JP3606215B2 - 電子部品への端子板部材の取付方法 - Google Patents

電子部品への端子板部材の取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3606215B2
JP3606215B2 JP2001081885A JP2001081885A JP3606215B2 JP 3606215 B2 JP3606215 B2 JP 3606215B2 JP 2001081885 A JP2001081885 A JP 2001081885A JP 2001081885 A JP2001081885 A JP 2001081885A JP 3606215 B2 JP3606215 B2 JP 3606215B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal plate
plate member
solder
terminal
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001081885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002280274A (ja
Inventor
健一 山田
義一 高木
卓二 中川
良治 伊藤
敬一 岩谷
芳則 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001081885A priority Critical patent/JP3606215B2/ja
Publication of JP2002280274A publication Critical patent/JP2002280274A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3606215B2 publication Critical patent/JP3606215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子部品への端子板部材の取付方法に関するもので、特に、半田付け時に端子板部材を押さえるための押さえ部材の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、セラミック電子部品において、これが基板上に実装されたとき、基板から及ぼされる熱または熱に起因する応力によってチップ状のセラミック電子部品にクラック等が生じることを防止するため、セラミック電子部品の外表面上に形成された端子電極を、直接、基板に半田付けするのではなく、端子電極に金属板からなる端子板部材を取り付け、この端子板部材を基板に半田付けすることが行なわれている。
【0003】
上述したような端子板部材を端子電極に取り付けるため、通常、端子板部材を端子電極に半田付けすることが行なわれており、この半田付けに際して、たとえば、クリーム半田を用いるリフロー法が適用されることがある。
【0004】
上述したリフロー法による半田付けを実施しようとする場合、電子部品上の端子電極と端子板部材との間にクリーム半田を配置した状態で、端子電極と端子板部材とを位置合わせするとともに、端子板部材が端子電極に向かって押している状態としながら、半田を溶融させ、端子電極と端子板部材との半田付けを達成するようにしなければ、信頼性の高い半田付け状態を得ることができない。
【0005】
端子板部材がリードフレームから一体的に延びる状態で用意される場合には、リードフレームを固定し、リードフレームが有するばね性を利用して、端子板部材が端子電極に向かって押している状態を実現することができる。しかしながら、端子板部材が独立した状態となっている場合には、個々の端子板部材に対して適当な押さえ部材を作用させることによって、端子板部材が端子電極に向かって押している状態を実現しなければならない。
【0006】
また、リードフレームにより端子板部材が用意される場合でも、基板から及ぼされる熱または熱に起因する応力の緩和を重視すると、端子板部材が薄くなり、ばね性が低下するため、ばね性のみで、端子板部材が端子電極に向かって押している状態にすることは困難である。さらに、複数の電子部品を1対の端子板部材に取り付ける場合も、リードフレームのばね性のみで、端子板部材が各端子電極に向かって押している状態にすることは困難である。
【0007】
そのため、リフロー法による半田付けには、押さえ部材を用いることが一般的である。
【0008】
上述した押さえ部材を用いての端子板部材の取付方法の従来例が図5に示されている。図5には、セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ1が一部断面をもって平面図で示されている。
【0009】
