JP4196814B2 - 冷凍空調装置 - Google Patents

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Description

この発明は、冷凍空調装置に関するものであり、特に冷媒として二酸化炭素(CO2)を用いる冷凍空調装置に関するものである。
従来の冷凍空調装置として、冷媒としてCO2、冷凍機油としてポリアルキレングリコール油(PAG油)を用いた冷凍空調装置にアキュムレータを用いるととともに、アキュムレータに冷凍サイクルの余剰の液冷媒、及び冷凍機油を保持したものがある(例えば、特許文献1参照)。CO2冷媒とPAG油は相溶性が低く、通常の温度帯では油の密度が冷媒の密度よりも大きいため、油はアキュムレータ底部に滞留し、油の上に液冷媒が浮く形となっている。そして、アキュムレータ底部に設けた油戻し穴を経てアキュムレータ内の冷凍機油が圧縮機内に供給され、圧縮機を潤滑する。このようにして、アキュムレータ内の余剰の液冷媒が圧縮機へ吸入されることを防止しつつ、冷凍機油のみを圧縮機に供給することで、冷凍サイクルの信頼性を確保していた。
また他の従来の冷凍空調装置として、圧縮機の起動前に圧縮機の電動要素に通電することで圧縮機シェル内の冷媒及び油を加熱しているものがある(例えば、特許文献2参照)。こうすることで、圧縮機内で二相分離しているCO2冷媒を蒸発させて圧縮機の外に追い出し、圧縮機の電気絶縁性を向上していた。
特開平11−94380号公報(第3―4頁、図1、図2) 特開2002−266762号公報(第4―6頁、図2)
しかし、従来の冷凍空調装置には以下のような問題があった。例えば冷凍機油としてPAG油を使用した場合、PAG油の温度が−15℃程度よりも高いときには冷媒の液密度<油の密度となり、−15℃よりも低いときには冷媒の液密度>油の密度となる。冷凍空調装置に余剰の冷媒や油がある場合、その冷媒や油はアキュムレータだけでなく圧縮機シェル内にも保持される。そして冷凍空調装置の運転が停止されると共に、冷凍空調装置の周囲温度が−15℃以下となると圧縮機シェル内に保持される液冷媒と油では、冷媒の密度が油の密度よりも大きくなり、液冷媒の上に油が浮く形となる。圧縮機構部や軸受け部の潤滑のために冷凍機油をシェル底部から給油する機構を持つ圧縮機の場合、前記のように−15℃以下の状態で起動すると、起動時にはシェル底部の液冷媒が圧縮機構部や軸受け部に供給され、液冷媒は油より粘性が低いため、潤滑不良などを生じる可能性があり、圧縮機運転の信頼性を低下させるという問題があった。
また、特許文献2では圧縮機内の冷凍機油の加熱機能を有するが、冷凍機油と冷媒の密度の大小で加熱機構を動作させるものではなかった。即ち、上記課題を解決するためにその加熱機能をどのように発揮させるかは明確ではなく、周囲温度が低温であるときに加熱量不足であると上記と同様の状態となり、圧縮機運転の信頼性が低下する。また過剰に加熱すると、冷凍空調装置の消費電力を増大させるという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、圧縮機の圧縮機構部や軸受け部に冷凍機油を適切に供給できるようにし、圧縮機運転の信頼性を確保できる冷凍空調装置を得ることを目的とする。
この発明に係る冷凍空調装置は、二酸化炭素冷媒が封入され、圧縮機構部で前記冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機のシェル底部に滞留する冷凍機油の温度を検知する油温検知装置と、前記シェル底部に設けられ、前記冷凍機油を加熱する加熱装置と、前記冷凍機油を前記圧縮機構部もしくは軸受け部に給油する油供給装置と、を備え、前記油温検知装置で検知された温度が、前記冷凍機油と前記冷媒の密度の大小が逆になる温度である密度逆転温度に基づいて設定した設定温度よりも低いときに、前記加熱装置によって前記冷凍機油を前記シェルの外周上で不均一に加熱することを特徴とするものである。
