JP3838618B2

JP3838618B2 - Graphite carbon powder, production method and apparatus thereof

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Publication number: JP3838618B2
Application number: JP2000188948A
Authority: JP
Inventors: 邦夫西村; 繁村上
Original assignee: Showa Denko KK
Current assignee: Showa Denko KK
Priority date: 1999-08-06
Filing date: 2000-06-23
Publication date: 2006-10-25
Anticipated expiration: 2020-06-23
Also published as: JP2001114506A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂の導電性、熱伝導性等の物性改良のために複合材として添加されるフィラー材としての炭素、あるいは最近のＬｉイオン電池をはじめとする各種電池に使用される炭素材料を製造する際の熱処理装置ならびに熱処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、小型の携帯電話、ビデオカメラ、ノート型パソコン等のポータブル電子機器の発展が著しく、それにつれ高性能、小型の２次電池の需要が盛んになっている。特に、Ｌｉイオン２次電池は、エネルギー密度が高く、長寿命であることから、各種携帯用電子機器の電源として最適であり、近年急激な伸びを示しており、今後も増加が期待されている。
Ｌｉイオン2次電池の負極には、黒鉛材料が使用されており、電池の需要増加に伴い黒鉛粉末の需要が急増している。
【０００３】
この電池材料や複合材用フィラーとして、易黒鉛化性の炭素材料が注目されており、種々研究されてきた。
例えば、この電池としての容量特性を上げるためには、黒鉛の結晶性を向上する必要があり、そのためにはまず、２５００℃以上での熱処理での黒鉛化が必須である。
【０００４】
通常、粉末状の黒鉛微粉を大量に造る方法としては、
１）易黒鉛化性材料を、高温処理して黒鉛化した材料を、粉砕して粉末とする方法。
２）易黒鉛化性材料を、予め粉砕した後、高温熱処理する方法。
の２通りが考えられる。
１）の方法は、各種のコークスを始めとする易黒鉛化性炭素材料を、電気を流した炭素詰粉中で詰粉の抵抗発熱により加熱処理する、いわゆるアチソン炉による黒鉛化、あるいは黒鉛ヒーターによる加熱炉等で黒鉛化する。その後、得られた黒鉛を粉砕して、黒鉛粉末を得る方法であり、現状は、この方法が主流となっている。しかしこの方法の欠点は、黒鉛化が進んだ炭素は、潤滑剤に使用されている如く、滑り易く、更に粉砕時に、鱗片状になりやすく、例えば電極板にしたときに表面に鱗片が配列し、表面が鏡面化し、電解液の浸透性が悪くなり、電池性能を低下させる原因になる。従って、１）の方法の黒鉛化後に粉砕する方法では、電池や各種複合材に適した良好な特性を満足する材料が得られない。
【０００５】
２）の方法は、熱処理すべき原料のコークス等の易黒鉛化性炭素材料を予め、最適な粒度に粉砕しておいて、炭素製のるつぼ等に封入した後、黒鉛化のための炉に入れ、粉末状で黒鉛化する方法である。
この方法は、コークスが黒鉛に比較して粉砕が容易であり、なおかつ黒鉛品に比べ粉砕時に、鱗片状になり難いので、好ましい。
従って２）の方法が、Ｌｉイオン2次電池用負極材の炭素粉末として好適であるが、その熱処理に関しては、以下のような問題があった。
【０００６】
熱処理の炭素材が粉体であるため、材料をるつぼ等の耐熱容器に詰めて熱処理する必要がある。このるつぼ等容器に入った材料を熱処理する装置、方法としては、種々考えられている。
例えば、前述したようなアチソン炉形式の詰粉コークス等の中にるつぼを埋め込み、この詰粉コークスに電流を流し、その発熱によりるつぼ内の炭素材を加熱、黒鉛化する方法がある。この方法の問題は、バッチ式であるため、炉の昇温、均熱、冷却のサイクル時間が長く、かつ詰粉の炉詰め作業、熱処理終了後の炉出し作業に手間がかかることで、生産性が著しく悪く、量産向きでない。
【０００７】
更に、詰粉自体からの硫黄、金属等の発生ガスが被加熱物に混入し汚染する可能性が大きく、このようなガスの混入は、炭素粒子の特性を悪化させ、電池特性を低下させる原因となる。
また、詰粉の詰め具合等により、炉内の位置による温度分布がかなり変化するので、各るつぼのセット位置を極力、温度均一になるよう配置する必要があり、管理が難しい難点がある。また、これを補足するため比較的長時間かけて均熱化する必要があり、その結果炭素粉同士の固着が起こりやすく、再粉砕を要することもある。
【０００８】
一方、ヒーターを使用した抵抗炉あるいは高周波誘導炉等がある。これらは管状の発熱帯を設け、管内径に合ったるつぼを連続して一方向から通し加熱できるようになったものである。これらは、炉からの発生ガスは無く、また連続して材料を熱処理することが可能である。
