JP4402776B2 - 汎用2次元cadを用いた板金の合成展開図生成方法及び汎用2次元cadシステム並びに汎用2次元cadを用いた板金合成図生成方法のプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

汎用2次元cadを用いた板金の合成展開図生成方法及び汎用2次元cadシステム並びに汎用2次元cadを用いた板金合成図生成方法のプログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2次元の幾何と属性情報しか持たないカスタマイズが可能の汎用の2次元CADであっても、板金に用いる合成展開図を容易に、的確に得ることができる汎用2次元CADを用いた板金合成図生成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において板金製品形状とその展開図をCADデータとして入力するシステムとして主に以下の2つの方法があった。
【0003】
(1)第3角法の投影法に従い対象物の投影図をそのまま2次元の座標の数値列に置き換えて扱う汎用の2次元のCAD(板金専用とされていないCAD)に板金用の機能コマンドを追加する方法
汎用の2次元CADに板金用の機能として、「面合成」、「面出し」等のコマンドを単純に追加する。例えば、2次元の幾何情報に曲げの情報を付加して保持させる。
【0004】
また、近年、汎用に使える2次元CADでカスタマイズして特定の目的のための機能を追加できるものが多く出来てきた。これらの多くは、CADの基本機能として非常に豊富な2次元の作図、編集機能を有していると共に、オープンなシステムとして多くのシステムと容易に接合が図れる。
【0005】
(2)板金専用の独自のCADシステムを構築する方法
板金専用に、2次元の幾何情報以外に面としての位相情報等を持つCADシステムを構築する。その上で「面合成」、「面出し」等の機能を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通常、汎用の2次元CADでは、形状を表現する幾何情報とその付加的な属性の情報しか保持して扱うことができない。
【0007】
そのために、汎用の2次元CADを板金用の機能とするためのコマンドを追加する方法では、面合成等で出来上がった合成展開図を後で形状編集するのは、そのデータの整合性を保てる特別なコマンドでしかできない。
【0008】
すなわち、合成展開図を後で形状編集した場合は、その都度、曲げ線と対向する辺との整合を保てる特別なコマンドをオペレータが入力しなければならないので、非常に手間がかかるという課題があった。
【0009】
また、この特別なコマンドを用いて板金専用の独自のCADシステムとした場合は、このシステムは、クローズなシステムとなるため、2次元の作図、編集機能を1づつ新たに作る必要がある。
【0010】
このため、一般的な汎用のCADとして基本機能が貧弱なものになり、新たな形状編集を加えるのに膨大な工数を要するという課題があった。
【0011】
また、一般的な汎用のCADとしての基本機能が貧弱なものとなるから他のシステムとの接合が容易ではないという課題があった。
【0012】
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、汎用の2次元CADの特徴である作図機能及びオープン性の利点を継承し、さらに板金製品形状とその展開図を表すCADデータが容易に作成可能な2次元CADを用いる板金用のCADシステムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の汎用2次元CADを用いた板金の合成展開図生成方法は、標準のフォーマットで生成された2次元CADデータを内部メモリに読み込み、該2次元CADデータに基づく閉ループを内部メモリに生成して表示させると共に、前記内部メモリに線分が生成される毎に番号を割り振り、編集指示に従って閉ループを移動して製品を折り曲げるための面合成図を生成する汎用2次元CADを用いた板金の合成展開図生成方法である。この合成展開図生成方法は、
(a).面合成図の内で、対向する所定条件を満たす線同士の間に曲げ線を、内部メモリに順次生成し、面合成図と曲げ線とからなる合成展開図を表示させる工程と、(b).曲げ線が生成される毎に、その曲げ線の番号と、該曲げ線を挟み、所定条件を満たす閉ループの線分の番号とを読み込んで、製品の曲げ属性情報と共に対応させた曲げ線情報を生成し、これらを合成曲げ線情報としてファイルに記憶する工程と、(c).合成曲げ情報を記憶した後に、合成展開図を立体表示させる指示があったとき、合成展開図の曲げ線毎に、該曲げ線を挟んで所定条件を満足して対向する線分が存在するかどうかを判断する工程と、(d).対向する線分が存在するとき、その対向する線分の番号と、これらの線分に挟まれている曲げ線の曲げ情報の番号とが一致するかどうかを判定する工程と、(e).曲げ線情報の番号と前記線分の番号とが一致しないとき、その曲げ線の曲げ線情報をファイルから削除すると共に内部メモリから曲げ線を削除する工程と、(f).対向する線分が存在し、かつ曲げ線が削除されたときは、(a)工程及び(b)工程を再度実施させて対向する線分の間に新たな曲げ線を再構築させる工程と
