JP4786499B2 - 熱処理板の温度設定方法、プログラム、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び熱処理板の温度設定装置 - Google Patents

熱処理板の温度設定方法、プログラム、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び熱処理板の温度設定装置 Download PDF

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Description

本発明は、熱処理板の温度設定方法、プログラム、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び熱処理板の温度設定装置に関する。
例えば半導体デバイスの製造におけるフォトリソグラフィー工程では、例えばウェハ上にレジスト液を塗布しレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜を所定のパターンに露光する露光処理、露光後にレジスト膜内の化学反応を促進させる加熱処理(ポストエクスポージャーベーキング)、露光されたレジスト膜を現像する現像処理などが順次行われ、この一連のウェハ処理によりウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。
例えば上述のポストエクスポージャーベーキングなどの加熱処理は、通常加熱処理装置で行われている。加熱処理装置は、ウェハを載置して加熱する熱板を備えている。熱板には、例えば給電により発熱するヒータが内蔵されており、このヒータによる発熱により熱板は所定温度に調整されている。
例えば上述の加熱処理における熱処理温度は、最終的にウェハ上に形成されるレジストパターンの線幅に大きな影響を与える。そこで、加熱時のウェハ面内の温度を厳格に制御するために、上述の加熱処理装置の熱板は、複数の領域に区画され、その各領域毎に独立したヒータが内蔵され、各領域毎に温度調整されている。
また、上記熱板の各領域の温度調整を、総て同じ設定温度で行うと、例えば各領域の熱抵抗などの相違により、熱板上のウェハ面内の温度がばらつき、この結果、最終的にレジストパターンの線幅がばらつくことが知られている。このため、熱板の各領域毎に、温度補正値(温度オフセット値)が設定され、熱板の面内温度を微調整していた(特許文献1参照)。
上記温度補正値を設定する際には、通常、先ず現状のウェハ面内の線幅を測定し、その測定結果を見て作業員が経験や知識を基に適当な温度補正値を設定する。その後、再度ウェハ面内の線幅を測定し、その線幅測定結果を見て作業員が温度補正値を変更する。この線幅測定と温度補正値の変更の作業を試行錯誤的に繰り返して、作業員が適正な線幅になったと判断した時点で、温度補正値の設定を終了していた。
特開2001-143850号公報
しかしながら、上述の温度設定では、温度設定作業の途中で、その時点の温度補正値が適正な線幅となる適正値か否かを判断することは難しく、作業員の主観で線幅が適正になったと判断した時点で温度設定作業を終わらせていた。このため、結果的に適正な温度設定になっていない場合があり、作業員相互間で、温度設定後のウェハ面内の線幅にばらつきが生じることがあった。また、最終的に収束する適正な線幅が正しく分からないため、試行錯誤的に何度も温度設定の変更を行う場合があり、温度設定作業に長時間を要することがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、熱板などの熱処理板の温度設定において、温度設定変更後のウェハなどの基板の処理状態を正確に推定し、熱処理板の温度設定を短時間でなおかつ適正に行うことをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、基板を載置して熱処理する熱処理板の温度設定方法であって、前記熱処理板は、複数の領域に区画され、当該領域毎に温度設定可能であり、さらに前記熱処理板の各領域毎に、熱処理板の面内温度を調整するための温度補正値が設定可能であり、前記熱処理を含む一連の基板処理が終了した基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解し、それらの複数の面内傾向成分のうちの、熱処理板の各領域の温度補正値の変更により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて、改善可能な面内傾向を算出し、前記測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向から、前記算出された改善可能な面内傾向を引き算することにより、改善不能な面内傾向を算出する工程と、前記算出された改善不能な面内傾向に、改善後の改善可能な面内傾向の平均残存傾向を足し合わせて、熱処理板の温度補正値の変更後のレジストパターンの線幅の面内傾向を推定する工程と、を有し、前記平均残存傾向の算出については、前記改善可能な面内傾向及び前記改善不能な面内傾向を算出する工程と前記熱処理板の温度補正値の変更後のレジストパターンの線幅の面内傾向を推定する工程の前に予め行われるものであって、前記基板処理が終了した基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解し、それらの複数の面内傾向成分のうちの、熱処理板の各領域の温度補正値の変更により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて、改善可能な面内傾向を算出する第1の工程と、その算出された改善可能な面内傾向から、基板面内の複数の面内傾向成分の変化量と温度補正値との相関を示す算出モデルを用いて、前記改善可能な各面内傾向成分が零になるような熱処理板の各領域の温度補正値を算出する第2の工程と、その算出された温度補正値に前記熱処理板の各領域の設定温度を変更する第3の工程と、改善後に基板処理された基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向から、改善可能な面内傾向を算出し、その改善可能な面内傾向を、前記温度補正値の設定温度の変更により改善された後の改善可能な面内傾向の残存傾向とする第4の工程と、前記第1〜4の工程が複数回行われ、各回で算出された残存傾向を平均化する第5の工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、測定された基板の面内傾向から、改善可能な面内傾向と改善不能な面内傾向を算出し、その改善不能な面内傾向に、予め求められている改善後の改善可能な面内傾向の平均残存傾向を足し合わせて、温度設定後の面内傾向を推定する。熱処理板の温度設定の変更により改善可能な面内傾向を完全に零にできれば、残りの改善不能な面内傾向が、温度設定の変更による改善後の面内傾向になるが、現実的には、温度設定の変更を行っても改善可能な面内傾向は完全に零にならない。改善後に残った改善可能な面内傾向の残存傾向を平均化し、その平均残存傾向を改善不能な面内傾向に加えるようにしたので、温度設定変更後の基板の処理状態の面内傾向を極めて正確に推定できる。この結果、熱処理板の温度設定を短時間でなおかつ適正に行うことができる。
