JP4313232B2 - 撮像装置における手ぶれ補正のカスタマイズ方法 - Google Patents

撮像装置における手ぶれ補正のカスタマイズ方法 Download PDF

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Description

本発明は、ビデオムービー等の撮像装置に関するものであり、更に詳しくは、撮像装置における手ぶれ補正の技術に関する。
近年、民生用ビデオカメラ(以下、ビデオムービーという)の小型化、軽量化、光学ズームの高倍率化が進み、その使い勝手が格段に向上した。このため、一般ユーザーにとってビデオムービーは、ごく普通の映像機器となっている。しかし、ビデオムービーのユーザーが撮影に習熟していない場合には、小型化、軽量化、光学ズームの高倍率化は、撮影時に手ぶれが生じて撮影画像が安定しなくなる原因になっていた。よって、このような不具合を少なくするため、手ぶれ補正装置を搭載するビデオムービーが多く開発され、既に商品化されている。
例えば、補正レンズ群を光軸と垂直な2方向に動かすことにより、ユーザーによる手ぶれを補正し、安定な画像を得るという方法(特許文献1)が提案されている。この方法に基づきビデオムービーの手ぶれ補正装置を実現することができる。
このような従来の手ぶれ補正装置は、ビデオムービーを製造しているメーカーが、不特定多数のユーザーである撮影者に対し、その手ぶれ補正装置のシステムが使いやすいように、一番良いと判断した設定を行った上で販売するのが常である。この手ぶれ補正装置の設定方法につき図26を用いて説明する。この図において、横軸は手ぶれの周波数Fcs(単位はHz)を示し、縦軸は手ぶれの抑圧度Scs(単位はdB)を示している。
ここで、手ぶれの抑圧度Scsとは、手ぶれ補正の効果の程度を示す指標であって、下記の式によって定義される。
Scs=20log(Ar/Acs) ・(1)
ただし、Acs:手ぶれ量
Ar:残留手ぶれ量
なお後述のように、上記の定義式(1)におけるAcsとArは、図8に示す曲線W0で表される手ぶれ量の振幅と曲線Wrで表される残留ふれ量の振幅とにそれぞれ相当する。
上記のような手ぶれの抑圧度Scsの定義によれば、抑圧度Scsの数値が低いほど(抑圧度Scsの絶対値が大きいほど)、手ぶれ補正性能が優れていることになる。一般に、ユーザーの手ぶれ周波数Fcsは1〜10[Hz]程度であるが、すべての周波数に対し手ぶれ補正性能を向上させることは困難であるため、或る特定の周波数に対して手ぶれ補正の性能を向上させるように設定される。
その結果、図26に示すように、手ぶれの抑圧度Scsは手ぶれの周波数Fcsに依存する(以下、手ぶれの抑圧度Scsの手ぶれの周波数Fcsに対する依存性を「手ぶれ補正の周波数特性」という)。すなわち、手ぶれ補正装置における手ぶれ補正の性能(手ぶれ補正の効果)は、手ぶれ周波数Fcsに依存し、或る特定の手ぶれ周波数Fcsにおいて最大となる(手ぶれの抑圧度Scsの絶対値が最大となる)。
したがって、例えば多数のユーザーの手ぶれの周波数が5Hz程度であるとすれば、その周波数5Hzにおいて、手ぶれ補正装置の性能が最大となってユーザーの手ぶれの影響が除去されることにより安定な撮影画像が得られるように、メーカーが予めビデオムービーにおける手ぶれ補正の周波数特性を設定していた。つまり、ビデオムービーにおける手ぶれ補正装置の特性である手ぶれ補正の周波数特性はメーカーによって予め設定されており、実際の撮影者であるユーザーは、その設定を変更したり自分に適合した設定を選択したりすることはできなかった。
特開平4−18515号公報
しかしながら、ビデオムービーで被写体を撮影する際の手ぶれの周波数は、前述のように通常1〜10Hz程度であって、ユーザーにより千差万別である。例えば、ユーザーの性別、年齢、ビデオムービーを保持する手の大きさ、保持する力の加減により、その手ぶれの周波数は、大きく変わってくる。また、ビデオムービー1の形状が図25(a)に示すように横型の場合と図25(b)に示すように縦型の場合とでは、ユーザーの保持方法も異なるため、おのずから手ぶれの周波数も違ったものとなる。
よって、例えば手ぶれの周波数が7Hz程度のユーザーが、手ぶれ周波数が5Hzのときに手ぶれ補正性能が最高となるように予め設定されたビデオムービーを使用して撮影すると、良好な手ぶれ補正が行われないという問題が発生する。すなわち、そのビデオムービーにおける手ぶれ補正の周波数特性がそのユーザーに適合していないため、手ぶれ補正効果が少なかったり、撮影画像の補正状態が不自然なものとなったりする。その結果、ユーザーにとっては却って撮影した画像に違和感があり、ビデオムービーの使い勝手が悪いということになる。
そこで、本発明は、ビデオムービーなどの撮像装置における手ぶれ補正の周波数特性をその撮像装置のユーザーに特化させるための手ぶれ補正カスタマイズ方法、およびそのような方法を実施できる撮像装置を提供することを目的とする。
撮像装置と、サーバコンピュータと、クライアントコンピュータとを有する手ぶれ補正カスタマイズシステムであって、サーバコンピュータは、手ぶれ補正の効果の手ぶれ周波数に対する依存性を規定する複数種類の制御信号テーブルを、それぞれ撮像装置の機種およびユーザーの属性に対応づけて予め記憶している記憶手段と、撮像装置の機種および前記ユーザーの属性を示す情報である属性指定情報をクライアントコンピュータから受信するサーバ側受信手段と、受信された前記属性指定情報に基づき、複数種類の制御信号テーブルの中から使用すべき制御信号テーブルを選択する選択手段と、選択された制御信号テーブルを前記クライアンコンピュータに送信するサーバ側送信手段とを含み、クライアントコンピュータは、属性指定情報を前記サーバシステムに送信するクライアント側送信手段と、属性指定情報に基づきサーバコンピュータにおいて選択された制御情報を受信するクライアント側受信手段と、受信された前記制御情報を外部に取り出すための出力インターフェース手段とを含み、撮像装置は、クライアントコンピュータから取り出された前記制御信号テーブルを記憶するメモリと、手ぶれを検出するセンサと、当該センサの出力と当該制御信号テーブルとに基づき当該手ぶれによる撮影画像のブレを補正する手ぶれ補正装置とを含むことを特徴とする。
上述のように、本発明によれば、手ぶれ補正の効果の手ぶれ周波数に対する依存性すなわち手ぶれ補正の周波数特性が撮像装置の実際のユーザーの手ぶれ周波数に合わせられ、その手ぶれ周波数において手ぶれによる撮影画像のブレが好適に抑制される。すなわち、手ぶれ補正の効果をそのユーザーの手ぶれ周波数にて最大とすることができる。
<1.第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図10を用いて説明する。
<1.1 ビデオムービーの構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法が適用される手ぶれ補正装置を備えたビデオムービーの要部のハードウェア構成を示すブロック図である。このビデオムービー1は、撮像光学系20と、第3レンズ群駆動部21と、移動量検出部22と、撮像光学系駆動制御部23と、A/D変換器24と、マイクロコンピュータ25と、固体撮像素子26と、固体撮像素子駆動制御部27と、アナログ信号処理部28と、A/D変換器29と、デジタル信号処理部30と、角速度センサ31と、高域通過フィルタ(以下「HPF」と略記する)32と、低域通過フィルタ(以下「LPF」と略記する)33と、アンプ34と、A/D変換器35と、D/A変換器36と、記録メディアインターフェース部37と、記録メディア挿入部38とを備えている。
撮像光学系20は、第1〜第4レンズ群L1、L2、L3、L4からなる4つのレンズ群を含む光学系であり、第2レンズ群L2が光軸方向に移動することで変倍動作(ズーミング)を行い、第4レンズ群L4が光軸方向に移動することで合焦動作(フォーカシング)を行う。また、第3レンズ群L3は、振れ補正レンズ群であって、光軸に垂直な面内で移動することで光軸を偏心させて撮影画像の動きを補正する役割を果たしている。
第3レンズ群駆動部21は、D/A変換器36からの制御信号と移動量検出部22からの検出信号に基づき、振れ補正レンズ群であるレンズ群L3を、撮像光学系20の光軸に直交する平面内で上下左右に移動させる。移動量検出部22は、第3レンズ群L3の実際の移動量を検出し、その検出結果を示す信号を上記検出信号として第3レンズ群駆動部21に与える。この移動量検出部22は、第3レンズ群駆動部21と共に第3レンズ群L3を駆動制御するための帰還制御ループを形成している。このような第3レンズ群L3とレンズ群駆動部21とは、撮像光の光軸を制御する動き補正手段を形成している。
撮像光学系駆制御動部23は、撮像光学系20中の第2レンズ群L2および第4レンズ群L4を駆動制御し、これによってズーミング及びフォーカス動作を行うと共に、撮像光学系20の焦点距離情報を出力する焦点距離検出手段の機能も有している。A/D変換器24は、撮像光学系駆動制御部23から出力された撮像光学系の焦点距離情報をデジタル信号に変換し、マイクロコンピュータ25に与える。
