JP3571616B2 - データの共有方法、端末装置および記録媒体 - Google Patents

データの共有方法、端末装置および記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データの共有方法、端末装置および記録媒体に係り、特に、ネットワーク上に接続された各端末装置に格納されている共有情報の整合性を保持するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを介して相互に接続された複数台の端末装置をグループとして構成しているコンピュータシステムでは、各端末装置に格納されているプログラムおよび当該プログラムに対応するデータをグループ内の共有データとし、この共有データがグループ内の全ての端末装置において最新の状態となるようにシステムを運用する場合がある。
このようなコンピュータシステムにおいては、グループ内にサーバ装置を設置し、このサーバ装置が、グループ内の各端末装置において発生した共有データの更新情報をグループ内の全ての端末装置に対して同報送信することにより共有データの整合性を保持しようとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンピュータシステムが、例えば、ロールプレイングゲーム等の多人数参加型のアプリケーションを実行する場合には、グループ内の端末装置が途中参加や途中脱退により頻繁に入れ替わることがあるため、各端末装置の共有データを最新の状態に保持しようとすると、サーバ装置における処理の負荷が非常に高くなってしまう。
したがって、このようなコンピュータシステムにおいては、高性能なサーバ装置が必要になってしまうため、コンピュータシステムを経済的に実現することが困難となる。
【0004】
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、コンピュータシステムにおいて、各端末装置における処理の負荷の軽減を図りながら、各端末装置に格納されている共有情報の整合性を保持することが可能なデータの共有方法、端末装置および記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置によって構成されるグループ内でデータを共有するデータの共有方法において、
前記グループ内で共有する基本データおよび前記グループ内の各端末装置に関するメンバーデータを含んだ共有データに対して更新が発生した場合に、
予め定められた所定の決定方法にしたがって、前記複数の端末装置の中から、前記更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信するいずれか一つの端末装置である同報送信端末装置を、前記各端末装置において決定させる同報端末決定工程と、前記同報端末決定工程において決定した同報送信端末装置に対して、前記各端末装置から前記更新情報を送信させる送信工程と、
前記同報送信端末装置により、当該更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる同報送信工程と、前記同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、受信した更新情報によって前記共有データを更新させる更新工程とを備えたことを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のデータの共有方法において、
前記各端末装置において、前記更新情報に対応する判別用番号を前記共有データに対応させて記憶させる判別用番号記憶工程を備え、
前記送信工程は、前記更新情報に加え、前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号を送信させ、
前記同報送信工程は、受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号とし、前記更新情報に加え、新たな判別用番号を同報送信させことを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項2記載のデータの共有方法において、
前記同報送信端末装置において、受信した判別用番号と前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断させる判別用番号判断工程を備え、
前記同報送信工程は、前記判別用番号判断工程において、受信した判別用番号が前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号以上であると判断された場合に、前記同報送信させることを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項3記載のデータの共有方法において、
前記各端末装置において、前記更新情報を強制的に同報送信させるか否かを示す強制同報可否情報を格納させる強制同報可否情報格納工程を備え、
前記送信工程は、前記更新情報および前記判別用番号に加え、前記強制同報可否情報を送信させることを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項4記載のデータの共有方法において、
前記同報送信工程は、前記強制同報可否情報が前記更新情報を強制的に同報送信させることを示す場合には、前記同報送信させることを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載の発明は、請求項2記載のデータの共有方法において、
前記各端末装置において、前記更新情報および前記新たな判別用番号を受信させる受信工程と、前記新たな判別用番号と前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断させる判別用番号判断工程とを備え、
前記更新工程は、前記判別用番号判断工程において、新たに受信した判別用番号が前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号よりも大きいと判断された場合に、前記更新情報を前記共有データに更新させることを特徴としている。
【0011】
請求項7に記載の発明は、請求項2記載のデータの共有方法において、
前記各端末装置において、nから「n+グループ内の総端末台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として予め各端末装置に重複なく割り当てておく端末番号割り当て工程を備え、
前記決定方法は、前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴としている。
【0012】
請求項8に記載の発明は、請求項2記載のデータの共有方法において、
