JP3993332B2 - 電気冷蔵庫の制御装置および制御方法 - Google Patents

電気冷蔵庫の制御装置および制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気冷蔵庫の制御装置および制御方法に関し、特に電気冷蔵庫の異常発生時や故障診断時の処理を行う制御装置および制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4および図5は、それぞれ一般的な電気冷蔵庫の概略構成を示す模式図および回路構成を示す制御ブロック図である。電気冷蔵庫(以下、冷蔵庫とする)1は、たとえば、その下部に圧縮機11、その背面側に制御基板12、およびその上部にブザー装置13をそれぞれ有しており、また庫内に自動製氷機14および操作パネル15を備えている。制御基板12は、冷蔵庫本体10の背面の蓋を開けると確認され、取り扱われ得る。一方、操作パネル15は、冷蔵庫本体10の扉16を開けると確認され、取り扱われ得る。
【0003】
操作パネル15は、故障診断の結果および製氷機テストの結果を表示するための表示部151、庫内温度を調節するための温度設定部152、および製氷機テスト処理の開始操作を行うための製氷機テスト入力部153を備えている。この製氷機テスト入力部153は、故障診断処理の開始操作を行うための故障診断開始入力部を兼ねている。
【0004】
制御基板12は、制御部17、非絶縁形のインバータ部18、および制御部17とインバータ部18との間で信号の授受を行うための送信部19を備えている。制御部17は、マイクロコンピュータ171、および庫内温度を検出する庫内温度検出部172を備えている。インバータ部18は、マイクロコンピュータ181、圧縮機11に電力を供給するインバータ発生部182、圧縮機11の運転状態を監視するためにインバータ発生部182の供給電力を検出する回転数検出部183、および圧縮機11に発生した異常の内容を表示するための故障表示部184を備えている。
【0005】
送信部19は、3個のホトカプラ191,192,193を備えている。そのうちの2個のホトカプラ191,192は、制御部17のマイクロコンピュータ171からインバータ部18のマイクロコンピュータ181に運転司令を送信するためのものである。残りの1個のホトカプラ193は、インバータ部18のマイクロコンピュータ181から制御部17のマイクロコンピュータ171に、圧縮機11の異常発生を知らせる信号を送信するためのものである。
【0006】
ここで、運転司令とは、圧縮機11の運転状態を高速、中速、低速または停止の何れに設定または変更するかを指示する命令のことである。
【0007】
ブザー装置13は、ブザー基板131を有する。マイクロコンピュータ171は、表示部151、温度設定部152、製氷機テスト入力部153、ブザー基板131、庫内温度検出部172およびホトカプラ191,192,193に接続されている。一方、マイクロコンピュータ181は、3個のホトカプラ191,192,193、インバータ発生部182、回転数検出部183および故障表示部184に接続されている。
【0008】
つぎに、冷蔵庫1の作用について説明する。図6は、冷蔵庫1が正常に動作をしている時の制御を示すフローチャートである。まず制御部17のマイクロコンピュータ171は、庫内温度検出部172により検出された庫内温度と、ユーザが操作パネル15の温度設定部152において設定した温度とを比較し(ステップS1)、その比較結果に基づいて圧縮機11を高速運転、中速運転、低速運転または運転停止の何れのパターンで動作させるかを決定する(ステップS2)。
【0009】
たとえば、庫内温度が設定温度よりも著しく高い場合には、圧縮機11の運転パターンを高速運転とし、庫内温度の方が少し高い場合には中速運転とし、略同じ温度である場合には低速運転とし、庫内温度が設定温度よりも低い場合には運転を停止する。
【0010】
運転パターンが決定したら、マイクロコンピュータ171は、その運転司令を2ビットの信号に符号化し、送信部19のホトカプラ191,192を介してインバータ部18のマイクロコンピュータ181に送信する(ステップS3)。ホトカプラ191,192は、光伝達により絶縁を取っている(ホトカプラ193も同様である)。
【0011】
ここまでの制御は、制御部17のマイクロコンピュータ171により行われる。これ以降説明する制御は、インバータ部18のマイクロコンピュータ181により行われる。
【0012】