積層セラミックコンデンサ1は、その外表面上に端子電極2を形成している。端子電極2は、誘電体セラミックからなる部品本体3上に形成される、たとえば銅を導電成分とする焼付層4と、その上に形成される、たとえばニッケルからなる下地めっき層5と、その上に形成される、たとえば錫のような半田濡れ性の良好な金属からなる表面めっき層6とから構成されている。また、図5において、静電容量を形成するための内部電極7の一部が、端子電極2に電気的に接続された状態で図示されている。
【0010】
このような端子電極2に対して半田付けによって取り付けられる端子板部材8は、図5の紙面に対して平行であって上または下方向から見たとき、L字状をなすように曲げられた金属板から構成されている。この端子板部材8の、端子電極2側に向く面には、たとえばニッケルからなる下地めっき層9が形成され、その上に、たとえば錫または銀のような半田濡れ性の良好な金属からなる表面めっき層10が形成されている。
【0011】
端子電極2に、半田付けによって端子板部材8を取り付けるにあたって、図5(1)に示す状態となるように、端子板部材8が、端子電極2に対して位置合わせされるとともに、端子電極2と端子板部材8との間に、クリーム半田11が配置される。
【0012】
次いで、押さえ部材12の押圧面13によって、端子板部材8を端子電極2に向かって押さえた状態で炉内に入れられることによって、クリーム半田11を溶融させ、それによって、図5(2)に示すように、クリーム半田11によって与えられた半田14を介して、端子電極2と端子板部材8との半田付けが達成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した半田14は、端子板部材8を基板(図示せず。)に半田付けする際に用いられる半田の溶融温度の下でも接合状態を維持できなければならないため、たとえばSn:8,Pb:91,Ag:1といった組成を有する共晶型半田がしばしば用いられる。
【0014】
しかしながら、このような共晶型半田を用いて半田接合部分を形成する場合、押さえ部材12は比較的大きい熱容量を有しているので、溶融後の冷却工程において、半田14の端子板部材8の近傍では他の部分に比べて冷却が遅れ、そのため、錫を比較的多く含む低融点合金相15が析出しやすい。
【0015】
上述した低融点合金相15は、以後の基板への半田付け工程に際して溶融することがあり、そのため、半田14による半田接合部分にクラックが生じるという問題に遭遇することがある。
【0016】
なお、低融点合金相15の析出は、急冷を行なうことによってある程度防止することができる。しかしながら、たとえば積層セラミックコンデンサ1のようなセラミック電子部品の場合には、急冷によって悪影響が及ぼされるので、どうしても徐冷を行なわなければならず、したがって、このような徐冷を行なう場合には、低融点合金相15の析出がより顕著になる。
【0017】
そこで、この発明の目的は、上述した問題を解決し得る、電子部品への端子板部材の取付方法を提供しようとすることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明は、電子部品の外表面上に形成された端子電極に、金属板からなる端子板部材を半田付けによって取り付けるための方法に向けられるものであって、上述した技術的課題を解決するため、次のような構成を備えることを特徴としている。
【0021】
すなわち、この発明による電子部品への端子板部材の取付方法は、押圧面を備える、端子板部材を押さえるための押さえ部材を用意する工程と、端子電極と端子板部材とを、その間に半田を配置した状態で、位置合わせする工程と、次いで、押さえ部材の押圧面によって、端子板部材の、半田接合部分に対応する領域以外の領域を端子電極に向かって押さえながら、半田を溶融させ、端子電極と端子板部材との半田付けを達成する工程とを備えることを特徴としている。
【0022】
この発明において、押さえ部材の押圧面は、半田接合部分の面積より小さい面積を有していることが好ましい。
【0023】
の発明は、半田が共晶型半田であるとき、特に有利に適用される。
【0024】
また、この発明は、電子部品がセラミック電子部品であるとき、特に有利に適用される。
【0025】
また、この発明は、複数の電子部品の各端子電極に端子板部材を取り付けるために実施されるときにも、有利に適用される。
【0026】
この発明において、端子板部材が、U字状に折り曲げられた金属板をもって構成され、折り曲げ状態において外側に向く面を端子電極に対向させながら折り曲げにおける一方側部分が端子電極に取り付けられ、折り曲げにおける他方側部分の先端部が基板への接続のための接続部とされるとき、他方側部分には、押さえ部材の挿通を許容する貫通孔が設けられていることが好ましい。この場合、半田付けを達成する工程において、押さえ部材は、貫通孔を挿通した状態で、押圧面が端子板部材の一方側部分を押さえるようにされる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明にとって興味ある第1の参考例を説明するための図5に相当する図である。図1において、図5に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略することがある。
