JP4226293B2

JP4226293B2 - Elastic crawler

Info

Publication number: JP4226293B2
Application number: JP2002261892A
Authority: JP
Inventors: 謙一酒井; 智近藤
Original assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date: 2002-09-06
Filing date: 2002-09-06
Publication date: 2009-02-18
Anticipated expiration: 2022-09-06
Also published as: JP2004098793A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホー、クローラ式トラクタ等の走行機体の走行装置に適用可能で、振動を軽減できるようにした弾性クローラに関する。
【０００２】
【従来の技術】
振動を軽減した従来技術としては、弾性材製クローラ本体に周方向所定間隔に芯金を埋設し、外周面にラグを形成し、前記芯金から内方に突出した左右一対の突起で案内突起を形成し、この案内突起を脱輪防止用とするとともにその頂面を転輪の転動面とし、クローラ本体の内周面の前記案内突起が配置されていない間隙部分の幅方向外側の面をその他の面より高く（***部）を形成して、転輪の鍔部の外周面が当接できるようにしており、案内突起頂面を転動する転輪が、案内突起間で落ち込む状態になったときに、転輪の鍔部の外周面が***部に当接して、転輪のガタつきを防止するように構成されている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
また、芯金は埋設されていないが、弾性材製クローラ本体に周方向所定間隔に突起を内方に突出して脱輪防止用の案内突起を形成し、クローラ本体の内周面の前記案内突起の外側に転輪の転動面を形成し、ラグの間に対応するクローラ本体の内周面の部分に凸部（***部）を形成して、転輪の上下動を低減できるように構成されている（例えば、特許文献２参照。）。
【０００４】
【特許文献１】
特公平４−６２９１２号公報（特許請求の範囲及び作用）
【特許文献２】
特開平５−２４６３５６号公報（特許請求の範囲及び作用）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献１では、転輪が案内突起間で落ち込むとき、落ち込み始めから落ち込み終わりまで、落ち込み量は次第に大きくなって最大になった後に次第に小さくなるのであり、転輪の鍔部の外周面が当接する***部は山形状であるので、その頂部しか振動低減に寄与していない。
これに対して、前記特許文献２は、案内突起の外側を転輪の転動面とし、その転動面のラグの間に対応する部分に***部を形成していて、転輪は山の裾野から頂部にかけて転動するので、***部全体が振動低減に寄与できる。
【０００６】
そこで、特許文献２の技術的思想を、クローラ本体に周方向所定間隔に芯金を埋設した弾性クローラにも適用することが考えられる（図１３に示す比較例）。即ち、弾性材製クローラ本体２に周方向所定間隔で内部に芯金３を埋設し、外周面２Ａにラグを形成しかつ内周面２Ｂに案内突起５を形成し、前記案内突起５の幅方向外側の内周面２Ｂに転輪転動部６を形成し、この転輪転動部６の各芯金非埋設域Ｍに内方へ突出した***部７を形成した弾性クローラ１’とすることが考えられる。
【０００７】
しかし、特許文献２のような芯金を埋設していないものでは、転輪が芯金埋設域の端部上を転動するときからクローラ本体の変形が生じるが、クローラ本体に芯金を埋設していると、図１４の参考図に示すように、転輪１３が芯金埋設域Ｍ上を転動する間、転輪１３の軸心の軌跡Ｊは点Ａから点Ｂまでのように略直線的で変形が極めて少なく、転輪１３の軸心が芯金埋設域Ｍから外れて芯金非埋設域Ｎの中央へ行くに従って、軌跡Ｊは点Ｂから点Ｃまでのように変形が次第に大きくなり、点Ｃで転輪１３による変形量が最大となる（図１４において、線Ｋは転輪１３の軸心が点Ｃに位置するときの、芯金非埋設域Ｎでのクローラ本体２の変形状態を示している。）。
【０００８】
そのため、前記比較例の弾性クローラ１’の***部７では、蒲鉾形状の１山で、裾野から各山頂までの面が内方に凸形状になっているので、駆動輪、従動輪等の巻き掛け部分でクローラの屈曲抵抗が大きくなり過ぎ、駆動ロスを生じる、***部の各部と転輪による変形量とが異なり、微細な振動が発生する、このクローラを適用する走行機体重量が重い場合に***部の高さを高く、軽い場合に***部の高さを低くする必要があり、走行機体毎に***部高さ設定を必要とする、同一の走行機体でも重心位置が前方又は後方に偏る場合に各転輪に作用する荷重が異なるため、***部高さ設定を必要とする、しかもこれらの***部高さ設定は調整が困難であり、調整しても期待通りの効果が得がたい、芯金の埋設ピッチと***部の頂部のピッチとが同じであるため、共振により振動が高くなるスピート域が出やすい、等の問題点を有する。
【０００９】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした弾性クローラを提供することを目的とする。
本発明は、芯金を埋設しかつ案内突起の外側を転動輪が転動する形式であっても、各芯金非埋設域に***部を形成し、この***部に２山と山間谷とを形成する、***部の裾野から各山頂までを内方に凹状の凹み面で形成する、ことによって、簡単かつより効果的に振動を低減できるようにした弾性クローラを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
本発明に係る弾性クローラは、弾性材製のクローラ本体の内部に周方向所定間隔で芯金が埋設され、前記クローラ本体の外周面にラグが形成されかつ前記クローラ本体の内周面に案内突起が形成され、この案内突起の幅方向外側の内周面に転輪転動部が形成されており、前記転輪転動部における前記芯金と対応して重なる部分である芯金埋設域の内周面が平坦面であり、かつ前記転輪転動部の各芯金非埋設域における内周面から内方へ突出した***部が形成されており、この***部に２山と山間谷とが形成されている。
【００１１】
前記弾性クローラは、***部の中途の谷によって駆動輪、従動輪等の巻き掛け部分でクローラの屈曲抵抗が大きくなり過ぎなく、***部が２山であることによって芯金の埋設ピッチと***部の頂部のピッチとが異なり、走行機体に共振が現れ難くなり、また、走行機体重量、各転輪に作用する荷重等に影響を受け難くなり、総合的な振動の低減をすることができる。
本発明に係る他の弾性クローラは、弾性材製のクローラ本体の内部に周方向所定間隔で芯金が埋設され、前記クローラ本体の外周面にラグが形成されかつ前記クローラ本体の内周面に案内突起が形成され、この案内突起の幅方向外側の内周面に転輪転動部が形成されており、前記転輪転動部における前記芯金と対応して重なる部分である芯金埋設域の内周面が平坦面であり、かつ前記転輪転動部の各芯金非埋設域における内周面から内方へ突出した***部が形成されており、この***部の裾野から山頂までが凹状の凹み面で形成されている。
【００１２】
前記弾性クローラは、転輪が転輪転動部の芯金埋設域から芯金非埋設域へ転動する際の***部上への乗り上げが円滑に行われ、芯金非埋設域での***部の各部と転輪による変形量とが可及的に等しくなり、総合的な振動の低減をすることができる。
本発明に係る他の弾性クローラは、弾性材製のクローラ本体の内部に周方向所定間隔で芯金が埋設され、前記クローラ本体の外周面にラグが形成されかつ前記クローラ本体の内周面に案内突起が形成され、この案内突起の幅方向外側の内周面に転輪転動部が形成されており、前記転輪転動部における前記芯金と対応して重なる部分である芯金埋設域の内周面が平坦面であり、かつ前記転輪転動部の各芯金非埋設域における内周面から内方へ突出した***部が形成されており、この***部に２山と山間谷とが形成され、かつ前記***部の裾野から各山頂までが凹状の凹み面で形成されている。
