JP4726120B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置および半導体装置の製造方法に関し、特に、SOI(Silicon On Insulator)基板上に形成された電界効果型トランジスタに適用して好適なものである。
SOI基板上に形成された電界効果型トランジスタは、素子分離の容易性、ラッチアップフリー、ソース/ドレイン接合容量が小さいなどの点から、その有用性が注目されている。特に、完全空乏型SOIトランジスタは、低消費電力かつ高速動作が可能で、低電圧駆動が容易なため、SOIトランジスタを完全空乏モードで動作させるための研究が盛んに行われている。ここで、SOI基板としては、例えば、特許文献1、2に開示されているように、SIMOX(Separation by Implanted Oxgen)基板や貼り合わせ基板などが用いられている。
また、非特許文献1には、バルク基板上にSOI層を形成することで、SOIトランジスタを低コストで形成できる方法が開示されている。この非特許文献1に開示された方法では、Si基板上にSi/SiGe層を成膜し、SiとSiGeとの選択比の違いを利用してSiGe層のみを選択的に除去することにより、Si基板とSi層との間に空洞部を形成する。そして、空洞部内に露出したSiの熱酸化を行うことにより、Si基板とSi層との間にSiO2層を埋め込み、Si基板とSi層との間にBOX層を形成する。
特開2002−299591号公報 特開2000−124092号公報 T.Sakai et al.“Separation by BondingS i Islands(SBSI) for LSI Application”,Se cond International SiGe Technology and Device Meeting,Meeting Abstract,pp.230− 231,May(2004)
しかしながら、SIMOX基板を製造するには、シリコンウェハに高濃度の酸素をイオン注入することが必要となる。また、貼り合わせ基板を製造するには、2枚のシリコンウェハを貼り合わせた後、シリコンウェハの表面を研磨する必要がある。このため、SOIトランジスタでは、バルク半導体に形成された電界効果型トランジスタに比べてコストアップを招くという問題があった。
また、イオン注入や研磨では、SOI層の膜厚のばらつきが大きく、完全空乏型SOIトランジスタを作製するためにSOI層を薄膜化すると、電界効果型トランジスタの特性ばらつきが大きくなるという問題があった。
一方、非特許文献1に開示された方法では、Si層下のSiGe層が除去されるため、Si層が薄膜化されると、Si層の十分な強度の確保が困難となる。このため、Si層下のSiGe層を除去した時にSi層に撓みが発生し、Si層およびBOX層の膜厚が不均一になるという問題があった。また、複数のSi層が積層された多層構造では、最上層のSi層以外は、Si層の側壁のみでSi層が支持されるため、Si層の強度の確保がより一層困難になるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、電界効果型トランジスタが形成される、若しくはバックゲート電極、ダブルゲート電極となる半導体層の支持強度を向上させつつ、半導体層下に埋め込み酸化膜を形成することが可能な半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る半導体装置によれば、単結晶半導体基板上に配置され、エピタキシャル成長にて成膜された単結晶半導体層と、前記単結晶半導体層の側壁を介して前記単結晶半導体層下に回り込むように配置され、前記単結晶半導体基板上で前記単結晶半導体層を支持する支持体と、前記単結晶半導体基板と前記単結晶半導体層との間に埋め込まれた埋め込み酸化膜と、前記単結晶半導体層上に形成されたゲート電極と、前記単結晶半導体層に形成され、前記ゲート電極の側方にそれぞれ配置されたソース/ドレイン層とを備えることを特徴とする。
これにより、単結晶半導体層下に埋め込み酸化膜を形成するために、組成の異なる単結晶半導体層間のエッチングレートの違いを利用して下層の単結晶半導体層を除去した場合においても、上層の単結晶半導体層の側壁だけでなく、上層の単結晶半導体層の下から上層の単結晶半導体層を支持することが可能となる。このため、電界効果型トランジスタが形成される単結晶半導体層の撓みを抑制しつつ、単結晶半導体層下に埋め込み酸化膜を形成することが可能となり、単結晶半導体層および埋め込み酸化膜の膜厚の均一性を向上させることができる。この結果、SOI基板を用いることなく、単結晶半導体層上にSOIトランジスタを均一に形成することが可能となり、SOIトランジスタの低価格化を実現することが可能となるとともに、SOIトランジスタの高性能化を達成することができる。
