JP4048923B2 - コネクタ及びワイヤリングハーネスの配線構造 - Google Patents

コネクタ及びワイヤリングハーネスの配線構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子、コネクタならびにワイヤリングハ−ネスの配線構造および配線方法に関し、特に固定された回路にワイヤリングハーネスを弛みが生じないように接続するための端子、コネクタおよびこれらへのワイヤリングハーネスの接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤリングハ−ネスは、一般に規定の長さのものを用い、装置などの内部に実装する場合に、寸法誤差および作業性を考慮して長めのものを指定して準備するため、余長が多くなり、この余長のあるワイヤリングハーネスに弛みがないようにする余長処理という作業を必要とする。この余長処理は、装置組み立て時のみならず、装置保守時等で内部を分解する際も必要となり、手間となっている。
【0003】
図8は、従来のワイヤリングハーネスの配線構造を示す平面図である。
【0004】
図8において、プリント板1に複数のコネクタ2が搭載され、ワイヤリングハーネス3および4それぞれを2つのコネクタ2間に配線している。ワイヤリングハーネス3および4は、複数の単芯ケーブルを平面上に並行に並べて相互の被覆材を接着したフラットケーブルからなり、ワイヤリングハーネス3は2箇所で直角に向きを変えるべく折り曲げているが特に余長処理を必要としない場合のものであり、ワイヤリングハーネス4は余長が生じたために余長処理部5を設けている。
【0005】
余長処理部5は、ワイヤリングハーネス4を一旦折り返した後にさらに折り返し、これら折り返し部分の間の3層に重ねたワイヤリングハーネス4の各折り返し部の近傍をバンド6で束線した構造である。
【0006】
図8に示した余長処理部5に近い技術として、ワイヤーハーネスに設けた折り返し部分をコルゲートチューブで外装して、折り返し部分でのワイヤーハーネスの肥大化を最小限にしようとしているものがある(特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−312716号公報(図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
第1の問題点は、従来のワイヤリングハ−ネスは、図8のワイヤリングハーネス3、4のように2つの接続個所のコネクタ間に張り渡らせられたフラットケーブルからなるものでも接続箇所間の距離が様々のものがあるため、その距離に応じた様々の長さのものが必要であるのに対し、予め両端にコネクタを取り付けたワイヤリングハーネスであって大まかに規定した数種類の長さのものを購入し使用しているため、ワイヤリングハーネスをプリント基板上のコネクタ等に接続したときに、多くの場合に余長が生じてしまう。従って、図8に示したような余長処理を施さなければならず、スキルと作業工数とを要するという問題点があった。
【0009】
第2の問題点は、上述のように数種類の長さのワイヤリングハーネスを購入して使用しているため、部品点数が増え、管理工数が増大するという問題点があった。
【0010】
本発明は、装置内に実装されたコネクタ等にワイヤリングハーネスを接続後、接続距離に応じてワイヤリングハーネスの余長を切り落とすことにより、余長処理工数の低減、装置内部品の実装性の向上を図り、従来では必要であった同一種類のワイヤリングハ−ネスでの長さの違うものを用意することを不要とし、これらにより生じていた管理工数、費用を削減することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る発明の端子は、ほぼ棒状に細長い端子(図1の12)において、単芯ケーブル(図2の17)を通すための長手方向に直角なケーブル用穴(図1の13)と、端子自体の一端から前記ケーブル用穴の内面に貫通するねじ穴(図1の14)と、このねじ穴に螺合し前記ケーブル穴内に向く先端が尖った導電性のタッピングねじ(図1の15)と、端子自体の他端に設けられ固定回路に固定される接続部とを含むことを特徴とする。
