JP4743133B2 - 電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における制御プログラムの更新方法 - Google Patents

電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における制御プログラムの更新方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装システムを構成する電子部品実装用装置ならびにこの電子部品実装用装置における制御プログラムの更新方法に関するものである。
電子部品実装システムを構成する電子部品実装用装置の動作制御用のプログラムソフトは一般に、装置稼動開始以降においてもデバッグや改善の目的で頻繁に内容が変更され、バージョンアップが行われる場合が多い。このため、電子部品実装用装置には、バージョンアップに対応するための管理機能を備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献に示す例においては、上位・下位の関係にある各種のプログラムソフトのバージョンの対応関係の正誤を自動的に判定してバージョンの不適合に起因する動作不良を防止するようにしている。
特開平11−224999号公報
ところでこのようなプログラムソフトのバージョンアップに際しては、新たなプログラムをインストールして旧バージョンのものと置き替えるための数十分単位の処理時間が必要となる。このため、新たなプログラムのインストール処理中は、装置は稼動を停止して待機することを余儀なくされる。そして電子部品実装ラインを構成する装置数が多い場合には、各装置毎にプログラム更新のための操作を順次反復して行う必要があるため、バージョンアップのためのライン停止に起因する時間損失は多大なものとなり、従来よりこのような時間損失を解消して生産性を向上させるための方策が求められていた。
そこで本発明は、制御プログラムのバージョンアップのためのライン停止に起因する時間損失を解消して生産性を向上させることができる電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における制御プログラムの更新方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装用装置は、電子部品を基板に実装する電子部品実装システムを構成する電子部品実装用装置であって、当該電子部品実装用装置に電子部品実装用の本来機能を実行させるための制御プログラムを記憶する記憶領域を複数備えた記憶部と、前記記憶部へ前記制御プログラムを書き込む書込処理および書き込まれた制御プログラムを読み出す読出処理において前記書込処理または読出処理の対象となる前記記憶領域を切り替える領域切替部と、一の前記記憶領域を対象として前記読出処理を実行して前記電子部品実装用装置に本来機能を実行させている間に他の記憶領域を対象として新たな制御プログラムの書込処理を実行する実行処理部と、上位制御装置との間でデータの授受を行う通信部とを備え、前記領域切替部は前記上位制御装置より前記通信部を介して送信される制御プログラムの更新指令に基づいて前記対象となる記憶領域を切り替え、前記通信部は前記制御プログラムの更新結果を前記上位制御装置に送信する
本発明の電子部品実装用装置における制御プログラムの更新方法は、電子部品を基板に実装する電子部品実装システムを構成する電子部品実装用装置であって、当該電子部品実装用装置に電子部品実装用の本来機能を実行させるための制御プログラムを記憶する記憶領域を複数備えた記憶部と、前記記憶部へ前記制御プログラムを書き込む書込処理および書き込まれた制御プログラムを読み出す読出処理において前記書込処理または読出処理の対象となる前記記憶領域を切り替える領域切替部と、上位制御装置とのデータの授受を行う通信部とを備えた電子部品実装用装置において前記制御プログラムを更新する電子部品実装用装置における制御プログラムの更新方法であって、一の前記記憶領域を対象として前記読出処理を実行して前記電子部品実装用装置に本来機能を実行させている間に他の記憶領域を対象として新たな制御プログラムの書込処理を実行し、前記領域切換部は前記上位制御装置より前記通信部を介して送信される制御プログラムの更新指令に基づいて前記対象となる記憶領域を切り替え、前記通信部は前記制御プログラムの更新結果を前記上位制御装置に送信する。