【0028】
セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ1は、前述したように、その外表面上に端子電極2を形成している。端子電極2は、この参考例では、部品本体3上に形成される、たとえば銅を導電成分とする焼付層4と、その上に形成される、たとえばニッケルからなる下地めっき層5と、その上に形成される、たとえば錫のような半田濡れ性の良好な金属からなる表面めっき層6とから構成されている。また、図1においても、静電容量形成のための内部電極7の一部が図示されている。
【0029】
このような端子電極2に対して半田付けによって取り付けられる端子板部材8は、L字状をなすように曲げられた金属板から構成されている。この参考例では、この端子板部材8の、端子電極2側に向く面には、たとえばニッケルからなる下地めっき層9が形成され、その上に、たとえば錫または銀のような半田濡れ性の良好な金属からなる表面めっき層10が形成されている。
【0030】
端子電極2に、半田付けによって端子板部材8を取り付けるにあたって、図1(1)に示す状態となるように、端子板部材8が、端子電極2に対して位置合わせされるとともに、端子電極2と端子板部材8との間に、半田がたとえばクリーム半田11の形態で配置される。
【0031】
次いで、たとえばステンレス鋼からなる押さえ部材16の押圧面17によって、端子板部材8を端子電極2に向かって押さえた状態で炉内に入れられることによって、クリーム半田11を溶融させ、それによって、図1(2)に示すように、クリーム半田11によって与えられた半田14を介して、端子電極2と端子板部材8との半田付けが達成される。
【0032】
なお、ここまでの説明は、図5に示した従来の場合と実質的に同様である。
【0033】
この参考例では、押さえ部材16として、半田14が実現する半田接合部分の面積より小さい面積を有する押圧面17を備えるものが用いられることを特徴としている。なお、押さえ部材16の押圧面17は、端子板部材8の、半田接合部分に対応する領域内に位置されることが好ましい。
【0034】
上述した半田14ないしはクリーム半田11としては、たとえばSn8Pb91Ag1といった組成を有する共晶型半田が好適に用いられる。
【0035】
このように、共晶型半田を半田14ないしはクリーム半田11として用いて半田接合部分を形成する場合、前述したように、押さえ部材16が有する熱容量のため、溶融後の冷却工程において、半田14の端子板部材8の近傍では他の部分に比べて冷却が遅れ、そのため錫を比較的多く含む低融点合金相15が析出しやすいが、この参考例では、押さえ部材16の押圧面17が半田接合部分の面積より小さい面積を有しているので、低融点合金相15は、端子板部材8における押圧面17が接触する限られた領域の近傍でしか析出されない。
【0036】
そのため、以後の基板への半田付け工程に際して、低融点合金相15が溶融することがあっても、半田14による半田接合部分全体にわたってクラックが生じるまでに至ることを有利に防止することができる。
【0037】
図2は、この発明にとって興味ある第2の参考例を説明するための図1(1)に相当する図である。図2において、図1(1)に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0038】
図2に示した端子板部材8には、透孔18が設けられていて、クリーム半田11を溶融させることによって得られた半田接合部分(図2では、半田付け達成後の半田の状態は図示されない。)の面積をより小さくするようにされている。このように、半田接合部分の面積を小さくすることによって、熱衝撃による機械的損傷をより生じさせにくくすることができる。
【0039】
このように、透孔18が設けられた端子板部材8が用いられる場合には、中空の円筒状のような筒状の押さえ部材19が用いられ、リング状の押圧面20を有するようにされる。この場合であっても、押圧面20の面積は、半田接合部分の面積より小さくされている。
【0040】
図3は、この発明にとって興味ある第3の参考例を示している。図3には、セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ1の全体の外観が正面図で示されている。図3において、図1に示す要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0041】
図3に示した参考例では、U字状に折り曲げられた金属板をもって構成される端子板部材21が用いられる。端子板部材21は、折り曲げ状態において外側に向く面を端子電極2に対向させながら折り曲げにおける一方側部分22が端子電極2に半田14を介して取り付けられ、折り曲げにおける他方側部分23の先端部がさらにL字状に折り曲げられて基板(図示せず)への接続のための接続部24とされる。
【0042】
