JP4356381B2 - 車輪用軸受ユニットの製造方法 - Google Patents

車輪用軸受ユニットの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車の車輪並びにロータ或はドラム等の制動用回転体を支持する為の車輪用軸受ユニットの製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車輪を構成するホイール1、及び、制動用回転体であって制動装置であるディスクブレーキを構成するロータ2は、例えば図2に示す様な構造により、懸架装置を構成するナックル3に回転自在に支持している。即ち、このナックル3に形成した円形の支持孔4部分に、車輪用軸受ユニット5を構成する外輪6を、複数本のボルト7により固定している。一方、この車輪用軸受ユニット5を構成するハブ8に上記ホイール1及びロータ2を、複数本のスタッド9とナット10とにより結合固定している。
【0003】
上記外輪6の内周面には複列の外輪軌道11a、11bを、外周面には結合フランジ12を、それぞれ形成している。この様な外輪6は、この結合フランジ12を上記ナックル3に、上記各ボルト7で結合する事により、このナックル3に対し固定している。これに対して、上記ハブ8の外周面の一部で、上記外輪6の外端開口(軸方向に関して「外」とは、自動車への組み付け状態で車両の幅方向外側となる、図1〜の左側を言う。反対に、自動車への組み付け状態で車両の幅方向中央側となる、図1〜の右側を「内」と言う。本明細書全体で同じ。)から突出した部分には、取付フランジ13を形成している。上記ホイール1及びロータ2はこの取付フランジ13の側面(図示の例では外側面14)に、上記各スタッド9とナット10とにより、結合固定している。
【0004】
又、上記ハブ8の中間部外周面で、上記複列の外輪軌道11a、11bのうちの外側の外輪軌道11aに対向する部分には、第一の内輪軌道15を形成している。更に、上記ハブ8の内端部に形成した小径段部16に、内輪17を外嵌固定している。そして、この内輪17の外周面に形成した第二の内輪軌道18を、上記複列の外輪軌道11a、11bのうちの内側の外輪軌道11bに対向させている。又、これら各外輪軌道11a、11bと第一、第二の内輪軌道15、18との間には、それぞれが転動体である玉19、19を複数個ずつ、それぞれ保持器20、20により保持した状態で転動自在に設けている。又、上記外輪6の両端部内周面と、上記ハブ8の中間部外周面及び上記内輪17の内端部外周面との間には、それぞれシールリング21a、21bを設けて、上記各玉19、19を設けた空間と外部空間とを遮断している。
【0005】
更に、図示の例は、駆動輪(FF車の前輪、FR車及びRR車の後輪、4WD車の全輪)用の車輪用軸受ユニット5である為、上記ハブ8の中心部に、スプライン孔22を形成している。そして、このスプライン孔22に、等速ジョイント23のスプライン軸24を挿入している。又、この状態で、この等速ジョイント23のハウジング部25により、上記内輪17の内端面を抑え付けている。この様に構成する車輪支持部分の使用時には、前記ロータ2と、前記ナックル3に固定した図示しないサポート及びキャリパとを組み合わせて、制動用のディスクブレーキを構成する。制動時には、上記ロータ2を挟んで設けた1対のパッドを、このロータ2の両側面に押し付ける。
【0006】
次に、図3〜4は、車輪用軸受ユニットの従来構造の第2〜3例を示している。これら第2〜3例の車輪用軸受ユニットは、従動輪(FF車の後輪、FR車及びRR車の前輪)を支持する為に使用するものである。この為、ハブ8a、8bの中心部には、スプライン軸を挿入する為のスプライン孔を設けていない。又、図3に示した従来構造の第2例の場合には、ハブ8aの内端部に螺合・緊締したナット26により、このハブ8aの小径段部16に外嵌した内輪17の内端面を抑え付けている。又、図4に示した従来構造の第3例の場合には、ハブ8bの内端部に設けた円筒部27を径方向外方に塑性変形させて成るかしめ部28により、このハブ8bの小径段部16に外嵌した内輪17の内端面を抑え付けている。その他の部分の構造及び作用は、上述の図2に示した従来構造の第1例の場合と同様である。
