃焼ガス温度を上げることができ、高効率のガスタービンを提供することができる。
また、外側シュラウドおよび内側シュラウドの端部の近傍に沿って形成されたシュラウド端部冷却通路に冷却蒸気を流すこととしたので、シュラウドの端部を含めたシュラウド全体を効果的に冷却することができる。
冷却蒸気により、翼部だけでなく外側シュラウドおよび内側シュラウドを冷却することとしたので、冷却空気使用量を低減することができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態にかかるガスタービンは、空気を圧縮する圧縮機と、圧縮機により圧縮された空気を用いて燃料を燃焼させる燃焼器と、燃焼器からの燃焼ガスが導かれるタービンとを備えている。タービンは、静翼と動翼が回転軸方向に交互に設けられた軸流タービンとなっている。
図1には静翼(ガスタービン静翼)の部分断面斜視図が示されており、この静翼は、最も上流側に設けられた第1段静翼となっている。ただし、同図に示された静翼は、第2段以降の静翼に用いることもできる。
静翼1は、翼部3と、翼部3の外周側に接続された外側シュラウド5と、翼部3の内周側に接続された内側シュラウド7とを備えている。
燃焼器から導入される燃焼ガスは、外側シュラウド5と内側シュラウド7との間を流れ、翼部3の周囲を通過するように、図において左方から右方へと流れる。
翼部3の内部には、冷却媒体が流通する翼部冷却通路10が形成されている。冷却媒体としては、蒸気および空気が用いられる。冷却蒸気は、例えばガスタービンの排気ガスから熱を回収する排熱回収ボイラからの蒸気が用いられ、冷却空気は、ガスタービンの圧縮機にて圧縮された空気が用いられる。
翼部冷却通路10は、冷却空気が供給される流路として、翼部3の最前縁に位置するとともに、翼部3のスパン方向に形成された最前縁空気冷却流路12と、翼部3の最後縁に位置するとともに、翼部3のスパン方向に形成された最後縁空気冷却通路14とを備えている。
これら空気冷却流路12,14は、両端が車室(図示せず)に連通しており、車室から冷却空気が供給されるようになっている。図1に示しているように、空気冷却流路12,14の両端から冷却空気が導入される。
最前縁空気冷却流路12には、図2に示すように、多数のフィルム冷却孔12aが形成されている。フィルム冷却孔12aから冷却空気を翼部3の外部へと流出させ、翼部3の壁部に沿って冷却空気の膜(フィルム)を形成することにより、翼部3をフィルム冷却する。
また、最前縁空気冷却流路12内には、流路12を前縁側と内部側に仕切るインピンジ板12bが挿入されている。インピンジ板12bには、冷却空気を噴出させるための多数の孔が形成されている。これら孔から噴出する冷却空気の噴流が翼部3の壁部内側に衝突することにより、インピンジメント冷却が行われる。
インピンジ板12bと翼部3の前縁壁部との間には、インピンジ板12bと翼部3の前縁壁部との間の空間を2つに区画する区画壁12cが設けられている。この区画壁12cにより、インピンジ板12bから噴出した冷却空気の流路が2つに分割される。この区画壁12cの位置を調整することによって、翼部3の腹側に流れるフィルム冷却空気量と、翼部3の背側に流れるフィルム冷却空気量との流量比を調整することができる。
最後縁空気冷却流路14には、図2に示すように、多数のフィルム冷却孔(流出孔)14aと、翼部3の後縁端側に開口するスロット孔(流出孔)14bとが形成されている。フィルム冷却孔14aは、翼部3の腹側に形成されており、フィルム冷却孔14aから流出した冷却空気は下流側に向かって冷却空気の膜(フィルム)を形成し、翼部3の後縁をフィルム冷却する。翼部3の後縁端に形成したスロット孔14bから冷却空気を流出させる際の対流熱伝達により、翼部3の後縁端を冷却する。
さらに、翼部冷却通路10は、冷却蒸気が供給される流路として、最前縁冷却空気流路12と最後縁冷却空気流路14との間に、翼部3の両端で折り返すサーペンタイン流路を備えている。具体的には、翼部3の内部には、図1及び図2に示すように、翼部3の後縁側から、第1流路16a,第2流路16b,第3流路16c,第4流路16d,第5流路16e,第6流路16f,及び第7流路16gが設けられている。
