JP4407273B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に、インクを吐出するための駆動信号を出力する駆動回路が発する熱をヒートシンクによって放熱する構成を有するインクジェット記録装置に関するものである。
特開2002−240306号公報(特許文献1)及び特開2003−80793号公報(特許文献2)に開示されているように、記録ヘッドよりインクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置が知られている。記録ヘッドは、列状に配列された複数のノズルと、複数の圧力室を有し略長方形の積層構造で形成されるキャビティプレートと、そのキャビティプレートに接着して積層される圧電アクチュエータプレートとにより構成されている。圧電アクチュエータプレートの上には、その圧電アクチュエータプレートに備えられる各圧電アクチュエータと電気的に接続されるフレキシブル配線ケーブル(配線部材)が重ねて積層され、そのフレキシブル配線ケーブル上には、ノズルからインクを吐出するための駆動信号を出力するICチップ(駆動回路)が配置されている。
また、記録ヘッドは2つに分割され、その2個の記録ヘッドそれぞれにフレキシブル配線ケーブルが接続され、ICチップはそれぞれのフレキシブル配線ケーブル上に配置されている。2つのフレキシブル配線ケーブルは、列状に配列されたノズルの配列方向で且つ同方向に延びている。そのため、2つのICチップは隣接する位置に配置される。その2つのICチップはヒートシンクと接触してており、そのヒートシンクによってICチップが発する熱を外部に放熱している。
特開2002−240306号公報(第4図、第6図等) 特開2003−080793号公報(第6図、第9図、第14図等)
しかしながら、上述したインクジェット記録装置では、フレキシブル配線ケーブルがノズルの配列方向に延びているので、フレキシブル配線ケーブルの横幅がノズル配列方向に対して略直交する方向にあり狭くなる。近年では、記録媒体への記録の高密度化によってノズル数が増加しており、そのノズル数の増加に伴いICチップから圧電アクチュエータへの配線数も増加している。そのため、フレキシブル配線ケーブルをノズルの配列方向に延ばした従来の構造では、フレキシブル配線ケーブルの狭い横幅内に多くの配線を形成する必要があり、フレキシブル配線ケーブルの配線密度が高くなるので、配線の形成が精密化して製造が困難となると共に製作コストが高くなるという問題点があった。
そこで本発明者は、フレキシブル配線ケーブルの横幅を広くするために、ノズルの配列方向に対して略直交する方向にフレキシブル配線ケーブルを延ばす構造を考えたが、かかる場合、2個の記録ヘッドから互いに反対方向にフレキシブル配線ケーブルが延びるためにICチップが互いに離れた位置に配置される。この構成で片方の記録ヘッドからインクの吐出が連続で行われると、ICチップ同士の温度差が大きくなり駆動信号の出力特性、すなわち駆動パルスの立ち上がり、立ち下がりの特性が変わって、その結果、各駆動回路に対応する記録ヘッドでのノズルからの吐出特性が変わり、記録媒体への記録品質が低下するという問題を生じた。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、記録ヘッドのノズル数が増加しても、配線部材上の駆動回路から記録ヘッドへの配線を容易にし、また、2個の駆動回路の温度差を少なくして各駆動回路に対応するノズルからの吐出特性が変わるのを抑え、高品質の記録を行うことができるインクジェット記録装置を提供する。
この目的を達成するために請求項1記載のインクジェット記録装置は、記録媒体にインクを吐出するために第1の方向に列状に配列された複数のノズルと、そのノズルからインクを吐出させるために圧力をインクに与える複数の圧力発生手段とを有し、前記複数の圧力発生手段を前記第1の方向と略直交する第2の方向に2群有する記録ヘッドを備えたものであって、前記記録ヘッドを支持する底壁と、前記第2の方向の両側において前記底壁の両端で立ち上がった一対の側壁とを有するヘッドホルダと、そのヘッドホルダの上部に配設されるプリント基板と、前記圧力発生手段と電気的に配線接続され、前記各群の圧力発生手段から互いに反対方向であってかつ前記第2の方向、さらに前記ヘッドホルダの各側壁の内側を、その各側壁と略平行に前記ヘッドホルダの上方に延び、前記プリント基板に接続される可撓性を有する