JP4013575B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微生物を利用して生ごみを発酵分解処理するようにした生ごみ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
微生物を利用して生ごみを発酵分解処理するようにした生ごみ処理装置は、従来から実開平6−34784号公報や特開平8−173983号公報等によって知られている。この生ごみ処理装置は、バイオチップと称される微生物を生息させた木質細片などを生ごみ処理材として発酵分解室内に充填してあり、生ごみ処理装置に設けた生ごみ投入口から発酵分解室に生ごみを投入して供給し、生ごみと生ごみ処理材とを攪拌しながら、生ごみ処理材に生息させた微生物の働きで生ごみを発酵させることによって分解処理するようになっている。
【0003】
そして、微生物による生ごみの分解反応は、温度、酸素量、水分量等の要因に大きく影響されるものであり、要因のどれか一つが適正範囲から外れると、分解反応は進み難くなる。そのために、生ごみ処理材の攪拌手段、生ごみ処理材の加熱手段、通風手段などを生ごみ処理装置に設け、発酵分解室内の環境を分解反応に好適な範囲に保つことが行なわれている。
【0004】
しかし、主として家庭などで使用される生ごみ処置装置において、使用者は生ごみの量や種類を厳密に把握しながら投入するものではないので、想定された定格量以上の生ごみを投入したり、油などの処理に時間のかかるものが多量に投入されたりすることが多く、発酵分解室内の環境が分解反応に好適な範囲から外れ、さらに分解に寄与する微生物の生息に必要な条件範囲から外れ、分解が停止してしまうことがあった。そしてこの場合、生ごみ処理材のpHが低下し、いわゆる酸敗状態となって、投入した生ごみが腐敗した状態のまま発酵分解室内に残留することになり、生ごみ処理材を発酵分解室から全量取り出し、新しい生ごみ処理材と交換しなければならなくなるという問題が生じる。またこのような酸敗を防止するためには、生ごみ処理材の使用容量を大きくするのが有効であるが、このようにすると生ごみ処理装置が大きくなってしまい、設置面積が必要となったり価格が高くなるなどの問題があった。
【0005】
そこで、生ごみ処理装置に生ごみ貯蔵室2を設け、生ごみ1をこの生ごみ貯蔵室2に投入することによって、生ごみ1を一旦この生ごみ貯蔵室2に貯蔵した後、生ごみ供給装置6によって単位時間当たり所定量以下の生ごみ1を発酵分解室4に供給するようにし、想定された定格量以上の生ごみが発酵分解室4に供給されないようにして、発酵分解室4内が酸敗状態にならないようにすることが行なわれている。
【0006】
図17はこのような生ごみ貯蔵室2の一例を示すものであり、生ごみ貯蔵室2の下端部の側面に供給口23が設けてあって、この供給口23が発酵分解室4に接続されている。生ごみ供給装置6はスクリュー軸17の外周に螺旋状のスパイラル羽根18を設けたスクリュー19で形成されるものであり、先部を供給口23に差し込んだ状態で生ごみ貯蔵室2の下端部内に配置してある。スクリュー19は、スクリュー軸17を生ごみ貯蔵室2の外部に設けた電動機24で回転することによって駆動されるようになっている。
【0007】
そして、スクリュー軸17を回転させてスクリュー19を駆動させることによって、スパイラル羽根18による搬送作用で生ごみ貯蔵室2内の生ごみ1をスクリュー軸17に沿って搬送し、時間当たり所定量以下の生ごみ1が供給口23から発酵分解室4に供給されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、生ごみ1は水分を含んでいて流動し難く固まり易いので、図18に示すように、生ごみ供給装置6の上側で生ごみ1が集合して生ごみ貯蔵室2内でブリッジを形成し、生ごみ1を生ごみ供給装置6で搬送できなくなって発酵分解室4に生ごみ1を供給することができなくなることがあるという問題があった。また、生ごみ貯蔵室2に投入される生ごみ1が丸野菜のように大きい場合、生ごみ1を供給口23に通過させることができず、この場合も発酵分解室4に生ごみ1を供給することができなくなることがあるという問題があった。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、生ごみ貯蔵室から生ごみが発酵分解室に供給できなくなることを防止することができる生ごみ処理装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る生ごみ処理装置は、生ごみ1を貯蔵する生ごみ貯蔵室2と、微生物を生息させた生ごみ処理材3を収容し、生ごみ貯蔵室2から供給される生ごみ1を生ごみ処理材3と攪拌して生ごみ1の発酵分解処理を行なう発酵分解室4とを具備して形成される生ごみ処理装置において、単位時間当り所定量以下の生ごみ1を発酵分解室4へと搬送する生ごみ供給装置6を生ごみ貯蔵室2の下部内に配置して設けると共に、生ごみ供給装置6の上側近傍に生ごみ貯蔵室2内の生ごみ1を攪拌する複数の生ごみ攪拌装置7を並設して成ることを特徴とするものである。
【0011】
また請求項1の発明は、生ごみ貯蔵室2内に、生ごみ供給装置6と複数の生ごみ攪拌装置7との間において、略三角柱形状の破砕歯8を配置して設けて成ることを特徴とするものである。
【0012】
また請求項の発明は、請求項において、生ごみ攪拌装置7を回転軸9と回転軸9に突出して設けられる複数の攪拌羽根10から形成し、回転軸9を平行に配置して並設される生ごみ攪拌装置7の攪拌羽根10の回転範囲が相互に交差するように、隣合う生ごみ攪拌装置7を配設して成ることを特徴とするものである。
【0013】
また請求項の発明は、請求項において、生ごみ攪拌装置7の回転軸9の軸方向に隣合う攪拌羽根10の間隔を、生ごみ貯蔵室2に投入される生ごみ1のうち破砕が必要な生ごみ1の外径寸法よりも小さい寸法に設定して成ることを特徴とするものである。
【0014】