本発明によれば、制御プログラムを記憶する記憶領域を複数備えた記憶部と、この記憶部へ前記制御プログラムを書き込む書込処理および書き込まれた制御プログラムを読み出す読出処理において書込処理または読出処理の対象となる前記記憶領域を切り替える領域切替部とを備えることにより、一の記憶領域を対象として読出処理を実行して電子部品実装用装置に本来機能を実行させている間に他の記憶領域を対象として新たな制御プログラムの書込処理を実行することが可能となり、制御プログラムのバージョンアップのためのライン停止に起因する時間損失を解消して生産性を向上させることができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの構成説明図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムを構成する電子部品搭載装置の平面図、図3は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図、図4は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける制御プログラムのバージョン情報およびバージョン変更指令の説明図、図5は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける制御プログラムのバージョンアップ処理のフロー図、図6は本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける制御プログラムのバージョンダウン処理のフロー図である。
まず図1を参照して電子部品実装システム1の構成を説明する。電子部品実装システム1は、複数の電子部品実装用装置である電子部品搭載装置M1,M2,M3を直列に配置して構成されており、各電子部品搭載装置M1,M2,M3はLANシステム2を介して接続されたホストコンピュータ3によって制御される。上流側装置より供給される基板は電子部品搭載装置M1、M2,M3を順次搬送され、各電子部品搭載装置にてこれらの装置の本来機能である部品搭載作業が、これらの基板を対象として実行される。
次に図2を参照して、電子部品搭載装置M1,M2,M3の構造を説明する。なお電子部品搭載装置M1,M2,M3は同一構造であり、図2では電子部品搭載装置M1のみ図示している。図2において基台4上にはX方向(基板搬送方向)に搬送路5が配設されている。搬送路5は実装対象の基板6を搬送し、部品実装ステージに位置決めする。搬送路5の両側には部品供給部7が配置されており、部品供給部7には複数のテープフィーダ8が並設されている。
基台4のX方向の両端部にはY軸テーブル9がY方向に配設されており、Y軸テーブル9にはX軸テーブル10がX方向に架設されている。X軸テーブル10には搭載ヘッド11および搭載ヘッド11と一体的に移動する基板認識カメラ12が装着されており、Y軸テーブル9、X軸テーブル10を駆動することにより、搭載ヘッド11、基板認識カメラ12はX方向、Y方向に移動する。これにより、搭載ヘッド11は部品供給部7から電子部品を取り出して搬送路5の部品実装ステージに位置決めされた基板6に移送搭載する。また基板認識カメラ12は基板6上に移動して基板6を撮像し位置を認識する。
搬送路5と部品供給部7との間には、部品認識カメラ13およびノズルストッカ14が配置されている。搬送路5から電子部品を取り出した搭載ヘッド11が部品認識カメラ13の上方を移動することにより、部品認識カメラ13は搭載ヘッド11に保持された電子部品を撮像し、これにより電子部品の位置が認識される。ノズルストッカ14は搭載ヘッド11に装着される吸着ノズルを複数種類保持する。搭載ヘッド11がノズルストッカ14にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、搭載ヘッド11には電子部品の種類
に応じた吸着ノズルが装着される。
次に図3を参照して、電子部品実装システム1の制御系の構成を説明する。ホストコンピュータ3は、記憶部31、制御処理部32および通信部33を備えている。記憶部31は電子部品実装システム1の全体動作を制御するのに必要な各種のデータやプログラムを記憶する。記憶部31に記憶されるプログラムには、電子部品搭載装置M1,M2,M3に本来機能を実行させるための制御プログラムが含まれる。制御処理部32は、記憶部31に記憶されたプログラムやデータに基づいて、通信部33およびLANシステム2を介して電子部品実装システム1の各電子部品搭載装置M1,M2,M3へ制御指令を送信する。この制御指令には、電子部品搭載装置M1,M2,M3において既存の制御プログラムを新たなバージョンに変更するバージョンアップ指令(図4(c)参照)が含まれる。
電子部品搭載装置M1,M2,M3は、制御機能として機構駆動部20、操作入力部21、表示部22、記憶部23、制御部24および通信部25を備えている。なお図3においては、電子部品搭載装置M2,M3については通信部25のみ図示してその他の要素の図示は省略している。機構駆動部20は、搬送路5の基板搬送機構や部品供給部7、搭載ヘッド11によって電子部品を移送搭載するための部品搭載機構を駆動する。操作入力部21はキーボードやタッチパネルなどの入力装置であり、操作コマンドや制御データの入力を行う。表示部22は液晶パネルなどの表示装置であり、操作入力時の案内画面の表示などの各種の表示を行う。