第1流路16aは、最後縁空気冷却流路14に隣接しており、第7流路16gは最前縁空気冷却流路12に隣接している。
第1流路16a及び第2流路16bは、図1に示すように、外側シュラウド上流部屋5aと内側シュラウド上流部屋7aとを接続している。このように、第1流路16a及び第2流路16bは、外側シュラウド上流部屋5aと内側シュラウド上流部屋7aとを接続する翼部上流流路を形成している。
第3流路16cの上流端(図1において下端)は、内側シュラウド上流部屋7aに連通しており、第3流路16cの下流端と第4流路16dの上流端とは折り返した状態で接続されている。なお、図1から理解できるように、第3流路16cと第4流路16dとが接続された折り返し部では、外側シュラウド上流部屋5aに連通していない。
第4流路16dの下流端(図1において下端)と第5流路16eの上流端とは折り返した状態で接続されている。なお、図1から理解できるように、第4流路16dと第5流路16eとが接続された折り返し部では、内側シュラウド下流部屋7bに連通していない。
第5流路16eの下流端(図1において上端)は、外側シュラウド下流部屋5bに連通している。このように、第3流路16c,第4流路16d及び第5流路16eは、内側シュラウド上流部屋7aと外側シュラウド下流部屋5bとを接続する翼部中間流路を形成している。
第6流路16fは、上流端が外側シュラウド下流部屋5bに連通しており、下流端が内側シュラウド下流部屋7bに連通している。このように、第6流路16fは、外側シュラウド下流部屋5bと内側シュラウド下流部屋7bとを接続する翼部下流流路を形成している。
第7流路16gは、上流端が内側シュラウド下流部屋7bに連通しており、下流端が図示しない蒸気回収口(冷却蒸気回収部)に連通している。このように、第7流路16gは、内側シュラウド下流部屋7bと蒸気回収口とを接続する翼部最終流路を形成している。
図1に示すように、外側シュラウド5は、外周壁部に蒸気供給口5cを備えている。この蒸気供給口5cから冷却蒸気が供給される。
外側シュラウド5は、仕切壁5dによって、外側シュラウド上流部屋5aと外側シュラウド下流部屋5bとに仕切られている。
外側シュラウド上流部屋5aおよび外側シュラウド下流部屋5bには、インピンジ板(多孔板)5eが設けられている。インピンジ板5eには、多数の孔5fが形成されており、各孔5fから噴出した噴流が外側シュラウド5の内周壁5iの内側に衝突し、インピンジメント冷却が行われる。これにより、燃焼ガスに面する外側シュラウド5の内周壁5iが効果的に冷却される。
外側シュラウド5には、端部に沿って形成された外側シュラウド端部冷却通路5hが形成されている。
図3には、外側シュラウド5に設けたインピンジ板5eを外周側(図1において上方)から見た断面図が示されている。同図から分かるように、仕切壁5dによって、外側シュラウド上流部屋5aと外側シュラウド下流部屋5bとに仕切られている。
同図に矢印で示されているように、冷却蒸気は、翼部3の第1流路16a及び第2流路16bに流入する。第1流路16a及び第2流路16bには、インピンジ板5eの孔5fを通過してインピンジメント冷却を行った後の冷却蒸気と、インピンジ板5eを介さずに直接流入する冷却蒸気とが合流して流入するようになっている。
なお、第3流路16c及び第4流路16dは、図1に示したように、外側シュラウド上流部屋5aに開口していない。同様に、第6流路16fの図3において右側部分も外側シュラウド上流部屋5aに開口していない。
外側シュラウド上流部屋5aには、翼部3の背側に位置する一側に、冷却空気を流通させるための冷却空気流通部20が設けられている。冷却空気流通部20には、インピンジメント冷却のためのインピンジ孔20aと、フィルム冷却のためのフィルム孔20bとが形成されている。インピンジ孔20aは、図3において白丸で示しており、このインピンジ孔20aを通過して噴流となった冷却空気が外側シュラウド5の内周壁5iの内側に衝突することにより、インピンジメント冷却が行われる。フィルム孔20bは、図3において黒丸で示しており、外側シュラウド5の内周壁5iを貫通する貫通孔となっている。フィルム孔20bに導かれた冷却空気は、外側シュラウド5の内周壁5iの表面側に流出し、燃焼ガスに接する内周壁5iの表面をフィルム冷却する。このように冷却空気流通部20を設けることにより、熱負荷が大きい領域の冷却を促進することができる。