また請求項の発明は、請求項2又は3において、生ごみ攪拌装置7の回転軸9に複数突設される攪拌羽根10の各先端間に螺旋状に接続して掃除用プレート11を設け、掃除用プレート11が生ごみ貯蔵室2内の表面に近接するように生ごみ攪拌装置7を配置して成ることを特徴とするものである。
【0015】
また請求項の発明は、請求項2又は3において、生ごみ攪拌装置7の回転軸9に複数突設される攪拌羽根10の各先端に掃除用プレート12を設け、掃除用プレート12が生ごみ貯蔵室2内の表面に近接するように生ごみ攪拌装置7を配置して成ることを特徴とするものである。
【0016】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、生ごみ貯蔵室2の上部に外方へ向け下り傾斜する傾斜面13を形成すると共にこの傾斜面13に生ごみ投入口5を設け、複数の生ごみ攪拌装置7のうち生ごみ投入口5に近い位置に配置される生ごみ攪拌装置7の回転方向を、生ごみ投入口5から生ごみ貯蔵室2内に投入された生ごみ1を生ごみ貯蔵室2の下部に移動させる方向に設定して成ることを特徴とするものである。
【0017】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、複数の生ごみ攪拌装置7の回転方向を、生ごみ貯蔵室2内の生ごみ1を生ごみ供給装置6の側へ移動させる方向に設定して成ることを特徴とするものである。
【0018】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、生ごみ投入口5に密閉構造の蓋14を設けて成ることを特徴とするものである。
【0019】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、生ごみ貯蔵室2内を負圧にする排気手段15を設けて成ることを特徴とするものである。
【0020】
また請求項10の発明は、請求項において、生ごみ貯蔵室2に排気手段15を接続すると共に生ごみ貯蔵室2に吸気口16を設けて成ることを特徴とするものである。
【0021】
また請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれかにおいて、生ごみ供給装置6をスクリュー軸17の外周にスパイラル羽根18を設けたスクリュー19で形成し、スパイラル羽根18の1ピッチの寸法をスパイラル羽根18の直径よりも小さく形成して成ることを特徴とするものである。
【0022】
また請求項12の発明は、請求項1乃至11のいずれかにおいて、生ごみ貯蔵室2内の表面を研磨あるいはコーティングして平滑面に形成して成ることを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0024】
図13は本発明に係る生ごみ処理装置の一例の概略の構成を示すものであり、生ごみ1を貯蔵する生ごみ貯蔵室2と、微生物を生息させた生ごみ処理材3を収容する発酵分解室4とを具備して生ごみ処理装置を形成するようにしてある。生ごみ貯蔵室2の下端部と発酵分解室4の下端部とは供給口23によって連通させてある。生ごみ貯蔵室2の上部には生ごみ投入口5が設けてあり、生ごみ貯蔵室2の下端部内には生ごみ供給装置6が配置して設けてある。またこの生ごみ供給装置6の上側において生ごみ貯蔵室2内には生ごみ攪拌装置7が設けてある。生ごみ供給装置6は電動機26によって、生ごみ攪拌装置7は電動機27によってそれぞれ駆動されるようにしてある。
【0025】
発酵分解室4内には攪拌装置28が設けてある。この攪拌装置28は水平方向に配置される回転軸29の外周に上下方向に複数本の攪拌羽根30を突設して形成されるものであり、電動機31で回転軸29を回転させることによって、攪拌装置28を駆動させるようにしてある。この攪拌装置28の電動機31及び上記の生ごみ供給装置6の電動機26、生ごみ攪拌装置7の電動機27はそれぞれ制御盤32によって作動を制御するようにしてある。
【0026】
そして、生ごみ1が生ごみ供給装置6によって生ごみ貯蔵室2から供給口23を通して発酵分解室4に供給されると、攪拌装置28によって生ごみ1は生ごみ処理材3と混合され、生ごみ処理材3に生息している微生物によって生ごみ1が発酵分解される。ここで、一般的に生ごみ1が分解する反応は次の反応式で表される。
・炭水化物の分解
m(H2O)n+mO2 → mCO2+nH2O …(式1)
・蛋白質、脂質の分解
xyzp+aO2 → Cuvwq+bCO2+dH2O+eNH3 …(式2)
式1及び式2にみられるように、生ごみ1を分解反応させるには酸素が必要であり、生ごみ1の分解に伴って炭酸ガス、アンモニア、水等が発生する。
【0027】
一方、分解反応に必要な酸素が微生物に十分に供給されないと、次のような反応で有機酸が生成され、生ごみ処理材3のpHが低下してしまう。
【0028】
6126 → 3CH3COOH …(式3)
これは、通常は生ごみ1に支配的に作用する好気性菌による式1のような反応が、嫌気性菌による式3のような反応に傾くためである。そして通常の生ごみ1の分解過程では多少の有機酸が生成されたとしても式1のように炭酸ガスにまで酸化されてしまうか、生ごみ処理材3に含まれるアルカリ成分で中和され、pHを大きく低下させるまでには至らない。ところが、定格量以上の生ごみ1が発酵分解室4に投入されたり、発酵分解室4内での分解反応が活発で炭酸ガスが多く発生しているときに多量の生ごみ1が投入されたりすると、式3のような有機酸生成反応が支配的になり、生ごみ処理材3のpHが7〜6以下に低下する。
【0029】
ここで、図14は生ごみ処理材3のpHと生ごみ1の分解速度との関係を示すグラフであり、生ごみ処理材3のpHが7〜6以下に低下すると、生ごみ1の分解反応は停止してしまう(これを一般に酸敗と称している)ことを示している。また図15は発酵分解室4に生ごみを投入してからの経過時間と生ごみ処理材3の温度及び発酵分解室4内の炭酸ガス濃度との関係を示すグラフであり、生ごみ1の投入直後から炭酸ガス濃度は増加し、5時間程度でピークに達することを示している。炭酸ガス濃度が増加しているということは酸素が消費されているということであり、酸素不足が生じているということを意味している。そして図16は生ごみ1を発酵分解室4に投入してからの経過時間と発酵分解室4内の生ごみ処理材3のpHとの関係を示すものであるが、図16中の破線にみられるように、生ごみ1の投入から5時間前後でpHが最も低下する傾向があり、炭酸ガスの発生に伴う酸素不足から嫌気性菌による式3の有機酸生成が増加していることを示している。
