JP3685911B2 - コンパチブルドライブ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコンパチブルドライブ装置に係り、特にカートリッジに収納された光磁気ディスク(MO)と、カートリッジに収納されないCD−ROM等の異なる規格のディスクを共通に記録再生可能な構成としたコンパチブルドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの外部記憶媒体として、読み込み専用コンパクトディスク型メモリ(以下、CD−ROMという)及び光磁気ディスク(以下、MOという)が多用されている。このCD−ROMとMOとは、ディスクドライブ装置にセットするための構成が相違している。
【0003】
例えば、MOではチャッキング面と記録面が一致せず段差が存在するのに対し、CD−ROMではチャッキング面と記録面が一致している。また、CD−ROMの外形は120mmであるが、一般的によく使用される3.5”MOでは、86mmである。また、MOはカートリッジに収納されているのに対し、CD−ROMはカートリッジに収納されていない。
【0004】
更には、CD−ROMは中心に形成されたφ15mmのセンターホールでチャッキングするのに対し、MOでは金属製のハブディスクをマグネットより吸着してチャッキングする。従って、MOとCD−ROMは同一のドライブで再生/記録することは難しい。
そこで、デスクトップ型パソコンではCD−ROMには専用のCD−ROMドライブ、MOには専用のMOドライブを内蔵ファイルベイに取り付けたり、ケーブルによって外部接続して使用する。また、ノートパソコンでは内蔵CD−ROMドライブ装置が普及してきているが、MOを利用するときにはケーブルにてMOドライブ装置を外部接続するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、MOとCD−ROMの両方を使用する場合には、別々の専用ドライブ装置を準備することになり、MOまたはCD−ROMのいずれか一方だけのドライブ装置と比べて、より大きい設置スペースを必要とするという問題があった。例えば、通常のデスクトップ型パソコンでは、内蔵ファイルベイを一つしか持たないことが多く、CD−ROM装置をそこに設置してしまうとMO装置は外付けせざるを得ず、より広いスペースを必要とする。
【0006】
またノートパソコンにおいては、外付けMO装置を接続すると単独で持ち運びが不可能になってしまい、ノートパソコン最大の特徴である携帯性を失ってしまうことになる問題があった。
本発明は従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カートリッジに収納されたMOディスクと、カートリッジに収納されないCD−ROMを、特別なアタッチメント等を必要とせずに共通のターンテーブルで駆動することによって、単独のドライブ装置で両者に対応可能で、しかも省スペースが図れるコンパチブルドライブ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では、次の手段を講じたことを特徴とするものである。請求項1記載の発明は、スライド動作の可能なディスク搭載トレイに搭載して、磁石の吸引力でチャッキングされる光磁気ディスクとCD−ROMの双方をチャッキング可能な構成とされたコンパチブルドライブ装置であって、磁石を備えて、前記光磁気ディスクの装着をする光磁気ディスク用ターンテーブルと、前記CD−ROMが装着されると共に、前記光磁気ディスクの前記光磁気ディスク用ターンテーブルへの装着時には、前記CD−ROM装着時の初期位置から前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対して相対的に下降動作が可能なCD−ROM用ターンテーブルと、前記CD−ROM装着時に前記CD−ROM用ターンテーブル上のCD−ROMのクランプと前記CD−ROMの位置決めを行うクランプ機構とを具備し、前記光磁気ディスクの光磁気ディスク用ターンテーブルへの装着時に、下降したCD−ROM用ターンテーブルの光磁気ディスク用ターンテーブルに対する動きを規制して、CD−ROM用ターンテーブルを光磁気ディスクと干渉不能な位置に保持する弾性部材を、光磁気ディスク用ターンテーブルとCD−ROM用ターンテーブルとの間に設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、
請求項1記載のコンパチブルドライブ装置において、
前記CD−ROM装着時に前記CD−ROM用ターンテーブルの前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対する動きを規制して、前記CD−ROM用ターンテーブルを前記初期位置に保持する保持機構を設け、前記CD−ROM用ターンテーブルの前記CD−ROM装着時の動作を前記光磁気ディスク用ターンテーブルの動作と一体化したものとする構成としたことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、
請求項2記載のコンパチブルドライブ装置において、
前記保持機構は、
前記CD−ROM装着時に前記CD−ROM用ターンテーブルを前記光磁気ディスク用ターンテーブルに吸着させて、前記CD−ROM用ターンテーブルを前記初期位置に保持する構成としたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、
請求項3記載のコンパチブルドライブ装置において、
前記保持機構は、