を備えたことを要旨とする。
【0014】
本発明の汎用2次元CADシステムは、汎用2次元CADが標準のフォーマットで生成された2次元CADデータを内部メモリに読み込み、該2次元CADデータに基づく閉ループを内部メモリに生成して表示させると共に、内部メモリに線分が生成される毎に番号を割り振り、編集指示に従って閉ループを移動して製品を折り曲げるための面合成図を生成する。
【0015】
この汎用2次元CADに接続された合成展開図作成部、リンク付け部及び合成曲げ線再構築部は、合成展開図作成部が合成展開図の生成の指示に伴って、面合成図の内で、対向する所定条件を満たす線同士の間に曲げ線を、内部メモリに順次生成し、面合成図と曲げ線とからなる合成展開図を表示させる。
【0016】
リンク付け処理部は、合成展開図作成部で曲げ線が生成される毎に、その曲げ線の番号と、該曲げ線を挟み、所定条件を満たす閉ループの線分の番号とを読み込んで、製品の曲げ属性情報と共に対応させた曲げ線情報を生成し、これらを合成曲げ線情報としてファイルに記憶する。
【0017】
そして、合成曲げ線再構築部は、対向線分判断手段が合成曲げ情報を記憶した後に、合成展開図を立体表示させる指示があったとき、合成展開図の曲げ線毎に、該曲げ線を挟んで所定条件を満足して対向する線分が存在するかどうかを判断する。
【0018】
曲げ線ー線分番号判定手段が対向する線分が存在するとき、その対向する線分の番号と、これらの線分に挟まれている曲げ線のファイルの曲げ情報の番号とが一致するかどうかを判定する。
【0019】
曲げ線情報削除手段が曲げ線情報の番号と線分の番号とが一致しないとき、その曲げ線の曲げ線情報をファイルから削除すると共に内部メモリから曲げ線を削除する。
【0020】
曲げ線再構築手段が対向する線分が存在し、かつ曲げ線が削除されたときは、合成展開図作成部及びリンク付け処理部を再度起動させて対向する線分の間に新たな曲げ線を再構築させる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明は2次元の幾何データと属性データしか持たないカスタマイズが可能な汎用目的の2次元CADを利用して、板金用の展開図が容易に作成、編集できるCAD/CAMを構築するために、基本的に2次元の幾何の情報だけで、合成展開図を表現して的確に扱えるようにしたものである。
【0022】
図1は本実施の形態の汎用2次元CADを用いる板金の合成展開図生成システムの概略構成図である。
【0023】
本実施の形態の汎用2次元CADを用いる板金の合成展開図生成システムは、図1に示すように、汎用2次元CADシステム1と板金専用の合成展開図生成システム2とからなる。
【0024】
汎用2次元CADシステム1は、ファイル3に記憶されているDXF、IGES形式の第3角法の投影法に従い対象物の投影図をそのまま2次元の座標の数値列に置き換えた標準フォーマットの汎用の2次元CADデータ(線種、座標、色等)をメモリ5(内部メモリともいう)に取り込む汎用CADデータ読み込み部4と、入力されたコマンドに従ってメモリ5のCADデータを図形編集する図形編集機能部6と、入力されたコマンドに従ってメモリ5に図形を作図する作図機能部7と、メモリ5のCADデータを投影空間に投影して画面9に表示する画面描画機能部8等を備えている。
【0025】
前述の汎用CADデータ読み込み部4は、関連する2次元データに基づく閉ループをメモリ5に定義し、メモリ5においては、線分が定義される毎に、その線分(曲げ線含む)にIDが割り当てられる。
【0026】
また、板金の合成展開図生成システム2は、合成展開図コマンド作成部12と、合成展開図作成部13と、リンク付け処理部14と、合成曲げ線再構築部17と、曲げ情報が記憶された曲げ情報ファイル15と、曲げ線に対する突き合わせ線の条件が記憶された突合せ条件ファイル18と、汎用2次元CADシステム1のメモリ5の曲げ線(ID)と対向線分(ID)と曲げ条件等をリンク付したデータが記憶されるリンクデータ用ファイル16とを備えている。
【0027】
合成展開図コマンド作成部12は、入力された合成展開図の生成のための各種コマンド(「面合成のコマンド」、「面出しのコマンド」、「曲げ線のコマンド」等)を組合せ、これを合成展開図コマンドとして設定する。