記憶部23は当該電子部品搭載装置の動作や各種の処理に用いられる制御プログラムやデータを記憶する機能を有しており、システム領域A23a、システム領域B23b、バージョン記憶部23cを備えている。システム領域A23a、システム領域B23bは、各種の制御プログラムを記憶するための記憶領域のうち、当該電子部品搭載装置の本来機能である部品搭載作業を実行させるための制御プログラムを記憶する記憶領域である。すなわち本実施の形態に示す電子部品搭載装置においては、電子部品搭載装置M1,M2,M3の本来機能を実行させるための制御プログラムを記憶する記憶領域を複数備えた形態となっている。
バージョン記憶部23cは、各電子部品搭載装置M1,M2,M3における各種の制御プログラムのバージョンに関する情報、すなわち図4(a)に示すような各制御プログラムごとの現行バージョン種別を示すバージョン情報および図4(b)に示すように各制御プログラムごとのバージョン変更の履歴情報を記憶する。
図4(a)に示すように、各種の制御プログラム(本体システム、HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)、認識、搬送、ヘッド、供給など)のうち、本体システム、HMIおよび認識など、当該装置の本来機能に関する制御プログラムについては、それぞれA,B2種類のバージョンが記憶されている。そして図4(b)に示すように、バージョン変更の履歴情報では、その時点までに行われたバージョン変更の日付けおよび変更後のバージョン種別が記憶されている。ここでは、システム領域B23bに記憶される制御プログラム(本体システム)のバージョン履歴が示されている。
制御部24は、ホストコンピュータ3からの制御指令に従い、記憶部23に記憶された制御プログラムに基づいて当該装置内の各部の動作や処理を制御する機能を有しており、実行処理部24a、領域切替部24bを備えている。実行処理部24aは、記憶部23の複数の記憶領域(システム領域A23a、システム領域B23b)を対象として、制御プログラムを書き込む書込処理、書き込まれた制御プログラムを読み出す読出処理、読み出した制御プログラムにより当該電子部品搭載装置の各部を制御する機能を有している。このとき記憶部23には複数の記憶領域が独立して設けられていることから、実行処理部2
4aはこれらの記憶領域を対象とした処理を同時並行的に実行することができるようになっている。すなわち実行処理部24aは、一の記憶領域を対象として読出処理を実行して電子部品実装用装置に本来機能を実行させている間に、他の記憶領域を対象として新たな制御プログラムの書込処理を実行する。
領域切替部24bは、上述の実行処理部24aによる書込処理、読出処理において、対象となるシステム領域を切り替える処理を、ホストコンピュータ3からの制御プログラム更新指令(バージョン変更指令)に基づいて行う。図4(c)は、このバージョン変更指令の例を示している。すなわち領域切替部24bは、記憶部23へ制御プログラムを書き込む書込処理および書き込まれた制御プログラムを読み出す読出処理において、書込処理または読出処理の対象となる記憶領域を切り替える。
通信部25は、LANシステム2を介してホストコンピュータ3の通信部33と接続されており、当該装置の制御に必要な信号の授受を上位制御装置であるホストコンピュータ3との間で行うことができるようになっている。前述の記憶領域の切替において、領域切替部24bは上位制御装置であるホストコンピュータ3より通信部25を介して送信される制御プログラムの更新指令に基づいて、対象となる記憶領域を切り替える処理を行う。そして更新処理が実行された後には、通信部25は制御プログラムの更新結果をホストコンピュータ3に送信する。
次に図5を参照して、電子部品実装システム1における制御プログラムの更新処理について説明する。この更新処理は、制御プログラムのデバッグや機能改善などを目的とするバージョンアップが実行された場合に、電子部品実装システム1を構成する各電子部品搭載装置M1,M2,M3において当該装置の記憶部23に新たな制御プロフラムをインストールするものである。
まず、ホストコンピュータ3からプログラム更新指令が更新処理の対象となる電子部品搭載装置に対して送信され(ST1)、これ以降の処理は各装置にて自動的に実行される。プログラム更新指令は、図4(c)に示すようなバージョン変更指示の形で行われ、現行バージョン種別と変更後バージョン種別を指示することにより行われる。プログラム更新指令を受けた電子部品搭載装置では、当該更新指令の対象となる制御プログラムのバージョンの一致を確認する(ST2)。すなわち、バージョン記憶部23cに記憶されているバージョン情報(図4(a)参照)を参照して、既インストールの制御プログラムの現行バージョンを確認する。
ここで現行バージョンが、指示された変更後バージョンと一致している場合には、バージョン変更処理を実行する必要がないと判断して、そのまま生産を継続する(ST3)。そして(ST2)にてバージョンが一致していない場合には、記憶部23の2つの記憶領域のうち、待機中のシステム領域、すなわち当該時点において制御プログラムの読み込み対象となっていないシステム領域に、更新される新たなバージョンの制御プログラムをインストールする(ST4)。新たなバージョンの制御プログラムは、プログラム更新指令とともにホストコンピュータ3から各装置に送信され、通信部25を介して受信される。
