JP4306692B2 - ワイヤハーネス分岐部へのプロテクタの外装方法およびワイヤハーネスの分岐構造 - Google Patents

ワイヤハーネス分岐部へのプロテクタの外装方法およびワイヤハーネスの分岐構造 Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤハーネス分岐部へのプロテクタの外装方法およびワイヤハーネスの分岐構造に関し、特に、コルゲートチューブに夫々挿通された幹線と支線とのT字状の分岐岐部にT字状のプロテクタを簡単に取り付けるものである。
自動車に配索されるワイヤハーネスは、所要位置で幹線から支線が分岐され、車両に設置されている各電気機器に接続される。このようなワイヤハーネス分岐部には、従来より、分岐位置を固定するために、および、幹線および支線をコルゲートチューブに通して集束保護している場合には分岐位置においてコルゲートチューブから露出する電線群を保護するために、分岐部用のプロテクタが用いられている。
従来、ワイヤハーネスは電線群はテープ巻きしてを集束している場合が多いが、テープ巻きは熟練を有すると共に作業手数がかかることより樹脂製のコルゲートチューブ内に電線群を通して集束している場合が多い。このようにコルゲートチューブを用いると、幹線から支線が分岐するT字状の分岐位置では、分岐位置の両側の幹線を夫々通す両側のコルゲートチューブ端と支線を通すコルゲートチューブ端に挟まれた分岐部では電線群が露出することとなる。よって、この分岐部に露出する電線群を外装するためにT字状分岐部にはプロテクタを取り付けることが必要となる。
この種のプロテクタとしては、例えば、図9に示すようなT字状分岐部用のプロテクタ1が知られている。該プロテクタ1は、T字管を半割りしてヒンジ部2を介して連結した左右一対の半割り体3、4から構成され、半割り体3、4は、それぞれ幹線部3a、4aと分岐線部3b、4bからなり、幹線部3a、4aの両端部と分岐線部3b、4bの先端部の内周には、コルゲートチューブの谷部に嵌合する複数のリブ5を備えている。また、幹線部3a、4aの開閉端には、相対向する位置に係止爪6aと被係止部6bを設け、分岐線部3b、4bの開閉端にも、相対向する位置に係止爪7a、と被係止部7bを設け、左右の半割り体3、4を閉じて重ね合わせたときに互いにロック結合している。(特開平9−294320号公報参照)
しかしながら、前記のようなプロテクタは、半割り体3、4を人の手で折り返し、閉鎖してロックするという工程を要し、取付工数が多いうえ、熟練の技を必要とする点に問題があった。
特開平9−294320号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、取付工数が少なく、作業が簡単で作業者の熟練を必要としないワイヤハーネス分岐部へのプロテクタの外装方法を提供することを主たる課題としている。
また、特に、ワイヤハーネスがコルゲートチューブを通して集束保護している場合に好適に適用できるプロテクタの外装方法を提供することを従たる課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、ワイヤハーネスの幹線から支線が分岐するT字状分岐部に、幹線外装用の横筒部と支線外装用の縦筒部とを備えたT字状筒体からなるプロテクタを外装する方法であって、
前記プロテクタは、前記T字状筒体を半割りした一対のT字状半円環部からなる本体部とカバー部とを備え、該本体部とカバー部とは横筒半円環部の外側分割端を薄肉ヒンジ部を介して連結し、該薄肉ヒンジ部を支点としてカバー部を本体部に被せて、本体部とカバー部の横筒半円環部の対向する開閉端をロック結合すると共に、縦筒半円環部の対向する開閉端もロック結合するものであり、
断面円弧形状で上面開口の本体用凹部を設けると共に、該本体用凹部の一側縁より上向きに突出する押圧壁を備えたセット用治具上に、前記プロテクタの開いた状態のカバー部を前記押圧壁の上端部に引っかけて載置すると共に本体部を前記本体用凹部の上方に位置させてセットし、
前記プロテクタの本体部にワイヤハーネスの幹線と支線を挿入して本体用凹部側へと落とし込むと、前記押圧壁がカバー部を押圧して該カバー部が本体側へと回転し、本体部に設けたロック部をカバー部に設けた被ロック部に係止して、前記横筒部の開閉端および縦筒部の開閉端をロックできることを特徴とするワイヤハーネス分岐部へのプロテクタの外装方法を提供している。
このように前記セット用治具を用いると、作業者は、プロテクタの本体部にワイヤハーネスの幹線と支線を正確に位置あわせして配置するだけで、同時にカバー部を本体部に被せてロック結合する作業まで完了するため、取付工数を減らすことができ、作業性が向上する。
また、従来であれば、プロテクタの本体部にワイヤハーネスの分岐部を正確に配置した状態を維持しながら、手でカバー部を本体部に被せ、かつ、ロックしなければならなかったため、熟練の技を必要としたが、前記セット用治具を用いると、ワンタッチ取付が可能となり、作業を簡易化できるため、初心者でも正確かつ迅速な取り付けが可能となる。
前記ワイヤハーネスのT字状分岐部を構成する前記幹線の両側および支線は夫々予めコルゲートチューブに通しており、前記プロテクタの本体部およびカバー部の内周面には、前記コルゲートチューブの谷部に嵌合するリブが突設され、前記プロテクタでコルゲートチューブを位置決め保持して取り付けている。
前記したように、ワイヤハーネスの幹線および支線をコルゲートチューブに通して集束および保護している場合が多く、このように幹線および支線をコルゲートチューブに通したワイヤハーネスのT字状分岐部に露出する電線群を保護するために前記プロテクを取り付けている。
この場合、前記のように、プロテクタの本体部およびカバー部の内周面には、前記コルゲートチューブの谷部に嵌合するリブを突設しておき、プロテクタの本体部のリブの間にワイヤハーネスの幹線と支線を通したコルゲートチューブの谷部の半周側を正確に位置あわせしておくと、カバーのリブの間に前記コルゲートチューブの谷部の他半周側も自動的に正確に嵌合させることができ、プロテクタでコルゲートチューブを位置決め保持することができる。
なお、ワイヤハーネスの幹線および支線をコルゲートチューブに通している場合に限らず、幹線および支線を丸チューブに通して集束保護してT字状分岐位置で電線群が露出している場合、ワイヤハーネスの幹線および支線をテープ巻して集束保護しているがT字状分岐位置で電線群が露出している場合、さらに、電線群をテープやチューブに通していないが、T字状分岐位置を位置決めしたい場合等においても、前記プロテクタをワイヤハーネスのT字状分岐部に前記方法で取り付けることができる。
前記プロテクタの薄肉ヒンジ部は、本体部とカバー部とを連結する連結片と、本体部とカバー部とを開いて円弧部を下向きに突出させた状態で、上向きに逆V形状に突出して前記本体部とカバー部とを開き方向に付勢する付勢片とを備え、
前記付勢片は、前記押圧壁によるカバー部の押圧により下向きに突出するV形状に変位し、この変位でカバー部を本体側へと付勢して閉鎖方向に回転させている。
前記ヒンジ構造とすることにより、プロテクタの本体部にワイヤハーネスを挿入するときに、カバー部が開いた状態を安定的に保持できるため、挿入作業性がよい。
また、カバー部を本体部に被せるときは、カバー部に対して閉鎖方向へ少しの力を加えるだけで自動的に閉鎖方向へ回転するため、やはり作業性がよい。
前記セット用治具は、前記本体用凹部を設けた本体受部と、断面視円弧形状で上面開口のカバー用凹部を設けたカバー受部を、平行に、かつ、本体用凹部よりもカバー用凹部が上段に位置するように配置してなり、
前記本体用凹部とカバー用凹部は、それぞれ前記本体部と前記カバー部の形状に対応させて平面視T字形状とし、
前記カバー受部は、前記本体受部側端で、前記押圧壁を介して本体受部と連結しているとともに、他端側は、下方に脚部を突設し、該脚部と前記押圧壁とで水平に支持される構成としている。
このセット用治具を用いると、押圧壁の上端部にカバー部を載置するときに、該カバー部を前記カバー用凹部に嵌め込むことができるため、プロテクタのグラツキが減り、安定感が増すため、本体部へのワイヤハーネスの挿入作業性も向上する。
さらに、本発明は、前記外装方法によりプロテクタが外装されているワイヤハーネスの分岐構造も提供している。
特に、ワイヤハーネスの幹線および支線は予めコルゲートチューブに通し、これらコルゲートチューブに挟まれて電線群が露出したT字状分岐部に前記プロテクタを取り付けた際、コルゲートチューブの谷部がプロテクタのリブの間に嵌合保持され、コルゲートチューブがプロテクタから抜けはずれることを防止できる。
上述したように、本発明によれば、ワイヤハーネス分岐部に、少ない工数で容易かつ正確にプロテクタを取り付けることができるため、プロテクタ取付工程に熟練の技が不要となり、作業性を向上できる。
