JP4353999B1 - ガスセンサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス濃度を精度良く検出することができるガスセンサ装置を、コストを抑えて提供する。
【解決手段】COセンサ10の電流出力端子12と電流/電圧変換回路30の入力部32間を、導通状態と遮断状態とに切り換える第1スイッチ回路50と、第1スイッチ回路50により、COセンサ10の電流出力端子12と電流/電圧変換回路30の入力部32間が遮断状態とされているときの増幅回路40の出力電圧V2を、第1オフセット電圧として保持するオフセット電圧保持手段61と、第1スイッチ回路50により、COセンサ10の電流出力端子12と電流/電圧変換回路30の入力部32間が導通状態とされているときの増幅回路40の出力電圧V3から、第1オフセット電圧を減じた参照電圧に基づいてガス濃度を検出するガス濃度検出手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガスセンサから出力される電流のレベルに基づいてガス濃度を検出するガスセンサ装置に関する。
従来より、例えば一酸化炭素濃度(CO濃度)を検出するガスセンサの出力電流を電圧信号に変換し、この電圧信号をさらに増幅して出力するガスセンサ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、ガスセンサの出力電流は非常に小さいため、ガスの濃度を正確に検出するためには、電流/電圧変換回路や増幅回路が有するオフセット電圧や温度ドリフトの影響を抑制する必要がある。そこで、オフセット電圧や温度ドリフトが小さい高性能の電子部品を用いて、電流/電圧変換回路や増幅回路を構成することが考えられるが、この場合には、コストの高い電子部品の採用によってガスセンサ装置のコストが上昇する。
また、温度補償回路やオフセット調整回路を設けて対応することも考えられるが、この場合にも、部品点数の増加によりコストが高くなり、さらには製造時に調整工程が加わるために工数の増加によるコストの上昇も伴なうことになる。
また、例えば燃焼装置に備えられたCOセンサ用のガスセンサ装置に故障が生じると、不完全燃焼を検出することができなくなるため、警報や燃焼停止等の対応処理が行われずに、不完全燃焼が継続されてしまうという不都合がある。
さらに、一般的に、ガスセンサの感度は経時的に低下し、この感度の低下はガスセンサの通電・非通電に拘わらずに進行する。そして、ガスセンサの感度が低下すると、実際のガス濃度よりも検出されるガス濃度が低くなるため、ガス濃度の検出精度が低下するという不都合がある。
特開平7−209247号公報
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、ガス濃度を精度良く検出することができるガスセンサ装置を、コストを抑えて提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、ガスセンサの出力電流を電圧信号に変換する電流/電圧変換回路と、前記電圧信号を増幅して出力する増幅回路と、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間を、導通状態と遮断状態とに切り換える第1スイッチ回路と、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が遮断状態とされているときの前記増幅回路の出力電圧を、第1オフセット電圧として保持するオフセット電圧保持手段と、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が導通状態とされているときの前記増幅回路の出力電圧から、前記第1オフセット電圧を減じた参照電圧に基づいてガス濃度を検出するガス濃度検出手段とを備え
かかる本発明によれば、前記第1スイッチ回路により前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態としたときに、前記増幅回路から出力される電圧である前記第1オフセット電圧は、前記ガスセンサの出力電流がゼロであるときの前記増幅回路の出力電圧に相当する。そして、第1オフセット電圧は、前記電流/電圧変換回路及び前記増幅回路が有するオフセット電圧や温度ドリフト等の変動要素を全て含んだものとなる。
そのため、前記ガス濃度検出手段により、前記第1スイッチ回路により前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が導通状態とされているときの前記増幅回路の出力電圧から、前記第1オフセット電圧を減じた参照電圧に基づいてガス濃度を検出することによって、前記電流/電圧変換回路及び前記増幅回路が有するオフセット電圧やドリフトの影響を排除して、精度良くガス濃度を検出することができる。そして、この場合には、前記電流/電圧変換回路及び前記増幅回路を構成する電子部品に、オフセット電圧が温度ドリフトが少ない高コストのものを使用する必要がないため、ガスセンサ装置を低コストで提供することができる。
