JP3930924B2 - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用のベルト式無段変速機における前進と後進との切換時における切換ショックを軽減するようにした無段変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用の無段変速機としては、入力軸に設けられたプライマリプーリと出力軸に設けられたセカンダリプーリとの間に金属製の駆動ベルトを装着し、油圧によってプーリ径を変化させて出力軸の回転数を無段階に変化させるようにしたものがある。
【0003】
車両を前進動作と後退動作とに切り換えるために、油圧多板式の前進用クラッチと後退用ブレーキとが無段変速機内に組み込まれており、車室内のコントロールレバーつまりセレクトレバーの操作によって、前進用クラッチを作動させると車両は前進モードとなり、後退用ブレーキを作動させると後退モードとなる。これらのクラッチとブレーキは、それぞれエンジンにより駆動される油圧ポンプからの油圧をクラッチシリンダとブレーキシリンダとに切換制御して供給することによって作動されるようになっており、このような制御装置としては、たとえば、特開平3-223565号公報に記載されるようなものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
セレクトレバーの操作によって油圧バルブを切り換えてクラッチシリンダとブレーキシリンダとに対する油圧の供給が切り換えられたときには、切換ショックが発生することから、これを軽減するために、油圧回路にアキュムレータを接続するようにしている。
【0005】
後退用ブレーキをダブルピニオン式プラネタリギヤつまり遊星歯車により構成したタイプの無段変速機にあっては、後退用ブレーキをプライマリプーリ側に配置し、前進用クラッチをトルクコンバータ側に配置するようにしており、トランスミッションの全長を短くするために、プライマリプーリの軸を支持する軸受の外側にブレーキシリンダを配置する必要がある。このため、ブレーキシリンダはクラッチシリンダに比して有効面積を大きくとることができないので、ブレーキシリンダの作動力は、後退用ブレーキが遊星歯車を有するタイプであることもあり、大きく設定する必要がある。
【0006】
このように、ブレーキシリンダにはクラッチシリンダよりも高い作動圧を供給しなければならないので、ブレーキシリンダとクラッチシリンダとに対しては、圧力が相違した油圧を供給する必要がある。したがって、切換時のショックを軽減するためには、従来、ブレーキシリンダ用とクラッチシリンダ用の2つのアキュムレータを設けるようにしている。
【0007】
しかしながら、2つのアキュムレータを組み込むようにすると、それだけトランスミッション内の油圧回路が複雑となるだけでなく、それぞれの設置スペースが必要となる。
【0008】
本発明の目的は、無段変速機における前進と後退の切換時における切換ショックを簡単な構造により低減し得るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0010】
すなわち、本発明の無段変速機の制御装置は、入力軸に装着されるプーリ間隔可変のプライマリプーリと、出力軸に装着されるとともに前記プライマリプーリとの間に駆動ベルトが掛け渡されるプーリ間隔可変のセカンダリプーリと、エンジン側の回転を前記入力軸に正転方向に伝達する前進用クラッチを作動させるクラッチシリンダと、エンジン側の回転を前記入力軸に逆転方向に伝達する後退用ブレーキを作動させるとともに前記クラッチシリンダよりも小さな油室面積のブレーキシリンダとを有する無段変速機の制御装置であって、前記エンジンにより駆動される油圧源からの油圧が所定の圧力に制御されて供給される第1と第2の流入ポートと、前記ブレーキシリンダにブレーキ油路を介して接続されて後退位置に設定されたときに前記第1の流入ポートと導通状態になる第1の吐出ポートと、前記クラッチシリンダにクラッチ油路を介して接続されて前進位置に設定されたときに前記第2の流入ポートに導通状態になる第2の吐出ポートとを有するマニュアル弁と、前記マニュアル弁前記後退位置に設定されると前記第1、第2の流入ポートとの導通が遮断される一方、前記マニュアル弁が前記前進位置に設定されると前記第1、第2の流入ポートと導通状態となる調圧ポートからの油圧により、前記マニュアル弁が前記後退位置に設定されたときに前記第1の流入ポートを介して前記第1の吐出ポートに供給される油圧を、前記マニュアル弁が前記前進位置に設定されたときに前記第2の流入ポートを介して前記第2の吐出ポートに供給される油圧よりも高い圧力に設定する圧力制御弁と、前記マニュアル弁が前記後退位置に設定されると前記第1の吐出ポートと連通する一方、前記マニュアル弁が前記前進位置に設定されると前記第2の吐出ポートに連通するアキュムレータ油路が接続されるアキュムレータ室と、サポート油路に接続されてアシスト圧力が供給されるサポート室とが設けられたアキュムレータとを有し、前記マニュアル弁が前記後退位置に設定されると前記ブレーキシリンダと前記アキュムレータ室とに供給される油圧を、前記マニュアル弁が前記前進位置に設定されたときに前記クラッチシリンダと前記アキュムレータ室とに供給される油圧よりも高くすることを特徴とする。
