JP4327071B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置、特に、両面原稿読み取り可能な画像読取装置に関するものである。
従来から両面原稿の同時読み取りを行う画像読取装置は既に知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、両面原稿の表裏に形成された画像を読み取る2つの読取センサを備え、読み取った画像データを一旦ページ単位でメモリに格納し、それからページ単位で外部装置へ送信している。ページ単位でメモリに格納されるデータ量は、読取解像度が高くなればなる程大きくなる。従って、この方法によれば、有る程度の画像品質を維持するためには、大容量のメモリが必要になってくる。
特開2000−151907号公報
本発明によって解決しようとする問題点は、ページ単位でメモリに格納されるデータ量は、読取解像度が高くなればなる程大きくなるので、有る程度の画像品質を維持するためには、大容量のメモリが必要になりコスト高に成ってしまう点である。
本発明は、画像読取条件を受け入れる読取条件受入部と、前記読取条件受入部が受け入れた前記画像読取条件に基づいて両面原稿の一方のページを読み取る第一の読取手段と、前記読取条件受入部が受け入れた前記画像読取条件に基づいて前記両面原稿の他方のページを前記一方のページと同時に読み取る第二の読取手段と、前記第一の読取手段が読み取った画像情報を格納する第一の格納部と、前記第二の読取手段が読み取った画像情報を格納する第二の格納部と、前記第一の格納部及び前記第二の格納部から、前記画像情報をブロック単位で読み出すブロック単位読出モード及びページ単位で読み出すページ単位読出モードの何れか一方のモードに基づいて前記画像情報を読み出すデータ読出部と、前記画像読取条件に基づく読取情報量と、前記第一の格納部又は前記第二の格納部のメモリ容量とを比較し、該比較結果に基づいて、前記データ読出部の読出モードとして前記ブロック単位読出モード及び前記ページ単位読出モードの何れか一方を選択する読出モード選択部とを備え、前記読出モード選択部により前記ページ単位読出モードが選択された場合、前記データ読出部は、前記画像情報の前記第一の格納部への格納が開始した時点で同時的に該格納部からの前記画像情報の読み出しを開始し、該第一の格納部に対し全ての画像情報の読み出しが終了すると、前記第二の格納部に対し前記画像情報の読み出しを開始することを特徴とする。
読出モード選択部を備えることによって、操作者が希望する画像読取条件に基づく読取情報量と、装置内に備える第一の格納部及び第二の格納部のメモリ容量とを比較し、ブロック単位読み出しモード、ページ単位読み出しモードの何れかが選択される。そして、メモリ容量が大きい場合にはページ単位読み出しモードが選択され、データ転送時間を短くすることが出来、又、メモリ容量が小さい場合には、ブロック単位読み出しモードが選択され、小さいメモリ容量でもデータ転送を可能にすることが出来る。その結果、メモリ容量を通常の画像品質に合わせて設定し、この通常の画像品質を越える解像度が要求された場合等のみにブロック単位での処理を実行するので、大容量のメモリを備えることなく、データ転送時間を短くし、且つ、画像品質を維持することが可能になるので、コストの低減に役立つという効果を得る。
本発明による画像読取装置では、ページ単位読出モード及びブロック単位読出モードのうち何れか一方のモードを選択する読出モード選択部を、装置内部のCPUが、予め、ROM内に予め格納されている所定のプログラムを実行することによって起動するコンピュータ制御手段によって構成することによって実現した。その結果部品点数を増加させること無く実現出来た。
図1は、実施例1の画像読取装置の機能ブロック図である。
図に示すように、実施例1の画像読取装置100は、インタフェース部1と、読取条件受入部2と、画像読取部3と、A/D変換部4と、バッファ5と、バッファ6と、読出モード選択部7と、データ読出部8と、機構制御部9と、システムメモリ10と、CPU11とを備える。
インタフェース部1は、画像読取装置100と外部装置12(例えば印刷装置)とを接続するインタフェース回路である。
読取条件受入部2は、操作パネル2−1を介して操作者の意向を受け入れたり、画像読取装置100の制御プロセス等を操作者へ通知する部分である。特に、本実施例では、原稿サイズ、読取解像度、色指定などの画像読取条件を操作者から受け入れる部分である。この部分は、ROM10−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU11が実行することによって起動される部分である。
画像読取部3は、読取センサ(1)3−1及び読取センサ(2)3−2を介して搬送路(図示しない)上を搬送されてくる両面原稿(図示していない)の表ページ及び裏ページから同時に画像情報を読み取って、そのアナログデータをA/D変換部4へ送出する部分である。この部分は、ROM10−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU11が実行することによって起動される部分である。
読取センサ(1)3−1及び読取センサ(2)3−2は、通常、原稿の読み取りに必要な光を原稿に向けて発生させる光源としてのLEDアレイと、その反射光を受け入れるロッドレンズアレイと、ロッドレンズアレイによって集光された光を光電変換するフォトトランジスタと、このフォトトランジスタから画像情報(アナログデータ)を取得する制御回路とから構成される。この読取センサ(1)3−1及び読取センサ(2)3−2は、搬送路上を搬送されてくる両面原稿を挟むようにして搬送路の上下面に配設される。
A/D変換部4は、A/D変換器(1)4−1及び、A/D変換器(2)4−2を制御して画像読取部3から受け入れた画像情報(アナログデータ)をアナログ・ディジタル変換し、A/D変換器(1)4−1の出力を所定のブロックに分割し、バッファ(1)5の所定のアドレスに格納し、A/D変換器(2)4−2の出力を所定のブロックに分割し、バッファ(2)6の所定のアドレスに、それぞれ格納する部分である。但し、後記ページ単位読出モード処理の場合には、アドレスの先頭値からブロックを意識することなく連続して格納しても良い。この部分は、ROM10−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU11が実行することによって起動される部分である。
バッファ(1)5は、A/D変換部4の制御に基づいて、A/D変換器(1)4−1から受け入れた画像情報(ディジタルデータ)を格納するメモリである。
バッファ(2)6は、A/D変換部4の制御に基づいて、A/D変換器(2)4−2から受け入れた画像情報(ディジタルデータ)を格納するメモリである。バッファ(1)5及びバッファ(2)6のメモリ容量(Smem)は、操作者が要求する画像読取条件によって、通常最も多く求められる読取条件での読取情報量に合わせて設定される。この通常最も多く求められる読取条件での読取情報量は、装置の使用履歴などから経験則によって設定される場合が多い。尚、バッファ(1)5のメモリ容量(Smem1)と、バッファ(2)6のメモリ容量(Smem2)とは、必ずしも同じである必要はないが、以下等しく設定されるものとする。
読出モード選択部7は、操作者の求める画像読取条件に基づく読取情報量(Sscan)と、バッファ(1)5及びバッファ(2)6のメモリ容量(Smem)とを比較し、その比較結果に基づいて、ブロック単位読出モード及びページ単位読出モードの何れか一方を選択する部分である。その内部に、読取情報量算出手段7−1と読取モード決定手段7−2とを有している。通常、Sscan≦Smemのときページ単位読出モードを選択し、Sscan>Smemのときブロック単位読出モードを選択する。ここでページ単位読出モードとは、バッファ(1)5及びバッファ(2)6に格納されている画像情報をページ単位で読み出すモードであり、ブロック単位読出モードとは、バッファ(1)5及びバッファ(2)6に格納されている画像情報をブロック単位で読み出すモードである。この部分は、ROM10−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU11が実行することによって起動される部分である。
データ読出部8は、バッファ(1)5、及び、バッファ(2)6から画像情報を読み出してインタフェース部1を介して外部装置12へ送信する部分である。その内部には、ページ単位読出手段8−1とブロック単位読出手段8−2とを有している。この部分は、ROM10−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU11が実行することによって起動される部分である。
ページ単位読出手段8−1は、上記ページ単位読出モードを実行する手段であり、ブロック単位読出手段8−2は、上記ブロック単位読出モードを実行する手段である。ここで他の図を用いて両手段の動作について説明する。
図2は、読出しモードの動作説明図である。
(a)は、ページ単位読出モードのタイムチャートであり(ここでは当然のこととしてSscan≦Smem)、(b)は、Sscan≦Smemにおけるブロック単位読出モードのタイムチャートであり、(c)は、Sscan>Smemにおけるブロック単位読出モードのタイムチャートである。
(a)に於いて、上から順にそれぞれ、読取センサ(1)3−1(図1)の読み取り動作、バッファ(1)5(図1)に於けるデータ格納動作、バッファ(1)5(図1)からのデータ読み出し動作、読取センサ(2)3−2(図1)の読み取り動作、バッファ(2)6(図1)に於けるデータ格納動作、バッファ(2)6(図1)からのデータ読み出し動作を表し、最下段に共通の時刻を表している。
時刻T0
読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)が両面原稿の表裏から同時に画像情報の読み取りを開始する。
時刻T1
A/D変換部4(図1)は、読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)の出力する画像情報をA/D変換してバッファ(1)5(図1)、及び、バッファ(2)6(図1)へ格納を開始する。ここで、読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)による読み取り開始からバッファ(1)5(図1)及びバッファ(2)6(図1)への格納開始までは若干の遅延時間が発生する。
時刻T2
データ読出部8(図1)のページ単位読出手段8−1(図1)は、バッファ(1)5(図1)に格納されている画像情報(ディジタルデータ)をバッファ(1)5(図1)の先頭アドレスから順次読み出して、インタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここでは、データ読出部8(図1)による画像情報の読出、及び、送信系統は1系統なので、バッファ(2)6(図1)に格納されている画像情報(ディジタル)を同時に外部装置12(図1)へ送信することは出来ない点に留意すべきである。
時刻T3
読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)による画像情報(アナログデータ)の読み取りが終了する。
時刻T4
A/D変換部4(図1)によるバッファ(1)5(図1)、及び、バッファ(2)6(図1)への画像情報(ディジタルデータ)の格納が終了する。
