JP4153575B2 - 制御パネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工場等の生産現場などにおいて、各種機械等の制御に必要な所定の操作入力を行うための押ボタンスイッチや、所定の視認情報を表示するための表示器などを備えた制御パネルが用いられている。
【0003】
図6は従来の制御パネルの斜視図であり、図7はその要部断面図である。この制御パネルは、パネル本体1と、このパネル本体1に通信ケーブル3により接続された入力端末5とを備えて構成されており、通信ケーブル3はコネクタ7により着脱自在にパネル本体1に接続されるようになっている。また、パネル本体1の前面部には、フック9が設けられており、このフック9に入力端末5に設けられた掛止部11の掛止孔11aを引っ掛けることにより、入力端末5がパネル本体1の前面部に掛止できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の制御パネルでは、入力端末5からの入力は、入力端末5をパネル本体1のフック9から取外した状態で行うことを前提として構成されており、入力端末5をパネル本体1に装着した状態で行うことは考慮されていない。
【0005】
すなわち、入力端末5のパネル本体1への固定は、パネル本体1のフック9に入力端末5の掛止部11を引っ掛けるだけの非常に簡易なもであり、装着状態において入力端末5がパネル本体1にしっかりと固定されておらず、入力端末5をパネル本体1に装着した状態では、入力端末5の操作スイッチ5aを通じて操作入力を行おうとしても、入力端末5が揺れ動いて非常に入力しずらいという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、本体に対して着脱自在に設けられる入力端末を本体に装着した状態でも、入力端末からの操作入力を良好に行うことができる制御パネルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための技術的手段は、所定の操作入力に基づいて所定の外部機器を制御する制御パネルであって、本体と、その本体に対して着脱自在に設けられるとともに、前記本体との間で有線または無線により前記外部機器の制御に必要な信号の授受が可能である入力端末とを備え、前記入力端末の装着操作に応じて、互いに連結することにより前記入力端末を前記本体の前面部に固定する一方、取外し操作に応じて前記入力端末と前記本体との連結を解除する連結手段を前記本体の前面部および前記入力端末に設けるとともに、前記本体と前記入力端末とはそれぞれ所定の操作スイッチ群を有しており、前記本体には、前記入力端末の前記本体からの取外しを検知し、前記本体に設けられる前記操作スイッチ群の少なくとも一部の操作スイッチからの前記操作入力の受付けを休止させる検知手段が備えられ、前記入力端末の背面には、第1部材と前記連結手段に係る第2部材とが突設されているとともに、前記本体には、前記第1部材が挿入される第1開口部と前記第2部材が挿入される前記連結手段に係る第2開口部とが設けられており、前記検知手段は、前記第1開口部の内部に設けられ、前記第1部材の挿入および引出動作に応じてオンオフすることにより前記入力端末の前記本体からの着脱を検知するスイッチを有していることを特徴とする。
【0009】
また、好ましくは、前記入力端末は、前記外部機器の制御に必要な所定の視認情報を表示する表示部をさらに備えるのがよい。
【0010】
さらに、好ましくは、前記本体の前記前面部には、前記連結手段により前記本体に固定された前記入力端末を収容する収容凹部が設けられているのがよい。
【0011】
また、好ましくは、前記本体の前記収容凹部の周縁部の少なくとも一部は前記入力端末の外形よりも外方に拡大され、前記入力端末と前記収容凹部の内周面との間に所定の隙間部が形成されているのがよい。
【0012】
さらに、好ましくは、前記本体と前記入力端末とは通信ケーブルで接続されており、前記本体には、前記通信ケーブルの引出操作に応じて前記通信ケーブルを送出する一方、所定の操作が加えられるとこれに応答して送出していた前記通信ケーブルを巻戻すケーブル巻取機構が備えられるのがよい。
【0013】
