JP4000299B2 - 従業員管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、従業員管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技店、例えば、パチンコ遊技機やパチスロ遊技機等の遊技機を備えた遊技店においては、遊技機の各種エラーへの対応、客に対する各種サービス等を行う従業員が、遊技店内(ホール内)で、作業の発生に対応できるように待機もしくは巡回している。
このような従業員の具体的な作業としては、例えば、下記のように様々なものがある。
【0003】
・札差し作業
札差しは、遊技機における遊技状態や出球(出メダル)をアピールする札を遊技機の上部の島設備に差す作業であり、例えば、遊技機での出球をそのまま使用して遊技を許可することを示した無制限札を差したり、大当たりが発生した場合に大当たり札を差したり、所定数の出球となった遊技機に当該出球を識別する札(1000個)を差したりする作業である。札差しは、頻繁に行なわれる回数の多い作業であるが、比較的簡単な作業である。
【0004】
・球止まり作業
球止まりは、遊技盤面において障害釘の間等に停留した遊技球を解除する作業であり、遊技店においてはその後サービスとして入賞口に遊技球を入れる作業を行う場合がある。球止まりも比較的簡単な作業である。
・補給点検作業
補給点検は、パチンコ遊技機に遊技球を補給する補給装置における球止まりや、パチンコ遊技機自体の裏機構内での球止まり等の不具合を解消する作業である。補給点検は、労力は要しないが補給装置や裏機構に関してある程度の知識を必要とする作業である。
【0005】
・箱下げ作業
箱下げは、大当たり等が発生して遊技機の前方の箱載置棚に載置されている球箱が満杯になった場合に、その満杯になった球箱を遊技者の足下に下げるとともに空の球箱を新たに遊技者に渡す作業である。箱下げは、満杯になった球箱を持って下げるため比較的労力を有する作業である。
・箱運び作業
箱運びは、遊技機の近傍にある遊技者の出球(出メダル)を計数器まで運ぶ作業である。この場合台車を使用する場合がある。箱運びは、一人の遊技者から満杯になった多数の球箱を運ぶように依頼される場合も有り、且つ、遊技機から離れた計数器までそれらを運ぶ必要があるためかなりの労力を要する作業である。
【0006】
・補給作業
補給は、BB等が発生してパチスロ遊技機のホッパー内にメダルが無くなった場合に、枠を開放して新たなメダルを補給する作業である。補給は、比較的簡単な作業である。
・目押し作業
目押しは、パチスロ遊技機でボーナス(BB、RB)等が内部当選したにもかかわらず、ボーナス図柄を揃えられない遊技者がいた場合に、その遊技者に代わってボーナス図柄を揃える作業である。目押しは、労力は要しないが各パチスロ遊技機の知識とかなりの技術力を要する作業である。
【0007】
このような作業を確実且つ迅速に行うことにより、当該遊技店のサービスが行き届いていることになり、遊技者の来店回数を多くすることになる。例えば、遊技者が、待機している従業員を呼び出して上述のような作業を頼むために、島設備の各遊技機の上には、例えば、呼出ボタンを有する呼出装置が備えられており、この呼出ボタンを押下すると、呼出装置に備えられた呼出ランプが点灯するとともに、島設備の端部等の上に設置された代表呼出ランプが点灯し、待機している従業員に呼出ボタンを押した遊技者がいることを報知するようになっている。この際に、迅速に従業員がやって来た場合には、遊技者は遊技店に対して好印象をいだく可能性が高い。
【0008】
一方、上述のような作業を行う従業員は、ホール内に待機もしくは巡回して、上述のような作業の必要が生じた場合に、作業が必要となった遊技機に出向いて作業を行うことになるが、ホール内には、上述のような従業員が複数いるので、迅速に行動する従業員とそうでない従業員とで作業量にかなりの差がでる可能性がある。また、迅速に行動する従業員が少ないと、上述のように呼出ボタンを押下した遊技者が長い間待たされて気分を害する可能性があり、さらに、呼出ボタンを押した遊技者は遊技できない状態となっている場合もあるので、遊技しないまま従業員を待っている間に遊技機の稼働が低下する。従って、従業員の作業量や迅速な対応といったものを適正に評価する必要があるが、個々の従業員の作業量を管理することは難しく、従業員の作業を適正に評価することが困難であった。
そこで、従来、従業員の位置を監視し、従業員の移動軌跡や移動距離を求めることにより従業員の行動を管理するような従業員管理システムが考えられている(例えば特許文献1参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−279061号公報(第3−4頁)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の従業員管理システムは、単に従業員の移動を監視するものであり、作業のために移動したのか単に移動したのかを識別できず従業員の作業を確実に管理することは難しい。更に、近年の遊技店においては、上記のように従業員が行う作業には多種多彩なものが存在し、遊技店の従業員の数も多くなっているため、各従業員が行った各種作業に対して従来のシステムではそれを管理することが困難である。
例えば、遊技者の移動軌跡で作業内容を特定することは困難であるし、多数の従業員の移動軌跡をデータで管理するにはそのデータ量が膨大になってしまう。
【0011】
また、従来のシステムで得られた管理データに基づき、従業員の作業内容を評価した場合に、どのような種類の作業をしたかを知ることができないことから、どの作業も均等に評価されてしまう。しかしながら、上記したように、作業の中には、比較的簡単なものや労力を要するもの、或いは、所定の知識を要するものや一定の技術を要するものなど、様々であり、これらの作業を全て均等に評価してしまうのでは、平等な評価とはいえない。
【0012】
本発明の課題は、遊技店の個々の従業員の作業内容を適正に評価することができる従業員管理システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1に記載の発明は、複数の遊技機が設置される遊技店の従業員が個別に携帯するとともに所要の情報を送信可能な携帯端末装置と、
前記携帯端末装置からの情報に関連して、従業員の作業状態を管理する管理装置と、
を備えた従業員管理システムであって、
前記携帯端末装置は、固有識別情報を有し、前記遊技機に関連した従業員の作業に係わる作業情報と該固有識別情報とを特定可能な情報を送信可能とし、
前記遊技機の近傍に、前記携帯端末装置からの情報を受信して、当該情報に基づいて前記管理装置に作業関連情報を送信する遊技設備装置を配設し、
前記管理装置は、
前記遊技設備装置からの作業関連情報に基づき、従業員の作業状態に関する作業関連データを収集管理する作業関連データ管理手段と、
遊技店における遊技機の稼動状況を監視する稼働状況監視手段と、
を備え
前記作業関連データ管理手段は、前記作業関連データとして、従業員の作業回数に基づく従業員の評価データを作成する評価データ作成手段を含み、
前記評価データ作成手段は、前記稼働状況監視手段による監視結果に応じて、評価基準を変更するようにしたことを特徴としている。
【0014】
ここで、「遊技機」には、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの弾球遊技機や、パチスロ遊技機などのスロットマシン等が含まれる。
携帯端末装置とは、少なくとも情報の送信手段を有し、固有識別情報により複数の携帯端末装置がそれぞれ識別可能で、携帯端末装置を携帯した従業員を識別可能とするものである。作業時に、例えば、従業員の操作等により、従業員の作業に関わる作業情報及び固有識別情報を特定可能な情報を送信可能なものである。固有識別情報は、予め携帯端末装置に記憶されるもの以外であっても良く、従業員が従業員No.等の従業員を識別可能な情報を入力して、この入力した情報を固有識別情報としても良い。すなわち、固有識別情報は、作業した従業員を識別できる情報ならばどのような情報でも良い。
【0015】
また、携帯端末装置は、例えば、作業情報として、従業員の行なった作業の種類を識別するための情報を入力するための情報入力手段(情報入力用の操作手段等)を備えることが好ましい。
また、作業情報としては、上述の札差し、球止まり、補給点検等といった作業の種類や、所定期間における作業の回数を計数するための情報(作業の開始時や終了時に従業員の操作等により携帯端末装置から送信されるON信号)や、上述のような呼出ボタンの押下等の作業が必要とされてから、実際に作業の開始しもしくは終了するまでの対応時間を計測するために必要な情報(上述のオン信号等でも良い)などが挙げられる。
【0016】
前記遊技設備装置とは、例えば、島設備の遊技機の近傍に配置されるもので、携帯端末装置から送信される情報の受信手段を備えるとともに、従業員の作業を管理するための管理装置に情報の送信が可能なものである。また、遊技設備装置は、上述の呼出装置としての機能を備えていても良いし、遊技機から出力される情報を受信する機能を備えても良いし、さらに、遊技機から出力された情報を管理装置に中継する機能を備えていても良い。
【0017】
管理装置は、遊技設備装置から入力される作業関連情報(携帯端末装置から送信された作業情報(もしくはこれを加工した情報)を含む)に基づいて、従業員の作業に関連する作業関連データを収集管理するものであるが、例えば、各遊技機から出力される遊技に関するデータを収集管理するとともに監視するいわゆるホール管理装置としての機能を備えるものとしても良い。
【0018】
作業関連情報とは、例えば、携帯端末装置から受信される作業情報、固有識別情報を含むとともに、これらの情報が受信されたタイミング(日付、時刻、前記対応時間の算出に使われる情報等)等の携帯端末装置からの受信に基づく情報を含む。また、作業関連情報は、作業の対応時間情報、作業を行った遊技機を特定可能な情報も含む。さらに、作業関連情報は、遊技機から出力される情報や、遊技機から情報が出力されたタイミング等の情報を含んでいても良い。
作業関連データとは、上述の作業関連情報に基づいて得られるデータである。
稼働状況とは、例えば、遊技者が遊技している遊技機が多いか少ないか、すなわち、遊技店の全遊技機に対する稼働している遊技機の比率などの遊技店の混雑状態を示す情報である。稼働状況の監視とは、例えば、時間当たりの遊技機、島設備等から出力される遊技球の発射数を示す信号(島設備から出力される回収球検出信号のカウント値)等の遊技機が動作していることを示す各種の信号から得るものとしても良いし、例えば、出入口に来店、退店人数を計数するセンサなどを設け、遊技店内の来客数を求め、これから間接的に稼働状況を監視するものとしても良い。
【0019】
請求項1に記載の発明によれば、従業員が携帯する携帯端末装置からの作業情報に基づき、作業関連データを収集管理するので、従業員の作業状況を正確且つ確実に管理することができる。
特に、遊技店の作業は、主に遊技機で行なわれるものであるため、その近傍に配設された遊技設備装置で携帯端末装置からの情報を受信する構成とすることで、従業員は遊技機での作業の実行に対応して作業情報を簡単且つ確実に送信することができる。
