JP4542231B2 - 自動二輪車用ヘッドランプ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、夜間走行におけるコーナリング時にも広い前方視野が得られる自動二輪車用のヘッドランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
自動二輪車の走行において、一般的にある程度のスピードが出ている場合は、車体をバンクさせてコーナリングすることにより進行方向を変える。ところが、従来の自動二輪車のヘッドランプは車体に固定されていて、車体がバンクすると、これに合わせてヘッドランプの光軸も傾斜するため、夜間の走行においてコーナリングするとき、ライダーの目線が向く進行方向の内側へのヘッドライトの配光が減少し、進行方向前方の視野が狭くなる。
【0003】
すなわち、自動二輪車が直進するとき、搭乗したライダーからの前方視を示す図7のように、ヘッドランプの配光Aは水平線Hに平行な左右方向に広がった状態となるが、例えば図9のように、自動二輪車がカーブした車線50に沿って矢印Pで示す左側に進行方向を変えるとき、車体を左側にバンクさせてコーナリングするので、ヘッドランプの光軸が左側に傾斜し、これに伴いヘッドランプの配光Aが直進の場合に比べて左下がりに傾斜する。その結果、ライダーの目線が向く進行方向の内側(同図に破線の円で囲む部分B)、つまり進行先となるエリアへのヘッドランプの配光Aが少なくなり、事実上、進行方向前方の視野が狭くなる。
【0004】
また、上記したコーナリング時に、車体が左右のいずれの方向にバンクしたかを検知し、その検知信号と車速とでヘッドランプのバルブ(発光体)およびレンズの回転角を制御するようにしたヘッドランプも考えられるが、この場合には車速が遅くなるとレンズの回転角が小さくなり、ライダーが必要とする十分な視野を確保しにくい。
【0005】
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたもので、夜間走行時のコーナリングでも広い視野を確保できる自動二輪車用ヘッドランプ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するために、本発明に係る自動二輪車用ヘッドランプ装置は、発光体を有するランプ本体と、車体のバンク角を検知するバンク角検知手段と、検知されたバンク角に基づき前記ランプ本体からの配光領域をバンクした方向と逆方向にバンク角の大きさに応じた角度だけ回転させる手段とを備え、前記バンク角検知手段は、車体の上下軸心まわりの回転角速度と車速とに基づいてバンク角を算出するものであり、前記配光領域の回転角度が前記車体のバンク角の1.7倍以上で2.0倍以下である
【0007】
前記自動二輪車用ヘッドランプ装置によれば、バンク角検知手段により検知された車体のバンク角に基づき、回転制御手段が駆動機を制御して、配光領域をバンクした方向と逆方向にバンク角の大きさに応じた角度だけ回転させるので、夜間走行時のコーナリングで、ライダーの目線が向く進行方向の内側へのヘッドランプの配光が多くなり、広い視野を確保できる。また、車体の上下軸心まわりの回転角速度と車速とに基づいてバンク角を算出するので、容易かつ高精度にバンク角を求めることができる。
【0008】
本発明の第2構成に係る自動二輪車用ヘッドランプ装置は、発光体を有するランプ本体と、車体のバンク角を検知するバンク角検知手段と、検知されたバンク角に基づき前記ランプ本体からの配光領域をバンクした方向と逆方向にバンク角の大きさに応じた角度だけ回転させる手段とを備え、前記バンク角検知手段は、車体の上下軸心まわりの回転角速度と車速とに基づいてバンク角を算出するものであり、前記車体のバンク角の小さい範囲内に、バンク角が変化しても前記配光領域を回転させない不感帯が設けられている。
【0009】
本発明に係るバンク角検出装置は、車体の上下軸心まわりの回転角速度ωを検出する角度センサと、車速vを検出する速度計とを備え、前記回転角速度ωと前記車速vとから、重力加速度をgとして、以下の式でバンク角δを算出するバンク角検出装置。
δ=sin −1 (v・ω/g)
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の一実施形態であるヘッドランプ装置を取り付けた自動二輪車を示す側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム2の前端のヘッドパイプ3に軸支されたフロントフォーク4に前車輪5を取り付け、車体フレーム2の中央下部のスイングアームブラケット6に軸支されたスイングアーム7に後車輪8を取り付け、車体フレーム2の中央下部に取り付けたエンジン9で後車輪8を駆動するとともに、フロントフォーク4の上端部に固定したハンドル10で操行するように構成されている。