前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、
前記決定方法は、前記性能値を考慮して前記同報送信端末装置を決定することを特徴としている。
【0013】
請求項9に記載の発明は、請求項8記載のデータの共有方法において、
前記各端末装置において、前記メンバーデータに含まれる性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、nから「n+グループ内で基準値を超えている端末装置の台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として重複なく割り当てておく端末番号割り当て工程を備え、
前記決定方法は、前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置のうち前記基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴としている。
【0014】
請求項10に記載の発明は、請求項1記載のデータの共有方法において、
前記同報送信端末装置において、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させる次回同報端末決定工程と、前記次回同報端末決定工程において決定した次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報とともに、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信させる開始通知送信工程と、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信させる終了通知送信工程と、前記次回同報送信端末装置において、前記更新情報、前記同報送信開始通知および前記同報送信終了通知を受信させる通知受信工程と、前記通知受信工程において前記同報通知開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、前記同報送信終了通知が受信されていない場合に、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる代理同報送信工程とを備えたことを特徴としている。
【0015】
請求項11に記載の発明は、請求項10記載のデータの共有方法において、
前記次回同報送信端末装置において、前記各端末装置から送信された前記更新情報を受信させる更新情報受信工程と、前記更新情報が前記同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる代理同報送信工程を備えたことを特徴としている。
【0016】
請求項12に記載の発明は、請求項1記載のデータの共有方法において、
各端末装置において、前記更新情報を送信した前記同報送信端末装置から応答があるか否かを判断させる応答判断工程と、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させる次回同報端末決定工程とを備え、
前記送信工程は、前記応答判断工程において応答がないと判断された場合に、前記次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報を送信させることを特徴としている。
【0017】
請求項13に記載の発明は、請求項12記載のデータの共有方法において、
前記次回同報送信端末装置において、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる代理同報送信工程を備えたことを特徴としている。
【0018】
請求項14に記載の発明は、請求項1記載のデータの共有方法において、
各端末装置において、グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断させる故障判断工程と、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させる次回同報端末決定工程とを備え、
前記送信工程は、前記故障判断工程において前記他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、前記他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバーデータを共有データから削除させる更新情報を送信することを特徴としている。
【0019】
請求項15に記載の発明は、請求項1記載のデータの共有方法において、
グループに対して新たに追加される端末装置において、グループに属するいずれかの端末装置に対して前記共有データのダウンロードを要求させるダウンロード要求工程と、グループに対して新たに追加される端末装置において、前記ダウンロード要求工程においてダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信させる共有データ受信工程と、グループに対して新たに追加される端末装置において、グループ内において同報送信された更新情報を、前記ダウンロードが要求された端末装置から受信させる更新情報受信工程と、ダウンロードが終了した後に、前記受信した更新情報を前記受信した共有データに対して更新させる更新情報更新工程と、前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記新たに追加された端末装置に対して共有データを送信させる共有データ送信工程と、同報送信により受信した前記更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させる更新情報中継工程とを備えたことを特徴としている。
【0020】
請求項16に記載の発明は、請求項15記載のデータの共有方法において、
前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、
前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対して前記ダウンロードを実行するように依頼させる依頼通知工程と、前記ダウンロードを実行するように依頼された端末装置において、前記新たに追加された端末装置に対して前記ダウンロードを実行することを特徴としている。
【0021】
請求項17に記載の発明は、請求項15記載のデータの共有方法において、
前記更新情報中継工程は、前記新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後に発生した更新情報から、前記新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデータに関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させることを特徴としている。
