JP4724784B2 - テープ貼付装置およびテープ貼付方法 - Google Patents

テープ貼付装置およびテープ貼付方法 Download PDF

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本発明は、電子部品接着用の接着テープを圧着ヘッドによって基板に貼付けるテープ貼付装置およびテープ貼付方法に関するものである。
電子機器のディスプレイとして用いられるプラズマパネルや液晶パネルなどの表示パネルは、表示画面となるガラスパネルの縁部にドライバ用の電子部品を接続することにより組み立てられる。この組立て作業においては、ガラスパネルの縁部に形成された接続用の端子を覆って異方性導電テープなどの接着テープが貼り付けられ(例えば特許文献1参照)、電子部品が予め実装されたドライバ用の基板が、この接着テープによってコネクタを介して接合される。
この特許文献例に示すテープ貼付装置では、複数の圧着ヘッドを直列に配置して、直線状に定ピッチで設定された複数の貼付位置に接着テープを同時に貼り付けるようにしている。これにより、各貼付位置毎に個別に接着テープを貼り付ける方法と比較して作業効率を向上させることができるとともに、ガラスパネルの辺毎に全ての端子を覆って一繋ぎの接着テープを貼り付ける方法において生じる接着テープの無駄を排除することができるという利点がある。
特開2003−78239号公報
近年薄型テレビの大画面化に伴い、この用途に使用される表示パネルのサイズは縦横とも大型化する傾向にある。このため、このような大型の表示パネルの組立て作業において上述の接着テープが貼り付けられる範囲も増大する。ところがテレビ画面として用いられる表示パネルにおいては、画面サイズに関わらず走査線数が一定であることから、必要とされる電子部品の数はパネルサイズに比例しては増大しない。
一方、ドライバ用の電子部品は接続抵抗を極力小さくすることを勘案して、パネルの縁部に沿って均一ピッチで接続することが望ましいことから、これらの電子部品を集中配列することは好ましくない。このため、半導体素子が接合される端子の配列ピッチは、パネルサイズの増大に伴って疎となり、パネル組み立て作業において、とびとびに接着テープを貼り付ける必要が生じる。
しかしながら、前述の特許文献例に示すテープ貼付装置では、パネルサイズおよび貼付ピッチが旧来と比べて増大した上述のような用途に対応することは貼付機構の構成から困難であった。さらに前述装置においては、圧着ヘッドの位置が固定されていることから、貼付ピッチの異なる複数品種を作業対象とすることができず、多品種対応性に欠ける装置となっていた。このため、旧来のテープ貼付においては、各貼付位置毎に個別に接着テープを貼り付ける方法か、または各辺毎に全ての端子を覆って一繋ぎの接着テープを貼り付ける方法のいずれかを採用することを余儀なくされており、作業効率の向上と接着テープの無駄の排除を両立させることが困難であった。
そこで本発明は、作業効率に優れ且つ接着テープの無駄を排除することができるテープ貼付装置およびテープ貼付方法を提供することを目的とする。
本発明のテープ貼付装置は、テープ状の接着層を所定の貼付長さの個片接着層に切断して基板に所定のテープ貼付ピッチで貼付けるテープ貼付装置であって、前記基板を保持して位置決めする基板保持部と、前記接着層がベーステープの片面に貼着された接着テープを供給するテープ供給機構と、前記基板保持部の上方に前記基板におけるテープ貼付ピッチと等ピッチで配置された複数の圧着ヘッドと、前記テープ供給機構から供給された前記接着テープを前記複数の圧着ヘッドの下方と前記基板の上面との間に設定されたテープ搬送経路に沿って搬送するテープ搬送機構と、前記複数の圧着ヘッドを前記基板保持部に対して昇降させる昇降部と、前記テープ搬送経路における前記圧着ヘッドの上流側にて前記接着層に切れ目を入れて不要部分を除去することにより、前記個片接着層を前記ベーステープの片面に前記基板におけるテープ貼付けピッチの1/N(Nは以上の整数)のピッチ毎に形成する接着層切断機構とを備えた。