また、後述する本発明の第1の態様及び第2の態様において、前記オフセット電圧保持手段は、前記ガス濃度検出手段によるガス濃度の検出が行われる以前の所定時間内において、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が遮断状態とされているときの前記増幅回路の出力電圧を、前記第1オフセット電圧として保持することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記ガス濃度検出手段によるガス濃度の検出が行われる以前の所定時間内において、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態として前記第1オフセット電圧を保持することで、時間の経過に伴なうオフセット電圧の変化や温度ドリフトの影響を低減して、ガス濃度を検出することができる。
ここで、上述した前記ガス濃度検出手段によるガス濃度の検出が行われる以前の所定時間は、極力短時間である方が温度ドリフトの影響を低減することができるが、前記増幅回路の時定数(入力信号が変化してから出力が安定するまでの時間)分の待ち時間が最低限必要となる。そのため、前記所定時間は、前記増幅回路の時定数を考慮して、例えば数10ミリ秒〜1秒以下の範囲で設定される。
次に、本発明の第1の態様は、前記電流/電圧変換回路に、第2オフセット電圧を供給するオフセット電圧供給回路と、前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を、導通状態と遮断状態とに切換える第2スイッチ回路と、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が遮断状態とされているときは、前記第2スイッチ回路により前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を導通状態とし、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路間が導通状態とされているときには、前記第2スイッチ回路により前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を遮断状態とするガスセンサ検出状態維持手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明において、一般に、ガスセンサの電流出力が安定するまでには、ガスセンサへの通電を開始してからある程度の時間を要する。この時間は、一般的にはおよそ数10秒〜数分程度である。そして、ガスセンサの電流出力の安定を待つ時間が長いと、上述したように、前記第1オフセット電圧を保持した後、前記第1のスイッチ回路によりガスセンサと電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態から導通状態に切換えたときに、ガス濃度の検出を安定して行うことができるようになるまでの間隔が長くなり、前記電流/電圧変換回路や前記増幅回路におけるオフセット電圧の変化や温度ドリフトの影響が大きくなる。そのため、前記ガス濃度検出手段によるガス濃度の検出精度が低下する。
そこで、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路間が遮断状態とされているときに、前記第2スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を導通状態として、ガスセンサをガス濃度の検出時と同様に通電された状態に維持することによって、前記第1スイッチ回路により、ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態から導通状態に切換えたときに、ガスセンサの出力電流の安定を待つことなく、速やかに前記ガス濃度検出手段によってガス濃度を検出することができる。
また、上記第1の態様において、前記第1スイッチ回路は、半導体スイッチであることを特徴とする。
かかる本発明において、前記第1スイッチが半導体スイッチであるときには、該半導体スイッチをOFF状態としても若干の漏れ電流が流れる。そこで、前記第2スイッチにより、ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を導通状態として、ガスセンサの電流出力端子の電位を前記電流/電圧変換回路の入力部の電位とほぼ等しくすることによって、該漏れ電流を減少させて前記第1オフセット電圧をより精度良く保持することができる。