固体撮像素子26は、撮像光学系20を介して入射する映像を電気信号に変換する。固体撮像素子駆動制御部27は、この固体撮像素子26を駆動及び制御するための手段である。アナログ信号処理部28は、固体撮像素子26により得られた電気信号である映像信号に対し、ガンマ処理などのアナログ信号処理を施す。A/D変換器29は、アナログ信号処理部28から出力されたアナログの映像信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号処理部30は、A/D変換部29によりデジタル信号に変換された映像信号に対し、ノイズ除去や輪郭強調等のデジタル信号処理を施す。
角速度センサ31は、撮像光学系20を含む撮像装置自体の動きを検出するためのセンサであり、ビデオムービー1が静止している状態での出力を基準に、ビデオムービー1の動きの方向に応じて正負両方の角速度信号を出力する。このような角速度センサ31として、ヨーイング方向の動きを検出するセンサとピッチング方向の動きを検出するセンサとの2個のセンサが設けられている。ただし、図1では、ヨーイング方向とピッチング方向のうちの1方向についての構成要素のみが示されている。このような角速度センサ31により、手ぶれ及びその他の振動によるビデオムービー1の動きが検出される。
HPF32は、角速度センサ31の出力に含まれる不要帯域成分中の直流ドリフト成分を除去する高域通過フィルタである。LPF33は、角速度センサ31の出力に含まれる不要帯域成分中のセンサの共振周波数成分やノイズ成分を除去する低域通過フィルタである。アンプ34は、角速度センサ31の出力信号レベルの調整を行う。A/D変換器35は、アンプ34の出力信号をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号をマイクロコンピュータ25に与えられる。
マイクロコンピュータ25は、A/D変換器35などを介して取り込んだ角速度センサ31の出力信号に対し、フィルタリング、積分処理、位相補償、ゲイン調整、クリップ処理等を施し(以下、これらの処理の施された角速度センサ31の出力信号を「調整センサ信号」という)、動き補正に必要な第3レンズ群L3の駆動量を示す駆動制御信号Scを生成する制御信号発生手段として機能する。
このマイクロコンピュータ25には、図10に示すように手ぶれ周波数と抑圧度との関係を示すテーブルすなわち手ぶれ補正の周波数特性を規定するテーブル(以下「制御信号テーブル」という)を少なくとも1種類格納することのできる不揮発性メモリとしてEEPROM(Electrically Erasable Read−Only Memory)25mが内蔵されている。マイクロコンピュータ25は、上記の調整センサ信号に基づき、このEEPROM25mに格納された1つの制御信号テーブルに沿って、上記の駆動制御信号Scを生成する。この駆動制御信号Scは、D/A変換器36を介して第3レンズ群制御部21に出力される。前述のように第3レンズ群駆動部21は、駆動制御信号Scに基づき第3レンズ群L3を駆動することで、画像の動きを補正する。
記録メディア挿入部38には、マルチメディアカード(MMC)またはSDカードなどのメモリカード(以下では、これらのメモリカードを「メディアカード」と総称する)60が挿入可能であり、記録メディア挿入部38に挿入されたメディアカード60に記録されたデータは、記録メディアインターフェース部37を介して、マイクロコンピュータ25に読み込まれる。このような記録メディア挿入部38および記録メディアインターフェース部37を利用して、マイクロコンピュータ25は、その内蔵メモリ(図示せず)に格納された所定のプログラム(以下「テーブル書込プログラム」という)に基づき、メディアカード60に記録された制御信号テーブルをEEPROM25mに書き込んだり、既にEEPROM25mに格納されている制御信号テーブルを、メディアカード60に記録された制御信号テーブルに書き換えたりすることができる。
すなわち、本ビデオムービー1では、マイクロコンピュータ25とその内部に格納されたテーブル書込プログラムと記録メディア挿入部38と記録メディアインターフェース部37とにより、制御信号テーブルの書込手段および書換手段が実現されている。これにより、振れ補正レンズ群としての第3レンズ群L3の駆動制御信号Scを生成する際に使用される制御信号テーブルを、外部から書き込んだり、外部から与えられるデータによって書き換えたりすることが可能となっている。
また、本ビデオムービー1では、角速度センサ31から出力されて、HPF32、LPF33、アンプ34およびA/D変換器35を経てマイクロコンピュータ25に入力される信号(以下「デジタルセンサ信号」または単に「センサ信号」という)を、メディアカード60に記録することができる。すなわち、マイクロコンピュータ25は、その内蔵メモリ(図示せず)に格納された他の所定プログラム(以下「センサ信号出力プログラム」という)に基づき、デジタルセンサ信号を、記録メディアインターフェース部37を介して、記録メディア挿入部38に挿入されたメディアカード60に記録することができる。
後で詳述するように、このデジタルセンサ信号は、ユーザーの手ぶれ周波数を求めるための周波数情報として使用される。したがって、本ビデオムービー1では、マイクロコンピュータ25とその内部に格納されたセンサ信号出力プログラムと記録メディア挿入部38と記録メディアインターフェース部37とにより、ユーザーの手ぶれ周波数を示す情報(以下「手ぶれ周波数情報」という)の取得手段が実現されている。
なお、手ぶれ周波数情報を取得する方法としては、上記のようにメディアカード60のような着脱自在の記録媒体に書き出すという方法の他、本ビデオムービー1をパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略記する)などの外部のコンピュータに所定のインターフェースで直結するという方法も考えられる。この場合、例えばIEEE1394規格に対応したインターフェース部、すなわち図1において点線で示されているIEEE1394インターフェース部37bを設ければよい。このIEEE1394インターフェース部37bが設けられている場合には、本ビデオムービー1をIEEE1394規格に対応したインターフェース部を備えるパソコンと所定のケーブルで接続して、手ぶれ周波数情報としてのセンサ信号をそのパソコンに転送することができる。
また、制御信号テーブルの書き換えについても、上記のようにメディアカード60のような着脱自在の記録媒体に記録された制御信号テーブルで、マイクロコンピュータ25内のEEPROM25mに格納されている制御信号テーブルを書き換えるという方法の他、本ビデオムービー1を外部のパソコンに所定のインターフェースで直結して、外部のパソコンから送り込まれる制御信号テーブルで、EEPROM25mに格納されている制御信号テーブルを書き換えるという方法も考えられる。
この場合、ビデオムービー1内にマイクロコンピュータ25と外部との間でデータを授受するための例えばIEEE1394規格に対応したインターフェース部を設けるとともに、前記のテーブル書込プログラムを変更することにより、そのインターフェース部を介して外部から受け取る制御信号テーブルをEEPROM25mに書き込むようにすればよい。
<1.2 振れ補正光学機構>
図2は、第3レンズ群L3を撮像光学系20内で光軸に直交する方向に駆動制御する振れ補正光学機構39の一例を示す分解斜視図である。ここで、図2に示すように、光軸をZ軸とする右手直交座標系が設定されているものとする。この振れ補正光学機構39は、ピッチング移動枠40と、ヨーイング移動枠41と、固定枠42と、マグネット45xおよびヨーク46xと、マグネット45yおよびヨーク46yと、発光素子48と、受光素子49とを備えている。ピッチング移動枠40には第3レンズ群L3が固定されている。
このピッチング移動枠40は、ヨーイング移動枠41に対しY方向に摺動可能に保持されている。またピッチング移動枠40にはコイル43x,43yが固定されている。ヨーイング移動枠41は、固定枠42に対しX方向に摺動自在に保持されている。マグネット45xおよびヨーク46xは、固定枠42に保持され、コイル43xとともにアクチュエータ47xを構成する。同様にマグネット45yおよびヨーク46yは、固定枠42に保持され、コイル43yとともにアクチュエータ47yを構成する。発光素子48は、ピッチング移動枠40に固定されている。また受光素子49は、発光素子48の投射光を受光し、2次元の位置座標を検出する素子であり、固定枠42に固定されている。
次に、この振れ補正光学機構の動作について説明する。ピッチング移動枠40のコイル43x,43yにそれぞれ外部の回路から電流が供給されると、アクチュエータ47x,47yにより形成された磁気回路により、ピッチング移動枠40は、光軸Zと直角な2方向X,Yによって決まる平面内を移動する。また、ピッチング移動枠40の位置を受光素子49により検出するため、高精度な位置検出を行うことができる。すなわち、振れ補正光学機構39によって第3レンズ群L3を光軸と直交する平面内で移動させることにより、撮像光学系20を介して固体撮像素子26に入射する映像の補正を行うことが可能となる。
以上のようにして、図1に示すハードウェアのうち第3レンズ群L3、第3レンズ群駆動部21、移動量検出部22、D/A変換器36、マイクロコンピュータ25、角速度センサ31、HPF32、LPF33、アンプ34およびA/D変換器35と、図2に示す振れ補正光学機構39とにより、手ぶれ補正装置50が構成される。
<1.3 システム構成>
