JP4329530B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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本発明は、空調機、冷凍機等に使用されるスクロール圧縮機に関するものである。
以下に従来のスクロール圧縮機の圧縮機構部への給油方式(例えば、特許文献1参照)について図面を参照にしながら説明する。
図14は特許文献1に記載された従来のスクロール圧縮機の縦断面図を示すものである。
図14に示すように、旋回軸受18を潤滑した後の潤滑油は旋回スクロール2の背部5に満たされる。一方、旋回スクロール2のスクロールラップ2bの先端にはチップシール
溝2cが設けられており、これにチップシール22が装着されている。また、固定スクロール1のスクロールラップ1bの先端にもチップシールが装着されている。旋回スクロール2には、このチップシール溝2cと旋回スクロール背部5とを連通させる連通孔2dが形成されている。この旋回スクロール背部5の圧力は連通孔2dの断面積で絞られ概ね一定に保たれているため、潤滑油量を常に好ましい状態に保つことができる。旋回スクロール2の背部5に満たされた潤滑油8は連通孔2dよりチップシール溝2cに供給され、チップシール22の背面部2fはもちろんのことスクロールラップ2b先端部の隙間まで全面が潤滑油8で覆われる。チップシール22の周囲から溢れた潤滑油8はさらに、固定スクロール1に配設されたチップシール21の周囲を覆うようになる。
この結果、チップシール21、22の全面が潤滑油8によって覆われるため、シール性能が向上し、さらにはチップシール先端面の摺動特性も向上する。また、潤滑油8は常に供給されるためチップシール先端部に摩擦熱がこもらず常に比較的低い温度が保たれ、摺動特性を向上させることができる。また、チップシール22は図に示すように、潤滑油8の圧力によって固定スクロール1の歯底面に所定の力で押し付けられるため、スクロールラップの先端部における径方向の洩れを低減できる。
特開平6−288361号公報
しかしながら、上記従来の構成では、吐出圧力空間に連通する給油孔2dが吸入空間に連通するチップシール溝2cに開口しているため、その圧力差に応じた給油量が連続的に給油孔2d経由で吸入室内に供給されることになり、その結果吸入ガスは高温高圧オイルからの受熱損失により、体積効率が低下するという課題を有していた。
これを改善する方策としては、給油孔2dの孔径を小さくするかチップシール溝2cを浅くして流路抵抗により給油量を減らす、もしくはチップシール溝2c長さを短くして端部を吸入室から離して、受熱損失を減らせばよいが、前者の方策ではチップシール溝2cとチップシール22の間に生じる隙間を十分にシールできないという性能面の課題が生じ、後者の場合は吸入空間のシールと潤滑が不足するという信頼性面の課題が生じる。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、高性能かつ高信頼性を確保するスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明は旋回スクロール部品のラップ先端面にチップシール溝を設けずにかつラップ先端面に高圧空間のオイル溜まりに連通する複数の給油細孔を設けるものである。
この複数の給油細孔により、圧縮途中の圧縮室に差圧給油し、圧縮室のシールを高めるとともに、摺動部の潤滑と冷却を促進するものである。
本発明のスクロール圧縮機は、旋回スクロール部品のラップ先端に設けた複数の給油細孔からの給油によりチップシールを使用することなく、高性能かつ高信頼性を実現することができる。
本発明は旋回スクロール部品のラップ先端面にチップシール溝を設けずにかつラップ先端面に高圧空間のオイル溜まりに連通する複数の給油細孔を設け、前記給油細孔の孔径を
、細孔の両端の差圧が大きくなるラップ巻終わり側ほど小さくすることによって、吸入空間への過剰給油を抑え、冷媒ガスの過熱による体積効率の低下を回避することができ、更なる高性能化を図ることができるものである。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態におけるスクロール圧縮機の縦断面図、図2は旋回スクロール部品の拡大断面図、図3は旋回スクロール部品をラップ側から見た図である。なお、図1は複数の給油細孔が別々の給油経路に接続されたもの、図2及び図3は複数の給油細孔が1つの給油経路に接続されたものを示しているが、いずれも本願発明の範疇に属するものである。
