JP3849664B2

JP3849664B2 - Blower

Info

Publication number: JP3849664B2
Application number: JP2003105552A
Authority: JP
Inventors: 拓彦澤井
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 2003-04-09
Filing date: 2003-04-09
Publication date: 2006-11-22
Anticipated expiration: 2023-04-09
Also published as: JP2004308608A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は送風機に関するもので、遠心ファンを用いた送風機に適用有効である。
【０００２】
【従来の技術】
従来の送風機は、丸棒状の回転軸を樹脂製のファンに挿入した状態で、回転軸に圧入された樹脂製のキャップとファンとを係合させることにより、ファンを回転軸に固定している（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−１２４１０１号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、キャップを製造するには、型締めされた金型内のキャビティに溶融状態の樹脂を注入口（ゲート）から射出することにより製造される。
【０００５】
このとき、ゲートからキャビティ内に射出された溶融状態の樹脂は、分岐しながらキャビティ内に全域に回りこみ、最終的にゲートの反対側において合流する（以下、合流部をウェルドラインと呼ぶ）が、このウェルドラインは、キャビティ内を流れて温度が低下した樹脂が合流して形成されるので、樹脂の結合強度が低下し易い。
【０００６】
このため、キャップの固定力（回り止めトルク）を上げるべく、キャップの圧入代を大きくすると、強度が低いウェルドライン部分を起点に亀裂が発生し易い。
【０００７】
本発明は、上記点に鑑み、第１には、従来と異なる新規な送風機を提供し、第２には、樹脂にて成形されたキャップを有する送風機において、キャップの強度を向上させることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項１に記載の発明では、丸棒状のシャフト（２１）が挿入されたファン（１０）と、ファン（１０）と係合した状態でシャフト（２１）に圧入固定された樹脂製のキャップ（３０）とを備え、キャップ（３０）は、シャフト（２１）に接触する内筒部（３１）、内筒部（３１）の外側に位置する外筒部（３２）、及び放射状に延びて内筒部（３１）と外筒部（３２）とを繋ぐリブ（３３）を有しており、さらに、リブ（３３）と内筒部（３１）との接合箇所の丸取り部（３５）及びリブ（３３）と外筒部（３２）との接合箇所の丸取り部（３６）うち樹脂成形時に発生したウェルドライン部分の肉厚は、その他の接合箇所の丸取り部（３５、３６）より厚くなっていることを特徴とする。
【０００９】
これにより、樹脂の結合強度が低くなり易いウェルドライン部分の強度を高めることができるので、キャップ（３０）の強度を高めることができる。延いては、キャップ（３０）の圧入代を大きくすることができるので、キャップ（３０）の固定力（回り止めトルク）を高めることができる。
【００１０】
請求項２に記載の発明では、丸棒状のシャフト（２１）が挿入されたファン（１０）と、ファン（１０）と係合した状態でシャフト（２１）に圧入固定された樹脂製のキャップ（３０）とを備え、キャップ（３０）は、シャフト（２１）に接触する内筒部（３１）、内筒部（３１）の外側に位置する外筒部（３２）、及び放射状に延びて内筒部（３１）と外筒部（３２）とを繋ぐ複数本のリブ（３３）を有しており、さらに、複数本のリブ（３３）のうち、樹脂成形時に発生したウェルドラインの位置に設けられたリブ（３３）の肉厚は、その他のリブ（３３）より厚くなっていることを特徴とする。
【００１１】
これにより、樹脂の結合強度が低くなり易いウェルドライン部分の強度を高めることができるので、キャップ（３０）の強度を高めることができる。延いては、キャップ（３０）の圧入代を大きくすることができるので、キャップ（３０）の固定力（回り止めトルク）を高めることができる。
【００１２】