また、本発明の一態様に係る半導体装置によれば、単結晶半導体基板上に配置され、エピタキシャル成長にて成膜された第1単結晶半導体層と、前記第1単結晶半導体層上に配置され、エピタキシャル成長にて成膜された第2単結晶半導体層と、前記第1および第2単結晶半導体層の側壁をそれぞれ介して前記第1および第2単結晶半導体層下に回り込むように配置され、前記単結晶半導体基板上で前記第1および第2単結晶半導体層を支持する支持体と、前記単結晶半導体基板と前記第1単結晶半導体層との間に埋め込まれた第1埋め込み酸化膜と、前記第1単結晶半導体層と前記第2単結晶半導体層との間に埋め込まれた第2埋め込み酸化膜と、前記第2単結晶半導体層上に形成されたゲート電極と、前記第2単結晶半導体層に形成され、前記ゲート電極の側方にそれぞれ配置されたソース/ドレイン層とを備えることを特徴とする。
これにより、複数の単結晶半導体層が積層されている場合においても、これらの単結晶半導体層の側壁だけでなく、これらの単結晶半導体層の下からこれらの単結晶半導体層を支持することが可能となる。このため、複数の積層された単結晶半導体層の撓みを抑制しつつ、複数の積層された単結晶半導体層下に埋め込み酸化膜をそれぞれ形成することが可能となり、複数の積層された単結晶半導体層および埋め込み酸化膜の膜厚の均一性を向上させることができる。この結果、SOI基板を用いることなく、単結晶半導体層上にSOIトランジスタを均一に形成することが可能となるとともに、SOIトランジスタ下にバックゲート電極若しくはダブルゲート電極を成す下部電極を配置することができ、SOIトランジスタの低価格化を実現しつつ、SOIトランジスタの高性能化および低消費電力化を両立させることができる。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、単結晶半導体基板上に第1単結晶半導体層を成膜する工程と、前記第1単結晶半導体層よりもエッチングレートが小さな第2単結晶半導体層を前記第1単結晶半導体層上に成膜する工程と、前記第1および第2単結晶半導体層を貫通して前記単結晶半導体基板を露出させる第1溝を形成する工程と、前記第1溝を介して前記第1単結晶半導体層を横方向にエッチングすることにより、前記第2単結晶半導体層下の第1単結晶半導体層の一部を除去する工程と、前記第1溝を介して前記第2単結晶半導体層下に回り込むように配置され、前記単結晶半導体基板上で前記第2単結晶半導体層を支持する支持体を形成する工程と、前記支持体が形成された前記第1単結晶半導体層の少なくとも一部を前記第2単結晶半導体層から露出させる第2溝を形成する工程と、前記第2溝を介して第1単結晶半導体層を選択的にエッチングすることにより、前記第1単結晶半導体層が除去された空洞部を形成する工程と、前記半導体基板および前記第2単結晶半導体層の熱酸化を行うことにより、前記空洞部に埋め込まれた埋め込み酸化膜を形成する工程と、前記第2単結晶半導体層の熱酸化を行うことにより、前記第2単結晶半導体層上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して前記第2単結晶半導体層上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行うことにより、前記ゲート電極の側方にそれぞれ配置されたソース/ドレイン層を前記第2単結晶半導体層に形成する工程とを備えることを特徴とする。
これにより、第2単結晶半導体層の側壁だけでなく、第2単結晶半導体層の下から第2単結晶半導体層を単結晶半導体基板上で支持することが可能となるとともに、第1単結晶半導体層上に第2単結晶半導体層が積層されている場合においても、第2溝を介して、第2単結晶半導体層下の第1単結晶半導体層にエッチング液を接触させることが可能となる。このため、第2単結晶半導体層の撓みを抑制しつつ、第2単結晶半導体層を単結晶半導体基板上で安定して支持することを可能となるとともに、第1単結晶半導体層上に第2単結晶半導体層が積層されている場合においても、第2単結晶半導体層と単結晶半導体基板との間の第1単結晶半導体層を除去することが可能となる。この結果、第2単結晶半導体層の品質を損なうことなく、第2単結晶半導体層と単結晶半導体基板との間の絶縁を図ることが可能となるとともに、第2単結晶半導体層および埋め込み酸化膜の膜厚の均一性を向上させることができ、SOIトランジスタの低価格化を実現することが可能となるとともに、SOIトランジスタの高性能化と特性の均一性向上を達成することができる。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、前記単結晶半導体基板および前記第2単結晶半導体層はSi、前記第1単結晶半導体層はSiGeであることを特徴とする。