このような端子板部材21の他方側部分23には、押さえ部材16の挿通を許容する貫通孔25が設けられている。押さえ部材16の押圧面17を、端子板部材21の一方側部分22に接触させ、それによって、端子板部材21の一方側部分22を直接押さえることができるようにするためである。
【0043】
したがって、半田付けを達成する工程は、押さえ部材16が、貫通孔25を挿通し、その押圧面17が端子板部材21の一方側部分22を押さえた状態で実施される。
【0044】
図3に示した端子板部材21において、その折り曲げ状態において内側に向く面が、半田濡れ性の悪い半田非親和面とされ、同じく外側に向く面が、半田濡れ性の良好な半田親和面とされることが好ましい。
【0045】
このような半田非親和面および半田親和面を与えるため、端子板部材21を構成する金属板がたとえばステンレス鋼のような半田濡れ性の悪い材料からなるものである場合には、半田非親和面は、この金属板の表面自身によって与えられ、半田親和面は、金属板の表面にたとえば銅のような半田濡れ性の良好な金属のめっき膜を形成することによって与えられる。
【0046】
他方、端子板部材21を構成する金属板が、たとえば銅合金のような半田濡れ性の良好な金属からなるものである場合には、この金属板の表面自身によって半田親和面が与えられ、この金属板の表面をたとえばクロムのような半田濡れ性の悪い金属でめっき処理したり、樹脂でコーティングしたり、半田濡れ性を低下させる化学的処理を施したりすることによって、半田非親和面を与えることができる。
【0047】
上述のような半田非親和面および半田親和面を有する端子板部材21を用いることによって、端子電極2および基板の各々との間で良好な半田付けを可能にするとともに、U字状に折り曲げられた部分の内側への半田の回り込みを防止し、前述したように、熱または熱に起因する応力によって積層セラミックコンデンサ1にクラック等が生じることを防止するように作用する端子板部材21の変形が不所望にも阻害されないようにすることができる。
【0048】
図4は、この発明の実施形態を説明するためのものである。図4には、2つの積層セラミックコンデンサ1が正面図で示されている。図4において、図1に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0049】
図4に示すように、2つの積層セラミックコンデンサ1は、互いに同じ姿勢に配向されながら、上下に積み重ねられ、たとえば接着剤26によって互いに接合される。
【0050】
2つの積層セラミックコンデンサ1の各々の端子電極2に共通に電気的に接続されるように、半田14を介して端子板部材27が取り付けられる。端子板部材27は、図1に示した端子板部材8と同様、正面方向から見たとき、L字状に折り曲げられた形態をなしている。
【0051】
この実施形態では、端子板部材21と積層セラミックコンデンサ1の端子電極2との半田付けを達成する工程において、押さえ部材16の押圧面17が、端子板部材27の、半田接合部分に対応する領域以外の領域内に位置されることを特徴としている。より具体的には、上の積層セラミックコンデンサ1の端子電極2に関連して付与される半田14と下の積層セラミックコンデンサ1の端子電極2に関連して付与される半田14との間の領域に、押さえ部材16の押圧面17が位置される。
【0052】
この実施形態によれば、押さえ部材16の熱容量のために半田14において低融点合金相が析出されることを防止することができ、たとえ低融点合金相が析出しても、それは、半田14による半田接合部分での接合強度に実質的な影響を与えないようにすることができる。
【0053】
なお、図4においては、2つの積層セラミックコンデンサ1を積み重ねた構造が図示されたが、積層セラミックコンデンサ1の数は任意に変更でき、3つ以上であっても、単に1つであってもよい。また、図1ないし図3にそれぞれ示した各参考例においても、2つ以上の積層セラミックコンデンサ1を備える構造を採用してもよい。
【0054】
以上、図示した実施形態では、セラミック電子部品として、積層セラミックコンデンサ1を示したが、他の機能を有するセラミック電子部品、あるいはセラミックを含まない電子部品に対しても、この発明を適用することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、押さえ部材の押圧面によって、端子板部材の、半田接合部分に対応する領域以外の領域を端子電極に向かって押さえながら半田付けを達成するようにしているので、半田の溶融後の冷却過程において、押さえ部材の熱容量が原因となって冷却が遅れる部分が生じても、半田接合部分には実質的な影響を及ぼさないようにすることができ、冷却過程における温度分布を生じにくくすることができ、良好な半田付けを達成することができる。
【0060】
この発明において、押さえ部材の押圧面が、半田接合部分の面積より小さい面積を有していると、押圧部材の熱容量による影響を端子板部材に対してより及ぼしにくくすることができる。
【0061】