インバータ部18において、マイクロコンピュータ181は、制御部17のマイクロコンピュータ171から送られてきた運転司令の信号を受信し、それを復号化して運転司令を取得するとともに(ステップS4)、圧縮機11の現在の状態を回転数検出部183から取得する(ステップS5)。
【0013】
圧縮機11が停止している時に運転司令が高速運転、中速運転および低速運転の何れかである場合には(ステップS6)、マイクロコンピュータ181は、起動シーケンスを実行して圧縮機11を起動する(ステップS7)。回転数検出部183は、圧縮機11の運転状態を検出し、その検出結果に基づいてマイクロコンピュータ181は、インバータ発生部182をフィードバック制御することにより圧縮機11の回転数を補正し(ステップS8)、処理を終了する。
【0014】
ステップS6で、圧縮機11が停止している時に運転司令が停止である場合には、ステップS8へ進んで圧縮11の回転数がゼロであること、あるいはゼロになったことを確認し、処理を終了する。
【0015】
一方、ステップS5で圧縮機11が運転中であり、かつ運転司令が停止である場合には(ステップS9)、マイクロコンピュータ181は、インバータ発生部182を制御して圧縮機11を停止させ(ステップS10)、そしてステップS8へ進んで圧縮11の回転数がゼロになったことを確認し、処理を終了する。
【0016】
ステップS9で、運転司令が高速運転、中速運転および低速運転の何れかである場合には、ステップS8へ進んで運転司令に対応する運転状態になるように圧縮11の回転数の補正を行い、終了する。
【0017】
図7は、冷蔵庫1の故障診断時の制御を示すフローチャートである。制御部17からの運転司令が停止から高速運転、中速運転および低速運転の何れかに切り変わり、停止中の圧縮機11が起動シーケンスに従って起動された時、回転数検出部183は圧縮機11の運転状態を検出し、その検出結果に基づいてインバータ部18のマイクロコンピュータ181は、圧縮機11の回転数が正常であることを確認する(ステップS11)。
【0018】
圧縮機11に異常がある場合には、マイクロコンピュータ181は、インバータ発生部182を制御して圧縮機11を直ちに停止させる(ステップS12)。そして、マイクロコンピュータ181は、送信部19のホトカプラ193を制御して制御部17のマイクロコンピュータ171に異常発生信号を送信するとともに、発生した異常内容に対応する表示信号を生成し、それを故障表示部184に送り(ステップS13)、故障表示部184に異常内容に対応した表示を行わせる(ステップ14)。なお異常発生信号は、制御部17に異常の発生を知らせるだけの単なる2値信号であり、異常内容までも知らせるものではない。
【0019】
ここまでの制御は、インバータ部18のマイクロコンピュータ181により行われる。これ以降説明する制御は、制御部17のマイクロコンピュータ171により行われる。
【0020】
制御部17において、マクロコンピュータ171は、マイクロコンピュータ181から送られてきた異常発生信号を受信すると(ステップS15)、運転司令を停止に切り替える(ステップS16)。それによって圧縮機11は、図6のステップS5,S9,S10,S8に従って停止する。
【0021】
冷蔵庫1の故障診断は、ユーザ等(修理等を行う技術者を含む)が操作パネル15の製氷機テスト入力部153から診断開始を入力した場合に行われる。圧縮機11が異常停止すると、庫内が冷えなくなるので、ユーザ等は故障診断を行う。
【0022】
マイクロコンピュータ181は、製氷機テスト入力部153から診断開始信号を受け取ると(ステップS17)、庫内温度検出部172および自動製氷機6に対して故障診断を行う(ステップS18)。異常がある場合には(ステップS19)、マイクロコンピュータ181は、その異常内容に対応する表示信号を生成し、それを表示部151に送り、そこで異常内容に対応した表示を行わせ(ステップ20)、処理を終了する。
【0023】
ステップS11で、圧縮機11の回転数が正常である場合には、上記ステップS12,S13,14をスキップする。またステップS15で、制御部17のマクロコンピュータ171に異常発生信号が送られてきていない場合には、ステップS17に進み、製氷機テスト入力部153から診断開始信号が入力されたか否かを判断する。診断開始信号が入力されていない場合には、処理を終了する。また、ステップS19で故障診断を行った結果、異常がなかった場合には、処理を終了する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の冷蔵庫1では、圧縮機11の異常は故障表示部184に表示され、それを冷蔵庫本体10の背面側から確認しなければならず、一方庫内温度検出部172および自動製氷機6に対する故障診断結果は庫内に設けられた表示部151に表示されるので、冷蔵庫1の修理を行う際には前記2ヶ所の表示部184,151を確認しながら行わなければならず、作業性が悪いという欠点がある。
【0025】
また、通常冷蔵庫1は、その背面を部屋の壁面に僅かに隙間をあけて、あるいは隙間をあけずに沿わせて配置されるので、故障表示部184を確認するには、冷蔵庫1を動かす必要があるが、冷蔵庫自体が重いのに加えて、庫内に収納されている種々の物も比較的重い物が多いため、移動させるのが重労働であるという欠点もある。
【0026】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、圧縮機の異常表示や故障診断結果の表示を同一個所で表示し、できれば冷蔵庫の正面側から確認することができる電気冷蔵庫の制御装置を得ることを目的とする。
【0027】
また、本発明は、圧縮機の異常表示や故障診断結果の表示を同一個所で表示するための電気冷蔵庫の制御方法を得ることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、電気冷蔵庫の圧縮機または圧縮機に電力を供給するインバータ部の異常を検知する検知部と、前記検知部の出力に基づき前記圧縮機またはインバータ部の異常内容を判定し、判定した異常内容に応じたパターン信号を生成出力する第1の制御部と、製氷機テスト入力部から診断開始を入力すると自動製氷機に対して故障診断を行い、該故障診断結果に基づく情報を、前記電気冷蔵庫の正面側から確認できる場所に設置された表示部に表示する第2の制御部と、前記第1の制御部により制御され、前記第1の制御部で生成出力されたパターン信号を前記第2の制御部に送信するホトカプラと、を具備し、前記第2の制御部は、前記第1の制御部からの前記パターン信号を受け取って前記圧縮機またはインバータ部の異常内容を解読するとともに、前記製氷機テスト入力部からの入力により該解読した異常内容に基づく情報を前記表示部に表示する
【0029】
この発明によれば、検知部により圧縮機またはインバータ部の異常が検知されると、第1の制御部は、その検知された異常内容に応じたパターン信号を生成し、それを第2の制御部に送信し、一方パターン信号を受け取った第2の制御部は、圧縮機またはインバータ部の異常内容を解読するとともに、自動製氷機の故障診断を行い、圧縮機またはインバータ部の異常内容と自動製氷機の故障診断結果とに基づく情報を冷蔵庫の正面側から確認できる場所に設置された表示部に表示する。
【0030】
また、上記目的を達成するため、本発明は、少なくとも二つの制御部を有する電気冷蔵庫を制御するにあたり、圧縮機または圧縮機に電力を供給するインバータ部の、圧縮機起動異常、インバータ発生部異常または圧縮機回転数異常を検知する工程と、第1の制御部にて、検知された前記異常内容に応じたパターン信号を生成する工程と、前記第1の制御部から第2の制御部にパターン信号をホトカプラにより送信する工程と、前記第2の制御部にて、前記パターン信号を受け取って前記圧縮機またはインバータ部の異常内容を解読する工程と、製氷機テスト入力部からの診断開始入力により第2の制御部にて自動製氷機の故障診断を行う工程と、解読された前記異常内容および前記故障診断結果に基づく情報を、冷蔵庫の正面側から確認できる場所に設置された同一の表示部に表示する工程と、を含む。
【0031】
この発明によれば、圧縮機またはインバータ部の、圧縮機起動異常、インバータ発生部異常および圧縮機回転数異常を検知すると、第1の制御部は、その検知された異常内容に応じたパターン信号を生成し、それを第2の制御部に送信し、一方第2の制御部は、受け取ったパターン信号を解読して圧縮機またはインバータ部の異常内容を取得し、また製氷機テスト入力部からの診断開始入力により自動製氷機の故障診断を行い、圧縮機またはインバータ部の異常内容と故障診断結果とに基づく情報を、冷蔵庫の正面側から確認できる場所に設置された同一の表示部に表示する。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態にかかる冷蔵庫について説明する。なお冷蔵庫の概略構成は、図4に示す一般的な冷蔵庫と同様であるため、説明を省略する。
【0033】
