JP3781000B2 - 表示・音連携システム、表示・音連携サーバ、表示・音連携方法および表示・音連携プログラム - Google Patents

表示・音連携システム、表示・音連携サーバ、表示・音連携方法および表示・音連携プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザの個人情報を用いることなくWebページの表示による表示サービスと音声による情報を提供する音声サービスとの連携を図り、ユーザ側に煩わしい処理を強いることなく音声サービスを提供することができる表示・音連携システム、表示・音連携サーバ、表示・音連携方法および表示・音連携プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、インターネットなどの通信ネットワークに接続されているWWW(World Wide Web)サーバによるWebページの表示を利用した表示サービスと、公衆電話回線などの通信ネットワークに接続されている音声サーバによる音声サービスとを連携させたシステムが利用されている。
【0003】
上記のようなシステムにおいては、WWWサーバによる表示サービスと音声サーバによる音声サービスとの通信経路が異なるため、WWWサーバと音声サーバとに別個にアクセスしてくるユーザを的確に識別するために、WWWサーバと音声サーバとを関連付けて、表示サービスと音声サービスとの連携を図る必要がある。このような表示サービスと音声サービスとの連携は、システムを利用するユーザが使用する携帯電話端末における音声通話のための発信者番号にもとづいて図られている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−268241号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載されたシステムでは、システムを利用するために、WWWサーバによる表示サービスを利用して使用する端末装置の電話番号をあらかじめ登録しておく必要があった。このように、個人情報を開示したあとでなければ表示サービスと音声サービスとの連携が図られたシステムを利用することができないため、そのようなシステムの利用を促進することが困難であるという問題があった。また、電話番号を登録する必要があるので、ユーザにとっては煩わしい操作を強いられるという問題があった。
【0006】
本発明は上述した問題を解消し、個人情報を開示することなく簡単な操作で表示と音の連携サービスを受けることができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、本発明の音・表示連携システム(例えば表示・音連携システム10)は、末装置(例えばユーザ端末40)と、Webページを用いて端末装置からの音情報の出力要求を受け付けるWWWサーバ(例えばWWWサーバ20)と、情報を出力する音情報出力サーバ(例えば音声サーバ30、音声データサーバ35〜39)とを備え、WWWサーバは第1の通信ネットワーク(例えば通信ネットワーク50)を介して端末装置と通信を行い、音情報出力サーバは、第2の通信ネットワーク(例えば一般公衆回線網60)を介して端末装置と通信を行う表示・音連携システムであって、Webページを表示するためのWebページデータは、音情報出力サーバに向けて発呼するための発呼データ(例えば電話番号を示すデータ)を含み、WWWサーバは、端末装置からのアクセス(例えばステップS101処理、ステップS101およびステップS107の処理)にもとづいて、音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データ(例えばユーザ関連データ)を生成する文字列データ生成手段(例えば、WWWサーバ20におけるステップS102の処理を実行する部分、WWWサーバ20におけるステップS108の処理を実行する部分)と、端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報(例えば試聴要求情報)の受信に応じて、文字列データを発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを端末装置に向けて送信するWebページデータ送信手段(例えば、WWWサーバ20におけるステップS110,ステップS111)とを備え、端末装置は、受信したWebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能(例えばブラウザ機能41)と、Webページデータに含まれている発呼データを用いて音情報出力サーバに向けて発呼し(例えばステップS116)、音情報出力サーバとの回線接続がなされたあとに、当該発呼データに関連付けされている連携データとしての文字列データにもとづくトーン信号を出力(例えばステップS117)する音通信機能(例えば通話機能42)とを有し、音情報出力サーバは、端末装置からのトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定する連携データ特定手段(例えば音声サーバ30におけるステップS118を実行する部分)と、特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出する音情報抽出手段(例えば音声データサーバ35等におけるステップS121を実行する部分)と、抽出した音情報を第2の通信ネットワークを介して端末装置に向けて出力する音情報出力手段(例えば音声データサーバ35等におけるステップS122を実行する部分)とを備えたことを特徴とする。
【0008】
上記の構成としたことで、連携データを用いてWWWサーバと音声サーバとの連携を図ることができるようになり、端末装置を使用するユーザは、個人情報を開示することなく簡単な操作で表示と音の連携サービスを受けることができるようになる。
【0009】
WWWサーバが、端末装置からの出力要求情報と、端末装置からのアクセスにもとづいて生成した連携データとしての文字列データとを含む要求関連情報を情報出力サーバに送信する要求関連情報送信手段(例えばWWWサーバ20におけるステップS113を実行する部分)を備え、音情報抽出手段は、端末装置からのトーン信号にもとづいて連携データ特定手段によって特定された連携データを用いて、要求関連情報送信手段によって送信された要求関連情報の中から端末装置に関わる文字列データを特定し、特定した文字列データが属する要求関連情報に含まれている出力要求情報(例えばステップS119にて抽出された試聴要求情報)が示す音情報を抽出するように構成されていてもよい。
【0010】
上記の構成としたことで、WWWサーバにて生成された連携データと、WWWサーバにて受け付けられた出力要求情報とを、音情報出力サーバが管理するデータベース内に関連付けして保存しておくことができる。よって、音情報出力サーバは、WWWサーバとは別のデータベースを利用している場合であっても、端末装置からのトーン信号にもとづいて、その端末装置がWWWサーバに対して送信した出力要求情報を抽出することができるようになる。
【0011】
連携データとしての文字列データは、端末装置を識別するための端末識別データ(例えばユーザ識別データ)を含む構成とされる。
【0012】
上記の構成としたことで、システムを利用する各端末装置を、端末装置に付与された連携データにもとづいて識別することができるようになる。
【0013】
WWWサーバが、端末装置からの出力要求情報が示す音情報のジャンルを示すジャンルデータを特定するジャンルデータ特定手段(例えばWWWサーバ20におけるステップS120にて実行されるジャンルデータを特定する処理を実行する部分)を備え、連携データとしての文字列データは、音情報が示す音のジャンルを示すジャンルデータ(例えば図7に示すジャンルデータ)を含み、音情報抽出手段は、ジャンルデータを利用して音情報を抽出する(例えばジャンルデータに応じて選択された音声データサーバに音情報を抽出させるようにする)ように構成されていてもよい。
【0014】
上記の構成としたことで、ジャンルデータによって抽出対象とする音情報群を絞り込むことができ、出力要求情報に応じた音情報の抽出処理負担を軽減させることができる。
【0015】
音情報出力サーバは、音情報をそれぞれジャンル別に管理する複数の音情報管理サーバ(例えば音声データサーバ35〜39)を含み、音情報抽出手段は、音情報管理サーバにそれぞれ含まれる構成とされていてもよい。
【0016】
上記の構成としたことで、音情報の抽出処理負担をジャンル別の複数の音情報管理サーバに分散させることができ、音情報の抽出を効率良く行うことができるようになる。
【0017】
WWWサーバは、端末装置の和音出力機能(例えば16和音の音出力を実行する機能、40和音の音出力を実行する機能など)を特定し、特定した和音出力機能に応じた和音データを決定する和音データ決定手段(例えばWWWサーバ20における端末IDにもとづいて端末の機種を判定し、その機種から和音出力機能を特定し、特定した機能に応じた和音データを図8(B)に示すデータに応じて決定する部分)を備え、連携データとしての文字列データは、端末装置の和音出力機能を示す和音データ(例えば図7に示す和音データ)を含み、音情報抽出手段は、和音データを利用して音情報を抽出する構成とされていてもよい。
【0018】