前記CD−ROM用ターンテーブルと前記光磁気ディスク用ターンテーブルとを磁石の発生する磁力を用いて前記初期位置に保持する構成としたことを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項3又は請求項4の何れか記載のコンパチブルドライブ装置において、前記光磁気ディスク用ターンテーブルと前記CD−ROM用ターンテーブルの吸着による接触部分の少なくとも一方はテーパー状形状であり、他方には一方に形成されたテーパー状形状に勘合する段付き部が設けられてなることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか一項記載のコンパチブルドライブ装置において、前記クランプ機構は、磁力による吸着の可能な部材を具備して前記CD−ROM用ターンテーブルと対向する上方位置に、上下移動が可能且つ前記CD−ROM用ターンテーブルと同一の回転軸での回転が自在となるように設けられたクランプハブからなり、前記CD−ROM装着時の初期位置で、前記クランプハブを前記CD−ROMの持つ中心孔に嵌合すると共に、前記光磁気ディスク用ターンテーブルの磁石による磁力により固定して、前記CD−ROM用ターンテーブル上のCD−ROMをクランプする構成としたことを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項6記載のコンパチブルドライブ装置において、前記クランプハブは、前記CD−ROMの持つ中心孔に嵌合する部分がテーパー状に形成されて構成されたことを特徴とする。請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか一項記載のコンパチブルドライブ装置において、チャッキングされた状態における前記CD−ROMの記録面の位置と、チャッキングされた状態における前記光磁気ディスクの記録面の位置とが同一面となるように構成したことを特徴とする。
【0015】
請求項9記載の発明は、スライド動作の可能なディスク搭載トレイに搭載して、磁石の吸引力でチャッキングされる光磁気ディスクとCD−ROMの双方をチャッキング可能な構成とされたコンパチブルドライブ装置であって、磁石を備えて、前記光磁気ディスクの装着をする光磁気ディスク用ターンテーブルと、前記CD−ROMが装着されると共に、前記光磁気ディスクの前記光磁気ディスク用ターンテーブルへの装着時には、前記CD−ROM装着時の初期位置から前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対して相対的に下降動作が可能なCD−ROM用ターンテーブルと、前記CD−ROM装着時に前記CD−ROM用ターンテーブル上のCD−ROMのクランプと前記CD−ROMの位置決めを行うクランプ機構とを具備し、前記ディスク搭載トレイのスライド動作に連動し、前記の下降したCD−ROM用ターンテーブルを前記CD−ROM装着時の初期位置に復帰させることの可能な復帰機構を有することを特徴とする。
【0016】
請求項10記載の発明は、請求項9記載のコンパチブルドライブ装置において、前記復帰機構は、前記ディスク搭載トレイ上に設けられた復帰ツメが前記スライド動作時に、前記の下降したCD−ROM用ターンテーブルを前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対して相対的に上昇するように付勢し、前記CD−ROM装着時の初期位置に前記CD−ROM用ターンテーブルを復帰させる構成としたことを特徴とする。
【0017】
請求項11記載の発明は、スピンドルに嵌装されており、光磁気ディスクをチャッキングする光磁気ディスク用ターンテーブルと、前記光磁気ディスク用ターンテーブルとの間で挟持するスプリングと、配設された磁石により前記光磁気ディスク用ターンテーブルに着脱自在、且つ退避状態の保持可能な構成とされ、前記光磁気ディスク用ターンテーブルに装着した状態でCD−ROMの装着が可能とされると共に、前記光磁気ディスクのチャッキング時には、前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対して相対的に下降動作して前記退避状態をとり、前記光磁気ディスク用ターンテーブルへの前記光磁気ディスクのチャッキングを可能とするCD−ROM用ターンテーブルと、前記CD−ROM用ターンテーブルと対向する位置で回転自在に設けられ、CD−ROM装着時には前記初期位置で前記スピンドルと嵌合し且つ前記CD−ROMの中心孔に具備するテーパ面を用いて嵌合すると共に、前記光磁気ディスク用ターンテーブルに磁力により固定され、前記CD−ROMを芯出して前記CD−ROM用ターンテーブルとの間でチャッキングするクランプハブと、スライド動作の可能なディスク搭載トレイと、を具備し、更に、前記ディスク搭載トレイに復帰ツメを設け、前記スライド動作時に、前記退避状態のCD−ROM用ターンテーブルを前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対して相対的に上昇するように付勢して、前記CD−ROM装着状態に復帰させる構成としたことを特徴とする。
【0018】
上記した各手段は、次のように作用する。
請求項1記載の発明によれば、
クランプ機構により、CD−ROMのチャッキング時に、CD−ROM用ターンテーブル上の求める位置でのCD−ROMの装着を確実にすることができる。そして、CD−ROM用ターンテーブルの下降動作により、CD−ROM用ターンテーブルと光磁気ディスクとの干渉無く、光磁気ディスクが光磁気ディスク用ターンテーブルに装着可能となる。
【0019】
