JP4668804B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータの回転軸とウォーム軸とがクラッチを介して連結されたモータに関するものである。
車両に搭載されるパワーウインド装置に用いられるモータには、例えば、特許文献1に記載されているものがある。図10(a)に示すように、このモータは、回転軸101を回転するモータ本体102と、回転軸101の回転に伴って回転するウォーム軸103を有し該ウォーム軸103の回転駆動力を伝達する減速部104と、回転軸101とウォーム軸103との間に介在されるクラッチ105とを備えて構成されている。図10(b)に示すように、クラッチ105は、回転軸101の先端に一体回転可能に連結される駆動側回転体111と、ウォーム軸103の基端に一体に設けられる従動側回転体112と、それらの外周を囲って減速部104のギヤハウジング113に固定されるカラー114と、従動側回転体112とカラー114との間に配置される転動体115とを備えている。駆動側回転体111には、その中央部に軸方向に沿って延びる連結孔111aが形成されており、この連結孔111aに回転軸101の先端に形成された連結部101aが遊嵌されている。即ち、連結孔111aは、連結部101aよりも相対的に大きい寸法に設定されており、相互間に隙間が形成されるようになっている。
このようなクラッチ105は、駆動側回転体111が回転すると、従動側回転体112に設けた制御面112aとカラー114の内周面との間で転動体115が挟持されない位置を保つように該転動体115を周回させると共に、駆動側回転体111と従動側回転体112とが回転方向において係合して従動側回転体112に回転駆動力を伝達する。一方、負荷側(ウォーム軸103側)から従動側回転体112が回転しようとすると、従動側回転体112に設けた制御面112aとカラー114の内周面114aとの間で転動体115が挟持されて、従動側回転体112の回転が阻止されるようになっている。
そして、このモータにおいては、前記したように、駆動側回転体111の連結孔111aと回転軸101の連結部101aとが遊嵌合するように連結孔111a及び連結部101aの寸法が設定されている。従って、モータ組付けの際の各組付け部分の誤差等によって組付け時に駆動側回転体111と回転軸101との間で軸ずれが生じても、その軸ずれが許容され、駆動側回転体111と回転軸101との連結部分に大きな径方向の荷重が生じることが防止される。その結果、回転軸101の回転時に、駆動側回転体111と回転軸101との連結部から大きな異音や振動の発生が抑制される。尚、「軸ずれ」とは、駆動側回転体111の中心軸線に対して回転軸101の中心軸線が傾いたり、駆動側回転体111の中心軸線に対して回転軸101の中心軸線が平行な状態でずれたりすること等である。
特開2003−278784号公報
しかしながら、連結孔111aに対して連結部101aを遊嵌することにより駆動側回転体111と回転軸101との間の軸ずれが許容される場合、軸ずれの度合いが大きくなってくると、駆動側回転体111が回転軸101に対して傾斜し易くなる。そして、駆動側回転体111の傾斜の度合いが大きくなると、回転軸101とウォーム軸103との連結部において、ガタが生じるようになり、振動や異音が発生してしまうという問題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、回転軸とウォーム軸との連結部におけるガタの発生を抑制することのできるモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、一端側に連結部を有する回転軸を備えたモータ本体と、前記モータ本体と組付けられ、前記回転軸と略同軸状に駆動連結されるウォーム軸を有する減速部と、前記連結部と一体回転可能に連結且つ遊嵌状態で連結される被連結部を有する駆動側回転体、及び、該駆動側回転体に対して回転方向において係合可能であって前記ウォーム軸と一体回転する従動側回転体を備えた連結手段とを有するモータであって、前記回転軸に一体回転可能に固定され、前記回転軸に対して傾斜した前記駆動側回転体が当接されると、該駆動側回転体のそれ以上の傾斜を規制する規制部材を設け、前記規制部材は、前記回転軸の回転を検出するための回転検出器であることをその要旨とする。
同構成によれば、回転軸に対して傾斜した駆動側回転体は、規制部材に当接することにより、それ以上の傾斜が規制される。従って、被連結部に対して連結部を遊嵌することにより駆動側回転体と回転軸との間の軸ずれを許容した場合に、駆動側回転体が回転軸に対して傾斜しようとしても、一定以上の傾斜は規制部材によって阻止されるため、駆動側回転体の傾斜の度合いがそれ以上大きくなることが防止される。よって、回転軸とウォーム軸との連結部において、回転軸に対する駆動側回転体の傾斜に起因するガタの発生を抑制することができる。その結果、回転軸とウォーム軸との連結部において、駆動側回転体の傾斜により生じるガタに起因する振動や異音の発生を抑制することができる。
