JP4714227B2 - 圧電駆動装置、圧電駆動制御方法及び電子デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、圧電駆動装置、圧電駆動制御方法及び電子デバイスに関する。本発明は、特に、複数の圧電体を積層する積層型の圧電体においてヒステリシスを低減できる圧電駆動装置、圧電駆動制御方法及び電子デバイスに関する。
従来、2枚の圧電板を重ね合わせたバイモルフアクチュエータが知られている。例えば、特許文献1は、第1、第2の圧電板を重ね合わせて接合したバイモルフアクチュエータを開示する。当該バイモルフアクチュエータは、第1、第2の圧電板間に電圧を印加することにより、両圧電板の長さ方向に沿って互いに異なる方向に伸縮する。当該バイモルフアクチュエータは、また、一方の圧電板でアクチュエータを駆動させ、他方の圧電板をヒステリシス補正用のセンサとして用いる。そして、当該センサの出力をアクチュエータ駆動用の圧電板に印加する電圧のフィードバック制御に用いる。
特開2001−156352号公報
圧電アクチュエータは、印加電圧の増減方向によって、印加電圧と変位量との間にヒステリシスを持つ。ヒステリシスは、圧電アクチュエータのリニアリティ特性を劣化させ、圧電アクチュエータを用いた高精度の変位量制御を困難にする問題がある。
特許文献1に記載のバイモルフアクチュエータは、センサ用の圧電板に電圧を印加しないので、フィードバック制御を行わなければ、変位量を制御することができない。また、アクチュエータの変位量を1枚の圧電板で制御するので、リニアリティをよくすることが難しい。そこで、圧電アクチュエータの変位量を、リニアリティ良く制御できる圧電駆動装置、圧電駆動制御方法及びそれを用いた電子デバイスが求められている。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、力の印加により変形が可能な基体と、基体の第1面に直接または他の層を介して形成された第1圧電体と、第1面と略平行な基体の第2面に直接または他の層を介して形成された第2圧電体と、第1圧電体、第2圧電体および基体を有する積層体の変位量に応じた駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、駆動電圧により積層体が変位した場合に生じるヒステリシスを補償する補償電圧を生成する補償電圧生成部と、駆動電圧および補償電圧の各々を第1圧電体および第2圧電体の各々に印加する電圧印加部と、を備える圧電駆動装置が提供される。
本発明の第2の形態においては、力の印加により変形が可能な基体、基体の第1面に直接または他の層を介して形成された第1圧電体、および、第1面と略平行な基体の第2面に直接または他の層を介して形成された第2圧電体、を有する積層体を用意する段階と、積層体の変位量に応じた駆動電圧を生成する駆動電圧生成段階と、駆動電圧による積層体の変位におけるヒステリシスを補償する補償電圧を生成する補償電圧生成段階と、駆動電圧および補償電圧の各々を第1圧電体および第2圧電体の各々に印加する電圧印加段階と、を備える圧電駆動制御方法が提供される。
本発明の第3の形態においては、力の印加により変形が可能な基体、基体の第1面に直接または他の層を介して形成された第1圧電体、第1面と略平行な基体の第2面に直接または他の層を介して形成された第2圧電体、第1圧電体、第2圧電体および基体を有する積層体の変位量に応じた駆動電圧を生成する駆動電圧生成部、駆動電圧による積層体の変位におけるヒステリシスを補償する補償電圧を生成する補償電圧生成部、ならびに、駆動電圧および補償電圧の各々を第1圧電体および第2圧電体の各々に印加する電圧印加部、を有する圧電駆動装置と、圧電駆動装置の変位部に配置した変位電極と、変位電極との間で可変容量を形成する固定電極と、を備える電子デバイスが提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態の圧電駆動装置100を備える可変容量キャパシタ10と、圧電駆動装置100を駆動する回路の機能ブロックの概要を示す。同図において圧電駆動装置100は分解斜視図として示す。分解斜視図の左側には圧電駆動装置100を長さ方向Lの中央近傍で幅方向Wに切断した断面図を示す。
可変容量キャパシタ10は、電子デバイスの一例であってよい。可変容量キャパシタ10は、圧電駆動装置100と、変位電極102と、固定電極104と、基板106と、台座部108とを備える。
圧電駆動装置100は、変位電極102と固定電極104との距離を制御する。圧電駆動装置100は、積層体110と、駆動電圧生成部180と、補償電圧生成部182と、電圧印加部184と、センス部190と、制御部192と、格納部194と、制御テーブル196とを有する。
積層体110は、電圧の印加により高さ方向H(積層方向)に変位する。積層体110は、基体120と、第1圧電体130と、第2圧電体140と、第3圧電体150とを含む。積層体110は、第1電極160と、第2電極162と、第1センス電極164と、絶縁層166と、第2センス電極168とを含む。
基体120は、弾性を有する。これにより、力の印加により変形が可能なので、第1圧電体130または第2圧電体140が伸縮して基体120に力が印加されると、基体120は湾曲する。基体120は、剛性を有する。これにより、積層体110が撓みすぎるのを抑制する。基体120は、例えば、アルミニウム、金、白金等の導電体、ガラス等の絶縁体、シリコン等の半導体を用いてもよい。
基体120の一例として、幅方向Wに90μm、長さ方向Lに750μm、高さ方向Hに0.5μmの平板形状を有する白金を用いてもよい。基体120に導電体を用いることで、基体120を第1圧電体130および第2圧電体140に電圧を印加する電極として利用できる。