これにより、CD−ROMと光磁気ディスクとを選択的にチャッキングすることが可能となり、よって同一のドライブ装置でCD−ROM及び光磁気ディスクをドライブさせることが可能となる。また、弾性部材により、光磁気ディスクのチャッキング時に、下降動作したCD−ROM用ターンテーブルを退避位置に保持することが可能となり、光磁気ディスクのチャッキング時において、不用意にCD−ROM用ターンテーブルが移動して光磁気ディスクと干渉することを防止することができる。また、請求項2記載の発明によれば、CD−ROM装着時のCD−ROM用ターンテーブルの動作を光磁気ディスク用ターンテーブルの動作と一体化する保持機構により、光磁気ディスクをドライブするドライブ動作のみで、CD−ROM用ターンテーブルに装着されたCD−ROMをドライブすることが可能となる。
【0020】
従って、同一のドライブ装置でCD−ROM及び光磁気ディスクをドライブさせることが可能となる。
また、請求項3記載の発明によれば、
保持機構を、CD−ROM用ターンテーブルを光磁気ディスク用ターンテーブルに吸着させて保持するものとすることにより、CD−ROM用ターンテーブルと光磁気ディスク用ターンテーブルとの相対的な位置の設定が容易となり、その保持を確実なものとすることができる。
【0021】
よって、CD−ROM用ターンテーブルに装着されたCD−ROMのドライブ動作と光磁気ディスクのドライブ動作との動作の一体化を高い精度で行うことが可能となる。
従って、同一のドライブ装置でCD−ROM及び光磁気ディスクを確実にドライブさせることが可能となる。
【0022】
また、請求項4記載の発明によれば、
保持機構として磁石を用いたことにより、簡単かつ安価な構成でCD−ROM用ターンテーブルに装着されたCD−ROMのドライブ動作と光磁気ディスクのドライブ動作との動作の一体化を確実に高い精度で行うことが可能となる。
また、請求項5記載の発明によれば、
光磁気ディスク用ターンテーブルとCD−ROM用ターンテーブルの吸着による接触部分の少なくとも一方をテーパー状形状として構成することにより、CD−ROM用ターンテーブルと光磁気ディスク用ターンテーブルとの相対的な位置の設定が精度良く且つ容易となり、その保持を再現性良く且つ確実なものとすることができる。
【0023】
よって、CD−ROM用ターンテーブルに装着されたCD−ROMのドライブ動作と光磁気ディスクのドライブ動作との動作の一体化を高い精度で確実に行うことが可能となる。
【0024】
また、請求項6記載の発明によれば、クランプ機構を構成するクランプハブは、CD−ROMの中心孔に嵌合し、磁力を用いて自身を光磁気ディスク用ターンテーブルに固定する。その結果クランプハブが嵌合しているCD−ROMを光磁気ディスク用ターンテーブルと一体となったCD−ROM用ターンテーブルとの間で強くクランプすることが可能となり、確実なCD−ROMのクランプを可能とする。
【0025】
そしてこのとき、CD−ROM用ターンテーブルと同一の回転軸での回転が自在とされており、クランプ後、CD−ROMのドライブ動作の支障となることはない。
よって、確実でドライブ動作に支障のないCD−ROMのCD−ROM用ターンテーブルへのチャッキングが可能となる。
【0026】
また、請求項7記載の発明によれば、クランプハブは、CD−ROMの持つ中心孔に嵌合する部分をテーパ状とすることにより、CD−ROM用ターンテーブル上でのCD−ROMの位置決めを精度良く且つ容易に行うことを可能とし、CD−ROMのクランプと同時にその位置決めを確実に再現性良く行うことを可能とする。
【0027】
また、請求項8記載の発明によれば、チャッキングされた状態におけるCD−ROMの記録面の位置と、チャッキングされた状態における光磁気ディスクの記録面の位置とが同一面となるよう構成したことにより、各ディスクに応じて記録/再生用のヘッドの駆動位置を変更する必要はなく、よってヘッドの駆動機構の簡単化を図ることができると共に装置の小型化を図ることができる。
【0028】
また、請求項9記載の発明によれば、復帰機構により、ディスク搭載トレイのスライド動作後に行う、ディスクの装着時には、例えCD−ROM用ターンテーブルが下降した状態で装着された光磁気ディスクをCD−ROMに取り替えようとする場合でも、装置をCD−ROM又は光磁気ディスクの何れをも装着可能な状態に自動的にすることが可能となる。
【0029】
従って、CD−ROMと光磁気ディスクとを選択的にいつでもチャッキングすることが可能となり、同一のドライブ装置でCD−ROM及び光磁気ディスクをドライブさせることが可能となる。また、請求項10記載の発明によれば、復帰機構にディスク搭載トレイ上の設けられた復帰ツメを用いることにより、簡単かつ安価な構成で、ディスク搭載トレイのスライド動作時に、光磁気ディスク装着により下降したCD−ROM用ターンテーブルをCD−ROM装着も可能な状態に確実に復帰させることが可能となる。
【0030】
従って、CD−ROMと光磁気ディスクとを選択的にいつでもチャッキングすることが可能となり、同一のドライブ装置でCD−ROM及び光磁気ディスクをドライブさせることが可能となる。また、請求項11記載の発明によれば、ドライブ動作を担うスピンドルに嵌装された光磁気ディスク用ターンテーブルにCD−ROM用ターンテーブルが装着された構成とすることにより、CD−ROM用ターンテーブル上のCD−ROMのドライブを光磁気ディスクのドライブ動作を担うスピンドルによってすることが可能となる。
【0031】
そして、光磁気ディスクのチャッキング時には、CD−ROM用ターンテーブルを光磁気ディスク用ターンテーブルから離して退避状態にすることができ、CD−ROM用ターンテーブルに干渉されない光磁気ディスクのチャッキングが可能となる。
従って、同一のドライブ装置で簡単な構成によりCD−ROM及び光磁気ディスクをドライブさせることが可能となる。
【0032】