請求項３に記載の発明では、丸棒状のシャフト（２１）が挿入されたファン（１０）と、ファン（１０）と係合した状態でシャフト（２１）に圧入固定された樹脂製のキャップ（３０）とを備え、キャップ（３０）は、シャフト（２１）に接触する内筒部（３１）、内筒部（３１）の外側に位置する外筒部（３２）、及び放射状に延びて内筒部（３１）と外筒部（３２）とを繋ぐ複数本のリブ（３３）を有しており、リブ（３３）と内筒部（３１）との接合箇所の丸取り部（３５）及びリブ（３３）と外筒部（３２）との接合箇所の丸取り部（３６）うち樹脂成形時に発生したウェルドライン部分の肉厚は、その他の接合箇所の丸取り部（３５、３６）より厚くなっており、さらに、複数本のリブ（３３）のうち、樹脂成形時に発生したウェルドラインの位置に設けられたリブ（３３）の肉厚は、その他のリブ（３３）より厚くなっていることを特徴とする。
【００１３】
これにより、樹脂の結合強度が低くなり易いウェルドライン部分の強度を高めることができるので、キャップ（３０）の強度を高めることができる。延いては、キャップ（３０）の圧入代を大きくすることができるので、キャップ（３０）の固定力（回り止めトルク）を高めることができる。
【００１６】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【００１７】
【発明の実施の形態】
（第１実施形態）
本実施形態は、本発明に係る送風機を車両用空調装置の遠心式送風機に適用したものであって、図１は本実施形態に係る遠心式送風機（以下、送風機という。）の断面図であり、図２は図１のフＡ部拡大図であり、図３は図２のＡ−Ａ断面図であり、図４はキャップ３０を図２の下方側から見た正面図である。
【００１８】
送風機は、図１に示すように、回転軸方向Ｃから吸入した空気を径外方側に向けて吹き出す遠心式のファン（ＪＩＳＢ０１２番号１００４等参照）１０、ファン１０を回転駆動する駆動手段をなす電動モータ２０、及び電動モータ２０の回転力をファン１０に伝達するキャップ３０を備えたものである。
【００１９】
ここで、ファン１０は、電動モータ２０のシャフト２１が圧入にて挿入された略円筒状のファンボス部１１、及びファンボス部１１に連結されてシャフト２１と一体に回転する複数枚の翼（ブレード）１２等からなるものである。
【００２０】
因みに、ファンボス部１１及びブレード１２は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂にて一体成形され、シャフト２１は、断面が円形に形成された丸棒状の金属回転軸である。
【００２１】
そして、ファンボス部１１の外周側のうちキャップ３０側の部位には、図２、３に示すように、キャップ３０の脚部３４が挿入される複数個（本実施形態では、４個）の凹部１３、及び凹部１３間に位置する凸部１４が設けられているとともに、これらの凹部１３及び凸部１４は、円周方向に交互に等間隔で設けられている。
【００２２】
また、各凹部１３の表面のうち、シャフト２１に近い側であって径方向外側に向いている面、つまり各凹部１３の底部１５には、先端部が脚部３４の内周面に密着する突起部１６が１個ずつ形成されており、この突起部１６は、図３に示すように、底部１５から径方向外側に脚部３４側に向かって突出して三角断面状のものであり、その頂部を連ねた尾根部は、シャフト２１の平行な方向に延びている。
【００２３】
そして、シャフト２１を挟んで対向する２つの突起部１６の先端部間の寸法Ｌ２は、図２に示すように、シャフト２１を挟んで対向する２つの脚部３４間の寸法Ｌ１よりも大きくなっている。なお、ここで言う寸法Ｌ２は、ファン１０とキャップ３０とを組み付ける前の時点での寸法である。
【００２４】
また、キャップ３０は、図４に示すように、シャフト２１が圧入される内筒部部３１、内筒部３１の外側に設けられた外筒部３２、等間隔で放射状に延びて内筒部３１と外筒部３２とを繋ぐ複数本（本実施形態では、１２本）のリブ３３等からなるもので、脚部３４は外筒部３２に設けられている。
【００２５】
そして、内筒部３１、外筒部３２、リブ３３及び脚部３４は、射出形形法にて一体成形される。なお、キャップ３０を構成する樹脂として、本実施形態では、ファン１０を構成する樹脂よりも固い樹脂、例えばポリアミド等のガラス強化剤にて引っ張り強度が高められた樹脂が採用されている。
【００２６】
また、リブ３３と内筒部３１との接合箇所の丸取り部３５及びリブ３３と外筒部３２との接合箇所の丸取り部３６うち、樹脂成形時に発生したウェルドライン部分（図４のａ部）の丸取り部の曲率半径を、その他の接合箇所の丸取り部の曲率半径より大きくして、ウェルドライン部分（図４のａ部）の丸取り部の肉厚をその他の丸取り部より厚くしている。
【００２７】
なお、図４中、ｂ部は注入口に対応する部位であり、本実施形態に係るキャップ３０を製造するための金型では、１つの注入口から樹脂を射出する。
【００２８】
次に、ファン１０の組み付け手順を述べる。
【００２９】
先ず、ファン１０にキャップ３０を嵌め込んで両者１０、３０仮固定する。つまり、ファン１０の一部である突起部１６が、キャップ３０の一部である脚部３４より軟らかく、かつ、Ｌ２＞Ｌ１となっているので、脚部３４を凹部１３に嵌合させると、突起部１６の各先端部が塑性変形する。
【００３０】
このため、突起部１６の各先端部が脚部３４に密着し、ファン１０とキャップ３０が仮固定される。そして、キャップ３０が仮固定されたファン１０にシャフト２１を圧入する。
【００３１】
なお、シャフト２１からの回転力は、主にキャップ３０を介してファン１０に伝達されるが、本実施形態では、ファン１０にもシャフト２１が圧入されるため、本実施形態では、シャフト２１から直接的にファン１０に伝達される回転力も存在する。
【００３２】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
【００３３】
本実施形態では、ウェルドライン部分（図４のａ部）の丸取り部の曲率半径を、その他の接合箇所の丸取り部の曲率半径より大きくして、ウェルドライン部分（図４のａ部）の丸取り部の肉厚をその他の丸取り部より厚くしているので、ウェルドライン部分の肉厚がその他の部位より厚くなる。
【００３４】
したがって、樹脂の結合強度が低くなり易いウェルドライン部分の強度を高めることができるので、キャップ３０の強度を高めることができる。延いては、キャップ３０の圧入代を大きくすることができるので、キャップ３０の固定力（回り止めトルク）を高めることができる。
【００３５】
なお、図５は、従来の技術に係るキャップ及び本実施形態に係るキャップの圧入試験結果を示すプロット図であり、大きなプロットが、それぞれクラック若しくは破断が起こり始めたサンプルを示す。図５から明らかなように、本実施形態では、より大きな圧入代まで耐えられ、かつ、圧入時の圧入力は、従来と同等であることが解る。
【００３６】
（第２実施形態）
本実施形態は、複数本のリブ３３のうち、ウェルドラインの位置に設けられたリブ３３の肉厚をその他のリブ３３より厚くするものである。
【００３７】
（第３実施形態）
本実施形態は、複数本のリブ３３のうち、ウェルドラインの位置に設けられたリブ３３の肉厚をその他のリブ３３より厚くし、かつ、ウェルドライン部分の丸取り部の曲率半径を、その他の接合箇所の丸取り部の曲率半径より大きくするものである。
【００３８】
（その他の実施形態）
上述の実施形態では、ファン１０にシャフト２１に圧入されていたが、ャフト２１からの回転力は、主にキャップ３０を介してファン１０に伝達されるので、ファン１０にシャフト２１を中間ばめ又は接触面圧が略０となるように挿入してもよい。
【００３９】
また、キャップ３０及びシャフト２１の材質は、上述の実施形態に示されたものに限定されるものでない。
【００４０】
また、上述の実施形態では、ウェルドライン部分の丸取り部のうちリブ３３と内筒部３１との接合箇所の丸取り部３５の曲率半径をその他の丸取り部より大きくしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、リブ３３と外筒部３２との接合箇所の丸取り部３６の曲率半径をその他の丸取り部より大きくしてもよい。
【００４１】
また、上述の実施形態からも明らかなように、「リブ３３自体を厚くする」、又は「リブ３３を厚くし、かつ、曲率半径を大きくする」などしてもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る送風機の断面図である。
【図２】図１の送風機の要部の拡大断面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ断面図である。
【図４】本発明の実施形態に係るキャップの正面図である。
【図５】従来の技術に係るキャップ及び本実施形態に係るキャップの圧入試験結果を示すプロット図である。
【符号の説明】
３０…キャップ、３１…内筒部、３２…外筒部、
３３…リブ、３４…脚部、３５、３６…丸取り部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a blower and is effective when applied to a blower using a centrifugal fan.
