JP4173381B2

JP4173381B2 - Air grid structure

Info

Publication number: JP4173381B2
Application number: JP2003043697A
Authority: JP
Inventors: 剛西村
Original assignee: しげる工業株式会社
Priority date: 2003-02-21
Filing date: 2003-02-21
Publication date: 2008-10-29
Anticipated expiration: 2023-02-21
Also published as: JP2004249876A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インストルメントパネルに装備されるシームレスのエアバッグリッド構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両には助手席の乗員を守るため、助手席用エアバッグモジュールが装備されている。この助手席用エアバッグモジュールは、インストルメントパネル（以下、インパネと称す）の裏側に配置されている。
【０００３】
特開２００１−３９２５４号公報に開示されているように、インパネの裏面には、エアバッグモジュールに対応する部位を囲むようにして、長方形の溝が形成され、この溝に沿って薄肉となっている。この溝の内側の部位すなわちエアバッグモジュールに対応する部位がエアバッグリッドとして提供され、溝の外側の部位がインストルメントパネル本体（以下、インパネ本体と称す）として提供される。エアバッグリッドとインパネ本体の表側の面は連続しており、その境となる線（パーティションラインまたはティアライン）は表側（車室側）から見えず、外観が良い。このような構造を一般にシームレスと称している。
【０００４】
上記エアバッグリッドとインパネ本体とは、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されている。車両衝突時にエアバッグが膨張してエアバッグリッドを押すと、上記パーティションラインの薄肉部が破断し、エアバッグリッドが取り除かれて開口となり、この開口から膨張したエアバッグが助手席に向かって飛び出すようになっている。エアバッグリッドはヒンジ部材を介してインパネ本体に支持されているため、その飛散を防止され、ドアのようにヒンジ部材を中心にして開くようになっている。
【０００５】
上記ヒンジ部材は板形状をなし、２つの板部分とこれら板部分間に掛け渡された架橋部とを有している。一方の本体側の板部分はインパネ本体に形成されたリブに固定され、他方のリッド側の板部分はエアバッグリッドの裏面に固定されている。上記架橋部はＵ字形に湾曲しており、上記エアバッグが膨張してエアバッグリッドが開く際に伸び、これにより、エアバッグリッドの開き量を確保しようとしている。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００１−２９３５４号公報（図３）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報のエアバッグリッド構造では、インパネ本体の裏側にヒンジ部材を取り付けるための大きなリブを形成するため、インパネの表側に面にリブに対応するヒケが生じる欠点があった。
そこで、上記エアバッグモジュールを収容して支持するブラケットにフランジを形成したものが開発されている。このフランジは、インストルメントパネル本体の裏面と隙間を介して対峙する取付面を有し、その外縁部がインストルメントパネル本体の裏面に固定されている。このフランジの取付面に上記ヒンジ部材の本体側の板部分が固定されるようになっている。
しかしこの構造では、エアバッグリッドまたはその近傍のインパネが表側から押された時に、パーティションラインが撓み易く、この撓みが繰り返されてパーティションラインが白化し、外観を悪化させることがあった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、インストルメントパネルの裏面に、エアバッグモジュールに対応する部位を囲むようにして溝を形成することにより、この溝の内側の部位がエアバッグリッドとして提供され、この溝の外側の部位がインストルメントパネル本体として提供され、上記エアバッグリッドとインストルメントパネル本体とが、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されるエアバッグリッド構造において、上記エアバッグモジュールを収容して支持するブラケットがフランジを有し、このフランジは、ブラケットのエアバッグ収容空間の開口周縁に形成され、当該開口周縁に近い内縁部の取付面と、当該開口周縁から遠い外縁部の取付面とを有し、外縁部の取付面と内縁部の取付面とが段差をなしており、外縁部の取付面がインパネ本体の裏面に固定され、内縁部の取付面がインストルメントパネル本体の裏面から離れて対峙しており、内縁部の取付面とインストルメントパネル本体の裏面との間に隙間が形成され、上記ヒンジ部材は板形状をなし、上記隙間において上記フランジの内縁部の取付面に固定された本体側の板部分と、上記エアバッグリッドの裏面に固定されたリッド側の板部分と、これら板部分間に掛け渡されるとともに上記エアバッグリッドを画成する溝の直線部に沿って間隔をおいて配置された複数の架橋部とを一体に有し、上記架橋部は波形をなし、上記リッド側の板部分寄りに配置された単一の谷部と、上記本体側の板部分寄りに配置された単一の山部とを有し、上記谷部が上記エアバッグリッドを画成する溝に対峙し、上記山部が上記溝の近傍においてインストルメントパネル本体の裏面に当接していることを特徴とする。
【０００９】
上記構成によれば、ヒンジ部材の波形をなす架橋部の山部が、エアバッグリッドを囲む溝の近傍においてインストルメントパネル本体の裏面に当接しており、エアバッグリッドまたはその近傍のインストルメントパネルが表側から押されても、この山部で押圧荷重を受けることができ、その結果、パーティションラインが撓むのを抑制することができ、その白化を防止できる。
【００１０】
好ましくは、上記谷部は、上記フランジの内縁部の取付面よりインストルメントパネル本体から遠ざかるように奥に位置している。このようにして架橋部は大きな波形をなすので、エアバッグリッドが開く際の伸び代を大きくすることができ、その結果、エアバッグリッドの充分な回動量を確保でき、膨張したエアバッグの飛び出しを円滑にすることができる。
【００１１】
本発明の他の態様は、インストルメントパネルの裏面に、エアバッグモジュールに対応する部位を囲むようにして溝を形成することにより、この溝の内側の部位がエアバッグリッドとして提供され、この溝の外側の部位がインストルメントパネル本体として提供され、上記エアバッグリッドとインストルメントパネル本体とが、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されるエアバッグリッド構造において、