第1圧電体130は、基体120の第1面122に形成される。第1圧電体130は、電圧を印加されると歪んで伸縮する。第1圧電体130は、電圧を印加された場合に、長さ方向Lに伸縮して、高さ方向Hに積層体110を湾曲させるように配される。
第1圧電体130は、例えば、窒化アルミニウム(AlN)、酸化亜鉛(ZnO)のウルツ鉱型の結晶、又は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)、若しくはチタン酸バリウム(BTO)等のペロブスカイト系強誘電体等を用いてもよい。第1圧電体130の一例として、幅方向Wに90μm、長さ方向Lに750μm、高さ方向Hに0.5μmのPZTの圧電膜を用いてもよい。
第2圧電体140は、第1面122と略平行な基体120の第2面124に形成される。第2圧電体140は、電圧を印加されると歪んで伸縮する。第2圧電体140は、電圧を印加された場合に、長さ方向Lに伸縮して、高さ方向Hに積層体110を湾曲させるように配される。第2圧電体140は、第1圧電体130と同様の圧電体を用いてもよい。第2圧電体140の一例として、幅方向Wに90μm、長さ方向Lに750μm、高さ方向Hに0.5μmのPZTの圧電膜を用いてもよい。
第3圧電体150は、第2圧電体140の基体120に面する側の面142とは逆の面144に、第2電極162、第1センス電極164及び絶縁層166を介して形成される。第3圧電体150は、電圧を印加されると歪んで伸縮する。第3圧電体150は、電圧を印加された場合に、長さ方向Lに伸縮して、高さ方向Hに積層体110を湾曲させるように配される。第3圧電体150は、第1圧電体130と同様の圧電体を用いてもよい。第3圧電体150の一例として、幅方向Wに90μm、長さ方向Lに750μm、高さ方向Hに0.5μmのPZTの圧電膜を用いてもよい。
第1電極160は、第1圧電体130の基体120に面する側の面132とは逆の面134に形成される。第1電極160は、積層体110の長さ方向Lに延伸する平板形状を有する。第1電極160は、例えば、アルミニウム(Al)、金(Au)、白金(Pt)、銅(Cu)、インジウム(In)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)等の低抵抗で加工が容易な金属、ルテニウムオキサイド(RuO)、イリジウムオキサイド(IrO)等酸化物電極、又は、シリコン(Si)等の半導体を用いてもよい。電極材料としてシリコン基板を用いる場合には、高濃度にドープされた基板を用いることが好ましい。第1電極160の一例として、高さ方向Hの厚さが0.2μmの白金を用いてもよい。
第2電極162は、第2圧電体140の基体120に面する側の面142とは逆の面144に形成される。第2電極162は、例えば、積層体110の長さ方向Lに延伸する平板形状を有する。第2電極162の幅は、第2圧電体140の幅より短くてもよい。第2電極162は、第1電極160と同様の電極材料を用いてもよい。第2電極162の一例として、高さ方向Hの厚さが0.2μmの白金を用いてもよい。
第1センス電極164は、例えば、第2電極162が形成されるのと同一の面144に形成される。第1センス電極164は、例えば、積層体110の長さ方向Lに延伸する平板形状を有する。第1センス電極164は、例えば、第2電極162の幅方向Wの両端に、絶縁層166を介して配される。これにより、第1センス電極164は、第2電極162と電気的に絶縁される。第1センス電極164は、第2圧電体140の幅方向Wの両端に配置できる。
第1センス電極164は、第1電極160と同様の電極材料を用いてもよい。第1センス電極164は、第2電極162と略同一の厚みを有してもよい。第1センス電極164の一例として、高さ方向Hの厚さが0.2μmの白金を用いてもよい。
絶縁層166は、第2電極162及び第1センス電極164が形成されるのと同一の面144に形成される。絶縁層166は、積層体110の長さ方向Lに延伸する平板形状を有する。絶縁層166は、第2電極162と第1センス電極164とに挟まれるように配される。絶縁層166は、第2電極162と第1センス電極164とを電気的に絶縁する。
絶縁層166は、例えば、酸化シリコン(SiO)等の絶縁体を用いてもよい。絶縁層166の一例として、高さ方向Hの厚さが0.2μmのSiOを用いてもよい。
第2センス電極168は、第3圧電体150の第2圧電体140に面する側とは逆の面に形成される。第2センス電極168は、少なくとも一部が第1センス電極164と対向するように形成される。第2センス電極168は、第1センス電極164と略同一の形状を有してよい。第2センス電極168は、第3圧電体150を介して第1センス電極164と対向する位置に配されてもよい。これにより、積層体110の変位により第3圧電体150に生じた変位電圧を精度よく感知することができる。
積層体110は、例えば、ゾル・ゲル法、スパッタリング、CVD又はエッチング等の微細加工技術を利用して形成できる。積層体110の形成方法は微細加工技術に限られるものではなく、例えば、接着により形成されてもよい。
なお、本実施形態において、第1圧電体130および第2圧電体140は、基体120の第1面122または第2面124に直接形成されているが、他の層を介して形成されてもよい。他の層は、例えば、導電性の電極であってもよい。第3圧電体150は、基体120の第2面124に、第2圧電体140を介して形成されているが、基体120の第2面124に直接形成されて、基体120、第3圧電体150、第2圧電体140の順に積層されてもよい。