前記一連の基板処理は、フォトリソグラフィー工程において基板上にレジストパターンを形成する処理であってもよい。
前記熱処理は、露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理であってもよい。
別の観点による本発明によれば、上記の熱処理板の温度設定方法を、コンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
また、別の観点による本発明によれば、上記の熱処理板の温度設定方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
別の観点による本発明は、基板を載置して熱処理する熱処理板の温度設定装置であって、前記熱処理板は、複数の領域に区画され、当該領域毎に温度設定可能であり、さらに前記熱処理板の各領域毎に、熱処理板の面内温度を調整するための温度補正値が設定可能であり、前記熱処理を含む一連の基板処理が終了した基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解し、それらの複数の面内傾向成分のうちの、熱処理板の各領域の温度補正値の変更により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて、改善可能な面内傾向を算出し、前記測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向から、前記算出された改善可能な面内傾向を引き算することにより、改善不能な面内傾向を算出し、前記算出された改善不能な面内傾向に、改善後の改善可能な面内傾向の平均残存傾向を足し合わせて、熱処理板の温度補正値の変更後のレジストパターンの線幅の面内傾向を推定し、前記平均残存傾向の算出は、前記改善可能な面内傾向及び前記改善不能な面内傾向を算出する工程と前記熱処理板の温度補正値の変更後のレジストパターンの線幅の面内傾向を推定する工程の前に予め行われるものであって、前記平均残存傾向を算出する際には、前記基板処理が終了した基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解し、それらの複数の面内傾向成分のうちの、熱処理板の各領域の温度補正値の変更により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて、改善可能な面内傾向を算出する第1の工程と、その算出された改善可能な面内傾向から、基板面内の複数の面内傾向成分の変化量と温度補正値との相関を示す算出モデルを用いて、前記改善可能な各面内傾向成分が零になるような熱処理板の各領域の温度補正値を算出する第2の工程と、その算出された温度補正値に前記熱処理板の各領域の設定温度を変更する第3の工程と、改善後に基板処理された基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向から、改善可能な面内傾向を算出し、その改善可能な面内傾向を、前記温度補正値の設定温度の変更により改善された後の改善可能な面内傾向の残存傾向とする第4の工程と、前記第1〜4の工程が複数回行われ、各回で算出された残存傾向を平均化する第5の工程と、を行うことを特徴とする。
前記一連の基板処理は、フォトリソグラフィー工程において基板上にレジストパターンを形成する処理であってもよい
前記熱処理は、露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理であってもよい。
本発明によれば、熱処理板の温度設定変更後の基板の処理状態を正確に推定できるので、熱処理板の温度設定を短時間でなおかつ適正に行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる熱処理板の温度設定装置が備えられた塗布現像処理システム1の構成の概略を示す平面図であり、図2は、塗布現像処理システム1の正面図であり、図3は、塗布現像処理システム1の背面図である。
塗布現像処理システム1は、図1に示すように例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり、カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットステーション2と、フォトリソグラフィー工程の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理装置を多段に配置している処理ステーション3と、この処理ステーション3に隣接して設けられている図示しない露光装置との間でウェハWの受け渡しをするインターフェイスステーション4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には、カセット載置台5が設けられ、当該カセット載置台5は、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になっている。カセットステーション2には、搬送路6上をX方向に向かって移動可能なウェハ搬送体7が設けられている。ウェハ搬送体7は、カセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、X方向に配列された各カセットC内のウェハWに対して選択的にアクセスできる。
ウェハ搬送体7は、Z軸周りのθ方向に回転可能であり、後述する処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属する温調装置60やトランジション装置61に対してもアクセスできる。