これにより、単結晶半導体基板、第2単結晶半導体層および第1単結晶半導体層間の格子整合をとることを可能としつつ、単結晶半導体基板および第2単結晶半導体層よりも第1単結晶半導体層のエッチングレートを大きくすることが可能となる。このため、結晶品質の良い第2単結晶半導体層を第1単結晶半導体層上に形成することが可能となり、第2単結晶半導体層の品質を損なうことなく、第2単結晶半導体層と単結晶半導体基板との間の絶縁を図ることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、単結晶半導体基板上に第1単結晶半導体層を成膜する工程と、前記第1単結晶半導体層よりもエッチングレートが小さな第2単結晶半導体層を前記第1単結晶半導体層上に成膜する工程と、前記第1単結晶半導体層と同一の組成を持つ第3単結晶半導体層を前記第2単結晶半導体層上に成膜する工程と、前記第2単結晶半導体層と同一の組成を持つ第4単結晶半導体層を前記第3単結晶半導体層上に成膜する工程と、前記第1から第4単結晶半導体層を貫通して前記単結晶半導体基板を露出させる第1溝を形成する工程と、前記第1溝を介して前記第1および第3単結晶半導体層を横方向にエッチングすることにより、前記第2および第4単結晶半導体層下にそれぞれ配置された第1および第3単結晶半導体層の一部を除去する工程と、前記第1溝を介して前記第2および第4単結晶半導体層下に回り込むように配置され、前記単結晶半導体基板上で前記第2および第4単結晶半導体層を支持する支持体を形成する工程と、前記支持体が形成された前記第1および第3単結晶半導体層の少なくとも一部を前記第2および第4単結晶半導体層から露出させる第2溝を形成する工程と、前記第2溝を介して第1および第3単結晶半導体層を選択的にエッチングすることにより、前記第1および第3単結晶半導体層がそれぞれ除去された第1および第2空洞部を形成する工程と、前記半導体基板、前記第2および第4単結晶半導体層の熱酸化を行うことにより、前記第1および第2空洞部にそれぞれ埋め込まれた埋め込み酸化膜を形成する工程と、前記第4単結晶半導体層の熱酸化を行うことにより、前記第4単結晶半導体層上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜を介して前記第4単結晶半導体層上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行うことにより、前記ゲート電極の側方にそれぞれ配置されたソース/ドレイン層を前記第4単結晶半導体層に形成する工程とを備えることを特徴とする。
これにより、第2および第4単結晶半導体層の側壁だけでなく、第2および第4単結晶半導体層の下から第2および第4単結晶半導体層を単結晶半導体基板上で支持することが可能となるとともに、第1および第3単結晶半導体層上に第2および第4単結晶半導体層がそれぞれ積層されている場合においても、第2溝を介して、第2および第4単結晶半導体層下の第1および第3単結晶半導体層にエッチング液を接触させることが可能となる。このため、第2および第4単結晶半導体層の撓みを抑制しつつ、第2および第4単結晶半導体層を単結晶半導体基板上で安定して支持することが可能となるとともに、第1および第3単結晶半導体層上に第2および第4単結晶半導体層がそれぞれ積層されている場合においても、単結晶半導体基板、第2単結晶半導体層および第4単結晶半導体層間の第1および第3単結晶半導体層をそれぞれ除去することが可能となる。この結果、第2および第4単結晶半導体層の品質を損なうことなく、第2および第4単結晶半導体層と単結晶半導体基板との間の絶縁を図ることが可能となるとともに、第2および第4単結晶半導体層および埋め込み酸化膜の膜厚の均一性を向上させることができ、SOIトランジスタの低価格化を実現することが可能となるとともに、SOIトランジスタ下にバックゲート電極若しくはダブルゲート電極を成す下部電極を配置することができ、SOIトランジスタの高性能化および低消費電力化を両立させることができる。
また、本発明の一態様に係る半導体装置の製造方法によれば、前記単結晶半導体基板、前記第2および第4単結晶半導体層はSi、前記第1および第3単結晶半導体層はSiGeであることを特徴とする。
これにより、単結晶半導体基板、第1から第4単結晶半導体層間の格子整合をとることを可能としつつ、単結晶半導体基板、第2および第4単結晶半導体層よりも第1および第3単結晶半導体層のエッチングレートを大きくすることが可能となる。このため、結晶品質の良い第2および第4単結晶半導体層を第1および第3単結晶半導体層上に形それぞれ形成することが可能となり、第2および第4単結晶半導体層の品質を損なうことなく、第2および第4単結晶半導体層と単結晶半導体基板との間の絶縁を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る半導体装置およびその製造方法について図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す平面図、図1(b)は、図1(a)のA1−A1´線で切断した断面図、図1(c)は、図1(a)のB1−B1´線で切断した断面図である。
