JP4693830B2 - 立体画像表示装置および立体画像表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、立体画像表示装置および立体画像表示方法に関し、特に、車両を構成する複数の電子部品を立体的に表示する立体画像表示装置および立体画像表示方法に関するものである。
一般に、自動車には、極めて多くの電子部品が用いられている。自動車の修理などを担当する担当者は、紙ベースのマニュアル、或いは、電子化された電子マニュアル(例えば、特許文献1参照)を参照して、修理などを実施している。例えば、担当者は、マニュアルを参照して、交換対象の電子部品の交換前に、当該電子部品の諸元、取扱方法などを確認している。
特開2002−140319号公報
また、担当者は、交換対象の電子部品の諸元、取扱方法などの確認に加え、交換対象の電子部品と他の電子部品との連係を交換前に把握する場面、あるいは、交換対象の新品の電子部品を他の電子部品に実際に接続する場面などにおいて、交換対象の電子部品上の回路接続箇所の接続先を確認する必要がある(なお、交換対象の電子部品は、一例であって、例えば、電子部品を検査する場面における、検査対象の電子部品についても同様である)。従って、交換対象の電子部品上の各回路接続箇所を接続元とし、接続元の回路接続箇所から接続先の他の電子部品上の回路接続箇所に至る経路(以下、「接続経路」という)を、一見して解る様な態様で担当者に明示できれば、修理作業などの効率化にとって大きな貢献となると考えられる。
接続経路を上述のような態様で担当者に明示する方法としては、接続元である交換対象の電子部品、接続先の他の電子部品、および、両電子部品の回路接続箇所間の接続経路を立体的に描画した説明図(以下、「接続説明図」という)をマニュアル内に挿入するという方法がすぐに思いつく。
しかしながら、マニュアルを利用する方法には、以下の問題が存在する。一つは、交換対象と成り得る全ての電子部品上の全ての回路接続箇所が接続元と成り得るため、膨大な数の接続説明図を制作しなければならず、コスト(制作時間および制作費用)面の負担が大きいという問題である(全ての接続経路を網羅した接続説明図を含むマニュアルが現に存在していないことからもコストが大きな障壁となっていると推測される)。
もう一つは、仮に、全ての接続説明図を制作したとしても、電子マニュアルに全ての接続説明図を挿入すれば、電子マニュアルのデータ容量が極めて大きくなり、大容量の装置でなければ、電子マニュアルを搭載できなくなる可能性があるという問題である。なお、紙ベースのマニュアルの場合、総ページ数が膨大となり、1冊に纏めるにしても分冊化するにしても取り扱いが不便になる。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものである。すなわち、
製造コスト(製造時間および製造費用)を抑え、かつ、比較的小さな記憶容量で動作するが装置であって、接続元である交換対象の電子部品上の一の回路接続箇所から接続先である電子部品に至る接続経路を一見して解る様な態様で担当者に明示することができる装置を提供し、担当者が、交換対象の電子部品上の指定した回路接続箇所に係る接続経路を容易に把握することができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、ポリゴンにより規定される複数の機能部品および複数の配線部品を複数の単位画像で描画することにより立体的に表示する立体画像表示装置において、利用者により一の機能部品上の一の回路接続箇所が指定された場合に、接続経路における始点となる回路接続箇所と終点となる回路接続箇所を対応付けた経路終始点情報を参照して、配線部品を構成する一部または全部の単位画像であって、利用者によって指定された回路接続箇所を始点とし、当該始点から当該始点に終点として対応付けられた他の回路接続箇所に至る接続経路を探索し、探索した接続経路を構成する一連の単位画像を、接触している上記ポリゴンを順に辿ることによって抽出して強調表示するようにしている。
上記のように構成した本発明の構成によれば、複数の機能部品および複数の配線部品を立体的に表示しているときに、利用者によって所望の回路接続箇所が指定されると、その指定された回路接続箇所を始点とする接続経路が探索され、当該接続経路が一連の単位画像として他の機能部品および配線部品よりも目立つように強調表示される。これにより、担当者が、交換対象の電子部品上の一の回路接続箇所を指定すれば、指定した回路接続箇所から接続先である他の電子部品上の回路接続箇所に至る接続経路が一見して解る様になるので、担当者は、交換対象の電子部品上の指定した回路接続箇所に係る接続経路を容易に把握することができる。また、本発明は、上述の通り、利用者による回路接続箇所の指定に基づいて探索された接続経路を構成する一連の単位画像を抽出し強調表示するという構成であって、接続経路毎の接続説明図の画像を一切使用しない構成である。従って、本発明の立体画像表示装置は、膨大な数の接続説明図を制作するコストに比べ製造コストを抑えることができ、かつ、膨大な数の接続説明図を挿入したマニュアルを搭載するための記憶容量に比べ小さな記憶容量で動作させることができる。
さらに、本発明によれば、ポリゴンを用いた接触判定により強調表示すべき一連の単位画像が抽出されるため、始点ピンから終点ピンまでの接続経路を規定する経路情報を予め保持することなく、強調表示すべき一連の単位画像を抽出することができる。従って、経路情報を保持する場合に比べ小さな記憶容量で動作させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による立体画像表示装置10の構成例を示す図である。図2は、図1の描画情報記憶部100に記憶される情報の一例を示す図である。図3は、図1の経路終始点情報記憶部110に記憶される情報の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の立体画像表示装置10は、描画情報記憶部100、経路終始点情報記憶部110、描画情報供給部120、単位画像抽出部130、表示部140、情報取得部150、入力制御部160、情報更新部170および立体画像生成エンジン300を備える。表示部140は、出力制御部142およびモニタ144を備える。
描画情報記憶部100は、車両を構成する複数の部品に係る複数の画像(以下、「立体部品画像」という)を構成する複数の画像(以下、「単位画像」という)のそれぞれを描画するための情報(以下、「描画情報」という)を記憶する。車両を構成する部品は、1以上のピン(本発明の「回路接続箇所」に相当する)を有し所定の機能を備える部品(以下、「機能部品」という。)と機能部品上のピンに接続される部品(以下、「配線部品」という。)とから構成される。単位画像は、3次元空間において、複数の多角形(ポリゴン)により規定される立体画像である。
具体的には、描画情報記憶部100は、図2に示すように、車種を識別する識別情報(以下、「車種ID」という)毎に、部品を識別する識別情報(以下、「部品ID」という)に対応付けて、車両に対する当該部品の配置位置(車両全体の画像に対する当該部品の立体部品画像の描画位置)を規定する位置情報(「描画情報」に該当する)、配置位置に基づき分類したブロックを識別する識別情報(以下、「ブロックID)という)、機能部品であるか配線部品であるかを示す部品種別、各単位画像に関する単位画像個別情報(単位画像1に関する単位画像個別情報、単位画像2に関する単位画像個別情報、・・・)を記憶する。位置情報は、例えば、部品を内接する直方体の一の角の座標などである。
単位画像個別情報は、当該単位画像がピンに該当するか否かを示すピン識別子(該当する場合、当該機能部品においてピンを識別する識別情報(以下、「ピンID」という)を記憶する)、当該単位画像の形状を示す形状情報(「描画情報」に該当する)、通常時に当該単位画像を描画する色(以下、「通常色」という)に関する通常色情報(「描画情報」に該当する)および、強調表示時に当該単位画像を描画する色(以下、「強調色」という)に関する強調色情報(「描画情報」に該当する)。形状情報は、3次元空間において複数の多角形を規定する複数の座標(位置情報を基準とした座標)から構成されている。通常色情報および強調色情報は、RGB色空間のR値、G値、B値から構成されている。