上記エアバッグモジュールを収容して支持するブラケットがフランジを有し、このフランジは、ブラケットのエアバッグ収容空間の開口周縁に形成され、当該開口周縁に近い内縁部の取付面と、当該開口周縁から遠い外縁部の取付面とを有し、外縁部の取付面と内縁部の取付面とが段差をなしており、外縁部の取付面がインパネ本体の裏面に固定され、内縁部の取付面がインストルメントパネル本体の裏面から離れて対峙しており、内縁部の取付面とインストルメントパネル本体の裏面との間に隙間が形成され、
上記ヒンジ部材は板形状をなし、上記隙間において上記フランジの内縁部の取付面に固定された本体側の板部分と、上記エアバッグリッドの裏面に固定されたリッド側の板部分と、これら板部分間に掛け渡されるとともに上記エアバッグリッドを画成する溝の直線部に沿って間隔をおいて配置された複数の架橋部とを一体に有し、
上記架橋部は波形をなし、谷部と山部とを交互に複数有し、上記リッド側の板部分から本体側の板部分に向かって順に第１谷部、第１山部、第２谷部、第２山部を含み、リッド側の板部分に最も近い第１谷部が上記エアバッグリッドを画成する溝に対峙し、この第１谷部の隣の第１山部が上記溝の近傍においてインストルメントパネル本体の裏面に当接し、この第１山部の隣の第２谷部が上記隙間において上記フランジの内縁部の当接面に当接していることを特徴とする。
これによれば、架橋部が複数の波で形成されることになるので、伸び代をさらに増大させることができ、エアバッグリッドの開き動作をさらに円滑にすることができる。また、これら第１山部と第２谷部がインストルメントパネル本体の裏面とフランジの内縁部の取付面にそれぞれ当たるので、インストルメントパネルからの押圧荷重を架橋部で確実に担うことができるので、パーティションラインの白化を防止できる。
【００１２】
好ましくは、上記第１谷部は、上記フランジの内縁部の取付面よりインストルメントパネル本体から遠ざかるように奥に位置している。これによれば、架橋部は大きな波形をなすので、エアバッグリッドが開く際の伸び代をより一層大きくすることができ、その結果、エアバッグリッドの充分な回動量を確保でき、膨張したエアバッグの飛び出しを円滑にすることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態をなすシームレスのエアバッグリッド構造について図面を参照しながら説明する。本実施形態のインパネ１０はハードインパネと称されているものであり、樹脂を射出成形することにより単層に形成されている。
【００１４】
図１に示すように、インパネ１０の裏側には、助手席に対峙してエアバッグモジュール２０が配置されている。インパネ１０の裏面には、上記エアバッグモジュール２０に対応する部位１１を囲むようにして、溝１５が形成されており、薄肉となっている。この部位１１はエアバッグリッドとして提供される。インパネ１０において、溝１５の外側の部位はインパネ本体１２として提供される。溝１５に対応する薄肉のラインはパーティションラインないしはティアラインと称されている。
【００１５】
上記溝１５は図２に示すように車両の左右方向に長い長方形を描く。図１，図３（Ａ）に示すように上記エアバッグリッド１１の裏面には、直線的に延びる溝１６が形成されていて、薄肉のパーテションラインとなっている。この溝１６は、図２に示すように溝１５が描く長方形の２つの長辺に対して傾斜し、この長方形の２つの短辺と交わっている。エアバッグリッド１１は、この溝１６で前後に区画された一対のドア部分１１a，１１ｂを有している。
【００１６】
上記エアバッグモジュール２０は、ブラケット３０に支持されており、ブラケット３０の後側（助手席に近い方）の収容空間３０ａに折り畳み状態で収容されたエアバッグ２２と、このブラケット３０の前側の収容空間３０ｂに収容されたアクチュエータ２４とを備えている。ブラケット３０は、インパネ１０と同じ樹脂材料の射出成形品からなり、その前端部に埋め込まれた補助ステー３５を介してステアリングビーム３６（車体側）に固定されている。なお、この補助ステー３５は、上記アクチュエータ２４を支持する役割をも担う。
【００１７】
上記ブラケット３０は、収容空間３０ａの後端開口の周縁に形成されたフランジ３２を有している。図１，図３に示すように、前後のフランジ３２は段差をなしており、２つの取付面３２ａ，３２ｂを有している。これらフランジ３２の外縁部の取付面３２ａは、溝１５が描く長方形の前後の縁（前後のパーティションライン）に沿って上記インパネ本体１２の裏面に振動溶着されている。フランジ３２の内縁部の取付面３２ｂは、インパネ１０の裏面に狭い隙間６０を介して対峙している。車両の左右方向に位置するフランジ（図示しない）は、溝１５の長方形の左右の縁（左右のパーティションライン）に沿ってインパネ本体１２に溶着されている。
【００１８】
次に、エアバッグリッド１１用のヒンジ手段について説明する。ヒンジ手段は、上記エアバッグリッド１１の２つのドア部分１１a，１１ｂに対応して、２つのヒンジ部材４０、５０を備えている。これらヒンジ部材４０、５０は、インパネ１０の裏側に配置されエアバッグリッド１１のドア部分１１a，１１ｂをインパネ本体１２に連ねる役割を担っており、一枚の金属板例えばアルミ板や鋼板等で形成されている。ヒンジ部材４０は後側（助手席側）に配置され、ヒンジ部材５０は前側に配置されている。
【００１９】
上記ヒンジ部材４０は車両の左右方向に延びる細長い略平板状の板部分４１と、同方向に延びる細長い略平板状の板部分４２と、これら板部分４１，４２を連ねる細長い複数の架橋部４３とを有している。一方の板部分４１は、ビス穴４１ａを有し、ブラケット３０のフランジ３２の取付面３２ｂにビス４５で強固に固定されている。
【００２０】
上記ヒンジ部材４０の他方の板部分４２は、ドア部分１１aに対応した形状をなし、ドア部分１１aより若干小さい面積を有していて、その裏面のほぼ全域にわたって固定されている。詳述すると、上記板部分４２は多数のスリット４２ａを有しており、エアバッグリッド１１のドア部分１１ａの裏面に形成された多数の細長い凸部にこれらスリット４２ａを嵌め込んだ状態で、これら凸部を加熱溶融させることにより、ドア部分１１ａの裏面に固定されている。
【００２１】
上記板部分４１，４２の互いに対峙する側縁４１ｓ，４２ｓは互いに平行をなして車両の左右方向に直線状に延びている。上記架橋部４３は、車両の前後方向（すなわち上記板部分４１，４２の側縁４１ｓ，４２ｓと直交する方向）に延びており、後側のパーティションライン（ドア部分１１ａの後側の側縁）に沿って間隔をおいて並んで配置されている。
【００２２】