上記の構成としたことで、和音データによって抽出対象とする音情報群を絞り込むことができ、出力要求情報に応じた音情報の抽出処理負担を軽減させることができる。また、端末装置の和音出力機能に合致した音情報を抽出することができるようになる。
【0019】
連携データは、文字に対応したトーン信号が端末装置にて発せられる当該文字を任意に組合せた複数の文字からなる文字列データによって構成されている。
【0020】
上記の構成としたことで、文字列データとして携データを送受することができるとともに、音データとして携データを送受することができる。
【0021】
音情報は、例えば、楽曲(例えば、着信メロディとして用いられる楽曲)を再生するための情報が含まれる。
【0022】
上記の構成としたことで、表示サービスと音サービスとの連携によって、ユーザが希望した楽曲を出力するサービスを提供することができる。
【0023】
また、本発明の音・表示連携サーバは、Webページを用いて端末装置からの音情報の出力要求を第1の通信ネットワークを介して受け付けるWWWサーバと、第2の通信ネットワークを介して音情報を出力する音情報出力サーバとを備えた表示・音連携サーバであって、Webページを表示するためのWebページデータは、音情報出力サーバに向けて発呼するための発呼データを含み、WWWサーバは、WebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能を利用した端末装置からのアクセスにもとづいて、音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成する文字列データ生成手段と、端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、文字列データを発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを第1の通信ネットワークを介して端末装置に向けて送信するWebページデータ送信手段とを備え、音情報出力サーバは、端末装置の音通信機能によってWebページデータに含まれている発呼データを用いた発呼がなされたことにもとづいて当該端末装置との回線接続がなされたあと、端末装置の音通信機能によって出力されたトーン信号であって当該発呼データに関連付けされている文字列データにもとづくトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定する連携データ特定手段と、特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出する音情報抽出手段と、抽出した音情報を第2の通信ネットワークを介して端末装置に向けて出力する音情報出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】
上記の構成としたことで、連携データを用いてWWWサーバと音声サーバとの連携を図ることができるようになり、端末装置を使用するユーザは、個人情報を開示することなく簡単な操作で表示と音の連携サービスを受けることができるようになる。
【0025】
WWWサーバが、端末装置からの出力要求情報と、端末装置からのアクセスにもとづいて生成した連携データとしての文字列データとを含む要求関連情報を情報出力サーバに送信する要求関連情報送信手段を備え、音情報抽出手段が、端末装置からのトーン信号にもとづいて連携データ特定手段によって特定された連携データを用いて、要求関連情報送信手段によって送信された要求関連情報の中から端末装置に関わる文字列データを特定し、特定した文字列データが属する要求関連情報に含まれている出力要求情報が示す音情報を抽出する構成とされていてもよい。
【0026】
上記の構成としたことで、WWWサーバにて生成された連携データと、WWWサーバにて受け付けられた出力要求情報とを、音情報出力サーバが管理するデータベース内に関連付けして保存しておくことができる。よって、音情報出力サーバは、WWWサーバとは別のデータベースを利用している場合であっても、端末装置からのトーン信号にもとづいて、その端末装置がWWWサーバに対して送信した出力要求情報を抽出することができるようになる。
【0027】
また、本発明の音・表示連携方法は、Webページを用いて端末装置からの音情報の出力要求を第1の通信ネットワークを介してWWWサーバによって受け付け、出力要求に応じた音情報を音情報出力サーバによって第2の通信ネットワークを介して出力する表示・音連携方法であって、Webページを表示するためのWebページデータは、音情報出力サーバに向けて発呼するための発呼データを含み、WWWサーバは、WebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能を利用した端末装置からのアクセスにもとづいて、音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成するステップと、端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、文字列データを発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを第1の通信ネットワークを介して端末装置に向けて送信するステップとを実行し、音情報出力サーバは、端末装置の音通信機能によってWebページデータに含まれている発呼データを用いた発呼がなされたことにもとづいて当該端末装置との回線接続がなされたあと、端末装置の音通信機能によって出力されたトーン信号であって当該発呼データに関連付けされている文字列データにもとづくトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定するステップと、特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出するステップと、抽出した音情報を第2の通信ネットワークを介して端末装置に向けて出力するステップとを実行することを特徴とする。
【0028】
上記の構成としたことで、連携データを用いてWWWサーバと音声サーバとの連携を図ることができるようになり、端末装置を使用するユーザは、個人情報を開示することなく簡単な操作で表示と音の連携サービスを受けることができるようになる。
【0029】
WWWサーバが、端末装置からの出力要求情報と、端末装置からのアクセスにもとづいて生成した連携データとしての文字列データとを含む要求関連情報を情報出力サーバに送信するステップを実行し、音情報出力サーバでの音情報を抽出するステップは、端末装置からのトーン信号にもとづいて連携データ特定手段によって特定された連携データを用いて、WWWサーバからの要求関連情報の中から端末装置に関わる文字列データを特定し、特定した文字列データが属する要求関連情報に含まれている出力要求情報が示す音情報を抽出する処理を含む構成とされていてもよい。
【0030】
上記の構成としたことで、WWWサーバにて生成された連携データと、WWWサーバにて受け付けられた出力要求情報とを、音情報出力サーバが管理するデータベース内に関連付けして保存しておくことができる。よって、音情報出力サーバは、WWWサーバとは別のデータベースを利用している場合であっても、端末装置からのトーン信号にもとづいて、その端末装置がWWWサーバに対して送信した出力要求情報を抽出することができるようになる。
【0031】
また、本発明の音・表示連携プログラムは、Webページを用いて端末装置からの音情報の出力要求を第1の通信ネットワークを介してWWWサーバに受け付けさせ、出力要求に応じた音情報を音情報出力サーバに第2の通信ネットワークを介して出力させる表示・音連携プログラムであって、Webページを表示するためのWebページデータは、音情報出力サーバに向けて発呼するための発呼データを含み、WWWサーバに、WebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能を利用した端末装置からのアクセスにもとづいて、音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成するステップと、端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、文字列データを発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを第1の通信ネットワークを介して端末装置に向けて送信するステップとを実行させ、音情報出力サーバに、端末装置の音通信機能によってWebページデータに含まれている発呼データを用いた発呼がなされたことにもとづいて当該端末装置との回線接続がなされたあと、端末装置の音通信機能によって出力されたトーン信号であって当該発呼データに関連付けされている文字列データにもとづくトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定するステップと、特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出するステップと、抽出した音情報を第2の通信ネットワークを介して端末装置に向けて出力するステップとを実行させることを特徴とする。
【0032】
上記の構成としたことで、連携データを用いてWWWサーバと音声サーバとを連携させることができるようになり、端末装置を使用するユーザが、個人情報を開示することなく簡単な操作で表示と音の連携サービスを受けることができるようになる。