尚、「略同軸状」とは、回転軸の中心軸線とウォーム軸の中心軸線とが一致している同軸状だけでなく、連結部を被連結部に連結可能な範囲内で回転軸の中心軸線とウォーム軸の中心軸線とがずれている状態も含む。
また、回転軸の回転を検出するためにモータに備えられる回転位置検出器を規制部材とすることから、別途規制部材を設ける場合に比べて、部品点数及び組付け工数の増大を防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、前記駆動側回転体が前記回転軸に対して傾斜した場合に、前記駆動側回転体と前記規制部材とにおける互いに当接する部位間に、弾性を有する弾性部材を設けたことをその要旨とする。
同構成によれば、該駆動側回転体が回転軸に対して傾斜した場合、駆動側回転体と規制部材とは弾性部材を介して当接する。よって、駆動側回転体及び規制部材の当接する部位で発生する音や振動は、弾性部材によって吸収される。その結果、モータにおける騒音及び振動の増大を抑制することができる。また、弾性部材は、弾性変形可能であることから、駆動側回転体が傾斜して弾性部材を介して規制部材に当接した場合、弾性部材の復元力により駆動側回転体の回転軸に対する傾斜の度合いをより小さくすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のモータにおいて、前記弾性部材は、前記駆動側回転体に一体成形されていることをその要旨とする。
同構成によれば、弾性部材は、駆動側回転体に一体成形されていることから、弾性部材を設けたことによる組付け工数の増大を防止することができる。
請求項に記載の発明は、前記連結手段は、前記回転軸からの回転力を前記駆動側回転体及び前記従動側回転体を介して前記ウォーム軸に伝達すると共に、前記ウォーム軸からの回転力を前記従動側回転体から前記駆動側回転体に伝達しないように構成されたクラッチであることをその要旨とする。
同構成によれば、回転軸からの回転力を駆動側回転体及び従動側回転体を介してウォーム軸に伝達すると共に、ウォーム軸からの回転力を従動側回転体から駆動側回転体に伝達しないように構成されたクラッチを備えたモータにおいて、被連結部に対して連結部を遊嵌することにより駆動側回転体と回転軸との間の軸ずれを許容した場合に、駆動側回転体が回転軸に対して傾斜しようとしても、該駆動側回転体の一定以上の傾斜は規制部材によって阻止され、駆動側回転体の傾斜の度合いがそれ以上大きくなることが防止される。よって、回転軸とウォーム軸との連結部において、回転軸に対する駆動側回転体の傾斜に起因するガタの発生を抑制することができ、駆動側回転体の傾斜により生じるガタに起因する振動や異音の発生を抑制することができる。
本発明によれば、回転軸とウォーム軸との連結部におけるガタの発生が抑制されるモータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、パワーウインド装置の駆動源として用いられる本実施形態のモータ1の部分断面図を示す。図1に示すように、モータ1は、扁平型のモータ本体2及び減速部3を備えて構成されている。
モータ本体2は、略有底扁平円筒状をなすヨークハウジング(以下、ヨークとする)4を備えている。このヨーク4の開口部には、該ヨーク4の軸直交方向断面の長手方向の外側に延びるフランジ部4aが延設されていると共に、ヨーク4の内周面には一対のマグネット5が対向するように固着されている。そして、一対のマグネット5の内側には、電機子6が回転可能に収容されている。この電機子6の回転軸7は、その基端がヨーク4の底部中央に設けられた軸受8によって回転可能に支持されていると共に、その先端側の所定部位に電機子6を構成する整流子9が固定されている。また、回転軸7の先端部には、断面2面幅形状の連結部7aが形成されている(図2参照)。
前記ヨーク4の開口部には、該開口部を略閉塞するようにブラシホルダ10が嵌合されている。ブラシホルダ10は、樹脂材料よりなり、ヨーク4の開口部を覆う形状のホルダ本体10aと、該ホルダ本体10aから外側に向かってフランジ状に延設された延出部10bと、延出部10bの先端に設けられたコネクタ部10cとが一体に形成されて構成されている。そして、図2に示すように、ホルダ本体10aの中央部に設けられた中央孔10d内に軸受11が固定されると共に、該軸受11によって、前記回転軸7の先端側が回転可能に支持されている。尚、回転軸7の連結部7aは、軸受11から減速部3側に突出している。また、図1に示すように、ホルダ本体10aは、該ホルダ本体10aにおけるヨーク4の内部側に、前記整流子9の外周面に摺接する一対のブラシ12を保持している。各ブラシ12は、ブラシホルダ10にインサート成形されたターミナル(図示略)を介して制御回路(図示略)に接続されており、該制御回路からモータ1を駆動するための電流が各ブラシ12に供給される。また、前記コネクタ部10cは、図1における紙面直交方向から外部コネクタ(図示略)が嵌着可能に形成されている。