また、上記第1の態様において、所定の動作判定用電圧の出力部と前記電流/電圧変換回路の入力部間を、抵抗を介した導通状態と遮断状態とに切換える第3スイッチ回路と、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態にし、前記第2スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を遮断状態にし、前記第3スイッチ回路により、前記動作判定用電圧の出力部と前記電流/電圧変換回路の入力部間を前記抵抗を介して導通状態としたときに、前記電流/電圧変換回路の出力電圧及び前記増幅回路の出力電圧が、前記動作判定用電圧と前記抵抗に応じて設定された許容電圧範囲内となるか否かによって、前記電流/電圧変換回路と前記増幅回路の動作状態を判定する動作状態判定手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記第3スイッチ回路により、前記動作判定用電圧の出力部と前記電流/電圧変換回路の入力部間を導通状態としたときに、前記電流/電圧変換回路及び前記増幅回路が正常に動作していれば、前記電流/電圧変換回路及び前記増幅回路の出力は前記許容電圧範囲内となる。しかし、前記電流/電圧変換回路又は前記増幅回路が故障していたときには、前記電流/電圧変換回路又は前記増幅回路の出力電圧が前記許容電圧範囲外となる。そのため、前記動作状態判定手段は、前記電流/電圧変換回路及び前記増幅回路の出力電圧が前記許容電圧範囲内となるか否かによって、前記電流/電圧変換回路と前記増幅回路の動作状態を個別に判定することができる。
また、上記第1の態様において、前記電流/電圧変換回路又は前記増幅回路のゲインを決定する帰還回路網が、ガスセンサの感度の直線性補正用のサーミスタを用いて構成され、前記動作状態判定手段が、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態にし、前記第2スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を遮断状態にし、前記第3スイッチ回路により、前記動作判定用電圧の出力部と前記電流/電圧変換回路の入力部間を前記抵抗を介して導通状態としたときに、前記電流/電圧変換回路の出力電圧及び前記増幅回路の出力電圧が、前記許容電圧範囲内となる場合に、前記増幅回路の出力電圧と、前記抵抗及び前記第2オフセット電圧により定まる前記電流/電圧変換回路への入出力電流とに基づいて、前記サーミスタの抵抗値を算出し、前記サーミスタの抵抗値と温度との変換マップ又は変換式に、該算出した前記サーミスタの抵抗値を適用して得た温度を、前記ガスセンサの温度又は前記ガスセンサの周囲温度として検出するガスセンサ温度検出手段を備えたことを特徴とする。
かかる本発明においては、前記電流/電圧変換回路又は前記増幅回路のゲインを決定する帰還回路網が、ガスセンサの感度の直線性補正用のサーミスタを用いて構成されている。そのため、前記前記電流/電圧変換回路と増幅回路によるトータルのゲインが、温度により変化する前記サーミスタの抵抗値に応じて変動する。そして、前記増幅回路の出力電圧と、前記抵抗及び前記第2オフセット電圧により定まる前記電流/電圧変換回路への入出力電流とにより、前記前記電流/電圧変換回路と増幅回路によるトータルのゲインを求めることができる。そこで、前記ガスセンサ温度検出手段は、前記増幅回路の出力電圧と、前記抵抗及び前記第2オフセット電圧により定まる前記電流/電圧変換回路への入出力電流とに基づいて、前記サーミスタの抵抗値を算出することができる。そして、前記ガスセンサ温度検出手段は、前記サーミスタの抵抗値と温度との変換マップ又は変換式に、該算出した前記サーミスタの抵抗値を適用して得た温度を、前記ガスセンサの温度又は前記ガスセンサの周囲温度として検出することができる。
この場合には、前記ガスセンサの感度の直線性補正用のサーミスタを用いて、前記ガスセンサの温度又は周囲温度を検出することができ、前記ガスセンサの温度を検出するためのサーミスタ及びその周辺回路を専用に設ける必要がない。そして、前記ガスセンサ温度検出手段による検出温度に基づいて、前記ガスセンサの温度や前記ガスセンサの周囲温度が異常上昇したときや、前記ガスセンサの温度が動作保証温度範囲から外れたときに、警報を行う等の対処をすることができる。