【0033】
WWWサーバに、さらに、端末装置からの出力要求情報と、端末装置からのアクセスにもとづいて生成した連携データとしての文字列データとを含む要求関連情報を情報出力サーバに送信するステップを実行させ、音情報出力サーバに実行させる音情報を抽出するステップは、端末装置からのトーン信号にもとづいて連携データ特定手段によって特定された連携データを用いて、WWWサーバからの要求関連情報の中から端末装置に関わる文字列データを特定し、特定した文字列データが属する要求関連情報に含まれている出力要求情報が示す音情報を抽出する処理を含む構成とされていてもよい。
【0034】
上記の構成としたことで、WWWサーバにて生成された連携データと、WWWサーバにて受け付けられた出力要求情報とを、音情報出力サーバが管理するデータベース内に関連付けして保存させておくことができる。よって、音情報出力サーバが、WWWサーバとは別のデータベースを利用している場合であっても、端末装置からのトーン信号にもとづいて、その端末装置がWWWサーバに対して送信した出力要求情報を抽出することができるようになる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の音情報出力システムの一実施形態である表示・音連携システム10の構成の例を示すブロック図である。表示・音連携システム10は、WWWサーバ20と、音声サーバ30と、音声データサーバ35,・・・,39と、ユーザ端末40とを含む。WWWサーバ20およびユーザ端末40は、それぞれ、インターネットなどの通信ネットワーク50に接続される。また、音声サーバ30およびユーザ端末40は、一般公衆回線網60に接続される。なお、音声データサーバ35,・・・,39は、音声サーバ30にLAN80を介して接続されており、図1には表れていないが一般公衆回線網60に接続されている。
【0036】
また、図1に示すように、WWWサーバ20と音声サーバ30が専用回線網70によって接続されている。なお、以下の説明において、通信ネットワーク50、一般公衆回線網60、専用回線網70、LAN80のうちの一部または全部を含むネットワークを、通信ネットワーク50ということがある。
【0037】
WWWサーバ20は、着信メロディ(電話機での着信時に着信音として用いられるメロディ)などの音声情報をユーザに提供するための各種の機能を有するサーバであって、例えばインターネットサーバなどの情報処理装置により構成される。WWWサーバ20は、例えばHTML(Hypertext Markup Language)などのマークアップ言語により作成されたWebページデータを管理し、Webページデータにもとづいて表示されるWebページを用いて、各種の情報の提供や収集を行う機能を有している。WWWサーバ20が提供するWebページには、例えば、音声情報の検索を行うためのものなどがある。
【0038】
WWWサーバ20は、本例では、あらかじめ各ユーザ端末に個別に割り振られている端末ID(端末証明用の文字や番号を含むデータ)を利用して本システムを利用する各ユーザを管理する。すなわち、WWWサーバ20は、各ユーザ端末に関する各種の情報を取得する毎に、該当するユーザ端末のユーザIDに対応付けして保存する。WWWサーバ20は、ユーザ端末から取得した端末IDに対応付けされている情報を確認することで、そのユーザ端末に関する情報を認識する。このようにしてユーザに関する情報を認識することができるため、WWWサーバ20は、最新のユーザ情報を把握することができるようになる。
【0039】
また、WWWサーバ20は、Webページを表示するためのWebページデータの他、各ユーザ端末についてのセッション(ユーザ端末とWWWサーバとの間で行われた一連の処理の流れ)を示すセッション情報や、後述するユーザ関連データなどが格納されるデータベース21を備えている。
【0040】
音声サーバ30は、一般公衆回線網60を介して音声通信を行う機能を有する。また、音声サーバ30は、ユーザが試聴を希望する着信メロディのジャンルに応じて、そのジャンルの着信メロディを管理している音声データサーバを特定する機能や、特定した音声データサーバにユーザの希望に応じた着信メロディの抽出などを依頼する機能を有する。
【0041】
各音声データサーバ35,・・・,39は、それぞれ、一般公衆回線網60を介してユーザ端末40と音声通信を行う機能を有する。また、各音声データサーバ35,・・・,39は、音声通信の回線接続がなされているユーザ端末40に対して、一般公衆回線網60を介して着信メロディの再生音を出力する機能を有する。本例では、各音声データサーバ35,・・・,39は、それぞれ異なるジャンルの着信メロディを管理しているものとする。本例では、各着信メロディが、邦楽を意味するいわゆる「Jポップ」、アニメーションの主題歌や挿入歌を意味する「アニメ」の他、「洋楽」、「演歌」、「クラシック」の5種類のジャンルに分けられており、各ジャンル毎に異なる音声データサーバ35,・・・,39によって別個に管理されているものとする。
【0042】
ユーザ端末40は、図1に示すように、自己が備える例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置にWebページを表示したり、自己が備える入力装置を用いてWebページ上で文字入力や情報選択を行うためのブラウザ機能41を有するとともに、一般公衆回線網60を介して接続先との間で音声通話を行うための通話機能42を有している。ユーザ端末40は、例えばPDC(Personal Digital Cellular)規格に準拠したディジタル携帯電話などの携帯電話端末によって構成される。ユーザ端末40は、通信ネットワーク50への接続や、通信ネットワーク50を利用した情報の送受などを行うことができる環境(例えばブラウザなどのソフトウェアや、ハードウェアなどにおける環境)を備えている。
【0043】
次に、本例の表示・音連携システム10の動作について図面を参照して説明する。図2、図3および図4は、本例の表示・音連携システム10における音情報提供処理および処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。ここでは、ユーザ端末40を管理するユーザが、着信メロディを示す楽曲を試聴したあと、その着信メロディを示す音声データをダウンロードする場合を例に説明する。
【0044】
先ず、ユーザ端末40は、ユーザの操作に応じて、通信ネットワーク50を介してWWWサーバ20にアクセスする(ステップS101)。例えば、WWWサーバ20が提供しているWebページのURL(Uniform Resource Locator)を指定することでアクセスする。
【0045】
ユーザ端末40からのアクセスがあり、Webページを表示するためのWebページデータの取得要求があった場合には、WWWサーバ20は、先ず、音声サーバ30にてユーザを識別する際に用いられるユーザ識別データを生成する(ステップS102)。ユーザ識別データは、例えば図5に示すように、特定のトーン(本例においては、あらかじめ決められている特定の周波数の信号(トーン信号))を発することを電話機に指定することができる数字や記号(例えば「#」)を、複数個任意に組合せた文字列によって構成される。この例では、ユーザ識別データは、既に生成されて有効に保存されている他のユーザ識別データの何れにも一致しない文字列となるように生成される。
【0046】
次いで、WWWサーバ20は、生成したユーザ識別データをデータベース21に保存する(ステップS103)。この場合、ユーザ識別データは、ユーザ端末40についてのセッション識別子(例えば端末ID)に対応付けされた状態で保存される。
【0047】
生成したユーザ識別データを保存すると、WWWサーバ20は、音声情報の選択に用いられる選択ページデータをユーザ端末40に向けて送信する(ステップS104)。選択ページデータは、WWWサーバ20が管理するWebページデータの1つである。
【0048】
ユーザ端末40は、選択ページデータを受信すると、ブラウザ機能41によって、受信した選択ページデータにもとづくWebページ(選択ページ)を自己が備える表示装置に表示する(ステップS105)。
【0049】
図6は、ユーザ端末40に表示される選択ページの表示状態の例を示す説明図である。ここでは、WWWサーバ20が、着信メロディの提供などのサービスを行っている場合を例に説明する。選択ページは、取得(ダウンロード)する着信メロディの選択や、試聴する着信メロディの選択をユーザが行うためのWebページである。図6に示すように、選択ページには、提供可能な着信メロディのタイトルを表示する表示領域101と、その着信メロディの元となった楽曲に関する付属情報を表示する表示領域102と、対応する着信メロディを試聴する際に押下される試聴ボタン103と、対応する着信メロディを取得する際に押下される取得ボタン104とが設けられている。図6には、着信メロディの元となった楽曲に関する付属情報として、その楽曲の発売日、ジャンル、および和音種別が示されているが、その楽曲についての歌手の氏名などの他の情報が含まれていてもよい。なお、図6に示されている和音種別は、着信メロディについてのユーザに提供可能な和音の種別を示す情報である。例えば、ある着信メロディについての和音種別として「3、4、16」と表示されている場合には、3和音、4和音、16和音で再生され得る着信メロディがそれぞれあらかじめ用意されていることを意味する。