【0011】
このような構成を有する無段変速機の制御装置にあっては、マニュアル弁に設けられた調圧ポートにより圧力制御弁が作動して、マニュアル弁が前進位置に操作されたときにクラッチシリンダとアキュムレータとに導通される圧力と、マニュアル弁が後退位置に操作されたときにブレーキシリンダとアキュムレータとに導通される圧力とが相違した圧力に設定される。共通のアキュムレータによって前後進切換時の切換ショックを低減することができ、部品点数を低減させるとともに装置の小型化を達成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1はベルトを用いた車両用の無段変速機の駆動系を示すスケルトン図であり、図示省略したエンジンにより駆動されるクランク軸1は、トルクコンバータ2のポンプ側ケース3にドライブプレート4を介して直結されており、ポンプ側ケース3内に設けられたポンプインペラ3aに対向して配置されたタービンランナ5はタービン軸6に直結されている。ポンプインペラ3aとタービンランナ5の間にはステータ7が配置され、ワンウエイクラッチ8により支持されている。これにより、エンジンの動力は、トルクコンバータ2を介してタービン軸6に伝達される。
【0014】
タービン軸6は前後進切換機構11を介して無段変速機12の入力軸13に伝達されるようになっている。入力軸13にはプライマリプーリ14が設けられており、これに対向してプライマリ側の可動シープ14aが入力軸13に対してボールスプラインなどにより軸方向に摺動自在に装着され、プライマリプーリ14はプーリ間隔可変となっている。入力軸13に平行に配置された出力軸15にはセカンダリプーリ16が設けられており、これに対向してセカンダリ側の可動シープ16aが出力軸15に対して、可動シープ14aと同様に軸方向に摺動自在に装着され、セカンダリプーリ16はプーリ間隔可変となっている。なお、駆動系全体はケース10内に組み込まれている。
【0015】
プライマリプーリ14とセカンダリプーリ16との間には駆動ベルト17が掛け渡されており、両方のプーリ14,16の溝幅を変化させることにより、それぞれのプーリ14,16に対する巻付け径の比率を変化させて出力軸15の回転数を無段変速するようにしている。
【0016】
プライマリプーリ14の溝幅を変化させるために、可動シープ14aとの間に油室18を形成するシリンダ19が入力軸13に取り付けられ、セカンダリプーリ16の溝幅を変化させるために、可動シープ16aとの間に油室21を形成するシリンダ22が出力軸15に取り付けられている。
【0017】
出力軸15はギヤ23,24を介して中間軸25に連結されており、中間軸25に取り付けられたギヤ26がディファレンシャル装置27のファイナルギヤ28に噛み合い、ディファレンシャル装置27に連結された車軸29a,29bには車輪31a,31bが取り付けられている。前輪駆動車の場合には、車輪31a,31bは前輪となる。
【0018】
前後進切換機構11は、タービン軸6に固定される前進用クラッチドラム部を備えた環状のクラッチシリンダ32と、入力軸13に固定され端部にクラッチハブを備えるキャリア34とを有し、クラッチシリンダ32の端部に設けられたクラッチドラム部と、前記クラッチハブ35との間には、多板式の前進用クラッチ36が設けられており、この前進用クラッチ36を作動するための油圧ピストン37がクラッチシリンダ32内に組み込まれている。したがって、クラッチシリンダ32内の油室32aに油圧を供給して前進用クラッチ36を接続状態とすると、タービン軸6の回転はクラッチハブ35およびキャリア34を介して入力軸13に伝達されて入力軸13はタービン軸6と同一の正転方向に回転する。
【0019】