本願の請求項2に係る発明の端子は、ほぼ棒状に細長い端子(図1の12)において、単芯ケーブル(図2の17)を通すための長手方向に直角なケーブル用穴(図1の13)と、端子自体の一端から前記ケーブル用穴の内面に貫通するねじ穴(図1の14)と、このねじ穴に螺合したタッピングねじ(図1の15)と、前記ケーブル用穴の内面の前記ねじ穴に対向する位置に設けられた刃(図1の16)と、端子自体の他端に設けられ固定回路に固定される接続部とを含むことを特徴とする。
【0012】
本願の請求項3に係る発明の端子は、ほぼ棒状に細長い端子(図4の32)において、一端が端子自体の一端に開口し他端が端子自体の側面に開口してL状に曲がった単芯ケーブル(図5の17)を通すためのケーブル用穴(図4の33)または一端が端子自体の一端に開口し他端が端子自体の側面の対向する位置の2個所に開口してT状に形成された単芯ケーブルを通すためのケーブル用穴(図7の53)と、端子自体の側面から前記ケーブル用穴の内面に貫通するねじ穴(図4の34)と、このねじ穴に螺合し前記ケーブル穴内に向く先端が尖った導電性のタッピングねじ(図4の35)と、端子自体の他端に設けら れ固定回路に固定される接続部とを含むことを特徴とする。
本願の請求項4に係る発明の端子は、ほぼ棒状に細長い端子(図4の32)において、一端が端子自体の一端に開口し他端が端子自体の側面に開口してL状に曲がった単芯ケーブル(図5の17)を通すためのケーブル用穴(図4の33)または一端が端子自体の一端に開口し他端が端子自体の側面の対向する位置の2個所に開口してT状に形成された単芯ケーブルを通すためのケーブル用穴(図7の53)と、端子自体の側面から前記ケーブル用穴の内面に貫通するねじ穴(図4の34)と、このねじ穴に螺合した導電性のタッピングねじ(図4の35)と、前記ケーブル用穴の内面の前記ねじ穴に対向する位置に設けられた刃(図5の36)と、端子自体の他端に設けられ固定回路に固定される接続部とを含むことを特徴とする端子。
【0013】
願の請求項5に係る発明のコネクタは、上面に開口して並設されそれぞれに請求項1または2のいずれかに記載された端子が嵌入された複数の端子用穴(図3の22)と、それぞれが前記端子用穴それぞれを通って対向する側面間を貫通するコネクタのケーブル用穴(図3の3)とを含み、前記端子は前記ねじ穴が設けられた一端を前記端子用穴の上面の開口側になるように、且つ前記コネクタのケーブル用穴が前記ケーブル用穴の延長上になるように固定されたことを特徴とする。
【0014】
本願の請求項6に係る発明のコネクタは、上面に開口して並設されそれぞれに請求項3または4のいずれかに記載された端子が嵌入された複数の端子用穴(図6の42)と、それぞれが側面から前記端子用穴それぞれに貫通するコネクタのケーブル用穴と、側面に開口するタッピングねじ取り付け用穴(図6の45)とを含み、前記端子は前記ケーブル用穴が開口する一端を前記端子用穴の上面の開口側になるように、且つ前記コネクタのケーブル用穴が前記ケーブル用穴の端子自体の側面に開口する部分の延長上に、前記タッピングねじ取り付け用穴が前記端子の前記ねじ穴の延長上になるように固定されたことを特徴とする。
【0015】
本願の請求項7に係る発明のワイヤリングハーネスの配線構造は、固定回路に固定された請求項1ないし4のいずれかに記載された端子と、少なくとも一端が前記端子の前記ケーブル用穴に前記タッピングねじにより押しつけられて固定された単芯ケーブルとを含むことを特徴とする。
【0016】
本願の請求項8に係る発明のワイヤリングハーネスの配線構造は、固定回路に並べて固定された複数個の請求項1ないし4のいずれかに記載の端子と、一端が複数の単芯ケーブルに分離された多芯ケーブルからなるワイヤリングハーネスと、このワイヤリングハーネスの前記一端における分離された単芯ケーブルそれぞれが前記端子の前記ケーブル用穴に前記タッピングねじにより押しつけられて固定されたことを特徴とする。