【0022】
請求項18に記載の発明は、ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置によって構成されるグループに属する端末装置において、
前記グループ内で共有する基本データおよび前記グループ内の各端末装置に関するメンバーデータを含んだ共有データを記憶する共有データ記憶手段と、前記共有データに対して更新が発生した場合に、予め定められた所定の決定方法にしたがって、前記複数の端末装置の中から、前記更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信するいずれか一つの端末装置である同報送信端末装置を決定する同報端末決定手段と、前記同報端末決定手段によって決定された同報送信端末装置に対して、前記更新情報を送信する送信手段と、前記同報送信端末装置として、当該更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する同報送信手段と、前記同報送信された更新情報を受信する各端末装置として、当該受信した更新情報により前記共有データを更新する更新手段とを備えたことを特徴としている。
【0023】
請求項19に記載の発明は、請求項18記載の端末装置において、
前記更新情報に対応する判別用番号を前記共有データに対応させて記憶する判別用番号記憶手段を備え、
前記送信手段は、前記更新情報に加え、前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号を送信し、
前記同報送信手段は、前記受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号とし、前記更新情報に加え、新たな判別用番号を同報送信することを特徴としている。
【0024】
請求項20に記載の発明は、請求項19記載の端末装置において、
前記同報送信端末装置として、前記受信した判別用番号と前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断手段を備え、
前記同報送信手段は、前記判別用番号判断手段によって、受信した判別用番号が前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号以上であると判断された場合に、前記同報送信することを特徴としている。
【0025】
請求項21に記載の発明は、請求項20記載の端末装置において、
前記更新情報を強制的に同報送信するか否かを示す強制同報可否情報を格納する強制同報可否情報格納手段を備え、
前記送信手段は、前記更新情報および前記判別用番号に加え、前記強制同報可否情報を送信することを特徴としている。
【0026】
請求項22に記載の発明は、請求項21記載の端末装置において、
前記同報送信手段は、前記強制同報可否情報が前記更新情報を強制的に同報送信することを示す場合には、前記同報送信することを特徴としている。
【0027】
請求項23に記載の発明は、請求項19記載の端末装置において、
前記更新情報および前記新たな判別用番号を受信する受信手段と、前記新たな判別用番号と前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断手段とを備え、
前記更新手段は、前記判別用番号判断手段によって、新たに受信した判別用番号が前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号よりも大きいと判断された場合に、前記更新情報を前記共有データに更新することを特徴としている。
【0028】
請求項24に記載の発明は、請求項19記載の端末装置において、
nから「n+グループ内の総端末台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として予め各端末装置に重複なく割り当てておく端末番号割り当て手段を備え、
前記決定方法は、前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴としている。
【0029】
請求項25に記載の発明は、請求項19記載の端末装置において、
前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、
前記決定方法は、前記性能値を考慮して前記同報送信端末装置を決定することを特徴としている。
【0030】
請求項26に記載の発明は、請求項25記載の端末装置において、
前記メンバーデータに含まれる性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、nから「n+グループ内で基準値を超えている端末装置の台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として重複なく割り当てておく端末番号割り当て手段を備え、
前記決定方法は、前記判別用番号記憶手段において記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置のうち前記基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに一致する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴としている。
【0031】
請求項27に記載の発明は、請求項18記載の端末装置において、
前記同報送信端末装置として、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定手段と、前記次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報とともに、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信する開始通知送信手段と、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信する終了通知送信手段と、前記次回同報送信端末装置として、前記更新情報、前記同報送信開始通知および前記同報送信終了通知を受信する通知受信手段と、前記通知受信手段によって前記同報通知開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに前記同報送信終了通知が受信されていない場合に、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段とを備えたことを特徴としている。
【0032】
請求項28に記載の発明は、請求項27記載の端末装置において、
前記次回同報送信端末装置として、前記各端末装置から送信された前記更新情報を受信する更新情報受信手段と、前記更新情報が前記同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段を備えたことを特徴としている。