また、この発明において、半田として共晶型半田が用いられるとき、溶融後の冷却過程において冷却が遅れた部分に低融点合金相が析出しやすいが、前述したように、押さえ部材の熱容量による冷却の遅れは、半田接合部分以外の領域で実質的に生じるに過ぎないので、このような低融点合金相を析出させにくくすることができる。
【0062】
また、この発明によれば、半田の溶融後の冷却過程での押さえ部材の熱容量による局所的な冷却の遅れをそれほど懸念する必要がなくなるので、冷却過程において徐冷を問題なく適用することができる。したがって、この発明は、徐冷を必要とするセラミック電子部品への端子板部材の取付方法において、特に顕著な効果を発揮する。
【0063】
また、この発明が、複数の電子部品の各端子電極に端子板部材を取り付けるため適用されると、押さえ部材による端子板部材の端子電極への押圧状態を確実に維持することができるとともに、前述したように、押さえ部材による悪影響を回避することができる。
【0064】
また、この発明において、端子板部材がU字状に折り曲げられた金属板をもって構成され、折り曲げにおける一方側部分が端子電極に取り付けられ、折り曲げにおける他方側部分の先端部が基板への接続のための接続部とされる場合、他方側部分に、押さえ部材の挿通を許容する貫通孔が設けられていて、半田付けを達成する工程において、押さえ部材が、貫通孔を挿通した状態で、その押圧面が端子板部材の一方側部分を押さえるようにされると、このようなU字状に折り曲げられた金属板からなる端子板部材であっても、半田付けを達成する工程において、端子板部材を端子電極に向かって押さえるという押さえ部材の作用を確実に働かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にとって興味ある第1の参考例を説明するための積層セラミックコンデンサ1およびこれに取り付けられるべき端子板部材8を一部断面で示す平面図であり、(1)は、半田付け達成工程の前の段階を示し、(2)は、半田付け達成工程後の状態を示す。
【図2】この発明にとって興味ある第2の参考例を説明するための図1(1)に相当する図である。
【図3】この発明にとって興味ある第3の参考例を説明するための積層セラミックコンデンサ1、端子板部材21および押さえ部材16の配置状態を一部断面で示す正面図である。
【図4】この発明の実施形態を説明するための積層セラミックコンデンサ1、端子板部材7および押さえ部材16の配置状態を示す正面図である。
【図5】この発明にとって興味ある従来技術を説明するための図1に相当する図である。
【符号の説明】
1 積層セラミックコンデンサ(電子部品)
2 端子電極
8,21,27 端子板部材
11 クリーム半田
14 半田
15 低融点合金相
16,19 押さえ部材
17,20 押圧面
22 一方側部分
23 他方側部分
24 接続部
25 貫通孔

Claims (6)

  1. 電子部品の外表面上に形成された端子電極に、金属板からなる端子板部材を半田付けによって取り付けるための方法であって、
    押圧面を備える、前記端子板部材を押さえるための押さえ部材を用意する工程と、
    前記端子電極と前記端子板部材とを、その間に半田を配置した状態で、位置合わせする工程と、
    次いで、前記押さえ部材の前記押圧面によって、前記端子板部材の、半田接合部分に対応する領域以外の領域を前記端子電極に向かって押さえながら、前記半田を溶融させ、前記端子電極と前記端子板部材との半田付けを達成する工程と
    を備える、電子部品への端子板部材の取付方法。
  2. 前記押さえ部材の前記押圧面は、前記半田接合部分の面積より小さい面積を有する、請求項に記載の電子部品への端子板部材の取付方法。
  3. 前記半田は、共晶型半田である、請求項1または2に記載の電子部品への端子板部材の取付方法。
  4. 前記電子部品は、セラミック電子部品である、請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品への端子板部材の取付方法。
  5. 複数の前記電子部品の各前記端子電極に前記端子板部材を取り付けるために実施される、請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品への端子板部材の取付方法。
  6. 前記端子板部材は、U字状に折り曲げられた金属板をもって構成され、折り曲げ状態において外側に向く面を前記端子電極に対向させながら折り曲げにおける一方側部分が前記端子電極に取り付けられ、折り曲げにおける他方側部分の先端部が基板への接続のための接続部とされ、前記他方側部分には、前記押さえ部材の挿通を許容する貫通孔が設けられていて、
    前記半田付けを達成する工程において、前記押さえ部材は、前記貫通孔を挿通した状態で、前記押圧面が前記端子板部材の前記一方側部分を押さえるようにされる、請求項1ないしのいずれかに記載の電子部品への端子板部材の取付方法。