【0017】
本願の請求項9に係る発明のワイヤリングハーネスの配線方法は、少なくとも一箇所が固定されたワイヤリングハーネスの一端を固定回路に電気的に接続するワイヤリングハーネスの配線方法において、前記固定回路に電気的に接続して請求項1ないし4のいずれかに記載の端子または請求項5もしくは6のいずれかに記載のコネクタを固定し、前記ワイヤリングハーネスの当該一端に含まれる単芯ケーブルの端部を当該固定した端子の前記ケーブル用穴に通し、前記ワイヤリングハーネスの固定個所と当該単芯ケーブルの端部との間の弛みがなくなるように当該単芯ケーブルの余長部分を前記ケーブル用穴より通過させ、当該単芯ケーブルの端部を前記ケーブル用穴に前記タッピングねじにより押しつけて固定することを特徴とする。
【0018】
本願の請求項10に係る発明のワイヤリングハーネスの配線方法は、少なくとも一箇所が固定されたワイヤリングハーネスの多芯ケーブルからなる一端を固定回路に電気的に接 続するワイヤリングハーネスの配線方法において、前記固定回路に電気的に接続して請求項1ないし4のいずれかに記載の端子の複数個を並べて固定し、または請求項5もしくは6のいずれかに記載のコネクタを固定し、前記ワイヤリングハーネスの当該一端の多芯ケーブルを構成する複数の単芯ケーブルそれぞれの端部を当該固定した複数の端子または当該コネクタの複数の端子の前記ケーブル用穴それぞれに通し、前記ワイヤリングハーネスの固定個所と当該単芯ケーブルそれぞれの端部との間の弛みがなくなるように当該単芯ケーブルそれぞれの余長部分を前記ケーブル用穴それぞれより通過させ、当該単芯ケーブルそれぞれの端部を前記ケーブル用穴それぞれに前記タッピングねじにより押しつけて固定することを特徴とする。
【0019】
本願の請求項11に係る発明のワイヤリングハーネスの配線方法は、請求項9または10のいずれかに記載のワイヤリングハーネスの配線方法において、前記単芯ケーブルの端部を前記ケーブル用穴に前記タッピングねじにより押しつけて固定した後に、前記コネクタを前記固定回路に固定していない場合は、当該単芯ケーブルの端部を前記端子のケーブル用穴の出口、前記コネクタを前記固定回路に固定した場合は、当該単芯ケーブルの端部を前記コネクタのケーブル用穴の出口で切断して当該単芯ケーブルの余長部分を除去することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態の端子の斜視図である。
【0022】
図1において、ほぼ円筒状の端子12の上部に長手方向に直行して貫通するケーブル用穴13が設けられ、端子12の上端にケーブル用穴13に達するねじ穴14が設けられ、ねじ穴14には導電性でケーブル用穴13に向いた先端が円錐状に尖っているタッピングねじ15が螺合している。ケーブル用穴13の内面のねじ穴14に対向する部分には導電性で三角形の歯状の刃16が設けられている。端子12の下部は、パイプ状で中空部が下端に開口し、他のピン状の端子の先端が嵌入されるようになっている。
【0023】
図2は、図1に示すケーブル用穴13に導体18に絶縁性の被覆19を覆った単芯ケーブル17を装着した状態の端子12の上部を示す断面図である。
【0024】
ケーブル用穴13の直径は、単芯ケーブル17の直径に刃16の高さを加えたものより大きい。単芯ケーブル17を端子12に接続するには、タッピングねじ15の先端がケーブル用穴13内に突出していない状態で、単芯ケーブル17の端部をケーブル用穴13に通し、次にタッピングねじ15をねじ込んで単芯ケーブル17をケーブル用穴13の対向する内面に押し付け、刃16が被覆19を破り導体18に接触するようにし、タッピングねじ15の先端が被覆19を破り導体18に接触するようにする。
【0025】
図3は、図1に示す端子12を複数個並べて設けたコネクタ20へのワイヤリングハーネス11の接続を説明する斜視図である。
【0026】