【００１３】
前記弾性クローラは、***部の中途の谷によって駆動輪、従動輪等の巻き掛け部分でクローラの屈曲抵抗が大きくなり過ぎなく、***部が２山であることによって芯金の埋設ピッチと***部の頂部のピッチとが異なり、走行機体に共振が現れ難くなり、また、走行機体重量、各転輪に作用する荷重等に影響を受け難くなり、転輪が転輪転動部の芯金埋設域から芯金非埋設域へ転動する際の***部上への乗り上げが円滑に行われ、芯金非埋設域での***部の各部と転輪による変形量とが可及的に等しなくり、総合的な振動の低減をすることができる。
【００１４】
前記各***部の山間谷の深さ寸法は、山頂高さ寸法と同一又は長く設定されている。
前記各***部の２山間寸法（Ｌ１）は、クローラ本体周方向に隣り合う***部との間の山間寸法より短く設定されている。
これによって、***部ピッチと２山頂部のピッチとを異ならせて、走行機体の共振を防止する。
前記各***部）の裾野から山頂までの凹み面は、円弧面又は多段傾斜面で形成されている。
【００１５】
これによって、転輪の***部上への乗り上げをより円滑に行うことができる、又は成形型を安価に製作することができる。
前記各***部の山頂は、前記芯金非埋設域に設定されている。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１〜６に示す第１実施形態において、１はバックホー、クローラ型トラクタ等の走行機体のクローラ走行装置に使用される弾性クローラであり、駆動輪、従動輪及び転輪等に巻き掛けられる。この弾性クローラ１は、ゴム等の弾性材料で形成したエンドレス形状のクローラ本体２に、内部に幅方向抗張体である芯金３を周方向所定間隔に埋設し、スチール等で形成した周方向抗張体１１を左右一対埋設している。
【００１７】
クローラ本体２の幅方向中央には芯金３間に駆動輪の爪が係合する係合孔１２が形成され、外周面２Ａには略横一文字形状のラグ４が一体成形で突設されており、各ラグ４は芯金３に略対応して配置されている。
芯金３は周方向抗張体１１よりもクローラ本体２の内周面２Ｂ側に配置され、駆動輪の爪が係合する幅方向中央の係合部３ａの左右に一対の突起３ｂを内周面２Ｂ側に突出して案内突起５を形成し、左右突起３ｂの左右外方に翼部３ｃを形成している。
【００１８】
前記左右一対の案内突起５は駆動輪、従動輪及び転輪等の脱輪を防止する突起としての役目をしており、転輪はマタギ転輪１３が使用され、左右案内突起５の幅方向外方には、クローラ本体２の内周面２Ｂにマタギ転輪１３の車輪部が転動する転輪転動部６が形成されている。
この転輪転動部６はクローラ本体２の内周面２Ｂを若干高台に形成しており、案内突起５の近傍で芯金３の翼部３ｃの内方側に位置している。
前記転輪転動部６は、芯金３と対応している芯金埋設域Ｍだけでなく、芯金３間に対応している芯金非埋設域Ｎにも連続して形成されており、前記各芯金埋設域Ｍでは平坦面になっているが、各芯金非埋設域Ｎでは内方へ膨出した***部７が形成されている。
【００１９】
前記***部７は側面視において山形状であり、その山頂部は１山でなく、２山７Ａが形成され、従って、２山７Ａの間には山間谷７Ｂが形成され、山頂部を１山で形成する場合（図１に２点鎖線で示す、比較例の山。）よりも、２山７Ａの山高さ寸法Ｙが低くなっている。
前記各***部７の２山７Ａの山頂部は円弧面で形成されており、各***部７の２山間寸法Ｌ１を、クローラ本体２周方向に隣り合う***部７の間の山間寸法Ｌ２より短く設定している。
【００２０】
前記各***部７の裾野の始点９を、芯金埋設域Ｍと芯金非埋設域Ｎとの境目ＭＮ、又はその境目ＭＮの近傍の芯金埋設域Ｍもしくは芯金非埋設域Ｎに設定することができる。
前記芯金埋設域Ｍと芯金非埋設域Ｎとの和は芯金３の埋設ピッチであり、***部７の山間寸法Ｌ２は***部７の山頂部のピッチであり、この両者は同一になることはなく、寸法差を生じている。
この裾野の始点９は、案内突起５の立ち上がり位置近傍、芯金３の翼部３ｃとオーバラップする位置等が好ましく、特に、芯金３の翼部３ｃの周方向前後端は丸く面取りされていて、この面取り端部からマタギ転輪１３の落ち込みが開始されるので、その落ち込みを補うように、***部７の裾野が始まることが好ましい。従って、１つの***部７の裾野の始点９と隣り合う***部７の裾野の始点９との間の寸法Ｕは、芯金埋設域Ｍの寸法よりも短いことが好ましい。
【００２１】
また、駆動輪、従動輪等の巻き掛け部分でのクローラの屈曲抵抗が、***部７を形成したことにより大きくなるが、その屈曲抵抗が大きくなり過ぎるのを、２山７Ａの間に山間谷７Ｂを形成したことにより抑え、また、低下させるようにしている。
前記山間谷７Ｂの谷底は円弧面で形成されており、山間谷７Ｂの深さ寸法Ｔは、図１に示す第１谷例では、２山７Ａの山高さ寸法Ｙと略同一に設定され、図４に示す第２谷例では、山高さ寸法Ｙより短く設定され、図５に示す第３谷例では、山高さ寸法Ｙより長く設定されている。
【００２２】
前記第２谷例の山間谷７Ｂの深さ寸法Ｔが山高さ寸法Ｙより短い場合は、略同一の第１谷例に比して、屈曲抵抗が大きいが、クローラの捻り剛性が高くなり、高荷重、低速車等に適しており、前記第３谷例の山間谷７Ｂの深さ寸法Ｔが山高さ寸法Ｙより長い場合は、略同一の第１谷例に比して、屈曲抵抗が小さく柔軟性を有し、クローラの巻き掛け部における屈曲性能が高くなり、高速車、電動車等に適する。
各***部７の２山７Ａの山高さ寸法Ｙは、弾性クローラ１を適用する走行機体の重量に応じて、大重量のときは寸法Ｙを長くし、小重量のときは寸法Ｙを短くして、マタギ転輪１３の負荷荷重に対抗できる寸法に設定され、山高さ寸法Ｙを各寸法にしたときに、弾性クローラ１が駆動輪、従動輪に正常に巻き掛けられるように、山間谷７Ｂの深さ寸法Ｔが長短に設定される。
【００２３】
前記第１実施形態では、***部７を２山７Ａと山間谷７Ｂとで形成し、山頂高さを１山のときより低くしているので、図６に示すように、走行機体の走行中の振動は、１山の比較例では、各山頂で共振点となり、しかも振動が高いのに比して、本件では２山７Ａの山頂での共振は発生しなく、総体的に走行機体の振動が低くなる。
即ち、第１実施形態では、山７Ａの高さを低くして、走行機体の重量、マタギ転輪１３の負荷荷重の差による***高さの影響が少なくなるようにし、山７Ａの数を芯金３の数の２倍にして、芯金３のピッチと山７Ａのピッチとを異ならせて、走行機体に振動を現れ難くし、芯金３間の略中央に山間谷７Ｂを形成して、弾性クローラ１の屈曲を柔軟にし、巻き掛け部での抵抗を緩和できるようにしている。
【００２４】
図７に示す第２実施形態において、この弾性クローラ１の***部７は、第１実施形態と同様に、側面視において２山７Ａと山間谷７Ｂとが形成され、山頂部を１山で形成する場合（図１に２点鎖線で示す、比較例の山。）よりも、２山７Ａの山高さ寸法Ｙが低く設定され、各***部７の２山間寸法Ｌ１を、クローラ本体２周方向に隣り合う***部７の山間寸法Ｌ２より短く設定されている。
山間谷７Ｂの深さ寸法Ｔは、２山７Ａの山高さ寸法Ｙより長く設定されており、第１実施形態の第１、第２、第３谷例と同様に形成することができる。
【００２５】
前記各***部７の２山７Ａの裾野始点９は、芯金埋設域Ｍのクローラ本体２周方向中央の近傍の設定しているが、第１実施形態と同様に、芯金埋設域Ｍと芯金非埋設域Ｎとの境目ＭＮ、又はその境目ＭＮの近傍の芯金埋設域Ｍもしくは芯金非埋設域Ｎに設定したり、芯金埋設域Ｍのクローラ本体２周方向中央に設定することもできる。
前記裾野の始点９から２山７Ａの山頂までの間は、第１実施形態では、図１、４に示す平坦形状、図５に示す内方に凸形状になっているが、この第２実施形態では内方に凹状の凹み面８で形成されており、この凹み面８を円弧面で形成している。
【００２６】
前記凹み面８は、裾野始点９上方にマタギ転輪１３の軸心がある状態で、マタギ転輪１３の車輪部の外周に接触する曲率、即ち、マタギ転輪１３の半径と略同一又はそれ以上の半径の円弧面に形成されており、マタギ転輪１３が転輪転動部６の芯金埋設域Ｍ上から円滑に***部７へ転動でき、しかも裾野始点９から円滑に山７Ａに乗り上げられるようにしている。