JP2001081885A 2001-03-22 2001-03-22 電子部品への端子板部材の取付方法 Expired - Fee Related JP3606215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001081885A JP3606215B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 電子部品への端子板部材の取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001081885A JP3606215B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 電子部品への端子板部材の取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002280274A JP2002280274A (ja) 2002-09-27
JP3606215B2 true JP3606215B2 (ja) 2005-01-05

Family

ID=18937908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001081885A Expired - Fee Related JP3606215B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 電子部品への端子板部材の取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3606215B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5991337B2 (ja) 2013-08-20 2016-09-14 株式会社村田製作所 端子板付き電子部品の製造方法及び端子板付き電子部品
JP7025687B2 (ja) 2017-09-11 2022-02-25 Tdk株式会社 電子部品の製造方法および電子部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002280274A (ja) 2002-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3758408B2 (ja) セラミック電子部品
JPH11251176A (ja) セラミック電子部品
CN109859948B (zh) 陶瓷电子部件
JPH11340079A (ja) セラミック電子部品およびその実装構造
US20040075168A1 (en) Semiconductor device bonded on circuit board via coil spring
JP2001274539A (ja) 電子デバイス搭載プリント配線板の電極接合方法
JP3606215B2 (ja) 電子部品への端子板部材の取付方法
JP3358499B2 (ja) セラミック電子部品
JP4544387B2 (ja) セラミックコンデンサ及びその製造方法
JP2643613B2 (ja) 電気的接続接点の形成方法および電子部品の実装方法
JPH081770B2 (ja) 電気接点構造
US20060084329A1 (en) Connection terminal structure of wiring board
JP3770022B2 (ja) 電子部品
JP2004047671A (ja) セラミックコンデンサおよびセラミックコンデンサの製造方法
JP2002231564A (ja) セラミックコンデンサ
JP2003109838A (ja) セラミック電子部品
JP3969991B2 (ja) 面実装電子部品
JP3760642B2 (ja) 電子部品
JP3624740B2 (ja) セラミック電子部品
JP2006310618A (ja) セラミック電子部品及びその製造方法
JP2005340699A (ja) 表面実装型電子部品、電子部品の実装構造及び実装方法
JP2002164246A (ja) 電子部品
JPS643333B2 (ja)
JPH04302116A (ja) 基台付きチップ型電子部品
JP3024506B2 (ja) Siチップとパッケージの接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040604

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040615

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040927

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071015

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees