JP4111840B2 - 運搬車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば載置された鋼材等の荷を支持する荷台を備え、この荷台の高さを変えることができる運搬車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の運搬車両としては、荷台が上下方向に回動自在な平行リンク機構を介して、水平姿勢を保持した状態で昇降自在に車両本体に設けられている。上記平行リンク機構は4本の平行リンクにより構成され、これら平行リンクは、車両本体における左右一方のメインフレームの外側面の前後部と、他方のメインフレームの外側面の前後部とにそれぞれ平行に取り付けられており、各平行リンクの遊端部は、荷台の前部の接続フレームと後部の接続フレームに連結されている。
【0003】
また、上記一方のメインフレームの前後部と他方のメインフレームの前後部とにはそれぞれ、上記各平行リンクを個々に上下方向へ回動させる油圧駆動式の昇降用シリンダ装置が設けられ、各昇降用シリンダ装置のピストンロッドの先端は各平行リンクの遊端部に接続されている。
【0004】
これによると、昇降用シリンダ装置により少なくとも一本の平行リンクを回動させることによって、全ての平行リンクが同方向へ同期して回動し、荷台が水平姿勢で昇降するため、複雑な同調機構を必要とせず、簡単な構造で荷台を常に水平姿勢で昇降させることができる(たとえば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−129329号公報(第3−6頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の形式では、4本の平行リンクにより構成される平行リンク機構が、車両本体における左右一方のメインフレームの外側面の前後部と、他方のメインフレームの外側面の前後部とに取り付けられているのみで、メインフレームの前後方向における中央部には設けられていない。このため、パレットを介して荷台に荷を載置した際、パレットの中央部が撓み易くなり、パレットおよび荷台が変形してしまうため、荷を安定して載置することができなくなるという問題がある。
【0007】
ここで、上記問題点を考慮し、左右メインフレームの外側面の前後部に設けている平行リンクの前後方向における間隔を狭めた場合、平行リンクが中央部付近に配設されることになり、荷台の端部に対する支持が不安定となるため、載置する荷によって安定感を欠く恐れがある。また、平行リンクをメインフレームの前後方向における中央部に増設した場合、昇降用シリンダ装置が増加するため複雑な同調機構が必要となり、加えて、各昇降用シリンダ装置を駆動させるためのポンプ供給容量が不足するといった問題がある。
【0008】
そこで本発明のうち請求項1記載の発明は、荷台の前後方向における中央部を撓ませることなく安定した荷の載置を行うとともに、昇降手段と作動のタイミングを正確に同調させるための複雑な同調機構を必要としない運搬車両を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の運搬車両は、荷を支持する荷台は、車両走行方向の前後部に設けられた昇降手段を介して上下方向に昇降自在であり、前部の昇降手段と後部の昇降手段との中間部に支持手段が設けられ、この支持手段は、前記荷台を支持する方向に設けられたシリンダ装置と、このシリンダ装置の収縮用室と伸展用室に作動油の給排を行うオイルタンクと、このオイルタンクと前記伸展用室との間での作動油の流れを制御するパイロットチェック弁により構成されていることを特徴としたものである。
【0010】
したがって請求項1の発明によると、昇降手段の作動により荷台を上昇させると、支持手段のシリンダ装置に伸展力が作用して、シリンダ装置を同期して伸長させようとする。これによりシリンダ装置の収縮用室を負圧化しようとするが、この時、パイロットチェック弁を、オイルタンクから伸展用室への作動油の流れを許す状態に切り換えておくことで、負圧化の吸引力によって、オイルタンク内の作動油が伸展用室へ自動的に流動することになる。このようなシリンダ装置の伸展姿勢は、パイロットチェック弁が、伸展用室からオイルタンクへの作動油の流れを阻止するように切り換わっていることで維持し得る。したがって、荷の運搬時において、荷台の前後方向における中央部に荷重が作用して、この中央部を撓ませようとしたとき、シリンダ装置を短縮させず伸展状態を維持し得、以て荷台の前後方向における中央部を支持手段により支持して、荷台の中央部における撓みを防止し得る。
