JP3648362B2 - 多連式電子複合部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信機器及びその他電子機器に用いられている集中定数型遅延線及び集中定数型フィルタ所謂LCフィルタ等のコイル及びチップコンデンサ等のコンデンサを多連式に組み合わせた多連式電子複合部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の集中定数型遅延線やLCフィルタを構成する多連式にコイルとコンデンサを組み合わせた電子複合部品は、基板上に複数個のコイルを並べて設け、そのコイルの側方又は下方にコンデンサを配置して形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の集中定数型遅延線やLCフィルタを構成する多連式にコイルとコンデンサを組み合わせた電子複合部品にあっては、回路基板とは夫々別個に形成されている、ボビン型又はドラム型の巻線部材のコア部分に巻線を巻回し、夫々の巻線の端末を対応する端子ピンに接続して、コイル部材を形成する場合、コイル部材の巻線作業及び端子ピン接続作業に多くの手間を要して問題とされている。また、この場合、各コイル部材は、回路基板に対して、機械的又は電気的に独立した部品となっており、各巻線間の電気的接続は、コイル部材を回路基板に装着した上で行われるために、各巻線間の電気的接続を変更する場合は、回路基板の配線パターンを変えなければならず、回路製造作業工程が繁雑となり、また各種配線パターンを用意しなければならず、製造上の費用が嵩み問題である。
【0004】
また、端子ピンを備え、側部に切欠き部が形成されている鍔部を複数並設し、鍔部で区画された巻線部の巻線の引き出し線を鍔の切欠き部を通して他の巻線部に送り配線する場合、離れた区間の巻線部間の巻線を電気的に接続するには、引き出し線を幾つもの区間を跨いで配線しなければならず、作業途中で引き出し線が断線したり、引き出し線と該引き出し線が通る巻線部との間で電気的干渉を起こし問題とされている。
【0005】
多連式電子複合部品においては、コンデンサを、多連式コイルの各コイルボビンの側方又は下方に設けて、コイルの引き出し線やコンデンサの引き出し線を接続可能に外方に出して形成されるが、コイル間、コンデンサ間又はコイルとコンデンサ間の複雑な接続を行うには、安定したハンダによる接続作業が簡単ではなく、また多くの時間を要して問題である。
本発明は、従来の多連式電子複合部品における配置上の作業の難易性に係る問題点を解消することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コイル間、コンデンサ間並びにコイルとコンデンサ間の接続を、簡単に行うことができる多連式電子複合部品を提供することを目的としている。
即ち、本発明は、軸長の基板部材上に、その長軸方向に互いに間隔をおいて複数の巻線部が設けられている多連式にコイルとコンデンサを組み合わせた電子複合部品において、基板部材の一方の側方端部に、長軸方向に間隔をおいて、前記側方部の上壁部と底壁部間に立設されている複数の絶縁壁部と、前記上壁部、底壁部及び絶縁壁に囲まれて形成される複数の窪部と、前記窪部の上壁部の窪部開口側の端部に内側に凹んで形成されている二つの切欠き部と、該二つの切欠き部間に形成されている舌片状のコンデンサ押さえ部片と、切欠き部下方の窪部内に配置されている端子ピンと、前記窪部内の前記端子ピン間に収容され、前記コンデンサ押さえ部片により上面が押圧されているチップコンデンサとを備えることを特徴とする多連式電子複合部品にある。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明において、巻線部は基板上部に複数設けられ、コンデンサ取付け部は基板下部に複数形成される窪部内に夫々設けられる。夫々のコンデンサ取付け部の窪部において、その天井壁部は、巻線部からの引き出し線がチップコンデンサの電極端子と簡単かつ容易に接続できるように、一方の側部両端部に、内側に向けて切り欠き部が形成されており、各切欠き部の下方には端子ピンが設けられている。本発明において、端子ピンは底壁部を貫いて窪部内に入り、窪部から出る端部は、コイルの引き出し線とチップコンデンサの電極端子との接続が簡単かつ容易に行えるように、基板上方に向けて立ち上げてもよく、また基板の側部外方に折り曲げて突き出してもよい。端子ピンの底壁部下方に突出る端部は、配線基板に配線時に嵌装されて、固定される。
【0008】
本発明において、窪部内の所定の箇所にチップコンデンサを安定して取付けるために、該チップコンデンサを上面から押さえるように舌片状のコンデンサ押さえ部片が切欠き部間に形成される。本発明において、チップコンデンサは、その電極端子が容易に端子ピンに接続できるように端子ピン間に設けられる。本発明において、チップコンデンサの数は、コイルボビン部の数と一致させることができるが、コイルボビン部の数とコンデンサ取付け部の数は必ずしも一致させる必要はない。
【0009】
本発明は、基板部材の一方の側方端部に、長軸方向に間隔をおいて、前記側方部の上壁部と底壁部間に立設されている複数の絶縁壁部と、前記上壁部、底壁部及び絶縁壁に囲まれて形成される複数の窪部と、前記窪部の上壁部の窪部開口側の端部に内側に凹んで形成されている二つの切欠き部と、該二つの切欠き部間に形成されている舌片状のコンデンサ押さえ部片と、切欠き部下方の窪部内に配置されている端子ピンと、前記窪部内の前記端子ピン間に収容され、前記コンデンサ押さえ部片により上面が押圧されているチップコンデンサとで構成されているので、各コイルの引き出し線は、切欠き部を通して、端子ピンと接続することができ、またチップコンデンサの電極端子も前記端子ピンと近接しているため、これらの接続作業が簡単かつ容易に行うことができる。
また、本発明においては、チップコンデンサを、複数のコイルボビン部を搭載した基板部材の側縁部に形成した窪部に収容しているので、コイルボビンの配列間隔を密に形成することができる。