【0033】
請求項29に記載の発明は、請求項18記載の端末装置において、
前記更新情報を送信した前記同報送信端末装置から応答があるか否かを判断する応答判断手段と、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定手段とを備え、
前記送信手段は、前記応答判断手段によって応答がないと判断された場合に、前記次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報を送信することを特徴としている。
【0034】
請求項30に記載の発明は、請求項29記載の端末装置において、
前記次回同報送信端末装置として、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段を備えたことを特徴としている。
【0035】
請求項31に記載の発明は、請求項18記載の端末装置において、
グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断する故障判断手段と、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定手段とを備え、
前記送信手段は、前記故障判断手段によって前記他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、前記他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバーデータを共有データから削除させる更新情報を送信することを特徴としている。
【0036】
請求項32に記載の発明は、請求項18記載の端末装置において、
グループに対して新たに追加される場合に、グループに属するいずれかの端末装置に対して前記共有データのダウンロードを要求するダウンロード要求手段と、グループに対して新たに追加される場合に、前記ダウンロード要求手段によってダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信する共有データ受信手段と、グループに対して新たに追加される場合に、グループ内において同報送信された更新情報を、前記ダウンロードが要求された端末装置から受信する更新情報受信手段と、ダウンロードが終了した後に、前記受信した更新情報を前記受信した共有データに対して更新する更新情報更新手段と、前記ダウンロードが要求された端末装置として、前記新たに追加された端末装置に対して共有データを送信する共有データ送信手段と、同報送信により受信した前記更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信する更新情報中継手段とを備えたことを特徴としている。
【0037】
請求項33に記載の発明は、請求項32記載の端末装置において、
前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、
前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対して前記ダウンロードを実行するように依頼する依頼通知手段と、前記ダウンロードを実行するように依頼された端末装置として、前記新たに追加された端末装置に対して前記ダウンロードを実行することを特徴としている。
【0038】
請求項34に記載の発明は、請求項32記載の端末装置において、
前記更新情報中継手段は、前記新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後に発生した更新情報から、前記新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデータに関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信することを特徴としている。
【0039】
請求項35に記載の発明は、ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置によって構成されるグループ内でデータを共有するためのプログラムを記録した記録媒体において、
前記グループ内で共有する基本データおよび前記グループ内の各端末装置に関するメンバーデータを含んだ共有データに対して更新が発生した場合に、
予め定められた所定の決定方法にしたがって、前記複数の端末装置の中から、前記更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信するいずれか一つの端末装置である同報送信端末装置を、前記各端末装置において決定させ、
当該決定した同報送信端末装置に対して、前記更新情報を送信させるとともに、
前記同報送信端末装置において、当該更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させ、
前記同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、当該受信した更新情報によって前記共有データを更新させることを特徴としている。
【0040】
請求項36に記載の発明は、請求項35記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記各端末装置において、前記更新情報に対応する判別用番号を前記共有データに対応させて記憶させ、
前記決定した同報送信端末装置に対して、前記更新情報に加え、前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号を送信させ、
前記同報送信端末装置において、受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号とし、前記更新情報に加え、新たな判別用番号を同報送信させることを特徴としている。
【0041】
請求項37に記載の発明は、請求項36記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記同報送信端末装置において、受信した判別用番号と前記記憶した判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断させ、
当該判断において、受信した判別用番号が前記記憶した判別用番号以上であると判断された場合に、前記同報送信させることを特徴としている。
【0042】
請求項38に記載の発明は、請求項37記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記各端末装置において、前記更新情報を強制的に同報送信させるか否かを示す強制同報可否情報を格納させ、
前記決定した同報送信端末装置に対して、前記更新情報および前記判別用番号に加え、前記強制同報可否情報を送信させることを特徴としている。