他方（前側）のヒンジ部材５０も上記ヒンジ部材４０と同様に、ビス穴５１ａを有しブラケット３０のフランジ３２の取付面３２ｂにビス５５により取り付けられる板部分５１と、スリット５２ａを有してエアバッグリッド１１の前側のドア部分１１ｂに取り付けられる板部分５２と、これら板部分５１，５２を連ねる架橋部５３とを有している。上記板部分５２は、ドア部分１１ｂに対応した形状をなし、ドア部分１１ｂより若干小さい面積を有していて、その裏面のほぼ全域にわたって固定されている。なお、板部分５２には肉盗み用の開口５２ｂが形成されている。上記架橋部５３は、車両の前後方向に延び、前側のパーティションラインに沿って間隔をおいて並んで配置されている。
【００２３】
図２に示すように、上記ヒンジ部材４０，５０のエアバッグリッド側の板部分４２，５２の互いに対峙する側縁は直線状をなし、上述した溝１６と平行に延びている。これら側縁間に溝１６が配置されている。
【００２４】
次に、本発明の特徴部について詳述する。図３（Ａ）に最も良く示すように、ヒンジ部材４０の各架橋部４３は、架橋部４３の長手方向に並んだ２つ（複数）の波を有する形状をなしている。板部分４２に近い波の谷部４３ａは、ブラケット３０のフランジ３２の内側に位置して、フランジ３２とインパネ本体１１の隙間６０から抜けた位置にあり、上記溝１５が描く長方形の助手席側の側縁（後側のパーティションライン）に対峙している。この谷部４３ａは、フランジ３２の取付面３２ｂよりインパネ本体１１から遠ざかるように、奥に深く位置しており、後述する伸び代を稼いでいる。この板部４２に近い波の山部４３ｂは、後側のパーティションラインの近傍においてインパネ本体１１の裏面に当たっている。板部４１に近い波の谷部４３ｃ（他の谷部）と山部４３ｄ（他の山部）は、フランジ３２とインパネ本体１１との隙間６０に収容され、フランジ３２の取付面４２ｂとこれに対峙するインパネ本体１１の裏面にそれぞれ当たっている。
【００２５】
前側のパーティションラインに対応する他方のヒンジ部材５０の架橋部５３も同様の波形状をなし、２つの谷部５３a，５３ｃと２つの山部５３ｂ，５３ｄを有しており、１つの谷部５３ａは、上記谷部４３ａと同様にフランジ３２の取付面３２ｂより奥に位置している。また、山部５３ｂ，５３ｄはインパネ本体１１の裏面に当たり、谷部５３ｃはフランジ３２の取付面３２ｂに当たっている。
【００２６】
上記構成において、車両衝突に応答して、エアバッグモジュール２０のアクチュエータ２４が動作しエアバッグ２２を膨張させた時、このエアバッグ２２は強い衝撃力でエアバッグリッド１１を押す。すると、図３（Ｂ）に示すように、溝１５，１６に対応する薄肉部が破断し、エアバッグリッド１１の２つのドア部分１１ａ，１１ｂは互いに分離されるとともに、インパネ本体１２からも分離される。この際、ドア部分１１ａ，１１ｂは、ヒンジ部材４０、５０によりフランジ３２を介してインパネ本体１２に連結されているので、それぞれ一方の側縁を中心として回動することになる。
【００２７】
上記のように、エアバッグリッド１１が２つのドア部分１１a，１１ｂに分かれて両開き式に開くことにより、インパネ本体１２に開口７０が形成され、この開口７０を介して膨張したエアバッグ２２が飛び出す。
【００２８】
上記エアバッグリッド１１のドア部分１１a，１１ｂが開く際、ヒンジ部材４０，５０の波形状の架橋部４３，５３が伸びるため、ドア部分１１ａ，１１ｂの開き動作を確保することができる。特に本実施形態では、架橋部４３，５３が２つの波を有する形状をなしており、１つの谷部４３ａ，５３ａがフランジ３２の取付面３２ｂより奥に位置して大きな波形を描くので、大きな伸び代を得ることができ、ドア部分１１ａ，１１ｂの開き動作をゆとりをもって行うことができ、ドア部分１１ａ，１１ｂはヒンジ部材４０，５０の制約を受けず、大きく開くことができ、膨張したエアバッグ２２を円滑に飛び出させることができる。
【００２９】
さらに、上記エアバッグ構造では、ヒンジ部材４０の架橋部４３の山部４３ｂ，４３ｄがインパネ本体１２に当たり、谷部４３ｃがブラケット３０のフランジ３２の取付面３２ａに当たっており、また、ヒンジ部材５０の架橋部５３の山部５３ｂ，５３ｄがインパネ本体１２に当たり、谷部５３ｃがブラケット３０のフランジ３２の取付面３２ａに当たっているため、インパネ１０のエアバッグリッド１１またはその近傍のインパネ１０が表側から押された場合に、その荷重がこの波形の架橋部４３、５３を介してブラケット３０のフランジ３２で受け止めることができ、そのため、溝１５により形成される前後のパーティションラインでの撓みを抑制でき、この撓みの繰り返しによるパーティションラインの白化を防ぐことができる。
【００３０】
次に、本発明の第２実施形態について説明する。図４に示すようにヒンジ部材４０，５０の架橋部４３，５３は、それぞれ１つの谷部４３ａ，５３ａと山部４３ｂ、５３ｂを有している。
【００３１】
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様が可能である。上記ヒンジ部材の山部や谷部は、インパネ本体の裏面，フランジの取付面に僅かな隙間を介して近接している状態でもよい。この場合、インパネが押されて僅かに撓んだ時に山部と谷部はインパネ本体，フランジに当たる。
２枚のドア部分１１a，１１ｂのうち、助手席側のドア部分１１ａのヒンジ部材４０にのみ本発明を適用してもよい。
エアバッグリッドは１枚のドア部分で構成してもよい。この場合、例えばエアバッグリッドにおいて助手席から遠い方の側縁とインパネ本体とをヒンジ部材で連結する。
【００３２】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、波形の架橋部によりインパネに加えられる押圧荷重を受けることにより、パーティションラインの白化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態をなすエアバッグリッド構造を示す縦断面図である。
【図２】同エアバッグリッド構造に用いられるヒンジ部材を示す平面図である。
【図３】同エアバッグリッド構造の要部拡大縦断面図であり、（Ａ）はエアバッグ動作前の状態、（Ｂ）はエアバッグ動作後の状態をそれぞれ示す。
【図４】本発明の第２実施形態をなすエアバッグリッド構造を示す要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
１０インストルメントパネル
１１エアバッグリッド
１１a，１１ｂドア部分
１２インストルメントパネル本体
１５溝
２０エアバッグモジュール
３０ブラケット
３２フランジ
３２ｂ取付面
４０，５０ヒンジ部材
４１，５１本体側の板部分
４２，５２エアバッグリッド側の板部分
４３，５３架橋部
４３ａ，４３ｃ，５３ａ，５３ｃ谷部
４３ｂ，４３ｄ，５３ｂ，５３ｄ山部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seamless airbag grid structure mounted on an instrument panel.