【0007】
ところで、自動車の制動時にはしばしば、ジャダーと呼ばれる、不快な騒音を伴う振動が発生する事が知られている。この様な振動の原因としては、ロータやドラム等の制動用回転体を構成する制動用摩擦面と、パッドやシューを構成するライニングの表面との摩擦状態の不均一等、各種の原因が知られているが、上記制動用回転体の振れも、大きな原因となる事が知られている。即ち、この制動用回転体を構成する制動用摩擦面は、本来、この制動用回転体の回転中心に対して、直角(この制動用回転体がロータである場合)又は平行(この制動用回転体がドラムである場合)となるべきものである。ところが、不可避な製造誤差等により、完全に直角又は平行にする事は難しい。この為、自動車の走行時に上記制動用摩擦面は、多少とは言え、この制動用摩擦面に対し直角方向に振れる事が避けられない。この様な振れが大きくなると、制動の為に上記ライニングの表面を上記制動用摩擦面に押し付けた場合に、上記ジャダーが発生する。従って、この様なジャダーの発生を抑える為には、上記制動用摩擦面の振れを抑える事が重要となる。
【0008】
この様な事情に鑑みて、特許文献1には、上記制動用摩擦面の振れを抑える事を目的とした発明が記載されている。この特許文献1に記載された発明を実施する場合には、先ず、上記取付フランジの側面に最終的な加工を施す前に、車輪用軸受ユニットを組み立てる。そして、この車輪用軸受ユニットの外輪を固定した状態で、ハブを回転させつつ、上記取付フランジの側面に旋削加工等を施す。これにより、この側面を所定の形状及び寸法に仕上げる。この様にして取付フランジの側面を加工すれば、加工時のハブの回転中心を、使用時のハブの回転中心に一致させる事ができる。従って、使用時のハブの回転中心に対する上記取付フランジの側面の直角度を良好にする事ができる。この結果、この取付フランジの側面に結合支持する制動用回転体の一部に設けた制動用摩擦面の振れを抑える事ができる。
【0009】
【特許文献1】
米国特許出願公開第2002/0066185号明細書
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の特許文献1に記載された発明の場合には、車輪用軸受ユニットを組み立てた状態で取付フランジの側面を加工する為、加工に伴って生じた切粉(金属粉末)が周囲に飛散し、上記車輪用軸受ユニットに降り掛る可能性がある。そして、降り掛った場合には、上記切粉が転動体設置部に設けたシールリングと相手面との摺接部に噛み込まれてこのシールリングを損傷させたり、或は上記切粉が転動体設置部に侵入して転動体の表面や軌道を傷付ける可能性がある為、好ましくない。そこで、この様な不都合を防止すべく、上記取付フランジの側面の加工後、上記摺接部や上記転動体設置部に侵入した切粉を除去する事が考えられる。ところが、上記取付フランジの側面の加工後の状態、即ち、上記車輪用軸受ユニットが既に組み立てられている状態では、上記摺接部や上記転動体設置部を洗浄する事ができない為、これら摺接部や転動体設置部に侵入した切粉を除去する事はできない。
【0011】
これに対し、上記車輪用軸受ユニットを組み立てる以前に、上記取付フランジの側面を、上記ハブを単体で回転させつつ加工すれば、上述した様な不都合が生じる事はない。但し、この様にハブを単体で回転させつつ取付フランジの側面を加工する場合には、使用時のハブの回転中心に対する上記取付フランジの側面の直角度を良好にできる様にすべく、加工時のハブの回転中心を、使用時のハブの回転中心に一致させる必要がある。ところが、上記ハブを単に回転させるだけでは、加工時のハブの回転中心を、使用時のハブの回転中心に一致させる事が難しい。この為、上述の様にハブを単体で回転させつつ取付フランジの側面を加工する場合に、加工時のハブの回転中心を、使用時のハブの回転中心に一致させる為の配慮が必要になる。