【0028】
合成展開図作成部13は、メモリ5における画面上において設定された基準の閉ループ(以下本説明では閉ループを面として説明する)の基準面Kaの接続辺Skaを読み、この接続辺Skaを「面出し」により、得られた突き合わせ面Kbに、曲げ条件に従った位置に曲げ線(点線)を投影し、この曲げ線に対して突き合わせ面Kbを所定の条件に従って移動させた合成展開図をメモリ5に得て画面に表示させる。
【0029】
リンク付け処理部14は、汎用2次元CADシステム1のメモリ5の各線(2次元CADデータ)のIDと曲げ線のID、曲げ条件等(以下総称してリンクデータという:ポインタが曲げ線のID)を階層構造で対応づけ、これをリンクデータ用ファイル16に記憶する。
【0030】
すなわち、このリンク付け処理部14によって、合成展開図作成部13において生成された合成展開図の曲げ線は、この曲げ線のIDと、この曲げ線に対向する両面の線分のIDと曲げ情報等がリンク付けされる。
【0031】
合成曲げ線再構築部17は、合成展開図作成部13によって生成された合成展開図を立体表示させるときに自動的に起動する。
【0032】
この合成曲げ線再構築部17は、立体表示のコマンドが入力したとき、メモリ5の曲げ線のIDと、この曲げ線を挟む線分のIDとを読む。そして、リンク付け処理部14を介してリンクデータ用ファイル16に今回読み込んだリンクデータQiの曲げ線のIDに対応する前回のリンクデータPiを引当て、このリンクデータPiの各IDが今回のリンクデータQiの各IDと全てが一致するかどうかを判断する。
【0033】
全てが一致していないときは、メモリ5及び画面に生成されている曲げ線を削除すると共に、記憶されている前回のリンクデータPiを削除する。
【0034】
そして、合成展開図コマンド作成部12を起動させて、合成展開図コマンドを合成展開図作成部3に送出して再びメモリ5に新たに曲げ線を生成させた後に、リンク付け処理部14によって新たにリンクデータPiを生成させる、
次に各ファイルについて説明する。曲げ情報ファイル15には、曲げる製品に応じて以下の情報(合成曲げ線の属性情報という)が記憶される。
【0035】
(1)曲げ角度(2つの面のなす角度、度単位)
(2)内・外のタイプ(内・内、外・内、内・外、外・外の4種)
(3)伸び値(外1の内のタイプでの値)
(4)内Rの値
(5)曲げ加工情報
リンクデータ用ファイル16には、例えば、図2に示すように右の面(基準面kaともいう)に対して「面出し」で左の面(突き合わせ面kbともいう)が得られると、リンク付け処理部14によって図3に示すように、曲げ線LaのIDに基準面kaの突き合わせ線(以下接続辺Skaという)のID(図2においてID番号を「0」)と、突き合わせ面kbの接続辺SkbのIDと、曲げ属性情報(ファイル15の格納アドレス)等が階層的に登録される。
【0036】
また、突合せ条件ファイル18には、以下の条件が記憶されている。
【0037】
(1)曲げ線Laに対する接続辺Ski(Ska、Skb)は、伸び値と内外のタイプで決まる距離だけ離れた位置で曲げ線Laと平行になる直線でなければならない。……接続辺条件ms
(2)曲げ線Laの長さは、その曲げ線Laに対する接続辺の端を曲げ線Laに投影した点間を、その長さとする。……合成曲げ線決定条件mk
(3)画面において、初めに指定された面を基準面、次に指定された面を突き合わせ面とする。
【0038】
上記のように構成された汎用2次元CADを用いる板金の合成展開図生成システムについて図4及び図5のフローチャートを用いて以下説明する。
【0039】
初めに、オペレータは汎用の2次元CADシステム1を用いて、汎用CADデータ読み込み部4により、ファイル3から2次元CADデータを読み込んで(S401)、メモリ5に定義する(S402)。
【0040】
このとき、メモリ5における閉ループを構成する各線分にはIDが割り振られる。
【0041】
次に、画面描画機能部8により、このメモり5の2次元CADデータを画面に表示する(S403)。例えば、矩形の図形を表示させる。
【0042】
次に、オペレータは作図機能部7、画面描画機能部8を用いて「面だし」を行って例えば、図6に示すように2つの矩形を表示させる(S404)。図6においては、右の面が基準面Ska、左の面が突き合わせ面Skbである。
【0043】
そして、オペレータは汎用の2次元CADをカスタマイズして、合成展開図を作るための複数のコマンドを入力する。これらのコマンドは合成展開図コマンド作成部12において合成展開図コマンドとして設定される。
【0044】