次に、本発明の第2の態様は、前記ガスセンサは、前記電流出力端子に相当する検知電極と、対向電極及び参照電極を有する電気化学式ガスセンサであり、ガスセンサの使用開始時に、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの検知電極と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態として、ガスセンサの対向電極と参照電極間に感度検出用電圧を所定時間印加した直後に、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの検知電極と前記電流/電圧変換回路の入力部間を導通状態としたときの、該感度検出用電圧に対する前記電流/電圧変換回路の出力電圧の比率を初期比率とし、その後、所定のタイミングで、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの検知電極と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態として、ガスセンサの対向電極と参照電極間に前記感度検出用電圧を前記所定時間印加した直後に、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの検知電極と前記電流/電圧変換回路の入力部間を導通状態としたときの、前記感度検出用電圧に対する前記電流/電圧変換回路の出力電圧の比率の前記初期比率に対する減少度合に応じて、前記ガス濃度検出手段により検出されたガス濃度を補正するガス濃度補正手段を備えたことを特徴とする。
かかる本発明において、所定のタイミングで、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの検知電極と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態として、ガスセンサの対向電極と参照電極間に感度検出用電圧を所定時間印加した直後に、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの検知電極と前記電流/電圧変換回路の入力部間を導通状態としたときの、前記感度検出用電圧に対する前記電流/電圧変換回路の出力電圧の比率の前記初期比率に対する減少度合は、ガスセンサの使用開示時からの感度の低下度合を反映したものとなる。そのため、この減少度合に応じて、前記ガス濃度補正手段により、前記ガス濃度検出手段により算出されたガス濃度を補正することによって、ガスセンサの経時的な感度の低下の影響を抑制して、ガス濃度を精度良く検出することができる。
本発明の実施形態の一例について、図1〜図2を参照して説明する。図1は本実施形態のガスセンサ装置の回路構成図であり、本実施のガスセンサ装置1は、COセンサ10(本発明のガスセンサに相当する)と接続して使用され、COセンサ10の出力電流に基づいてCOの濃度を算出するものでる。
図1を参照して、ガスセンサ装置1は、マイクロコンピュータ60(以下、マイコン60という)等により構成された電子ユニットであり、接続端子15,16,17を介してCOセンサ10が接続されている。
COセンサ10は、検知電極12(本発明の電流出力端子に相当する)と対向電極11と参照電極13とを有する3電極方式の電気化学式のガスセンサであり、対向電極11と参照電極13は、接続端子15,16を介して電圧印加回路20と接続されている。電圧印加回路20は、一酸化炭素濃度(CO濃度)の検出時に、参照電極13の電位が一定に保たれるように対向電極11に印加する電圧を制御する。そして、これにより、CO濃度と検知電極12に流れるセンサ電流Isとの相関の直線性と安定性を向上させている。COセンサ10は、CO濃度が高くなるに従って、検知電極12に流れるセンサ電流Isが大きくなる特性を有している。
ガスセンサ装置1は、COセンサ10から入出力されるセンサ電流Isを電圧V1に変換する電流/電圧変換回路30、電流/電圧変換回路30の出力電圧V1を増幅する増幅回路40、COセンサ10の検知電極12と電流/電圧変換回路30の入力部32(OPアンプ31の負入力部)間を、導通状態と遮断状態とに切換える第1スイッチ回路50、電流/電圧変換回路30と増幅回路40を安定動作させるための第2オフセット電圧Voff_2を生成して、電流/電圧変換回路30の入力部33と増幅回路40の入力部42(OPアンプ31の正入力部及びOPアンプ41の負入力部)に供給するオフセット電圧供給回路55、COセンサ10の電流出力端子12と第2オフセット電圧Voff_2の出力部間を導通状態と遮断状態とに切換える第2スイッチ回路51、及び、動作判定用電圧であるGNDと電流/電圧変換回路30の入力部32間を抵抗R5を介した導通状態と遮断状態とに切換える第3スイッチ回路52を備えている。
電流/電圧変換回路30は、そのゲインを決定する帰還回路網がサーミスタR1を用いて構成されている。サーミスタR1は、COセンサ10の温度に応じて電流/電圧変換回路30のゲインを変化させ、これによりCOセンサ10の温度変化に対する感度の直線性を補正するためのものである。サーミスタR1はCOセンサ10の近傍に配置されている。
なお、本実施形態では、サーミスタR1を用いて電流/電圧変換回路30のゲインを決定する帰還回路網を構成したが、サーミスタを用いて増幅回路40のゲインを決定する帰還回路網を構成するようにしてもよい。
