JP4001878B2 - 通話録音装置および通話録音検索方法 - Google Patents

通話録音装置および通話録音検索方法 Download PDF

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Description

本発明は、音声応答サービスを行う自動応答装置(IVR)の前段に接続され、加入者とIVRとの通話内容を録音する通話録音装置に係り、特に、その保存された通話録音データを検索キーで検索する技術に関する。
自動応答装置(IVR)は、加入者端末からのアクセスに対して自動応答を行っている。IVRで応答した通話内容について後からもう一度確認が必要になったときのために、加入者端末とIVRとの通話を通話録音装置で録音している。通話録音装置は、加入者端末が接続されている電話回線網と、IVRとの間に接続され、着信から切断までの通話を、一つの通話録音データとして圧縮して保存している。この際、通話録音データを検索するために、発信者電話番号などの検索用の付加データを通話録音データに対応させて記録している。この付加データをキーとして通話録音データを検索することで、通話録音データの再生を行うことができる(特許文献1)。
また、IVRの自動応答の方法としては、例えば、IVRの音声案内にしたがって加入者端末から出力されるPB信号に応じて応答する方法がある。このような方法においては、音声案内にしたがって初めに加入者を識別するための加入者ID番号等をPB信号で入力させるようにしている。このため、通話録音装置では、通話中に加入者により入力されるPB信号群(連続して送信される一群のPB信号)の検出を行い、検出したPB信号群をPB信号データとして通話録音データに対応させて保存している。通話録音装置では、加入者ID番号に対応するPB信号データを検索キーとして、複数の通話録音データから、目的の加入者の通話録音データを検索している。
特開2002−64639号公報
前述したPB信号に応じて応答する方法では、例えば、加入者ID番号が間違って入力された場合に、IVRでは、再度加入者ID番号の入力を求めることがある。一方、通話録音装置では、間違った加入者ID番号であるか否かにかかわらず、すべてのPB信号群をPB信号データとして通話録音データに対応させて登録するようにしている。このため、間違って入力されたPB信号群もPB信号データとして登録されているので、検索時に、この間違って登録されたPB信号データが検索キーにヒットする場合もある。このような場合、検索の結果、複数個の通話録音データがヒットするため、それぞれの通話録音データを再生して確認しなければ、目的の通話データであるかどうかを確認できないので、目的の通話データの検索に時間が掛かるという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するために、複数の通話録音情報から、より迅速に目的の通話録音情報を検索することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、通信回線を介して送受信される通話情報を録音する通話録音装置において、前記通話情報を記録する記録手段と、前記通話情報からPB信号群情報を検出するPB検出手段と、前記通話情報からあらかじめ定めた音声情報を検出する音声検出手段と、前記音声検出手段により前記音声情報が検出されたときに、当該音声情報の直前に、前記PB検出手段により検出されたPB信号群情報を、前記記録手段に記録された通話情報を読み出すための読出し情報に対応させて保持する保持手段と、検索用のキー情報を受け付け、当該キー情報に一致するPB信号群情報を前記保持手段に保持するPB信号群情報から検出し、検出したPB信号群情報に対応する読出し情報に従って、前記記録手段に記録されている通話情報を出力する検索手段とを備える。
本発明によれば、より迅速に目的の通話録音情報を検索することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態における音声応答システムの構成図である。図1において、音声応答システムは、音声応答装置3と、通話録音装置5と、検索装置6とを備える。図1に示すように、通話録音装置5は、PSTN(Public Switched Telephone Networks)/IP(Internet Protocol)網1と、音声応答装置3との間のPSTN/IP回線2にブランチ接続される。