【0030】
図16において、破線は1日に発生する生ごみ1を一括して発酵分解室4に投入したときの、投入からの経過時間と生ごみ処理材3のpHの関係を示すものであるが、実線は1日に発生する生ごみ1を1日6回に分けて発酵分解室4に投入したときの、投入からの経過時間と生ごみ処理材3のpHの関係を示すものであり、この場合にはpHの低下が小さくなる傾向にあるのがわかる。すなわち、生ごみ1を一括して発酵分解室4に投入する場合のように単位時間当たりの生ごみ1の投入量が多いと、pHが大きく低下して酸敗が発生するおそれがあるが、生ごみ1を分割して発酵分解室4に投入する場合のように単位時間当たりの生ごみ1の投入量が少ないと、pHの低下が小さく酸敗が発生することを防ぐことができるのである。発酵分解室4への生ごみ1の投入は、このように間欠的に複数回に分割して行なう他に、連続的に定量を供給するようにして行なうようにしても同様な効果を得ることができる。例えば、生ごみ1の処理量が30kg/日の場合、1.25kg/時を超えないように、さらには21g/分を超えないように、生ごみ1の投入量を設定することによって、pHの低下を抑えて酸敗が発生することを防ぐことができるものである。
【0031】
そこで本発明では、台所や厨房などで発生する生ごみ1を生ごみ貯蔵室2に投入し、生ごみ貯蔵室2に生ごみ1を一旦貯蔵した後、生ごみ供給装置6で生ごみ貯蔵室2から発酵分解室4に間欠的に、あるいは定量を連続的に供給することによって、単位時間当たり所定量以下の生ごみ1を発酵分解室4に供給するようにし、酸敗の発生を確実に防ぐようにしたものである。
【0032】
図1は生ごみ貯蔵室2の実施の形態の一例を示すものであり、既述の図13では生ごみ貯蔵室2と発酵分解室4を一体化した構造の生ごみ処理装置を示したが、図1の実施の形態では、生ごみ貯蔵室2を発酵分解室4とは独立した生ごみ貯蔵器33に設けるようにしてある。
【0033】
生ごみ貯蔵室2は、図1(b)に示すように対向する一対の側壁を水平面に対して垂直な壁面2a,2aとして形成してある一方、図1(a)に示すように幅方向に対向する他の一対の側壁をそれぞれ外方へ向けて斜め上方に傾斜する傾斜壁面2b、2bとして形成することによって、上部の幅が広く下部の幅が狭いホッパー形状に形成してあり、上面には生ごみ投入口5が設けてある。また生ごみ貯蔵室2の一方の垂直壁面2aの下端部には供給筒34を突設して供給口23を形成し、この供給筒34の先端を発酵分解室4に接続することによって、供給口23を介して発酵分解室4と生ごみ貯蔵室2とを連通させるようにしてある。
【0034】
生ごみ貯蔵室2の底面の幅方向の中央部には断面半円形の供給溝35が傾斜壁面2bと平行に凹設してあり、供給溝35は供給筒34に連通させてある。生ごみ供給装置6は図2に示すようにスクリュー軸17の外周に軸方向に沿って螺旋状のスパイラル羽根18を設けたスパイラル型のスクリュー19として形成されるものであり、上記の供給溝35に下部の半分を収めた状態で生ごみ貯蔵室2内に水平に配設してある(図1(b)においては生ごみ供給装置6の図示は省略)。
【0035】
また生ごみ貯蔵室2内には生ごみ供給装置6の上方位置において生ごみ攪拌装置7が設けてある。生ごみ攪拌装置7は回転軸9の外周に複数本の攪拌羽根10を突設して形成してあり、回転軸9を生ごみ供給装置6のスクリュー軸17と平行に配置して設けてある。攪拌羽根10は直線状の棒状体として形成されるものであり、回転軸9に対して垂直に突出させてある。そして攪拌羽根10は回転軸9の軸方向に沿って等間隔で複数箇所に設けてあり、軸方向から見て各攪拌羽根10は等角度で振り分けられるように突設してある。図1の実施の形態では各攪拌羽根10は120°の角度で振り分けるようにしてある。
【0036】
このように形成される生ごみ攪拌装置は生ごみ貯蔵室2内に複数設けられるものであり、図1の実施の形態では2つの生ごみ攪拌装置7を設けるようにしてある。各生ごみ攪拌装置7は回転軸9を同じ高さ位置において平行に配置してあり、両生ごみ攪拌装置7の回転軸9の間の中央の下方に生ごみ供給装置6が位置するように、各生ごみ攪拌装置7を配置してある。この生ごみ攪拌装置7は回転軸9を生ごみ貯蔵室2の外部に設けた電動機27で回転させることによって駆動されるようにしてあり、また上記の生ごみ供給装置6はスクリュー軸17を生ごみ貯蔵室2の外部に設けた電動機26で回転させることによって駆動されるようにしてある。尚、生ごみ供給装置6と生ごみ攪拌装置7は図2のように別の電動機26,27で個別に駆動させるようにする他、図1のように1つの電動機32で生ごみ供給装置6と生ごみ攪拌装置7を駆動させるようにしてもよい。
【0037】
上記のように生ごみ貯蔵室2内に1つの生ごみ供給装置6と2つの生ごみ攪拌装置7,7を配置することによって、生ごみ供給装置6と生ごみ攪拌装置7,7の間に縦断面三角形状の空間部が形成されるが、この空間部に適合した縦断面三角形の三角柱形状に形成された破砕歯8が、この空間部に配置してある。破砕歯8は鋭角に形成された稜が上方を向くように生ごみ供給装置6や生ごみ攪拌装置7と平行に配置されるものであり、長手方向の両端を生ごみ貯蔵室2の垂直壁面2aに支持させることによって、生ごみ貯蔵室2内に固定して配置してある。また三角柱形状の破砕歯8の生ごみ供給装置6や生ごみ攪拌装置7に対向する各面は、生ごみ供給装置6のスパイラル羽根18の先端の回転軌跡や、生ごみ攪拌装置7の攪拌羽根10の先端の回転軌跡に沿った曲率の凹曲面に形成してあり、生ごみ供給装置6や生ごみ攪拌装置7の回転に干渉することなく破砕歯8を生ごみ供給装置6や生ごみ攪拌装置7に近接させて配置できるようにしてある。
【0038】