この発明は、冷媒と冷凍機油の密度の大小が逆転する密度逆転温度に基づいて設定温度を設定し、圧縮機の油溜め内の冷凍機油の温度が前記設定温度よりも下がった時に加熱装置により冷凍機油を前記シェルの外周上で不均一に加熱することで、少ない加熱量で液冷媒を油の上方に移動させることができる。従って冷凍空調装置の消費電力増大を防止し、高効率な運転を実現できる。また、油の上方に液冷媒が存在する状態とすることができ、圧縮機起動時に、圧縮機構部もしくは主軸受け8aなどへの潤滑を確実にでき、信頼性の高い冷凍空調装置を得ることができる。また、冷凍空調装置の周囲が低温となってもシェル底部の液冷媒の下方に冷凍機油を滞留させることができる。このため、起動時に圧縮機構部もしくは軸受け部に油を確実に供給することができ、圧縮機運転の信頼性を確保できる冷凍空調装置が得られる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係る冷凍空調装置について、図1、図2に基づいて説明する。図1はこの実施の形態に係る冷凍空調装置を示す冷媒回路図であり、圧縮機1、放熱器2、減圧装置である膨張弁3、蒸発器4が環状に接続されている。この冷凍空調装置には二酸化炭素(CO2)冷媒が封入され、冷凍機油としては、例えばポリアルキレングリコール油(PAG油)が用いられる。また、図2はこの実施の形態に係る圧縮機1を示す断面図である。
図2において、圧縮機1は例えばスクロール型圧縮機であり、固定スクロール5及び揺動スクロール6から構成される圧縮機構部がシェル7内の上部に設けられている。揺動スクロール6は、その外周近傍背面において、シェル7の内周面に固着されたフレーム8によりスラスト方向に摺動自在に支持されている。また、揺動スクロール6の中心近傍背面には軸受け穴部6aが形成されており、この軸受け穴部6aと周方向に摺動自在に係合する偏心軸部9aを上端部に有し、フレーム8に形成された主軸受け8aにおいてラジアル方向に軸支された主軸9が、電動機10によって回転駆動自在に設けられている。フレーム8の上面中央部には、オルダムリング11を収容するオルダムリング収容部8bが形成されている。オルダムリング11は、オルダムリング収容部8bの底面と所定方向に摺動自在であり、かつ、揺動スクロール6の背面と、前記所定方向と直交する方向に摺動自在であるように構成されている。また、シェル7の底部には油溜め12が形成され、油溜め12内に滞留するPAG油を汲み上げて、軸受け部である軸受け穴部6a、主軸受け8a、及び圧縮機構部であるオルダムリング収容部8bに供給するための油供給装置として、例えばポンプ13が主軸9の下端に設けられている。また、主軸9内には給油通路9bが設けられている。シェル7の油溜め12近傍には、加熱装置として例えば電気ヒータ16がシェル7底部の外周に巻かれ、油溜め12内に滞留する冷凍機油及び液冷媒を加熱する。シェル7底部に設けた油温検知装置17は例えばサーミスタで、油溜め12のPAG油の温度を検知する。このサーミスタ17は、シェル7の温度を計測することで、シェル7を介してこの内側の冷凍機油の温度を検知する。また、制御装置18は例えば制御基板であり、計測したPAG油の温度に基づいて、電気ヒータ16への通電のオン・オフを行なう。冷凍サイクルを循環して蒸発器4を通ってきた冷媒は、吸入管14から圧縮機1に吸入され、吐出管15から放熱器2へ吐出される。図2に示す点線は制御装置18に入力または出力する制御信号を示している。
次にこの冷凍空調装置での運転動作について説明する。冷凍空調装置は放熱器2を利用して暖房運転を実施するものとして説明する。図1において、圧縮機1で圧縮され、吐出された高温・高圧のガス冷媒は、放熱器2に流入し、放熱器2で放熱しながら温度低下する。このとき高圧が臨界圧以上であれば、冷媒は超臨界状態のまま温度低下し放熱する。また高圧が臨界圧以下であれば、冷媒は液化しながら放熱する。冷媒から放熱された熱を負荷側の空気や水などに温熱として与えることで暖房を行う。放熱器2を出た冷媒は膨張弁3で減圧されて低圧の二相状態となり、蒸発器4に流入する。蒸発器4では、冷媒は外気などの熱源から吸熱して蒸発ガス化され、蒸発器4を出たガス冷媒は圧縮機1に吸入される。
次に圧縮機1の運転動作について説明する。電動機10により主軸9が回転駆動されると、その回転が偏心軸部9a及び軸受け穴部6aにおいて主軸9と係合する揺動スクロール6に伝えられる。この際、オルダムリング収容部8b内で往復運動するオルダムリング11により揺動スクロール6の自転が防止されるので、揺動運動を行うことになる。この揺動スクロール6は固定スクロール5と協動して良く知られたスクロール圧縮機の圧縮原理により、吸入管14から吸入された低圧の冷媒ガスが圧縮され吐出管15から高圧の冷媒ガスが吐出される。