図3に矢印で示しているように、外側シュラウド下流部屋5bには、翼部3の第5流路16e及び第6流路16fが開口している。第5流路16eから冷却蒸気が外側シュラウド下流部屋5b内に流れ込み、インピンジ板5eによってインピンジメント冷却した後に、第6流路16fへと流れ込む。
翼部3の第7流路16gは、外側シュラウド下流部屋5b内に開口しているのではなく、図1に示すように、蒸気回収口(図示せず)に連通している。したがって、図3の第7流路16gに示した矢印は、蒸気回収口へと流れることを示している。
図4には、外側シュラウド5に形成した外側シュラウド端部冷却通路5hの位置にて断面視した図が示されている。同図に示すように、冷却蒸気は、外側シュラウド上流部屋5a側に位置する供給口5jから供給され、外側シュラウド端部冷却通路5h内で2方向に分岐して流れ、外側シュラウド下流部屋5b側に位置する流出口5kから流出する。流出口5kから流出する冷却蒸気は、図1に示すように、第7流路16g内へと導かれ、回収される。
本実施形態では、外側シュラウド端部冷却通路5hに供給される冷却蒸気は、インピンジ板5eを介さずに直接導入されるようになっている。ただし、インピンジ板5eを通過した後の冷却蒸気を外側シュラウド端部冷却通路5hに導入するようにしても良い。
図1に示すように、内側シュラウド7は、仕切壁7dによって、内側シュラウド上流部屋7aと内側シュラウド下流部屋7bとに仕切られている。
内側シュラウド上流部屋7aおよび内側シュラウド下流部屋7bには、インピンジ板(多孔板)7eが設けられている。インピンジ板7eには、多数の孔7fが形成されており、各孔7fから噴出した噴流が内側シュラウド7の外周壁7iの内側に衝突し、インピンジメント冷却が行われる。これにより、燃焼ガスに面する内側シュラウド7の外周壁7iが効果的に冷却される。
内側シュラウド7には、端部に沿って形成された内側シュラウド端部冷却通路7hが形成されている。
図5には、内側シュラウド7に設けたインピンジ板7eを内周側(図1において下方)から見た断面図が示されている。同図から分かるように、仕切壁7dによって、内側シュラウド上流部屋7aと内側シュラウド下流部屋7bとに仕切られている。
同図に矢印で示されているように、翼部3の第1流路16a及び第2流路16bを通過した冷却蒸気が内側シュラウド上流部屋7aに流入する。内側シュラウド上流部屋7aに流れ込んだ冷却蒸気は、インピンジ板7eによってインピンジメント冷却した後に、第3流路16cへと流れ込む。
なお、第4流路16dは、内側シュラウド上流部屋7aに開口していない。同様に、第5流路16eの図5において右側部分も内側シュラウド上流部屋7aに開口していない。
内側シュラウド上流部屋7aには、翼部3の背側に位置する一側に、冷却空気を流通させるための冷却空気流通部21が設けられている。冷却空気流通部21には、インピンジメント冷却のためのインピンジ孔21aと、フィルム冷却のためのフィルム孔21bとが形成されている。インピンジ孔21aは、図5において白丸で示しており、このインピンジ孔21aを通過して噴流となった冷却空気が内側シュラウド7の外周壁7iの内側に衝突することにより、インピンジメント冷却が行われる。フィルム孔21bは、図5において黒丸で示しており、内側シュラウド7の外周壁7iを貫通する貫通孔となっている。フィルム孔21bに導かれた冷却空気は、内側シュラウド7の外周壁7iの表面側に流出し、燃焼ガスに接する外周壁7iの表面をフィルム冷却する。このように冷却空気流通部21を設けることにより、熱負荷が大きい領域の冷却を促進することができる。
図5に矢印で示しているように、内側シュラウド下流部屋7bには、翼部3の第6流路16f及び第7流路16gが開口している。第6流路16fから冷却蒸気が内側シュラウド下流部屋7b内に流れ込み、インピンジ板7eによってインピンジメント冷却した後に、第7流路16gへと流れ込む。