【0020】
すなわち、携帯端末装置からは、携帯端末装置を携帯した従業員を特定可能な情報と該従業員が行なった作業に関わる情報が送信され、これらの情報が遊技機の近傍の遊技設備装置で受信されることになる。そして、遊技設備装置で受信された情報に基づく作業関連情報が管理装置に送られ作業関連データとして管理される。
従って、作業情報に基づいて各従業員の作業内容を管理することが可能となる。また、作業情報及び固有識別情報を特定可能な情報が携帯端末装置から送信された回数を遊技設備装置もしくは管理装置でカウントすることにより、特定された従業員の作業回数をカウントすることができ、特定された従業員の総作業回数や作業種類毎の作業回数を得ることができる。
【0021】
また、作業が行なわれるかもしくは作業が開始される場所となる遊技機の近傍に遊技設備装置が配置されているので、どの遊技設備装置で携帯端末装置からの情報が受信されたかにより、各従業員の作業が行なわれた場所(遊技機)を特定できるとともに、いつ携帯端末装置から情報が受信されたかにより作業が行なわれた時期を特定することも可能となる。また、作業が行なわれた場所の遊技機の作業が行なわれた際の遊技状況の情報(遊技機から出力される外部信号)を得られるようにすれば、携帯端末装置からの情報だけではなく、遊技状況の情報から作業内容を推定することもできる。
【0023】
また、作業回数に応じた正当な従業員の作業評価を行うことができる。
すなわち、携帯端末装置からの情報の受信回数に基づいて得ることが可能な各従業員(特定された従業員)の作業関連データとしての作業回数に基づいて、前記管理装置の作業関連データ管理手段の評価データ作成手段が、従業員の評価データを作成する。すなわち、上述のように作業回数を得られることから、得られた作業回数に基づいて各従業員を評価可能な評価データを容易に作成することができる。
また、遊技機の稼働状況に応じて、従業員の作業負担が変化するが、その作業負担に応じた評価データを作成することができる。例えば、夕方等の遊技店が混雑する時間には、従業員の負担が大きくなる等、遊技店における稼働状況に応じて作業負担も変化する。例えば、稼働状況が高ければ、作業が必要となる事態が量的に増加し、従業員の作業負荷が大きくなるだけではなく、遊技店内が混雑すると、遊技店内をスムーズに移動することができなくなり、迅速に対応するための作業負担や箱運び作業において球箱を運ぶ際の労力の増大がある。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の従業員管理システムにおいて、
前記携帯端末装置は、従業員が行った作業の種類を入力する作業種類入力手段を有し、該作業種類入力手段の入力結果に基づき前記作業情報として作業種類情報を送信するものとし、
前記評価データ作成手段は、従業員が行った作業の種類を反映させた評価データを作成するようにしたことを特徴としている。
【0025】
ここで、作業種類入力手段とは、従業員が行なった作業種類を入力可能な携帯装置用のキーやポインティングデバイスやダイヤル等の入力装置であり、例えば、予め、各作業種類が割り当てられたキー(ボタン)を備えた入力装置や、ダイヤル、レバー等のように表示画面中の作業種類のメニュー等を選択可能な入力装置などである。
【0026】
請求項に記載の発明によれば、従業員が行なった作業の種類を管理装置で確実に把握することができ、各従業員の作業に対しての平等な評価を行うことができる。
すなわち、従業員が自分が行なった作業の種類を作業種類として携帯端末装置に入力し、入力された作業種類を携帯端末装置が作業情報として送信することにより、作業種類を示す作業情報を遊技設備装置を介して作業関連情報として管理装置に送信することができる。これにより、管理装置の評価データ作成手段は、作業回数に作業種類を反映させた評価データを作成することができる。
例えば、作業種類毎に作業回数を対応させた評価データを作成したり、作業種類毎に作業一回当たりの作業ポイントを決め、作業回数を作業ポイントに変換して評価データとしたり、作業回数の平均等を取る際に、作業種類に対応する重み付けを行なった平均を求めることもできる。また、作業回数のデータとは別に、所定の知識や技量等を有する者しかできない種類の作業を行なったこと自体を評価の対象とするような評価データであっても良い。
【0027】
請求項に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の従業員管理システムにおいて、
前記遊技設備装置は、
前記遊技機において作業を要する状態となったことを検出する検出手段と、
前記作業を要する状態となってから従業員による作業の対応時間を計時する計時手段と、
を備え、前記作業関連情報として該計時手段で計時された対応時間を特定可能な情報を前記管理装置に送信するものとし、
前記評価データ作成手段は、従業員の作業の対応時間を反映させた評価データを作成するようにしたことを特徴としている。
【0028】
ここで、「作業の対応時間」とは、遊技機もしくは当該遊技機で遊技する遊技者における作業を要する状態の発生から従業員が、遊技機もしくは遊技者のもとに出向くまでの時間であっても良いし、作業を要する状態の発生から作業が終了するまでの時間であっても良い。例えば、大当たり札を差す札差し作業では、大当たりが発生した後に、大当たりの発生により駆けつけた従業員の携帯端末装置からの情報の受信により従業員が遊技機に出向いたことを検出して大当たりの発生から遊技機に出向くまでの時間を計り、これを作業の対応時間とすることができる。
【0029】
また、球止まり作業では、球止まりを解除してからガラス枠が閉鎖された場合(ガラス枠の開閉は遊技機に設けられたセンサで検出される)に作業が終了したものとして、球止まりが起きたことを知った遊技者が例えば呼出装置の呼出ボタンを押してから、作業終了までの時間を計測して作業の対応時間とする。
なお、例えば、遊技機自体に係わる作業、例えば、上述の球止まり、補給点検、補給、目押し、その他のエラー等への対応は、作業終了まで、遊技者が待たされて遊技ができない状態となる場合が多いので、作業終了までの時間を対応時間とすることが好ましい。また、遊技機自体に係わる作業の終了は、上述のガラス枠を閉じた際にセンサから出力される信号等のように、遊技機から出力される信号等により、作業終了を容易に検出できる可能性が高い。
一方、札差し、箱下げ、箱運び等においては、基本的に遊技者が遊技を行える状態(遊技機には問題がない状態)なので、従業員が駆けつけた段階までの時間を対応時間としても良い。なお、直接遊技機に係わらない作業の場合には、遊技機から出力される信号により作業終了時間を特定することが困難な可能性が高い。
【0030】
請求項に記載の発明によれば、作業の対応速度に応じた正当な従業員の作業評価を行うことができる。また、作業の対応速度は、遊技者が遊技店のサービスを判断する際の判断材料にされやすいので、作業の対応速度に応じて従業員の評価を行うことにより、最終的に遊技店自体の評価の向上につながる。
なお、対応速度を作業回数や作業種類と別に独立して評価する評価データを作成しても良いし、各作業回数毎の作業と対応時間とを対応付けたり、作業回数毎の各作業種類と対応速度とを対応づけて評価する評価データを作成しても良い。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態について説明する。
本実施の形態は、本発明に係る従業員管理システムの好適な例について説明を行うものである。
【0042】
図1は、従業員管理システム1の全体構成を示す模式的な概略図である。この従業員管理システム1は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機やパチスロ遊技機等のスロットマシンなどの遊技機100が複数設置される遊技店内において、各種作業を行う従業員を管理するものである。
【0043】
図1に示すように、本実施形態の従業員管理システム1は、前記遊技機100毎に配設されるとともに島設備における該遊技機100の近傍に配設されて遊技機100と接続された呼出装置2(遊技設備装置)と、複数の呼出装置2と通信可能(ここでは、複数の呼出装置2からの情報を受信可能で且つ複数の呼出装置2に対して情報を送信可能)な(中央)管理装置4と、を備えて構成されている。
また、本実施形態の場合、管理装置4は、中継装置3を介して複数の呼出装置2と間接的に通信を行うようになっている。なお、管理装置4と中継装置3との通信並びに中継装置3と呼出装置2との通信は、有線通信であっても良いし、無線通信であっても良い。
【0044】
なお、本実施形態において、管理装置4は、各遊技機100から出力される外部信号を入力して、各遊技機100の遊技状況を取得して集計管理する周知のホール管理装置として機能するとともに、本発明に係わる従業員管理システム1の管理装置4として機能する。また、呼出装置2は、周知の従業員を呼び出すための装置として機能するとともに多機能型の呼出装置2として、遊技機100に関する情報の表示、大当たり発生等を示すランプ装置2dなどとして機能するとともに、本発明の遊技設備装置として機能する。また、呼出装置2は、中継装置3とともに、遊技機100から出力される外部信号を管理装置4に中継する中継器としても機能する
【0045】
また、各従業員は、携帯端末装置5を携帯している。携帯端末装置5は、無線により呼出装置2と通信可能となっている。なお、携帯端末装置5と呼出装置2との間の通信は、相互に信号の送受が可能としても良いが、携帯端末装置5から呼出装置2にへの信号の送信が行えれば良く、例えば、赤外線通信を好適に用いることができる。
【0046】
また、遊技店内には、互いに平行に複数列の島設備(図示略)が立設され、各島設備の左右両側(壁際の島設備の場合は片側)に遊技機100が並べて配置されている。そして、島設備内には、遊技機100への遊技媒体(遊技球、メダル)の供給及び回収を行う設備が設けられている。なお、この例において、遊技機100がパチスロ遊技機の場合には、島設備に、遊技媒体(メダル)の供給及び回収を行う設備が無いものとしても良い。また、各島設備内に上述の中継装置3が設けられている。また、呼出装置2は、遊技機100が設置された面の遊技機100より上側(の幕板部分)に正面を露出した状態で、各遊技機100毎に設置されている。
【0047】
図2は、本実施形態の従業員管理システムの遊技機100、呼出装置2、管理装置4を示すブロック図である。なお、図2においては、図1に示す中継装置を単に呼出装置2から出力される信号を管理装置4に中継して出力する装置として省略して図示し、且つ、遊技機100を簡略に図示している。図2を参照して、上述の遊技機100、呼出装置2、管理装置4を詳細に説明する。
まず、本実施形態における遊技機100について説明する。本実施形態では、遊技者が遊技を実行可能な遊技機100として、遊技店にパチンコ遊技機と、パチスロ遊技機とが設置されている。
【0048】