本実施形態において、第2電極162と第1センス電極164とは、積層体110の幅方向Wに離間されることで電気的に絶縁されているが、第2電極162と第1センス電極164の絶縁方法はこれに限られるものではない。例えば、第2電極162が高さ方向Hの厚みの薄い領域を有して、当該領域に、第2電極162と第1センス電極164とが絶縁層166により絶縁されるように第1センス電極164及び絶縁層166が配されてもよい。
駆動電圧生成部180は、積層体110の変位量に応じた駆動電圧を生成する。駆動電圧生成部180は、制御部192より駆動電圧に関する信号が入力される。駆動電圧生成部180は、電圧印加部184に、第1電極160に当該駆動電圧を印加する旨の信号を、出力する。
補償電圧生成部182は、駆動電圧により積層体110が変位した場合に生じるヒステリシスを補償する補償電圧を生成する。補償電圧生成部182は、制御部192より補償電圧に関する信号が入力される。補償電圧生成部182は、電圧印加部184に、第2電極162に当該補償電圧を印加する旨の信号を出力する。
電圧印加部184は、駆動電圧および補償電圧の各々を、第1圧電体130および第2圧電体140の各々に印加する。電圧印加部184は、第1電源部186と、第2電源部188とを含む。
第1電源部186の出力端は、例えば、第1電極160の台座部108に固定される側の端部と接続されている。第1電源部186の接地端は、例えば、基体120の台座部108に固定される側の端部と接続されている。これにより、第1電極160に電圧を印加すると第1圧電体130の高さ方向Hに電位差が生じ、第1圧電体130が高さ方向Hに変位する。
第2電源部188の出力端は、例えば、第2電極162の台座部108に固定される側の端部と接続されている。第2電源部188の接地端は、基体120の台座部108に固定される側の端部と接続されている。これにより、第2電極162に電圧を印加すると第2圧電体140の高さ方向Hに電位差が生じ、第2圧電体140が高さ方向Hに変位する。
以上の構成により、電圧印加部184は、第1圧電体130と第2圧電体140にそれぞれ独立して電圧を印加することができる。なお、補償電圧生成部182は、補償電圧に重畳して変調電圧を印加してもよい。これにより、可変容量キャパシタ10を発振回路に用いることができる。また基準周波数の信号に前記の変調電圧を変調信号として重畳すれば、可変容量キャパシタ10は、周波数変調信号源、AFC(Auto Frequency Control)あるいはPLL(Phase Lock Loop)用の発振器に応用することができる。
センス部190は、積層体110の変位により第3圧電体150に生成される変位電圧を検出する。センス部190は、第1センス電極164及び第2センス電極168に接続されている。なお第3圧電体150の材料として圧電定数の大きな材料、たとえば単結晶材料あるいはPZTを用いることができる。圧電定数の高い材料を用いることにより、センシングの感度を高めることができる。
センス部190は、第1センス電極164及び第2センス電極168より電位に関する信号が入力される。センス部190は、その電位差を第3圧電体150に生成される変位電圧として検出する。センス部190は、変位電圧に関する信号を制御部192に出力する。なお、圧電駆動装置100は、センス部190と制御部192との間に増幅部を有して、センス部190で検出した変位電圧を増幅した後、制御部192に出力してもよい。
制御部192は、駆動電圧生成部180及び補償電圧生成部182を制御する。制御部192は、積層体110の変位量を設定する。制御部192は、当該変位量に応じた駆動電圧に関する信号を駆動電圧生成部180に出力する。
制御部192は、センス部190より変位電圧に関する信号が入力される。制御部192は、当該変位電圧に関する信号と、駆動電圧の増減に関する信号と、格納部194に格納された制御テーブル196とに基づき、変位電圧に応じた補償電圧を求める。制御部192は、当該補償電圧に関する信号を補償電圧生成部182に出力する。
なお、制御部192、駆動電圧生成部180、及び、補償電圧生成部182の機能は明確に区別されるものではない。例えば、制御部192が、駆動電圧又は補償電圧を印加する旨の信号を電圧印加部184に出力してもよい。同様に、駆動電圧生成部180が積層体110の変位量に応じた駆動電圧を求めてもよく、補償電圧生成部が変位電圧に応じた補償電圧を求めても良い。
格納部194は、制御テーブル196を格納する。制御テーブル196は、変位電圧と補償電圧との関係を予め規定する。制御テーブル196は、駆動電圧を増加する場合および駆動電圧を減少する場合の各々について、駆動電圧ごとの変位電圧を予め測定した変位電圧測定値に基づき、変位電圧と、当該変位電圧に対応する補償電圧とを規定する。
具体的には、積層体110に印加する最小電圧から最大電圧まで駆動電圧を増加させていく場合、及び、当該最大電圧から当該最小電圧まで駆動電圧を減少させていく場合の各々について、第1電極160に所定の駆動電圧を印加した場合の変位電圧をセンス部190で検出する。その後、例えば、積層体110の変位量をCCDカメラで観察しながら、積層体110の変位量が駆動電圧に対して線形となるように、第2電極162に補償電圧を印加する。変位量が駆動電圧に対して線形になる補償電圧の値が求まれば、制御テーブル196に、駆動電圧の増減を示す情報、駆動電圧、当該駆動電圧に対応する変位電圧、当該変位電圧に対応する補償電圧を記録して、格納部194に格納する。
これにより、駆動電圧を増加させる場合と減少させる場合の各々について、変位電圧と補償電圧との関係を予め測定した測定値に基づき規定しておくことで、複雑なフィードバック回路を用いずに、積層体110の変位量を制御できる。当該関係が予め規定されているので、積層体110の変位量を迅速に制御できる。さらに、最小電圧と最大電圧の間を複数の領域に分割して、当該領域ごとに制御テーブル196を作成してもよく、これにより、より精密な変位量制御が可能になる。
