JP4027150B2 - 座席および座席装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、レールに沿って移動可能な座席および座席装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば乗物内に配備される座席において、床に敷設されたレールに沿って移動可能な座席があった。そして、この座席は、レールの所定位置に固定されるために、例えば、押圧部材を備えていた。すなわち、この押圧部材が、レールの被押圧面を押圧することで、座席は、レール上に固定された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の座席においては、レールへの座席の固定が、座席に備わる押圧部材とレールとの摩擦力によって維持されていた。したがって、座席に、前記摩擦力を越える外力が作用すると、その座席は、レールに沿って不用意に動いてしまう虞があった。
【0004】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、レールに沿う所要位置に確実に固定される、座席および座席装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る座席および座席装置は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る座席は、床あるいは壁等の取付部に配備されて、その取付部に敷設されるレールに沿って移動可能な座席であって、この座席を前記レールに沿う所要位置に固定する固定状態と、その固定を解除する解除状態と、半固定状態とに変移可能な固定手段を有する。その固定手段は、ロック部材と、そのロック部材を移動させる第1移動手段と、押圧部材と、その押圧部材を移動させる第2移動手段とを備える。ここで、前記ロック部材は、前記第1移動手段によって、前記座席の移動を阻止すべく前記レールの長手方向に延びる延設面に形成された凹部に掛け止められるようにその凹部に嵌まるロック位置と、その掛け止めが外れるように前記凹部から抜け出る離脱位置との間を移動する。一方、前記押圧部材は、前記第2移動手段によって、前記座席のガタを止めるべく前記座席を前記レール側に引き付けるように前記レールに備わる前記取付部側を向く被押圧面を押圧する押圧位置と、その被押圧面から離れる離間位置との間を移動する。そして、前記固定状態では、前記ロック部材が前記ロック位置に位置するとともに、前記押圧部材が前記押圧位置に位置する。また、前記解除状態では、前記ロック部材が前記離脱位置に位置するとともに、前記押圧部材が前記離間位置に位置する。さらに、前記半固定状態では、前記押圧部材は、前記離間位置に位置し、かつ、前記ロック部材は、前記延設面側に弾性的に付勢されて、前記延設面上をスライド可能となるとともに、前記凹部部分で、その凹部に嵌まる。
【0006】
このように、座席は、固定手段が固定状態にあるときには、レールに沿う所要位置に固定され、そして、解除状態にあるときには、固定が解除される。すなわち、この座席は、ロック部材が、第1移動手段によって、ロック位置に移動すると、そのロック部材は、レールの長手方向に延びる延設面に形成された凹部嵌まって掛け止められて、座席の移動が阻止される。そして、押圧部材が、第2移動手段によって、押圧位置に移動すると、その押圧部材は、レールに備わる取付部側を向く被押圧面を押圧して、座席のガタが止められる。すなわち、押圧部材が、取付部側を向く被押圧面を押圧すると、その反作用として、この座席が、取付部側、つまりはレール側に引き付けられて、座席のガタが止められる。こうして、固定手段が固定状態にあるときには、この座席は、移動が阻止されるとともに、ガタが止められる。一方、座席は、ロック部材が、第1移動手段によって、離脱位置に移動すると、そのロック部材は、前記凹部から抜け出てその凹部との掛け止めが外れる。そして、押圧部材が、第2移動手段によって、離間位置に移動すると、その押圧部材は、前記被押圧面から離れる。こうして、固定手段が解除状態にあるときには、この座席は、レールに沿って移動可能となる。さらに、固定手段を、半固定状態にすることで、ロック部材がレールの延設面上にあるときには、そのロック部材が延設面上をスライドするよ うにして、この座席は、レールに沿って移動することができる。そして、延設面上をスライドするロック部材が、延設面に形成された凹部部分に来ると、ロック部材は、凹部に嵌まり、この座席は、その移動が阻止される。このように、半固定状態においては、座席をレールに沿って移動させると、座席が所要位置に来たときに、ロック部材が凹部に嵌まり、それ以上の座席の移動が阻止される。