パチンコ遊技機は、例えば、第一種の周知のパチンコ遊技機であり、遊技球が打ち込まれる遊技領域を備え、該遊技領域には、特別図柄の始動入賞口、該特別図柄始動入賞口への遊技球の入賞(始動入賞)に基づき複数種類の特別図柄を変動表示する特別変動表示ゲームを行う特別図柄の変動表示装置、該変動表示装置における特別変動表示ゲームの結果として大当り(特別遊技状態)となった場合に開閉動作する特別変動入賞装置、一般入賞口、風車、サイドランプ、各種装飾ランプ・LED、アウト穴、多数の障害釘等が設けられている。
【0049】
上述の特別変動表示ゲームは、複数種類の特別図柄から構成される図柄列を、変動表示装置に形成された、例えば左、中、右の変動表示領域の各々で上から下に各特別図柄が移動するように変動表示させることで行われ、変動表示ゲームの開始から所定時間経過した時点で、各変動表示領域の変動表示を例えば左、右、中の順に停止させて、各変動表示領域の各々に所定の特別図柄を停止表示することで停止結果態様を導出することとなっている。
【0050】
そして、変動表示ゲームが終了した際に複数の変動表示領域の各々に停止表示された各特別図柄が特定の停止態様(例えば、「7,7,7」等のぞろ目数字の何れか)を形成した場合に、遊技者に特定の価値を付与可能な特別遊技状態を発生させる。
【0051】
さらに、パチンコ遊技機は、遊技領域内への遊技球の発射操作を遊技者が行うための発射操作部としての操作ハンドルと、各入賞口(例えば、特別変動入賞装置の入賞口、特別図柄始動入賞口、一般入賞口等)へ入賞した遊技球を検出する入賞球検出センサと、入賞に基づいて払い出される遊技球(賞球)の払い出しを行う賞球排出ユニットと、払い出された賞球を検出する賞球検出センサと、遊技球の貸出を賞球排出ユニットを用いて行う場合に備えられ、貸し出される遊技球(貸球)を検出する貸球検出センサと、賞球排出ユニットに遊技球を供給する貯留タンクと、該貯留タンクの遊技球残量を検知して、遊技球残量が少ない場合に島設備の遊技球の供給設備を用いて遊技球を補給するように要求する補給信号を出力する補給検出センサとを備えている。
また、パチンコ遊技機は、前面側に遊技領域が形成される遊技盤と平行に配置されて遊技領域の前側を覆うガラス枠と、このガラス枠の開放を検知して開放信号を出力するガラス枠開放検出センサと、前記遊技盤及びガラス枠等を支持する前面枠と、この前面枠の開放を検知して開放信号を出力する前面枠開放検出センサとを備える。
【0052】
また、パチンコ遊技機は、遊技に必要な各種制御を行う制御装置とを備えており、制御装置はCPU、ROM、RAM、I/Fを含む制御回路を備え、遊技に関する各種の制御を行う。また、パチンコ遊技機は、制御装置にI/Fを介して接続され、制御装置の制御のもとに外部信号を出力する外部出力部101を備えている。
【0053】
そして、パチンコ遊技機の制御装置は、特図始動入賞口への遊技球の入賞に基づき、乱数値を抽出し、該抽出した乱数値と、予め記憶されている判定値との比較により、遊技者に対して付与する遊技価値(例えば、特図の大当たりなど)を決定すると共に、該決定に基づいて、変動表示装置上で大当たりとなる変動表示を行う。
【0054】
例えば、特図の大当たり判定用乱数値と特図の大当たり判定値とが一致する場合には、変動表示装置上の変動表示ゲームを特定の停止態様(例えば、「1,1,1」、「7,7,7」などのぞろ目)で停止させ、大当たりと呼ばれる特別遊技状態を発生させる。
この特別遊技状態は、特別変動入賞装置の開閉扉が所定時間開放して閉じるサイクルを1ラウンドとし、各ラウンド中、遊技球が特別変動入賞装置の大入賞口中の継続入賞領域に入賞することを条件に所定ラウンド(例えば、15ラウンド)まで継続される遊技である。但し、各ラウンド中、大入賞口に遊技球が所定個数(例えば、10個)入賞したときはその時点でそのラウンドを終了する。
このように、パチンコ遊技機においては、変動表示装置に表示される識別情報の変動表示ゲームの結果、予め定められた特定の停止態様となることに関連して、遊技者に有利な特別遊技状態が発生して遊技者に対し所定の遊技価値(賞球の大量獲得の機会など)を付与可能となる。
【0055】
また、前記特別遊技状態(大当たり)の発生に際して、例えば、確変判定用乱数値と確変判定値とが一致する場合には、その特別遊技状態の終了後、その後に大当たりが所定回数(例えば、1回)発生するまで大当たりの発生確率が通常確率から高確率に変換される確率変動状態(特定遊技状態)が発生するようになっている。
【0056】
そして、制御装置は、特別変動表示ゲームが開始されるたびに、外部出力部101からスタート信号を出力させ、特別変動表示ゲームが大当たりとなり、特別遊技状態が発生した場合に、外部出力部101から大当たり信号を出力させ、さらに特別遊技状態が終了した後に確率変動状態となることが決定した際に確率変動信号を外部出力部101から出力させる。
また、パチンコ遊技機の制御装置は、上述の各センサ(入賞球検出センサ、賞球検出センサ、貸球検出センサ、補給検出センサ、ガラス枠開放検出センサ等)からの信号の入力に対応して、入賞口への遊技球の入賞を示す入賞信号、賞球の払い出しを示す賞球信号、貸球の貸し出しを示す貸球信号、遊技球の補給を要求する補給信号、ガラス枠の開放を示す開放信号等を外部出力部101から出力させる。外部出力部101から出力された各信号は、外部出力部101に接続された呼出装置2に入力される。
【0057】
なお、島設備には、各パチンコ遊技機毎にそれぞれ対応して、遊技領域内に射出された後に、入賞口もしくはアウト口を経由して島設備の回収設備に回収される遊技球(回収球)を検知する回収球検出センサを備えた検出部102が設けられており、回収球検出センサの回収球信号(回収された遊技球の数は、遊技領域に打ち込まれた遊技球数と等しいので、打ち込み球信号とも言う)が島設備の検出部102から出力されて呼出装置2に入力されるようになっている。そして、外部出力部101及び検出部102から出力される信号が、遊技機100における遊技状況を示す遊技状況情報となる。
【0058】
パチスロ遊技機は、複数種類の図柄を外周面に表示したリールを例えば3個備えた変動表示装置を有している。さらに、これらのリールを回転させることで複数種類の図柄を変動表示可能としており、この変動表示を伴う変動表示ゲーム(ゲーム)が行われるようになっている。そして、この変動表示ゲームの結果、停止した図柄が予め設定された有効ライン上において所定の図柄組合せ態様となって入賞結果態様を導出(特別入賞が成立)することに関連して、所定の遊技価値を遊技者に付与するようにしている。
【0059】
このようなパチスロ遊技機においては、遊技者による所定数(メダルの場合、通常1〜3枚)の遊技媒体(ここでは、メダル)の投入操作、あるいはクレジットがある場合の賭けボタン操作(ベット操作)に基づく賭数の入力後、スタートレバーを操作することにより前記リールを回転させて図柄を変動表示させ、一定時間経過後自動的にまたは遊技者が各リールに対応して各々備えられたリールストップボタンを操作することにより各リールの回転を順次停止させて図柄組合せ態様(停止結果態様)が形成される。そして、リールが停止した際に、前記賭数の入力に応じて有効化された有効ライン上に形成された図柄組合せ態様が、予め定められた所定の図柄組合せ態様(入賞結果態様、例えば、7,7,7等の特定の図柄のぞろ目)となった場合に入賞が成立し、入賞種類に対応した数の遊技媒体が遊技者に付与される(払い出される)。また、前記図柄組合せ態様が予め定められた特別入賞を成立させる特別図柄組合せ態様である場合には、特別遊技状態(所謂、BB(ビッグボーナス)状態やRB(レギュラーボーナス)状態などのボーナス状態)が発生するようになっている。
【0060】
また、パチスロ遊技機は、メダル投入口と、メダル投入口に投入されたメダルを検出する投入メダル検出センサと、ベット操作用のベットボタンの押下を検出するベットスイッチ(センサ)と、変動表示装置におけるドラムの回転を指示するスタートレバーと、スタートレバーの操作を検出するスタート検出センサと、入賞の種類に対応した数のメダルの払い出しを行うメダル排出ユニットと、メダル排出ユニットから排出されるメダルを検出する払出メダル検出センサとを備える。
さらに、パチスロ遊技機は、遊技に必要な各種制御を行う制御装置を備えている。前記制御装置はCPU、ROM、RAM、I/Fを含む制御回路を備え、遊技に関する各種の制御を行う。また、パチスロ遊技機は、制御装置にI/Fを介して接続され、制御装置の制御のもとに外部信号を出力する外部出力部101を備えている。
また、このパチスロ遊技機の制御装置では、特別入賞(特別遊技状態)の当選確率(確率設定値)に基づいて、変動表示装置での変動表示ゲームが実行開始される毎に特別入賞を内部的に抽選する抽選手段を備えている。そして、前記抽選手段の抽選結果により特別入賞が当選(内部的に当選)していることを条件に実行されたゲーム(変動表示ゲーム)において、リールストップボタンにより特別図柄組合せ態様を形成できるタイミングでリールの停止操作を行うことにより、特別図柄組合せ態様(例えば、7等の特別図柄が三つのぞろ目で揃った場合)で変動表示が停止し、特別遊技状態として、BB状態やRB状態等のボーナス状態が発生するようになっている。
【0061】
なお、パチスロ遊技機には、特別入賞が当選しても、特定条件が成立しないと、特別図柄組合せ態様で変動表示を停止できないように制御するとともに、前記抽選手段の抽選結果により特別入賞が当選(内部的に当選)したときから、特定条件が成立して特別入賞が成立(特別遊技状態が発生)するまでの間に実行される変動表示ゲームにおいて、前記抽選手段による再度の特別入賞の当選を許容し、該再度の特別入賞の当選が生じた際には当該特別入賞の当選を未成立の当選権利(ストック)として記憶可能な特別入賞当選記憶手段を備えている(所謂ストック機能を有している)もの、いわゆるストック機がある。
【0062】
そして、パチスロ遊技機の制御装置は、変動表示ゲームで特別入賞が成立し、ビックボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)等の特別遊技状態が発生する場合に、外部出力部101からBB信号やRB信号を出力させる。
また、制御装置は、上述の各センサ(投入メダル検出センサ、ベットスイッチ、スタート検出センサ、払出メダル検出センサ)からの信号の入力に対応して、スタートレバーの操作を示すスタート信号、メダルの投入あるいはベット操作によるベット数を示すメダル投入信号、メダルの払い出しを示すメダル払出信号等を外部出力部101から出力させる。外部出力部101から出力された各信号は、外部出力部101に接続された呼出装置2に入力される。
【0063】
なお、パチスロ遊技機へのメダルの供給及び回収を行う島設備には、各パチスロ遊技機毎にそれぞれ対応して、パチスロ遊技機から払い出されるメダルを貯留したホッパー内のメダル残量を検出して、メダル残量が少ない場合に補給信号を出力する補給検出センサを有する検出部102が設けられていても良く、補給検出センサの補給信号が島設備の検出部102から出力されて呼出装置2に入力されるようになっている。そして、外部出力部101及び検出部102から出力される信号が、遊技機100における遊技状況を示す遊技状況情報となる。
【0064】
