JP3644873B2 - 被覆フィルム開封構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラップフィルムやシュリンクフィルムなどの各種フィルム材で包装された物品を簡単に開封するための被覆フィルム開封構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
スーパマーケット、コンビニエンスストア、惣菜店あるいは弁当店などで取り扱われている各種食料品の包装形態は様々であるが、プラスチック製トレイなどの容器に入れて周囲をラップフィルムで包装された形で陳列、販売されているものが多い。
【0003】
ラップフィルムを用いた包装は、接着剤や粘着テープなどの封止用副資材や封止器具などが不要で包装作業が容易であり、密封性も比較的良好で、外から被包装物が見えやすいなどの長所があるため、近年、その使用は増加している。特に、販売店において製造(調理)および包装を行う食料品は殆どがラップフィルムによる包装である。
【0004】
ラップフィルムで包装された物品を開封する場合、商品の底面などに位置するラップフィルム辺縁同士の重ね合わせ部分を探って、ラップフィルムの辺縁部分を見つけ出し、この部分を手指で摘んで剥がすように引っ張ることによってラップフィルム全体を剥離している。
【0005】
また、ラップフィルムの辺縁部分が見つけ難いときは、刃物などを用いてラップフィルムの一部に切れ目を入れ、この切れ目部分を広げるように力を加えることによってラップフィルムを切り開いているが、刃物類が手近にないときは、ラップフィルムの一部を両手で掴み、それぞれ左右に強く引っ張ることによってラップフィルムを強引に引き裂くこともある。
【0006】
一方、パック入りジュースなどは、12〜20本程度の本数を一まとめにして、パックの下半分が収納される程度の浅い蓋なし段ボール箱に詰め込み、これらのパック入りジュースおよび段ボール箱全体をシュリンクフィルムで包装した状態で出荷されている。この場合、シュリンクフィルムは輸送中の衝撃などによって破損、亀裂することのない高い強度を有する、ポリプロピレン、ポリエチレンあるいは塩化ビニルなどの素材によって形成されている。
【0007】
したがって、このような包装形態で配送されてきたパック入りジュースを販売店の店頭などに陳列する場合、シュリンクフィルムの上面をカッタナイフなどで切り裂いた後、段ボール箱からパック入りジュースを取り出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ラップフィルムは薄い素材であり、ラップフィルムの重ね合わせ部分では互いに強く密着しているため、重ね合わせ部分を探ってラップフィルムの辺縁部分を見つけることは意外に難しく、特に、不器用な人、手先が不自由な人、視力の弱い人などにとっては困難な作業である。
【0009】
一方、刃物類を使ってラップフィルムに切れ目を入れる開封方法は、刃物類が手近にないときは実行できない。また、ラップフィルムを手で引き裂く開封方法は、手先の力の弱い子供や老人は実行できないだけでなく、誤って力を入れ過ぎるとラップフィルムが引き裂かれた瞬間に中身が飛び出すことがあったり、一定方向でなければ切れ難い性質のラップフィルムもあるため、開封作業をスムーズに行うには、コツや要領が必要である。
【0010】
また、販売店などにおいて、段ボール箱およびシュリンクフィルムで包装された状態で配送されたパック入りジュースなどを取り出す場合、左右の指先で引っ張る程度の力でシュリンクフィルムを引き裂くことは不可能であるため、前述したように、カッタナイフなどを用いてシュリンクフィルム上面を切り裂いているが、切断作業中にカッタナイフの刃先が誤ってパックに触れ、表面を傷付けたり、パック自体を切り裂いてしまうことがある。
【0011】