【0007】
また、請求項2に記載の発明に係る座席のように、請求項1に記載の座席において、前記座席は、座席本体と、その座席本体を支える脚部とを有し、その脚部の下端部分に前記固定手段が設けられてもよい。
【0008】
また、請求項3に記載の発明に係る座席のように、請求項1または2に記載の座席において、前記第1移動手段と、前記第2移動手段とは、共通の操作部を備え、その操作部を操作することにより、前記ロック部材および前記押圧部材が移動してもよい。これにより、共通の操作部を操作することで、ロック部材および押圧部材を移動させれば、この座席を、固定したりあるいは移動可能にすることができる。
【0009】
また、請求項4に記載の発明に係る座席のように、請求項3に記載の座席において、前記第1移動手段と、前記第2移動手段とは、共通のカムを備え、そのカムの回動軸に前記操作部が設けられ、前記カムの回動により、前記ロック部材および前記押圧部材が移動してもよい。
【0010】
また、請求項5に記載の発明に係る座席のように、請求項3または4に記載の座席において、前記固定手段は、前記操作部を操作するための鍵が挿入される鍵孔が明けられたカバー体を備え、前記鍵孔は、前記固定状態でのみ、前記鍵が挿脱可能となるように形成されてもよい。これにより、鍵が、鍵孔から抜き取られた状態では、座席は、固定されて、この座席が、不用意に移動することを防ぐことができる。
【0011】
また、請求項6に記載の発明に係る座席のように、請求項2に記載の座席において、前記脚部には、滑りをよくするために、前記レールの上面と接する滑り材が設けられてもよい。これにより、座席は、滑り材によって、レール上を滑りながら移動する。
【0012】
【0013】
また、請求項に記載の発明に係る座席装置は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の座席と、前記レールとからなる。
また、請求項8に記載の発明に係る座席装置のように、請求項7に記載の座席装置において、前記レールの前記延設面には、その長手方向に溝が形成されて、前記溝は、その開口端に、互いに対向する側に突出する開口縁部を備えてもよい。ここにおいて、前記開口縁部の裏面が前記被押圧面となり、前記凹部は、前記開口縁部を、前記溝の内外に貫通するように形成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る座席および座席装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1ないし図12は、本発明に係る座席および座席装置を、乗物内に配備される乗物用座席および乗物用座席装置に適用した、一実施の形態を示す。図中符号1は、バス、鉄道車両、船舶、航空機等の乗物における、座席の取付部としての床である。2は、その床1に敷設されるレールである。3は、床1に配備されて、レール2に沿って移動可能な座席としての乗物用座席である。4は、座席装置としての乗物用座席装置であり、前記乗物用座席3と前記レール2とからなる。
【0016】
ここで、乗物用座席3は、座席本体5と、その座席本体5を支える脚部6とを有している。座席本体5は、座部5a、背当て5b、並びにそれら座部5aおよび背当て5bを支える本体フレーム5cを備えている。また、脚部6は、上端が前記本体フレーム5cに固定され、下端において、床1に敷設されたレール2によって支持されるとともに、そのレール2に案内されて、例えば前後方向に移動する。より詳細には、レール2は、前後方向に延びるようにして、そして、左右に2本並んで設けられ、また、それらレール2、2は、床1に埋め込まれるようにして敷設されている。そして、図10に示すように、レール2には、その長手方向に、溝2aが形成されている。この溝2aは、例えば断面略十字形状をしている。