【0043】
請求項39に記載の発明は、請求項38記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記同報送信端末装置において、受信した強制同報可否情報が前記更新情報を強制的に同報送信させることを示す場合には、前記同報送信させることを特徴としている。
【0044】
請求項40に記載の発明は、請求項36記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記各端末装置において、前記更新情報および前記新たな判別用番号を受信させ、
前記新たな判別用番号と前記記憶した判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断させ、
前記同報送信された更新情報を受信した際に、前記判断において、新たに受信した判別用番号が前記記憶した判別用番号よりも大きいと判断された場合に、前記更新情報を前記共有データに更新させることを特徴としている。
【0045】
請求項41に記載の発明は、請求項36記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記各端末装置において、nから「n+グループ内の総端末台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として予め各端末装置に重複なく割り当てておき、
前記決定方法は、前記記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴としている。
【0046】
請求項42に記載の発明は、請求項36記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、
前記決定方法は、前記性能値を考慮して前記同報送信端末装置を決定することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
【0047】
請求項43に記載の発明は、請求項42記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記各端末装置において、前記メンバーデータに含まれる性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、nから「n+グループ内で基準値を超えている端末装置の台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として重複なく割り当て、
前記決定方法は、前記記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置のうち前記基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴としている。
【0048】
請求項44に記載の発明は、請求項35記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記同報送信端末装置において、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させ、
当該決定した次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報とともに、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信させ、
同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信させるとともに、
前記次回同報送信端末装置において、前記更新情報、前記同報送信開始通知および前記同報送信終了通知を受信させ、
前記同報通知開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、前記同報送信終了通知が受信されていない場合に、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させることを特徴としている。
【0049】
請求項45に記載の発明は、請求項44記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記次回同報送信端末装置において、前記各端末装置から送信された前記更新情報を受信させ、
前記更新情報が前記同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させることを特徴としている。
【0050】
請求項46に記載の発明は、請求項35記載のプログラムを記録した記録媒体において、
各端末装置において、前記更新情報を送信した前記同報送信端末装置から応答があるか否かを判断させ、
次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させ、
前記判断において応答がないと判断された場合に、前記決定された次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報を送信させることを特徴としている。
【0051】
請求項47に記載の発明は、請求項46記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記次回同報送信端末装置において、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させることを特徴としている。
【0052】
請求項48に記載の発明は、請求項35記載のプログラムを記録した記録媒体において、
各端末装置において、グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断させ、
次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させ、
前記判断において前記他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記決定された次回同報送信端末装置に対して、前記他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバーデータを共有データから削除させる更新情報を送信することを特徴としている。
【0053】
請求項49に記載の発明は、請求項35記載のプログラムを記録した記録媒体において、
グループに対して新たに追加される端末装置において、グループに属するいずれかの端末装置に対して前記共有データのダウンロードを要求させ、
グループに対して新たに追加される端末装置において、前記ダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信させ、