本発明が解決しようとする課題は、製作が容易で、刃物などの道具類を使うことなく、簡単に開封可能な被覆フィルム開封構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の被覆フィルム開封構造は、被包装物を被覆する被覆フィルムに形成された貫通部と、この貫通部を被覆する位置に貼着された引張片とを備えたことを特徴とする。このような構成とすることにより、引張片の周縁部分を手指で摘んで被覆フィルムから引き剥がしていくと、引張片が被覆フィルムの貫通部位置を剥がされていくとき、この貫通部が被覆フィルムの切れ目発生源となり、貫通部周囲の被覆フィルムの一部が引張片に貼着されたまま引っ張られていくため、被覆フィルムは引張片の引っ張り動作に伴ってある幅をもって切り裂かれていく。したがって、刃物などの道具類を使うことなく、被覆フィルム包装物品を簡単に開封することが可能となる。
【0013】
また、本発明の被覆フィルム開封構造は、被包装物を被覆するフィルム表面の一部に貼着された引張片と、引張片および被覆フィルムを貫通して形成された貫通部とを備えたことを特徴とする。このような構成とすることにより、前述と同様、引張片の周縁部分を手指で摘んで被覆フィルムから引き剥がすことにより、刃物などの道具類を使うことなく、被覆フィルム包装物品を簡単に開封することが可能となる。
【0014】
ここで、前記引張片の表面に、貫通部を被覆する封止材を貼着することが好ましい。これにより空気や水分などの通過を阻止できるため、被覆フィルムの密封性を確保することができる。
【0015】
前者の被覆フィルム開封構造は、被包装物を被覆する被覆フィルムの適切な位置に貫通部を形成し、この貫通部を被覆するように引張片を貼着するだけでよいので、製作は容易であり、被覆フィルムの密封性を損なうこともない。また後者の被覆フィルム開封構造は、被包装物を被覆する被覆フィルムの適切な位置に引張片を貼着した後、引張片および被覆フィルムを貫通する貫通部を形成するだけでよい。なお、貫通部の形状は、加工容易なピンホール状や円形状が好適であるが、被覆フィルムの材質、厚さ、強度、亀裂方向性などに応じて、円弧状、半月状、刺股状、多角形状、直線状、曲線状、交差線状、放射線状あるいはこれらを組み合わせた形状などすることが望ましく、これによって、被包装物の種類や用途に適した開封作業性を得ることができる。
【0016】
前記被覆フィルムに貼着された引張片の周縁の少なくとも一部に非貼着部を設けることにより、非貼着部を手指で摘んで引張片の剥離を開始することができるので、開封作業がさらに容易となる。
【0017】
前記貫通部と引張片を複数箇所に形成することにより被覆フィルムの切れ目発生源が増加して、引張片を引き剥がしたときこれらの貫通部のいずれかから必ず切れ目が生じ確実に被覆フィルムが切り裂かれるようになるため、開封ミスをなくすことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は第1実施形態の被覆フィルム開封構造を示す斜視図、図2は図1に示す被覆フィルム開封構造に基づく開封手順を示す斜視図である。
【0019】
本実施形態では、プラスチック製トレイ10に入れられた被包装物11が、被覆フィルムの一種であるラップフィルム12によって被覆され、ラップフィルム12表面の一部に、平面視が略四辺形の引張片13が貼着され、この引張片13およびラップフィルム12を共に貫通する貫通部としてピンホール13a,12aが形成されている。引張片13周縁の一部には、ラップフィルム12に接着しない非貼着部13bが形成され、引張片13の表面には非貼着部13bの位置を示すマーク13cが描かれている。
【0020】
このようなラップフィルム包装物品15を開封する場合、図2(a)に示すように、マーク13cで示された引張片13の非貼着部13bを手指で摘んでラップフィルム12から引き剥がしていく。引張片13がピンホール13a,12aの位置を剥がされていくとき、ピンホール12aがラップフィルム12の切れ目発生源となり、図2(b)に示すように、ピンホール12a周囲のラップフィルム12の一部が引張片13に貼着された状態で引っ張られていく。このようにして、ラップフィルム12は引張片13の引っ張り動作に伴ってある幅をもって切り裂かれていき、ラップフィルム12を切り開くことができる。
【0021】