カセットステーション2に隣接する処理ステーション3は、複数の処理装置が多段に配置された、例えば5つの処理装置群G1〜G5を備えている。処理ステーション3のX方向負方向(図1中の下方向)側には、カセットステーション2側から第1の処理装置群G1、第2の処理装置群G2が順に配置されている。処理ステーション3のX方向正方向(図1中の上方向)側には、カセットステーション2側から第3の処理装置群G3、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5が順に配置されている。第3の処理装置群G3と第4の処理装置群G4の間には、第1の搬送装置10が設けられている。第1の搬送装置10は、第1の処理装置群G1、第3の処理装置群G3及び第4の処理装置群G4内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。第4の処理装置群G4と第5の処理装置群G5の間には、第2の搬送装置11が設けられている。第2の搬送装置11は、第2の処理装置群G2、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5内の各処理装置に選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。
図2に示すように第1の処理装置群G1には、ウェハWに所定の液体を供給して処理を行う液処理装置、例えばウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布装置20、21、22、露光処理時の光の反射を防止する反射防止膜を形成するボトムコーティング装置23、24が下から順に5段に重ねられている。第2の処理装置群G2には、液処理装置、例えばウェハWに現像液を供給して現像処理する現像処理装置30〜34が下から順に5段に重ねられている。また、第1の処理装置群G1及び第2の処理装置群G2の最下段には、各処理装置群G1、G2内の液処理装置に各種処理液を供給するためのケミカル室40、41がそれぞれ設けられている。
例えば図3に示すように第3の処理装置群G3には、温調装置60、ウェハWの受け渡しを行うためのトランジション装置61、精度の高い温度管理下でウェハWを温度調節する高精度温調装置62〜64及びウェハWを高温で加熱処理する高温度熱処理装置65〜68が下から順に9段に重ねられている。
第4の処理装置群G4では、例えば高精度温調装置70、レジスト塗布処理後のウェハWを加熱処理するプリベーキング装置71〜74及び現像処理後のウェハWを加熱処理するポストベーキング装置75〜79が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理装置群G5では、ウェハWを熱処理する複数の熱処理装置、例えば高精度温調装置80〜83、露光後で現像前のウェハWの加熱処理を行う複数のポストエクスポージャーベーキング装置(以下「PEB装置」とする。)84〜89が下から順に10段に重ねられている。
PEB装置84〜89は、図4に示すような例えばウェハWを載置して加熱する熱処理板としての熱板90を備えている。熱板90は、厚みのある略円盤形状を有している。熱板90は、複数、例えば5つの熱板領域R、R、R、R、Rに区画されている。熱板90は、例えば平面から見て中心部に位置して円形の熱板領域Rと、その周囲を円弧状に4等分した熱板領域R〜Rに区画されている。
熱板90の各熱板領域R〜Rには、給電により発熱するヒータ91が個別に内蔵され、各熱板領域R〜R毎に加熱できる。各熱板領域R〜Rのヒータ91の発熱量は、例えば温度制御装置92により調整されている。温度制御装置92は、各ヒータ91の発熱量を調整して、各熱板領域R〜Rの温度を所定の設定温度に制御できる。温度制御装置92における温度設定は、例えば後述する温度設定装置150により行われる。
図1に示すように第1の搬送装置10のX方向正方向側には、複数の処理装置が配置されており、例えば図3に示すようにウェハWを疎水化処理するためのアドヒージョン装置100、101が下から順に2段に重ねられている。図1に示すように第2の搬送装置11のX方向正方向側には、例えばウェハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置102が配置されている。
インターフェイスステーション4には、例えば図1に示すようにX方向に向けて延びる搬送路110上を移動するウェハ搬送体111と、バッファカセット112が設けられている。ウェハ搬送体111は、上下移動可能でかつθ方向にも回転可能であり、インターフェイスステーション4に隣接した図示しない露光装置と、バッファカセット112及び第5の処理装置群G5に対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
以上のように構成された塗布現像処理システム1では、例えば次のようなフォトリソグラフィー工程の一連のウェハ処理が行われる。先ず、カセット載置台5上のカセットCから未処理のウェハWがウェハ搬送体7によって一枚ずつ取り出され、第3の処理装置群G3の温調装置60に順次搬送される。温調装置60に搬送されたウェハWは、所定温度に温度調節され、その後第1の搬送装置10によってボトムコーティング装置23に搬送され、反射防止膜が形成される。反射防止膜が形成されたウェハWは、第1の搬送装置10によって高温度熱処理装置65、高精度温調装置70に順次搬送され、各装置で所定の処理が施される。その後ウェハWは、レジスト塗布装置20に搬送され、ウェハW上にレジスト膜が形成される。その後ウェハWは、第1の搬送装置10によってプリベーキング装置71に搬送されプリベーキングが行われる。続いてウェハWは、第2の搬送装置11によって周辺露光装置102、高精度温調装置83に順次搬送されて、各装置において所定の処理が施される。その後、ウェハWは、インターフェイスステーション4のウェハ搬送体111によって図示しない露光装置に搬送され、露光される。露光処理の終了したウェハWは、ウェハ搬送体111によって例えばPEB装置84に搬送される。
PEB装置84では、予め各熱板領域R〜R毎に所定温度に設定された熱板90上にウェハWが載置されて、ポストエクスポージャーベーキングが行われる。