更に、CD−ROMの中心孔に嵌合してCD−ROMをCD−ROM用ターンテーブルとの間でチャッキングするクランプハブを、ドライブ動作を担うスピンドルに嵌合させ、且つ磁力を用いてスピンドルに嵌装された光磁気ディスク用ターンテーブルに固定することにより、CD−ROM用ターンテーブル上でのCD−ROMの芯出しを確実且つ容易なものとすることが可能となる。
【0033】
また、復帰機構により、ディスク搭載トレイのスライド動作後に行う、ディスクの装着時には、例えCD−ROM用ターンテーブルが下降した状態で装着された光磁気ディスクをCD−ROMに取り替えようとする場合でも、装置をCD−ROM又は光磁気ディスクの何れをも装着可能な状態に自動的にすることが可能となる。
【0034】
以上より、CD−ROMと光磁気ディスクとを選択的にいつでも正しい位置にチャッキングすることが可能であり、CD−ROM及び光磁気ディスクの双方をドライブさせることが可能なドライブ装置を提供することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は本発明の一実施例であるコンパチブルドライブ装置1の外観を示す斜視図(ディスク搭載トレイの引き出された状態)である。図2はCD−ROM装着状態におけるコンパチブルドライブ装置1の断面図であり、図3は光磁気ディスク装着状態におけるコンパチブルドライブ装置1の断面図である。図4はCD−ROM装着状態におけるコンパチブルドライブ装置1の平面図であり、図5は光磁気ディスク装着状態におけるコンパチブルドライブ装置1の平面図である。図6はコンパチブルドライブ装置1の分解斜視図及び対応する断面図である。更に図7及び図8はコンパチブルドライブ装置1の動作を説明するための図である。
【0036】
図1乃至図8に示すように、コンパチブルドライブ装置1は、大略すると、MOカートリッジ10に収納されている光磁気ディスク10a(以下、MOと示す)を載置するMO用ターンテーブル2と、読み込み専用コンパクトディスク型メモリ25(以下、CD−ROMという)を載置するCD−ROM用ターンテーブル4と、CD−ROM25をCD−ROM用ターンテーブル4とで挟持するCD−ROMクランプハブ5と、MO10a及びCD−ROM25を搭載し、かつスライド動作に連動してCD−ROM用ターンテーブル4を常にCD−ROM25のチャッキング可能な所定位置に復帰させるディスク搭載トレイ100(図2及び図3では図示されない)等により構成されている。
【0037】
各図に基づいて本実施例の詳細な構成を説明する。
図中、3はMO10a及びCD−ROM25を共に回転させる為のスピンドルモータであり、ドライブベース部121に設置される。3aはスピンドルシャフトで、その軸径はMOセンターホール10cががたつきなく位置決めされる径に設定されており、先端がMOセンターホール10cに進入しやすいように曲面を持って形成されている。
【0038】
2dはMO用ターンテーブルキャップで、中心穴をスピンドルシャフト3aに圧入されスピンドルシャフト3aの回転に伴い、すべりなく回転することが可能となるように構成されている。
2cはMO吸着マグネットであり、MO用ターンテーブルキャップ2dの上部に固定されている。MOカートリッジ10は、内蔵するMOディスク10aの中心に取り付けられた鉄製のチャッキングハブ10dがMO吸着マグネット2cに吸着されることで、MO用ターンテーブル2にチャッキングされる。
【0039】
2eは後述するCD−ROM用ターンテーブル4がMO用ターンテーブル2にに吸着するためのリング状の鋼板であり、MO用ターンテーブルキャップ2dに固定される。また、MO用ターンテーブルキャップ2d下面には、テーパ部2fが設けられており、CD−ROM用ターンテーブル4がMO用ターンテーブル2に吸着する場合の芯出しを行う。
【0040】
CD−ROM用ターンテーブル4には、MO用ターンテーブル2下面に吸着して装着状態を形成するためのリング状吸着マグネット4aが固定されている。その中心には、スピンドルシャフト段部3bに嵌め合い、上下にしゅう動可能になるようなセンターホール4cが設けられている。
4bはCD−ROM25用のクランプ面であり、CD−ROM25はこの面上で滑りなくクランプされる必要がある。そのため、クランプ面4bの表面にはCD−ROM25との摩擦を大きくする材料、例えば薄いゴムシート等が貼り付けられている。
【0041】
CD−ROM用ターンテーブル4の中心付近には段付き部4dが設けられており、MO用ターンテーブル2に吸着した場合にテーパ面2fに嵌め合い、芯出しが精度良く行われるように構成されている。
7は弾性部材たるスプリングであり、MO用ターンテーブル2とCD−ROM用ターンテーブル4の間に挿入されて挟持され、CD−ROM用ターンテーブル4をスピンドルモータ3側に押し下げるように作用する。
【0042】
尚、このスプリング7の強さであるが、MO用ターンテーブル2とCD−ROM用ターンテーブル4が吸着しているときには、それらを引き離して、前記の装着状態から脱して退避させるほど力は無いが、CD−ROM用ターンテーブル4がスピンドルモータ3側に退避した退避状態においては、CD−ROM用ターンテーブル4が自然にMO用ターンテーブル2に吸着してしまうことを防ぐ程度の力を発揮するように設定されている。
【0043】
5のCD−ROMクランプハブは、CD−ROMクランプディスク5bと、MO用ターンテーブル2のMO吸着マグネット2cに吸着させるためのリング状の鋼板5fとCD−ROMクランプディスク5bを吊り下げておくための吊り下げハブ5aから構成される。
リング状の鋼板5fは、CD−ROMクランプディスク5bの下面に固定される。
【0044】