したがって、刃物などの道具類を使ったり、手指の爪を立ててラップフィルムに切れ目をいれたり、両手でラップフィルムを強引に引っ張ったりすることなく、ラップフィルム包装物品15を簡単に開封することができる。
【0022】
このようなラップフィルム開封構造は、プラスチック製トレイ10に入れた被包装物11をラップフィルム12で被覆し、ラップフィルム12表面上の適切な位置に引張片13を貼着した後、針状体などを用いて、引張片13およびラップフィルム12を貫通するピンホール13a,12aを穿孔するだけでよいので、製作は容易である。
【0023】
次に、図3を参照して、第2実施形態の被覆フィルム開封構造について説明する。本実施形態では、被覆フィルムの一種であるラップフィルム22表面の一部に、平面視が円形の引張片23が貼着され、この引張片23およびラップフィルム22を貫通する貫通部としてピンホール23a,22aが形成されている。引張片23の外周には、ラップフィルム22に接着しない非貼着部23bが全周にわたって形成されている。
【0024】
ラップフィルム22を開封する場合、引張片23の非貼着部23bを手指で摘んでラップフィルム22から引き剥がしていく。図2と同様、引張片23がピンホール23a,22aの位置を剥がされていくとき、ピンホール22aがラップフィルム22の切れ目発生源となり、ピンホール22a周囲のラップフィルム22の一部が引張片23に貼着されたまま、ある幅をもって引っ張られていく。このようにして、ラップフィルム22を容易に切り裂いていくことができる。
【0025】
引張片23は平面視が円形であり、その外周全体にわたって非貼着部23bが形成されているため、いずれの方向からでも引張片23の剥離作業を開始することが可能であり、利便性に優れている。その他の機能、効果については図1,2に示す被覆フィルム開封構造と同様である。
【0026】
次に、図4を参照して、第3実施形態の被覆フィルム開封構造について説明する。本実施形態では、被覆フィルムの一種であるラップフィルム32表面の一部に、平面視が略三角形の引張片33が貼着され、この引張片33およびラップフィルム32を貫通する貫通部として複数のピンホール33a,32aが形成されている。引張片33の3つの頂点付近には、ラップフィルム32に接着しない非貼着部33bが形成されている。
【0027】
ラップフィルム32を開封する場合、引張片33の非貼着部33bのいずれか1ヶ所を手指で摘んでラップフィルム32から引き剥がしていく。図2と同様、引張片33がいずれかのピンホール33a,32aの位置を剥がされていくとき、ピンホール32aがラップフィルム32の切れ目発生源となり、ピンホール32a周囲のラップフィルム32の一部が引張片33に貼着されたまま、ある幅をもって引っ張られていく。このようにして、ラップフィルム32を容易に切り裂いていくことができる。
【0028】
本実施形態では、引張片33およびラップフィルム32に複数のピンホール33a,32aが形成されているため、ラップフィルム32の切れ目発生源が前述の実施形態より増加している。したがって、引張片33を引き剥がしたとき、これらのピンホール32aのいずれかから必ず切れ目が生じ、確実にラップフィルム32が切り裂かれるため、開封ミスが生じない。その他の機能、効果などについては、前述した被覆フィルム開封構造と同様である。
【0029】
次に、図5を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、プラスチック製トレイ40に入れられた被包装物41が被覆フィルムの一種であるラップフィルム42によって被覆され、ラップフィルム42表面の一部に、平面視が略四辺形の引張片43が貼着され、この引張片43およびラップフィルム42を貫通する貫通部としてピンホール43a,42aが形成されている。引張片43の表面には、ピンホール43a,42aを被覆する封止材44が貼着されている。
【0030】
引張片43の表面に貼着された封止材44により、空気や水分などがピンホール43a,42aを通過するのを阻止することができるため、ラップフィルム42の密封性を確保することができる。その他の機能、効果などについては、前述した被覆フィルム開封構造と同様である。