【0011】
荷台を下降させる際は、オイルタンクと伸展用室との間を作動油が双方向に流れることができるようパイロットチェック弁を切り替えた状態で、昇降手段の逆作動により荷台を下降させることで、荷台の下降力でシリンダ装置を収縮させながら、作動油をパイロットチェック弁を介してオイルタンクへ自動的に流入させ得る。
また本発明の請求項2記載の搬送車両は、上記した請求項1記載の構成において、荷台は、車両本体の前後部に設けられた昇降手段を介して、前記車両本体に対して上下方向に昇降自在であり、支持手段のシリンダ装置は、前記車両本体と前記荷台の間に設けられていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、昇降手段の作動によって、車両本体に対して荷台を昇降させ得、その際に、荷台の上昇によって、車両本体と荷台との間に設けられている支持手段のシリンダ装置に伸展力が作用することになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図8に基づいて説明する。
図8に示すように、鋼材や線材等の荷2を運搬する運搬車両1は、載置された荷2を支持する荷台3Aを備えたトレーラ4Aと、このトレーラ4Aを牽引する牽引車5Aとで構成されている。図1,図2に示すように、牽引車5Aは、運転室6と、エンジン7で回転駆動される左右一対の駆動車輪8とが設けられている。
【0013】
トレーラ4Aの車両本体10は、前後方向に延びた左右一対のメインフレーム11a,11bと、両メインフレーム11a,11bの前後端間に連結された端部フレーム12,13と、両メインフレーム11a,11bの中間部に連結された複数本の連結フレーム14とにより構成されている。トレーラ4Aの車両本体10には複数の遊転自在な走行車輪15Aが設けられている。
【0014】
牽引車5Aの後部とトレーラ4Aの車両本体10の前部とは、キングピン16を介して、垂直軸心17を中心に左右方向へ回動自在に連結されている。また、牽引車5Aの後部とトレーラ4Aの車両本体10の前部との間には、トレーラ4Aに対する牽引車5Aの向きを左右方向へ転換させるステアリングシリンダ装置18がキングピン16の左右両側方に振り分けて設けられている。
【0015】
荷台3Aは、前後方向に延びた左右一対のサイドフレーム20と、両サイドフレーム20間に接続された前後複数の接続フレーム19とで構成されている。尚、荷台3Aの幅W1はトレーラ4Aの車両本体10の幅W2よりも広く形成されている。
【0016】
図1〜図3に示すように、車両本体10の前後部には昇降手段31が設けられており、前部の昇降手段31と後部の昇降手段31との中間部には支持手段41が設けられている。
【0017】
昇降手段31は、油圧駆動式の昇降用シリンダ装置32とリンク34により構成されている。この昇降用シリンダ装置32のシリンダ本体は、左右メインフレーム11a,11bの外側面の前後部に車幅方向のピンを介して回動自在に取り付けられ、ピストンロッド33の先端部は、接続フレーム19の下部でリンク34の遊端部とピンを介して相対回動自在に連結されている。また、前記リンク34の下端部は、車両本体10における左右一方のメインフレーム11aの外側面の前後部と、他方のメインフレーム11bの外側面の前後部とに、それぞれ車幅方向のピンを介して回動自在に取り付けられ、リンク34の遊端部は、荷台3Aの前部の接続フレーム19下部と後部の接続フレーム19下部とに、それぞれピンを介して相対回動自在に取り付けられている。
【0018】
支持手段41は、図3、図7に示すように、油圧駆動式の支持用シリンダ装置42と、支持用シリンダ装置42の収縮用室48,伸展用室49に第1の配管46,第2の配管47を介して作動油50を給排するオイルタンク44と、支持用シリンダ装置42の伸展用室49とオイルタンク44との間での作動油50の流れを制御するパイロットチェック弁45とから構成されている。
【0019】
すなわち、オイルタンク44に貯えられている作動油50の油面下に接続されている第1の配管46は収縮用室48に接続され、第2の配管47は作動油50の流れを一方方向と双方向とに切替自在なパイロットチェック弁45を介して伸展用室49に接続されている。また、支持用シリンダ装置42のシリンダ本体は、左右のメインフレーム11a,11bの外側面の中央部に位置するところに設けられ、支持用シリンダ装置42のピストンロッド43の先端は、荷台3Aの中央部に位置する接続フレーム19の下部に車幅方向のピンを介して相対回動自在に取り付けられている。