PSTN/IP網1は、アナログ回線やVoIP(Voice Over IP)対応のIP網などであり、例えば、H.323やSIP(session initiation protocol)などを使用して音声通信を行うための通信網である。通話録音装置5に接続される通信網は、公衆回線などでもよい。
音声応答装置3は、上位のホストサーバ4とTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)で接続され、加入者を識別するための加入者ID番号および暗証番号、商品番号一覧、在庫数等を定期的に受信し格納するとともに、加入者の電話機7からの着信に対して応答し、予め保存されている音声案内を出力し、電話機7から出力されるPB信号を受付ける。
通話録音装置5は、PSTN/IP回線2の信号をモニタし、加入者の電話機7と音声応答装置3との着信から切断までの通話を、一つの通話録音データとして圧縮して録音している。PSTN/IP回線2の信号としては、アナログ音声信号、音声パケット(RTP:Real-time Transport Protocol)、呼制御シグナリングパケット(SIPやH.323)などがある。
検索装置6は、指定された検索キーから該当する音声通話データを通話録音装置5より検索し再生する。
つぎに、電話機7と音声応答装置3のやり取りを説明する。電話機7と音声応答装置3のシーケンス例を図2に示す。図2は、加入者によるPB信号の誤入力がない場合(正常時)の電話機7と音声応答装置3とのシーケンスを示している。
音声応答装置3は、着信8があると、音声案内9として、「こちらは情報センターです。加入者IDと暗証番号をどうぞ。ピー」という音声を出力する。加入者の電話機7は、加入者により指示された加入者ID8桁(例えば、12345678)と暗証番号4桁(例えば、1234)とを出力し、また、区切りとしてPB信号の#(シャープ)も出力する。音声応答装置3は、そのPB信号群10(123456781234#)をチェックする。まずは#の前に桁数が12桁であるかを確認し、その次に該当の加入者ID8桁と暗証番号4桁が登録されていているかを確認する。登録されていれば、「ご希望の商品番号をどうぞ。ピー」の音声案内11を出力する。加入者の電話機7は、商品番号「1212#」(PB信号群12)を出力すると、その商品番号の説明として、「1212の**ですね。」の音声案内を出力し、さらに「つづいて商品番号をどうぞ。ピー」の音声案内13を出力する。以降、商品番号「4545#」(PB信号群14)を出力して、希望する商品を繰り返し指示することができる。加入者の電話機7から終了合図の「99#」(PB信号群15)が出力されると、音声応答装置3は、受付番号案内として、「受付番号は1234です。受付番号をどうぞ。ピー」の音声案内16を出力し、加入者の電話機7から出力された受付番号「1234#」(PB信号群17)が正しければ、「ご利用ありがとうございました」の音声案内18を出力し切断処理を行う。
また、図7に、加入者によるPB信号の誤入力があった場合の電話機7と音声応答装置3とのシーケンスを示す。
この場合、加入者ID番号および暗証番号が「123456781234#」が正確な値の場合を例にする。音声応答装置3は、着信8があると、音声案内9として、「こちらは情報センターです。加入者IDと暗証番号をどうぞ。ピー」という音声を出力する。加入者の電話機7は、加入者により誤入力された「123456781239#」(PB信号群29)を出力する。音声応答装置3は、そのPB信号群29(123456781239#)をチェックする。この場合、音声応答装置3は、暗証番号4桁が一致しないため、「もう一度加入者IDと暗証番号をどうぞ。ピー」の音声案内30を出力する。再度、加入者により誤入力があり、電話機7は「123456781299#」(PB信号群31)を出力する。音声応答装置3は、そのPB信号群31(123456781299#)をチェックする。この場合も、音声応答装置3は、暗証番号4桁が一致しないため、「もう一度加入者IDと暗証番号をどうぞ。ピー」の音声案内30を出力する。次に、加入者の電話機7は、加入者により正常入力された「123456781234#」(PB信号群32)を出力する。音声応答装置3は、加入者ID8桁と暗証番号4桁が登録されていているので、続いて「ご希望の商品番号をどうぞ。ピー」の音声案内11を出力する。