図2に示すように、ブラシホルダ10から減速部3側に突出した回転軸7の連結部7aには、その基端寄りの位置に円環状のセンサマグネット13が固定されている。センサマグネット13は、連結部7aに固定された支持プレート14を介して連結部7aに一体回転可能に固定されている。詳述すると、支持プレート14は、連結部7aが圧入される固定筒部14aと、該固定筒部14aにおける一端側(図2においては上端側)から径方向外側に向かって延設された略円環状の固定支持部14bとから構成されている。そして、センサマグネット13は、固定支持部14bにおける減速部3側の面に固定されている。モータ1の内部には、このセンサマグネット13と径方向に対向する位置にホール素子15が配置されている。ホール素子15は、センサマグネット13の回転による磁束の変化を検出し、検出した磁束の変化に応じた位置検出信号を前記制御回路に出力する。制御回路は、入力された位置検出信号に基づいて、回転軸7の回転位置を検出する。
図1に示すように、前記減速部3は、樹脂製のギヤハウジング21を備えると共に、該ギヤハウジング21内に、減速部3を構成する各種部品、即ち、軸受23a,23b、ウォーム軸24、ウォームホイール25及び出力軸26等が収容されている。
樹脂製のギヤハウジング21は、前記ヨーク4のフランジ部4aに固定される固定部21aと、前記ウォーム軸24を収容するウォーム収容部21bと、前記ウォームホイール25を収容するホイール収容部21cとが一体に形成されて構成されている。
前記固定部21aは、ヨーク4のフランジ部4aに対応した形状に形成されて該フランジ部4aにネジ22にて固定されており、フランジ部4aと共に前記ブラシホルダ10の延出部10bを挟持している。
前記ウォーム収容部21bは、前記ウォーム軸24を収容すべく前記回転軸7の延長線上で筒状に延びるように形成されると共に、その内部で軸受23a,23bによってウォーム軸24を回転可能に支持している。このウォーム収容部21bの内部におけるモータ本体2側には、ウォーム軸24と前記回転軸7とを同軸状に駆動連結するクラッチ30が設けられている。
前記ホイール収容部21cは、中空の略円盤状をなすと共に、ウォーム収容部21bに対し前記コネクタ部10cと反対側(図1における右側)に一体に形成され、更に、その内部にウォームホイール25を回転可能に支持している。そして、該ホイール収容部21cの内部空間と前記ウォーム収容部21bの内部空間とは、ウォーム収容部21bの長手方向の中央部付近で繋がっていると共に、空間同士が繋がる部位において、ウォーム軸24とウォームホイール25とが噛合している。また、ウォームホイール25の径方向中央部には、出力軸26が一体回転するように連結されていると共に、該出力軸26は、ウインドガラス(図示略)を昇降するための公知のウインドレギュレータ(図示略)と駆動連結される。
図2に示すように、前記クラッチ30は、ウォーム収容部21b内に配置されたカラー31、前記ウォーム軸24に一体に設けられた従動側回転体32、3つの転動体33、サポート部材34、ストッパ35、前記回転軸7の連結部7aに装着される駆動側回転体36、及びボール37とを備えて構成されている。
金属よりなる円筒状の前記カラー31は、前記ウォーム収容部21bにおけるモータ本体2側に設けられたクラッチ収容凹部21d内に圧入されている。このカラー31は、そのモータ本体2側の端部から径方向外側に向かって延びるフランジ部31aを有している。尚、カラー31は、クラッチ収容凹部21dの内周面に対して周方向に回転不能に固定されている。
カラー31の内側に、前記従動側回転体32が配置されている。図2及び図4に示すように、従動側回転体32は、ウォーム軸24の基端部(モータ本体2側の端部)からモータ本体2側に延びる略円柱状の軸部32aと、該軸部32aの外周面において120°間隔となる位置から径方向外側に延びる3つの係合凸部32bとを有して構成されている。図4に示すように、各係合凸部32bは、径方向外側に向かうほど周方向の幅が広くなるように形成されている。これら係合凸部32bの径方向外側の面は、カラー31の内周面31bとの距離が回転方向で変化する制御面41とされている。制御面41は、平面状をなし、回転方向端部側に向かう程カラー31の内周面31bとの距離が短くなるように形成されている。この制御面41とカラー31の内周面31bとの間に、樹脂製の前記転動体33がそれぞれ配置されている。また、図2に示すように、従動側回転体32におけるモータ本体2側の端面と、前記回転軸7の連結部7aの先端面との間に、前記ボール37が配置されると共に、従動側回転体32におけるモータ本体2側の端面には、ボール37が当接する部位に、当接部材24aが装着されている。当接部材24aは、ボール37と点接触することから、ウォーム軸24の他の部位よりも硬度の高い(焼入加工が施された)金属材料で形成されており、該ボール37との接触部分の過度の摩耗を防止するために設けられている。