次に、合成展開図処理及びリンク付け処理を説明する。合成展開図作成部13は、今回の製品の曲げ線Laとなる曲げ情報maをファイル15から読み出して内部に設定すると共に、前述の接続辺条件ms及び曲げ線決定条件mkを設定する(S410)。
【0045】
この曲げ情報は、
(1)曲げ角度(2つの面のなす角度、度単位)
(2)内・外のタイプ(内・内、外・内、内・外、外・外の4種)
(3)伸び値(外1の内のタイプでの値)
(4)内Rの値
(5)曲げ加工情報
等であり、
接続辺条件msは、合成曲げ線Laに対する接続辺Ski(Ska、Skb)は、伸び値と内外のタイプで決まる距離だけ離れた位置で合成曲げ線Laと平行になる直線でなければならない。
【0046】
合成曲げ線決定条件mkは、
(2)合成曲げ線Laの長さは、その合成曲げ線Laに対する接続辺の端を合成曲げ線Laに投影した点間を、その長さとする。
【0047】
である。
【0048】
次に、オペレータは2次元CADシステム1を用いて画面上に接続する2面の2つの線を指定すると、面合成展開図作成部13はメモリ5からこの指定された2つの線のIDを、接続辺Ska、SkbのIDa、IDbを内部に設定する(S411)。
【0049】
次に、合成展開図作成部13は、このIDa、IDbに対応する線データを2次元CADシステム1のメモリ5から読み込む(S412)。次に、曲げ情報maの内・外のタイプmapと伸び値maqとを読み込む(S413)。
【0050】
そして、この内・外のタイプmapと伸び値maqとに基づいて突き合わせ面kb上に曲げ線Laを定義し(S414)、この曲げ線LaにIDを割り振りさせる。
【0051】
曲げ線Laの定義は、図7の(a)に示すように、例えば基準面Kaの接続辺Skaの終点と突き合わせ面Kbの接続辺Skbの始点とを前述の内・外のタイプmapと伸び値maqとに基づく距離で平行に、突き合わせ面Kb上に投影し、この投影点aL、bLを結ぶ直線を曲げ線Laとして定義する。
【0052】
次に、リンク付け処理部14は、この曲げ線Laに対して平行で所定条件を満たして、曲げ線Laを挟む線分をメモリ5から見つける(S415)。
【0053】
次に、この接続辺Ska、Skbと合成曲げ線Laと、曲げ情報maとをリンク付けしたリンクデータをファイル16に記憶する(S416)。例えば、図3に示すように、合成曲げ線LaのIDに基準面kaの接続辺SkaのIDと、突き合わせ面kbの接続辺SkbのIDと、曲げ属性情報等が階層的に登録する。
【0054】
次に、合成展開図作成部13がこの合成曲げ線Laに対して接続辺Ska、Skbとが内・外のタイプmapと伸び値maqを満足するようにメモリ5上に基準面Ka、Kbを移動させて画面に表示する(S417)。
【0055】
例えば図7の(b)に示すように、合成曲げ線Laを挟んで所定の間隔で基準面Kaと突き合わせ面Kbとが表示される。本例では合成曲げ線Laは点線で表示している。
【0056】
すなわち、汎用2次元CADシステム1を用いても、曲げ線が曲げの情報を持つ線分とすることが可能となる。
【0057】
次に、曲げ線の再構築処理について説明する。この曲げ線の再構築処理は、汎用の2次元CADシステム1の図形編集機能部6を使って、曲げ線Laを変更又は新たに合成曲げ線を作成すると、それぞれの線分には新たなIDが振られるから、予め生成された合成曲げ線は前述のリンク条件を満たさないものになる。そこで、合成曲げ線再構築部17を用いて曲げ線を再構築する。
【0058】
初めにオペレータは、汎用の2次元CADシステム1を用いて面を移動させて立体表示のコマンドを入力する。この立体表示のコマンドで合成曲げ線再構築部17が起動して、全ての曲げ線Lai(La1、La2、……)のIDと、座標(始点、終点)、線種等を読み込む(S501)。この全ての曲げ線を総称して合成曲げ線Raと称する。また、本処理では展開図を生成した後にオペレータによって、図形編集(曲げ線の変更、面の変更等)が行われて図8の(a)に示す合成展開図が表示されているとする。
【0059】
次に、この合成曲げ線Raの内で始めの曲げ線Lai(La1)を設定し(S502)、この合成曲げ線Laiを挟み、接続辺条件msを満足する2つの線分Lki(LKa、LKb)があるかどうかを判定する(S503)。
【0060】
この線分を接続辺候補Lkiとも称し、曲げ線Laiより、上記条件に従って、伸び値と内外のタイプから決まる距離だけ離れた位置で曲げ線Laiに平行になる線分(直線)を、曲げ線Laiの始点から終点に渡って上下(図8のaを参照した場合の表現)に投影し、重なる線分を接続辺候補Lkiとする。すなわち、メモリ5における2次元データの線分の情報だけで接続辺候補Lkiを決定している。このときの許容差は0.001mmとし、一部でも曲げ線Laiにかかると接続辺候補Lkiとする。
【0061】