そして、レール2は、溝2aの開口縁部2bの、床1側を向く面、すなわち裏面が、後述する被押圧面2cとなっている。さらに、レール2には、その長手方向の適宜位置に、後述する掛止部となる凹部2dが設けられている。詳細には、この凹部2dは、レール2の長手方向に延びる延設面となる上面2eに形成されている。より詳細には、凹部2dは、溝2aの開口縁部2bを、その溝2aの内外に貫通するように形成されている。一方、脚部6には、図2に示すように、レール2の溝2aと係合する案内ピン7、7が設けられている。そして、この案内ピン7の下端には、鍔部7aが形成されており、この鍔部7aが、溝2aの開口縁部2bの下方に位置することとなる。すなわち、鍔部7aが、溝2aの、断面略十字形状を構成する水平部分に嵌まるようになっている。こうして、脚部6は、レール2の溝2aと係合する案内ピン7、7を介して、前後方向に移動することができる。
【0017】
また、乗物用座席3は、この乗物用座席3をレール2に沿う所要位置に固定する固定状態(図4、図5参照)と、その固定を解除する解除状態(図6、図7参照)とに変移可能な固定手段8を有している。そして、固定手段8は、ロック部材9と、そのロック部材9を移動させる第1移動手段10と、押圧部材11と、その押圧部材11を移動させる第2移動手段12とを備えている。ここにおいて、ロック部材9は、第1移動手段10によって、乗物用座席3の移動を阻止すべくレール2に備わる掛止部としての前記凹部2dに掛け止められるロック位置(図4参照)と、その掛け止めが外れる離脱位置(図6参照)との間を移動する。このロック部材9の移動方向は、レール2の長手方向と略垂直となる方向であって、図示実施の形態においては、上下方向となっている。また、押圧部材11は、第2移動手段12によって、乗物用座席3のガタを止めるべくレール2に備わる床1側を向く前記被押圧面2cを押圧する押圧位置(図5参照)と、その被押圧面2cから離れる離間位置(図7参照)との間を移動する。この押圧部材11の移動方向は、レール2の長手方向と略垂直となる方向であって、図示実施の形態においては、上下方向となっている。そこで、前記固定状態(図4、図5参照)では、ロック部材9が前記ロック位置に位置するとともに、押圧部材11が前記押圧位置に位置し、また、前記解除状態(図6、図7参照)では、ロック部材9が前記離脱位置に位置するとともに、押圧部材11が前記離間位置に位置する。
【0018】
具体的には、乗物用座席3における脚部6の下端部分に、前記固定手段8、8が設けられている。すなわち、脚部6は、脚部本体6aと固定手段8、8とからなる。詳細には、脚部本体6aの下端に固定手段8、8が取り付けられている。そして、この固定手段8は、各レール2、2に対応して設けられる。
【0019】
この固定手段8における第1移動手段10は、脚部本体6aの下端に固定された固定フレーム13と、その固定フレーム13に回動可能に支持されたシャフト14と、そのシャフト14に固定されたカム15とからなる。ここで、固定フレーム13は、上方に開口するようにして、断面略コの字状に形成されている。そして、固定フレーム13は、その下面に、滑りをよくするための滑り材13aが設けられており、この滑り材13aが、レール2の上面2eと接している。詳細には、この滑り材13aは、ビスV、Vにより固定フレーム13に取り付けられている(図3参照)。もっとも、ビスVはレール2の上面より下方に位置しているが、レール2の開口縁部2b、2bの間にあるため、乗物用座席3の移動に影響を及ぼすことはない。こうして、滑り材13aによって、乗物用座席3はレール2上を滑りながら移動するので、この座席3を楽に移動させることができる。また、シャフト14は、固定フレーム13の対向する片13b、13bに、回動可能となるよう渡されている。そして、シャフト14の各端部が、前記固定フレーム13の対向する片13b、13bから突出しており、その一方の端部には、ピン14aが、シャフト14と直交する方向に、例えば打ち込まれるようにして、固定されている。カム15は、板状に形成されて、その正面には、輪郭曲線となる、長孔あるいは溝からなる第1ガイド部15aが設けられている。