図1は、本発明の実施の形態にかかる冷蔵庫の回路構成を示す制御ブロック図である。冷蔵庫は、表示部21と温度設定部22と製氷機テスト入力部23とを備えた操作パネル2、制御部4とインバータ部5と送信部6とを備えた制御基板3、圧縮機7、およびブザー基板8を備えている。制御部4は、第2の制御部であるマイクロコンピュータ41と庫内温度検出部42とを備えており、インバータ部5は、第1の制御部であるマイクロコンピュータ51とインバータ発生部52と検知部である回転数検出部53とを備えており、送信部6は、3個のホトカプラ61,62,63を備えている。
【0034】
表示部21は、圧縮機7またはインバータ部5の異常内容および故障診断結果に基づく情報を表示し、特に限定しないが、たとえば、冷蔵庫の正面側から確認することができる位置(庫内でも庫外でもよい)に設けられている。
【0035】
従って、本実施の形態では、表示部21において圧縮機7またはインバータ部5の異常内容の情報が表示されるので、従来インバータ部内に設けられていた故障表示部(図5参照)は設けられていない。なお表示部21の他に、インバータ部5内に故障表示部を設けてもよいのは勿論である。
【0036】
マイクロコンピュータ51は、圧縮機7またはインバータ部5に異常が発生すると、その異常内容に対応したパターン信号50を生成し、ホトカプラ63に出力する。ホトカプラ63は、マイクロコンピュータ51からマイクロコンピュータ41にパターン信号50を送信する。
【0037】
マイクロコンピュータ41は、マイクロコンピュータ51から受け取ったパターン信号50を解読して、圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40を取得する。またマイクロコンピュータ41は、従来通り故障診断も行う。そしてマイクロコンピュータ41は、圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40および故障診断結果49を表示部21に送信する。
【0038】
温度設定部22、製氷機テスト入力部23、庫内温度検出部42、インバータ発生部52、回転数検出部53、制御部4のマイクロコンピュータ41からインバータ部5のマイクロコンピュータ51に運転司令を送信するための2個のホトカプラ61,62、圧縮機7およびブザー基板8は、それぞれ図5に関連して説明した従来の温度設定部152、製氷機テスト入力部153、庫内温度検出部172、インバータ発生部182、回転数検出部183、ホトカプラ191,192、圧縮機11およびブザー基板131と同様であるので、説明を省略する。
【0039】
つぎに、冷蔵庫の作用について説明するが、停止中または運転中の圧縮機7を運転または停止させる場合の制御については図6に示す従来の制御と同じであるので、説明を省略する。
【0040】
図2は、本実施の形態における故障診断時の制御を示すフローチャートである。制御部4からの運転司令が停止から高速運転、中速運転および低速運転の何れかに切り変わり、停止中の圧縮機7が起動シーケンスに従って起動された時(または所定時間おき、または常時)、回転数検出部53は圧縮機7の運転状態を検出する。そして、その検出結果に基づいてインバータ部5のマイクロコンピュータ51は、インバータ部5の動作が正常である、すなわち「異常なし」であることを確認し、それを、異常なしに対応する所定のパルスパターンの信号、すなわちパターン信号50に変換する。
【0041】
また、圧縮機7を起動したにもかかわらず回転数検出部53が動作しない場合(これを「圧縮機起動異常」とする)、インバータ出力を実行したにもかかわらず回転数検出部53に規定の信号が入力されない場合(これを「インバータ発生部異常」とする)、圧縮機7の運転中に回転数検出部53で検出された圧縮機7の回転数が所定の範囲(30rps〜70rps)内に納まらない場合(これを「圧縮機回転数異常」とする)には、マイクロコンピュータ51は、それぞれに対応する所定のパターン信号50に変換する(ステップS101)。
【0042】
ここで、図3にパターン信号50の一例を示す。特に限定しないが、図示例ではパターン信号50はパルス数で規定されており、たとえば、「異常なし」の場合にはパルス数がゼロ、すなわちパルスを送信せず、「圧縮機起動異常」の場合にはパルス数が1であり、「インバータ発生部異常」の場合にはパルス数が2であり、「圧縮機回転数異常」の場合にはパルス数が3である。
【0043】
図2に戻り、マイクロコンピュータ51は、送信部6のホトカプラ63を制御して制御部4のマイクロコンピュータ41にパターン信号50を送信する(ステップS102)。
【0044】