また、島設備にメダルの供給及び回収を行う設備がなく、各パチスロ遊技機に手動でメダルを供給もしくは回収するようになっている場合には、パチスロ遊技機において、小役等の成立に基づいて所定数のメダルを払い出す際に、上述のメダル払出信号のカウント値が所定数に達しなかった場合に、ホッパーを確認するように要求するエラー報知を行うようになっており、エラーを報知された遊技者が従業員を呼び出し、従業員にメダルの補給を行ってもらうことになる。
【0065】
前記呼出装置2は、図2及び呼出装置2の正面を図示した図3に示すように、従業員を呼び出すための呼出ボタン2a1を備えた呼出操作部2aと、呼出装置2に1対1で対応する遊技機100に関する情報を主に表示する情報表示装置2eと、この情報表示装置2eにおける表示を切り替える操作を行うためのデータ切替ボタン2b1を備えたデータ表示操作部2bと、携帯端末装置5からの無線による信号(例えば、赤外線信号)を受信するデータ受信部2cと、呼出ランプ2d1、大当たりランプ2d2、警報ランプ2d3等を備えたランプ装置2dと、例えば、遊技機100を誤作動させる不正電波を検出する不正検出装置2fと、上述の各種装置の制御及び後述する作業関連情報の送信処理を行う制御装置21とを備えている。
【0066】
呼出操作部2aは、呼出ランプ2d1を点灯させる呼出ボタン2a1を有し、呼出ボタン2a1を押すと呼出ランプ2d1が点灯し、再び呼出ボタン2a1を押すと呼出ランプ2d1が消灯するようになっている。
また、この呼出装置2が設置された島設備上の代表呼出ランプ(図示略)が呼出ランプ2d1と同様に点灯及び消灯するようになっており、呼出装置2が操作された島設備を指示するようになっている。すなわち、呼出操作部2aは、遊技者が遊技機における作業を要求する場合に、遊技者が係員を呼び出すために操作する呼出操作手段となる。
【0067】
情報表示装置2eは、呼出装置2に対応する遊技機100に関する情報、例えば、最後の大当たりもしくはBBから前回の変動表示ゲームまでの変動表示ゲームの回数(回転数)、今日の現在までの大当たりもしくはBBの回数(本日の大当たり回数)、前日や前々日等の過去の大当たりもしくはBBの回数(前日の大当たり回数。前々日の大当たり回数)、各大当たりもしくはBBの間に行なわれた変動表示ゲームの回数の履歴や平均等を表示するようになっている。なお、これらの情報表示装置2eに表示されるデータは遊技機100から出力される上述のような外部信号(遊技状況情報)を収集するとももに編集してRAM24に記憶しているデータに基づいて行なわれるものである。
なお、各遊技機100から出力される外部信号は管理装置4にも入力され、ホール管理装置としての管理装置4の後述する記憶装置4aにも記憶されているので、管理装置4から対応する遊技機100のデータを読み出して情報表示装置2eに表示するものとしても良いし、他の遊技機100のデータを管理装置4から読み出して表示するものとしても良い。また、管理装置4のデータを用いる場合には、管理装置4から出力されるデータが後述する制御装置21のインタフェース27を介してCPU22に入力される。また、遊技機100のデータは、制御装置21で表示画面用に編集されて情報表示装置2eに表示される。
【0068】
データ表示操作部2bは、情報表示装置2eに表示されるデータを切り替えるデータ切替ボタン2b1を備えている。そして、情報表示装置2eには、通常、上述の回転数、本日の大当たり回数、前日、前々日の大当たり回数等が通常画面として表示されているが、データ切替ボタン2b1を押すと、その他のデータ、例えば、さらに詳細なデータや、他の遊技機100のデータなどが表示される。また、複数の情報表示用の画面が用意されている場合に、データ切替ボタン2b1を押下する度に画面が切り替わるようになっており、全ての画面の表示が終わった後に、再び、データ切替ボタン2b1を操作すると、最初の通常画面に戻るようになっている。また、画面を切り替えた後にデータ表示操作部2bで所定時間操作がない場合には、通常画面に戻るようになっている。
【0069】
データ受信部2cは、例えば、フォトダイオード、フォトトランジスタ等の受光素子を備え、携帯端末装置5から入力される赤外線信号を受信し、赤外線信号を電気信号に変換して制御装置に入力させる。従って、データ受信部2cは、携帯端末装置5からの情報を受信する受信部となる。
ランプ装置2dの呼出ランプ2d1は、上述のように呼出ボタン2a1の呼出操作(ON操作)により、例えば、赤色点灯するものであり、内部には複数のランプが備えられ、呼出操作時には全てのランプが点灯するようになっている。また、呼出ランプ2d1は、再度の呼出ボタン2a1の操作、もしくは、携帯端末装置5からの信号の受信により消灯する。従って、ランプ装置2dは、呼出操作手段の操作に基づき点灯する表示手段となる。
【0070】
ランプ装置2dの大当たりランプ2d2は、大当たりが発生(大当たり信号、BB信号の入力)した際にオレンジ色に点滅状態で点灯する。なお、大当たりランプ2d2の内部には複数のランプが備えられており、大当たり発生中は、各ランプの点滅タイミングをずらすことにより光が移動するように点滅する。また、大当たりランプ2d2は、大当たりの終了により消灯する。
ランプ装置2dの警報ランプ2d3は、例えば、遊技機100のガラス枠(もしくは前面枠)を開放した場合に黄色点灯し、不正検出装置2fで不正行為を検出(例えば、不正電波の検出)した場合に赤色点灯する。
【0071】
不正検出装置2fは、電波検出装置を備えるもので、電波による誤作動に基づいて大当たり等を発生させる不正行為を検出するものであり、例えば、不正電波を検出した場合に信号を制御装置に出力する。
呼出装置2の制御装置21は、遊技機100の外部出力部101及び検出部102からの信号(遊技状況情報)の入力を行うインタフェース(I/F)26を介して遊技機100及び検出部102と接続され、且つ、管理装置4との間で信号の入出力を行うインタフェース(I/F)27を介して管理装置4と接続されたCPU22を備えている。従って、インタフェース26が遊技機100からの遊技状況情報を入力する入力手段となる。
【0072】
また、制御装置21は、CPU22が実行する制御プログラム等を記憶したROM23、CPU22の作業領域及び各種データの記憶領域を有するRAM24、呼出装置2の各電気部品に電力を供給する電源回路25とを備える。
また、ROM23には、後述するように、携帯端末装置5から入力された作業情報に対応して作業関連情報を管理装置4に送信するか否かを判定するための送信条件のデータ(後述するように作業の発生の契機となる条件を含む)、作業情報が入力してから作業関連情報を管理装置4に送信する際の送信タイミング、作業の対応時間の計時の終了となる作業時間の確定時期のデータ等が記憶されている。
このような制御装置21(制御手段)は、遊技機100(もしくは管理装置4)から入力されるデータに基づいて情報表示装置2eに呼出装置2に対応する遊技機100に関するデータを表示する処理を行うとともに、データ表示操作部2bのデータ切替ボタン2b1の操作により入力する信号に基づいて、情報表示装置2eに表示されるデータの切替処理を行う。
【0073】
また、制御装置21は、呼出操作部2aの呼出ボタン2a1の操作により入力される信号に基づいてランプ装置2dの呼出ランプ2d1を点灯/消灯させる処理を行う。また、制御装置21は、携帯端末装置5から出力された信号をデータ受信部2cが受信した場合に、呼出ランプ2d1を消灯する処理を行う。
また、制御装置21は、遊技機100の外部出力部101から入力する大当たり信号もしくはBB信号(RB信号)に基づいて、ランプ装置2dの大当たりランプ2d2を点灯/消灯させる処理を行う。
また、制御装置21は、不正検出装置2fからの不正検出信号の入力と、遊技機100の外部出力部101からの開放信号(パチンコ遊技機のガラス枠もしくは前面枠の開放に対応)の入力に基づいて、ランプ装置2dの警報ランプ2d3を点灯/消灯させる処理を行う。
【0074】
また、制御装置21は、本発明の遊技設備装置の制御装置21として後述するように、携帯端末装置5から送信され、データ受信部2cで受信されて入力される固有識別情報と作業情報とを特定可能な情報に基づいて作業関連情報を管理装置4に送信する処理を行う。なお、作業関連情報とは、この例において、作業情報に含まれる作業種類情報及び携帯端末装置5の固有識別情報と後述する計時処理により得られる作業の対応時間情報と呼出装置2に対応する遊技機100を特定可能な遊技機100の固有識別情報とを含むものである。
また、制御装置21は、後述するように、遊技機において作業を要する状態となったことを検出する検出手段としての処理を行うとともに、前記作業を要する状態となってから従業員による作業開始もしくは作業の終了までの作業の対応時間を計時する計時手段としての計時処理を行い、前記作業関連情報として該計時手段で計時された作業の対応時間を特定可能な情報を管理装置4に送信する処理を行う。
【0075】
また、制御装置21は、後述するように、従業員の作業の対象となった遊技機100の遊技状況を、例えば、遊技機100の外部出力部101から出力される遊技状況情報としての外部信号や島設備の各遊技機100毎にそれぞれ対応する検出部102から出力される信号に基づいて監視する遊技状況監視手段としての処理を行うとともに、遊技状況監視手段の監視結果に基づき、前記携帯端末装置から受信した作業情報の正当性を判断する判断手段としての処理を行う。なお、判断手段としての処理は、ROM23に記憶された上述の送信条件に基づいて行なわれる。
【0076】
前記管理装置4は、図1及び図2に示すように、中継装置3を介して呼出装置2との間でデータの送受信が可能なCPU41を備える。
さらに、(中央)管理装置4は、CPU41が実行する制御プログラム等を記憶したROM42、CPU41の作業領域及び各種データの記憶領域を有するRAM43を備えており、これらCPU41、ROM42、RAM43から制御装置が構成されている。
また、本発明の従業員管理システム1の管理装置4として、管理装置4には、呼出装置2を介して携帯端末装置5から入力された作業情報に対応する作業関連情報として受信される各作業の種類に対応した作業ポイントのデータを記憶しているとともに、呼出装置2から受信した作業関連情報を作業関連データとして記憶し、且つ、作業関連データに基づいて作成れた各従業員に対応する評価データを記憶する記憶装置4a(例えば、ハードディスクドライブ、CDRドライブ、MOドライブ、磁気テープドライブ等のストレージ)を備えている。なお、管理装置4は、ホール管理装置としても機能し、記憶装置4aには、各遊技機100の外部出力部101及び検出部102から出力された信号に基づく、各遊技機100の遊技状況情報が記憶される。
【0077】
また、管理装置4には、キーボード、ポインティングデバイス、ネットワークへの接続等ための通信装置等のデータを入力するための入力装置4cを備えており、入力装置4cにより、中継装置3との間のデータの送受、管理装置4への指示やデータの手入力等が行なわれる。
また、管理装置4には、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置4bが備えられ、上述の評価データの出力や、その他の管理装置で管理されているデータの出力が行なわれる。
【0078】