時刻T5
ページ単位読出手段8−1(図1)による、バッファ(1)5(図1)からの画像情報の読み出し、及び、外部装置12(図1)へ送信が終了する。
時刻T6
データ読出部8(図1)のページ単位読出手段8−1(図1)は、引き続いてバッファ(2)6(図1)に格納されている画像情報をバッファ(2)6(図1)の先頭アドレスから順次読み出して、インタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここで時刻T5と時刻T6との間には若干の遅延時間が発生している点に留意すべきである。この遅延時間は、読み出す画像情報のアドレス設定等に要する時間である。
時刻T7
データ読出部8(図1)のページ単位読出手段8−1(図1)によるバッファ(2)6(図1)に格納されている画像情報の読み出し、及び、インタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)への送信を終了する。
(b)に於いて、上から順にそれぞれ、読取センサ(1)3−1(図1)の読み取り動作、バッファ(1)5(図1)に於けるデータ格納動作、バッファ(1)5(図1)からのデータ読み出し動作、読取センサ(2)3−2(図1)の読み取り動作、バッファ(2)6(図1)に於けるデータ格納動作、バッファ(2)6(図1)からのデータ読み出し動作を表し、最下段に共通の時刻を表している。
時刻T0
読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)が両面原稿の表裏から同時に画像情報(アナログデータ)の読み取りを開始する。
時刻T1
A/D変換部4(図1)は、読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)の出力する画像情報(アナログデータ)をA/D変換してバッファ(1)5(図1)バッファ(2)6(図1)へ格納を開始する。ここで、読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)による読み取りを開始からバッファ(1)5(図1)及びバッファ(2)6(図1)への格納開始までは若干の遅延時間が発生する。
時刻T2
データ読出部8(図1)のブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(1)5(図1)に格納されている画像情報(ディジタル)をバッファ(1)5(図1)のA1ブロックが格納されているアドレスの先頭から順次読み出して、インタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここでは、データ読出部8(図1)による画像情報の読出系統、及び、送信系統は1系統なので、バッファ(2)6(図1)に格納されている画像情報(ディジタル)を同時に外部装置12(図1)へ送信することは出来ない点に留意すべきである。
時刻T3
ブロック単位読出手段8−2(図1)による、バッファ(1)5(図1)のA1ブロックの読み出し、及び、外部装置12(図1)へ送信が終了する。
時刻T4
ブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(2)6(図1)にB1ブロックが格納されているアドレスの先頭から順次読み出してインタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここで時刻T3と時刻T4との間には若干の遅延時間が発生している点に留意すべきである。この遅延時間は、読み出す画像情報のアドレス設定等に要する時間である。
時刻T5
ブロック単位読出手段8−2(図1)による、バッファ(2)6(図1)のB1ブロックの読み出し、及び、外部装置12(図1)へ送信が終了する。
時刻T6
ブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(1)5(図1)にA2ブロックが格納されているアドレスの先頭から順次読み出してインタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここで時刻T5と時刻T6との間には若干の遅延時間が発生している点に留意すべきである。この遅延時間は、読み出す画像情報のアドレス設定等に要する時間である。
時刻T7
ブロック単位読出手段8−2(図1)による、バッファ(1)5(図1)のA2ブロックの読み出し、及び、外部装置12(図1)へ送信が終了する。
時刻T8
読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)による画像情報(アナログデータ)の読み取りが終了する。又、このときブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(2)6(図1)にB2ブロックが格納されているアドレスの先頭から順次読み出してインタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここで時刻T7と時刻T8との間には若干の遅延時間が発生している点に留意すべきである。この遅延時間は、読み出す画像情報のアドレス設定等に要する時間である。
時刻T9
A/D変換部4(図1)によるバッファ(1)5(図1)、及び、バッファ(2)6(図1)への画像情報(ディジタルデータ)の格納が終了する。
時刻T10
ブロック単位読出手段8−2(図1)による、バッファ(2)6(図1)のB2ブロックの読み出し、及び、外部装置12(図1)へ送信が終了する。
時刻T11〜時刻T18
以下同様にして、ブロック単位読出手段8−2(図1)が、バッファ(1)5(図1)及び、バッファ(2)6(図1)から、交互に、A3ブロック、B3ブロック、A4ブロック、B4ブロックを読み出して外部装置12(図1)へ送信し処理を終了する。
ここで(a)と(b)を比較検討する。ページ単位読出手段8−1(図1)による画像読み出しでは、バッファ(1)5(図1)、又は、バッファ(2)6(図1)に格納されている画像データの先頭アドレス値に読出アドレスを一旦設定すると、バッファ(1)5(図1)、又は、バッファ(2)6(図1)に格納されている画像データの全てが読み出されるまで読出アドレスを再設定する必要が無い。一方、ブロック単位読出手段8−2(図1)による画像読み出しでは、バッファ(1)5(図1)、又は、バッファ(2)6(図1)に格納されている画像データを交互にブロック単位で読み出すので、読み出しブロックが変わる毎に、各ブロックが格納されている領域のアドレスを検索し、読み出し開始アドレスを再設定する必要がある。その結果、読み出しブロックが変わる毎に、読み出し開始アドレスを再設定するための処理時間(遅延時間)が加算されることになり、全体の処理時間が長くなってしまう。
次にSscan>Smemにおけるブロック単位読出モードについて説明する。
(c)に於いて、上から順にそれぞれ、読取センサ(1)3−1(図1)の読み取り動作、バッファ(1)5(図1)に於けるデータ格納動作、バッファ(1)5(図1)からのデータ読み出し動作、読取センサ(2)3−2(図1)の読み取り動作、バッファ(2)6(図1)に於けるデータ格納動作、バッファ(2)6(図1)からのデータ読み出し動作を表し、最下段に共通の時刻を表している。尚、前提条件としてSscan=2Smemと仮定する。
時刻T0
読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)が両面原稿の表裏から同時に画像情報(アナログデータ)の読み取りを開始する。
時刻T1
A/D変換部4(図1)は、読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)の出力する画像情報(アナログデータ)をA/D変換してバッファ(1)5(図1)バッファ(2)6(図1)へ格納を開始する。ここで、読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)による読み取り開始からバッファ(1)5(図1)及びバッファ(2)6(図1)への格納開始までは若干の遅延時間が発生する。
時刻T2
データ読出部8(図1)のブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(1)5(図1)に格納されている画像情報(ディジタルデータ)をバッファ(1)5(図1)のA1ブロックが格納されているアドレスの先頭から順次読み出して、インタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここでは、データ読出部8(図1)による画像情報の読出系統、及び、送信系統は1系統なので、バッファ(2)6(図1)に格納されている画像情報(ディジタルデータ)を同時に外部装置12(図1)へ送信することは出来ない点に留意すべきである。
時刻T3
ブロック単位読出手段8−2(図1)による、バッファ(1)5(図1)のA1ブロックの読み出し、及び、外部装置12(図1)へ送信が終了する。
時刻T4
ブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(2)6(図1)にB1ブロックが格納されているアドレスの先頭から順次読み出してインタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここで時刻T3と時刻T4との間には若干の遅延時間が発生している点に留意すべきである。この遅延時間は、読み出す画像情報のアドレス設定等に要する時間である。
時刻T5
A/D変換部4(図1)によるバッファ(1)5(図1)、及び、バッファ(2)6(図1)への画像情報(ブロックA1、ブロックA2、及び、ブロックB1、ブロックB2)の格納が終了する(前提条件Sscan=2Smem)。
時刻T6
この時刻では、ブロックA1の送信が完了しているため、バッファ(1)5(図1)には、1ブロック分の空き領域が発生している。A/D変換部4(図1)は、読取センサ(1)3−1(図1)の出力するブロックA3の画像情報(アナログデータ)をA/D変換してバッファ(1)5(図1)の空き領域へ格納を開始する。
時刻T7
ブロック単位読出手段8−2(図1)による、バッファ(2)6(図1)のB1ブロックの読み出し、及び、外部装置12(図1)へ送信が終了する。
時刻T8
ブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(1)5(図1)に格納されているブロックA2の画像情報をバッファ(1)5(図1)のA2ブロックが格納されているアドレスの先頭から順次読み出して、インタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここで時刻T7と時刻T8との間には若干の遅延時間が発生している点に留意すべきである。この遅延時間は、読み出す画像情報のアドレス設定等に要する時間である。又、この時刻では、ブロックB1の送信が完了している。バッファ(2)6(図1)には、1ブロック分の空き領域が発生しているので、A/D変換部4(図1)は、読取センサ(1)3−1(図1)の出力するブロックB3の画像情報をA/D変換してバッファ(2)6(図1)の空き領域へ格納を開始する。
時刻T9
A/D変換部4(図1)によるバッファ(1)5(図1)、へのブロックA3の画像情報(ディジタル)の格納が終了する。
時刻T10