ここまでの制御は、インバータ部5のマイクロコンピュータ51により行われる。これ以降説明する制御は、制御部4のマイクロコンピュータ41により行われる。
【0045】
制御部4において、マクロコンピュータ41は、マイクロコンピュータ51から送られてきたパターン信号50を受信すると(ステップS103)、それを解読して圧縮機7またはインバータ部5の故障内容40を取得し、それをマイクロコンピュータ41内のランダムアクセスメモリ(RAM)に記憶する(ステップS104)。なおこのRAMは、図1では省略されている。
【0046】
たとえば、図3に示す例によれば、パターン信号50の解読により得られる圧縮機7またはインバータ部5の故障内容40は、パターン信号50のパルス数がゼロの時には「異常なし」、1の時には「圧縮機起動異常」、2の時には「インバータ発生部異常」、3の時には「圧縮機回転数異常」である。これらをたとえば、2ビットの2値化信号で表し、「異常なし」を「00」、「圧縮機起動異常」を「01」、「インバータ発生部異常」を「10」、「圧縮機回転数異常」を「11」とし、その2ビットの信号をRAMに記憶する。
【0047】
そして、ユーザ等が操作パネル2の製氷機テスト入力部23から診断開始を入力すると、制御部4のマイクロコンピュータ41は、庫内温度検出部42および自動製氷機に対して故障診断を行い、その結果49をマイクロコンピュータ41内の前記RAMに記憶する(ステップS105)。
【0048】
続いて、マイクロコンピュータ41は、RAMに記憶された二つの診断結果、すなわち圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40と自動製氷機の故障診断結果49とに基づき、操作パネル5の表示部21に表示させるパターンを決定し(ステップS106)、表示部221を制御して前記二つの診断結果を知らせる内容を表示させ(ステップS107)、処理を終了する。またステップS105で、ユーザ等が製氷機テスト入力部23から診断開始を入力しない場合には、処理を終了する。
【0049】
上記実施の形態によれば、圧縮機起動異常、インバータ発生部異常または圧縮機回転数異常の何れかが検知されると、インバータ部5のマイクロコンピュータ51は、その検知された異常内容に応じたパターン信号50に変更し、それを送信部6のホトカプラ63を介して制御部4のマイクロコンピュータ41に送信し、マイクロコンピュータ41はパターン信号50を受け取り、それを解読して圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40を取得するとともに、故障診断を行い、圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40と故障診断結果49とに基づく情報を操作パネル2の表示部21に表示するため、圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40の表示と故障診断結果49の表示とを同一の表示部21に表示することができる。
【0050】
そして、上記実施の形態において表示部21が冷蔵庫の正面側から確認できる場所にあれば、圧縮機7またはインバータ部5の異常内容40の表示と故障診断結果49の表示とを冷蔵庫の正面側から確認することができる。
【0051】
以上において本発明は、パターン信号50をパルス長で規定してもよい。たとえば、パルス長を「異常なし」の場合にはゼロ(すなわちパルスを送信しない)、「圧縮機起動異常」の場合には1μ秒、「インバータ発生部異常」の場合には2μ秒、「圧縮機回転数異常」の場合には3μ秒としてもよい。
【0052】
また、冷蔵庫の電源が投入されたことを検出し、その電源投入時に圧縮機7やインバータ部5の故障診断と、自動製氷機の故障診断を自動的に開始し、二つの診断結果を表示部21に表示するようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上、説明したとおり、本発明にかかる制御装置によれば、検知部により圧縮機またはインバータ部の異常が検知されると、第1の制御部は、その検知された異常内容に応じたパターン信号を生成し、それを送信部を介して第2の制御部に送信し、一方パターン信号を受け取った第2の制御部は、圧縮機またはインバータ部の異常内容を解読するとともに、自動製氷機の故障診断を行い、圧縮機またはインバータ部の異常内容と自動製氷機の故障診断結果とに基づく情報を冷蔵庫の正面側から確認できる場所に設置された同一の表示部に表示するため、圧縮機またはインバータ部の異常表示と自動製氷機の故障診断結果の表示とを同一個所で表示することができる。表示部が冷蔵庫の正面側から確認できる場所にあるので、圧縮機またはインバータ部の異常表示と自動製氷機の故障診断結果の表示とを冷蔵庫の正面側から確認することができる。