本実施形態に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法は、図6に示すように、ビデオムービーなどの販売店100に設置されたパソコン(以下「クライアントコンピュータ」という)110と、ビデオムービーのメーカー200側に設置されたコンピュータ(以下「サーバコンピュータ」という)210とが、インターネット500によって接続されたシステム(以下「手ぶれ補正カスタマイズシステム」という)を前提としている。
クライアントコンピュータ110は、図3に示すように、I/Oインターフェース部102と、CPU103と、メモリ104と、ハードディスク用インターフェース部106と、表示制御部108と、インターネットインターフェース部105とがバスで接続された構成となっていて、I/Oインターフェース部102にはキーボードやマウスなどの操作部101が接続され、インターフェース部106にはハードディスク装置107が接続され、表示制御部108にはCRTなどの表示装置109が接続されている。
また、クライアントコンピュータ110は、メディアカードに対して読み書きするための機構も有している。すなわち、メディアカードを挿入するための記録メディア挿入部138を備え、この記録メディア挿入部138はI/Oインターフェース部105に接続され、I/Oインターフェース部105は記録メディアインターフェース部としての機能をも有している。そしてクライアントコンピュータ110は、メモリ104に格納された所定のプログラムを実行することにより、WWW(World Wide Web)ブラウザとして動作し、インターネット500を介してWWWサーバにアクセスすることができる。
サーバコンピュータ210も、図4に示すように、ハードウェア的には、クライアントコンピュータ110と同様の構成であって、操作部201および記録メディア挿入部238の接続されたI/Oインターフェース部202と、CPU203と、メモリ204と、ハードディスク装置207およびそのインターフェース部206と、表示装置209の接続された表示制御部208と、インターネット500に接続するためのインターネットインターフェース部205とを備えている。
そしてサーバコンピュータ210は、メモリ204に格納された所定のプログラムを実行することにより、WWW(World Wide Web)サーバとして動作する。また、サーバコンピュータ210は、メモリ204に格納された所定の解析プログラムを実行することにより、ユーザーの手ぶれ周波数を示す信号であるセンサ信号に対し周波数分析を行ってその分析結果に基づいて制御信号テーブルを作成することができる。
さらに、クライアントコンピュータ110およびサーバコンピュータ210は、それぞれメモリ104,204に格納された所定のプログラムを実行することにより、それぞれ記録メディア挿入部138,238に挿入されたメディアカードに対してデータを読み書きすることができる。これにより、図5に示すように、クライアントコンピュータ110およびサーバコンピュータ210とビデオムービー1との間において、メディアカード60を介してデータを転送することができる。
<1.4 手ぶれ補正のカスタマイズ>
本実施形態では、以上のようなシステム構成の下、図7に示す手順にしたがってビデオムービー1の手ぶれ補正がそのユーザーに対してカスタマイズされる。この手ぶれ補正のカスタマイズ方法を以下に説明する。
まず、ユーザーすなわちビデオムービー1の撮影者が、販売店100の店頭にてビデオムービー1を保持して、一定期間、撮影の姿勢をとる(S301)。そして、そのときのユーザーの手ぶれ周波数を示す信号2を記録する(S302)。具体的には、撮影の前に記録メディア挿入部38にメディアカード60を挿入しておき、撮影中にマイクロコンピュータ25にセンサ信号出力プログラムを実行させることにより、角速度センサ31によって得られるセンサ信号を手ぶれ周波数を示す信号2としてメディアカード60に記録する。
次に、販売店100の店員が、そのビデオムービー1からメディアカード60を取り出してクライアントコンピュータ110の記録メディア挿入部138に挿入する。そして販売店100の店員は、クライアントコンピュータ110をインターネット500経由でメーカー200側のサーバコンピュータ210に接続し、そのサーバコンピュータ210によって提供されているメーカー200のホームページを介して、手ぶれ周波数を示す信号2としてメディアカード60に記録されているセンサ信号をアップロードする(S303)。これにより、販売店100におけるクライアントコンピュータ110からメーカー側におけるサーバコンピュータ210に手ぶれ周波数を示すセンサ信号2が転送され、サーバコンピュータ210内の所定の記憶部に記憶される。
このようにして手ぶれ周波数を示すセンサ信号2がサーバコンピュータ210に転送されると、そのサーバコンピュータ210は、メーカー200の操作者の所定操作に基づき、上記の解析プログラムを実行することにより、転送されてきたセンサ信号2に対して周波数分析を行ってその分析結果に基づいて制御信号テーブル3を作成する(S304)。この制御信号テーブル3は、そのセンサ信号2に対応するユーザーに特化されたものであって、そのユーザーがビデオムービー1で撮影を行うときの手ぶれによる撮影画像のブレを好適に抑圧できるような手ぶれ補正の周波数特性を規定するものである(以下、この制御信号テーブルを「特化制御信号テーブル」という)。
次に、メーカー200側では、所定の作業員が、ビデオムービー1と同一機種のビデオムービー(以下「同機種ビデオムービー」という)におけるマイクロコンピュータ25内のEEPROM25mに上記の特化制御信号テーブル3を書き込む(S305)。具体的には、例えば、同機種ビデオムービーが図1に示した構成を有する場合には、サーバコンピュータ210で得られた特化制御信号テーブル3をメディアカード60に記録しておき、そのメディアカード60を同機種ビデオムービーの記録メディア挿入部38に挿入して、特化制御信号テーブル3を同機種ビデオムービーに読み込ませればよい。また、同機種ビデオムービーが図1に示した構成を有さず、外部から制御信号テーブルを同機種ビデオムービーに書き込めない場合には、メーカー200側でその同機種ビデオムービーの製造時に、その同機種ビデオムービーのマイクロコンピュータ25内のEEPROM25mに特化制御信号テーブル3を書き込む。
次に、メーカー200は、上記のようにして特化制御信号テーブル3の書き込まれた同機種ビデオムービーを、その特化制御信号テーブル3に対応するユーザー、すなわち手ぶれ周波数を示す信号としての上記のセンサ信号2を取得するために販売店100でビデオムービー1で撮影の姿勢をとったユーザーに直販する(S306)。これにより、手ぶれ補正がそのユーザーにカスタマイズされたビデオムービーがそのユーザーの自宅300に直送されることになる。
上記のようにしてユーザーの自宅300に送られた同機種ビデオムービーは、その手ぶれ補正がそのユーザーにカスタマイズされていて、そのユーザーがその機種のビデオムービーを使用したときの手ぶれ周波数にて好適に手ぶれが補正されるように設定されている。以下、この点につき、更に詳しく説明する。
まず、図8を参照しつつ手ぶれ補正の周波数特性を説明する。図8では、或る周波数で手ぶれが発生したものとして、そのときのセンサ信号によって示される手ぶれ量が曲線W0で表されており、手ぶれ補正装置50において第3レンズ群L3を駆動することによって得られる補正量が曲線W1で表されている。図8に示されているように、通常、手ぶれ量を示す信号に対して補正量を示す信号に遅延があり、その遅延に応じて、曲線Wrで表されるような残留振れが残る。この残留振れ(振幅値)が小さいほど手ぶれ補正の効果が大きくなる。すなわち、手ぶれの抑圧度Scsの義式(1)におけるAcsとArは、曲線W0で表される手ぶれ量の振幅と曲線Wrで表される残留ふれ量の振幅とにそれぞれ相当し、残留振れ(振幅値)が小さいほど抑圧度Scsの絶対値が大きくなる。
ところで、同一の機種のビデオムービーを使用してもユーザーが異なれば手ぶれ周波数は相違する。すなわち、ステップS302で得られるセンサ信号すなわちユーザーの手ぶれ周波数を示す信号2に対して周波数分析を行うと、例えば図9に示すような周波数スペクトルが得られる。図9は、3人のユーザーA,B,Cについて取得したセンサ信号2の周波数スペクトルを示しており、この図から、ユーザーA,B,Cの手ぶれ周波数は、それぞれ、概ね、3Hz,5Hz,7Hzであることがわかる。
上記のステップS304では、上記の周波数分析の結果に応じた制御信号テーブル3が作成される。このとき、上記のユーザーA,B,Cのそれぞれに対しては、図10に示されているような周波数特性に対応した制御信号テーブルを作成すればよい。例えば、ユーザーBに対しては、手ぶれ周波数が5Hzのときに抑圧度Sscの絶対値が最大(手ぶれ補正の効果が最大)となり、5Hzから離れるにしたがって抑圧度Sscの絶対値が次第に小さくなるような制御信号テーブルを作成する。
すなわち、5Hzのときの残留振れ量をRとしたとき、5Hzから離れるにしたがって残留振れ量がRから徐々に大きくなるように手ぶれ補正を制御する制御信号テーブルを作成する。このような手ぶれ補正の周波数特性を規定する制御信号テーブルに基づいて手ぶれ補正が行われると、ユーザーBがビデオムービー1を使用したときの手ぶれ周波数(概ね5Hz)において手ぶれ補正の効果が最大となり、一方、5Hzから離れた周波数では、手ぶれ補正の効果は小さくなって、手ぶれに起因しないビデオムービー自体の動きに対して不必要な手ぶれ補正が行われるのが防止される。