図1において、吸入管101より吸い込まれた冷媒ガスは、固定スクロール部品103の吸入通路102を経て、旋回スクロール部品104とかみ合わさってできる圧縮室105a、bに閉じ込められ、中心に向かって容積を減少させながら圧縮され、吐出ポート106より吐出される。潤滑油はトロコイドポンプ107によって吸い上げられ、クランクシャフト108の内部の貫通孔109を通り旋回スクロール部品104の偏心軸受け内部空間110へと導かれる。
ここから、オイル流路は二手に分岐し、一方は旋回スクロール部品104の鏡板内に設けられ反ラップ側に開口する絞り部111を経由して固定スクロール部品103と旋回スクロール部品104と主軸受部品112に囲まれて形成される背圧室113へと導かれる。この背圧室113は吐出圧力と吸入圧力の中間圧力となっており、背圧調整機構114によりこの中間圧力を一定圧となるよう制御する。背圧調整機構114は、背圧室113と固定スクロール部品103の吸入孔近傍115と連通する通路116との間に、バルブ117を設けたもので、背圧室113の圧力が設定圧力より高くなるとバルブ117が開き、背圧室113のオイルが吸入空間118へ供給され、背圧室内をほぼ一定の中間圧力に維持している。また吸入空間118へ供給されたオイルは旋回スクロール部品104の旋回運動とともに圧縮室105aへと移動し、圧縮室間の漏れ防止に役立っている。
もう一方のオイル流路は旋回スクロール部品104の鏡板内に形成された第1の給油経路119aからラップ内の高さ方向に設けられた第1の給油細孔120aへ導かれ、圧縮室105aに給油される。同様に、旋回スクロール部品104の鏡板内に形成された第2の給油経路119bからラップ内の高さ方向に設けられた第2の給油細孔120bへ導かれ、別の圧縮室105bに給油される。固定スクロール部品103のラップ高さと旋回スクロール部品104のラップ高さを適量に設定することによって、チップシールを使用しなくても第1の給油細孔120aおよび第2の給油細孔120bからの給油によって、圧縮室間のシールを確保でき圧縮モレを回避することができる。また、この給油により、ラップ間等の摺動部の潤滑と冷却もおこなうことができ、摩耗や焼付きを回避することができる。
なお、第1の給油細孔120aと第2の給油細孔120bは冷媒吸入から吐出までの間の給油が必要な任意の位置にそれぞれ設けることによって、給油配分することができる。本実施例では給油孔が2つの場合で説明したが、必要に応じてその数を増やせばよい。
そして、本願発明は、図2及び図3に示すように、ラップの巻終り側に設ける第2の給油細孔120hの径寸法を巻始め側に設ける第1の給油孔120gの径寸法より小さくする構成にしたものである。このような構成にすることによって、給油細孔の両開口端の差圧が大きくなる巻終り側の第2の給油細孔120h経由の給油量を抵抗をつけることによ
って抑え、吸入ガスの過熱による体積効率の低下を回避することが可能になり、更なる高性能化を図ることができる。
以上のように、本発明のスクロール圧縮機は、チップシールを使用することなく、高性能かつ高信頼性を実現することができるので、空調機、冷凍機等に適用できる。
本発明の一実施の形態におけるスクロール圧縮機の縦断面図 同旋回スクロール部品の拡大断面図 同旋回スクロール部品をラップ側より見た図 従来のスクロール圧縮機の断面図
101 吸入管
102 吸入通路
103 固定スクロール部品
104 旋回スクロール部品
105a 圧縮室
105b 圧縮室
106 吐出ポート
107 トロコイドポンプ
108 クランクシャフト
109 貫通孔
110 偏心軸受け内部空間
111 絞り部
112 軸受
113 背圧室
114 背圧調整機構
116 斜め通路
117 バルブ
119 給油通路
120 給油細孔

Claims (1)

  1. 鏡板上に渦巻きラップを形成した固定スクロール部品と旋回スクロール部品のラップどうしをかみ合わせて複数の圧縮室を形成し、前記旋回スクロール部品の反ラップ側鏡板面に一定圧を印加することで両スクロール部品の鏡板部とラップ先端部とを互いに接触させ、前記旋回スクロール部品の反ラップ側鏡板面に配置された自転拘束部品により旋回スクロール部品の自転を防ぎつつ旋回運動をさせることにより、前記圧縮室を外周側から中心に向かって容積を減少させながら移動させて圧縮を行うスクロール圧縮機であって、前記旋回スクロール部品のラップ先端面に高圧空間のオイル溜まりに連通する複数の給油細孔を設け、前記旋回スクロール部品のラップ先端面に設けられる複数の給油細孔の孔径を、ラップ巻終わり側ほど小さくしたスクロール圧縮機。
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