また、主軸9が回転すると、ポンプ13により油溜め12内のPAG油が吸引される。これにより、潤滑油は、給油通路9bを通って圧縮機構部もしくは軸受け穴部6a及び主軸受け8aなどの軸受け部を潤滑する。
次に冷凍空調装置停止中のヒータ16の加熱制御について説明する。冷凍空調装置運転中で圧縮機1が運転している場合、シェル7内は高温となる。このため液冷媒は蒸発するので、油溜め12にはPAG油とわずかに溶解した液冷媒が存在する。冷凍空調装置が停止すると、外気に放熱することから次第にシェル7も冷却され、それに伴いシェル7内のガス冷媒も冷却液化され、シェル7底部の油溜め12に液冷媒が滞留するようになる。図3はCO2の液冷媒とPAG油の密度の温度による変化を示したグラフであり、横軸に温度(℃)、縦軸に密度(kg/m3 )を示す。液冷媒とPAG油の密度の大小は図3に示したように−15℃を境に逆転するので、これを密度逆転温度とする。油溜め12の状態は、液冷媒及びPAG油の温度が密度逆転温度である−15℃より高い場合は、図4に示すようにPAG油の上に液冷媒が存在し、液冷媒及びPAG油の温度が密度逆転温度である−15℃より低い場合は、図5に示すように液冷媒の上にPAG油が存在する。もちろん、この密度逆転温度で図4と図5の状態が瞬時に変化するのではなく、実際には密度逆転温度の前後で徐々に変化している。
液冷媒及びPAG油の温度が−15℃より高い場合、即ち図4の状態から再度冷凍空調装置を起動する場合には、ポンプ13に吸入されるのはPAG油となり、起動時の圧縮機1内の圧縮機構部もしくは主軸受け8aや軸受け穴部6aなどの軸受け部の潤滑を問題なく実施できる。一方、液冷媒及びPAG油の温度が−15℃より低い場合、即ち図5の状態から再度冷凍空調装置を起動する場合には、ポンプ13に吸入されるのは液冷媒となり、起動時の圧縮機1内の圧縮機構部もしくは主軸受け8aや軸受け穴部6aなどの軸受け部の潤滑性能が低下するという問題があるのは前述した通りである。
この実施の形態に係る制御装置18で行う通電加熱制御の方法の一例を図6に示し、処理のフローチャートを図7に示す。冷凍空調装置が停止中であるときに、サーミスタ17で油溜め12に滞留している液冷媒及びPAG油の温度を計測する(ST1)。ST2では計測した温度と予め設定した温度とを比較する。ここでは、密度の逆転する温度−15℃より所定の温度として例えば5℃高い温度、即ち−10℃を設定温度とする。計測したPAG油の温度が設定温度より低くなると、ST2の比較でYESとなって、ヒータ16に通電して油溜め12部分を加熱する(ST3)。油溜め12の内部に滞留されているPAG油及び液冷媒は加熱されて温度が上昇する。そして、サーミスタ17で検知される液冷媒及びPAG油の温度が設定温度以上に高くなると、ST2の比較でNOとなり、ヒータ16への通電を停止する(ST4)。
このようにヒータ16への通電加熱制御を実施し、液冷媒及びPAG油の温度を制御することにより、冷凍空調装置を停止しているときの油溜め12の液冷媒及びPAG油の温度が設定温度以上になるように制御している。このため、油溜め12の液冷媒及びPAG油の分布が常に図4のように液冷媒が上、PAG油が下となる。従って、図4の状態で冷凍空調装置の運転を開始すると、圧縮機1を起動した時に圧縮機構部もしくは軸受け部にPAG油が確実に給油され、圧縮機1運転における信頼性を確保することができる。特に、冷凍空調装置が停止中にいつ起動しても、必ず圧縮機構部もしくは軸受け部にPAG油が給油され、信頼性の高い冷凍空調装置が得られる。
ここで、設定温度として、液冷媒とPAG油の密度が逆転する密度逆転温度を設定してもよいが、密度逆転温度より所定の値高い温度を設定すれば、確実に図4に示されるようにPAG油の上に液冷媒が存在させることができ、好ましい。
以上のように、この実施の形態では、冷媒と冷凍機油の密度の大小に基づいて、ヒータ16により圧縮機シェル7内の冷凍機油を加熱することで、冷凍空調装置の周囲が低温となってもシェル7底部に冷凍機油を滞留させることができる。このため、起動時に圧縮機構部もしくは軸受け部に冷凍機油を供給でき、圧縮機運転の信頼性を確保できるという効果がある。
また、液冷媒及びPAG油の温度が−15℃より所定温度以上に上がり、PAG油の密度が液冷媒の密度よりも充分に大きくなったと推定される温度以上になると、確実にPAG油が油溜め12の液冷媒の下部に存在する状況になる。そこでヒータ16への通電を停止することで、ヒータ16への無駄な通電を抑制し、冷凍空調装置の消費電力増大を防止し、高効率な運転を実現できる。