このようにしてユーザーBに特化した手ぶれ補正が実現される。ユーザーB以外のユーザーAおよびCについても、上記と同様にして、それぞれのユーザーに適した手ぶれ補正の周波数スペクトルに応じた制御信号テーブルすなわち特化制御信号テーブルを作成することができる。そして、ユーザーA,Cのそれぞれに対応する特化制御信号テーブルを使用することにより、手ぶれ補正をそれぞれのユーザーに特化させることができる。
<1.5 第1の実施形態の効果>
以上のように本実施形態によれば、手ぶれ補正の周波数特性を実際のユーザーの手ぶれ周波数に合わせたビデオムービーを販売することができる。このため、従来のメーカー主体の販売方法とは異なり、ユーザーメリットを最優先に考えた販売方法が可能となる。しかも、ネットワークを用いてデータ交換を行うことにより、ユーザーの情報のデータベース化などが容易になり、アフターサービスや今後の商品開発に対して役立てることも可能となる。またユーザー側にとっても、自分の手ぶれ周波数にて最良の性能を有しているため、自分専用、あるいは自分独自のビデオムービーを購入することが可能となり、従来にないサービスを受けることができる。
<1.6 第1の実施形態の変形例>
上記第1の実施形態では、手ぶれ周波数を示す信号2(周波数情報)として、角速度センサ31によって得られるセンサ信号を使用しているが、手ぶれ周波数を示すものであれば他の信号を使用してもよく、例えばユーザーが撮影した映像信号を、手ぶれ周波数を示す信号2として使用してもよい。ただし、映像信号を手ぶれ周波数を示す信号として使用する場合には、手ぶれ補正の効果が映像信号に反映されないように撮影時に手ぶれ補正の機能を停止させることが望ましい。
また、この場合、映像信号をそのまま手ぶれ周波数を示す信号2としてビデオムービー1から取り出す代わりに、映像信号から求めた動きベクトルを用いて手ぶれ周波数を直接的に示す信号を作成し、これをビデオムービー1から取り出して手ぶれ周波数を示す信号2としてサーバコンピュータ210にアップロードするのが好ましい。このような方法を実施するには、例えば図11に示す構成のビデオムービーを使用すればよい。以下、このビデオムービーの構成について説明し、このビデオムービーを使用した手ぶれ補正のカスタマイズ方法について言及する。なお、このビデオムービーにおける構成要素のうち上記第1の実施形態において使用されるビデオムービー1(図1参照)の構成要素と同一のものについては、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図11に示したビデオムービーは、手ぶれ補正ON/OFFスイッチ71と、フィールドメモリ72と、動きベクトル検出部73とを備えている。手ぶれ補正ON/OFFスイッチ71は、手ぶれ補正の動作状態と停止状態とを切り換えるためにユーザーによって操作されるスイッチであり、このスイッチ71からマイクロコンピュータ25に入力される信号に基づき、マイクロコンピュータ25は、手ぶれ補正機能のON/OFFを制御する。フィールドメモリ72は、A/D変換器29からのデジタル映像信号Sv0を一時的に記憶し、これにより、そのデジタル映像信号Sv0を1フィールド分だけ遅延させた映像信号Sv1が得られる。
A/D変換器29からのデジタル映像信号Sv0とそれを1フィールド分だけ遅延させた映像信号Sv1とは、共に動きベクトル検出部73に入力される。動きベクトル検出部73は、これらの映像信号Sv0およびSv1から動きベクトルを検出し、検出された動きベクトルは、マイクロコンピュータ25に入力される。マイクロコンピュータ25は、その内部に格納された所定のプログラムを実行することにより、その動きベクトルから手ぶれ周波数を直接的に示す信号(例えば図9に示すような信号)を生成し、これを記録メディアインターフェース部37を介して、記録メディア挿入部38に挿入されたメディアカードに記録する。
その後、このメディアカードはクライアントコンピュータ110の記録メディア挿入部138に挿入され、このメディアカードに記録された上記の信号は、手ぶれ周波数を示す信号2として、第1の実施形態と同様にしてサーバコンピュータ210にアップロードされる。以降、第1の実施形態と同様の手順により、手ぶれ補正の周波数特性がユーザーに対してカスタマイズされたビデオムービーが、そのユーザーに提供される。
ところで、制御信号テーブル3については、1人の手ぶれ周波数に合わせたものをビデオムービー1に書き込むものとして上記第1の実施形態を説明した。しかし、店頭にて複数の人の手ぶれ周波数を示す信号2を記録し、複数の人のそれぞれに合わせた別々の制御信号テーブル3を作成した上でビデオムービー1に書き込み、ユーザーが使用時にその選択をすることにより、複数の人が使用するような形態をとれば、さらにそのメリットは高くなる。また、制御信号テープル3によって規定される手ぶれ補正の周波数特性(手ぶれ周波数と手ぶれ補正効果との関係)は、図7に示す3種類に限定するものではない。
なお、上記第1の実施形態の説明において、手ぶれ周波数を示す信号2については、手ぶれ補正装置50のピッチングまたはヨーイング方向のいずれか一方について述べたが、両方についての制御信号号テーブル3を作成することはいうまでもない。また、ユーザーにより、ピッチングあるいはヨーイング方向の制御信号テーブル3を異なるものとすれば、更に好適な手ぶれ補正効果が得られる。
<2.第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について、図12〜図17を用いて説明する。
<2.1 ビデオムービーの構成>
本実施形態に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法が適用されるビデオムービーのハードウェアの要部構成および振れ補正光学機構の構成は、上記第1の実施形態の場合と同様であって、同一の構成要素には同一の参照符号が付されるものとし(図1および図2参照)、それらの詳しい説明を省略する。ただし、本実施形態では、第1の実施形態とは異なり、手ぶれ補正をカスタマイズするための特化制御信号テーブルを作成する際に、ユーザーの手ぶれ周波数を示す信号2を必要としない。そのため、手ぶれ周波数を示す信号2を獲得するための機構は不要である(具体的は、角速度センサ31によって得られるセンサ信号を外部に取り出すためのIEEE1394インターフェース部37bなどは不要である)。
<2.2 システム構成>
本実施形態に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法は、図12に示すように、ユーザー側に設置されたパソコンであるクライアントコンピュータ320と、ビデオムービーのメーカー側に設置されたコンピュータであるサーバコンピュータ220とが、インターネット500によって接続されたシステムを前提としている。
クライアントコンピュータ320のハードウェア構成は、第1の実施形態において使用されるクライアントコンピュータ310と同様であり(図3)、同一の構成要素には同一の参照符号を付すものとする。クライアントコンピュータ320は、メディアカード60に対してデータを読み書きすることができ、後述のようにしてサーバコンピュータ220からインターネット500を介して受信した制御信号テーブル4をメディアカード60に記録する。また、クライアントコンピュータ320は、WWWブラウザを備えており、インターネットを介してWWWサーバにアクセスすることができる。
サーバコンピュータ220のハードウェア構成は、図13に示す通りであって、第1の実施形態において使用されるサーバコンピュータ210の構成とほぼ同様であり、同一の構成要素には同一の参照符号を付して詳しい説明を省略する。ただし、サーバコンピュータ220は、メディアカードに対する読み書きの機能を必要としないので、記録メディア挿入部238を備えていない。
サーバコンピュータ220は、その外部記憶装置としてのハードディスク装置207に、ユーザーの属性とビデオムービーの機種との組み合わせに応じた各種の制御信号テーブルを含むデータ(以下「手ぶれ補正制御データ」という)を格納している。図14は、この手ぶれ補正制御データのデータ構造の一例を示している。この例では、手ぶれ補正制御データは、ユーザーの性別、年齢、手の大きさとビデオムービーの機種との各種組み合わせのそれぞれに適合した制御信号テーブルを含んでいる。
すなわち、性別、年齢、手の大きさによって規定される各種のユーザーがビデオムービーの各機種を使用して撮影したときの手ぶれ周波数の平均的な値または代表的な値に基づき、その各種のユーザーに特化した手ぶれ補正の周波数特性を規定する制御信号テーブルすなわち特化制御信号テーブルが、ハードディスク装置207に格納されている。これは、例えば、図17に示すようにビデオムービーの各機種について男性、女性、子供用などの制御信号テーブル4が用意されていることを意味する。
そして、手ぶれ補正制御データは、図14に示すように、これらの各特化制御信号テーブルを指すポインタと、各特化制御信号テーブルに対応するユーザーの性別、年齢、手の大きさとビデオムービーの機種との各種組み合わせとを対応付ける対応データ251をも含んでいる。したがって、このような構成の手ぶれ補正制御データによれば、ユーザーの性別、年齢、手の大きさとビデオムービーの機種の識別情報とが与えられると、そのような属性のユーザーがその機種のビデオムービーを使用して撮影する際に好適に手ぶれを補正できる特化制御信号テーブルに、容易にアクセスすることができる。