【0050】
試聴しようとする着信メロディがユーザによって決定され、選択ページにおいてその着信メロディに対応する試聴ボタン103が押下されると(ステップS106)、ユーザ端末40のブラウザ機能41は、試聴要求情報をWWWサーバ20に向けて送信する(ステップS107)。試聴要求情報は、ユーザによって試聴要求がなされたことを示す情報と、試聴の対象となる着信メロディを示す情報とを含む。
【0051】
試聴要求情報を受信すると、WWWサーバ20は、上述したステップS102で生成したユーザ識別データや、受信した試聴要求情報などにもとづいて、ユーザ関連データを生成する(ステップS108)。ユーザ関連データは、例えば図7に示すように、特定のトーンを発することを電話機に指定することができる数字や記号(例えば「#」)を、複数個任意に組合せた文字列によって構成される。この例では、ユーザ関連データは、図7に示すように、1桁のジャンルデータと、1桁の和音データと、8桁のユーザ識別データとを配列した構成とされる。
【0052】
図8は、ジャンルとジャンルデータとの関係、および和音機能と和音データとの関係を示す説明図である。図8に示すように、ジャンルとジャンルデータとの関係、および和音種別と和音データとの関係は、あらかじめ定められており、データベース21およびデータベース31に保存されている。なお、各着信メロディには、あらかじめジャンルが割り当てられており、その割り当て状態を示すデータがデータベース21に保存されている。
【0053】
具体的には、ステップS108において、WWWサーバ20は、受信した試聴要求情報が示す着信メロディに割り当てられているジャンルを確認し、そのジャンルに対応したジャンルデータを選択する。また、ステップS108において、WWWサーバ20は、ユーザ端末40の和音の出力に関する機能(和音機能)を確認し、その和音機能に対応した和音データを選択する。ユーザ端末40の和音機能は、例えば、そのユーザ端末40に割り振られている端末IDによって端末の機種が特定され、特定された機種が有する和音機能によって特定される。そして、選択したジャンルデータと和音データとを既に生成されているユーザ識別データに付加し、ユーザ関連データを生成する。
【0054】
次いで、WWWサーバ20は、生成したユーザ関連データをデータベース21に保存する(ステップS109)。この場合、ユーザ関連データは、ユーザ端末40についてのセッション識別子(例えば端末ID)に対応付けされた状態で保存される。
【0055】
また、WWWサーバ20は、生成したユーザ関連データを、試聴要求がなされた着信メロディの音声出力を実行するか否かをユーザに確認するためのWebページ(試聴確認ページ)を表示させるWebページデータ(試聴確認ページデータ)の中に設定する(ステップS110)。
【0056】
この試聴確認ページデータには、着信メロディの再生の開始を選択するための試聴開始選択領域(試聴開始ボタン111:図9参照)をWebページ上に表示するための試聴開始ボタン表示データと、音声サーバ30に向けて発呼するための電話番号を示す電話番号データとが、互いに関連付けされた状態で含まれている。すなわち、試聴開始ボタン表示データと電話番号データとが、マークアップ言語によってWebページデータ内に表記されている。また、Webページデータ内に、マークアップ言語によって、試聴開始ボタン表示データが示す試聴開始ボタン111が選択されると、電話番号データが示す電話番号を用いて発呼を行うように指示する記述がなされている。
【0057】
従って、ステップS110では、WWWサーバ20は、マークアップ言語で構成されているWebページデータ内の所定の箇所に、ユーザ関連データを表記する処理を行う。この例では、ユーザ関連データは、Webページデータに含まれている音声サーバ30の電話番号を示す電話番号データに関連付けされた状態で設定される。
【0058】
次いで、WWWサーバ20は、ユーザ関連データを設定したWebページデータを、ユーザ端末40に向けて通信ネットワーク50を介して送信する(ステップS111)。送信されるWebページデータには、音声サーバ30の電話番号を示す電話番号データと、ステップS108で生成されたユーザ関連データとが含まれている。
【0059】
ユーザ端末40は、Webページデータを受信すると、ブラウザ機能41によって、受信したWebページデータにもとづくWebページ(試聴確認ページ)を自己が備える表示装置に表示する(ステップS112)。
【0060】
図9は、ステップS112にてユーザ端末40に表示される試聴確認ページの表示状態の例を示す説明図である。図9には、試聴依頼のあった着信メロディの再生を開始するか否かを確認するための試聴確認ページの表示状態の例が示されている。図9に示すように、試聴確認ページには、ユーザが選択した着信メロディを試聴するための準備ができたことを報知する表示領域115と、試聴の開始を指示するための試聴開始ボタン111と、試聴の中止を指示するための試聴中止ボタン112とが設けられている。
【0061】
なお、WWWサーバ20は、試聴確認ページデータを送信したあと、試聴要求情報およびユーザ関連データを、音声サーバ30に向けて送信する(ステップS113)。音声サーバ30は、WWWサーバ20から試聴要求情報およびユーザ関連データを受信すると、試聴要求情報とユーザ関連データとを対応付けしてデータベース31に格納する(ステップS114)。
【0062】
次いで、試聴確認ページにおいて試聴開始ボタン111が押下されると、ユーザ端末40のブラウザ機能41は、通話機能42を呼び出し(ステップS115)、試聴開始ボタン111を表示させるための試聴開始ボタン表示データに関連付けされている電話番号データが示す電話番号を用いて発呼することを指示する。呼び出された通話機能42は、ブラウザ機能41からの指示に従って、Webページデータ内に設定されている電話番号データが示す電話番号を用いて、音声サーバ30に向けて発呼を行う(ステップS116)。
【0063】
音声サーバ30がユーザ端末40からの発呼に応じて通信回線が接続状態になったことを確認すると、ユーザ端末40は、発呼に用いた電話番号データに関連付けされているユーザ関連データが示す文字列にもとづいて、文字列の各文字に対応するトーンを発する処理を実行する(ステップS117)。
【0064】
ユーザ端末40からのトーンが入力すると、音声サーバ30は、入力したトーンに対応する文字列を生成することで、文字列によるユーザ関連データを生成する(ステップS118)。
【0065】
ユーザ関連データを生成すると、音声サーバ30は、生成したユーザ関連データに含まれているユーザ識別データを用いて、データベース31に格納されている試聴要求情報を抽出する(ステップS119)。この場合、音声サーバ30は、データベース31に格納されている各試聴要求情報の中から、生成したユーザ関連データに含まれているユーザ識別データに一致するユーザ識別データに対応付けされている試聴要求情報を抽出する。
【0066】
次いで、音声サーバ30は、生成したユーザ関連データに含まれているジャンルデータが示すジャンルの着信メロディを管理している音声データサーバに向けて、抽出した試聴要求情報と、生成したユーザ関連データに含まれている和音データとを含む試聴実行依頼情報を送信する(ステップS120)。この例では、生成したユーザ関連データに含まれているジャンルデータが「0」であり、そのジャンルデータに対応する「洋楽」のジャンルの着信メロディを管理している音声データサーバ35に向けて、試聴実行依頼情報が送信されるものとする。また、音声サーバ30は、試聴実行依頼情報を送信した音声データサーバ35に、ユーザ端末40との回線接続を切り替える(ステップS120)。すなわち、ユーザ端末40と音声データサーバ35との間で回線接続がなされた状態となるようにする。
【0067】
音声データサーバ35は、試聴実行依頼情報を受信すると、試聴実行依頼情報に含まれている試聴要求情報が示す着信メロディであって、試聴実行依頼情報に含まれている和音データが示す和音で作成された着信メロディを自己が備えるデータベースから抽出する(ステップS121)。そして、抽出した着信メロディを再生し、通信ネットワークを介して着信メロディの再生音を示す音情報をユーザ端末40に向けて出力する(ステップS122)。
【0068】
音声データサーバ35によって着信メロディの再生音を示す音情報が出力されると、その音情報を受信したユーザ端末40が備えるスピーカから、着信メロディの再生音が出力されるようになる。
【0069】
そして、音声データサーバ35は、着信メロディの出力が終了すると、通信回線を切断する(ステップS123)。
【0070】
通信回線が切断されると、ユーザ端末40の通話機能42は、ブラウザ機能41を呼び出す(ステップS124)。呼び出されたユーザ端末40のブラウザ機能41は、WWWサーバ20に対して、ユーザ端末40の表示装置に表示されている表示情報の更新を要求する(ステップS125)。すなわち、選択ページの更新を要求する。WWWサーバ20は、更新要求に応じて、試聴結果を反映させた選択ページデータを送信する(ステップS126)。
【0071】