また、CD−ROMクランプディスク5bは吊り下げハブ5aの回りを回転自在に吊り下がっている。CD−ROMクランプディスク5bにはテーパ面5cが設けられており、これがCD−ROM25のセンターホール26に嵌合するように構成されており、更にその中心にあるディスクセンターホール5dは、スピンドルシャフト3aにガタツキ無く嵌合するように構成されている。この嵌合によりCD−ROM25ではスピンドルシャフト3aに対して精度良く中心出しがされ、位置決めが行われる。
【0045】
尚、吊り下げハブ5aはコンパチブルドライブ装置1のサイドバー1aから吊り下がっている。
図1に示すように、ディスク搭載トレイ100はコンパチブルドライブ装置1からスライドしてトレイのみが引き出されて、コンパチブルドライブ装置1の外に突出可能となるように構成されている。このディスク搭載トレイ100の上面には、CD−ROM25を置くためのCD−ROM設置溝100aと、MOカートリッジ10置くためのMOカートリッジ用溝100bが設けてある。
【0046】
また、MO等のディスクを読み書きするための光ピックアップユニット123や、具備するディスクチャッキングのための上記構成部分がディスク面にアクセスするためのアクセス窓100cが設けてある。このアクセス窓100cの後方両端には、上記のMO用ターンテーブル2への吸着による装着状態から引き離されて退避状態に置かれたCD−ROM用ターンテーブル4を持ち上げて、所定位置に復帰させるための復帰ツメ101が設けられている。
【0047】
図2、図3、及び図7に示すように、スピンドルモータ3とそのシャフト3a周りの構成部品、ディスクを読み書きするための光ピックアップユニット123とその送り機構は全てドライブベース部121上に搭載される。ドライブベース部121の後端はピン122によって本体シャーシ1bに回動可能に接合される。
【0048】
図7(a)に示すように、ディスク搭載トレイ100が矢印A方向にスライドした状態にあるときは、ドライブベース部121は図示せぬ機構によって下方に退避する。次に図7(b)に示すようにディスク搭載トレイ100を矢印B方向にスライドさせると、ドライブベース部121は上方に跳ね上がり、ディスクをチャッキングできる状態になる。
【0049】
尚、ディスク搭載トレイ100のスライド動作は使用者自身の手により行うか、又はモータなどを用いて自動で行うことも可能である。
次に、本発明の一実施例であるコンパチブルドライブ装置1の動作について説明する。先ず、ディスク搭載トレイ100の動作について図8を用いて説明する。
【0050】
図8(a),(b)では、CD−ROM用ターンテーブル4がスピンドルモータ3側に退避した状態を示している。
ディスク搭載トレイ100が矢印A方向にスライドして装置の外に出るときは、先ずドライブベース部121が下方に退避する。更にディスク搭載トレイ100がスライドしてゆくと、復帰ツメ101がCD−ROM用ターンテーブル4を上方に押し上げながら通過する。
【0051】
この作用によって、CD−ROM用ターンテーブル4が上方に移動して、CD−ROM用ターンテーブル4に設けられた吸着マクネット4aがMO用ターンテーブル2の下面に取り付けられたリング状鋼板2eに吸着する。即ち、ディスク搭載トレイ100がディスクの入れ換えや搭載を行うために矢印A方向にスライド動作を行う場合、常にMOターンテーブル用クランプ面2bとCD−ROM用ターンテーブル4のCD−ROM用クランプ面4bが同一面上になる。
【0052】
次に、CD−ROM25をセットする場合の動作について図2及び図4を持ちいて説明する。この時、ディスク搭載トレイ100が装置1の外にスライドされた後の状態であるから、前述のようにCD−ROM用ターンテーブル4のCD−ROM用クランプ面4bとMOターンテーブル用クランプ面2bは同一面を形成している。
【0053】
ディスク搭載トレイ100(図2には示されない)にCD−ROM25を載せ、装置1内にスライドさせると、ドライブベース部121が上方にせり上がる。その際、CD−ROMクランプハブ5の鋼板5fがMO用ターンテーブル2の設けられた吸着マグネット2cに磁力により引き寄せられるため、CD−ROM用クランプディスク5bがテーパ面5cを用いてCD−ROM25のセンターホール26に嵌まり込む。そして同時にCD−ROM用クランプディスク5bのディスクセンターホール5dがスピンドルシャフト3aに嵌まり込んで、CD−ROM25の回転中心出しが精度良く行われて位置決めされてセットされる。
【0054】
この時、CD−ROM用ターンテーブル4は、その段付き部4dがMO用ターンテーブル2の下面のテーパ部2fに嵌合するため、MO用ターンテーブル2とCD−ROM用ターンテーブル4の中心出しも精度良く行われている。この状態でCD−ROM25の読み込みがなされる。
次に、MOカートリッジディスクの読み書きを行う場合について、図3及び図5並びに図1を用いて説明する。
【0055】
ディスク搭載トレイ100(図3には示されない)を引き出してCD−ROM25を取り出してから、MO設置用のMOカートリッジ用溝100bにMOカートリッジ10をはめ込む。
次にディスク搭載トレイ100を装置1内に押し込むと、初めに図示されないシャッターオープン機構によって、MOカートリッジ10のシャッター10eが開かれる。
【0056】
そして、ドライブベース部121がせり上がってくると、MOカートリッジ10とCD−ROM用ターンテーブル4が干渉するために、そのせり上がる力によってCD−ROM用ターンテーブル4はスピンドルモータ3側に押し付けられ、CD−ROM用ターンテーブル4とMO用ターンテーブル2の上記の磁力による吸着は解除され、装着状態は脱せられる。
【0057】
このときスプリング7がCD−ROM用ターンテーブル4をスピンドルモータ3側に押さえつけるために、MOカートリッジ10と干渉しない位置までスピンドルモータ3側に移動する。