また、サーバコンピュータ220は、その内部メモリ204に格納された所定のプロ
グラムに基づいて動作することにより、WWWサーバとして機能し、図15に示すような選択メニューを含む操作画面5を持つホームページを有している。したがって、WWWブラウザを備えたクライアントコンピュータ320がインターネット500を介して、WWWサーバとしてのサーバコンピュータ220によって提供されるホームページにアクセスすると、そのクライアントコンピュータ320の表示装置には、図15に示すような選択メニューを含む操作画面5が表示される。
そして、この操作画面5を介してユーザーが、その性別、年齢、手の大きさ、ビデオムービーの機種名を入力した後に(以下、ここで入力される情報を「属性指定情報」という)、操作画面5における"ダウンロード"のボタン261をクリックすると、その属性指定情報がインターネット500を介してサーバコンピュータ220に送られる。これは、クライアントコンピュータ320からサーバコンピュータ220への特化制御信号テーブルの要求を意味する。サーバコンピュータ220は、その属性指定情報を受信すると、ハードディスク装置207から、図14に示すような対応データ251を参照して、その属性指定情報に対応する特化制御信号テーブルを読み出し、その特化制御信号テーブルをインターネット500を介してクライアントコンピュータ320に送信する。
<2.3 手ぶれ補正のカスタマイズ>
本実施形態では、以上のようなシステム構成の下、図16に示す手順にしたがってビデオムービー1の手ぶれ補正がそのユーザーに対してカスタマイズされる。この手ぶれ補正のカスタマイズ方法を以下に説明する。
まず、ユーザーがビデオムービー1をメーカーより購入する(S601)。前述のように、そのメーカー側に設置されWWWサーバとして機能するサーバコンピュータ220は、ユーザーの性別、年齢、手の大きさ、ビデオムービーの機種名からなる属性指定情報を入力するための操作画面5を持つホームページを提供している。
ビデオムービー1を購入したユーザー(以下「購入ユーザー」という)は、ユーザー側のクライアントコンピュータ320を操作することにより、インターネット500を介して、このホームページにアクセスする(S603)。このホームページへのアクセスの結果、クライアントコンピュータ320の表示装置109に操作画面5が表示されると、購入ユーザーは、その操作画面5に対する操作によって属性指定情報を入力し、その属性指定情報に適合した制御信号テーブルである特化制御信号テーブル4をダウンロードする(S604)。
すなわち、まず、購入ユーザーは、その操作画面5における選択メニューの選択欄から、自分に該当する欄をクリックすることにより、属性指定情報を入力する。次に、購入ユーザーは、操作画面5における"ダウンロード"のボタンをクリックする。これにより、入力された属性指定情報がインターネット500を介してサーバコンピュータ220に送られ、サーバコンピュータ220は、この属性指定情報を受信すると、その属性指定情報に対応する特化制御信号テーブル4を、手ぶれ補正制御データの格納されたハードディスク装置207から読み出す。
このときサーバコンピュータ220は、ハードディスク装置207に格納された対応データ251における各種の属性指定情報(ユーザーの性別、年齢、手の大きさとビデオムービーの機種の識別名との組み合わせ)のうち受信した属性指定情報に合致するものを検索し、その合致した属性指定情報(合致する属性指定情報が無い場合は最も近い属性指定情報)に対応付けてハードディスク装置207に格納されている制御信号テーブルを読み出す。そして、読み出した制御信号テーブルを、特化制御信号テーブル4としてインターネット500を介してクライアントコンピュータ320に送信する。
このようにして特化制御信号テーブル4がダウンロードされると、購入ユーザーは、その特化制御信号テーブル4をビデオムービー1に転送して、マイクロコンピュータ25内のEEPROM25mに書き込む(S605)。具体的には、特化制御信号テーブル4がダウンロードされると、クライアントコンピュータ320は、その内部の記録メディア挿入部138に挿入されたメディアカード60にその特化制御信号テーブル4を記録する。
購入ユーザーは、この特化制御信号テーブル4の記録されたメディアカード60をクライアントコンピュータ320から取り出して、ビデオムービー1の記録メディア挿入部38に挿入する(図5参照)。ビデオムービー1におけるマイクロコンピュータ25は、そのメディアカード60から、記録メディアインターフェース部37を介して特化制御信号テーブル4を読み出し、その内部のEEPROM25mに書き込む。以後、ビデオムービー1ではこの特化制御信号テーブル4を用いて手ぶれ補正が行われるので、手ぶれ補正の周波数特性がその特化制御信号テーブルに沿ったものとなる。その結果、ビデオムービー1における手ぶれ補正が、クライアントコンピュータ320から送られた属性指定情報に対応する購入ユーザーに特化したものとなる。長年にわたり所有のビデオムービーを使用することができる。
<2.4 第2の実施形態の効果>
以上のように本実施形態によれば、ビデオムービーの購入ユーザーである実際の撮影者に最も近い手ぶれの周波数に合わせてそのビデオムービーの手ぶれ補正の周波数特性が設定される。このため、従来のメーカー主体の手ぶれ補正の設定とは異なり、ユーザーメリットを最優先に考え、ビデオムービーの手ぶれ補正が購入ユーザーに対してカスタマイズされるので、他社との差別化を図ったビジネスを行うことができる。
またユーザーにとっては、手ぶれ補正の性能が自分の手ぶれの周波数にて最良となるため、自分専用あるいは自分独自のビデオムービーを使用することが可能となり、従来にないサービスを受けることできる。また、この制御信号用テーブルは何度でも書き換えることが可能であるため、最初に選択した制御信号テーブルが自分に合わない場合には、その他の制御信号テーブルを選択することもできる。さらにメーカーが将来的に、さらに優れた手ぶれ補正を行うためのソフトウェアの開発を行った場合には、新規にハードウェアとしてのビデオムービーを購入することなく、ソフトウェアである制御信号テーブルのみをダウンロードすることが可能であるため、長年にわたり所有のビデオムービーを使用することができる。
<2.5 第2の実施形態の変形例>
上記において、制御信号テーブル4については、1人のユーザーの操作画面5に対する操作によって入力された属性指定情報に基づき、そのユーザーの手ぶれ周波数に合わせたもの(特化制御信号テーブル)をビデオムービー1に書き込むものとして第2の実施形態を説明した。しかし、複数の人がホームページ上で属性指定情報を入力し、複数の人のそれぞれに合わせた別々の制御信号テーブル4をダウンロードした上でビデオムービー1に書き込み、ユーザーが使用時にその選択をすることにより、複数の人が使用するような形態をとれば、さらにそのメリットは高くなる。なお、制御信号テーブル4によって規定される手ぶれ補正の周波数特性(手ぶれ周波数と手ぶれ補正の効果との関係)は、図17に示す3種類に限定するものではない。
また、上記第2の実施形態では、メーカー側のサーバコンピュータ220によって提供されるホームページにおいて、ユーザーが操作画面5に対する操作によって属性指定情報を入力して"ダウンロード"のボタン261をクリックすることにより、メーカー側のサーバコンピュータ220からユーザー側のクライアントコンピュータ320に特化制御信号テーブル4が送られる。したがって、上記のホームページにおける上記操作により特化制御信号テーブル4の提供を受けられるユーザーは、特に限定されるものではない。
しかし、ビデオムービーの購入ユーザー以外の者が無断でそのビデオムービーの制御信号テーブルを書き換えるのを防止するなどのために、その購入ユーザーのみがそのビデオムービー用の特化制御信号テーブルの提供を受けられるようにすることが要求される場合もある。すなわち、クライアントコンピュータからサーバコンピュータ220に対して属性指定情報が送られて対応する特化制御信号テーブル4のダウンロードが要求されたときに、その要求を受理すべきか否かを判定するという認証のステップを設けることが必要とされる場合もある。このような認証を実現する方法として、ビデオムービーの購入ユーザーに対するユーザー登録およびパスワードの付与による方法(以下「方法1」という)と、ビデオムービーの購入ユーザーに対するユーザー登録および指紋登録による方法(以下「方法2」という)とが考えられる。
まず、上記方法1による認証の実現について説明する。この方法1では、下記の(1)〜(3)の手順により、認証が実現される。
(1)ビデオムービーを購入したユーザー(購入ユーザー)は、そのビデオムービーに付属するシリアルナンバーまたは製造番号を用いてユーザー登録を行う(以下では、シリアルナンバーを用いてユーザー登録が行われたものとして説明する)。ユーザー登録方法としては、例えばインターネットを用いた周知の方法を使用することができる。
(2)ユーザー登録の完了後、そのビデオムービーのメーカーは、ユーザー登録の完了したユーザーのそれぞれに対してパスワードを付与する。