グループに対して新たに追加される端末装置において、グループ内において同報送信された更新情報を、前記ダウンロードが要求された端末装置から受信させ、
ダウンロードが終了した後に、前記受信した更新情報を前記受信した共有データに対して更新させるとともに、
前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記新たに追加された端末装置に対して共有データを送信させ、
同報送信により受信した前記更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させることを特徴としている。
【0054】
請求項50に記載の発明は、請求項49記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、
前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対して前記ダウンロードを実行するように依頼させ、
前記ダウンロードを実行するように依頼された端末装置において、前記新たに追加された端末装置に対して前記ダウンロードを実行することを特徴としている。
【0055】
請求項51に記載の発明は、請求項49記載のプログラムを記録した記録媒体において、
前記同報送信により受信した前記更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させる際に、前記新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後に発生した更新情報から、前記新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデータに関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させることを特徴としている。
【0056】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する
[1] 実施形態の構成
[1.1] コンピュータシステムの概要構成
図1に、本発明の実施形態であるコンピュータシステム1の概要構成を示す。図1に示すように、コンピュータシステム1は、多人数参加型のアプリケーションを実行するコンピュータシステムであり、ネットワークを介して接続される複数の端末装置5を備えて構成されている。
ここで、これら複数の端末装置5は、多人数参加型のアプリケーションによって実行される、例えば、ロールプレイングゲームの一ゲーム単位にグループを構成する。
そして、端末装置5は、同一のグループに属している各端末装置5に関する情報、および、各端末装置5が参加しているゲーム上での仮想的な位置や属性等に関する情報を、グループ内の各端末装置5間で共有する共有データとして格納している。
さらに、端末装置5は、共有データを更新することによって発生する更新情報を、所定のアルゴリズムに基づいて更新情報ごとに順次決定される1台の端末装置(以下、同報送信端末装置という。)に対して送信する。更新情報を受信した同報送信端末装置は、同じグループ内の他の全ての端末装置5に対して当該更新情報を同報送信し、当該更新情報を受信した端末装置で共有データを更新することにより各端末装置5間の共有データの整合性を保持している。
以下にコンピュータシステム1を構成する端末装置5について詳細に説明する。
【0057】
[1.2] 端末装置の構成
[1.2.1] 端末装置の概要構成
図2を参照して端末装置5の概要構成を説明する。図2に示すように、端末装置5は、大別すると、グループ内の各端末装置5間で共有する共有データを格納する共有情報記憶部10、更新情報の同報送信を同報送信端末装置に対して依頼する際の制御を行う同報依頼制御部20、更新情報をグループ内の他の端末装置に対して同報送信する際の制御を行う同報送信制御部30、共有データに対する更新の制御を行う共有データ更新制御部40、新たなグループに加わったときに当該グループ内に格納されている共有データを受信する際の制御を行うダウンロード制御部50、および、新規に追加された端末装置に対して共有データをダウンロードしている際にグループ内で発生した更新情報を新規に追加された端末装置に対して中継送信する際の制御を行う中継送信制御部60を備えて構成されている。
【0058】
[1.2.1.1] 共有情報記憶部の概要構成
次に、図3を参照して共有情報記憶部10の概要構成について説明する。共有情報記憶部10は、グループ内の各端末装置5間で共有する共有データを格納する書き換え可能なメモリである。そして、共有データには、判別用番号データ11、メンバーデータ12、および、基本データ13が含まれる。
ここで、判別用番号データ11は、更新情報を同報送信するたびに付与される判別用番号を格納するデータであり、直近の同報送信によって送信された判別用番号が格納されている。
【0059】
また、メンバーデータ12は、同一のグループに属している各端末装置5に関する情報、例えば、端末装置識別コード、同報送信端末装置決定用の端末番号(以下、端末番号という)、端末装置のスペック情報等を格納するデータである。ここで、端末番号には、例えば、グループ内に3台の端末装置が属している場合には、“0”,“1”,“2”のいずれかの数値が各端末装置に重複しないように割り当てられている。この数値は、同報送信端末装置を決定する際に用いられるものである。
端末番号については、端末装置が増減した際に、当該増減を認知した端末装置が、メンバーデータ12に格納されている各端末装置識別コードのうち、例えば、一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置に対して、その旨を送信し、その旨を受信した端末装置がメンバーリストの更新情報として同報送信端末装置に対し同報送信を依頼することによって最終的に更新される。
【0060】
また、端末装置のスペック情報には、ハードディスク並びにメモリの容量、CPUの性能、および、端末装置が接続しているネットワークの通信速度等が格納されている。
スペック情報については、各端末装置が、メンバーデータ12に格納されている各端末装置識別コードのうち、例えば、一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置に対して定期的にスペック情報を送信し、当該スペック情報を受信した端末装置がメンバーリストの更新情報として同報送信端末装置に対し同報送信を依頼することによって最終的に更新される。
【0061】
また、基本データ13は、メンバーデータ12に格納されている各端末装置識別コードに対応する端末装置5のゲーム上での仮想的な位置や属性等に関する情報を格納するデータである。
【0062】
[1.2.1.2] 同報依頼制御部の詳細構成
次に、図2を参照して同報依頼制御部20の詳細構成について説明する。図2に示すように、同報依頼制御部20は、送信先決定部21、同報依頼送信部22、および、故障判断部23を備えて構成されている。