一方、ロック部材9は、固定フレーム13に対して、前記ロック位置(図4、図5参照)と前記離脱位置(図6、図7参照)との間を移動可能となるように(図示実施の形態においては、上下方向に移動可能となるように)支持されている。ロック部材9は、ロックピン9aと、そのロックピン9aに例えば打ち込まれるようにして固定されているガイドピン9bとからなる。そして、このガイドピン9bが、カム15の第1ガイド部15aに係合している。こうして、ロック部材9は、そのガイドピン9bが第1ガイド部15aに案内されるようにして、前記ロック位置と前記離脱位置との間を移動する。すなわち、ロック部材9は、カム15の回動に連動して、前記ロック位置と前記離脱位置との間を往復動する(図示実施の形態においては上下動する)。なお、ロック部材9は、弾性体としての第1スプリングS1によって、レール2側、すなわちレール2の上面2e側に弾性的に付勢されている。
【0020】
また、第2移動手段12は、第1移動手段10と同様に、前記固定フレーム13と、前記シャフト14と、前記カム15とからなる。ここで、カム15には、前記第1ガイド部15aの他に、輪郭曲線となる第2ガイド部15bが設けられている。詳細には、カム15の外周が、第2ガイド部15bとなるように形成されている。一方、押圧部材11は、固定フレーム13に対して、前記押圧位置(図5参照)と前記離間位置(図7参照)との間を移動可能となるように(図示実施の形態においては、上下方向に移動可能となるように)支持されている。この押圧部材11は、前記案内ピン7、7と、それら案内ピン7、7が固定される可動フレーム16とからなる。そして、押圧部材11は、前記固定状態において、その押圧部材11における案内ピン7の鍔部7aが、レール2の被押圧面2cを押圧するようになっている(図5参照)。詳細には、可動フレーム16は、固定フレーム13の対向する片13b、13bの内側に収められている。また、案内ピン7は、可動フレーム16に設けられたねじ部Nと螺合しており、その螺合位置を調整することで、この押圧部材11の移動方向に位置調整可能となっている。そして、この位置調整のために、案内ピン7には、例えば各端部に、ドライバー等の工具が係合することができる、溝等の係合部(図示せず)が設けられている。特に、案内ピン7の上端に設けられた係合部は、この乗物用座席3をレール2から取り外すことなく、その係合部に工具を係合させることができるようになっている。また、押圧部材11には、その可動フレーム16にガイドプレート16aが設けられており、このガイドプレート16aが、カム15の第2ガイド部15bに当接している。こうして、押圧部材11は、そのガイドプレート16aが第2ガイド部15bに案内されるようにして、前記押圧位置(図5参照)と前記離間位置(図7参照)との間を移動する。すなわち、押圧部材11は、カム15の回動に連動して、前記押圧位置と前記離間位置との間を往復動(図示実施の形態においては上下動する)。なお、図示実施の形態においては、ガイドプレート16aは、レール2を基準にして、カム15よりも離れた位置にある。そして、押圧部材11(詳細には可動フレーム16)が、弾性体としての第2スプリングS2によって、レール2側に弾性的に付勢されることで、この押圧部材11(詳細には可動フレーム16)に設けられたガイドプレート16aが、カム15の第2ガイド部15bに当接する(図3参照)。
【0021】
これら、第1移動手段10および第2移動手段12においては、シャフト14の、ピン14aが固定された一方の端部が、操作部Hとなっている。すなわち、第1移動手段10と第2移動手段12とは、共通の操作部Hを備え、その操作部Hを操作することにより、ロック部材9および押圧部材11が移動する。さらに、第1移動手段10と第2移動手段12とは、共通のカム15を備えており、そのカム15の回動軸となるシャフト14に前記操作部Hが設けられている。したがって、操作部Hを操作すると、カム15が回動し、そのカム15の回動により、ロック部材9および押圧部材11が移動する。
【0022】