(3)ユーザー登録の完了したユーザーは、上記のステップS604にて、サーバコンピュータ220によって提供されるホームページにおいて特化制御信号テーブル4のダウンロードを要求する際に、操作画面に対する操作によって、属性指定情報を入力するとともに、シリアルナンバーおよびパスワードを入力し、その後に、"ダウンロード"のボタンをクリックする(図18参照)。
上記方法1による認証に対応したサーバコンピュータ220は、ユーザー登録の完了した各ユーザーについて、図19に示すように、そのユーザーに付与されたパスワードをそのユーザーに購入されたビデオムービーのシリアルナンバーと対応付けて記録した照合用テーブル271を作成し、ハードディスク装置207に格納している。このサーバコンピュータ220は、図20に示すフローチャートに従って動作する。
すなわち、サーバコンピュータ220は、WWWサーバとしての動作を開始し、クライアントコンピュータ320に操作画面5b(図18)を表示させた状態になると、インターネット500を介してサーバコンピュータ220に特化制御信号テーブルのダウンロードが要求されたか否かを監視しつつ待機する(S700)。この待機中に特化制御信号テーブルのダウンロードの要求が検出されると、その要求の際にクライアントコンピュータ320から送られる属性指定情報ならびにシリアルナンバーおよびパスワードを受信する(S702)(以下、受信したシリアルナンバーおよびパスワードをそれぞれ「受信シリアルナンバー」および「受信パスワード」という)。
次に、受信シリアルナンバーに対応するパスワードとして照合用テーブル271に記録されているパスワード(以下「対応登録パスワード」という)を求め、受信パスワードが対応登録パスワードと一致するか否かを判定する(ステップS704)。ここで、受信シリアルナンバーに対応するパスワードが照合用テーブル271に記録されていない場合や、受信パスワードが対応登録パスワードに一致しない場合には、受信されたシリアルナンバーまたはパスワードに誤りがある旨の通知すなわちエラー通知をインターネット500を介してクライアントコンピュータ320に対して行う(S709)。
一方、受信パスワードが対応登録パスワードと一致する場合には、上記第2の実施形態と同様、手ぶれ補正制御データに含まれ対応データ251における各種の属性指定情報(ユーザーの性別、年齢、手の大きさとビデオムービーの機種の識別名との組み合わせ)のうち受信した属性指定情報に合致するものを検索し、その合致した属性指定情報(合致する属性指定情報が無い場合は最も近い属性指定情報)に対応付けてハードディスク装置207に格納されている制御信号テーブルを読み出す(S706)。
そして、読み出した制御信号テーブルを、特化制御信号テーブル4としてインターネット500を介してクライアントコンピュータ320に送信する(S708)。以上のようにして、特化制御信号テーブル4またはエラー通知を送信した後は、ステップS700へ戻り、以降、上記と同様の動作(S700〜S709)を繰り返す。
次に、上記方法2による認証の実現について説明する。この方法2では、下記の(1)〜(3)の手順により、認証が実現される。
(1)ビデオムービーを購入したユーザー(購入ユーザー)は、そのビデオムービーに付属するシリアルナンバーまたは製造番号を用いてユーザー登録を行う(以下では、シリアルナンバーを用いてユーザー登録が行われたものとして説明する)。ユーザー登録方法としては、例えばインターネットを用いた周知の方法を使用することができる。
(2)そのビデオムービーのメーカーは、特化制御信号テーブルをダウンロードするための操作画面において、指紋照合システムを用いてログインできるようなメニューを提供する。つまり、ユーザー登録の完了したユーザーが自分自身の指紋を登録しておき、指紋を登録したユーザー以外は、そのメニューにログインできないようにする。
(3)ユーザー登録および指紋登録の完了したユーザーは、上記のステップS604において、サーバコンピュータ220によって提供されるホームページにおいて特化制御信号テーブル4のダウンロードを要求する際に、まず、上記の操作画面におけるシリアルナンバーの入力と指紋照合システムによる指紋照合を経て上記メニューにログインし、次に、そのメニューにおいて属性指定情報を入力し、その後に、"ダウンロード"のボタンをクリックする。
上記方法2による認証に対応したサーバコンピュータ220は、ユーザー登録および指紋登録の完了した各ユーザーについて、そのユーザーの指紋を表すデータ(以下「指紋データ」という)を購入されたビデオムービーのシリアルナンバーと対応付けて記録した照合用テーブルを作成し、ハードディスク装置207に格納している。このサーバコンピュータ220は、上記方法1による認証に対応したサーバコンピュータ220とほぼ同様の動作を行う(図20参照)。ただし、上記方法2では、上記方法1とは異なり、サーバコンピュータ220は、ステップS704において、受信シリアルナンバーに対応する指紋データとして照合用テーブルに記録されている指紋データ(以下「対応登録指紋データ」という)を求め、受信指紋データが対応登録指紋データと一致するか否かを判定する。
<3.第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について、図21、図22を用いて説明する。
<3.1 ビデオムービーの構成>
本実施形態に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法が適用されるビデオムービーのハードウェアの要部構成および振れ補正光学機構の構成は、上記第1の実施形態の場合と同様であって、同一の構成要素には同一の参照符号が付されるものとし(図1および図2参照)、それらの詳しい説明を省略する。
<3.2 システム構成>
本実施形態に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法は、図21に示すように、ユーザー側に設置されたパソコンであるクライアントコンピュータ330と、ビデオムービーのメーカー側に設置されたサーバコンピュータ230とが、インターネット500によって接続されたシステムを前提としている。クライアントコンピュータ330およびサーバコンピュータ230のハードウェア構成は、それぞれ、第1の実施形態において使用されるクライアントコンピュータ310(図3)およびサーバコンピュータ210(図4)と同様であり、同一の構成要素には同一の参照符号を付すものとする。クライアントコンピュータ330は、メディアカード60に対してデータの読み書きを行うための機構を備えている。また、サーバコンピュータ230は、メモリ204に格納された所定の解析プログラムを実行することにより、ユーザーの手ぶれ周波数を示す信号であるセンサ信号2に対し周波数分析を行ってその分析結果に基づいて制御信号テーブルを作成することができる。
<3.3 手ぶれ補正のカスタマイズ>
本実施形態では、以上のようなシステム構成の下、図22に示す手順にしたがってビデオムービー1の手ぶれ補正がそのユーザーに対してカスタマイズされる。この手ぶれ補正のカスタマイズ方法を以下に説明する。
まず、ユーザーがビデオムービー1をメーカーより購入する(S1001)。次に、ビデオムービー1を購入したユーザー(以下「購入ユーザー」という)がそのビデオムービー1を保持して、一定期間、撮影の姿勢をとる(S1002)。そのときの購入ユーザーの手ぶれ周波数を示す信号2を所定の期間、記録する(S1003)。具体的には、第1の実施形態の場合と同様にして、角速度センサ31によって得られるセンサ信号を手ぶれ周波数を示す信号2として、ビデオムービー1の記録メディア挿入部38に挿入されたメディアカード60に記録する。
メディアカード60に手ぶれ周波数を示す信号2であるセンサ信号が記録されると、購入ユーザーは、そのビデオムービー1からこのメディアカード60を取り出して、クライアントコンピュータ330の記録メディア挿入部138に挿入する。そして購入ユーザーは、クライアントコンピュータ330をインターネット500経由でメーカー側のサーバコンピュータ230に接続し、そのサーバコンピュータ230によって提供されているメーカーのホームページを介して、メディアカード60に記録されているセンサ信号2をアップロードする(S1004)。
これにより、ユーザー側におけるクライアントコンピュータ330からメーカー側におけるサーバコンピュータ230に手ぶれ周波数を示すセンサ信号2が転送され、サーバコンピュータ230内の所定の記憶部に記憶される。なお、上記のセンサ信号2のアップロードは、クライアントコンピュータ330からサーバコンピュータ230への特化制御信号テーブルの要求を意味する。
上記のようにして手ぶれ周波数を示すセンサ信号2がサーバコンピュータ230に転送されると、第1の実施形態の場合と同様にして、手ぶれ周波数を示すセンサ信号2に対して周波数分析が行われ、その分析結果に基づき、制御信号テーブル3が作成される(S1005)。
この制御信号テーブル3は、そのセンサ信号2に対応するユーザーである購入ユーザーに特化された特化制御信号テーブルであって、その購入ユーザーがビデオムービー1で撮影を行うときの手ぶれによる撮影画像のブレを好適に抑圧できるような手ぶれ補正の周波数特性を規定するものである。