経路終始点情報記憶部110は、ある機能部品上のピンと、当該ある機能部品上のピンと配線部品を介して接続している他端側の他の機能部品のピンであって当該ある機能部品上のピンを始点とする接続経路の終点となる当該他端側の他の機能部品のピンとを対応付けた経路終始点情報を記憶する。以下、始点となるピンを始点ピン、終点となるピンを終点ピンという。
具体的には、経路終始点情報記憶部110は、図3に示すように、部品IDとピンIDとから構成され始点ピンを特定する始点情報と、部品IDとピンIDとから構成され終点ピンを特定する終点情報とを対応付けて記憶する。1つの始点ピンに対して1つまたは複数の終点ピンを対応付ける。例えば、図3に示す例において、経路終始点情報記憶部110は、部品ID「A001」およびピンID「P01」により特定される始点ピンに係る始点情報と、部品ID「A002」およびピンID「P01」により特定される終点ピンに係る終点情報とを対応付けて記憶している。
立体画像生成エンジン300は、複数の機能部品および配線部品の立体部品画像を生成するための描画情報を描画情報供給部120から取得する(描画情報供給部120の動作は後述する)。立体画像生成エンジン300は、複数の機能部品および配線部品の立体部品画像を生成するための情報を描画情報供給部120から取得した場合には、描画情報供給部120から取得した描画情報に基づいて、各単位画像を描画して複数の立体部品画像を生成する。
例えば、立体画像生成エンジン300は、車種ID「001(車種A)」、ブロックID「−(全部)」に係る機能部品および配線部品の立体部品画像を生成するための描画情報、具体的には、車種ID「001」内の全ての部品IDに係る、各部品IDに対応付けられた位置情報、形状情報および通常色情報を描画情報供給部120から取得した場合には、位置情報、形状情報および通常色情報に基づいて、各部品の立体部品画像を構成する複数の単位画像を描画することにより、車種Aを構成する全ての機能部品および配線部品の立体部品画像を生成する。
また、立体画像生成エンジン300は、複数の立体部品画像を生成した後に、機能部品上のピンを始点とするある接続経路を強調表示するための描画情報(本発明の「強調表示指示情報」に相当する)を描画情報供給部120から取得する(描画情報供給部120の動作は後述する)。立体画像生成エンジン300は、ある接続経路を強調表示するための描画情報を描画情報供給部120から取得した場合には、描画情報供給部120から取得した情報に基づいて、当該接続経路を強調表示させた立体部品画像を生成する。
例えば、立体画像生成エンジン300は、一の機能部品上の一のピンを始点とする接続経路を強調表示するための描画情報、具体的には、構成している一部または全部の単位画像を強調表示させる配線部品の部品IDに対応付けられた位置情報、並びに、強調表示させる配線部品に係る立体部品画像を構成する単位画像であって、当該接続経路を構成する一連の単位画像に係る複数の形状情報および複数の強調色情報を描画情報供給部120から取得した場合には、位置情報、形状情報および強調色情報に基づいて複数の単位画像を再描画することにより、当該接続経路を強調表示させた立体部品画像を生成する。立体画像生成エンジン300は、生成または再生成した複数の立体部品画像を出力制御部142に供給する。
出力制御部142は、立体画像生成エンジン300が生成した複数の立体部品画像を立体画像生成エンジン300から取得する。出力制御部142は、立体画像生成エンジン300から取得した複数の立体部品画像をモニタ144に出力する。モニタ144は、立体部品画像を表示するウィンドウ(以下、「立体部品画像出力ウィンドウ」という)を表示する。また、モニタ144は、立体画像表示装置10を利用する者(以下、「利用者」という)からの入力を受け付けるウィンドウ(以下、「入力受付ウィンドウ」という)を表示する。モニタ144は、複数の立体部品画像を出力制御部142から取得した場合には、立体部品画像出力ウィンドウ内に複数の立体部品画像を表示する。
情報取得部150は、描画情報記憶部100に記憶すべき情報(単位画像個別情報等)および、経路終始点情報記憶部110に記憶すべき情報(経路終始点情報)を外部(例えば、記憶媒体またはネットワーク)から取得する。情報取得部150は、外部から取得した情報を入力制御部160に供給する。
入力制御部160は、描画情報記憶部100に記憶すべき情報、および、経路終始点情報記憶部110に記憶すべき情報を情報取得部150から取得する。入力制御部160は、描画情報記憶部100に記憶すべき情報、および、経路終始点情報記憶部110に記憶すべき情報を情報取得部150から取得した場合には、情報取得部150から取得した描画情報記憶部100に記憶すべき情報、および、経路終始点情報記憶部110に記憶すべき情報を情報更新部170に供給する。
また、入力制御部160は、モニタ144に表示されている入力受付ウィンドウを介して、利用者からの入力を受け付ける。入力制御部160は、受け付けた利用者からの入力の内容に基づいて、描画情報供給部120または単位画像抽出部130への処理命令を生成し、生成した処理命令を描画情報供給部120または単位画像抽出部130に通知する。
例えば、入力制御部160は、モニタ144に表示されている入力受付ウィンドウを介して、車種Aの右前部分の複数の立体部品画像を表示すべき旨の利用者からの入力を受け付けた場合には、車種ID「001(車種A)」、ブロックID「1(右前)」である複数の立体部品画像を表示すべき旨の処理命令(車種ID「001」およびブロックID「1」を含む処理命令)を生成し、生成した処理命令を描画情報供給部120に通知する。
また、例えば、入力制御部160は、モニタ144に表示されている入力受付ウィンドウを介して、一の機能部品上の一のピンの指定に係る利用者からの入力を受け付けた場合には、当該部品IDおよび当該ピンIDにより特定されるピンを始点ピンとする接続経路を構成する一連の単位画像を強調表示すべき旨の処理命令(当該部品IDおよび当該ピンIDを含む処理命令)を生成し、生成した処理命令を単位画像抽出部130に通知する。
情報更新部170は、描画情報記憶部100に記憶すべき情報を入力制御部160から取得する。情報更新部170は、描画情報記憶部100に記憶すべき情報を入力制御部160から取得した場合には、取得した情報に基づいて描画情報記憶部100に記憶されている情報を更新する。また、情報更新部170は、経路終始点情報記憶部110に記憶すべき情報を入力制御部160から取得する。情報更新部170は、経路終始点情報記憶部110に記憶すべき情報を入力制御部160から取得した場合には、取得した情報に基づいて経路終始点情報記憶部110に記憶されている情報を更新する。
描画情報供給部120は、入力制御部160が生成した処理命令を入力制御部160から受け付ける。描画情報供給部120は、処理命令を入力制御部160から受け付けた場合には、描画情報記憶部100を参照し、処理命令の内容に基づいて、複数の描画情報を立体画像生成エンジン300に供給する。例えば、描画情報供給部120は、車種ID「001」、ブロックID「1」を含む処理命令を入力制御部160から受け付けた場合には、車種ID「001」、ブロックID「1」に係る機能部品および配線部品の立体部品画像を生成するための描画情報、具体的には、車種ID「001」およびブロックID「1」である部品IDに対応付けられた位置情報、並びに、当該部品IDに対応付けられた複数の形状情報および複数の通常色情報を立体画像生成エンジン300に供給する。
また、描画情報供給部120は、立体画像生成エンジン300に一の機能部品上の一のピンを始点とする接続経路を強調表示させるための描画情報を単位画像抽出部130から取得する。具体的には、描画情報供給部120は、位置情報、並びに、複数の形状情報および複数の強調色情報を単位画像抽出部130から取得する。描画情報供給部120は、立体画像生成エンジン300に一の機能部品上の一のピンを始点とする接続経路を強調表示させるための描画情報を単位画像抽出部130から取得した場合には、強調表示指示情報として、単位画像抽出部130から取得した描画情報を立体画像生成エンジン300に供給する。