しかし、例えば、黒鉛等をヒーターとし、黒鉛管等の管体を加熱する方式では、管体からの伝熱及び輻射でるつぼ及びその中の粉体を加熱するため、被加熱物の温度を３０００℃近くまで上げるには、ヒーター自体を３０００℃よりかなり高い温度に上げる必要がある。しかしながら、３０００℃以上になるとヒーターの消耗が激しく、ヒーターの寿命も短い。また、処理量を上げるためには、るつぼ自体を大きくする必要があり、それにともなって管体を大きくせねばならず、またヒーター本数を増す等で設備コストが嵩むこととなる。従って工業的には難しい。
【０００９】
高周波を用い、誘導電流により加熱を行う方式もある。この方法も黒鉛管内にるつぼ等の容器にいれた材料を連続に送れる点では、効率が良い。しかし、材料が粉体であるため、被加熱物自体の誘導加熱を利用するには、抵抗が大きく、るつぼあるいは、管体自身の誘導発熱に頼らざるを得ない。
従って、管体からの放熱加熱が主となるため、３０００℃以上の加熱には、管体の消耗、劣化が激しく、また管体は高価である。また、誘導コイル、高周波発振器等装置が大掛かりになり、処理量を増やすためには、膨大な装置となり、装置費用、保守管理も大変である。
【００１０】
なお、粉末を入れたるつぼ等を使用した熱処理の問題は、いずれの装置においても、嵩密度が小さく、充填率が低いので、粉末自体の導電、伝熱が悪いため、るつぼ自体を大きくできない点が共通の問題であり、このことから大型化ができなかった。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、易黒鉛化性材料をあらかじめ粉体あるいは粒体にしたものを高温、例えば２５００℃以上で黒鉛化するにあたって、
１）短時間に効率よく多量に安価に黒鉛化する方法、装置。
２）短時間の熱処理で極力焼結を防止する。
３）黒鉛化時に不純物ガスの混入がなく電池用使用特性に影響の無いようにする。
４）装置の部品交換、等ランニング費用があまりかからない。
などを解決課題とした。
【００１２】
これらの問題を解決するために種々検討を重ねた結果、容器自体に通電し発熱させることにより良好な黒鉛粉末を得ることが出来た。即ち、本発明は基本的には以下の発明からなる。
１）炭素製の容器に炭素粉末を充填し、容器自体に電流を流して加熱昇温することを特徴とする炭素粉末の加熱方法であり、これを２）加熱室内に炭素粉末を充填した炭素容器の送入部と、通電加熱用ターミナル電極を備えた加熱部と加熱後の炭素容器の取出し部を備え、前記炭素容器を加熱室内の送入部、加熱部、取出し部の順に移動させ、加熱部において通電加熱することからなる炭素粉末の加熱装置、として装置化したものである。この方法を使用することにより、結晶のＣ軸方向の層間距離（Ｃ0）が６．７３０Å以下の黒鉛化された炭素粉末が得られる。さらに、この粉末を材料として例えばポリビニリデンフルオライド粉末を数％添加しＮ−メチルピロリドン（ＮＭＰ）等にて混練、銅メッシュ上に圧着、乾燥させリチウムイオン２次電池用の負極電極とすることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
さらに詳細に本発明について説明すれば、
るつぼに相当する容器を発熱体とすることが本発明のポイントである。発熱体として用いる容器は、長さ方向に垂直な方向に少なくとも１ヶ所以上切断分割されており、分割された各容器部分が組み立てられて容器形状をなしているために、通電加熱時に、各容器部分間の接触抵抗が主たる抵抗発熱部となっている。このため、急速発熱、急速冷却が可能であり、生産性が高い。
また、切断されていない数個のるつぼを並べて、はさんで通電することによって切断された構造のものと同等の効果をだすこともできる。
【００１４】
容器は、発熱体であるため導電性のある抵抗体で、不純物の発生の少なく、また３０００℃以上の耐熱性のあること等が必要であり、この意味で炭素製、好ましくは黒鉛製が適している。
図１に容器の概念図を示す。容器断面は、丸でも角でも良いが、内部の加熱を均一にするためには、丸のほうが好ましい。容器へ粉末を挿入後、一端にねじ込み等で密着する蓋９となるようなものを付け、両端から通電する。
図中の開口部１０は、後述するように、通電加熱を行う前に、不活性ガスによる置換を行うことが好ましいため、これを容易にするための通気孔である。
図中１４の各容器部分の接触部は、クリアランスの大きなバカねじ等にしておく方法、あるいは接触部にカーボン製のリング状物等を嵌めこむ方法などにより通電加熱に必要十分な接触抵抗を確保できる。
また、切断された１個１個の部分を単独のるつぼとして積み上げ、同等の効果を発揮させることもできる。
【００１５】
実用面から考えると、容器の大きさは、大きいほど1回の処理量は多くなり、生産しやすくなる。しかし、伝熱の悪い粉末部分の厚さが厚くなるため、伝熱に時間がかかる。あるいは加熱装置自体等が大きくなり、設備投資額が大きくなる。そのため、容器サイズは、製品コストを勘案し、生産量見合いのサイズとすることが望ましい。
【００１６】
本発明は、容器自体が発熱体となり、容器内の粉末を加熱するため、容器の外周は、断熱材の壁を設けるだけでよい。
【００１７】