本発明の車輪用軸受ユニットの製造方法は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の車輪用軸受ユニットの製造方法の対象となる車輪用軸受ユニットは、前述した従来の車輪用軸受ユニットと同様に、内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、外周面の中間部に第一の内輪軌道を直接形成すると共に内端部に小径段部を形成したハブと、この小径段部に外嵌固定された、外周面に第二の内輪軌道を有する内輪と、上記各外輪軌道と上記第一、第二の内輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体とを備える。
そして、上記ハブの外周面の外端寄り部分に、使用状態でその側面に制動用回転体及び車輪を結合固定する取付フランジを設けている。
特に、本発明の製造方法の対象となる車輪用軸受ユニットに於いては、上記取付フランジの側面は、上記ハブと上記外輪と上記内輪と上記各転動体とを互いに組み立てる以前に、上記ハブを上記第一の内輪軌道と上記小径段部との互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転させつつ、所定の形状に加工したものである。
【0013】
又、本発明の車輪用軸受ユニットの製造方法は何れも、上述の様な車輪用軸受ユニットの製造方法であって、上記ハブと上記外輪と上記内輪と上記各転動体とを互いに組み立てる以前に、このハブを上記第一の内輪軌道と上記小径段部との互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転させつつ、上記取付フランジの側面を所定の形状に加工する。
この為に、請求項1に記載した車輪用軸受ユニットの製造方法の場合には、上記小径段部に加工作業用内輪を外嵌すると共に、上記第一の内輪軌道、及びこの加工作業用内輪の外周面に設けた上記小径段部と同心の加工作業用内輪軌道と、変位を阻止した状態に支持した加工作業用外輪の内周面に設けた複列の加工作業用外輪軌道との間に、それぞれ複数個ずつの加工作業用転動体を転動自在に設けた状態で、上記ハブを上記加工作業用内輪と共に回転させつつ、上記取付フランジの側面を所定の形状に加工する。その後、上記ハブを、上記加工作業用内輪と上記加工作業用外輪と上記加工作業用転動体とから取り外す。次いで、上記ハブの表面を洗浄して、この表面に付着した上記取付フランジの加工に伴って生じた切粉を除去する。
又、請求項2に記載した車輪用軸受ユニットの製造方法の場合には、上記小径段部に加工作業用内輪を外嵌すると共に、上記第一の内輪軌道、及びこの加工作業用内輪の外周面に設けた上記小径段部と同心の加工作業用内輪軌道と、変位を阻止した状態に支持した加工作業用外輪の内周面に設けた複列の加工作業用外輪軌道との間に、それぞれ複数個ずつの加工作業用転動体を転動自在に設けた状態で、上記ハブを上記加工作業用内輪と共に回転させつつ、このハブ及びこの加工作業用内輪の外周面と上記加工作業用外輪の内周面との間に設けられた、上記複数個の加工作業用転動体を設置した空間内に、上記加工作業用外輪又は上記加工作業用内輪の内部に設けた圧縮空気通路を通じて圧縮空気を送り込む事により、この圧縮空気を上記空間の端部開口を通じて外部に噴出させながら、上記取付フランジの側面の加工を行なう。
【0014】
【作用】
上述した様な本発明の車輪用軸受ユニットの製造方法によれば、使用時のハブの回転中心に対する取付フランジの側面の直角度を良好にする事ができる。即ち、使用時にハブ及び内輪は、外輪により、複数個の転動体を介して第一、第二の内輪軌道を支持された状態で回転する。言い換えれば、使用時にハブ及び内輪は、これら第一、第二の内輪軌道の互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転する。又、内輪の外周面に設けた第二の内輪軌道は、この内輪を外嵌する部分である、ハブの小径段部と同心である。従って、ハブのみに着目すると、使用時にこのハブは、第一の内輪軌道と小径段部との互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転する。