【0054】
また、本発明にかかる制御方法によれば、圧縮機またはインバータ部の、圧縮機起動異常、インバータ発生部異常または圧縮機回転数異常を検知すると、第1の制御部は、その検知された異常内容に応じたパターン信号を生成し、それを第2の制御部に送信し、一方第2の制御部は、受け取ったパターン信号を解読して圧縮機またはインバータ部の異常内容を取得し、また自動製氷機の故障診断を行い、圧縮機またはインバータ部の異常内容と自動製氷機の故障診断結果とに基づく情報を冷蔵庫の正面側から確認できる場所に設置された同一の表示部に表示するため、圧縮機またはインバータ部の異常表示と自動製氷機の故障診断結果の表示とを冷蔵庫の正面側の同一個所で表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる冷蔵庫の回路構成を示す制御ブロック図である。
【図2】 本実施の形態における故障診断時の制御を示すフローチャートである。
【図3】 本実施の形態におけるパターン信号の一例を示す図表である。
【図4】 一般的な電気冷蔵庫の概略構成を示す模式図である。
【図5】 一般的な電気冷蔵庫の回路構成を示す制御ブロック図である。
【図6】 冷蔵庫1が正常に動作をしている時の制御を示すフローチャートその図である。
【図7】 冷蔵庫1の故障診断時の制御を示すフローチャートその図である。
【符号の説明】
2 操作パネル、21 表示部、4 制御部、41 マイクロコンピュータ(第2の制御部)、5 インバータ部、51 マイクロコンピュータ(第1の制御部)、53 回転数検出部(検知部)、6 送信部、7 圧縮機。

Claims (3)

  1. 電気冷蔵庫の圧縮機または圧縮機に電力を供給するインバータ部の異常を検知する検知部と、
    前記検知部の出力に基づき前記圧縮機またはインバータ部の異常内容を判定し、判定した異常内容に応じたパターン信号を生成出力する第1の制御部と、
    製氷機テスト入力部から診断開始を入力すると自動製氷機に対して故障診断を行い、該故障診断結果に基づく情報を、前記電気冷蔵庫の正面側から確認できる場所に設置された表示部に表示する第2の制御部と、
    前記第1の制御部により制御され、前記第1の制御部で生成出力されたパターン信号を前記第2の制御部に送信するホトカプラと、
    を具備し、
    前記第2の制御部は、前記第1の制御部からの前記パターン信号を受け取って前記圧縮機またはインバータ部の異常内容を解読するとともに、前記製氷機テスト入力部からの入力により該解読した異常内容に基づく情報を前記表示部に表示することを特徴とする電気冷蔵庫の制御装置。
  2. 前記検知部は、前記圧縮機の運転状態を検出する回転数検出部であり、前記第1の制御部は、前記圧縮機を起動したにもかかわらず該回転数検出部が動作しない場合これを圧縮機起動異常と判定し、インバータ出力を実行したにもかかわらず該回転数検出部に規定の信号が入力されない場合これをインバータ発生部異常と判定し、前記圧縮機の運転中に該回転数検出部で検出された前記圧縮機の回転数が所定の範囲内に納まらない場合これを圧縮機回転数異常と判定し、判定した異常内容に応じたパターン信号を生成出力することを特徴とする請求項1に記載の電気冷蔵庫の制御装置。
  3. 少なくとも二つの制御部を有する電気冷蔵庫を制御するにあたり、
    圧縮機または圧縮機に電力を供給するインバータ部の、圧縮機起動異常、インバータ発生部異常または圧縮機回転数異常を検知する工程と、
    第1の制御部にて、検知された前記異常内容に応じたパターン信号を生成する工程と、
    前記第1の制御部から第2の制御部にパターン信号をホトカプラにより送信する工程と、
    前記第2の制御部にて、前記パターン信号を受け取って前記圧縮機またはインバータ部の異常内容を解読する工程と、
    製氷機テスト入力部からの診断開始入力により第2の制御部にて自動製氷機の故障診断を行う工程と、
    解読された前記異常内容および前記故障診断結果に基づく情報を、冷蔵庫の正面側から確認できる場所に設置された同一の表示部に表示する工程と、
    を含むことを特徴とする電気冷蔵庫の制御方法。
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