本実施の形態においては、このような誤入力がなされた場合に、誤入力された加入者ID8桁および暗証番号4桁を、検索用のキーワードとして登録せずに、正しい加入者ID8桁および暗証番号4桁のみを検索用キーワードとして登録するように処理している。このため、音声応答装置3から出力される音声案内の音声を検出し、正しい加入者ID8桁よび暗証番号4桁が出力された後に出力される音声案内の単語に一致する場合に、その検出した音声の直前に出力されたPB信号群を正しいPB信号データとし、検出した音声の識別情報に対応させてPB信号群を検索用キーワードとして保存している。
図7に示す例においては、加入者IDと暗証番号が3度送信されるが、「ご希望の」という音声を認識した場合に、その直前に送信されたPB信号群32の「123456781234」を加入者ID・暗証番号と特定し、検索用キーワードとして格納している。誤入力されたPB信号群29および31の加入者IDと暗証番号とは、格納しないようにしている。
上記図2および図7に示すシーケンスにおける音声案内およびPB信号の桁数は、一例であり、それ以外の音声案内およびPB信号の桁数を用いてもよい。
つぎに、本実施の形態における通話録音装置の構成を説明する。図3に、通話録音装置5の構成図を示す。通話録音装置5は、受信部119、呼制御部120、音声処理部121、制御部122、音素交換・比較部123、比較音声データ部124、一時格納部125、録音データベースファイル126、録音ファイル格納部127、検索処理部128、検出結果格納部129および検索用データ格納部130を備える。
受信部119は、PSTN/IP網(例えば、アナログ回線、VoIP対応のIP回線)からのデータを受信する。受信部119では、アナログ信号であれば、A/D変換を行い、VoIP対応の信号(例えば、SIP、RTP、H.323など)であれば、それぞれのパケットを検出し、音声信号および制御信号に分類する。本実施の形態においては、VoIP対応の信号を例にして説明する。受信部119は、パケットを分析し、SIPやH.323のパケットであれば、呼制御部120にそのパケットの制御データを出力し、RTPのパケットであれば、そのパケットの音声データを音声処理部121に出力する。
呼制御部120は、受信した制御データから、IPアドレスやポート番号、音声符号化情報やシーケンス番号等の呼制御情報を検出し、制御部122に検出した呼制御情報を出力する。
音声処理部121は、RTPのパケットの音声データを取得し音声データを制御部122に出力する。また、音声処理部121は、制御部122から指示されると音声データからPB信号群の検出を行い、検出したPB信号群を制御部122に出力する。
なお、SIPのINFOメソッドのように、呼制御信号としてPB信号データを受信した場合は、呼制御部120でPB信号解析を行い、呼制御情報を制御部122に出力する。
制御部122は、CPUであり、通話録音装置5におけるすべての制御を行う。
音素交換・比較部123は、音声データを音素データに分解し、その音素データから単語列データを作成し、予め設定しておいた比較音声データ部124の検出キーワードの音声データと比較する。
比較音声データ部124は、音声応答装置3から出力される音声案内に対応するあらかじめ定めた検出キーワードを音声データとして保持している。図6に、比較音声データ部124に格納される音声データの説明図を示す。図6に示すように、比較音声データ部124には、音声応答装置3から出力されるそれぞれの音声案内について、予め定められた比較音声番号601と、その先頭の検出キーワードの音声データ602とを記憶している。音声データの内容文については、文603に例示している。例えば、図2に示すような音声案内11の「ご希望の商品番号をどうぞ。ピー」の先頭の文言の「ご希望の」についての音声データを格納している。同様に、「つづいての商品番号」、「ご利用ありがとうございました」等、正しいPB信号が入力された後に音声応答装置3から出力される音声案内の先頭の文言が記憶されている。このように、通話録音装置5の比較音声データ部124では、音声応答装置3のシーケンスに合わせて検索用キーワードを設けておく。
一時格納部125は、着信から切断までの通話の音声データを一時的に記憶する。
録音データベースファイル126は、すべての通話についての着信から切断までの通話の音声データを記憶する。