また、固定手段8は、前記固定状態(図4、図5参照)と前記解除状態(図6、図7参照)の他に、半固定状態(図8、図9参照)に変移可能となっている。この半固定状態では、押圧部材11は、前記離間位置に位置し、かつ、ロック部材9は、レール2の上面2e側に弾性的に付勢されて、上面2e上をスライド可能となるとともに(図8参照)、凹部2d部分で、その凹部2dに嵌まるようになっている(図9参照)。すなわち、カム15の第2ガイド部15bは、この半固定状態で、押圧部材11が、前記離間位置に位置するよう形成されている。そして、カム15の第1ガイド部15aは、この半固定状態で、ロック部材9が、第1スプリングS1によってレール2の上面2e側に弾性的に付勢されて、上面2e上をスライド可能となるとともに、凹部2d部分で、その凹部2dに嵌まるように形成されている。もっとも、図示実施の形態においては、この半固定状態において、ロック部材9が、レール2の上面2e上にあるときのカム15の回動位置と、凹部2dに嵌まったときのカム15の回動位置とは異なっている。つまり、ロック部材9がレール2の上面2e上をスライドして、凹部2dの上まで来ると、レール2の上面2e側に弾性的に付勢されているこのロック部材9が、凹部2dに嵌り込むが、このロック部材9の嵌まり込みと同時に、第1ガイド部15aに係合するガイドピン9bが、その第1ガイド部15aを押すようにしてカム15を回動させる。こうして、半固定状態においては、カム15の回動位置は、ある幅を持っている。また、この実施の形態においては、半固定状態となるカム15の回動位置は、カム15が、前記固定状態と前記解除状態とにおけるカム15の回動位置の間の位置となるよう設定されている。
【0023】
また、固定手段8は、その固定フレーム13および可動フレーム16を覆うように、カバー17を備えている。そして、図11に示すように、このカバー17には、操作部Hを操作するための鍵18が挿入される鍵孔17aが明けられている。この鍵孔17aは、前記固定状態でのみ、鍵18が挿脱可能となるように形成されている。具体的には、鍵孔17aは、円形状の主孔17bと、その主孔17bから、径方向に延びる副孔17cとからなる。そして、鍵18は、図12に示すように、柄18aと、その柄18aの先端部分から延びる鍵本体18bとからなる。また、この鍵本体18bは、主孔17bに嵌まる筒状の本体部18cと、その本体部18cの先端部分から側方に突出して副孔17cに嵌まる係止突起18dとを備えている。そして、本体部18cの先端部分には、切欠き18e、18eが設けられている。ここで、前記固定状態のときに、鍵本体18bを、その本体部18cが主孔17bに嵌まるようにして、そして、その係止突起18dが副孔17cに嵌まるようにして、鍵孔17aに挿入する。すると、カバー17内において、切欠き18eがシャフト14に設けられたピン14aに嵌まるようにして、本体部18cが操作部Hに嵌まる(すなわち、前記固定状態以外の状態では、鍵18の切欠き18e、18eと操作部Hのピン14aとが一致せず、鍵18を操作部Hに係合させることができない。)。そこで、柄18aを握ってこの鍵18を回動操作することで、シャフト14、つまりはカム15が回動し、前記固定状態から、前記解除状態あるいは前記半固定状態にすることができる。このとき、係止突起18dは、鍵孔17aの周縁部内側に位置しており、この係止突起18dが鍵孔17aの周縁部に係止されて、鍵本体18bを鍵孔17aから抜き出すことが、つまりは鍵18を操作部Hから外すことができないようになっている。
【0024】
次に、以上の構成からなる乗物用座席3および乗物用座席装置4の作用効果について説明する。乗物用座席3は、固定手段8が固定状態にあるときには、レール2に沿う所要位置に固定され(図4、図5参照)、そして、解除状態にあるときには、固定が解除される(図6、図7参照)。すなわち、この乗物用座席3は、ロック部材9が、第1移動手段10によって、ロック位置に移動すると、そのロック部材9(詳細にはロックピン9a)は、レール2に備わる凹部2dに掛け止められて、座席3の移動が阻止される。そして、押圧部材11が、第2移動手段12によって、押圧位置に移動すると、その押圧部材11(詳細には案内ピン7の鍔部7a)は、レール2に備わる床1側を向く被押圧面2cを押圧して、乗物用座席3のガタが止められる。すなわち、押圧部材11(詳細には案内ピン7の鍔部7a)が、床1側を向く被押圧面2cを押圧すると、その反作用として、この乗物用座席3が、床1側、つまりはレール2側に引き付けられて、乗物用座席3のガタが止められる。