図4に示すように、前記各転動体33は円柱状をなすと共に、その直径が制御面41の回転方向中央部41aとカラー31の内周面31bとの間隔より小さく、且つ制御面41の回転方向両端部41b,41cとカラー31の内周面31bとの間隔より大きくなるような大きさに形成されている。即ち、転動体33は、その直径が中央部41aと端部41b,41cとの間の中央部41dと、カラー31の内周面31bとの間隔と等しくなるように形成されている。
図2及び図4に示すように、前記サポート部材34は、カラー31の内径よりも大きい内径を有する円環状をなすと共に前記カラー31の上面に載置されるリング部34aを有する。このリング部34aには、リング部34aの内側において軸線方向一方に延びると共に前記各転動体33を120°間隔で回転可能且つ脱落不能に支持する3つの支持部34bが一体に形成されている。これら支持部34bは、転動体33をカラー31の内周面31bと従動側回転体32の制御面41との間に配置するように、カラー31と従動側回転体32との間にそれぞれ挿入されている。また、周方向に隣り合う支持部34b同士は、円弧状をなすと共にカラー31と従動側回転体32との間に収容された連結部34cによって連結されている。これら連結部34cは、各支持部34b間の間隔を維持する役割を果たしている。
図2に示すように、サポート部材34のリング部34aにおけるモータ本体2側には、前記ストッパ35が配置されている。ストッパ35は、その中央部にリング部34aの外径と略等しい直径を有する挿通孔35aを有する板状をなし、サポート部材34の軸方向の移動を規制すべくギヤハウジング21に対して固定されている。挿通孔35aの外周の複数箇所には、ストッパ35を構成する板材を下方に切り起こして形成された規制部35bが形成されていると共に、これら規制部35bは、その先端がカラー31のフランジ部31aに当接し、カラー31の軸方向の移動を規制する。そして、このストッパ35側から、前記回転軸7の連結部7aに装着された駆動側回転体36がカラー31の内側に挿入される。
図3(a)は、駆動側回転体36の平面図であり、図3(b)は、駆動側回転体36の底面図である。図3(a)に示すように、駆動側回転体36は、略円筒状の軸部36aと、軸部36aよりも拡径された円盤部36bと、円盤部36bの中央に設けられたボール保持部36c(図3(b)参照)とを備えて構成されている。図2に示すように、このボール保持部36cには、ボール37を保持するためのボール収容孔36dが形成されている。このボール収容孔36dにて保持されたボール37は、軸線方向の両方向においてそれぞれ該ボール37の一部が突出した状態で保持され、回転軸7の端面及び従動側回転体32の端面(当接部材24a)にそれぞれ当接している。尚、ボール37は、当接部材24aと同様、硬度を高めるために予め焼入加工が施された金属材料よりなる。
駆動側回転体36の軸中心には、軸部36aの基端(図2中、上端)から下方のボール保持部36cに向かって延び、一対の平行面を有する断面2面幅形状の連結孔36eがボール収容孔36dと連通するように形成されている。この連結孔36eには、前記回転軸7の連結部7aが遊嵌されている。即ち、連結孔36eの大きさは、連結部7aに対して寸法が相対的に所定値だけ大きくなるように設定され、連結孔36eと連結部7aとの間に隙間Sが生じるようになっている。そして、連結孔36eに回転軸7の連結部7aが遊嵌されることで、駆動側回転体36と回転軸7とが一体回転可能に駆動連結されている。
この場合、連結孔36eには回転軸7の連結部7aが遊嵌されているので、組付け時に駆動側回転体36と回転軸7との間で生じる軸ずれ(駆動側回転体36の中心軸線に対して回転軸7の中心軸線が傾いたり、駆動側回転体36の中心軸線に対して回転軸7の中心軸線が平行な状態で径方向にずれたりすること等)が許容され、駆動側回転体36と回転軸7との連結部分に大きな径方向の荷重が生じることが防止される。従って、回転軸7の回転時に連結部分から大きな異音や振動が生じないようになっている。尚、駆動側回転体36の中心軸線に対して回転軸7の中心軸線が傾いた場合、回転軸7はその端面がボール37と点接触するので、容易に追従可能となっている。
また、図3(a)(b)及び図4に示すように、駆動側回転体36を構成する前記円盤部36bの先端側(図2においては下側)には、径方向外側に延び、その先端から軸方向に突出する略扇形状の突設部42が等角度間隔に3つ形成されている。各突設部42は、大きい円弧の面がカラー31の内周面31bよりも若干小さな径で該内周面31bに沿う形状に形成されている。各突設部42には、径方向内側から突設部42の中間まで径方向に延びる嵌合溝42aが形成されていると共に、各突設部42において、嵌合溝42aの軸部36a側となる位置には、充填孔42bが嵌合溝42aに対して連設されている。これら突設部42は、前記カラー31内において、従動側回転体32の各係合凸部32b間であって、各転動体33(支持部34b)間にそれぞれ配置される。
更に、図2に示すように、駆動側回転体36には、金属よりなり所定形状をなす補強プレート39がインサート成形されており、駆動側回転体36の剛性が高められている。また更に、駆動側回転体36には、前記連結孔36eの開口部から連続するように、弾性力を有するエラストマ樹脂よりなる弾性保持部43が一体に形成されている。