また、好ましくは、前記本体は、正面から見たときの平面形状が矩形状となるようにブロック化されているとともに、その矩形状の縦横の寸法が所定の基準寸法の実質的に整数倍となっているのがよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態に係る制御パネル平面図であり、図2はその制御パネルの斜視図である。この制御パネル21は、所定の操作入力に基づいて所定の外部機器を制御するためのものであり、パネル本体23と、そのパネル本体23に着脱自在に備えられる入力端末25とを備えて構成されている。パネル本体23は、外枠部材27の前面側に組込まれた複数のユニットU1ないしU5からなるユニット群によって構成されおり、入力端末25はこのうちユニットU1に着脱自在に装着されるようになっている。
【0015】
ユニットU1は、入力端末25と伴ってモバイルユニットを構成しており、このユニットU1の前面部31には、入力端末25を収容する収容凹部33が設けられている。ユニットU2ないしU4は、押しボタンスイッチ等の複数の操作スイッチSW1ないしSW3がそれぞれ設けられた入力ユニットであり、同じく入力ユニットであるユニットU5には、押ボタンスイッチ等からなる非常停止用の操作スイッチSW4が設けられている。
【0016】
入力端末25の前面部41には、押ボタンスイッチ等の複数種類の操作スイッチSW5,SW6,SW7が複数個ずつ設けられているとともに、制御対象の外部機器の設定状態や運転状態等の制御に必要な視認情報を表示するための液晶表示パネル43が組込まれている。ここで、3個設けられている操作スイッチSW5のうちの1個は非常停止スイッチとなっている。
【0017】
入力端末25とパネル本体23のユニットU1とは通信ケーブル45で接続されており、操作スイッチSW5ないしSW7からの制御用の信号、液晶表示パネル43での表示に必要な信号がこの通信ケーブル45を介してパネル本体23と入力端末25との間でやり取りされるようになっている。なお、ここでは、パネル本体23と入力端末25との間の信号の授受を、通信ケーブル45により行うようにしたが、無線通信により行うようにしてもよい。
【0018】
入力端末25の背面部47には、両側、ここでは上下両側に突出する係止爪49aを先端部に有する2本の係止部材49(連結手段)と、ユニットU1に備えられる後述する安全スイッチ(検知手段)51に差込まれる差込部材53とが突設されている。これに対応して、ユニットU1の収容凹部33内には、入力端末25の背面部47に設けられた2本の係止部材49および差込部材53とそれぞれ対向する位置に2つの連結手段55と安全スイッチ51とが設けられている。
【0019】
各連結手段55の筐体57内には、図3に示されるように、入力端末25の係止部材49の係止爪49aの突出方向に沿って所定の間隔をあけて設けられた2本の弾性腕59aを有するロック部材59が備えられている。各弾性腕59aの先端部には、その先端部から互いに対向する方向に突出する断面が半円状の係止部59bが設けられており、入力端末25の装着の際、筐体57の前面の開口部55aから係止部材49の係止爪49aが挿入され、両係止部59bの間に押込まれると、その係止爪49aが両弾性腕59aを互いに離反する方向に撓ませつつ両弾性腕59a間内に進み、係止爪49aが両係止部59bを通過した時点で、図3に示されるように、両側から両係止部59bが係止爪49aと係合(連結)し、入力端末25がユニットU1の収容凹部33内に固定されるようになっている。
【0020】
そして、入力端末25を手前に引っ張ると、係止部材49の係止爪49aが両弾性腕59aを押広げるようにして両弾性腕59a間内から後退し、係止爪49aと両弾性腕59aとの係合(連結)が解除されるようになっている。なお、この係合部材49および連結手段55の構成はあくまでも例示であり、これに限定するものでない。
【0021】
安全スイッチ51は、入力端末25の着脱に伴うその前面の開口部51aからの入力端末25の差込部材53の挿入および引出動作に応じてオンオフすることにより入力端末25の着脱を検知する図示しない検知スイッチをその内部に備えており、入力端末25がパネル本体23から取外されているときには、パネル本体23の操作スイッチSW1ないしSW4のうち、パネル本体23と入力端末25とで独立して操作入力が行われると制御に混乱が生じるおそれがある操作スイッチ、ここでは操作スイッチSW1ないしSW3から外部機器への通信ラインを遮断し、操作スイッチSW1ないしSW3からの操作入力の受付けを休止させる機能を有している。
【0022】
なお、入力端末25がパネル本体23に装着されているときには、安全スイッチ51による操作スイッチSW1ないしSW3の受付休止は解除されるようになっている。また、入力端末25の操作スイッチSW5ないしSW7、およびパネル本体23の非常停止用の操作スイッチSW4からの操作入力は、入力端末25の着脱状態にかかわらず常に受付け可能な状態となっている。