ポストエクスポージャーベーキングが終了したウェハWは、第2の搬送装置11によって高精度温調装置81に搬送されて温度調節される。その後、現像処理装置30に搬送され、ウェハW上のレジスト膜が現像される。その後ウェハWは、第2の搬送装置11によってポストベーキング装置75に搬送されポストベーキングが施される。その後、ウェハWは、高精度温調装置63に搬送され温度調節される。そしてウェハWは、第1の搬送装置10によってトランジション装置61に搬送され、ウェハ搬送体7によってカセットCに戻されて、一連のウェハ処理であるフォトリソグラフィー工程が終了する。
ところで、前述した塗布現像処理システム1には、図1に示すようにウェハ面内の処理状態としてのレジストパターンの線幅を測定する線幅測定装置120が設けられている。線幅測定装置120は、例えばカセットステーション2に設けられている。線幅測定装置120は、例えば図5に示すようにウェハWを水平に載置する載置台121と、光学式表面形状測定計122を備えている。載置台121は、例えばX−Yステージになっており、水平方向の2次元方向に移動できる。光学式表面形状測定計122は、例えばウェハWに対して斜方向から光を照射する光照射部123と、光照射部123から照射されウェハWで反射した光を検出する光検出部124と、当該光検出部124の受光情報に基づいてウェハW上のレジストパターンの線幅を算出する算出部125を備えている。本実施の形態にかかる線幅測定装置120は、例えばスキャトロメトリ(Scatterometry)法を用いてレジストパターンの線幅を測定するものであり、算出部125において、光検出部124により検出されたウェハ面内の光強度分布と、予め記憶されている仮想の光強度分布とを照合し、その照合された仮想の光強度分布に対応するレジストパターンの線幅を求めることにより、レジストパターンの線幅を測定できる。
また、線幅測定装置120は、光照射部123及び光検出部124に対してウェハWを相対的に水平移動させることによって、ウェハ面内の複数個所の線幅を測定することができる。線幅測定装置120の測定結果は、例えば算出部125から後述する温度設定装置150に出力できる。
次に、上記PEB装置84〜89の熱板90の温度設定を行う温度設定装置150の構成について説明する。例えば温度設定装置150は、例えばCPUやメモリなどを備えた汎用コンピュータにより構成されている。温度設定装置150は、例えば図4や図5に示したように熱板90の温度制御装置92と線幅測定装置120に接続されている。
温度設定装置150は、例えば図6に示すように各種プログラムを実行する演算部160と、例えば熱板90の温度設定のための各種情報を入力する入力部161と、熱板90の温度設定のための各種情報を格納するデータ格納部162と、熱板90の温度設定のための各種プログラムを格納するプログラム格納部163と、熱板90の温度設定のための各種情報を温度制御装置92や線幅測定装置120との間で通信する通信部164などを備えている。
プログラム格納部163には、例えばウェハ面内の線幅測定結果から、そのウェハ面内の測定線幅の複数の面内傾向成分Z(i=1〜n、nは1以上の整数)を算出するプログラムP1が記憶されている。この複数の面内傾向成分Zは、例えば図7に示すようにゼルニケ(Zernike)多項式を用いて、ウェハ面内の測定線幅の面内傾向Z(ウェハ面内のばらつき傾向)を複数の成分に分解することによって算出できる。
ここでゼルニケ多項式について説明を加えると、ゼルニケ多項式は、光学分野でよく使われる半径が1の単位円上の複素関数であり(実用的には実数関数として使用されている)、極座標の引数(r、θ)を有する。このゼルニケ多項式は、光学分野では主としてレンズの収差成分を解析するために使用されており、波面収差をゼルニケ多項式を用いて分解することで、各々独立した波面、例えば山型、鞍型等の形状に基づく収差成分を知ることができる。
本実施の形態においては、例えばウェハ面内の多数点の線幅測定値をウェハ面上の高さ方向に示し、それらの線幅測定値の点を滑らかな曲面によって繋げることにより、ウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zを上下にうねる波面として捉える。そしてそのウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zが、ゼルニケ多項式を用いて、例えば上下方向のZ方向のずれ成分、X方向傾き成分、Y方向傾き成分、凸状或いは凹状に湾曲する湾曲成分などの複数の面内傾向成分Zに分解される。各面内傾向成分Zの大きさは、ゼルニケ係数により表すことができる。
各面内傾向成分Zを表すゼルニケ係数は、具体的に極座標の引数(r、θ)を用いて以下の式により表せられる。
Z1(1)
Z2(r・cosθ)
Z3(r・sinθ)
Z4(2r−1)
Z5(r・cos2θ)
Z6(r・sin2θ)
Z7((3r−2r)・cosθ)
Z8((3r−2r)・sinθ)
Z9(6r−6r+1)

本実施の形態において、例えばゼルニケ係数Z1はウェハ面内の線幅平均値(Z方向ずれ成分)、ゼルニケ係数Z2はX方向傾き成分、ゼルニケ係数Z3はY方向の傾き成分、ゼルニケ係数Z4、Z9は湾曲成分を示す。
また、図6に示すようにデータ格納部162には、例えばウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zから分解された面内傾向成分Zのうちの、熱板領域R〜Rの温度補正値の変更により改善可能な(変動可能な)面内傾向成分Za(iは、1〜nの間の整数)のゼルニケ係数番号情報Iが格納されている。例えばこの改善可能な面内傾向成分Zaについては、例えば熱板90のそれぞれの熱板領域R〜Rの温度を個別に変動させ、その各場合のウェハ面内の線幅を測定する。そして、その各場合の測定線幅の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて分解し、熱板領域R〜Rの設定温度の変動により変動する面内傾向成分を特定して改善可能な面内傾向成分Zaとしている。
プログラム格納部163には、例えば図8に示すようにウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zから分解された面内傾向成分Zのうちの、改善可能な面内傾向成分Zaを特定し、それらを足し合わせて、ウェハ面内の測定線幅における改善可能な面内傾向Zaを算出するプログラムP2が格納されている。