図1において、単結晶半導体基板11上には埋め込み酸化膜12が形成され、埋め込み酸化膜12上には単結晶半導体層13が形成されている。さらに、単結晶半導体層13上には埋め込み酸化膜14が形成され、埋め込み酸化膜14上には単結晶半導体層15が積層されている。そして、単結晶半導体層15上には、犠牲酸化膜16および酸化防止膜17が順次積層されている。なお、単結晶半導体基板11および単結晶半導体層13、15の材質としてはSiを用いることができる。
ここで、単結晶半導体層13、15、犠牲酸化膜16および酸化防止膜17の側壁が単結晶半導体基板11上で露出するように単結晶半導体層13、15、犠牲酸化膜16および酸化防止膜17はパターニングされている。また、埋め込み酸化膜12、14の幅は、単結晶半導体層13、15の幅よりも狭くなるように構成され、単結晶半導体層13、15の端部の下面が埋め込み酸化膜12、14からそれぞれ露出されている。そして、単結晶半導体基板11上で単結晶半導体層13、15を支持する支持体18が、単結晶半導体層13、15の側壁を介して単結晶半導体層13、15下に回り込むように配置されている。なお、支持体18の材質としてはSiO2を用いることができる。
これにより、単結晶半導体層13、15下に埋め込み酸化膜12、14をそれぞれ形成するために、組成の異なる単結晶半導体層間のエッチングレートの違いを利用して単結晶半導体層13、15下に空洞部を形成した場合においても、単結晶半導体層13、15の側壁だけでなく、単結晶半導体層13、15の下から単結晶半導体層13、15を支持することが可能となる。このため、単結晶半導体層13、15の撓みを抑制しつつ、単結晶半導体層13、15下に埋め込み酸化膜12、14をそれぞれ形成することが可能となり、単結晶半導体層13、15および埋め込み酸化膜12、14の膜厚の均一性を向上させることができる。この結果、SOI基板を用いることなく、単結晶半導体層15上にSOIトランジスタを均一に形成することが可能となるとともに、SOIトランジスタ下にバックゲート電極若しくはダブルゲート電極を成す下部電極を配置することができ、SOIトランジスタの低価格化を実現しつつ、SOIトランジスタの高性能化および低消費電力化を両立させることができる。
図2(a)〜図12(a)は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図、図2(b)〜図12(b)は、図2(a)〜図12(a)のA2−A2´〜A12−A12´線でそれぞれ切断した断面図、図2(c)〜図12(c)は、図2(a)〜図12(a)のB2−B2´〜B12−B12´線でそれぞれ切断した断面図である。
図2において、単結晶半導体基板21上には、単結晶半導体層22〜25がエピタキシャル成長にて順次積層されている。ここで、単結晶半導体層22、24は、単結晶半導体基板21および単結晶半導体層23、25よりもエッチングレートが大きな材質を用いることができる。特に、単結晶半導体基板21がSiの場合、単結晶半導体層22、24としてSiGe、単結晶半導体層23、25としてSiを用いることが好ましい。これにより、単結晶半導体層22、24と単結晶半導体層23、25との間の格子整合をとることを可能としつつ、単結晶半導体層22、24と単結晶半導体層23、25との間の選択比を確保することができる。また、単結晶半導体層22〜25の膜厚は、例えば、1〜100nm程度とすることができる。
そして、単結晶半導体層25の熱酸化により単結晶半導体層25の表面に犠牲酸化膜26を形成する。そして、CVDなどの方法により、犠牲酸化膜26上の全面に酸化防止膜27を形成する。なお、酸化防止膜27としては、例えば、シリコン窒化膜を用いることができる。
次に、図3に示すように、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて、酸化防止膜27、犠牲酸化膜26、単結晶半導体層22〜25をパターニングすることにより、単結晶半導体基板21を露出させる溝28を所定の方向に沿って形成する。なお、単結晶半導体基板21を露出させる場合、単結晶半導体基板21の表面でエッチングを止めるようにしてもよいし、単結晶半導体基板21をオーバーエッチングして単結晶半導体基板21に凹部を形成するようにしてもよい。また、溝28の配置位置は、単結晶半導体層25の素子分離領域の一部に対応させることができる。