2個の配線部材と、その各配線部材上の前記ヘッドホルダの各側壁と対向する面とは反対の面に配設され、前記圧力発生手段を駆動するための駆動信号を出力する2個の駆動回路と、前記各駆動回路が発する熱を放熱するヒートシンクとを備え、前記ヒートシンクは、前記ヘッドホルダの各側壁との間に前記配線部材を挟んで、それぞれ配置され、かつそれぞれ前記各駆動回路に一部分が熱伝導可能に接触する2個の側壁部と、その側壁部同士を接合して前記第2の方向に延び、ヒートシンクの熱を移送可能に形成される接合部と、前記ヘッドホルダの各側壁の上部を超えて前記ヘッドホルダの外方に屈曲して露出する露出部と、その露出部に穿設され前記配線部材を前記記録ヘッド側より前記プリント基板側に通す貫通孔とを備えている
請求項2記載のインクジェット記録装置は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、前記ヘッドホルダ内かつ前記ヒートシンク内に配置され、前記記録ヘッドに供給するインクを貯留する複数のインクタンクさらに備え、前記接合部は、前記複数のインクタンクの外側に沿って延び、かつ前記複数のインクタンクの少なくとも1面と面するように配置されている。
請求項記載のインクジェット記録装置は、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置において、前記ヒートシンクの各側壁部と接合部とは、1つの板状部材を折曲して一体に形成されるものである。
請求項記載のインクジェット記録装置は、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記駆動回路は、前記記録ヘッドとプリント基板との間において中間となる位置又は少なくともその中間となる位置よりプリント基板側に配設されている。
請求項記載のインクジェット記録装置は、請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記ヘッドホルダは、前記記録媒体に沿って移動可能なキャリッジに搭載され、前記ヒートシンクの露出部は、そのキャリッジの移動方向両側に配置されている。
請求項1記載のインクジェット記録装置によれば、記録ヘッドは、第1の方向に列状に配列されたノズルの列と略直交する第2の方向に2群の発力発生手段を有する。2個の配線部材は、各群の圧力発生手段から互いに反対方向であってかつ第2の方向に延びて各圧力発生手段と電気的に配線接続されている。よって、配線部材は、第1の方向となるノズルの列の長さに応じた横幅をその配線部材に形成することができ、ノズル数が多くなっても従来のように配線部材の配線密度が高くなることがない。その結果、配線部材の製作が容易となると共に配線部材の製造コストが高くなることを防止できるという効果がある。
一方、2個の駆動回路は、記録ヘッドから反対方向であってかつ第2の方向に延びる各配線部材上にそれぞれ配設されていても、各駆動回路に接触するヒートシンクの2個の側壁部が、接合部によって接合されているので、各駆動回路が発生した熱による温度上昇を抑えることができるとともに、両駆動回路の温度差を少なくでき、その結果、各駆動回路の出力特性の変化を少なくするとともに両駆動回路の出力特性の差を少なくして各駆動回路に対応するノズルからの吐出特性をほぼ揃え、高品質の記録を行うことができるという効果がある。
また、ヒートシンクの各側壁部は、ヘッドホルダの各側壁の内側にそれぞれ配置され、ヘッドホルダの各側壁の上部を越えてヘッドホルダの外方に露出する露出部を備えているので、ヒートシンクの大気と接触する面が広くなり、駆動回路の熱をより効率良く放熱することができるという効果がある。
また、ヘッドホルダの上部には、配線部材と接続されるプリント基板が配設され、ヒートシンクの各側壁部には、配線部材を記録ヘッド側よりプリント基板側に通す貫通孔が形成されている。よって、外部に延長したヒートシンクの露出部に干渉することなく貫通孔に配線部材を通してインクタンク上部に配設されたプリント基板にその配線部材を接続することができ、また、配線部材とプリント基板との接続の作業性を向上することができると共に、不具合が生じた場合にも上部方向よりプリント基板の交換や修理が行えるので作業性が向上するという効果がある。
請求項記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、ヒートシンクの各側壁部と接合部とは、1つの板状部材を折曲して一体に形成されるので、安価にヒートシンクを製作することができるという効果がある。
