JP4300141B2 - 塵芥収集車 - Google Patents

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本発明は、一般の産業廃棄物又は街路樹の剪定で出された枝木を破砕してドラム内に収容し排出する塵芥収集車の改良に関するものである。
例えば街路樹の剪定で出された枝木は、運搬時にそのままだと嵩張り、積載量を十分にとれないため、従来、塵芥収集車に破砕機を搭載し、この破砕機で枝木を破砕したチップをドラム内に収容し、輸送し、排出する塵芥収集車があった(特許文献1参照)。
特願2000−152636号
ところで、枝木等を原料にして堆肥をつくる場合、塵芥収集車の破砕機で破砕したチップではその粒径が大きすぎるため、塵芥収集車でチップを処分地まで輸送した後、処分地において専用の圧砕機を用いて細かく剪断して堆肥をつくるようになっていた。
しかしながら、上記の塵芥収集車で輸送したチップを原料にして堆肥をつくる場合、処分地にて一旦塵芥収集車から排出したチップを圧砕機に投入する作業が必要になるため、この投入作業に手間がかかるという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、街路樹を枝払いした後の枝木等を堆肥化し易いように細かくする塵芥収集車を提供することを目的とする。
本発明は、塵芥を収集して輸送する塵芥収集車に適用する。
そして、車体フレーム上に塵芥をチップに破砕する破砕機と、正逆の回転動作によってチップを貯留または排出するドラムと、このチップを剪断する圧砕機とを備え、ドラムの正転時に外部から投入される塵芥を破砕機を介してチップに破砕しながらドラム内に送り込む一方、ドラムの逆転時にドラム内から排出されるチップを圧砕機を介してさらに細かく剪断しながら外部へと送り出す構成とし、破砕機を車体フレームの上に配置する一方、圧砕機を車体フレームの下に配置し、圧砕機はそのハウジング内に回転可能に収められる前後ミルを備え、この前後ミルは互いに平行に並んで車両横方向に延びる配置とし、破砕機を車両中央部に配置する一方、圧砕機を破砕機に対して車両横方向にオフセットされるように配置し、ドラムの後方開口部に対向する固定カバーと、この固定カバーに開口し破砕機からドラムに送られるチップを通す塵芥投入口と、固定カバーに開口しドラムから排出されるチップを通す塵芥排出口と、この塵芥排出口に対向して設けられドラムから外部に排出される塵芥を通すフローガイドと、このフローガイドに取り付けられ塵芥排出口を囲むシュートと、圧砕機の投入口を囲むホッパとを備え、シュートの下方にホッパを配置し、ドラムの塵芥排出口から排出されるチップをホッパを介して圧砕機の投入口に投入する構成としたことを特徴とする塵芥収集車。
本発明によると、街路樹を枝払いした後の枝木等をドラムに搬入する際、ドラムを正転させて枝木等を破砕機を介してチップに破砕しながらドラム内に送り込む。一方、ドラムからチップを排出する際、ドラムを逆転させてドラム内から排出されるチップを圧砕機を介してさらに細かく剪断しながら外部へと送り出す。これにより、塵芥収集車にて街路樹を枝払いした後の枝木等を堆肥化し易いように細かくすることができ、一旦塵芥収集車から排出したチップを圧砕機に投入する作業が不要になり、作業効率を高められる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
まず、図1、図2に本発明が適用可能な塵芥収集車の一例を示す。なお、これ自体は本出願人により特願2000−152636号(特許文献1)として既に出願されている。
この塵芥収集車は、街路樹の剪定で出された枝木を破砕機でチップ状に破砕し、これをドラム3内にブレード9を介して送って収容し、さらに、所定の廃棄場所まで輸送した後に排出させるのに適しているが、同じように破砕機で一般の産業廃棄物を破砕して同様にドラム3内に収容し、さらに排出させる場合にも使用可能である。
塵芥収集車は、車両Aの車体フレーム1にローラ2を介して正転方向又は逆転方向に回転自在に搭載した貯留ドラム3を備え、ドラム3内には内周面に軸方向に沿う螺旋状のブレード9が設けられている。
ドラム3の後方開口部10には固定カバー4が対向して設けられている。固定カバー4には後述するように、塵芥投入口19と塵芥排出口20が形成されている。塵芥投入口に破砕機を設け、この破砕機に対向して蓋とガイドを兼ねたシュート5を設けたホッパ6が設けられ、塵芥排出口20に対向してフローガイド7が設けられている。
