JP4310326B2 - 磁気浮上車両 - Google Patents

磁気浮上車両 Download PDF

Info

Publication number
JP4310326B2
JP4310326B2 JP2006173990A JP2006173990A JP4310326B2 JP 4310326 B2 JP4310326 B2 JP 4310326B2 JP 2006173990 A JP2006173990 A JP 2006173990A JP 2006173990 A JP2006173990 A JP 2006173990A JP 4310326 B2 JP4310326 B2 JP 4310326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
command
landing
levitation
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006173990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008005652A (ja
Inventor
英里 伏見
雅之 竹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006173990A priority Critical patent/JP4310326B2/ja
Publication of JP2008005652A publication Critical patent/JP2008005652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4310326B2 publication Critical patent/JP4310326B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Description

この発明は、浮上指令又は着地指令を受けたとき、車体に設けられた複数個の台車を時間差を持たせて地上側レールに対して浮上又は着地させるようにした磁気浮上車両に関するものである。
吸引式磁気浮上車両は、複数個の台車に夫々設けられた浮上用電磁石と地上側に設けられたレール(以下、地上側レールと称する)との間に作用する磁気吸引力により浮上し、リニアモータの推進力により走行する。このような磁気浮上車両は、一般に、終端駅での停車時、或いは終端駅以外の駅で何らかの理由で長時間停車時には、着地指令に基づいて制御装置により浮上用電磁石装置及び台車に設けられたブレーキ装置を制御して、全ての台車を地上側レールに着地させる。又、着地時に浮上指令を受けると、制御装置により浮上用電磁石装置及びブレーキ装置を制御して、全ての台車を地上側レールから浮上させる。
従来、磁気浮上車両の制御装置は、浮上時に着地指令を受けた場合、先ず、浮上状態にある車両の全ての台車のブレーキ装置の制動を解除し、この状態で一部の台車をその浮上用電磁石装置を駆動制御して地上側レールに着地させる。次に、残りの台車をその浮上用電磁石装置を駆動制御して地上側レールに着地させて着地完了とする。又、着地時に浮上指令を受けた場合は、先ず、着地状態にある台車のうちの一部の台車をその浮上用電磁石装置を駆動制御して地上側レールから浮上させる。次に残りの台車をその浮上用電磁石装置を駆動制御して地上側レールから浮上させて浮上完了とする。(例えば、特許文献1参照)
このように、着地又は浮上時に、複数個の台車を時間的ずれを与えて順次着地又は浮上させるのは、着地又は浮上時に、過大な電力集中(瞬時電力)が発生することを極力少なくすること、及び浮上用電磁石装置に過電流が流れることを防止するためである。
又、坂道で浮上させる場合は、先ず着地状態にある車両の一部の台車のブレーキ装置の制動を解除する。この状態でその一部の台車の浮上用電磁石装置を駆動してその台車を浮上させ、浮上完了後、その台車のブレーキ装置を駆動して制動をかける。次に、残りの台車のブレーキ装置の制動を解除し、その台車の浮上用電磁石装置を駆動してその台車を浮上させることにより浮上完了とする。
坂道で浮上させる場合の別の制御の仕方として、先ず着地状態にある車両の一部の台車のブレーキ装置の制動を解除する。この状態でその一部の台車の浮上用電磁石装置を駆動してその台車を浮上させ、浮上完了後もその台車のブレーキ装置の制動を解除したままとする。次に、残りの台車のブレーキ装置の制動を解除し、その台車の浮上用電磁石装置を駆動してその台車を浮上させることにより浮上完了とする。この場合、浮上開始と同時に各台車のリニアモータを駆動して推進力を発生させることで、坂道での車両の移動を阻止する。