弾性保持部43が一体成形された軸部36aの内径は、前記連結孔36eの内径よりも大きく形成されている。また、弾性保持部43は、連結孔36eの各平面部において内径が若干小さく設定されている。従って、弾性保持部43は、回転軸7の連結部7aの各平面部にそれぞれ圧接するようになっている。そのため、モータ1の組立時に駆動側回転体36を回転軸7に装着した時、弾性保持部43により駆動側回転体36が回転軸7から脱落しないように弾圧保持される。尚、弾性保持部43は、駆動側回転体36と回転軸7との間で軸ずれが生じた場合であっても、弾性変形するだけであることから悪影響を与えるものではない。
また、この弾性保持部43は、軸部36aの前記支持プレート14側の端面よりもセンサマグネット13側に突出した形状をなしており、弾性保持部43におけるこの突出した部位が、弾性部材としての第1の緩衝突出部43aとなっている。そして、第1の緩衝突出部43aを含む弾性保持部43の支持プレート14側の面には、固定筒部14aの図2における下端側を収容する収容凹部43bが形成されている。この収容凹部43bは、軸方向から見て固定筒部14aよりも大きく形成されている。更に、支持プレート14と駆動側回転体36とは、固定筒部14aの図2における下端面と収容凹部43bの底面とが当接しない状態で回転軸7の連結部7aに固定されている。
また、図3(b)に示すように、前記突設部42に設けられた嵌合溝42aには、弾性力を有するエラストマ樹脂よりなる緩衝部44が一体成形されている。この緩衝部44は、駆動側回転体36の樹脂部の所定箇所に設けた貫通孔(図示略)を介して前記弾性保持部43と連続して設けられている。緩衝部44には、嵌合溝42aから突設部42の径方向内側に突出し、周方向に広がる緩衝部位44aが形成されている。緩衝部位44aの周方向の幅は、突設部42の内周面の周方向の幅より若干大きく設定されている。
更に、図2に示すように、突設部42に設けられた前記充填孔42bには、弾性力を有するエラストマ樹脂よりなる充填部45が一体成形されている。この充填部45は、充填孔42bの内径と等しい直径を有する円柱状をなすと共に、突設部42における前記センサマグネット13に対向する面よりも突出した形状をなしている。そして、各充填部45において、突設部42におけるセンサマグネット13に対向する面よりも突出した部位が、弾性部材としての第2の緩衝突出部45aとなっている。また、センサマグネット13及び駆動側回転体36が連結部7aに固定された状態であって、回転軸7の中心軸線と駆動側回転体36の中心軸線とが一致している場合には、各第2の緩衝突出部45aは、センサマグネット13における突設部42側の面である規制面13aには当接していない。
そして、図4に示すように、突設部42の図4における反時計回り側の当接面42cは、駆動側回転体36が従動側回転体32に対して反時計回り方向(図4中、矢印X方向)に回転した場合、係合凸部32bの時計回り側の側面32cと当接し、両回転体32,36が同回転方向に係合状態となる。この時、突設部42の当接面42cが係合凸部32bの側面32cと当接する直前に、緩衝部位44aの反時計回り側の端部44cが係合凸部32bの側面32cと当接して潰れて、突設部42の当接面42cと係合凸部32bの側面32cとの衝突(衝撃)が緩和される。
一方、突設部42の図4における時計回り側の当接面42dは、駆動側回転体36が従動側回転体32に対して時計回り方向(図4中、矢印Y方向)に回転した場合、係合凸部32bの反時計回り側の側面32dと当接し、両回転体32,36が同回転方向に係合状態となる。この場合も、上記と同様に、突設部42の当接面42dが係合凸部32bの側面32dと当接する直前に、緩衝部位44aの時計回り側の端部44dが係合凸部32bの側面32dと当接して潰れて、突設部42の当接面42dと係合凸部32bの側面32dとの衝突(衝撃)が緩和される。
尚、各部材33,42,32b,34bは、図5に示すように、突設部42の反時計回り側の当接面42cが係合凸部32bの側面32cと当接し、突設部42の反時計回り側の径方向外側に形成された押圧面42eがサポート部材34の支持部34bと当接した状態、及び、突設部42の時計回り側の当接面42dが係合凸部32bの側面32dと当接し、突設部42の時計回り側の径方向外側に形成された押圧面42fが支持部34bと当接した状態とのそれぞれにおいて、転動体33が制御面41の中央部41aと対応した位置に配置されるように、それらの形状及び寸法が設定されている。
