JP3714941B2 - 文字入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示手段及び文字列入力手段が協働して入力文字を取り込む文字入力装置に関し、例えば、少なくとも幅方向に制約がある印刷媒体又は転写媒体に入力文字列を印刷又は転写する、テープ印刷装置や***作成装置などの文字入力装置に適用し得るものである。
テープ印刷装置は、入力された1行以上の文字(記号や絵文字などを含む概念とする)の列を連続するテープに必要に応じて印刷すると共に、印刷されたテープを手動又は自動的に切断して排出するものである。切断されたテープ(以下、ラベルと呼ぶ)が各種用途に利用されることが考慮され、最近のテープ印刷装置は、複数行の入力文字列をもラベルに印刷できるようになされている。
テープ印刷装置においても、文字列の入力方法は、いわゆるワープロなどと同様であり、既に入力された文字をディスプレイに表示させると共に、カーソルを表示させ、カーソルが位置する所にキー入力部から入力された文字を追加、挿入させていくものである。
ところで、テープ印刷装置は、小型、軽量、安価が求められるものであり、そのため、ディスプレイは、小型の小面積のものが適用されていた。例えば、従来では、16×16ドット構成の文字を4行×6文字(64×96ドット)だけ文字表示領域に表示可能な液晶ディスプレイが適用されていた(特許文献1参照)。
特開平8−160934号公報
しかしながら、日本語には画数の多い漢字も多く、しかも、画数が多い漢字間でもごく一部だけが異なる類似した漢字が多い(例えば、「邊」や「邉」)。そのため、16×16ドット構成で文字を表示させた場合に、ユーザが漢字を正確に視認(判別)できないようなことも生じる。かな漢字変換処理における候補文字の選択の際に、ユーザが漢字を正確に視認(判別)できないという不都合が生じた場合には、候補漢字の選択ミスにも繋がる。
このような不都合を避けようとした場合には、ドット数が大きな構成で各文字を表示させるようにすれば良い。例えば、32×32ドット構成で各文字を表示させるようにすれば良い。この場合において、従来と同じ文字数(4行×6文字)を表示可能にすると、液晶ディスプレイとして総ドット数が多いもの(128×192ドット)を適用しなければならない。
ここで、液晶ディスプレイにおける各ドット(セグメント)の大きさを従来と同じにすれば、ほぼ4倍の面積の液晶ディスプレイを適用しなければならず、テープ印刷装置を大型化してしまう。
一方、従来と同じ面積の液晶ディスプレイで、32×32ドット構成の文字を、従来と同じ行数で各行に同じ文字ずつ(4行×6文字分)表示可能とした場合には、1ドット当たりの面積は小さくなるが、結果として、各文字の表示の大きさは、従来装置で16×16ドット構成の文字を表示する場合と同様になり、32×32ドット構成の文字を表示するようにしても、輪郭が円滑になるなど、表示のクリアさが僅かに増大するだけにしか過ぎない。すなわち、総ドット数が増えた分だけ、表示処理の負担が増大するにも拘わらず、総ドット数が増えたことによる効果はごくわずかしかない。
このようなディスプレイとして小型のものを適用しているがために、各文字の視認性が悪いという課題は、テープ印刷装置だけでなく、ディスプレイ及びその表示方法に、テープ印刷装置と同様なものを適用している他の文字入力装置(例えば、***作成装置)についても同様に生じている。
そのため、ユーザによるかな漢字変換処理での候補文字の明瞭化要求に答えることができる文字入力装置が求められている。
かかる課題を解決するため、本発明は、変換元文字列を変換先文字列への変換を実行しつつ文字列を入力する文字列入力手段と、入力された文字列などを表示する表示手段とを有する文字入力装置であって、印刷指令手段及び印刷手段を有する装置に設けられた文字入力装置において、変換先文字列候補及び変換元文字列が上記表示手段に表示されている際に、上記印刷指令手段が印刷指令を発したときに、上記文字列入力手段が、少なくとも印刷指令時にカーソルが位置していた変換先候補とその変換元文字列とを上記印刷手段に与えて印刷させることを特徴とする。
本発明によれば、かな漢字変換処理での候補文字を、ユーザが必要に応じて、印刷させて確認できるので、ユーザによるかな漢字変換処理での候補文字の明瞭化要求に答えることができる文字入力装置を実現できる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による文字入力装置をテープ印刷装置に適用した第1の実施形態を図面を参照しながら詳述する。
(A−1)第1の実施形態の電気的全体構成
まず、この第1の実施形態のテープ印刷装置の電気的な全体構成を、図2の機能ブロック図を用いて説明する。
図2において、このテープ印刷装置も、他の情報処理装置と同様に、大きくは、入力部10、制御部20及び出力部30から構成されており、制御部20が、入力部10からの情報やその時点の処理段階等に応じた処理を実行し、その処理結果等を出力部30によって表示出力又は印刷出力させるようになされている。
入力部10は、詳細の構成は省略するが押下キーなどを備えたキー入力部11と、テープ幅検出センサ12から構成されている。キー入力部11は、制御部20に与える文字コードデータや各種の制御データを発生するものである。テープ幅検出センサ12は、装填されているテープの幅を検出してテープ幅情報を制御部20に与えるものである。実際上、テープはインクリボンと共にテープカートリッジに収納されており、テープカートリッジにはテープ幅を規定する孔等の物理的な識別要素が設けられており、テープ幅検出センサ12はこの物理的な識別要素を読み取ってテープ幅情報を出力する。なお、テープ幅情報は、各行の文字サイズの決定や、印刷するテープの長さの決定などに利用される。
この第1の実施形態の場合、文字列の入力画面における表示文字の大きさとして、後述するような2種類の大きさが定められている。キー入力部11には、表示文字の大きさを、操作毎に他方へ変更することを指示する操作信号を出力する表示文字大きさ切換キー11aが設けられている。表示文字大きさ切換キー11aは、単独のキーでも良く、また、複数のキーでも良い。複数のキーでなる場合には、その複数のキーの同時押下で所定の操作信号を出力するものであっても良く、また、複数のキーの所定順序に従った押下により、CPU21側で表示文字の大きさの切り換えの指示を認識するものであっても良い。
また、この第1の実施形態の場合、文字列の入力画面に、印刷イメージを含めて表示させることも可能となされており、入力画面に含める印刷イメージの大きさも多段階がある。キー入力部11には、操作毎に、印刷イメージなし、印刷イメージの表示大きさの各段階を、サイクリックに変更することを指示する操作信号を出力する印刷イメージ切換キー11bも設けられている。印刷イメージ切換キー11bも、単独のキーでも良く、また、複数のキーでも良い。
なお、キー入力部11にはかな漢字変換を起動するかな漢字変換キー11cも設けられている。
出力部30は、大きくは、印刷構成と表示構成からなる。例えばステッピングモータでなるテープ・リボン送りモータ31は、装填されている図示しないテープやインクリボンを所定の印刷位置や装置外部まで送り出すものである。サーマルヘッド32は固定されていて、走行するテープに対して熱転写によって印刷を行なうものであり、例えば、最大192ドットを同時に印刷できるものである。なお、サーマルヘッド32は可動型であっても良く、また、熱転写以外のヘッドをサーマルヘッドに代えて適用しても良い。これらテープ・リボン送りモータ31及びサーマルヘッド32はそれぞれ、制御部20の制御下で、モータ駆動回路33やヘッド駆動回路34によって駆動される。印刷されたテープの切断は、例えば、ユーザからの外力又は図示しないモータによって駆動される図示しないカッタによって行なわれる。
この第1の実施形態に係るテープ印刷装置の場合、表示部として液晶ディスプレイ35が設けられており、この液晶ディスプレイ35は、制御部20の制御下でディスプレイ駆動回路36によって駆動されるものである。
液晶ディスプレイ35は、大きくは、図3に示すように、表示領域本体35aとインジケータ35bとから構成されている。表示領域本体35aは、さらに、文字表示領域35a1と、行番号表示領域35a2とに分かれている。
文字表示領域35a1には、入力文字列が表示されたり、かな漢字変換時の漢字候補が表示されたり、各種の選択用メニュー画面が表示されたり、印刷イメージ画面が表示されたりなどする領域である。この文字表示領域35a1は、例えば、16×16ドット構成の文字でカウントして、4行12文字を表示可能なものである。