次に、図4に示すように、溝28を介して単結晶半導体層22、24を横方向にエッチングすることにより、単結晶半導体層23、25下にそれぞれ配置された単結晶半導体層22、24の一部を除去し、単結晶半導体層23、25の端部の上下面29を単結晶半導体層22、24からそれぞれ露出させる。そして、溝28を介して単結晶半導体層22〜25の露出面の熱酸化を行うことにより、単結晶半導体層22〜25の露出面に熱酸化膜30を形成する。
次に、図5に示すように、CVDなどの方法により、単結晶半導体層23、25の側壁をそれぞれ介して単結晶半導体層23、25下に回り込むように溝28内に埋め込まれ、単結晶半導体層23、25を単結晶半導体基板21上で支持する支持体31を単結晶半導体基板21上の全面に形成する。なお、支持体31の材質としてはシリコン酸化膜を用いることができる。
次に、図6に示すように、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて支持体31、酸化防止膜27、犠牲酸化膜26および単結晶半導体層25〜22をパターニングすることにより、単結晶半導体基板21を露出させる溝32を溝28と直交する方向に沿って形成する。なお、単結晶半導体基板21を露出させる場合、単結晶半導体基板21の表面でエッチングを止めるようにしてもよいし、単結晶半導体基板21をオーバーエッチングして単結晶半導体基板21に凹部を形成するようにしてもよい。また、溝32の配置位置は、単結晶半導体層25の素子分離領域に対応させることができる。
次に、図7に示すように、溝32を介してエッチング液を単結晶半導体層22、24に接触させることにより、単結晶半導体層22、24をエッチング除去し、単結晶半導体基板21と単結晶半導体層23との間に空洞部33aを形成するとともに、単結晶半導体層23、25間に空洞部33bを形成する。
ここで、溝28内に支持体31を設けることにより、単結晶半導体層22、24が除去された場合においても、単結晶半導体層23、25を単結晶半導体基板21上で支持することが可能となるとともに、溝28とは別に溝32を設けることにより、単結晶半導体層23、25下にそれぞれ配置された単結晶半導体層22、24にエッチング液を接触させることが可能となる。このため、単結晶半導体層23、25の結晶品質を損なうことなく、単結晶半導体層23、25と単結晶半導体基板21との間の絶縁を図ることが可能となる。
なお、単結晶半導体基板21、単結晶半導体層23、25がSi、単結晶半導体層22、24がSiGeの場合、単結晶半導体層22、24のエッチング液としてフッ硝酸を用いることが好ましい。これにより、SiとSiGeの選択比として1:100〜1000程度を得ることができ、単結晶半導体基板21および単結晶半導体層23、25のオーバーエッチングを抑制しつつ、単結晶半導体層22、24を除去することが可能となる。
次に、図8に示すように、単結晶半導体基板21および単結晶半導体層23、25の熱酸化を行うことにより、単結晶半導体基板21と単結晶半導体層23との間の空洞部33aに埋め込み酸化膜34aを形成するとともに、単結晶半導体層23、25間の空洞部33bに埋め込み酸化膜34bを形成する。なお、単結晶半導体基板21および単結晶半導体層23、25の熱酸化にて埋め込み酸化膜34a、34bを形成する場合、埋め込み性を向上させるために、反応律速となる低温のウェット酸化を用いることが好ましい。ここで、単結晶半導体基板21および単結晶半導体層23、25の熱酸化にて埋め込み酸化膜34a、34bを形成する場合、溝32内の単結晶半導体基板21および単結晶半導体層23、25が酸化され、溝32内の単結晶半導体層23、25の側壁に酸化膜35a、35bがそれぞれ形成される。
これにより、エピタキシャル成長時の単結晶半導体層23、25の膜厚および単結晶半導体層23、25の熱酸化時に形成された埋め込み酸化膜34a、34bの膜厚により、素子分離後の単結晶半導体層23、25の膜厚をそれぞれ規定することができる。このため、単結晶半導体層23、25の膜厚を精度よく制御することができ、単結晶半導体層23、25の膜厚のバラツキを低減させることを可能としつつ、単結晶半導体層23、25を薄膜化することができる。また、単結晶半導体層25上に酸化防止膜27を設けることで、単結晶半導体層25の表面が熱酸化されることを防止しつつ、単結晶半導体層25の裏面側に埋め込み酸化膜34bを形成することが可能となる。
また、単結晶半導体層23、25下にそれぞれ配置された単結晶半導体層22、24の一部を除去することにより、単結晶半導体層23、25の側壁だけでなく、単結晶半導体層23、25の下から単結晶半導体層23、25を単結晶半導体基板21上で支持することが可能となる。このため、単結晶半導体層23、25の撓みを抑制しつつ、単結晶半導体層23、25下に埋め込み酸化膜34a、34bを形成することができ、単結晶半導体層23、25および埋め込み酸化膜34a、34bの膜厚の均一性を向上させることができる。