このように構成されたクラッチ30は、前記モータ本体2が駆動され回転軸7が例えば図4の反時計回り方向(矢印X方向)に回転すると、回転軸7と共に駆動側回転体36が同方向に一体回転する。そして、図5に示すように、駆動側回転体36の突設部42の当接面42cが従動側回転体32の係合凸部32bの側面32cと当接すると、両回転体32,36が同回転方向に係合状態となる。この時、突設部42の押圧面42eがサポート部材34の支持部34bを押圧し、転動体33が制御面41の中央部41aと対応した位置に配置される中立状態となる。そして、この中立状態では、転動体33は係合凸部32bの制御面41とカラー31の内周面31bとに挟持されないため、従動側回転体32は回転可能である。従って、駆動側回転体36がさらに反時計回り方向に回転すると、その回転力が突設部42から従動側回転体32に伝達され、駆動側回転体36が同回転方向に連れ回りする。尚、図示しないが、回転軸7が図4の時計回り方向(矢印Y方向)に回転し、該回転軸7と共に駆動側回転体36が同方向に回転した場合においても、クラッチ30は上記のように動作し、従動側回転体32が同回転方向に連れ回りする。
このようにクラッチ30を介して回転軸7(駆動側回転体36)からウォーム軸24(従動側回転体32)に回転が伝達されると、その回転に基づいてウォームホイール25及び出力軸26が回転する。そして、出力軸26の回転に基づいてウインドレギュレータが作動し、ウインドガラスが開閉(昇降)されるようになっている。
これに対し、モータ1が停止している状態で、負荷側(ウインドガラス側)から出力軸26に回転力が作用すると、その回転力によりウォーム軸24(従動側回転体32)が若干回転する。この時、例えば、従動側回転体32が図4の時計回り方向(矢印Y方向)に回転され、図6に示すように、転動体33が制御面41の中央部41aとカラー31の内周面31bとで挟持される位置まで回転すると、該従動側回転体32(ウォーム軸24)のそれ以上の同回転方向への回転が阻止される。即ち、ロック状態となる。尚、図示しないが、従動側回転体32が図4の反時計回り方向(矢印X方向)に回転されても、上記のように転動体33が制御面41の中央部41aとカラー31の内周面31bとで挟持される位置まで回転し、該従動側回転体32(ウォーム軸24)のそれ以上の同回転方向への回転が阻止される。従って、ウインドガラスに自重や車両走行時の振動等による下方向への荷重が作用し出力軸26を介してウォーム軸24に回転力が作用しても、クラッチ30によりウォーム軸24の回転が阻止されて出力軸26の回転が阻止されることから、モータ1の停止状態においてウインドガラスが下降することが防止される。
また、図7に示すように、このモータ1において、駆動側回転体36と回転軸7との間で生じる軸ずれを、連結孔36eに回転軸7を遊嵌することにより許容した場合、駆動側回転体36は、回転軸7に対して傾斜し易くなる。この時、駆動側回転体36は、該駆動側回転体36の第2の緩衝突出部45aがセンサマグネット13の規制面13aに当接するまでは回転軸7に対してその中心軸線傾斜するが、それ以上の傾斜は、センサマグネット13の規制面13aに駆動側回転体36の第2の緩衝突出部45aが当接することにより阻止される。また、この時、駆動側回転体36が傾斜すると、第1の緩衝突出部43aに設けられた収容凹部43bの内側面が、支持プレート14の固定筒部14aの外周面に当接して、それ以上の駆動側回転体36の傾斜を阻止する。従って、駆動側回転体36の過度の傾斜が抑制され、回転軸7とウォーム軸24との連結部にけるガタの発生が抑制される。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)回転軸7に対して傾斜した駆動側回転体36は、センサマグネット13に当接することにより、それ以上の傾斜が規制される。従って、連結孔36eに対して連結部7aを遊嵌することにより駆動側回転体36と回転軸7との間の軸ずれを許容した場合に、駆動側回転体36が回転軸7に対して傾斜しようとしても、一定以上の傾斜はセンサマグネット13によって阻止されるため、駆動側回転体36の傾斜の度合いがそれ以上大きくなることが防止される。よって、回転軸7とウォーム軸24との連結部において、回転軸7に対する駆動側回転体36の傾斜に起因するガタの発生を抑制することができる。その結果、回転軸7とウォーム軸24との連結部において、駆動側回転体36の傾斜により生じるガタに起因する振動や異音の発生を抑制することができる。
(2)駆動側回転体36と回転軸7との間の軸ずれを連結孔36eに対する連結部7aの遊嵌状態により許容したことによって駆動側回転体36が回転軸7に対して傾斜した場合、駆動側回転体36において、第1の緩衝突出部43aが支持プレート14の固定筒部14aに当接する。また、同場合には、駆動側回転体36において、第2の緩衝突出部45aがセンサマグネット13の規制面13aに当接する。即ち、弾性を有しない突設部42は、直接センサマグネット13に当接しない。よって、駆動側回転体36及びセンサマグネット13(支持プレート14を含む)の当接する部位で発生する音や振動は、第1の緩衝突出部43a及び第2の緩衝突出部45aによって吸収される。その結果、モータ1における騒音及び振動の増大を抑制することができる。また、第1及び第2の緩衝突出部43a,45aは、弾性変形可能であることから、駆動側回転体36が傾斜して第1及び第2の緩衝突出部43a,45aからセンサマグネット13に当接した場合、第1の緩衝突出部43a及び第2の緩衝突出部45aの復元力により駆動側回転体36の回転軸7に対する傾斜の度合いをより小さくすることができる。