なお、以下において、文字表示領域35a1内の位置を特定する場合においては、16×16ドット構成の文字でカウントした表現を用いることとする。
行番号表示領域35a2は、文字表示領域35a1の左側に設けられており、行番号を適宜表示する領域である。行番号表示領域35a2は、縦方向に4個の行番号を表示可能なものである。この第1の実施形態のテープ印刷装置において、基本的には、入力文字列を文字表示領域35a1に表示する際に、各行の先頭文字の前にはその行についての行番号を表示する。しかしながら、各行の入力文字数が多くなると、カーソル位置にもよるが、文字表示領域35a1に行番号を表示できなくなることもある。このようなときには、行番号表示領域35a2に行番号が表示される。
インジケータ35bは、表示領域本体35aの上下端の外側に複数設けられているものであり、装置本体のディスプレイ35周囲に記載されている文字列35cが表している属性の状態を示すものである。
制御部20は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、CPU21、ROM22、RAM23、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)24、入力インタフェース部25及び出力インタフェース部26がシステムバス27を介して接続されて構成されている。
ROM22には、各種の処理プログラムや、かな漢字変換用辞書データなどの固定データが格納されている。RAM23はワーキングメモリとして用いられるものであり、また、ユーザ入力に係る固定データを格納するものである。RAM23は、電源オフ時にもバックアップされている。図2では、RAM23と表記しているが、その一部は、EEPROMなどの書換可能な不揮発性メモリであっても良い。
ROM22に格納されている処理プログラムや固定データ、RAM23に格納されているデータなどについては、後述する実施形態の動作説明で詳述する。
なお、後述するように、ROM22には、表示文字大きさ切換キー11aの操作時に実行される表示文字大きさ変更処理プログラム22aや、印刷イメージ切換キー11bの操作時に実行される印刷イメージ変更処理プログラム22bや、かな漢字変換キー11cの操作時に実行されるかな漢字変換プログラム22cが格納されている。RAM23には、入力文字列の情報を記憶するテキストエリア23aや、表示バッファ23bなどが形成される。
CG−ROM24は、当該テープ印刷装置に用意されている文字や記号のフォント情報を格納しているものであり、文字や記号を特定するコードデータが与えられたときに対応するフォント情報を出力するものである。ここで、CG−ROM24に格納されているフォント情報は、アウトラインフォントであってもビットマップフォントであっても良い。また、表示用と印刷用で別個のフォント情報を有するものであっても良い。
入力インタフェース部25は、入力部10及び制御部20間のインタフェースを行なうものであり、出力インタフェース部26は、出力部30及び制御部20間のインタフェースを行なうものである。なお、入力インタフェース部25には、RAM23のテキストエリア23aに格納される前のかな文字データを一時的に記憶するバッファメモリを有する。
CPU21は、キー入力部10からの入力信号やそのときの処理段階に応じて定まるROM22内の処理プログラムを、RAM23をワーキングエリアとして利用しながら、また、必要ならばROM22やRAM23に格納されている固定データを適宜用いて処理するものであり、その処理状況や処理結果などを液晶ディスプレイ35に表示させたり図示しないテープに印刷させたりするものである。
(A−2)第1の実施形態の入力画面種類
図4及び図5は、各種の入力画面例を示すものである。図4(A)〜(D)はそれぞれ、印刷イメージなし、1行幅の印刷イメージ、2行幅の印刷イメージ、3行幅の印刷イメージの通常入力画面を示している。また、図5(A)〜(C)はそれぞれ、印刷イメージなし、1行幅の印刷イメージ、2行幅の印刷イメージの拡大入力画面を示している。なお、この実施形態の場合には、3行幅の印刷イメージの拡大入力画面は存在しない。
この第1の実施形態の場合、表示文字の大きさから分類して、文字表示領域35a1に表示される入力画面として、通常入力画面と拡大入力画面とがある。
通常入力画面は、各入力文字を16×16ドット構成で表示するものである。拡大入力画面は、各入力文字を32×32ドット構成で表示するものである。以下では、各入力文字(コードデータ)を16×16ドット構成に展開することを通常展開と呼び、各入力文字(コードデータ)を32×32ドット構成に展開することを拡大展開と呼ぶ。また、以下では、16×16ドット構成で表示されている文字又は表示する文字を通常文字と呼び、32×32ドット構成で表示されている文字又は表示する文字を拡大文字と呼ぶこともある。
なお、通常入力画面及び拡大入力画面は、文字の表示大きさは異なるが、文字に指定されている印刷時の文字サイズは同一であり(印刷時の文字サイズの変更を指示するものではなく)、入力文字列が印刷されたときの大きさは当然に等しいものである。
また、この第1の実施形態の場合、印刷イメージの表示面から分類して、文字表示領域35a1に表示される入力画面として、印刷イメージなしの入力画面、1行幅の印刷イメージの入力画面、2行幅の印刷イメージの入力画面、及び、3行幅の印刷イメージの入力画面とがある。
印刷イメージなしの入力画面は、文字表示領域35a1の全4行共に入力文字列の表示が可能な入力画面である(図4(A)、図5(A))。1行幅の印刷イメージの入力画面は、文字表示領域35a1の1行目に印刷イメージを表示し、文字表示領域35a1の2行目〜4行目に入力文字列の表示が可能な入力画面である(図4(B)、図5(B))。2行幅の印刷イメージの入力画面は、文字表示領域35a1の1行目及び2行目を用いて印刷イメージを表示し、文字表示領域35a1の3行目及び4行目に入力文字列の表示が可能な入力画面である(図4(C)、図5(C))。3行幅の印刷イメージの入力画面は、文字表示領域35a1の1行目〜3行目に印刷イメージを表示し、文字表示領域35a1の1行目に入力文字列の表示が可能な入力画面である(図4(D))。
現在の文字列入力画面が通常入力画面か拡大入力画面かを区別するフラグ23F1と、現在の文字列入力画面が印刷イメージなしの入力画面、1行幅の印刷イメージの入力画面、2行幅の印刷イメージの入力画面又は3行幅の印刷イメージの入力画面かを区別するフラグ23F2とが、RAM23に格納されている。
(A−3)第1の実施形態の入力画面種類の変更処理
(A−3−1)表示文字大きさ切換キー11a
の操作に伴う文字列入力画面の変更処理
次に、表示文字大きさ切換キー11aが操作されたときの文字列入力画面の変更処理を、図1、図6及び図7のフローチャートを参照しながら詳述する。
表示文字大きさ切換キー11aが操作されると、CPU21は、図1に示す表示文字大きさ変更処理プログラム22aを開始し、まず、フラグ23F1の内容に基づいて、現在の文字列入力画面が通常入力画面か拡大入力画面かを認識する(ステップ100)。
そして、CPU21は、現在の文字列入力画面が通常入力画面であれば拡大入力画面への切換を行い(ステップ101)、現在の文字列入力画面が拡大入力画面であれば通常入力画面への切換を行う(ステップ102)。その後、フラグ23F1の内容を反転して一連の処理を終了する(ステップ103)。
以下、通常入力画面から拡大入力画面への切換処理(ステップ101)の詳細を、図6のフローチャートを参照しながら詳述する。
まず、CPU21は、文字表示領域35a1のどこ(何行目かつ何文字目)にカーソルが位置していたかを認識すると共に(ステップ200)、カーソルが位置している文字の入力文字列中での位置(何行目かつ何文字目)を認識する(ステップ201)。例えば、図4(B)の場合であれば、ステップ200でカーソル位置は文字表示領域35a1の2行目4文字目と認識され、ステップ201でカーソル位置は入力文字列中の1行目3文字目と認識される。
その後、CPU21は、フラグ23F2の内容に基づいて、現在の通常入力画面(文字列入力画面)が、印刷イメージの表示面からはどのような入力画面であるかを判別する(ステップ202)。すなわち、現在の文字列入力画面が、印刷イメージなしの入力画面、1行幅の印刷イメージの入力画面、2行幅の印刷イメージの入力画面又は3行幅の印刷イメージの入力画面のいずれであるかを判別する。