単位画像抽出部130は、入力制御部160が生成した部品IDおよびピンIDを含む処理命令を入力制御部160から受け付ける。単位画像抽出部130は、部品IDおよびピンIDを含む処理命令を入力制御部160から受け付けた場合には、描画情報記憶部100および経路終始点情報記憶部110を参照し、処理命令の内容に基づいて、配線部品に係る立体部品画像を構成する一部または全部の単位画像であって、当該部品IDおよび当該ピンIDにより特定されるピンを始点ピンとし、当該始点ピンから当該始点ピンに終点ピンとして対応付けられている他のピンに至る接続経路を構成する一連の単位画像を描画するための複数の描画情報を抽出する。
具体的には、単位画像抽出部130は、3次元空間上で始点ピンの単位画像に接触する単位画像に係る描画情報を仮抽出(後述)し、抽出した単位画像に接触する他の単位画像(既に形状情報等を仮抽出している単位画像を除く単位画像、以下同様。)に係る描画情報をさらに仮抽出し、以降、仮抽出した単位画像が終点ピンに接触するまで順次他の単位画像に係る描画情報を複数抽出することにより、始点ピンの単位画像から終点ピンの単位画像に至る接続経路を探索する。そして、単位画像抽出部130は、探索した接続経路を構成する一連の単位画像のうち、配線部品に係る単位画像に係る複数の描画情報を本抽出(後述)する。単位画像抽出部130は、本抽出した接続経路を構成する一連の配線部品の単位画像に係る複数の描画情報を描画情報供給部120に供給する。なお、単位画像抽出部130が接続経路を探索する処理の詳細は図4に示すフローチャートにて説明する。
以下、上記のように構成した立体画像表示装置10において接続経路が強調表示されるまでの動作について説明する。図4は、図1に示す立体画像表示装置10の動作の一例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、単位画像抽出部130が部品IDおよびピンIDを含む処理命令を入力制御部160から受け付けることにより開始する。なお、図4に示すフローチャートの開始時において、モニタ144は、立体部品画像出力ウィンドウ内に複数の立体部品画像を出力しているものとする。
また、立体画像表示装置10は、ワークメモリとして、始点ピンおよび終点ピンの単位画像に関する情報(当該単位画像が属する部品の位置情報、および、形状情報)を一時記憶する領域(以下、「終始点形状情報記憶領域」という)、接触判定(後述)の基点となる単位画像に関する情報(当該単位画像が属する部品の位置情報、および、形状情報)を一時記憶する領域(以下「基点形状情報記憶領域」という)、仮抽出(後述)された単位画像に関する情報(当該単位画像が属する部品の位置情報および部品種別、並びに、当該単位画像の形状情報および強調色情報)を一時記憶する領域(以下「仮抽出記憶領域」という)、および、本抽出(後述)された単位画像に関する情報(当該単位画像が属する部品の位置情報、並びに、当該単位画像の形状情報および強調色情報)を一時記憶する領域(以下「本抽出記憶領域」という)を有するものとする。
図4において、部品IDおよびピンIDを含む処理命令を入力制御部160から受け付けた単位画像抽出部130は、描画情報記憶部100を参照して、当該部品IDおよび当該ピンIDにより特定される始点ピンの単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)を読み出し、これを終始点形状情報記憶領域および基点形状情報記憶領域に一時記憶する(ステップS100)。なお、始点ピンが複数の単位画像により描画されている場合には、その全ての単位画像に関する情報を終始点形状情報記憶領域および基点形状情報記憶領域に一時記憶する。
単位画像抽出部130は、経路終始点情報記憶部110および描画情報記憶部100を参照して、始点ピンに対応する終点ピンの単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)を終始点形状情報記憶領域に一時記憶する(ステップS110)。具体的には、まず、単位画像抽出部130は、経路終始点情報記憶部110を参照して、処理命令に含まれる部品IDおよびピンIDを始点情報として、当該始点情報に対応付けられている終点情報を取得する(終点情報が複数ある場合には全てを取得する)。次に、単位画像抽出部130は、描画情報記憶部100を参照して、終点情報である部品IDおよびピンIDにより特定される終点ピンの単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)を読み出し、これを終始点形状情報記憶領域に一時記憶する。なお、終点ピンが複数の単位画像により描画されている場合には、その全ての単位画像に関する情報を終始点形状情報記憶領域に一時記憶する。
次に、単位画像抽出部130は、経路探索として、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)により描画される単位画像(最初に実行するステップS120では始点ピンの単位画像、後述するステップS140に続いて実行するステップS120では配線部品の単位画像等)と3次元空間上で接触する、描画情報記憶部100に記憶されている情報(位置情報および形状情報)により描画される他の単位画像があるか否かを判断する(ステップS120)。
具体的には、例えば、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)により描画される単位画像Aと、描画情報記憶部100に情報が記憶されている他の単位画像Bとの接触判定は、基点形状情報記憶領域に一時記憶した位置情報および形状情報により規定される3次元空間上の単位画像Aの何れかの面が、描画情報記憶部100に記憶されている位置情報および形状情報により規定される3次元空間上の単位画像Bの何れかの面と接触するか否か(つまり、単位画像Aおよび単位画像Bの両方の面に含まれる点が少なくとも1つ以上存在するか否か)により行う。なお、基点形状情報記憶領域に複数の単位画像に関する情報が一時記憶されている場合には、複数の単位画像について上記接触判定を行う。
基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)により描画される単位画像と3次元空間上で接触する他の単位画像があると単位画像抽出部130にて判断した場合(ステップS120:Yes)、単位画像抽出部130は、当該他の単位画像に関する情報(当該他の単位画像が属する部品の位置情報および部品種別、並びに、当該他の単位画像の形状情報および強調色情報)を描画情報記憶部100から抽出(以下、ステップS130による抽出を「仮抽出」という)する(ステップS130)。なお、接触する単位画像が複数ある場合には、その全ての単位画像に関する情報を仮抽出する。単位画像抽出部130は、今回仮抽出した位置情報、部品種別、形状情報および強調色情報を仮抽出記憶領域に一時記憶(追加記憶)するとともに、今回仮抽出した位置情報および形状情報を基点形状情報記憶領域に一時記憶(上書記憶)する。
単位画像抽出部130は、今回仮抽出した単位画像が終点ピンの単位画像に3次元空間上で接触しているか否かを判断する(ステップS140)。具体的には、単位画像抽出部130は、基点形状情報記憶領域に一時記憶している単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)と、終始点座標記憶領域に一時記憶している終点ピンの単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)とに基づいて、基点形状情報記憶領域に一時記憶している単位画像と終点ピンの単位画像との間の3次元空間上の接触判定を行う(接触判定は、ステップS120の処理と同様である)。ここで、今回仮抽出した単位画像が終点ピンの単位画像に3次元空間上で接触していないと単位画像抽出部130にて判断した場合(ステップS140:No)、単位画像抽出部130は、ステップS120に戻り、次の経路を探索する。
一方、今回仮抽出した単位画像が終点ピンの単位画像に3次元空間上で接触していると単位画像抽出部130にて判断した場合(ステップS140:Yes)、単位画像抽出部130は、始点ピンの単位画像から今回仮抽出した単位画像と接触している終点ピンの単位画像に至るまで順次接触する一連の単位画像であって、部品種別「2」(配線部品)である単位画像に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を仮抽出記憶領域から抽出(以下、ステップS150による抽出を「本抽出」という)する(ステップS150)。単位画像抽出部130は、今回本抽出した単位画像に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を本抽出記憶領域に一時記憶(追加記憶)する。
その後、単位画像抽出部130は、既に仮抽出した単位画像と接触していない終点ピンの単位画像が他にあるか否かを判断する(ステップS160)。ここで、既に仮抽出した単位画像と接触していない終点ピンの単位画像が他にあると単位画像抽出部130にて判断した場合(ステップS160:Yes)、ステップS120に戻り、次の経路を探索する。
一方、仮抽出した単位画像と接触していない終点ピンの単位画像が他にないと単位画像抽出部130にて判断した場合(ステップS160:No)、または、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)により描画される単位画像と3次元空間上で接触する他の単位画像がないと単位画像抽出部130にて判断した場合(ステップS120:No)、単位画像抽出部130は、本抽出記憶領域に一時記憶した一連の配線部品の単位画像に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を描画情報供給部120を介して立体画像生成エンジン300に供給する。立体画像生成エンジン300は、一連の配線部品の単位画像に関する情報に基づいて一連の配線部品の単位画像を強調表示させた複数の立体部品画像を再生成し、出力制御部142を介してモニタ144に供給する。モニタ144は、立体画像生成エンジン300によって再生成された一連の配線部品の単位画像を強調表示させた複数の立体部品画像を立体部品画像出力ウィンドウ内に出力する(ステップS170)。そして本フローチャートは終了する。
以下、図4に示すフローチャートを補足説明する。図5は、単位画像の抽出の様子を模式的に示す図である。なお、描画情報記憶部100は図2に示す情報を記憶し、経路終始点情報記憶部110は図3に示す経路終始点情報を記憶しているものとする。なお、各立体部品画像は、非常に多くの単位画像により構成される場合があるが、図5においては説明のため簡素化している。
まず、図5(a)において、単位画像抽出部130が部品ID「A001」、およびピンID「P01」を含む処理命令を入力制御部160から受け付けたときの動作例を説明する。
単位画像抽出部130は、ステップS100において、処理命令に含まれる部品ID「A001」およびピンID「P01」により特定される始点ピンである単位画像520aに関する情報(位置情報および形状情報)を終始点形状情報記憶領域および基点形状情報記憶領域に一時記憶する。単位画像抽出部130は、続くステップS110において、始点ピンに対応する終点ピンの単位画像(部品ID「A002」の機能部品に係る立体部品画像510を構成するピンID「P01」であるピンの単位画像510a)に関する情報(位置情報および形状情報)を終始点形状情報記憶領域に一時記憶する。
単位画像抽出部130は、最初に実行するステップS120において、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報により描画される始点ピンである単位画像500aに3次元空間上で接触する配線部品に係る他の単位画像(部品ID「A003」の配線部品に係る立体部品画像400を構成する単位画像400a)があると判断する。単位画像抽出部130は、続くステップS130において、単位画像400aの属する部品(配線部品)の位置情報および部品種別「2」、並びに、単位画像400aの形状情報および強調色情報を仮抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS140において、今回仮抽出した単位画像400aが終点ピンの単位画像510aに3次元空間上で接触していないと判断し、ステップS120に戻る。
単位画像抽出部130は、2度目に実行するステップS120において、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報により描画される単位画像400aに3次元空間上で接触する他の単位画像(部品ID「A003」の配線部品に係る立体部品画像400を構成する単位画像400b、単位画像400c)があると判断する。単位画像抽出部130は、続くステップS130において、単位画像400bの属する部品(配線部品)の位置情報および部品種別「2」並びに単位画像400bの形状情報および強調色情報と、単位画像400cの属する部品(配線部品)の位置情報および部品種別「2」並びに単位画像400cの形状情報および強調色情報とを仮抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS140において、今回仮抽出した単位画像400bおよび単位画像400cのうち単位画像400bが終点ピンの単位画像510aに3次元空間上で接触すると判断する。
単位画像抽出部130は、続くステップS150において、始点ピンの単位画像500aから終点ピンの単位画像510aに至る接続経路を構成する一連の配線部品(部品種別「2」)の単位画像(立体部品画像400を構成する単位画像400aおよび単位画像400b)に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を本抽出する。
単位画像抽出部130は、続くステップS160において、既に仮抽出した単位画像400a、単位画像400bまたは単位画像400cと接触していない終点ピンの単位画像が他にないと判断し、本抽出している情報、すなわち、始点ピンの単位画像500aから終点ピンの単位画像510aに至る接続経路を構成する一連の配線部品の単位画像に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を、描画情報供給部120を介して立体画像生成エンジン300に供給する。これにより、図5(a)に網掛けで示すように、始点ピンの単位画像500aから終点ピンの単位画像510aに至る接続経路を構成する一連の配線部品の単位画像(立体部品画像400を構成する単位画像400aおよび単位画像400b)が強調表示された複数の立体部品画像が立体部品画像出力ウィンドウ内に出力される(ステップS170)。
次に、図5(b)において、単位画像抽出部130が部品ID「A004」およびピンID「P01」を含む処理命令を入力制御部160から受け付けたときの動作例を説明する。
単位画像抽出部130は、ステップS100において、処理命令に含まれる部品ID「A004」およびピンID「P01」により特定される始点ピンである単位画像520aに関する情報(位置情報および形状情報)を終始点形状情報記憶領域および基点形状情報記憶領域に一時記憶する。単位画像抽出部130は、続くステップS110において、始点ピンに対応する終点ピンの単位画像(部品ID「A005」の機能部品に係る立体部品画像530を構成するピンID「P01」であるピンの単位画像530a、並びに、部品ID「A006」の機能部品に係る立体部品画像540を構成するピンID「P01」であるピンの単位画像540a)に関する情報(位置情報および形状情報)を終始点形状情報記憶領域に一時記憶する。