上記では、冷凍空調装置の停止中、常に冷凍機油が設定温度以上になるように構成したが、冷凍空調装置の停止時間が運転と停止の時間間隔が長く、一度停止すると長時間停止するような場合には、ヒータ16による通電加熱制御を以下のように圧縮機1を起動する前に実施してもよい。例えば、設定温度として、液冷媒とPAG油の密度逆転温度である−15℃より所定温度、例えば10℃高い温度、即ち−5℃を設定する。冷凍空調装置の運転開始前に、サーミスタ17によって油溜めに滞留するPAG油及び液冷媒の温度を計測する。この計測した温度が設定温度より高い場合には、油溜め12の状態は図4のようにPAG油の上に液冷媒が存在していると判断し、そのまま圧縮機1を起動する。逆に計測した温度が設定温度より低い場合には、油溜め12の状態が図5のように液冷媒の上にPAG油が存在している、または液冷媒とPAG油とが逆転しつつあると判断し、圧縮機1の起動前にヒータ16に通電して油溜め12をシェル7の外周から加熱する。加熱後、サーミスタ17で計測される温度が設定温度より高くなると、PAG油の密度が液冷媒の密度よりも充分に大きいと推定できる。即ち、油溜め12の状態が図4のようにPAG油の上に液冷媒が存在すると推定できるので、ヒータ16による加熱を終了し、圧縮機1を起動して冷凍空調装置の運転を開始する。
ここで、通電の開始・停止を判断する設定温度は、冷凍空調装置の停止時に常に制御する場合と同様、液冷媒とPAG油の密度逆転温度である−15℃より所定の温度として5℃高い温度、即ち−10℃としてもよいが、ここでは少し高く設定する。長時間停止していたために圧縮機1自体が低温になり、図5に示すように冷凍機油が液冷媒の上に浮いている状態であると考えられる。このため、設定温度をー5℃として少し大きく設定することで、加熱量を多くでき、確実に図4に示すように液冷媒が冷凍機油の上に浮いている状態とすることができる。
このように、冷凍空調装置の運転開始前にヒータ16の通電加熱制御を実施することで、冷凍空調装置の停止中に外気温度が低下しても冷凍機もヒータ16へ通電しなくてもよくなる。このため、停止中も通電加熱制御を実施する場合に比べて、停止中の冷凍空調装置の消費電力を低減し、より効率のよい冷凍空調装置の運転を実現できる。もちろん、運転開始前にヒータ16の通電加熱制御を行なって図4のようにPAG油の上に液冷媒が存在する状態とし、この後で圧縮機1を運転するので、圧縮機構部もしくは軸受け部に冷凍機油を確実に供給でき、圧縮機運転の信頼性を確保できるという効果は同様である。
図2に示した圧縮機1の構成では、サーミスタ17と制御装置18を設け、制御装置18にサーミスタ17で計測したPAG油の温度を送信して制御装置18で設定温度の比較や、ヒータ16への加熱制御を行なっていた。別の構成として、ヒータ16への加熱のオン・オフを例えばバイメタルで構成することもできる。バイメタルを使うことで、簡単な構成で実現できるという効果がある。また、マイクロコンピュータのソフトウェアなどで実現することもできる。
また、ヒータ16へ通電加熱後、加熱停止を判断する温度については加熱開始を判断する温度と同じ温度でなくてもよい。例えば、加熱を停止する際の設定温度を加熱開始の設定温度よりも所定の温度だけ高い温度としてもよい。ヒータ16通電後は、シェル7を介して冷媒及びPAG油を加熱することになるので、冷媒及びPAG油の実際の温度よりもサーミスタ17で計測される温度は高くなりやすい。そこで、加熱開始を判断する設定温度を−10℃とし、加熱停止を判断する設定温度を加熱開始温度より高く、例えば5℃程度高くして−5℃とする。加熱停止設定温度を高く設定することで、冷媒及びPAG油の温度が確実に上昇し、PAG油の密度が液冷媒の密度よりも所定の値大きい密度であると推定できた時点で加熱を停止できる。このため、図4の状態で圧縮機1を運転することができ、信頼性の高い冷凍空調装置が得られる。
サーミスタ17で計測した温度で加熱停止を判断する場合には、PAG油の密度が液冷媒の密度よりも所定の値、例えば50kg/m3程度大きい密度であると推定される温度を加熱停止設定温度として設定すればよい。この密度における所定の値は、図5の状態から図4の状態に確実に移動するときのPAG油と液冷媒の密度差を予め試験や計算で把握しておけばよく、上記の値に限るものではない。