これに対し、本発明の場合には、ハブを第一の内輪軌道と小径段部との互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転させつつ、取付フランジの側面を所定の形状に加工する為、加工時のハブの回転中心を、使用時のハブの回転中心に一致させる事ができる。従って、本発明の場合には、使用時のハブの回転中心に対する取付フランジの側面の直角度を良好にする事ができる。又、本発明の場合には、取付フランジの側面の加工を、ハブを単体で回転させつつ行なうので、加工に伴って生じた切粉(金属粉末)がこのハブの表面に付着した場合でも、請求項1に係る発明の様に、加工後にこの表面を洗浄すれば、この表面から上記切粉を除去する事ができる。又、請求項2に係る発明によれば、加工に伴って生じた切粉が、外部から加工作業用転動体を設置した空間内に侵入する事を防止する事ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、請求項1〜2に対応する、本発明の実施の形態の1例を示している。尚、本例の特徴は、ハブ8cを構成する取付フランジ13の外側面14の加工の仕方を工夫した点にある。このハブ8cを含んで構成する車輪用軸受ユニットの全体構造等、その他の部分の構造及び作用は、前述の図2に示した従来構造の第1例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
【0016】
本例の場合には、車輪用軸受ユニットを構成する、上記ハブ8cと外輪6と内輪17と複数個の玉19、19(図2参照)とを互いに組み立てる以前に、上記取付フランジ13の外側面14の最終的な加工を行なう。又、本例の場合には、この様な加工を行なうのに先立って、第一の内輪軌道15及び小径段部16の基端側部分(図1の左側部分)を含む、上記ハブ8cの中間部外周面で、図1の上半部に斜格子で示した部分に、全周に亙り高周波焼き入れ処理を施している。
【0017】
又、本例の場合には、上記取付フランジ13の外側面14の加工を行なう際に、加工作業用外輪29と、加工作業用内輪30と、複数個の加工作業用転動体31、31と、1対の加工作業用保持器32、32とを利用する。このうちの加工作業用外輪29は、内周面に複列の加工作業用外輪軌道33a、33bを、外周面に結合フランジ34を、それぞれ設けると共に、この加工作業用外輪29の内部に圧縮空気通路35を、この加工作業用外輪29の内外両周面の軸方向中間部同士を互いに連通する状態で設けている。そして、この圧縮空気通路35の上流端(図1の上端)に、圧縮空気供給管36の下流端を接続している。これにより、この圧縮空気供給管36から上記圧縮空気通路35内に圧縮空気を供給自在とし、且つ、この圧縮空気通路35内に供給した圧縮空気を、上記加工作業用外輪29の径方向内方に送り込み自在としている。この様な加工作業用外輪29は、上記結合フランジ34を工作機械を構成するハウジング37に、複数本のボルト38で結合する事により、このハウジング37に対し固定している。
【0018】
又、上記各加工作業用転動体31、31はそれぞれ、対象となる車輪用軸受ユニットの転動体と同様、玉である。これら各加工作業用転動体31、31はそれぞれ、上記各加工作業用外輪軌道33a、33bの内径側に複数個ずつ、上記各加工作業用保持器32、32により転動自在に保持した状態で配置している。これら各加工作業用保持器32、32はそれぞれ、合成樹脂により全体を円環状に構成している。そして、軸方向片側面に複数のポケット39、39を、それぞれ円周方向に関して等間隔に設けている。そして、これら各ポケット39、39の内側に、上記各加工作業用転動体31、31を、それぞれ転動自在に、且つ、これら各ポケット39、39からの脱落を阻止した状態で保持している。
【0019】