単位画像抽出部130は、最初に実行するステップS120において、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報により描画される始点ピンである単位画像520aに3次元空間上で接触する配線部品に係る他の単位画像(部品ID「A007」の配線部品に係る立体部品画像410を構成する単位画像410a)があると判断する。単位画像抽出部130は、続くステップS130において、単位画像410aの属する部品(配線部品)の位置情報および部品種別「2」、並びに、単位画像410aの形状情報および強調色情報を仮抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS140において、今回仮抽出した単位画像410aが終点ピンの単位画像530aまたは終点ピンの単位画像540aに3次元空間上で接触していないと判断し、ステップS120に戻る。
単位画像抽出部130は、2度目に実行するステップS120において、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報により描画される単位画像410aに3次元空間上で接触する他の単位画像(部品ID「A007」の配線部品に係る立体部品画像410を構成する単位画像410b、単位画像410c)があると判断する。単位画像抽出部130は、続くステップS130において、単位画像410bの属する部品(配線部品)の位置情報および部品種別「2」並びに単位画像410bの形状情報および強調色情報と、単位画像410cの属する部品(配線部品)の位置情報および部品種別「2」並びに単位画像410cの形状情報および強調色情報とを仮抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS140において、今回仮抽出した単位画像410bおよび単位画像410cのうち単位画像410cが終点ピンの単位画像530aおよび終点ピンの単位画像540aのうち終点ピンの単位画像530aの単位画像に3次元空間上で接触すると判断する。
単位画像抽出部130は、続くステップS150において、始点ピンの単位画像520aから終点ピンの単位画像530aに至る接続経路を構成する一連の配線部品(部品種別「2」)の単位画像(立体部品画像410を構成する単位画像410aおよび単位画像410c)に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を本抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS160において、既に仮抽出した単位画像410a、単位画像410bまたは単位画像410cと接触していない終点ピンの単位画像540aがあると判断し、ステップS120に戻る。
単位画像抽出部130は、3度目に実行するステップS120において、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像410bまたは単位画像410cに3次元空間上で接触する他の単位画像(部品ID「A007」の配線部品に係る立体部品画像410を構成する単位画像410d、単位画像410e)があると判断する。単位画像抽出部130は、続くステップS130において、単位画像410dの属する部品(配線部品)の位置情報および部品種別「2」並びに単位画像410dの形状情報および強調色情報と、単位画像410eの属する部品(配線部品)の位置情報および部品種別「2」並びに単位画像410eの形状情報および強調色情報とを仮抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS140において、今回仮抽出した単位画像410dおよび単位画像410eのうち単位画像410dが終点ピンの単位画像530aおよび終点ピンの単位画像540aのうち終点ピンの単位画像540aに3次元空間上で接触すると判断する。
単位画像抽出部130は、続くステップS150において、始点ピンの単位画像520aから終点ピンの単位画像540aに至る接続経路を構成する一連の配線部品(部品種別「2」)の単位画像(立体部品画像410を構成する単位画像410a、単位画像410bおよび単位画像410d)に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を本抽出する。
単位画像抽出部130は、続くステップS160において、既に仮抽出した単位画像410a、単位画像410b、単位画像410c、単位画像410dまたは単位画像410eと接触していない終点ピンの単位画像が他にないと判断し、本抽出している情報、すなわち、始点ピンの単位画像520aから終点ピンの単位画像530aに至る接続経路を構成する一連の配線部品の単位画像に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)並びに、始点ピンの単位画像520aから終点ピンの単位画像540aに至る接続経路を構成する一連の配線部品の単位画像に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を、描画情報供給部120を介して立体画像生成エンジン300に供給する。
これにより、図5(b)に網掛けで示すように、始点ピンの単位画像520aから終点ピンの単位画像530aに至る接続経路を構成する一連の配線部品の単位画像(立体部品画像410を構成する単位画像410aおよび単位画像410c)、並びに、始点ピンの単位画像520aから終点ピンの単位画像540aに至る接続経路を構成する一連の配線部品の単位画像(立体部品画像410を構成する単位画像410a、単位画像410b、単位画像410d)が強調表示された立体部品画像が立体部品画像出力ウィンドウ内に出力される(ステップS170)。
次に、図5(c)において、単位画像抽出部130が部品ID「A008」およびピンID「P03」を含む処理命令を入力制御部160から受け付けたときの動作例を説明する。
単位画像抽出部130は、ステップS100において、処理命令に含まれる部品ID「A008」およびピンID「P03」により特定される始点ピンである単位画像550cに関する情報(位置情報および形状情報)を終始点形状情報記憶領域および基点形状情報記憶領域に一時記憶する。単位画像抽出部130は、続くステップS110において、始点ピンに対応する終点ピンの単位画像(部品ID「A010」の機能部品に係る立体部品画像570を構成するピンID「P01」であるピンの単位画像570a)に関する情報(位置情報および形状情報)を終始点形状情報記憶領域に一時記憶する。
単位画像抽出部130は、最初に実行するステップS120において、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報により描画される始点ピンである単位画像550cに3次元空間上で接触する配線部品に係る他の単位画像(部品ID「A011」の配線部品に係る立体部品画像420を構成する単位画像420a)があると判断する。単位画像抽出部130は、続くステップS130において、単位画像420aの属する部品(配線部品)の位置情報および部品種別「2」、並びに、単位画像420aの形状情報および強調色情報を仮抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS140において、今回仮抽出した単位画像420aが終点ピンの単位画像570aに3次元空間上で接触していない判断し、ステップS120に戻る。
単位画像抽出部130は、2度目に実行するステップS120において、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報により描画される単位画像420aに3次元空間上で接触する他の単位画像(部品ID「A009」の機能部品の立体部品画像560を構成するピンID「P01」であるピンの単位画像560a)があると判断する。単位画像抽出部130は、続くステップS130において、単位画像560aの属する部品(機能部品)の位置情報および部品種別「1」並びに単位画像560aの形状情報および強調色情報を仮抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS140において、今回仮抽出した単位画像560aが終点ピンの単位画像570aに3次元空間上で接触していない判断し、ステップS120に戻る。