しかして、上記のように形成される生ごみ貯蔵室2に貯蔵された生ごみ1を発酵分解室4に供給するにあたって、生ごみ供給装置6のスクリュー19を回転駆動させると、スパイラル羽根18の回転による推進力で生ごみ貯蔵室2の下部内の生ごみ1をスクリュー9の先部方向へ搬送することができ、生ごみ貯蔵室2内に大量に生ごみ1を投入しても、時間当たり所定量以下の生ごみ1を供給口23を通して発酵分解室4に供給することができるものである。またスクリュー19によってこのように生ごみ1を搬送する際に、スパイラル羽根18による剪断作用で生ごみ1を粉砕し、発酵分解室4内で分解し易い形態にすることもできるものである。
【0039】
このとき、生ごみ攪拌装置7も同時に回転駆動されており、生ごみ貯蔵室2内の生ごみ1は生ごみ攪拌装置7の攪拌羽根10で攪拌されている。従って、この攪拌で生ごみ1が集合して固まることを防ぐことができ、既述の図18のように生ごみ供給装置6の上方で生ごみ1が集合してブリッジを形成することを防止できるものであり、生ごみ攪拌装置7で生ごみ1を生ごみ貯蔵室2の下部に移動させて、生ごみ供給装置6による発酵分解室4への生ごみ1の供給を支障なく行なうことができるものである。また、生ごみ貯蔵室2内の生ごみ1を生ごみ攪拌装置7で攪拌することによって、異なる種類の生ごみ1が混在した状態にすることができるものであり、油など分解され難いものが集まった状態で発酵分離室4に供給されることを防ぐことができるものである。
【0040】
また、生ごみ貯蔵室2は上部の幅が広く下部の幅が狭いホッパー形状に形成してあるので、生ごみ貯蔵室2内の生ごみ1は傾斜壁面2bを滑って落下すると共に生ごみ貯蔵室2の下部の中央部へ移動し、生ごみ供給装置6の上方でブリッジが形成されることを防止できるものである。この傾斜壁面2bの水平面に対する傾斜角度は60°程度が最も好ましいが、90°未満、45°以上の間で任意に設定することができる。このように生ごみ貯蔵室2を傾斜壁面2bを両側に有するホッパー形状に形成することによって、ごみ投入口5から投入された生ごみ1は傾斜壁面2bを滑って落下し、生ごみ1が生ごみ貯蔵室2の底面に直接落下して衝突することを防ぐことができ、生ごみ貯蔵室2が破損することを防止することができるものである。傾斜壁面2bを滑った生ごみ1は傾斜壁面2bと底面2dとの間の凹曲面2cを滑り、生ごみ供給装置6の近傍の底面2dに達する。底面2dは水平に形成してあるが、斜面にして生ごみ1が生ごみ供給装置6の側へ滑るようにしてもよい。底面2dがこのように水平であっても、生ごみ攪拌装置7によって生ごみ1は生ごみ供給装置6の側へ押しやられるので問題はない。
【0041】
ここで、生ごみ攪拌装置7は生ごみ貯蔵室2内に複数設けてあるので、各生ごみ攪拌装置7で生ごみ1を攪拌する際に、生ごみ攪拌装置7の間で生ごみ1が剪断作用を受け、生ごみ貯蔵室2内の生ごみ1を破砕することができるものである。従って、白菜やキャベツなどの丸野菜がそのまま生ごみ1として生ごみ投入口5から生ごみ貯蔵室2に投入されても、この大きな生ごみ1は生ごみ攪拌装置7間の剪断作用で破砕されるものであり、大きな生ごみ1が供給口23を通過せず発酵分解室4に生ごみ1を供給することができなくなるようなことを防ぐことができ、生ごみ供給装置6で生ごみ1を発酵分解室4に安定して供給することができるものである。このように生ごみ1を粉砕する剪断作用を高く得るために、生ごみ攪拌装置7の攪拌羽根10を棒状体で形成するのが好ましく、大型のキャベツや白菜などを容易に破砕することができるものである。
【0042】
また、生ごみ攪拌装置7で攪拌しならが生ごみ1を下方の生ごみ供給装置6の側に移動させる際に、生ごみ1は破砕歯8に押さえ付けられることになり、生ごみ攪拌装置7と破砕歯8との間や、生ごみ供給装置6と破砕歯8との間で、生ごみ1はそれぞれ剪断作用を受けて破砕されるものであり、大きな生ごみ1を破砕歯8でより確実に破砕することができ、生ごみ供給装置6による生ごみ1の供給を一層安定して行なうことができるものである。
【0043】
図1の実施の形態では、隣合う生ごみ攪拌装置7の攪拌羽根10の先端の回転軌跡Lが離れるように、生ごみ攪拌装置7を形成したが、図3(a)に示すように、隣合う生ごみ攪拌装置7の攪拌羽根10の先端の回転軌跡Lが重なり合うように、生ごみ攪拌装置7を形成するようにしてもよい。すなわち、隣合う各生ごみ攪拌装置7において、各攪拌羽根10の長さを回転軸9,9間の距離の半分より長く且つ回転軸9,9間の距離のよりは短く形成することによって、隣合う生ごみ攪拌装置7の攪拌羽根10の先端の回転軌跡Lが重なり合うようにしてある。このようにして隣合う生ごみ攪拌装置7の攪拌羽根10の回転範囲を相互に交差させると、隣合う生ごみ攪拌装置7の攪拌羽根10の間に大きな生ごみ1が挟まれ、この大きな生ごみ1を強い剪断作用で強力に破砕することができるものである。このとき、隣合う生ごみ攪拌装置7の攪拌羽根10同士がぶつかり合わないように、図3(b)のように対応する攪拌羽根10が常に同じ方向を向くように隣合う生ごみ攪拌装置7を同期回転させたり、あるいは隣合う生ごみ攪拌装置7において攪拌羽根10の位置を回転軸9の軸方向にずらして設けたりするのが好ましい。
【0044】
また、上記のように生ごみ攪拌装置7を回転軸9の外周に攪拌羽根10を突設して形成するにあたって、回転軸9の軸方向に隣合う攪拌羽根10の間隔(取付けピッチP)を、生ごみ貯蔵室2に投入される生ごみ1のうち破砕が必要な大きさの生ごみ1の最小物の外径寸法よりも小さい寸法に設定するのが好ましい。図4(a)に示すように、攪拌羽根10の取付けピッチPが大きいと、隣合う攪拌羽根10の先端間の距離が大きくなって、破砕が必要な丸野菜などの生ごみ1が攪拌羽根10の間から洩れて破砕され難くなるが、図4(b)に示すように、攪拌羽根10の取付けピッチPが小さいと、隣合う攪拌羽根10の先端間の距離が小さくなって、破砕が必要な丸野菜などの生ごみ1を攪拌羽根10によって確実に捉え、この生ごみ1をスックリュー19や破砕歯8に押し付けて確実に破砕することができるものである。生ごみ1の直径が供給口23の半径とスクリュー19のスクリュー軸17の半径の差よりも大きいと、供給口23を通過させることができないので、これよりも大きな生ごみ1は破砕が必要である。従って破砕が必要な大きさの生ごみ1の最小物の直径は供給口23の半径とスクリュー軸17の半径の差の寸法であり、攪拌羽根10の取付けピッチPはこれよりも小さい寸法に設定されるものである。