変位電極102は、圧電駆動装置100の積層体110に配される。変位電極102は、第3圧電体150の第2圧電体140に面する側とは逆の面に配されてもよい。当該面の両端近傍には、第2センス電極168が配されているので、変位電極102は、第2センス電極168と離間して配される。これにより、変位電極102と第2センス電極168とは、電気的に絶縁される。
変位電極102は、第1電極160と同様の電極材料を用いてもよい。変位電極102の一例として、高さ方向Hの厚さが0.2μmの白金を用いてもよい。
固定電極104は、変位電極102との間で可変容量を形成する。固定電極104は、少なくとも一部が変位電極102と対向するように離間して配される。固定電極104は、変位電極102と対向する位置に、高さ方向Hに離間して配されてもよい。固定電極104は、第1電極160と同様の電極材料を用いてもよい。固定電極104の一例として、高さ方向Hの厚さが0.2μmの白金を用いてもよい。
基板106は、固定電極104を支持する平坦面を有する。基板106は、例えば、絶縁性のガラス基板、シリコン等の半導体基板を用いてもよい。基板106の一例として、シリコン基板を用いてもよい。
台座部108は、基板106において、固定電極104の近傍で固定電極104と離間した位置に配される。台座部108は、酸化シリコン(SiO)等の絶縁体を用いてもよい。台座部108の一例として、SiOを用いてもよい。
なお、台座部108の厚みは、積層体110の最大変位量と同等もしくはそれ以上であってもよい。ここで、積層体110の最大変位量とは、積層体110に印加できる最大の電圧を印加した場合における、積層体110の変位量を意味する。
図2は、可変容量キャパシタ10をA−A'断面で切断した場合の概要を表す。同図に示すとおり、積層体110は、台座部108を介して基板106上に固定されてもよい。積層体110は長さ方向Lの一方の端部で台座部108に支持されている。積層体110に電圧を印加すると、積層体110において台座部108に支持されていない変位部202は、高さ方向Hに屈曲する(図中、下向きに変位する)、若しくは、反り返る(図中、上向きに変位する)ことができる。
積層体110において変位部202の基板106に面した側には、変位電極102が配される。基板106において変位電極102に対向する位置には、固定電極104が配される。台座部108は高さ方向Hに厚みを有するので、積層体110に電圧が印加されていない状態において、可変容量キャパシタ10は、変位電極102と固定電極104との間に距離H1を有する。これにより、変位電極102と固定電極104との間に平板キャパシタが形成される。
変位部202の変位量D1は、積層体110に印加した電圧に応じて変化する。変位量D1が変化すると、積層体110に電圧が印加されている場合における変位電極102と固定電極104との距離H2も変化する。可変容量キャパシタ10の容量は変位電極102と固定電極104との距離H2に反比例するので、積層体110に印加する電圧を制御することで、可変容量キャパシタ10の容量を制御することができる。これにより、変位電極102と固定電極104との間で可変容量が形成される。
なお、本実施形態において、可変容量キャパシタ10は、積層体110の一端が支持されたいわゆる片持ち梁構造を有するが、積層体110を支持する構造はこれに限られるものではない。他の構造は、例えば、積層体110の長さ方向Lにおける両端が支持され、積層体110の長さ方向Lにおける中央近傍が高さ方向Hに変位する、いわゆる両持ち梁構造であってもよい。両持ち梁構造の他の例は、円板状の積層体110を用意して、積層体110の円周部を支持して、積層体110の中心近傍を高さ方向Hに変位させてもよい。
図3は、圧電駆動装置100の圧電駆動制御方法の一例を示す。以下、可変容量キャパシタ10の容量を所定の容量に調整する場合について、圧電駆動装置100の圧電駆動制御方法を説明する。
まず、圧電駆動装置100は、駆動電圧を生成する(S10)。駆動電圧は、以下の通り生成される。
制御部192は、現在、第1電極160に印加している駆動電圧を記憶する。制御部192は、可変容量キャパシタ10の調整後の容量を形成する積層体110の変位量から第1電極160に印加すべき駆動電圧を求める。制御部192は、当該駆動電圧に関する信号を駆動電圧生成部180に出力する。駆動電圧生成部180は、制御部192から入力された駆動電圧を第1電極160に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。
次に、圧電駆動装置100は、駆動電圧を印加する(S11)。駆動電圧は、電圧印加部184が、第1電源部186の発生させた電圧を第1電極160に印加することで、印加される。
次に、圧電駆動装置100は、変位電圧を検出する(S12)。変位電圧は、以下の通り検出される。
第1電極160に電圧が印加されると、第1圧電体130が歪んで伸縮して積層体110が変位する。第3圧電体150も積層体110と共に変位する。第3圧電体150が変位すると、第1センス電極164と第2センス電極168との間に第3圧電体150の変位量に応じた変位電圧が生じる。センス部190は、当該変位電圧を検出する。センス部190は、当該変位電圧に関する信号を制御部192に出力する。
次に、制御部192は、S11において駆動電圧が増加したかどうかを判定する(S13)。駆動電圧が増加していた場合には(S13のYES)、駆動電圧が増加する場合の補償電圧を生成する(S14)。補償電圧は、以下の通り生成される。