次に、その特化制御信号テーブル3がメーカー側のサーバコンピュータ230からインターネット500を介してユーザー側のクライアントコンピュータ330に転送される(S1006)。このようにして特化制御信号テーブル3がクライアントコンピュータ330に転送されると、購入ユーザーは、その特化制御信号テーブル3をビデオムービー1に転送して、マイクロコンピュータ25内のEEPROM25mに書き込む(S1007)。
具体的には、クライアントコンピュータ330は、その特化制御信号テーブル3を受け取ると、その内部の記録メディア挿入部138に挿入されたメディアカード60にその特化制御信号テーブル4を記録する。購入ユーザーは、この特化制御信号テーブル3の記録されたメディアカード60をクライアントコンピュータ320から取り出して、ビデオムービー1の記録メディア挿入部38に挿入する。ビデオムービー1におけるマイクロコンピュータ25は、そのメディアカード60から、記録メディアインターフェース部37を介して特化制御信号テーブル3を読み出し、その内部のEEPROM25mに書き込む。以後、ビデオムービー1ではこの特化制御信号テーブル3を用いて手ぶれ補正が行われるので、手ぶれ補正の周波数特性がその特化制御信号テーブル3に沿ったものとなり、手ぶれ補正が購入ユーザーに特化したものとなる。このようにしてユーザーは、ユーザーの手ぶれ周波数に最適なシステムを自分で構築することができる。
<3.4 第3の実施形態の効果>
以上のように本実施形態によれば、ビデオムービーの購入ユーザーである実際の撮影者の手ぶれ周波数に合わせてそのビデオムービーの手ぶれ補正の周波数特性が設定される。このため、従来のメーカー主体の手ぶれ補正の設定とは異なり、ユーザーメリットを最優先に考え、ビデオムービーの手ぶれ補正が購入ユーザーに対してカスタマイズされるので、他社との差別化を図ったビジネスを行うことができる。またユーザー側にとっては、自分の手ぶれの周波数にて最良の性能を有しているため、自分専用あるいは自分独自のビデオムービーを使用することが可能となり、従来にないサービスを受けることできる。
<3.5 第3の実施形態の変形例>
上記において、制御信号テーブル3については、1人のユーザーの手ぶれ周波数に合わせたもの(特化制御信号テーブル)をビデオムービーに書き込むものとして第3の実施形態を説明した。しかし、複数の人の手ぶれ周波数を示す信号2を記録し、複数の人のそれぞれに合わせた別々の制御信号テーブル3をユーザー側に転送した上でビデオムービー1に書き込み、ユーザーが使用時にその選択をすることにより、複数の人が使用できるような形態をとれば、さらにそのメリットは高くなる。
なお、本実施形態においても、第2の実施形態の変形例と同様にして認証の機構を導入することにより(図19、図20のステップS702,S704など参照)、特化制御信号テーブルの提供を受けることができる者を、ビデオムービーの購入ユーザーなどに限定することが可能となる。
<4.第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施の形態について、図23、図24を用いて説明する。
<4.1 ビデオムービーの構成>
本実施形態に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法が適用されるビデオムービーのハードウェアの要部構成および振れ補正光学機構の構成は、上記第1の実施形態の場合と同様であって、同一の構成要素には同一の参照符号が付されるものとし(図1および図2参照)、それらの詳しい説明を省略する。
<4.2 システム構成>
本実施形態に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法は、図23に示すように、ユーザー側に設置されたパソコンであるクライアントコンピュータ340と、ビデオムービーのメーカー側に設置されたサーバコンピュータ240とが、インターネット500によって接続されたシステムを前提としている。クライアントコンピュータ340およびサーバコンピュータ240のハードウェア構成は、それぞれ、第1の実施形態において使用されるクライアントコンピュータ310(図3)およびサーバコンピュータ210(図4)と同様であり、同一の構成要素には同一の参照符号を付すものとする。クライアントコンピュータ340は、メディアカード60に対してデータの読み書きを行うための機構を備えている。また、サーバコンピュータ240は、ハードディスク装置207に所定の解析プログラム6を格納している。この解析プログラム6は、ユーザーの手ぶれ周波数を示す信号であるセンサ信号2に対して周波数分析を行い、その分析結果に基づいて制御信号テーブルを作成するためのプログラムであって、クライアントコンピュータ340において実行可能なものである。
<4.3 手ぶれ補正のカスタマイズ>
本実施形態では、以上のようなシステム構成の下、図24に示す手順にしたがってビデオムービー1の手ぶれ補正がそのユーザーに対してカスタマイズされる。この手ぶれ補正のカスタマイズ方法を以下に説明する。
まず、ユーザーがビデオムービー1をメーカーより購入する(S1201)。次に、ビデオムービー1を購入したユーザー(購入ユーザー)が、ビデオムービー1のメーカーのホームページを介して、特定の要求をクライアントコンピュータ340からメーカー側のサーバコンピュータ240に送信することにより、手ぶれ周波数を求めるための周波数分析を行って制御信号用テーブルを作成する解析プログラム6をダウンロードする(S1202)。また、購入ユーザーは、ビデオムービー1を保持して、一定期間、撮影の姿勢をとる(S1203)。そのときの購入ユーザーの手ぶれ周波数を示す信号2を記録する(S1204)。具体的には、第1の実施形態の場合と同様にして、角速度センサ31によって得られるセンサ信号を手ぶれ周波数を示す信号2として、ビデオムービー1の記録メディア挿入部38に挿入されたメディアカード60に記録する。
メディアカード60に手ぶれ周波数を示す信号2であるセンサ信号が記録されると、購入ユーザーは、サーバコンピュータ240からダウンロードされた解析プログラム6を使用してその手ぶれ周波数を示す信号2に対して周波数分析を行い、その分析結果に基づいて制御信号テーブル3を作成する(S1205)。具体的には、購入ユーザーが、ビデオムービー1からメディアカード60を取り出してクライアントコンピュータ340の記録メディア挿入部138に挿入する(図5参照)。そして購入ユーザーは、クライアントコンピュータ340に上記の解析プログラム6を実行させる。これにより、クライアントコンピュータ340は、メディアカード60に記録された手ぶれ周波数を示すセンサ信号2に対して周波数分析を行ってその分析結果に基づいて制御信号テーブル3を作成する。この制御信号テーブル3は、購入ユーザーに特化された特化制御信号テーブルとしてメディアカード60に記録される。
次に、購入ユーザーは、その特化制御信号テーブル3をビデオムービー1に転送して、マイクロコンピュータ25内のEEPROM25mに書き込む(S1206)。具体的には、購入ユーザーが、特化制御信号テーブル3の記録されたメディアカード60をクライアントコンピュータ340から取り出して、ビデオムービー1の記録メディア挿入部38に挿入する。ビデオムービー1におけるマイクロコンピュータ25は、そのメディアカード60から、記録メディアインターフェース部37を介して特化制御信号テーブル3を読み出し、その内部のEEPROM25mに書き込む。以後、ビデオムービー1ではこの特化制御信号テーブル3を用いて手ぶれ補正が行われるので、手ぶれ補正の周波数特性がその特化制御信号テーブル3に沿ったものとなり、手ぶれ補正が購入ユーザーに特化したものとなる。このようにしてユーザーは、ユーザーの手ぶれ周波数に最適なシステムを自分で構築することができる。
<4.4 第4の実施形態の効果>
以上のように本実施形態によれば、ビデオムービーの購入ユーザーである実際の撮影者の手ぶれの周波数に合わせてそのビデオムービーの手ぶれ補正の周波数特性が設定される。このため、従来のメーカー主体の手ぶれ補正の設定とは異なり、ユーザーメリットを最優先に考え、ビデオムービーの手ぶれ補正が購入ユーザーに対してカスタマイズされるので、他社との差別化を図ったビジネスを行うことができる。また、ユーザー側にとっては、手ぶれ補正の性能が自分の手ぶれ周波数にて最良となるため、自分専用あるいは自分独自のビデオムービーを使用することが可能となり、従来にないサービスを受けることできる。更にまた、ユーザーは手ぶれ周波数を解析するソフトウェアである解析プログラムを入手できるので、手ぶれ周波数を示す信号をホームページを介してメーカー側に送る手間がなく、時間ロスなしで何度でも制御信号テーブルを書き換えることが可能である。
<4.5 第4の実施形態の変形例>
上記第4の実施形態では、解析プログラム6を所定のホームページを介してダウンロ
ードする、すなわち、メーカー側のサーバコンピュータ240からインターネット500を介してユーザー側のクライアントコンピュータ340に転送するものとしているが、ビデオムービー1の販売時にそのビデオムービー1に解析プログラムを添付するようにしてもよい。しかし、この場合であっても、解析プログラムが改良されうることを考慮すれば、解析プログラム6の最新バージョンを購入ユーザーが容易に入手できるという点で、解析プログラムがホームページなどを介してメーカー側からユーザー側に転送される第4の実施形態の方法は有効である。