印刷イメージなしの入力画面であると、CPU21は、ステップ200で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ201で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置や、入力文字列での行数などに基づいて、変更後の拡大入力画面で表示させる入力文字列中の1行又は2行を決定する(ステップ203)。
文字表示領域35a1は、32×32ドット構成の拡大文字からみれば、2行6文字を表示可能な大きさであるので、印刷イメージなしの拡大入力画面では、入力文字列中の2行を表示可能である。
具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、決定される1行又は2行に、カーソルが位置していた入力文字列中の行を含めることを要する。例えば、図7(A)に示すように、今までの印刷イメージなしの通常入力画面において、カーソルが文字表示領域35a1での3行目に位置しており、それが入力文字列中の5行目であると、図7(B)に示すように、入力文字列中の4行目及び5行目を変更後の拡大入力画面で表示させる入力文字列の行に決定する。また例えば、今までの通常入力画面において、カーソルが文字表示領域35a1での1行目に位置しており、それが入力文字列中の1行目であって2行目も存在するものであると、入力文字列中の1行目及び2行目を変更後の印刷イメージなしの拡大入力画面で表示させる入力文字列の行に決定する。
次に、CPU21は、ステップ200で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ201で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置などに基づいて、変更後の印刷イメージなしの拡大入力画面で表示させる1行又は2行における表示させる文字(表示位置の決定も伴う)を決定する(ステップ204)。
具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、カーソルが位置していた文字(空白文字を含む)は必ず表示文字に決定される。例えば、図8(A)に示すように、カーソルが通常入力画面においてその行の7文字目に位置していた場合には、図8(B)に示すように、変更後の拡大入力画面でのその行の4文字目にカーソルが位置していた文字を表示させることとし、これを基準にして、カーソル位置行だけでなく他の行の他の表示文字をも決定する。
以上のようにして、変更後の印刷イメージなしの拡大入力画面で表示させる入力文字列中の文字が定まると、CPU21は、表示バッファ23aの文字表示領域の1〜4行目に対応する部分に対して、各表示文字を32×32ドット構成で展開することを通じて、表示を、印刷イメージなしの通常入力画面から、印刷イメージなしの拡大入力画面に変更させ、上述したステップ103(図1参照)に移行する(ステップ205)。
なお、この展開時において、必要ならば、行番号表示領域35a2に対する行番号の表示処理などをも行う。
また、上述したステップ202の判別結果が1行幅の印刷イメージの入力画面であると、言い換えると、今までの入力画面が1行幅の印刷イメージの通常入力画面であると、CPU21は、ステップ200で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ201で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置などに基づいて、変更後の1行幅の印刷イメージの拡大入力画面で表示させるカーソル行における表示させる文字(表示位置の決定も伴う)を決定する(ステップ206)。
この場合も、具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、カーソルが位置していた文字(空白文字を含む)は必ず表示文字に含まれる。
この場合の変更後の1行幅の印刷イメージの拡大入力画面では、文字表示領域35a1の1行目に印刷イメージを表示するので、32×32ドット構成の拡大文字で表示できるのは入力文字列中の1行だけであり、その1行は、今までの通常入力画面でのカーソル行にするのが当然であるので、表示行の決定処理は不要である。
以上のようにして、変更後の1行幅の印刷イメージの拡大入力画面で表示させる入力文字列中の文字が定まると、CPU21は、表示バッファ23aに対し、文字表示領域35a1の2行目に相当する部分を空白化処理した後(ステップ207)、表示バッファ23aに対し、文字表示領域35a1の3行目及び4行目に相当する部分に各表示文字を32×32ドット構成で展開することを通じて、表示を、1行幅の印刷イメージの通常入力画面から1行幅の印刷イメージの拡大入力画面に変更させる(ステップ208)。
なお、この展開時においても、必要ならば、行番号表示領域35a2に対する行番号の表示処理などを行う。
また、上述したステップ206〜208でなる1行幅の印刷イメージの通常入力画面の場合の処理では、表示バッファ23aにおける、文字表示領域35a1の1行目に相当する部分に対しては何らの書換処理を実行しないので、表示文字大きさ切換キー11aの操作時の印刷イメージ(文字表示領域35a1の1行目を用いた印刷イメージ)は、表示文字が拡大されても継続表示される。
さらに、上述したステップ202の判別結果が2行幅の印刷イメージの入力画面であると、言い換えると、今までの入力画面が2行幅の印刷イメージの通常入力画面であると、CPU21は、ステップ200で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ201で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置などに基づいて、変更後の2行幅の印刷イメージの拡大入力画面で表示させるカーソル行における表示文字(表示位置の決定も伴う)を決定する(ステップ209)。
この場合も、具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、カーソルが位置していた文字(空白文字を含む)は必ず表示文字に含まれる。
この場合の変更後の2行幅の印刷イメージの拡大入力画面では、文字表示領域35a1の1行目及び2行目に印刷イメージを表示するので、32×32ドット構成の拡大文字で表示できるのは入力文字列中の1行だけであり、その1行は、今までの2行幅の印刷イメージの通常入力画面でのカーソル行にするのが当然であるので、表示行の決定処理は不要である。
以上のようにして、変更後の2行幅の印刷イメージの拡大入力画面で表示させる入力文字列中の文字が定まると、CPU21は、表示バッファ23aに対し、文字表示領域35a1の3行目及び4行目に相当する部分に各表示文字を32×32ドット構成で展開することを通じて、表示を、2行幅の印刷イメージの通常入力画面から、2行幅の印刷イメージの拡大入力画面に変更させる(ステップ210)。
なお、この展開時においても、必要ならば、行番号表示領域35a2に対する行番号の表示処理などを行う。
また、上述したステップ209〜210でなる2行幅の印刷イメージの通常入力画面の場合の処理では、表示バッファ23aにおける、文字表示領域35a1の1行目及び2行目に相当する部分に対しては何らの書換処理を実行しないので、表示文字大きさ切換キー11aの操作時の印刷イメージ(文字表示領域35a1の1行目及び2行目を用いた印刷イメージ)は、表示文字が拡大されても継続表示される。
さらにまた、上述したステップ202の判別結果が3行幅の印刷イメージの入力画面であると、言い換えると、今までの入力画面が3行幅の印刷イメージの通常入力画面であると、CPU21は、ステップ200で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ201で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置などに基づいて、変更後の拡大入力画面で表示させるカーソル行における表示文字(表示位置の決定も伴う)を決定する(ステップ211)。
この場合も、具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、カーソルが位置していた文字(空白文字を含む)は必ず表示文字に含まれる。
ここで、変更後の拡大入力画面でも印刷イメージを3行用いて表示しようとすると、32×32ドット構成の拡大文字で表示できる入力文字列中の行は存在しなくなる。そこで、この実施形態の場合、3行幅の印刷イメージの通常入力画面から拡大入力画面への変更が求められた場合には、後述するように、変更後の拡大入力画面では印刷イメージを2行用いて表示することとし、32×32ドット構成の拡大文字で1行は表示できるようにした。表示される1行は、今までの3行幅の印刷イメージの通常入力画面でのカーソル行にするのが当然であるので、表示行の決定処理は不要である。