そして、管理装置4は、その制御装置により、呼出装置2(遊技設備装置)から送信される作業関連情報に基づき、従業員の作業状態に関する作業関連データを収集管理する処理を行う作業関連データ管理手段として機能する。なお、作業関連情報としては、後述するように携帯端末装置(従業員)を特定するための情報、作業の種類を示す情報、上述の作業の対応時間を示す情報等である。
【0079】
また、作業関連データ管理手段としての管理装置4は、その制御装置により、作業関連データとして、従業員の作業回数に基づく従業員の評価データを作成する処理を行う評価データ作成手段として機能する。なお、作業回数は、例えば、携帯端末装置5からの情報の送信回数(呼出装置2からの)に基づいて求めることができる。また、評価データ作成手段としての管理装置4は、作業関連データとしての作業種類の情報に基づく従業員が行なった作業の種類を反映させた評価データを作成する処理を行う。
また、評価データ作成手段としての管理装置4は、遊技設備装置としての呼出装置2により求められる従業員の作業の対応時間を反映させた評価データを作成する処理を行う。
なお、管理装置4は、例えば、遊技機100の外部出力部101もしくは島設備の検出部102からの信号等に基づいて、遊技機100が稼働(遊技者が遊技)しているか否か等を求め、これらの情報から遊技店における全ての遊技機の稼働情報を監視する処理を行う稼働状況監視手段として機能するものとしても良い。そして、評価データ作成手段としての管理装置4は、前記稼働状況監視手段による監視結果に応じて従業員の評価基準を変更するようにしても良い。
【0080】
前記携帯端末装置5について、図4の携帯端末装置5の正面図に基づいて説明する。携帯端末装置5は、赤外線信号を送信する送信手段(図示略)と、作業種類を入力するための複数の作業ボタン(キー)51…,52…及びこれら作業ボタン51…,52…毎にそれぞれ設けられたスイッチ(図示略)を有する作業種類入力手段5aと、各スイッチがONした場合に、スイッチ毎に異なり、予め設定されたパルス信号を生成する信号生成手段とを備える。
【0081】
そして、携帯端末装置5において、作業種類入力手段5aの何れかの作業ボタン51…,52…が押下されてスイッチがONとなった場合に、信号生成手段が、ONとなったスイッチ(押下された作業ボタン51…,52…)に対応する予め設定されたパルス信号を生成し、送信手段が生成されたパルス信号を赤外線のパルス信号に変換して送信する。(例えば、AV機器用のリモコンと同様の構成を有する)
【0082】
また、複数の各携帯端末装置5には、それぞれ互いに異なる固有識別情報が設定されており、作業ボタン51…、52…が押下されてスイッチがONとなった場合に、送信手段は、作業種類を示すパルス信号の前もしくは後に固有識別情報を示すパルス信号を送信するようになっている。なお、呼出装置2のデータ受信部2cにおいては、上述の赤外線のパルス信号を受信して電気信号に変換し、CPU22に入力し、CPU22は、ROM23に記憶された各作業種類毎の設定されたパルス信号のデータと、各固有識別情報と後に設定されたパルス信号のデータとに基づいてパルス信号に対応する作業種類及び固有識別情報を求める。また、管理装置4においては、例えば記憶装置4aにおいて、予め、携帯端末装置5の固有識別情報と、その携帯端末装置5を所持した各従業員(従業員の名前もしくは従業員のID)とを対応づけたデータテーブルを備えており、携帯端末装置5の固有識別情報に基づいて、携帯端末装置5を所持する従業員を特定できるようになっている。なお、従業員は、決められた携帯端末装置5を使用するか、使用する際に、管理装置4のデータテーブルを更新して、従業員とこの従業員が所持する携帯端末装置5とを管理装置4上で対応づけるようにする。
【0083】
次に、携帯端末装置5の各作業ボタン51…,52…と、作業の種類との関係を説明する。まず、作業種類入力手段5aの作業ボタン51…,52…は、パチンコ遊技機の作業用の作業ボタン51…と、パチスロ遊技機の作業用の作業ボタン52…とに別れている。
そして、図4に示すように、パチンコ遊技機用の各作業(作業1)の種類に対応して1の作業ボタン51に札差しが割り当てられ、2の作業ボタン51に球止まりが割り当てられ、3の作業ボタン51に補給点検が割り当てられ、4の作業ボタン51に箱下げが割り当てられ、5の作業ボタン51に箱運びが割り当てられ、6の作業ボタン51にその他の作業が割り当てられ、7〜9の作業ボタン51は予備とされている。
また、図4に示すように、パチスロ遊技機用の各作業(作業2)の種類に対応して1の作業ボタン52に補給が割り当てられ、2の作業ボタン52に箱運びが割り当てられ、3の作業ボタン52に目押しが割り当てられ、4の作業ボタン52にその他の作業が割り当てられ、5及び6の作業ボタン52が予備とされている。
なお、パチンコ遊技機及びパチスロ遊技機用の作業ボタン52で予備とされたものに対しては、例えば、各遊技店で作業を割り当てるようにしても良い。すなわち、各遊技店では、それぞれ特色のあるサービスを行なっている場合もあり、このようなサービスのための作業を予備の作業ボタン52に割り当てるものとしても良い。
【0084】
なお、各作業の種類に対応する作業内容は、従来の技術で挙げたものとほぼ同じであり、パチンコ遊技機での各作業の種類に対応する作業内容は以下のようになっている。
ここでの札差し作業は、特に、島設備のパチンコ遊技機より上の部分に大当たり札を差す作業であり、従業員は大当たりランプ2d2の点滅を見て該当するパチンコ遊技機に行くことになる。
球止まり作業は、遊技領域に止まってしまった遊技球を取り除く作業であり、従業員は呼出ランプ2d1の点灯を見て該当するパチンコ遊技機に行くことになる。
補給点検作業は、パチンコ遊技機への遊技球の補給を行う装置の不具合を解消する作業であり、従業員は呼出ランプ2d1の点灯を見て該当するパチンコ遊技機に行くことになる。
箱下げ作業は、大当たり発生時に箱載置棚に載置してある球箱を下げて、新たな球箱を遊技者に渡す作業であり、従業員は大当たりランプ2d2の点滅、もしくは呼出ランプ2d1の点灯をみて該当するパチンコ遊技機に行くことになる。
箱運び作業は、遊技者の持玉(払い出された遊技球)を景品交換する場合に、遊技球の計数器まで持玉の入った球箱を運ぶ作業であり、従業員は呼出ランプ2d1の点灯を見て該当するパチンコ遊技機に行くことになる。
【0085】
その他の作業は、上述に規定された作業以外の作業であり、遊技者の求めに応じて、発射不具合等の各種エラーや故障等への対応、遊技者の質問等に基づくパチンコ遊技機における遊技内容の説明、店内(各種遊技機、トイレ、両替機、景品交換のカウンタ等の場所など)の説明などである。基本的には、従業員は呼出ランプ2d1の点灯を見て該当するパチンコ遊技機に行くことになる。
【0086】
また、パチスロ遊技機の作業の種類に対応する作業内容は以下のようになっている。
補給作業は、島設備にメダルの自動供給(補給)及び回収設備が無く、あるいは自動供給設備のみが無く、手動でメダルが補給されるパチスロ遊技機において、ホッパー内のメダルが無くなった場合にメダルを補給する作業であり、従業員は呼出ランプ2d1の点灯を見て該当するパチスロ遊技機に行くことになる。
また、島設備にメダルの供給及び回収設備があり、自動でメダルが補給されるパチスロ遊技機においては、補給を行う装置の不具合により自動で補給できなくなった場合に、補給を行う装置の不具合を解消する作業であり、従業員は呼出ランプ2d1の点灯を見て該当するパチスロ遊技機に行くことになる。
【0087】
箱運び作業は、遊技者の持メダルを景品交換する場合にメダルの入った箱を計数器まで運ぶ作業であり、従業員は呼出ランプ2d1の点灯を見て該当するパチスロ遊技機に行くことになる。
目押し作業は、BB,RB等の図柄を揃えられない遊技者に代わってそれらの図柄を揃える作業であり、従業員は呼出ランプの点灯を見て該当するパチスロ遊技機に行くことになる。
その他の作業は、上述に規定された作業以外の作業であり、遊技者の求めに応じて、コインセレクタの不具合等の各種エラーや故障等への対応、遊技者の質問等に基づくパチンコ遊技機における遊技内容の説明、店内(各種遊技機、トイレ、両替機、景品交換のカウンタ等の場所など)の説明などである。基本的には、従業員は呼出ランプ2d1の点灯を見て該当するパチンコ遊技機に行くことになる。
【0088】
次に、従業員管理システム1が行う制御について説明する。
従業員管理システム1においては、呼出装置2において、遊技機100の外部出力部101及び島設備の検出部102から入力される信号や、呼出操作部2aの呼出ボタン2a1の操作に基づく信号と、携帯端末装置5から入力される信号に基づいて作業監視処理が行なわれる。
【0089】
ここで、呼出装置2の制御装置21で行なわれる作業監視処理について、図5に示す作業関連情報の各作業種類(作業名)に対する送信条件、作業時間の確定時期及び作業ポイントを示す図表と、図6に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。なお、作業監視処理には、携帯端末装置からの情報を受信して、当該情報に基づいて前記管理装置4に作業関連情報を送信する送信処理と、遊技機において作業を要する状態となったことを検出する検出処理と、作業を要する状態となってから)従業員による作業の(開始もしくは終了までの)対応時間を計時する計時処理と、前記作業関連情報として該計時手段で計時された対応時間を特定可能な情報を前記管理装置4に送信する処理と、従業員の作業の対象となった遊技機の遊技状況を監視する遊技状況監視処理と、この処理の監視結果に基づき、携帯端末装置5から受信した作業情報の正当性を判断する判断処理とを含む。
【0090】
まず、作業発生の契機となる信号を受信したかを常時監視する処理を行う。すなわち、作業発生の契機となる信号を受信したか否かを判定する処理を割り込み処理として短時間毎に行う(ステップS1)。例えば、従業員が作業が必要となったことを認知できるようになる際に出力される信号で、呼出ランプ2d1が点灯した時が作業が必要となったことを認知できる時期の場合には、呼出ランプ2d1を点灯させる信号である呼出操作部2aの呼出ボタン2a1の操作に基づく呼出信号がONとなった場合である。
なお作業発生の契機となる信号は、作業によって異なるものとなっており、図5(A)のパチンコ遊技機用の図表と,図5(B)のパチスロ遊技機用の図表とに示される送信条件となる信号のうちの一つ目の信号が各作業種類における作業発生の契機となる信号となる。なお、図5に示される、各作業種類毎の送信条件、送信タイミング、作業時間の確定時期は、呼出装置2の制御装置21のROM23に記憶されている。
【0091】
従って、パチンコ遊技機の作業において、札差し作業(ここでは大当たり札の札差し)、箱下げ作業においては、遊技機100の外部出力部101からの大当たり信号の受信が作業発生の契機となる信号の受信となる。この際には、呼出装置2において大当たりランプ2d2が点滅し、従業員に作業が必要なことが報知された状態となる。
また、パチンコ遊技機の作業において、球止まり作業、補給点検作業、箱運び作業、その他の作業は、上述の呼出信号の受信が作業発生の契機となる信号の受信となる。
【0092】