尚、スプリング7の作用により、スピンドルモータ3の回転中などにCD−ROM用ターンテーブル4が誤って上方に移動し、MOカートリッジ10と干渉する可能性は無い。またこの時、CD−ROMクランプハブ5はサイドバー1aから吊り下げられているだけであるので、MOカートリッジ10によって上方に押し上げられた状態となっており、何ら作用しない。
【0058】
MOカートリッジディスクの読み書きの後、再びディスク搭載トレイ100を装置1から引き出すと、上記の復帰ツメ101の作用により、CD−ROM用ターンテーブル4が押し上げられ、CD−ROM用ターンテーブル4とMO用ターンテーブル2が吸着し、CD−ROM25のセット可能な初期位置に復帰するため、次にCD−ROM25をセットしても、MOディスク10a(MOカートリッジ10)をセットしても正常な装着状態とそれに伴う正常なドライブが確保される。
【0059】
このように、本実施例に係るコンパチブルドライブ装置1は、CD−ROM25とMOディスク10aとを選択的にチャッキングすることが可能であり、よって同一のドライブ装置1でCD−ROM25及びMOディスク10aをドライブさせることが可能となる。また、特別な操作をすることなく殆ど自動的に、光磁気ディスク装着状態からCD−ROM装着状態に切り換えることができる。
【0060】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、次に述べる種々の効果を実現できる。請求項1及び請求項2記載の発明によれば、CD−ROMと光磁気ディスクとを選択的にチャッキングすることが可能となり、よって同一のドライブ装置でCD−ROM及び光磁気ディスクをドライブさせることが可能となる。また、光磁気ディスクのチャッキング時において、不用意にCD−ROM用ターンテーブルが移動して光磁気ディスクと干渉することを防止することができる。
【0061】
また、請求項3記載の発明によれば、CD−ROM用ターンテーブルに装着されたCD−ROMのドライブ動作と光磁気ディスクのドライブ動作との動作の一体化を高い精度で行うことが可能となる。
従って、同一のドライブ装置でCD−ROM及び光磁気ディスクを確実にドライブさせることが可能となる。
【0062】
また、請求項4記載の発明によれば、簡単かつ安価な構成でCD−ROM用ターンテーブルに装着されたCD−ROMのドライブ動作と光磁気ディスクのドライブ動作との動作の一体化を確実に高い精度で行うことが可能となる。
また、請求項5記載の発明によれば、CD−ROM用ターンテーブルに装着されたCD−ROMのドライブ動作と光磁気ディスクのドライブ動作との動作の一体化を高い精度で確実に行うことが可能となる。
【0063】
また、請求項6記載の発明によれば、確実でドライブ動作に支障のないCD−ROMのCD−ROM用ターンテーブルへのチャッキングが可能となる。
【0064】
また、請求項7記載の発明によれば、CD−ROM用ターンテーブル上でのCD−ROMの位置決めを精度良く且つ容易に行うことを可能とし、CD−ROMのクランプと同時にその位置決めを確実に再現性良く行うことを可能とする。また、請求項8記載の発明によれば、各ディスクに応じて記録/再生用のヘッドの駆動位置を変更する必要はなく、よってヘッドの駆動機構の簡単化を図ることができると共に装置の小型化を図ることができる。
【0065】
また、請求項9記載の発明によれば、ディスク搭載トレイのスライド動作後に行う、ディスクの装着時には、例えCD−ROM用ターンテーブルが下降した状態で装着された光磁気ディスクをCD−ROMに取り替えようとする場合でも、装置をCD−ROM又は光磁気ディスクの何れをも装着可能な状態に自動的にすることが可能となる。
【0066】
従って、CD−ROMと光磁気ディスクとを選択的にいつでもチャッキングすることが可能となり、同一のドライブ装置でCD−ROM及び光磁気ディスクをドライブさせることが可能となる。また、請求項10記載の発明によれば、簡単かつ安価な構成で、ディスク搭載トレイのスライド動作時に、光磁気ディスク装着により下降したCD−ROM用ターンテーブルをCD−ROM装着も可能な状態に確実に復帰させることが可能となる。
【0067】
また、請求項11記載の発明によれば、同一のドライブ装置で簡単な構成によりCD−ROM及び光磁気ディスクをドライブさせることが可能となる。更に、CD−ROM用ターンテーブル上でのCD−ROMの芯出しを確実且つ容易なものとすることが可能となる。また、装置をCD−ROM又は光磁気ディスクの何れをも装着可能な状態に自動的にすることが可能となる。
【0068】
以上より、CD−ROMと光磁気ディスクとを選択的にいつでも正しい位置にチャッキングすることが可能であり、CD−ROM及び光磁気ディスクの双方をドライブさせることが可能なドライブ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるコンパチブルドライブ装置の外観を示す斜視図である。
【図2】CD−ROM装着状態における本発明の一実施例であるコンパチブルドライブ装置の断面図である。
【図3】光磁気ディスク装着状態における本発明の一実施例であるコンパチブルドライブ装置の断面図である。
【図4】CD−ROM装着状態における本発明の一実施例であるコンパチブルドライブ装置の平面図である。
【図5】光磁気ディスク装着状態における本発明の一実施例であるコンパチブルドライブ装置の平面図である。
【図6】本発明の一実施例であるコンパチブルドライブ装置の分解斜視図及び対応する断面図である。
【図7】本発明の一実施例であるコンパチブルドライブ装置の動作を説明するための図である。