特に、ワイヤハーネスの電線群をコルゲートチューブに通して集束保護している場合、T字状分岐位置において幹線両側のコルゲートチューブと支線側のコルゲートチューブの間で露出する分岐位置の電線群を前記プロテクタにより簡単に被覆保護することが出来る。
また、変位する付勢片を薄肉ヒンジ部に設けることにより、カバー部を開いてワイヤハーネス挿入作業を行う工程では、カバー部を開き方向に付勢して、開いた状態を安定的に保持でき、カバー部を閉じる工程では、閉鎖方向にカバー部を付勢して自動的に閉鎖することができ、これらの点からも作業性を向上できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
いずれの実施形態においても、ワイヤハーネスの幹線W1および支線W2の電線群をコルゲートチューブに通し、幹線W1から支線W2がT字状に分岐しているT字状分岐部に対して本発明を適用している。
また、図1に示すように、前記分岐部を挟んで幹線W1の両側の電線群10A、10Bには、コルゲートチューブ12A、12Bを外装していると共に、支線W2の電線群10Cにもコルゲートチューブ12Cを分岐部根元まで外装しているが、分岐部中央は、これら3方のコルゲートチューブ12A〜12Cの分断部であり、該コルゲートチューブ12A〜12Cで外装されていない電線露出部15となっている。
前記コルゲートチューブ12A〜12Cは合成樹脂製で、谷部13と山部14とが軸線方向に交互に設けられて屈曲性を備えている。
図1乃至図6は本発明の第一実施形態を示し、ワイヤハーネスの前記T字状分岐部へのプロテクタ20の外装方法および該外装方法によりプロテクタ20が外装されているワイヤハーネスの分岐構造を示している。
前記プロテクタ20は、図1および図2に示すように、前記幹線W1に外装する横筒部21と、前記支線W2に外装する縦筒部22とを備えたT字状筒体を半割りした、一対のT字状半円環部からなる本体部23とカバー部24とを、薄肉ヒンジ部29を介して開閉可能に連結してなる。
詳しくは、該薄肉ヒンジ部29は、図2に示すように、前記本体部23の横筒半円環部25の外側分割端25aと、前記カバー部24の横筒半円環部26の外側分割端26aとを連結し、該薄肉ヒンジ部29を支点としてカバー部24を回動し本体部23に被せることにより、図2に示すように、前記横筒部21と前記縦筒部22が形成される。
前記薄肉ヒンジ部29は、前記横筒半円環部25、26の長手方向両端部に設けられている。いずれの薄肉ヒンジ部29も、図3(A)(B)に示すように、本体部23とカバー部24とを連結する複数の連結片30と、本体部23とカバー部24とを開き方向あるいは閉鎖方向に付勢する複数の付勢片31とを、横筒半円環部25、26の長手方向に交互に配置してなる。
前記連結片30は、本体部23とカバー部24とを開いて円弧部を下向きに突出させた状態で下向きにV形状に突出し、該V形状のままカバー部24の開閉に伴って屈伸する。
前記付勢片31は、図3(A)に示すように、本体部23とカバー部24とを開いて円弧部を下向きに突出させた状態で、上向きに逆V形状に突出して前記本体部とカバー部とを開き方向に付勢すると共に、カバー部24が閉鎖方向に一定以上回動すると、図3(B)に示すように、下向きに突出するV形状に変位し、この変位でカバー部24を本体側へと付勢して閉鎖方向に回転させる。
前記本体部23の前記横筒半円環部25の開閉端25bにはロック爪32aを設け、前記カバー部24の前記横筒半円環部26の開閉端26bには、前記ロック爪32aに対向する位置に被ロック部32bを設けている。
また、本体部23の前記縦筒半円環部27の両側開閉端27a、27bにはロック爪33aを設け、カバー部24の前記縦筒半円環部28の両側開閉端28a、28bには、前記ロック爪33aに対向する位置に被ロック部33bを設けている。
前記本体部23とカバー部24の内周面には、横筒半円環部25、26の長手方向両端部と、縦筒部27、28の先端部には、前記コルゲートチューブ12A〜12Cの谷部13に嵌合する複数のリブ34、35をそれぞれ突設している。
前記プロテクタ20をワイヤハーネス分岐部に取り付けるときは、図4に示すセット用治具40を用いる。
該セット用治具40は、開いた状態の前記プロテクタ20の本体部23およびカバー部24に対応させて、本体受部41とカバー受部42とを備えている。該本体受部41とカバー受部42の上面には、それぞれ断面視円弧形状、かつ平面視T字形状で、上面開口の本体用凹部43とカバー用凹部44とを設け、これら凹部43、44の間を後述する押圧壁45で仕切っている。