録音ファイル格納部127は、制御部122において音声符号化情報に従って変換された録音ファイルを格納する。例えば、通話の音声データは、PB信号が含まれているため、人がその通話音声データをそのまま聞いたのでは、何番のPB信号かわからないため、PB信号を数字音声に変換してWAVEファイルとして録音ファイル格納部127に格納している。
検索処理部128は、検索装置6から指示された検索キーを制御部122に通知し、検出された録音ファイルを検索装置6に出力する。制御部122では、検索キーにヒットするキーワードを検索用データ格納部130から検索し、目的とする録音ファイルの格納場所を検出し、その格納場所に従って目的の録音ファイルを出力する。
検出結果格納部129は、音素交換・比較部123で比較された結果にしたがって、対応するPB信号群を記憶する。図4に、検出結果格納部129に格納される比較結果の内容を示す。図4に示すように、呼の到着順に割り振られたチャネル番号401に対応させて、比較の結果一致して検出された順に検出1(検出番号402)、検出2(検出番号405)、検出3(検出番号408)…検出10(検出番号411)に格納される。また、検出した結果として、一致した検出キーワードの識別情報を示す比較音声番号403、406、409および412が示され、その音声データの直前のPB信号群の内容が、PB信号404、407、410および413に示される。例えば、最初の通話で図2に示すような通話がされた場合には、チャネル番号401が「1」として、比較音声番号403に「1」、PB信号404に「123456781234」、比較音声番号406に「2」、PB信号407に「1212」、比較音声番号409に「2」、PB信号410に「4545」がそれぞれ格納される。
検索用データ格納部130は、録音ファイル格納部127に格納されている録音ファイルの格納場所と、検索用キーワードとを格納している。図5に、検索用データ格納部130に格納される内容を示す。図5に示すように、録音ファイル格納部127には、チャネル番号を示すチャネル番号501、録音ファイル格納部127に格納されているファイル名を示す録音ファイル名502、加入者ID番号および暗証番号を示す加入者ID・暗証番号503、申し込みされた商品番号を示す商品番号504、505、および、受付番号を示す受付番号506が格納される。
つぎに、本実施の形態における通話録音装置5の制御部122の通話録音処理を説明する。図8に、制御部122の処理フローを示す。
音声応答装置3で呼が着信すると、通話録音装置5の制御部122は、受信部119および呼制御部120を介して呼制御情報を受信する(S801)。制御部122は、呼の到着順にチャネル番号を付与し、また、音声処理部121を介して受信した音声データを、チャネル番号に対応させて呼制御情報とともに一時格納部125に格納する(S802)。
つぎに、制御部122は、通話が終了した音声データについての解析を行わせるために、一時格納部125に格納した音声データを、音声処理部121に転送し、音声処理部121に指示して音声データからPB信号群を検出させ、検出した順にPB信号群に対して検出番号N(Nは自然数)を付与する(S803)。
すべてのPB信号群が検出されると、制御部122は、連続するPB信号群とPB信号群との間に含まれる音声データについて音素解析およびキーワード比較を音素交換・比較部123に行わせる。この場合、検出番号Nを利用しN=1から順次処理を実行している(S804)。まず、検出番号N=1のPB信号群と、検出番号N=2のPB信号群との間に含まれる音声データを音素交換・比較部123に転送し、比較するよう指示する(S805)。音素交換・比較部123は、音声データを音素に分解し、その音素データから単語列データもしくは文節データを作成し、比較音声データ部124のすべての検出キーワードの音声データと比較する。
制御部122は、音素交換・比較部123での比較の結果、検出キーワードに合致した場合(S806)、一致した検出キーワードの比較音声番号と、直前のPB信号群である検出番号N=1のPB信号群の値とを、検出結果格納部129に図4に示すように格納する。また、検索用データ格納部130のチャネル番号501に付与したチャネル番号を登録し、比較音声番号1の「ご希望の」に対応するPB信号群の値は、加入者ID・暗証番号503に登録する(S807)。