このときの制御装置18における通電加熱制御の方法を図8に示し、処理工程を示すフローチャートを図9に示す。冷凍空調装置が停止中であるときに、サーミスタ17で液冷媒及びPAG油温度を計測する(ST11)。ST12では計測した温度と予め設定した温度とを比較する。ここで、加熱を開始する設定温度は、液冷媒とPAG油の密度が逆転する温度でもよいが、確実に図4に示されるようなPAG油の上に液冷媒が存在するようにするために、液冷媒とPAG油の温度が密度逆転温度よりも所定の温度以上高い温度になるように設定する。このため、ここでは、密度逆転温度である−15℃より所定の温度△T1として例えば5℃高い温度、即ち−10℃を加熱開始の設定温度とする。検知したPAG油の温度がこの設定温度より低くなると、ST12の比較でYESとなって、ヒータ16が停止中の場合にはヒータ16に通電して油溜め12部分を加熱する(ST14)。ST13の判断でヒータ16は加熱中の場合にはNOとなり、そのままの加熱状態を継続する。ST14では油溜め12の内部に滞留しているPAG油及び液冷媒は加熱されて温度が上昇する。そして、PAG油及び液冷媒の温度が加熱開始設定温度よりも上昇すると、ST12の比較でNOとなり、ST15の判断を行なう。ここでは、加熱を停止する設定温度として、液冷媒及びPAG油の温度が密度逆転温度である−15℃より所定の温度△T2として例えば10℃高い温度、即ち―5℃が予め設定されている。液冷媒及びPAG油の温度が加熱停止設定温度にまで高くなると、ST15の比較でYESとなり、ヒータ16が通電中の場合にヒータ16への通電を停止する(ST17)。ST16でヒータ16が停止中の場合にはNOと判断され、その停止状態を継続する。
このようにヒータ16の停止を判断する時の設定温度を加熱の判断をするときの設定温度よりも高く設定することで、油溜め12内で確実に冷媒及びPAG油が図4のように液冷媒が上、PAG油が下になった後にヒータ16を停止することができる。従って、圧縮機1を起動した時に圧縮機構部もしくは軸受け部にPAG油が確実に給油され、圧縮機1運転における信頼性を確保することができる。
さらに確実に不必要になった時点、即ちPAG油の密度が液冷媒の密度よりも所定の密度だけ大きくなったと推定される時点でヒータ16への通電を停止することで、冷凍機油の過剰な加熱を抑制でき、消費電力の増加も防止し、効率のよい冷凍空調装置の運転を実現できるという効果がある。
なお、ヒータ16の通電加熱制御は、上記の例ではサーミスタ17で計測される温度によって実施しているが、通電加熱する時間によって制御してもよい。例えば、冷凍空調装置の運転開始前にヒータ16に通電加熱する際、加熱開始設定温度を設定し、加熱停止設定温度は設定する変わりに加熱時間を設定する。そして、サーミスタ17で計測されるPAG油の温度が運転開始設定温度、例えば−5℃より低い場合にはヒータ16への通電加熱を一定時間、例えば30分程度実施する。この時間は予め計算や試験などにより、油溜め12での液冷媒とPAG油の状態が図5のように液冷媒の上にPAG油が存在する状態から図4のようにPAG油の上に液冷媒が存在する状態となるのに要する加熱時間を把握しておけばよい。
また、加熱量を調節できる加熱装置、例えば電気ヒータ16に部分的に通電できるような構成にしておき、サーミスタ17で検知した温度と設定温度との差に応じて加熱量を調節してもよい。温度差が大きいときには加熱量を多くし、温度差が小さいときには加熱量を小さくすれば、対象に応じて加熱でき、消費電力を低減できる。
上記では加熱開始の判断において、サーミスタ17で測定した油溜め12近傍のシェル7の温度からPAG油の温度を検知し、その温度におけるの密度から油溜め12内の冷凍機油と液冷媒の状態を推定しているが、他の方法で冷凍機油と液冷媒の密度を検知してもよい。サーミスタ17で測定される温度の他に、油溜め12での液冷媒及びPAG油の温度を推算できるものであれば、他の場所を計測する温度センサの情報を用いてもよい。例えば油温度検知装置としてサーミスタではなく外気温度を計測する温度センサを用いてもよい。冷凍空調装置が停止中のときに、シェル7からの放熱は外気になされるので、シェル7内の油溜め12に滞留する液冷媒及びPAG油の温度は最終的には外気温度に近い温度となる。この場合には、外気温度センサによってPAG油の温度を検知することができる。