制御部192は、制御テーブル196に規定された、駆動電圧が増加した場合における変位電圧に対応する補償電圧を参照する。制御部192は、センス部190から入力された変位電圧に対応する補償電圧を求める。制御部192は、当該補償電圧に関する信号を補償電圧生成部182に出力する。補償電圧生成部182は、制御部192から入力された補償電圧を第2電極162に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。
S13において、制御部192が、S11において駆動電圧が増加していないと判定した場合には(S13のNO)、制御部192は、S11において駆動電圧が減少したかどうかを判定する(S15)。駆動電圧が減少していた場合には(S15のYES)、駆動電圧が減少する場合の補償電圧を生成する(S16)。補償電圧は、以下の通り生成される。
制御部192は、制御テーブル196に記憶された、駆動電圧が減少した場合における変位電圧に対応する補償電圧を参照する。制御部192は、センス部190から入力された変位電圧に対応する補償電圧を求める。制御部192は、当該補償電圧に関する信号を補償電圧生成部182に出力する。補償電圧生成部182は、制御部192から入力された補償電圧を第2電極162に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。
次に、圧電駆動装置100は、S14又はS16で生成された補償電圧を印加する(S17)。補償電圧は、電圧印加部184が第2電源部188の発生させた電圧を第2電極162に印加することで印加される。
図4は、圧電駆動装置100に印加した駆動電圧に対する、積層体110の高さ方向Hにおける変位量を表す。同図において、横軸は第1電極160に印加した駆動電圧を示しており、縦軸は駆動電圧が印加された場合の積層体110の高さ方向Hにおける変位量を示す。同図において、点線は、補償電圧を印加しない場合における、駆動電圧に対する積層体110の変位量を示す。一方、実線は、図3に示した圧電駆動制御方法に基づき補償電圧を印加した場合における、駆動電圧に対する積層体110の変位量を示す。なお、同図において、縦軸および横軸は任意スケールで表されている。
図4に示すとおり、補償電圧を印加しない場合は、積層体110にはヒステリシスが生じている。つまり、駆動電圧を増加させる場合には、積層体110の変位量は下に凸の曲線を描いて増加する。一方、駆動電圧を減少させる場合には、積層体110の変位量は上に凸の曲線を描いて減少する。
これに対して、補償電圧を印加した場合には、駆動電圧と積層体110の変位量とは、ほぼ線形の関係にあることがわかる。つまり、本実施形態においては、駆動電圧を増加させる場合には、第2圧電体140が第1圧電体130の伸縮を補助するように補償電圧が印加されており、駆動電圧を減少させる場合には、第2圧電体140が第1圧電体130の伸縮を抑制するように補償電圧が印加されている。以上より、上記構成によれば、積層体自体がヒステリシスを有する場合であっても、複雑なフィードバック回路を用いずに、積層体110に印加する駆動電圧により積層体110の変位量を精度よく制御できる。
図5は、可変容量キャパシタ10の校正方法の一例を示す。駆動電圧が増加する場合及び駆動電圧が減少する場合の各々について、同図に示す手順で制御テーブル196の値を更新することで、可変容量キャパシタ10が駆動電圧に対して所定の容量を形成するように校正できる。以下、駆動電圧が増加する場合において、制御テーブル196の値を更新する手順を説明するが、駆動電圧が減少する場合の値も同様に更新できる。
まず、圧電駆動装置100は、駆動電圧を印加する(S20)。駆動電圧は、以下の通り印加される。
可変容量キャパシタ10の校正を開始する旨の信号が、制御部192に入力される。制御部192は、積層体110に印加する最小電圧を駆動電圧として、駆動電圧に関する信号を駆動電圧生成部180に出力する。制御部192は、当該駆動電圧を記憶する。駆動電圧生成部180は、制御部192から入力された駆動電圧を第1電極160に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。電圧印加部184は、第1電源部186の発生させた電圧を第1電極160に印加する。
次に、圧電駆動装置100は、変位電圧を検出する(S21)。変位電圧は、以下の通り検出される。
センス部190は、第1センス電極164と第2センス電極168との間の変位電圧を検出する。センス部190は、当該変位電圧に関する信号を制御部192に出力する。制御部192は、当該変位電圧をS20において印加した駆動電圧に対応付けて記憶する。
次に、圧電駆動装置100は、可変容量キャパシタ10の容量を測定する。(S22)。このとき、制御部192は、可変容量キャパシタ10の容量に関する情報を取得する。
次に、圧電駆動装置100は、補償電圧を印加する(S23)。補償電圧は、以下の通り印加される。
制御部192は、現在の制御テーブル196を参照する。制御部192は、上記変位電圧に対応する補償電圧に関する信号を補償電圧生成部182に出力する。補償電圧生成部182は、制御部192から入力された補償電圧を第2電極162に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。電圧印加部184は、第2電源部188の発生させた電圧を第2電極162に印加する。
次に、圧電駆動装置100は、可変容量キャパシタ10の容量を測定する(S24)。そして、制御部192は、可変容量キャパシタ10の容量に関する情報を取得する。センス部190は、検出した変位電圧を制御部192に出力してもよい(S25)。