請求項記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、駆動回路は、記録ヘッドとプリント基板との間において中間となる位置又は少なくともその中間となる位置よりプリント基板側に配設されているので、駆動回路が発する熱が記録ヘッドに伝わることを低減することができる。記録ヘッドが高温となると、圧力発生手段の駆動特性が変化したり、インクの粘度が変化するため記録不良が発生するが、本発明によれば、記録ヘッドに駆動回路の熱が伝わることを低減するので、記録不良の発生も低減することができるという効果がある。
請求項記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置の奏する効果に加え、ヘッドホルダは、記録媒体に沿って移動可能なキャリッジに搭載され、ヒートシンクの露出部は、そのキャリッジの移動方向両側に配置されているので、記録媒体に記録を行うためのキャリッジが移動によってヒートシンクの放熱効果をさらに向上させることができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例におけるインクジェット記録装置1と、そのインクジェット記録装置1に装着されるインクカートリッジ2とを示した概略図である。
インクジェット記録装置1は、インクカートリッジ2を着脱可能に装着する装着部3と、インクカートリッジ2からインク供給チューブ4を介して供給されるインクを貯留するインクタンク5と、そのインクタンク5に貯留されたインクを記録用紙6に向けて吐出する記録ヘッド7と、インクタンク5と記録ヘッド7とを備える記録ヘッドユニット8が搭載され直線方向に往復動作するキャリッジ9と、そのキャリッジ9が往復移動するガイドとなるキャリッジ軸10と、記録用紙6を搬送する搬送機構11と、パージ装置12とを備えている。
インクカートリッジ2は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の複数色のカラーインク毎に設けられ、インクジェット記録装置1に装着されてカラー印刷が可能に構成されている。
装着部3は、ベース部3aと、そのベース部3aの両側から立設するガイド部3bとから成り、ガイド部3bに挟まれたベース部3aからは、インクカートリッジ2内に貯留されたインクを抽出する中空状のインク抽出管13と、インクカートリッジ2内に外気を導入する中空状の外気導入管14とが突出して配設されている。
このインク抽出管13の一端側には、インク供給チューブ4が連結され、インク抽出管13は、インク供給チューブ4を介してインクタンク5と連通されている。外気導入管14の一端側には、外気導入チューブ15が連結され、外気導入管14は、外気導入チューブ15を介して外気と連通されている。
パージ装置12は、記録範囲外であって記録ヘッド7に対向するように配置されており、記録ヘッド7のノズル16(図3参照)形成面を覆うパージキャップ12aと、パージキャップ12aと連通する廃インクチューブ12bと、廃インクチューブ12bを介してノズル16からインクを吸引するポンプ12cとを備えている。
次に、図2及び図3を参照して、記録ヘッドユニット8の構造を説明する。図2は、断面図であり、図3は、下面図である。
記録ヘッドユニット8は、上述したようにインクタンク5及び記録ヘッド7を備えており、そのインクタンク5を内側に配置すると共に記録ヘッド7を支持するヘッドホルダ20と、そのヘッドホルダ20の上部に位置しインクジェット記録装置1の本体側に静置された制御回路とフレキシブルケーブルを介して接続されるプリント基板21とをさらに備えている。
記録ヘッド7は、ヘッドホルダ20の記録用紙6と対向する底部に2個7a,7b支持されている。記録ヘッド7a,7bはノズル16の列が互いに略平行となるように、ノズル列の方向(以後、第1の方向と称す)と略直交する第2の方向に並んで支持されている。なお、記録ヘッド7aには、イエローインク用のノズル16y及びマゼンタインク用のノズル16mが、記録ヘッド7bには、ブラックインク用のノズル16k及びシアンインク用のノズル16cが形成され、それぞれ2列の千鳥格子状に配列されている。そして上記第2の方向がキャリッジ9の移動方向とされる。