これにより、例えば、街路樹を剪定した枝木をシュート5を開いてホッパ6内に押し込み、これを破砕機でチップ状に破砕した後にドラム3を正転させながら投入口よりドラム3内にブレードを介して収容される塵芥は、所定場所まで輸送された後、ドラム3を逆転し、ブレードで開口窓側に送り出され、フローガイド7を介して外部に排出されるようになっている。
以下に、各機構の構造を詳細に説明すると、車両Aの車体フレーム1には一対のローラ2が設けられ、このローラ2上に支持リング8を介してドラム3が回転自在に支持されている。
ドラム3は、公知のようにその内周面に軸方向に沿う螺旋状のブレード9が設けられ、このブレード9がドラム3の正転時に塵芥を前方に送り、逆転時に塵芥を後方に送るようにしている。
ドラム3の後方の開口部10の中央にはブレード11を内周に備えたシートパイプ12が一体に設けられている。シャーシ1にはこれに直交するブラケット13が固定され、このブラケット13には環状の支持枠14がブラケット15,15を介して固定されている。支持枠14は、二つに分割された断面コ字状の枠体14aからなり、この枠体14a内にドラム3の後部に形成した凸状リング16を回転自在に嵌合させている。
枠体14aの前方外面にはゴム等からなる環状シール17が止め具と環状の押え板18を介して固定され、ドラム3内の粉じん等が外部に漏れないようにしている。
枠体14aの後方外面にはドラム3の開口部10に対向する板状の固定カバー4をボルト等の止め具を介して固定し、この固定カバー4でドラム3の開口部10を封じている。
固定カバー4には下方の塵芥投入口19と左側上方の塵芥排出口20と、上方ののぞき窓21とを形成し、それぞれドラム3内に対向させている。のぞき窓21は、ドラム3内を点検する開口部であり、通常はキャップ22で閉じられている。
塵芥投入口19内には上下二つのスクレバー23を備えた枠体24が挿入して結合され、枠体24の外周には押え板25で支持されたシール26が配設されている。さらに、スクレバー23より後方には上下2枚のカッタ27,28を設けた破砕機29が配設されている。
破砕機29は、ハウジング30とハウジング30内の上下に設けたカッタ27,28とカッタ27,28の軸を回転駆動する油圧モータ31とからなり、ハウジング30は車体フレーム1の上部に固定されている。
さらに、破砕機29の後方にはこれに対向してホッパ6が設けられている。この為、剪定された枝木等がシュート5よりホッパ6から手動等で破砕機29に押し込まれると、この破砕機29のカッタ27,28がこの枝木をチップ状に破砕してスクレバー23側に押し出し、スクレバー23上のチップは次々と投入口19を介してシートパイプ12内に送り込まれ、さらに、ドラム3の正転に伴ってブレード9によりドラム3の前方に圧縮されながら収容される。
ホッパ6は、先細の筒部本体32と、筒部本体32の前方に形成した開口部33と後方に形成した開口部34と、筒部本体32の後端下部にヒンジ35を介して回転自在に結合した蓋とガイドを兼ねたシュート5とから構成されている。
フローガイド7は、開口部38を備えた長方形状の枠体39と、枠体39の下部に斜め下方に向けて設けたシュート40と、枠体39とシュート40とを覆って固定したハウジング41と、ハウジング41の上部に設けたのぞき窓用の蓋42とで構成され、さらにハウジング41の下部にヒンジを介して排出用のシュートを兼ねた蓋43を設けている。
枠体39は、固定カバー4の外面に固定し、開口部38を固定カバー4の開口窓20に対向させている。これにより蓋43をヒンジを介して下方に回転して開いておき、ドラム3を逆転させた時にドラム3内のチップ等の塵芥がブレード9で押し出され、開口窓20→開口部38→シュート40→蓋43を介して外部に排出される。
ところで、街路樹の剪定で出された枝木等を堆肥等の原料にする場合、塵芥収集車の破砕機29で破砕したチップでは粒径が大きすぎるため、チップを塵芥収集車によって所定の処理場まで輸送し、処理場にて塵芥収集車から排出されたチップを専用の圧砕機によってさらに細かく剪断する必要がある。
