JP3918390B2 - チャイルドシートを取り付け可能な車両用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャイルドシートの着脱を短時間で容易に行うことができ、かつ見栄えも優れているチャイルドシートを取り付け可能な車両用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車のシートにチャイルドシートを取り付ける方法としては、別体のチャイルドシートをシートベルトを利用して固定する方法が一般的である。しかし、この場合にはシートベルトの取りまわしが煩雑でチャイルドシートの着脱作業に長時間要するものであった。また、例えば実開平4−35931号公報にあるように、チャイルドシートに設けた係合部をシートフレームに固定するタイプのものもあるが、この場合には車種毎の特別構造のものが多く自動車を買い換えた場合には取り付けることができなかったり、取り付けたとしても十分な安全性を確保することができないものであった。
【0003】
一方、我が国においても2000年4月よりチャイルドシートの装着が義務化されることとなった。また、チャイルドシートの装着の国際基準(ISO)があるが、この基準によれば、チャイルドシートに設けたフックをシート裏面側にあるストライカに係合して固定する構造であり、あらゆるタイプの自動車に対しても適用することができるとともに、自動車を買い換えたとしても安定した取付状態を保持できるものとなっている。ところが、前記ストライカの位置はシートの裏面側にあって表面からは見えない構造となっており、このためチャイルドシートを位置決めするのに時間を要するという問題点があった。また更には、チャイルドシート取り付けの際にアダプタを介する構造であるが、シートクッションとシートバックの合わせ部は干渉設計されているのが普通であり、該干渉部分に前記アダプタを装着するのは難しいという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような問題点を解決して、シートの裏面側にあるにもかかわらずストライカの位置を即座に判別することができてチャイルドシートの着脱作業を短時間で容易に行うことができ、しかもチャイルドシートを取り付けていない場合においては見栄えのよいシートとして使用に供することができるチャイルドシートを取り付け可能な車両用シートを提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明のチャイルドシートを取り付け可能な車両用シートは、チャイルドシートの裏面に設けた係合部材をシートクッションとシートバックの合わせ目からシート本体の裏面側に突出させ、この突出した係合部材を固定用ストライカーに係合させて座席上にチャイルドシートを固定するようにしたチャイルドシートを取り付け可能な車両用シートであって、前記シートクッションとシートバックの合わせ部に位置する係合部材の挿通部には、他の部分と硬度の異なる識別用パッドが埋設してあることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図面は、本発明を自動車用のリヤシートに適用した場合を示すものであって、図中1はシートクッション1aとシートバック1bとからなるシート本体、2は該シート本体1を覆う表皮材であり、基本的には従来のシートと同じものである。また、10はチャイルドシートを示し、クッション部10aとバック部10bからなる点は基本的に従来のものと同じであるが、国際基準(ISO)に対応して裏面側の下端コーナ部には係合部材11が設けられている。
なお、国際基準に対応してボディフロア20には、前記係合部材11と係合してチャイルドシート10を固定するための固定用ストライカー21が設けられている。
【0007】
そして本発明では、前記シートクッション1aとシートバック1bの合わせ部に位置する前記係合部材11の挿通部に、他の部分と硬度の異なる識別用パッド3が埋設してある点に特徴的構成を有する。
即ち、チャイルドシート10をセットするため、その裏面に設けられた係合部材11を固定用ストライカー21に係合させるが、該固定用ストライカー21はシート本体1の裏面側にあって表面からは全く見ることができないものであり、両者の結合は非常に難しいものであったのに対し、本発明では硬度の異なる識別用パッド3が埋設されているため、シートを表面側からなぞって異硬度の識別用パッド3の位置を正確に探り当てることができ、この部分に係合部材11を挿通させれば裏面側にある固定用ストライカー21に確実に係合させることができることとなる。
【0008】
前記識別用パッド3は、シートを形成しているのと同じウレタンフォームで形成することができるが、シートクッション1aの硬度は半径10cmの円板で通常14〜20kg、シートバック1bの硬度は8〜10kgであり、手の感触でこれらと識別できるよう±10%程度以上の硬度差をつけるようにすればよい。