また、図1では、説明を簡略化するために、電流/電圧変換回路30のゲインを決定する帰還回路網をサーミスタR1のみによって構成した例を示したが、サーミスタと抵抗の直列又は並列回路等により帰還回路網を構成するようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、増幅回路40を非反転増幅器の構成としたが、反転増幅器の構成としてもよい。
また、マイコン60に、CO濃度検出用の制御プログラムを実行させることによって、マイコン60が、オフセット電圧保持手段61、ガス濃度検出手段62、ガスセンサ検出状態維持手段63、動作状態判定手段64、ガス濃度補正手段65、及びガスセンサ温度検出手段66として機能する。
また、マイコン60のADポート(アナログ/デジタル変換ポート)AD2に、増幅回路40の出力電圧V2が入力されて、V2のデジタル変換値がマイコン60に取り込まれる。また、ADポートAD1に電流/電圧変換回路30の出力電圧V1が入力されて、V1のデジタル変換値がマイコン60に取り込まれる。
また、マイコン60の出力ポートPo1の出力レベル(Highレベル/Loレベル)に応じて、第1スイッチ回路50のON(導通)/OFF(遮断)が切り換わる。同様にして、マイコン60の出力ポートPo2の出力レベルに応じて、第2スイッチ回路51のON/OFFが切り換わり、マイコン60の出力ポートPo3の出力レベルに応じて、第3スイッチ回路52のON/OFFが切り換わる。
以下、オフセット電圧保持手段61、ガス濃度検出手段62、ガスセンサ検出状態維持手段63、動作状態判定手段64、ガス濃度補正手段65、及びガスセンサ温度検出手段66の動作について説明する。
オフセット電圧保持手段61は、一酸化炭素濃度の検出を行う時点以前の所定時間内(例えば数100msec前)に、第1スイッチ回路50及び第3スイッチ回路52をOFFする。また、この時、後述するように、ガスセンサ検出状態維持手段63によって第2スイッチ回路51はONとなっている。
これにより、電流/電圧変換回路30の入力部32が、COセンサ10の電流出力端子12及び動作判定用電圧Vccの出力部から遮断された状態となる。
そのため、このときにマイコン60のADポートAD2に入力される増幅回路40の出力電圧V2は、COセンサ10のセンサ電流Isがゼロであるときの電圧に相当するものとなる。そこで、オフセット電圧保持手段61は、このときのV2のデジタル変換値を第1オフセット電圧Voff_1としてメモリ(図示しない)に保持する。
この第1オフセット電圧Voff_1は、オフセット電圧供給回路55から供給される第2オフセット電圧Voff_2の他に、電流/電圧変換回路30及び増幅回路40が有するオフセット電圧や温度ドリフトによる電圧変動も加わった、総合的な電流/電圧変換回路30及び増幅回路40のオフセット電圧(ここでは、センサ電流Isがゼロであるときの電圧V2を意味する)となる。
次に、ガス濃度検出手段62は、オフセット電圧保持手段61により第1オフセット電圧Voff_1が保持された後、第2スイッチ回路51をOFFすると共に、第1スイッチ回路50をONする。そして、ガス濃度検出手段62は、ADポートから増幅回路40の出力電圧V2を取り込んでデジタル値に変換し、以下の式(1)により参照電圧Vrefを算出する。そして、ガス濃度検出手段62は、参照電圧Vrefと一酸化炭素濃度の変換マップ又は変換式に適用して、対応する一酸化炭素濃度を求める。
Vref=V2−Voff_1 ・・・・・ (1)
このように、上記式(1)により一酸化炭素濃度の参照電圧Vrefを算出する場合には、OPアンプ31,41に、無信号時のオフセット電圧や温度ドリフトによる出力電圧の変動が小さい高コストのものを使用する必要がないため、ガスセンサ装置1のコストを下げることができる。
次に、ガスセンサ検出状態維持手段63は、オフセット電圧保持手段61により、第1スイッチ回路50がOFFされているときに、第2スイッチ回路51をONに維持する。そして、これにより、COセンサ10の検知電極12が第2オフセット電圧Voff_2の出力部に接続された状態とされ、COセンサ10に通電された状態が維持される。
ここで、COセンサ10は、通電が開始されてからその電流出力が安定するまでにはある程度の待ち時間を要する。そこで、このように、ガスセンサ検出状態維持手段63により、第2スイッチ回路51をONしてCOセンサ10に通電された状態を維持することによって、ガス濃度検知手段62は、第2スイッチ回路51をOFFして第1スイッチ回路50をONしたときに、速やかに増幅回路40の出力電圧V2を取り込んでCO濃度を検出することができる。