コネクタ20の絶縁体からなるハウジング21に並設された複数の端子用穴22それぞれに端子12を嵌入し固定する。ハウジング21には、端子12それぞれのケーブル用穴13の延長上に対応して一方の側面から端子用穴22を通って対向する側面まで貫通するケーブル用穴23が設けられている。
【0027】
コネクタ20を例えば、図示していないプリント基板に搭載された相手側のコネクタまたはプリント基板に植設されたピン端子に装着する。すなわち、端子12それぞれの下部の中空穴に相手側のコネクタに設けられた端子のピンまたはプリント板上のピン端子を嵌入してコネクタ20をプリント基板上の回路に接続するとともに固定する。
【0028】
ワイヤリングハーネス11は、フラットケーブルからなり、例えば一端が図示していないプリント基板に搭載されたコネクタに装着されたコネクタ20等の端子に接続され、固定されている。ワイヤリングハーネス11の他端の単芯ケーブル17それぞれを相互間の被覆19を切り離して分離する。この単芯ケーブル17に分離する長さは、ワイヤリングハーネス11の余長部分24にハウジング21の厚さおよびフラットケーブルとして並べられている状態からコネクタ20のケーブル用穴23の間隔に広がって並ぶまでの屈曲部分に必要な長さを合計した長さ以上にしておく必要がある。
【0029】
分離した単芯ケーブル17それぞれを各ケーブル用穴13および23に通し、余長部分24がケーブル用穴23を通過し終わるまで単芯ケーブル17の先端を引き出した後に、端子12それぞれのタッピングねじ15をねじ込み、単芯ケーブル17を端子12に接続する。次に、単芯ケーブル17それぞれをケーブル用穴23の出口で切断し、余長部分24を除去する。
【0030】
図4は、本発明の他の実施の形態の端子32の斜視図であり、図5は、端子32の上部のケーブル用穴33に単芯ケーブル17を装着した状態を示す側断面図である。
【0031】
図4および図5において、ほぼ円筒状の端子32には、上端に開口し長手方向に下降してから直角に曲がって端子32の側面に開口するL状に曲がったケーブル用穴33が設けられている。端子32の側面のケーブル用穴33の下端の開口部とは正反対に向く位置(ただし端子32の長手方向には、ずれた位置)にケーブル用穴33の端子32の長手方向に下降する部分に達するねじ穴34が設けられ、ねじ穴34には導電性でケーブル用穴33に向いた先端が円錐状に尖っているタッピングねじ35が螺合している。ケーブル用穴33の内面のねじ穴34に対向する部分には導電性で三角形の歯状の刃36が設けられている。端子32の下部は、パイプ状で中空部が下端に開口し、他のピン状の端子の先端が嵌入されるようになっている。
【0032】
ケーブル用穴33の端子32の長手方向の部分の直径は、単芯ケーブル17の直径に刃36の高さを加えたものより大きい。単芯ケーブル17を端子32に接続するには、タッピングねじ35の先端がケーブル用穴33内に突出していない状態で、単芯ケーブル17の端部をケーブル用穴33に上端から挿入し、ケーブル用穴33に沿ってL状に曲げて側面の開口から導出する。次に、タッピングねじ35をねじ込んで単芯ケーブル17をケーブル用穴33の対向する内面に押し付け、刃36が被覆19を破り導体18に接触するようにし、タッピングねじ35の先端が被覆19を破り導体18に接触するようにする。
【0033】
図6は、図4に示す端子32を複数個並べて設けたコネクタ40へのワイヤリングハーネス11の接続を説明する斜視図である。
【0034】
コネクタ40の絶縁体からなるハウジング41に並設された複数の端子用穴42それぞれに端子32を嵌入し固定する。なお、端子32を端子用穴42に差し込んだ後にタッピングねじ35をねじ穴34に取り付ける。ハウジング41には、端子32それぞれのねじ穴34の延長上に対応して側面から端子用穴42にまで貫通するタッピングねじ35を通すための穴45が設けられている。また、ハウジング41には、端子32それぞれのケーブル用穴33の側面の開口の延長上に対応して側面(穴45が設けられる側面とは反対側)から端子用穴42にまで貫通する単芯ケーブル17を通すための穴(図示せず、以下ハウジングケーブル用穴と称す)が設けられている。