図6には、内側シュラウド7に形成した内側シュラウド端部冷却通路7hの位置にて断面視した図が示されている。同図に示すように、冷却蒸気は、内側シュラウド上流部屋7a側に位置する供給口7jから供給され、内側シュラウド端部冷却通路7h内で2方向に分岐して流れ、内側シュラウド下流部屋7b側に位置する流出口7kから流出する。流出口7kから流出する冷却蒸気は、図1に示すように、第7流路16g内へと導かれ、回収される。
上述した構成の静翼1について、冷却蒸気および冷却空気の流れについて以下に説明する。
[冷却蒸気]
冷却蒸気は、外側シュラウド5の蒸気供給口5cから供給され、外側シュラウド上流部屋5a内に流れ込む。外側シュラウド上流部屋5a内に流れ込んだ冷却蒸気は、インピンジ板5eを通過する経路と、インピンジ板5aを通過せずに翼部3の第1流路16a及び第2流路16bに直接流入する経路と、外側シュラウド端部冷却通路5hへと流入する経路とからなる3つの経路に分岐される。
インピンジ板5eを通過して噴流となった冷却蒸気は、外側シュラウド5の内周壁5iに衝突してインピンジメント冷却した後に、第1流路16a及び第2流路16bへと導かれる。
外側シュラウド端部冷却通路5hへと流入した冷却蒸気は、図4に示したように、外側シュラウド5の端部である4辺を通過した後に、流出口5kから第7流路16gへと流れ込み、蒸気回収口にて回収される。
第1流路16a及び第2流路16bに流入した冷却蒸気は、第1流路16a及び第2流路16bの下流端から内側シュラウド上流部屋7a内に流入する。内側シュラウド上流部屋7a内に流れ込んだ冷却蒸気は、インピンジ板7eを通過する経路と、インピンジ板7aを通過せずに翼部3の第3流路16cに直接流入する経路と、内側シュラウド端部冷却通路7hへと流入する経路とからなる3つの経路に分岐される。
インピンジ板7eを通過して噴流となった冷却蒸気は、内側シュラウド7の外周壁7iに衝突してインピンジメント冷却した後に、第3流路16cへと導かれる。
内側シュラウド端部冷却通路7hへと流入した冷却蒸気は、図6に示したように、内側シュラウド7の端部である4辺を通過した後に、流出口7kから第7流路16gへと流れ込み、蒸気回収口にて回収される。
第3流路16cに流入した冷却蒸気は、第3流路16cの下流端で折り返して第4流路16dに流れ込み、さらに第4流路16dの下流端で折り返して第5流路16eに流れ込む。第5流路16eを通過した冷却蒸気は、外側シュラウド下流部屋5b内に流れ込む。外側シュラウド下流部屋5b内に流れ込んだ冷却蒸気は、インピンジ板5eを通過する経路と、インピンジ板5aを通過せずに翼部3の第6流路16fに直接流入する経路とからなる2つの経路に分岐される。
インピンジ板5eを通過して噴流となった冷却蒸気は、外側シュラウド5の内周壁5iに衝突してインピンジメント冷却した後に、第6流路16fへと導かれる。
第6流路16fに流入した冷却蒸気は、第6流路16f内を通過して内側シュラウド下流部屋7b内に流入する。内側シュラウド下流部屋7b内に流れ込んだ冷却蒸気は、インピンジ板7eを通過する経路と、インピンジ板7aを通過せずに翼部3の第7流路16gに直接流入する経路とからなる2つの経路に分岐される。
インピンジ板7eを通過して噴流となった冷却蒸気は、内側シュラウド7の外周壁7iに衝突してインピンジメント冷却した後に、第7流路16gへと導かれる。
第7流路16gに流入した冷却蒸気は、第7流路16gを通過し、図示しない蒸気回収口へと導かれて回収される。
[冷却空気]
冷却空気は、最前縁空気冷却流路12及び最後縁空気冷却流路14の両端側から供給される。
最前縁空気冷却流路12に流れ込んだ冷却空気は、インピンジ板12b(図2参照)に形成された孔から噴出して翼部3の前縁壁部に衝突した後に、フィルム冷却孔12aから翼部3の外部へと流出する。翼部3の外部へと流出した冷却空気は、翼部3の壁部表面にフィルムを形成することにより、フィルム冷却する。
最後縁空気冷却流路14に流れ込んだ冷却空気は、フィルム冷却孔14a及びスロット口14bから流出する。フィルム冷却孔14aから流出した冷却空気は下流側に向かって冷却空気のフィルムを形成し、翼部3の後縁をフィルム冷却する。また、冷却空気は、スロット孔14bを通過する際に翼部3の後縁端を冷却する。
以上説明したように、本実施形態の静翼1によれば以下の作用効果を奏する。
冷却蒸気によって翼部3だけでなく、外側シュラウド5および内側シュラウド7をも冷却することとしたので、冷却空気の使用量を可及的に低減することができる。
また、外側シュラウド5および内側シュラウド7の端部の近傍に沿って形成されたシュラウド端部冷却通路5h,7hを形成し、冷却蒸気を流すこととしたので、シュラウドの端部を含めたシュラウド全体を効果的に冷却することができ、高い熱負荷にも対応できる静翼1を提供することができる。
外側シュラウド上流部屋5aへと供給した冷却蒸気を、第1流路16a及び第2流路16b、内側シュラウド上流部屋7a、第3流路16c乃至第5流路16e、外側シュラウド下流部屋5b、第6流路16f、内側シュラウド下流部屋7bの順に通過させた後に回収することとした。このように、冷却が必要とされる部位を順次通過する一連の冷却流路を形成することにより、冷却蒸気を無駄なく流通させることができる。
また、外側シュラウド5および内側シュラウド7の仕切壁5d,7dを、翼部3の前縁側と後縁側とを仕切るように配置して、熱負荷が大きい後縁側を上流部屋5a,7aとすることにより、熱負荷に応じた冷却通路を実現した。
外側シュラウド端部冷却通路5hを通過した冷却蒸気を蒸気回収経路である第7流路16gへと導くこととし、第1流路16a乃至第6流路16fを迂回する経路とした。また、第1流路16a及び第2流路16bから導かれて内側シュラウド端部冷却通路7hを通過した冷却蒸気を蒸気回収経路である第7流路16gへと導くこととし、第3流路16c乃至第6流路16fを迂回する経路とした。これにより、シュラウド端部冷却通路5h,7hの圧力損失を軽減することができ、必要な冷却蒸気流量を容易に確保することができる。
インピンジ板5e,7eによりインピンジメント冷却を行った後に第1流路16a等の翼部冷却通路10に流れ込む経路と、インピンジ板5e,7eを介さずに第1流路16a等の翼部冷却通路10に直接流入する経路とを設け、冷却蒸気を振り分けることとした。これにより、インピンジメント冷却に必要な蒸気流量を調整することができ、無駄のない冷却を実現することができる。
内側シュラウド下流部屋7bと冷却蒸気回収部とを接続する第7流路16gを翼部冷却通路として設けることとした。これにより、内側シュラウド下流部屋7bにて冷却を終えた冷却蒸気を、第7流路16gを通過させて翼部3を冷却した上で冷却蒸気を回収することができるので、冷却通路を無駄なく構成することができる。
翼部冷却通路10としては、最前縁と最後縁のみ空気冷却(最前縁空気冷却流路12と最後縁空気冷却流路14による空気冷却)とし、それ以外の部分は蒸気冷却としたので、必要部分のみに限定して冷却空気を用いることができ、空気使用量を可及的に低減することができる。
本発明の一実施形態であるガスタービン静翼の部分断面斜視図である。 図1のガスタービン静翼の翼部を示した横断面図である。 図1のガスタービン静翼の外側シュラウドの内部を示した断面図である。 図1のガスタービン静翼の外側シュラウドの端部に形成した端部冷却通路を示した断面図である。 図1のガスタービン静翼の内側シュラウドの内部を示した断面図である。 図1のガスタービン静翼の内側シュラウドの端部に形成した端部冷却通路を示した断面図である。
符号の説明
1 静翼(ガスタービン静翼)
3 翼部
5 外側シュラウド
5a 外側シュラウド上流部屋(外側シュラウド冷却通路)
5b 外側シュラウド下流部屋(外側シュラウド冷却通路)
5h 外側シュラウド端部冷却通路
7 内側シュラウド
7a 内側シュラウド上流部屋(内側シュラウド冷却通路)
7b 内側シュラウド下流部屋(内側シュラウド冷却通路)
7h 内側シュラウド端部冷却通路
10 翼部冷却通路

Claims (8)

  1. 翼部と、該翼部の外周側に接続された外側シュラウドと、前記翼部の内周側に接続された内側シュラウドとを備え、
    前記翼部の内部には、冷却媒体が流通する翼部冷却通路が形成され、