プログラム格納部163には、例えば次の関係式(1)から改善可能な面内傾向Zaの各面内傾向成分Zaが零になるような各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔTを算出するプログラムP3が格納されている。
ΔZ=M・ΔT (1)
関係式(1)の算出モデルMは、例えばウェハ面内の線幅の各面内傾向成分Z変化量(各ゼルニケ係数の変化量)ΔZと温度補正値ΔTとの相関を示す相関行列である。具体的には、算出モデルMは、例えば図9に示すように特定条件のゼルニケ係数を用いて表されたn(面内傾向成分数)行×m(熱板領域数)列の行列式である。
算出モデルMは、熱板領域R〜Rの各々の温度を順に1℃上昇させ、その各場合のウェハ面内における線幅変動量を測定し、その線幅変動量に応じたゼルニケ係数の変動量(面内傾向成分の変動量)を算出し、それらの単位温度変動あたりのゼルニケ係数の変動量を行列式の各要素Mi、j(1≦i≦n、1≦j≦m(本実施の形態では熱板領域数であるm=5)として表したものである。なお、熱板領域の温度を1℃上昇させても変動しない面内傾向成分は、ゼルニケ係数の変動量が零になるので、それに対応する要素は零になる。
関係式(1)は、両辺に算出モデルMの逆行列M−1を掛けることにより、次の式(2)
ΔT=M−1・ΔZ (2)
で表せられる。改善可能な面内傾向Zaの各面内傾向成分Zaを零にするには、面内傾向成分の変化量ΔZに、改善可能な各面内傾向成分Zaの値に−1を掛けたものが代入され、それ以外の改善不能な面内傾向成分には零が代入される。
プログラム格納部163には、各熱板領域R〜Rの温度補正値の設定変更により改善された後のウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zから、改善可能な面内傾向の残存傾向Zcを算出するプログラムP4が格納されている。また、プログラム格納部163には、図10に示すように複数の残存傾向Zcを取得しそれらを平均化して平均残存傾向Zdを算出するプログラムP5が格納されている。
プログラム格納部163には、図11に示すようにウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zからその改善可能な面内傾向Zaを引き算して、改善不能な面内傾向Zeを算出するプログラムP6が格納されている。この改善不能な面内傾向Zeは、各熱板領域R〜Rの温度補正値の設定変更によって改善できない面内傾向である。また、プログラム格納部163には、図12に示すように改善不能な面内傾向Zeに上述の平均残存傾向Zdを加えて、各熱板領域R〜Rの温度補正値の設定変更後(改善後)のウェハ面内の線幅の面内傾向Zfを推測するプログラムP7が格納されている。
なお、温度設定装置150による温度設定プロセスを実現するための上述の各種プログラムは、コンピュータ読み取り可能なCDなどの記録媒体に記録されていたものであって、その記録媒体から温度設定装置150にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された温度設定装置150による温度設定プロセスについて説明する。
先ず、改善後の改善可能な面内傾向の平均残存傾向Zdを算出する際のプロセスについて説明する。図13は、かかる平均残存傾向Zdの算出プロセスの一例を示すフロー図である。
例えば塗布現像処理システム1において例えば上述の一連のウェハ処理が終了したウェハWがカセットステーション2の線幅測定装置120に搬送され、ウェハ面内のレジストパターンの線幅が測定される(図13の工程S1)。この際、図14に示すようにウェハ面内の複数の測定点Qの線幅が測定され、少なくとも熱板90の各熱板領域R〜Rに対応する各ウェハ領域W、W、W、W、Wの線幅が測定される。
ウェハ面内の線幅の測定結果は、温度設定装置150に出力される。温度設定装置150では、例えばウェハ領域W〜Wの複数の測定点Qの線幅測定値からウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zが算出され、その面内傾向Zから、図7に示したようにゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分Z(i=1〜n)が算出される(図13の工程S2)。
続いて、図8に示すように複数の面内傾向成分Zから、予め求められている改善可能な面内傾向成分Zaが抜き出され、それらが足し合わせられる。こうしてウェハ面内の測定線幅の改善可能な面内傾向Zaが算出される(図13の工程S3)。
次に、熱板90の各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔTが算出される。例えば、先ず関係式(2)のΔZの項に、図15に示すように上述の改善可能な面内傾向Zaの各面内傾向成分Zaに−1を掛けたものが代入される。また改善不能な面内傾向成分については零が代入される。この関係式(2)により、改善可能な面内傾向Zaの各成分Zaが零になるような各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔT、ΔT、ΔT、ΔT、ΔTが求められる(図13の工程S4)。
その後、各温度補正値ΔT〜ΔTの情報が通信部164から温度制御装置92に出力され、温度制御装置92における熱板90の各熱板領域R〜Rの設定温度が、新たな温度補正値ΔT〜ΔTに変更される(図13の工程S5)。
新たな温度補正値ΔT〜ΔTに設定変更されると、再度、塗布現像処理システム1において一連のウェハ処理が行われ、そのウェハ面内のレジストパターンの線幅が測定される。そのウェハ面内の測定線幅からその面内傾向Zが算出され、その面内傾向Zから、上述した工程S2と同様にゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分Z(i=1〜n)が算出される。続いて複数の面内傾向成分Zから、改善可能な面内傾向成分Zaが抜き出され、それらが足し合わせられて、ウェハ面内の改善可能な面内傾向が算出される。この面内傾向が、上述の温度設定変更によって改善された後の改善可能な面内傾向の残存傾向Zcになる(図13の工程S6)。このように、上述の温度設定変更により改善可能な面内傾向Zaは完全に零にならず、一部が残存傾向Zcとなって残る。この残存傾向Zcは、例えばデータ格納部162に記憶される。