図８に示す第３実施形態において、この弾性クローラ１の***部７は、第１、第２実施形態と同様に、側面視において２山７Ａと山間谷７Ｂとが形成されている。また、山間谷７Ｂの深さ寸法Ｔは、２山７Ａの山高さ寸法Ｙより短く設定されており、第１実施形態の第１、第２、第３谷例と同様に形成することができる。
【００２７】
前記各***部７の２山７Ａの裾野始点９は第２実施形態と同様であるが、裾野の始点９から２山７Ａの山頂までの間の凹み面８は多段傾斜面で形成されている。
前記凹み面８は、裾野始点９から緩い角度の傾斜面８ａと、それに続く急な角度の傾斜面８ｂと２段階の傾斜面で形成され、マタギ転輪１３が転輪転動部６の芯金埋設域Ｍ上から円滑に***部７へ転動でき、しかも裾野始点９から円滑に山７Ａに乗り上げられるようにしている。前記多段傾斜面は３段以上の傾斜面で形成することもできる。
【００２８】
また、２山７Ａ及び山間谷７Ｂは鈍角のＶ字形状に形成されており、各***部７の各部を平坦面で簡単に形成でき、製造型を安価にできるようにしている。
前記第２、第３実施形態においては、第１実施形態と同様に、***部７の中途の谷７Ｂによる駆動輪、従動輪等の巻き掛け部分でのクローラの屈曲抵抗の低下、芯金３の埋設ピッチと***部の頂部のピッチとの寸法差、等によって走行機体に共振を現れ難くでき、走行機体重量、各転輪に作用する荷重等に影響を受け難くなり、その上に、マタギ転輪１３が転輪転動部６の芯金埋設域Ｍから芯金非埋設域Ｎへ転動する際の***部７上への乗り上げが円滑に行われ、芯金非埋設域Ｎでの***部７の各部とマタギ転輪１３による変形量とが可及的に等しなくり、総合的な振動の低減をすることができる。
【００２９】
図９〜１２は第４実施形態を示しており、弾性クローラ１の***部７は側面視において１山形状であり、裾野の始点９から山７Ａの山頂までの間は、第２、第３実施形態と同様に、内方に凹状の凹み面８で形成されており、この凹み面８を円弧面で形成している。
前記各***部７の山の裾野始点９は、図９、１１に示す第１山形状では、芯金埋設域Ｍと芯金非埋設域Ｎとの境目ＭＮに設定され、図１２に示す第２山形状では、芯金埋設域Ｍのクローラ本体２周方向中央に設定されており、境目ＭＮの近傍の芯金埋設域Ｍもしくは芯金非埋設域Ｎ上、芯金埋設域Ｍのクローラ本体２周方向中央又はその近傍等に設定することもできる。
【００３０】
前記第２山形状の山頂は、芯金非埋設域Ｎの周方向中央から僅かにずれた位置に設定されており、その山頂から周方向前後に隣り合う芯金３の周方向中央までの寸法が異なっている。
前記裾野の始点９から山頂までの間の凹み面８は、円弧面の他に第３実施形態で示した多段傾斜面で形成することもでき、マタギ転輪１３を転輪転動部６の芯金埋設域Ｍ上から円滑に***部７へ転動し、かつ裾野始点９から円滑に山７Ａに乗り上げられるようにしている。
【００３１】
この第４実施形態の***部７は１山形状であるが、裾野始点９から山頂までの間に凹み面８を形成することにより、参考図で示した軌跡Ｊの形状と上下逆の***形状に近づけることができ、それによって、マタギ転輪１３の軸心の軌跡を平坦形状にでき、振動を減少させることができる。
なお、本発明は前記実施形態における各構成部分の形状及びそれぞれの前後・左右・上下の位置関係は、図１〜１２に示すように構成することが最良である。しかし、前記実施形態に限定されるものではなく、構成部分の形状を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
【００３２】
例えば、ラグ４を幅方向に対して傾斜させる、ラグ４を周方向千鳥形状に配列する、芯金３の突起３ｂを翼部３ｃに対して周方向にずらす、突起３ｂの一端又は両端を翼部３ｃに対して周方向に突出させる、等をすることもできる。
【００３３】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、芯金を埋設しかつ案内突起の外側を転動輪が転動する形式のクローラに、各芯金非埋設域に***部を形成しても、駆動輪、従動輪等の巻き掛け部分でクローラの屈曲抵抗が大きくなり過ぎを防止する、走行機体に共振を現れ難くする、走行機体重量、各転輪に作用する荷重等に影響を受け難くする、マタギ転輪が転輪転動部の芯金埋設域から芯金非埋設域へ転動する際の***部上への乗り上げを円滑に行う、芯金非埋設域での***部の各部とマタギ転輪による変形量とを可及的に等しくする、等が可能になり、総合的な振動の低減をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態を示す要部の側面断面図である。
【図２】同平面図である。
【図３】同断面正面図である。
【図４】第２谷例を示す要部の側面断面図である。
【図５】第３谷例を示す要部の側面断面図である。
【図６】本件と比較例との振動を比較した線グラフである。
【図７】第２実施形態を示す要部の側面断面図である。
【図８】第３実施形態を示す要部の側面断面図である。
【図９】第４実施形態を示す要部の側面断面図である。
【図１０】同平面図である。
【図１１】同拡大した要部の側面断面図である。
【図１２】第２山形状の要部の側面断面図である。
【図１３】比較例を示す側面断面図である。
【図１４】参考例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
１弾性クローラ
２クローラ本体
２Ａ外周面
２Ｂ内周面
３芯金
４ラグ
５案内突起
６転輪転動部
７ ***部
７Ａ山
７Ｂ谷
８凹み面
９裾野始点
１１周方向抗張体
１３マタギ転輪
Ｍ芯金埋設域
Ｎ芯金非埋設域
ＭＮ境目
Ｔ谷深さ寸法
Ｙ山高さ寸法
Ｌ１２山間寸法
Ｌ２山間寸法
Ｕ裾野間寸法[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an elastic crawler that can be applied to a traveling device of a traveling machine body such as a backhoe or a crawler tractor and can reduce vibration.
[0002]
[Prior art]
As a conventional technique for reducing vibration, a core bar is embedded in the crawler body made of an elastic material at predetermined intervals in the circumferential direction, a lug is formed on the outer peripheral surface, and a pair of left and right protrusions projecting inward from the core bar are guide projections. The guide projection is used for preventing the wheel from being removed and the top surface thereof is used as a rolling surface of the wheel, and the outer surface in the width direction of the gap portion on the inner peripheral surface of the crawler body where the guide projection is not disposed. Is formed higher than the other surface (protrusion part) so that the outer peripheral surface of the collar part of the wheel can come into contact, and the wheel that rolls on the top surface of the guide protrusion falls between the guide protrusions When this happens, the outer peripheral surface of the collar portion of the wheel is brought into contact with the raised portion to prevent rattling of the wheel (for example, see Patent Document 1).