ステップS503において、2つの線分Lki(LKa、LKb)があると判定したときは、主メモリ(図示せず)に接続辺候補用レジスタ(図示せず)を設け、この接続辺候補用レジスタに、2つの線分Lki(接続辺候補)を記憶する(S504)。例えば、接続辺候補Lki(Lka、Lkb)のIDを記憶する。
【0062】
次に、ステップS502で設定した曲げ線Laiと2つの線分Lki(接続辺候補)とを現在のリンクデータQi(LkaのID、2つの線分LkiのID)とする(S505)。そして、曲げ線Laiに対応する前回のリンクデータPiをリンクデータ用ファイル16から読み込む(S506)。
【0063】
次に、このリンクデータPiと現在のリンクデータQiとが一致しているかどうかを判断する(S507)。
【0064】
ステップS507において、両方のリンクデータが一致していない場合は、主メモリに消去用レジスタを生成してステップS502で設定した曲げ線Laiを記憶する(S508)。
【0065】
そして、ステップS501の合成曲げ線Raから曲げ線が他にあるかどうかを判断し(S509)、他に曲げ線があると判断したときは、曲げ線を次の曲げ線に更新して(S510)、処理をステップ501に戻す。また、ステップS507において、両方のリンクデータが一致していると判断したときは、接続辺候補用レジスタの接続辺候補Lki(Lka、Lkb)を接続辺Ski(Ska、Skb)と決定し、接続辺用レジスタを生成してこの接続辺Ski(Ska、Skb)を記憶して(S511)、処理をステップS509に戻す。すなわち、曲げ線Laiを挟む所定条件を満足する2つの線(接続辺候補)があって、この2つの線のIDと曲げ線LaiのIDとからなるリンクデータQiが前回生成したリンクデータPiに一致しているときに、その2つの接続辺候補を接続辺Skiと決定している。
【0066】
例えば、図8の(a)を用いると、本処理によって、曲げ線La1は2つの線分に挟まれていないので、曲げ線La1のIDが消去用レジスタに記憶される。また、曲げ線La2、La3の現在のリンクデータQiは前回のリンクデータPiと一致がしないことになるから、これらの曲げ線のIDも消去用レジスタに記憶される。
【0067】
一方、曲げ線La2に対しては線分Lka2と線分Lkb2とが接続辺候補となるので、この接続辺候補Lka2と線分Lkb2とのIDが接続辺候補用レジスタに記憶される。また、曲げ線La3に対しては線分Lka3と線分Lkb2とが接続辺候補となって接続辺候補レジスタに記憶される。
【0068】
次に、ステップS509において、曲げ線Laiが他にないと判定したときは、消去用レジスタに記憶されている曲げ線のIDを読み、このIDの曲げ線をメモリ5から消去させて画面上から削除させると共に、リンクデータ用ファイル16からこのIDのリンクデータPiを消去させる(S512)。すなわち、曲げ線Lka1、Lka2、Lka3が一旦、画面上から削除される。
【0069】
次に、接続用レジスタの接続辺Skiを順次、合成展開図作成部3に送出する(S512)。本説明では、線分Lka2(Ska2)と線分Lkb2(Skb2)、線分Lka3(Ska3)と線分Lkb2(Skb2)の順で送出される。
【0070】
そして、この接続辺Skiを送出する毎に、合成展開図コマンド作成部12を起動させて合成展開図作成部3に合成展開図コマンドを送出させ、新たに合成展開図を生成させる(S514)。この合成展開図コマンド作成部12を起動させる指令を本説明では再構築指令と称する。
【0071】
合成展開図作成部3は、合成曲げ線再構築部17からの接続辺Ski(ID)を入力し、合成展開図作成コマンドの入力に伴って、接続辺Ski(Skai、Skbi)のIDを有するメモリ5の線分kiを引当て、この両方の線分kiの始点、終点から所定条件(伸び値、内外のタイプ)に従って、両方の線分kiに挟まれた領域に投影して新たな曲げ線Laiをメモリ5に描く。この新たな曲げ線Laiには新しいIDが割り振られる。
【0072】
そして、リンク付け処理部14が新しい曲げ線Laiが生成される毎に、この曲げ線LaiのIDと、接続辺SkaiのIDと、接続辺候補SkbiのIDと組み合わせたリンクデータPiをリンクデータ用ファイル16に登録する。
【0073】
すなわち、汎用の2次元CADを用いて展開図を生成させ後に、オペレータによって展開図が修正されると、曲げ線に対向する線分(1つ又は2つの線分)の座標値(2次元データ)から所定条件を満たしているかどうかを判断し、所定条件を満たしていないときは、汎用の2次元CADシステムを用いて不要な曲げ線として消去させる。また、所定条件を満たす2つの線分の間の領域に、合成展開図作成部3が汎用の2次元CADシステムを用いて新たな点線を生成させ、この点線に曲げ情報を対応させて新たな曲げ線としていると共に、曲げ線のIDと2つの線分のIDとをリンクデータとして登録し、何らかの編集があったときに、このリンクデータPiを用いて正しい位置に曲げ線を再構築できるようにしている。