[0002]
[Prior art]
The vehicle is equipped with a passenger seat airbag module to protect passengers in the passenger seat. The passenger seat airbag module is disposed on the back side of an instrument panel (hereinafter referred to as instrument panel).
[0003]
As disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2001-39254, a rectangular groove is formed on the back surface of the instrument panel so as to surround a portion corresponding to the airbag module, and is thin along the groove. A portion inside the groove, that is, a portion corresponding to the airbag module is provided as an airbag grid, and a portion outside the groove is provided as an instrument panel main body (hereinafter referred to as an instrument panel main body). The front side of the air grid and the instrument panel body are continuous, and the boundary line (partition line or tear line) is not visible from the front side (vehicle compartment side), and the appearance is good. Such a structure is generally referred to as seamless.
[0004]
The airbag grid and the instrument panel main body are connected by a hinge member disposed on the back surface thereof. When the airbag is inflated and the airbag grid is pushed at the time of a vehicle collision, the thin portion of the partition line is broken, the airbag grid is removed and an opening is formed, and the airbag that has expanded from this opening jumps out toward the passenger seat. It has become. Since the air bag grid is supported by the instrument panel body via a hinge member, the air bag grid is prevented from being scattered and opened like the door around the hinge member.
[0005]
The hinge member has a plate shape and has two plate portions and a bridging portion spanned between the plate portions. The plate portion on one main body side is fixed to a rib formed on the instrument panel main body, and the plate portion on the other lid side is fixed to the back surface of the airbag grid. The bridging portion is curved in a U-shape and extends when the airbag is inflated to open the airbag grid, thereby trying to secure the opening amount of the airbag grid.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-29354 A (FIG. 3)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the air bag grid structure of the above publication, since a large rib for attaching a hinge member is formed on the back side of the instrument panel main body, there is a defect that a sink corresponding to the rib is generated on the front side of the instrument panel.
Therefore, a bracket in which a flange is formed on a bracket that accommodates and supports the airbag module has been developed. The flange has an attachment surface that faces the back surface of the instrument panel body via a gap, and an outer edge portion of the flange is fixed to the back surface of the instrument panel body. A plate portion on the main body side of the hinge member is fixed to the mounting surface of the flange.