[0003]
Further, although the core metal is not embedded, the guide protrusions on the inner peripheral surface of the crawler body are formed on the crawler body made of elastic material by protruding the protrusions inwardly at predetermined intervals in the circumferential direction to form guide protrusions for preventing the wheel from being removed. The rolling surface of the roller wheel is formed on the outer side of the roller, and a convex part (protrusion part) is formed on the inner peripheral surface part of the crawler body corresponding between the lugs so that the vertical movement of the wheel can be reduced. (For example, see Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Examined Patent Publication No. 4-62912 (Claims and Actions)
[Patent Document 2]
JP-A-5-246356 (Claims and Functions)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In Patent Document 1, when the rolling wheel falls between the guide protrusions, the amount of depression gradually increases from the beginning of the depression to the end of the depression and then gradually decreases, and the outer peripheral surface of the collar portion of the wheel is reduced. Since the abutting raised portion has a mountain shape, only the top portion contributes to vibration reduction.
On the other hand, in Patent Document 2, the outer side of the guide protrusion is the rolling surface of the wheel, and a raised portion is formed in a corresponding portion between the lugs of the rolling surface. Since it rolls from the base to the top, the entire raised portion can contribute to vibration reduction.
[0006]
Therefore, it is conceivable to apply the technical idea of Patent Document 2 to an elastic crawler in which a core metal is embedded in the crawler body at predetermined intervals in the circumferential direction (comparative example shown in FIG. 13). That is, a cored bar 3 is embedded inside the crawler body 2 made of an elastic material at a predetermined interval in the circumferential direction, a lug is formed on the outer peripheral surface 2A, and a guide projection 5 is formed on the inner peripheral surface 2B. A roller rolling part 6 is formed on the inner peripheral surface 2B on the outer side in the direction, and an elastic crawler 1 ′ is formed in which a protruding part 7 projecting inward is formed in each core metal non-embedded region M of the wheel rolling part 6. Can be considered.
[0007]
However, in the case where the core metal is not embedded as in Patent Document 2, the crawler main body is deformed when the roller rolls on the end portion of the core metal embedded area, but the core metal is embedded in the crawler body. As shown in the reference diagram of FIG. 14, while the rolling wheel 13 rolls on the cored bar buried region M, the locus J of the axial center of the rolling wheel 13 is from point A to point B. As the shaft center of the roller 13 moves out of the cored bar embedded area M and goes to the center of the cored bar non-embedded area N, the locus J is deformed from point B to point C. Gradually increases, and the amount of deformation by the roller 13 is maximized at the point C (in FIG. 14, the line K is the crawler body in the core metal non-embedded region N when the axis of the roller 13 is located at the point C. 2 shows a deformed state).