【0045】
また、上記のように生ごみ供給装置6をスクリュー軸17の外周に軸方向に沿って螺旋状のスパイラル羽根18を設けたスクリュー19として形成するにあたって、図5に示すように、スパイラル羽根18はそのピッチPがスパイラル羽根18の直径(スクリュー19の直径)Dよりも小さくなるように形成するのが好ましい。このようにピッチPが直径Dよりも小さくなるようにスパイラル羽根18を形成すると、スパイラル羽根18の傾斜角度θが小さくなってスクリュー軸17に対して直角に近くなるので、生ごみ1の搬送の速度を落として負荷を軽減することができ、粉体状などの生ごみ1が生ごみ供給装置6に詰まることを防ぐことができるものである。一般には、スパイラル羽根18のピッチPはスパイラル羽根18の直径Dの1倍未満、0.75倍以上に設定するのが好ましく、粉体など摩耗性が高く流動性の悪い生ごみ1を搬送する場合には0.75倍を選択するのがよい。
【0046】
図6は本発明の他の実施の形態を示すものであり、生ごみ攪拌装置7を回転軸9の外周に軸方向に沿って複数の攪拌羽根10を突設して形成するにあたって、図6(a)のように螺旋状の掃除用プレート11を回転軸9を囲むように配置すると共に攪拌羽根10の各先端間にこの掃除用プレート11を接続するようにしてある。この掃除用プレート11としては金属材などで形成することができる。そしてこの掃除用プレート11が図6(b)のように生ごみ貯蔵室2の内壁面に微小間隙を介して近接するように、生ごみ攪拌装置7を配置してある。掃除用プレート11を生ごみ貯蔵室2の内壁面に接触させるようにしてもよいが、生ごみ貯蔵室2の摩耗を防ぐために、微小間隙を介して近接させるのが好ましい。
【0047】
このように掃除用プレート11を設けた生ごみ攪拌装置7を回転駆動すると、回転駆動に伴って掃除用プレート11が生ごみ貯蔵室2の内壁面に近接して摺接し、生ごみ貯蔵室2の表面に固着した生ごみ1を掻き取って除去することができると共に生ごみ貯蔵室2の表面に生ごみ1が固着することを防ぐことができるものであり、生ごみ貯蔵室2の表面に固着した生ごみ1が腐って腐臭を発することを防ぐことができるものである。
【0048】
図7の実施の形態では、生ごみ攪拌装置7の回転軸9に突設した複数の攪拌羽根10の各先端に平板状の掃除用プレート12が取り付けてある。このものにあっても、生ごみ攪拌装置7を回転駆動すると掃除用プレート11が生ごみ貯蔵室2の内壁面に近接して摺接し、生ごみ貯蔵室2の表面に固着した生ごみ1を擦りとって除去することができると共に生ごみ貯蔵室2の表面に生ごみ1が固着することを防ぐことができるものである。そしてこのものでは、掃除用プレート12は各攪拌羽根10で独立しているので、図6のものよりも掃除用プレート12の清掃などのメンテナンスが容易になるものである。
【0049】
また、生ごみ貯蔵室2の内面の表面を研磨あるいはコーティングして平滑面に形成することによって、生ごみ1が生ごみ貯蔵室2の表面に付着して固着することをより一層防止することができるものであり、生ごみ貯蔵室2の表面に付着した生ごみ1が腐臭を発することを防ぐ効果を高く得ることができるものである。ここで、生ごみ貯蔵室2の表面の研磨は例えば電解研磨で行なうことができ、またコーティングはテフロン(R)樹脂(四フッ化エチレン樹脂)などの樹脂被膜を形成する樹脂コーティングで行なうことができる。
【0050】
図8は本発明の他の実施の形態を示すものであり、生ごみ貯蔵室2の上面の側端部から側面の傾斜壁面2bの上部にかけて斜め下方へ向けて下り傾斜する傾斜面13が形成してあり、この傾斜面13に生ごみ投入口5が設けてある。また複数の生ごみ攪拌装置7のうち生ごみ投入口5に近い位置側に配置される生ごみ攪拌装置7は、その回転方向を攪拌羽根10が生ごみ投入口5からその下側の傾斜壁面2bへと下る向きに回動するように設定してあり、従って生ごみ投入口5から生ごみ貯蔵室2内に投入された生ごみ1は、この生ごみ攪拌装置7の回転駆動に伴って攪拌羽根10で生ごみ貯蔵室2の下部に押し込まれて(引き込まれて)イ矢印のように移動させられるようになっている。生ごみ投入口5から遠い位置に配置される生ごみ攪拌装置7の回転方向はどちらの向きでもよいが、生ごみ投入口5に近い上記の生ごみ攪拌装置7の回転方向と同方向に設定するのが好ましい。
【0051】
この図8のものでは、傾斜面13に生ごみ投入口5を設けて傾斜させることによって、生ごみ貯蔵室2の上面に生ごみ投入口5を設ける場合よりも、生ごみ1の貯蔵可能容積を減らすことなく生ごみ投入口5の高さを低くすることができるものであり、生ごみ1を生ごみ投入口5から生ごみ貯蔵室2に投入する作業の作業性を向上することができるものである。またこのように生ごみ投入口5の高さを低くしても、生ごみ投入口5付近の生ごみ1は生ごみ攪拌装置7の回転駆動に伴って攪拌羽根10で生ごみ貯蔵室2の下部に押し込まれるので、生ごみ投入口5の付近に生ごみ1を新たに投入するスペースを常に確保しておくことができ、生ごみ1を生ごみ投入口5に投入する作業の作業性を向上することができるものである。
【0052】
図9は本発明の他の実施の形態を示すものであり、このものでは、隣合う一対の生ごみ攪拌装置7,7の回転方向を、生ごみ攪拌装置7に突設した攪拌羽根10が他方の生ごみ攪拌装置7の側へ向けて下り回動するように、相互に逆向きに設定してある。この回転方向に生ごみ攪拌装置7,7の回転駆動させると、各生ごみ攪拌装置7,7の攪拌羽根10によって生ごみ貯蔵室2内の生ごみ1がロ矢印のように下方へ押し込まれ、この生ごみ攪拌装置7,7間の下方に位置する生ごみ供給装置6に向けて生ごみ1が落下するように移動する。このように生ごみ供給装置6のスクリュー19に生ごみ1を押し込むことができるので、スクリュー19による生ごみ1の破砕を促進することができると共に、スクリュー19による生ごみ1の搬送を促進することができるものである。