ブロック単位読出手段8−2(図1)による、バッファ(1)5(図1)のA2ブロックの読み出し、及び、外部装置12(図1)へ送信が終了する。又、このときA/D変換部4(図1)によるバッファ(2)6(図1)、へのブロックB3の画像情報(ディジタル)の格納が終了する。
時刻T11
この時刻では、ブロックA2の送信が完了しているため、バッファ(1)5(図1)には、1ブロック分の空き領域が発生している。A/D変換部4(図1)は、読取センサ(1)3−1(図1)の出力するブロックA4の画像情報をA/D変換してバッファ(1)5(図1)の空き領域へ格納を開始する。又、このときブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(2)6(図1)にB2ブロックが格納されているアドレスの先頭から順次読み出してインタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここで時刻T10と時刻T11との間には若干の遅延時間が発生している点に留意すべきである。この遅延時間は、読み出す画像情報のアドレス設定等に要する時間である。
時刻T12
A/D変換部4(図1)によるバッファ(1)5(図1)、へのブロックA4の画像情報(ディジタルデータ)の格納が終了する。又、このときブロック単位読出手段8−2(図1)による、バッファ(2)6(図1)のB2ブロックの読み出し、及び、外部装置12(図1)へ送信が終了する。
時刻T13
ブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(1)5(図1)に格納されているブロックA3の画像情報をバッファ(1)5(図1)のA3ブロックが格納されているアドレスの先頭から順次読み出して、インタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信を開始する。ここで時刻T12と時刻T13との間には若干の遅延時間が発生している点に留意すべきである。この遅延時間は、読み出す画像情報のアドレス設定等に要する時間である。又、この時刻では、ブロックB2の送信が完了しているため、バッファ(2)6(図1)には、1ブロック分の空き領域が発生しているので、A/D変換部4(図1)は、読取センサ(1)3−1(図1)の出力するブロックB4の画像情報をA/D変換してバッファ(2)6(図1)の空き領域へ格納を開始する。
時刻T14
読取センサ(1)3−1(図1)、及び、読取センサ(2)3−2(図1)による画像情報(アナログデータ)の読み取りが終了する。
時刻T15
ブロック単位読出手段8−2(図1)による、バッファ(1)5(図1)のA3ブロックの読み出し、及び、外部装置12(図1)へ送信が終了する。又、このときA/D変換部4(図1)によるバッファ(2)6(図1)、へのブロックB4の画像情報(ディジタル)の格納が終了する。
時刻T16〜時刻T21
以下同様にして、ブロック単位読出手段8−2(図1)が、バッファ(1)5(図1)及び、バッファ(2)6(図1)から、交互に、B3ブロック、A4ブロック、B4ブロックを読み出して外部装置12(図1)へ送信が終了し処理を終了する。
以上説明したように、ブロック単位読出手段8−2(図1)は、画像データを交互にブロック単位で読み出すので、1ブロックの送信が終了する毎に、バッファ(1)5(図1)、又は、バッファ(2)6(図1)に空き領域が発生する。この空き領域に、後に続くブロックを格納することが可能になるので、Sscan>Smemの場合であっても画像情報を読み取り、格納、及び、読み出し送信が可能になる。但し、上記(b)と同様に、画像データを交互にブロック単位で読み出すので、読み出しブロックが変わる毎に、各ブロックが格納されている領域のアドレスを検索し、読み出し開始アドレスを再設定する必要がある。その結果、読み出しブロックが変わる毎に、読み出し開始アドレスを再設定するための処理時間(遅延時間)が加算されることになり、全体の処理時間が長くなってしまう。
図1に戻って、機構制御部9は、画像読取装置100の内部に配設されているモータ9−1、用紙センサ(1)9−2、用紙センサ(2)9−3等を制御し、装置の機構部分全体を制御する部分である。この部分は、ROM10−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU11が実行することによって起動される部分である。
システムメモリ10は、CPU11が、画像読取装置100全体を制御するために必要なプログラム、制御データなどを予め格納するROM10−1と、CPU11が、演算処理に要するワーキングエリア等からなるRAM10−2とを有している。本実施例では、特に、CPU11が実行することによって、上記、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、読出モード選択部7、データ読出部8、機構制御部9とを起動するプログラムが、予め、ROM10−1に格納されている。又、上記、バッファ(1)5、及び、バッファ(2)6をRAM10−2の領域内に確保しても良い。
CPU11は、マイクロプロフェッサであり、システムメモリ10を用いて画像読取装置100全体を制御する部分である。特に本実施例では、ROM10−1に格納されている所定のプログラムを実行することによって、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、読出モード選択部7、データ読出部8、機構制御部9とを起動する部分でもある。
次に、画像読取装置100の読取センサ近傍に配設される主要機構部分の概要について説明する。
図3は、実施例1のスキャナ部分の概略構成図である。
図中、81は搬送路であり、両面原稿82は給紙トレイ83から用紙センサ(1)9−2、フィードローラ84、原稿分離材90、搬送ローラ85、用紙センサ(2)9−3、読取センサ(1)3−1、読取センサ(2)3−2、排出ローラ86を経て、排出トレイ89に排出される。ここで、用紙センサ(1)9−2は、給紙トレイ83の中に両面原稿82が有るとオン状態になり、無くなるとオフ状態になる。この用紙センサ(1)9−2のオン・オフ信号は、機構制御部9(図1)へ送られる。
用紙センサ(2)9−3は、両面原稿82が搬送路81上を読取センサ(1)3−1の近傍、所定の位置まで流れて来るとオン状態になり、それ以外の場合にはオフ状態になる。この用紙センサ(2)9−3のオン・オフ信号は、機構制御部9(図1)へ送られる。読取センサ(1)3−1は、両面原稿82の表ページを読み取るセンサである。読取センサ(2)3−2は、両面原稿82の裏ページを読み取るセンサである。読取センサ(1)3−1、及び、読取センサ(2)3−2によって読み取られた画像情報は、アナログデータとしてA/D変換部4(図1)へ送られることになる。
次に、実施例1の画像読取装置100の動作について説明する。最初に、両面原稿から画像情報(アナログデータ)を読み取ってA/D変換してバッファに格納する動作について説明し、その後、バッファから画像情報(ディジタルデータ)を読み出す動作について説明する。
図4は、実施例1の読み取り動作を表すフローチャートである。
このフローチャートは画像読取装置100が両面原稿を受け入れて画像読取部が画像情報(アナログデータ)を取得し、A/D変換部がA/D変換してバッファ(1)及びバッファ(2)に格納するまでの動作である。
図5は、実施例1の読出モード選択のフローチャートである。
このフローチャートは、図4の説明の中でステップS1−6を詳細に説明するフローチャートである。
図6は、実施例1の読取格納動作のフローチャートである。
このフローチャートは、図4の説明の中でステップS1−10を詳細に説明するフローチャートである。
図7は、実施例1の読取格納動作のフローチャートである。
このフローチャートは、図4の説明の中でステップS1−11を詳細に説明するフローチャートである。
図4のステップS1−1からステップS1−16までステップ順に説明する。
ステップS1−1
用紙センサ(1)9−2(図3)は、操作者によって両面原稿82(図3)が給紙トレイ83(図3)に載置されるのを待って待機し、両面原稿82(図3)が載置されるとオン状態になり、そのオン信号を機構制御部9(図1)へ送出してステップS1−2へ進む。
ステップS1−2
機構制御部9(図1)は、モータ9−1(図1)を1ステップ駆動して読取センサ(1)3−1(図2)及び読取センサ(2)3−2(図2)に向けて両面原稿82(図2)の走行を開始する。
ステップS1−3
用紙センサ(2)9−3(図2)は、両面原稿82(図2)の到来を待って待機し、両面原稿82(図2)を感知するとオン信号を機構制御部9(図1)へ送出してステップS1−4へ進む。両面原稿82(図2)を感知するまではステップS1−2とステップS1−3を繰り返す。
ステップS1−4
読取条件受入部2(図1)は、機構制御部9(図1)から両面原稿82(図2)を感知した旨の通知を受け入れると、操作パネル2−1(図1)に操作者に対して画像読取条件の入力を要求するメッセージを表示する。
ステップS1−5
読取条件受入部2(図1)は、操作者による画像読取条件の入力を待って待機し、画像読取条件の全てが入力されるとステップS1−6へ進む。
ステップS1−6
図5を用いてステップS1−6−1〜ステップS1−6−5までステップ順にステップS1−6の詳細について説明する。
ステップS1−6−1
読出モード選択部7(図1)の読取情報量算出手段7−1(図1)は、読取条件受入部2(図1)が、操作者から受け入れた画像読取条件に基づいて読取情報量(Sscan)を算出する。ここで、読取情報量(Sscan)算出の一例について説明する。仮に、操作者が、原稿サイズA3(幅297mm、長さ420mm)、読取解像度300dpi、色指定が24bitと入力したものと仮定する。このとき読取情報量算出手段7−1(図1)は、読取情報量(Sscan)を次式のように算出する。
Sscan=(297/25.4)(420/25.4)×300×24
≒417.6Mbit
≒52.2MByteとなる。
ステップS1−6−2
読出モード選択部7(図1)の読み取りモード決定手段(図1)は、バッファ(1)(図1)、及び、バッファ(2)(図1)のメモリ容量(Smem)をROM10−1(図1)から読み出す。ここでは一例としてメモリ容量(Smem)は、64MByteであったとする。
ステップS1−6−3
読み取りモード決定手段(図1)は、読取情報量(Sscan)とメモリ容量(Smem)とを比較し、Sscan>Smemの場合にはステップS1−6−4へ進み、Sscan≦Smemの場合には、ステップS1−6−5へ進む。
ステップS1−6−4
読出モード選択部7(図1)は、ブロック単位読出モードを選択してフローは、図4のステップS1−7へ戻る。
ステップS1−6−5
読出モード選択部7(図1)は、ページ単位読出モードを選択してフローは、図4のステップS1−7へ戻る。
上記例では、Sscan≦Smemになるのでページ単位読出モードが選択されることになる。
ステップS1−7
機構制御部9(図1)は、モータ9−1(図1)を駆動して両面原稿82(図3)を読取センサ(1)3−1(図3)及び読取センサ(1)3−1(図3)の位置まで搬送する。
ステップS1−8
用紙センサ(2)9−3がオンの場合はステップS1−9へ進み、オフの場合はステップS1−13へ進む。
ステップS1−9
画像読取部3(図1)は、外部装置(例えば印刷装置)12(図1)が起動するまで待機し、起動するとステップS1−10へ進む。
ステップS1−10
図6を用いてステップS1−10−1〜ステップS1−10−3までステップ順にステップS1−10の詳細について説明する。
ステップS1−10−1
画像読取部3(図1)は、読取センサ(1)3−1(図3)を制御して両面原稿82(図3)の表ページから画像情報(アナログデータ)を1ライン読み取る。
ステップS1−10−2
A/D変換部4(図1)は、A/D変換器(1)4−1を制御して読み取った画像情報(アナログデータ)をA/D変換する。
ステップS1−10−3
A/D変換部4(図1)は、A/D変換された画像情報(ディジタルデータ)をバッファ(1)5(図1)の所定のアドレスに格納してステップS1−11へ進む。
ステップS1−11
図7を用いてステップS1−11−1〜ステップS1−11−3までステップ順にステップS1−11の詳細について説明する。
ステップS1−11−1
画像読取部3(図1)は、読取センサ(2)3−2(図3)を制御して両面原稿82(図3)の裏ページから画像情報(アナログデータ)を1ライン読み取る。
ステップS1−11−2
A/D変換部4(図1)は、A/D変換器(1)4−1を制御して読み取った画像情報(アナログデータ)をA/D変換する。
ステップS1−11−3
A/D変換部4(図1)は、A/D変換された画像情報(ディジタルデータ)をバッファ(2)6(図1)の所定のアドレスに格納してステップS1−12へ進む。
ステップS1−12
機構制御部9(図1)は、モータ9−1(図1)を1ステップ駆動してステップS1−8へ戻る。以下、ステップS1−8からステップS1−12を繰り返し、ステップS1−8で用紙センサ(2)9−3がオフになると(両面原稿82の読み取り終了)ステップS1−13へ抜ける。
ステップS1−13
機構制御部9(図1)は、モータ9−1(図1)を駆動して両面原稿82(図3)を排出トレイ89(図3)まで搬送する。
ステップS1−14
用紙センサ(1)9−2(図3)がオン状態の場合(読み取るべき両面原稿が残っている場合)にはステップS1−15へ進み、オフ状態の場合(読み取るべき両面原稿が残っていない場合)にはフローを終了する。
ステップS1−15
用紙センサ(2)9−3がオンの場合はステップS1−7へ進み、オフの場合はステップS1−16へ進む。
ステップS1−16
機構制御部9(図1)は、モータ9−1(図1)を1ステップ駆動してステップS1−15へ戻る。ここでステップS1−15と、ステップS1−16とを繰り返すことによって給紙トレイ83(図3)に載置されている原稿束から次の1枚が分離され用紙センサ(2)9−3(図3)の位置まで搬送され、ステップS1−15からステップS1−7へ進むことになる。
続いて、バッファから画像情報(ディジタルデータ)を読み出す動作について説明する。
図8は、実施例1の読み出し動作を表すフローチャート(その1)である。
このフローチャートはデータ読出部が、バッファ(1)及びバッファ(2)に格納されている画像情報(ディジタルデータ)をページ単位読出モードで読み出して外部装置へ送信するまでの動作である。
図9は、実施例1の読み出し動作を表すフローチャート(その2)である。
このフローチャートはデータ読出部が、バッファ(1)及びバッファ(2)に格納されている画像情報(ディジタルデータ)をブロック単位読出モードで読み出して外部装置へ送信するまでの動作である。
ステップS1−21からステップS1−40までステップ順に実施例1の読み出し動作について説明する。
ステップS1−21(図8)
データ読出部8(図1)は、図4のステップS1−6(詳細フローは図5)で選択された読出モードがページ単位読出モードの場合にはステップS1−22へ進み、ブロック単位読出モードの場合にはステップS1−31へ進む。
ステップS1−22
データ読出部8(図1)のページ単位読出手段8−1(図1)は、バッファ(1)5(図1)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS1−23
ページ単位読出手段8−1(図1)は、バッファ(1)5(図1)から1ページ分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS1−26へ進み、未だ終了していない場合にはステップS1−24へ進む。
ステップS1−24
バッファ(1)5(図1)に画像情報が有ればステップS1−25へ進む。
ステップS1−25
ページ単位読出手段8−1(図1)は、バッファ(1)5(図1)から1ライン分の画像情報を読み出してインタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信してステップS1−23へ戻る。その後ステップS1−23〜ステップS1−25を繰り返し、1ページ分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS1−23からステップS1−26へ抜ける。
ステップS1−26
ページ単位読出手段8−1(図1)は、バッファ(2)6(図1)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS1−27
ページ単位読出手段8−1(図1)は、バッファ(2)6(図1)から1ページ分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS1−30へ進み、未だ終了していない場合にはステップS1−28へ進む。
ステップS1−28
バッファ(2)6(図1)に画像情報が有ればステップS1−29へ進む。
ステップS1−29
ページ単位読出手段8−1(図1)は、バッファ(2)6(図1)から1ライン分の画像情報を読み出してインタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信してステップS1−27へ戻る。その後ステップS1−27〜ステップS1−29を繰り返し、1ページ分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS1−27からステップS1−30へ抜ける。
ステップS1−30
後に続くページの画像情報があればステップS1−23へ戻って、ステップS1−23〜ステップS1−30を繰り返し、全ての画像情報の読み取り送信が終わった後フローを終了する。
次に、ステップS1−21からステップS1−31へ進んだ場合の動作について説明する。
ステップS1−31
データ読出部8(図1)のブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(1)5(図1)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS1−32
ブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(1)5(図1)から1ブロック分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS1−35へ進み、未だ終了していない場合にはステップS1−33へ進む。
ステップS1−33
バッファ(1)5(図1)に画像情報が有ればステップS1−34へ進む。
ステップS1−34
ブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(1)5(図1)から1ライン分の画像情報を読み出してインタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信してステップS1−32へ戻る。その後ステップS1−32〜ステップS1−34を繰り返し、1ブロック分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS1−32からステップS1−35へ抜ける。
ステップS1−35
ブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(2)6(図1)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS1−36
ブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(2)6(図1)から1ブロック分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS1−39へ進み、未だ終了していない場合にはステップS1−37へ進む。
ステップS1−37
バッファ(2)6(図1)に画像情報が有ればステップS1−38へ進む。
ステップS1−38
ブロック単位読出手段8−2(図1)は、バッファ(2)6(図1)から1ライン分の画像情報を読み出してインタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信してステップS1−36へ戻る。その後ステップS1−36〜ステップS1−38を繰り返し、1ブロック分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS1−36からステップS1−39へ抜ける。
ステップS1−39
後に続くブロックの画像情報があればステップS1−31へ戻って、ステップS1−31〜ステップS1−39を繰り返し、両面原稿1枚の全てのブロック画像情報の読み取り送信が終わった後ステップS1−40へ進む。
ステップS1−40
後に続く両面原稿があればステップS1−31へ戻って、ステップS1−31〜ステップS1−40を繰り返し、全ての両面原稿の読み取り送信が終わった後フローを終了する。
以上説明したように、本実施例では、読出モード選択部7を備えることによって、操作者が希望する画像読取条件に基づく読取情報量(Sscan)と、装置内に備えるバッファ(1)及びバッファ(2)のメモリ容量(Smem)とを比較し、Sscan≦Smemの場合には、データ転送時間が短かくて済むページ単位読出しモードで処理し、Sscan>Smemの場合には、データ転送時間が少し長くなるが、バッファ(1)及びバッファ(2)のメモリ容量(Smem)が小さくても足りるブロック単位読出しモードで処理する。その結果、メモリ容量を通常の画像品質に合わせて設定し、この通常の画像品質を越える解像度が要求された場合等のみにブロック単位での処理を実行するので、大容量のメモリを備えることなく、データ転送時間を短くし、且つ、画像品質を維持することが可能になるので、コストの低減に役立つという効果を得る。
尚、上記説明では、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、読出モード選択部7、データ読出部8、及び、機構制御部9の全てを、CPU11がROM10−1に格納されている所定のプログラムを実行することによって起動されるコンピュータ制御手段として説明したが、本発明はこの例に限定されるものでは無い。即ち、上記構成部分の全部、又は、その一部を専用の電子回路で構成しても良い。
上記実施例1では、データ読出部がバッファ(1)及びバッファ(2)から読み出した画像情報(ディジタルデータ)は、そのまま、インタフェース部を介して外部装置へ送出された。本実施例では、データ読出部がバッファ(1)及びバッファ(2)から読み出した画像情報(ディジタルデータ)を、操作者の意向に基づくアルゴリズム及び圧縮パラメータでデータ圧縮した後インタフェース部を介して外部装置へ送出することとする。
図10は、実施例2の画像読取装置の機能ブロック図である。