一方、坂道で着地させる場合は、先ず一部の台車のブレーキ装置を駆動して車両の制動を確保し、この状態でブレーキ装置の制動を解除している残りの台車の浮上用電磁石装置を制御してその台車を着地させる。次に、制動を確保している台車のブレーキ装置の制動を解除し、その台車の浮上用電磁石装置を制御してその台車を着地させ、その台車のブレーキ装置を駆動して制動状態として着地完了とする。
特開平9−19004号公報
以上のように構成された従来の磁気浮上車両によれば、浮上又は着地のときには先ずブレーキ装置の制動解除が必要であり、又、浮上又は着地の完了直後にはブレーキ装置による再制動が必要である。従って、ブレーキ操作を失念した場合、特に坂道での浮上時には車両が前進又は後退してしまうという課題がある。
一方、前述のように、浮上完了直後にリニアモータにより推進力を与えて車両の移動を阻止する場合、上り坂では有効であるが、下り坂の場合には走行開始時に急発進してしまう恐れがある。これを避けるためには、下り坂か上り坂かの判断を、運転手かシステムかに委ねる必要があるが、運転手による場合は判断ミス若しくは操作ミスを起こす可能性があり、システムによる場合は装置が一層複雑になるという課題がある。
又、浮上制御又は着地制御に於けるブレーキ装置へのブレーキ指令は、運転手のブレーキ操作をトリガとするものであるから、台車の浮上又は着地の遷移の状況に応じて適切にブレーキ操作を行う必要があるが、そのタイミングを計るのが難しく相当な熟練を必要とする。仮に、そのブレーキ操作のタイミングが適切でなければ、ブレーキ装置が地上側レールを把持して制動状態にあるまま台車が浮上又は着地に向けて移動することとなり、ブレーキ装置が損傷したり、浮上用電磁石装置が過電流により損傷する等の課題があった。
この課題を解消するため、ブレーキ装置の作動状態を検出するセンサーからの出力信号を用い、ブレーキ装置が作動中の時には台車の浮上又は着地を禁止することが可能であるが、これにより台車が浮上又は着地しなかったときは、それが上記の禁止動作によるものか、装置の故障によるものなのか、或いはその他の原因によるものなのか、その原因の特定に時間がかかるという課題がある。
更に、従来の磁気浮上車両は、台車が浮上遷移中に着地指令がなされた場合や、着地遷移中に浮上指令がなされた場合は、浮上動作又は着地動作が完了するまではその指令が受け付けられず、従って、着地指令が複数の装置から発せられる場合の、必要な車両の変化に対応できないという課題があった。
この発明は、従来の磁気浮上車両に於ける前述のような課題を解決するためになされたもので、指令に対応して浮上又は着地を確実に行うことができる磁気浮上車両を得ることを目的とする。
この発明に係る磁気浮上車両は、車体に懸架され前記車体に対して垂直方向に移動可能に設けられた複数個の台車と、前記複数個の台車に夫々装着された浮上用電磁石装置と、前記浮上用電磁石装置を駆動する浮上用電磁石駆動装置と、前記複数個の台車のうちの少なくとも一つに装着され地上側レールとの間で機械的制動力を発生するブレーキ装置と、前記ブレーキ装置を駆動するブレーキ駆動装置と、前記車体を浮上させるための浮上指令又は前記車体を着地させるための着地指令を受けたとき、前記浮上用電磁石駆動装置及び前記ブレーキ駆動装置を制御して前記複数個の台車を所定の順序で浮上又は着地させる制御装置とを備え、前記制御装置は、運転手が操作する主幹制御器若しくは自動列車運転装置から与えられる第1のブレーキ指令と前記浮上指令又は着地指令に基づいて与えられる第2のブレーキ指令とが重複したとき、前記第1のブレーキ指令と前記第2のブレーキ指令とのうち指令するブレーキ力の大きい方のブレーキ指令を優先させるよう構成されたものである。
この発明に係る磁気浮上車両によれば、制御装置は、運転手が操作する主幹制御器(以下、マスコンと称する)若しくは自動列車運転装置(以下、ATOと称する)から与えられる第1のブレーキ指令と前記浮上指令又は着地指令に基づいて与えられる第2のブレーキ指令とが重複したときは、前記第1のブレーキ指令と前記第2のブレーキ指令とのうち指令するブレーキ力の大きい方のブレーキ指令を優先させるよう構成されているので、浮上制御時又は着地制御時に於けるブレーキ装置の制御を、運転手の判断に委ねることなく自動的に行い、指令に対応して浮上又は着地を確実に行うことができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る吸引式磁気浮上車両の側面を示す説明図、図2は、その正面を示す説明図、図3は、この発明の実施の形態1に係る磁気浮上車両の制御装置のブロック図、図4は、その浮上制御の動作を示すフローチャート、図5は、その着地制御の動作を説明するフローチャートである。
図1〜図3に於いて、1両の吸引式磁気浮上車両100は、車体101の一方の側部に3台の台車1、3、5を備え、他方の側部に同様に3台の台車2、4、6を備えている。但し、図1、図2には、台車4、6は図示されていない。夫々の台車1〜6は、車体101の床下に懸架され、エアクッション(図示せず)を介して車体101を支持している。又、夫々の台車1〜6は、車体101に対して垂直方向に所定の範囲で移動可能に構成されている。尚、1両の台車に備える台車の数は、6台に限定されるものではない。