(3)第1の緩衝突出部43a及び第2の緩衝突出部45aは、駆動側回転体36に一体成形されていることから、第1の緩衝突出部43a及び第2の緩衝突出部45aを設けたことによる組付け工数の増大を防止することができる。
(4)回転軸7の回転を検出するためにモータ1に備えられるセンサマグネット13を、駆動側回転体36の傾斜を規制する規制部材として用いているため、別途規制部材を設ける場合に比べて、部品点数及び組付け工数の増大を防ぐことができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、駆動側回転体36に一体成形された弾性保持部43は、軸部36aの前記センサマグネット13側の面よりもセンサマグネット13側に突出した第1の緩衝突出部43aを有している。また、駆動側回転体36に一体に成形された充填部45は、突設部42における前記センサマグネット13に対向する側の面よりも突出した第2の緩衝突出部45aを有している。しかしながら、図8(a)に示すように、駆動側回転体36は、第1の緩衝突出部43a及び第2の緩衝突出部45aを備えない構成であってもよい。この場合、例えば、弾性保持部43の支持プレート14側の部位は、軸部36aの前記センサマグネット13側の面と面一となるように形成される。また、充填部45のセンサマグネット13側の部位は、例えば、突設部42における前記センサマグネット13に対向する側の面と面一となるように形成される。このようにすると、図8(b)に示すように、駆動側回転体36と回転軸7との間の軸ずれを連結孔36eに対する連結部7aの遊嵌状態により許容したことによって駆動側回転体36が傾斜しようとした場合、駆動側回転体36の突設部42がセンサマグネット13の規制面13aに当接するまでは駆動側回転体36は回転軸7に対して傾斜する。しかし、駆動側回転体36のそれ以上の傾斜は、センサマグネット13の規制面13aに駆動側回転体36の突設部42が当接することにより阻止される。従って、駆動側回転体36の過度の傾斜が抑制され、回転軸7とウォーム軸24との連結部にけるガタの発生が抑制される。尚、駆動側回転体36は、第1の緩衝突出部43a及び第2の緩衝突出部45aの何れか一方のみを備えるように構成されてもよい。
・上記実施形態では、駆動側回転体36が回転軸7に対して傾斜した場合にセンサマグネットに当接する第1の緩衝突出部43a及び第2の緩衝突出部45aは、駆動側回転体36に一体成形されている。しかしながら、第1の緩衝突出部43a及び第2の緩衝突出部45aは、駆動側回転体36と別体に設けられ、該駆動側回転体36に組付けられることにより駆動側回転体36と一体化されるものであってもよい。また、第1の緩衝突出部43a及び第2の緩衝突出部45aに替えて、センサマグネット13及び支持プレート14において、駆動側回転体36が当接する部位に、弾性を有する部材を設けてもよい。このようにしても、上記実施形態の(2)と同様の作用・効果を得ることができる。
・図9(a)に示すように、従動側回転体32において、ボール37が当接される当接部材61が収容された収容凹部62の底面と当接部材61との間に、弾性を有するクッション部材63を設けてもよい。図9(a)に示す当接部材61には、収容凹部62の底面側に開口する支持凹部61aが形成されている。そして、当接部材61は、直方体状のクッション部材63の約半分が支持凹部61a内に収容された状態で、収容凹部62内に収容されている。また、クッション部材63は、例えばゴムよりなり、製造されたモータ1においては、回転軸7の軸方向に圧縮された状態で組付けられている。従って、製造されたモータ1では、クッション部材63の復元力により、回転軸7及びウォーム軸24は、軸線方向に沿って互いに離間する方向に押圧される。従って、回転軸7及びウォーム軸24の軸方向のがたつきが抑制される。
また、図9(b)に示すように、従動側回転体32に形成された収容凹部71内に収容される当接部材72を、直方体状に形成し、収容凹部71の底面と当接部材72との間に、直方体状のクッション部材73を設けてもよい。このようにすると、図9(a)に示す当接部材61に比べて、容易に当接部材72を形成することができる。
また更に、このようなクッション部材63,73を、回転軸7におけるヨーク4の底部側の端部と該底部との間に設けてもよいし、ウォーム軸24におけるモータ本体2と逆側の端部とウォーム収容部21bとの間に設けてもよい。このようにすると、回転軸7及びウォーム軸24の軸方向のがたつきがより抑制される。