図に示すように、実施例2の画像読取装置200は、インタフェース部1と、読取条件受入部2と、画像読取部3と、A/D変換部4と、バッファ5と、バッファ6と、読出モード選択部7と、データ読出部8と、機構制御部9と、圧縮モード選択部21と、データ圧縮部22と、システムメモリ23と、CPU24とを備える。実施例1との相違部分のみについて説明する。実施例1と同様の部分については、同一の符合を付して説明を省略する。
圧縮モード選択部21は、圧縮モード、例えば方式((1)JPEC、(2)JBIG、(3)非圧縮)、圧縮率((1)低、(2)中、(3)高)等について操作パネル2−1に表示し、操作者の意向を受け入れて、アルゴリズム及び圧縮パラメータを選択する部分である。この部分は、ROM23−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU24が実行することによって起動される部分である。
データ圧縮部22は、データ読出部8が読み出した画像情報を受け入れて、データ圧縮し、インタフェース部1を介して外部装置へ送出する部分である。このデータ圧縮は、圧縮モード選択部21によって選択されたアルゴリズム、及び、圧縮パラメータを用いて実行される。この部分は、ROM23−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU24が実行することによって起動される部分である。
システムメモリ23は、CPU24が、画像読取装置200全体を制御するために必要なプログラム、制御データなどを予め格納するROM23−1と、CPU24が、演算処理に要するワーキングエリア等からなるRAM10−2とを有している。本実施例では、特に、CPU24が実行することによって、上記、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、読出モード選択部7、データ読出部8、機構制御部9、圧縮モード選択部21、データ圧縮部22とを起動するプログラムが、予め、ROM23−1に格納されている。又、上記、バッファ(1)5、及び、バッファ(2)6をRAM10−2の領域内に確保しても良い。
CPU24は、マイクロプロフェッサであり、システムメモリ23を用いて画像読取装置200全体を制御する部分である。特に本実施例では、ROM23−1に格納されている所定のプログラムを実行することによって、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、読出モード選択部7、データ読出部8、機構制御部9、圧縮モード選択部21、データ圧縮部22とを起動する部分でもある。
次に、実施例2の画像読取装置200の動作について説明する。最初に、両面原稿から画像情報(アナログデータ)を読み取り、A/D変換してバッファに格納する動作について説明し、その後、バッファから画像情報(ディジタルデータ)を読み出して送出する動作について説明する。
図11は、実施例2の読み取り動作を表すフローチャートである。
このフローチャートは画像読取装置200が両面原稿を受け入れて画像読取部が画像情報(アナログデータ)を取得し、A/D変換部がA/D変換してバッファ(1)及びバッファ(2)に格納するまでの動作である。実施例1の読み取り動作(図4)との相違点は、図4のステップS1−5とステップS1−6との間にステップS2−1〜ステップS2−3が追加されたのみであり、他のステップは実施例1(図4)と全く同様なのでステップS2−1〜ステップS2−3のみについて説明し、他のステップには実施例1と同一のステップ番号を付して説明を省略する。
ステップS2−1
操作者がステップS1−5で画像読取条件の全てを入力すると、圧縮モード選択部21(図10)は、操作者に対して圧縮モードの入力を要求するメッセージを操作パネル2−1(図10)に表示する。操作者は、例えば方式((1)JPEC、(2)JBIG、(3)非圧縮)、圧縮率((1)低、(2)中、(3)高)等の選択が求められる。
ステップS2−2
圧縮モード選択部21(図10)は、操作者による圧縮モードの入力を待って待機し、全て入力されるとステップS2−3へ進む。
ステップS2−3
圧縮モード選択部21(図10)は、操作者が入力した圧縮モードに基づいてアルゴリズム、及び、圧縮パラメータを選択し、ステップS1−6へ進む。
続いて、バッファから画像情報(ディジタルデータ)を読み出す動作について説明する。
図12は、実施例2の読み出し動作を表すフローチャート(その1)である。
このフローチャートはデータ読出部が、バッファ(1)及びバッファ(2)に格納されている画像情報(ディジタルデータ)をページ単位読出モードで読み出し、データ圧縮部が所定のアルゴリズム、及び、圧縮パラメータでデータ圧縮して外部装置へ送信するまでの動作である。
図13は、実施例2の読み出し動作を表すフローチャート(その2)である。
このフローチャートはデータ読出部が、バッファ(1)及びバッファ(2)に格納されている画像情報(ディジタルデータ)をブロック単位読出モードで読み出し、データ圧縮部が所定のアルゴリズム、及び、圧縮パラメータでデータ圧縮して外部装置へ送信するまでの動作である。
ステップS2−21からステップS2−40までステップ順に実施例2の読み出し動作について説明する。
ステップS2−21(図12)
データ読出部8(図10)は、図11のステップS1−6(詳細フローは図5)で選択された読出しモードがページ単位読出しモードの場合にはステップS2−22へ進み、ブロック単位読み出しモードの場合にはステップS2−31へ進む。
ステップS2−22
データ読出部8(図10)のページ単位読出手段8−1(図10)は、バッファ(1)5(図10)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS2−23
ページ単位読出手段8−1(図10)は、バッファ(1)5(図10)から1ページ分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS2−26へ進み、未だ終了していない場合にはステップS2−24へ進む。
ステップS2−24
バッファ(1)5(図10)に画像情報が有ればステップS2−25へ進む。
ステップS2−25
ページ単位読出手段8−1(図10)は、バッファ(1)5(図10)から1ライン分の画像情報を読み出してデータ圧縮部22(図10)へ送る。データ圧縮部22(図10)は、ステップS2−3(図11)で選択されたアルゴリズム、及び、パラメータによって1ライン分の画像情報を圧縮した後インタフェース部1(図10)を介して外部装置12(図10)へ送信してステップS2−23へ戻る。その後ステップS2−23〜ステップS2−25を繰り返し、1ページ分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS2−23からステップS2−26へ抜ける。
ステップS2−26
ページ単位読出手段8−1(図10)は、バッファ(2)6(図10)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS2−27
ページ単位読出手段8−1(図10)は、バッファ(2)6(図10)から1ページ分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS2−30へ進み、未だ終了していない場合にはステップS2−28へ進む。
ステップS2−28
バッファ(2)6(図10)に画像情報が有ればステップS2−29へ進む。
ステップS2−29
ページ単位読出手段8−1(図10)は、バッファ(2)6(図10)から1ライン分の画像情報を読み出してデータ圧縮部22(図10)へ送る。データ圧縮部22(図10)は、ステップS2−3(図11)で選択されたアルゴリズム、及び、パラメータによって1ライン分の画像情報を圧縮した後インタフェース部1(図1)を介して外部装置12(図1)へ送信してステップS2−27へ戻る。その後ステップS2−27〜ステップS2−29を繰り返し、1ページ分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS2−27からステップS2−30へ抜ける。
ステップS2−30
後に続くページの画像情報があればステップS2−23へ戻って、ステップS2−23〜ステップS2−30を繰り返し、全ての画像情報の読み取り送信が終わった後フローを終了する。
次に、ステップS2−21からステップS2−31へ進んだ場合の動作について説明する。
ステップS2−31
データ読出部8(図10)のブロック単位読出手段8−2(図10)は、バッファ(1)5(図10)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS2−32
ブロック単位読出手段8−2(図10)は、バッファ(1)5(図10)から1ブロック分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS2−35へ進み、未だ終了していない場合にはステップS2−33へ進む。
ステップS2−33
バッファ(1)5(図10)に画像情報が有ればステップS2−34へ進む。
ステップS2−34
ブロック単位読出手段8−2(図10)は、バッファ(1)5(図10)から1ライン分の画像情報を読み出してデータ圧縮部22(図10)へ送る。データ圧縮部22(図10)は、ステップS2−3(図11)で選択されたアルゴリズム、及び、パラメータによって1ライン分の画像情報を圧縮した後インタフェース部1(図10)を介して外部装置12(図10)へ送信してステップS1−32へ戻る。その後ステップS1−32〜ステップS1−34を繰り返し、1ブロック分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS1−35へ抜ける。
ステップS2−35
ブロック単位読出手段8−2(図10)は、バッファ(2)6(図10)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS2−36
ブロック単位読出手段8−2(図10)は、バッファ(2)6(図10)から1ブロック分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS2−39へ進み、未だ終了していない場合にはステップS2−37へ進む。
ステップS2−37
バッファ(2)6(図10)に画像情報が有ればステップS2−38へ進む。
ステップS2−38
ブロック単位読出手段8−2(図10)は、バッファ(2)6(図10)から1ライン分の画像情報を読み出してデータ圧縮部22(図10)へ送る。データ圧縮部22(図10)は、ステップS2−3(図11)で選択されたアルゴリズム、及び、パラメータによって1ライン分の画像情報を圧縮した後インタフェース部1(図10)を介して外部装置12(図10)へ送信してステップS2−36へ戻る。その後ステップS2−36〜ステップS2−38を繰り返し、1ブロック分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS2−36からステップS2−39へ抜ける。
ステップS2−39
後に続くブロックの画像情報があればステップS2−31へ戻って、ステップS2−31〜ステップS2−39を繰り返し、両面原稿1枚の全てのブロック画像情報の読み取り送信が終わった後ステップS2−40へ進む。
ステップS2−40
後に続く両面原稿があればステップS2−31へ戻って、ステップS2−31〜ステップS2−40を繰り返し、全ての両面原稿の読み取り送信が終わった後フローを終了する。