次に、図9に示すように、CVDなどの方法により、溝32内が埋め込まれるようにして、支持体31上に埋め込み絶縁体36を堆積する。なお、埋め込み絶縁体36の材質としてはシリコン酸化膜を用いることができる。
次に、図10に示すように、CMP(化学的機械的研磨)などの方法を用いて埋め込み絶縁体36および支持体31を薄膜化するとともに、酸化防止膜27および犠牲酸化膜26を除去することにより、単結晶半導体層25の表面を露出させる。
次に、図11に示すように、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて単結晶半導体層25をパターニングすることにより、埋め込み酸化膜34bおよび熱酸化膜30の表面を露出させる開口部45を形成する。さらに、単結晶半導体層25の表面の熱酸化を行うことにより、単結晶半導体層25の表面にゲート絶縁膜38を形成する。そして、CVDなどの方法により、ゲート絶縁膜38が形成された単結晶半導体層25上に多結晶シリコン層を形成する。そして、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて多結晶シリコン層をパターニングすることにより、単結晶半導体層25上にゲート電極39を形成する。
そして、ゲート電極39をマスクとして、As、P、B、BF2などの不純物を単結晶半導体層25内にイオン注入することにより、ゲート電極39を挟み込むように配置されたソース層41aおよびドレイン層41bを単結晶半導体層25に形成する。
次に、図12に示すように、CVDなどの方法により、ゲート電極39上に層間絶縁層42を堆積する。そして、層間絶縁層42および埋め込み酸化膜34bまたは支持体31に埋め込まれ、単結晶半導体層23に接続されたバックゲートコンタクト電極43dを層間絶縁層42上に形成する。また、層間絶縁層42に埋め込まれ、ソース層41aおよびドレイン層41bにそれぞれ接続されたソースコンタクト電極43aおよびドレインコンタクト電極43bを層間絶縁層42上に形成するとともに、ゲート電極39に接続されたゲートコンタクト電極43cを層間絶縁層42上に形成する。
これにより、単結晶半導体層23、25を埋め込み酸化膜34a、34b上に配置することが可能となり、SOI基板を用いることなく、単結晶半導体層25の裏面側にバックゲート電極若しくはダブルゲート電極を成す下部電極を配置することが可能となるとともに、SOIトランジスタを単結晶半導体層25に形成することができる。因みに、電極となる単結晶半導体層がダブルゲート電極の下部電極を成す場合は、該電極となる単結晶半導体層は、ゲート電極39と電気的に接続される。ダブルゲート構造のSOIトランジスタでは、理想的なサブスレッショルド特性が得られる事から、リーク電流の低減とオン電流の増大に寄与する。また、電極となる単結晶半導体層を、バックゲート電極として使用する場合は、例えば、スタンバイ時にバックゲートバイアスを印加することで、SOIトランジスタの閾値電圧を制御し、リーク電流の低減を図る事ができる。
尚、該単結晶半導体層を電極として使用する場合、抵抗を下げるために、不純物をドーピングする必要があるが、一例として、該単結晶半導体層をエピ成長する際に、ドーピングガスを導入する等の方法で、実現可能である。
図13(a)〜図22(a)は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す平面図、図13(b)〜図22(b)は、図13(a)〜図22(a)のA13−A13´〜A22−A22´線でそれぞれ切断した断面図、図13(c)〜図22(c)は、図13(a)〜図22(a)のB13−B13´〜B22−B22´線でそれぞれ切断した断面図である。
図13において、単結晶半導体基板51上には、単結晶半導体層52、53がエピタキシャル成長にて順次積層されている。ここで、単結晶半導体層52は、単結晶半導体基板51および単結晶半導体層53よりもエッチングレートが大きな材質を用いることができる。特に、単結晶半導体基板51がSiの場合、単結晶半導体層52としてSiGe、単結晶半導体層53としてSiを用いることが好ましい。これにより、単結晶半導体層52と単結晶半導体層53との間の格子整合をとることを可能としつつ、単結晶半導体層52と単結晶半導体層53との間の選択比を確保することができる。
そして、単結晶半導体層53の熱酸化により単結晶半導体層53の表面に犠牲酸化膜56を形成する。そして、CVDなどの方法により、犠牲酸化膜56上の全面に酸化防止膜57を形成する。なお、酸化防止膜57としては、例えば、シリコン窒化膜を用いることができる。
次に、図14に示すように、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて、酸化防止膜57、犠牲酸化膜56、単結晶半導体層53、52をパターニングすることにより、単結晶半導体基板51を露出させる溝58を所定の方向に沿って形成する。
次に、図15に示すように、溝58を介して単結晶半導体層52を横方向にエッチングすることにより、単結晶半導体層53下に配置された単結晶半導体層52の一部を除去し、単結晶半導体層53の端部の下面59を単結晶半導体層52から露出させる。そして、溝58を介して単結晶半導体層52、53の露出面の熱酸化を行うことにより、単結晶半導体層52、53の露出面に熱酸化膜60を形成する。
次に、図16に示すように、CVDなどの方法により、単結晶半導体層53の側壁を介して単結晶半導体層53下に回り込むように溝58内に埋め込まれ、単結晶半導体層53を単結晶半導体基板51上で支持する支持体61を単結晶半導体基板51上の全面に形成する。なお、支持体51の材質としてはシリコン酸化膜を用いることができる。
次に、図17に示すように、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて支持体61、酸化防止膜57、犠牲酸化膜56および単結晶半導体層53、52をパターニングすることにより、単結晶半導体基板51を露出させる溝62を溝58と直交する方向に沿って形成する。
次に、図18に示すように、溝62を介してエッチング液を単結晶半導体層52に接触させることにより、単結晶半導体層52をエッチング除去し、単結晶半導体基板51と単結晶半導体層53との間に空洞部63を形成する。
ここで、溝58内に支持体61を設けることにより、単結晶半導体層52が除去された場合においても、単結晶半導体層53を単結晶半導体基板51上で支持することが可能となるとともに、溝58とは別に溝62を設けることにより、単結晶半導体層53下に配置された単結晶半導体層52にエッチング液を接触させることが可能となる。このため、単結晶半導体層53の結晶品質を損なうことなく、単結晶半導体層53と単結晶半導体基板51との間の絶縁を図ることが可能となる。
次に、図19に示すように、単結晶半導体基板51および単結晶半導体層53の熱酸化を行うことにより、単結晶半導体基板51と単結晶半導体層53との間の空洞部63に埋め込み酸化膜64を形成する。ここで、単結晶半導体基板51および単結晶半導体層53の熱酸化にて埋め込み酸化膜64を形成する場合、溝62内の単結晶半導体基板51および単結晶半導体層53が酸化され、溝52内の単結晶半導体層53の側壁に酸化膜65がそれぞれ形成される。
ここで、単結晶半導体層53下に配置された単結晶半導体層52の一部を除去することにより、単結晶半導体層53の側壁だけでなく、単結晶半導体層53の下から単結晶半導体層53を単結晶半導体基板51上で支持することが可能となる。このため、単結晶半導体層53の撓みを抑制しつつ、単結晶半導体層53下に埋め込み酸化膜64を形成することができ、単結晶半導体層53および埋め込み酸化膜64の膜厚の均一性を向上させることができる。
次に、図20に示すように、CVDなどの方法により、溝62内が埋め込まれるようにして、支持体61上に埋め込み絶縁体66を堆積する。なお、埋め込み絶縁体66の材質としてはシリコン酸化膜を用いることができる。
次に、図21に示すように、CMP(化学的機械的研磨)などの方法を用いて埋め込み絶縁体66および支持体61を薄膜化するとともに、酸化防止膜57および犠牲酸化膜56を除去することにより、単結晶半導体層53の表面を露出させる。
次に、図22に示すように、単結晶半導体層53の表面の熱酸化を行うことにより、単結晶半導体層53の表面にゲート絶縁膜68を形成する。そして、CVDなどの方法により、ゲート絶縁膜68が形成された単結晶半導体層53上に多結晶シリコン層を形成する。そして、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて多結晶シリコン層をパターニングすることにより、単結晶半導体層53上にゲート電極69を形成する。
そして、ゲート電極69をマスクとして、As、P、B、BF2などの不純物を単結晶半導体層53内にイオン注入することにより、ゲート電極69を挟み込むように配置されたソース層71aおよびドレイン層71bを単結晶半導体層53に形成する。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す図。
符号の説明
11、21、51 単結晶半導体基板、12、14、34a、34b、64 埋め込み酸化膜、13、15、22〜25、52、53 単結晶半導体層、16、26、56 犠牲酸化膜、17、27、57 酸化防止膜、18、31、61 支持体、28、32、58、62 溝、29 上下面、59 下面、30、35a、35b、60、65 熱酸化膜、33a、33b、63 空洞部、34a、34b、64 埋め込み酸化膜、36、66 埋め込み絶縁体、38、68 ゲート絶縁膜、39、69 ゲート電極、40、70 サイドウォール、41a、71a ソース層、41b、71b ドレイン層、42 層間絶縁膜、43a ソースコンタクト電極、43b ドレインコンタクト電極、43c ゲートコンタクト電極、43d バックゲートコンタクト電極、45 開口部