【0023】
パネル本体23の操作スイッチSW1ないしSW3と、入力端末25の操作スイッチSW5ないしSW7とは、使用状況によって互いに同様な機能や指令が割当てられることも、あるいは全く異なった機能等が割当てられることもあるが、入力端末25をパネル本体23から取外しているときは、パネル本体23の操作スイッチSW1ないしSW3からの操作入力の受付けを休止することによって、パネル本体23側と入力端末25側とで個々に操作入力が行われて制御が混乱するのが防止されるようになっている。
【0024】
ユニットU1の前面部31に設けられる収容凹部33は、正面から見たときの平面形状が矩形形状となっており、その左右方向の幅は、入力端末25が収容凹部33内に装着された状態で入力端末25の左右の側面部と収容凹部33の左右の内周面との間に手が挿入できる程度の隙間部61が生じるように、同様に矩形形状を有する入力端末25の左右方向の幅よりも所定寸法だけ大きく設定されている。
【0025】
また、ユニットU1の内部には、図4に示されるように、通信ケーブル45を巻取るためのケーブル巻取機構62が備らえれている。なお、ここで示すケーブル巻取機構62の構成はあくまでも例示であり、これに限定されるものではない。
【0026】
このケーブル巻取機構62は、通信ケーブル45が巻回されるリール63と、このリール63を通信ケーブル45を巻取る方向に回転駆動するゼンマイバネ65と、リール63の送出方向への回転を許容する一方、ゼンマイバネ65の付勢力によってリール63が巻取回転方向に回転するのを阻止するとともに、ユニットU1の前面部31に設けられる押ボタン67と連動しており、阻止していた巻取リール63の巻取回転方向への回転を押ボタン67の押圧操作に連動して許容するロック機構69とを備えている。
【0027】
ゼンマイバネ65は、一端がリール63と一体に回転するリール63の回転軸63aに結合され、他端がユニットU1内の所定の不動箇所71に固定されて常時リール63を巻取回転方向に付勢しており、通信ケーブル45が引出されてリール63が送出回転方向へ回転すると、これに伴ってゼンマイバネ65が巻込まれて弾性エネルギーが蓄積されるようになっている。なお、ここでは、ゼンマイバネ65を採用したがコイルバネ等を採用してもよい。
【0028】
ロック機構69は、外周部に複数の歯73aを有するギヤ部材73と、このギヤ部材73の歯73aに係合して、ギヤ部材73およびリール63の巻取方向への回転を阻止するラッチ部材75とを備えている。なお、ギヤ部材73は、リール63と一体に回転するようになっている。
【0029】
ラッチ部材75は、その基端部75aを中心に回転可能に軸支されたL字型形状を有しており、その一方の先端部には、ギヤ部材73の歯73aと係合する係合爪75aが設けれている。また、その他方の先端部は、引っ張りバネ77によって前記係合爪75aがギヤ部材73の歯73aと係合する方向に引っ張られており、これによって係合爪75aが基本的に常時ギヤ部材73と係合するようになっている。
【0030】
ギヤ部材73に設けられる各歯73aは、リール63の送出回転方向に対して順方向となるようにその送出回転方向に対して後方に傾いて設けられており、リール63が送出回転方向へ回転したときには、ラッチ部材75によってギヤ部材73およびリール63の回転が許容されるが、リール63が巻取回転方向に回転したときには、ラッチ部材75によってギヤ部材73およびリール63の回転が阻止されるようになっている。
【0031】
押ボタン67は、前後にスライド可能にユニットU1の前側壁部79の貫通孔79a内に備えられており、この押ボタン67が矢印81で示すように押込まれると、押ボタン67によってラッチ部材75の係合爪75aが設けられない側の先端部が押圧移動されて、ラッチ部材75が、矢印83で示すように引っ張りバネ77のバネ力に抗して係合爪75aをギヤ部材73から離反させる方向に回転され、ラッチ部材75とギヤ部材73との係合が解除される。その結果、押ボタン67が引っ張りバネ77のバネ力に抗して押込まれている間、リール63の巻取回転方向への回転が許容され、リール63がゼンマイバネ65の蓄積されている弾性エネルギーによって巻取回転方向に回転駆動され、これに伴って通信ケーブル45が巻取られる。
【0032】
通信ケーブル45は、収容凹部33の内周面に設けられた孔部85を介してユニットU1内部に引込まれて巻取リール63に巻回されており、押ボタン67を押圧操作することによって、引出した通信ケーブル45がワンタッチでユニットU1内に引込まれて収納されるようになっている。
【0033】