前記カバー受部42は、T字形状のカバー用凹部44の三方の先端部を側壁46、47、48で閉鎖しているが、本体受部41は、T字形状の本体用凹部43の三方の先端部に側壁を設けず開口している。
前記カバー受部42は、前記カバー用凹部44が前記本体用凹部43よりも上方に位置するように、本体受部41よりも上段に設けられている。詳しくは、カバー受部42と本体受部41との段差部に前記押圧壁45を垂直に配置し、該押圧壁45を介して本体受部41とカバー受部42とを連結しているとともに、カバー受部42の他端側は、下方に脚部49を突設し、該脚部49と前記押圧壁45とでカバー受部42を水平に支持する構成としている。前記押圧壁45は、カバー受部42の前記側壁46〜48よりも低く設定している。
前記セット用治具40を用いて前記プロテクタ20をワイヤハーネスの分岐部に外装する作業は、まず、図5(A)に示すように、セット用治具40のカバー用凹部44に、開いた状態のプロテクタ20のカバー部24を嵌め込む。このとき、カバー用凹部44と本体用凹部43とを仕切る押圧壁45が前述のとおり低く形成されているため、図5(B)に示すように、カバー部24のヒンジ29側一部がカバー用凹部44から食み出し、垂直上方に突出する押圧壁45の上端部45aにカバー部24が引っ掛かって載置された状態となる。また、プロテクタ20の本体部23は、本体用凹部43の上方に浮いた状態で配置される。
次に、浮いた状態の前記本体部23にワイヤハーネスのT字状分岐部の幹線W1と支線W2を挿入しながら、図6(A)(B)に示すように、該本体部23を前記本体用凹部43に落とし込む。これにより、上段のカバー用凹部44に載置されていたカバー部24が、下段の本体用凹部43に落とし込まれた本体部23に引っ張られてズリ落ち、その際に、カバー部24の外面が前記押圧壁45に閉鎖方向に押される。
このとき、図3(B)に示すように、薄肉ヒンジ部29の付勢片31が変位してカバー部24を閉鎖方向に付勢し、前記ロック爪32aを前記被ロック部32bに挿入係止して前記横筒部21をロック閉鎖し、前記ロック爪33aを前記被ロック部33bに挿入係止して前記縦筒部22をロック閉鎖する。
また、幹線W1を外装するコルゲートチューブ12A、12Bと支線W2を外装する12Cは、それぞれの谷部13に、本体部23の前記リブ34とカバー部24の前記リブ35が嵌合して位置決め保持される。
最後に、ワイヤハーネスをセット用治具40から取り外すと、図2に示すように、プロテクタ20が外装されたワイヤハーネスの分岐部が完成する。
このように、前記セット用治具40を用いることにより、ワイヤハーネス分岐部へのプロテクタ装着作業をワンタッチで、かつ正確に行うことができるため、工数が減り、かつ難しい熟練の技も不要となり、作業性が向上する。
また、薄肉ヒンジ部29を連結片30と付勢片31で構成しているため、プロテクタ20へのワイヤハーネス分岐部の挿入作業中は、カバー部24が開き方向に付勢されて開いた状態を安定的に維持でき、また、カバー部24を閉じるときは、付勢片31が変位して該カバー部24を閉鎖方向に付勢するため、作業性がよい。
図7および図8は、本発明の第二実施形態で用いるセット用治具50を示す。
セット用治具50は、本体用凹部52を備えた本体受部51と押圧壁53のみからなり、カバー受部を備えていない点で前記第一実施形態におけるセット用治具40と相違している。
詳しくは、前記セット用治具50は、本体受部51の上面に、断面視円弧形状、かつ平面視T字形状で、上面開口の本体用凹部52を設け、該本体用凹部52の横筒凹部52a側の側縁より、該横筒凹部52aと平行は押圧壁53を、外側に傾斜させて斜め上方に突設している。該押圧壁53は、斜め下方に突出する円弧部53cを長手方向に連続させた断面円弧状としている。
前記構成のセット用治具50を用いてプロテクタ20を装着するときは、図8に示すように、前記押圧壁53の上端部53bに、開いた状態のプロテクタ20のカバー部24を引っかけると共に、該押圧壁53の傾斜上面53cに本体部23の一部を載置し、該本体部23を前記本体用凹部52の上方に浮かせた状態でセットする。
この状態で、本体部23にワイヤハーネス分岐部を挿入しながら、該本体部23を本体用凹部52に落とし込むことにより、カバー部24が前記押圧壁53に閉鎖方向に押されて本体部23上に被さり、ロック閉鎖される。以降の手順は前記第一実施形態と同じである。