【0035】
コネクタ40を例えば、図示していないプリント基板に搭載された相手側のコネクタに接続する。すなわち、端子32それぞれの下部の中空穴に相手側のコネクタに設けられた端子のピンを嵌入してコネクタ40をプリント基板上の回路に接続するとともに固定する。
【0036】
ワイヤリングハーネス11は、一端が図示していない他のプリント基板に搭載されたコネクタに挿入されたコネクタ40等の端子に接続され、固定されている。このワイヤリングハーネス11の他端の単芯ケーブル17それぞれを相互間の被覆19を切り離して分離する。この単芯ケーブル17に分離する長さは、図3について説明したのと同様に十分な長さにしておく必要がある。
【0037】
分離した単芯ケーブル17それぞれを各ケーブル用穴33およびハウジングケーブル用穴に通し、余長部分24がハウジングケーブル用穴を通過し終わるまで単芯ケーブル17の先端を引き出した後に、端子32それぞれのタッピングねじ35をねじ穴34にねじ込み、単芯ケーブル17を端子32に接続する。次に、単芯ケーブル17それぞれをハウジングケーブル用穴の出口で切断し、余長部分24を除去する。
【0038】
なお、図6において、ケーブリングハーネス11の配線状態によっては、単芯ケーブル17の端部をコネクタ40のハウジングケーブル用穴から挿入してケーブル用穴33の上端の開口から引き出し、ハウジング41の上面で単芯ケーブル17を切断して余長部分を切り捨てるようにしてもよい。
【0039】
また、図4および図5において、ねじ穴34をケーブル用穴33の下端の開口部と正反対の向きではなくて、逆に同じ向きとし、刃36も逆の位置にしてもよい。この場合は、端子32を内蔵するコネクタは、タッピングねじ35を通す穴45とハウジングケーブル用穴とがハウジングの同一側面に設けられることとなる。
【0040】
図7は、本発明のさらに他の実施の形態の端子52の上部の単芯ケーブル17を装着した状態を示す断面図である。
【0041】
図7において、ほぼ円筒状の端子52には、上端に開口し長手方向に下降する部分とこの下端に接続する長手方向に直行して端子52の側面の対向する2箇所に開口する部分からなる逆T状のケーブル用穴53が設けられている。端子52の側面のケーブル用穴53の下端の開口部のいずれかと同じ向きの位置にケーブル用穴53の端子52の長手方向に下降する部分に達するねじ穴54が設けられ、ねじ穴54には導電性でケーブル用穴53に向いた先端が円錐状に尖っているタッピングねじ55が螺合している。ケーブル用穴53の内面のねじ穴54に対向する部分には2本の導電性の先端が尖ったピン56が設けられている。
【0042】
ケーブル用穴53の端子52の長手方向の部分の直径は、単芯ケーブル17の直径にピン56の高さを加えたものより大きい。単芯ケーブル17を端子52に接続するには、タッピングねじ55の先端がケーブル用穴53内に突出していない状態で、単芯ケーブル17の端部をケーブル用穴53に上端から挿入し、ケーブル用穴53に沿ってL状に曲げて側面のいずれかの開口部から導出する。次に、タッピングねじ55をねじ込んで単芯ケーブル17をケーブル用穴53の対向する内面に押し付け、ピン56が被覆19を破り導体18に接触するようにし、タッピングねじ55の先端が被覆19を破り導体18に接触するようにする。
【0043】
図7に示す端子は、図6に示すようなハウジングに設けた端子用穴に嵌入させてコネクタを構成する場合に、ケーブル用穴53の下端の開口部のいずれかのみに対応してハウジングのいずれか一方の側面のみにハウジングケーブル用穴を設けたものを用いてもよいが、ケーブル用穴53の下端の2つの開口部の双方に対応してハウジングの両側面にハウジングケーブル用穴を設けたものを用いてもよい。
【0044】