キャリア34に固定された支持軸には、相互に噛み合って対をなすプラネタリピニオンギヤ38,39が回転自在に装着され、一方のプラネタリピニオンギヤ38はタービン軸6に固定されたサンギヤ41に噛み合い、他方のプラネタリピニオンギヤ39はサンギヤ41の外側に設けられたリングギヤ42の内歯と噛み合っており、これらのギヤによりダブルピニオン式プラネタリギヤが構成されている。それぞれのプラネタリピニオンギヤ38,39は図1にあっては作図の便宜上離して示されているが、これらに対となって噛み合っており、これらのプラネタリピニオンギヤ38,39を複数対設けるようにしても良い。このリングギヤ42とケース10との間には多板式の後退用ブレーキ43が設けられており、この後退用ブレーキ43を作動するための油圧ピストン44がケース10に形成されたブレーキシリンダ45内に組み込まれている。
【0020】
したがって、前進用クラッチ36が解放された状態のもとで、ブレーキシリンダ45内の油室45aに油圧を供給して後退用ブレーキ43を制動状態とすると、リングギヤ42がケース10に固定された状態になるので、タービン軸6と一体のサンギヤ41の回転は対となったプラネタリピニオンギヤ38,39を介してキャリア34に伝達され、入力軸13はタービン軸6とは逆の逆転方向に回転する。
【0021】
このように、後退用ブレーキ43がプライマリプーリ14側に配置され、前進用クラッチ36がトルクコンバータ2側に配置されており、トランスミッションの全長を短くするために、プライマリプーリ14の軸を支持する軸受46の外側にブレーキシリンダ45が配置されている。このため、ブレーキシリンダ45はクラッチシリンダ32に比して有効面積を大きくとることができないので、ブレーキシリンダ45内の油室45a内には、クラッチシリンダ32内の油室32aよりも作動圧の高い油圧を供給する必要がある。
【0022】
ブレーキシリンダ45やクラッチシリンダ32などの油圧作動機器を作動させるために、ケース10内には油圧源としてのオイルポンプ47が配置されており、このオイルポンプ47はクランク軸1によりポンプ側ケース3を介して駆動されるようになっている。
【0023】
図2は図1に示された駆動系の作動を制御するための油圧回路を示す図であり、オイルポンプ47はトロコイド歯形式のギヤポンプであり、エンジンにより駆動される駆動側歯車とこれに噛み合う従動側歯車とを有し、吐出口48と吸入口49とが設けられている。吸入口49にはオイルパン51に接続された流入側油路52が接続され、吐出口48にはライン圧油路53が接続されている。
【0024】
このライン圧油路53はセカンダリプーリ16側の可動シープ16aを作動させる油室21に接続されるとともに、変速制御弁54とライン圧制御弁55のライン圧ポートに接続されている。これらの制御弁54,55は、比例電磁リリーフ弁であり、それぞれ制御ユニット56からの電力により作動するソレノイドを有している。
【0025】
ライン圧制御弁55はそのソレノイドに制御ユニット56から供給される電流に対応したライン圧油路53の圧力を制御してセカンダリプーリ16の油室21に供給されるライン圧つまりセカンダリ圧を制御する。また、ライン圧制御弁55の吐出ポートにはコントロール圧油路57が接続されており、このコントロール圧油路57は所定の圧力のコントロール圧を供給する。
【0026】
変速制御弁54のプライマリポートにはプライマリプーリ14側の可動シープ14aを作動させる油室18に連通したプライマリ油路58が接続されており、変速制御弁54はそのソレノイドに制御ユニット56から供給される電流に対応したプライマリ圧を油室18に供給する。このプライマリ圧はライン圧を調圧して設定されるので、ライン圧を超えない。ただし、油室18の断面積は油室21の断面積よりも大きく設定されているので、駆動ベルト17を挟み付ける力はセカンダリプーリ側よりも大きくすることができる。
【0027】
登坂や急加速などのエンジン出力が大きいときには、ライン圧は高く調圧されて駆動ベルト17のスリップが防止され、エンジン出力が小さいときにはライン圧は低く調圧されてオイルポンプ47のロスと伝達効率の向上が図られる。
【0028】
前述したように、車両を前進させる際には前進用クラッチ36のクラッチシリンダ32内の油室32aに油圧が供給され、車両を後退させる際には後退用ブレーキ43のブレーキシリンダ45内の油室45aに油圧が供給され、それ以外ではそれぞれの油室32a,45aには油圧の供給が停止される。
【0029】
このように前進用クラッチ36と後退用ブレーキ43を作動させるために、車室内に設けられたコントロールレバーつまりセレクトレバーにより作動するマニュアル弁61が設けられている。このマニュアル弁61は弁ケース62とこの中を摺動するスプール弁体63とを有し、弁ケース62には第1の流入ポート62aと第2の流入ポート62bが形成されており、それぞれのポート62a,62bにはコントロール圧油路57が接続されている。