また、第1スイッチ回路50はトランジスタやFET等を用いた半導体スイッチであり、OFF状態であっても電圧が印加されればリーク電流が流れる。そこで、第2スイッチ回路51をON状態として、第1スイッチ回路50の接続端子16側を第2オフセット電圧Voff_2の出力部と接続することによって、第1スイッチ回路50の電流/電圧変換回路30側の入力部32(電圧はほぼVoff_2となる)との電位差を縮小させて、第1スイッチ回路50におけるリーク電流を低減させることができる。そして、これにより、リーク電流の影響により第1オフセット電圧Voff_1の設定誤差が生じることを抑制することができる。
次に、動作状態判定手段64は、電流/電圧変換回路30と増幅回路40が正常に動作しているか否かを判定する処理を行う。動作状態判定手段64は、先ず、第1スイッチ回路50及び第2スイッチ回路51をOFFすると共に、第3スイッチ回路52をONする。これにより、電流/電圧変換回路30の入力部32が、抵抗を介してGNDに接続された状態になる。
そして、電流/電圧変換回路30と電圧増幅回路40が正常に動作しているときは、電流/電圧変換回路30の出力電圧V1と増幅回路40の出力電圧V2は、動作判定用電圧であるGNDと抵抗R5に応じて予め個別に設定された許容電圧範囲内となる。一方、電流/電圧変換回路30又は電圧増幅回路40が故障しているときには、電流/電圧変換回路30の出力電圧V1又は増幅回路40の出力電圧V2が許容電圧範囲から外れる。
そこで、動作状態判定手段64は、第1スイッチ回路50及び第2スイッチ回路51をOFFすると共に、第3スイッチ回路52をONしたときに、電流/電圧変換回路30の出力電圧V1又は増幅回路40の出力電圧V2が前記許容電圧範囲から外れたときには、電流/電圧変換回路30又は増幅回路40の故障が生じていると判定して、異常報知(図示しないブザーやランプ等による)を行う。
なお、本実施形態では、動作判定用電圧としてGNDを採用したが、動作判定用電圧は、電流/電圧変換回路30の出力電圧V1及び増幅回路40の出力電圧V2が飽和しない範囲で設定すればよい。
次に、ガスセンサ温度検出手段66は、COセンサ10の温度を検出する処理を行う。ガスセンサ温度検出手段66は、動作状態判定手段64の処理により、電流/電圧変換回路30と増幅回路40が正常に動作していると判定されたときに、ADポートAD2に入力される増幅回路40の出力電圧V2をデジタル値に変換して取り込む。
ここで、図1において、第1スイッチ回路50と第2スイッチ回路51がOFFであって、第3スイッチ回路52がONであるときに、抵抗R5に流れる電流をItとし、電流/電圧変換回路30のゲインをG1、増幅回路40のゲインをG2とすると、以下の式(2),式(3)の関係が成り立つ。
G1=Rth ・・・・・ (2)
V2=It×G1×G2=It×Rth×G2 ・・・・・ (3)
但し、Rth:サーミスタR1の抵抗値。
そのため、上記式(2)を変形した以下の式(4)によって、サーミスタR5の抵抗値Rthを算出することができる。
Rth=V2/(It×G2) ・・・・・ (4)
そして、ガスセンサ温度検出手段66は、サーミスタR1の抵抗値と温度との変換マップ又は変換式に、上記式(4)により算出した抵抗値Rthを適用して、対応する温度を求め、求めた温度をCOセンサ10の温度又はCOセンサ10に周囲温度として検出する。なお、サーミスタR1の抵抗値と温度の変換マップや変換式のデータは、予めメモリ(図示しない)に保持されている。
次に、ガス濃度補正手段65は、電圧印加回路20からCOセンサ10の対向電極11と参照電極13間に感度検出用電圧Vsを所定時間印加して、COセンサ10の感度低下を検出する。図2は、COセンサ10に感度検出用電圧Vsを印加したときの電流/電圧変換回路30の出力電圧Vos(=V1)の推移を示したものであり、縦軸が電圧(V)に設定され、横軸が時間(t)に設定されている。
図2の上段は、感度検出用電圧Vsの印加の態様を示したものであり、動作状態判定手段64は、第1スイッチ回路50をOFFすると共に、第2スイッチ回路51及び第3スイッチ回路52をOFFした状態で、電圧印加回路20からt1〜t2の間(本発明の所定時間に相当する)だけ感度検出用電圧Vsを印加し、その直後に第1スイッチ回路50をONする。
図2の下段は、感度検出用電圧Vsが印加されたときの電流/電圧変換回路30の出力電圧Vosの変化を示したものであり、図中a1はCOセンサ10の使用開始時のもの、図中a2はCOセンサ10の使用を開始してからある程度の期間が経過した時のものである。a1ではVosのピークがVos_1となっているのに対して、a2ではVosのピークがVos_2となっており、経時変化によってCOセンサ10の感度が低下していることがわかる。
そこで、ガス濃度補正手段65は、COセンサ10の使用開始時におけるVsに対するVosのピーク値の比率(Vos_1/Vs)を基準とした、期間経過後のVsに対するVosのピーク値の比率(Vos_2/Vs)の減少度合に応じて、この減少度合分を補償するように、上記式(1)による一酸化炭素濃度の算出値を補正する処理を行う。この補正により、経時変化によるCOセンサ10の感度低下の影響を抑制して、一酸化炭素濃度を精度良く検出することができる。