また、図2および図5中に示す刃16および刃36の替わりにピンを用いてもよいし、図7中のピン56の変わりに刃を用いてもよい。また、刃16および刃36は、歯状のものに限られず、刃先が直線のナイフエッジ状のものなどでもよい。なお、特許請求の範囲の欄において、「刃」は、歯状、ナイフエッジ状の刃のほか、ピン状のものその他の押圧により被覆19を切り裂くことができるものを含む。
【0045】
刃16は、端子12のケーブル用穴13の内面の下側の位置に端子12の軸心およびケーブル用穴13の軸心に直行するように設けたスリットに打ち込むことにより、端子12に取り付けることができる。刃36およびピン56は、端子32または端子52の側面に設けたスリットまたは孔に打ち込むことにより、端子32または52に取り付けることができる。
【0046】
さらに、図2、5および7に示す端子12、32および52においては、タッピングねじ15、35または55の先端で単芯ケーブル17の被覆19を破り、端子12、32または52と単芯ケーブル17の導体18との電気的接続が得られるので、刃16、36または56がなくてもよい。
【0047】
また逆に、刃16、36または56を設けておけば、刃16、36または56により、端子12、32または52と導体18との電気的接続が得られるのでタッピングねじ15、35または55の先端を尖らさずに球面状などにしてもよい。
【0048】
また、端子12、32および52の下部を中空パイプ状にしないで、ピン状、板ばね状等にして相手側のコネクタのコンタクトに嵌入または接触するようにしてもよい。
【0049】
さらに、端子12、32または52をコネクタ20、40等のハウジング21、41等に組み込まないで、一本ずつ下部の中空穴をプリント板に植設されたピンに嵌着したり、ピン状にした下部をプリント板に設けたスルーホールに圧入したり、または半田付けによりプリント板に直接に搭載して用いることもできる。もっとも、プリント板に半田付けしたコネクタまたは端子ピンに装着したコネクタ20または40の端子12または32等にワイヤリングハーネスを接続するようにした方が、後にワイヤリングハーネスを外して装置のメンテナンスを行うような場合に便利である。
【0050】
なお、図4〜図7の説明で、ねじ穴34または54と、ケーブル用穴33または53の下端の開口部の向きとを一致させるか、互いに反対向きにするようにしたが、これは端子32または52をコネクタ内に並べる場合に必要となる条件であって、端子32または52を単独でプリント板に搭載して使用する場合には、ねじ穴34または54と、ケーブル用穴33または53の下端の開口部の向きとを一致させたり、反対向きにする必要はない。
【0051】
また、本発明の端子およびコネクタは、複数のケーブルを束ねたワイヤリングハーネスの接続に限られず、単線のケーブル等を接続するのにも使用できるのは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】
第1の効果は、ワイヤリングハ−ネスをコンピュ−タ等の装置の内部に接続した後にワイヤリングハーネスを2箇所で折り返して重ねる余長処理が不要となることである。
【0053】
その理由は、コンピュータ等の装置の内部に実装した端子のケーブル用穴にワイヤリングハーネスの端部の単芯ケーブルを通して、ワイヤリングハーネスを装置内に実際に弛みなく配線した状態にしてワイヤリングハーネスの最適な長さが判明した後で、端子とワイヤリングハーネスを接続出来、端子のケーブル用穴を越えて引き出されたワイヤリングハーネスの余長部分を切り落とせるためである。
【0054】
第2の効果は、同一形状のワイヤリングハ−ネスの長さの違うもの多数を準備することを不要とし、管理工数の削減、コンピュ−タ装置などのワイヤリングハ−ネス部品種類の削減(部品の共通化)が可能であることである。例えば、ワイヤリングハーネスが芯数の同じフラットケーブルからなる場合でも、従来は、予め両端にコネクタを取り付けた長さが異なる数種類のものを準備しておく必要があったが、本発明によれば個々のワイヤリングハーネスに対応して未だ切断していない長尺のフラットケーブルを部品として準備しておけば足りるので、必要部品の種類の数が少なくて済むことである。