台車1は、地上側レール71との間に磁気吸引力を発生して台車1を地上側レール71から浮上させる2個の浮上用電磁石装置11、12と、地上側レール71との間に機械的摩擦力を発生して地上側レール71に対する台車1の移動を阻止する1個の機械式ブレーキ装置(以下、単にブレーキ装置と称する)13を備えている。同様に、台車2〜6は、夫々、2個の浮上用電磁石装置21、22、及び31、32、及び41、42、及び51、52、及び61、62と、夫々1個のブレーキ装置23、33、43、53、63を備えている。
台車1、3、5は、地上側レール71に対応し、台車2、4、6は、地上側レール72に対応している。夫々の台車1〜6にはリニアモータのコイル(図示せず)が設けられており、これらのリニアモータのコイルは、周知の通り対応する地上側レール71、72に作用して推進力を発生し、浮上状態にある車両100を図1の矢印の方向に前進させ、或いはその逆方向に後進させる。
図3に示す磁気浮上車両の制御装置は、車両100に設けられ、車両100を着地状態から浮上状態へ、或いは浮上状態から着地状態へ移行させるための制御を行うもので、浮上用電磁石駆動装置14、24、34、44、54、64と、ブレーキ駆動装置15、25、35、45、55、65を備えている。浮上用電磁石駆動装置14は、台車1の浮上用電磁石装置11、12を駆動し、同様に図示の通り夫々の浮上用電磁石駆動装置24、34、44、54、64は、対応する台車の浮上用電磁石装置21、22、及び31、32、及び41、42、及び51、52、及び61、62を駆動する。
ブレーキ駆動装置15は、台車1のブレーキ装置13を駆動し、同様に夫々のブレーキ駆動装置25、35、45、55、65は、対応する台車のブレーキ装置23、33、43、53、63を駆動する。
制御装置8は、デジタル信号の入出力を行うシリアル伝送装置81を備え、又、夫々の浮上用電磁石駆動装置14〜64、及びブレーキ制御装置15〜65は、デジタル信号の入出力を行なうシリアル伝送装置141、241、341、441、541、641、及び151、251、351、451、551、651を夫々備えている。制御装置8は、シリアル伝送装置81及び141〜641を介して夫々の浮上用電磁石駆動装置14〜64と伝送ライン91により接続され、又、シリアル伝送装置81及び151〜651を介して伝送ライン92により夫々のブレーキ制御装置15〜65に接続されている。制御装置8は、各種モニタ機能を兼ね備えている。尚、制御装置8は、車両の推進制御も司るが、その詳細については省略する。
シリアル伝送装置81、141〜641、151〜651は、入力されたシリアル信号を変調して伝送し、又、受信したシリアル信号を復調して出力するよう構成されている。伝送する信号としては、光信号、電気信号のいずれでもよく、光信号の場合は、伝送ライン91、92は光ケーブルとなる。
制御装置8は、運転手が操作するマスコン、若しくはATOから与えられる各種操作指令信号Cを受け、又、夫々の台車1〜6の浮上又は着地を検出する検出器(図示せず)からの検出信号を伝送ライン91を介してモニター信号として受信し、又、夫々のブレーキ装置13〜63の作動状態に基づくブレーキ状態検出信号等の信号を、伝送ライン92を介してモニター信号として受信する。更に、必要なその他のセンサー等からの信号Sを受信する。
制御装置8は、浮上、着地、推進、制動等の各種指令をトリガ信号として指令内容を判断し、受信したモニター信号に基づく状況に応じて、所定のシーケンスに従って夫々の台車1〜6の浮上用電磁石駆動装置14〜64、及びブレーキ駆動装置15〜65を制御するための制御信号を、これらの装置のシリアル伝送手段141〜641、及び151〜651へ、伝送ライン91、92を介して伝送する。夫々の台車1〜6の浮上用電磁石駆動装置14〜64、及びブレーキ駆動装置15〜65は、伝送された制御信号に基づいて各個独立に駆動制御される。
次に、この発明の実施の形態1に係る磁気浮上車両に於ける浮上制御の動作について説明する。図4の浮上制御を示すフローチャートに於いて、動作開始後、ステップS1に於いて、停止している車両は、一般の車両と同様にマスコン位置が制動位置にセットされており、台車1〜6のブレーキ装置13〜63は、マスコンによるブレーキ指令(以下、マスコンブレーキ指令と称する)に基づき地上側レール71、72を挟持して制動状態にある。ステップS1に於ける車両100は、全ての台車1〜6が着地状態にあり、マスコンブレーキ指令に基づくブレーキ装置による制動の他に、夫々の台車1〜6は着地による摩擦ブレーキ(以下、着地ブレーキと称する)も効いている。尚、マスコンブレーキ指令がオフの場合もあり得るが、ここではマスコンブレーキ指令がオンであるとする。