このように、固定手段8が固定状態にあるときには、この乗物用座席3は、移動が阻止されるとともに、レール2側に引き付けられてガタが止められるので、この座席3は、レール2に沿う所要位置に確実に固定される。特に、乗物用座席3は、押圧部材11によってレール2側に引き付けられることで、レール2に安定して固定される。しかも、図示実施の形態においては、レール2を脚部6(詳細には、固定フレーム13)と、押圧部材11(詳細には、案内ピン7の鍔部7a)とで挟み込むこととなり、この乗物用座席3は、レール2に一層安定して固定される。一方、乗物用座席3は、ロック部材9が、第1移動手段10によって、離脱位置に移動すると、そのロック部材9は、前記凹部2dとの掛け止めが外れる。そして、押圧部材11が、第2移動手段12によって、離間位置に移動すると、その押圧部材11(詳細には、案内ピン7の鍔部7a)は、前記被押圧面2cから離れる。こうして、固定手段が解除状態にあるときには、この乗物用座席3は、レール2に沿って移動可能となる。
【0025】
また、乗物用座席3は、第1移動手段10と第2移動手段12とが、共通の操作部Hを備えているので、その共通の操作部Hを操作することで、ロック部材9および押圧部材11を移動させれば、この座席3を、固定したりあるいは移動可能にすることができる。このように、共通の操作部Hを操作することで、この乗物用座席3を簡単に固定したり移動可能にしたりすることができる。しかも、第1移動手段10と第2移動手段12とは、共通のカム15を備えて、そのカム15の回動により、ロック部材9および押圧部材11が移動するので、この固定手段8の構造を簡単化することができる。
【0026】
また、操作部Hを操作するための鍵18が挿入される鍵孔17aは、固定手段8が固定状態にあるときのみ鍵18が挿脱可能となっている(図11、図12参照)。したがって、鍵18が、鍵孔17aから抜き取られた状態では、乗物用座席3は、固定されて、この座席3が、不用意に移動することを防ぐことができる。すなわち、乗物用座席3を固定しなければ鍵18を抜き取ることができないので、その固定忘れによる座席3の不用意な動きを防止することができる。
【0027】
また、固定手段8を、半固定状態にすることで、ロック部材9がレール2の上面2e上にあるときには、そのロック部材9がレール2の上面2e上をスライドするようにして、この乗物用座席3は、レール2に沿って移動することができる(図8参照)。そして、レール2の上面2e上をスライドするロック部材9が、レール2の上面2eに形成された凹部2d部分に来ると、ロック部材9は、凹部2dに嵌まり、この乗物用座席3は、その移動が阻止される(図9参照)。このように、半固定状態においては、乗物用座席3をレール2に沿って移動させると、座席3が所要位置に来たときに、ロック部材9が凹部2dに嵌まり、それ以上の座席3の移動が阻止されるので、この座席3を簡単に所要位置に移動させることができる。すなわち、レール2に沿う所要位置に固定されている乗物用座席3を、他の所要位置に移動させるには、(例えば、操作部Hを鍵18で操作することにより、)固定手段8を固定状態から解除状態に変移させる(図6参照)。そして、その解除状態で、乗物用座席3をレール2に沿って若干動かし、ここで、(例えば、操作部Hを鍵18で操作することにより、)固定手段8を解除状態から半固定状態に変移させる(図8参照)。すると、ロック部材9は、レール2の上面2e側に弾性的に付勢されて、その上面2eに当接する。その後、乗物用座席3を、前記他の所要位置まで動かすと、ロック部材9は、レール2の上面2e上をスライドし、凹部2d部分で、その凹部2dに嵌まる(図9参照)。こうして、乗物用座席3は、それ以上の移動が阻止される。そこで、(例えば、操作部Hを鍵18で操作することにより、)固定手段8を半固定状態から固定状態に変移させて、この乗物用座席3を固定する(図4参照)。
【0028】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、本発明に係る座席は、乗物用座席3に限定されず、劇場用座席等、その他の座席であってもよい。そして、取付部は、床1でなくとも、壁等であってもよく、また、それら床と壁の両者であってもよい。そして、取付部が壁である場合には、レール2が壁に敷設されるとともに、固定手段8が背当て5bの背面に設けられてもよい。