なお、ガス濃度検知手段62による一酸化炭素濃度が予め設定された報知レベル以上となったときに、報知を行なう構成においては、上記式(1)による一酸化炭素の検知濃度を補正する代わりに、該報知レベルを補正するようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、本発明のガスセンサとしてCOセンサを用いた例を示したが、他の種類のガスを対象としたガスセンサに対しても本発明の適用が可能である。
また、本実施形態においては、ガスセンサ検出状態維持手段63により、第1スイッチ回路50がOFFされたときに、第2スイッチ回路51をONしてCOセンサ10の通電状態を維持する処理を行ったが、この処理を行わない場合であっても本発明の効果を得ることができる。
また、本実施形態においては、動作状態判定手段64により、第3スイッチ回路52をONして電流/電圧変換回路30及び増幅回路40の動作状態を判定する処理を行ったが、この処理を行わない場合であっても本発明の効果を得ることができる。
また、本実施形態においては、電流/電圧変換回路30のゲインを決定する電流帰還回路網をサーミスタR1を用いて構成し、ガスセンサ温度検出手段66により、サーミスタR1の抵抗値Rthを求めてCOセンサ10の温度を検出する処理を行ったが、この処理を行わない場合であっても本発明の効果を得ることができる。
また、本実施形態においては、ガス濃度補正手段65により、COセンサ10に感度検出用電圧を印加して、COセンサ10の経時的な感度の低下度合を算出し、該低下度合に応じてガス濃度の検出値を補正する処理を行ったが、この処理を行わない場合であっても本発明の効果を得ることができる。
ガスセンサ装置の回路構成図。 COセンサの経時的な感度低下の説明図。
符号の説明
1…ガスセンサ装置、10…COセンサ、30…電流/電圧変換回路、40…増幅回路、50…第1スイッチ回路、51…第2スイッチ回路、52…第3スイッチ回路、55…オフセット電圧供給回路、60…マイクロコンピュータ、61…オフセット電圧保持手段、62…ガス濃度検出手段、63…ガスセンサ検出状態維持手段、64…動作状態判定手段、65…ガス濃度補正手段、66…ガスセンサ温度検出手段

Claims (6)

  1. ガスセンサの出力電流を電圧信号に変換する電流/電圧変換回路と、
    前記電圧信号を増幅して出力する増幅回路と、
    前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間を、導通状態と遮断状態とに切り換える第1スイッチ回路と、
    前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が遮断状態とされているときの前記増幅回路の出力電圧を、第1オフセット電圧として保持するオフセット電圧保持手段と、
    前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が導通状態とされているときの前記増幅回路の出力電圧から、前記第1オフセット電圧を減じた参照電圧に基づいてガス濃度を検出するガス濃度検出手段と
    前記電流/電圧変換回路に、第2オフセット電圧を供給するオフセット電圧供給回路と、
    前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を、導通状態と遮断状態とに切換える第2スイッチ回路と、
    前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が遮断状態とされているときは、前記第2スイッチ回路により前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を導通状態とし、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路間が導通状態とされているときには、前記第2スイッチ回路により前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を遮断状態とするガスセンサ検出状態維持手段とを備えたことを特徴とするガスセンサ装置。
  2. 請求項1記載のガスセンサ装置において、
    前記第1スイッチ回路は、半導体スイッチであることを特徴とするガスセンサ装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のガスセンサ装置において、
    所定の動作判定用電圧の出力部と前記電流/電圧変換回路の入力部間を、抵抗を介した導通状態と遮断状態とに切換える第3スイッチ回路と、