登録後、また、検出キーワードに一致しない場合にも(S806)、検出番号N+1がPB信号群の最後であるかを判断する(S808)。
続いて制御部122は、検出番号Nに1を加算し(S809)、検出番号N=2のPB信号群と、検出番号N=3のPB信号群との間に含まれる音声データを音素交換・比較部123に転送し、比較するよう指示し、比較の結果、一致した場合には同様に処理する(S805〜S808)。以後、検出された通話の最後まで同様な処理を実施する。検索用データ格納部130に格納する場合には、例えば、比較音声番号2の「つづいての商品番号」に対応するPB信号群4桁を商品番号1(504)として格納し、それを繰り返す。また、比較音声番号3の「ご利用ありがとうございました」に対応するPB信号群4桁を受付番号506として格納する。
N+1の値が最後の検出番号になったときに(S808)、比較が終了したとして、一時格納部125に格納されているチャネル番号および音声データを録音データベースファイル126に格納する。また、制御部122は、音声符号化情報に従って音声データを変換し、変換後の録音ファイルにファイル名を付与し、付与したファイル名とともに変換後の録音ファイルを録音ファイル格納部127に格納する。例えば、制御部122は、G.711からWAVE形式に変換し、録音ファイル格納部127に変換後のWAVEファイルをファイル名とともに格納する。また、このファイル名を、チャネル番号に対応させて図5に示す録音ファイル名502に登録する。ファイル名から録音ファイル格納部127に格納されている録音ファイルを読み出すことができるのでファイル名は録音ファイル格納部127の読出し情報を示している。
以上、説明したような処理フローに相当するプログラムを制御部122が実行する。プログラムは、制御部122に内蔵してもよいし、外部記憶から読み込むようにしてもよい。
また、図8に示すフローチャートでは、PB信号群の検出によりPB信号群とつぎのPB信号群との間の音声データについて、音素交換・比較部123で比較しているが、音声データ全てについて音素交換・比較部123で比較する場合の処理について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。例えば、PB信号群が入力される際に、電話機7から音声が出力されたような場合に、音声応答装置3では正常に受信されて、通話録音装置5でPB信号群が分断されてしまうようなことが考えられるので、このようなことを防ぐために、すべての音声について検出キーワードと比較を行う。
この場合、比較音声データ部124は、あらかじめ定めた検出キーワードとして、音声応答装置3で出力される音声案内のすべてを音声データとして保持する。例えば、図2に示すような音声案内9の「こちらは情報センターです。加入者IDと暗証番号をどうぞ。ピー」、「ご希望の商品番号をどうぞ。ピー」、「つづいての商品番号をどうぞ。ピー」、「ご利用ありがとうございました」、「もう一度加入者IDと暗証番号をどうぞ。ピー」というすべての文言を比較音声データ部124に保持しておく。また、この場合、音声案内の検出用キーワードには、正しいPB信号群を登録させるために、登録用のキーワードと、それ以外の、未登録用キーワードとがあり、登録用のキーワードに一致した場合には、その音声データの直前のPB信号群が検索用データ格納部に格納される。登録用のキーワードとしては、図6に示すような文言が含まれる音声案内である。また、「もう一度加入者IDと暗証番号をどうぞ。ピー」などのように、その音声案内の直前のPB信号群が誤入力である場合の検出用キーワードは、未登録用として、登録を行わないようにしている。
図9に示すように、音声応答装置3で呼が着信すると、通話録音装置5の制御部122は、受信部119および呼制御部120を介して呼制御情報を受信する(S901)。制御部122は、呼の到着順にチャネル番号を付与し、また、音声処理部121を介して受信した音声データを、チャネル番号に対応させて呼制御情報とともに一時格納部125に格納する(S902)。
つぎに、制御部122は、通話が終了した音声データについての解析を行わせるために、一時格納部125に格納した音声データを、音素交換・比較部123に転送し、音素交換・比較部123に指示して音声データから一致する検出キーワードをすべて検出させ、検出した順に検出キーワードに対して検出番号M(Mは自然数)を付与する(S903)。