次に、ステップS2に於いて、運転台スイッチ等の浮上指令の有無が確認され、浮上指令があればステップS3に進み、浮上指令が無ければステップS2を繰り返す。ステップS3に進むと、制御装置8は、浮上指令をトリガとして当該車両のマスコンブレーキ指令を解除して全台車1〜6のブレーキ装置13〜63による制動を解除する。このとき、車両100は、全台車1〜6の着地ブレーキのみが効いている状態となる。次に、先ず台車1、2、5、6の浮上用電磁石装置11、12、21、22、51、52、61、62を同時に励磁し、これらの台車に浮上を開始させ、ステップS4に入る。
ステップS4に於いて、台車1、2、5、6が浮上遷移中であり、車両100は、台車3、4の着地ブレーキのみが効いている状態にあるが、このとき着地指令がなければ次のステップS5に進み、制御装置8は、浮上遷移中にあった台車1、2、5、6が浮上を完了したかどうかを確認する。ステップS4に於いて着地指令が別途出されていることを確認すれば、ステップS41に進み、制御装置8はこの着地指令を優先させて全台車1〜6を再度着地状態とする。
ステップS5に於いて、台車1、2、5、6の浮上完了を確認すれば、次のステップS6に進み、そうでなければステップS5を繰り返す。台車1、2、5、6の浮上完了を確認してステップS6に入ると、制御装置8は、次に述べる高位優先ブレーキ指令を発生することとなる。
即ち、仮に車両100が坂道で勾配のある地上側レール71、72の上に着地していた場合、台車1、2、5、6の浮上が完了すると勾配による車両100の前進又は後進を阻止するために、浮上の完了した台車1、2、5、6のブレーキ装置13、23、53、63にブレーキ指令を与えるが、このブレーキ指令は、通常は浮上指令に基づいて発生されるブレーキ指令であるが、何らかの要因によりマスコン若しくはATOからのより強いブレーキ力のブレーキ指令を発生させたい場合があり、このときはこれらの重複したブレーキ指令のどちらを採用するかを決定する必要がある。
この発明に於いて、第1のブレーキ指令は、マスコンブレーキ指令若しくはATOからのブレーキ指令を意味するが、以下の説明では、便宜上、この第1のブレーキ指令をマスコンブレーキ指令と称する。又、第2のブレーキ指令は、浮上指令に基づいて発生され主として地上側レールの勾配により車両が移動するのを阻止するために与えられるブレーキ指令を指すが、以下の説明では、便宜上、この第2のブレーキ指令を勾配ブレーキ指令と称する。
ブレーキ指令が前述のように重複する場合、どちらのブレーキ指令を採用するかを、手動運転時には運転手が、自動運転時にはATOが判断するよりも、制御装置8に於いて一元管理した方がシステムとしてはシンプルである。そこで、制御装置8にはマスコンブレーキ指令により指令されたブレーキ力と、勾配ブレーキ指令により指令されたブレーキ力とを比較し、ブレーキ力の強い方の指令を優先させる論理が組まれており、マスコンブレーキ指令と勾配ブレーキ指令とが重複した場合には、ブレーキ力の強いブレーキ指令を優先してブレーキ駆動装置に与えるよう構成されている。これを、高位優先ブレーキ指令と称する。
ステップS6に於いて、制御装置8は、マスコンブレーキ指令が指令するブレーキ力と勾配ブレーキ指令が指令するブレーキ力とを比較し、マスコンブレーキ指令が指令するブレーキ力が勾配ブレーキ指令が指令するブレーキ力に等しいかそれ以上であれば、ステップS61に進み、マスコンブレーキ指令を高位優先ブレーキ指令として浮上が完了した台車1、2、5、6のブレーキ駆動装置15、25、55、65に与え、対応するブレーキ装置13、23、53、63を駆動して制動状態とする。
勾配ブレーキ指令の指令するブレーキ力がマスコンブレーキ指令の指令するブレーキ力以上であれば、ステップS62に進み、勾配ブレーキ指令を高位優先ブレーキ指令として浮上が完了した台車1、2、5、6のブレーキ駆動装置15、25、55、65に与え、対応するブレーキ装置13、23、53、63を駆動して制動状態とする。
次に、ステップS7に於いて、着地状態にある台車3、4の浮上用電磁石装置31、32、41、42を同時に励磁し、これらの台車を浮上させる。台車3、4が浮上遷移中のとき、台車1、2、5、6は、高位優先ブレーキ指令によりブレーキが効いている状態にある。この状態で着地指令がなければ、ステップS8に進む。もし何らかの原因に基づき別途着地指令を受けた場合は、ステップS71に進み、制御装置8はこの着地指令を優先させて全台車1〜6を再度着地状態とする。
ステップS7に於いて着地指令の有無を確認の結果、着地指令がなければ、ステップS8に進んで台車3、4の浮上の完了を確認し、浮上完了であればステップS9に進み、浮上完了でなければステップS8を繰り返す。