なお、本実施形態においても、第2の実施形態の変形例と同様にして認証の機構を導入することにより(図19、図20のステップS702,S704など参照)、解析プログラム6の提供を受けることができる者を、ビデオムービーの購入ユーザーなどに限定することができる。
<5.その他>
上記各実施形態では、撮像装置としてビデオムービーを例にあげて説明したが、手ぶれ補正装置を搭載した他の撮像装置、例えばデジタルスチルカメラなどの撮像装置または銀塩フィルムを用いた撮影装置についても、上記と同様の構成によって手ぶれ補正の周波数特性をそれぞれの撮像装置のユーザーに対してカスタマイズすることにより、同様な効果が得られる。
また、上記各実施形態では、クライアントコンピュータとサーバコンピュータとがインターネット500によって接続されているシステムを前提としているが、本発明において両コンピュータ間でのデータ転送を可能にする手段としての通信網は、インターネットに限定されるものではなく、手ぶれ周波数を示す信号や制御信号テーブルなどを両コンピュータ間で転送できる通信網であれば他の通信網でもよい。
本発明は、手ぶれ補正装置を搭載した撮像装置に利用できる。
本発明の第1の実施形態に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法が適用される手ぶれ補正装置を備えた撮像装置であるビデオムービーの要部のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法が適用される手ぶれ補正装置の機構を示す分解斜視図である。 第1の実施形態において使用されるクライアントコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態において使用されるサーバコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 コンピュータとビデオムービーとの間でのメディアカードによるデータ転送を示す図である。 第1の実施形態に係る方法に従って手ぶれ補正をカスタマイズするためのシステム構成を示す図である。 第1の実施形態に係る手ぶれ補正のカスタマイズ方法を示すフローチャートである。 手ぶれ補正の周波数特性を説明するための図である。 手ぶれ周波数を示す信号としてのセンサ信号の周波数スペクトルを示す図である。 第1の実施形態において手ぶれ補正の周波数特性を規定する制御信号用テーブルの概念図である。 第1の実施形態の変形例に係る手ぶれ補正カスタマイズ方法が適用される手ぶれ補正装置を備えたビデオムービーのハードウェア構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る方法に従って手ぶれ補正をカスタマイズするためのシステム構成を示す図である。 第2の実施形態において使用されるサーバコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 第2の実施形態において使用されるサーバコンピュータに格納されている手ぶれ補正制御データのデータ構造を示す図である。 第2の実施形態においてメーカーのホームページとして表示される操作画面の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る手ぶれ補正のカスタマイズ方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態において手ぶれ補正の周波数特性を規定する制御信号用テーブルの概念図である。 第2の実施形態の変形例においてメーカーのホームページとして表示される操作画面の一例を示す図である。 第2の実施形態の変形例におけるサーバコンピュータが保持する照合用テーブルを示す図である。 第2の実施形態の変形例におけるサーバコンピュータの動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る方法に従って手ぶれ補正をカスタマイズするためのシステム構成を示す図である。 第3の実施形態に係る手ぶれ補正のカスタマイズ方法を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る方法に従って手ぶれ補正をカスタマイズするためのシステム構成を示す図である。 第4の実施形態に係る手ぶれ補正のカスタマイズ方法を示すフローチャートである。 ユーザーによるビデオムービーの保持方法を示す図である。 従来の手ぶれ補正装置における手ぶれ補正の効果を設定するための制御信号用テーブルの概念図である。
符号の説明
1 ビデオムービー
2 手ぶれ周波数を示す信号(センサ信号)
3,4 制御信号テーブル
5,5b 操作画面
6 解析プログラム
20 撮像光学系
25 マイクロコンピュータ
25m EEPROM
31 角速度センサ
37 記録メディアインターフェース部
37b IEEE1394インターフェース部
38 記録メディア挿入部
39 手ぶれ補正機構
50 手ぶれ補正装置
60 メディアカード
71 手ぶれ補正ON/OFFスイッチ
72 フィールドメモリ
73 動きベクトル検出部
105 インターネットインターフェース部
110,120,130,140 クライアントコンピュータ
205 インターネットインターフェース部
210,220,230,240 サーバコンピュータ
251 対応データ
261 ダウンロードのボタン
271 照合用テーブル
500 インターネット
L3 補正レンズ群

Claims (7)

  1. 撮像装置と、サーバコンピュータと、クライアントコンピュータとを有する手ぶれ補正カスタマイズシステムであって、
    前記サーバコンピュータは、
    手ぶれ補正の効果の手ぶれ周波数に対する依存性を規定する複数種類の制御信号テーブルを、それぞれ撮像装置の機種およびユーザーの属性に対応づけて予め記憶している記憶手段と、
    前記撮像装置の機種および前記ユーザーの属性を示す情報である属性指定情報を前記クライアントコンピュータから受信するサーバ側受信手段と、
    受信された前記属性指定情報に基づき、前記複数種類の制御信号テーブルの中から使用すべき制御信号テーブルを選択する選択手段と、
    選択された前記制御信号テーブルを前記クライアンコンピュータに送信するサーバ側送信手段とを含み、
    前記クライアントコンピュータは、
    前記属性指定情報を前記サーバシステムに送信するクライアント側送信手段と、
    前記属性指定情報に基づき前記サーバコンピュータにおいて選択された前記制御情報を受信するクライアント側受信手段と、
    受信された前記制御情報を外部に取り出すための出力インターフェース手段とを含み、
    前記撮像装置は、
    前記クライアントコンピュータから取り出された前記制御信号テーブルを記憶するメモリと、
    手ぶれを検出するセンサと、
    当該センサの出力と当該制御信号テーブルとに基づき当該手ぶれによる撮影画像のブレを補正する手ぶれ補正装置とを含むことを特徴とする、手ぶれ補正カスタマイズシステム。
  2. 前記属性指定情報は、ユーザーの性別、年齢、手の大きさ、撮像装置の機種、又はこれらの組合せであることを特徴とする、請求項1に記載の手ぶれ補正カスタマイズシステム。
  3. 手ぶれ補正の効果の手ぶれ周波数に対する依存性を規定する複数種類の制御信号テーブルを、それぞれ撮像装置の機種およびユーザーの属性に対応づけて予め記憶している記憶手段と、
    前記撮像装置の機種および前記ユーザーの属性を示す情報である属性指定情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記属性指定情報に基づき、前記複数種類の制御信号テーブルの中から使用すべき制御信号テーブルを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された制御信号テーブルを前記属性指定情報の送信する送信手段とを備える、サーバコンピュータ。
  4. 前記属性指定情報は、ユーザーの性別、年齢、手の大きさ、撮像装置の機種、又はこれらの組合せであることを特徴とする、請求項3に記載のサーバコンピュータ。
  5. 手ぶれ補正の効果の手ぶれ周波数に対する依存性を規定する制御信号テーブルが記憶されているメモリと、
    手ぶれを検出するセンサと、
    当該センサの出力と当該手ぶれ補正制御情報とに基づき当該手ぶれによる撮影画像のブレを補正する手ぶれ補正装置と、
    使用可能な制御信号テーブルを外部から受け取るためのインターフェース手段と、
    前記インターフェース手段によって受け取られたユーザーに対応した前記制御信号テーブルを、前記メモリに書き込む書込手段とを備える、撮像装置。
  6. 前記メモリは、複数のユーザーのそれぞれに対応した別々の前記制御信号テーブルが記憶されており、ユーザーに対応した前記制御信号テーブルが選択されて使用されることを特徴とする、請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記制御信号テーブルは、属性指定情報により手ぶれ補正の効果の手ぶれ補正周波数に対する依存度が異なり、前記属性指定情報は、ユーザーの性別、年齢、手の大きさ、撮像装置の機種、又はこれらの組合せであることを特徴とする、請求項5又は6に記載の撮像装置。
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