具体的には、識別用パッド3を他の部分より低密度なものとして感触的に軟らかいものとすることが好ましく、この場合は後述するように、干渉設計されているシートの合わせ部の干渉力が小さくなって係合部材11の挿通が容易となるという利点がある。
【0009】
また、識別用パッド3を他の部分より低反発のものとすることで、前記係合部材11の挿通をより容易なものとしチャイルドシートの着脱作業の迅速化を図ったり、あるいは識別用パッド3を他の部分より高反発のものとして、チャイルドシート10を取り付けていない場合における識別用パッド3の復元力を高め見栄えを向上させることもできる。
【0010】
なお前記識別用パッド3は、図3に示されるように、シート本体1側に形成した嵌め込み用凹部4内に接着剤で貼り付けるが、その他、シート成形時において同時に一体発泡成形することもできる。また、識別用パッド3はシートクッション1aとシートバック1bの双方に設ける他、シートクッション1aおよびシートバック1bのいずれか一方にだけ埋設したものとすることもできる。
【0011】
このように構成したものは、図1に示されるように、チャイルドシート10の装着に先立ちアダプタ12を先ずシートクッション1aとシートバック1bの合わせ部に位置する係合部材11の挿通部に差し込み、次いで、このアダプタ12内にチャイルドシート10の裏面に設けた係合部材11を案内し、該係合部材11を固定用ストライカー21に係合させて座席上にチャイルドシート10を固定するものである。この場合、本発明では前記シートクッション1aとシートバック1bの合わせ部に位置する前記係合部材11の挿通部に、他の部分と硬度の異なる識別用パッド3が埋設してあるため、固定用ストライカー21がシート本体1の裏面側にあって表面からは全く見ることができないものであるにもかかわらず、シートを表面側からなぞって異硬度の識別用パッド3の位置を正確に探り当てることができるので、この部分にアダプタ12を挿通させれば係合部材11を裏面側にある固定用ストライカー21に確実かつ短時間に係合させることができることとなる。
また、識別用パッド3を他の部分より低反発のものとした場合は、前記係合部材11の挿通をより容易なものとしチャイルドシートの着脱作業の迅速化を図ることができることとなり、更には識別用パッド3を他の部分より高反発のものとした場合は、チャイルドシート10を取り付けていない場合における識別用パッド3の復元力が高まり外観品質を向上させることとなる。
【0012】
【発明の効果】
本発明は以上の説明によっても明らかなように、シートの裏面側にあるにもかかわらずストライカの位置を即座に判別することができてチャイルドシートの着脱作業を短時間で容易に行うことができ、しかもチャイルドシートを取り付けていない場合においては見栄えのよいシートとして使用に供することができるものである。
よって本発明は従来の問題点を一掃したチャイルドシートを取り付け可能な車両用シートとして、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】チャイルドシートを取り付けた状態を示す断面図である。
【図3】識別用パッドを貼り付ける状態を示す斜視図である。
【図4】シートの全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シート本体
1a シートクッション
1b シートバック
2 表皮材
3 識別用パッド
10 チャイルドシート
11 係合部材
12 アダプタ
21 固定用ストライカー

Claims (5)

  1. チャイルドシート(10)の裏面に設けた係合部材(11)をシートクッション(1a)とシートバック(1b)の合わせ目からシート本体(1) の裏面側に突出させ、この突出した係合部材(11)を固定用ストライカー(21)に係合させて座席上にチャイルドシート(10)を固定するようにしたチャイルドシートを取り付け可能な車両用シートであって、前記シートクッション(1a)とシートバック(1b)の合わせ部に位置する係合部材(11)の挿通部には、他の部分と硬度の異なる識別用パッド(3) が埋設してあることを特徴とするチャイルドシートを取り付け可能な車両用シート。
  2. 識別用パッド(3) が他の部分より低密度なものである請求項1に記載のチャイルドシートを取り付け可能な車両用シート。
  3. 識別用パッド(3) が他の部分より低反発のものである請求項1または2に記載のチャイルドシートを取り付け可能な車両用シート。
  4. 識別用パッド(3) が他の部分より高反発のものである請求項1または2に記載のチャイルドシートを取り付け可能な車両用シート。
  5. 識別用パッド(3) がシートクッション(1a)およびシートバック(1b)のいずれか一方、若しくは双方に埋設されている請求項1〜4のいずれかに記載のチャイルドシートを取り付け可能な車両用シート。
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