選択ページデータを受信すると、ユーザ端末40のブラウザ機能41によって、受信した選択ページデータにもとづく選択ページが表示される。この選択ページの表示内容は、上述した図6に示したように、着信メロディのタイトルなどが表示されているとともに、試聴ボタン103や取得ボタン104が表示されている。また、ここでの選択ページの表示内容は、各着信メロディが試聴済みであるか否かを識別可能な状態で各タイトルが表示された状態となっている。例えば、試聴済みの着信メロディのタイトルが、試聴していないものと比較して薄い表示色で表示される。この場合、WWWサーバ20は、例えば、音声サーバ30からユーザ識別情報に対応付けされた試聴済み情報(試聴済みの着信メロディを示す情報)を受信することで、各着信メロディが試聴済みであるか否かを判定するようにすればよい。
【0072】
選択ページにおいて、試聴した着信メロディのダウンロードを希望するユーザによって取得ボタン104が押下された場合には、ユーザ端末40は、WWWサーバ20に対して音声データ取得要求を行う(ステップS127)。
【0073】
WWWサーバ20は、音声データ取得要求を受けると、要求された着信メロディを示す音声データをユーザ端末40に向けて送信する(ステップS128)。ユーザ端末40は、受信した音声データを自己が備える保存領域に保存する(ステップS129)。そして、ユーザによって着信メロディの設定などがなされると、取得した音声データにもとづく音声が着信時に流れるようになる。
【0074】
以上説明したように、WWWサーバ20が生成した文字列によるユーザ関連データを、ユーザ関連データにもとづくトーンによって音声サーバに伝達する構成としたので、WWWサーバ20が生成したユーザ関連データによって、音声サーバ30が、どの音声情報についての試聴依頼を行ったユーザ端末40が接続してきたかを確認することができ、WWWサーバ20によるWebページによるサービスと、音声サーバ30による音声出力によるサービスとを連携させることができる。このように、ユーザ関連データを用いて表示と音声の連携を図っているので、端末装置を使用するユーザは、ユーザ端末の電話番号などの個人情報を開示することなく表示と音声の連携サービスを受けることができるようになる。なお、ユーザ端末40は、音声サーバ30に発呼するときに発信者電話番号を通知しなくてよいので、WWWサーバ20だけでなく音声サーバ30に対しても個人情報を開示する必要はない。従って、ユーザに煩わしい操作を強いることなく、表示と音声の連携サービスを提供することができるようになる。また、ユーザは、自己のユーザ端末の電話番号を記憶していなくても、何ら不都合なく表示と音声の連携サービスを受けることができるようになる。
【0075】
また、上述したように、ジャンル別に音声情報を管理する音声データサーバ35〜39を設け、ユーザ関連データにジャンルデータを含む構成とし、試聴対象とされている音声情報のジャンルに応じた音声データサーバ35〜39が音声情報の抽出を行うようにしたので、音声情報の検索および抽出を迅速に行うことができるようになる。また、音声サービスを実行するサーバ側での処理を分散させることができるので、音声サーバ30の処理負担が軽減される。
【0076】
また、上述したように、ユーザ関連データに和音データを含む構成とし、和音データにもとづいて音声情報の抽出を行うようにしたので、ユーザ端末40の和音機能に合致した音声情報を抽出することができ、和音種別の選択などの煩わしい操作をユーザに強いることなく、簡単な操作で的確な音声情報にもとづく音声を試聴することができる。
【0077】
また、上述したように、端末IDを用いてユーザ管理(端末管理)を行う構成としているので、ユーザは、ログイン動作の必要のない簡単な操作で表示と音声の連携サービスを受けることができるようになる。
【0078】
なお、上述した実施の形態では、WWWサーバ20が、ユーザ識別データとしての文字列データを、既に生成されて保存している他のユーザ識別データの何れにも一致しない文字列となるように生成する構成としていたが、他のユーザ識別データの内容とは無関係に、特定のトーンを発することを電話機に指定することができる数字や記号からなる文字列を更新していく文字更新カウンタ(文字更新手段の一例)から文字列を抽出することで、ユーザ識別データとしての文字列を生成するようにしてもよい。このように構成しても、ユーザ識別データとしての文字列の桁数を多くすれば、他のユーザ識別データと一致したユーザ識別データが生成されることは防止できる。この場合、文字更新カウンタは、例えば、0〜9の数字や「♯」などの記号の組合せからなる所定桁数の文字列をランダムに更新する構成とすればよい。そして、WWWサーバ20が、ステップS102にて、文字更新カウンタから文字列を抽出し、ユーザ識別データとしての文字列データを生成するようにすればよい。このように構成すれば、ユーザ識別データとしての文字列データをランダムに決定することができ、自己と前後して他人に付与された連携データであっても、自己に付与されたユーザ識別データにもとづいて他人のユーザ識別データを予測することができないようにすることができる。すなわち、文字列データを規則的な順番で生成する構成とすると、あるユーザ端末に対して付与したユーザ識別データと、次にアクセスしてきた他のユーザ端末に付与したユーザ識別データとが、連番となってしまう。よって、ユーザ識別データが付与されたユーザ端末のユーザは、自己に付与されたユーザ識別データから他人に付与されたユーザ識別データを容易に予測できてしまう。しかし、文字更新カウンタを用いてユーザ識別データを生成する構成とすれば、他人に付与されたユーザ識別データを予測することは不可能となる。従って、他人に付与されたユーザ識別データを音声サーバ30に送信し、音声サーバ30やWWWサーバ20に誤った処理を実行させるような行為は防止される。よって、システム10を安全に運用することができるようになる。
【0079】
なお、文字更新カウンタは、生成する文字列と同じ桁数の文字列をランダムに更新するものに限らず、例えば1桁などの他の桁数の文字あるいは文字列をランダムに更新するものであってもよい。この場合、WWWサーバ20が、生成する文字列の桁数の文字を抽出するまで、文字更新カウンタから文字または文字列を数回抽出し、抽出した文字または文字列を組合せてユーザ識別データとしての文字列を生成するようにすればよい。
【0080】
また、上述した実施の形態では、WWWサーバ20と音声サーバ30とはデータベース21,31を別個に管理する構成としていたが、同一のデータベースをWWWサーバ20と音声サーバ30とでともに管理する構成としてもよい。このように構成すれば、WWWサーバ20と音声サーバ30との間でなされる情報のやりとりを簡略化することができ、例えば上述した実施の形態におけるステップS113やステップS114の処理を省略することができる。
【0081】
また、上述した実施の形態では、WWWサーバ20と音声サーバ30とがそれぞれデータベース21,31を別個に管理する構成としていたが、本システムをデータベース21,31の格納データを管理するデータベースサーバを有する構成とし、WWWサーバ20および音声サーバ30が、データベースサーバに向けて情報を送信したり、データベースサーバから情報を取得するようにしてもよい。すなわち、データベース21,31の格納情報は、WWWサーバ20や音声サーバ30によって管理されていなくてもよく、本システムに含まれる他のサーバ(例えばデータベースサーバ)によって管理されていてもよい。つまり、データベース21,31の格納情報は、本システムで管理できるような状態で保存されていれば、何処にどのような状態で保存されていてもよい。
【0082】
また、上述した実施の形態では、音声データサーバ35〜39がジャンル毎に設けられていたが、各ジャンルに複数の音声データサーバが割り当てられていてもよい。この場合、使用頻度の高いジャンルの音情報を管理する音声データサーバを多く設けるようにすればよい。また、ジャンル別でなく、和音種別毎に音声データサーバが設けられていてもよい。このように構成すれば、和音データに応じて音声データサーバを選択することができ、音情報の検索や抽出などの処理を迅速に行うことができるようになる。
【0083】
また、上述した実施の形態では、ユーザ関連データが、ユーザ識別データと、ジャンルデータと、和音データとで構成されるようにしていたが、ユーザ関連データは、少なくともユーザ識別データが含まれていればよく、他のデータの一部または全部が含まれていなくてもよい。
【0084】
また、上述した実施の形態では、ユーザ端末40が携帯電話端末であるものとして説明していたが、ブラウザ機能と通話機能とをともに備えるものであれば、PDA(Personal Digital Assistants)やパーソナルコンピュータなどの他の端末装置であってもよい。
【0085】
また、上述した実施の形態では、ユーザ端末40が、ステップS116にて音声サーバ30に向けて発呼を行い、接続が確立したあとにステップS117にてトーンを発するようにしていたが、ユーザ端末40は電話番号とユーザ関連データの文字列によるトーンとを同時に出力し、一般公衆回線網60に接続されている交換機が、ユーザ端末40と音声サーバ30との接続が確立したあとにトーンを音声サーバ30に向けて出力する構成としてもよい。
【0086】