次に、制御部192は、S24で取得した可変容量キャパシタ10の容量が、S20で積層体110に印加した駆動電圧に対して定められた所定の容量であるか否かを判定する(S26)。S24で取得した可変容量キャパシタ10の容量が上記所定の容量でない場合には(S26のNO)、補償電圧を生成する(S27)。補償電圧は、以下の通り生成される。
制御部192は、可変容量キャパシタ10の容量を上記所定の容量に近づけるべく、補償電圧を設定する。制御部192は、当該補償電圧に関する信号を、補償電圧生成部182に出力する。補償電圧生成部182は、制御部192から入力された補償電圧を第2電極162に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。
ここで、上記補償電圧は、S24で取得した可変容量キャパシタ10の容量と上記所定の容量との差に応じて設定されても良く、S21でセンス部から入力された変位電圧とS25でセンス部から入力された変位電圧との差に応じて設定されてもよい。例えば、S24で取得した可変容量キャパシタ10の容量が上記所定の容量より大きい場合には、補償電圧は、積層体110の変位をより大きくするように設定される。可変容量キャパシタ10の容量が所定の容量になるまで、S23〜S27が繰り返される。
S26において、可変容量キャパシタ10の容量として所定の容量が得られた場合には(S26のYES)、制御部192は、所定の容量が得られた場合の補償電圧をS20において印加した駆動電圧に対応付けて記憶する。次に、制御部192は、積層体110に印加する駆動電圧を所定量増加させて、次に積層体110に印加する駆動電圧を設定して、当該駆動電圧が最大電圧より小さいかどうかを判定する(S28)。
当該駆動電圧が最大電圧より小さい場合には(S28のYES)、駆動電圧を生成する(S29)。駆動電圧は、以下の通り生成される。
制御部192は、S28で設定された駆動電圧を駆動電圧として設定する。制御部192は、当該駆動電圧に関する信号を駆動電圧生成部180に出力する。駆動電圧生成部180は、制御部192から入力された駆動電圧を第1電極160に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。上記駆動電圧が最大電圧より大きくなるまで、S20〜S29が繰り返される。
次に、圧電駆動装置100は、制御テーブル196を更新する(S30)。制御テーブル196は以下の通り更新される。
S28において、上記駆動電圧が最大電圧より大きくなった場合には、S20で印加した駆動電圧、S21で記憶した変位電圧、S26で記憶した補償電圧を用いて、制御テーブル196を更新する。更新された制御テーブル196は、格納部194に格納される。
図6は、別の実施形態に係る圧電駆動装置600の概要を表す。同図に示す通り、圧電駆動装置600は、積層体610を有して、センス部190において、積層体610の変位により第2圧電体140に生成される変位電圧を検出する点で、圧電駆動装置100と相違する。これにより、積層体610は第3圧電体150を有しないので、圧電駆動装置の製作が容易になり、より少ない電力で積層体を変位させることができる。なお、図1と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図6に、積層体610を幅方向Wに切断した場合の断面図を示す。圧電駆動装置600においては、第2圧電体140に生成される変位電圧を検出する。圧電駆動装置600は、積層体610を有する。積層体610は、第2電極662と、絶縁層666と、センス電極668とを含む。
第2電極662は、第2圧電体140の基体120に面する側の面142とは逆の面144に形成される。第2電極662は、積層体610の長さ方向Lに延伸する。第2電極662は、第1電極160と同様の電極材料を用いてもよい。第2電極662は、第2電源部188に接続される。
絶縁層666は、第2電極662が形成されるのと同一の面144に形成される。絶縁層666は、第2電極662とセンス電極668とを電気的に絶縁する。絶縁層666は、例えば、酸化シリコン(SiO)等の絶縁体を用いてもよい。
センス電極668は、第2電極662が形成されるのと同一の面144に形成される。センス電極668は、センス部190に接続される。第2電極662とセンス電極668とは、絶縁層666により電気的に絶縁される。
センス部190には、基体120及びセンス電極668より電位の情報が入力される。センス部190は、その電位差を第2圧電体140に生成される変位電圧として検出する。センス部190は、当該変位電圧に関する信号を制御部192に出力する。なお、圧電駆動装置600に変位電極102を配置する場合には、変位電極102は、積層体610の適切な部分に電気的に絶縁されて配される。
図7は、別の実施形態に係る圧電駆動装置700の概要を表す。同図に示す通り、圧電駆動装置700は、センス部190で検出した変位電圧を補償電圧生成部782にフィードバックして補償電圧を生成する点で、圧電駆動装置600と相違する。以上の構成により、圧電駆動装置700は、変位電圧の目標値が予め定まっているので、フィードバック制御をした場合であっても、フィードバック回路が複雑にならない。なお、図1と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
同図に示す通り、圧電駆動装置700は、制御部792を有する。圧電駆動装置700は、制御テーブル796を、格納部194に格納する。制御テーブル796は、駆動電圧が増加する場合及び駆動電圧が減少する場合の各々について、駆動電圧と、当該駆動電圧に対応した変位電圧の目標値とを規定する。