【0011】
フロントフォーク4には、ヘッドランプ装置11を構成するランプ本体12がブラケット13を介して取り付けられている。ヘッドランプ装置11は、図3にブロック図で示すように、前記ランプ本体12のほか、この本体12に設けた駆動機18およびエンコーダ(回転位置検出手段)29、バンク角検知手段19、回転制御手段20などで構成される。
【0012】
図2は前記ランプ本体12の縦断面図を示す。このランプ本体12では、ランプケース21内に設けられた発光体であるバルブ22の前面に、レンズ23が対向配置され、バルブ22およびレンズ23が、それらの中心軸Cのまわりに回転自在とされている。すなわち、ランプケース21がその前側の環状のリム14に図示しないねじ体により取り付けられ、このリム14に、バルブ22を囲むように配置された碗状のリフレクタ24が、図示しないフックとねじ体により取り付けられ、このリフレクタ24に設けられたレンズ支柱25の回転軸26にレンズ23が回転自在に支持されている。リフレクタ24の中心部には、レンズ23と同軸位置となるように回転ベース27が配置されており、この回転ベース27の中心部、すなわち、前記中心軸C上に、バルブ22がバルブブラケット31を介して取り付けられている。
【0013】
回転ベース27はその外側の固定ベース28により回転自在に支持されており、この固定ベース28が、ブラケット29を介してリフレクタ24に支持されている。前記回転ベース27とレンズ23の外周部とは、アーム38によって連結されている。こうして、バルブ22およびレンズ23が、ランプケース21、リム14およびリフレクタ24に対して相対回転自在とされている。リフレクタ24の前面部には前面カバー30が装着されている。また、バルブソケット37には電源コード33が接続されている。
【0014】
回転ベース27の外周部には、ほぼ180度の角度範囲にわたって、円弧状の従動ギヤ32が設けられており、他方、固定ベース28の外周部には、回転ベース27を回転させる駆動機18が、支持枠15に取り付けられている。この駆動機18は例えばDCモータからなる。また、固定ベース28の外周部には、駆動機18から周方向に離れた位置に、回転ベース27の回転角度、つまりレンズ23およびバルブ22の回転角度を検出するためのエンコーダ29が設けられている。駆動機18の回転は、円形の駆動ギア34および従動ギヤ32を介して回転ベース27に伝達され、これによりレンズ23がバルブ22とともに回転駆動される。
【0015】
エンコーダ29は従動ギヤ32とかみ合う円形の伝達ギヤ35に連結されて回転し、これにより、駆動機18の回転量(数量)または回転角度を検出し、これに基づいてレンズの23およびバルブ22の回転角度を検出する。伝達ギヤ35は、歯数が駆動ギヤ34と同一に設定されており、駆動ギヤ34と同一量だけ回転する。また、固定ベース28には、回転ベース27の設定角度範囲を越えた過回転を検知して駆動機18を停止させるためのリミットスイッチ36が取り付けられている。これら駆動機18、エンコーダ29およびリミットスイッチ36の電源コードまたは信号コード、ならびに前記バルブ22の電源コード33は、ランプケース21に設けた図示しないコード導出孔から外部に導出されている。
【0016】
前記レンズ23およびバルブ22は、回転角度が0°の状態で、図7に示すように、水平線Hに沿って左右に広がる配光Aとなる、一般的な配光性を有する。
その配光性は、例えば、バルブ22に光の発散方向を調節する光調節板を設け、レンズ23の前面あるいはレンズ後面に多数のシリンドリカルレンズ素子やフレネルレンズ素子を一体形成することにより付与することができる。レンズ23は散乱レンズが使用されているが、特にこれに限定されるものではない。
【0017】
図3のバンク角検知手段19は、自動二輪車1(図1)の車体のバンク角δ、つまり車体の鉛直線に対する左右方向の傾斜角度を検知する手段であって、ここでは、車体の水平面内での回転角速度ω0 と車速vからバンク角δを算出する。この実施形態でのバンク角検知手段19は、図3に示すように、車体上での回転角速度、つまり車体の上下軸心VAまわりの回転角速度ωを計測するジャイロ39と、車速vを計測する速度計40と、計測された回転角速度ωおよび車速vからバンク角δを算出するバンク角算出手段41とで構成される。バンク角算出手段41は、自動二輪車の動作を制御するコントロールユニット42に内蔵される。また、このコントロールユニット42には、算出されたバンク角δに基づき前記駆動機18を制御し、バンクした方向と逆方向にレンズ23をバンク角δの大きさに応じた角度だけ回転させる回転制御手段20も内蔵されている。