また、制御パネル23の盤面を構成する各ユニットU1ないしU5は、正面から見たときの形状、特に前面部31の形状が矩形状となるようにブロック化され、その矩形状の縦横の寸法L1,L2は所定の基準寸法Lの実質的に整数倍となっている。このような各ユニットU1ないしU5は、互いに平面的に連結されて盤面を構成するようになっており、また、必要に応じて各ユニットU1ないしU5の配置の変更、他のユニットとの入替えや追加に柔軟に対応できるようになっている。
【0034】
ここで、基準寸法Lとしては、12mm,24mm,48mm等が考えられ、ここでは48mmが採用されている。また、基準寸法Lとして、DIN規格、ISO規格およびJIS規格等に定められる基準寸法を採用するのが好ましい。
【0035】
以上のように、本実施形態によれば、必要に応じて入力端末25をパネル本体23から取外して入力端末を通じて操作入力を行うことができるので、優れた操作入力環境を提供できるとともに、入力端末25をパネル本体23に装着した際には係止部材49および連結手段55により入力端末25がパネル本体23の前面部31にしっかり固定されるので、従来のように入力端末25が揺れ動いて操作入力がやりにくりというようなことがなく、装着状態においても入力端末25を通じて操作入力を良好に行うことができる。
【0036】
また、連結手段55は、入力端末25の装着操作に応じて、入力端末25の係止部材49と連結して入力端末25をユニットU1に固定する一方、取外し操作に応じて係止部材49との連結を解除するようになっているので、入力端末25の着脱の際に操作者がわざわざ入力端末25とパネル本体23との連結および連結解除を行う必要がなく、操作性がよい。
【0037】
さらに、入力端末25がパネル本体23から取外されているときには、パネル本体23と入力端末25とで独立して操作入力が行われると制御に混乱が生じるおそれがある操作スイッチSW1ないしSW3からの操作入力の受付けが安全スイッチ51によって休止されるようになっているので、入力端末25が取外された状態では、パネル本体23の操作スイッチSW1ないしSW3に優先させて入力端末25の操作スイッチSW6ないしSW7からの操作入力を行うことができ、操作入力がパネル本体23と入力端子25との両方から入力されることによって制御に混乱が生じるのを防止することができる。なお、パネル本体23に設けられる非常停止スイッチSW4は、入力端末25が取外されているときでも入力を行えるようになっているので、緊急の場合の非常停止はパネル本体23と入力端末25との両方で行えるようになっている。
【0038】
また、入力端末25の着脱に伴って安全スイッチ51によって操作スイッチSW1ないしSW3の入力受付けの休止および休止解除が行われるようになっているので、入力端末25の着脱に伴って操作スイッチSW1ないしSW3からの入力受付けの休止および休止解除を確実に行うことができるとともに、わざわざ操作者がパネル本体23の操作スイッチSW1ないしSW3の入力受付け状態を切替える必要がないので操作性がよい。
【0039】
さらに、入力端末25には制御対象の外部機器の設定状態や運転状態等の制御に必要な視認情報を表示する液晶表示パネル43が備えられているので、液晶表示パネル43の表示を参照することにより複雑な制御でも良好に行うことができる。
【0040】
また、パネル本体23に装着された入力端末25はユニットU1の収容凹部33内に収容されるようになっているので、装着状態において何等かの障害物が入力端末25に接触して入力端末25が破損するのを防止することができるとともに、装着状態においてパネル本体23の前面部31をフラットな状態になるように構成することができ、前面部31をすっきりとしたデザインにすることができる。
【0041】
さらに、入力端末25をパネル本体23に装着した際、入力端末25の左右両側において入力端末25と収容凹部33の内周面との間に所定の隙間部61が形成されるようになっているので、入力端末25の取外しの際、その隙間部61に手を挿入して入力端末25を把持して取外すことができ、取外しの際の操作性がよい。
【0042】
また、パネル本体23と入力端末25とを接続する通信ケーブル45が、押ボタン67を押圧操作することによってワンタッチでユニットU1内のリール63に巻取られ、ユニットU1内に収納されるようになっているので、入力端末25の装着時に操作者が通信ケーブル45をわざわざ収納する必要がなく、操作性がよいとともに、装着状態においてパネル本体23の前面部31で通信ケーブル45が垂れ下がり操作入力の邪魔になることがなく、また、パネル本体23の前面部31をすっきりとさせてデザイン性を向上させることができる。