また、上述した実施の形態では、音情報として、電話や電子メールの着信があったときの呼出音や報知音として用いられる音楽を意味する「着信メロディ」を用いていたが、電話や電子メールの着信があったときの呼出音として用いられる人や動物の声を意味する「着信ボイス」と呼ばれる音情報などの、他の音情報であってもよい。また、呼出音に限らず、楽曲を聴くためにユーザ端末40にて再生される音楽などの他の音情報であってもよい。
【0087】
また、上述した実施の形態では、ユーザ端末40にて試聴される音声の再生音を出力する構成としていたが、試聴させるために限らず、再生音の出力目的は何であってもよい。
【0088】
また、上述した各実施の形態では、Webページデータを生成するための表示用言語としてHTMLを例にしていたが、携帯電話端末のブラウザでWebページの表示などを行うために広く用いられているC-HTML(Compact HTML)などの携帯電話端末用のマークアップ言語や、HDML(Handheld Device Markup Language)、WML(Wireless Markup Language)などの他のマークアップ言語を用いるようにしてもよい。
【0089】
さらに、上述した各実施の形態では、音声サーバ、ユーザ端末ともに一般公衆回線網60に接続されているが、VoIP(Voice over Internet Protocol)等のIPネットワークに接続してもよい。
【0090】
また、上述した実施の形態では特に説明していないが、WWWサーバ20、音声サーバ30および音声データサーバ35〜39は、上述した各処理を実行させるための制御プログラム(表示・音連携プログラム)に従って動作している。例えば、この制御プログラムは、Webページを用いてユーザ端末40からの音情報の出力要求を通信ネットワークを介してWWWサーバ20に受け付けさせ、出力要求に応じた音情報を音情報出力サーバ30,35〜39に通信ネットワークを介して出力させる表示・音連携プログラムである。具体的には、上記の制御プログラムは、WWWサーバ20に、WebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能を利用したユーザ端末40からのアクセスにもとづいて、音情報出力サーバ30,35〜39との連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成するステップと、ユーザ端末40からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、文字列データを発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータをユーザ端末40に向けて送信するステップとを実行させるプログラムである。さらに、上記のプログラムは、音情報出力サーバ30,35〜39に、ユーザ端末40の音通信機能によってWebページデータに含まれている発呼データを用いた発呼がなされたことにもとづいて当該ユーザ端末40との回線接続がなされたあと、ユーザ端末40の音通信機能によって出力されたトーンであって当該発呼データに関連付けされている文字列データにもとづくトーンを文字列データとすることで連携データを特定するステップと、特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出するステップと、抽出した音情報を通信ネットワークを介してユーザ端末40に向けて出力するステップとを実行させるプログラムである。
【0091】
【発明の効果】
以上のように、本発明の音・表示連携システムによれば、WWWサーバが、端末装置からのアクセスにもとづいて、音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成する文字列データ生成手段と、端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、文字列データを発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを第1の通信ネットワークを介して端末装置に向けて送信するWebページデータ送信手段とを備える。また、端末装置が、受信したWebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能と、Webページデータに含まれている発呼データを用いて音情報出力サーバに向けて発呼し、音情報出力サーバとの回線接続がなされたあとに、当該発呼データに関連付けされている連携データとしての文字列データにもとづくトーン信号を出力する音通信機能とを有している。さらに、音情報出力サーバが、端末装置からのトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定する連携データ特定手段と、特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出する音情報抽出手段と、抽出した音情報を第2の通信ネットワークを介して端末装置に向けて出力する音情報出力手段とを備えた構成とされているので、連携データを用いてWWWサーバと音声サーバとの連携を図ることができるようになり、端末装置を使用するユーザは、個人情報を開示することなく簡単な操作で表示と音の連携サービスを受けることができるようになる。
【0092】
WWWサーバが、端末装置からの出力要求情報と、端末装置からのアクセスにもとづいて生成した連携データとしての文字列データとを含む要求関連情報を情報出力サーバに送信する要求関連情報送信手段を備え、音情報抽出手段は、端末装置からのトーン信号にもとづいて連携データ特定手段によって特定された連携データを用いて、要求関連情報送信手段によって送信された要求関連情報の中から端末装置に関わる文字列データを特定し、特定した文字列データが属する要求関連情報に含まれている出力要求情報が示す音情報を抽出するように構成されているので、WWWサーバにて生成された連携データと、WWWサーバにて受け付けられた出力要求情報とを、音情報出力サーバが管理するデータベース内に関連付けして保存しておくことができる。よって、音情報出力サーバは、WWWサーバとは別のデータベースを利用している場合であっても、端末装置からのトーン信号にもとづいて、その端末装置がWWWサーバに対して送信した出力要求情報を抽出することができるようになる。
【0093】
連携データとしての文字列データは、端末装置を識別するための端末識別データを含む構成とされているので、システムを利用する各端末装置を、端末装置に付与された連携データにもとづいて識別することができるようになる。
【0094】
WWWサーバが、端末装置からの出力要求情報が示す音情報のジャンルを示すジャンルデータを特定するジャンルデータ特定手段を備え、連携データとしての文字列データは、音情報が示す音のジャンルを示すジャンルデータを含み、音情報抽出手段は、ジャンルデータを利用して音情報を抽出するように構成されているので、ジャンルデータによって抽出対象とする音情報群を絞り込むことができ、出力要求情報に応じた音情報の抽出処理負担を軽減させることができる。
【0095】
音情報出力サーバは、音情報をそれぞれジャンル別に管理する複数の音情報管理サーバを含み、音情報抽出手段は、音情報管理サーバにそれぞれ含まれる構成とされているので、音情報の抽出処理負担をジャンル別の複数の音情報管理サーバに分散させることができ、音情報の抽出を効率良く行うことができるようになる。
【0096】
WWWサーバは、端末装置の和音出力機能を特定し、特定した和音出力機能に応じた和音データを決定する和音データ決定手段を備え、連携データとしての文字列データは、端末装置の和音出力機能を示す和音データを含み、音情報抽出手段は、和音データを利用して音情報を抽出する構成とされているので、和音データによって抽出対象とする音情報群を絞り込むことができ、出力要求情報に応じた音情報の抽出処理負担を軽減させることができる。また、端末装置の和音出力機能に合致した音情報を抽出することができるようになる。
【0097】
連携データが、文字に対応したトーン信号が端末装置にて発せられる当該文字を任意に組合せた複数の文字からなる文字列データによって構成されているので、文字列データとして携データを送受することができるとともに、音データとして携データを送受することができる。
【0098】
音情報に、楽曲を再生するための情報が含まれる構成とされているので、表示サービスと音サービスとの連携によって、ユーザが希望した楽曲を出力するサービスを提供することができる。
【0099】
また、本発明の音・表示連携サーバによれば、WWWサーバが、WebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能を利用した端末装置からのアクセスにもとづいて、音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成する文字列データ生成手段と、端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、文字列データを発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを第1の通信ネットワークを介して端末装置に向けて送信するWebページデータ送信手段とを備えている。また、音情報出力サーバが、端末装置の音通信機能によってWebページデータに含まれている発呼データを用いた発呼がなされたことにもとづいて当該端末装置との回線接続がなされたあと、端末装置の音通信機能によって出力されたトーン信号であって当該発呼データに関連付けされている文字列データにもとづくトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定する連携データ特定手段と、特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出する音情報抽出手段と、抽出した音情報を第2の通信ネットワークを介して端末装置に向けて出力する音情報出力手段とを備えたので、連携データを用いてWWWサーバと音声サーバとの連携を図ることができるようになり、端末装置を使用するユーザは、個人情報を開示することなく簡単な操作で表示と音の連携サービスを受けることができるようになる。