以上説明したように、本実施例では、圧縮モード選択部21と、データ圧縮部22とを備えることによって、実施例1の効果に加えて、外部装置12への転送時間が短くなるという効果を得る。
尚、上記説明では、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、読出モード選択部7、データ読出部8、及び、機構制御部9、圧縮モード選択部21、データ圧縮部22の全てを、CPU24がROM23−1に格納されている所定のプログラムを実行することによって起動されるコンピュータ制御手段として説明したが、本発明はこの例に限定されるものでは無い。即ち、上記構成部分の全部、又は、その一部を専用の電子回路で構成しても良い。
上記実施例2では、画像情報を外部装置へ送出する前にデータ圧縮して転送時間を短くすることとした。本実施例では、より一層転送時間を短くするために、操作者の意向に基づいて、データ圧縮する前の画像情報に例えばレベル補正等の画像処理を施こすこととする。
図14は、実施例3の画像読取装置の機能ブロック図である。
図に示すように、実施例3の画像読取装置300は、インタフェース部1と、読取条件受入部2と、画像読取部3と、A/D変換部4と、バッファ5と、バッファ6と、読出モード選択部7と、データ読出部8と、機構制御部9と、圧縮モード選択部21と、データ圧縮部22と、画像種別選択部31と、画像処理部32と、システムメモリ33と、CPU34とを備える。実施例1又は実施例2との相違部分のみについて説明する。実施例1又は実施例2と同様の部分については、実施例1又は実施例2と同一の符合を付して説明を省略する。
画像種別選択部31は、画像種別、例えば(1)写真、(2)文字、(3)写真文字混在、等について操作パネル2−1に表示し、操作者の意向を受け入れて画像処理パラメータを選択する部分である。この部分は、ROM23−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU24が実行することによって起動される部分である。
画像処理部32は、データ読出部8が読み出した画像情報を受け入れて、画像処理し、データ圧縮部22へ送出する部分である。この画像処理は、画像種別選択部31によって選択された、画像処理パラメータを用いて実行される。この部分は、ROM23−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU24が実行することによって起動される部分である。
ここで画像処理の一例(レベル補正)について説明する。
図15は、画像処理(レベル補正)の説明図である。
(a)は、白紙に黒で印刷された文字原稿であり、(b)は、(a)なる文字原稿を8bitグレースケールで読み取り、A/D変換した後の画像情報(ディジタルデータ)のヒストグラムである。横軸に画素レベルを表し、縦軸に画素数を表している。(c)は、(b)をレベル補正した後のヒストグラムである。横軸に画素レベルを表し、縦軸に画素数を表している。(b)及び(c)に於いてレベル0が黒100%を、レベル255が白100%を表している。
(b)に示すように、印刷部分(文字部分)Aは、レベル50近傍に、非印刷部分(白紙部分)Bは、レベル200近傍に、それぞれ集積し、その他のレベル範囲では画素数がほとんど0に近いことが分かる。ここで、レベル128を中心にして、印刷部分Aのピーク(レベル50)がレベル0になるまで、非印刷部分Bのピーク(レベル200)がレベル255になるまで、黒側の曲線及び白側の曲線をそれぞれ拡張する。更に、印刷部分Aのピーク(レベル50)以下の累積画素数を印刷部分Aのピークの画素数に加算し、非印刷部分Bのピーク(レベル200)以上の累積画素数を印刷部分Bのピークの画素数に加算する。その結果(c)が得られる。即ち、レベル0〜レベル255の範囲のヒストグラムをレベル50〜レベル200の範囲に制限し、その範囲の上限、及び下限を飽和させてレベル0〜レベル255のデータに変換する。こうすることによって中間値としてのデータが少なくなり、レベル0又はレベル255側にデータが集まる。その結果データの圧縮効率をより一層上げることが可能になる。
システムメモリ33は、CPU34が、画像読取装置300全体を制御するために必要なプログラム、制御データなどを予め格納するROM33−1と、CPU24が、演算処理に要するワーキングエリア等からなるRAM10−2とを有している。本実施例では、特に、CPU34が実行することによって、上記、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、読出モード選択部7、データ読出部8、機構制御部9、圧縮モード選択部21、データ圧縮部22、画像種別選択部31、画像処理部32とを起動するプログラムが、予め、ROM33−1に格納されている。又、上記、バッファ(1)5、及び、バッファ(2)6をRAM10−2の領域内に確保しても良い。
CPU34は、マイクロプロフェッサであり、システムメモリ33を用いて画像読取装置300全体を制御する部分である。特に本実施例では、ROM33−1に格納されている所定のプログラムを実行することによって、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、読出モード選択部7、データ読出部8、機構制御部9、圧縮モード選択部21、データ圧縮部22、画像種別選択部31、画像処理部32とを起動する部分でもある。
次に、実施例3の画像読取装置300の動作について説明する。最初に、両面原稿から画像情報(アナログデータ)を読み取ってA/D変換し、バッファに格納する動作について説明し、その後、バッファから画像情報(ディジタルデータ)を読み出す動作について説明する。
図16は、実施例3の読み取り動作を表すフローチャートである。
このフローチャートは画像読取装置300が両面原稿を受け入れて画像読取部が画像情報(アナログデータ)を取得し、A/D変換部がA/D変換してバッファ(1)及びバッファ(2)に格納するまでの動作である。実施例2の読み取り動作(図11)との相違点は、図11のステップS2−3とステップS1−6との間にステップS3−1〜ステップS3−3を追加したのみであり、他のステップは実施例1(図4)及び実施例2(図11)と全く同様なのでステップS3−1〜ステップS3−3のみについて説明し、他のステップには実施例1又は実施例2と同一のステップ番号を付して説明を省略する。
ステップS3−1
操作者がステップS2−2で圧縮モードを入力すると、画像種別選択部31(図14)は、操作者に対して画像種別の入力を要求するメッセージを操作パネル2−1(図14)に表示する。操作者は、例えば(1)写真、(2)文字、(3)写真文字混在、等の選択が求められる。
ステップS3−2
画像種別選択部31(図14)は、操作者による画像種別の入力を待って待機し、入力されるとステップS3−3へ進む。
ステップS3−3
画像種別選択部31(図14)は、操作者が入力した画像種別に基づいて画像処理パラメータを選択し、ステップS1−6へ進む。
続いて、バッファから画像情報(ディジタルデータ)を読み出す動作について説明する。
図17は、実施例3の読み出し動作を表すフローチャート(その1)である。
このフローチャートはデータ読出部が、バッファ(1)及びバッファ(2)に格納されている画像情報(ディジタルデータ)をページ単位読出モードで読み出し、画像処理部が画像処理(レベル補正)し、データ圧縮部が所定のアルゴリズム、及び、圧縮パラメータでデータ圧縮して外部装置へ送信するまでの動作である。
図18は、実施例3の読み出し動作を表すフローチャート(その2)である。
このフローチャートはデータ読出部が、バッファ(1)及びバッファ(2)に格納されている画像情報(ディジタルデータ)をブロック単位読出モードで読み出し、画像処理部が画像処理(レベル補正)し、データ圧縮部が所定のアルゴリズム、及び、圧縮パラメータでデータ圧縮して外部装置へ送信するまでの動作である。
ステップS3−21からステップS3−44までステップ順に実施例3の読み出し動作について説明する。
ステップS3−21(図17)
データ読出部8(図14)は、図16のステップS1−6(詳細フローは図5)で選択された読出モードがページ単位読出モードの場合にはステップS3−22へ進み、ブロック単位読出モードの場合にはステップS3−33へ進む。
ステップS3−22
データ読出部8(図14)のページ単位読出手段8−1(図14)は、バッファ(1)5(図14)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS3−23
ページ単位読出手段8−1(図14)は、バッファ(1)5(図14)から1ページ分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS2−27へ進み、未だ終了していない場合にはステップS3−24へ進む。
ステップS3−24
バッファ(1)5(図14)に画像情報が有ればステップS3−25へ進む。
ステップS3−25
ページ単位読出手段8−1(図14)は、バッファ(1)5(図14)から1ライン分の画像情報を読み出して画像処理部32(図14)へ送る。画像処理部32(図14)は、ステップS3−3(図16)で選択された画像処理パラメータで1ライン分の画像情報を画像処理する。
ステップS3−26
データ圧縮部22(図14)は、画像処理された画像情報を受け入れて、ステップS3−3(図16)で選択されたアルゴリズム、及び、パラメータによって1ライン分の画像情報を圧縮した後インタフェース部1(図14)を介して外部装置12(図14)へ送信してステップS3−23へ戻る。その後ステップS3−23〜ステップS3−26を繰り返し、1ページ分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS3−23からステップS3−27へ抜ける。
ステップS3−27
ページ単位読出手段8−1(図14)は、バッファ(2)6(図14)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS3−28
ページ単位読出手段8−1(図14)は、バッファ(2)6(図14)から1ページ分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS3−32へ進み、未だ終了していない場合にはステップS3−29へ進む。
ステップS3−29
バッファ(2)6(図14)に画像情報が有ればステップS3−30へ進む。
ステップS3−30
ページ単位読出手段8−1(図14)は、バッファ(2)6(図14)から1ライン分の画像情報を読み出して画像処理部32(図14)へ送る。画像処理部32(図14)は、ステップS3−3(図16)で選択された画像処理パラメータで1ライン分の画像情報を画像処理する。
ステップS3−31
データ圧縮部22(図14)は、画像処理された画像情報を受け入れて、ステップS3−3(図16)で選択されたアルゴリズム、及び、パラメータによって1ライン分の画像情報を圧縮した後インタフェース部1(図14)を介して外部装置12(図14)へ送信してステップS3−28へ戻る。その後ステップS3−28〜ステップS3−31を繰り返し、1ページ分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS3−28からステップS3−32へ抜ける。
ステップS3−32
後に続くページの画像情報があればステップS3−23へ戻って、ステップS3−23〜ステップS3−32を繰り返し、全ての画像情報の読み取り送信が終わった後フローを終了する。