【0020】
荷2を運搬する際は、図5、図8に示すように、パレット21が使用される。パレット21は、正面が門形状に形成され、トレーラ4Aが前後方向から挿脱可能な中空部22を有している。また、パレット21の上面には、積載された荷2の左右側方への荷崩れを防止する門形状の保持枠23が着脱自在に立設されている。さらに、パレット21の前端には、荷台3Aの前面に係合して荷台3A上のパレット21の後方へのずれを防止するストッパ体24が設けられている。
【0021】
以下に、上記した第1の実施の形態における作用を説明する。
荷2を運搬車両1で運搬する場合、専用のクレーン等を用いて荷2をパレット21上に積載し、パレット21に保持枠23を装着して荷2の左右側方への荷崩れを防止する。
【0022】
そして、図3の仮想線で示すように、荷台3Aを下降させた状態で運搬車両1を後進させて、図5に示すように、トレーラ4Aをパレット21の中空部22に挿入させる。その後、図3の実線で示すように、昇降用シリンダ装置32のピストンロッド33を伸長させることにより、昇降手段31のリンク34が上方へ同期して回動し、荷台3Aが水平姿勢のままで下限位置P2から荷支持位置P1まで上昇する。これにより、図6,図8に示すように、パレット21を介して荷2が荷台3A上に支持される。
このように、昇降用シリンダ装置32のピストンロッド33の伸長により荷台3Aが上昇すると、車両本体10と荷台3Aとの間に設けられている支持手段41の支持用シリンダ装置42に伸展力が作用して、そのピストンロッド43を同期して伸長させようとする。これにより収縮用室48を負圧化しようとするが、この時、パイロットチェック弁45は、オイルタンク44から伸展用室49への作動油50の流れを許す状態に切り換わっていることから、前述した負圧化の吸引力によって、オイルタンク44内の作動油50が第2の配管47を介して伸展用室49へ自動的に流動することになる。そして荷台3Aが上昇限に達することで支持用シリンダ装置42は、図7の実線に示すように、伸展して垂直状に位置されることになる。
このような支持用シリンダ装置42の伸展姿勢は、パイロットチェック弁45が、伸展用室49からオイルタンク44への作動油50の流れを阻止するように切り換わっていることで維持し得る。したがって、荷2の運搬時において、荷台3Aの前後方向における中央部に荷重が作用して、この中央部を撓ませようとしたとき、支持用シリンダ装置42のピストンロッド43を短縮させず、以て荷台3Aの前後方向における中央部を支持手段41により支持することができるため、パレット21および荷台3Aの中央部における撓みを防止することができる。このようにして、パレット21を介して荷2を荷台3Aで支持した状態で、運搬車両1を走行させることにより、荷2を運搬する。この際、図8に示すように、パレット21のストッパ体24が荷台3Aの前面に係合しているため、運搬中、パレット21が荷台3A上を後方へずれるのを防止することができる。
【0023】
また、荷2をトレーラ4Aから降ろす場合は、図3の仮想線で示すように、昇降用シリンダ装置32のピストンロッド33を短縮させるとともに、オイルタンク44と伸展用室49とを連結している第2の配管47を作動油50が双方向に流れることができるようパイロットチェック弁45を切り替えて、荷台3Aの下降力で支持用シリンダ装置42のピストンロッド43を短縮させることにより、パイロットチェック弁45を介して伸展用室49からオイルタンク44へ作動油50を自動的に流入させることができる。これにより、荷台3Aは水平姿勢のままで荷支持位置P1から下限位置P2まで下降し、車両本体10に支持される。そして、図5に示すように、パレット21が着地し、パレット21を介して荷2が降ろされ、その後、運搬車両1を前進させて、トレーラ4Aをパレット21の中空部22から脱抜する。
【0024】
次に、本発明の第2の実施の形態を、図9に基づいて説明する。
図9に示すように、荷台3Bの前後部には、昇降手段51を介して複数の遊転自在な走行車輪15Bが設けられ、荷台3Bの中間部には、支持手段61を介して複数の遊転自在な走行車輪15Bが設けられており、荷台3Bの前端部は、上下動自在な被ガイド体57を介してガイド体58に接続されている。
【0025】
昇降手段51は、荷台3Bに固定された上側リンク54、上側リンク54に対して車幅方向の軸を介して上下方向に回動自在な下側リンク55、下側リンク55を上下方向へ回動させる昇降用シリンダ装置52とから構成されており、昇降用シリンダ装置52のピストンロッド53は、上側リンク54の中間部にピンを介して取り付けられ、昇降用シリンダ装置52のシリンダ本体は、下側リンク55の中間部にピンを介して取り付けられている。