また、パチスロ遊技機においては、補給作業、箱運び作業、目押し作業、その他の作業は、上述の呼出信号の受信が作業発生の契機となる信号の受信となる。
【0093】
また、作業発生の契機となる信号は、本発明の遊技設備装置の遊技機において作業を要する状態となったことを検出する検出手段としての呼出装置2の制御装置21が遊技機において作業を要する状態となったことを検出するための信号となる。そして、作業発生の契機となる信号が受信された場合に、作業を要する状態となってから従業員による作業の対応時間を計時する計時手段としての呼出装置2の制御装置21は、作業が必要となってから、作業の開始もしくは作業の終了までの作業の対応時間の計時処理を開始する(ステップS2)。
【0094】
次に、呼出信号の受信により作業が必要となった遊技機100に対応する呼出装置2の呼出ランプ2d1の点灯もしくは大当たり信号の入力による大当たりランプ2d2の点滅に基づいて、従業員が該当する遊技機100に向かい作業内容を把握することにより作業種類を判別し、携帯端末装置5の判別された作業種類に対応する作業ボタン51…,52…を押すことにより、携帯端末装置5からその固有識別情報と作業が行われたことを示す情報(作業回数をカウントするための情報であり、作業ボタン51…,52…を押した際に携帯端末装置5から送信される情報ならばどの情報でも良い)と作業種類を示す情報が作業情報として呼出装置2に赤外線のパルス信号の状態で送信されることになる。
【0095】
呼出装置2においては、作業発生の契機となる信号を受信した後に、携帯端末装置5からの情報の受信を待機している状態、すなわち、携帯端末装置5からの情報の受信の有無の判定を繰り返し行う(ステップS3)。
なお、例えば、遊技者がデータ切替ボタン2b1と、呼出ボタン2a1とを間違えておして、呼出ボタン2a1を再操作して呼出ランプ2d1を消したり、前回の大当たり時の大当たり札が差されたままだったりなどの理由により、作業発生の契機となる信号が入力しても作業が生じない場合もあり、携帯端末装置5からの情報の受信を待っている状態で、作業発生の契機となる信号の受信から所定時間経過(例えば、約3分等、なお、上述の計時処理で計測されている時間を利用できる)した場合に、作業監視処理を終了する(ステップS4)。
【0096】
携帯端末装置5から固有識別情報と作業種類の情報を受信した際に、呼出ランプ2d1が点灯している場合には、呼出ランプ2d1を消灯する処理を行う(ステップS5)。すなわち、前記遊技設備装置(呼出装置2)の制御手段(制御装置21)は、前記遊技者による作業の要求に基づき点灯している表示手段(呼出ランプ2d1)を、前記携帯端末装置5からの情報の受信により消灯する。
次に、作業が終了したか否かを判定する(ステップS6)。すなわち、呼出装置2の制御装置21が、作業への対応を示す信号(作業時間の確定時期となる信号)を待機する状態となる。なお、箱運び作業のように作業への対応を示す信号を受信しても作業の種類によっては作業が終了していない場合がある。従って、ステップS6は作業の完全な終了ではなく作業への対応を行うことを判定する場合もあり、作業の対応時間を確定するか否かの判定となる。
作業への対応を示す信号は、例えば、札差し作業の場合には、大当たりランプ2d2が点灯している遊技機100に従業員が出向き携帯端末装置5の札差しの作業ボタン51を押すとともに、大当たり札を島設備の遊技機100の上の部分に差す作業を行うので、作業終了を示す信号は、携帯端末装置5からの作業情報の信号となる。その他の作業の種類の場合については、後に作業関連情報の送信タイミングを説明する際に説明する。
そして、作業が終了した(作業への対応が行われる)と判定された際に、作業の対応時間(作業時間)を確定し、確定された作業の対応時間をRAM24に記憶する(ステップS7)。
また、携帯端末装置5から送信された固有識別情報をRAM24に記憶(ステップS8)するとともに、携帯端末装置5から送信された作業種類情報をRAM24に記憶する(ステップS9)。
【0097】
次に、各作業種類情報に対応する作業条件(送信条件)の判定処理を行う(ステップS10)。すなわち、従業員の作業の対象となった遊技機の遊技状況を監視する遊技状況監視手段としての呼出装置2の制御装置21が、遊技状況監視手段の監視結果に基づき、前記携帯端末装置5から受信した作業情報の正当性を判断する処理を行う判断手段として機能する。なお、この際の遊技状況には、呼出装置2の呼出操作部2aの操作により、呼出ランプ2d1が点灯することも含まれる。また、正当性を判断する際の条件が送信条件となる。
【0098】
なお、本実施形態においては、携帯端末装置5から受信した作業種類情報と、遊技機100の外部出力部101や島設備の検出部102からの外部信号及び呼出装置2の呼出操作部2aの呼出ボタン2a1を操作することにより、制御装置21に入力する呼出信号に基づく遊技状況情報とを比較して、作業種類情報における作業種類が、作業種類情報が入力した際の、遊技状況に対応しているかを判定して作業情報の正当性を判断する。すなわち、遊技状況情報が、作業の種類に対応しているか否か判定することになり、遊技情報を示す遊技機100等からの特定の信号が入力しているか否かが判定条件となる。
また、判断手段としての呼出装置2の制御装置21が、正当と判断した作業情報(作業種類情報)に対してのみ、この作業情報に基づく作業関連情報(固有識別情報、作業種類情報、対応時間情報等)を後述するように管理装置4に送信するようになっている。すなわち、上述の正当性の判定条件が携帯端末装置5から入力された作業情報に対応する作業関連情報を管理装置4に送信するか否かの送信条件となる。
【0099】
なお、送信条件は、各作業種類毎に設定されており、各作業種類に対応する送信条件は、図5に示すように以下のようになっている。
すなわち、図5(A)に示すパチンコ遊技機の札差し作業(大当たり札)の場合に、送信条件は、大当たり札を差すので、遊技機100から大当たり信号が受信されている(大当たり発生中である)必要があり、送信条件の一つ目は大当たり信号の入力となる。また、大当たり札の札差し作業の前に、遊技者が遊技を行うことで、大当たりが発生したので、遊技球を所定の間隔で発射している状態(稼働中)か、もしくは、大当たり発生により一時的に遊技球の発射をやめたとしても、その少し前までは、遊技球を発射していた状態なので、少なくとも札差し作業を行う少し前までは、遊技機100で遊技球が発射装置により定期的に遊技領域内に発射され、島設備の検出部102の回収球検出センサから回収球信号が定期的に短い間隔で送信されていることになり、送信条件の二つ目は、回収球信号が入力してから予め設定された所定時間以内の状態となる。
【0100】
球止まり作業の場合には、球止まりに気づいた遊技者が呼出装置2の呼出ボタン2a1(呼出操作部2a)を操作して呼出ランプ2d1を点灯して、従業員を呼び出しているので、送信条件の一つ目は、呼出操作部2aからの呼出信号の入力(ON)となる。また、球止まり作業の場合にも、球止まりにより遊技者が一時的に遊技球の発射をやめたとしても、その前までは、遊技球を発射させていたはずなので、送信条件の二つ目は、回収球信号が入力してから予め設定された所定時間以内の状態となる。
また、球止まり作業の場合には、ガラス枠を開放することにより、遊技領域内で止まった状態の球を取り除くので、送信条件の三つ目は、ガラス枠開放検出センサからのガラス枠開放信号の入力(ON)となる。
【0101】
補給点検作業の場合は、遊技球の補給がないことにより遊技球を発射できないことに気づいた遊技者が呼出装置2の呼出ボタン2a1(呼出操作部2a)を操作して呼出ランプ2d1を点灯して、従業員を呼び出しているので、送信条件の一つ目は、呼出操作部2aからの呼出信号の入力(ON)となる。また、補給点検作業の場合は、遊技機100の補給検出センサが貯留タンク内の遊技球残量が所定量より少ないことを検出して補給信号を出力しているにも係わらず、島設備側から遊技球が補給されないことから補給信号が出力されたままの状態となるので、送信条件の二つ目は、補給信号の入力(ON)となる。
【0102】
箱下げ作業の場合は、パチンコ遊技機で前の大当たりからあまり間隔をおかずに大当たりを引いて、島設備の箱載置棚上の球箱が満杯となって遊技球を入れられない状態となりそうな場合に行なわれるので、基本的に大当たり札の札差しの場合と同様に、大当たり信号の入力と、回収球信号の入力から所定時間以内となる。なお、箱下げの場合には、大当たりとなっても箱載置棚上の球箱の遊技球の残量が少なければ、作業は行なわれない。
【0103】
箱運び作業の場合には、遊技者が遊技していた遊技機100での遊技をやめる場合に、呼出装置2の呼出ボタン2a1(呼出操作部2a)を操作して呼出ランプ2d1を点灯して、従業員を呼び出しているので、送信条件の一つ目は、呼出操作部2aからの呼出信号の入力(ON)となる。また、遊技者は、少なくとも一つの球箱に遊技球がある程度貯まるまで遊技機で遊技を行なっていたことになるので、送信条件の二つ目は、回収球信号が入力してから予め設定された所定時間以内の状態となる。
【0104】
その他の作業の場合も、遊技機で遊技している遊技者に従業員が呼び出されて行なわれることを前提として、送信条件は、呼出操作部2aからの呼出信号の入力(ON)と、回収球信号が入力してから予め設定された所定時間以内の状態となる。
また、パチスロ遊技機での作業は、基本的に従業員が呼び出されて行う作業なので、補給作業、箱運び作業、目押し作業において、上述の呼出信号が入力(ON)することとなる。また、ホッパー内のメダルが無く、メダルの払い出しができずにエラーで非稼働状態の補給作業が発生したパチスロ遊技機以外の箱運び作業、目押し作業、その他の作業が発生した遊技機においては、基本的に稼働可能な状態なので、パチスロ遊技機において稼働を示すメダル投入信号が予め設定された所定時間以内に入力していることが二つの目の送信条件となる。なお、補給作業においても、エラーとなる前に払い出しが行なわれており、パチスロ遊技機がエラーとなり稼働できない状態となる直前に入賞となるゲームを行なっていたので、補給作業においても、メダル投入信号の入力から所定時間を送信条件としても良い。
【0105】
また、補給作業において、島設備にメダルの供給及び回収設備がある場合には、メダルを補給する装置の不具合によりメダルが補給されない状態で、ゲームが進行し、パチスロ遊技機でメダルの払い出しができずにエラーとなるので、従業員が呼び出された段階では、メダルが補給されないことで、島設備の補給検出センサから補給信号が入力された状態のままとなっている。従って、メダルが島設備から自動補給されるパチスロ遊技機において、補給作業の際の送信条件には、補給信号が設けられている場合に補給信号のONを含むことが好ましい。
【0106】
次に、上述の判定処理の判定に基づいて、送信条件を満たしていない場合には、作業監視処理を終了し、送信条件を満たしている場合には、作業関連情報を送信するための処理に進む(ステップS11)。