【0018】
前記ジャイロ39は、図1に示すように、車体フレーム2の後部に取り付けられ、速度計40はヘッドランプ本体12の上方に配置され、コントロールユニット42は車体中央のシート43(図1)の下部に配置される。
【0019】
前記バンク角算出手段41によるバンク角δの算出は以下のように行われる。
図3の速度計40で計測されるコーナリング時の自動二輪車1(図1)の車速をv、ジャイロ39で計測される回転角速度をω、回転半径をR、重力加速度をgとすると、図4および図5に示すように、車体の水平面内での回転角速度ω0 は、
ω=ω0 ・cosδ ……(1)
であり、車体にかかる遠心力fは、車体の質量をmとすると、
f=m・v・v/R ……(2)
である。ω0 は、
ω0 =v/R ……(3)
と表せるから、(3)式を(2)式に代入すると、遠心力fは、
f=m・v・ω0 ……(4)
となる。
【0020】
また、バンク角δのとき、車体にかかる遠心力fと重力m・gとの間には、
tanδ=f/(m・g) ……(5)
の関係が成り立つので、(5)式に(4)式を代入すると、
Figure 0004542231
となる。さらに(6)式は、(1)式のω0 を代入して、
tanδ=v・ω/(g・cosδ) ……(7)
となる。(7)式から、
sinδ=v・ω/g ……(8)
の関係が得られ、これよりバンク角δは、
δ=sin-1(v・ω/g) ……(9)
となる。この(9)式に、図3のジャイロ39で計測された回転角速度ωと速度計40で計測された車速vを入力することにより、バンク角δが算出される。
【0021】
次に、前記自動二輪車用ヘッドランプ装置11の動作を説明する。例えば、夜間走行中の自動二輪車が左側にコーナリングするとき、ジャイロ39により計測される車体の回転角速度ω、および速度計40により計測される車速vとに基づき、コントロールユニット42に内蔵されたバンク角算出手段41が上記した(9)式から車体のバンク角δを算出する。また、コントロールユニット42に内蔵された回転制御手段20は、算出されたバンク角δに基づき駆動機18を制御する。これにより、車体のバンクした方向と逆方向に、レンズ23およびバルブ22(図2)が回動する。エンコーダ29が検出する駆動機18の回転量が、バンク角δの大きさに応じた値に達すると、これに応答して回転制御手段20は駆動機18を停止させる。これにより、バンクした方向と逆方向に、バンク角δの大きさに応じた角度θだけレンズ23およびバルブ22が回転する。
【0022】
図6は、計測されたバンク角δとレンズ23およびバルブ22の回転角θとの関係を示すグラフである。ここでは、レンズ23およびバルブ22の回転角θは、バンク角δの1.7〜2.0倍に設定されている。レンズ23およびバルブ22の回転角θは1.0〜3.0倍の間が好ましく、通常走行では1.7倍、バンク角を大きくとるスポーツ走行時では2.0倍が適切であることが判明した。なお、レンズ23およびバルブ22の回転角θの上限値は55°以下とするのが好ましく、55°を越える角度では、図7の配光Aの分布の左右両側部A1が車体中心線BCに近づき過ぎて、コーナリング時に左にバンクしたときの左前方、または右にバンクしたときの右前方への照射が不十分になる。
【0023】
これにより、自動二輪車が例えば図8に示すように、カーブした車線50に沿って矢印Pで示す左側に進行方向を変えるとき、ヘッドランプ装置11の配光Aは、図7に示す直進時の水平線Hに沿った左右に延びた状態から、図8のように若干左上がりに傾斜した状態となる。その結果、ライダーの目線が向く進行方向の内側(同図に破線の円で囲む部分B)へのヘッドランプ装置11の配光Aが図9に示す従来例の場合に比べてはるかに多くなり、それだけ視野が広くなる。とくに、この実施形態では、レンズ23およびバルブ22の回転角θは、バンク角δの1.7倍に設定されているので、ライダーの目線が向く部分Bへのヘッドランプ装置11の配光Aがより多くなる。
【0024】
また、この実施形態では、バンク角δが左右3.5°までの範囲は不感帯として、この角度範囲ではバンク角δに応じてレンズ23およびバルブ22を回転させないようにしている。このため、直進時や緩いカーブの走行時にバンク角δが細かく変動しても、ヘッドランプ装置11の照射角が変化せず、落ちついた配光状態となり、ライダーに不快感を与えることがない。
【0025】
