JP4535050B2 - 熱硬化性樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents
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はんだ粒子として、JIS H42B:58Aに規定されたはんだ組成のものを用いた(Sn42Bi58)。常法に従い、はんだ粒子を作成した。作成されたはんだ粒子の平均粒径は15ミクロン、融点は139℃であった。このはんだ粒子85重量部、液状エポキシ樹脂(東都化成製、YD128)11重量部、硬化剤(味の素ファインテクノ製、アミキュアPN23)2重量部、レブリン酸2重量部を混合し、ディスパーを用いて均一に混合した。得られたペースト状組成物を用いて、通常の方法で、FR−4基板上のAuメッキされたパッド部にスクリーン印刷ではんだ供給した。ペーストの供給厚みは、約70ミクロンであった。独立パッドに供給し、150℃オーブン中、10分処理して外観を顕微鏡で観察した。はんだ粒子が一体化して球状となっているとともに、その周りにはんだ粒子を含まない樹脂が取り囲む完全な二層分離が観察された。また、樹脂部分もタックフリーであった。また同様の方法で、0Ωの1608チップ抵抗器を実装し、150℃maxのはんだリフロー条件で、リフロー炉加熱処理した部品の、抵抗値と部品シェア強度を測定すると、それぞれ3mΩ、2.3kgfであった。
実施例1においてフラックス成分として、グルタル酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表1に示した。
実施例1においてフラックス成分として、コハク酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表1に示した。
実施例1においてフラックス成分として、5−ケトヘキサン酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表1に示した。
実施例1においてフラックス成分として、3−ヒドロキシプロピオン酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表1に示した。
実施例1において、フラックス成分として、4−アミノ酪酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表1に示した。
実施例1において、フラックス成分として、3−メルカプトプロピオン酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表1に示した。
実施例1において、フラックス成分として、3−メルカプトイソブチル酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表1に示した。
実施例1において、フラックス成分として、3−メチルチオプロピオン酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表1に示した。
実施例1において、フラックス成分として、3−フェニルプロピオン酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表2に示した。
実施例1において、フラックス成分として、3−フェニルイソブチル酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表2に示した。
実施例1において、フラックス成分として、4−フェニル酪酸を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表2に示した。
実施例1において、フラックス成分として、レブリン酸1重量部と4−フェニル酪酸1重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表2に示した。
実施例1において、フラックス成分として、レブリン酸を0.2重量部用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表2に示した。
実施例1において、フラックス成分として、レブリン酸3重量部と4−フェニル酪酸3重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表2に示した。
はんだ粒子85重量部、シアン酸エステル樹脂(Lonza製、L−10)12重量部、Feアセチルアセトナート0.1重量部、レブリン酸2重量部を混合し、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表2に示した。
はんだ粒子85重量部、液状エポキシ樹脂(東都化成製、YD128)6重量部、レブリン酸1重量部を混合し、ディスパーを用いて均一に混合した。この混練物を1昼夜放置した後、予め硬化剤(味の素テクノファイン製、アミキュアPN23)2重量部と液状エポキシ樹脂(東都化成製、YD128)5重量部とを混合した組成物を加えて均一に混合して熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表2に示した。
はんだ粒子85重量部、MEK30重量部、レブリン酸1重量部を均一に混合した後、真空乾燥機を用いて、MEKを除去した。これに液状エポキシ樹脂(東都化成製、YD128)11重量部、硬化剤(味の素テクノファイン製、アミキュアPN23)2重量部を加えてディスパーを用いて均一に混合して熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表2に示した。
実施例1において、フラックス成分として、アビエチン酸2重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表3に示した。
実施例1において、フラックス成分として、セバシン酸2重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表3に示した。
実施例1において、フラックス成分を用いないようにした以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表3に示した。
実施例1において、熱硬化性樹脂バインダーを用いないようにした以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表3に示した。
実施例1において、はんだ粒子として、融点950℃の銀粒子を85重量部用いた以外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を得た。実施例1と同様の評価を実施し、結果を表3に示した。
Claims (5)
- 融点が180℃以下のはんだ粒子、熱硬化性樹脂バインダー及びフラックス成分を含む熱硬化性樹脂組成物であって、前記熱硬化性樹脂バインダーが、エポキシ樹脂、シアン酸エステル樹脂のうちの少なくとも1種であると共に、前記フラックス成分が、レブリン酸、5−ケトヘキサン酸、3−ヒドロキシプロピオン酸、4−アミノ酪酸、3−メルカプトプロピオン酸、3−メルカプトイソブチル酸、3−メチルチオプロピオン酸、3−フェニルプロピオン酸、3−フェニルイソブチル酸、4−フェニル酪酸のうちの少なくとも1種であることを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。
- 熱硬化性樹脂バインダーに対して、フラックス成分を1〜50PHR含有することを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 熱硬化性樹脂バインダーとフラックス成分の合計量が、熱硬化性樹脂組成物のうち、5〜30質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱硬化性樹脂組成物。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱硬化性樹脂組成物を製造する方法であって、融点が180℃以下のはんだ粒子、熱硬化性樹脂バインダーである液状エポキシ樹脂の一部又は全部、フラックス成分を予め混合・混練し、その後、液状エポキシ樹脂の残り、硬化剤を添加することを特徴とする熱硬化性樹脂組成物の製造方法。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱硬化性樹脂組成物を製造する方法であって、融点が180℃以下のはんだ粒子、溶剤、フラックス成分を混合後、溶剤を乾燥除去し、その後、熱硬化性樹脂バインダーである液状エポキシ樹脂、硬化剤を添加することを特徴とする熱硬化性樹脂組成物の製造方法。
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