【0074】
画面上における展開図については、図8の(a)を例にすると、曲げ線La1、La2が消去されて、接続辺Ska2(候補Lka2)とSkb2(Lkb2)とが重なる範囲Daで曲げ線La3が分割されると共に、接続辺SKa3(候補Lka3)とSkb2(Lkb2)とが重なる範囲Dbで曲げ線La3が分割されたようになり、残りは削除されているようになる。
【0075】
従って、図8の(b)に示すように接続辺Ska2(候補Lka2)と接続辺Skb2(候補Lkb2)とが対向する範囲に新たな曲げ線La4が描かれると共に、接続辺Ska3(候補Lka3)と接続辺Skb2(候補Lkb2)とが対向する範囲に新たな曲げ線La5が描かれる。
【0076】
上記の曲げ線再構築の一連の処理を図9に示すようにブロック図化して説明する。図9においては、2次元CADデータが定義されるメモリ5と、展開図作成部3と、合成展開図コマンド作成部12とを示して説明する。
【0077】
合成曲げ線再構築部17は、対向先有無判定手段20と、曲げ線ー線分番号判定手段21と、曲げ線情報消去手段22と、再構築指令手段23とを備えている。
【0078】
対向先有無判定手段20は、立体表示のコマンドが入力する毎に、メモリ5から全ての曲げ線Lai(La1、La2、……)のIDと、座標(始点、終点)、線種等を読み、この合成曲げ線Raの内で始めの曲げ線Laiを設定し、この合成曲げ線Laiを挟み、接続辺条件msを満足する2つの線分Lki(LKa、LKb)があるかどうかを判定する。
【0079】
2つの線分Lkiが存在しないときは、設定した曲げ線Lai(ID)を消去用レジスタに記憶する。
【0080】
また、2つの線分Lki(LKa、LKb)があると判定したときは、接続辺候補用レジスタに、2つの線分Lki(接続辺候補)を記憶し、接続候補が存在することを曲げ線ー線分番号判定手段21に知らせる。
【0081】
曲げ線ー線分番号判定手段21は、2つの線分Lkiが存在するときは、設定した曲げ線Laiと2つの線分Lki(接続辺候補)とを現在のリンクデータQi(LkaのID、2つの線分LkiのID)とし、前回のリンクデータPiと一致しているかどうかを判断する。
【0082】
そして、両方のリンクデータが一致していない場合は、消去用レジスタに設定した曲げ線Laiを記憶する。また、両方のリンクデータが一致していると判断したときは、接続辺候補用レジスタの接続辺候補Lki(Lka、Lkb)を接続辺Ski(Ska、Skb)と決定し、この接続辺Ski(Ska、Skb)を記憶する。
【0083】
曲げ線情報消去手段22は、曲げ線Laiが他にないとときは、消去用レジスタに記憶されている曲げ線のIDを読み、このIDの曲げ線をメモリ5から消去させて画面上から削除させると共に、リンクデータ用ファイル16からこのIDのリンクデータPiを消去させる。
【0084】
再構築指令手段23は、接続用レジスタの接続辺Ski(ID)を順次、合成展開図作成部3に送出し、この接続辺Skiを送出する毎に、合成展開図コマンド作成部12に再構築指令を送出して起動させて合成展開図作成部3に合成展開図コマンドを送出させ、新たに合成展開図を生成させる。
【0085】
従って、画面における合成展開図(実際は単なる合成図)の曲げ線を2次元CADで変更しても、容易に正確な合成展開図が再構築される。
【0086】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、2次元CADで生成された面合成図に対して曲げ線を描いた合成展開図を生成した後に、この曲げ線の番号と、曲げ線を挟む所定条件を満たす2つの線分の番号とをリンク付けして記憶する。
【0087】
そして、合成展開図を立体表示させる指示が入力したとき、画面上における現在の合成展開図の曲げ線に対向して所定条件を満たす2つの線分が存在するかどうかを曲げ線及び2つの線分の座標値から判断し、所定条件を満たす線分が存在しない場合は、現在の曲げ線及びこの曲げ線のリンクデータを削除する。
【0088】
また、2つの線分が存在する場合は、現在の曲げ線の番号と、この曲げ線を挟む2つの線分の番号とを現在のリンクデータとして読み込み、この現在のリンクデータと記憶している前回のリンクデータとが不一致のときは、現在の曲げ線及び前回のリンクデータを削除して、2つの線分の間に新たに曲げ線を生成させてリンクデータを生成する。
【0089】