次に前述したように、加熱時にカーボン粉末自身から金属不純物ガスが発生するので、これが容器内でトラップされることを避けるために、加熱時に発生する該不純物がるつぼから外へ出易いように図１の１０に示したごとく穴を開けておく。
【００１８】
更に、通電中の昇温加熱時及びその後の冷却まで不活性ガスを流し続け、発生ガス、不純物を不活性ガスとともに追い出すことにより、従来法よりより高純度の材料を製造することができる。不活性ガスは、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオン等いずれのガスでもよいが、価格的にはアルゴンが好ましい。
【００１９】
炭素粉末の加熱処理は、黒鉛化での結晶性を上げるためには、２５００℃以上での熱処理が必要である。ただし、あまり熱処理温度が高すぎると、容器自体の損耗が起き、また被加熱炭素粉末自体の黒鉛化効果も限界となるため、上限は３３００℃である。
【００２０】
なお、これらるつぼ及び炭素粉末を真空にしガス置換を行う工程、不活性ガスを流しながら通電加熱を行う工程、通電停止後、冷却を行う工程等をすべて一つの断熱室内で行うことも出来る。その場合、容器は1つでも良いし、通電装置を数個置けば複数個同時に処理できる。更に、この容器を多数準備し、連続的に順次、容器の導入、容器の真空吸引、不活性ガス供給、通電、容器取出しを行う装置を設置し、大量生産を可能とすることも本発明の主旨である。
【実施例】
【００２１】
図２に本発明の装置の例を示し、説明する。図２は、連続熱処理装置の一例で、中央に通電加熱用のターミナル電極１、１‘を備えた連通した断熱室からなっている。容器２に詰められた粉末３はるつぼの入口ａから順次真空、ガス置換室ｂから炉室ｃへ送られ、通電加熱ゾーンｄ、冷却ゾーンｅを経て外気から閉鎖された冷却室ｆを通り出口ｇを通って排出されていく。
移動方法は、滑りやすくしたレール形状のスライド部を有する板、又はローラーコンベヤー等の床上をプッシャーあるいはコンベヤー等の搬送手段により、横、縦方向へ容器を移動させる。真空及びガス置換のための真空、ガス置換室ｂの入口、出口にはシャッター５、５‘により外気を遮断できるようになっている。
【００２２】
ガス置換室ｂ内に容器を入れる場合、出口シャッター５‘は閉じてある。容器は、入口シャッター５を開け押し入れられ、入口シャッター５が閉められた後、一旦室内を真空に引いた後、アルゴンガスを導入することによりガス置換される。
【００２３】
その後、ガス置換室ｂの出口シャッターを開き、予めアルゴンガスが流されている加熱用の室ｃへ入る。
連続して容器を多数加熱するため、加熱用の室ｃは入り側である程度の温度が保たれているが、通電後の容器は冷却が必要であるため、冷却室は内壁がカーボン製の断熱材で覆われ、外壁が水冷ジャケット６‘で覆われている。
【００２４】
容器を通電するためのターミナル電極１、１‘を介して電流が流されるが、容器の移動時に邪魔にならないよう、片側のターミナル電極１は、例えば容器受入時に通電方向に移動できるようになっている。
容器が定位置に来た後、容器を挟み込むようにしてターミナル電極がセットされ、通電される。
なお、図には示されていないが、必要に応じてターミナル電極は複数個設置しても良い。
【００２５】
通電開始後、中心まで実質的に温度が均一になるまで一定時間保持し、所定の熱処理が終了するまで加熱する。
【００２６】
その後、ターミナル電極から、るつぼを外し冷却ゾーンへ移動し、断熱材と水冷ジャケットからなる冷却帯を通す。最終的には、アルゴンガスで満たされ、外壁が水冷ジャケットで冷却された排出室ｆへ送られシャッター７、７‘の閉まった状態で一定時間冷却され、所定温度に冷却された後、シャッター７’が開けられ、出口から外部に排出される。
【００２７】
容器排出後、室ｆは再度シャッター７‘が閉められ、一旦真空に引かれた後、再度アルゴンガスが満たされ、次の容器を待つ。
【００２８】
次に、この装置を用い、本発明方法により黒鉛化を行った例を示す。
（実施例１）図１の概念図に示すような外径２００ｃｍ、肉厚２０ｍｍ、分割個数６個、分割された各容器部分が接する各面に炭素繊維シートを嵌めこんだ全体長さ７０ｍｍの円筒形の黒鉛るつぼ状の容器にねじ込みの黒鉛製蓋を付け、蓋には２０ｍｍ径の通気孔を２個開けた。
【００２９】
該るつぼへ、あらかじめ平均粒径２０μｍに破砕分級した新日鉄化学製コークス粉を挿入し、蓋をした。このるつぼを真空室に入れ、真空ポンプにより、室を真空度で２０ｍｍＨｇ以下にした。真空バルブを閉じ、アルゴンガスを入れ、室内を常圧に戻した。その時点で、アルゴン雰囲気の加熱室へ移動し、るつぼ両端に電極をセットし、直流電源にて徐々に通電を行った。
【００３０】
約２ｈｒ後、３１００℃に達したことを確認し、そのまま２０分保持した。その後、電流を切り、冷却し４００℃になった時点で、装置から出し、大気中に放置し、るつぼ内の粉末を回収した。
【００３１】
得られた、粉末の黒鉛化度を計るため、結晶性をＸ線回折法で分析したところ、Ｃ０＝６．７２８ Åであり、アチソン炉でバッチ黒鉛化したものと同等であり、負極材用黒鉛として使用に耐えるものであった。また、不純物としてのＦｅ，Ｎｄ等は、５０ｐｐｍ以下であった。
【００３２】
（比較例１）実施例１と同様の材料、条件にて加熱処理を行った。ただし、るつぼは通気のための開口部を付けなかった。