すべての検出キーワードが検出されると、制御部122は、検出された検出キーワードを取得し、連続する検出キーワードの間に含まれるPB信号についてPB信号群の検出を音声処理部121に指示する。この場合、検出番号Mを利用し、M=1から順次処理を実行している(S904)。まず、検出番号M=1の検出キーワードが「こちらは情報センターです。加入者IDと暗証番号をどうぞ。ピー」であり、検出番号M=2の検出キーワードが「ご希望の商品番号をどうぞ。ピー」である場合、その間に含まれるPB信号をPB信号群とする(S905)。制御部122は、一致した検出番号がM+1の検出キーワードが登録用のキーワードであるか否かを判断し、登録用キーワードであれば、その比較音声番号とともに直前のPB信号群の値を、検出結果格納部129に図4に示すように格納する。また、検索用データ格納部130のチャネル番号501に付与したチャネル番号を登録し、比較音声番号1の「ご希望の商品番号をどうぞ。ピー」に対応するPB信号群の値は、加入者ID・暗証番号503に登録する(S907)。
登録後、また、未登録用キーワードの場合にも(S906)、検出番号M+1が検出キーワードの最後であるかを判断する(S908)。
続いて制御部122は、検出番号Mに1を加算し(S909)、検出番号M=2の検出キーワードと、検出番号M=3の検出キーワードとの間に含まれる音声データを音声処理部121に転送し、PB信号群を検出するように指示し、同様に処理する(S905〜S908)。以後、検出された通話の最後まで同様な処理を実施する。検索用データ格納部130に格納する場合には、例えば、比較音声番号2の「つづいての商品番号をどうぞ。ピー」に対応するPB信号群4桁を商品番号1(504)として格納し、それを繰り返す。また、比較音声番号3の「ご利用ありがとうございました」に対応するPB信号群4桁を受付番号506として格納する。
M+1の値が最後の検出番号になったときに(S908)、PB信号群の検出が終了したとして、一時格納部125に格納されているチャネル番号および音声データを録音データベースファイル126に格納する。また、制御部122は、音声符号化情報に従って音声データを変換し、変換後の録音ファイルにファイル名を付与し、付与したファイル名とともに変換後の録音ファイルを録音ファイル格納部127に格納する。例えば、制御部122は、G.711からWAVE形式に変換し、録音ファイル格納部127に変換後のWAVEファイルをファイル名とともに格納する。また、このファイル名を、チャネル番号に対応させて図5に示す録音ファイル名502に登録する。ファイル名から録音ファイル格納部127に格納されている録音ファイルを読み出すことができるのでファイル名は録音ファイル格納部127の格納領域を示している。
以上、図9に示す処理フローによれば、音声案内とPB信号群とを区別することができるため、PB信号群をより正確に抽出することができる。
つぎに、検索時の処理について説明する。
検索装置6から指示された検索キーにより通話録音データを検索する場合、検索処理部128は、検索キーを制御部122に通知する。制御部122では、検索キーにヒットする検索用キーワードを検索用データ格納部130から検索し、一致した検索用キーワードに対応して格納されている録音ファイル名502を検索処理部128に通知する。検索処理部128は、録音ファイル名を検索結果とし検索装置6に通知する。検索装置6は、通知された録音ファイル名を画面上に表示する。検索装置6は、その録音ファイル名の読出しの指示を受付けると、録音ファイル格納部127より該当する録音ファイルを、検索処理部128を介して取得し再生する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、より迅速に、またより的確に通話録音データを検索することができる。このため、例えば、加入者による問い合わせの応答や、障害時の解析や確認時に、通話録音データを再生したいときに迅速にまた確実に検索することができる。音声認識する文言については、IVRが出力する音声であるため、その音声で音声データを作成し比較チェックすることで認識率は高くなる。また、IVRの音声シーケンスの変更時においても、音声認識する文言の変更を容易できるため、メンテナンスが簡単である。また、加入者とIVRとの音声シーケンスにおいて、IVRが出力する音声文言を音声認識することで、音声シーケンスの現在の状態が把握でき、その直前に入力されたPB信号群が、正しいか否かを特定できる。本実施の形態では、通話録音装置は、IVRとは独立しており、IVRから音声シーケンスの状態を通知してもらうことなく、通話録音装置で状態を把握することができる。IVRと連携せず、通話録音装置が独立に動作することで、IVRが障害となった場合でも、通話録音装置には関係なく、継続して通話を録音することができるため、障害発生時などに加入者との音声シーケンスの状況を通話録音データにより把握することができる。