単位画像抽出部130は、3度目に実行するステップS120において、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報により描画される単位画像560aに3次元空間上で接触する他の単位画像(部品ID「A009」の機能部品の立体部品画像560を構成する単位画像560c)があると判断する。単位画像抽出部130は、続くステップS130において、単位画像560cの属する部品(機能部品)の位置情報および部品種別「1」並びに単位画像560cの形状情報および強調色情報を仮抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS140において、今回仮抽出した単位画像560cが終点ピンの単位画像570aに3次元空間上で接触していない判断し、ステップS120に戻る。
単位画像抽出部130は、4度目に実行するステップS120において、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報により描画される単位画像560cに3次元空間上で接触する他の単位画像(部品ID「A009」の機能部品の立体部品画像560を構成するピンID「P02」であるピンの単位画像560b)があると判断する。単位画像抽出部130は、続くステップS130において、単位画像560bの属する部品(機能部品)の位置情報および部品種別「1」並びに単位画像560bの形状情報および強調色情報を仮抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS140において、今回仮抽出した単位画像560bが終点ピンの単位画像570aに3次元空間上で接触していない判断し、ステップS120に戻る。
単位画像抽出部130は、5度目に実行するステップS120において、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報により描画される単位画像560bに3次元空間上で接触する他の単位画像(部品ID「A012」の配線部品に係る立体部品画像430を構成する単位画像430a)があると判断する。単位画像抽出部130は、続くステップS130において、単位画像430aの属する部品(配線部品)の位置情報および部品種別「2」並びに単位画像430aの形状情報および強調色情報を仮抽出する。単位画像抽出部130は、続くステップS140において、今回仮抽出した単位画像430aが終点ピンの単位画像570aに3次元空間上で接触すると判断する。
単位画像抽出部130は、続くステップS150において、始点ピンの単位画像550cから終点ピンの単位画像570aに至る接続経路を構成する一連の配線部品(部品種別「2」)の単位画像(立体部品画像420を構成する単位画像420a、および、立体部品画像430を構成する単位画像430a)に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を本抽出する。
単位画像抽出部130は、続くステップS160において、既に仮抽出した単位画像420a、単位画像560a、単位画像560b、単位画像560cまたは単位画像430aと接触していない終点ピンの単位画像が他にないと判断し、本抽出している情報、すなわち、始点ピンの単位画像550cから終点ピンの単位画像570aに至る接続経路を構成する一連の配線部品の単位画像に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を、描画情報供給部120を介して立体画像生成エンジン300に供給する。これにより、図5(c)に網掛けで示すように、始点ピンの単位画像550cから終点ピンの単位画像570aに至る接続経路を構成する一連の配線部品の単位画像(立体部品画像420を構成する単位画像420a、および、立体部品画像430を構成する単位画像430a)が強調表示された立体部品画像が立体部品画像出力ウィンドウ内に出力される(ステップS170)。
以下、本発明の他の実施形態を図面に基づいて説明する。図6は、他の実施形態に係る立体画像表示装置20の構成例を示す図である。図6に示すように、立体画像表示装置20は、描画情報記憶部200、描画情報供給部220、単位画像抽出部232、表示部240、情報取得部252、入力制御部260、情報更新部272および立体画像生成エンジン310を備える。表示部240は、出力制御部242およびモニタ244を備える。描画情報記憶部200、描画情報供給部220、表示部240、入力制御部260および立体画像生成エンジン310の機能および動作は、図1に示す立体画像表示装置10の描画情報記憶部100、描画情報供給部120、表示部140、入力制御部160および立体画像生成エンジン300の機能および動作と同様なので説明を省略する。
情報取得部252は、描画情報記憶部200に記憶すべき情報(描画情報等)を外部から取得する。情報取得部252は、外部から取得した情報を入力制御部260に供給する。情報更新部272は、描画情報記憶部200に記憶すべき情報を入力制御部260から取得する。情報更新部272は、描画情報記憶部200に記憶すべき情報を入力制御部260から取得した場合には、取得した情報に基づいて描画情報記憶部200に記憶されている情報を更新する。
単位画像抽出部232は、入力制御部260が生成した部品IDおよびピンIDを含む処理命令を入力制御部260から受け付ける。単位画像抽出部232は、部品IDおよび当該ピンIDを含む処理命令を入力制御部260から受け付けた場合には、描画情報記憶部200を参照し、処理命令の内容に基づいて、配線部品に係る立体部品画像を構成する一部または全部の単位画像であって、当該部品IDおよび当該ピンIDにより識別されるピンを始点とし当該始点ピンと配線部品を介して接続している他端側の他の機能部品が有する他のピンを終点とする接続経路を構成する一連の単位画像を描画するための複数の描画情報(形状情報および強調色情報)を抽出する。単位画像抽出部232は、抽出した接続経路を構成する一連の単位画像に係る複数の描画情報を描画情報供給部220に供給する。なお、単位画像抽出部232が接続経路を探索する処理の詳細は図7に示すフローチャートにて説明する。
以下、上記のように構成した立体画像表示装置20において接続経路が強調表示されるまでの動作について説明する。図7は、図6に示す立体画像表示装置20の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図7に示すフローチャートの開始時において、モニタ244は、立体部品画像出力ウィンドウ内に複数の立体部品画像を出力しているものとする。また、立体画像表示装置20は、ワークメモリとして、始点ピン単位画像に関する情報を一時記憶する領域、基点形状情報記憶領域、仮抽出記憶領域、および、本抽出記憶領域を有するものとする。なお、ステップS200、ステップS220、ステップS230およびステップS270の処理は、図4に示すフローチャートのステップS100、ステップS120、ステップS130およびステップS170の処理と同様であるため、ステップS200、ステップS220およびステップS230の処理の説明を省力する。
図7において、ステップS230(ステップS230:Yes)に続いて、単位画像抽出部232は、今回仮抽出した単位画像が、他の機能部品上のピンの単位画像に3次元空間上で接触しているか否かを判断する(ステップS242)。具体的には、単位画像抽出部232は、基点形状情報記憶領域に一時記憶している単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)と、描画情報記憶部200に記憶されている全ての他の機能部品の全てのピンの単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)とに基づいて、基点形状情報記憶領域に一時記憶している単位画像と全ての他の機能部品の全てのピンの単位画像との間の3次元空間上の接触判定を行う。
今回仮抽出した単位画像が他の機能部品上のピンの単位画像に3次元空間上で接触していないと単位画像抽出部232にて判断した場合(ステップS242:No)、単位画像抽出部232は、ステップS220に戻り、次の経路を探索する。