[0008]
For this reason, in the raised portion 7 of the elastic crawler 1 ′ of the comparative example, since the surface from the skirt to the top of each peak is inwardly convex with one ridge, the winding of the driving wheel, the driven wheel, etc. When the crawler's bending resistance becomes too large at the hanging part, driving loss occurs, the amount of deformation due to each part of the raised part and the wheel is different, and fine vibrations occur. When the traveling machine weight to which this crawler is applied is heavy When the height of the bulge is high and light, the height of the bulge needs to be lowered, and the height of the bulge is required to be set for each vehicle. Since the load acting on each wheel differs in each case, it is necessary to set the height of the ridges, and it is difficult to adjust the height of these ridges. The gold embedding pitch is the same as the pitch at the top of the ridge. Therefore, there is a problem that a speed range in which vibration increases due to resonance tends to occur.
[0009]
An object of the present invention is to provide an elastic crawler capable of solving the problems of the prior art.
In the present invention, a bulge is formed in each core metal non-embedded area, even if the core metal is embedded and the rolling wheel rolls outside the guide projection, and two ridges, a mountain valley, It is an object of the present invention to provide an elastic crawler that can easily and more effectively reduce vibrations by forming a ridge from the base of the raised portion to the top of each mountain with an indented concave surface. .
[0010]
[Means for Solving the Problems]
Specific means for solving the problems in the present invention are as follows.
Elastic crawler according to the present invention, core metal is embedded in the circumferential direction by a predetermined distance in the interior of the crawler body made of elastic material, lugs are formed on the outer peripheral surface of the crawler body and guide projections on the inner peripheral surface of the crawler body There is formed, rolling wheel rotation portion is formed on the inner peripheral surface in the width direction outside of the guide protrusion, the inner periphery of the metal core buried region is a portion overlapping in correspondence with the core metal in the rolling wheel rotation unit surface is a flat surface, and the rolling rotary and the inner peripheral surface definitive each cored non buried region of the moving part being raised portion projecting inwardly is formed, and the 2 peaks and mountain valleys on this ridge Ru is formed Tei.
[0011]
In the elastic crawler , the bending resistance of the crawler is not excessively increased in the winding portion of the driving wheel, the driven wheel, etc. due to the valley in the middle of the protruding portion, and the burying pitch of the cored bar and the protruding portion are increased due to the two protruding portions. Unlike the top pitch, resonance hardly appears in the traveling machine body, and it becomes difficult to be affected by the weight of the traveling machine body, the load acting on each wheel, and the like, and overall vibration can be reduced.
Other elastic crawler according to the present invention is, core metal is embedded in the circumferential direction by a predetermined distance in the interior of the crawler body made of elastic material, lugs are formed on the outer peripheral face of the crawler body and the inner peripheral face of the crawler body A guide projection is formed , and a rolling wheel rolling portion is formed on the inner peripheral surface of the guide projection in the width direction , and the core metal buried region is a portion overlapping with the core metal in the rolling wheel rolling portion. the inner peripheral surface is flat surface, and the rolling rotary and the inner peripheral surface definitive each cored non buried region of the moving part being raised portion projecting inwardly is formed, to the summit from the foot of the raised portion Ru Tei is formed by concave depressions surface.
[0012]
The elastic crawler smoothly runs on the raised portion when the roller rolls from the cored bar embedded region of the roller rolling unit to the cored bar non-embedded region, and the raised portion in the cored bar non-embedded region The amount of deformation of each part and the amount of deformation caused by the wheels are made as equal as possible, and overall vibration can be reduced.
Other elastic crawler according to the present invention, core metal is embedded in the circumferential direction by a predetermined distance in the interior of the crawler body made of elastic material, lugs are formed on the outer peripheral surface of the crawler body and the inner peripheral surface of the crawler body guide protrusions are formed, are rolling wheel rotation unit is formed on the inner peripheral surface in the width direction outside of the guide projection, the core metal buried region is a portion overlapping in correspondence with the core metal in the rolling wheel rotation unit the inner peripheral surface is a flat surface, and the rolling rotary and the inner peripheral surface definitive each cored non buried region of the moving part being raised portion projecting inwardly is formed, 2 peaks and mountain valleys on this ridge : it is formed, and to each summit from base of said protuberance Ru Tei is formed by concave depressions surface.
[0013]
In the elastic crawler , the bending resistance of the crawler is not excessively increased in the winding portion of the driving wheel, the driven wheel, etc. due to the valley in the middle of the protruding portion, and the burying pitch of the cored bar and the protruding portion are increased due to the two protruding portions. Unlike the pitch of the top of the wheel, resonance hardly appears in the traveling machine body, and it is difficult to be affected by the weight of the traveling machine body, the load acting on each wheel, etc. As a result, it is possible to smoothly ride on the raised part when rolling from the core to the non-embedded area, and the amount of deformation caused by the rolling wheels is not equal as much as possible. Therefore, overall vibration can be reduced.
[0014]
Depth of mountain valley before Symbol each ridge, crest height and same also is Ru is set longer Tei.
Before SL 2 mountainous dimension of each ridge (L1) is Ru Tei is set to be shorter than the mountainous dimension between the ridges adjacent to the crawler body peripheral direction.
Accordingly, the pitch of the raised portion is different from the pitch of the two peak portions, and resonance of the traveling machine body is prevented.
The recessed surfaces from base of each ridge) to the summit is Ru Tei is formed by an arc surface or multi-sloped surfaces.
[0015]
As a result, it is possible to smoothly run the rolling wheel on the raised portion, or it is possible to manufacture the mold at a low cost.
Before SL summit of each ridge, Ru Tei is set to the core metal non buried region.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In the first embodiment shown in FIGS. 1 to 6, reference numeral 1 denotes an elastic crawler used in a crawler traveling device of a traveling machine body such as a backhoe or a crawler type tractor, and is wound around a driving wheel, a driven wheel, a wheel and the like. The elastic crawler 1 is a circumferential direction formed of steel or the like, in which a core metal 3 which is a tensile member in the width direction is embedded in an endless crawler body 2 formed of an elastic material such as rubber, and the like in the circumferential direction. A pair of left and right tensile bodies 11 are embedded.
[0017]
At the center of the crawler body 2 in the width direction, an engagement hole 12 for engaging the claw of the drive wheel is formed between the core bars 3, and a lug 4 having a substantially horizontal character is integrally formed on the outer peripheral surface 2A. Each lug 4 is disposed substantially corresponding to the cored bar 3.