すなわち、作業関連情報を送信する送信タイミングに達したか否かが判定される(ステップS12)。なお、作業監視処理においては、ステップS2において、作業の対応時間の計時処理が行なわれているが、上述の作業発生の契機となる信号の受信後、作業の開始、すなわち、作業が発生した遊技機に従業員が到着し、作業内容を把握して、携帯端末装置5を操作して作業情報(作業種類情報)を送信し、呼出装置2がこれを受信した場合か、もしくは、作業の終了、すなわち、作業の終了を示す情報が遊技機100の外部出力部101もしくは島設備の検出部102から入力した場合に、上述のステップS6、ステップS7において作業の対応時間の計測を終了して作業の対応時間が確定する。
【0107】
そして、作業の対応時間は、作業関連情報に含まれるので、作業の対応時間が確定した後に作業関連情報が呼出装置2から管理装置4に送信される必要がある。従って、上述の作業の開始もしくは作業の終了を示す信号が入力されて作業の対応時間が確定した時点以降が送信タイミングとなる。
ここで、図5(A)、(B)を参照して、各作業の終了による作業の対応時間(作業時間)及び作業関連情報の送信タイミングを説明する。なお、基本的には、上述のように遊技機100自体に係わる作業は、遊技機100の外部出力部101もしくは島設備の検出部102からの信号に基づき作業の終了を判断し、該信号の受信後に作業関連情報を送信する。
パチンコ遊技機の作業において、球止まり作業では、ガラス枠を開けて球止まりを解消した後にガラス枠を締めて作業が終了するので、ガラス枠開放信号がONからOFFに切り替わった時点が作業終了による作業の対応時間の確定時期となり、それ以降が送信タイミングとなる。
【0108】
また、補給点検作業では、遊技球を補給する装置の不具合が解消されると、遊技機100の貯留タンクに遊技球が補給され、貯留タンクに所定量以上の遊技球が貯留されたのを補給検出センサが検出して、補給検出センサからの補給信号がONからOFFに切り替わった時点が作業終了による作業の対応時間の確定時期となり、それ以降が送信タイミングとなる。
【0109】
また、札差し作業、箱下げ作業、箱運び作業の場合には、遊技機100自体に対する作業はないので、携帯端末装置5からの作業情報の受信時が作業開始による作業の対応時間の確定時期となり、それ以降が送信タイミングとなる。
その他の作業の場合には、作業がパチンコ遊技機自体に対する場合とそうでない場合とがあるが、作業が特定できないので、携帯端末装置5からの作業情報の受信時が作業開始による作業の対応時間の確定時期となり、それ以降が送信タイミングとなる。
【0110】
パチスロ遊技機において、補給作業の場合には、手動でメダルの補給が行なわれるようになっている場合に、携帯端末装置5からの作業情報の受信時が作業開始による作業の対応時間の確定時期となり、それ以降が送信タイミングとなる。また、自動でメダルが補給されるようになっている場合は、補給の点検が行なわれ、メダルの補給を行う装置の不具合が解消されると、ホッパーにメダルが補給され、補給検出センサがホッパーにメダルが補給されたことを検出して補給信号がONからOFFに切り替わり、切り替わった時点が作業の対応時間の確定時期となり、それ以降が送信タイミングとなる。
前面枠の開放状態を検出する前面枠開放検知センサを備えている場合には、補給作業の終了により、前面枠が閉じられて前面枠開放信号がONからOFFに切り替わった時点が作業終了による作業の対応時間の確定時期となり、それ以降が送信タイミングとなる。
【0111】
また、箱運びの場合には、パチスロ遊技機自体に対する作業ではないので、携帯端末装置5からの作業情報の受信時が作業開始による作業の対応時間の確定時期となり、それ以降が送信タイミングとなる。
また、目押し作業においては、従業員が頼まれて、遊技者に変わって目押しを行い変動表示ゲームにおいて、ボーナス入賞を成立させるので、BB信号もしくはRB信号が入力した時点が作業の対応時間の確定時期となり、それ以降が送信タイミングとなる。
パチスロ遊技機におけるその他の作業は、パチンコ遊技機の場合と同様に、作業が特定できないので、携帯端末装置5からの作業情報の受信時が作業開始による作業の対応時間の確定時期となり、それ以降が送信タイミングとなる。
なお、送信タイミングは、基本的に上述の作業の対応時間の確定となる信号の受信以降となるが、言うまでもなく、ステップS8〜S11以降の処理を終了している必要があり、送信タイミングとなるまでに、携帯端末装置5からの作業情報が受信され(作業情報が作業の対応時間の確定時期となっていな場合がある)、この作業情報が適正か否かが判定されている必要がある。
【0112】
そして、作業関連情報の送信タイミングとなるまで待機状態となり、送信タイミングとなった場合に、作業関連情報として、作業種類情報及び携帯端末装置5の固有識別情報と、確定された作業の対応時間を特定可能な情報である作業の対応時間情報と、呼出装置2が対応する遊技機100を識別可能な遊技機100の固有識別情報を送信し(ステップS13)、作業監視処理を終了する。なお、作業発生の契機となる信号の受信から作業関連情報の送信タイミングとなるまでの間に、一つの呼出装置2に携帯端末装置5から1回ではなく、複数回の作業情報の受信があっても作業関連情報は送信タイミングとなった際に一回だけ送信される。
【0113】
一方、管理装置4においては、呼出装置2(遊技設備装置)から作業関連情報を受信するための作業管理処理が行なわれる。
作業管理処理では、図7のフローチャートに示されるように、作業情報を含む作業関連情報を受信したか否かを判定する処理(ステップS14)、すなわち、作業関連情報が受信されるのを待機する状態で、作業関連情報を受信した場合に、作業関連情報に含まれる携帯端末装置5の固有識別情報、作業種類情報、作業の対応時間情報、遊技機100の固有識別情報を記憶装置4aに記憶する(ステップS15)。
【0114】
例えば、管理装置4は、図8に示すように、遊技機100の固有識別情報に基づく台番号(例えば、333番台)ごと、すなわち、遊技機100毎に、作業関連情報を受信した時刻、作業種類情報に基づく作業の種類(作業名)、作業に対応した従業員が所持した携帯端末装置5の固有識別情報に基づく携帯端末装置のID番号、作業関連情報に含まれる作業の対応時間情報に基づく作業に対応するまでの作業の対応時間等のデータを受信順に連番を付して作業関連データとして記憶する。すなわち、管理装置は、遊技設備装置からの作業関連情報に基づき、従業員の作業状態に関する作業関連データを収集管理する作業関連データ管理手段としての機能を備えている。
【0115】
また、作業関連データ管理手段としての管理装置は、作業関連データから各携帯端末装置5を所持するそれぞれの従業員の作業回数に基づく評価データを作成する評価データ作成手段として機能する。
例えば、図9に示すように、上述のように記憶された作業関連データに基づいて、各従業員が対応する携帯端末装置(携帯端末装置のID番号)毎に該当期間(所定期間、例えば、一日、一週間、一ヶ月等)内の各作業種類(作業名)毎の作業回数を求める。これは、各作業種類情報の受信回数をカウントすることにより求めることができる。また、上述のように各作業種類には、評価基準として作業ポイントが割り振られているので、作業回数に作業ポイントを乗算する。なお、作業ポイントは、作業種類に対応して、管理装置4のROM42もしくは記憶装置4aに記憶されているものを用いる。
【0116】
また、作業の対応時間に対しては、例えば、各作業種類毎に該当期間内の合計時間を求め、これを作業種類毎の作業回数で除算することで、作業種類毎に平均対応時間を求める。そして、作業種類毎の平均の対応時間を、例えば、複数段階のランクにランク分けし、各ランク毎に評価基準として対応時間ポイントを割り当てるようにする。例えば、作業の対応時間(平均)を0〜5秒、6〜10秒、11〜15秒、16〜20秒、21〜30秒、31秒以上のように6段階にランク分けし、0〜5秒に100ポイント、6〜10秒に70ポイント、11〜15秒に50ポイント、16〜20秒に30ポイント、21〜30秒に20ポイント、31秒以上に10ポイントのように各ランクにポイントを割り当てる。そして、例えば、平均作業の対応時間が16秒ならば30ポイントのように、平均作業の対応時間がどのランクに該当するかを求め、該当するランクに割り当てられたポイントを付与する。なお、作業内容により必要な対応時間に差が生じるので、ランク分けや各ランクのポイントは、作業種類毎に作業内容に対応して設定されることが好ましい。
【0117】
そして、例えば、図9に示すようにID番号01の携帯端末装置を所持する従業員に対しては、例えば、札差しの作業の作業回数が320で、札差しの作業ポイントが図5に示すように1なので、作業回数に基づく作業ポイントが320に1を乗算した320ポイントとなり、且つ、平均の対応時間が16秒なので、作業の対応時間に対応するポイントが30ポイントとなる。そして、作業回数に基づく320ポイントと、作業の対応時間に対するポイント30とを合計し、札差し作業のポイントが350とされる。以降、他の作業の種類に対しても同様にポイントが求められ、全ての作業種類に対応するポイントを合計して合計ポイントを求める。
【0118】
また、他の携帯端末装置を所持する従業員に対しても、同様に合計ポイントを求め、各携帯端末装置を処理する従業員の合計ポイントを従業員の評価の対象とする。
すなわち、評価データ作成手段としての管理装置4は、作業種類毎に作業ポイントを割り当て、作業回数に作業ポイントを乗算して作業種類毎のポイントを求めるようになっており、従業員が行った作業の種類を評価に反映させる。また、上述のように作業の対応時間にもポイントを付けることで、従業員の作業の対応時間を反映させた評価データを作成するようになっている。
【0119】
ここで、上記例においては、作業ポイントを各作業種類に対応するものとしたが、例えば、図10に示すように、遊技店での遊技機100の稼働状況を示すものとして、例えば、遊技店で遊技する遊技者の人数に応じて作業ポイントを自動的に変更可能となっていても良い。遊技店内の遊技者の人数が多くなればなるほど(稼働している遊技機が多くなればなるほど)、従業員の負荷が多くなるので、このように遊技店の遊技機の稼働状況に応じて、作業ポイントを変更することにより、従業員の負荷に見合った評価を行えるようになる。例えば、図10に示す図表においては、遊技店内の遊技者が0〜100人の場合に、各作業種類毎のポイントを上述の図5に示すポイントとし、遊技店内の遊技者が101〜200人の場合に各作業種類毎に作業ポイントを元のポイント(0〜100人の場合のポイント)に対して0.5ポイント加算し、201人以上の場合に、元のポイントに1ポイント加算するようになっている。
【0120】
なお、遊技店の遊技機の稼働状況の求め方としては、例えば、出入口に来店退店人数を計測するセンサを設けて、遊技機の稼働状況を間接的に示す遊技店内の遊技者数を求めるようにしても良いし、上述の遊技機100の回収球信号やメダル投入信号を遊技機100の稼働を示すものとして、各遊技機100において回収球信号もしくはメダル投入信号が入力してから所定時間以内の遊技機100を稼働しているものとして、稼働している遊技機100数や遊技店内の全遊技機100に対応する稼働している遊技機の割合を求めるものとしても良い。
【0121】
以上のような従業員管理システムによれば、従業員が携帯する携帯端末装置からの作業情報に基づき、作業関連データを収集管理するので、従業員の作業状況を正確且つ確実に管理することができる。