【0043】
さらに、制御パネル23の盤面を構成する各ユニットU1ないしU5は、正面から見たときの形状、特に前面部31の形状が矩形状となるようにブロック化され、その矩形状の縦横の寸法L1,L2は所定の基準寸法Lの実質的に整数倍となっており、統一性があり、また、自由に組合せ方を変更できるようになっているので、各ユニットU1ないしU5を隙間なく組合わせることができるとともに、各ユニットU1ないしU5の配置の変更や、ユニットの入替えおよび追加等に柔軟に対応することができ、面積利用効率を向上させることができる。
【0044】
図5は本実施形態に係る制御パネル21の変形例の正面図であり、この変形例に係る制御パネル91は、前述の制御パネル21よりも大型の制御パネルであり、その盤面91aには制御パネル21が他のユニットU6およびU7とともに組込まれている。このように、制御パネル21を他の制御パネル91の盤面91aに組込む際にも、制御パネル21の各ユニットU1ないしU5が前述のように規格化されているので、制御パネル91の盤面91aに設ける制御パネル21の組込みのための組込孔を規格に合わせて設けておけばよく、製造効率を向上させることができる。
【0045】
なお、本実施形態では、ユニットU1の前面部31に入力端末25を収容する収容凹部33を設けたが、このような収容凹部33を設けず、平坦な前面部31に前述の連結手段55および安全スイッチ51を取付け、あるいは埋込み、入力端末25をユニットU1の前面部31から突出させた状態で、ユニットU1に連結固定するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、必要に応じて入力端末を本体から取外して外部機器の制御等に必要な操作入力を入力端末を通じて行うことができるとともに、入力端末を本体に装着した際には連結手段により入力端末が本体の前面部にしっかり固定されるので、従来のように入力端末が揺れ動いて操作入力がやりにくりというようなことがなく、装着状態においても入力端末を通じて操作入力を良好に行うことができる。
【0047】
また、連結手段による入力端末の本体への連結および連結解除が入力端末の着脱操作に応じてなされるようになっているので、入力端末の着脱の際に操作者がわざわざ入力端末と本体との連結および連結解除を行う必要がなく、操作性がよい。
【0048】
さらに、請求項1記載の発明によれば、入力端末が本体から取外されているときには、本体に設けられるスイッチ群の少なくとも一部の操作スイッチからの操作入力の受付けが検知手段によって休止されるようになっているので、入力端末が取外された状態では、例えば、本体と入力端末とで独立に操作入力が行われると制御に混乱が生じるような本体の操作スイッチ群の操作スイッチを休止させることによって、本体と入力端末との両方から独立に操作入力が行われて制御に混乱が生じるのを防止することができる。
【0049】
また、検知手段により本体の所定の操作スイッチからの操作入力の受付けが、入力端末の取外し操作に応じて検知手段によって休止されるようになっているので、取外し操作に伴って本体の所定の操作スイッチからの入力受付けを確実に休止させることができるとともに、わざわざ操作者が本体の操作スイッチの入力受付け状態を切替える必要がないので操作性がよい。
【0050】
請求項2記載の発明によれば、入力端末には制御に必要な視認情報を表示する表示部が備えられているので、例えば表示部に制御対象の外部機器の設定状態や運転状態に係る視認情報を表示させることができ、複雑な制御でも良好に行うことができる。
【0051】
請求項3記載の発明によれば、本体に装着された入力端末は本体の収容凹部に収容されるようになっているので、装着状態において何等かの障害物が入力端末に接触して入力端末が破損するのを防止することができるとともに、装着状態において本体の前面部をフラットな状態になるように構成することができ、前面部をすっきりとしたデザインにすることができる。
【0052】
請求項4記載の発明によれば、入力端末を本体に装着した際、入力端末と収容凹部の内周面との間に所定の隙間部が形成されるようになっているので、入力端末の取外しの際、その隙間部に手を挿入して入力端末を把持して取外すことができ、取外しの際の操作性がよい。
【0053】
請求項5記載の発明によれば、引出された通信ケーブルが、所定の操作に応答してケーブル巻取機構によって巻戻されるようになっているので、入力端末の装着時に通信ケーブルをわざわざ収納する作業が必要なく、操作性がよいとともに、通信ケーブルが巻取リールに巻取られて収納されるので、装着状態において本体の前面部で通信ケーブルが垂れ下がり操作入力の邪魔になることがなく、また、本体の前面部をすっきりとさせてデザイン性を向上させることができる。