次に、ステップS3−21からステップS3−33へ進んだ場合の動作について説明する。
ステップS3−33
データ読出部8(図14)のブロック単位読出手段8−2(図14)は、バッファ(1)5(図14)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS3−34
ブロック単位読出手段8−2(図14)は、バッファ(1)5(図14)から1ブロック分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS3−38へ進み、未だ終了していない場合にはステップS3−35へ進む。
ステップS3−35
バッファ(1)5(図14)に画像情報が有ればステップS3−36へ進む。
ステップS3−36
ページ単位読出手段8−1(図14)は、バッファ(1)5(図14)から1ライン分の画像情報を読み出して画像処理部32(図14)へ送る。画像処理部32(図14)は、ステップS3−3(図16)で選択された画像処理パラメータで1ライン分の画像情報を画像処理する。
ステップS3−37
データ圧縮部22(図14)は、画像処理された画像情報を受け入れて、ステップS3−3(図16)で選択されたアルゴリズム、及び、パラメータによって1ライン分の画像情報を圧縮した後インタフェース部1(図14)を介して外部装置12(図14)へ送信してステップS3−34へ戻る。その後ステップS3−34〜ステップS3−37を繰り返し、1ブロック分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS3−34からステップS3−38へ抜ける。
ステップS3−38
ブロック単位読出手段8−2(図14)は、バッファ(2)6(図14)のデータ読出アドレスを設定する。
ステップS3−39
ブロック単位読出手段8−2(図14)は、バッファ(2)6(図14)から1ブロック分の画像情報の読み出しを終了したか否かを判断し、終了した場合にはステップS3−43へ進み、未だ終了していない場合にはステップS3−40へ進む。
ステップS3−40
バッファ(2)6(図14)に画像情報が有ればステップS3−41へ進む。
ステップS3−41
ブロック単位読出手段8−2(図14)は、バッファ(2)6(図14)から1ライン分の画像情報を読み出して画像処理部32(図14)へ送る。画像処理部32(図14)は、ステップS3−3(図16)で選択された画像処理パラメータで1ライン分の画像情報を画像処理する。
ステップS3−42
データ圧縮部22(図14)は、画像処理された画像情報を受け入れて、ステップS3−3(図16)で選択されたアルゴリズム、及び、パラメータによって1ライン分の画像情報を圧縮した後インタフェース部1(図14)を介して外部装置12(図14)へ送信してステップS3−39へ戻る。その後ステップS3−39〜ステップS3−42を繰り返し、1ブロック分の画像情報の読み出しを終了した後ステップS3−39からステップS3−43へ抜ける。
ステップS3−43
後に続くブロックの画像情報があればステップS3−33へ戻って、ステップS3−33〜ステップS3−43を繰り返し、両面原稿1枚の全てのブロック画像情報の読み取り送信が終わった後ステップS3−44へ進む。
ステップS3−44
後に続く両面原稿があればステップS3−33へ戻って、ステップS3−33〜ステップS3−44を繰り返し、全ての両面原稿の読み取り送信が終わった後フローを終了する。
以上説明したように、本実施例では、画像種別選択部31と、画像処理部32とを備えることによって、圧縮効率を高めることが可能になり、実施例2の効果に加えて、外部装置12への転送時間がより一層短くなるという効果を得る。
尚、上記説明では、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、読出モード選択部7、データ読出部8、及び、機構制御部9、圧縮モード選択部21、データ圧縮部22、画像種別選択部31、画像処理部32の全てを、CPU34がROM33−1に格納されている所定のプログラムを実行することによって起動されるコンピュータ制御手段として説明したが、本発明はこの例に限定されるものでは無い。即ち、上記構成部分の全部、又は、その一部を専用の電子回路で構成しても良い。
上記図2(a)に戻って、図では、バッファ(1)及びバッファ(2)が1ページ分の画像情報(ブロックA1+ブロックA2+ブロックA3+ブロックA4)又は画像情報(ブロックB1+ブロックB2+ブロックB3+ブロックB4)を格納出来るメモリ容量を有していることを前提にして説明した。しかし、図中、格納1では、ブロックA1、ブロックA2、ブロックA3、ブロックA4の順番で画像情報を格納している間に、同時進行している送信1では、ブロックA1、ブロックA2、ブロックA3、ブロックA4の順番で画像情報を読み出している。従って、格納1でブロックA3を格納する時点では、ブロックA1は既に送出されているので、この領域にA3を格納することが出来る。同様にブロックA4を格納する時点では、ブロックA1は既に送出されているので、この領域にA4を格納することが出来る。その結果、バッファ(1)は余分なメモリ容量(ブロックA3+ブロックA4を格納出来る領域)を有することになる。
一方、図中、格納2では、ブロックB1、ブロックB2、ブロックB3、ブロックB4の順番で画像情報を格納している間に、送信は停止している。従って、バッファ(2)が、1ページ分の画像情報(ブロックB1+ブロックB2+ブロックB3+ブロックB4)を格納出来るメモリ容量を有していなければ、ページ単位読出モードを選択することは出来ない筈である。ところが本実施例では、バッファ(2)が、1ページ分の画像情報(ブロックB1+ブロックB2+ブロックB3+ブロックB4)を格納出来るメモリ容量を有していない場合に於いて、上記格納と送信が同時に進行しているバッファ(1)に生じる残余容量(ブロックA3+ブロックA4を格納出来る領域)をバッファ(2)の容量にプラスすることによってページ単位転送モード使用の機会を増加させることとする。
図19は、実施例4の画像読取装置の機能ブロック図である。
図に示すように、実施例4の画像読取装置400は、インタフェース部1と、読取条件受入部2と、画像読取部3と、A/D変換部4と、バッファ(1)5と、バッファ(2)6と、データ読出部8と、機構制御部9と、圧縮モード選択部21と、データ圧縮部22と、画像種別選択部31と、画像処理部32と、バッファ切換部41と、読出モード選択部42と、システムメモリ43と、CPU44とを備える。実施例1又は実施例2又は実施例3との相違部分のみについて説明する。実施例1又は実施例2又は実施例3と同様の部分については、実施例1又は実施例2又は実施例3と同一の符合を付して説明を省略する。
バッファ切換部41は、バッファ(2)6のメモリ空容量を監視して、バッファ(2)6のメモリ空容量が0になると、セレクタ41−1を切り換えて、A/D変換器(1)とバッファ(1)5との接続、及び、A/D変換器(2)4−2とバッファ(2)6との接続を、A/D変換器(2)4−2とバッファ(1)5との接続に切り換える部分である。
読出モード選択部42は、読取情報量算出手段7−1と、読出速度決定手段42−1と、入出力差分算出手段42−2と、残余容量算出手段42−3と、読取モード決定手段42−4とを有し、ブロック単位読出モード及びページ単位読出モードの何れか一方を選択する部分である。この部分は、ROM43−1に予め格納されている所定のプログラムをCPU11が実行することによって起動される部分である。
読出速度決定手段42−1は、操作者がステップS1−5(図4)で入力した画像読取条件に基づいて読取速度テーブル43−1から読取速度Vscanと1ページ分の読取時間Tscanを取得し、更に、外部装置12(図19)の最大データ受信速度Vmaxを外部装置12(図19)から取得し、バッファ(1)5及びバッファ(2)6からの読出速度Vreadを決定する手段である。
入出力差分算出手段42−2は、読取速度Vscanと読出速度Vreadとの差を算出する手段である。
残余容量算出手段42−3は、上記読取時間Tscan経過後におけるメモリ残量Yを算出する手段である。
読取りモード決定手段42−4は、残余容量算出手段42−3の算出結果に基づいて読出モードをブロック単位読出モード及びページ単位読出モードの何れか一方に決定する手段である。
システムメモリ43は、CPU44が、画像読取装置400全体を制御するために必要なプログラム、制御データなどを予め格納するROM43−1と、CPU44が、演算処理に要するワーキングエリア等からなるRAM10−2とを有している。本実施例では、特に、CPU44が実行することによって、上記、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、データ読出部8、機構制御部9、圧縮モード選択部21、データ圧縮部22、画像種別選択部31、画像処理部32、バッファ切換部41、読出モード選択部42とを起動するプログラムと、読取速度テーブル43−1とが、予め、ROM43−1に格納されている。
図20は、読取速度テーブル説明図である。
このテーブルは、図4のステップS1−5に於いて操作者が入力する画像読取条件、例えば解像度43−1−1、色数/階調数43−1−2、画像サイズ43−1−3、と、その条件に於ける読取時間43−1−4と読取速度43−1−5との関係が予め定められているテーブルである。
CPU44は、マイクロプロフェッサであり、システムメモリ43を用いて画像読取装置400全体を制御する部分である。特に本実施例では、ROM43−1に格納されている所定のプログラムを実行することによって、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、データ読出部8、機構制御部9、圧縮モード選択部21、データ圧縮部22、画像種別選択部31、画像処理部32、バッファ切換部41、読出モード選択部42とを起動する部分でもある。
次に、実施例4の画像読取装置400の動作について説明する。実施例1〜実施例3との相違点は読出モード選択の動作(ステップS1−6(図5))と、読取センサ(2)による読取動作(ステップS1−11(図7))のみなのでこの二つの動作のみについて詳細に説明し、他のステップについては説明を省略する。最初に読出モード選択の動作について説明し、続いて読取センサ(2)による読取動作について説明する。
図21は、実施例4の読出モード選択のフローチャートである。
ステップS4−1からステップS4−13までステップ順に実施例4の読出モード選択について説明する。
ステップS4−1
読出モード選択部42(図19)の読取情報量算出手段7−1(図19)は、読取条件受入部2(図19)が、上記実施例1で説明したと同様にして、操作者から受け入れた画像読取条件に基づいて読取情報量(Sscan)を算出する。
ステップS4−2
読出モード選択部42(図19)の読出速度決定手段42−1(図19)は、バッファ(1)(図19)、及び、バッファ(2)(図19)のメモリ容量(Smem)をROM43−1(図19)から読み出す。
ステップS4−3
読出速度決定手段42−1(図19)は、図4のステップS1−5に於いて操作者によって入力された画像読取条件に基づいて読取速度テーブル43−1(図20)から読取速度Vscanと読取時間Tscanとを取得する。
ステップS4−4
読出速度決定手段42−1(図19)は、外部装置12(図19)に対して外部装置12(図19)の最大読取速度Vmaxを問い合わせて取得する。