特に、遊技店の作業は、主に遊技機で行なわれるものであるため、その近傍に配設された遊技設備装置で携帯端末装置からの情報を受信する構成とすることで、従業員は遊技機での作業の実行に対応して作業情報を簡単且つ確実に送信することができる。
【0122】
また、従業員の評価データを作成する際に、携帯端末装置5からの作業情報の受信回数に基づく作業回数を用いているので、作業回数に応じた正当な従業員の作業評価を行うことができる。
また、携帯端末装置5から送信される作業種類情報により、従業員が行なった作業の種類を管理装置で確実に把握することができ、把握した作業の種類に応じて各従業員を評価するので、各従業員の作業に対しての平等な評価を行うことができる。
【0123】
また、作業の対応時間を従業員の評価に用いることにより、作業の対応速度に応じた正当な従業員の作業評価を行うことができる。
また、遊技機の稼働状況に応じて、従業員の作業負担が変化するが、上述のように遊技機の稼働状況に応じて作業ポイントを変更することで、遊技機の稼働状況で変化する作業負担に応じた評価データを作成することができる。
また、上述のように遊技機100もしくは島設備から送信される遊技状況情報に基づいて、携帯端末装置5から受信した作業種類情報が、受信された際の遊技状況に対応するか否かを判定することにより、従業員による携帯端末装置を用いた不正な作業情報の送信を防止することができる。
【0124】
また、携帯端末装置から作業情報を受信して管理装置4に作業関連情報を送信する遊技設備装置は、上述のように呼出装置2の一部なっているので、作業に関する情報の送受信機能の他、作業を要求するために係員を呼び出す機能が備えられているので作業に関する各種機能を遊技機の近傍に集約して効率よく実現できる。
また、呼出装置2としての遊技設備装置の例えば呼出ランプ2d1の点灯によりその遊技機100に出向いた従業員は、作業の実行に対応して情報を送信するだけで、点灯していた呼出ランプ2d1を消灯させられるので、別途呼出装操作手段(呼出操作部2a)を操作して呼出ランプ2d1を消灯する手間を省ける。
【0125】
なお、本発明の従業員管理システムは、上述の例に限られるものではなく、例えば、携帯端末装置5に作業ボタン51…,52…の他に、不正行為ボタンを設け、例えば、電波を遊技機に向けて発信して遊技機を誤作動させたり、ピアノ線を遊技機に挿入して不正にアタッカー(特別変動入賞装置等)を開放させたりする不正遊技者を発見した場合に、不正行為ボタンを操作することで、携帯端末装置5から不正行為を発見したことを示す不正行為情報を送信できるようにしても良い。
そして、携帯端末装置から不正行情報が受信された呼出装置2(遊技設備装置)が、管理装置4に不正行為情報を送信し、管理装置4で、不正行為が行なわれたことが認識され、管理装置4のオペレータ等に報知する。このようにすれば、不正行為を発見したことを迅速且つ内密に管理装置4及び管理装置4のオペレータに伝えることができる。
【0126】
このような構成とする場合に、携帯端末装置5からは、どの遊技設備装置(呼出装置2)に対して不正行為情報を送信しても良い構成とすることが好ましい。すなわち、不正行為が行なわれている遊技機100の近傍に設けられた遊技設備装置に対して不正行為情報を送信しようとすると、不正行為を行っている者に気づかれてしまう可能性がある。なお、不正行為情報とともに携帯端末装置5の固有識別情報を送ることができるので、不正行為情報を送信した従業員を識別することが可能であり、この従業員から不正行為が行なわれた遊技機や不正行為を行なった遊技者の情報を得ることができる。
一方、不正行為情報を受信した遊技設備装置においては、不正行為情報に対する送信条件は設定されていないものとし、不正行為情報を受信した場合に、不正行為情報を最優先で管理装置4に送信することが好ましい。
【0127】
なお、管理装置4側で不正行為が行なわれている遊技機を特定できるように、例えば、携帯端末装置5にテンキー等を設け、不正行為ボタンを押した後に、テンキーにより遊技機100の台番号等の情報を入力して送信できるようにしても良い。
また、不正行為を発見して携帯端末装置5の不正行為ボタンを操作して不正行為を知らせた従業員に対しては、それ相応の高い評価ポイントを付与するようにしても良い。すなわち、不正行為情報の送信を評価データ作成手段の評価対象とするものとしても良く、不正行為情報を送信した携帯端末装置を所持する従業員に対して一回の不正行為情報の送信に対して、他の作業のポイントより高いポイントを付与するようにしても良い。
【0128】
また、上記例では、作業種類毎の作業ポイント(評価基準)を遊技店の遊技機の稼働状況に対応して変更するものとしても良いとしたが、遊技店で働いている従業員の数に応じて評価基準を変更するようにしても良い。
例えば、遊技店では、時間帯或いは日にち(曜日や月末等)で従業員の数が変化することも考えられ、その数に応じて従業員の作業負担も変化するが、その変化に応じた平等な評価を行うことができる。
【0129】
すなわち、本発明の従業員管理システムにおいて、前記管理装置4は、遊技店における従業員の数を監視する従業員数監視手段を備え、前記評価データ作成手段としての管理装置4は、前記従業員数監視手段による監視結果に応じて評価基準を変更する構成としても良い。なお、従業員数監視手段としては、例えば、磁気カード式やバーコード式のタイムレコーダ(タイムカードに磁気やバーコードで従業員を特定できる情報が記録されている)を用い、各従業員の出社、退社、外出、帰社等の時刻のデータを出力可能なものを管理装置4に接続するものとしても良い。
また、管理装置4にカードリーダ等を接続し、従業員を識別可能な情報が記録されたカードを従業員が出社時や退社時にカードリーダに読み込ませるものとし、これを従業員数監視手段としても良い。
また、遊技店における全ての遊技機の稼働状況に対する従業員の数(すなわち、従業員1人に対する稼働している遊技機の台数)に応じて評価基準を変更するようにしても良い。
【0130】
また、上記例では、前記携帯端末装置からの情報を受信して、当該情報に基づいて前記管理装置に作業関連情報を送信する遊技設備装置を呼出装置2と一体に設ける構成としたが、従来の呼出装置と別に遊技設備装置を設ける構成としても良い。
【0131】
加えて、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0132】
【発明の効果】
本発明によれば、従業員が携帯する携帯端末装置からの作業情報に基づき、作業関連データを収集管理するので、従業員の作業状況を正確且つ確実に管理することができる。
特に、遊技店の作業は、主に遊技機で行なわれるものであるため、その近傍に配設された遊技設備装置で携帯端末装置からの情報を受信する構成とすることで、従業員は遊技機での作業の実行に対応して作業情報を簡単且つ確実に送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の従業員管理システムの概略を示すブロック図である。
【図2】上記従業員管理システムの管理装置、呼出装置、遊技機を示すブロック図である。
【図3】上記従業員管理システムの呼出装置(遊技設備装置)を示す正面図である。
【図4】上記従業員管理システムの携帯端末装置を示す正面図である。
【図5】上記従業員管理システムでの処理に用いられる各作業の種類毎の送信条件、送信タイミング、作業ポイントを示す図表である。
【図6】上記従業員管理システムの呼出装置(遊技設備装置)で行なわれる作業監視処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】上記従業員管理システムの管理装置で行なわれる作業管理処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】上記従業員管理システムの管理装置で記憶される作業関連データを説明するための図表である。
【図9】上記従業員管理システムの管理装置で作成された評価データを説明するための図表である。
【図10】上従業員管理システムにおいて遊技店の遊技機の稼働状況に対応して、各作業種類の評価基準となる作業ポイントを変更する場合の変更の仕方を説明するための図表である。
【符号の説明】
1 従業員管理システム
100 遊技機
2 呼出装置(遊技設備装置)
21 呼出装置の制御装置(制御手段,検出手段,計時手段,遊技状況監視手段,判断手段)
2a 呼出操作部(呼出操作手段)
2a1 呼出ボタン
2c データ受信部(受信部)
2d ランプ装置
2d1 呼出ランプ(表示手段)
26 インターフェース(入力手段)
4 管理装置(作業関連データ管理手段,評価データ作成手段,稼働状況監視手段)
5 携帯端末装置
5a 作業種類入力手段
51 作業ボタン
52 作業ボタン

Claims (3)

  1. 複数の遊技機が設置される遊技店の従業員が個別に携帯するとともに所要の情報を送信可能な携帯端末装置と、
    前記携帯端末装置からの情報に関連して、従業員の作業状態を管理する管理装置と、
    を備えた従業員管理システムであって、
    前記携帯端末装置は、固有識別情報を有し、前記遊技機に関連した従業員の作業に係わる作業情報と該固有識別情報とを特定可能な情報を送信可能とし、
    前記遊技機の近傍に、前記携帯端末装置からの情報を受信して、当該情報に基づいて前記管理装置に作業関連情報を送信する遊技設備装置を配設し、
    前記管理装置は、
    前記遊技設備装置からの作業関連情報に基づき、従業員の作業状態に関する作業関連データを収集管理する作業関連データ管理手段と、
    遊技店における遊技機の稼動状況を監視する稼働状況監視手段と、
    を備え
    前記作業関連データ管理手段は、前記作業関連データとして、従業員の作業回数に基づく従業員の評価データを作成する評価データ作成手段を含み、
    前記評価データ作成手段は、前記稼働状況監視手段による監視結果に応じて、評価基準を変更するようにしたことを特徴とする従業員管理システム。
  2. 前記携帯端末装置は、従業員が行った作業の種類を入力する作業種類入力手段を有し、該作業種類入力手段の入力結果に基づき前記作業情報として作業種類情報を送信するものとし、
    前記評価データ作成手段は、従業員が行った作業の種類を反映させた評価データを作成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の従業員管理システム。
  3. 前記遊技設備装置は、
    前記遊技機において作業を要する状態となったことを検出する検出手段と、
    前記作業を要する状態となってから従業員による作業の対応時間を計時する計時手段と、
    を備え、前記作業関連情報として該計時手段で計時された対応時間を特定可能な情報を前記管理装置に送信するものとし、
    前記評価データ作成手段は、従業員の作業の対応時間を反映させた評価データを作成するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の従業員管理システム。
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