従って外気温度が加熱開始設定温度より低い場合にヒータ16で加熱し、液冷媒とPAG油の状態が図4のようにPAG油の上に液冷媒が存在する状態となるまで加熱してもよい。この場合には、加熱実施後の液冷媒及びPAG油の温度は測定できないので、予め定められた時間だけヒータ16による通電加熱を実施する。さらに、加熱停止してから次に加熱を開始する時間間隔を予め定めておき、この後は予め定められた時間間隔で、予め定められた時間だけヒータ16による通電加熱を実施してもよい。この時の時間間隔及び加熱時間は、予め試験や計算によって液冷媒の密度よりも充分に大きなPAG油の密度が得られるように、例えば外気温度に応じて設定しておけばよい。
また、サーミスタ17で測定される温度の代わりに、シェル7内の冷媒圧力を計測できる圧力センサを用いてもよい。冷凍空調装置が停止中はシェル内の冷媒は気液二相状態にあるので、圧力センサで計測された圧力を冷媒の飽和温度に換算し、この温度を油溜め12での液冷媒及びPAG油の温度として、上述したヒータ16の通電加熱制御を実施する。
また、上記では、シェル7底部の外周にヒータ16を配置した構成について説明したが、ヒータ16をシェル7の底面に配置してもよいし、油溜め12の内部の壁面や中央部や底部に設けた構成でもよい。油溜め12に滞留する冷凍機油及び液冷媒を加熱できるものなら、どのような構成でも上記と同様の効果を奏する。
また、油溜め12の液冷媒及びPAG油の加熱方法として、ヒータ16による加熱以外の方法を用いてもよい。例えば圧縮機1に通常備わっている圧縮機構部を駆動する電動機10を用いることもできる。即ち電動機10に主軸9を駆動しないように通電し、通電時の発熱を利用して油溜め12の液冷媒及びPAG油を加熱することもできる。この場合には、新たに加熱装置を追加する必要がなく、装置の変更が容易で費用も低減できる。また、電磁誘導を利用して加熱するように構成してもよい。
また、冷凍機油の種類はPAG油としているが、これに限定するものではなく、CO2冷媒と相溶性が低く、図3のように油と液冷媒の密度の上下が逆転する温度が存在する冷凍機油、例えばアルキルベンゼン油やエーテル油、鉱油について適用可能であり、同様の効果を得ることができる。この際の加熱装置による加熱開始や停止を判断する設定温度は、それぞれの場合の密度逆転温度に基づいて設定すればよい。
また圧縮機の種類もスクロール型に限るものではなく、他の形式、例えばロータリー型やレシプロ型の圧縮機でも適用可能であり、図2と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2による冷凍空調装置について説明する。冷凍空調装置の冷媒回路、圧縮機1の構造及び運転動作は実施の形態1と同様である。実施の形態2では、加熱装置で冷凍機油を加熱する際、冷凍機油の全体を一様に加熱するのではなく、不均一に加熱する場合の様々な構成例について説明する。
図10は実施の形態2におけるヒータ配置状況を示した図であり、シェル7の底面図(図10(a))、側面図(図10(b))を示している。図10に示されるように、ヒータ16をシェル7の底部の外周で、図に向かって右側の半円部を加熱するように配置する。
ヒータ16の通電加熱制御方法は実施の形態1と同様である。例えば、液冷媒とPAG油の密度の大小が逆転する密度逆転温度−15℃より一定温度として10℃高い温度、例えば−5℃を設定温度として予め制御装置18に記憶しておく。そして、冷凍空調装置の運転開始前に、サーミスタ17により計測された液冷媒及びPAG油の温度が、設定温度より低い場合には、油溜め12の状態が図5に示されるように液冷媒の上にPAG油が存在していると判断する。そして、圧縮機1の起動前にヒータ16に通電して油溜め12に滞留するPAG油及び液冷媒の加熱を実施する。
ヒータ16の加熱によって、油溜め12の状態が図5に示される状態から油溜め12の右側半分の部位の液冷媒及びPAG油が優先的に加熱される。この加熱部分の温度が高くなり、その部分のPAG油と液冷媒の密度差が小さくなり、油溜め12は図11に示されるような状態となる。即ち、PAG油と液冷媒の加熱が不均一に行われることで、液冷媒の上方に存在するPAG油の厚さが冷媒表面で不均一となり、加熱された部分ではPAG油の厚さが加熱されない部分よりも薄くなる。