【0055】
その理由は、タッピングねじをねじ込むだけで簡単にケーブルを端子に接続でき、コンピュータ等の装置内に実装後の端子にワイヤリングハーネスを接続してから余長部分を切り落とすことができ、装置内の配線状態に合わせてワイヤリングハ−ネスのケ−ブル長が自在に変えられるために、芯数等が同じならば十分に長いワイヤリングハーネスを準備すれば、これを種々の配線個所に共通して使用できるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の端子12の斜視図である。
【図2】 図1に示す端子12の上部の単芯ケーブル17を接続した状態の側断面図である。
【図3】 図1に示す端子12を複数個並べて設けたコネクタ20へのワイヤリングハーネス11の接続を説明する斜視図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態の端子32の斜視図である。
【図5】 図4に示す端子32の上部の単芯ケーブル17を接続した状態の側断面図である。
【図6】 図4示す端子32を複数個並べて設けたコネクタ40へのワイヤリングハーネス11の接続を説明する斜視図である。
【図7】 本発明のさらに他の実施の形態の端子52の斜視図である。
【図8】 従来のケーブリングハーネスの配線構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 プリント板
2 コネクタ
3 ワイヤリングハーネス
4 ワイヤリングハーネス
5 余長処理部
6 バンド
11 ワイヤリングハーネス
12 端子
13 ケーブル用穴
14 ねじ穴
15 タッピングねじ
16 刃
17 単芯ケーブル
18 導体
19 被覆
20 コネクタ
21 ハウジング
22 端子用穴
23 ケーブル用穴
24 余長部分
32 端子
33 ケーブル用穴
34 ねじ穴
35 タッピングねじ
36 刃
40 コネクタ
41 ハウジング
42 端子用穴
45 穴
52 端子
53 ケーブル用穴
54 ねじ穴
55 タッピングねじ
56 ピン

Claims (6)

  1. 単芯ケーブルを固定回路と電気的に接続するためのコネクタであって、
    ほぼ棒状に細長い端子において、単芯ケーブルを通すための長手方向に直角なケーブル用穴と、端子自体の一端から前記ケーブル用穴の内面に貫通するねじ穴と、このねじ穴に螺合し前記ケーブル穴内に向く先端が尖った導電性のタッピングねじと、端子自体の他端に設けられ前記固定回路に固定される接続部とを含む端子と、
    前記コネクタの上面に開口して並設されそれぞれに前記端子が嵌入された複数の端子用穴と、それぞれが前記端子用穴それぞれを通って対向する側面間を貫通するコネクタのケーブル用穴とを含み、
    前記端子は前記ねじ穴が設けられた一端を前記端子用穴の上面の開口側になるように、且つ前記コネクタのケーブル用穴が前記ケーブル用穴の延長上になるように固定され、
    前記ねじ穴が設けられた一端は、前記コネクタが前記単芯ケーブルを前記固定回路と電気的に接続する一端と対向する位置に設けられることを特徴とするコネクタ。
  2. 単芯ケーブルを固定回路と電気的に接続するためのコネクタであって、
    ほぼ棒状に細長い端子において、単芯ケーブルを通すための長手方向に直角なケーブル用穴と、端子自体の一端から前記ケーブル用穴の内面に貫通するねじ穴と、このねじ穴に螺合したタッピングねじと、前記ケーブル用穴の内面の前記ねじ穴に対向する位置に設けられた刃と、端子自体の他端に設けられ前記固定回路に固定される接続部とを含む端子と、
    前記コネクタの上面に開口して並設されそれぞれに前記端子が嵌入された複数の端子用穴と、それぞれが前記端子用穴それぞれを通って対向する側面間を貫通するコネクタのケーブル用穴とを含み、