（比較例２）実施例１と同様の容器、材料、条件にて加熱処理を行った。ただし、加熱前に真空、アルゴンガス置換を行わず、加熱中もアルゴン雰囲気でなかった。
上記の比較例１、２では、不純物としてのＦｅ，Ｎｄは、各々１５０、４２０ｐｐｍとなり増加した。
（比較例３）実施例１と同様の容器、材料、にて加熱処理を行った。加熱は、２４００℃に達した時点で、２ｈｒ保持後、実施例１と同様冷却、処理した。この粉末の結晶性を測定した結果、Ｃ０＝６．７３８Åで黒鉛化がやや劣っていた。
【００３３】
【発明の効果】
本発明によれば、Ｌｉイオン電池用の炭素材料をあらかじめ粉体あるいは粒体にしたものを２５００℃以上の高温で黒鉛化するにあたり、粉体あるいは粒体の容器を直接通電し加熱することにより、またその複数の容器の加熱を連続に処理できるように装置化することにより、比較的簡単な装置により、不純物の混入の無い該電池用として最適な黒鉛粉末を、効率良く多量に、また短時間に製造できる。
また、装置、容器の消耗が殆どないのでコスト的にも安価に製造が可能である。更に、本法は、ボロン等の黒鉛化触媒を混合した炭素粉末を黒鉛化するときには、短時間の黒鉛化処理のため燒結せず、しかも黒鉛化を効率的に達成でき、すぐれた方法であった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に使用する容器の例の断面図である。
【図２】本発明の容器を連続に熱処理する装置の例である。
【符号の説明】
１、１‘ 通電用電極
２容器
３被加熱物（炭素粉末）
４真空ポンプ
５、５‘ 遮断弁
６、６‘ 冷却ジャケット
７、７‘ 遮断弁
８炭素容器
９容器蓋
１０開口部
１１成型体（炭素）
ａるつぼ投入口
ｂガス置換室
ｃ炉室
ｄ通電加熱ゾーン
ｅ冷却ゾーン
ｆガス置換室
ｇるつぼ出口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to carbon as a filler material added as a composite material for improving physical properties such as resin conductivity and thermal conductivity, or carbon materials used in various batteries including recent Li-ion batteries. The present invention relates to a heat treatment apparatus and a heat treatment method for manufacturing.
[0002]
[Prior art]
In recent years, portable electronic devices such as small mobile phones, video cameras, and notebook computers have been remarkably developed, and accordingly, demand for high-performance, small-sized secondary batteries has been increasing. In particular, Li-ion secondary batteries have a high energy density and a long life, so that they are optimal as power sources for various portable electronic devices, have shown rapid growth in recent years, and are expected to increase in the future. .
A graphite material is used for the negative electrode of the Li ion secondary battery, and the demand for graphite powder is rapidly increasing as the demand for batteries increases.
[0003]
As the battery material and the filler for composite materials, an easily graphitizable carbon material has attracted attention and has been studied in various ways.
For example, in order to improve the capacity characteristics of this battery, it is necessary to improve the crystallinity of graphite. For this purpose, first, graphitization by heat treatment at 2500 ° C. or higher is essential.
[0004]
Usually, as a method of making a large amount of powdery graphite fine powder,
1) A method in which a graphitized material obtained by subjecting an easily graphitizable material to high temperature treatment is pulverized into a powder.
2) A method in which a graphitizable material is pulverized in advance and then heat-treated at a high temperature.
There are two possible ways.
In the method 1), a graphitizable carbon material such as various cokes is heat-treated by resistance heating of the filling powder in a carbon filling with electricity, or graphitization using a so-called Atchison furnace, or a graphite heater. Graphitize in a heating furnace or the like. Thereafter, the obtained graphite is pulverized to obtain a graphite powder. At present, this method is mainly used. However, the disadvantage of this method is that graphitized carbon is slippery, as used in lubricants, and more likely to be scaly when pulverized. For example, when it is made into an electrode plate, scaly is arranged on the surface. The surface becomes a mirror surface, the permeability of the electrolytic solution is deteriorated, and the battery performance is deteriorated. Therefore, in the method of pulverizing after graphitization in the method 1), a material satisfying good characteristics suitable for batteries and various composite materials cannot be obtained.
[0005]
In the method 2), an easily graphitizable carbon material such as coke as a raw material to be heat-treated is pulverized to an optimum particle size in advance and sealed in a carbon crucible or the like and then placed in a furnace for graphitization. It is a method of putting and graphitizing in powder form.
This method is preferable because coke is easier to pulverize than graphite and is less likely to be scale-like when pulverized compared to graphite.
Therefore, the method 2) is suitable as the carbon powder of the negative electrode material for a Li ion secondary battery, but the heat treatment has the following problems.
[0006]
Since the carbon material to be heat-treated is powder, it is necessary to heat-treat the material in a heat-resistant container such as a crucible. Various apparatuses and methods for heat-treating materials contained in containers such as crucibles have been considered.
For example, there is a method of embedding a crucible in the above-described Atchison furnace-type filling coke, passing a current through the filling coke, and heating and graphitizing the carbon material in the crucible by the heat generation. The problem with this method is that it is a batch type, so the cycle time of furnace heating, soaking, and cooling is long, and it takes time to fill the furnace and fill the furnace after heat treatment. It is not very suitable for mass production.
[0007]
Furthermore, there is a high possibility that gas generated from the filling powder itself, such as sulfur and metal, will be contaminated by being mixed with the object to be heated. Such gas contamination will deteriorate the characteristics of the carbon particles and reduce the battery characteristics. It becomes.
In addition, since the temperature distribution depending on the position in the furnace changes considerably depending on the filling condition of the packing powder, it is necessary to arrange the crucibles at the set positions so that the temperature is as uniform as possible, which is difficult to manage. Moreover, in order to supplement this, it is necessary to perform soaking over a relatively long period of time. As a result, the carbon powders tend to stick together and may require re-grinding.
[0008]
On the other hand, there are a resistance furnace using a heater or a high frequency induction furnace. These are provided with a tubular tropics and can be heated continuously through a crucible matching the inner diameter of the tube from one direction. These are free of gas generated from the furnace and can continuously heat treat the material.
However, for example, in a system in which graphite or the like is used as a heater and a tube body such as a graphite tube is heated, the temperature of the object to be heated is 3000 because the crucible and the powder therein are heated by heat transfer and radiation from the tube body. In order to raise it to near 0 ° C., it is necessary to raise the heater itself to a temperature considerably higher than 3000 ° C. However, when the temperature is higher than 3000 ° C., the heater is consumed rapidly and the life of the heater is short. Further, in order to increase the processing amount, it is necessary to enlarge the crucible itself, and accordingly, the pipe body must be enlarged, and the equipment cost increases due to an increase in the number of heaters. Therefore, it is difficult industrially.
[0009]
There is also a method of heating by induction current using high frequency. This method is also efficient in that the material contained in a container such as a crucible can be continuously fed into the graphite tube. However, since the material is powder, in order to use induction heating of the object to be heated, the resistance is large, and it is necessary to rely on induction heat generation from the crucible or the tube itself.
Accordingly, heat radiation from the tube is mainly used, so that the tube is heated and heated at 3000 ° C. or more. In addition, an induction coil, a high-frequency oscillator, and the like become large-scale, and in order to increase the processing amount, the apparatus becomes enormous, and the apparatus cost and maintenance management are difficult.
[0010]
In addition, the problem of heat treatment using a crucible containing powder is that the crucible itself cannot be enlarged because the bulk density is low and the filling rate is low in any apparatus, because the powder itself has poor conductivity and heat transfer. Is a common problem, and it was not possible to increase the size.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
In the present invention, when graphitizing an easily graphitizable material previously powdered or granulated at a high temperature, for example, 2500 ° C. or higher,
1) A method and apparatus for efficiently graphitizing a large quantity efficiently in a short time.
2) Sintering is prevented as much as possible by a short heat treatment.
3) Impurity gas is not mixed at the time of graphitization so that the battery use characteristics are not affected.
4) There is not much running cost such as replacement of equipment parts.
And so on.
[0012]
As a result of various studies to solve these problems, it was possible to obtain a good graphite powder by energizing the container itself to generate heat. That is, the present invention basically includes the following inventions.
1) A carbon powder heating method characterized in that a carbon container is filled with carbon powder, and an electric current is supplied to the container itself to raise the temperature by heating, and this is 2) carbon filled with carbon powder in the heating chamber. A container feeding section, a heating section equipped with a terminal electrode for energization heating and a carbon container take-out section after heating, moving the carbon container in the order of the feeding section in the heating chamber, the heating section, and the take-out section; The apparatus is an apparatus for heating carbon powder, which consists of conducting heating in the heating section. By using this method, carbon powder C axis direction of the interlayer distance of the crystal (C0) has been graphitized below 6.730 Å are obtained. Furthermore, using this powder as a material, for example, adding a few percent of polyvinylidene fluoride powder, kneading with N-methylpyrrolidone (NMP), etc., pressing on a copper mesh, and drying to form a negative electrode for a lithium ion secondary battery Can do.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
If the present invention is described in more detail,
The point of the present invention is to use a container corresponding to the crucible as a heating element. A container used as a heating element is cut and divided in at least one place in a direction perpendicular to the length direction, and each divided container part is assembled into a container shape. The contact resistance between the parts is the main resistance heating part. For this reason, rapid heat generation and rapid cooling are possible, and productivity is high.
In addition, by arranging several crucibles that are not cut and energizing them, the same effect as that of the cut structure can be produced.
[0014]
Since the container is a heating element, it is a conductive resistor, needs to generate less impurities, and has a heat resistance of 3000 ° C. or higher. In this sense, it is made of carbon, preferably made of graphite. ing.
FIG. 1 shows a conceptual diagram of the container. The cross section of the container may be round or square, but a round shape is preferred in order to make the internal heating uniform. After the powder is inserted into the container, a lid 9 is attached to one end by screwing or the like, and energized from both ends.
As will be described later, the opening 10 in the figure is a ventilation hole for facilitating this because it is preferable to perform replacement with an inert gas before conducting heating with electricity.
The contact part of each container part 14 in the figure secures sufficient contact resistance necessary for energization heating by using a method such as a loose screw with a large clearance, or a method of fitting a carbon ring or the like into the contact part. it can.
Moreover, the cut | disconnected part can be piled up as a single crucible, and the same effect can also be exhibited.
[0015]
From a practical point of view, the larger the container size, the greater the amount of processing at one time, making it easier to produce. However, since the thickness of the powder part with poor heat transfer becomes thick, heat transfer takes time. Or the heating apparatus itself etc. will become large, and the amount of capital investment will become large. Therefore, it is desirable that the container size is a size that is commensurate with the production amount in consideration of the product cost.
[0016]
In the present invention, since the container itself becomes a heating element and heats the powder in the container, the outer periphery of the container only needs to be provided with a wall of a heat insulating material.
[0017]
Next, as described above, since metal impurity gas is generated from the carbon powder itself during heating, in order to avoid the trapping of this in the container, the impurities generated during the heating are easily removed from the crucible. Make holes as shown in 1 of 10.
[0018]
Furthermore, a material having higher purity than that of the conventional method can be manufactured by continuously flowing an inert gas during heating and heating during energization and subsequent cooling to drive out generated gas and impurities together with the inert gas. The inert gas may be any gas such as helium, argon, krypton, or neon, but argon is preferable in terms of price.
[0019]
The heat treatment of the carbon powder requires a heat treatment at 2500 ° C. or higher in order to increase the crystallinity during graphitization. However, if the heat treatment temperature is too high, the container itself is worn and the graphitization effect of the heated carbon powder itself is also limited, so the upper limit is 3300 ° C.
[0020]
It should be noted that the steps of performing gas replacement by evacuating the crucible and the carbon powder, the step of conducting heating while flowing an inert gas, the step of cooling after stopping energization, etc. can all be performed in one heat insulating chamber. In that case, the number of containers may be one, or a plurality of current-carrying devices can be simultaneously processed. Furthermore, it is also possible to prepare a large number of these containers and install a device for sequentially introducing the containers, vacuuming the containers, supplying inert gas, energizing, and taking out the containers to enable mass production. The main point.
【Example】
[0021]
FIG. 2 shows and describes an example of the apparatus of the present invention. FIG. 2 shows an example of a continuous heat treatment apparatus, which is composed of a continuous heat insulating chamber provided with terminal electrodes 1 and 1 ′ for electric heating at the center. The powder 3 packed in the container 2 is sequentially sent from the crucible inlet a to the vacuum, from the gas replacement chamber b to the furnace chamber c, through the energizing heating zone d and the cooling zone e, through the cooling chamber f closed from the outside air, and then exited. It is discharged through g.
In the moving method, a container is moved in the horizontal and vertical directions on a plate having a rail-shaped slide portion made easy to slide, or on a floor such as a roller conveyor, by a transporting means such as a pusher or a conveyor. The outside air can be shut off by shutters 5 and 5 ′ at the vacuum and the vacuum for gas replacement and at the inlet and outlet of the gas replacement chamber b.
[0022]
When the container is placed in the gas replacement chamber b, the exit shutter 5 ′ is closed. The container is purged by opening the inlet shutter 5 and closing the inlet shutter 5, and then evacuating the chamber once and then introducing argon gas.
[0023]
Thereafter, the outlet shutter of the gas replacement chamber b is opened, and the gas replacement chamber b enters the heating chamber c in which argon gas is flowed in advance.
In order to heat many containers continuously, the heating chamber c is kept at a certain temperature on the entrance side, but since the energized container needs to be cooled, the cooling chamber has an inner wall made of carbon. The outer wall is covered with a water cooling jacket 6 '.
[0024]
An electric current is passed through the terminal electrodes 1 and 1 'for energizing the container, but the terminal electrode 1 on one side can be moved in the energizing direction when receiving the container, for example, so as not to disturb the movement of the container. Yes.
After the container reaches a fixed position, the terminal electrode is set and energized so as to sandwich the container.
Although not shown in the figure, a plurality of terminal electrodes may be provided as necessary.
[0025]
After energization is started, the temperature is maintained for a certain time until the temperature becomes substantially uniform until the center, and heating is performed until a predetermined heat treatment is completed.
[0026]
Then, remove the crucible from the terminal electrode, move to the cooling zone, and pass the cooling zone consisting of the heat insulating material and the water cooling jacket. Finally, it is sent to the discharge chamber f filled with argon gas, and the outer wall is cooled by a water cooling jacket, cooled for a predetermined time with the shutters 7 and 7 'closed, and cooled to a predetermined temperature, and then the shutter 7 'Is opened and discharged from the exit.
[0027]
After the container is discharged, the shutter 7 'is closed again in the chamber f, and after being evacuated, the chamber is filled with argon gas and waits for the next container.
[0028]
Next, an example in which this apparatus is used for graphitization by the method of the present invention will be described.
(Example 1) As shown in the conceptual diagram of FIG. 1, the outer diameter is 200 cm, the wall thickness is 20 mm, the number of divisions is 6, and the total length of 70 mm is obtained by fitting a carbon fiber sheet to each surface that comes into contact with each divided container part. A cylindrical graphite crucible-like container was provided with a screwed graphite lid, and two 20 mm diameter vent holes were formed in the lid.
[0029]
Coke powder made by Nippon Steel Chemical, which had been crushed and classified to an average particle size of 20 μm in advance, was inserted into the crucible and covered. This crucible was put into a vacuum chamber, and the chamber was adjusted to a vacuum degree of 20 mmHg or less by a vacuum pump. The vacuum valve was closed, argon gas was introduced, and the room was returned to normal pressure. At that time, it moved to the heating chamber of argon atmosphere, the electrode was set in the both ends of the crucible, and it energized gradually with DC power supply.
[0030]
After about 2 hours, it was confirmed that the temperature reached 3100 ° C., and was maintained for 20 minutes. Thereafter, the current was turned off, and after cooling to 400 ° C., the product was taken out from the apparatus and left in the atmosphere to collect the powder in the crucible.
[0031]
In order to measure the degree of graphitization of the obtained powder, the crystallinity was analyzed by X-ray diffractometry. As a result, C0 = 6.728６, which is equivalent to that obtained by batch graphitization in an Atchison furnace, It can withstand use as graphite. Moreover, Fe, Nd, etc. as impurities were 50 ppm or less.
[0032]
(Comparative Example 1) Heat treatment was performed under the same materials and conditions as in Example 1. However, the crucible did not have an opening for ventilation.
(Comparative Example 2) Heat treatment was performed in the same container, material and conditions as in Example 1. However, vacuum and argon gas replacement were not performed before heating, and the atmosphere was not argon even during heating.
In Comparative Examples 1 and 2, Fe and Nd as impurities increased to 150 and 420 ppm, respectively.
(Comparative Example 3) Heat treatment was performed in the same container and material as in Example 1. When the temperature reached 2400 ° C., it was cooled and treated in the same manner as in Example 1 after being held for 2 hours. As a result of measuring the crystallinity of this powder, graphitization was slightly inferior at C0 = 6.738%.
[0033]
【The invention's effect】
According to the present invention, in order to graphitize a carbon material for a Li-ion battery that has been powdered or granulated in advance at a high temperature of 2500 ° C. or higher, the powder or granule container is directly energized and heated. In addition, by adopting an apparatus so that the heating of the plurality of containers can be processed continuously, a relatively simple apparatus can be used to efficiently and quickly produce a graphite powder that is optimal for the battery free of impurities. Can be manufactured on time.
Further, since the apparatus and the container are hardly consumed, the production can be made at low cost. Furthermore, this method is an excellent method for graphitizing carbon powder mixed with a graphitization catalyst such as boron, because it does not cause sintering due to a short-time graphitization treatment, and can achieve graphitization efficiently. It was.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an example of a container used in the present invention.
FIG. 2 is an example of an apparatus for continuously heat-treating the container of the present invention.
[Explanation of symbols]
1, 1 'Electrode for energization 2 Container 3 Object to be heated (carbon powder)
4 Vacuum pump 5, 5 ′ shutoff valve 6, 6 ′ cooling jacket 7, 7 ′ shutoff valve 8 carbon container 9 container lid 10 opening 11 molded body (carbon)
a crucible inlet b gas replacement chamber c furnace chamber d current heating zone e cooling zone f gas replacement chamber g crucible outlet

Claims

炭素材料を予め粉砕し炭素粉末としたものを炭素製の容器に充填し、該容器が複数個積重ねられた状態で、積重ねた容器の両端から電流を流し、積重ねた容器の接触面の抵抗を主たる抵抗発熱源として容器の抵抗発熱により該炭素粉末を加熱昇温し黒鉛化することを特徴とする黒鉛炭素粉末の製造方法。The carbon material is pulverized and filled with carbon powder in a carbon container. In a state where a plurality of the containers are stacked, a current is passed from both ends of the stacked containers to reduce the resistance of the contact surfaces of the stacked containers. A method for producing graphitic carbon powder, characterized in that the carbon powder is heated and heated to graphitize by resistance heat generation in a container as a main resistance heat source.

容器が長さ方向に対し垂直方向に切断分割されており、分割された各容器部分は組み立てられて一つの容器形状を構成する炭素製の容器に、炭素材料を予め粉砕し炭素粉末としたものを充填し、該容器に電流を流して該容器の抵抗発熱により該炭素粉末を加熱昇温し黒鉛化することを特徴とする黒鉛炭素粉末の製造方法。 The container is cut and divided in a direction perpendicular to the length direction, and each divided container part is assembled into a carbon container that forms one container shape, and a carbon material is pulverized in advance into a carbon powder. The carbon powder is graphitized by heating and heating the carbon powder by resistance heat generation of the container by flowing an electric current through the container.

容器が長さ方向に対し垂直方向に切断分割されており、分割された各容器部分は組み立てられて一つの容器形状を構成する炭素製の容器に、炭素材料を予め粉砕し炭素粉末としたものを充填し、該容器が複数個積み重ねられた状態で、積重ねた容器の両端から電流を流し、積み重ねた容器の接触面の抵抗を主たる抵抗発熱源として容器の抵抗発熱により該炭素粉末を加熱昇温し黒鉛化することを特徴とする黒鉛炭素粉末の製造方法。The container is cut and divided in a direction perpendicular to the length direction, and each divided container part is assembled into a carbon container that forms one container shape, and a carbon material is pulverized in advance into a carbon powder. In a state where a plurality of the containers are stacked, current is passed from both ends of the stacked containers, and the resistance of the contact surfaces of the stacked containers is used as the main resistance heat source to heat up the carbon powder by the resistance heat generation of the containers. A method for producing graphitic carbon powder, characterized by heating and graphitizing.

加熱時に前記容器及び被加熱粉末を不活性ガス雰囲気下におくことを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の黒鉛炭素粉末の製造方法。 The method for producing a graphitic carbon powder according to any one of claims 1 to 3, wherein the container and the powder to be heated are placed in an inert gas atmosphere during heating.

前記容器に、ガス置換可能な開口部を有し、この開口部からガス置換を行うことを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載の黒鉛炭素粉末の製造方法。 The method for producing graphite carbon powder according to any one of claims 1 to 4, wherein the container has an opening capable of gas replacement, and gas replacement is performed from the opening.

炭素粉末を２５００〜３３００℃に加熱処理することを特徴とする請求項１乃至５のいずれかに記載の黒鉛炭素粉末の製造方法。 The method for producing graphitic carbon powder according to any one of claims 1 to 5, wherein the carbon powder is heat-treated at 2500 to 3300 ° C.

黒鉛炭素粉末の結晶層面間隔Ｃ0＝６．７３０Å以下であることを特徴とする請求項６に記載の黒鉛炭素粉末の製造方法。 7. The method for producing a graphite carbon powder according to claim 6, wherein the crystal layer spacing C0 of the graphite carbon powder is 6.730 mm or less.