ヒータ16の加熱によりPAG油の下にある液冷媒がPAG油の上方に移動するためには、加熱による温度上昇により、液冷媒の密度<PAG油の密度となり、浮力が生じ、その浮力がPAG油の表面張力や粘性に打ち勝ってPAG油の上面まで液冷媒が移動できるようになる必要がある。このときPAG油の高さ方向の厚みが少なければ少ないほど、PAG油の表面張力や粘性の作用が少なくなり液冷媒が上方に移動しやすくなる。
ヒータ16の加熱部位をシェル7の半円部としてPAG油を不均一に加熱すると、図11に示すように加熱部位の油の厚みを少なくできる。このため、この部分ではより容易に、即ち少ない浮力で下方の液冷媒を上方に移動させることができる。一方、ヒータ16の加熱部位がシェル7の外周上に一様である場合、油溜め12の加熱が一様になされるため、PAG油の厚みのばらつきもなく、油溜め12が図11に示される状態にある場合に比べ、液冷媒を上方に移動させるのにより多くの浮力を要することになる。
浮力が少なくてもよいということは、液冷媒とPAG油の密度差が小さくてもよいということであり、より低温で、即ち少ない加熱量で液冷媒をPAG油の上方に移動させることができる。従ってヒータ16による通電量を低減でき、冷凍空調装置の消費電力増大を防止し、高効率な運転を実現できる。
また油溜め12の状態をより確実に図4の状態、即ちPAG油の上方に液冷媒が存在する状態とすることができ、圧縮機1起動時に、圧縮機構部もしくは主軸受け8aなどへの潤滑を確実にでき、信頼性の高い冷凍空調装置を得ることができる。
このように液冷媒とPAG油を不均一に加熱すれば、実施の形態1のように一様に加熱する構成に比べて、より少ない温度上昇で液冷媒をPAG油の上方に移動させることができる。即ち、ヒータ16の通電加熱制御としては、ヒータ16の通電加熱の停止を判断するときの温度を低くできる。例えば、均一に加熱する場合の加熱停止設定温度をー5℃とした場合、不均一に加熱する構成では加熱停止設定温度を−10℃とし、この設定温度よりも高ければ、ヒータ16の通電加熱を終了するという制御を実施できる。このため、消費電力を削減することができる。
なお、ヒータ16による加熱部位は図10に示されるものに限定されるものではなく、油溜め12の状態が図11のようにPAG油の厚みにアンバランスを生じさせるような加熱方法、即ち油溜め12内の液冷媒及びPAG油を不均一に加熱する構成、例えばシェル7の形状に対し非対称な加熱部位を持たせるものであれば、同様の効果を得ることができる。
即ち、シェル底部の外周で図10のように半円部に限るものではなく、全周よりも少ない部分、例えば外周の40%や60%の部分を加熱するように構成してもよい。また外周を隙間なく連続して加熱するのではなく、複数の加熱装置を外周に設け、それぞれで局所的に加熱するように構成してもよい。
また、例えばシェル7の底面をヒータ16で加熱する構成では、図12の底面図(図12(a))、側面図(図12(b))に示すように、底面の半分、例えば向かって右半分を加熱するように構成してもよい。この構成によって油溜め12内の液冷媒及びPAG油を不均一に加熱することで、少ない浮力で液冷媒を上方に移動させることができ、ヒータ16による通電量を低減できる。もちろんこの場合にも、ヒータ16による加熱部位は図12に示されるものに限定されるものではなく、シェル7の底面の40%や60%の部分を加熱するように構成してもよい。油溜め12の状態が図11のようにPAG油の厚みにアンバランスを生じさせるような加熱方法、すなわちシェル7の形状に対し不均一な加熱部位を持たせるものであれば同様の効果を得ることができる。
また、図10、図12では向かって右側にヒータ16を配置したが、もちろんこれに限るものではない。
また、ヒータ16を油溜め12の中に設けた構成では、例えば油溜め12の中で偏在させることで、油溜め12内の液冷媒及びPAG油を不均一に加熱することができ、上記と同様の効果を奏する。