このバージョンアップのためのプログラム変更処理が実行される間には、当該電子部品搭載装置の表示部22には「インストール中」が表示される(ST5)。これにより、プログラム変更処理実行中に不注意によりマシンオペレータが電源をオフするなど不適切なマシン操作を行うことが防止される。インストールが終了するとバージョン記憶部23cのバージョン履歴を更新する(ST6)。次いで当該装置への新たな基板搬入が停止され(ST7)、既に搬入済みの基板を対象として部品搭載動作などの生産作業が継続実行される。そして搬入済みの基板への部品搭載作業が完了するEOP(エンド・オブ・プログ
ラム)で当該基板が搬出された後、設備停止する(ST8)。
この後、当該装置内に未搬出の基板が残留していないことが装置の基板検出機能によって確認された後、読込処理の対象となる記憶領域の切り替えが領域切替部24bによって実行される(ST9)。ここでは更新された新たなバージョンの制御プログラムがインストールされたシステム領域が、新たに読込処理の対象となるシステム領域として設定され、実行処理部24aはこの新たなシステム領域を対象として読込処理を実行する。
この後、制御プログラムの更新が正常に行われて、読込処理の対象となるシステム領域が切り替えられた旨がホストコンピュータ3に通知され(ST10)、設備再起動(ST11)の後、当該装置による生産が再開される(ST12)。制御プログラムの切替に際し、このようなプロセスに従うことにより、各基板にどのバージョンの制御プログラムが適用されたかを各基板ごとに生産履歴として記録することができ、生産管理におけるトレーサビリティの確保が担保される。
すなわち上述の電子部品実装用装置における制御プログラムの更新処理においては、一のシステム領域を対象として制御プログラムの読出処理を実行して電子部品実装用装置としての電子部品搭載装置M1,M2,M3に本来機能を実行させている間に、他のシステム領域を対象として新たな制御プログラムの書込処理を同時並行的に実行するようにしている。そして当該装置の通信部25は、制御プログラムの更新結果を上位制御装置であるホストコンピュータ3に送信するようにしている。
なお図5に示す処理フローにおいては、新たなバージョンに更新された後の設備再起動時に、新たなバージョンの制御プログラムがインストールされたシステム領域が、新たに読出対象のシステム領域として自動的に設定される例を示しているが、旧バージョンの制御プログラムがインストールされたシステム領域が、引き続き読出対象のシステム領域として自動的に設定されるようにしてもよい。この場合には、上述の更新処理を実行した後の任意のタイミングにて、ホストコンピュータ3からの指令により読出対象となるシステム領域の切替が実行される。
次に図6を参照して、電子部品実装システム1における制御プログラムの切替処理について説明する。この切替処理は、上述の更新処理が実行されて新バージョンに更新された後に、新バージョンの制御プログラムに不具合が発見された場合など、旧バージョンに復帰するバージョンダウンを実行する必要がある場合の処理を示している。
まず、ホストコンピュータ3からプログラム切替指令が更新処理の対象となる電子部品搭載装置に対して送信される(ST21)。そしてプログラム切替指令を受けた電子部品搭載装置では、当該切替指令の対象となる制御プログラムのバージョンの一致を確認する(ST22)。すなわち、当該時点において実行処理部24aの読出処理の対象となっているシステム領域にインストールされている制御プログラムのバージョンを、バージョン記憶部23cに記憶されているバージョン情報(図4(a)参照)を参照して確認する。
ここで確認されたバージョンが、バージョンダウンの対象として指示された旧バージョンと一致している場合には、切替処理を実行する必要がないと判断して、そのまま生産を継続する(ST23)。そして(ST22)にてバージョンが一致していない場合には、当該装置への新たな基板搬入が停止され(ST24)、既に搬入済みの基板を対象として部品搭載動作などの生産作業が継続実行される。そして搬入済みの基板への部品搭載作業が完了するEOP(エンド・オブ・プログラム)で当該基板が搬出された後、設備停止する(ST25)。
この後、領域切り替えが領域切替部24bによって実行される(ST26)。すなわち更新される前の旧バージョンの制御プログラムがインストールされたシステム領域が、再度読出処理の対象となるシステム領域として設定され、実行処理部24aはこのシステム領域から制御プラグラムを読み出す。この後、制御プログラムの切替が行われてシステム領域が切り替えられた旨がホストコンピュータ3に通知され(ST27)、設備再起動(ST28)の後、当該装置による生産が再開される(ST29)。ここでは、(ST28)における設備再起動は自動で行うようにしてもよく、また表示部22に表示された再起動を促すメッセージに応じて、マシンオペレータが手動で行うようにしてもよい。
上記説明したように、本発明においては、電子部品実装システムを構成する各電子部品実装用装置に、制御プログラムを記憶する記憶領域を複数備えた記憶部と、この記憶部へ前記制御プログラムを書き込む書込処理および書き込まれた制御プログラムを読み出す読出処理において書込処理または読出処理の対象となる前記記憶領域を切り替える領域切替部とを備えるようにしている。これにより、一の記憶領域を対象として読出処理を実行して電子部品実装用装置に本来機能を実行させている間に、他の記憶領域を対象として新たな制御プログラムの書込処理を同時並行的に実行することが可能となる。
したがって、バージョンアップのための新たな制御プログラムのインストール処理中においても設備稼働を停止する必要が無く、特に本実施の形態に示すように複数の装置を連結して構成された電子部品実装システムにおいて、制御プログラムのバージョンアップのためのライン停止に起因する時間損失を解消して、生産性を向上させることができる。
なお本実施の形態においては、電子部品実装システムを構成する電子部品実装用装置として、基板に電子部品を移送搭載する部品搭載作業を本来機能とする電子部品搭載装置の例を示したが、本発明の適用はこれに限定されず、スクリーン印刷装置、印刷後の検査を行う印刷検査装置、部品搭載後の検査を行う外観検査装置などに対しても本発明を適用することができる。スクリーン印刷装置の場合には、スクリーン印刷作業が本来機能であり、印刷検査装置、外観検査装置では基板を対象とした撮像および認識が本来機能となる。
本発明の電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における制御プログラムの更新方法は、制御プログラムのバージョンアップのためのライン停止に起因する時間損失を解消して生産性を向上させることができるという効果を有し、電子部品を基板に実装する電子部品実装分野において有用である。
本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムを構成する電子部品搭載装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける制御プログラムのバージョン情報およびバージョン変更指令の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおけるバージョンアップ処理のフロー図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける制御プログラムのバージョンダウン処理のフロー図
符号の説明
1 電子部品実装システム
3 ホストコンピュータ(上位制御装置)
23a システム領域A(記憶領域)
23b システム領域B(記憶領域)
M1,M2,M3 電子部品搭載装置

Claims (2)

  1. 電子部品を基板に実装する電子部品実装システムを構成する電子部品実装用装置であって、
    当該電子部品実装用装置に電子部品実装用の本来機能を実行させるための制御プログラムを記憶する記憶領域を複数備えた記憶部と、前記記憶部へ前記制御プログラムを書き込む書込処理および書き込まれた制御プログラムを読み出す読出処理において前記書込処理または読出処理の対象となる前記記憶領域を切り替える領域切替部と、一の前記記憶領域を対象として前記読出処理を実行して前記電子部品実装用装置に本来機能を実行させている間に他の記憶領域を対象として新たな制御プログラムの書込処理を実行する実行処理部と、上位制御装置との間でデータの授受を行う通信部とを備え、
    前記領域切替部は前記上位制御装置より前記通信部を介して送信される制御プログラムの更新指令に基づいて前記対象となる記憶領域を切り替え、前記通信部は前記制御プログラムの更新結果を前記上位制御装置に送信することを特徴とする電子部品実装用装置。
  2. 電子部品を基板に実装する電子部品実装システムを構成する電子部品実装用装置であって、当該電子部品実装用装置に電子部品実装用の本来機能を実行させるための制御プログラムを記憶する記憶領域を複数備えた記憶部と、前記記憶部へ前記制御プログラムを書き込む書込処理および書き込まれた制御プログラムを読み出す読出処理において前記書込処理または読出処理の対象となる前記記憶領域を切り替える領域切替部と、上位制御装置とのデータの授受を行う通信部とを備えた電子部品実装用装置において前記制御プログラムを更新する電子部品実装用装置における制御プログラムの更新方法であって、
    一の前記記憶領域を対象として前記読出処理を実行して前記電子部品実装用装置に本来機能を実行させている間に他の記憶領域を対象として新たな制御プログラムの書込処理を実行し、前記領域切換部は前記上位制御装置より前記通信部を介して送信される制御プログラムの更新指令に基づいて前記対象となる記憶領域を切り替え、前記通信部は前記制御プログラムの更新結果を前記上位制御装置に送信することを特徴とする電子部品実装用装置における制御プログラムの更新方法。
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