【0053】
上記の各実施の形態において、生ごみ投入口5には密閉構造の蓋14が脱着自在に設けてあり、生ごみ貯蔵室2内を密閉してある。このように生ごみ投入口5に蓋14を設けて生ごみ貯蔵室2内を密閉することによって、生ごみ貯蔵室2内の臭いが生ごみ投入口5から洩れて、生ごみ処理装置を設置した場所の環境を悪化させることを防ぐことができるものである。
【0054】
図10は密閉構造の蓋14の構成の一例を示すものであり、蓋14は蓋本体36の内面に内蓋37を一体に貼って形成してあると共に蓋本体36の外周端縁には全周に亘って内面側へフランジ片38が折り曲げて設けてある。また内蓋37の内面にはレール状の嵌合チャンネル39が取り付けてあり、この嵌合チャンネル39は生ごみ投入口5の開口形状に沿った枠状に形成してある。一方、生ごみ投入口5の開口縁には開口フランジ片40が全周に亘って外方へ突設してあり、開口フランジ片40の先端には全長に亘ってシリコンゴムなどで形成されるパッキン41が設けてある。また生ごみ投入口5を囲むように生ごみ貯蔵室2の外面には戸当りゴム42が設けてある。
【0055】
このものにあって、蓋14を生ごみ投入口5に被せて閉じると、パッキン41に嵌合チャンネル39が嵌合して密着すると共にフランジ片38が戸当りゴム42に密着し、パッキン41と戸当りゴム42により2重に密閉することができ、生ごみ貯蔵室2内の臭いが生ごみ投入口5から洩れることを確実に防ぐことができるものである。
【0056】
また生ごみ貯蔵室2の外面と蓋14の内面との間にはシリンダ型のガスダンパ43が設けてあり、蓋14の開閉時の急激な衝撃を緩和するようにしてある。さらに生ごみ投入口5の近傍において生ごみ貯蔵室2の外面には反射型の光電センサや金属感知センサなどで形成される蓋検知センサ44が取り付けてあり、生ごみ投入口5に蓋14が被せられているか否かが蓋検知センサ44によって自動的に検知されるようにしてある。そして生ごみ投入口5に蓋14が被せられていることが蓋検知センサ44によって検知されていないと、生ごみ供給装置6や生ごみ攪拌装置7が作動しないように制御してあり、生ごみ処理装置を安全に運転できるようにしてある。
【0057】
図11は本発明の他の実施の形態を示すものであり、生ごみ貯蔵室2の側面に排気口46を設け、排気口46に排気配管47を接続すると共に排気配管47にブロアなどの排気手段15が設けてある。この排気配管47の先端は脱臭装置(図示省略)に接続してある。このものにあって、排気手段15を作動させて生ごみ貯蔵室2内の空気を排気口46から排気配管47を通して排気すると、密閉構造に形成されている生ごみ貯蔵室2内は負圧になる。このように生ごみ貯蔵室2内を負圧にすることによって、生ごみ投入口5などの隙間から生ごみ貯蔵室2内の悪臭を含む空気が洩れることを防ぐことができ、生ごみ処理装置を設置した場所の環境を悪化させることを防ぐことができるものである。排気口46から排気配管47を通して排気される生ごみ貯蔵室2内の空気は脱臭装置を通して脱臭した後に排出されるので、悪臭が問題になることはない。
【0058】
図12の実施の形態では、図11のものに加えて、生ごみ貯蔵室2の側面に吸気口16が設けてある。吸気口16は排気口46に対して対角向かい側に設けるのが好ましく、また吸気口16にはハエ等の虫が侵入するのを防止する防虫フィルタを設けるのが好ましい。上記のように排気手段15を作動させて生ごみ貯蔵室2内を負圧にするにあたって、負圧が大きくなり過ぎると、生ごみ投入口5から蓋14を開くことが困難になったり、排気手段15の負荷が大きくなって寿命が短くなったりランニングコストが高くなったりするが、このように生ごみ貯蔵室2に吸気口16を設けることによって、生ごみ貯蔵室2内の負圧が大きくなり過ぎることを防ぐことができ、生ごみ投入口5から蓋14を開くことを容易にすることができると共に排気手段15の負荷を小さくして長寿命化や低ランニングコストを可能にすることができるものである。従って、吸気口16の大きさは生ごみ貯蔵室2内の負圧を保持できる程度に設定する必要がある。
【0059】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に係る生ごみ処理装置は、生ごみを貯蔵する生ごみ貯蔵室と、微生物を生息させた生ごみ処理材を収容し、生ごみ貯蔵室から供給される生ごみを生ごみ処理材と攪拌して生ごみの発酵分解処理を行なう発酵分解室とを具備して形成される生ごみ処理装置において、単位時間当り所定量以下の生ごみを発酵分解室へと搬送する生ごみ供給装置を生ごみ貯蔵室の下部内に配置して設けると共に、生ごみ供給装置の上側近傍に生ごみ貯蔵室内の生ごみを攪拌する複数の生ごみ攪拌装置を並設したので、一度に大量の生ごみが発酵分解室に供給されることを防ぐことができ、酸敗を防止して生ごみを好適な条件で分解処理することができるものであり、また生ごみ貯蔵室内の生ごみを生ごみ攪拌装置で攪拌することによって、生ごみ貯蔵室内に生ごみのブリッジが形成されることを防ぐことができ、生ごみ貯蔵室から生ごみが発酵分解室に供給できなくなることを防止することができるものである。しかも生ごみ供給装置の上側近傍に複数の生ごみ攪拌装置を並設することによって、生ごみ攪拌装置の間で生ごみに剪断作用を与えて生ごみを破砕することができるものであり、丸野菜などの大きな生ごみが生ごみ貯蔵室に投入されても破砕することができ、発酵分解室に生ごみを供給することができなくなるようなことを防ぐことができるものであって、生ごみ供給装置で生ごみを発酵分解室に安定して供給することができるものである。
【0060】
た、生ごみ貯蔵室内に、生ごみ供給装置と複数の生ごみ攪拌装置との間において、略三角柱形状の破砕歯を配置して設けるようにしたので、生ごみ攪拌装置と破砕歯との間や、生ごみ供給装置と破砕歯との間で、生ごみに剪断作用を与えて破砕することができ、大きな生ごみを破砕歯でより確実に破砕することができるものである。
【0061】