ステップS9では、ステップS6により高位優先ブレーキ指令としてマスコンブレーキ指令を採用していたかどうかを判断し、マスコンブレーキ指令を採用していた場合(ステップS61)は、ステップS91に進んでそのまま夫々のブレーキ装置13〜63に対しマスコンブレーキ指令を継続し、全台車1〜6の浮上完了としてステップ10に至る。
高位優先ブレーキ指令として勾配ブレーキ指令を採用していた場合(ステップS62)は、ステップS92に進んでマスコンブレーキ指令を夫々のブレーキ装置13〜63に対し発生した後、勾配ブレーキ指令をカットし、全台車1〜6の浮上完了としてステップ10に至る。このとき、マスコンブレーキ指令と勾配ブレーキ指令とを1秒程度ラップさせることにより、ノンブレーキ状態を阻止することができる。
以上述べた浮上制御によれば、台車1、2、5、6が浮上遷移中でそれらの台車のブレーキ装置13、23、53、63による制動が解除されている状態であっても、着地中の台車3、4による摩擦ブレーキが効いているため、車両が勾配により移動することはない。
尚、着地中の台車3、4の摩擦ブレーキのみでは車両が移動する可能性のある勾配の場合には、制御装置8に予めインプットされている勾配パラメータにより台車3、4のブレーキ装置33、43に対して自動的にブレーキ指令を与えて制動することができる。
台車1、2、5、6の浮上が完了して、台車3、4が浮上遷移中である場合は、台車1、2、5、6のブレーキ装置13、23、53、63によるブレーキが効いているので、勾配の如何に係わらず車両100が移動することはない。
次に、浮上状態にある車両100を着地させる場合の着地制御について説明する。図5の着地制御を示すブロック図に於いて、動作開始後、ステップS11に於いて、車両100は全ての浮上用電磁石装置11〜62が付勢されて浮上状態にあり、このとき、マスコンブレーキ指令が出され、台車1〜6のブレーキ装置13〜63はマスコンブレーキ指令に基づき地上側レール71、72を挟持して制動状態となる。尚、マスコンブレーキ指令がオフの場合もあり得るが、ここではマスコンブレーキ指令はオンであるとする。
次に、ステップS12に於いて、運転台スイッチ等の着地指令の有無を確認し、着地指令があればステップS13に進み、着地指令が無ければステップS12を繰り返す。着地指令時には、第2のブレーキ指令である勾配ブレーキ指令が同時に出されるが、ステップS13では第1のブレーキ指令であるマスコンブレーキ指令が指令するブレーキ力と、第2のブレーキ指令である勾配ブレーキ指令が指令するブレーキ力とを比較し、ブレーキ力の強い方の指令を自動的に優先させてこれを高位優先ブレーキ指令とする。
ステップS13に於いて各指令を比較の結果、マスコンブレーキ指令が指令するブレーキ力が勾配ブレーキ指令が指令するブレーキ力に等しいかそれ以上であれば、ステップS131に進んで全台車1〜6に着地指令を与えて台車1、2、5、6のブレーキ装置13、23、53、63のマスコンブレーキ指令による制動を継続させ、且つ台車3、4のブレーキ装置33、43による制動を解除し、且つその浮上用電磁石装置31、32、41、42の励磁を解くか励磁を弱めて着地動作を行わせる。
マスコンブレーキ指令が指令するブレーキ力が勾配ブレーキ指令が指令するブレーキ力以下であれば、ステップS132に進んで全台車1〜6に着地指令を与え、台車1、2、5、6のブレーキ駆動装置15、25、55、65に高位優先ブレーキ指令として勾配ブレーキ指令を与えて対応するブレーキ装置13、23、53、63を駆動して制動状態とし、且つ台車3、4のブレーキ装置33、43のブレーキを解除し、且つその浮上用電磁石装置31、32、41、42の励磁を解くか励磁を弱めて着地動作を行わせる。
次に、ステップS14に進み、台車3、4が着地遷移中であるとき、浮上指令の有無を確認し、浮上指令がなければ次のステップS15に進み、制御装置8は、着地遷移中にあった台車3、4が浮上を完了したかどうかを確認する。ステップS14に於いて浮上指令が別途出されたことを確認すれば、ステップS141に進み、全ての台車1〜6に浮上指令を与えてこれらを再度浮上状態に戻す。
ステップS15に於いて、台車3、4の着地完了を確認すれば次のステップS16に進み、着地完了でなければステップS15を繰り返す。ステップS16に進むと、台車1、2、5、6のブレーキ駆動装置15、25、55、65に与えられていた高位優先ブレーキ指令をカットする。即ち、ステップS13に於いて高位優先ブレーキ指令としてマスコンブレーキ指令を採用していた場合はそのマスコンブレーキ指令を解除し、勾配ブレーキ指令を採用していた場合はその勾配ブレーキ指令を解除する。このとき、台車3、4の着地による摩擦ブレーキが効いている状態にある。
ステップS16に於いて、台車1、2、5、6の高位優先ブレーキ指令によるブレーキを解除すると共に、それらの台車の浮上用電磁石装置11、12、21、22、51、52、61、62の励磁を解くか励磁を弱めて着地動作を行わせる。次に、ステップS17に進み、台車1、2、5、6が着地遷移中に、浮上指令があるか否かを確認する。もし何らかの原因に基づき浮上指令を受けた場合は、ステップS171に進み、全ての台車1〜6に浮上指令を与えてこれらを再度浮上状態に戻す。