However, in this structure, when the air grid or the instrument panel in the vicinity thereof is pushed from the front side, the partition line is easily bent, and this bending is repeated to whiten the partition line, thereby deteriorating the appearance.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve the above problems, and by forming a groove on the back surface of the instrument panel so as to surround a portion corresponding to the airbag module, a portion inside the groove is formed as an air bag grid. In the airbag grid structure in which a portion outside the groove is provided as an instrument panel main body, and the airbag grid and the instrument panel main body are connected by a hinge member disposed on the back surface thereof, the airbag A bracket for housing and supporting the module has a flange. The flange is formed on the peripheral edge of the opening of the air bag housing space of the bracket, and is attached to the inner edge portion near the peripheral edge of the opening and the outer edge portion far from the peripheral edge of the opening. The mounting surface of the outer edge and the mounting surface of the inner edge make a step. The mounting surface of the outer edge is fixed to the back surface of the instrument panel body, the mounting surface of the inner edge part faces away from the back surface of the instrument panel body, and the mounting surface of the inner edge part and the back surface of the instrument panel body A gap is formed therebetween, and the hinge member has a plate shape. In the gap , the main body side plate portion fixed to the mounting surface of the inner edge of the flange, and the lid side fixed to the back surface of the airbag grid A plate portion and a plurality of bridging portions that are spanned between the plate portions and that are spaced along the straight portions of the grooves that define the air bag grid are integrated, and the bridging portion is corrugated. And has a single valley portion disposed near the plate portion on the lid side and a single peak portion disposed near the plate portion on the main body side, and the valley portion defines the airbag grid. Pair to groove to And, characterized in that the crest is in contact with the back surface of the instrument panel body in the vicinity of the groove.
[0009]
According to the above configuration, the mountain portion of the bridge portion forming the waveform of the hinge member is in the vicinity of the grooves surrounding the air bag lid has contact to the rear surface of the instrument panel body, the airbag lid or an instrument panel in the vicinity thereof Even if pressed from the front side, it is possible to receive a pressing load at this peak, and as a result, it is possible to suppress the partition line from being bent and to prevent the whitening thereof.
[0010]
Preferably, the trough is located at the back so as to be farther from the instrument panel body than the mounting surface of the inner edge of the flange. In this way, the bridging portion has a large waveform, so that it is possible to increase the stretch allowance when the airbag grid is opened. As a result, a sufficient amount of rotation of the airbag grid can be secured, and the inflated airbag can be smoothly ejected. Can be.
[0011]
According to another aspect of the present invention, a groove is formed on the back surface of the instrument panel so as to surround a portion corresponding to the airbag module, so that a portion inside the groove is provided as an air bag grid. In an air bag grid structure in which a portion is provided as an instrument panel main body, and the air grid and the instrument panel main body are connected by a hinge member disposed on the back surface thereof,
The bracket that accommodates and supports the airbag module has a flange, and the flange is formed on the periphery of the opening of the air bag housing space of the bracket, and the mounting surface of the inner edge near the periphery of the opening and the periphery of the opening The mounting surface of the outer edge part has a step difference between the mounting surface of the outer edge part and the mounting surface of the inner edge part, the mounting surface of the outer edge part is fixed to the back surface of the instrument panel body, and the mounting surface of the inner edge part is It is facing away from the back surface of the instrument panel body, and a gap is formed between the mounting surface of the inner edge and the back surface of the instrument panel body,
The hinge member has a plate shape, the plate portion on the main body side fixed to the mounting surface of the inner edge portion of the flange in the gap , the plate portion on the lid side fixed to the back surface of the airbag grid, and these plate portions A plurality of bridging portions that are spanned between and arranged at intervals along a linear portion of the groove that defines the airbag grid,
The bridging portion is corrugated, and has a plurality of alternating troughs and crests. The first trough, the first crest, and the second trough are sequentially from the lid-side plate portion toward the main body-side plate portion. 1st trough part which contains the part and the 2nd crest part, and is closest to the plate part by the side of a lid confronts the groove which defines the above-mentioned airbag grid, and the 1st crest part adjacent to this 1st trough part It is in contact with the back surface of the instrument panel body in the vicinity, and the second valley portion adjacent to the first peak portion is in contact with the contact surface of the inner edge portion of the flange in the gap .
According to this, since the bridging portion is formed by a plurality of waves, the extension allowance can be further increased, and the opening operation of the airbag grid can be further smoothed. Moreover, since these 1st peak part and 2nd trough part each contact the attachment surface of the back surface of an instrument panel main body, and the inner edge part of a flange, since the pressing load from an instrument panel can be reliably borne by a bridge part. , Whitening of the partition line can be prevented.
[0012]
Preferably, the first valley portion is located at the back so as to be farther from the instrument panel body than the mounting surface of the inner edge portion of the flange. According to this, since the bridging portion has a large waveform, it is possible to further increase the extension allowance when the airbag grid is opened, and as a result, it is possible to secure a sufficient amount of rotation of the airbag grid, and Popping out can be made smooth.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a seamless airbag grid structure according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The instrument panel 10 of the present embodiment is called a hard instrument panel, and is formed in a single layer by injection molding a resin.
[0014]
As shown in FIG. 1, an airbag module 20 is disposed on the back side of the instrument panel 10 so as to face the passenger seat. A groove 15 is formed on the back surface of the instrument panel 10 so as to surround the portion 11 corresponding to the airbag module 20 and is thin. This part 11 is provided as an air bag grid. In the instrument panel 10, a portion outside the groove 15 is provided as an instrument panel main body 12. A thin line corresponding to the groove 15 is called a partition line or a tier line.
[0015]
The said groove | channel 15 draws a long rectangle in the left-right direction of a vehicle, as shown in FIG. As shown in FIGS. 1 and 3A, a linearly extending groove 16 is formed on the back surface of the airbag grid 11 to form a thin partition line. As shown in FIG. 2, the groove 16 is inclined with respect to the two long sides of the rectangle drawn by the groove 15 and intersects the two short sides of the rectangle. The airbag grid 11 has a pair of door portions 11 a and 11 b that are partitioned forward and backward by the groove 16.