【0029】
また、レール2は、座席3が前後方向に移動するように、その前後方向に延びているが、座席3が左右方向に移動するように、その左右方向に延びていてもよく、また、例えば円を描く方向等に移動するように、その円の周方向等に延びていてもよい。また、レール2は、2本設けられているが、3本あるいはその他の本数設けられてもよい。そして、レール2が複数本設けられる場合には、固定手段8は、各レール2に対応して設けられてもよいが、それらレール2のうちのいずれかのレール2に対応して設けられてもよい。そして、この固定手段8が、複数のレール2に対応して設けられる場合には、各固定手段8のシャフト14を連結部材によって連結することで、操作部Hを、複数の固定手段8に対する共通の操作部としてもよい。
【0030】
また、座席3は、1人掛けであってもよく、2人掛けであってもよく、また、3人掛け以上であってもよい。
【0031】
また、第1移動手段10と第2移動手段12とは、共通の操作部Hを備え、さらに、共通のカム15を備えているが、別々の操作部、あるいは別々のカムを備えていてもよい。
【0032】
また、第1および第2移動手段10、12には、カム機構を用いているが、リンク機構等その他の機構を用いてもよい。
【0033】
また、固定手段8は、固定状態、解除状態、そして半固定状態に変移可能となっているが、参考例として、この半固定状態はなくともよい。
【0034】
また、半固定状態において、ロック部材9が、レール2の上面2e上にあるときのカム15の回動位置と、凹部2dに嵌まったときのカム15の回動位置とは異なっているが、カム15の第1ガイド部15aにおける、ロック部材9が移動する方向の遊び(図示実施の形態においては、上下方向の遊び)を大きくすれば、カム15の前記それぞれの回動位置を同一にすることができる。
【0035】
また、レール2における掛止部は、レール2の上面2eに形成された凹部2dでなくとも、例えば、溝2aの底面に形成された凹部等であってもよい。
【0036】
また、レール2における被押圧面2cは、開口縁部2bの裏面でなくとも、床1(取付部)側を向く面であれば、いずれの面であってもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上、詳述したところから明らかなように、この発明に係る座席および座席装置によれば、次の効果がある。
【0038】
請求項1もしくは2に記載された座席、または、請求項7もしくは8に記載された座席装置によれば、座席は、固定手段が固定状態にあると、移動が阻止されるとともに、レール側に引き付けられてガタが止められるので、この座席は、レールに沿う所要位置に確実に固定される。また、固定手段を半固定状態にして、座席をレールに沿って移動させれば、座席が所要位置に来たときに、ロック部材が凹部に嵌まって、それ以上の座席の移動が阻止されるので、この座席を簡単に所要位置に移動させることができる。
【0039】
また、請求項3または4に記載された座席によれば、加えて、第1移動手段と第2移動手段とは、共通の操作部を備えているので、その共通の操作部を操作することで、この座席を、固定したりあるいは移動可能にすることができる。
【0040】
また、請求項5に記載された座席によれば、加えて、操作部を操作するための鍵が挿入される鍵孔は、固定手段が固定状態にあるときのみ鍵が挿脱可能となっているので、鍵が、鍵孔から抜き取られた状態では、座席は、固定されて、この座席が、不用意に移動することを防ぐことができる。
【0041】
また、請求項6に記載された座席によれば、加えて、座席は、滑り材によって、レール上を滑りながら移動するので、この座席を楽に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る座席および座席装置の一実施の形態の、側面図である。
【図2】 同じく、拡大正面図である。
【図3】 同じく、要部拡大側面図である。
【図4】 同じく、固定状態での要部拡大側面図である。
【図5】 同じく、固定状態での要部拡大正面図である。
【図6】 同じく、解除状態での要部拡大側面図である。
【図7】 同じく、解除状態での要部拡大正面図である。