この後、上述の温度補正値の設定変更プロセス(工程S1〜工程S5)が複数回行われ、その都度、残存傾向Zcが算出され、データ格納部162に記憶される。これらの複数の残存傾向Zcは、図10に示すように平均化され、平均残存傾向Zdが算出される(図13の工程S7)。
次に、熱板領域R〜Rの温度補正値の温度設定プロセスにおいて、温度設定変更後のウェハ面内の線幅の面内傾向Zfを推定する際のプロセスについて説明する。図16は、かかる温度設定変更後の面内傾向Zfの推定プロセスの一例を示すフロー図である。
先ず、例えば塗布現像処理システム1において一連のウェハ処理が終了したウェハWについて、現状のウェハ面内のレジストパターンの線幅が測定される(図16の工程K1)。次に、そのウェハ面内のレジストパターンの線幅測定結果に基づいて、現状のウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zが算出され、その面内傾向Zから、上述した工程S2と同様にゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分Z(i=1〜n)が算出される。続いて複数の面内傾向成分Zから、改善可能な面内傾向成分Zaが抜き出され、それらが足し合わせられて、ウェハ面内の改善可能な面内傾向Zaが算出される。続いて、図11に示すように測定線幅の面内傾向Zから改善可能な面内傾向Zaが引き算されて、改善不能な面内傾向Zeが算出される。こうして、ウェハ面内の測定線幅から、改善可能な面内傾向Zaと改善不能な面内傾向Zeが算出される(図16の工程K2)。次に、図12に示すように改善不能な面内傾向Zeに予め求められた平均残存傾向Zdを足し合わせることにより、温度設定変更後の線幅の面内傾向Zfが算出される(図16の工程K3)。
以上の実施の形態では、現状のウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zからその改善可能な面内傾向Zaを引いて改善不能な面内傾向Zeを算出し、その改善不能な面内傾向Zeに、予め求めた平均残存傾向Zdを加えて、温度設定変更後の線幅の面内傾向Zfを推定している。現状の面内傾向Zのうち、改善可能な面内傾向Zaを総て改善できれば、改善後の面内傾向Zfが改善不能な面内傾向Zeと一致するが、実際には、改善後の改善可能な面内傾向Zaを完全に零にすることは困難である。このため、予め改善後に残る改善可能な面内傾向の残存傾向Zcの平均残存傾向Zdを求めておき、それを改善不能な面内傾向Zeに加えて補正するようにしたので、温度設定変更後の線幅の面内傾向Zfを極めて正確に推定できる。この結果、従来のように温度補正値の設定変更を何度もやり直す必要がなく、熱板90の温度設定を短時間で適正に行うことができる。
以上の実施の形態によれば、改善可能な面内傾向Zaを算出する際に、ウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zがゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分Zに分解され、それらの複数の面内傾向成分Zのうちの、改善可能な面内傾向成分Zaが足し合わされて、改善可能な面内傾向Zaが算出されるので、改善可能な面内傾向Zaの算出が正確かつ容易に行われる。
上記実施の形態では、ウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zから、改善可能な面内傾向Zaを引いて、改善不能な面内傾向Zeを算出したので、正確かつ簡単に改善不能な面内傾向Zeを算出できる。
また、各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔTを変更する際に、関係式(1)の算出モデルMを用いて、改善可能な各面内傾向成分Zaが零になるような各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔT〜ΔTが算出され、その算出された温度補正値ΔT〜ΔTが各熱板領域R〜Rの温度に設定されるので、温度補正後のウェハ処理では、可能な限り改善された線幅面内傾向を得ることができる。したがって、ウェハ面内で均一な線幅を形成できる。特にPEB装置84で行われる熱処理は、フォトリソグラフィー工程により最終的に形成されるレジストパターンの線幅に大きな影響を及ぼすものなので、PEB装置84の熱板90の温度設定をかかる方法により行うことの効果は非常に大きい。
以上の実施の形態では、改善可能な面内傾向Zaの算出や、各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔTの算出をゼルニケ多項式を用いて行っていたが、他の方法によって行ってもよい。
例えば図17に示すようにウェハ面内の複数の測定点Qの線幅測定値Dをウェハ面上の高さ方向に表すことにより、ウェハ面内の測定線幅の面内傾向が示される。そして、その複数の測定点Qの線幅測定値Dが例えば図18に示すようにX軸を含む垂直面に投射され、その線幅測定値Dの分布から、最小二乗法を用いて、一つの面内傾向成分となるX方向の傾き成分Fxが算出される。また、複数の測定点Qの線幅測定値Dが図19に示すようにY軸を含む垂直面に投射され、その線幅測定値Dの分布から、最小二乗法を用いて、一つの面内傾向成分となるY方向の傾き成分Fyが算出される。さらに、線幅測定値Dの全体の面内傾向から、X方向の傾き成分FxとY方向の傾き成分Fyを除くことにより、図20に示すように一つの面内傾向成分である凸状の湾曲成分Fzが算出される。例えばこれらの面内傾向成分Fx、Fy、Fzを足し合わせることにより、改善可能な面内傾向Faが算出される。
そして、さらに各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔTを算出する際には、例えば次の関係式(3)によって、改善可能な面内傾向Faから、その各面内傾向成分Fx、Fy、Fzが零になるような各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔTが算出される。
ΔF=M・ΔT (3)
関係式(3)の算出モデルMは、例えばウェハ面内の線幅の各面内傾向成分Fx、Fy、Fzの変動量ΔFと温度補正値ΔTとの相関を示す相関行列である。