ステップS4−5
読出速度決定手段42−1(図19)は、Vmax≧8Mbyteの場合にはステップS4−6へ進みそれ以外の場合にはステップS4−7へ進む。ここで8Mbyteの基準は、経験則に基づく通常の設計基準であって特にこの値に固定されるものではない。
ステップS4−6
読出速度決定手段42−1(図19)は、読出速度Vreadを8Mbyteに決定する。
ステップS4−7
読出速度決定手段42−1(図19)は、読出速度Vreadを外部装置12(図19)の最大読取速度Vmaxに決定する。
ステップS4−8
読出モード選択部42(図19)の入出力差分算出手段42−2(図19)は、X=(Vscan−Vread)Tscanを算出する。このXは、Tscan経過時刻に於けるバッファ(1)5(図19)に於けるメモリ占有量を表している。
ステップS4−9
読出モード選択部42(図19)の読取モード決定手段42−4は、上記Xとメモリ容量(Smem)とを比較し、X≧Smemの場合はステップS4−13へ進み、X<Smemの場合には、ステップS4−10へ進む。
ステップS4−10
読出モード選択部42(図19)の残余容量算出手段42−3は、Y=Smem−Xを算出する。このYは、バッファ(1)5(図19)に於けるTscan経過時刻に於けるメモリ残量を表している。
ステップS4−11
読取モード決定手段42−4(図19)は、Sscanと(Smem+Y)とを比較しSscan≦(Smem+Y)の場合にはステップS4−12へ進み、Sscan>(Smem+Y)の場合にはステップS4−13へ進む。
ステップS4−12
読取モード決定手段42−4(図19)は、ページ単位読出モードを選択してステップS1−7へ進む。
ステップS4−13
読取モード決定手段42−4(図19)は、ブロック単位読出モードを選択してステップS1−7へ進む。
続いて、バッファから画像情報(ディジタルデータ)を読み出す動作について説明する。
図22は、実施例4の読取格納動作のフローチャートである。
ステップS4−20からステップS4−24までステップ順に実施例4の読み取り格納の動作について説明する。
ステップS4−20
画像読取部3(図19)は、読取センサ(1)3−1(図19)を制御して両面原稿82(図3)の表ページから画像情報(アナログデータ)を1ライン読み取る。
ステップS4−21
A/D変換部4(図19)は、A/D変換器(1)(図19)4−1を制御して読み取った画像情報(アナログデータ)をA/D変換する。
ステップS4−22
バッファ切換部41(図19)は、バッファ(2)6(図19)のメモリ空容量を監視して、空容量が0になったときステップS4−24へ進み、それ以外の場合にはステップS4−23へ進む。
ステップS4−23
A/D変換部4(図19)は、A/D変換器(2)4−2(図19)の出力をバッファ(1)5へ格納してステップS1−12へ進む。
ステップS4−24
A/D変換部4(図19)は、A/D変換器(2)4−2(図19)の出力をバッファ(2)6へ格納してステップS1−12へ進む。
以上説明したように、本実施例では、読取情報量算出手段7−1と、読出速度決定手段42−1と、入出力差分算出手段42−2と、残余容量算出手段42−3と、読取モード決定手段42−4と、バッファ切換部41とを備えることによって、バッファ(2)が、図2に於ける、1ページ分の画像情報(ブロックB1+ブロックB2+ブロックB3+ブロックB4)を格納出来るメモリ容量を有していない場合であっても、格納と送信が同時に進行しているバッファ(1)に生じる残余容量(ブロックA3+ブロックA4を格納出来る領域)をバッファ(2)の容量にプラスすることによってページ単位転送モード使用の機会を増加させることが出来るという効果を得る。
尚、上記説明では、読取条件受入部2、画像読取部3、A/D変換部4、データ読出部8、及び、機構制御部9、圧縮モード選択部21、データ圧縮部22、画像種別選択部31、画像処理部32、バッファ切換部41、読出モード選択部42の全てを、CPU44がROM43−1に格納されている所定のプログラムを実行することによって起動されるコンピュータ制御手段として説明したが、本発明はこの例に限定されるものでは無い。即ち、上記構成部分の全部、又は、その一部を専用の電子回路で構成しても良い。
以上の説明では、本発明をスキャナ装置単体として説明したが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、画像形成装置、複合機、複写機、ファクシミリ装置、光学文字読み取り装置等にも本発明を適合可能である。
実施例1の画像読取装置の機能ブロック図である。 読出しモードの動作説明図である。 実施例1のスキャナ部分の概略構成図である。 実施例1の読み取り動作を表すフローチャートである。 実施例1の読出モード選択のフローチャートである。 実施例1の読取格納動作のフローチャートである。 実施例1の読取格納動作のフローチャートである。 実施例1の読み出し動作を表すフローチャート(その1)である。 実施例1の読み出し動作を表すフローチャート(その2)である。 実施例2の画像読取装置の機能ブロック図である。 実施例2の読み取り動作を表すフローチャートである。 実施例2の読み出し動作を表すフローチャート(その1)である。 実施例2の読み出し動作を表すフローチャート(その2)である。 実施例3の画像読取装置の機能ブロック図である。 画像処理(レベル補正)の説明図である。 実施例3の読み取り動作を表すフローチャートである。 実施例3の読み出し動作を表すフローチャート(その1)である。 実施例3の読み出し動作を表すフローチャート(その2)である。 実施例4の画像読取装置の機能ブロック図である。 読取速度テーブル説明図である。 実施例4の読出モード選択のフローチャートである。 実施例4の読取格納動作のフローチャートである。
符号の説明
1 インタフェース部
2 読取条件受入部
2−1 操作パネル
3 画像読取部
3−1 読取センサ(1)
3−2 読取センサ(2)
4 A/D変換部
4−1 A/D変換器(1)
4−2 A/D変換器(2)
5 バッファ(1)
6 バッファ(2)
7 読出モード選択部7
7−1 読取情報量算出手段
7−2 読取モード決定手段
8 データ読出部
8−1 ページ単位読出手段
8−2 ブロック単位読出手段
9 機構制御部
9−1 モータ
9−2 用紙センサ(1)
9−3 用紙センサ(2)
10 システムメモリ
10−1 ROM
10−2 RAM
11 CPU

Claims (7)

  1. 画像読取条件を受け入れる読取条件受入部と、
    前記読取条件受入部が受け入れた前記画像読取条件に基づいて両面原稿の一方のページを読み取る第一の読取手段と、
    前記読取条件受入部が受け入れた前記画像読取条件に基づいて前記両面原稿の他方のページを前記一方のページと同時に読み取る第二の読取手段と、
    前記第一の読取手段が読み取った画像情報を格納する第一の格納部と、
    前記第二の読取手段が読み取った画像情報を格納する第二の格納部と、
    前記第一の格納部及び前記第二の格納部から、前記画像情報をブロック単位で読み出すブロック単位読出モード及びページ単位で読み出すページ単位読出モードの何れか一方のモードに基づいて前記画像情報を読み出すデータ読出部と、
    前記画像読取条件に基づく読取情報量と、前記第一の格納部又は前記第二の格納部のメモリ容量とを比較し、該比較結果に基づいて、前記データ読出部の読出モードとして前記ブロック単位読出モード及び前記ページ単位読出モードの何れか一方を選択する読出モード選択部とを備え
    前記読出モード選択部により前記ページ単位読出モードが選択された場合、前記データ読出部は、前記画像情報の前記第一の格納部への格納が開始した時点で同時的に該格納部からの前記画像情報の読み出しを開始し、該第一の格納部に対し全ての画像情報の読み出しが終了すると、前記第二の格納部に対し前記画像情報の読み出しを開始する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記読出モード選択部は、前記第一の格納部又は前記第二の格納部のメモリ容量(Smem)と前記画像読取条件に基づく読取情報量(Sscan)とを比較し、Sscan>Smemのとき前記ブロック単位読出モードを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記読出モード選択部は、前記第一の格納部又は前記第二の格納部のメモリ容量(Smem)と前記画像読取条件に基づく読取情報量(Sscan)とを比較し、Sscan≦Smemのとき前記ページ単位読出モードを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 画像読取条件を受け入れる読取条件受入部と、
    前記画像読取条件に対応する、画像情報の読取速度(Vscan)と読取時間(Tscan)とを予め記憶する読取速度情報記憶部と、
    前記読取条件受入部が受け入れた前記画像読取条件に基づいて両面原稿の一方のページを読み取る第一の読取手段と、
    前記読取条件受入部が受け入れた前記画像読取条件に基づいて前記両面原稿の他方のページを読み取る第二の読取手段と、
    前記第一の読取手段読み取った画像情報を格納する第一の格納部と、
    前記第二の読取手段が読み取った画像情報を格納する第二の格納部と、
    前記第一の格納部及び前記第二の格納部から、前記画像情報をブロック単位で読み出すブロック単位読出モード及びページ単位で読み出すページ単位読出モードの何れか一方のモードに基づいて前記画像情報を読み出すデータ読出部と、
    前記画像読取条件に基づく読取情報量(Sscan)を算出する読取情報量算出手段と、
    前記ページ単位読出モードで前記第一の格納部から画像情報を読み出す読出速度(Vread)を決定する読出速度決定手段と、
    前記読取速度(Vscan)と、読取時間(Tscan)と、読出速度(Vread)と、前記第一の格納部のメモリ容量(Smem1)から前記第一の格納部の残余容量(Y)を算出する残余容量算出手段と、
    前記残余容量(Y)と前記第二の格納部のメモリ容量(Smem2)とを加算したトータル容量(Smem2+Y)と、前記読取情報量(Sscan)とを比較し、Sscan>Smem2+Yのとき前記ブロック単位読出モードを選択し、Sscan≦Smem2+Yのとき前記ページ単位読出モードを選択する読取モード決定手段とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  5. 前記読出速度決定手段は、前記画像情報を送出する外部装置の受信速度(Vmax)に基づいてVread<Vmaxに決定することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記データ読出部の出力を所定のモードで画像処理して出力する画像処理部を更に備えることを特徴とする請求項1請求項の何れか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記画像処理部の出力を所定のモードで圧縮して出力するデータ圧縮部を更に備えることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
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