【0026】
支持手段61は、荷台3Bに固定された上側リンク66、上側リンク66に対して車幅方向の軸を介して上下方向に回動自在な下側リンク67、下側リンク67を上下方向へ回動させる支持用シリンダ装置62、オイルタンク64、パイロットチェック弁65などから構成されており、支持用シリンダ装置62のピストンロッド63は、上側リンク66の中間部にピンを介して取り付けられ、支持用シリンダ装置62のシリンダ本体は、下側リンク67の中間部にピンを介して取り付けられている。
【0027】
以下に、上記した第2の実施の形態における作用を説明する。
荷台3Bの上昇は、昇降手段51における昇降用シリンダ装置52のピストンロッド53を伸長させ、上側リンク54と下側リンク55とを開動させる。これにより、前後の下側リンク55は下方へ同期して回動し、荷台3Bを下限位置P2から荷支持位置P1へ上昇させる。このようにして荷台3Bを上昇させることにより、支持用シリンダ装置62に伸展力が作用して、支持用シリンダ装置62のピストンロッド63を同期して伸長させ、以て前述した第1の実施の形態と同様にして、荷台3Bの前後方向における中央部の支持を行うことができる。
【0028】
また、荷台3Bの下降は、昇降手段51における昇降用シリンダ装置52のピストンロッド53を短縮させ、上側リンク54と下側リンク55とを閉動させる。これにより、前後の下側リンク55は上方へ同期して回動し、荷台3Bを荷支持位置P1から下限位置P2へ下降させる。このとき、オイルタンク64と支持用シリンダ装置62の伸展用室との間を作動油が双方向に流れることができるようパイロットチェック弁65を切り替えておくことで、荷台3Bの下降力により支持用シリンダ装置62のピストンロッド63を短縮させる。
【0029】
次に、本発明の第3の実施の形態を、図10に基づいて説明する。
図10に示すように、荷台3Cの起立部の前部には、前部昇降手段71を備えたマスト74が設けられている。
【0030】
荷台3Cの中間部は、支持手段81を介して車輪継手装置87が接続されており、この車輪継手装置87には、車両走行方向に複数の遊転自在な走行車輪15Cが設けられている。
【0031】
荷台3Cの後部は、後部昇降手段91を介して車輪継手装置95が接続されており、この車輪継手装置95には、車両走行方向に複数の遊転自在な走行車輪15Cが設けられている。
【0032】
前部昇降手段71は、荷台3Cの起立部に設けられたブラケット75、このブラケット75と前記マスト74との間に設けられた前部昇降用シリンダ装置72とから構成されている。ここで、前部昇降用シリンダ装置72のピストンロッド73は、ブラケット75にピンを介して取り付けられており、前部昇降用シリンダ装置72のシリンダ本体は、マスト74にピンを介して取り付けられている。
【0033】
支持手段81は、荷台3Cに対して車幅方向の軸を介して上下方向に回動自在なリンク86、リンク86を荷台3Cに対して上下方向へ回動させる支持用シリンダ装置82、オイルタンク84、パイロットチェック弁85などから構成されており、リンク86の上端部は荷台3Cにピンを介して回動自在に取り付けられ、リンク86の下端部は車輪継手装置87の中間部にピンを介して取り付けられている。また、支持用シリンダ装置82のシリンダ本体は、荷台3Cにピンを介して取り付けられ、支持用シリンダ装置82のピストンロッド83は、リンク86の中間部にピンを介して取り付けられている。
後部昇降手段91は、荷台3Cに対して車幅方向の軸を介して上下方向に回動自在なリンク94と、リンク94を荷台3Cに対して上下方向へ回動させる後部昇降用シリンダ装置92とから構成されており、リンク94の上端部は荷台3Cにピンを介して回動自在に取り付けられ、リンク94の下端部は車輪継手装置95の中間部にピンを介して取り付けられている。また、後部昇降用シリンダ装置92のシリンダ本体は、荷台3Cにピンを介して取り付けられ、後部昇降用シリンダ装置92のピストンロッド93は、リンク94の中間部にピンを介して取り付けられている。
【0034】
以下に、上記した第3の実施の形態における作用を説明する。