例えば関係式(3)のΔFの項に、各面内傾向成分Fx、Fy、Fzの値に−1を掛けたものが代入されて、各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔT〜ΔTが算出される。
このような場合においても、改善可能な面内傾向Zaや温度補正値ΔTの算出が正確に行われるので、この結果、温度設定変更後のウェハ面内の線幅の面内傾向Zfを正確かつ適正に推定でき、温度設定プロセスを短時間で適正に行うことができる。
ところで、以上の実施の形態で記載した熱板90の温度設定の変更は、例えばウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zから算出された改善可能な面内傾向Zaの大きさ(ばらつき具合)が、予め定められている閾値を超えた場合にのみ行うようにしてもよい。
この場合、例えば塗布現像処理システム1において連続的に処理されているウェハWが所定枚数置きに定期的に線幅測定される。そして線幅測定により得られたウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zから改善可能な面内傾向Zaが算出され、その算出された改善可能な面内傾向Zaの大きさを示す例えば3σの値が、予め設定されている閾値を超えているか否か判定される。
そして、図21(a)に示すように改善可能な面内傾向Zaの3σが閾値L以下の場合には、熱板領域R〜Rの温度補正値ΔTの変更が行われず、図21(b)に示すように改善可能な面内傾向Zaの3σが閾値Lを超えている場合には、熱板90の各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔTが変更される。
この例によれば、ウェハ面内の測定線幅の面内傾向Zのうちの改善可能な面内傾向Zaの3σが、予め設定されている閾値Lを超えているか否かを判断し、超えている場合に、熱板90の各熱板領域R〜Rの温度補正値ΔTが変更されるので、例えば作業員の経験や知識に左右されることなく、温度補正値ΔTの設定変更のタイミングを安定化できる。また、改善可能な面内傾向Zaが大きくなった場合にのみ温度補正値ΔTの変更を行うので、余計な場合に温度補正値ΔTが変更されることなく、温度補正値ΔTの設定変更のタイミングを適正化できる。
なお、この例において、改善可能な面内傾向Zaの3σが閾値Lを超えているか否かで温度設定変更の有無を判定していたが、改善可能な面内傾向Zaの大きさを、ウェハ面内の最大値と最小値の差で表しそれをその閾値と比較して、温度設定変更の有無を判定してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上記実施の形態において、温度設定される熱板90は、5つの領域に区画されていたが、その数は任意に選択できる。また、熱板90の区画領域の形状も任意に選択できる。上記実施の形態では、ウェハ面内の線幅に基づいて、PEB装置84の熱板90の温度設定を行う例であったが、プリベーキング装置やポストベーキング装置などにある他の熱処理を行う熱板の温度設定や、ウェハWを冷却する冷却処理装置の冷却板の温度設定を行う場合にも本発明は適用できる。また、以上の実施の形態では、ウェハ面内の線幅に基づいて熱板の温度設定を行っていたが、ウェハ面内の線幅以外の他の処理状態、例えばレジストパターンの溝の側壁の角度(サイドウォールアングル)やレジストパターンの膜厚に基づいてPEB装置、プリベーキング装置、ポストベーキング装置などの熱処理板の温度設定を行うようにしてもよい。さらに、以上の実施の形態では、フォトリソグラフィー工程後であって、エッチング工程前のレジストパターンの線幅に基づいて熱板の温度設定を行っていたが、エッチング工程後のパターンの線幅やサイドウォールアングルに基づいて熱処理板の温度設定を行ってもよい。さらに、本発明は、ウェハ以外の例えばFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板を熱処理する熱処理板の温度設定にも適用できる。
本発明は、基板を載置して熱処理する熱処理板の温度設定を行う際に有用である。
塗布現像処理システムの構成の概略を示す平面図である。 図1の塗布現像処理システムの正面図である。 図1の塗布現像処理システムの背面図である。 PEB装置の熱板の構成を示す平面図である。 線幅測定装置の構成の概略を示す説明図である。 温度設定装置の構成を示すブロック図である。 線幅測定による線幅の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解した状態を示す説明図である。 改善可能な面内傾向成分を足し合わせて改善可能な面内傾向を算出する内容を示す説明図である。 算出モデルの一例を示す行列式である。 複数の残存傾向を平均化して平均残存傾向を算出する内容を示す説明図である。 現状の測定面内傾向から改善可能な面内傾向を引いて改善不能な面内傾向を算出する内容を示す説明図である。 改善不能な面内傾向に平均残存傾向を足し合わせて温度設定変更後の面内傾向を推定する内容を示す説明図である。 温度設定プロセスの平均残存傾向の算出プロセスを示すフロー図である。 ウェハ面内の線幅の測定点を示す説明図である。 面内傾向成分の調整量と温度補正値を代入した算出モデルの関係式である。 温度設定プロセスの温度設定変更後の面内傾向の推定プロセスを示すフロー図である。 線幅測定値のばらつき傾向を示す説明図である。 線幅測定値のばらつき傾向のX方向の傾き成分を示す説明図である。 線幅測定値のばらつき傾向のY方向の傾き成分を示す説明図である。 線幅測定値のばらつき傾向の湾曲成分を示す説明図である。 改善可能な面内傾向の3σが閾値を超える場合と超えない場合を示すグラフである。
符号の説明
1 塗布現像処理システム
84 PEB装置
90 熱板
120 線幅測定装置
150 温度設定装置
〜R 熱板領域
〜W ウェハ領域
M 算出モデル
Z 面内傾向
Za 改善可能な面内傾向
Zc 残存傾向
Zd 平均残存傾向
Ze 改善不能な面内傾向
Zf 温度設定変更後の面内傾向
W ウェハ

Claims (8)

  1. 基板を載置して熱処理する熱処理板の温度設定方法であって、
    前記熱処理板は、複数の領域に区画され、当該領域毎に温度設定可能であり、
    さらに前記熱処理板の各領域毎に、熱処理板の面内温度を調整するための温度補正値が設定可能であり、