また請求項の発明は、請求項において、生ごみ攪拌装置を回転軸と回転軸に突出して設けられる複数の攪拌羽根から形成し、回転軸を平行に配置して並設される生ごみ攪拌装置の攪拌羽根の回転範囲が相互に交差するように、隣合う生ごみ攪拌装置を配設したので、並設される生ごみ攪拌装置の攪拌羽根の間に大きな生ごみを挟んで強い剪断作用で強力に破砕することができるものである。
【0062】
また請求項の発明は、請求項において、生ごみ攪拌装置の回転軸の軸方向に隣合う攪拌羽根の間隔を、生ごみ貯蔵室に投入される生ごみのうち破砕が必要な生ごみの外径寸法よりも小さい寸法に設定したので、隣合う攪拌羽根の先端間の距離が小さくなって、破砕が必要な丸野菜などの生ごみを攪拌羽根によって確実に捉えて破砕することができるものである。
【0063】
また請求項の発明は、請求項2又は3において、生ごみ攪拌装置の回転軸に複数突設される攪拌羽根の各先端間に螺旋状に接続して掃除用プレートを設け、掃除用プレートが生ごみ貯蔵室内の表面に近接するように生ごみ攪拌装置を配置したので、生ごみ攪拌装置を回転駆動すると掃除用プレートが生ごみ貯蔵室の内壁面に近接して摺接し、生ごみ貯蔵室の表面に固着した生ごみを掻き取って除去することができると共に生ごみ貯蔵室の表面に生ごみが固着することを防ぐことができるものであり、生ごみ貯蔵室の表面に固着した生ごみが腐臭を発することを防ぐことができるものである。
【0064】
また請求項の発明は、請求項2又は3において、生ごみ攪拌装置の回転軸に複数突設される攪拌羽根の各先端に掃除用プレートを設け、掃除用プレートが生ごみ貯蔵室内の表面に近接するように生ごみ攪拌装置を配置したので、生ごみ攪拌装置を回転駆動すると掃除用プレートが生ごみ貯蔵室の内壁面に近接して摺接し、生ごみ貯蔵室の表面に固着した生ごみを掻き取って除去することができると共に生ごみ貯蔵室の表面に生ごみが固着することを防ぐことができるものであり、生ごみ貯蔵室の表面に固着した生ごみが腐臭を発することを防ぐことができるものである。しかも掃除用プレートは各攪拌羽根において独立しており、掃除用プレートの清掃などメンテナンスが容易になるものである。
【0065】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、生ごみ貯蔵室の上部に外方へ向け下り傾斜する傾斜面を形成すると共にこの傾斜面に生ごみ投入口を設け、複数の生ごみ攪拌装置のうち生ごみ投入口に近い位置に配置される生ごみ攪拌装置の回転方向を、生ごみ投入口から生ごみ貯蔵室内に投入された生ごみを生ごみ貯蔵室の下部に移動させる方向に設定したので、生ごみ投入口の高さを低くして生ごみ貯蔵室への生ごみの投入の作業性を向上することができるものであり、しかも生ごみ投入口付近の生ごみは生ごみ攪拌装置の回転駆動に伴って生ごみ貯蔵室の下部へ移動し、生ごみ投入口の付近に生ごみを新たに投入するスペースを常に確保しておくことができ、この点においても生ごみの投入の作業性を向上することができるものである。
【0066】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、複数の生ごみ攪拌装置の回転方向を、生ごみ貯蔵室内の生ごみを生ごみ供給装置の側へ移動させる方向に設定したので、生ごみ攪拌装置によって生ごみを生ごみ供給装置に押し込むことができ、生ごみ供給装置による生ごみの破砕を促進することができると共に生ごみ供給装置による生ごみの搬送を促進することができるものである。
【0067】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、生ごみ投入口に密閉構造の蓋を設けたので、生ごみ貯蔵室内の臭いが生ごみ投入口から洩れることを防ぐことができ、生ごみ処理装置を設置した場所の環境を悪化させることを防止できるものである。
【0068】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、生ごみ貯蔵室内を負圧にする排気手段を設けたので、生ごみ貯蔵室内を負圧にすることによって生ごみ貯蔵室内の悪臭を含む空気が洩れることを防ぐことができ、生ごみ処理装置を設置した場所の環境を悪化させることを防止できるものである。
【0069】
また請求項10の発明は、請求項において、生ごみ貯蔵室に排気手段を接続すると共に生ごみ貯蔵室に吸気口を設けたので、吸気口からの外部空気の導入によって生ごみ貯蔵室内の負圧が大きくなり過ぎることを防ぐことができ、生ごみ投入口から蓋を開くことを容易にすることができると共に排気手段の負荷を小さくして長寿命化や低ランニングコストを可能にすることができるものである。
【0070】
また請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれかにおいて、生ごみ供給装置をスクリュー軸の外周にスパイラル羽根を設けたスクリューで形成し、スパイラル羽根の1ピッチの寸法をスパイラル羽根の直径よりも小さく形成したので、スパイラル羽根の傾斜角度を小さくすることができるものであり、生ごみの搬送の速度を落として負荷を軽減することができ、生ごみが生ごみ供給装置に詰まることを防ぐことができるものである。
【0071】
また請求項12の発明は、請求項1乃至11のいずれかにおいて、生ごみ貯蔵室内の表面を研磨あるいはコーティングして平滑面に形成したので、生ごみが生ごみ貯蔵室の表面に付着することを防止することができ、生ごみ貯蔵室の表面に生ごみが付着して腐臭を発することを防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