一方、今回仮抽出した単位画像が他の機能部品上のピンの単位画像に3次元空間上で接触していると単位画像抽出部232にて判断した場合(ステップS242:Yes)、単位画像抽出部232は、始点ピンの単位画像から当該他の機能部品上の当該ピンに至るまで順次接触する一連の単位画像であって、部品種別「2」(配線部品)である単位画像に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を仮抽出記憶領域から本抽出する(ステップS252)。そしてステップS220に戻る。
単位画像抽出部232は、基点形状情報記憶領域に一時記憶した単位画像に関する情報(位置情報および形状情報)により描画される単位画像と3次元空間上で接触する他の単位画像がないと判断した場合(ステップS220:No)、本抽出記憶領域に一時記憶した一連の配線部品の単位画像に関する情報(位置情報、形状情報および強調色情報)を描画情報供給部220を介して立体画像生成エンジン310に供給する。立体画像生成エンジン310は、一連の配線部品の単位画像の描画情報に基づいて、一連の配線部品の単位画像を強調表示させた複数の立体部品画像を再生成し、出力制御部242を介してモニタ244に供給する。モニタ244は、立体画像生成エンジン310によって再生成された一連の配線部品の単位画像を強調表示させた複数の立体部品画像を立体部品画像出力ウィンドウ内に出力する(ステップS270)。そして本フローチャートは終了する。
上述の立体画像表示装置10または立体画像表示20は、配線部品の立体部品画像の一部または全部の単位画像を強調表示する態様であったが、以下、立体画像表示装置10または立体画像表示20が他の部分も強調表示する他の態様について説明する。図8は、本実施形態における通常時の表示例、および、強調表示時の表示例を示す図である。
他の態様として、立体画像表示装置10または立体画像表示20は、配線部品の立体部品画像の一部または全部の単位画像に加えて、始点ピンの単位画像および終点ピンの単位画像を強調表示してもよい。例えば、立体画像表示装置10または立体画像表示20が、立体部品画像出力ウィンドウ内に図8(a)に示すように複数の立体部品画像を表示している場合(通常表示時)に、単位画像580aとして表示されているピンが始点ピンとして利用者から指定されたときは(単位画像580aとして表示されているピンを始点ピンとして、単位画像590aとして表示されているピンが終点ピンとして対応付けられているものとする)、図8(b)に示すように、始点ピンの単位画像580aから終点ピンの単位画像590aに至る接続経路を構成する一連の配線部品の単位画像(立体部品画像490を構成する単位画像490a、単位画像490b、単位画像490eおよび単位画像490g)に加えて、始点ピンの単位画像580aおよび終点ピンの単位画像590aを強調表示した複数の立体部品画像を立体部品画像出力ウィンドウ内に表示する。
また、さらに他の態様として、立体画像表示装置10または立体画像表示20は、配線部品の立体部品画像の一部または全部の単位画像に加えて、始点ピンを有する機能部品の立体部品画像(つまり全体)、および、終点ピンを有する機能部品の立体部品画像を強調表示してもよい。
以上、本実施形態によれば、複数の立体部品画像を複数の単位画像を用いて立体的に表示しているときに、利用者によって指定されたピンを始点とする接続経路として探索された接続経路を、当該接続経路を構成する一連の単位画像として抽出された一連の単位画像を強調表示することにより、当該接続経路を構成しない他の複数の機能部品および複数の配線部品よりも目立つように表示することができる。これにより、利用者は、機能部品上のあるピンを指定すれば、指定したピンから接続先である他の機能部品上のピンに至る接続経路が一見して解る様になるので、担当者は、交換対象の機能部品のあるピンの接続経路を容易に把握することができる。
また、立体画像表示装置10または立体画像表示20は、利用者によるピンの指定に基づいて探索された接続経路を構成する一連の単位画像を抽出し強調表示するという構成であって、接続経路毎の接続説明図を一切使用しない構成である。従って、立体画像表示装置10または立体画像表示20は、膨大な数の接続説明図を制作するコストに比べ製造コストを抑えることができ、かつ、膨大な数の接続説明図を挿入したマニュアルを搭載するための記憶容量に比べ小さな記憶容量で動作させることができる。特に、立体画像表示装置10または立体画像表示20は、複数の車種に係る複数の立体部品画像を生成するが、複数の車種に対応するマニュアルを準備する場合に比べ、製造コストおよび消費する記憶容量の観点から有利である。
また、立体画像表示装置10または立体画像表示20は、ポリゴンを用いた接触判定により強調表示すべき一連の単位画像の抽出する構成であるため、始点ピンから終点ピンまでの接続経路を規定する経路情報を予め保持することなく、強調表示すべき一連の単位画像を抽出することができる。従って、経路情報を保持する場合に比べ小さな記憶容量で動作させることができる。
また、立体画像表示装置10または立体画像表示20は、強調表示すべき一連の単位画像を抽出する構成であるため、例えば新たに機能部品および配線部品を追加した場合など車両を構成する部品に変更が生じた場合であっても、変更に応じて、立体画像表示装置10では描画情報および経路終始点情報を更新するだけで、または、立体画像表示装置20では描画情報を更新するだけで、変更が生じた後も直ちに強調表示すべき一連の単位画像を抽出し、強調表示することができる。
また、立体画像表示装置10または立体画像表示20は、強調色により強調表示をする態様であったが、強調表示すべき一連の単位画像を他の単位画像よりも太い線で描画することにより強調表示してもよい。
また、本実施形態において、形状情報は、位置情報を基準とする相対的な座標であったが、車両を基準とする絶対的な座標であってもよい。なお、形状情報が車両を基準とする絶対的な座標である場合、描画情報記憶部100は、位置情報を記憶しない。この場合、形状情報、通常色情報および強調色情報が描画情報に該当する。
また、本実施形態において、入力制御部160は、入力受付ウィンドウを介して利用者からの入力を受け付ける態様であったが、立体部品画像出力ウィンドウを介して利用者からの入力を受け付ける態様であってもよい。例えば、入力制御部160は、立体部品画像出力ウィンドウ内に複数の立体部品画像が表示されている場合に、ある機能部品に係る立体部品画像のあるピンの単位画像がマウスなどによって選択されることにより、当該機能部品上の当該ピンの指定に係る利用者からの入力を受け付ける。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本実施形態による立体画像表示装置の構成例を示す図である。 図1の描画情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図1の経路終始点情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図1に示す立体画像表示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 単位画像の抽出の様子を模式的に示す図である。 本実施形態による立体画像表示装置の他の構成例を示す図である。 図6に示す立体画像表示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における通常時の表示例、および、強調表示時の表示例を示す図である。
符号の説明
10 立体画像表示装置
20 立体画像表示装置
100 描画情報記憶部
110 経路終始点情報記憶部
120 描画情報供給部
130 単位画像抽出部
140 表示部
142 出力制御部
144 モニタ
150 情報取得部
160 入力制御部
170 情報更新部
200 描画情報記憶部
220 描画情報供給部
232 単位画像抽出部
240 表示部
242 出力制御部
244 モニタ
252 入力制御部