又、上記加工作業用内輪30は、全体を円筒状に構成しており、先端部(図1の左端部)外周面に加工作業用内輪軌道40を設けている。そして、この加工作業用内輪軌道40を設けた先端部を、前記ハブ8cの小径段部16にがたつきなく外嵌自在とし、且つ、外嵌した状態で上記加工作業用内輪軌道40が上記小径段部16と同心になる様に、各部の寸法を規制している。この様な加工作業用内輪30は、図1に示す様に、その先端部を軸方向内側(図1の右側)の加工作業用外輪軌道33bの内径側に配置する事により、この軸方向内側の加工作業用外輪軌道33bと上記加工作業用内輪軌道40との間で、上記複数個の加工作業用転動体31、31を挟持している。又、この状態で、上記加工作業用外輪29の内端部内周面と上記加工作業用内輪30の中間部外周面との間を、シールリング41により密閉している。又、この状態で、上記加工作業用内輪30は、上記加工作業用外輪29に対して回転自在である。
【0020】
上述の様な各部材29〜32を利用して、上記ハブ8cを構成する取付フランジ13の外側面14を加工する場合には、図1に示す様に、上記各部材29〜32の内径側に上記ハブ8cの内半部を、軸方向外側(図1の左側)から挿入する。これにより、上記ハブ8cの小径段部16に上記加工作業用内輪30の先端部をがたつきなく外嵌すると共に、上記ハブ8cの第一の内輪軌道15と軸方向外側の加工作業用外輪軌道33aとの間で、上記複数個の加工作業用転動体31、31を挟持する。又、上記ハブ8cの中心部に設けたスプライン孔22に、駆動軸42の先端部に設けた雄スプライン部43をスプライン係合させると共に、この駆動軸42の先端寄り部外周面に設けた外向フランジ状の押圧部44により、上記ハブ8cの外端面を押圧する。これにより、上記加工作業用内輪30の先端面を、上記ハブ8cの小径段部16の基端部に存在する段差面45に確実に当接させて、複列に設けた上記各加工作業用転動体31、31に、それぞれ適正な予圧を付与する。そして、この様に予圧を付与する事に基づき、次述するハブ8c及び加工作業用内輪30の回転時に、これら各部材8c、30の回転中心がふらつかない様にする。
【0021】
上述の様にハブ8cをセットしたならば、次いで、上記駆動軸42により、上記ハブ8c及び加工作業用内輪30を、上記加工作業用外輪29に対して一体的に回転させる。これと共に、この加工作業用外輪29の内部に設けた圧縮空気通路35から、この加工作業用外輪29の内周面と上記ハブ8c及び加工作業用内輪30の外周面との間に存在する上記複数個の加工作業用転動体31、31を設置した空間46内に圧縮空気を送り込み、更にこの圧縮空気を、この空間46の外端側の開口部を通じて外部空間に排出する。そして、この状態で、上記ハブ8cを構成する取付フランジ13の外側面14に、精密加工バイト47、47により旋削加工を施し、この外側面14を所定の形状及び寸法に仕上げる。
【0022】
上述の様にして取付フランジ13の外側面14を加工する本例の場合、車輪用軸受ユニットの使用時のハブ8cの回転中心に対する、上記取付フランジ13の外側面14の直角度を良好にする事ができる。即ち、車輪用軸受ユニットの使用時に、この車輪用軸受ユニットを構成するハブ8c及び内輪17は、外輪6により、複数個の玉19、19を介して第一、第二の内輪軌道15、18を支持された状態で回転する(図2参照)。言い換えれば、使用時に上記ハブ8c及び内輪17は、これら第一、第二の内輪軌道15、18の互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転する。又、上記内輪17の外周面に設けた第二の内輪軌道18は、この内輪17を外嵌する部分である、上記ハブ8cの小径段部16と同心である。従って、上記ハブ8cのみに着目すると、使用時にこのハブ8cは、上記第一の内輪軌道15と上記小径段部16との互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転する。
【0023】