制御部792は、駆動電圧の増減に関する情報と、駆動電圧と、制御テーブル796とに基づき、変位電圧の目標値を設定する。制御部792は、当該目標値に関する信号を補償電圧生成部782に出力する。補償電圧生成部782は、センス部190から入力された変位電圧と制御部792から入力された変位電圧の目標値に基づき、センス部190から入力された変位電圧を当該目標値に近づけるような補償電圧を第2電極162に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。
図8は、別の実施形態に係る圧電駆動装置800の概要を表す。同図に示す通り、圧電駆動装置800は、積層体810を有して、センス部190を用いずに補償電圧を印加する点で、圧電駆動装置600と相違する。これにより、圧電駆動装置の構造が更に簡素化される。なお、図1と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図8に、積層体810を幅方向Wに切断した場合の断面図を示す。積層体810は、第2電極862を含む。第2電極862は、第2圧電体140の基体120に面する側の面142とは逆の面144に配される。第2電極862は、第1電極160と同様の電極材料を用いてもよい。第2電極862は、第2電源部188に接続される。
同図に示す通り、圧電駆動装置800は、制御部892を有する。圧電駆動装置800は、制御テーブル896を、格納部194に格納する。
制御テーブル896は、駆動電圧が増加する場合及び駆動電圧が減少する場合の各々について、駆動電圧と、当該駆動電圧に対応した補償電圧とを規定する。制御テーブル896は、駆動電圧ごとの積層体810の変位量を予め測定して変位量測定値を求め、当該変位量測定値が駆動電圧に対して線形となるような補償電圧を予め測定することで得られる。
制御部892は、積層体810の変位量を設定する。制御部892は、当該変位量に応じた駆動電圧に関する信号を駆動電圧生成部180に出力する。制御部892は、当該駆動電圧と、駆動電圧の増減に関する情報と、制御テーブル896とに基づき、駆動電圧に応じた補償電圧を求める。制御部892は、当該補償電圧に関する信号を補償電圧生成部182に出力する。補償電圧生成部182は、制御部892から入力された補償電圧を第2電極862に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。
図9は、上記の通り用意された積層体810を有する圧電駆動装置800の圧電駆動制御方法の一例を表す。以下、可変容量キャパシタ10の容量を所定の容量に調整する場合について説明する。
まず、圧電駆動装置800は、駆動電圧を生成する(S40)。駆動電圧は、以下の通り生成される。
制御部892は、現在、第1電極160に印加している駆動電圧を記憶する。制御部892は、可変容量キャパシタ10の調整後の容量を形成する積層体810の変位量から第1電極160に印加すべき駆動電圧を求める。制御部892は、当該駆動電圧を駆動電圧生成部180に出力する。駆動電圧生成部180は、制御部892から入力された駆動電圧を第1電極160に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。
次に、制御部892は、S40において駆動電圧を増加させたかどうかを判定する(S41)。S40において駆動電圧を増加させた場合には(S41のYES)、圧電駆動装置800は、駆動電圧が増加した場合の補償電圧を生成する(S42)。補償電圧は、以下の通り生成される。
制御部892は、制御テーブル896に記憶された、駆動電圧を増加させた場合における駆動電圧に対応する補償電圧を参照して、第2電極162に印加すべき補償電圧を求める。制御部892は、当該補償電圧に関する信号を補償電圧生成部182に出力する。補償電圧生成部182は、制御部892から入力された補償電圧を第2電極862に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。
S40において駆動電圧を増加させなかった場合には(S41のNO)、制御部892は、S40において駆動電圧を減少させたかどうかを判定する(S43)。S40において駆動電圧を減少させた場合には(S43のYES)、圧電駆動装置800は、駆動電圧が減少した場合の補償電圧を生成する(S44)。補償電圧は、以下の通り生成される。
制御部892は、制御テーブル896に記憶された、駆動電圧を減少させた場合における駆動電圧に対応する補償電圧を参照して、第2電極162に印加すべき補償電圧を求める。制御部892は、当該補償電圧を補償電圧生成部182に出力する。補償電圧生成部182は、制御部892から入力された補償電圧を第2電極862に印加する旨の信号を電圧印加部184に出力する。
次に、圧電駆動装置800は、電圧を印加する(S45)。電圧は、以下の通り印加される。電圧印加部184は、第1電源部186の発生させた電圧を第1電極160に印加する。電圧印加部184は、第2電源部188の発生させた電圧を第2電極162に印加する(S45)。これにより、簡単な構造の積層体を用いた場合であっても、迅速に、精度よく積層体の変位量を制御することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本実施形態の圧電駆動装置100を備える可変容量キャパシタ10と、圧電駆動装置100を駆動する回路の機能ブロックの概要を示す。 可変容量キャパシタ10をA−A'断面で切断した場合の概要を表す。 圧電駆動装置100の圧電駆動制御方法の一例を示す。 圧電駆動装置100に印加した駆動電圧に対する、積層体110の高さ方向Hにおける変位量を表す。 可変容量キャパシタ10の校正方法の一例を示す。 別の実施形態に係る圧電駆動装置600の概要を表す。 別の実施形態に係る圧電駆動装置700の概要を表す。 別の実施形態に係る圧電駆動装置800の概要を表す。 上記の通り用意された積層体810を有する圧電駆動装置800の圧電駆動制御方法の一例を表す。
符号の説明
10 可変容量キャパシタ
100 圧電駆動装置
102 変位電極
104 固定電極
106 基板
108 台座部
110 積層体
120 基体
122 第1面
124 第2面
130 第1圧電体
132 面
134 面
140 第2圧電体
142 面
144 面
150 第3圧電体
160 第1電極
162 第2電極
164 第1センス電極
166 絶縁層
168 第2センス電極
180 駆動電圧生成部
182 補償電圧生成部
184 電圧印加部
186 第1電源部
188 第2電源部
190 センス部
192 制御部
194 格納部
196 制御テーブル
202 変位部
600 圧電駆動装置
610 積層体
662 第2電極
666 絶縁層
668 センス電極
700 圧電駆動装置
782 補償電圧生成部
792 制御部
796 制御テーブル
800 圧電駆動装置
810 積層体
862 第2電極
892 制御部
896 制御テーブル

Claims (8)

  1. 力の印加により変形が可能な基体と、
    前記基体の第1面に直接または他の層を介して形成された第1圧電体と、
    前記第1面と略平行な前記基体の第2面に直接または他の層を介して形成された第2圧電体と、
    前記第1圧電体、前記第2圧電体および前記基体を有する積層体の変位量に応じた駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、
    前記積層体変位量が前記駆動電圧に対して線形となるように補償する補償電圧を生成する補償電圧生成部と、
    前記駆動電圧および前記補償電圧の各々を前記第1圧電体および前記第2圧電体の各々に印加する電圧印加部と、
    を備える圧電駆動装置。
  2. 前記補償電圧生成部は、前記駆動電圧を増加する場合および前記駆動電圧を減少する場合の各々について前記駆動電圧ごとの前記積層体の変位量を予め測定して求めた補償電圧の値に基づき、前記駆動電圧に応じた前記補償電圧を生成する、
    請求項1に記載の圧電駆動装置。
  3. 前記積層体の変位により前記第2圧電体に生成される変位電圧を検出するセンス部、をさらに備え、
    前記補償電圧生成部は、前記駆動電圧を増加する場合および前記駆動電圧を減少する場合の各々について前記駆動電圧ごとの前記積層体の変位量を予め測定して求めた前記センス部が検出した前記変位電圧に対応する前記補償電圧の値に基づき、前記補償電圧を生成する、
    請求項1又は2に記載の圧電駆動装置。
  4. 前記基体の前記第1面、前記基体の前記第2面、前記第1圧電体の前記基体に面する側とは逆の面または前記第2圧電体の前記基体に面する側とは逆の面に、直接または他の層を介して形成された第3圧電体と、
    前記第1圧電体、前記第2圧電体、前記第3圧電体および前記基体を有する積層体の変位により前記第3圧電体に生成される変位電圧を検出するセンス部と、をさらに備え、
    前記補償電圧生成部は、前記駆動電圧を増加する場合および前記駆動電圧を減少する場合の各々について前記駆動電圧ごとの前記積層体の変位量を予め測定して求めた前記センス部が検出した前記変位電圧に対応する前記補償電圧の値に基づき、前記補償電圧を生成する、
    請求項1又は2に記載の圧電駆動装置。
  5. 前記補償電圧生成部は、前記補償電圧に重畳して変調電圧を印加する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の圧電駆動装置。
  6. 力の印加により変形が可能な基体、前記基体の第1面に直接または他の層を介して形成された第1圧電体、および、前記第1面と略平行な前記基体の第2面に直接または他の層を介して形成された第2圧電体、を有する積層体を用意する段階と、
    前記積層体の変位量に応じた駆動電圧を生成する駆動電圧生成段階と、
    前記積層体の変位量が前記駆動電圧に対して線形となるように補償する補償電圧を生成する補償電圧生成段階と、
    前記駆動電圧および前記補償電圧の各々を前記第1圧電体および前記第2圧電体の各々に印加する電圧印加段階と、
    を備える圧電駆動制御方法。
  7. 前記補償電圧生成段階は、前記駆動電圧を増加する場合および前記駆動電圧を減少する場合の各々について前記駆動電圧ごとの前記積層体の変位量を予め測定して求めた補償電圧の値に基づき、前記駆動電圧に応じた前記補償電圧を生成する、
    請求項6に記載の圧電駆動制御方法。
  8. 力の印加により変形が可能な基体、前記基体の第1面に直接または他の層を介して形成された第1圧電体、前記第1面と略平行な前記基体の第2面に直接または他の層を介して形成された第2圧電体、前記第1圧電体、前記第2圧電体および前記基体を有する積層体の変位量に応じた駆動電圧を生成する駆動電圧生成部、前記積層体の変位量が前記駆動電圧に対して線形となるように補償する補償電圧を生成する補償電圧生成部、ならびに、前記駆動電圧および前記補償電圧の各々を前記第1圧電体および前記第2圧電体の各々に印加する電圧印加部、を有する圧電駆動装置と、
    前記圧電駆動装置の変位部に配置した変位電極と、
    前記変位電極との間で可変容量を形成する固定電極と、
    を備える電子デバイス。
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