[0016]
The airbag module 20 is supported by a bracket 30, and the airbag 22 accommodated in a folded state in an accommodation space 30 a on the rear side (closer to the passenger seat) of the bracket 30, and accommodation on the front side of the bracket 30. And an actuator 24 accommodated in the space 30b. The bracket 30 is made of an injection-molded product made of the same resin material as the instrument panel 10, and is fixed to the steering beam 36 (vehicle body side) via an auxiliary stay 35 embedded in the front end portion thereof. The auxiliary stay 35 also serves to support the actuator 24.
[0017]
The bracket 30 has a flange 32 formed on the periphery of the rear end opening of the accommodation space 30a. As shown in FIGS. 1 and 3, the front and rear flanges 32 are stepped and have two attachment surfaces 32a and 32b. The mounting surfaces 32a of the outer edge portions of the flanges 32 are vibration welded to the back surface of the instrument panel body 12 along the front and rear edges (front and rear partition lines) of the rectangle drawn by the groove 15. The mounting surface 32 b at the inner edge of the flange 32 faces the back surface of the instrument panel 10 via a narrow gap 60. Flange (not shown) positioned in the left and right direction of the vehicle is welded to the instrument panel body 12 along the left and right edges (left and right partition lines) of the groove 15.
[0018]
Next, the hinge means for the airbag grid 11 will be described. The hinge means includes two hinge members 40 and 50 corresponding to the two door portions 11 a and 11 b of the airbag grid 11. The hinge members 40 and 50 are arranged on the back side of the instrument panel 10 and play a role of connecting the door portions 11a and 11b of the airbag grid 11 to the instrument panel body 12, and are formed of a single metal plate such as an aluminum plate or a steel plate. ing. The hinge member 40 is disposed on the rear side (passenger seat side), and the hinge member 50 is disposed on the front side.
[0019]
The hinge member 40 includes an elongated substantially flat plate portion 41 extending in the left-right direction of the vehicle, an elongated substantially flat plate portion 42 extending in the same direction, and a plurality of elongated bridge portions 43 connecting these plate portions 41, 42. have. One plate portion 41 has a screw hole 41 a and is firmly fixed to the mounting surface 32 b of the flange 32 of the bracket 30 with a screw 45.
[0020]
The other plate portion 42 of the hinge member 40 has a shape corresponding to the door portion 11a, has a slightly smaller area than the door portion 11a, and is fixed over almost the entire back surface thereof. More specifically, the plate portion 42 has a large number of slits 42a, and in the state where the slits 42a are fitted into a large number of elongated convex portions formed on the back surface of the door portion 11a of the air grid 11, The part is fixed to the back surface of the door portion 11a by heating and melting.
[0021]
Side edges 41s and 42s of the plate portions 41 and 42 facing each other extend in a straight line in the left-right direction of the vehicle in parallel with each other. The bridge portion 43 extends in the vehicle front-rear direction (that is, the direction orthogonal to the side edges 41 s, 42 s of the plate portions 41, 42), and the rear partition line (the rear side edge of the door portion 11 a). Are arranged side by side at intervals.
[0022]
Similarly to the hinge member 40, the other (front) hinge member 50 also has a screw hole 51a, a plate portion 51 attached to the attachment surface 32b of the flange 32 of the bracket 30 by screws 55, and a slit 52a. It has the board part 52 attached to the door part 11b of the front side of the grid 11, and the bridge | crosslinking part 53 which connects these board parts 51 and 52. As shown in FIG. The plate portion 52 has a shape corresponding to the door portion 11b, has a slightly smaller area than the door portion 11b, and is fixed over almost the entire back surface thereof. The plate portion 52 has an opening 52b for stealing meat. The bridge portion 53 extends in the front-rear direction of the vehicle, and is arranged side by side along the front partition line .
[0023]
As shown in FIG. 2, the opposite side edges of the plate portions 42, 52 on the airbag grid side of the hinge members 40, 50 are straight and extend in parallel with the groove 16 described above. A groove 16 is arranged between these side edges.
[0024]
Next, the characteristic part of this invention is explained in full detail. As best shown in FIG. 3A, each bridging portion 43 of the hinge member 40 has a shape having two (plural) waves arranged in the longitudinal direction of the bridging portion 43. A wave trough 43a close to the plate portion 42 is located inside the flange 32 of the bracket 30 and is located at a position away from the gap 60 between the flange 32 and the instrument panel body 11, and is on the side of the rectangular passenger seat drawn by the groove 15 It faces the side edge (back partition line). The valley portion 43a is located deep in the back so as to be farther from the instrument panel main body 11 than the mounting surface 32b of the flange 32, and earns an allowance to be described later. The wave crest 43b close to the plate portion 42 hits the back surface of the instrument panel body 11 in the vicinity of the rear partition line. Wave troughs 43c (other troughs) and crests 43d (other crests) close to the plate part 41 are accommodated in the gap 60 between the flange 32 and the instrument panel body 11, and the mounting surface 42b of the flange 32 and this It hits the back of the instrument panel body 11 facing each other.
[0025]
The bridging portion 53 of the other hinge member 50 corresponding to the front partition line has a similar wave shape, has two valley portions 53a and 53c, and two peak portions 53b and 53d, and has one valley portion 53a. Is located behind the mounting surface 32b of the flange 32 in the same manner as the valley portion 43a. Further, the crests 53 b and 53 d hit the back surface of the instrument panel body 11, and the trough 53 c hits the mounting surface 32 b of the flange 32.