260 情報取得部
272 情報更新部

Claims (6)

  1. ポリゴンにより規定される複数の単位画像を描画して立体画像を生成する立体画像生成エンジンを用いて、車両を構成する複数の部品であって、1以上の回路接続箇所を有し所定の機能を備える機能部品と上記機能部品上の上記回路接続箇所に接続される配線部品とを含む上記複数の部品に係る複数の立体部品画像を利用者に表示する立体画像表示装置であって、
    上記立体部品画像を構成する上記複数の単位画像のそれぞれを描画するための描画情報を記憶する描画情報記憶部と、
    ある機能部品上の回路接続箇所と、当該ある機能部品上の回路接続箇所と上記配線部品を介して接続している他端側の他の機能部品の回路接続箇所であって当該ある機能部品上の回路接続箇所を始点とする接続経路の終点となる上記他端側の他の機能部品の回路接続箇所とを対応付けた経路終始点情報を記憶する経路終始点情報記憶部と、
    上記描画情報記憶部を参照し、上記複数の立体部品画像に係る複数の上記描画情報を上記立体画像生成エンジンに供給する描画情報供給部と、
    上記複数の描画情報に基づいて上記立体画像生成エンジンが生成した上記複数の立体部品画像を上記立体画像生成エンジンから取得して表示する表示部と、
    利用者により一の機能部品上の一の回路接続箇所が指定された場合に、上記描画情報記憶部および上記経路終始点情報記憶部を参照し、上記配線部品に係る上記立体部品画像を構成する一部または全部の上記単位画像であって、上記利用者によって指定された上記一の回路接続箇所を始点とし、上記始点から上記始点に終点として対応付けられた他の回路接続箇所に至る上記接続経路を構成する一連の上記単位画像を、接触している上記ポリゴンを順に辿ることによって抽出する単位画像抽出部とを備え、
    上記描画情報供給部は、上記単位画像抽出部が上記単位画像を抽出した場合には、上記単位画像抽出部が抽出した上記単位画像を強調して表示すべき旨の強調表示指示情報を上記立体画像生成エンジンに供給し、
    上記表示部は、上記描画情報供給部が上記強調表示指示情報を上記立体画像生成エンジンに供給した場合に、上記強調表示指示情報に基づいて上記立体画像生成エンジンが上記複数の単位画像を強調して描画した上記立体部品画像を上記立体画像生成エンジンから取得して表示することを特徴とした立体画像表示装置。
  2. ポリゴンにより規定される複数の単位画像を描画して立体画像を生成する立体画像生成エンジンを用いて、車両を構成する複数の部品であって、1以上の回路接続箇所を有し所定の機能を備える機能部品と上記機能部品上の上記回路接続箇所に接続される配線部品とを含む上記複数の部品に係る複数の立体部品画像を利用者に表示する立体画像表示装置であって、
    上記立体部品画像を構成する上記複数の単位画像のそれぞれを描画するための描画情報を記憶する描画情報記憶部と、
    上記描画情報記憶部を参照し、上記複数の立体部品画像に係る複数の上記描画情報を上記立体画像生成エンジンに供給する描画情報供給部と、
    上記複数の描画情報に基づいて上記立体画像生成エンジンが生成した上記複数の立体部品画像を上記立体画像生成エンジンから取得して表示する表示部と、
    利用者により一の機能部品上の一の回路接続箇所が指定された場合に、上記描画情報記憶部を参照し、上記配線部品に係る上記立体部品画像を構成する一部または全部の上記単位画像であって、上記利用者によって指定された上記一の回路接続箇所を始点とし当該一の回路接続箇所と上記配線部品を介して接続している他端側の他の機能部品が有する他の回路接続箇所を終点とする接続経路を構成する一連の上記単位画像を、接触している上記ポリゴンを順に辿ることによって抽出する単位画像抽出部とを備え、
    上記描画情報供給部は、上記単位画像抽出部が上記単位画像を抽出した場合には、上記単位画像抽出部が抽出した上記単位画像を強調して表示すべき旨の強調表示指示情報を上記立体画像生成エンジンに供給し、
    上記表示部は、上記描画情報供給部が上記強調表示指示情報を上記立体画像生成エンジンに供給した場合に、上記強調表示指示情報に基づいて上記立体画像生成エンジンが上記複数の単位画像を強調して描画した上記立体部品画像を上記立体画像生成エンジンから取得して表示することを特徴とした立体画像表示装置。
  3. 上記単位画像抽出部は、上記利用者により上記一の機能部品上の上記一の回路接続箇所が指定された場合に、さらに、上記機能部品に係る上記立体部品画像を構成する一部の上記単位画像であって、上記接続経路の上記始点である上記一の回路接続箇所の部分の単位画像、および、上記接続経路の上記終点である上記他の回路接続箇所の部分の単位画像を抽出することを特徴とした請求項1または請求項2の何れかに記載の立体画像表示装置。
  4. 上記単位画像抽出部は、上記利用者により上記一の機能部品上の上記一の回路接続箇所が指定された場合に、さらに、上記機能部品に係る上記立体部品画像を構成する上記複数の単位画像であって、上記接続経路の上記始点である上記一の回路接続箇所を有する上記一の機能部品に係る上記複数の単位画像、および、上記接続経路の上記終点である上記他の回路接続箇所を有する上記他の機能部品に係る上記複数の単位画像を抽出することを特徴とした請求項1または請求項2の何れかに記載の立体画像表示装置。
  5. 上記描画情報および上記経路終始点情報を外部から取得する情報取得部と、
    上記描画情報記憶部に記憶されている上記描画情報を上記情報取得部により取得された上記描画情報に基づいて更新し、上記経路終始点情報記憶部に記憶されている上記経路終始点情報を上記情報取得部により取得された上記経路終始点情報に基づいて更新する更新部とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の立体画像表示装置。
  6. ポリゴンにより規定される複数の単位画像を描画して立体画像を生成する立体画像生成エンジンを用いて、車両を構成する複数の部品であって、1以上の回路接続箇所を有し所定の機能を備える機能部品と上記機能部品上の上記回路接続箇所に接続される配線部品とを含む上記複数の部品に係る複数の立体部品画像を利用者に表示する立体画像表示方法であって、
    上記立体部品画像を構成する上記複数の単位画像のそれぞれを描画するための描画情報を参照し、上記複数の立体部品画像に係る複数の上記描画情報を上記立体画像生成エンジンに供給する描画情報供給ステップと、
    上記複数の描画情報に基づいて上記立体画像生成エンジンが生成した上記複数の立体部品画像を上記立体画像生成エンジンから取得して表示する表示ステップと、
    利用者により一の機能部品上の一の回路接続箇所が指定された場合に、上記描画情報、および、ある機能部品上の回路接続箇所と、当該ある機能部品上の回路接続箇所と上記配線部品を介して接続している他端側の他の機能部品の回路接続箇所であって当該ある機能部品上の回路接続箇所を始点とする接続経路の終点となる上記他端側の他の機能部品の回路接続箇所とを対応付けた経路終始点情報を参照し、上記配線部品に係る上記立体部品画像を構成する一部または全部の上記単位画像であって、上記利用者によって指定された上記一の回路接続箇所を始点とし、上記始点から上記始点に終点として対応付けられた他の回路接続箇所に至る上記接続経路を構成する一連の上記単位画像を、接触している上記ポリゴンを順に辿ることによって抽出する単位画像抽出ステップとを備え、
    上記描画情報供給ステップは、上記単位画像抽出ステップが上記単位画像を抽出した場合には、上記単位画像抽出ステップが抽出した上記単位画像を強調して表示すべき旨の強調表示指示情報を上記立体画像生成エンジンに供給し、
    上記表示ステップは、上記描画情報供給ステップが上記強調表示指示情報を上記立体画像生成エンジンに供給した場合に、上記強調表示指示情報に基づいて上記立体画像生成エンジンが上記複数の単位画像を強調して描画した上記立体部品画像を上記立体画像生成エンジンから取得して表示することを特徴とした立体画像表示方法。
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