【0030】
マニュアル弁61を拡大して示すと、図3(A)〜図3(C)および図4(A),(B)に示す通りである。後退用ブレーキ43のブレーキシリンダ45にはこの中の油室45aに連通するブレーキ油路64が接続され、このブレーキ油路64は弁ケース62に形成された第1の吐出ポート62cに接続されており、マニュアル弁61を、図4(A)に示すように後退位置に設定すると、第1の流入ポート62aと第1の吐出ポート62cとが導通状態となり、コントロール圧油路57からの油圧がブレーキシリンダ45内に供給される。
【0031】
前進用クラッチ36のクラッチシリンダ32にはこの中の油室32aに連通するクラッチ油路65が接続され、このクラッチ油路65は弁ケース62に形成された第2の吐出ポート62dに接続されており、マニュアル弁61を、図3(A)および図3(B)に示すように前進位置に設定すると、第2の流入ポート62bと第2の吐出ポート62dとが導通状態となり、コントロール圧油路57からの油圧がクラッチシリンダ32内に供給される。図3(A)はDS レンジを示し、図3(B)はDレンジを示すが、DL レンジにあっても、DS レンジとそれぞれのポートの導通状態は同様である。
【0032】
弁ケース62には第3の流入ポート62eが形成され、さらに、弁ケース62にはマニュアル弁61を、図3(A),(B)に示すように前進位置に設定した場合に流入ポート62eと導通状態となる調圧ポート62fが形成されている。
【0033】
コントロール圧油路57は、図2に示すように、圧力制御弁66の圧力制御ポート66aに接続されており、この圧力制御弁66はばね部材とスプール弁体とを有し、マニュアル弁61の調圧ポート62fにパイロット油路67により接続される調圧ポート66bと、潤滑油吐出ポート66cとが圧力制御弁66に形成されている。調圧ポート66bに油圧を供給すると、圧力制御ポート66aと潤滑油吐出ポート66cとの相互の開度が変化することになる。したがって、マニュアル弁61を前進位置に設定すると、図3(A),(B)に示すように、パイロット油路67を介して調圧ポート66bに油圧が供給されて、潤滑油吐出ポート66cの開度が大きくなるので、マニュアル弁61に形成された第2の流入ポート62aに供給される油の圧力すなわちコントロール圧が低い値に制御される。
【0034】
マニュアル弁61をRレンジなどのような前進位置以外の位置に設定すると、調圧ポート62fと第3の流入ポート62eとの導通が遮断されるので、前進位置に設定された場合よりも高い圧力のコントロール圧が第1と第2の流入ポート62a,62bに供給されることになる。このように、マニュアル弁61に形成された調圧ポート62fからの油圧によって圧力制御弁66が低圧側に作動され、クラッチシリンダ32内にはブレーキシリンダ45内よりも低い圧力のコントロール圧が供給される。
【0035】
圧力制御弁66としては、図示する場合には、マニュアル弁61が前進位置に設定されたときには、それ以外の位置のときよりもコントロール圧を低下させてクラッチシリンダ32内に供給するようにしているが、パイロット油路67からの油圧によって、前進位置以外の位置に設定されたときには、前進位置に設定されたときよりも高い圧力の油を流入ポート62a,62bに供給してそれをブレーキシリンダ45内に供給するようにしても良い。つまり、ブレーキシリンダ45内に供給される圧力をクラッチシリンダ32内に供給される圧力よりも高い圧力に設定することができれば何れでも良い。
【0036】
圧力制御弁66の潤滑油吐出ポート66cはトルクコンバータ2の流入口に流入油路68により接続され、トルクコンバータ2の吐出口は流出油路69によりオイルパン51に接続されている。これにより、トルクコンバータ2内には潤滑油が循環されることになり、流入油路68内の潤滑油の圧力を調整するために、この流入油路68には潤滑圧制御弁71が接続され、流出油路69にはオイルクーラ72が設けられている。
【0037】
図2に示すように、マニュアル弁61に形成された第3の吐出ポート62gにはアキュムレータ油路74が接続され、このアキュムレータ油路74はアキュムレータ75のアキュムレータ室76に接続されており、このアキュムレータ75内に組み込まれたピストン77によりアキュムレータ室76に対してサポート室78が仕切られている。このサポート室78はアキュムレータ室76を収縮させる方向に作動させる力を付与するものであって、アキュムレータ75内にはピストン77に対してアキュムレータ室76を収縮させる方向のばね力を付与するためのばね部材79が組み込まれている。
【0038】