荷台3Cの上昇は、前部昇降手段71における前部昇降用シリンダ装置72のピストンロッド73を伸長させて荷台3Cに上昇力を付与するとともに、後部昇降手段91における後部昇降用シリンダ装置92のピストンロッド93を伸長させて、荷台3Cに対してリンク94を下方へ揺動させる。これにより、荷台3Cを下限位置P2から荷支持位置P1へ上昇させる。このようにして荷台3Cを上昇させることにより、リンク86も下方へ同期して揺動させ、支持用シリンダ装置82に伸展力が作用して、支持用シリンダ装置82のピストンロッド83を同期して伸長させ、以て前述した第1の実施の形態と同様にして、荷台3Cの前後方向における中央部の支持を行うことができる。
【0035】
また、荷台3Cの下降は、前部昇降手段71における前部昇降用シリンダ装置72のピストンロッド73を短縮させて3Cに下降力を付与するとともに、後部昇降手段91における後部昇降用シリンダ装置92のピストンロッド93を短縮させて、荷台3Cに対してリンク94を上方へ揺動させる。これにより、荷台3Cを下限位置P2から荷支持位置P1へ下降させ、リンク86も上方へ同期して揺動させる。このとき、オイルタンク84と支持用シリンダ装置82の伸展用室との間を作動油が双方向に流れることができるようパイロットチェック弁85を切り替えておくことで、荷台3Cの下降力により支持用シリンダ装置82のピストンロッド83を短縮させる。
【0036】
上記各実施の形態では、例えば図1に示すように、運搬車両1は、荷台3Aを備えたトレーラ4Aとこのトレーラ4Aを牽引する牽引車5Aとで構成されているが、後部に荷台3Aを備えた自走可能なトラックであってもよい。
【0037】
上記各実施の形態では、一例として、昇降用シリンダ装置と支持用シリンダ装置とに油圧駆動式のシリンダ装置を用いていたが、エア駆動式であってもよい。上記各実施の形態では、前部の昇降手段と後部の昇降手段との中間部に支持手段を一組ずつ配設した構成であるが、複数組配設した構成であってもよい。
【0038】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、荷台を支持する方向に支持手段を設けて荷台の中央部を支持することにより、荷台の中央部が撓んでくることを回避することができ、以て荷の載置を長期的に安定して行うことができる。また、昇降手段と作動のタイミングを自動的に正確に同調できるため、複雑な同調機構を必要とすることなく、荷台の中央部を支持する支持手段を備えた運搬車両を提供することができる。
【0039】
また上記した本発明の請求項2によると、昇降手段の作動によって、車両本体に対して荷台を昇降でき、その際に、荷台の上昇によって、車両本体と荷台との間に設けられている支持手段のシリンダ装置に伸展力を作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、運搬車両の側面図である。
【図2】同運搬車両の平面図である。
【図3】同荷台の昇降移動を示す一部切欠き側面図である。
【図4】同運搬車両の背面図である。
【図5】同パレットの中空部に運搬車両のトレーラを挿入した際の背面図である。
【図6】同パレットを介して荷を荷台で支持した際の背面図である。
【図7】同支持手段の構造図である。
【図8】同パレットを介して荷を荷台で支持した際の側面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示し、運搬車両の側面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示し、運搬車両の側面図である。
【符号の説明】
1 運搬車両
2 荷
3A 荷台
10 車両本体
31 昇降手段
32 昇降用シリンダ装置(昇降装置)
34 リンク
41 支持手段
42 支持用シリンダ装置(シリンダ装置)
44 オイルタンク
45 パイロットチェック弁
48 収縮用室
49 伸展用室
50 作動油
P1 荷支持位置
P2 下限位置

Claims (2)

  1. 荷を支持する荷台は、車両走行方向の前後部に設けられた昇降手段を介して上下方向に昇降自在であり、
    前部の昇降手段と後部の昇降手段との中間部に支持手段が設けられ、この支持手段は、前記荷台を支持する方向に設けられたシリンダ装置と、このシリンダ装置の収縮用室と伸展用室に作動油の給排を行うオイルタンクと、このオイルタンクと前記伸展用室との間での作動油の流れを制御するパイロットチェック弁により構成されていることを特徴とする運搬車両。
  2. 荷台は、車両本体の前後部に設けられた昇降手段を介して、前記車両本体に対して上下方向に昇降自在であり、支持手段のシリンダ装置は、前記車両本体と前記荷台の間に設けられていることを特徴とする請求項1記載の運搬車両。
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