本発明の第一実施形態に係るプロテクタとワイヤハーネス分岐部を示す斜視図である。 プロテクタを外装したワイヤハーネス分岐部を示す斜視図である。 図1に示すプロテクタの薄肉ヒンジ部を示す斜視図で、(A)はプロテクタが開いた状態を示し、(B)はプロテクタを閉鎖するときの状態を示す図である。 本発明の第一実施形態に係るセット用治具を示す斜視図である。 図4に示すセット用治具にプロテクタをセットした状態を示し、(A)は斜視図、(B)は断面説明図である。 図4に示すセット用治具にセットされたプロテクタをワイヤハーネス分岐部に被せる作業を示し、(A)は概略斜視図、(B)は断面説明図である。 本発明の第二実施形態に係るセット用治具を示す斜視図である。 図7に示すセット用治具にプロテクタをセットした状態を示す断面図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
W1 幹線
W2 支線
12A〜12C コルゲートチューブ
20 プロテクタ
21 横筒部
22 縦筒部
23 本体部
24 カバー部
29 薄肉ヒンジ部
32a、33a ロック爪
32b、33b 被ロック部
40、50 セット用治具
43、52 本体用凹部
44 カバー用凹部
45、53 押圧壁

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスの幹線から支線が分岐するT字状分岐部に、幹線外装用の横筒部と支線外装用の縦筒部とを備えたT字状筒体からなるプロテクタを外装する方法であって、
    前記プロテクタは、前記T字状筒体を半割りした一対のT字状半円環部からなる本体部とカバー部とを備え、該本体部とカバー部とは横筒半円環部の外側分割端を薄肉ヒンジ部を介して連結し、該薄肉ヒンジ部を支点としてカバー部を本体部に被せて、本体部とカバー部の横筒半円環部の対向する開閉端をロック結合すると共に、縦筒半円環部の対向する開閉端もロック結合するものであり、
    断面円弧形状で上面開口の本体用凹部を設けると共に、該本体用凹部の一側縁より上向きに突出する押圧壁を備えたセット用治具上に、前記プロテクタの開いた状態のカバー部を前記押圧壁の上端部に引っかけて載置すると共に本体部を前記本体用凹部の上方に位置させてセットし、
    前記プロテクタの本体部にワイヤハーネスの幹線と支線を挿入して本体用凹部側へと落とし込むと、前記押圧壁がカバー部を押圧して該カバー部が本体側へと回転し、本体部に設けたロック部をカバー部に設けた被ロック部に係止して、前記横筒部の開閉端および縦筒部の開閉端をロックできることを特徴とするワイヤハーネス分岐部へのプロテクタの外装方法。
  2. 前記ワイヤハーネスのT字状分岐部を構成する前記幹線の両側および支線は夫々予めコルゲートチューブに通しており、前記プロテクタの本体部およびカバー部の内周面には、前記コルゲートチューブの谷部に嵌合するリブが突設され、前記プロテクタでコルゲートチューブを位置決め保持して取り付けている請求項1に記載のプロテクタの外装方法。
  3. 前記プロテクタの薄肉ヒンジ部は、本体部とカバー部とを連結する連結片と、本体部とカバー部とを開いて円弧部を下向きに突出させた状態で、上向きに逆V形状に突出して前記本体部とカバー部とを開き方向に付勢する付勢片とを備え、
    前記付勢片は、前記押圧壁によるカバー部の押圧により下向きに突出するV形状に変位し、この変位でカバー部を本体側へと付勢して閉鎖方向に回転させている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス分岐部へのプロテクタの外装方法。
  4. 前記セット用治具は、前記本体用凹部を設けた本体受部と、断面視円弧形状で上面開口のカバー用凹部を設けたカバー受部を、平行に、かつ、本体用凹部よりもカバー用凹部が上段に位置するように配置してなり、
    前記本体用凹部とカバー用凹部は、それぞれ前記本体部と前記カバー部の形状に対応させて平面視T字形状とし、
    前記カバー受部は、前記本体受部側端で、前記押圧壁を介して本体受部と連結しているとともに、他端側は、下方に脚部を突設し、該脚部と前記押圧壁とで水平に支持される構成としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス分岐部へのプロテクタの外装方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の外装方法によりプロテクタが外装されているワイヤハーネスの分岐構造。
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