【0054】
請求項6記載の発明によれば、この制御パネルの本体は、正面から見たときの面形状が矩形状となるようにブロック化されているとともに、その矩形状の縦横の寸法が所定の基準寸法の実質的に整数倍となっており、統一性があり、この制御パネルを操作スイッチを有する入力ユニット等の同様に規格化された他のユニットと組合わせる場合や、この制御パネルを他の大型の制御パネルに組込む場合に、他のユニットと隙間なく整然と組合わせて配設することができるとともに、ユニットの入替えが容易であり、ユニットの変更や追加に容易に対応することができ、面積利用効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る制御パネルの正面図である。
【図2】図1の制御パネルの斜視図である。
【図3】図1の制御パネルに備えられる入力端末の係止部材とパネル本体の連結手段とが係合した状態を示す断面図である。
【図4】図1の制御パネルのパネル本体内に備えられるケーブル巻取機構の構成を示す断面図である。
【図5】図1の制御パネルの変形例の正面図である。
【図6】従来の制御パネルの斜視図である。
【図7】図6の制御パネルの要部断面図である。
【符号の説明】
21 制御パネル
23 パネル本体
25 入力端末
31 前面部
33 収容凹部
45 通信ケーブル
49 係止部材
51 安全スイッチ
55 連結手段
61 隙間部
62 ケーブル巻取機構
SW1ないしSW7 操作スイッチ
Claims (6)
- 所定の操作入力に基づいて所定の外部機器を制御する制御パネルであって、
本体と、その本体に対して着脱自在に設けられるとともに、前記本体との間で有線または無線により前記外部機器の制御に必要な信号の授受が可能である入力端末とを備え、
前記入力端末の装着操作に応じて、互いに連結することにより前記入力端末を前記本体の前面部に固定する一方、取外し操作に応じて前記入力端末と前記本体との連結を解除する連結手段を前記本体の前面部および前記入力端末に設けるとともに、
前記本体と前記入力端末とはそれぞれ所定の操作スイッチ群を有しており、
前記本体には、前記入力端末の前記本体からの取外しを検知し、前記本体に設けられる前記操作スイッチ群の少なくとも一部の操作スイッチからの前記操作入力の受付けを休止させる検知手段が備えられ、
前記入力端末の背面には、第1部材と前記連結手段に係る第2部材とが突設されているとともに、前記本体には、前記第1部材が挿入される第1開口部と前記第2部材が挿入される前記連結手段に係る第2開口部とが設けられており、
前記検知手段は、前記第1開口部の内部に設けられ、前記第1部材の挿入および引出動作に応じてオンオフすることにより前記入力端末の前記本体からの着脱を検知するスイッチを有していることを特徴とする制御パネル。 - 前記入力端末は、前記外部機器の制御に必要な所定の視認情報を表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の制御パネル。
- 前記本体の前記前面部には、前記連結手段により前記本体に固定された前記入力端末を収容する収容凹部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の制御パネル。
- 前記本体の前記収容凹部の周縁部の少なくとも一部は前記入力端末の外形よりも外方に拡大され、前記入力端末と前記収容凹部の内周面との間に所定の隙間部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の制御パネル。
- 前記本体と前記入力端末とは通信ケーブルで接続されており、
前記本体には、前記通信ケーブルの引出操作に応じて前記通信ケーブルを送出する一方、所定の操作が加えられるとこれに応答して送出していた前記通信ケーブルを巻戻すケーブル巻取機構が備えられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の制御パネル。 - 前記本体は、正面から見たときの平面形状が矩形状となるようにブロック化されているとともに、その矩形状の縦横の寸法が所定の基準寸法の実質的に整数倍となっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の制御パネル。
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