ステップS17に於いて確認の結果、浮上指令がなければステップS18に進んで台車1、2、5、6の着地の完了を確認し、着地完了であればステップS19に進み、着地完了でなければステップS18を繰り返す。ステップS19では、着地した台車1、2、5、6のブレーキ装置13、23、5、63に対してマスコンブレーキ指令を与えこれらをマスコンブレーキ状態とする。これにより車両の着地が完了しステップS20に至る。
以上述べた着地制御によれば、台車1、2、5、6が着地遷移中でそれらの台車のブレーキ装置13、23、53、63による制動が解除されている状態であっても、着地中の台車3、4による摩擦ブレーキが効いているため、車両が勾配により移動することはない。
尚、着地中の台車3、4の摩擦ブレーキのみでは車両が移動する可能性のある勾配の場合には、制御装置8に予めインプットされている勾配パラメータにより台車3、4のブレーキ装置33、43に対して自動的にブレーキ指令を与えて制動することができる。
台車3、4が着地遷移中である場合は、台車1、2、5、6のブレーキ装置13、23、53、63による高位優先ブレーキが効いているので、勾配の如何に係わらず車両100が移動することはない。
以上述べたように、この発明の実施の形態1による磁気浮上車両によれば、一般的な車両と同様に停車時にはマスコンブレーキ指令に基づくブレーキ操作を行い、浮上又は着地制御時には、制御装置8により夫々の台車1〜6の浮上若しくは着地の状況に応じてブレーキ指令若しくはブレーキ解除指令を与えるので、ブレーキ装置が地上側レール71、72を把持したまま台車が浮上遷移若しくは着地遷移することがなく、ブレーキ装置の損傷や浮上用電磁石装置が過電流による損傷等を防止することができる。
又、制御装置8は、浮上、着地、推進、制動を集中管理しているため、走行中の浮上又は着地指令を拒否することが可能であり、車両運行の安全を高めることができる。
更に、従来の装置は、勾配のある軌道での起動は、台車3、4を浮上させた後、直ちに絶妙なタイミングで勾配起動操作を行う必要があったが、この発明の実施の形態1による磁気浮上車両によれば、制御装置8は浮上、着地、推進、制動を集中管理しているため、運転者は浮上・着地のタイミングを意識することなく制御装置8の判断によりタイミングよく勾配起動を行うことができる。
又、この発明の実施の形態1による磁気浮上車両によれば、浮上遷移中に着地指令があった時、或いは着地遷移中に浮上指令があった時でも、臨機応変にその指令に対処することができる。
又、制御装置8と、夫々の浮上用電磁石装置11〜62、及び夫々のブレーキ装置13〜63、その他の装置との間を伝送ラインで接続しているので、車両の配線を増加させることなく付加価値を上げるための多くの信号(センサーからの信号やブレーキ装置の作動状態を示す信号等)を用いることができ、車両の重量の増加を抑えることができる。
尚、実施の形態1では、台車3、4にもブレーキ装置33、43を備える場合を示したが、台車3、4にブレーキ装置を備えない構成としても良い。又、車両の力行、制動、勾配起動の操作は、マスコンによる指令及びATOからの指令の、いずれにより行ってもよい。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2による磁気浮上車両の制御装置を示すブロック図である。この実施の形態2は、伝送ラインを2重系としたもので、図6に於いて、夫々の台車1〜6の浮上用電磁石装置11〜62、及びブレーキ装置13〜63は、同一構成の制御装置801、802に夫々伝送ライン911、912、921、922により接続されている。各制御装置801、802には、シリアル伝送装置811、812が設けられている。これらの制御装置801、802には同一の指令Cが与えられ、又、各種センサーからの信号が入力される。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態2による磁気浮上車両によれば、2重系としたので、装置の信頼性を一層向上させることができる。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3による磁気浮上車両の浮上・着地制御装置を示す説明図である。この実施の形態3は、複数の車両を連結したもので、図7に於いて、車両100、200、300が1編成に連結されており、夫々の車両100、200、300に設けられた制御装置801、802、803は伝送ライン93、94、95、96により接続されている。