そこで、本発明は、街路樹を枝払いした後の枝木等を堆肥化し易いように細かくする塵芥収集車を提供するため、車体フレーム1上に塵芥をチップに破砕する破砕機29と、正逆の回転動作によってチップを貯留または排出するドラム3と、このチップを剪断する圧砕機(51)とを備え、ドラム3の正転時に外部から投入される塵芥を破砕機29を介してチップに破砕しながらドラム3内に送り込む一方、ドラム3の逆転時にドラム3内から排出されるチップを圧砕機51を介してさらに細かく剪断しながら外部へと送り出す構成とする。
以下、その具体的な例につき図3以下に示した塵芥収集車の実施形態を説明する。なお、前記図1、図2に示した塵芥収集車と同一構成部には同一符号を付し、その説明を省略する。
図3に示すように、塵芥収集車の車両に対して破砕機29と圧砕機51は共にドラム3の後方に搭載される。破砕機29は車体フレーム1の上部にサブフレーム45を介して設置され、ドラム3の後部に設けられる塵芥投入口19と略同一高さとなるように配置される。圧砕機51はブラケット46を介して車体フレーム1の下部に吊り下げられ、ドラム3の後部に設けられる塵芥排出口20より下方になるように配置される。
図4に示すように、塵芥収集車の背面図にて、破砕機29と圧砕機51は車両左右方向について互いにオフセットされる。破砕機29は車両中央部に配置される一方、圧砕機51は車両左側部に配置される。
破砕機29はそのハウジング30内に回転可能に収められるロータ状の上下カッタ27,28を備える。この上下カッタ27,28は互いに平行に並んで車両横方向に延び、ギア47,48を介して互いに連動して回転する。
破砕機29を駆動する減速機付き油圧モータ31が設けられる。この油圧モータ31の出力軸は下カッタ28の回転軸と同軸上で結合される。
剪定された枝木等がシュート5よりホッパ6から手動等で破砕機29に押し込まれると、破砕機29は上下カッタ27,28が互いに噛み合いながら回転することにより、この枝木をスクレバー23(図2参照)を介してチップに破砕してドラム3の塵芥投入口19へと送る。このとき、ドラム3は正転しており、塵芥投入口19に送り込まれたチップをドラム3内の前方に圧縮しながら収容する。
圧砕機51はそのハウジング52内に回転可能に収められる前後ミル53,54を備える。この前後ミル53,54は互いに平行に並んで車両横方向に延び、ギア55,56を介して互いに連動して回転する。
圧砕機51を駆動する減速機付き油圧モータ57が設けられる。この油圧モータ57の出力軸は後ミル54の回転軸と同軸上で結合される。
圧砕機51はハウジング52の上部に投入口58が開口するとともに、ハウジング52の下部に排出口59が開口している。この投入口58からチップが投入されると、圧砕機51は前後ミル53,54が互いに噛み合いながら回転することにより、このチップをさらに細かく剪断して排出口59から外部へと排出する。
ドラム3の塵芥排出口20から排出されるチップを圧砕機51の投入口58に投入するチップ投入手段として、ドラム3の塵芥排出口20を囲むシュート61と、このシュート61の下方に位置して圧砕機51の投入口58を囲むホッパ62とを備える。
図5〜図7に示すように、シュート61はフローガイド7のハウジング41に固定して取り付けられる。シュート61はホッパ62に向けて傾斜して延びるシュート面63を有し、塵芥排出口20から排出されるチップをホッパ62へと案内する。
チップを圧砕機51を避けて外部へと排出するように切換えるチップ排出方向切換手段として、シュート61はシュート面63に沿って回動するシュート傾斜扉65と、このシュート傾斜扉65の回動位置を切り換えて保持するストッパ66とを備える。シュート扉63はヒンジ64を介してハウジング41に回動可能に連結される。
シュート傾斜扉65の背面には複数のストッパ係合部67,68が設けられる。ストッパ66が各ストッパ係合部67,68に対して選択的に係合することにより、シュート傾斜扉65がその回動位置を切り換えて保持される。
シュート61は略垂直軸まわりに回動可能に支持されるシュート補助扉71を備える。シュート補助扉71はヒンジ72を介してハウジング41に回動可能に連結される。
シュート補助扉71の下端部には折り返し部74が形成される。この折り返し部74はシュート傾斜扉65の先端部背面に当接し、シュート傾斜扉65を閉位置に係止する。
図5に示すように、シュート傾斜扉65とシュート補助扉71が傾斜位置に保持された状態で、塵芥排出口20から排出されるチップを図中白抜き矢印で示すように圧砕機51を避けて外部へと排出する。このとき、シュート補助扉71は塵芥排出口20から排出されるチップが車両前方へと飛散することを防止し、チップの排出方向を狭められる。
図6、図7に示すように、シュート傾斜扉65とシュート補助扉71が閉位置にロック73を介して保持された状態で、塵芥排出口20を閉鎖している。このとき、シュート補助扉71の折り返し部74がシュート傾斜扉65の先端部背面に当接し、シュート傾斜扉65をこの閉位置に係止する。
シュート傾斜扉65は垂直方向に延びる全開位置に保持された状態で塵芥排出口20から排出されるチップを圧砕機51の投入口58へと導く。このとき、シュート補助扉71とシュート傾斜扉65を互いに略平行となるように保持することにより、塵芥排出口20から排出されるチップはシュート補助扉71とシュート傾斜扉65の間を通ってホッパ62へと投入され、圧砕機51の投入口58へと円滑に導かれる。
図8はエンジンの動力をドラム3と破砕機29と圧砕機51のそれぞれに伝える動力伝達手段として、ドラム3と破砕機29と圧砕機51をそれぞれ駆動する油圧回路を示している。
これについて説明すると、エンジンのPTOシャフト75によって第一、第二油圧ポンプ76,77が回転駆動される。
破砕機29は油圧モータ31によって駆動され、この油圧モータ31は第一油圧ポンプ76から吐出する作動油が方向切換弁81を介して供給される。この方向切換弁81のポジションはコントローラ83の制御信号に応じて自動的に切り換えられ、上下カッタ27,28を正逆両方向に回転させ、停止させるようになっている。
圧砕機51は油圧モータ57によって駆動され、この油圧モータ57は第一油圧ポンプ76から吐出する作動油が方向切換弁82を介して供給される。この方向切換弁82のポジションはコントローラ83の制御信号に応じて自動的に切り換えられ、前後ミル53,54を正逆両方向に回転させ、停止させるようになっている。
ドラム3は油圧モータ75によって駆動され、この油圧モータ75は第二油圧ポンプ77から吐出する作動油が方向切換弁79を介して供給される。方向切換弁79のポジションを手動で切り換えることにより、ドラム3を正逆両方向に回転させ、停止させるようになっている。ドラム3の回転速度はフローコントロールバルブ80によって調節される。このフローコントロールバルブ80は第二油圧ポンプ77から吐出される作動油の一部をタンク側に戻し、油圧モータ75に導かれる作動油量を調節する。
コントローラ83は操作スイッチ84からの信号と、圧砕機51のホッパ62に溜まるチップ量を検出するセンサ85の信号を入力し、これらの検出信号に応じてホッパ62に溜まるチップ量が所定範囲に収まるようにドラム3の回転速度を制御し、圧砕機51を作動させるチップ排出処理時にドラム3の排出量が圧砕機51の処理量を継続して上回らないようにする。これにより、ドラム3から排出されるチップが圧砕機51のホッパ62にあふれないように供給され、圧砕機51の処理が途絶えることなく行われ、チップ排出処理時間を短縮することができる。
なお、コントローラ83はドラム3の回転をON・OFF制御してドラム3から排出されるチップを圧砕機51のホッパ62にあふれないように供給するようにしてもよい。
また、コントローラ83はチップ量を検出するセンサを用いず、ドラム3の排出量が圧砕機51の処理量を継続して上回らないようにオープン制御する構成としてもよい。
破砕機29と圧砕機51をそれぞれ油圧モータ31,57によって駆動し、各油圧モータ31,57に共通の第一油圧ポンプ76から吐出する作動油が導かれる構成としたため、第一油圧ポンプ76によって破砕機29と圧砕機51の両方が駆動されるが、破砕機29がドラム3に対するチップ投入時に作動する一方、圧砕機51はチップ排出時に作動するため、両者の負荷が同時に高まることなく、第一油圧ポンプ76を大型化することなく十分な駆動力が得られる。
図9に示す他の実施形態は、エンジンの動力を破砕機29と圧砕機51のそれぞれに伝える動力伝達手段と、油圧モータ31の回転を破砕機29に伝えるとともに、油圧モータ31の回転を減速ギア機構91を介して圧砕機51に伝える構成とする。
油圧モータ31の出力軸90は継ぎ手88を介して下カッタ28の回転軸89と同軸上で結合される。
減速ギア機構91は油圧モータ31の出力軸90に結合されるドライブギア92と、これに噛み合うアイドラギア93と、これに噛み合うドリブンギア94とを備え、このドリブンギア94の回転軸95が継ぎ手96を介して圧砕機51の入力軸97に結合される。
減速ギア機構91の減速比は任意に設定され、ドラム3から排出されるチップが圧砕機51のホッパ62にあふれないように供給される構成とする。
これにより、一つの油圧モータ31によって破砕機29と圧砕機51の両方が駆動されるが、破砕機29がドラム3に対するチップ投入時に作動する一方、圧砕機51はチップ排出時に作動するため、両者の負荷が同時に高まることなく、油圧モータ31を大型化することなく十分な駆動力が得られる。
塵芥収集車は以上のように構成されて、街路樹を枝払いした後の枝木等をドラム3に搬入する際、ドラム3を正転させるとともに破砕機29を作動させ、枝木等を破砕機29を介してチップに破砕しながらドラム内に送り込む。
一方、ドラム3からチップを排出する際、ドラム3を逆転させるとともに圧砕機51を作動させ、ドラム3内から排出されるチップを圧砕機51を介してさらに細かく剪断しながら外部へと送り出す。
これにより、塵芥収集車にて街路樹を枝払いした後の枝木等を堆肥化し易いように細かくすることができ、一旦塵芥収集車から排出したチップを圧砕機に投入する作業が不要になり、作業効率を高められる。
破砕機29を車体フレーム1の上に配置する一方、圧砕機51を車体フレーム1の下に配置したため、ドラム3の後方に位置する限られたスペースに破砕機29と圧砕機51を搭載することが可能となる。
圧砕機51はそのハウジング52内に回転可能に収められる前後ミル53,54を備え、この前後ミル53,54は互いに平行に並んで車両横方向に延びる配置としたため、路面から圧砕機51の高さを確保でき、圧砕機51が路面上の突起物等に当たることを防止できる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の塵芥収集車は、例えば街路樹を枝払いした後の枝木等を堆肥化し易いように細かくするものに利用できるとともに、他の産業廃棄物等を細かくするものにも利用できる。
本発明が適用される塵芥収集車の斜視図。 同じく塵芥収集車の分解斜視図。 本発明の実施の形態を示す塵芥収集車の側面図。 同じく塵芥収集車の背面図。 同じくシュート等も斜視図。 同じくシュート等の側面図。 同じくシュート等の正面図。 同じく油圧回路図。 同じく減速ギア機構等の断面図。
符号の説明
1 車体フレーム
3 ドラム
7 フローガイド
19 塵芥投入口
20 塵芥排出口
29 破砕機
31 油圧モータ
51 圧砕機
57 油圧モータ

Claims (1)

  1. 塵芥を収集して輸送する塵芥収集車において、
    車体フレーム上に塵芥をチップに破砕する破砕機と、
    正逆の回転動作によってこのチップを貯留または排出するドラムと、
    このチップを剪断する圧砕機とを備え、
    前記ドラムの正転時に外部から投入される塵芥を前記破砕機を介してチップに破砕しながら前記ドラム内に送り込む一方、
    前記ドラムの逆転時に前記ドラム内から排出されるチップを前記圧砕機を介してさらに細かく剪断しながら外部へと送り出す構成とし
    前記破砕機を前記車体フレームの上に配置する一方、
    前記圧砕機を前記車体フレームの下に配置し、
    前記圧砕機はそのハウジング内に回転可能に収められる前後ミルを備え、
    この前後ミルは互いに平行に並んで車両横方向に延びる配置とし、
    前記破砕機を車両中央部に配置する一方、
    前記圧砕機を前記破砕機に対して車両横方向にオフセットされるように配置し、
    前記ドラムの後方開口部に対向する固定カバーと、
    この固定カバーに開口し破砕機から前記ドラムに送られるチップを通す塵芥投入口と、
    前記固定カバーに開口し前記ドラムから排出されるチップを通す塵芥排出口と、
    この塵芥排出口に対向して設けられ前記ドラムから外部に排出される塵芥を通すフローガイドと、
    このフローガイドに取り付けられ前記塵芥排出口を囲むシュートと、
    前記圧砕機の投入口を囲むホッパとを備え、
    前記シュートの下方に前記ホッパを配置し、
    前記ドラムの前記塵芥排出口から排出されるチップを前記ホッパを介して前記圧砕機の前記投入口に投入する構成としたことを特徴とする塵芥収集車。
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