本発明のテープ貼付方法は、基板を保持して位置決めする基板保持部と、テープ状の接着層がベーステープの片面に接着された接着テープを供給するテープ供給機構と、前記基板保持部の上方に前記基板における所定のテープ貼付ピッチと等ピッチで配置された複数の圧着ヘッドと、前記テープ供給機構から供給された前記接着テープを前記複数の圧着ヘッドの下方と前記基板の上面との間に設定されたテープ搬送経路に沿って搬送するテープ搬送機構と、前記複数の圧着ヘッドを前記ワーク保持部に対して昇降させる昇降部とを備えたテープ貼付け装置によって、前記接着層を所定の貼付長さの個片接着層に切断して基板に前記テープ貼付ピッチで貼付けるテープ貼付方法であって、前記基板保持部の上方に複数の圧着ヘッドを前記テープ貼付けピッチと等ピッチで配置する圧着ヘッド配置工程と、前記テープ搬送経路における前記圧着ヘッドの上流側にて前記接着層に切れ目を入れて不要部分を除去することにより、前記個片接着層を前記ベーステープの片面に前記テープ貼付けピッチの1/N(Nは以上の整数)のピッチ毎に形成する接着層切断工程と、前記個片接着層を前記複数の圧着ヘッドの下方に位置決めするテープ位置決め工程と、前記昇降部を昇降させることにより前記個片接着層を前記圧着ヘッドによって前記基板に圧着して貼り付ける圧着工程と、前記接着テープを前記テープ貼付けピッチの1/Nだけ前記テープ搬送経路に沿って送るテープ送り工程とを含む。
本発明によれば、圧着ヘッドの上流側において接着テープの接着層に切れ目を入れて不要部分を除去し、所定の貼付長さの個片接着層をベーステープの片面にテープ貼付けピッチの1/Nのピッチ毎に形成しておき、個片接着層を圧着ヘッドによって基板に圧着して貼り付ける圧着工程と、接着テープをテープ貼付けピッチの1/Nだけテープ搬送経路に沿って送るテープ送り工程とを反復して実行することにより、複数の圧着ヘッドによって各貼付位置に接着層を無駄なく貼り付けることができ、作業効率に優れ且つ接着テープの無駄を排除することが可能なテープ貼付が実現される。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のテープ貼付装置の正面図、図2は本発明の一実施の形態のテープ貼付装置のテープ貼付機構の部分断面図、図3は本発明の一実施の形態のテープ貼付装置の対象となる基板の平面図、図4は本発明の一実施の形態のテープ貼付装置の制御系の構成を示すブロック図、図5,図6,図7,図8、図9は本発明の一実施の形態のテープ貼付け方法の工程説明図である。
まず図1、図2を参照して、テープ貼付装置の構造を説明する。このテープ貼付装置は、電子部品接着に用いられる接着層としての異方性導電剤(以下、「ACF」と略記する。)を、所定の貼付長さの個片テープ(個片接着層)に切断して、基板に所定のテープ貼付ピッチで貼付ける機能を有するものである。
図1において、基台1 上には基板保持部2および接着層切断機構5が隣接して配設されている。基板保持部2はXYテーブル2XY上に基板保持テーブル3を載置して構成されている。基板保持テーブル3には、テープ貼付の対象となる基板4が保持されている。基板4は液晶パネルなどの表示用パネルであり、2枚のガラスパネルを積層して構成されている。
一方のガラスパネルが露呈した縁部4a(図2,図3参照)には、接続される電子部品のサイズに応じた長さの個片テープが貼り付けられる。XYテーブル2XYを駆動することにより、基板4は後述するテープ貼付機構に対して位置決めされる。そして位置決めされた基板4に対して、以下に説明するテープ貼付機構によって、所定のテープ貼付ピッチで個片テープが貼り付けられる。
基板保持部2の上方には、テープ貼付機構が配設されている。テープ貼付機構は、垂直な昇降フレーム11の前面に、複数の圧着ヘッド(第1圧着ヘッド20a、第2圧着ヘッド20b、第3圧着ヘッド20c、第4圧着ヘッド20d)を並列に配置したヘッド部20を設け、ヘッド部20の左右にテープ供給機構12およびテープ搬送機構17を配置して構成されている。第1圧着ヘッド20a、第2圧着ヘッド20b、第3圧着ヘッド20c、第4圧着ヘッド20dは同一構造であり、いずれも垂直なベースプレート21の前面に押圧昇降機構22および圧着ツール23を垂直に配置した構造となっている。
図2は、ヘッド部20の任意の圧着ヘッド配置位置におけるテープ貼付装置の断面を示している。ベースプレート21の前面に設けられたベースフランジ部21aには圧着ツール23が垂直に装着されており、圧着ツール23は押圧昇降機構22によって昇降駆動される。昇降フレーム11の前面に水平方向に配設されたガイドレール18には、ベースプレート21に固着されたスライダ24がスライド自在に嵌着しており、ベースプレート21は昇降フレーム11の前面において水平方向に移動自在となっている。
昇降フレーム11の前面には、スケール19が水平方向に装着されており、複数のベースプレート21の位置をスケール19の目盛りに合わせることにより、複数の圧着ヘッドを任意ピッチで配置することができるようになっている。ここでは、これらの複数の圧着ヘッドを基板4におけるテープ貼付ピッチに対応して等ピッチで配置するようにしている。
昇降フレーム11の背面には水平方向にガイド溝11aが設けられており、ベースプレート21の上部を挿通した固定ボルト25は、昇降フレーム11とベースプレート21との間に介在させたカラー部材27の内部を挿通して、ガイド溝11aの内部に嵌合したナット部材26に螺合している。固定ボルト25とナット部材26とを締結することにより、ベースプレート21は昇降フレーム11に対して固定され、各圧着ヘッドの位置が固定される。
昇降フレーム11は昇降フレーム駆動機構(図示省略)によって昇降自在となっており、昇降フレーム11を昇降させることにより、第1圧着ヘッド20a、第2圧着ヘッド20b、第3圧着ヘッド20c、第4圧着ヘッド20dは基板保持部2に対して昇降する。昇降フレーム11および昇降フレーム11を昇降駆動する昇降フレーム駆動機構28は、複数の圧着ヘッドを基板保持部2に対して昇降させる昇降部となっている。そして第1圧着ヘッド20a、第2圧着ヘッド20b、第3圧着ヘッド20c、第4圧着ヘッド20dが基板保持部2に対して下降した状態で、押圧昇降機構22を駆動することにより、圧着ツール23は基板保持テーブル3に保持された基板4に対して押圧され、これにより後述するテープ圧着動作が行われる。
テープ供給機構12は、接着層であるACFテープ14がベーステープ13aの片面に貼着された構成の接着テープ13を供給する。テープ搬送機構17は、ACFテープ14が剥離された後のベーステープ13aを巻き取ることにより、テープ供給機構12から供給された接着テープ13を、ヘッド部20の下方と基板4の上面との間に、ガイドローラ15a、15bの下端部を結んで直線状に設定された水平なテープ搬送経路に沿って搬送する。
テープ供給機構12から供給された接着テープ13はガイドローラ15aを経てバックアップ部16の下面側に至る。ここで、接着テープ13のうちACFテープ14のみに切れ目を入れて不要部分を除去することにより、接着対象となる電子部品に応じた長さの個片テープ14a(図3参照)が、ベーステープ13aの下面に形成される。そしてこれらの個片テープ14aをベーステープ13aとともにヘッド部20の第1圧着ヘッド20a、第2圧着ヘッド20b、第3圧着ヘッド20c、第4圧着ヘッド20dのそれぞれの下方に移動させ、各圧着ヘッドにテープ圧着動作を行わせることにより、図3(a)に示すように、所定寸法Lの複数の個片テープ14aが、基板4の縁部4aに所定のテープ貼付ピッチPで貼り付けられる。
次に、接着層切断機構5の構成および機能について説明する。接着層切断機構5は、XYテーブル機構6によってXY方向に移動する水平移動部5aを備えており、水平移動部5aには切断ヘッド7および除去ヘッド8が配設されている。切断ヘッド7は刃先を垂直上方に向けたカッタ7aおよびカッタ7aを昇降させるカッタ昇降機構(図示省略)を備えており、バックアップ部16によって上面側をバックアップされた接着テープ13に対してカッタ7aを昇降させることにより、接着テープ13のACFテープ14のみに切れ目を入れる。
除去ヘッド8は、ローラ8aおよびローラ8aを昇降させるローラ昇降機構(図示省略)を備えており、ローラ8aの上面側には粘着テープ9が周回している。粘着テープ9は供給リール10aから供給され、巻き取りリール10bに巻き取られる。所定間隔で切れ目が入れられたACFテープ14に対して除去ヘッド8を上昇させ、ローラ8aによって粘着テープ9をACFテープ14に押しつけた状態で水平移動部5aを水平移動させるとともに、巻取リール10bに粘着テープ9の巻き取り動作を行わせることにより、ACFテープ14は粘着テープ9に粘着した状態でベーステープ13aから剥離される。
すなわち、接着テープ13に積層されたACFテープ14のうち、予めテープ貼付動作において不要となる部分(図3(b)に示す除去部14b参照)の両端位置に切断ヘッド7により切れ目を入れ、次いでこの不要部分のACFテープ14を除去ヘッド8によって粘着除去することにより、テープ搬送経路のヘッド部20の上流側にて、基板4に貼り付けられる個片テープ14aをベーステープ13aの下面側に形成することができる。
図3(b)は、上述の個片テープ14aの形成における、テープ貼付ピッチP、個片テープ14aの所定の貼付長さLおよび除去部14bの除去寸法Rの相互の関係を示している。個片テープ14aは連続して1繋ぎの状態でベーステープ13aに積層されたACFテープ14から貼付長さLで切り出される。従来は1つのテープ貼付ピッチPに相当するACFテープ14から1つの個片テープ14aを切り出すのみで、ACFテープ14のうち、残りの(P−L)に相当する部分は未使用のまま除去して廃却されていた。
これに対し本実施の形態のテープ貼付装置においては、1つのテープ貼付ピッチPに相当するACFテープ14から2つ以上の個片テープ14aを切り出すことが可能な場合には、図3(b)に示すように、複数個(ここでは2つ)の個片テープ14aを形成するよ
うにしている。すなわち、除去部14bの寸法Rを、R=(P−2L)/2に設定することにより、1つのテープ貼付ピッチPに相当するACFテープ14から2つの個片テープ14aが形成される。
なお、除去部14bの除去寸法Rには実用上の最小寸法Rmが存在することから、R=(P−2L)/2の計算式で求められるRがRm未満であれば、2つの個片テープ14aを形成することができず、1つの個片テープ14aが切り出された残りの(P−L)に相当する部分は従来通り除去される。ここでは1つのテープ貼付ピッチPに相当するACFテープ14から2つの個片テープ14aを切り出す例を示したが、LがPに対して相対的に小さい場合には、3以上の整数個の個片テープ14aを形成することもできる。
すなわち、上記構成の接着層切断機構5は、テープ搬送経路における圧着ヘッドの上流側にて、接着層であるACFテープ14に切れ目を入れて不要部分を除去することにより、個片接着層である所定長さLの個片テープ14aをベーステープ13aの片面にテープ貼付けピッチPの1/N(Nは以上の整数)のピッチ毎に形成する機能を有している。
次に、図4を参照して制御系の構成を説明する。制御部30はヘッド部20を構成する第1圧着ヘッド20a、第2圧着ヘッド20b、第3圧着ヘッド20c、第4圧着ヘッド20dや昇降フレーム駆動機構28、基板保持部2を制御してテープ貼付動作を制御するとともに、テープ搬送機構17、テープ供給機構12を制御して、接着テープ13の供給・搬送動作を制御する。さらに、接着層切断機構5を制御して、個片テープ14aの形成動作を制御する。
表示部31は表示パネルであり、操作・入力部32による入力操作時の案内画面を表示する。ワーク情報記憶部33には、前述のテープ貼付ピッチPや、個片テープ14aの貼付長さL、除去寸法Rなどのワーク情報が記憶される。接着層切断機構5による個片テープ14aの形成動作に際しては、ワーク情報記憶部33からこれらのワーク情報が読み出される。
次に、上記構成のテープ貼付装置によってACFテープ14を所定の貼付長さの個片テープ14aに切断して、基板4にテープ貼付ピッチPで貼付けるテープ貼付方法について、図5,図6,図7,図8,図9を参照して説明する。
まず、基板保持部2の上方に、図5(a)に示すように、複数の圧着ヘッド(第1圧着ヘッド20a、第2圧着ヘッド20b、第3圧着ヘッド20c、第4圧着ヘッド20dをテープ貼付けピッチPに対応して、等ピッチで配置する(圧着ヘッド配置工程)。次いで、接着テープ13の頭出し作業を行う。すなわち、接着テープ13においてベーステープ13aに積層されたACFテープ14の先端部を、バックアップ部16の頭出し基準位置16a(第1圧着ヘッド20aから上流側にテープ貼付ピッチPだけ遡った位置)に合わせる。
次に、テープ搬送経路における圧着ヘッドの上流側にて、ACFテープ14に切れ目を入れて不要部分を除去することにより、個片テープ14aをベーステープ13aの片面に、テープ貼付けピッチの1/N(Nは以上の整数)のピッチ毎に形成する(接着層切断工程)。すなわち、図5(b)に示すように、カッタ7aをXYテーブル機構6によって水平移動させながら順次昇降させることにより、バックアップ部16の下面に位置するACFテープ14に、図3(b)に示す個片テープ14aを切り出すための切れ目を、除去部14bの両端に相当する4箇所の位置に順次入れる。
次いで、図5(c)に示すように、除去部14bの除去動作を行う。すなわち、除去ヘ
ッド8を移動させてローラ8aを粘着テープ9を介して除去部14bに相当する位置に下面側から押し当て、除去ヘッド8を水平移動させながら粘着テープ9を巻き取る。これにより、除去部14bは粘着テープ9に粘着保持されてベーステープ13aから剥離される。この除去動作を2箇所の除去部14bについて行うことにより、図5(d)に示すように、テープ搬送経路におけるヘッド部20の上流側にて、2つの個片テープ14aがテープ貼付ピッチPの1/2のピッチ毎に形成される。
この後、個片テープ14aを複数の圧着ヘッドの下方に位置決めする(テープ位置決め工程)。すなわちテープ搬送機構17を駆動して、図6(a)に示すように、ベーステープ13aをテープ貼付ピッチPだけテープ送りすることにより、先頭に位置する個片テープ14aを第1圧着ヘッド20aの位置に合わせる。そして接着層切断工程(図5(a)、(b)、(c))と、テープ位置決め工程(図6(a))とを反復することにより、図6(b)に示すように、第1圧着ヘッド20a、第2圧着ヘッド20b、第3圧着ヘッド20c、第4圧着ヘッド20dのそれぞれに対して個片テープ14aが位置合わせされるとともに、各圧着ヘッド相互の中間位置には、もう1つの個片テープ14aが待機した状態となる。
次いで、個片テープ14aを基板4に圧着により貼り付ける圧着工程が実行される。すなわち、図7(a)に示すように、昇降フレーム11を下降させることによりベーステープ13a下面の個片テープ14aを基板4の上面に当接させる。次いで図7(b)に示すように、各圧着ヘッドにて圧着ツール23を下降させて個片テープ14aの上面に当接させ、図7(c)に示すように、圧着ツール23によって個片テープ14aを基板4に対して押圧することにより、複数の個片テープ14aをそれぞれの貼付位置に一括して貼り付ける。そしてこの押圧動作の間に、テープ搬送経路の上流側においては、接着層切断機構5によって新たに個片テープ14aを形成する動作が並行して実行される。すなわち、接着層切断工程と圧着工程とが同時並行して実行される。
圧着工程の押圧動作が完了したならば、図8(a)に示すように、各圧着ヘッドにおいて圧着ツール23を上昇させるとともに、昇降フレーム11を上昇させる。このときベーステープ13aが各圧着ヘッドの中間位置にある個片テープ14aとともに上昇する。これにより既に基板4に圧着された個片テープ14aからベーステープ13aが剥離され、当該基板4に対するテープ貼付作業が完了する。そして作業完了後の基板4は基板保持テーブル3から搬出され、基板保持テーブル3には新たな基板4が搬入される。
次いで、テープ送り工程が行われる。すなわち、接着テープ13をテープ貼付けピッチPの1/2だけテープ搬送経路に沿って送る。これにより、図8(b)に示すように、各圧着ヘッドの中間位置にある個片テープ14aは、P/2だけ移動して各圧着ヘッドに対して位置合わせされる。
この後、個片テープ14aを新たな基板4に貼り付ける圧着動作が再び実行される。ここで、図8(c)、図9(a)に示す動作は、図7(a)、(b)における動作と同様であり、この後、図9(b)に示すように、各圧着ヘッドにおいて圧着ツール23を上昇させるとともに、昇降フレーム11を上昇させる。これにより、基板4に圧着された個片テープ14aからベーステープ13aが剥離され、当該基板4に対するテープ貼付作業が完了する。そしてこれ以降、同様の作業が反復実行される。
上記説明したように、本実施の形態に示すテープ貼付装置では、複数の圧着ヘッドを等ピッチで配列したヘッド部の上流側において、接着テープの接着層に切れ目を入れて不要部分を除去し、所定の貼付長さの個片接着層をベーステープの片面にテープ貼付けピッチの1/Nのピッチ毎に形成するようにしている。そして形成された個片接着層を基板に貼
り付ける際には、個片接着層を圧着ヘッドによって基板に圧着する圧着工程と、接着テープをテープ貼付けピッチの1/Nだけテープ搬送経路に沿って送るテープ送り工程とを反復して実行する。
これにより、半導体素子が接合される端子の配列ピッチがパネルサイズの増大に伴って疎となりパネル組立作業においてとびとびに接着テープを貼付ける場合においても、複数の圧着ヘッドによって各貼付位置に接着層を無駄なく貼り付けることができる。
したがって、各貼付位置毎に個別に接着テープを貼り付ける方法か、または各辺毎に全ての端子を覆って一繋ぎの接着テープを貼り付ける方法のいずれかを採用することを余儀なくされた従来方法と比較して、作業効率に優れ且つ接着テープの無駄を排除することが可能なテープ貼付が実現される。
また複数の圧着ヘッドはいずれも位置が可変で配列ピッチが任意に設定できることから、テープ貼付ピッチの異なる複数品種を作業対象とすることができ、多品種対応性に優れたテープ貼付装置が実現されている。
本発明のテープ貼付装置およびテープ貼付方法は、作業効率に優れ且つ接着テープの無駄を排除することができるという効果を有し、電子部品接着に用いられる接着テープを圧着ヘッドによって基板に貼付ける分野に利用可能である。
本発明の一実施の形態のテープ貼付装置の正面図 本発明の一実施の形態のテープ貼付装置のテープ貼付機構の部分断面図 本発明の一実施の形態のテープ貼付装置の対象となる基板の平面図 本発明の一実施の形態のテープ貼付装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態のテープ貼付け方法の工程説明図 本発明の一実施の形態のテープ貼付け方法の工程説明図 本発明の一実施の形態のテープ貼付け方法の工程説明図 本発明の一実施の形態のテープ貼付け方法の工程説明図 本発明の一実施の形態のテープ貼付け方法の工程説明図
符号の説明
2 基板保持部
4 基板
5 接着層切断機構
11 昇降フレーム
12 テープ供給機構
13 接着テープ
13a ベーステープ
14 ACFテープ
14a 個片テープ
14b 除去部
17 テープ搬送機構
20 ヘッド部
23 圧着ツール
P テープ貼付ピッチ
L 貼付長さ

Claims (3)

  1. テープ状の接着層を所定の貼付長さの個片接着層に切断して基板に所定のテープ貼付ピッチで貼付けるテープ貼付装置であって、
    前記基板を保持して位置決めする基板保持部と、前記接着層がベーステープの片面に貼着された接着テープを供給するテープ供給機構と、前記基板保持部の上方に前記基板におけるテープ貼付ピッチと等ピッチで配置された複数の圧着ヘッドと、前記テープ供給機構から供給された前記接着テープを前記複数の圧着ヘッドの下方と前記基板の上面との間に設定されたテープ搬送経路に沿って搬送するテープ搬送機構と、前記複数の圧着ヘッドを前記基板保持部に対して昇降させる昇降部と、前記テープ搬送経路における前記圧着ヘッドの上流側にて前記接着層に切れ目を入れて不要部分を除去することにより、前記個片接着層を前記ベーステープの片面に前記基板におけるテープ貼付けピッチの1/N(Nは以上の整数)のピッチ毎に形成する接着層切断機構とを備えたことを特徴とするテープ貼付装置。
  2. 基板を保持して位置決めする基板保持部と、テープ状の接着層がベーステープの片面に接着された接着テープを供給するテープ供給機構と、前記基板保持部の上方に前記基板における所定のテープ貼付ピッチと等ピッチで配置された複数の圧着ヘッドと、前記テープ供給機構から供給された前記接着テープを前記複数の圧着ヘッドの下方と前記基板の上面との間に設定されたテープ搬送経路に沿って搬送するテープ搬送機構と、前記複数の圧着ヘッドを前記ワーク保持部に対して昇降させる昇降部とを備えたテープ貼付け装置によって、前記接着層を所定の貼付長さの個片接着層に切断して基板に前記テープ貼付ピッチで貼付けるテープ貼付方法であって、
    前記基板保持部の上方に複数の圧着ヘッドを前記テープ貼付けピッチと等ピッチで配置する圧着ヘッド配置工程と、前記テープ搬送経路における前記圧着ヘッドの上流側にて前記接着層に切れ目を入れて不要部分を除去することにより、前記個片接着層を前記ベーステープの片面に前記テープ貼付けピッチの1/N(Nは以上の整数)のピッチ毎に形成する接着層切断工程と、前記個片接着層を前記複数の圧着ヘッドの下方に位置決めするテープ位置決め工程と、前記昇降部を昇降させることにより前記個片接着層を前記圧着ヘッドによって前記基板に圧着して貼り付ける圧着工程と、前記接着テープを前記テープ貼付けピッチの1/Nだけ前記テープ搬送経路に沿って送るテープ送り工程とを含むことを特徴とするテープ貼付け方法。
  3. 前記接着層切断工程と前記圧着工程とを同時並行して実行することを特徴とする請求項2記載のテープ貼付け方法。
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