    前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態にし、前記第2スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を遮断状態にし、前記第3スイッチ回路により、前記動作判定用電圧の出力部と前記電流/電圧変換回路の入力部間を前記抵抗を介して導通状態としたときに、前記電流/電圧変換回路の出力電圧及び前記増幅回路の出力電圧が、前記動作判定用電圧と前記抵抗に応じて設定された許容電圧範囲内となるか否かによって、前記電流/電圧変換回路と前記増幅回路の動作状態を判定する動作状態判定手段とを備えたことを特徴とするガスセンサ装置。
  4. 請求項3記載のガスセンサ装置において、
    前記電流/電圧変換回路又は前記増幅回路のゲインを決定する帰還回路網が、ガスセンサの感度の直線性補正用のサーミスタを用いて構成され、
    前記動作状態判定手段が、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態にし、前記第2スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記第2オフセット電圧の出力部間を遮断状態にし、前記第3スイッチ回路により、前記動作判定用電圧の出力部と前記電流/電圧変換回路の入力部間を前記抵抗を介して導通状態としたときに、前記電流/電圧変換回路の出力電圧及び前記増幅回路の出力電圧が、前記許容電圧範囲内となる場合に、
    前記増幅回路の出力電圧と、前記抵抗及び前記第2オフセット電圧により定まる前記電流/電圧変換回路への入出力電流とに基づいて、前記サーミスタの抵抗値を算出し、前記サーミスタの抵抗値と温度との変換マップ又は変換式に、該算出した前記サーミスタの抵抗値を適用して得た温度を、前記ガスセンサの温度又は前記ガスセンサの周囲温度として検出するガスセンサ温度検出手段を備えたことを特徴とするガスセンサ装置。
  5. ガスセンサの出力電流を電圧信号に変換する電流/電圧変換回路と、
    前記電圧信号を増幅して出力する増幅回路と、
    前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間を、導通状態と遮断状態とに切り換える第1スイッチ回路と、
    前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が遮断状態とされているときの前記増幅回路の出力電圧を、第1オフセット電圧として保持するオフセット電圧保持手段と、
    前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が導通状態とされているときの前記増幅回路の出力電圧から、前記第1オフセット電圧を減じた参照電圧に基づいてガス濃度を検出するガス濃度検出手段とを備え
    前記ガスセンサは、前記電流出力端子に相当する検知電極と、対向電極及び参照電極を有する電気化学式ガスセンサであり、
    ガスセンサの使用開始時に、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの検知電極と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態として、ガスセンサの対向電極と参照電極間に感度検出用電圧を所定時間印加した直後に、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの検知電極と前記電流/電圧変換回路の入力部間を導通状態としたときの、該感度検出用電圧に対する前記電流/電圧変換回路の出力電圧の比率を初期比率とし、その後、所定のタイミングで、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの検知電極と前記電流/電圧変換回路の入力部間を遮断状態として、ガスセンサの対向電極と参照電極間に前記感度検出用電圧を前記所定時間印加した直後に、前記第1スイッチ回路によりガスセンサの検知電極と前記電流/電圧変換回路の入力部間を導通状態としたときの、前記感度検出用電圧に対する前記電流/電圧変換回路の出力電圧の比率の前記初期比率に対する減少度合に応じて、前記ガス濃度検出手段により検出されたガス濃度を補正するガス濃度補正手段を備えたことを特徴とするガスセンサ装置。
  6. 請求項1から請求項5のうちいずれか1項記載のガスセンサ装置において、
    前記オフセット電圧保持手段は、前記ガス濃度検出手段によるガス濃度の検出が行われる以前の所定時間内において、前記第1スイッチ回路により、前記ガスセンサの電流出力端子と前記電流/電圧変換回路の入力部間が遮断状態とされているときの前記増幅回路の出力電圧を、前記第1オフセット電圧として保持することを特徴とするガスセンサ装置。
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