【図8】本発明の一実施例であるコンパチブルドライブ装置の復帰動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 コンパチブルドライブ装置
1a サイドバー
1b 本体シャーシ
2 MO用ターンテーブル
2b MO用クランプ面
2c MO吸着マグネット
2d MO用ターンテーブルキャップ
2e 鋼板
2f テーパ部
3 スピンドルモータ
3a スピンドルシャフト
3b スピンドルシャフト段部
4 CD−ROM用ターンテーブル
4a リング状吸着マグネット
4b CD−ROM用クランプ面
4c センターホール
4d 段付き部
5 CD−ROMクランプハブ
5a 吊り下げハブ
5b CD−ROMクランプディスク
5c テーパ面
5d ディスクセンターホール
5f リング状鋼板
7 スプリング
10 MOカートリッジ
10a MOディスク
10c MOセンターホール
10d チャッキングハブ
25 CD−ROM
26 CD−ROMセンターホール
100 ディスク搭載トレイ
100a CD−ROM設置溝
100b MOカートリッジ用溝
100c アクセス窓
101 復帰ツメ
121 ドライブベース部
122 ピン
123 光ピックアップユニット
Claims (13)
- スライド動作の可能なディスク搭載トレイに搭載して、磁石の吸引力でチャッキングされる光磁気ディスクとCD−ROMの双方をチャッキング可能な構成とされたコンパチブルドライブ装置であって、
磁石を備えて、前記光磁気ディスクの装着をする光磁気ディスク用ターンテーブルと、
前記CD−ROMが装着されると共に、前記光磁気ディスクの前記光磁気ディスク用ターンテーブルへの装着時には、前記CD−ROM装着時の初期位置から前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対して相対的に下降動作が可能なCD−ROM用ターンテーブルと、
前記CD−ROM装着時に前記CD−ROM用ターンテーブル上のCD−ROMのクランプと前記CD−ROMの位置決めを行うクランプ機構とを具備し、
前記光磁気ディスクの光磁気ディスク用ターンテーブルへの装着時に、下降したCD−ROM用ターンテーブルの光磁気ディスク用ターンテーブルに対する動きを規制して、CD−ROM用ターンテーブルを光磁気ディスクと干渉不能な位置に保持する弾性部材を、光磁気ディスク用ターンテーブルとCD−ROM用ターンテーブルとの間に設けたことを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - 請求項1記載のコンパチブルドライブ装置において、
前記CD−ROM装着時に前記CD−ROM用ターンテーブルの前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対する動きを規制して、前記CD−ROM用ターンテーブルを前記初期位置に保持する保持機構を設け、前記CD−ROM用ターンテーブルの前記CD−ROM装着時の動作を前記光磁気ディスク用ターンテーブルの動作と一体化したものとする構成としたことを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - 請求項2記載のコンパチブルドライブ装置において、
前記保持機構は、前記CD−ROM装着時に前記CD−ROM用ターンテーブルを前記光磁気ディスク用ターンテーブルに吸着させて、前記CD−ROM用ターンテーブルを前記初期位置に保持する構成としたことを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - 請求項3記載のコンパチブルドライブ装置において、
前記保持機構は、前記CD−ROM用ターンテーブルと前記光磁気ディスク用ターンテーブルとを磁石の発生する磁力を用いて前記初期位置に保持する構成としたことを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - 請求項3又は請求項4の何れか記載のコンパチブルドライブ装置において、
前記光磁気ディスク用ターンテーブルと前記CD−ROM用ターンテーブルの吸着による接触部分の少なくとも一方はテーパー状形状であり、他方には一方に形成されたテーパー状形状に勘合する段付き部が設けられてなることを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - 請求項1乃至請求項5の何れか一項記載のコンパチブルドライブ装置において、
前記クランプ機構は、磁力による吸着の可能な部材を具備して前記CD−ROM用ターンテーブルと対向する上方位置に、上下移動が可能且つ前記CD−ROM用ターンテーブルと同一の回転軸での回転が自在となるように設けられたクランプハブからなり、
前記CD−ROM装着時の初期位置で、前記クランプハブを前記CD−ROMの持つ中心孔に嵌合すると共に、前記光磁気ディスク用ターンテーブルの磁石による磁力により固定して、前記CD−ROM用ターンテーブル上のCD−ROMをクランプする構成としたことを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - 請求項6記載のコンパチブルドライブ装置において、
前記クランプハブは、前記CD−ROMの持つ中心孔に嵌合する部分がテーパー状に形成されて構成されたことを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - 請求項1乃至請求項7の何れか一項記載のコンパチブルドライブ装置において、
チャッキングされた状態における前記CD−ROMの記録面の位置と、チャッキングされた状態における前記光磁気ディスクの記録面の位置とが同一面となるように構成したことを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - スライド動作の可能なディスク搭載トレイに搭載して、磁石の吸引力でチャッキングされる光磁気ディスクとCD−ROMの双方をチャッキング可能な構成とされたコンパチブルドライブ装置であって、