変更後の2行幅の印刷イメージの拡大入力画面で表示させる入力文字列中の文字が定まると、CPU21は、表示バッファ23aに対し、文字表示領域35a1の1行目及び2行目に相当する部分に2行幅で印刷イメージを展開し(ステップ212)、その後、表示バッファ23aに対し、文字表示領域35a1の3行目及び4行目に相当する部分に各表示文字を32×32ドット構成で展開することを通じて、表示を、3行幅の印刷イメージの通常入力画面から、2行幅の印刷イメージの拡大入力画面に変更させる(ステップ210)。
なお、上述したステップ212の処理においては、フラグ23F2の内容を、3行幅の印刷イメージを表すものから、2行幅の印刷イメージを表すものに変更する操作も行われる。
以上のように、3行幅の印刷イメージの通常入力画面から拡大入力画面への変更が求められた場合には、変更後の拡大入力画面では印刷イメージを2行用いて表示し、32×32ドット構成の拡大文字での表示を実現する。
なお、上述した処理に代え、3行幅の印刷イメージの通常入力画面から拡大入力画面への変更が求められた場合に、CPU21は、拡大入力画面への変更ができない旨の警告を発するようにしても良い。
次に、上述した図1のステップ102に示す、拡大入力画面から通常入力画面への切換処理の詳細を、図9のフローチャートを参照しながら詳述する。
まず、CPU21は、文字表示領域35a1のどこ(何行目かつ何文字目)にカーソルが位置していたかを認識すると共に(ステップ300)、カーソルが位置している文字の入力文字列中での位置(何行目かつ何文字目)を認識する(ステップ301)。例えば、図5(B)の場合であれば、ステップ300でカーソル位置は文字表示領域35a1の3、4行目7、8文字目と認識され(3行目7文字目という認識でも良い)、ステップ301でカーソル位置は入力文字列中の1行目3文字目と認識される。
その後、CPU21は、フラグ23F2の内容に基づいて、現在の拡大入力画面(文字列入力画面)が、印刷イメージの表示面からはどのような入力画面であるかを判別する(ステップ302)。すなわち、現在の文字列入力画面が、印刷イメージなしの入力画面、1行幅の印刷イメージの入力画面又は2行幅の印刷イメージの入力画面のいずれであるかを判別する。なお、この第1の実施形態の場合、拡大入力画面では3行幅の印刷イメージの入力画面は存在しないので、ステップ302で3行幅の印刷イメージの入力画面という判別結果が得られることはない。
印刷イメージなしの拡大入力画面であると、CPU21は、ステップ300で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ301で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置や、入力文字列での行数などに基づいて、変更後の印刷イメージなしの通常入力画面で表示させる入力文字列中の1行〜4行を決定する(ステップ303)。
文字表示領域35a1は、16×16ドット構成の通常文字からみれば、4行12文字を表示可能な大きさであるので、印刷イメージなしの通常入力画面では、入力文字列中の4行を表示可能である。
具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、決定される1行、2行、3行又は4行に、カーソルが位置していた入力文字列中の行を含めることを要する。例えば、今までの印刷イメージなしの拡大入力画面において、カーソルが文字表示領域35a1での3行目及び4行目に渡っている拡大文字に位置しており、それが入力文字列中の4行目であると、入力文字列中の1行目〜4行目を変更後の印刷イメージなしの通常入力画面で表示させる入力文字列の行に決定する。
次に、CPU21は、ステップ300で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ301で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置などに基づいて、変更後の印刷イメージなしの通常入力画面で表示させる1行〜4行における表示文字(表示位置の決定も伴う)を決定する(ステップ304)。
具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、カーソルが位置していた文字(空白文字を含む)は必ず表示文字に含まれる。例えば、図10(A)に示すように、カーソルが拡大入力画面においてその行の4文字目(拡大文字でカウントして4文字目)に位置していた場合には、図10(B)に示すように、変更後の印刷イメージなしの通常入力画面でのその行の8文字目にカーソルが位置していた文字を表示させることとし、これを基準にして、カーソル位置行だけでなく他の行の他の表示文字をも決定する。
以上のようにして、変更後の印刷イメージなしの通常入力画面で表示させる入力文字列中の文字が定まると、CPU21は、表示バッファ23aの文字表示領域の1〜4行目に対応する部分に対して、各表示文字を16×16ドット構成で展開することを通じて、表示を、印刷イメージなしの拡大入力画面から、印刷イメージなしの通常入力画面に変更させ、上述したステップ103(図1参照)に移行する(ステップ305)。
なお、この展開時において、必要ならば、行番号表示領域35a2に対する行番号の表示消滅処理などをも行う。
また、上述したステップ302の判別結果が1行幅の印刷イメージの入力画面であると、言い換えると、今までの入力画面が1行幅の印刷イメージの拡大入力画面であると、CPU21は、ステップ300で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ301で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置や、入力文字列での行数などに基づいて、変更後の1行幅の印刷イメージの通常入力画面で表示させる入力文字列中の1行、2行又は3行を決定する(ステップ306)。
具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、決定される1行〜3行には、カーソルが位置していた入力文字列中の行を含めることを要する。例えば、図11(A)に示すように、カーソルが拡大入力画面においてその行の3文字目(拡大文字でカウントして4文字目)に位置していた場合には、図11(B)に示すように、変更後の1行幅の印刷イメージの通常入力画面でのその行の6文字目にカーソルが位置していた文字を表示させることとし、これを基準にして、カーソル位置行だけでなく他の行の他の表示文字をも決定する。
次に、CPU21は、ステップ300で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ301で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置などに基づいて、変更後の1行幅の印刷イメージの通常入力画面で表示させる1行〜3行における表示文字(表示位置の決定も伴う)を決定する(ステップ307)。
具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、カーソルが位置していた文字(空白文字を含む)は必ず表示文字に含まれる。
以上のようにして、変更後の1行幅の印刷イメージの通常入力画面で表示させる入力文字列中の文字が定まると、CPU21は、表示バッファ23aの文字表示領域の2〜4行目に対応する部分に対して、各表示文字を16×16ドット構成で展開することを通じて、表示を、1行幅の印刷イメージの拡大入力画面から、1行幅の印刷イメージの通常入力画面に変更させ、上述したステップ103(図1参照)に移行する(ステップ308)。
なお、この展開時においても、必要ならば、行番号表示領域35a2に対する行番号の表示消滅処理などをも行う。
さらに、上述したステップ302の判別結果が2行幅の印刷イメージの入力画面であると、言い換えると、今までの入力画面が2行幅の印刷イメージの拡大入力画面であると、CPU21は、ステップ300で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ301で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置や、入力文字列での行数などに基づいて、変更後の2行幅の印刷イメージの通常入力画面で表示させる入力文字列中の1行又は2行を決定する(ステップ309)。