・上記実施形態では、駆動側回転体36と回転軸7との軸ずれに起因する駆動側回転体36の回転軸7に対する傾斜は、駆動側回転体36がセンサマグネット13に当接することにより、センサマグネット13によって規制される。しかしながら、駆動側回転体36の傾斜を規制する規制部材はセンサマグネット13に限らず、駆動側回転体36の傾斜時に該駆動側回転体36が当接可能な位置に設けられると共に、回転軸7と一体回転可能な部材であればよい。例えば、センサマグネット13の他に、円板状のプレートを規制部材として回転軸7に固定してもよい。また、傾斜した駆動側回転体36が当接する位置に整流子9を配置し、該整流子を規制部材としてもよい。更に、支持プレート14の固定支持部14bが駆動側回転体36に対向するようにセンサマグネット13を回転軸7に対して固定し、支持プレート14を支持プレート14を規制部材としてもよい。
・上記実施形態のクラッチ30の構成を適宜変更してもよい。上記実施形態では、負荷側からの回転力が従動側回転体32から駆動側回転体36に伝達されないように従動側回転体32の制御面41とカラー31の内周面31bとの間で転動体33を挟持して従動側回転体32を回転不能にロックするクラッチ30を用いている。しかしながら、例えば、制御面41を制御して、従動側回転体32の制御面41とカラー31の内周面31bとの間で、転動体33を挟持した状態で該転動体33とカラー31の内周面31bとで所定の摩擦力を付与しながら従動側回転体32の回転を許容するクラッチとしてもよい。
・上記実施形態では、従動側回転体32は、ウォーム軸24に一体に形成されている。しかしながら、従動側回転体32とウォーム軸24とは、別体に構成され、組付けられることにより一体的に構成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、回転軸7とウォーム軸24とを連結する連結手段としてクラッチ30を用いたが、クラッチ30以外で回転軸7とウォーム軸24とを駆動連結する連結手段を用いてもよい。
・上記実施形態では、モータ1を、パワーウインド装置の駆動源として説明したが、モータ1は、その他の装置の駆動源として使用してもよい。
上記実施形態、及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)前記回転軸と前記ウォーム軸との間に、弾性を有するクッション部材を軸方向に圧縮した状態で設けたことを特徴とする。このようにすると、クッション部材の復元力により、回転軸及びウォーム軸は、軸線方向に沿って互いに離間する方向に押圧される。従って、回転軸及びウォーム軸の軸方向のがたつきが抑制される。
モータの断面図。 モータの部分拡大図。 (a)は駆動側回転体の平面図、(b)は駆動側回転体の底面図。 クラッチの断面図(図2におけるA−A断面図)。 動作時のクラッチの断面図。 動作時のクラッチの断面図。 駆動側回転体の傾斜時におけるモータの部分拡大図。 (a)及び(b)は別の形態のモータにおけるクラッチ付近の部分拡大図。 (a)及び(b)は別の形態のモータにおけるクラッチ付近の部分拡大図。 (a)は従来のモータの断面図、(b)は図11(a)における拡大図。
符号の説明
1…モータ、2…モータ本体、3…減速部、7…回転軸、7a…連結部、13…規制部材及び回転検出器としてのセンサマグネット、14…規制部材としての支持プレート、24…ウォーム軸、30…連結手段としてのクラッチ、32…従動側回転体、36…駆動側回転体、36e…被連結部としての連結孔、43a…弾性部材としての第1の緩衝突出部、45a…弾性部材としての第2の緩衝突出部。

Claims (4)

  1. 一端側に連結部を有する回転軸を備えたモータ本体と、
    前記モータ本体と組付けられ、前記回転軸と略同軸状に駆動連結されるウォーム軸を有する減速部と、
    前記連結部と一体回転可能に連結且つ遊嵌状態で連結される被連結部を有する駆動側回転体、及び、該駆動側回転体に対して回転方向において係合可能であって前記ウォーム軸と一体回転する従動側回転体を備えた連結手段と
    を有するモータであって、
    前記回転軸に一体回転可能に固定され、前記回転軸に対して傾斜した前記駆動側回転体が当接されると、該駆動側回転体のそれ以上の傾斜を規制する規制部材を設け
    前記規制部材は、前記回転軸の回転を検出するための回転検出器であることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記駆動側回転体が前記回転軸に対して傾斜した場合に、前記駆動側回転体と前記規制部材とにおける互いに当接する部位間に、弾性を有する弾性部材を設けたことを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記弾性部材は、前記駆動側回転体に一体成形されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のモータにおいて、
    前記連結手段は、前記回転軸からの回転力を前記駆動側回転体及び前記従動側回転体を介して前記ウォーム軸に伝達すると共に、前記ウォーム軸からの回転力を前記従動側回転体から前記駆動側回転体に伝達しないように構成されたクラッチであることを特徴とするモータ。
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