[0026]
In the above configuration, when the actuator 24 of the airbag module 20 operates to inflate the airbag 22 in response to a vehicle collision, the airbag 22 pushes the airbag grid 11 with a strong impact force. Then, as shown in FIG. 3B, the thin portions corresponding to the grooves 15 and 16 are broken, and the two door portions 11a and 11b of the airbag grid 11 are separated from each other and from the instrument panel body 12 as well. The At this time, the door portions 11a and 11b are connected to the instrument panel body 12 via the flanges 32 by the hinge members 40 and 50, and thus rotate around one side edge.
[0027]
As described above, the airbag grid 11 is divided into the two door portions 11a and 11b and opened in a double-open manner, whereby the opening 70 is formed in the instrument panel body 12, and the inflated airbag 22 is ejected through the opening 70.
[0028]
When the door portions 11a and 11b of the airbag grid 11 are opened, the corrugated bridging portions 43 and 53 of the hinge members 40 and 50 extend, so that the opening operation of the door portions 11a and 11b can be ensured. In particular, in the present embodiment, the bridging portions 43 and 53 have a shape having two waves, and one trough portion 43a and 53a is located behind the attachment surface 32b of the flange 32 and draws a large waveform. The expansion allowance can be obtained, and the opening operation of the door portions 11a and 11b can be performed with ease. The door portions 11a and 11b can be opened largely without being restricted by the hinge members 40 and 50, and the expanded air The bag 22 can be smoothly ejected.
[0029]
Furthermore, in the airbag structure, the crests 43 b and 43 d of the bridging portion 43 of the hinge member 40 abut against the instrument panel main body 12, and the trough portion 43 c abuts against the mounting surface 32 a of the flange 32 of the bracket 30. When the crest portions 53b and 53d of the portion 53 hit the instrument panel main body 12, and the trough portion 53c hits the mounting surface 32a of the flange 32 of the bracket 30, the air grid grid 11 of the instrument panel 10 or the instrument panel 10 in the vicinity thereof is pushed from the front side. In addition, the load can be received by the flange 32 of the bracket 30 through the corrugated bridging portions 43 and 53, so that the bending at the partition line before and after the groove 15 can be suppressed, and this bending is repeated. Can prevent whitening of partition lines.
[0030]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. As shown in FIG. 4, the bridging portions 43 and 53 of the hinge members 40 and 50 have one valley portion 43a and 53a and peak portions 43b and 53b, respectively.
[0031]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various aspects are possible. The crests and troughs of the hinge member may be close to the back surface of the instrument panel body and the mounting surface of the flange via a slight gap. In this case, when the instrument panel is pushed and slightly bent, the crest and trough contact the instrument panel main body and the flange.
Of the two door portions 11a and 11b, the present invention may be applied only to the hinge member 40 of the door portion 11a on the passenger seat side.
The airbag grid may be composed of a single door portion. In this case, for example, the side edge farther from the passenger seat in the airbag grid and the instrument panel body are connected by a hinge member.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to prevent whitening of the partition line by receiving a pressing load applied to the instrument panel by the corrugated bridge portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an airbag grid structure according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a hinge member used in the air bag grid structure.
FIGS. 3A and 3B are enlarged vertical sectional views of main parts of the airbag grid structure, where FIG. 3A shows a state before the airbag operation, and FIG. 3B shows a state after the airbag operation.
FIG. 4 is an enlarged vertical sectional view showing a main part of an airbag grid structure according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Instrument panel 11 Air bag grid 11a, 11b Door part 12 Instrument panel main body 15 Groove 20 Air bag module 30 Bracket 32 Flange 32b Mounting surface 40, 50 Hinge member 41, 51 Plate part 42, 52 of main body side Air bag grid side Plate portions 43, 53 Bridge portions 43a, 43c, 53a, 53c Valley portions 43b, 43d, 53b, 53d Mountain portions

Claims

インストルメントパネルの裏面に、エアバッグモジュールに対応する部位を囲むようにして溝を形成することにより、この溝の内側の部位がエアバッグリッドとして提供され、この溝の外側の部位がインストルメントパネル本体として提供され、上記エアバッグリッドとインストルメントパネル本体とが、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されるエアバッグリッド構造において、
上記エアバッグモジュールを収容して支持するブラケットがフランジを有し、このフランジは、ブラケットのエアバッグ収容空間の開口周縁に形成され、当該開口周縁に近い内縁部の取付面と、当該開口周縁から遠い外縁部の取付面とを有し、外縁部の取付面と内縁部の取付面とが段差をなしており、外縁部の取付面がインパネ本体の裏面に固定され、内縁部の取付面がインストルメントパネル本体の裏面から離れて対峙しており、内縁部の取付面とインストルメントパネル本体の裏面との間に隙間が形成され、
上記ヒンジ部材は板形状をなし、上記隙間において上記フランジの内縁部の取付面に固定された本体側の板部分と、上記エアバッグリッドの裏面に固定されたリッド側の板部分と、これら板部分間に掛け渡されるとともに上記エアバッグリッドを画成する溝の直線部に沿って間隔をおいて配置された複数の架橋部とを一体に有し、
上記架橋部は波形をなし、上記リッド側の板部分寄りに配置された単一の谷部と、上記本体側の板部分寄りに配置された単一の山部とを有し、上記谷部が上記エアバッグリッドを画成する溝に対峙し、上記山部が上記溝の近傍においてインストルメントパネル本体の裏面に当接していることを特徴とするエアバッグリッド構造。By forming a groove on the back of the instrument panel so as to surround the portion corresponding to the airbag module, the portion inside the groove is provided as an airbag grid, and the portion outside the groove is provided as the instrument panel body. In the airbag grid structure in which the airbag grid and the instrument panel main body are connected by a hinge member disposed on the back surface thereof,
The bracket that accommodates and supports the airbag module has a flange, and the flange is formed on the periphery of the opening of the air bag housing space of the bracket, and the mounting surface of the inner edge near the periphery of the opening and the periphery of the opening The mounting surface of the outer edge part has a step difference between the mounting surface of the outer edge part and the mounting surface of the inner edge part, the mounting surface of the outer edge part is fixed to the back surface of the instrument panel body, and the mounting surface of the inner edge part is It is facing away from the back surface of the instrument panel body, and a gap is formed between the mounting surface of the inner edge and the back surface of the instrument panel body,
The hinge member has a plate shape, the plate portion on the main body side fixed to the mounting surface of the inner edge portion of the flange in the gap , the plate portion on the lid side fixed to the back surface of the airbag grid, and these plate portions A plurality of bridging portions that are spanned between and arranged at intervals along a linear portion of the groove that defines the airbag grid,
The bridging portion is corrugated, and has a single valley portion disposed near the plate portion on the lid side and a single peak portion disposed near the plate portion on the main body side, and the valley portion is the above An air bag grid structure, wherein the air gap grid is opposed to a groove defining the air grid, and the peak portion is in contact with the back surface of the instrument panel main body in the vicinity of the groove.