具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、決定される1行又は2行には、カーソルが位置していた入力文字列中の行を含めることを要する。
次に、CPU21は、ステップ300で認識した文字表示領域35a1でのカーソル位置や、ステップ301で認識したカーソルが位置している文字の入力文字列中での位置などに基づいて、変更後の2行幅の印刷イメージの通常入力画面で表示させる1行又は2行における表示文字(表示位置の決定も伴う)を決定する(ステップ310)。
具体的な決定方法はいずれの方法であっても良いが、カーソルが位置していた文字(空白文字を含む)は必ず表示文字に含まれる。
以上のようにして、変更後の2行幅の印刷イメージの通常入力画面で表示させる入力文字列中の文字が定まると、CPU21は、表示バッファ23aの文字表示領域の3行目、4行目に対応する部分に対して、各表示文字を16×16ドット構成で展開することを通じて、表示を、2行幅の印刷イメージの拡大入力画面から、2行幅の印刷イメージの通常入力画面に変更させ、上述したステップ103(図1参照)に移行する(ステップ311)。
なお、この展開時においても、必要ならば、行番号表示領域35a2に対する行番号の表示消滅処理などをも行う。
(A−3−2)印刷イメージ切換キー11b
の操作に伴う文字列入力画面の変更処理
次に、印刷イメージ切換キー11bが操作されたときの文字列入力画面の変更処理を、図12及び図13のフローチャートを参照しながら詳述する。
印刷イメージ切換キー11bが操作されると、CPU21は、図12に示す印刷イメージ変更処理プログラム22bを開始し、まず、フラグ23F1の内容に基づいて、現在の文字列入力画面が通常入力画面か拡大入力画面かを認識する(ステップ400)。
そして、CPU21は、現在の文字列入力画面が通常入力画面であれば、通常入力画面での印刷イメージの変更処理を行い(ステップ401)、現在の文字列入力画面が拡大入力画面であれば拡大入力画面での印刷イメージの変更処理を行い(ステップ402)、一連の処理を終了する。
この実施形態の場合、通常入力画面で印刷イメージ切換キー11bが操作された場合には、操作毎に、印刷イメージなし→1行幅の印刷イメージ→2行幅の印刷イメージ→3行幅の印刷イメージ→印刷イメージなしの順序のサイクリックに印刷イメージの表示が変更される。また、拡大入力画面で印刷イメージ切換キー11bが操作された場合には、後述するような処理により、操作毎に、印刷イメージなし→1行幅の印刷イメージ→2行幅の印刷イメージ→印刷イメージなしの順序のサイクリックに印刷イメージの表示が変更される。
ステップ401に示す通常入力画面での印刷イメージの変更処理の詳細は、従来と同様であるので、その説明は省略する。
以下では、拡大入力画面での印刷イメージの変更処理(ステップ402)の詳細を、図13のフローチャートを参照しながら詳述する。
まず、CPU21は、文字表示領域35a1の何行目(2行でなる)にカーソルが位置していたかを認識すると共に(ステップ500)、カーソルが位置している文字の入力文字列中での位置(何行目かつ何文字目)を認識する(ステップ501)。
その後、CPU21は、フラグ23F2の内容に基づいて、現在の拡大入力画面(文字列入力画面)が、印刷イメージの表示面からはどのような入力画面であるかを判別する(ステップ502)。すなわち、現在の文字列入力画面が、印刷イメージなしの入力画面、1行幅の印刷イメージの入力画面又は2行幅の印刷イメージの入力画面のいずれであるかを判別する。
印刷イメージなしの拡大入力画面であると、CPU21は、1行幅の印刷イメージの拡大入力画面に変更する処理を行う(ステップ503〜505)。変更後の1行幅の印刷イメージの拡大入力画面では、文字表示領域35a1の1行目に印刷イメージを表示するので、32×32ドット構成の拡大文字で表示できるのは入力文字列中の1行だけであり、その1行は、今までの印刷イメージなしの拡大入力画面でのカーソル行にするのが当然であり、表示行の決定処理は不要である。
CPU21は、まず、表示バッファ23aに対し、文字表示領域35a1の3行目及び4行目に相当する部分に、ステップ501で認識した入力文字列中でのカーソル位置行の各表示文字を32×32ドット構成で展開し(ステップ503)、その後、表示バッファ23aに対し、文字表示領域35a1の1行目に相当する部分に印刷イメージを展開すると共に、文字表示領域35a1の2行目に相当する部分を空白化処理し(ステップ504)、その後、フラグ23F2の内容を1行幅の印刷イメージの入力画面を表すものにする(ステップ505)。
なお、この展開時においても、必要ならば、行番号表示領域35a2に対する行番号の変更処理などを行う。また、変更前の印刷イメージなしの拡大入力画面において、文字表示領域35a1の3行目及び4行目がカーソルが位置していた行である場合には、ステップ503での文字表示領域35a1の3行目及び4行目に相当する部分に対する拡大展開は省略するようにしても良い。
以上のような処理によって、例えば、図5(A)に示すような印刷イメージなしの拡大入力画面は、図5(B)に示すような1行幅の印刷イメージの拡大入力画面に変更される。
また、上述したステップ502の判別結果が1行幅の印刷イメージの入力画面であると、言い換えると、今までの入力画面が1行幅の印刷イメージの拡大入力画面であると、CPU21は、2行幅の印刷イメージの拡大入力画面に変更する処理を行う(ステップ506、507)。
2行幅の印刷イメージの拡大入力画面では、文字列の表示は1行幅の印刷イメージの拡大入力画面と同様で良いので、CPU21は、表示バッファ23aに対し、文字表示領域35a1の1行目及び2行目に相当する部分に2行幅で印刷イメージを展開し(ステップ506)、その後、フラグ23F2の内容を2行幅の印刷イメージの入力画面を表すものにする(ステップ507)。
以上のような処理によって、例えば、図5(B)に示すような1行幅の印刷イメージの拡大入力画面は、図5(C)に示すような2行幅の印刷イメージの拡大入力画面に変更される。
さらに、上述したステップ502の判別結果が2行幅の印刷イメージの入力画面であると、言い換えると、今までの入力画面が2行幅の印刷イメージの拡大入力画面であると、CPU21は、印刷イメージなしの拡大入力画面に変更する処理を行う(ステップ508〜510)。
印刷イメージなしの拡大入力画面では、入力文字列中の2行を表示可能であるので、CPU21は、今までのカーソル行を含めた表示する1行又は2行を決定し(ステップ508)、その後、表示バッファ23aに対し、文字表示領域35a1の1行目〜4行目に相当する部分に、決定した1行又は2行での各表示文字を32×32ドット構成で展開し(ステップ509)、最後に、フラグ23F2の内容を印刷イメージなしの入力画面を表すものにする(ステップ510)。
なお、この展開時においても、必要ならば、行番号表示領域35a2に対する行番号の変更処理などを行う。
以上のような処理によって、例えば、図5(C)に示すような2行幅の印刷イメージの拡大入力画面は、図5(A)に示すような印刷イメージなしの拡大入力画面、又は、図5(D)に示すような印刷イメージなしの拡大入力画面に変更される。
(A−4)第1の実施形態のかな漢字変換キー11cの操作時の処理
次に、かな漢字変換キー11cが操作されたときの処理を、図14に示すフローチャートを参照しながら詳述する。
この第1の実施形態の場合、複数の漢字候補を表示して漢字を選択させる選択画面は、図15に示すようになっている。すなわち、選択画面は、文字表示領域35a1の4行目に、変換元のひらがな列を通常文字で表示し、文字表示領域35a1の2行目及び3行目に、変換先の漢字候補列をカーソルを付与して拡大文字で表示させるものとなっている。この実施形態の場合、変換先の漢字候補を拡大文字で表示することも大きな特徴となっている。
かな漢字変換キー11cが操作されると、CPU21は、図14に示す処理プログラム22cを開始し、まず、現在の入力状態に基づいて、かな漢字変換を実行できる状態か否かを判別する(ステップ600)。
現在の入力状態が、例えば、全ての文字が確定文字である場合などのかな漢字変換が不可能な状態であると、CPU21は、かな漢字変換以外の処理を行う(ステップ601)。例えば、全ての文字が確定文字である場合にかな漢字変換キー11cが操作されたときにはその操作はスペースの追加を意味するならば、スペースの追加処理を行う。
現在の入力状態が未確定のひらがな列を有し、かな漢字変換が可能な状態であれば、CPU21は、未確定のひらがな列に基づいて、ROM22内のかな漢字変換テーブル22dにアクセスし、最長一致の原則に従って変換先の漢字候補を取り出し、未確定のひらがな列中の漢字候補に関係する部分のひらがな列を、表示バッファ23aの文字表示領域35a1の4行目に相当する部分に16×16ドット構成で展開すると共に、変換先の漢字候補を、表示バッファ23aの文字表示領域35a1の2行目及び3行目に相当する部分に32×32ドット構成で展開し、表示を選択画面に切り換える(ステップ602、603)。
なお、この際には、文字表示領域35a1の1行目に対する空白化処理も実行される。また、複数の変換先の漢字候補のいずれかには、カーソル(図15ではハッチカーソル)を付与して表示する。
また、漢字の選択画面は、かな漢字変換キー11cが操作された際の文字列入力画面が、通常入力画面であっても拡大入力画面であっても同じものである。
その後、CPU21は、読み短縮キーが操作されたか否かを確認する(ステップ604)。読み短縮キーが操作された場合には、上述したステップ602に戻る。なお、読み短縮キーが操作されて移行したステップ602では、今まで変換先の漢字候補を得ていた未確定のひらがな列より、短い未確定のひらがな列に基づいて変換先の漢字候補を得ることになる。
CPU21は、読み短縮キーが操作されない場合には、さらに、候補変更キー(例えばカーソル移動キーが該当する)又は選択キーが操作されたか否かを判断する(ステップ605)。
CPU21は、候補変更キーが操作された場合には、選択画面でカーソルを付与している変換先の漢字候補の変更を行ってステップ604に戻る(ステップ606)。この場合の処理は、カーソルだけを移動させる処理の場合もあれば、選択画面での変換先の漢字候補列をスクロールさせて新たな漢字候補も表示させてその新たな漢字候補にカーソルを付与する処理の場合もある。
一方、いずれかの漢字候補にカーソルが付与されている状態で選択キーが操作されると、CPU21は、カーソルが付与されている漢字を、かな漢字変換キー11cが操作された際の入力画面上での未確定ひらがな列に対応したテキストエリア23aの位置に置換える(ステップ607)。
その後、CPU21は、漢字への変換がなされていない未確定ひらがな列が残っているか否かを判断し(ステップ608)、残っていれば上述したステップ602に戻り、残っていなければ、表示を文字列入力画面に復帰させて一連の処理を終了する(ステップ609)。なお、復帰された文字列入力画面では、選択された漢字も表示される。
(A−5)第1の実施形態の効果
上記第1の実施形態によれば、通常入力画面に加えて、拡大入力画面を設け、ユーザがこれら通常入力画面又は拡大入力画面を任意に選択できるようにしたので、ユーザによる表示文字の明瞭化要求にも答えることができる。
例えば、視力が弱いユーザは拡大入力画面を利用すれば良い。また、入力文字列の文字を同時に多数確認したいユーザは通常入力画面を利用すれば良い。
なお、ディスプレイを従来と同じ大きさ(16×16ドット構成の文字で4行6文字表示可能な大きさ)で通常入力画面及び拡大入力画面間の切換を認めるようにしても良いことは勿論である。しかしながら、上記第1の実施形態のように、ディスプレイを大きくした場合には(16×16ドット構成の文字で4行12文字表示可能な大きさ)、拡大入力画面でも表示文字数を多くできて好ましい。実際上は、通常入力画面での表示文字数の増大を意識してディスプレイを大型なものとしている。
さらに、上記第1の実施形態によれば、通常入力画面であろうと拡大入力画面であろうと、かな漢字変換での漢字候補は拡大文字で表示するようにしたので、類似した漢字が多い場合でも意図した漢字を適切に選択することができる。
すなわち、通常入力画面での文字列の表示は小さくても自分が入力した文字であるので、その文字を正しく認識することはできるが、漢字を選択する際には、表示文字が小さい場合には、類似した漢字が多いときには誤った漢字を選択することもあり得るが、この第1の実施形態によれば、このような不都合を回避することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による文字入力装置をテープ印刷装置に適用した第2の実施形態を図面を参照しながら詳述する。
上述した第1の実施形態のテープ印刷装置においては、かな漢字変換による変換候補を常に拡大文字で表示するものであったが、この第2の実施形態のテープ印刷装置においては、かな漢字変換による変換候補を、ユーザの指定に従い、拡大文字で表示することも、また、通常文字で表示することも可能にしたことを特徴とするものである。また、第2の実施形態のテープ印刷装置は、かな漢字変換情報をテープに印刷できることも特徴としている。以下、これら特徴点を中心に、構成及び動作を説明する。
なお、第2の実施形態においては、文字列入力画面における文字の表示大きさは固定であっても良く、第1の実施形態のように、変更可能であっても良い。この点は、特徴と無関係であるので、その詳細な説明は省略するが、以下の説明で言及する必要がある場合には、前者とする。
(B−1)第2の実施形態の構成
図16は、第2の実施形態のテープ印刷装置の電気的な構成を示すブロック図であり、上述した第1の実施形態に係る図2との同一、対応部分には、同一、対応符号を付して示している。
図16において、この第2の実施形態のテープ印刷装置も、大きくは、入力部10、制御部20及び出力部30から構成されており、制御部20が、入力部10からの情報やその時点の処理段階等に応じた処理を実行し、その処理結果等を出力部30によって表示出力又は印刷出力させるようになされている。
ここで、出力部30の詳細構成は、第1の実施形態と同一であり、その説明は省略する。
また、入力部10が、キー入力部11とテープ幅検出センサ12から構成されている点は、第1の実施形態と同様である。この第2の実施形態の場合、キー入力部11は、かな漢字変換を起動するかな漢字変換キー11cと、かな漢字変換での変換先候補の表示大きさの切換を指示する変換先候補表示大きさ切換キー11dと、印刷指令キー11eをも有する。
さらに、制御部20が、CPU21、ROM22、RAM23、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)24、入力インタフェース部25及び出力インタフェース部26がシステムバス27を介して接続されて構成されている点は、第1の実施形態と同様である。この第2の実施形態の場合、ROM22には、変換先候補表示大きさ切換キー11dの操作時に実行される変換先候補表示大きさ変更処理プログラム22d(図17〜図21参照)や、かな漢字変換情報印刷プログラム22e(図24)も格納されている。また、RAM23には、印刷バッファ23cも適宜形成される。
(B−2)第2の実施形態の
変換先候補表示大きさ切換キー11dの操作時の処理
次に、第2の実施形態の特徴をなす、変換先候補表示大きさ切換キー11dの操作時の処理を、図面を参照しながら詳述する。
変換先候補表示大きさ切換キー11dが操作されると、CPU21は、図17に示す変換先候補表示大きさ変更処理プログラム22dを開始し、まず、キー11dが操作されたときの表示状態や文字列入力状態を判別する(ステップ700)。
そして、CPU21は、確定文字だけを含む文字列入力画面が表示されている状態でキー11dが操作されたときには、後述する図18に詳細を示す漢字入力処理を行う(ステップ701)。また、CPU21は、漢字への変換に供することができる未確定ひらがな列を含む文字列入力画面が表示されている状態でキー11dが操作されたときには、後述する図19に詳細を示す漢字入力処理を行う(ステップ702)。さらに、CPU21は、変換先の漢字候補を通常の表示大きさ(文字列入力画面での文字の表示大きさ)で表示させている漢字取込用の通常入力画面が表示されている状態でキー11dが操作されたときには、後述する図20に詳細を示す漢字入力処理を行う(ステップ703)。さらにまた、CPU21は、変換先の漢字候補を通常より大きい表示大きさ(以下、拡大表示大きさと呼ぶ)で表示させている漢字取込用の拡大入力画面が表示されている状態でキー11dが操作されたときには、後述する図21に詳細を示す漢字入力処理を行う(ステップ704)。
なお、上記以外の状態で、変換先候補表示大きさ切換キー11dが操作されたときには、図17では省略しているが、そのキー操作を無視する。ここで、無視したことを通知するための警告音を発するようにしても良い。
確定文字だけを含む文字列入力画面が表示されている状態でキー11dが操作され、図18に示す処理に移行すると、CPU21はまず、図22(A)に示す漢字取込用の拡大入力画面を表示させる(ステップ800)。なお、この拡大入力画面には、漢字取込用の拡大入力画面であることを示す文字「字引」も表示される。ここで、変換先候補表示大きさ切換キー11dが操作されたときの文字列入力画面に対する入力文字種モードがアルファベットモードであれば、漢字取込用の拡大入力画面を表示させる際に、入力文字種モードをひらがな入力モード(又はローマ字入力モード)にする。