The metal core 3 is disposed on the inner peripheral surface 2B side of the crawler body 2 with respect to the circumferential tensile body 11, and has a pair of protrusions 3b on the left and right sides of the engaging portion 3a at the center in the width direction where the claw of the drive wheel engages. A guide projection 5 is formed projecting toward the peripheral surface 2B, and a wing 3c is formed on the left and right outer sides of the left and right projections 3b.
[0018]
The pair of left and right guide protrusions 5 serve as protrusions for preventing the drive wheels, driven wheels, and rolling wheels from being removed. The rolling wheels are matagi rolling wheels 13. On the outer side, a rolling wheel rolling portion 6 is formed on the inner peripheral surface 2B of the crawler body 2 where the wheel portion of the Matagi rolling wheel 13 rolls.
The roller rolling part 6 has an inner peripheral surface 2B of the crawler main body 2 formed on a slightly higher level, and is located in the vicinity of the guide protrusion 5 on the inner side of the wing part 3c of the cored bar 3.
The roller rolling part 6 is formed continuously not only in the cored bar embedded area M corresponding to the cored bar 3 but also in the cored bar non-embedded area N corresponding between the cored bars 3, In each cored bar buried area M, a flat surface is formed, but in each cored bar non-buried area N, a raised portion 7 bulging inward is formed.
[0019]
The raised portion 7 has a mountain shape in a side view, and the mountain top portion is not one mountain, but two mountains 7A are formed. Therefore, a mountain valley 7B is formed between the two mountains 7A, and one mountain peak is formed. The mountain height dimension Y of the two ridges 7A is lower than the case of forming in (the ridge of the comparative example shown by the two-dot chain line in FIG. 1).
The crests of the two ridges 7A of the raised portions 7 are formed as arcuate surfaces, and the two-mountain dimension L1 of each raised portion 7 is greater than the inter-mountain dimension L2 between the raised portions 7 adjacent in the crawler body 2 circumferential direction. It is set short.
[0020]
The starting point 9 of the base of each raised portion 7 is set to the boundary MN between the cored bar buried area M and the cored bar non-buried area N, or to the cored bar buried area M or the cored bar non-buried area N in the vicinity of the boundary MN. can do.
The sum of the cored bar embedded area M and the cored bar non-embedded area N is the embedded pitch of the cored bar 3, and the mountain dimension L2 of the raised part 7 is the pitch of the peak part of the raised part 7, both of which are the same It does not become, and has produced a dimensional difference.
The starting point 9 of the base is preferably in the vicinity of the rising position of the guide protrusion 5, the position overlapping the wing 3 c of the core 3, etc. Particularly, the front and rear ends in the circumferential direction of the wing 3 c of the core 3 are rounded and chamfered. Then, since the drop of the matagi wheel 13 starts from this chamfered end, it is preferable that the base of the raised portion 7 starts so as to compensate for the drop. Therefore, it is preferable that the dimension U between the skirt start point 9 of one ridge 7 and the skirt start point 9 of the adjacent ridge 7 is shorter than the dimension of the cored bar embedded region M.
[0021]
In addition, the bending resistance of the crawler at the winding part of the driving wheel, the driven wheel, etc. is increased by forming the raised portion 7, but the bending resistance becomes too large between the two mountains 7A. It is suppressed and lowered by forming 7B.
The valley bottom of the mountain valley 7B is formed by an arc surface, and the depth dimension T of the mountain valley 7B is set to be substantially the same as the mountain height dimension Y of the two peaks 7A in the first valley example shown in FIG. In the second valley example shown in FIG. 4, it is set shorter than the peak height dimension Y, and in the third valley example shown in FIG.
[0022]
In the case where the depth dimension T of the mountain valley 7B of the second valley example is shorter than the mountain height dimension Y, the bending resistance is larger than the substantially identical first valley example, but the torsional rigidity of the crawler is increased. It is suitable for heavy loads, low speed vehicles, etc. When the depth dimension T of the mountain valley 7B of the third valley example is longer than the mountain height dimension Y, the bending resistance is higher than that of the substantially identical first valley example. It is small and flexible, and has a high bending performance at the crawler's winding part, making it suitable for high-speed vehicles, electric vehicles, and the like.
According to the weight of the traveling machine body to which the elastic crawler 1 is applied, the height Y of the two ridges 7A of each raised portion 7 is lengthened when the weight is large, and shortened when the weight is small. Thus, the mountain valley 7B is set so that the elastic crawler 1 can be normally wound around the driving wheel and the driven wheel when the height of the mountain is set to each dimension and the height Y is set to each dimension. The depth dimension T is set to be long or short.
[0023]
In the said 1st Embodiment, since the protruding part 7 is formed with the two peaks 7A and the mountain valley 7B, and the peak top height is made lower than the time of one mountain, as shown in FIG. In the comparative example of one mountain, the vibration becomes a resonance point at each peak, and in addition, the vibration at the peak of the two peaks 7A does not occur in this case. Becomes lower.
That is, in the first embodiment, the height of the mountain 7A is lowered so that the influence of the height of the bump due to the difference in the weight of the traveling machine body and the load load of the Matagi wheel 13 is reduced. Twice the number of gold 3, the pitch of the core metal 3 and the pitch of the mountain 7 A are made different to make it difficult for vibration to appear on the traveling machine body, and a mountain valley 7 B is formed in the approximate center between the core metals 3. The flex of the elastic crawler 1 is made flexible so that the resistance at the winding portion can be relaxed.
[0024]
In the second embodiment shown in FIG. 7, the raised portion 7 of the elastic crawler 1 is formed with two ridges 7A and a mountain valley 7B in a side view, as in the first embodiment, and a peak portion is formed by one ridge. In this case, the mountain height dimension Y of the two ridges 7A is set lower than that of the comparative example (shown by a two-dot chain line in FIG. 1). Is set to be shorter than the inter- mountain dimension L <b> 2 of the raised portion 7.
The depth dimension T of the mountain valley 7B is set longer than the mountain height dimension Y of the two peaks 7A, and can be formed in the same manner as the first, second, and third valley examples of the first embodiment.
[0025]
The skirt start point 9 of the two ridges 7A of each raised portion 7 is set in the vicinity of the center in the circumferential direction of the crawler main body 2 of the core metal embedded area M. However, as in the first embodiment, Set to the boundary MN with the core metal non-buried area N, or to the core metal buried area M or the core metal non-buried area N in the vicinity of the boundary MN, or set to the center in the circumferential direction of the crawler body of the core metal buried area M You can also
In the first embodiment, the flat shape shown in FIGS. 1 and 4 and the inward convex shape shown in FIG. 5 are formed between the starting point 9 of the base and the summit of the two peaks 7A. In the embodiment, the concave surface 8 is formed inwardly, and the concave surface 8 is formed as an arc surface.
[0026]
The concave surface 8 has a curvature that is in contact with the outer periphery of the wheel portion of the Matagi wheel 13 in the state where the axis of the Matagi wheel 13 is located above the base starting point 9, that is, substantially the same as the radius of the Matagi wheel 13. It is formed in the circular arc surface with the above radius, and the Matagi rolling wheel 13 can smoothly roll from the top of the cored bar embedded area M of the rolling wheel rolling part 6 to the raised part 7, and smoothly from the base start point 9 to the mountain 7A. I try to get on.
In the third embodiment shown in FIG. 8, the protruding portion 7 of the elastic crawler 1 is formed with two ridges 7A and a mountain valley 7B in a side view as in the first and second embodiments. Further, the depth dimension T of the mountain valley 7B is set shorter than the mountain height dimension Y of the two peaks 7A, and can be formed in the same manner as the first, second, and third valley examples of the first embodiment. .
[0027]
The skirt start point 9 of the two ridges 7A of each raised portion 7 is the same as that of the second embodiment, but the recessed surface 8 between the skirt start point 9 and the peak of the two ridges 7A is formed as a multi-step inclined surface. .
The concave surface 8 is formed of an inclined surface 8a having a gentle angle from the base start point 9, followed by an inclined surface 8b having a steep angle, and a two-step inclined surface. It is possible to smoothly roll from the buried area M to the raised portion 7 and to smoothly climb onto the mountain 7A from the base start point 9. The multi-stage inclined surface may be formed of three or more inclined surfaces.
[0028]
Further, the two ridges 7A and the mountain valley 7B are formed in an obtuse V shape, so that each portion of each raised portion 7 can be easily formed on a flat surface, and the production mold can be made inexpensive.
In the second and third embodiments, similarly to the first embodiment, the bending resistance of the crawler at the winding portion of the driving wheel, the driven wheel or the like by the valley 7B in the middle of the raised portion 7 is reduced. Resonance is unlikely to appear in the traveling machine body due to the dimensional difference between the buried pitch of the ridge and the pitch of the top of the raised part, etc., making it less susceptible to the weight of the traveling machine body, the load acting on each wheel, etc. When the roller 13 rolls from the cored bar embedded area M of the roller rolling part 6 to the cored bar non-embedded area N, it smoothly runs on the raised part 7 and rises in the cored bar non-embedded area N. Each part of the part 7 and the amount of deformation by the matagi wheel 13 are not equal as much as possible, and overall vibration can be reduced.
[0029]
FIGS. 9 to 12 show a fourth embodiment, in which the raised portion 7 of the elastic crawler 1 has a single mountain shape in a side view, and the second and third portions are between the starting point 9 of the skirt and the peak of the mountain 7A. Similarly to the embodiment, the concave surface 8 is formed inwardly, and the concave surface 8 is formed as an arc surface.
In the first mountain shape shown in FIGS. 9 and 11, the ridge base 9 of each ridge 7 is set at the boundary MN between the cored bar embedded area M and the cored bar non-embedded area N, and is shown in FIG. The double crest shape is set at the center of the crawler body 2 in the circumferential direction of the cored bar embedded area M, and the crawler body in the cored bar embedded area M near the boundary MN or the cored bar non-embedded area N, the cored bar embedded area M. It can also be set at the center in the two circumferential directions or in the vicinity thereof.
[0030]
The top of the second mountain shape is set at a position slightly shifted from the center in the circumferential direction of the core metal non-embedded area N, and the dimension from the peak to the center in the circumferential direction of the core 3 adjacent to the front and rear in the circumferential direction. Is different.
The recessed surface 8 between the starting point 9 of the skirt and the summit can be formed by the multi-step inclined surface shown in the third embodiment in addition to the circular arc surface. It smoothly rolls to the raised portion 7 from above the gold buried area M, and can smoothly ride on the mountain 7A from the skirt start point 9.
[0031]
The raised portion 7 of this fourth embodiment has a single mountain shape, but by forming a concave surface 8 from the base start point 9 to the mountain top, a raised shape that is upside down from the shape of the locus J shown in the reference diagram. Accordingly, the trajectory of the axis of the Matagi wheel 13 can be made flat, and vibration can be reduced.
In the present invention, the shape of each component and the positional relationship between the front, back, left, and right in the above embodiment are best configured as shown in FIGS. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and the shape of the constituent parts can be variously changed or the combination can be changed.
[0032]
For example, the lugs 4 are inclined with respect to the width direction, the lugs 4 are arranged in a zigzag shape in the circumferential direction, the projections 3b of the cored bar 3 are shifted in the circumferential direction with respect to the wing portions 3c, and one or both ends of the projections 3b are blades It is possible to project the portion 3c in the circumferential direction.
[0033]
【The invention's effect】
According to the present invention described in detail above, even if a raised portion is formed in each core metal non-embedded area on the crawler in which the core metal is embedded and the rolling wheel rolls outside the guide projection, the drive wheel, Prevents the crawler's bending resistance from becoming too large at the winding part of the driven wheel, etc., makes it difficult for resonance to appear in the traveling machine body, makes it less susceptible to the weight of the traveling machine body, the load acting on each wheel, etc. Smoothly rides on the raised part when the wheel rolls from the cored bar embedded area to the cored bar non-embedded area, with each part of the raised part in the cored bar non-embedded area and Matagi rolling wheel It becomes possible to make the amount of deformation as equal as possible, and overall vibration can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of an essential part showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the same.
FIG. 3 is a front view of the same section.
FIG. 4 is a side cross-sectional view of a main part showing a second valley example.
FIG. 5 is a side sectional view of a main part showing a third valley example.
FIG. 6 is a line graph comparing vibrations of the present case and a comparative example.
FIG. 7 is a side cross-sectional view of a main part showing a second embodiment.
FIG. 8 is a side sectional view of an essential part showing a third embodiment.
FIG. 9 is a side cross-sectional view of a main part showing a fourth embodiment.
FIG. 10 is a plan view of the same.
FIG. 11 is a side sectional view of the enlarged main part.
FIG. 12 is a side sectional view of a main part of a second mountain shape.
FIG. 13 is a side sectional view showing a comparative example.