これに対し、上述した本例の場合、上記取付フランジ13の外側面14の旋削加工時に、上記ハブ8c及び加工作業用内輪30は、加工作業用外輪29により、複数個の加工作業用転動体31、31を介して第一の内輪軌道15及び加工作業用内輪軌道40を支持された状態で回転する。言い換えれば、加工時に上記ハブ8c及び加工作業用内輪30は、これら第一の内輪軌道15と加工作業用内輪軌道40との互いの中心軸同士を結ぶ直線を中心に回転する。又、このうちの加工作業用内輪軌道40は、上記ハブ8cの小径段部16と同心である。従って、上記ハブ8cのみに着目すると、加工時にこのハブ8cは、上述した使用時の場合と同様、上記第一の内輪軌道15と上記小径段部16との互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転する。この為、本例の場合には、使用時のハブ8cの回転中心に対する上記取付フランジ13の外側面14の直角度を良好にする事ができる。この結果、この取付フランジ13の外側面14に結合支持するロータ等の制動用回転体の一部に設けた制動用摩擦面の振れを抑えて、制動時に発生する不快な騒音や振動を抑制できる。
【0024】
又、本例の場合には、上記加工時に、上記各加工作業用転動体31、31を設置した空間46の内端開口部を、シールリング41により塞いでいる。これと共に、前記圧縮空気通路35から上記空間46内に送り込んだ圧縮空気を、この空間46の外端開口部を通じて外部に排出する事により、外部からこの外端開口部への異物の侵入を防止している。従って、本例の場合、加工に伴って生じた切粉(金属粉末)が、外部から上記空間46内に侵入する事を防止できる。又、本例の場合、上記加工は、上記車輪用軸受ユニットを組み立てる以前に、上記ハブ8cのみを回転させつつ行なう。この為、加工に伴って生じた切粉(金属粉末)がこのハブ8cの表面に付着した場合でも、加工後にこの表面を洗浄すれば、この表面から上記切粉を除去する事ができる。従って、本例の場合、この切粉によって、車輪用軸受ユニットを構成する各シールリング21a、21bや、複数個の玉19、19の表面及び各軌道11a、11b、15、18等が傷付く事を防止できる。
【0025】
尚、上述した1例の場合には、圧縮空気通路を加工作業用外輪の内部に設けたが、この圧縮空気通路は、加工作業用外輪の代わりに、加工作業用内輪の内部に設ける事もできる。
【0026】
尚、上述した実施の形態の1例では、本発明を駆動輪用の車輪用軸受ユニットに適用した例に就いて説明した。但し、本発明は、例えば前述の図3〜4に示した様な従動輪用の車輪用軸受ユニットにも適用可能である。
【0027】
【発明の効果】
本発明の車輪用軸受ユニットの製造方法は、以上に述べた様に構成され作用するので、使用時のハブの回転中心に対する取付フランジの側面の直角度を良好にできる。この結果、この取付フランジの側面に結合支持する制動用回転体の一部に設けた制動用摩擦面の振れを抑えて、制動時に発生する不快な騒音や振動を抑制できる。又、取付フランジの側面の加工に伴って生じた切粉によりシールリング、転動体の表面、及び軌道等が傷付く事を防止できる為、品質の良好な車輪用軸受ユニットを造る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の1例を示す断面図。
【図2】 従来構造の第1例を、自動車に組み付けた状態で示す断面図。
【図3】 同第2例を示す断面図。
【図4】 同第3例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ホイール
2 ロータ
3 ナックル
4 支持孔
5 車輪用軸受ユニット
6 外輪
7 ボルト
8、8a、8b、8c ハブ
9 スタッド
10 ナット
11a、11b 外輪軌道
12 結合フランジ
13 取付フランジ
14 外側面
15 第一の内輪軌道
16 小径段部
17 内輪
18 第二の内輪軌道
19 玉
20 保持器
21a、21b シールリング
22 スプライン孔
23 等速ジョイント
24 スプライン軸
25 ハウジング部
26 ナット
27 円筒部
28 かしめ部
29 加工作業用外輪
30 加工作業用内輪
31 加工作業用転動体
32 加工作業用保持器
33a、33b 加工作業用外輪軌道
34 結合フランジ
35 圧縮空気通路
36 圧縮空気供給管
37 ハウジング
38 ボルト
39 ポケット
40 加工作業用内輪軌道
41 シールリング
42 駆動軸
43 雄スプライン部
44 押圧部
45 段差面
46 空間
47 精密加工バイト

Claims (2)

  1. 内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、外周面の中間部に第一の内輪軌道を直接形成すると共に内端部に小径段部を形成したハブと、この小径段部に外嵌固定された、外周面に第二の内輪軌道を有する内輪と、上記各外輪軌道と上記第一、第二の内輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体とを備え、上記ハブの外周面の外端寄り部分に、使用状態でその側面に制動用回転体及び車輪を結合固定する取付フランジを設けて成り、この取付フランジの側面は、上記ハブと上記外輪と上記内輪と上記各転動体とを互いに組み立てる以前に、上記ハブを上記第一の内輪軌道と上記小径段部との互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転させつつ所定の形状に加工したものである車輪用軸受ユニットの製造方法であって、
    上記ハブと上記外輪と上記内輪と上記各転動体とを互いに組み立てる以前に、このハブを上記第一の内輪軌道と上記小径段部との互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転させつつ、上記取付フランジの側面を所定の形状に加工する為、
    上記小径段部に加工作業用内輪を外嵌すると共に、上記第一の内輪軌道、及びこの加工作業用内輪の外周面に設けた上記小径段部と同心の加工作業用内輪軌道と、変位を阻止した状態に支持した加工作業用外輪の内周面に設けた複列の加工作業用外輪軌道との間に、それぞれ複数個ずつの加工作業用転動体を転動自在に設けた状態で、上記ハブを上記加工作業用内輪と共に回転させつつ、上記取付フランジの側面を所定の形状に加工した後、上記ハブを、上記加工作業用内輪と上記加工作業用外輪と上記加工作業用転動体とから取り外し、上記ハブの表面を洗浄して、この表面に付着した上記取付フランジの加工に伴って生じた切粉を除去する、車輪用軸受ユニットの製造方法。
  2. 内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、外周面の中間部に第一の内輪軌道を直接形成すると共に内端部に小径段部を形成したハブと、この小径段部に外嵌固定された、外周面に第二の内輪軌道を有する内輪と、上記各外輪軌道と上記第一、第二の内輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体とを備え、上記ハブの外周面の外端寄り部分に、使用状態でその側面に制動用回転体及び車輪を結合固定する取付フランジを設けて成り、この取付フランジの側面は、上記ハブと上記外輪と上記内輪と上記各転動体とを互いに組み立てる以前に、上記ハブを上記第一の内輪軌道と上記小径段部との互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転させつつ所定の形状に加工したものである車輪用軸受ユニットの製造方法であって、
    上記ハブと上記外輪と上記内輪と上記各転動体とを互いに組み立てる以前に、このハブを上記第一の内輪軌道と上記小径段部との互いの中心部同士を結ぶ直線を中心に回転させつつ、上記取付フランジの側面を所定の形状に加工する為、
    上記小径段部に加工作業用内輪を外嵌すると共に、上記第一の内輪軌道、及びこの加工作業用内輪の外周面に設けた上記小径段部と同心の加工作業用内輪軌道と、変位を阻止した状態に支持した加工作業用外輪の内周面に設けた複列の加工作業用外輪軌道との間に、それぞれ複数個ずつの加工作業用転動体を転動自在に設けた状態で、上記ハブを上記加工作業用内輪と共に回転させつつ、このハブ及びこの加工作業用内輪の外周面と上記加工作業用外輪の内周面との間に設けられた、上記複数個の加工作業用転動体を設置した空間内に、上記加工作業用外輪又は上記加工作業用内輪の内部に設けた圧縮空気通路を通じて圧縮空気を送り込む事により、この圧縮空気を上記空間の端部開口を通じて外部に噴出させながら、上記取付フランジの側面の加工を行なう、車輪用軸受ユニットの製造方法
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