その後、CPU21は、所望する漢字の読み(変換元ひらがな列)を取り込むと共に、かな漢字変換キー11cの操作を待ち受ける(ステップ801、802)。図22(B)は、所望する漢字の読みが入力されたが、かな漢字変換キー11cの操作がなされる前の拡大入力画面を示す。
かな漢字変換キー11cが操作されると、CPU21は、最長一致方式に従って、読みに対する変換先漢字候補を認識し、図22(C)に示すように、表示画面の長手方向の大きさが有する限り複数の候補を通常の表示大きさで表示させると共に、カーソルが位置している候補については、拡大表示大きさで表示させ(ステップ803)、その後、候補の変更が指示されたか候補の選択が指示されたかを判別する(ステップ804)。図18においては、候補の変更は、カーソルの移動だけでなく、読み短縮指令なども含んで呼んでいる。候補の変更が指示されたときには、候補の変更処理を行う。
一方、候補の選択が指示されたときには、CPU21は、漢字取込用の拡大入力画面から文字列入力画面に復帰させると共に、変換先候補表示大きさ切換キー11dが操作された時点の文字列入力画面でカーソルが位置していた後側に、選択された漢字(ひらがなのこともあり得る;熟語を含む)を追加する(ステップ805)。なお、このときには、テキストエリア23aへの選択漢字の追加処理も行われる。
以上のように、変換元のひらがな列を入力する前に、漢字取込用の拡大入力画面を表示させ、その漢字取込用の拡大入力画面を利用して漢字を入力することができる。
また、漢字への変換に供することができる未確定ひらがな列を含む文字列入力画面が表示されている状態でキー11dが操作され、図19に示す漢字入力処理に移行したときには、CPU21はまず、最長一致方式に従って、未確定ひらがな列(読み)に対する変換先漢字候補を認識する(ステップ900)。そして、上述した図22(C)に示すように、複数の候補を通常の表示大きさで表示させると共に、カーソルが位置している候補については、拡大表示大きさで表示させる(ステップ901)。
その後、CPU21は、候補の変更が指示されたか候補の選択が指示されたかを判別する(ステップ902)。この図19においても、候補の変更は、カーソルの移動だけでなく、読み短縮指令なども含んで呼んでいる。候補の変更が指示されたときには、候補の変更処理を行う。
一方、候補の選択が指示されたときには、CPU21は、漢字取込用の拡大入力画面から文字列入力画面に復帰させると共に、変換先候補表示大きさ切換キー11dが操作された時点の文字列入力画面で未確定ひらがな列が表示されていた部分を、選択された漢字(ひらがなのこともあり得る;熟語を含む)に置き換える(ステップ903)。なお、このときには、テキストエリア23aへの選択漢字の追加処理も行われる。
以上のように、変換元のひらがな列が文字列入力画面中に表示されている状態から、漢字取込用の拡大入力画面を利用して漢字を入力することができる。
さらに、変換先の漢字候補を通常の表示大きさで表示させている漢字取込用の通常入力画面が表示されている状態でキー11dが操作され、図20に示す処理に移行すると、CPU21は、漢字取込用の通常入力画面から、図22(C)に示す漢字取込用の拡大入力画面に表示を切り換える(ステップ1000)。
この第2の実施形態の場合、漢字取込用の通常入力画面は、図23に示すように、読み(変換元ひらがな列)と変換先の漢字候補とを同一の表示大きさで表示させているものである。なお、通常、漢字への変換に供することができる未確定ひらがな列を含む文字列入力画面が表示されている状態でかな漢字変換キー11cが操作されたときに、漢字取込用の通常入力画面が表示される。
漢字取込用の拡大入力画面に表示を切り換えた後、CPU21は、候補の変更が指示されたか候補の選択が指示されたかを判別する(ステップ1001)。この図20においても、候補の変更は、カーソルの移動だけでなく、読み短縮指令なども含んで呼んでいる。候補の変更が指示されたときには、候補の変更処理を行う。一方、候補の選択が指示されたときには、CPU21は、漢字取込用の拡大入力画面から文字列入力画面に復帰させると共に、漢字取込用の通常入力画面に移行させるきっかけになったかな漢字変換キー11cが操作された時点の文字列入力画面で未確定ひらがな列が表示されていた部分を、選択された漢字(ひらがなのこともあり得る;熟語を含む)に置き換える(ステップ1002)。なお、このときには、テキストエリア23aへの選択漢字の追加処理も行われる。
以上のように、かな漢字変換キー11cの操作によって漢字取込用の通常入力画面を表示させた後にも、漢字取込用の拡大入力画面に表示を切り換えて、候補を選択させることができる。
さらにまた、変換先の漢字候補を拡大表示大きさで表示させている漢字取込用の拡大入力画面が表示されている状態でキー11dが操作され、図21に示す処理に移行すると、CPU21は、漢字取込用の拡大入力画面から、図23に示す漢字取込用の通常入力画面に表示を切り換える(ステップ1100)。
なお、漢字取込用の拡大入力画面が表示される場合としては、図18、図19及び図20に示すいずれかの処理がなされている最中の場合である。すなわち、図18〜図21をそれぞれ、処理が1本道のように記載しているが、キーの操作によって、実際上は、分岐やジャンプが生じる。これら図18〜図21は、説明を簡略化するために、最終的に変換先の漢字が選択されるまでの基本的な処理の流れを示しているに過ぎない。
漢字取込用の通常入力画面に表示を切り換えた後、CPU21は、候補の変更が指示されたか候補の選択が指示されたかを判別する(ステップ1101)。この図21においても、候補の変更は、カーソルの移動だけでなく、読み短縮指令なども含んで呼んでいる。候補の変更が指示されたときには、候補の変更処理を行う。一方、候補の選択が指示されたときには、CPU21は、漢字取込用の通常入力画面から文字列入力画面に復帰させると共に、文字列入力画面の所定の位置に選択された漢字(ひらがなのこともあり得る;熟語を含む)を含める(ステップ1102)。なお、このときには、テキストエリア23aへの選択漢字の追加処理も行われる。
以上のように、漢字取込用の拡大入力画面を表示させた後にも、漢字取込用の通常入力画面に表示を切り換えて、候補を選択させることができる。
(B−3)第2の実施形態のかな漢字変換情報印刷処理
上述したように、この第2の実施形態のテープ印刷装置は、かな漢字変換情報をテープに印刷できることも特徴としている。以下、かかる特徴に関する処理を説明する。
CPU21は、漢字取込用の拡大入力画面が表示されている状態で印刷キー11eが操作されると、図24に示すかな漢字変換情報印刷プログラム22eを開始し、まず、読み(変換元ひらがな列)及び変換先漢字候補が存在するかを確認する(ステップ1200)。例えば、上述した図18に示す処理の最中では、漢字取込用の拡大入力画面が表示されている状態でも、読みや変換先漢字候補が存在しない場合もあり得る。
読みや変換先漢字候補が存在しなければ、CPU21は、弱い警告を発した後(ステップ1201)、印刷キー11eの操作による一連の処理を終了する。
これに対して、読み及び変換先漢字候補が存在すると、CPU21は、印刷開始メッセージを表示させると共にその時点で装填されているテープの幅を認識した後(ステップ1202)、そのテープの幅に応じ、拡大入力画面でカーソルが位置している、言い換えると、拡大表示がなされている変換先漢字候補と読みとを印刷バッファ23cに展開する(ステップ1203)。
この際の展開は、入力されている文字列に対して設定されている印刷属性に従うのではなく、かな漢字変換情報を印刷するために、装置が固定的に持っている印刷属性に従ってなされる。また、変換先漢字候補を1行目、読みを2行目とする文字列として、しかも、変換先漢字候補の各文字には大きな文字サイズを割り当て、読みの各文字には小さな文字サイズを割り当てて行う。
以上のような展開処理が終了すると、CPU21は、テープ・リボン送りモータ31やサーマルヘッド32などを適宜駆動して印刷を実行させる(ステップ1204)。
そして、最後に、CPU21は、印刷キー11eが操作される前の漢字取込用の拡大入力画面に復帰させて一連の処理を終了する(ステップ1205)。
図25は、読みが「せっけいち」、拡大表示されている変換先漢字候補が「設計値」の場合における印刷結果を示すものである。
(B−4)第2の実施形態の効果