車両100、300の制御装置801、803にはマスコン8011、8031が接続され、又、車両200の制御装置802はATO8021が接続されている。夫々の制御装置801、802、803は、モニタ機能も兼ね備えている。尚、ATO8021は、先頭の車両100や後備の車両300に搭載され、制御装置801や802に接続されても良いことは勿論である。夫々の制御装置801、802、803は、互いに連携して動作し、夫々の車両100、200、300の夫々の台車を浮上・着地制御する。
実施の形態3による磁気浮上車両によれば、編成として各種指令、各種モニタ信号を常に監視、記録等を行うことができ、故障時の監視が容易となり、又、出庫や定期検査時の車上試験を容易に行うことができる。
吸引式磁気浮上車両の側面を示す説明図である。 吸引式磁気浮上車両の正面を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る磁気浮上車両の制御装置のブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る磁気浮上車両の浮上制御の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る磁気浮上車両の着地制御の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る磁気浮上車両の制御装置のブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る磁気浮上車両の説明図である。
符号の説明
100、200、300 車両
101 車体
1、2、3、4、5、6 台車
11、12、21、22、31、32、41、42、51、52、61、62 浮上用電磁石装置
13、23、33、43、53、63 ブレーキ装置
71、72 地上側レール
14、24、34、44、54、64 浮上用電磁石駆動装置
15、25、35、45、55、65 ブレーキ駆動装置
81、811、812、141、241、341、441、541、641、151、251、351、451、551、651 シリアル伝送装置
8、801、802、803 制御装置
91、92、911、912、921、922 伝送ライン

Claims (5)

  1. 車体に懸架され前記車体に対して垂直方向に移動可能に設けられた複数個の台車と、前記複数個の台車に夫々装着された浮上用電磁石装置と、前記浮上用電磁石装置を駆動する浮上用電磁石駆動装置と、前記複数個の台車のうちの少なくとも一つに装着され地上側レールとの間で機械的制動力を発生するブレーキ装置と、前記ブレーキ装置を駆動するブレーキ駆動装置と、前記車体を浮上させるための浮上指令又は前記車体を着地させるための着地指令を受けたとき、前記浮上用電磁石駆動装置及び前記ブレーキ駆動装置を制御して前記複数個の台車を所定の順序で浮上又は着地させる制御装置とを備え、前記制御装置は、運転手が操作する主幹制御器若しくは自動列車運転装置から与えられる第1のブレーキ指令と前記浮上指令又は着地指令に基づいて与えられる第2のブレーキ指令とが重複したとき、前記第1のブレーキ指令と前記第2のブレーキ指令とのうち指令するブレーキ力の大きい方のブレーキ指令を優先させるよう構成されたことを特徴とする磁気浮上車両。
  2. 前記浮上用電磁石駆動装置と、前記ブレーキ駆動装置とは、双方向に信号を伝送し得る
    伝送ラインを介して前記制御装置に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の磁
    気浮上車両。
  3. 前記伝送ラインは、二重系により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の磁
    気浮上車両。
  4. 前記車体は複数台連結され、前記複数台の車体に設けられた夫々の制御装置は互いに連
    携して動作することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の磁気浮上車両。
  5. 前記制御装置は、前記台車が浮上遷移中のときに前記着地指令を受けたときはその着地
    指令に基づいて前記台車を着地させ、前記台車が着地遷移中のときに前記浮上指令を受け
    たときはその浮上指令に基づいて前記台車を浮上させることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の磁気浮上車両。
JP2006173990A 2006-06-23 2006-06-23 磁気浮上車両 Expired - Fee Related JP4310326B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006173990A JP4310326B2 (ja) 2006-06-23 2006-06-23 磁気浮上車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006173990A JP4310326B2 (ja) 2006-06-23 2006-06-23 磁気浮上車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008005652A JP2008005652A (ja) 2008-01-10