Claims (4)

  1. 単結晶半導体基板上に第1単結晶半導体層を成膜する工程と、
    前記第1単結晶半導体層よりもエッチングレートが小さな第2単結晶半導体層を前記第1単結晶半導体層上に成膜する工程と、
    前記第1および第2単結晶半導体層を貫通して前記単結晶半導体基板を露出させる第1溝を形成する工程と、
    前記第1溝を介して前記第1単結晶半導体層を横方向にエッチングすることにより、前記第2単結晶半導体層下の第1単結晶半導体層の一部を除去する工程と、
    前記第1溝を介して前記第2単結晶半導体層下に回り込むように配置され、前記単結晶半導体基板上で前記第2単結晶半導体層を支持する支持体を形成する工程と、
    前記支持体が形成された前記第1単結晶半導体層の少なくとも一部を前記第2単結晶半導体層から露出させる第2溝を形成する工程と、
    前記第2溝を介して第1単結晶半導体層を選択的にエッチングすることにより、前記第1単結晶半導体層が除去された空洞部を形成する工程と、
    前記半導体基板および前記第2単結晶半導体層の熱酸化を行うことにより、前記空洞部に埋め込まれた埋め込み酸化膜を形成する工程と、
    前記第2単結晶半導体層の熱酸化を行うことにより、前記第2単結晶半導体層上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜を介して前記第2単結晶半導体層上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行うことにより、前記ゲート電極の側方にそれぞれ配置されたソース/ドレイン層を前記第2単結晶半導体層に形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記単結晶半導体基板および前記第2単結晶半導体層はSi、前記第1単結晶半導体層はSiGeであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 単結晶半導体基板上に第1単結晶半導体層を成膜する工程と、
    前記第1単結晶半導体層よりもエッチングレートが小さな第2単結晶半導体層を前記第1単結晶半導体層上に成膜する工程と、
    前記第1単結晶半導体層と同一の組成を持つ第3単結晶半導体層を前記第2単結晶半導体層上に成膜する工程と、
    前記第2単結晶半導体層と同一の組成を持つ第4単結晶半導体層を前記第3単結晶半導体層上に成膜する工程と、
    前記第1から第4単結晶半導体層を貫通して前記単結晶半導体基板を露出させる第1溝を形成する工程と、
    前記第1溝を介して前記第1および第3単結晶半導体層を横方向にエッチングすることにより、前記第2および第4単結晶半導体層下にそれぞれ配置された第1および第3単結晶半導体層の一部を除去する工程と、
    前記第1溝を介して前記第2および第4単結晶半導体層下に回り込むように配置され、前記単結晶半導体基板上で前記第2および第4単結晶半導体層を支持する支持体を形成する工程と、
    前記支持体が形成された前記第1および第3単結晶半導体層の少なくとも一部を前記第2および第4単結晶半導体層から露出させる第2溝を形成する工程と、
    前記第2溝を介して第1および第3単結晶半導体層を選択的にエッチングすることにより、前記第1および第3単結晶半導体層がそれぞれ除去された第1および第2空洞部を形成する工程と、
    前記半導体基板、前記第2および第単結晶半導体層の熱酸化を行うことにより、前記第1および第2空洞部にそれぞれ埋め込まれた埋め込み酸化膜を形成する工程と、
    前記第単結晶半導体層の熱酸化を行うことにより、前記第単結晶半導体層上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜を介して前記第単結晶半導体層上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極をマスクとしてイオン注入を行うことにより、前記ゲート電極の側方にそれぞれ配置されたソース/ドレイン層を前記第単結晶半導体層に形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記単結晶半導体基板、前記第2および第単結晶半導体層はSi、前記第1および第3単結晶半導体層はSiGeであることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
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