上記第2の実施形態によれば、かな漢字変換での漢字候補をユーザの操作によっては拡大表示するようにしたので、類似した漢字が多い場合でも意図した漢字を適切に選択することができる。また、ユーザが操作したときのみ拡大表示するようにしたので、ユーザが確実に認識している漢字の選択では、拡大表示を実行させる操作を行う必要がない。この場合において、拡大表示がなされる表示領域を入力文字列の一部の表示に利用することも可能である。
また、第2の実施形態によれば、読みを入力する前に拡大入力画面を選択して読み及び漢字候補を表示させることもでき、このような表示から、上述の動作では説明しなかったが、取消キーの押下によって、漢字候補を入力文字列に含まない入力文字列の表示画面にも復帰させることができる。すなわち、当該テープ印刷装置を字引装置として利用することも可能である。
さらに、第2の実施形態によれば、読み及び漢字を印刷できるようにしたので、印刷されたものによって、変換先漢字を確認することもできる。特に、幅広のテープに印刷した場合には、確認が容易である。また、複雑な漢字ほど、表示画面で確認が難しいだけでなく、ユーザがその読みを忘れ易く、当該印刷機能は有効なものである。
(C)他の実施形態
上記第1の実施形態では、文字列入力画面での表示文字の大きさが2段階のものを示したが、3段階以上であっても良い。この場合においても、各表示文字の大きさは、ドットマトリクス方式のディスプレイで表示させることが一般的に行われているドット構成のものであることが好ましい。例えば、16×16ドット構成や24×24ドット構成(最小サイズの整数倍にはなっていない)や32×32ドット構成や48×48ドット構成が好ましい。同様に、第1の実施形態や第2の実施形態における変換先漢字候補の表示大きさも多段階から選択できるようにしても良い。
また、上記第1の実施形態では、拡大入力画面でも、印刷イメージを表示し得るものを示したが、拡大入力画面では表示文字数を多くする観点から、印刷イメージの表示を認めないようにしても良い。
さらに、上記第1の実施形態では、表示文字列の全体を通常文字又は拡大文字で表示するものを示したが、拡大文字で表示する行又は文字(1文字には限定されない)を指定でき、他の文字は通常文字で表示するようにしても良い。例えば、拡大表示が指示された場合に、図26に示すように、カーソルが位置している文字又はカーソルが位置している文字近傍の数文字だけを拡大文字で表示させるようにしても良く(一部の文字が表示されなくても良い)、再度の指示で通常文字の表示に復帰させるようにしても良い。この場合には、表示バッファ23bに対する書換は、ごく少なくて済む。
同様に、第2の実施形態の変形例として、図27に示すように、カーソルが位置している漢字候補又はカーソルが位置している漢字候補近傍の数個の漢字候補を拡大表示させるようにしても良い。
さらにまた、上記第1の実施形態においては、漢字候補を拡大文字で表示するものを示したが、入力文字列に含めるために選択画面による選択が必要な他の文字なども拡大文字で表示させるようにしても良い。例えば、数学用記号などは記号についての選択画面から選択させて入力させるが、この選択画面で記号を拡大文字で表示するようにしても良い。また例えば、登録された外字を選択させる場合において、外字も拡大表示させるようにしても良い。入力画面に外字を含める場合には、外字は他の文字より拡大して表示するようにしても良い。
また、入力文字列に含める文字や記号(絵記号などを含む)や外字などだけでなく、選択用の文字列(入力文字列ではない)の表示が必要な画面では文字を拡大表示するようにしても良い。例えば、印刷での前余白の長さを、「多め」、「普通」、「少なめ」などの文字列を表示させているメニュー画面から選択する場合において、これら選択肢を構成する文字列も、拡大文字又は通常文字での表示選択を可能としても良い。また例えば、文字列入力画面として拡大入力画面を選択している場合には、メニュー画面での文字も自動的に拡大表示させるようにしても良い。
第2の実施形態では、変換先漢字の拡大表示は、1回のかな漢字変換でのみ有効のように説明したが、フラグを設け、変換先候補表示大きさ切換キー11dが操作される毎にそのフラグ内容を反転し、キー11dの操作によって拡大表示に切り換えられた後は、フラグが変更されるまでの全てのかな漢字変換で拡大表示を採用するようにしても良い。
第2の実施形態では、かな漢字変換情報の印刷において、変換先の漢字候補は1個のみを印刷するものを示したが、複数の候補を印刷するようにしても良い。また、変換先の漢字候補も読みと同じ大きさで印刷するようにしても良い。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態において、図15に示すようなかな漢字変換用の選択画面及び図22(C)に示すような選択画面の切換え、さらには、全てが通常文字で表示されている選択画面をも含めた複数の選択画面の切換えを、ユーザによるキー操作などに応じて認めるものであっても良い。
なお、第1及び第2の実施形態においては、漢字を選択させるための変換前の文字列がひらがな列である場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、韓国語や中国語用の装置であれば、漢字を選択させるための変換前の文字列は、その言語において定まる文字種(発音記号を含む)であれば良い。
本発明による文字入力装置は、テープ印刷装置だけでなく、ディスプレイが小さい他の文字入力装置(例えば***作成装置)に適用することができる。
第1の実施形態の表示文字大きさの変更処理のフローチャートである。 第1の実施形態の電気的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のディスプレイ面の構成を示す説明図である。 第1の実施形態の通常入力画面の説明図である。 第1の実施形態の拡大入力画面の説明図である。 第1の実施形態の通常入力画面から拡大入力画面への変更処理のフローチャートである。 第1の実施形態の通常入力画面から拡大入力画面への変更例を示す説明図(その1)である。 第1の実施形態の通常入力画面から拡大入力画面への変更例を示す説明図(その2)である。 第1の実施形態の拡大入力画面から通常入力画面への変更処理のフローチャートである。 第1の実施形態の拡大入力画面から通常入力画面への変更例を示す説明図(その1)である。 第1の実施形態の拡大入力画面から通常入力画面への変更例を示す説明図(その2)である。 第1の実施形態の印刷イメージの切換処理のフローチャートである。 第1の実施形態の拡大入力画面での印刷イメージの切換処理のフローチャートである。 第1の実施形態のかな漢字変換処理のフローチャートである。 第1の実施形態の漢字候補の選択画面の構成を示す説明図である。 第2の実施形態の電気的構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の漢字入力処理に係るフローチャート(その1)である。 第2の実施形態の漢字入力処理に係るフローチャート(その2)である。 第2の実施形態の漢字入力処理に係るフローチャート(その3)である。 第2の実施形態の漢字入力処理に係るフローチャート(その4)である。 第2の実施形態の漢字入力処理に係るフローチャート(その5)である。 第2の実施形態の漢字取込用の拡大入力画面を示す説明図である。 第2の実施形態の漢字取込用の通常入力画面を示す説明図である。 第2の実施形態のかな漢字変換情報の印刷処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態のかな漢字変換情報の印刷結果を示す説明図である。 他の実施形態による1文字拡大表示の文字列入力画面を示す説明図である。 他の実施形態による漢字候補の拡大表示例を示す説明図である。
符号の説明
10…入力部、11…キー入力部、12…テープ幅検出センサ、20…制御部、21…CPU、22…ROM、23…RAM、30…出力部、31…テープ・リボン送りモータ、32…サーマルヘッド、35…液晶ディスプレイ。

Claims (1)

  1. 変換元文字列を変換先文字列への変換を実行しつつ文字列を入力する文字列入力手段と、入力された文字列などを表示する表示手段とを有する文字入力装置であって、印刷指令手段及び印刷手段を有する装置に設けられた文字入力装置において、
    変換先文字列候補及び変換元文字列が上記表示手段に表示されている際に、上記印刷指令手段が印刷指令を発したときに、上記文字列入力手段が、少なくとも印刷指令時にカーソルが位置していた変換先候補とその変換元文字列とを上記印刷手段に与えて印刷させることを特徴とする文字入力装置。
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