アキュムレータ油路74は、図4(A)に示すように、マニュアル弁61がRレンジに設定されたときには、流入ポート62aに吐出ポート62c,62gを介して導通状態となり、このときには、流入ポート62eと調圧ポート62fとが連通しない状態となるので、コントロール圧油路57からのコントロール圧がそのままの圧力でアキュムレータ室76内に供給される。さらに、このときには、吐出ポート62dと62cとが導通状態となるので、コントロール圧がブレーキ油路64を介してブレーキシリンダ45に供給される。
【0039】
また、図3(A),(B)に示すように、マニュアル弁61がDレンジ、DL 〜DS レンジに設定されたときには、流入ポート62bと吐出ポート62d,62gとが導通状態となり、このときには、流入ポート62eと調圧ポート62fとが導通状態となるので、圧力制御弁66の作動により、これが不作動のときよりも低い圧力となったコントロール圧がクラッチシリンダ32内に供給される。さらに、このときには、コントロール圧がアキュムレータ油路74を介してアキュムレータ室76に供給される。
【0040】
ライン圧油路53に接続されたサポート油路81がサポート室78に接続されており、サポート室78にはアシスト圧力が供給されるようになっている。
【0041】
図5はアキュムレータ75の作動特性を示す特性線図である。この図に示すように、後退用ブレーキ43のブレーキシリンダ45の制御圧範囲PBと、前進用クラッチ36のクラッチシリンダ32の制御圧範囲PCとでは、相互に異なっており、後退用ブレーキ43の方が高い圧力範囲内で作動する。
【0042】
マニュアル弁61がRレンジつまり後退位置に設定された場合には、コントロール圧がブレーキシリンダ45とアキュムレータ室76に供給されるので、時間とともにこれらの中の圧力が上昇してライン圧P1に到達する。同様に、マニュアル弁61がD,DL,DS レンジつまり前進位置に設定された場合には、後退位置に設定された場合よりも低く制御されたコントロール圧がクラッチシリンダ32とアキュムレータ室76に供給され、時間とともにこれらの中の圧力が上昇して潤滑圧P2に到達する。
【0043】
アキュムレータ75に組み込まれたばね部材79により、ピストン77を介してアキュムレータ室76には一定のばね力が付与されており、サポート室78にはライン圧油路53からライン圧が供給されてアシスト圧力が付与されているので、後退用ブレーキ43にライン圧を供給したときのアキュムレータ75内のピスント77のストローク特性(ブレーキ作動時のストローク特性)SBは図示するようになる。また、前進用クラッチ36にコントロール圧を供給したときのアキュムレータ75内のピストン77のストローク特性(クラッチ作動時のストローク特性)SCは図示するようになる。
【0044】
このように、アキュムレータ室76に供給される圧力に対応してサポート室78に供給されるライン圧をアシスト圧力として使用しており、ライン圧を制御することによって、ブレーキシリンダ45およびアキュムレータ室76に油圧が供給される場合には、クラッチシリンダ32およびアキュムレータ室76に油圧が供給される場合よりも、サポート室78には高い圧力に制御されたライン圧がアシスト圧として供給されることになり、棚圧が加えられることになる。これにより、アキュムレータ75は前進時と後退時のいずれにおいても、圧力調整が行われて、それぞれの特性SBとSCの傾斜角度が同一となり、ほぼ同一の時間で所定のストローク作動することになるので、共通のアキュムレータ75を用いて前進切換時と後退切換時の切換ショックを同様の特性で軽減することができる。
【0045】
前進用クラッチ36と後退用ブレーキ43のそれぞれの作動時間は、コントロール圧油路57のうちそれぞれの流入ポート62a,62bの上流側に設けられた絞りないしオリフィス82,83により制御される。
【0046】
マニュアル弁61の操作により、クラッチシリンダ32内に油圧を導通させる際、およびブレーキシリンダ45内に油圧を導通させる際には、それぞれの導通がなされる前にアキュムレータ油路74を導通させて、アキュムレータ室76内に油圧を供給するようにしても良く、そのような構成は、マニュアルバルブのスプール形状とバルブに設けられるポート位置の設定により、切換タイミングを適正化することによりなされる。
【0047】
マニュアル弁61はスプール弁体63がその中心軸回りに非対称となった異形の連通溝を有しており、流入ポート62aと吐出ポート62cはRレンジの位置において導通状態となり、他のレンジでは導通が解かれる。また、流入ポート62bと吐出ポート62dはDS ,DL ,Dレンジの位置において吐出ポート62gを介して導通状態となり、他のレンジでは導通が解かれる。また、軸方向に隣合う吐出ポート相互はマニュアル弁61の操作位置に応じて導通するようになっている。
【0048】
弁ケース62には、図3(C)、図4(A),(B)に示すように、マニュアル弁61が前進位置以外の位置に設定された場合つまりN、RおよびPレンジに設定された場合に、クラッチ油路65に導通されるドレンポート62hと、パイロット油路67に導通されるドレンポート62iとが形成されており、このときには、クラッチシリンダ32内の油圧およびパイロット油路67内の油圧はオイルパン51に排出される。また、弁ケース62には、マニュアル弁61が後退位置以外に設定されたときには、吐出ポート62cと導通状態となってブレーキシリンダ45内の油圧を排出するドレンポート62jが形成されている。
【0049】
このように、ブレーキシリンダ45内の油圧を排出するとき、およびクラッチシリンダ32内の油圧を排出するときには、アキュムレータ油路74を導通させた状態のもとでブレーキ油路64とクラッチ油路65を閉じるようにし、それからそれぞれのシリンダ45,32内の油圧を排出するようにしても良い。このような作動は、マニュアルバルブのスプール形状とバルブに設けられるポート位置の設定により、切換タイミングを適正化することにより達成される。
【0050】
次に、コントロールレバーを操作することによって、車両を前後進させる場合の無段変速機の作動について説明する。
【0051】
車両が駐車している状態では、セレクトレバーはPレンジに設定されており、図4(B)に示すように、マニュアル弁61のスプール弁体63は図において最右端の位置に設定され、このときには、エンジンが作動していても、コントロール圧油路57に接続されたそれぞれの流入ポート62a,62b,62eはいずれの吐出ポートとも導通されていないので、後退用ブレーキ43のブレーキシリンダ45および前進用クラッチ36のクラッチシリンダ32には油圧は供給されず、後退用ブレーキ43と前進用クラッチ36はオフとなっている。
【0052】
この状態で車両を後退させるべくマニュアル弁61がRレンジに設定されると、図4(A)に示すように、第1の流入側ポート62aはブレーキ油路64とアキュムレータ油路74とそれぞれ導通状態となり、ブレーキシリンダ45内の油室45aとアキュムレータ室76に油圧が供給される。これにより、後退用ブレーキ43がオンとなり、入力軸13は逆転方向に回転する。このとき、ライン圧はブレーキシリンダ45内のみならず、アキュムレータ室76内にも供給されることから、PレンジからRレンジの切換時における切換ショックが低減される。そして、Rレンジが保持されている間では、常に、ブレーキ油路64とアキュムレータ油路74はコントロール圧油路57と導通状態に保持される。
【0053】
Rレンジから中立位置のNレンジにマニュアル弁61が操作されると、図3(C)に示すように、後退用ブレーキ43がオフとなるとともに、ブレーキシリンダ45の油室45a内の油圧はドレンポート62jから、そしてアキュムレータ室76内の油圧はドレンポート62hから排出されてオイルパン51に戻される。
【0054】
コントロールレバーの操作によって、NレンジからDレンジにマニュアル弁61が操作されると、図3(B)に示すように、第2の流入ポート62bがクラッチ油路65とアキュムレータ油路74とにそれぞれ導通状態となり、さらに、流入ポート62eが調圧ポート62fに導通状態となるので、ブレーキシリンダ45内に供給される油圧よりも圧力が低下されたコトンロール圧がクラッチシリンダ32内の油室32aに供給されるとともに、アキュムレータ室76内にも供給される。これにより、前進用クラッチ36がオンとなり、入力軸13は正転方向に回転する。このとき、クラッチシリンダ32内のみならず、アキュムレータ室76内にも油圧が供給されることから、NレンジからDレンジの切換時における切換ショックが低減される。そして、Dレンジが保持されている間では、常に、クラッチ油路65とアキュムレータ油路74はコントロール圧油路57と導通状態に保持される。
【0055】
DS レンジおよびDL レンジにマニュアル弁61が操作された場合にも、Dレンジの導通状態が維持される。Dレンジから中立位置のNレンジにマニュアル弁61が操作されると、クラッチシリンダ32の油室32a内とアキュムレータ室76内の油圧は、それぞれドレンポート62h,62jから排出されてオイルパン51に戻される。
【0056】
後退用ブレーキ43と前進用クラッチ36の作動速度は、コントロール圧油路57のうち流入ポート62a,62bの上流側に設けられたオリフィス82,83によって制御される。
【0057】
また、ブレーキ油路64とクラッチ油路65にそれぞれオリフィスを設けることにより、ブレーキシリンダ45およびクラッチシリンダ32に油圧が作用する前に、アキュムレータ75内のアキュムレータ室76に油圧を供給することができる。これにより、切換ショックをより低減することが可能となる。
【0058】
さらに、ブレーキシリンダ45およびクラッチシリンダ32への油圧の供給を停止する際には、アキュムレータ油路74を導通状態にさせた状態でブレーキ油路64およびクラッチ油路65を閉じた後に、それぞれのシリンダ45,32内の油圧がドレンポート62h,62jから排出される。
【0059】
図6は本発明の他の実施の形態である無段変速機の制御装置における油圧系を示す回路図であり、図2に示された部材と共通する部材には同一の符号が付されている。
【0060】
この油圧回路は、図2に示された変速制御弁54と同様の機能を果たすシフトコントロール弁84と、ライン圧制御弁55と同様の機能を果たすライン圧調整弁85とを有している。この場合には、図2に示した場合ではサポート油路81をライン圧油路53に接続しているのに対して、サポート油路81をコントロール圧油路57に接続している。
【0061】
ライン圧調整弁85はセカンダリプーリ16の油室21に供給される油圧を制御するとともに、コントロール圧油路57に油圧を供給するようになっており、ばね部材のばね力はプライマリプーリ14の可動シープ14aに連結されているレシオセンサ86により調整されるようになっている。そして、ライン圧調整弁85にはライン圧油路53が接続されるポート85aとコントロール圧油路57が接続されるポート85bが形成され、プライマリプーリ14の回転により発生する油の圧力が供給されるピトー圧油路87が前記のばね力に対向する側に接続されている。したがって、プーリ比が大きいロー側のときには、ばね力が強くなってライン圧が上げられ、プーリ比が小さいときにはライン圧が下げられる。また、エンジン回転が高くピトー圧が高いときにはライン圧が下げられ、エンジン回転が低いときにはライン圧の上昇が抑制されるようにライン圧調整弁85は作動する。
【0062】
シフトコントロール弁84はライン圧を調整してプライマリプーリ14の油室18に供給されるプライマリ圧を制御するようになっており、ピトー圧油路87のピトー圧とアクセルペダルの踏み込み量との関係で変速比が制御されるようになっている。すなわち、アクセルペダルを踏み込むと、アクセルペダルと連動したシフトカム84aの作用により、アクセルペダルの踏み込みが深いと、油室18のプライマリ圧を排出する方向に作動し、ロー側に変速される。また、エンジン回転数が上昇してピトー圧が高くなると、油室18にライン圧を供給する方向に作動し、プライマリ圧の上昇と共にハイ側に変速制御されるようになっている。
【0063】
ここで、オイルポンプ47で吐出される油圧は、ライン圧調整弁85でポート85b側に流出させながら変速比等に応じた所定のライン圧に調圧される。ポート85bから流出した油圧は、油路57へ供給され、この油路に設けられている圧力制御弁66によりコントロール圧に調圧される。このコントロール圧に基づいて、図2の実施の形態と同様に、前後進切換機構11の切り換え作動およびアキュムレータ75による切換時の切換ショックが低減される。
【0064】
このように、本発明は制御ユニットからの信号によりそれぞれ比例電磁リリーフ弁である変速制御弁54とライン圧制御弁55によりプライマリ圧とライン圧を制御するようにしたタイプの無段変速機に適用することができるとともに、エンジンの回転数、アクセルベダルの踏み込み量などに応じて機械的にプライマリ圧とライン圧を制御するようにしたタイプのものにも適用することができる。
【0065】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0067】
(1).共通のアキュムレータによって無段変速機における前進と後退の切換時の切換ショックを低減することができる。
【0068】
(2).単一の共通のアキュムレータを用いて切換ショックを低減することができるので、前進用のアキュムレータと後退用のアキュムレータを用いた場合に比して構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である無段変速機の制御装置の駆動系を示すスケルトン図である。
【図2】図1に示された制御装置の作動を制御する油圧系を示す油圧回路図である。
【図3】(A)〜(C)はそれぞれ図2に示されたマニュアル弁の作動状態を示す拡大断面図である。
【図4】(A),(B)はそれぞれ図2に示されたマニュアル弁の作動状態を示す拡大断面図である。
【図5】図2に示されたアキュムレータの作動特性を示す線図である。
【図6】本発明の他の実施の形態である制御装置の作動を制御する油圧系を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 クランク軸
2 トルクコンバータ
3 ポンプ側ケース
5 タービンランナ
6 タービン軸
7 ステータ
10 ケース
11 前後進切換機構
12 無段変速機
13 入力軸
14 プライマリプーリ
15 出力軸
16 セカンダリプーリ
17 駆動ベルト
18 油室
19 シリンダ
21 油室
22 シリンダ
27 ディファレンシャル装置
32 クラッチシリンダ
34 キャリア
35 クラッチハブ
36 前進用クラッチ
37 油圧ピストン
38,39 プラネタリピニオンギヤ
43 後退用ブレーキ
47 オイルポンプ
53 ライン圧油路
54 変速制御弁
55 ライン圧制御弁
56 制御ユニット
57 コントロール圧油路
58 プライマリ油路
61 マニュアル弁
64 ブレーキ油路
65 クラッチ油路
66 圧力制御弁
67 パイロット油路
71 潤滑圧制御弁
74 アキュムレータ油路
75 アキュムレータ
76 アキュムレータ室
77 ピストン
78 サポート室
79 ばね部材
81 サポート油路
82,83 オリフィス
84 シフトコントロール弁
85 ライン圧調整弁
86 レシオセンサ
87 ピトー圧油路

Claims (4)

  1. 入力軸に装着されるプーリ間隔可変のプライマリプーリと、出力軸に装着されるとともに前記プライマリプーリとの間に駆動ベルトが掛け渡されるプーリ間隔可変のセカンダリプーリと、エンジン側の回転を前記入力軸に正転方向に伝達する前進用クラッチを作動させるクラッチシリンダと、エンジン側の回転を前記入力軸に逆転方向に伝達する後退用ブレーキを作動させるとともに前記クラッチシリンダよりも小さな油室面積のブレーキシリンダとを有する無段変速機の制御装置であって、
    前記エンジンにより駆動される油圧源からの油圧が所定の圧力に制御されて供給される第1と第2の流入ポートと、前記ブレーキシリンダにブレーキ油路を介して接続されて後退位置に設定されたときに前記第1の流入ポートと導通状態になる第1の吐出ポートと、前記クラッチシリンダにクラッチ油路を介して接続されて前進位置に設定されたときに前記第2の流入ポートに導通状態になる第2の吐出ポートとを有するマニュアル弁と、
    前記マニュアル弁前記後退位置に設定されると前記第1、第2の流入ポートとの導通が遮断される一方、前記マニュアル弁が前記前進位置に設定されると前記第1、第2の流入ポートと導通状態となる調圧ポートからの油圧により、前記マニュアル弁が前記後退位置に設定されたときに前記第1の流入ポートを介して前記第1の吐出ポートに供給される油圧を、前記マニュアル弁が前記前進位置に設定されたときに前記第2の流入ポートを介して前記第2の吐出ポートに供給される油圧よりも高い圧力に設定する圧力制御弁と、
    前記マニュアル弁が前記後退位置に設定されると前記第1の吐出ポートと連通する一方、前記マニュアル弁が前記前進位置に設定されると前記第2の吐出ポートに連通するアキュムレータ油路が接続されるアキュムレータ室と、サポート油路に接続されてアシスト圧力が供給されるサポート室とが設けられたアキュムレータとを有し、
    前記マニュアル弁が前記後退位置に設定されると前記ブレーキシリンダと前記アキュムレータ室とに供給される油圧を、前記マニュアル弁が前記前進位置に設定されたときに前記クラッチシリンダと前記アキュムレータ室とに供給される油圧よりも高くすることを特徴とする無段変速機の制御装置。
  2. 請求項1記載の無段変速機の制御装置であって、前記マニュアル弁は、前記ブレーキシリンダに油圧を導通させる前、および前記クラッチシリンダに油圧を導通させる前に、前記アキュムレータ油室に油圧を供給することを特徴とする無段変速機の制御装置。
  3. 請求項1記載の無段変速機の制御装置であって、前記マニュアル弁は、前記ブレーキシリンダ内の油圧を排出するとき、および前記クラッチシリンダ内の油圧を排出するときに、前記アキュムレータ室内の油圧も排出することを特徴とする無段変速機の制御装置。
  4. 請求項3記載の無段変速機の制御装置であって、前記マニュアル弁は、前記ブレーキシリンダおよび前記クラッチシリンダ内の油圧を排出するときに、前記アキュムレータ油路を導通させた状態で前記ブレーキ油路およびクラッチ油路を閉じ、次いでそれぞれのシリンダ内の油圧を排出することを特徴とする無段変速機の制御装置。
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