また、圧縮機1に通常設けられている圧縮機構部を駆動する電動機に通電し、その発熱によってPAG油を加熱する構成では、電動機の一部に通電することで、局所的に発熱させることができ、油溜め12内の液冷媒及びPAG油を不均一に加熱することができ、上記と同様の効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る冷凍空調装置を示す冷媒回路図である。 この発明の実施の形態1に係る圧縮機を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係り、温度に対するCO2液冷媒とPAG油の密度変化を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係る油溜めのCO2液冷媒とPAG油の存在状況を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る油溜めのCO2液冷媒とPAG油の他の存在状況を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るヒータの通電加熱制御方法を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るヒータの通電加熱制御方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るヒータの他の通電加熱制御方法を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るヒータの他の通電加熱制御方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るヒータの配置場所を示す図で、シェルの底面図(図10(a))及び側面図(図10(b))である。 この発明の実施の形態2に係るヒータ加熱中の油溜めのCO2液冷媒とPAG油の存在状況を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係るヒータの他の配置場所を示す図で、シェルの底面図(図12(a))及び側面図(図12(b))である。
符号の説明
1 圧縮機
2 放熱器
3 減圧装置
4 蒸発器
7 シェル
9 主軸
9b 給油通路
10 電動機
12 油溜め
13 油供給装置
16 加熱装置
17 油温検知装置
18 制御装置

Claims (6)

  1. 二酸化炭素冷媒が封入され、圧縮機構部で前記冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機のシェル底部に滞留する冷凍機油の温度を検知する油温検知装置と、前記シェル底部に設けられ、前記冷凍機油を加熱する加熱装置と、前記冷凍機油を前記圧縮機構部もしくは軸受け部に給油する油供給装置と、を備え、前記油温検知装置で検知された温度が、前記冷凍機油と前記冷媒の密度の大小が逆になる温度である密度逆転温度に基づいて設定した設定温度よりも低いときに、前記加熱装置によって前記冷凍機油を前記シェルの外周上で不均一に加熱することを特徴とする冷凍空調装置。
  2. 二酸化炭素冷媒が封入され、圧縮機構部で前記冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機のシェル底部に滞留する冷凍機油の温度を検知する油温検知装置と、前記シェル底部の外周で前記シェルの全周よりも少ない部分に設けられ、前記冷凍機油を加熱する加熱装置と、前記冷凍機油を前記圧縮機構部もしくは軸受け部に給油する油供給装置と、を備え、前記油温検知装置で検知された温度が、前記冷凍機油と前記冷媒の密度の大小が逆になる温度である密度逆転温度に基づいて設定した設定温度よりも低いときに、前記加熱装置によって前記冷凍機油を前記シェルの外周上で前記冷凍機油の厚みにアンバランスを生じさせるように加熱することを特徴とする冷凍空調装置。
  3. 前記設定温度を、前記密度逆転温度より所定の値高い温度とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍空調装置。
  4. 前記冷凍機油の密度が、前記冷媒の密度より所定の値大きい密度であると推定されるときに、前記冷凍機油の加熱を停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  5. 前記加熱装置を、前記シェル底部の外周で半円部に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の冷凍空調装置。
  6. 前記加熱装置を、前記シェルの底面に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の冷凍空調装置。
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