【図2】同上の側面断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は正面断面図、(b)は生ごみ攪拌装置の平面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の一例を示すものであり、(a),(b)はそれぞれ生ごみ攪拌装置の平面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の一例を示すスクリューの正面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は生ごみ攪拌装置の斜視図、(b)は一部の断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は生ごみ攪拌装置の正面図、(b)は一部の断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の一例を示す正面断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態の一例を示す蓋の部分の断面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態の一例を示す正面断面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態の一例を示す一部を破断した斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態の一例における生ごみ処理装置の構成を示す概略断面図である。
【図14】生ごみ処理材で生ごみを分解するときの、pHと分解速度との関係を示すグラフである。
【図15】生ごみ処理材で生ごみを分解するときの、生ごみ投入からの経過時間と炭酸ガス濃度の関係を示すグラフである。
【図16】生ごみ処理材で生ごみを分解するときの、生ごみ投入からの経過時間と生ごみ処理材のpHの関係を示すグラフである。
【図17】従来例の生ごみ貯蔵室を示すものであり、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
【図18】従来例の生ごみ貯蔵室内の生ごみの状態を示すものであり、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図である。
【符号の説明】
1 生ごみ
2 生ごみ貯蔵室
3 生ごみ処理材
4 発酵分解室
5 生ごみ投入口
6 生ごみ供給装置
7 生ごみ攪拌装置
8 破砕歯
9 回転軸
10 攪拌羽根
11 掃除用プレート
12 掃除用プレート
13 傾斜面
14 蓋
15 排気手段
16 吸気口
17 スクリュー軸
18 スパイラル羽根
19 スクリュー

Claims (12)

  1. 生ごみを貯蔵する生ごみ貯蔵室と、微生物を生息させた生ごみ処理材を収容し、生ごみ貯蔵室から供給される生ごみを生ごみ処理材と攪拌して生ごみの発酵分解処理を行なう発酵分解室とを具備して形成される生ごみ処理装置において、単位時間当り所定量以下の生ごみを発酵分解室へと搬送する生ごみ供給装置を生ごみ貯蔵室の下部内に配置して設けると共に、生ごみ供給装置の上側近傍に生ごみ貯蔵室内の生ごみを攪拌する複数の生ごみ攪拌装置を並設し、生ごみ供給装置と複数の生ごみ攪拌装置との間において、生ごみ貯蔵室内に略三角柱形状の破砕歯を配置して設けて成ることを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 生ごみ攪拌装置を回転軸と回転軸に突出して設けられる複数の攪拌羽根から形成し、回転軸を平行に配置して並設される生ごみ攪拌装置の攪拌羽根の回転範囲が相互に交差するように、隣合う生ごみ攪拌装置を配設して成ることを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処理装置。
  3. 生ごみ攪拌装置の回転軸の軸方向に隣合う攪拌羽根の間隔を、生ごみ貯蔵室に投入される生ごみのうち破砕が必要な生ごみの外径寸法よりも小さい寸法に設定して成ることを特徴とする請求項に記載の生ごみ処理装置。
  4. 生ごみ攪拌装置の回転軸に複数突設される攪拌羽根の各先端間に螺旋状に接続して掃除用プレートを設け、掃除用プレートが生ごみ貯蔵室内の表面に近接するように生ごみ攪拌装置を配置して成ることを特徴とする請求項2又は3に記載の生ごみ処理装置。
  5. 生ごみ攪拌装置の回転軸に複数突設される攪拌羽根の各先端掃除用プレートを設け、掃除用プレートが生ごみ貯蔵室内の表面に近接するように生ごみ攪拌装置を配置して成ることを特徴とする請求項3又は4に記載の生ごみ処理装置。
  6. 生ごみ貯蔵室の上部に外方へ向け下り傾斜する傾斜面を形成すると共にこの傾斜面に生ごみ投入口を設け、複数の生ごみ攪拌装置のうち生ごみ投入口に近い位置に配置される生ごみ攪拌装置の回転方向を、生ごみ投入口から生ごみ貯蔵室内に投入された生ごみを生ごみ貯蔵室の下部に移動させる方向に設定して成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
  7. 複数の生ごみ攪拌装置の回転方向を、生ごみ貯蔵室内の生ごみを生ごみ供給装置の側へ移動させる方向に設定して成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
  8. 生ごみ投入口に密閉構造の蓋を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
  9. 生ごみ貯蔵室内を負圧にする排気手段を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
  10. 生ごみ貯蔵室に排気手段を接続すると共に生ごみ貯蔵室に吸気口を設けて成ることを特徴とする請求項に記載の生ごみ処理装置。
  11. 生ごみ供給装置をスクリュー軸の外周にスパイラル羽根を設けたスクリューで形成し、スパイラル羽根の1ピッチの寸法をスパイラル羽根の直径よりも小さく形成して成ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
  12. 生ごみ貯蔵室内の表面を研磨あるいはコーティングして平滑面に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の生ごみ処理装置。
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