上記谷部は、上記フランジの内縁部の取付面よりインストルメントパネル本体から遠ざかるように奥に位置していることを特徴とする請求項１に記載のエアバッグリッド構造。 The airbag grid structure according to claim 1, wherein the trough is located in the back so as to be farther from the instrument panel body than the mounting surface of the inner edge of the flange.

インストルメントパネルの裏面に、エアバッグモジュールに対応する部位を囲むようにして溝を形成することにより、この溝の内側の部位がエアバッグリッドとして提供され、この溝の外側の部位がインストルメントパネル本体として提供され、上記エアバッグリッドとインストルメントパネル本体とが、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されるエアバッグリッド構造において、
上記エアバッグモジュールを収容して支持するブラケットがフランジを有し、このフランジは、ブラケットのエアバッグ収容空間の開口周縁に形成され、当該開口周縁に近い内縁部の取付面と、当該開口周縁から遠い外縁部の取付面とを有し、外縁部の取付面と内縁部の取付面とが段差をなしており、外縁部の取付面がインパネ本体の裏面に固定され、内縁部の取付面がインストルメントパネル本体の裏面から離れて対峙しており、内縁部の取付面とインストルメントパネル本体の裏面との間に隙間が形成され、
上記ヒンジ部材は板形状をなし、上記隙間において上記フランジの内縁部の取付面に固定された本体側の板部分と、上記エアバッグリッドの裏面に固定されたリッド側の板部分と、これら板部分間に掛け渡されるとともに上記エアバッグリッドを画成する溝の直線部に沿って間隔をおいて配置された複数の架橋部とを一体に有し、
上記架橋部は波形をなし、谷部と山部とを交互に複数有し、上記リッド側の板部分から本体側の板部分に向かって順に第１谷部、第１山部、第２谷部、第２山部を含み、リッド側の板部分に最も近い第１谷部が上記エアバッグリッドを画成する溝に対峙し、この第１谷部の隣の第１山部が上記溝の近傍においてインストルメントパネル本体の裏面に当接し、この第１山部の隣の第２谷部が上記隙間において上記フランジの内縁部の当接面に当接していることを特徴とするエアバッグリッド構造。By forming a groove on the back of the instrument panel so as to surround the portion corresponding to the airbag module, the portion inside the groove is provided as an airbag grid, and the portion outside the groove is provided as the instrument panel body. In the airbag grid structure in which the airbag grid and the instrument panel main body are connected by a hinge member disposed on the back surface thereof,
The bracket that accommodates and supports the airbag module has a flange, and the flange is formed on the periphery of the opening of the air bag housing space of the bracket, and the mounting surface of the inner edge near the periphery of the opening and the periphery of the opening The mounting surface of the outer edge part has a step difference between the mounting surface of the outer edge part and the mounting surface of the inner edge part, the mounting surface of the outer edge part is fixed to the back surface of the instrument panel body, and the mounting surface of the inner edge part is It is facing away from the back surface of the instrument panel body, and a gap is formed between the mounting surface of the inner edge and the back surface of the instrument panel body,
The hinge member has a plate shape, the plate portion on the main body side fixed to the mounting surface of the inner edge portion of the flange in the gap , the plate portion on the lid side fixed to the back surface of the airbag grid, and these plate portions A plurality of bridging portions that are spanned between and arranged at intervals along a linear portion of the groove that defines the airbag grid,
The bridging portion is corrugated, and has a plurality of alternating troughs and crests. The first trough, the first crest, and the second trough are sequentially from the lid-side plate portion toward the main body-side plate portion. 1st trough part which contains the part and the 2nd crest part, and is closest to the plate part by the side of a lid confronts the groove which defines the above-mentioned air grid, and the 1st crest part adjacent to this 1st trough part is the above-mentioned groove An air bag grid structure, wherein the air bag grid structure is in contact with the back surface of the instrument panel body in the vicinity, and the second valley portion adjacent to the first peak portion is in contact with the contact surface of the inner edge portion of the flange in the gap . .

上記第１谷部は、上記フランジの内縁部の取付面よりインストルメントパネル本体から遠ざかるように奥に位置していることを特徴とする請求項３に記載のエアバッグリッド構造。 4. The airbag grid structure according to claim 3, wherein the first valley portion is located in the back so as to be farther from the instrument panel body than the mounting surface of the inner edge portion of the flange. 5.