    前記端子は前記ねじ穴が設けられた一端を前記端子用穴の上面の開口側になるように、且つ前記コネクタのケーブル用穴が前記ケーブル用穴の延長上になるように固定され、
    前記ねじ穴が設けられた一端は、前記コネクタが前記単芯ケーブルを前記固定回路と電気的に接続する一端と対向する位置に設けられることを特徴とするコネクタ。
  3. 単芯ケーブルを固定回路と電気的に接続するためのコネクタであって、
    ほぼ棒状に細長い端子において、一端が端子自体の一端に開口し他端が端子自体の側面に開口してL状に曲がった単芯ケーブルを通すためのケーブル用穴または一端が端子自体の一端に開口し他端が端子自体の側面の対向する位置の2個所に開口してT状に形成された単芯ケーブルを通すためのケーブル用穴と、端子自体の側面から前記ケーブル用穴の内面に貫通するねじ穴と、このねじ穴に螺合し前記ケーブル穴内に向く先端が尖った導電性のタッピングねじと、端子自体の他端に設けられ前記固定回路に固定される接続部とを含む端子と、
    前記コネクタの上面に開口して並設されそれぞれに前記端子が嵌入された複数の端子用穴と、それぞれが側面から前記端子用穴それぞれに貫通するコネクタのケーブル用穴と、側面に開口するタッピングねじ取り付け用穴とを含み、
    前記端子は前記ケーブル用穴が開口する一端を前記端子用穴の上面の開口側になるように、且つ前記コネクタのケーブル用穴が前記ケーブル用穴の端子自体の側面に開口する部分の延長上に、前記タッピングねじ取り付け用穴が前記端子の前記ねじ穴の延長上になるように固定され、
    前記タッピングねじ取り付け用穴が設けられた一端は、前記コネクタが前記単芯ケーブルを前記固定回路と電気的に接続する一端と対向する位置に設けられていることを特徴とするコネクタ。
  4. 単芯ケーブルを固定回路と電気的に接続するためのコネクタであって、
    ほぼ棒状に細長い端子において、一端が端子自体の一端に開口し他端が端子自体の側面に開口してL状に曲がった単芯ケーブルを通すためのケーブル用穴または一端が端子自体の一端に開口し他端が端子自体の側面の対向する位置の2個所に開口してT状に形成された単芯ケーブルを通すためのケーブル用穴と、端子自体の側面から前記ケーブル用穴の内面に貫通するねじ穴と、このねじ穴に螺合した導電性のタッピングねじと、前記ケーブル用穴の内面の前記ねじ穴に対向する位置に設けられた刃と、端子自体の他端に設けられ前記固定回路に固定される接続部とを含む端子と、
    前記コネクタの上面に開口して並設されそれぞれに前記端子が嵌入された複数の端子用穴と、それぞれが側面から前記端子用穴それぞれに貫通するコネクタのケーブル用穴と、側面に開口するタッピングねじ取り付け用穴とを含み、
    前記端子は前記ケーブル用穴が開口する一端を前記端子用穴の上面の開口側になるように、且つ前記コネクタのケーブル用穴が前記ケーブル用穴の端子自体の側面に開口する部分の延長上に、前記タッピングねじ取り付け用穴が前記端子の前記ねじ穴の延長上になるように固定され、
    前記タッピングねじ取り付け用穴が設けられた一端は、前記コネクタが前記単芯ケーブルを前記固定回路と電気的に接続する一端と対向する位置に設けられていることを特徴とするコネクタ。
  5. 固定回路に固定された請求項1ないし4のいずれかに記載された端子と、少なくとも一端が前記端子の前記ケーブル用穴に前記タッピングねじにより押しつけられて固定された単芯ケーブルとを含むことを特徴とするワイヤリングハーネスの配線構造。
  6. 固定回路に並べて固定された複数個の請求項1ないし4のいずれかに記載の端子と、一端が複数の単芯ケーブルに分離された多芯ケーブルからなるワイヤリングハーネスと、このワイヤリングハーネスの前記一端における分離された単芯ケーブルそれぞれが前記端子の前記ケーブル用穴に前記タッピングねじにより押しつけられて固定されたことを特徴とするワイヤリングハーネスの配線構造。
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