【0031】
次に、図6を参照して、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、プラスチック製トレイ50に入れられた被包装物51が被覆フィルムの一種であるラップフィルム52によって被覆され、ラップフィルム52表面の一部に形成された貫通部であるピンホール52aを被覆する位置に、平面視が略四辺形の引張片53が貼着されている。
【0032】
図2と同様、マーク53cで示された方向から引張片53の周縁部分を手指で摘んでラップフィルム52から引き剥がしていく。引張片53がピンホール52aの位置を剥がされていくとき、ピンホール52aがラップフィルム52の切れ目発生源となり、ピンホール52a周囲のラップフィルム52の一部が引張片53に貼着されたまま、ある幅をもって引っ張られていく。このようにして、ラップフィルム52は切り裂かれていく。
【0033】
この被覆フィルム開封構造は、ラップフィルム52の適切な位置にピンホール52aを形成し、このピンホール52aを被覆するように引張片53を貼着するだけでよいので、製作は容易であり、ラップフィルム52の密封性を損なうこともない。その他の機能、効果などについては、前述したラップフィルム開封構造と同様である。
【0034】
以上の実施形態においては、プラスチック製トレイに入れられた被包装物を被覆するラップフィルムの開封構造について説明しているが、本発明はこれらに限定するものではないので、ラップフィルム以外の被覆フィルムを用いて包装された商品、例えば、カセットテープ、ビデオテープ、MD、CDなど、あるいはシュリンクフィルムで包装されたパック入りジュースなどの被覆フィルム開封構造として、包装物品全般にわたって広く採用することができる。
【0035】
次に、図7を参照して、その他の実施形態である被覆フィルム開封構造について説明する。図7(a)〜(e)はその他の実施形態である被覆フィルム開封構造を示す部分平面図であり、被包装物(図示せず)を被覆する被覆フィルム60〜64の表面の一部に貫通部65〜69が形成され、これらの貫通部65〜69を被覆する位置に、平面視が略四辺形の透明な引張片70〜74が貼着されている。引張片70〜74の一方の辺縁部分にはそれぞれ、引張片70〜74を剥離しやすくするための非貼着部70a〜74aが形成されている。
【0036】
図7(a)〜(e)に示す実施形態においては、被覆フィルム60〜64に形成された貫通部65〜69の形状がそれぞれ異なっている。図7(a)に示す貫通部65は円弧状であり、図7(b)に示す貫通部66は刺股形状であり、図7(c)に示す貫通部67は三角形状であり、図7(d)に示す貫通部68は曲線と直線とを組み合わせた形状であり、図7(e)に示す貫通部69は直線を十文字に交差させた形状である。
【0037】
前述した実施形態の場合と同様、引張片70〜74の非貼着部70a〜74aを手指で摘んで図面の矢線方向へ引っ張り、被覆フィルム60〜64から引き剥がしていく。引張片70〜74が貫通部65〜69の位置から剥離するとき、貫通部65〜69がそれぞれ被覆フィルム60〜64の切れ目発生源となり、貫通部65〜69周囲の被覆フィルム60〜64の一部が引張片70〜74に貼着された状態で引っ張られていく。このようにして、被覆フィルム60〜64は引張片70〜74の引っ張り動作に伴って、ある幅をもって切り裂かれていき、被覆フィルム60〜64を容易に切り開くことができる。
【0038】
このように、被覆フィルム60〜64の材質、厚さ、強度、亀裂方向性などに応じて、それぞれ形状の異なる貫通部65〜69を形成することにより、被包装物の種類や用途に適した開封作業性を得ることができる。その他の機能、効果などについては前述した実施形態の場合と同様である。なお、貫通部の形状はこれらに限定するものではないので、図6に示すもののほかに、例えば、半月状、多角形状、直線状、曲線状、放射線状あるいはこれらを組み合わせた形状など用途に応じた形状にすることができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明により、以下に示す効果を奏する。