このため、何らかの理由でオペレータが合成展開図を変更している場合に立体表示のためのコマンドが入力すると、突き合わせの所定条件を満たしていない不要な曲げ線及びリンク関係を満たしていない曲げ線が自動的に除去されて、所定条件を満たしている2つの線分の間に新たな曲げ線が自動的に再構築される。
【0090】
従って、汎用の2次元CADを用いていても、特別なコマンドを用いることなく合成展開図を容易に得ることができると共に、汎用の2次元CADで合成展開図が変更されても、自動的に正確な合成展開図が再構築されるという効果が得られている。
【0091】
また、特別なコマンドを用いないので、一般的な汎用のCADとしての基本機能を十分に発揮できると共に、他のシステムとの接合も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の汎用2次元CADを用いる板金の合成展開図生成システムの概略構成図である。
【図2】リンクデータ用ファイルにおける接続辺を説明する説明図である。
【図3】リンクデータ用ファイルのリンクデータの構造を説明する説明図である。
【図4】本実施の形態の板金の合成展開図生成システムの動作を説明するフローチャートである。
【図5】本実施の形態の板金の合成展開図生成システムの動作を説明するフローチャートである。
【図6】図形編集機能を用いたときの面だしを説明する説明図である。
【図7】合成展開図生成の過程を説明する説明図である。
【図8】本実施の形態における合成曲げ線の再構築を説明する説明図である。
【図9】本実施の形態のアリゴリズムのブロック図である。
【符号の説明】
1 汎用2次元CADシステム
2 板金の合成展開図生成システム
5 メモリ
6 図形編集機能部
7 作図機能部
8 画面描画機能部
12 合成展開図コマンド作成部
13 合成展開図作成部
14 リンク付け処理部
17 合成曲げ線再構築部
18 突合せ条件ファイル
16 リンクデータ用ファイル
20 対向先有無判定手段
21 曲げ線ー線分番号判定手段
22 曲げ線情報消去手段
23 再構築指令手段

Claims (10)

  1. 標準のフォーマットで生成された2次元CADデータを内部メモリに読み込み、該2次元CADデータに基づく閉ループを内部メモリに生成して表示させると共に、前記内部メモリに線分が生成される毎に番号を割り振り、編集指示に従って前記閉ループを移動して製品を折り曲げるための面合成図を生成する汎用2次元CADを用いた板金の合成展開図生成方法であって、
    a.前記面合成図の内で、対向する所定条件を満たす線同士の間に曲げ線を、前記内部メモリに順次生成し、前記面合成図と曲げ線とからなる合成展開図を表示させる工程と、
    b.前記曲げ線が生成される毎に、その曲げ線の番号と、該曲げ線を挟み、前記所定条件を満たす閉ループの線分の番号とを読み込んで、前記製品の曲げ属性情報と共に対応させた曲げ線情報を生成し、これらを合成曲げ線情報としてファイルに記憶する工程と、
    c.前記合成曲げ情報を記憶した後に、前記合成展開図を立体表示させる指示があったとき、前記合成展開図の曲げ線毎に、該曲げ線を挟んで前記所定条件を満足して対向する線分が存在するかどうかを判断する工程と、
    d.前記対向する線分が存在するとき、その対向する線分の番号と、これらの線分に挟まれている曲げ線の前記曲げ情報の番号とが一致するかどうかを判定する工程と、
    e.前記曲げ線情報の番号と前記線分の番号とが一致しないとき、その曲げ線の前記曲げ線情報を前記ファイルから削除すると共に前記内部メモリから前記曲げ線を削除する工程と、
    f.前記対向する線分が存在し、かつ前記曲げ線が削除されたときは、前記a工程及びb工程を再度実施させて前記対向する線分の間に新たな曲げ線を再構築させる工程と
    を有することを特徴とする汎用2次元CADを用いた板金の合成展開図生成方法。
  2. 前記曲げ線を挟んで対向する線分が存在しないときは、前記e工程のみを実施させて前記曲げ線及び曲げ情報を削除させる工程と
    を有することを特徴とする請求項1記載の汎用2次元CADを用いた板金の合成展開図生成方法。
  3. 前記b工程は、合成展開図生成の指示がある毎に、実施することを特徴とする請求項1又は2記載の汎用2次元CADを用いた板金の合成展開図生成方法。
  4. 前記f工程は、前記対向する線分が存在し、かつ前記曲げ線が削除されたときは、前記合成図生成の指示を生成して前記a工程及びb工程を再度実施させることを特徴とする請求項1、2又は3記載の2次元CADを用いた板金の合成展開図生成方法。
  5. 前記所定条件は、
    前記2つの面とがなす曲げ角度、内・外のタイプ、内R、伸び値、距離条件からなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の汎用の2次元CADを用いた合成展開図生成方法。