インクタンク5は、各インクの色に応じて、ブラックインク用のインクタンク5k、シアンインク用のインクタンク5c、イエローインク用のインクタンク5y及びマゼンタインク用のインクタンク5mから成る。各タンクは、管31m,31y,31c,31kによって記録ヘッド7a,7bの後述するインク供給口30m,30y,30c,30kに接続される。
ヘッドホルダ20は、上下に立ち上がった一対の側壁20b及び一対の側壁20cとにより略箱状に形成され、その内部に、記録ヘッド7a,7bが配置される空間22とインクタンク5k,5c,5y,5mが配置される空間23とを区画する底壁20aを有する。
ヘッドホルダ20の開放された下面には、空間22を閉塞すると共に、ノズル16k,16c,16y,16mを外部に露出する露出口が形成された閉塞部材24が固着されている。記録ヘッド7a,7bは、底壁20aの下面に接着剤(図示せず)によって固着されている。
各記録ヘッド7a,7bは、それぞれ複数のプレートを積層して形成されるキャビティプレート25a,25bと、プレート型の圧電アクチュエータプレート26a,26bとにより構成されている。キャビティプレート25a,25bは、特開2002−240306号公報に記載されまた公知のものと同様に、上面にインク供給口30m,30y,30c,30kを有し、その各インク供給口から延びるマニホールド流路を介して複数の圧力室にインクが分配され、各圧力室から対応する各ノズル16m,16y,16c,16kに至る構成である。圧電アクチュエータプレート26a,26bは、上記各圧力室と対応する複数の圧力発生手段すなわち圧電変形部を有し、その上面に各圧電変形部に接続された電極41m,41y(記録ヘッド7aについてのみ図4で図示)を有する。各圧電アクチュエータプレート26a,26bの上面には、可撓性を有するフレキシブル配線ケーブル27a、27bがそれぞれ積層され、電極41m,41yには、各フレキシブル配線ケーブル27a,27bに搭載された駆動回路を内装するICチップ33a,33bから延びる配線パターン(図示せず)が接続されている。ICチップ33a,33bから圧電アクチュエータプレート26a,26bの各圧電変形部に駆動パルスが供給されると、上記圧力室内のインクに圧力が付与され、ノズルからインクを下向きに吐出することができる。
図示の実施例では、記録ヘッド自体を2つにして、圧力発生手段をノズル列と直交する方向に2群に分けているが、キャビティプレート25a,25bを一体に製作して、圧電アクチュエータプレート26a,26bを2個並べることもできる。また、圧電アクチュエータプレート26a,26bを一体に製作して、その上面の電極をノズル列と直交する方向に2群に分け、その各群毎にフレキシブル配線ケーブル27a,27bを接続することもできる。
フレキシブル配線ケーブル27a,27bは、図4に示すように、電極41m,41yの列方向すなわちノズル列方向に幅を有し、2つの記録ヘッド7a,7bから互いに反対方向であってかつ第2の方向に延びる。フレキシブル配線ケーブル27a,27bは、底壁20aに形成される連通路28a,28bを通って上部の空間23に入り、2個の記録ヘッド7a,7bの配列方向両側の側壁20bと略平行にヘッドホルダ20上方に延びて配設されている。そしてフレキシブル配線ケーブル27a,27bの先端の端子部43aは、それぞれヘッドホルダ20の上部に配置されたプリント基板21にコネクタ32a,32bに接続される。
ICチップ33a,33bは、それぞれ記録ヘッド7a,7bとプリント基板21との間において略中間となる位置に配設され、ICチップ33a,33bから発する熱が記録ヘッド7a,7bに伝わることを低減している。略中間となる位置は、底壁20aから立ち上がった側壁20bの略中間位置となっている。なお、ICチップ33a,33bの配設位置は、記録ヘッド7a,7bに熱が伝わることを低減できる位置であれば良いので、記録ヘッド7a,7bとプリント基板21との間において少なくとも中間となる位置よりプリント基板21側に配設するものとしても良い。
記録ヘッドユニット8には、ICチップ33a,33bの発する熱を放熱するヒートシンク35が配置されている。ヒートシンク35は、図5に示すように、概略一対の対向する側壁部35a,35aと、その両側壁部35a,35a間を接合する接合部35bとからなる。
側壁部35a,35aは、図2に示すように、2個の記録ヘッド7a,7bの配列方向両側の側壁20b,20bの内側に、その側壁20b,20bと間隔を置いて平行に配置され、フレキシブル配線ケーブル27a,27bが、各側壁部35a,35aと側壁20b,20bとの間を通って配置されている。ICチップ33a,33bは、側壁20b,20bに固着されたゴム状弾性部材36a,36bによって側壁部35a,35aと熱伝導可能に接触するように押圧されている。
また、各側壁部35a,35aは、その上端を延長して側壁20b,20bの上部を逆U字状に越えヘッドホルダ20の外方に露出する露出部35d,35dを備える。その上端の湾曲部分には貫通孔35eが形成され、その貫通孔35eを通ってフレキシブル配線ケーブル27a,27bが記録ヘッド7a,7b側よりプリント基板21側に延びている。
接合部35bは、2個の記録ヘッド7a,7bの配列方向に沿って延び、両側壁部35a,35aを相互に熱伝導可能に接合している。この実施例では接合部35bは、インクタンク5m,5y,5c,5kの下側と底壁20aとの間に延びている。
両側壁部35a,35a、接合部35b及び露出部35d,35dは、放熱効果が優れたアルミニウム等の1枚の金属板材を折り曲げることで、製作されている。ヒートシンク35は、接合部35bに形成された取付穴35c(図5参照)を、底壁20aに突出した取付ボス34(図2参照)に固着して、ヘッドホルダ20内に取り付けられている。
以上、説明したように、上記インクジェット記録装置1によれば、ノズル16k,16c,16y,16mが配列された第1の方向に対して略直交する第2の方向にフレキシブル配線ケーブル27a,27bが延びて積層されているので、従来のように第1の方向にフレキシブル配線ケーブルを延ばす場合と比較して、フレキシブル配線ケーブル27a,27bの配線を形成する領域が広くなり、そのフレキシブル配線ケーブル27a,27bに形成される配線の配線密度を低くでき、配線の形成を容易に行うことができると共に製作コストを低減することができる。また、ノズル16k,16c,16y,16mの数の増加にも、容易に対応することもできる。
さらに、本実施例では、記録ヘッド7a,7bからそれぞれ反対方向にフレキシブル配線ケーブル27a,27bが延び、ICチップ33a,33bが互いに離れて配設されるが、ICチップ33a,33bに接触したヒートシンク35の側壁部35a,35a間を接合部35bにより連結しているので、片側の記録ヘッドからインクの吐出が連続して行われても、ICチップ33a,33bの発した熱が、接合部35bを介して相互に移送され、かつヒートシンクの側壁部35a,35a、接合部35b及び露出部35d,35dから放熱され、ICチップ33a,33bの温度上昇が抑えられるとともに、両ICチップ33a,33bの温度差を少なくすることができる。その結果、温度上昇によるICチップ33a,33bの出力特性の変化を防止し、かつ温度差によるノズルの吐出特性のばらつきを少なくして高品質の記録を行うことができる。
また、ヒートシンク35が接合部35bと側壁部35aとにより凹状に形成され、ヘッドホルダ20の底壁20a、側壁20bに沿って配置されているので、ヘッドホルダ20の形状に応じた大きさに製作でき、記録ヘッドユニット8を小型化できる。さらに、ヒートシンク35の側壁部35aが、ヘッドホルダ20の側壁20aの上端を越えて外部に露出する露出部35dを備え、この露出部35dがキャリッジ9の移動方向両側に配置されているので、キャリッジ9の移動により放熱効果を一層向上させることができる。
次に、図6及び図7を参照して、第2実施例について説明する。図6は、断面図であり、図7は、ヒートシンク斜視図である。なお、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
第2実施例のヒートシンク135は、ヘッドホルダ20の側壁20bと略平行に配設される側壁部35aと、インクタンク5とプリント基板21との間に配置されると共に側壁部35a間を接合する接合部135bと、底壁20aに取付ボス34により固着される固着部35fとを備えている。なお、固着部35fには、第1実施例と同様に取付ボス34に固着される取付穴35cが形成されている。
上記したヒートシンク135の接合部135bは、インクタンク5の上部外壁に沿う方向(第2の方向)に延びて形成され、その大きさはインクタンク5の上部外壁面と略同等の大きさで形成されている。よって、ヒートシンク135の外表面の面積をヘッドホルダ20内において大きく形成できるので、放熱効果を向上することができる。
図8は、第3実施例を示すものである。第3実施例では、接合部235bをインクタンク5の側壁に沿って形成している。このヒートシンク235は、前記実施例と同様に側壁部35a、接合部235b、露出部35d及び固着部35fを備えて形成されている。接合部235bは、インクタンク5の側壁面と略同等の大きさに形成されているため、放熱効果を向上することができる。
本発明の実施例におけるインクジェット記録装置を示す概略図である。 記録ヘッドユニットの構造を示す断面図である。 記録ヘッドユニットの下面図である。 記録ヘッド及びフレキシブル配線ケーブルの分解斜視図である。 ヒートシンクを拡大して示した斜視図である。 第2実施例の記録ヘッドユニットの構造を示した断面図である。 第2実施例のヒートシンクを拡大して示した斜視図である。 第3実施例のヒートシンクを拡大して示した斜視図である。
符号の説明
7a,7b 記録ヘッド
9 キャリッジ
16k,16c,16y,16m ノズル
20 ヘッドホルダ
21 プリント基板
26a,26b 圧電アクチュエータプレート(圧力発生手段)
27a,27b フレキシブル配線ケーブル(配線部材)
33a,33b ICチップ(駆動回路)
35,135,235 ヒートシンク
35a 側壁部(ヒートシンクの一部)
35b,135b,235b 接合部(ヒートシンクの一部)
35c 露出部(ヒートシンクの一部)

Claims (5)

  1. 記録媒体にインクを吐出するために第1の方向に列状に配列された複数のノズルと、そのノズルからインクを吐出させるために圧力をインクに与える複数の圧力発生手段とを有し、前記複数の圧力発生手段を前記第1の方向と略直交する第2の方向に2群有する記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置において、
    前記記録ヘッドを支持する底壁と、前記第2の方向の両側において前記底壁の両端で立ち上がった一対の側壁とを有するヘッドホルダと、
    そのヘッドホルダの上部に配設されるプリント基板と、
    前記圧力発生手段と電気的に配線接続され、前記各群の圧力発生手段から互いに反対方向であってかつ前記第2の方向、さらに前記ヘッドホルダの各側壁の内側を、その各側壁と略平行に前記ヘッドホルダの上方に延び、前記プリント基板に接続される可撓性を有する2個の配線部材と、
    その各配線部材上の前記ヘッドホルダの各側壁と対向する面とは反対の面に配設され、前記圧力発生手段を駆動するための駆動信号を出力する2個の駆動回路と、
    前記各駆動回路が発する熱を放熱するヒートシンクとを備え、
    前記ヒートシンクは、
    前記ヘッドホルダの各側壁との間に前記配線部材を挟んで、それぞれ配置され、かつそれぞれ前記各駆動回路に一部分が熱伝導可能に接触する2個の側壁部と、
    その側壁部同士を接合して前記第2の方向に延び、ヒートシンクの熱を移送可能に形成される接合部と、
    前記ヘッドホルダの各側壁の上部を超えて前記ヘッドホルダの外方に屈曲して露出する露出部と、
    その露出部に穿設され前記配線部材を前記記録ヘッド側より前記プリント基板側に通す貫通孔とを備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記ヘッドホルダ内かつ前記ヒートシンク内に配置され、前記記録ヘッドに供給するインクを貯留する複数のインクタンクさらに備え、
    前記接合部は、前記複数のインクタンクの外側に沿って延び、かつ前記複数のインクタンクの少なくとも1面と面するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ヒートシンクの各側壁部と接合部とは、1つの板状部材を折曲して一体に形成されるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記駆動回路は、前記記録ヘッドとプリント基板との間において中間となる位置又は少なくともその中間となる位置よりプリント基板側に配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記ヘッドホルダは、前記記録媒体に沿って移動可能なキャリッジに搭載され、前記ヒートシンクの露出部は、そのキャリッジの移動方向両側に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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