[0002]
[Prior art]
In a conventional blower, a fan is fixed to a rotating shaft by engaging a resin cap and a fan press-fitted into the rotating shaft with a round rod-shaped rotating shaft inserted into the resin fan. (For example, refer to Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-124101
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the cap is manufactured by injecting molten resin into a cavity in a mold that is clamped from an injection port (gate).
[0005]
At this time, the molten resin injected from the gate into the cavity diverges throughout the cavity while branching, and finally merges on the opposite side of the gate (hereinafter, the merge portion is referred to as a weld line). The weld line is formed by joining the resin whose temperature is lowered by flowing through the cavity, so that the bond strength of the resin is easily lowered.
[0006]
For this reason, if the press-fitting allowance of the cap is increased in order to increase the cap fixing force (rotation prevention torque), cracks are likely to occur starting from the weld line portion having low strength.
[0007]
In view of the above points, the present invention firstly provides a novel blower that is different from the conventional one, and secondly, in a blower having a cap formed of resin, it is an object to improve the strength of the cap. And
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the present invention, a fan (10) in which a round bar-shaped shaft (21) is inserted, and a shaft ( 21) and a resin cap (30) that is press-fitted and fixed to the inner cylinder portion (31) in contact with the shaft (21), and an outer portion located outside the inner cylinder portion (31). It has a cylindrical portion (32) and a rib (33) extending radially and connecting the inner cylindrical portion (31) and the outer cylindrical portion (32), and further, the rib (33) and the inner cylindrical portion (31). The thickness of the weld line portion generated during the resin molding out of the rounded portion (35) at the joint portion and the round portion (36) at the joint portion between the rib (33) and the outer tube portion (32) It is characterized by being thicker than the rounded portion (35, 36) at the joint location.
[0009]
Thereby, since the strength of the weld line portion where the bonding strength of the resin tends to be low can be increased, the strength of the cap (30) can be increased. As a result, since the press-fitting allowance of the cap (30) can be increased, the fixing force (non-rotating torque) of the cap (30) can be increased.
[0010]
In the invention according to claim 2, the fan (10) in which the round bar-shaped shaft (21) is inserted, and the resin cap (press-fixed to the shaft (21) while being engaged with the fan (10)) 30), and the cap (30) includes an inner cylinder part (31) that contacts the shaft (21), an outer cylinder part (32) located outside the inner cylinder part (31), and a radially extending inner part. It has a plurality of ribs (33) that connect the cylindrical portion (31) and the outer cylindrical portion (32), and further, at the position of the weld line generated during resin molding among the plurality of ribs (33). The rib (33) provided is thicker than the other ribs (33).
[0011]
Thereby, since the strength of the weld line portion where the bonding strength of the resin tends to be low can be increased, the strength of the cap (30) can be increased. As a result, since the press-fitting allowance of the cap (30) can be increased, the fixing force (non-rotating torque) of the cap (30) can be increased.
[0012]
In the invention according to claim 3, the fan (10) into which the round rod-shaped shaft (21) is inserted, and the resin cap (press-fixed to the shaft (21) while being engaged with the fan (10)) ( 30), and the cap (30) includes an inner cylinder part (31) that contacts the shaft (21), an outer cylinder part (32) located outside the inner cylinder part (31), and a radially extending inner part. It has a plurality of ribs (33) that connect the cylindrical portion (31) and the outer cylindrical portion (32), and a rounded portion (35) at the joint between the rib (33) and the inner cylindrical portion (31). And the thickness of the weld line portion generated at the time of resin molding out of the rounded portion (36) of the joint portion between the rib (33) and the outer tube portion (32) is the round portion (35, 36) of the other joint portion. Furthermore, it is thicker, and among the plurality of ribs (33), a wafer generated during resin molding is formed. The thickness of the ribs (33) provided at the position of-line is characterized in that is thicker than the other ribs (33).
[0013]
Thereby, since the strength of the weld line portion where the bonding strength of the resin tends to be low can be increased, the strength of the cap (30) can be increased. As a result, since the press-fitting allowance of the cap (30) can be increased, the fixing force (non-rotating torque) of the cap (30) can be increased.