本実施形態の音声応答システム構成図 本実施形態における正常時の音声シーケンスを示す説明図 本実施形態における通話録音装置構成図 本実施形態における通話録音装置の通話解析を示す説明図 本実施形態における通話録音装置の解析結果を示す説明図 本実施形態における通話録音装置で音声認識文言一覧表の説明図 本実施形態における誤入力時の音声シーケンスを示す説明図 本実施の形態における制御部122の処理フローチャート。 本実施の形態における制御部122の他の処理フローチャート。
符号の説明
1…PSTN/IP網、2…PSTN/IP回線、3…音声応答装置(IVR9)、4…ホストサーバ、5…通話録音装置、6…検索装置、7…電話機、8…着信、9〜18…音声シーケンス、19…受信部、20…呼制御部、21…音声処理部、22…制御部、23…音素交換・比較部、24…比較音声データ部、25…一時格納部、26…録音データベースファイル、27…録音ファイル格納部、28…検索処理部。

Claims (3)

  1. 通信回線を介して送受信される通話情報を録音する通話録音装置において、
    前記通話情報を記録する記録手段と、
    前記通話情報からPB信号群情報を検出するPB検出手段と、
    前記通話情報からあらかじめ定めた音声情報を検出する音声検出手段と、
    前記音声検出手段により前記音声情報が検出されたときに、当該音声情報の直前に、前記PB検出手段により検出されたPB信号群情報を、前記記録手段に記録された通話情報を読み出すための読出し情報に対応させて保持する保持手段と、
    検索用のキー情報を受け付け、当該キー情報に一致するPB信号群情報を前記保持手段に保持するPB信号群情報から検出し、検出したPB信号群情報に対応する読出し情報に従って、前記記録手段に記録されている通話情報を出力する検索手段とを備えることを特徴とする通話録音装置。
  2. 通信回線を介して送受信される通話情報を録音する通話録音装置において、
    前記通話情報を記録する記録手段と、
    前記通話情報からあらかじめ定めた第一の音声情報と、第二の音声情報とを検出する音声検出手段と、
    一つの通話について、前記音声検出手段で検出された前記第一の音声情報と、当該第一の音声情報のつぎに検出された第二の音声情報との間の通話情報からPB信号群情報を検出するPB検出手段と、
    前記音声検出手段により検出された前記第二の音声情報が登録用の音声情報である場合に、前記PB検出手段により検出されたPB信号群情報を、前記記録手段に記録された通話情報を読み出すための読出し情報に対応させて保持する保持手段と、
    検索用のキー情報を受け付け、当該キー情報に一致するPB信号群情報を前記保持手段に保持するPB信号群情報から検出し、検出したPB信号群情報に対応する読出し情報に従って、前記記録手段に記録されている通話情報を出力する検索手段とを備えることを特徴とする通話録音装置。
  3. 通信回線を介して送受信される通話情報を録音し、検索用キー情報にて録音した通話情報を検索する通話録音検索方法であって、
    前記通話情報を記録し、
    前記通話情報からPB信号群情報を検出し、
    前記通話情報からあらかじめ定めた音声情報を検出し、
    前記音声情報が検出されたときに、当該音声情報の直前に検出されたPB信号群情報を、前記記録された通話情報を読み出すための読出し情報に対応させて保持し、
    前記検索用のキー情報を受け付け、
    前記キー情報に一致するPB信号群情報を、前記保持するPB信号群情報から検出し、
    検出したPB信号群情報に対応する読出し情報に従って、前記記録されている通話情報を出力することを特徴とする通話録音検索方法。
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