JP4310326B2 true JP4310326B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=39009551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006173990A Expired - Fee Related JP4310326B2 (ja) 2006-06-23 2006-06-23 磁気浮上車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4310326B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5238417B2 (ja) * 2008-09-08 2013-07-17 株式会社東芝 ブレーキ指令システム
JP7137300B2 (ja) * 2017-09-25 2022-09-14 キヤノン株式会社 搬送装置、搬送システム、搬送システムの制御方法、加工システム及び物品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008005652A (ja) 2008-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2015203810B2 (en) System and method for decoupling a vehicle system
EP3153447A1 (en) Elevator component separation assurance system and method of operation
WO2020093934A1 (zh) 磁浮列车紧急行车方法、控制***及磁浮列车
RU2701898C1 (ru) Транспортное средство с тормозной системой
JPS63305067A (ja) 制動保証監視装置と監視方法
KR102074147B1 (ko) 철도차량의 제동지령 전달 및 추종방법
US20160101700A1 (en) Control system and method for a vehicle
US20180118228A1 (en) System and method for controlling a vehicle
JP4310326B2 (ja) 磁気浮上車両
US12012131B2 (en) Tractive vehicle and vehicle combination and method for operating a tractive vehicle and vehicle combination
US11999334B2 (en) Brake system
US9376128B2 (en) System and method for remotely controlling a vehicle consist
CN104859679A (zh) 制动设置***及方法
JP3697498B2 (ja) 吸引式磁気浮上車両の浮上・着地制御方法及び装置
JP4448620B2 (ja) 軌間可変動力車両の制御装置
JP4271605B2 (ja) 鉄道車両制御方法
US20160325627A1 (en) System and method for brake system verification
KR20160069810A (ko) 유도센서를 이용한 골프카트의 주행 제어 장치 및 방법
JP2001128302A (ja) 列車の運転保安方法
JP2012203788A (ja) 台車走行制御システム
JPH06261415A (ja) 車両用モータの制御方法およびその装置
JP2010130855A (ja) 車両制御装置
JP2021173241A (ja) ラックレールの運搬装置
JP4391500B2 (ja) 逸脱防止装置付自動運転車両
EP3250437B1 (en) System and method for coupling/uncoupling moving guided vehicles during operation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090511

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4310326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees