JP4540188B2 - 車椅子乗り降り用安定把持棒 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、足腰の弱い障害者が独力で車椅子に乗り降りするときに、身体の安定を得るためにつかまるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車椅子に乗り降りすることは足腰の弱い障害者にとっては容易なことではない。
一人で乗り降りする際に、足元がふらついて転倒してしまうこともある。
そこで、ふらつきを緩和し転倒を防ぐためには介護者に頼る方法もあるが、そのことは障害者の自立を促進しようとするときにマイナスとなることがある。
【0003】
それでも積極的に自力で車椅子からの乗り降りしようとする場合、車椅子の肘台やフレーム部分などにつかまって身体を支えつつ移動するなどの工夫がなされている。
しかし、車椅子は走行するための車が着いているために水平方向に大変に不安定で、その車椅子を支えとして頼ることによる転倒事故が絶えない。特に高齢者では骨組織が弱体化しているので軽い転倒事故でも骨折に至ることも多い。
【0004】
そこで、これまでは乗り降りするときの身体の安定を得るためにつかまるためのグリップ状のものが提案されている。
例えば特開平11−313853には、肘掛け台の前部にグリップ状の握り部が示され、また特開平8−131485には、肘掛け前方に操作ハンドルを配設した態様が示されている。
【0005】
それらはいずれも、そのグリップ状部分につかまることはできても、そこに体重を掛けるとその真下には地面や床面に突き当てる支えがないので車椅子が傾いたり逃げたりして極めて不安定となり、そのため障害者が車椅子ごと倒れ、けがをすることがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、足腰の弱い障害者が他人に頼らずに自力で、つかまって身体の安定を確保し、転倒することなく安全に車椅子から乗り降りできる装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、フレーム組立て構造の車椅子本体の前小車輪Wを支える縦フレーム1に連結した車椅子乗り降り用安定把持棒であって、上部には上端に掌中に握りやすい形状のグリップ3を形成するとともに下部2aには下端に防滑用の接地部4を備えた支持棒6を出没固定乃至折畳み固定可能に嵌合乃至連結させた把持棒2を平行定規リンク機構Hの折畳み可能な平行連結軸5を介して前記車椅子の縦フレーム1に連結させる。
【0008】
そして、前記平行連結軸5が水平状態に開いたときには該平行連結軸5と連動して前記グリップ3が前記縦フレーム1の上端1aよりも上方且つ斜め前方乃至側方に直立突出するとともに前記支持棒6も前記平行連結軸5と連動して同時に上昇し、その際、上昇した前記支持棒6の接地部4を下方に突出させるか又は開いて床面又は地面に届くまで下げて固定可能とする。
また前記平行連結軸5が前記縦フレーム1に寄り添うように下方に向けて折り畳まれたときには前記平行連結軸5と連動して前記グリップ3の上端部が前記縦フレーム1の上端1aよりも下方になるとともに前記支持棒6も前記平行連結軸5と連動して同時に下降し、その際、下降した前記支持棒6の接地部4を上方に没入させるか又は閉じて床面又は地面から離れるように上げて固定可能としたことを特徴とする車椅子乗り降り用安定把持棒である。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、フレーム組立て構造の車椅子本体の前小車輪Wを支える縦フレーム1に連結した車椅子乗り降り用安定把持棒であって、下部には下端に防滑用の接地部4を備えるとともに上部には上端に掌中に握りやすい形状に形成したグリップ3を備えた把持棒2を出没固定乃至折畳み固定可能に嵌合乃至連結させた支持棒6を平行定規リンク機構Hの折畳み可能な平行連結軸7を介して前記車椅子の縦フレーム1に連結させる。
【0010】
そして、前記平行連結軸7が水平状態に開いたときには該平行連結軸7と連動して前記支持棒6の下端に備えた接地部4が床面又は地面に届くまで下げて固定可能とするとともに前記把持棒2も前記平行連結軸7と連動して同時に下降し、その際、下降した前記把持棒2の上端の前記グリップ3を前記縦フレーム1の上端1aよりも上方に直立突出させて固定可能とする。
また前記平行連結軸7が前記縦フレーム1に寄り添うように上方に向けて折り畳まれたときには前記平行連結軸7と連動して前記支持棒6の下端に備えた接地部4が床面又は地面から離れるように上げられて固定可能とするとともに前記把持2も前記平行連結軸7と連動して同時に上昇し、その際、上昇した前記把持棒2の上端部のグリップ3を下方に没入させるか又は閉じて前記縦フレーム1の上端1aよりも下方になるように下げて固定可能としたことを特徴とする車椅子乗り降り用安定把持棒である。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、フレーム組立て構造の車椅子本体の前小車輪Wを支える縦フレーム1に連結した車椅子乗り降り用安定把持棒であって、上部には掌中に握りやすい形状のグリップ3を形成した管状の把持棒2を上部の平行定規リンク機構Hの下方へ折畳み可能な上部の平行連結軸5を介して前記車椅子の縦フレーム1の上部に連結させ、下部には下端に防滑用の接地部4を備えた管状の支持棒6を下部の平行定規リンク機構Hの上方へ折畳み可能な下部の平行連結軸7を介して前記車椅子の縦フレーム1の下部に連結させ、且つ前記把持棒2の下部の管内と前記支持棒6の上部の管内とに中軸を上下スライド可能に挿入して前記把持棒2と前記支持棒6とを連動可能に連結する。
【0012】
そして、前記上部の平行連結軸5が上方に向けて水平状態に開くときには、前記平行連結軸5と連動して前記把持棒2上端のグリップ3が前記縦フレーム1の上端1aよりも上方且つ斜め前方乃至側方に直立突出し且つ前記把持棒2に連結された中軸の移動と連動して前記支持棒6が該支持棒6の下部の平行定規リンク機構Hに拘束されて前記下部の平行連結軸7は下方に開いて前記支持棒6下端の接地部4が下向きに突出して床面又は地面に届くようにする。
また、前記上部の平行連結軸5が前記縦フレーム1に寄り添うように下方に向けて折り畳まれたときには、前記上部の平行連結軸5と連動して前記把持棒2上端のグリップ3が前記縦フレーム1の上端1aよりも下方になり且つ前記把持棒2に連結された中軸の移動と連動して前記支持棒6が該支持棒6の下部の平行定規リンク機構Hに拘束されて前記下部の平行連結軸7が上方に閉じて前記支持棒6下端の接地部4が上昇して床面又は地面から離れるようにしたことを特徴とする車椅子乗り降り用安定把持棒である。
【0013】
さらに、上記構成において、前記把持棒2とグリップ3との間に、グリップ3の高さ調節手段8を設けて成るものである。
【0014】
さらにまた、上記構成において、前記支持棒6に接地部4から間隔を設けてその下端9aが接地支持できるように補助脚9を設けて成るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について実施例を示す図で以下説明する。
本発明の車椅子乗り降り用安定把持棒には、図3、図4及び図5に示す三つの基本形態がある。
まず、その内の図3に示す基本形態について説明する。
【0016】
この形態については、図1に示すように、フレーム組立て構造の車椅子本体の前小車輪Wを支える縦フレーム1に、上部には掌中に握りやすい形状のグリップ3を形成するとともに下部2aには下端6aに防滑用の接地部4を備えた支持棒6を出没固定乃至折畳み固定可能に嵌合乃至連結させた把持棒2を平行定規リンク機構Hの折畳み平行連結軸5を介して連結させる。
【0017】
そして、前記平行連結軸5が水平状態のとき(図3の(イ)に示す)には前記グリップ3が前記縦フレーム1の上端1aよりも上方且つ斜め前方乃至側方に直立突出するとともに前記支持棒6の接地部4が出固定又は開固定により床面又は地面に届き、また前記平行連結軸5が前記縦フレーム1に寄り添ったとき(図3の(ロ)に示す)には前記グリップ3の上端部3aが前記縦フレーム1の上端1aよりも下方になるとともに前記支持棒6の接地部4が没固定又は閉固定により床面又は地面から離れるように連結する。
【0018】
即ち、前記把持棒2の下部2aには下端6aに地面又は床面に対して接地させるための接地部4を備えた支持棒6を、図6の(ロ)に示すような出没伸縮機構S又は図7の(ロ)に示すような屈曲折畳み機構Kを設けて前記平行連結軸5が水平状態のときに前記接地部4の下端部4aを走行面に対して接地可能に連結する。
【0019】
また、図1及び図2に示す出没伸縮機構Sについては、図6に示すように、鞘管部分に縦のスライド溝10を設けてその端部に係り溝11を設けてグリップ3側の中軸に設けた突起12がその溝内を上下にスライドして係り溝11部で回転させるとそこに係止できるようにし、その突起12には、操作し易いように、図1及び図2に示すように、操作レバー13を付することができる。
【0020】
次に、図4に示す基本形態について説明する。
この形態では、同図4に示すように、フレーム組立て構造の車椅子本体の前小車輪Wを支える縦フレーム1に、下部2aには下端6aに防滑用の接地部4を備えた支持棒6を平行定規リンク機構Hの折畳み平行連結軸7を介して連結させるとともに上部には掌中に握りやすい形状のグリップ3を形成し出没固定乃至折畳み固定可能に嵌合乃至連結させた把持棒2を平行定規リンク機構Hの折畳み平行連結軸7を介して連結させる。
【0021】
そして、前記平行連結軸7が水平状態のとき(図4の(イ)に示す)には前記支持棒6の接地部4が床面又は地面に届くようにするとともに前記グリップ3が出固定又は開固定により前記縦フレーム1の上端1aよりも上方且つ斜め前方乃至側方に直立突出し、また前記平行連結軸7が前記縦フレーム1に寄り添ったとき(図4の(ロ)に示す)には前記接地部4が床面又は地面から離れるとともに前記グリップ3の上端部3aが没固定又は閉固定により前記縦フレーム1の上端1aよりも下方になるように連結する。
【0022】
即ち、出没伸縮機構T(図6の(イ)に示す)又は、屈曲折畳み機構M(図7の(イ)に示す)を設けて、前記平行連結軸7が水平状態のとき前記グリップ3全体が前記縦フレーム1の上端1aよりも上方斜め前方乃至側方に直立突出できるようにするとともに前記平行連結軸7が前記縦フレーム1に寄り添ったときに前記グリップ3の上端部3aが前記縦フレーム1の上端1aよりも下方になるように設ける。
【0023】
図7の(イ)、(ロ)に示すような屈曲折畳み機構K,Mの形態については、屈曲折畳みするだけではなく、伸ばした時にも、倒れてしまうことのないように固定手段を設ける。その構造は各種態様が可能であるが、その一例として、枢支部14側の裏側に係止フック15を設け、その係止フック15が枢支部18に装着したバネ16で附勢し支持棒6に設けた突起17に自動的に係るようにすることもできる。
【0024】
また次に、図5に示す基本形態について説明する。
この形態では、同図5に示すように、フレーム組立て構造の車椅子本体の前小車輪Wを支える縦フレーム1に、上部には掌中に握りやすい形状のグリップ3を形成した把持棒2を平行定規リンク機構Hの折畳み平行連結軸5を介して連結させ、前記平行連結軸5が水平状態のとき(図5の(イ)に示す)には前記グリップ3が前記縦フレーム1の上端1aよりも上方且つ斜め前方乃至側方に直立突出し、前記平行連結軸5が前記縦フレーム1に寄り添ったとき(図5の(ロ)に示す)には前記グリップ3の上端部3aが前記縦フレーム1の上端1aよりも下方になるようにする。
【0025】
またその下部2aには下端6aに防滑用の接地部4を備えた支持棒6を平行定規リンク機構Hの折畳み平行連結軸7を介して連結させ、前記平行連結軸7が水平状態のとき(図5の(イ)に示す)には前記支持棒6の接地部4が床面又は地面に届くようにし、前記平行連結軸7が前記縦フレーム1に寄り添ったとき(図5の(ロ)に示す)には前記接地部4が床面又は地面から離れるように連結する。
【0026】
この形態においては、把持棒2と支持棒6とを管状にしてその中に中軸を挿入して確実に上の把持棒2と下の支持棒6とが連結できるようにすることもできる。
また、把持棒2と支持棒6の平行定規機構Hがそれぞれ上下逆方向に逆連動するようにリンク機構を設けることもでき(図省略)、そうすれば一方のみの操作で他方も同時に操作することが可能となる。
【0027】
さらに、前記把持棒2とグリップ3との間にグリップ3の高さ調節手段8(図8には鞘管にスライド溝21に複数段の係り溝22を間隔置きに設けてグリップ3側の中軸に設けた突起23が上下にスライドし係り溝22部で回転させて、係止できるようにした高さ調節手段8の態様を示している。)を設ければ、使う人に合わせた高さに調節することができ、また、前記支持棒6に接地部4から間隔を設けてその下端9aが接地支持できるように補助脚9(図9には支持棒6の中間部位に補助脚9を枢支し、その枢支部19設けたストッパー20により接地状態で角度を保持して突っ張れるようにした態様を示している。)を設ければより安定させることができる。
【0028】
なお、図のように、グリップ3上部に球形の握り部分を設けると、どの位置からでもつかみ易く且つ移動するときに抵抗が少ない利点がある。
また、本発明は車椅子の両側に設けると左右の手を有効に使用することが可能となる。
【0029】
【発明の作用並びに効果】
本発明は以上の構成であり、把持棒2と支持棒6は、常時は縦フレーム1に添って短く収められているので走行中などの通常の使用においては殆ど邪魔にならない。
そして、乗り降りする際には、把持棒2と支持棒6を前方乃至側方に押し出すと、平行定規機構Hにより、把持棒2は上方に支持棒6は下方に競り出し、接地部4の下端部4aを床面に接地し、グリップ3全体が前記縦フレーム1の上端1aよりも上方斜め前方乃至側方に直立突出する。
そして、図3及び図4に示す形態では、把持棒2と支持棒6との長さが固定されるので、その把持棒2のグリップ3部分に体重をかけると、その体重の全てが前記接地部4の下端部4aに集中し、車椅子本体の方には殆ど掛からない。
【0030】
また、水平方向の力は、前記接地部4の下端部4aを支点に車椅子にも働くが殆ど車椅子には掛からず車椅子の移動は殆どない。
このため、乗り降りする際に、車椅子と一緒に転倒することはなくなり、足腰の弱い障害者が他人に頼らずに独力で、グリップ3部分につかまって身体の安定を確保し、安全に車椅子から乗り降りできるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグリップが縦フレームの上端より直立突出した状態を示す斜視図。
【図2】図1における縦フレームに添って納められた状態を示す斜視図。
【図3】(イ)が出した状態、(ロ)が納めた状態の車椅子と縦フレーム部分と把持棒と支持棒部分の要部を示す各模式的側面図。
【図4】別の形態の(イ)が出した状態、(ロ)が納めた状態の車椅子と縦フレーム部分と把持棒と支持棒部分の要部を示す模式的側面図。
【図5】また別の形態の(イ)が出した状態、(ロ)が納めた状態の車椅子と縦フレーム部分と把持棒と支持棒部分の要部を示す模式的側面図。
【図6】(イ)が把持棒、(ロ)支持棒における出没伸縮機構部分を示す各模式的斜視図。
【図7】(イ)が把持棒、(ロ)支持棒における屈曲折畳み機構部分を示す各模式的側面図。
【図8】高さ調節機構部分を示す模式的斜視図。
【図9】補助脚部分を示す模式的側面図。
【符号の説明】
1 縦フレーム
1a 縦フレームの上端
2 把持棒
2a 把持棒の下部
3 グリップ
3a グリップの上端部
4 接地部
4a 接地部の下端部
5 平行連結軸
6 支持棒
6a 支持棒の下端
7 平行連結軸
8 高さ調節手段
9 補助脚
9a 補助脚の下端
10 スライド溝
11 係り溝
12 突起
13 操作レバー
14 枢支部
15 係止フック
16 バネ
17 突起
18 枢支部
19 枢支部
20 ストッパー
H 平行定規リンク機構
S 出没伸縮機構
K 屈曲折畳み機構
T 出没伸縮機構
M 屈曲折畳み機構
Claims (5)
- フレーム組立て構造の車椅子本体の前小車輪(W)を支える縦フレーム(1)に連結した車椅子乗り降り用安定把持棒であって、上部には上端に掌中に握りやすい形状のグリップ(3)を形成するとともに下部(2a)には下端に防滑用の接地部(4)を備えた支持棒(6)を出没固定乃至折畳み固定可能に嵌合乃至連結させた把持棒(2)を平行定規リンク機構(H)の折畳み可能な平行連結軸(5)を介して前記車椅子の縦フレーム(1)に連結させ、
前記平行連結軸(5)が水平状態に開いたときには該平行連結軸(5)と連動して前記グリップ(3)が前記縦フレーム(1)の上端(1a)よりも上方且つ斜め前方乃至側方に直立突出するとともに前記支持棒(6)も前記平行連結軸(5)と連動して同時に上昇し、その際、上昇した前記支持棒(6)の接地部(4)を下方に突出させるか又は開いて床面又は地面に届くまで下げて固定可能とし、
また前記平行連結軸(5)が前記縦フレーム(1)に寄り添うように下方に向けて折り畳まれたときには前記平行連結軸(5)と連動して前記グリップ(3)の上端部が前記縦フレーム(1)の上端(1a)よりも下方になるとともに前記支持棒(6)も前記平行連結軸(5)と連動して同時に下降し、その際、下降した前記支持棒(6)の接地部(4)を上方に没入させるか又は閉じて床面又は地面から離れるように上げて固定可能としたことを特徴とする車椅子乗り降り用安定把持棒。 - フレーム組立て構造の車椅子本体の前小車輪(W)を支える縦フレーム(1)に連結した車椅子乗り降り用安定把持棒であって、下部には下端に防滑用の接地部(4)を備えるとともに上部には上端に掌中に握りやすい形状に形成したグリップ(3)を備えた把持棒(2)を出没固定乃至折畳み固定可能に嵌合乃至連結させた支持棒(6)を平行定規リンク機構(H)の折畳み可能な平行連結軸(7)を介して前記車椅子の縦フレーム(1)に連結させ、
前記平行連結軸(7)が水平状態に開いたときには該平行連結軸(7)と連動して前記支持棒(6)の下端に備えた接地部(4)が床面又は地面に届くまで下げて固定可能とするとともに前記把持棒(2)も前記平行連結軸(7)と連動して同時に下降し、その際、下降した前記把持棒(2)の上端の前記グリップ(3)を前記縦フレーム(1)の上端(1a)よりも上方に直立突出させて固定可能とし、
また前記平行連結軸(7)が前記縦フレーム(1)に寄り添うように上方に向けて折り畳まれたときには前記平行連結軸(7)と連動して前記支持棒(6)の下端に備えた接地部(4)が床面又は地面から離れるように上げられて固定可能とするとともに前記把持(2)も前記平行連結軸(7)と連動して同時に上昇し、その際、上昇した前記把持棒(2)の上端部のグリップ(3)を下方に没入させるか又は閉じて前記縦フレーム(1)の上端(1a)よりも下方になるように下げて固定可能としたことを特徴とする車椅子乗り降り用安定把持棒。 - フレーム組立て構造の車椅子本体の前小車輪(W)を支える縦フレーム(1)に連結した車椅子乗り降り用安定把持棒であって、上部には掌中に握りやすい形状のグリップ(3)を形成した管状の把持棒(2)を上部の平行定規リンク機構(H)の下方へ折畳み可能な上部の平行連結軸(5)を介して前記車椅子の縦フレーム(1)の上部に連結させ、下部には下端に防滑用の接地部(4)を備えた管状の支持棒(6)を下部の平行定規リンク機構(H)の上方へ折畳み可能な下部の平行連結軸(7)を介して前記車椅子の縦フレーム(1)の下部に連結させ、且つ前記把持棒(2)の下部の管内と前記支持棒(6)の上部の管内とに中軸を上下スライド可能に挿入して前記把持棒(2)と前記支持棒(6)とを連動可能に連結し、
前記上部の平行連結軸(5)が上方に向けて水平状態に開くときには、前記平行連結軸(5)と連動して前記把持棒(2)上端のグリップ(3)が前記縦フレーム(1)の上端(1a)よりも上方且つ斜め前方乃至側方に直立突出し且つ前記把持棒(2)に連結された中軸の移動と連動して前記支持棒(6)が該支持棒(6)の下部の平行定規リンク機構(H)に拘束されて前記下部の平行連結軸(7)は下方に開いて前記支持棒(6)下端の接地部(4)が下向きに突出して床面又は地面に届き、
また、前記上部の平行連結軸(5)が前記縦フレーム(1)に寄り添うように下方に向けて折り畳まれたときには、前記上部の平行連結軸(5)と連動して前記把持棒(2)上端のグリップ(3)が前記縦フレーム(1)の上端(1a)よりも下方になり且つ前記把持棒(2)に連結された中軸の移動と連動して前記支持棒(6)が該支持棒(6)の下部の平行定規リンク機構(H)に拘束されて前記下部の平行連結軸(7)が上方に閉じて前記支持棒(6)下端の接地部(4)が上昇して床面又は地面から離れるようにしたことを特徴とする車椅子乗り降り用安定把持棒。 - 把持棒(2)とグリップ(3)との間に、グリップ(3)の高さ調節手段(8)を設けて成る請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の車椅子乗り降り用安定把持棒。
- 支持棒(6)に接地部(4)から間隔を設けてその下端(9a)が接地支持できるように補助脚(9)を設けて成る請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の車椅子乗り降り用安定把持棒。
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