    前記熱処理を含む一連の基板処理が終了した基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解し、それらの複数の面内傾向成分のうちの、熱処理板の各領域の温度補正値の変更により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて、改善可能な面内傾向を算出し、前記測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向から、前記算出された改善可能な面内傾向を引き算することにより、改善不能な面内傾向を算出する工程と、
    前記算出された改善不能な面内傾向に、改善後の改善可能な面内傾向の平均残存傾向を足し合わせて、熱処理板の温度補正値の変更後のレジストパターンの線幅の面内傾向を推定する工程と、を有し、
    前記平均残存傾向の算出については、前記改善可能な面内傾向及び前記改善不能な面内傾向を算出する工程と前記熱処理板の温度補正値の変更後のレジストパターンの線幅の面内傾向を推定する工程の前に予め行われるものであって、
    前記基板処理が終了した基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解し、それらの複数の面内傾向成分のうちの、熱処理板の各領域の温度補正値の変更により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて、改善可能な面内傾向を算出する第1の工程と、
    その算出された改善可能な面内傾向から、基板面内の複数の面内傾向成分の変化量と温度補正値との相関を示す算出モデルを用いて、前記改善可能な各面内傾向成分が零になるような熱処理板の各領域の温度補正値を算出する第2の工程と、
    その算出された温度補正値に前記熱処理板の各領域の設定温度を変更する第3の工程と、
    改善後に基板処理された基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向から、改善可能な面内傾向を算出し、その改善可能な面内傾向を、前記温度補正値の設定温度の変更により改善された後の改善可能な面内傾向の残存傾向とする第4の工程と、
    前記第1〜4の工程が複数回行われ、各回で算出された残存傾向を平均化する第5の工程と、を有することを特徴とする、熱処理板の温度設定方法。
  2. 前記一連の基板処理は、フォトリソグラフィー工程において基板上にレジストパターンを形成する処理であることを特徴とする、請求項1に記載の熱処理板の温度設定方法。
  3. 前記熱処理は、露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理であることを特徴とする、請求項2に記載の熱処理板の温度設定方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の熱処理板の温度設定方法を、コンピュータに実現させるためのプログラム。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の熱処理板の温度設定方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 基板を載置して熱処理する熱処理板の温度設定装置であって、
    前記熱処理板は、複数の領域に区画され、当該領域毎に温度設定可能であり、
    さらに前記熱処理板の各領域毎に、熱処理板の面内温度を調整するための温度補正値が設定可能であり、
    前記熱処理を含む一連の基板処理が終了した基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解し、それらの複数の面内傾向成分のうちの、熱処理板の各領域の温度補正値の変更により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて、改善可能な面内傾向を算出し、前記測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向から、前記算出された改善可能な面内傾向を引き算することにより、改善不能な面内傾向を算出し、
    前記算出された改善不能な面内傾向に、改善後の改善可能な面内傾向の平均残存傾向を足し合わせて、熱処理板の温度補正値の変更後のレジストパターンの線幅の面内傾向を推定し、
    前記平均残存傾向の算出は、前記改善可能な面内傾向及び前記改善不能な面内傾向を算出する工程と前記熱処理板の温度補正値の変更後のレジストパターンの線幅の面内傾向を推定する工程の前に予め行われるものであって、
    前記平均残存傾向を算出する際には、
    前記基板処理が終了した基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向をゼルニケ多項式を用いて複数の面内傾向成分に分解し、それらの複数の面内傾向成分のうちの、熱処理板の各領域の温度補正値の変更により改善可能な面内傾向成分を足し合わせて、改善可能な面内傾向を算出する第1の工程と、
    その算出された改善可能な面内傾向から、基板面内の複数の面内傾向成分の変化量と温度補正値との相関を示す算出モデルを用いて、前記改善可能な各面内傾向成分が零になるような熱処理板の各領域の温度補正値を算出する第2の工程と、
    その算出された温度補正値に前記熱処理板の各領域の設定温度を変更する第3の工程と、
    改善後に基板処理された基板について基板面内のレジストパターンの線幅を測定し、その測定されたレジストパターンの線幅の基板の面内傾向から、改善可能な面内傾向を算出し、その改善可能な面内傾向を、前記温度補正値の設定温度の変更により改善された後の改善可能な面内傾向の残存傾向とする第4の工程と、
    前記第1〜4の工程が複数回行われ、各回で算出された残存傾向を平均化する第5の工程と、を行うことを特徴とする、熱処理板の温度設定装置。
  7. 前記一連の基板処理は、フォトリソグラフィー工程において基板上にレジストパターンを形成する処理であることを特徴とする、請求項6に記載の熱処理板の温度設定装置。
  8. 前記熱処理は、露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理であることを特徴とする、請求項7に記載の熱処理板の温度設定装置。
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