  6. 標準のフォーマットで生成された2次元CADデータを内部メモリに読み込み、該2次元CADデータに基づく閉ループを内部メモリに生成して表示させると共に、前記内部メモリに線分が生成される毎に番号を割り振り、編集指示に従って前記閉ループを移動して前記製品を折り曲げるための面合成図を生成する汎用2次元CADと、
    合成展開図の生成の指示に伴って、前記面合成図の内で、対向する所定条件を満たす線同士の間に曲げ線を、前記内部メモリに順次生成し、前記面合成図と曲げ線とからなる合成展開図を表示させる合成展開図作成部と、
    前記合成展開図作成部で曲げ線が生成される毎に、その曲げ線の番号と、該曲げ線を挟み、前記所定条件を満たす閉ループの線分の番号とを読み込んで、前記製品の曲げ属性情報と共に対応させた曲げ線情報を生成し、これらを合成曲げ線情報としてファイルに記憶するリンク付け処理部と、
    前記合成曲げ情報を記憶した後に、前記合成展開図を立体表示させる指示があったとき、前記合成展開図の曲げ線毎に、該曲げ線を挟んで前記所定条件を満足して対向する線分が存在するかどうかを判断する対向線分判断手段と、
    前記対向する線分が存在するとき、その対向する線分の番号と、これらの線分に挟まれている曲げ線の前記ファイルの曲げ情報の番号とが一致するかどうかを判定する曲げ線ー線分番号判定手段と、
    前記曲げ線情報の番号と前記線分の番号とが一致しないとき、その曲げ線の前記曲げ線情報を前記ファイルから削除すると共に前記内部メモリから前記曲げ線を削除する曲げ線情報削除手段と、、
    前記対向する線分が存在し、かつ前記曲げ線が削除されたときは、前記合成展開図作成部及び前記リンク付け処理部を再度起動させて前記対向する線分の間に新たな曲げ線を再構築させる曲げ線再構築手段と
    からなる合成曲げ線再構築部を有することを特徴とする汎用2次元CADシステム。
  7. 前記対向線分判断手段は、前記曲げ線を挟んで対向する線分が存在しないと判定したときは、前記曲げ線情報削除手段に前記汎用2次元CADで割り当てられた曲げ線の番号を知らせて前記曲げ線及び曲げ情報を削除させることを特徴とする請求項6記載の汎用2次元CADシステム。
  8. 前記所定条件は、
    前記2つの面とがなす曲げ角度、内・外のタイプ、内R、伸び値、距離条件からなることを特徴とする請求項6又は7記載の汎用2次元CADシステム。
  9. 標準のフォーマットで生成された2次元CADデータを内部メモリに読み込み、該2次元CADデータに基づく閉ループを内部メモリに生成して表示させると共に、前記内部メモリに生成された線分に番号を割り振り、編集指示に従って前記閉ループを移動して前記製品を折り曲げるための面合成図を生成する汎用2次元CADシステムに用いられる記憶媒体であって、
    a.前記面合成図の内で、対向する所定条件を満たす線同士の間に曲げ線を、前記内部メモリに順次生成させ、前記面合成図と曲げ線とからなる合成展開図を表示させる工程と、
    b.前記曲げ線が生成される毎に、その曲げ線の番号と、該曲げ線を挟み、前記所定条件を満たす閉ループの線分の番号とを読み込みさせて、前記製品の曲げ属性情報と共に対応させた曲げ線情報を生成させ、これらを合成曲げ線情報としてファイルに記憶させる工程と、
    c.前記合成曲げ情報を記憶した後に、前記合成展開図を立体表示させる指示があったとき、前記合成展開図の曲げ線毎に、該曲げ線を挟んで前記所定条件を満足して対向する線分が存在するかどうかを判断させる工程と、
    d.前記対向する線分が存在するとき、その対向する線分の番号と、これらの線分に挟まれている曲げ線の前記曲げ情報の番号とが一致するかどうかを判定させる工程と、
    e.前記曲げ線情報の番号と前記線分の番号とが一致しないとき、その曲げ線の前記曲げ線情報を前記ファイルから削除させると共に前記内部メモリから前記曲げ線を削除させる工程と、
    f.前記対向する線分が存在し、かつ前記曲げ線が削除されたときは、前記a工程及びb工程を再度実施させて前記対向する線分の間に新たな曲げ線を再構築させる工程と、
    g.前記曲げ線を挟んで対向する線分が存在しないときは、前記e工程のみを実施させて前記曲げ線及び曲げ情報を削除させる工程と
    を有することを特徴とする汎用2次元CADを用いた板金合成図生成方法のプログラムを記憶した記憶媒体。
  10. 前記所定条件は、
    前記2つの面とがなす曲げ角度、内・外のタイプ、内R、伸び値、距離条件からなることを特徴とする請求項9記載の汎用2次元CADを用いた板金合成図生成方法のプログラムを記憶した記憶媒体。
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