【0040】
(1)被包装物を被覆する被覆フィルムに形成された貫通部と、この貫通部を被覆する位置に貼着された引張片とを備えたことにより、引張片の周縁部分を手指で摘んで被覆フィルムから引き剥がしていくと、引張片が被覆フィルムの貫通部の位置から剥離されるとき、貫通部が被覆フィルムの切れ目発生源となり、貫通部周囲の被覆フィルムの一部が引張片に貼着されたまま引っ張られ、被覆フィルムはある幅をもって切り裂かれていく。このようにして、刃物などの道具類を使うことなく被覆フィルム包装物品を簡単に開封することが可能となる。また、被包装物を被覆する被覆フィルムの適切な位置に貫通部を形成し、この貫通部を被覆するように引張片を貼着するだけでよいので、製作は容易であり、被覆フィルムの密封性を損なうこともない。
【0041】
(2)被包装物を被覆する被覆フィルム表面の一部に貼着された引張片と、引張片および被覆フィルムを貫通して形成された貫通部とを備えたことにより、前述と同様、引張片の周縁部分を手指で摘んで被覆フィルムから引き剥がしていくことにより、刃物などの道具類を使うことなく、被覆フィルム包装物品を簡単に開封することが可能となる。被包装物を被覆する被覆フィルムの適切な位置に引張片を貼着した後、引張片および被覆フィルムを貫通する貫通部を形成するだけでよいので、製作は容易である。被覆フィルムに貼着された前記引張片の表面に、貫通部を被覆する封止材を貼着すれば、空気や水分などの通過を阻止できるため、被覆フィルムの密封性を確保することができる。
【0042】
(3)被覆フィルムに貼着された引張片の周縁の少なくとも一部に非貼着部を設けることにより、非貼着部を手指で摘んで引張片の剥離を開始することができるので、被覆フィルム開封作業がさらに容易となる。
【0043】
(4)前記貫通部と引張片を複数箇所に形成することにより、被覆フィルムの切れ目発生源が増加するため、引張片を引き剥がしたとき、いずれかの貫通部から切れ目が生じて、確実に被覆フィルムが切り裂かれるようになり、開封ミスをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の被覆フィルム開封構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示す被覆フィルム開封構造に基づく開封手順を示す斜視図である。
【図3】第2実施形態の被覆フィルム開封構造を示す部分斜視図である。
【図4】第3実施形態の被覆フィルム開封構造を示す部分斜視図である。
【図5】第4実施形態の被覆フィルム開封構造を示す斜視図である。
【図6】第5実施形態の被覆フィルム開封構造を示す斜視図である。
【図7】その他の実施形態である被覆フィルム開封構造を示す部分平面図である。
【符号の説明】
10,40,50 プラスチック製トレイ
11,41,51 被包装物
12,22,32,42,52 ラップフィルム
13,23,33,43,53,70,71,72,73,74 引張片
12a,13a,22a,23a,32a,33a,42a,43a,52aピンホール
13b,23b,33b,70a,71a,72a,73a,74a 非貼着部
13c,53c マーク
15 ラップフィルム包装物品
44 封止材
60,61,62,63,64 被覆フィルム
65,66,67,68,69 貫通部

Claims (4)

  1. プラスチック製トレイに入れられた被包装物を被覆したラップフィルム表面の一部に貼着された引張片と、前記引張片および前記ラップフィルムを同じ内径で貫通するように針状体で穿孔して形成されたピンホール状の貫通部とを備えた被覆フィルム開封構造。
  2. 前記引張片の表面に、前記貫通部を被覆する封止材を貼着した請求項1記載の被覆フィルム開封構造。
  3. 前記引張片の周縁の少なくとも一部に非貼着部を設けた請求項1または2記載の被覆フィルム開封構造。
  4. 前記貫通部と前記引張片を複数箇所に形成した請求項1〜3のいずれかに記載の被覆フィルム開封構造。
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