磁石を備えて、前記光磁気ディスクの装着をする光磁気ディスク用ターンテーブルと、
前記CD−ROMが装着されると共に、前記光磁気ディスクの前記光磁気ディスク用ターンテーブルへの装着時には、前記CD−ROM装着時の初期位置から前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対して相対的に下降動作が可能なCD−ROM用ターンテーブルと、
前記CD−ROM装着時に前記CD−ROM用ターンテーブル上のCD−ROMのクランプと前記CD−ROMの位置決めを行うクランプ機構とを具備し、
前記ディスク搭載トレイのスライド動作に連動し、前記の下降したCD−ROM用ターンテーブルを前記CD−ROM装着時の初期位置に復帰させることの可能な復帰機構を有することを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - 請求項9記載のコンパチブルドライブ装置において、
前記復帰機構は、前記ディスク搭載トレイ上に設けられた復帰ツメが前記スライド動作時に、前記の下降したCD−ROM用ターンテーブルを前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対して相対的に上昇するように付勢し、前記CD−ROM装着時の初期位置に前記CD−ROM用ターンテーブルを復帰させる構成としたことを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - スピンドルに嵌装されており、光磁気ディスクをチャッキングする光磁気ディスク用ターンテーブルと、
前記光磁気ディスク用ターンテーブルとの間で挟持するスプリングと、配設された磁石により前記光磁気ディスク用ターンテーブルに着脱自在、且つ退避状態の保持可能な構成とされ、前記光磁気ディスク用ターンテーブルに装着した状態でCD−ROMの装着が可能とされると共に、前記光磁気ディスクのチャッキング時には、前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対して相対的に下降動作して前記退避状態をとり、前記光磁気ディスク用ターンテーブルへの前記光磁気ディスクのチャッキングを可能とするCD−ROM用ターンテーブルと、
前記CD−ROM用ターンテーブルと対向する位置で回転自在に設けられ、CD−ROM装着時には前記初期位置で前記スピンドルと嵌合し且つ前記CD−ROMの中心孔に具備するテーパー面を用いて嵌合すると共に、前記光磁気ディスク用ターンテーブルに磁力により固定され、前記CD−ROMを芯出して前記CD−ROM用ターンテーブルとの間でチャッキングするクランプハブと、
スライド動作の可能なディスク搭載トレイと、を具備し、更に、前記ディスク搭載トレイに復帰ツメを設け、前記スライド動作時に、前記退避状態のCD−ROM用ターンテーブルを前記光磁気ディスク用ターンテーブルに対して相対的に上昇するように付勢して、前記CD−ROM装着状態に復帰させる構成としたことを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - スライド動作の可能なディスク搭載トレイに搭載して、磁石の吸引力でチャッキングされ、カートリッジに収納されるカートリッジ収納ディスクと、クランプハブによりチャッキングされ、カートリッジに収納されないコンパクトディスクの双方をチャッキング可能な構成とされたコンパチブルドライブ装置であって、
磁石を備え、前記カートリッジ収納ディスクの装着をする第1のターンテーブルと、
前記コンパクトディスクが装着されると共に、カートリッジ収納ディスクの第1のターンテーブルへの装着時には、前記コンパクトディスクの装着時の初期位置から前記第1のターンテーブルに対して相対的に下降動作が可能な第2のターンテーブルと、
前記コンパクトディスクの装着時に前記第2のターンテーブル上のコンパクトディスク のクランプおよび位置決めを行うクランプ機構とを具備し、
前記カートリッジ収納ディスクの第1ターンテーブルへの装着時に下降した第2のターンテーブルの前記第1のターンテーブルに対する動きを規制して、第2のターンテーブルをカートリッジ収納ディスクと干渉不能な位置に保持する弾性部材を第1のターンテーブルと第2のターンテーブルとの間に設けたことを特徴とするコンパチブルドライブ装置。 - スライド動作の可能なディスク搭載トレイに搭載して、磁石の吸引力でチャッキングされ、カートリッジに収納されるカートリッジ収納ディスクと、クランプハブによりチャッキングされ、カートリッジに収納されないコンパクトディスクの双方をチャッキング可能な構成とされたコンパチブルドライブ装置であって、
磁石を備え、前記カートリッジ収納ディスクの装着をする第1のターンテーブルと、
前記コンパクトディスクが装着されると共に、カートリッジ収納ディスクの第1のターンテーブルへの装着時には、前記コンパクトディスクの装着時の初期位置から前記第1のターンテーブルに対して相対的に下降動作が可能な第2のターンテーブルと、
前記コンパクトディスクの装着時に前記第2のターンテーブル上のコンパクトディスクのクランプおよび位置決めを行うクランプ機構とを具備し、
前記ディスク搭載トレイのスライド動作に連動し、下降した第2のターンテーブルをコンパクトディスクの装着時の初期位置に復帰させることの可能な復帰機構を有することを特徴とするコンパチブルドライブ装置。
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