FIG. 14 is a side sectional view showing a reference example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Elastic crawler 2 Crawler main body 2A Outer peripheral surface 2B Inner peripheral surface 3 Core metal 4 Lug 5 Guide protrusion 6 Rolling wheel rolling part 7 Raised part 7A Mountain 7B Valley 8 Concave surface 9 Bottom starting point 11 Circumferential tension body 13 Matagi rolling wheel M Core metal buried area N Metal core non-embedded area MN Boundary T Valley depth dimension Y Mountain height dimension L1 Two mountain dimensions L2 Mountain dimension U Bottom dimension

Claims

弾性材製のクローラ本体（２）の内部に周方向所定間隔で芯金（３）が埋設され、
前記クローラ本体（２）の外周面（２Ａ）にラグ（４）が形成されかつ前記クローラ本体（２）の内周面（２Ｂ）に案内突起（５）が形成され、
この案内突起（５）の幅方向外側の内周面（２Ｂ）に転輪転動部（６）が形成されており、
前記転輪転動部（６）における前記芯金（３）と対応して重なる部分である芯金埋設域（Ｍ）の内周面が平坦面であり、かつ前記転輪転動部（６）の各芯金非埋設域（Ｎ）における内周面から内方へ突出した***部（７）が形成されており、
この***部（７）に２山（７Ａ）と山間谷（７Ｂ）とが形成されている
ことを特徴とする弾性クローラ。 Core metal (3) is embedded internally in the circumferential direction by a predetermined spacing elastic member made of the crawler body (2),
Lugs (4) are formed on the outer peripheral surface (2A) of the crawler body (2), and guide protrusions (5) are formed on the inner peripheral surface (2B) of the crawler main body (2) .
A wheel rolling part (6) is formed on the inner peripheral surface (2B) on the outer side in the width direction of the guide projection (5),
The inner peripheral surface of the cored bar embedded region (M), which is a portion corresponding to the cored bar (3) in the wheeled rolling part (6), is a flat surface, and the wheeled rolling part (6) ridges protruding from the inner peripheral surface definitive each cored non buried region (N) inward (7) is formed,
An elastic crawler characterized in that two ridges (7A) and a mountain valley (7B) are formed on the raised portion (7).

弾性材製のクローラ本体（２）の内部に周方向所定間隔で芯金（３）が埋設され、
前記クローラ本体（２）の外周面（２Ａ）にラグ（４）が形成されかつ前記クローラ本体（２）の内周面（２Ｂ）に案内突起（５）が形成され、
この案内突起（５）の幅方向外側の内周面（２Ｂ）に転輪転動部（６）が形成されており、
前記転輪転動部（６）における前記芯金（３）と対応して重なる部分である芯金埋設域（Ｍ）の内周面が平坦面であり、かつ前記転輪転動部（６）の各芯金非埋設域（Ｎ）における内周面から内方へ突出した***部（７）が形成されており、
この***部（７）の裾野から山頂までが凹状の凹み面（８）で形成されている
ことを特徴とする弾性クローラ。 Core metal (3) is embedded internally in the circumferential direction by a predetermined spacing elastic member made of the crawler body (2),
Lugs (4) are formed on the outer peripheral surface (2A) of the crawler body (2), and guide protrusions (5) are formed on the inner peripheral surface (2B) of the crawler main body (2) .
A wheel rolling part (6) is formed on the inner peripheral surface (2B) on the outer side in the width direction of the guide projection (5),
The inner peripheral surface of the cored bar embedded region (M), which is a portion corresponding to the cored bar (3) in the wheeled rolling part (6), is a flat surface, and the wheeled rolling part (6) ridges protruding from the inner peripheral surface definitive each cored non buried region (N) inward (7) is formed,
An elastic crawler characterized in that the ridge (7) from the base to the summit is formed by a concave concave surface (8).

弾性材製のクローラ本体（２）の内部に周方向所定間隔で芯金（３）が埋設され、
前記クローラ本体（２）の外周面（２Ａ）にラグ（４）が形成されかつ前記クローラ本体（２）の内周面（２Ｂ）に案内突起（５）が形成され、
この案内突起（５）の幅方向外側の内周面（２Ｂ）に転輪転動部（６）が形成されており、
前記転輪転動部（６）における前記芯金（３）と対応して重なる部分である芯金埋設域（Ｍ）の内周面が平坦面であり、かつ前記転輪転動部（６）の各芯金非埋設域（Ｎ）における内周面から内方へ突出した***部（７）が形成されており、
この***部（７）に２山（７Ａ）と山間谷（７Ｂ）とが形成され、かつ前記***部（７）の裾野から各山頂までが凹状の凹み面（８）で形成されている
ことを特徴とする弾性クローラ。 Core metal (3) is embedded internally in the circumferential direction by a predetermined spacing elastic member made of the crawler body (2),
Lugs (4) are formed on the outer peripheral surface (2A) of the crawler body (2), and guide protrusions (5) are formed on the inner peripheral surface (2B) of the crawler main body (2) .
A wheel rolling part (6) is formed on the inner peripheral surface (2B) on the outer side in the width direction of the guide projection (5),
The inner peripheral surface of the cored bar embedded region (M), which is a portion corresponding to the cored bar (3) in the wheeled rolling part (6), is a flat surface, and the wheeled rolling part (6) ridges protruding from the inner peripheral surface definitive each cored non buried region (N) inward (7) is formed,
Two ridges (7A) and mountain valleys (7B) are formed on the ridge (7) , and the ridges of the ridge (7) to the summits are formed as concave concave surfaces (8). Elastic crawler characterized by.

前記各***部（７）の山間谷（７Ｂ）の深さ寸法（Ｔ）が、山頂高さ寸法（Ｙ）と同一又は長く設定されている
ことを特徴とする請求項１又は３に記載の弾性クローラ。Wherein the depth of the mountain valley (7B) (T) of each ridge (7), that to be set same or longer to claim 1 or 3, characterized in summit height dimension (Y) The described elastic crawler.

前記各***部（７）の２山間寸法（Ｌ１）が、クローラ本体（２）周方向に隣り合う***部（７）との間の山間寸法（Ｌ２）より短く設定されている
ことを特徴とする請求項１、３又は４のいずれか１項に記載の弾性クローラ。The two mountains dimension (L1) of each ridge (7), and characterized in that it is shorter than the mountainous dimension (L2) between the crawler body (2) ridges adjacent to each other in the circumferential direction (7) elastic crawler according to any one of claims 1, 3 or 4.

前記各***部（７）の裾野から山頂までの凹み面（８）が、円弧面又は多段傾斜面で形成されている
ことを特徴とする請求項２又は３に記載の弾性クローラ。Elastic crawler according to claim 2 or 3 wherein the recessed surface from foot of the ridge (7) to the summit (8), characterized in that it is formed by an arc surface or multi-sloped surfaces.

前記各***部（７）の山頂が、前記芯金非埋設域（Ｎ）に設定されている
ことを特徴とする請求項２、３、６のいずれか１項に記載の弾性クローラ。The summit of the ridge (7), the elastic crawler according to any one of claims 2, 3 and 6, characterized in that it is set to the core metal non buried region (N).