【0100】
また、本発明の音・表示連携方法によれば、WWWサーバが、WebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能を利用した端末装置からのアクセスにもとづいて、音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成するステップと、端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、文字列データを発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを端末装置に向けて送信するステップとを実行する。また、音情報出力サーバが、端末装置の音通信機能によってWebページデータに含まれている発呼データを用いた発呼がなされたことにもとづいて当該端末装置との回線接続がなされたあと、端末装置の音通信機能によって出力されたトーン信号であって当該発呼データに関連付けされている文字列データにもとづくトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定するステップと、特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出するステップと、抽出した音情報を通信ネットワークを介して端末装置に向けて出力するステップとを実行するので、連携データを用いてWWWサーバと音声サーバとの連携を図ることができるようになり、端末装置を使用するユーザは、個人情報を開示することなく簡単な操作で表示と音の連携サービスを受けることができるようになる。
【0101】
さらに、本発明の音・表示連携プログラムによれば、WWWサーバに、WebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能を利用した端末装置からのアクセスにもとづいて、音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成するステップと、端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、文字列データを発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを第1の通信ネットワークを介して端末装置に向けて送信するステップとを実行させる。また、音情報出力サーバに、端末装置の音通信機能によってWebページデータに含まれている発呼データを用いた発呼がなされたことにもとづいて当該端末装置との回線接続がなされたあと、端末装置の音通信機能によって出力されたトーン信号であって当該発呼データに関連付けされている文字列データにもとづくトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定するステップと、特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出するステップと、抽出した音情報を第2の通信ネットワークを介して端末装置に向けて出力するステップとを実行させるので、連携データを用いてWWWサーバと音声サーバとを連携させることができるようになり、端末装置を使用するユーザが、個人情報を開示することなく簡単な操作で表示と音の連携サービスを受けることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における表示・音連携システムの構成の例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施の形態における音情報提供処理および処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
【図3】 本発明の一実施の形態における音情報提供処理および処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
【図4】 本発明の一実施の形態における音情報提供処理および処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
【図5】 ユーザ識別データの例を示す説明図である。
【図6】 選択ページの表示状態の例を示す説明図である。
【図7】 ユーザ関連データの例を示す説明図である。
【図8】 ジャンルデータとジャンルとの関係および和音データと和音機能との関係を示す説明図である。
【図9】 試聴確認ページの表示状態の例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 表示・音連携システム
20 WWWサーバ
21 データベース
30 音声サーバ
31 データベース
35,36,37,38,39 音声データサーバ
40 ユーザ端末
41 ブラウザ機能
42 通話機能
50 通信ネットワーク
60 一般公衆電話回線
70 専用回線網
80 LAN

Claims (17)

  1. 末装置と、Webページを用いて前記端末装置からの音情報の出力要求を受け付けるWWWサーバと、情報を出力する音情報出力サーバとを備え、前記WWWサーバは第1の通信ネットワークを介して前記端末装置と通信を行い、前記音情報出力サーバは、第2の通信ネットワークを介して前記端末装置と通信を行う表示・音連携システムであって、
    Webページを表示するためのWebページデータは、前記音情報出力サーバに向けて発呼するための発呼データを含み、
    前記WWWサーバは、
    前記端末装置からのアクセスにもとづいて、前記音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成する文字列データ生成手段と、
    前記端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、前記文字列データを前記発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを前記端末装置に向けて送信するWebページデータ送信手段とを備え、
    前記端末装置は、受信したWebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能と、Webページデータに含まれている発呼データを用いて音情報出力サーバに向けて発呼し、前記音情報出力サーバとの回線接続がなされたあとに、当該発呼データに関連付けされている連携データとしての文字列データにもとづくトーン信号を出力する音通信機能とを有し、
    前記音情報出力サーバは、
    前記端末装置からのトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定する連携データ特定手段と、
    特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出する音情報抽出手段と、
    抽出した音情報を前記第2の通信ネットワークを介して前記端末装置に向けて出力する音情報出力手段とを備えた
    ことを特徴とする表示・音連携システム。
  2. WWWサーバは、端末装置からの出力要求情報と、前記端末装置からのアクセスにもとづいて生成した連携データとしての文字列データとを含む要求関連情報を情報出力サーバに送信する要求関連情報送信手段を備え、
    音情報抽出手段は、前記端末装置からのトーン信号にもとづいて連携データ特定手段によって特定された連携データを用いて、前記要求関連情報送信手段によって送信された要求関連情報の中から前記端末装置に関わる文字列データを特定し、特定した文字列データが属する要求関連情報に含まれている出力要求情報が示す音情報を抽出する
    請求項1記載の表示・音連携システム。
  3. 連携データとしての文字列データは、端末装置を識別するための端末識別データを含む
    請求項1または請求項2記載の表示・音連携システム。
  4. WWWサーバは、端末装置からの出力要求情報が示す音情報のジャンルを示すジャンルデータを特定するジャンルデータ特定手段を備え、
    連携データとしての文字列データは、音情報が示す音のジャンルを示すジャンルデータを含み、
    音情報抽出手段は、前記ジャンルデータを利用して音情報を抽出する
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の表示・音連携システム。
  5. 音情報出力サーバは、音情報をそれぞれジャンル別に管理する複数の音情報管理サーバを含み、
    音情報抽出手段は、前記音情報管理サーバにそれぞれ含まれる
    請求項4記載の表示・音連携システム。
  6. WWWサーバは、端末装置の和音出力機能を特定し、特定した和音出力機能に応じた和音データを決定する和音データ決定手段を備え、
    連携データとしての文字列データは、前記端末装置の和音出力機能を示す和音データを含み、
    音情報抽出手段は、前記和音データを利用して音情報を抽出する
    請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の表示・音連携システム。
  7. 連携データは、文字に対応したトーン信号が端末装置にて発せられる当該文字を任意に組合せた複数の文字からなる文字列データである
    請求項1から請求項6のうちいずれかに記載の表示・音連携システム。
  8. 音情報は、楽曲を再生するための情報である
    請求項1から請求項7のうちいずれかに記載の表示・音連携システム。
  9. Webページを用いて端末装置からの音情報の出力要求を第1の通信ネットワークを介して受け付けるWWWサーバと、第2の通信ネットワークを介して音情報を出力する音情報出力サーバとを備えた表示・音連携サーバであって、
    Webページを表示するためのWebページデータは、前記音情報出力サーバに向けて発呼するための発呼データを含み、
    前記WWWサーバは、
    WebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能を利用した前記端末装置からのアクセスにもとづいて、前記音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成する文字列データ生成手段と、
    前記端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、前記文字列データを前記発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを前記第1の通信ネットワークを介して前記端末装置に向けて送信するWebページデータ送信手段とを備え、
    前記音情報出力サーバは、
    前記端末装置の音通信機能によってWebページデータに含まれている発呼データを用いた発呼がなされたことにもとづいて当該端末装置との回線接続がなされたあと、前記端末装置の前記音通信機能によって出力されたトーン信号であって当該発呼データに関連付けされている文字列データにもとづくトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定する連携データ特定手段と、
    特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出する音情報抽出手段と、
    抽出した音情報を前記第2の通信ネットワークを介して前記端末装置に向けて出力する音情報出力手段とを備えた
    ことを特徴とする表示・音連携サーバ。
  10. WWWサーバは、端末装置からの出力要求情報と、前記端末装置からのアクセスにもとづいて生成した連携データとしての文字列データとを含む要求関連情報を情報出力サーバに送信する要求関連情報送信手段を備え、
    音情報抽出手段は、前記端末装置からのトーン信号にもとづいて連携データ特定手段によって特定された連携データを用いて、前記要求関連情報送信手段によって送信された要求関連情報の中から前記端末装置に関わる文字列データを特定し、特定した文字列データが属する要求関連情報に含まれている出力要求情報が示す音情報を抽出する
    請求項9記載の表示・音連携サーバ。
  11. 連携データとしての文字列データは、端末装置を識別するための端末識別データを含む
    請求項9または請求項10記載の表示・音連携サーバ。
  12. Webページを用いて端末装置からの音情報の出力要求を第1の通信ネットワークを介してWWWサーバによって受け付け、前記出力要求に応じた音情報を音情報出力サーバによって第2の通信ネットワークを介して出力する表示・音連携方法であって、
    Webページを表示するためのWebページデータは、前記音情報出力サーバに向けて発呼するための発呼データを含み、
    前記WWWサーバは、
    WebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能を利用した前記端末装置からのアクセスにもとづいて、前記音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成するステップと、
    前記端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、前記文字列データを前記発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを前記第1の通信ネットワークを介して前記端末装置に向けて送信するステップとを実行し、
    前記音情報出力サーバは、
    前記端末装置の音通信機能によってWebページデータに含まれている発呼データを用いた発呼がなされたことにもとづいて当該端末装置との回線接続がなされたあと、前記端末装置の前記音通信機能によって出力されたトーン信号であって当該発呼データに関連付けされている文字列データにもとづくトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定するステップと、
    特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出するステップと、
    抽出した音情報を前記第2の通信ネットワークを介して前記端末装置に向けて出力するステップとを実行する
    ことを特徴とする表示・音連携方法。
  13. WWWサーバは、端末装置からの出力要求情報と、前記端末装置からのアクセスにもとづいて生成した連携データとしての文字列データとを含む要求関連情報を情報出力サーバに送信するステップを実行し、
    音情報出力サーバでの音情報を抽出するステップは、前記端末装置からのトーン信号にもとづいて連携データ特定手段によって特定された連携データを用いて、前記WWWサーバからの要求関連情報の中から前記端末装置に関わる文字列データを特定し、特定した文字列データが属する要求関連情報に含まれている出力要求情報が示す音情報を抽出する処理を含む
    請求項12記載の表示・音連携方法。
  14. 連携データとしての文字列データは、端末装置を識別するための端末識別データを含む
    請求項12または請求項13記載の表示・音連携方法。
  15. Webページを用いて端末装置からの音情報の出力要求を第1の通信ネットワークを介してWWWサーバに受け付けさせ、前記出力要求に応じた音情報を音情報出力サーバに第2の通信ネットワークを介して出力させる表示・音連携プログラムであって、
    Webページを表示するためのWebページデータは、前記音情報出力サーバに向けて発呼するための発呼データを含み、
    前記WWWサーバに、
    WebページデータにもとづいてWebページを表示するブラウザ機能を利用した前記端末装置からのアクセスにもとづいて、前記音情報出力サーバとの連携を図るための連携データとして使用する文字列データを生成するステップと、
    前記端末装置からの音情報の出力要求を示す出力要求情報の受信に応じて、前記文字列データを前記発呼データに関連付けしてWebページデータに設定したあと、当該文字列データが設定されたWebページデータを前記第1の通信ネットワークを介して前記端末装置に向けて送信するステップとを実行させ、
    前記音情報出力サーバに、
    前記端末装置の音通信機能によってWebページデータに含まれている発呼データを用いた発呼がなされたことにもとづいて当該端末装置との回線接続がなされたあと、前記端末装置の前記音通信機能によって出力されたトーン信号であって当該発呼データに関連付けされている文字列データにもとづくトーン信号を文字列データとすることで連携データを特定するステップと、
    特定された連携データに関連付けされている出力要求情報が示す音情報を抽出するステップと、
    抽出した音情報を前記第2の通信ネットワークを介して前記端末装置に向けて出力するステップとを実行させる
    ことを特徴とする表示・音連携プログラム。
  16. WWWサーバに、さらに、端末装置からの出力要求情報と、前記端末装置からのアクセスにもとづいて生成した連携データとしての文字列データとを含む要求関連情報を情報出力サーバに送信するステップを実行させ、
    音情報出力サーバに実行させる音情報を抽出するステップは、前記端末装置からのトーン信号にもとづいて連携データ特定手段によって特定された連携データを用いて、前記WWWサーバからの要求関連情報の中から前記端末装置に関わる文字列データを特定し、特定した文字列データが属する要求関連情報に含まれている出力要求情報が示す音情報を抽出する処理を含む
    請求項15記載の表示・音連携プログラム。
  17. 連携データとしての文字列データは、端末装置を識別するための端末識別データを含む
    請求項15または請求項16記載の表示・音連携プログラム。
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