[0016]
Incidentally, the reference numerals in parentheses of each means described above are an example showing the correspondence with the specific means described in the embodiments described later.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
In the present embodiment, the blower according to the present invention is applied to a centrifugal blower of a vehicle air conditioner, and FIG. 1 is a cross-sectional view of the centrifugal blower (hereinafter referred to as a blower) according to the present embodiment. 2 is an enlarged view of section A in FIG. 1, FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 2, and FIG. 4 is a front view of the cap 30 as viewed from the lower side in FIG.
[0018]
As shown in FIG. 1, the blower is a centrifugal fan (see JIS B 012 number 1004 or the like) 10 that blows out the air sucked from the rotation axis direction C toward the radially outer side, and a driving unit that rotationally drives the fan 10. And a cap 30 that transmits the rotational force of the electric motor 20 to the fan 10.
[0019]
Here, the fan 10 includes a substantially cylindrical fan boss portion 11 into which the shaft 21 of the electric motor 20 is inserted by press-fitting, and a plurality of blades connected to the fan boss portion 11 and rotating integrally with the shaft 21 ( Blade) 12 or the like.
[0020]
Incidentally, the fan boss part 11 and the blade 12 are integrally formed of a thermoplastic resin such as polypropylene, and the shaft 21 is a round bar-shaped metal rotating shaft having a circular cross section.
[0021]
A plurality of (four in the present embodiment) leg portions 34 of the cap 30 are inserted into the portion on the cap 30 side of the outer peripheral side of the fan boss portion 11 as shown in FIGS. The concave portions 13 and the convex portions 14 located between the concave portions 13 are provided, and the concave portions 13 and the convex portions 14 are alternately provided at equal intervals in the circumferential direction.
[0022]
In addition, of the surface of each recess 13, the tip is in close contact with the inner peripheral surface of the leg 34 on the surface close to the shaft 21 and facing radially outward, that is, on the bottom 15 of each recess 13. The protrusions 16 are formed one by one. As shown in FIG. 3, each protrusion 16 protrudes radially outward from the bottom 15 toward the leg 34, and has a triangular cross section. The ridge portion connecting the top portions extends in a direction parallel to the shaft 21.
[0023]
Then, the dimension L2 between the tip portions of the two projecting portions 16 facing each other across the shaft 21 is larger than the dimension L1 between the two leg portions 34 facing each other across the shaft 21, as shown in FIG. ing. The dimension L2 referred to here is a dimension before the fan 10 and the cap 30 are assembled.
[0024]
Further, as shown in FIG. 4, the cap 30 has an inner cylinder part 31 into which the shaft 21 is press-fitted, an outer cylinder part 32 provided outside the inner cylinder part 31, and extends radially at equal intervals. The leg portion 34 is provided on the outer cylinder portion 32, and includes a plurality of (12 in this embodiment) ribs 33 that connect the outer cylinder portion 31 and the outer cylinder portion 32.
[0025]
And the inner cylinder part 31, the outer cylinder part 32, the rib 33, and the leg part 34 are integrally molded by the injection-molding method. In this embodiment, a resin harder than the resin constituting the fan 10, for example, a resin whose tensile strength is increased by a glass reinforcing agent such as polyamide is used as the resin constituting the cap 30.
[0026]
Of the rounded portion 35 where the rib 33 and the inner cylindrical portion 31 are joined and the round portion 36 where the rib 33 and the outer cylindrical portion 32 are joined, a weld line portion (a in FIG. The radius of curvature of the rounded portion of the other part is made larger than the radius of curvature of the rounded portion of the other joints, and the thickness of the rounded portion of the weld line portion (a portion in FIG. 4) is set to the other rounded portion. It is thicker.
[0027]
In addition, in FIG. 4, b part is a site | part corresponding to an injection port, and in the metal mold | die for manufacturing the cap 30 which concerns on this embodiment, resin is inject | emitted from one injection port.
[0028]
Next, a procedure for assembling the fan 10 will be described.
[0029]
First, the cap 30 is fitted into the fan 10 and the both 10 and 30 are temporarily fixed. That is, since the protrusion 16 that is a part of the fan 10 is softer than the leg 34 that is a part of the cap 30 and L2> L1, when the leg 34 is fitted into the recess 13, Each tip of the projection 16 is plastically deformed.
[0030]
For this reason, each front-end | tip part of the projection part 16 closely_contact | adheres to the leg part 34, and the fan 10 and the cap 30 are temporarily fixed. Then, the shaft 21 is press-fitted into the fan 10 to which the cap 30 is temporarily fixed.
[0031]
Note that the rotational force from the shaft 21 is transmitted to the fan 10 mainly through the cap 30, but in this embodiment, since the shaft 21 is also press-fitted into the fan 10, in this embodiment, from the shaft 21. There is also a rotational force that is directly transmitted to the fan 10.
[0032]
Next, features of the present embodiment will be described.
[0033]
In the present embodiment, the radius of curvature of the rounded portion of the weld line portion (portion a in FIG. 4) is made larger than the radius of curvature of the rounded portion of other joints, and the weld line portion (portion a of FIG. 4). Since the thickness of the rounded portion is thicker than that of the other rounded portions, the thickness of the weld line portion becomes thicker than other portions.
[0034]
Therefore, the strength of the weld line portion where the bond strength of the resin is likely to be lowered can be increased, so that the strength of the cap 30 can be increased. As a result, since the press-fitting allowance of the cap 30 can be increased, the fixing force (non-rotating torque) of the cap 30 can be increased.
[0035]
FIG. 5 is a plot showing the results of the press-fitting test of the cap according to the prior art and the cap according to the present embodiment, and large plots indicate samples in which cracks or fractures have started to occur, respectively. As is apparent from FIG. 5, in this embodiment, it can be understood that a larger press-fitting allowance can be tolerated, and the press-fitting during press-fitting is equivalent to the conventional one.
[0036]
(Second Embodiment)
In the present embodiment, the thickness of the rib 33 provided at the position of the weld line among the plurality of ribs 33 is made thicker than the other ribs 33.
[0037]
(Third embodiment)
In the present embodiment, among the plurality of ribs 33, the thickness of the rib 33 provided at the position of the weld line is made thicker than the other ribs 33, and the radius of curvature of the rounded portion of the weld line portion is set to the other. It is made larger than the curvature radius of the rounded portion of the joint portion.
[0038]
(Other embodiments)
In the embodiment described above, the shaft 21 is press-fitted into the fan 10. However, since the rotational force from the shaft 21 is mainly transmitted to the fan 10 via the cap 30, the shaft 21 is intermediately fitted to the fan 10. Or you may insert so that a contact surface pressure may become substantially zero.
[0039]
Moreover, the material of the cap 30 and the shaft 21 is not limited to what was shown by the above-mentioned embodiment.
[0040]
Further, in the above-described embodiment, the radius of curvature of the rounded portion 35 at the joint portion between the rib 33 and the inner cylindrical portion 31 is made larger than the other rounded portions in the rounded portion of the weld line portion. However, the present invention is not limited to this, and the radius of curvature of the rounded portion 36 where the rib 33 and the outer cylindrical portion 32 are joined may be larger than that of other rounded portions.
[0041]
Further, as is apparent from the above-described embodiment, it is needless to say that “the rib 33 itself is thickened” or “the rib 33 is thickened and the radius of curvature is increased”.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a blower according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of a main part of the blower of FIG.
3 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 4 is a front view of a cap according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a plot diagram showing a press-fitting test result of a cap according to a conventional technique and a cap according to the present embodiment.
[Explanation of symbols]
30 ... Cap, 31 ... Inner cylinder part, 32 ... Outer cylinder part,
33 ... ribs, 34 ... legs, 35, 36 ... rounded parts.

Claims

丸棒状のシャフト（２１）が挿入されたファン（１０）と、
前記ファン（１０）と係合した状態で前記シャフト（２１）に圧入固定された樹脂製のキャップ（３０）とを備え、
前記キャップ（３０）は、前記シャフト（２１）に接触する内筒部（３１）、前記内筒部（３１）の外側に位置する外筒部（３２）、及び放射状に延びて前記内筒部（３１）と前記外筒部（３２）とを繋ぐリブ（３３）を有しており、
さらに、前記リブ（３３）と前記内筒部（３１）との接合箇所の丸取り部（３５）及び前記リブ（３３）と前記外筒部（３２）との接合箇所の丸取り部（３６）うち樹脂成形時に発生したウェルドライン部分の肉厚は、その他の接合箇所の丸取り部（３５、３６）より厚くなっていることを特徴とする送風機。A fan (10) into which a round shaft (21) is inserted;
A resin cap (30) press-fitted and fixed to the shaft (21) in a state of being engaged with the fan (10),
The cap (30) includes an inner cylinder part (31) that contacts the shaft (21), an outer cylinder part (32) positioned outside the inner cylinder part (31), and a radially extending inner cylinder part. (31) and a rib (33) connecting the outer cylinder part (32),
Further, a rounded portion (35) at a joint portion between the rib (33) and the inner cylindrical portion (31) and a rounded portion (36 at a joint portion between the rib (33) and the outer cylindrical portion (32)). ) The blower characterized in that the thickness of the weld line portion generated during resin molding is thicker than the rounded portions (35, 36) of other joint portions.

丸棒状のシャフト（２１）が挿入されたファン（１０）と、
前記ファン（１０）と係合した状態で前記シャフト（２１）に圧入固定された樹脂製のキャップ（３０）とを備え、
前記キャップ（３０）は、前記シャフト（２１）に接触する内筒部（３１）、前記内筒部（３１）の外側に位置する外筒部（３２）、及び放射状に延びて前記内筒部（３１）と前記外筒部（３２）とを繋ぐ複数本のリブ（３３）を有しており、
さらに、前記複数本のリブ（３３）のうち、樹脂成形時に発生したウェルドラインの位置に設けられたリブ（３３）の肉厚は、その他のリブ（３３）より厚くなっていることを特徴とする送風機。A fan (10) into which a round shaft (21) is inserted;
A resin cap (30) press-fitted and fixed to the shaft (21) in a state of being engaged with the fan (10),
The cap (30) includes an inner cylinder part (31) that contacts the shaft (21), an outer cylinder part (32) positioned outside the inner cylinder part (31), and a radially extending inner cylinder part. (31) and a plurality of ribs (33) connecting the outer cylinder part (32),
Further, among the plurality of ribs (33), the rib (33) provided at the position of the weld line generated during resin molding is thicker than the other ribs (33). Blower.

丸棒状のシャフト（２１）が挿入されたファン（１０）と、
前記ファン（１０）と係合した状態で前記シャフト（２１）に圧入固定された樹脂製のキャップ（３０）とを備え、
前記キャップ（３０）は、前記シャフト（２１）に接触する内筒部（３１）、前記内筒部（３１）の外側に位置する外筒部（３２）、及び放射状に延びて前記内筒部（３１）と前記外筒部（３２）とを繋ぐ複数本のリブ（３３）を有しており、
前記リブ（３３）と前記内筒部（３１）との接合箇所の丸取り部（３５）及び前記リブ（３３）と前記外筒部（３２）との接合箇所の丸取り部（３６）うち樹脂成形時に発生したウェルドライン部分の肉厚は、その他の接合箇所の丸取り部（３５、３６）より厚くなっており、
さらに、前記複数本のリブ（３３）のうち、樹脂成形時に発生したウェルドラインの位置に設けられたリブ（３３）の肉厚は、その他のリブ（３３）より厚くなっていることを特徴とする送風機。A fan (10) into which a round shaft (21) is inserted;
A resin cap (30) press-fitted and fixed to the shaft (21) in a state of being engaged with the fan (10),
The cap (30) includes an inner cylinder part (31) that contacts the shaft (21), an outer cylinder part (32) positioned outside the inner cylinder part (31), and a radially extending inner cylinder part. (31) and a plurality of ribs (33) connecting the outer cylinder part (32),
Of the rounded portion (35) where the rib (33) and the inner cylindrical portion (31) are joined, and the rounded portion (36) where the rib (33) and the outer cylindrical portion (32) are joined The thickness of the weld line portion generated at the time of resin molding is thicker than the rounded portions (35, 36) of other joint portions,
Further, among the plurality of ribs (33), the rib (33) provided at the position of the weld line generated during resin molding is thicker than the other ribs (33). Blower.