【0010】
【実施例】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の態様を説明するが、本発明は上記説明及び例示により、何ら限定されるものではない。
図1は本発明の一実施例の多連式電子複合部品の巻線部及びコンデンサ取付け部を備える基板部についての概略の部分的側部断面図である。
図2は、図1に示す実施例の多連式電子複合部品の概略の平面図である。図3は、図1及び図2に示す実施例の多連式電子複合部品の概略の側面図である。図1乃至図3において、対応する箇所には同一の符号が付されている。
【0011】
図1乃至図3に示す本発明の一実施例において、多連式にコイル及びチップコンデンサを備える多連式電子複合部品1は、基板2を備えており、基板2には、基板の長手方向に所定間隔を設けてコイルボビン部3が、基板2の一方の側に寄せて立設されている。基板2の一方の外方側部4には、基板の長手方向に所定間隔を設けて断面コの字形で基板2の外方端部に開口部が形成されている窪部5が形成されている。該基板2の各窪部5は、チップコンデンサ配置用空間部であり、基板の長手方向に所定間隔を設けて、隔壁6により仕切られ、窪部上方の窪部上部壁7及び窪部下方の窪部下部壁8に囲まれて形成されている。本例においては、チップコンデンサ配置用空間部の窪部上部壁7の端部9には、チップコンデンサへの接続作業が容易となるように、長手方向に所定間隔を設けて切欠き部10が複数形成されている。
【0012】
本例において、二つの切欠き部10の間に残る舌片状のコンデンサ押さえ部片11は、窪部5内に配置されたチップコンデンサ12の頂部に接して、チップコンデンサ12を押さえる作用を有する。窪部5内には、チップコンデンサ12の電極端子を接続する端子ピン13及びコイルボビン部3に巻回されるコイル14の引き出し線が、窪部下部壁8に貫設されている。本例において、端子ピン13は、基板2の長手軸線に対して窪部5から外側に、鍵形に曲がった形状に、つまり端部を横向きに突き出て形成されているが、端子ピン13は、窪部上部壁7を貫通する形状とすることができる
【0013】
本例において、多連式電子複合部品1には、基板2の長手方向に所定間隔を設けて3個のコイルボビン部3が設けられ、また、基板2の長手方向に所定間隔を設けて及び4のチップコンデンサ配置用窪部5が設けられており、該窪部5には両側に夫々端子ピン13が一個宛設けられている。なおコイルボビン部3は、基板2と一体に形成されている。
【0014】
本例において、チップコンデンサ配置用空間部の窪部5は、隔壁6により仕切られて、所定間隔を設けて、基板2の長手方向に沿う一方の側縁に設けられている。この窪部5は、チップコンデンサ12及びその両側に端子ピン13が配置できる大きさに形成される。
【0015】
本例は以上のように構成されているので、多連式電子複合部品1は、基板2の上面に設けられている3個のコイルボビン部3に、巻線を巻いてコイル14を形成し、また4つの窪部5に、夫々チップコンデンサ12を収容して形成されている。本例において、窪部5に窪部下部壁8に貫設されて設けられている端子ピン13は、基板2の長手軸線に対して直角乃至交差する方向に、窪部5から外側に、つまり端部を横向きに突き出て形成されている。
【0016】
本例において、コイル14の引き出し線は切欠き部10を通して所定の端子ピン13と接続され、また、チップコンデンサ12の電極端子は、該チップコンデンサ12を窪部5に収容したとき前記端子ピン13と接触する。
【0017】
また、本例においては、窪部5は基板2の一方の側部に設けられているが、基板2の両側部に設けることができる。この場合、端子ピン13の端部を窪部上部壁を貫通して上方において横方向に曲げることにより、各種接続を可能にすることができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、例えば上面にコいるボビン部を一体形成した基板部材の一方の側方端部の長軸方向に上壁部と底壁部及び絶縁壁とで形成した窪部を設け、該窪部にチップコンデンサを収容するように形成したので、基板部材上面にコイルボビン部を密に形成することができ、したがって基板部材自体の外形寸法を小さくすることができる。またコイル巻線の引き出し線及びチップコンデンサの電極端子と端子ピンとの接続作業を簡単かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の多連式電子複合部品の巻線部及びコンデンサ取付け部を備える基板部についての概略の部分的側部断面図である。
【図2】図1に示す実施例の多連式電子複合部品の概略の平面図である。
【図3】図1及び図2に示す実施例の多連式電子複合部品の概略の側面図である。
【符号の説明】
1 多連式電子複合部品
2 基板
3 コイルボビン部
4 基板2の一方の外方側部
5 窪部
6 隔壁
7 窪部上部壁
8 窪部下部壁
9 窪部上部壁7の端部
10 切欠き部
11 コンデンサ押さえ部片
12 チップコンデンサ
13 端子ピン
14 コイル

Claims (1)

  1. 軸長の基板部材上に、その長軸方向に互いに間隔をおいて複数の巻線部が設けられている多連式にコイルとコンデンサを組み合わせた電子複合部品において、基板部材の一方の側方端部に、長軸方向に間隔をおいて、前記側方部の上壁部と底壁部間に立設されている複数の絶縁壁部と、前記上壁部、底壁部及び絶縁壁に囲まれて形成される複数の窪部と、前記窪部の上壁部の窪部開口側の端部に内側に凹んで形成されている二つの切欠き部と、該二つの切欠き部間に形成されている舌片状のコンデンサ押さえ部片と、切欠き部下方の窪部内に配置されている端子ピンと、前記窪部内に、前記端子ピン間に収容され、前記コンデンサ押さえ部片により上面が押圧されているチップコンデンサとを備えることを特徴とする多連式電子複合部品。
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