    前記外側シュラウドの内部には、冷却媒体が流通する外側シュラウド冷却通路と、該外側シュラウドの端部に沿って形成された外側シュラウド端部冷却通路とが形成され、
    前記内側シュラウドの内部には、冷却媒体が流通する内側シュラウド冷却通路と、該内側シュラウドの端部に沿って形成された内側シュラウド端部冷却通路とが形成され、
    冷却媒体としての冷却蒸気が、前記翼部冷却通路、前記外側シュラウド冷却通路、及び前記内側シュラウド冷却通路を流れるとともに、
    前記外側シュラウド端部冷却通路および前記内側シュラウド端部冷却通路を流れ、
    前記外側シュラウドには、前記外側シュラウド冷却通路を外側シュラウド上流部屋と外側シュラウド下流部屋に仕切る仕切壁が形成され、
    前記内側シュラウドには、前記内側シュラウド冷却通路を内側シュラウド上流部屋と内側シュラウド下流部屋に仕切る仕切壁が形成され、
    前記翼部冷却通路は、前記外側シュラウド上流部屋と前記内側シュラウド上流部屋とを接続する翼部上流流路と、前記内側シュラウド上流部屋と前記外側シュラウド下流部屋とを接続する翼部中間流路と、前記外側シュラウド下流部屋と前記内側シュラウド下流部屋とを接続する翼部下流流路とを備え、
    前記冷却蒸気は、前記外側シュラウド上流部屋、前記翼部上流流路、前記内側シュラウド上流部屋、前記翼部中間流路、前記外側シュラウド下流部屋、前記翼部下流流路、前記内側シュラウド下流部屋の順に流れた後に回収され、
    前記外側シュラウド端部冷却通路を通過した冷却蒸気は、前記翼部上流流路、前記翼部中間流路および前記翼部下流流路を迂回して蒸気回収経路へと導かれ、
    前記翼部上流流路から導かれて前記内側シュラウド端部冷却通路を通過した冷却蒸気は、前記翼部中間流路および前記翼部下流流路を迂回して蒸気回収経路へと導かれることを特徴とするガスタービン静翼。
  2. 前記外側シュラウド上流部屋、前記外側シュラウド下流部屋、前記内側シュラウド上流部屋および前記内側シュラウド下流部屋の少なくともいずれかには、インピンジメント冷却を行うための多孔板が設けられていることを特徴とする請求項に記載のガスタービン静翼。
  3. 前記翼部冷却通路には、前記多孔板によりインピンジメント冷却を行った後の冷却蒸気と、該多孔板を介さずに該翼部冷却通路に直接流入する冷却蒸気とが導かれることを特徴とする請求項2に記載のガスタービン静翼。
  4. 前記翼部冷却通路は、前記内側シュラウド下流部屋と冷却蒸気回収部とを接続する翼部最終流路を備えていることを特徴とする請求項からのいずれかに記載のガスタービン静翼。
  5. 前記翼部冷却通路は、前記翼部の最前縁に位置するとともに、該翼部のスパン方向に形成されて冷却空気が導入される最前縁空気冷却流路を備え、
    該最前縁空気冷却流路には、冷却空気によるフィルム冷却を行うフィルム冷却孔が形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のガスタービン静翼。
  6. 前記翼部冷却通路は、前記翼部の最後縁に位置するとともに、該翼部のスパン方向に形成されて冷却空気が導入される最後縁空気冷却流路を備え、
    該最後縁空気冷却流路には、冷却空気を前記翼部の後縁から該翼部の外部へと流出させる流出孔が形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のガスタービン静翼。
  7. 前記翼部冷却通路は、前記最前縁空気冷却流路と、前記最後縁空気冷却流路と、これら空気冷却流路の間に設けられた前記翼部上流流路と、前記翼部中間流路と、前記翼部下流流路とから構成されていることを特徴とする請求項に記載のガスタービン静翼。
  8. 空気を圧縮する圧縮機と、
    該圧縮機により圧縮された空気を用いて燃料を燃焼させる燃焼器と、
    該燃焼器からの燃焼ガスが導かれ、静翼および動翼を有するタービンとを備え、
    前記タービンの前記静翼は、請求項1からのいずれかに記載されたガスタービン静翼とされていることを特徴とするガスタービン。
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