【図8】 同じく、半固定状態での、ロック部材がレールの上面上に位置するときの要部拡大側面図である。
【図9】 同じく、半固定状態での、ロック部材が凹部に嵌まったときの要部拡大側面図である。
【図10】 同じく、レールの斜視図である。
【図11】 同じく、カバーの鍵孔を示す要部拡大図である。
【図12】 同じく、鍵の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 床(取付部) 2 レール
2a 溝 2b 開口縁部
2c 被押圧面 2d 凹部(掛止部)
2e 上面(延設面) 3 乗物用座席(座席)
5 座席本体 6 脚部
8 固定手段 9 ロック部材
10 第1移動手段 11 押圧部材
12 第2移動手段
13a 滑り材 14 シャフト(回動軸)
15 カム 17 カバー
17a 鍵孔 18 鍵
H 操作部

Claims (8)

  1. 床あるいは壁等の取付部に配備されて、その取付部に敷設されるレールに沿って移動可能な座席であって、
    この座席を前記レールに沿う所要位置に固定する固定状態と、その固定を解除する解除状態と、半固定状態とに変移可能な固定手段を有し、
    前記固定手段は、ロック部材と、そのロック部材を移動させる第1移動手段と、押圧部材と、その押圧部材を移動させる第2移動手段とを備え、
    前記ロック部材は、前記第1移動手段によって、前記座席の移動を阻止すべく前記レールの長手方向に延びる延設面に形成された凹部に掛け止められるようにその凹部に嵌まるロック位置と、その掛け止めが外れるように前記凹部から抜け出る離脱位置との間を移動し、
    前記押圧部材は、前記第2移動手段によって、前記座席のガタを止めるべく前記座席を前記レール側に引き付けるように前記レールに備わる前記取付部側を向く被押圧面を押圧する押圧位置と、その被押圧面から離れる離間位置との間を移動し、
    前記固定状態では、前記ロック部材が前記ロック位置に位置するとともに、前記押圧部材が前記押圧位置に位置し、また、
    前記解除状態では、前記ロック部材が前記離脱位置に位置するとともに、前記押圧部材が前記離間位置に位置し、
    前記半固定状態では、前記押圧部材は、前記離間位置に位置し、かつ、前記ロック部材は、前記延設面側に弾性的に付勢されて、前記延設面上をスライド可能となるとともに、前記凹部部分で、その凹部に嵌まることを特徴とする座席。
  2. 前記座席は、座席本体と、その座席本体を支える脚部とを有し、その脚部の下端部分に前記固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の座席。
  3. 前記第1移動手段と、前記第2移動手段とは、共通の操作部を備え、その操作部を操作することにより、前記ロック部材および前記押圧部材が移動することを特徴とする請求項1または2に記載の座席。
  4. 前記第1移動手段と、前記第2移動手段とは、共通のカムを備え、そのカムの回動軸に前記操作部が設けられ、前記カムの回動により、前記ロック部材および前記押圧部材が移動することを特徴とする請求項3に記載の座席。
  5. 前記固定手段は、前記操作部を操作するための鍵が挿入される鍵孔が明けられたカバー体を備え、
    前記鍵孔は、前記固定状態でのみ、前記鍵が挿脱可能となるように形成されていることを特徴とする、請求項3または4に記載の座席。
  6. 前記脚部には、滑りをよくするために、前記レールの上面と接する滑り材が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の座席。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の座席と、前記レールとからなる座席装置。
  8. 前記レールの前記延設面には、その長手方向に溝が形成されて、
    前記溝は、その開口端に、互いに対向する側に突出する開口縁部を備え、
    前記開口縁部の裏面が前記被押圧面となり、前記凹部は、前記開口縁部を、前記溝の内外に貫通するように形成されることを特徴とする、請求項7に記載の座席装置。
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