なお、前記実施形態では、バンク角検知手段19が、車体の回転角速度ωを計測するジャイロ39と、車速vを計測する速度計40と、計測された回転角速度ωと車速vからバンク角δを算出するバンク角算出手段41とで構成されているので、バンク角δを簡単な構成で高精度に求めることができるが、これに限らず、例えば超音波などにより車体の上部の一定箇所から地面までの距離を距離計により求めて、その距離からバンク角を測定するようにしても良い。
【0026】
また、前記実施形態では、バンク角δの大きさに応じた角度だけレンズ23およびバルブ22を回転させたが、例えばリフレクタ24(図2)に配光性を持たせてある場合には、リフレクタ24およびバルブ22を回転させるようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明の自動二輪車用ヘッドランプ装置によれば、バンク角検知手段により検知された車体のバンク角に基づき、回転制御手段が駆動機を制御して、ランプ本体のレンズおよび発光体をその中心軸のまわりに、バンクした方向と逆方向にバンク角の大きさに応じた角度だけ回転させるので、夜間走行時のコーナリングで、ライダーの目線が向く進行方向の内側へのヘッドランプの配光が多くなり、広い視野を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るヘッドランプ装置を取り付けた自動二輪車の側面図である。
【図2】同ヘッドランプにおけるランプ本体の縦断面図である。
【図3】同ヘッドランプの概略構成を示すブロック図である。
【図4】バンク角算出手段によるバンク角算出方法を示す背面図である。
【図5】自動二輪車のコーナリング時の回転半径および車速を示す平面図である。
【図6】前記ヘッドランプにおけるレンズの回転角とバンク角との関係を示す特性図である。
【図7】自動二輪車が直進するときのヘッドランプの配光状態を示す前方視認図である。
【図8】前記ヘッドランプのコーナリング時の配光状態を示す前方視認図である。
【図9】従来のヘッドランプのコーナリング時の配光状態を示す前方視認図である。
【符号の説明】
11…ヘッドランプ装置、12…ランプ本体、18…駆動機、19…バンク角検知手段、20…回転制御手段、22…バルブ(発光体)、23…レンズ、39…ジャイロ、40…速度計、41…バンク角算出手段、C…中心軸、δ…バンク角、ω0 …回転角速度、v…車速、θ…レンズ回転角

Claims (6)

  1. 発光体を有するランプ本体と、
    車体のバンク角を検知するバンク角検知手段と、
    検知されたバンク角に基づき前記ランプ本体からの配光領域をバンクした方向と逆方向にバンク角の大きさに応じた角度だけ回転させる手段とを備え、
    前記バンク角検知手段は、車体の上下軸心まわりの回転角速度と車速とに基づいてバンク角を算出するものであり、
    前記配光領域の回転角度が前記車体のバンク角の1.7倍以上で2.0倍以下である自動二輪車用ヘッドランプ装置。
  2. 発光体を有するランプ本体と、
    車体のバンク角を検知するバンク角検知手段と、
    検知されたバンク角に基づき前記ランプ本体からの配光領域をバンクした方向と逆方向にバンク角の大きさに応じた角度だけ回転させる手段とを備え、
    前記バンク角検知手段は、車体の上下軸心まわりの回転角速度と車速とに基づいてバンク角を算出するものであり、
    前記車体のバンク角の小さい範囲内に、バンク角が変化しても前記配光領域を回転させない不感帯が設けられている自動二輪車用ヘッドランプ装置。
  3. 請求項1または2において、前記ランプ本体は、前記発光体の前面に対向したレンズを有し、
    前記回転させる手段は、前記レンズおよび発光体を駆動させる駆動機と、検知されたバンク角に基づき、前記駆動機を制御して、前記レンズおよび発光体を回転させることにより前記配光領域を回転させる回転制御手段とを有している自動二輪社用ヘッドランプ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項において、前記配光領域の回転範囲に、上限値が設定されている自動二輪車用ヘッドランプ装置。
  5. 請求項4において、さらに、前記上限値を設定するためのリミットスイッチを備えた自動二輪車用ヘッドランプ装置。
  6. 車体の上下軸心まわりの回転角速度ωを検出する角度センサと、
    車速vを検出する速度計とを備え、
    前記回転角速度ωと前記車速vとから、重力加速度をgとして、以下の式でバンク角δを算出するバンク角検出装置。
    δ=sin−1(v・ω/g)
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