ここで、送信先決定部21は、共有データに対する更新が発生した場合に、当該更新に関する更新情報をグループ内の他の全ての端末装置5に対して同報送信する同報送信端末装置を、所定のアルゴリズムに基づいて決定する。
【0063】
このアルゴリズムは、同一グループ内の端末装置5から1台の端末装置を同報送信端末装置として決定し、かつ、各端末装置間による処理負担の格差が広がらないように順番に同報送信端末装置が決定できるアルゴリズムであればよい。
例えば、グループ内の各端末装置5に対して“0”から「グループ内の総端末装置台数−1」までの連続する整数となる端末番号を予め重複することなく割り当てておき、以下に記載する[式1]で表される計算式によって求められる数字に対応する端末番号が割り当てられている端末装置5を同報送信端末装置として決定する。
「判別用番号」 mod 「グループ内の総端末装置台数」……[式1]ここで、modは、例えば、A mod Bの場合には、AをBで除した際の余りを求めるものである。
[式1]に従えば、更新情報が同報送信されるたびに判別用番号に“1”が加算されるため、算出される数字も“0”から「グループ内の総端末装置台数−1」の間で順番に変化することとなる。したがって、グループ内の端末装置5は、更新情報が同報送信されるたびに順番に同報送信端末装置として決定される。
【0064】
また、同報依頼送信部22は、送信先決定部21により決定された同報送信端末装置に対して、現在の判別用番号を付与した更新情報、強制同報可否情報、および、同報送信を依頼する旨の同報依頼信号を送信する。ここで、強制同報可否情報は、同報送信を依頼する際に送信された判別用番号が、同報送信端末装置に格納されている判別用番号よりも小さい場合であっても強制的に同報送信を行うか否かを示す情報である。
また、故障判断部23は、同報依頼送信部22が同報依頼信号を送信した同報送信端末装置から、予め定められた所定の時間内に同報送信されてこない場合に、同報送信端末装置が故障であると判断して、その旨を送信先決定部21に対して通知する。この場合、送信先決定部21は、判別用番号に“1”を加算した場合に上述した[式1]により算出される数字に対応した端末番号が割り当てられている端末装置5を同報送信端末装置として決定する。
【0065】
[1.2.1.3] 同報送信制御部の詳細構成
次に、図2を参照して同報依頼制御部30の詳細構成について説明する。図2に示すように、同報依頼制御部30は、同報通知受信部31、同報依頼受信部32、同報送信実行部33、および、同報通知送信部34を備えて構成されている。
ここで、同報通知受信部31は、同報送信端末装置がグループ内の他の端末装置に対して同報送信を開始する際と終了した際に、次回の同報送信を行う同報通知端末装置に決定される端末装置5に対して送信した同報送信の開始または終了を示す通知をそれぞれ受信する。
また、同報依頼受信部32は、グループ内の他の端末装置5から送信された同報依頼信号を受信する。
【0066】
また、同報送信実行部33は、同報依頼受信部32により同報依頼信号が受信された場合に、更新情報に付与された判別用番号に対して“1”を加算してから、当該更新情報をグループ内の他の端末装置5に対して同報送信する。この場合において、同報送信実行部33は、同報通知受信部31により前回の同報送信端末装置から送信された同報送信の終了を示す通知を受信したことを確認してから同報送信を行う。
また、同報送信実行部33は、同報依頼信号に伴って受信した判別用番号が、共有情報記憶部10に記憶されている判別用番号よりも小さい場合には、原則として同報送信を行わない。ただし、同報送信実行部33は、同報依頼信号に伴って受信した強制同報可否情報が、強制的に同報送信を行うことを示している場合には、同報送信を行う。
また、同報通知送信部34は、他の端末装置5に対して同報送信を行う際に、次回の同報送信を行う同報通知端末装置に決定される端末装置5に対して、同報送信の開始または終了を示す通知をそれぞれ送信する。
【0067】
[1.2.1.4] 共有データ更新制御部の詳細構成
次に、共有データ更新制御部40は、共有情報記憶部に格納されている共有データに対する登録、変更、削除等の更新処理を制御する。
また、共有データ更新制御部40は、同報送信により送信された判別用番号が、共有情報記憶部10に記憶されている判別用番号よりも大きい場合に、更新情報を共有データに対して更新する。
【0068】
[1.2.1.5] ダウンロード制御部の詳細構成
次に、図2を参照してダウンロード制御部50の詳細構成について説明する。図2に示すように、ダウンロード制御部50は、例えば、ゲームに途中参加する場合に他の端末装置5から共有データをダウンロードする際の制御を行う部分であり、ダウンロード要求部51、共有データ受信部52、更新情報受信部53、更新情報記憶部54、および、更新情報反映部55を備えて構成されている。
ここで、ダウンロード要求部51は、共有データのダウンロードを要求するためのダウンロード要求信号を同一グループ内に属するいずれかの端末装置5に対して送信する。
また、共有データ受信部52は、ダウンロード要求部51によって送信されたダウンロード要求信号を受信した端末装置から送信された共有データを受信する。
【0069】
また、更新情報受信部53は、同報送信端末装置から送信された更新情報を、ダウンロード要求信号を受信した端末装置を介して受信する。
また、更新情報記憶部54は、更新情報受信部53によって受信された更新情報を記憶する。
また、更新情報反映部55は、ダウンロード要求信号を受信した端末装置からの共有データのダウンロードが全て終了した場合に、更新情報記憶部54に記憶されている更新情報を共有情報記憶部10に記憶されている共有データに対して更新する。
【0070】
[1.2.1.6] 中継送信制御部の詳細構成
次に、図2を参照して中継送信制御部60の詳細構成について説明する。図2に示すように、中継送信制御部60は、例えば、ゲームに途中参加してきた端末装置に対して共有データをダウンロードする際の制御を行う部分であり、ダウンロード要求受信部61、共有データ送信部62、および、更新情報中継部63を備えて構成されている。
ここで、ダウンロード要求受信部61は、新たに追加される端末装置から送信されたダウンロード要求信号を受信する。
また、共有データ送信部62は、新たに追加される端末装置に対して共有データのダウンロードを開始するとともに、同報送信端末装置から送信された更新情報を中継して新たに追加される端末装置に対して送信する更新情報の中継送信を開始させるための中継送信開始信号を更新情報中継部63に対して送信する。
また、更新情報中継部63は、同報送信端末装置から同報により送信された更新情報を受信し、受信した更新情報を、新たに追加される端末装置に対して送信する。
【0071】
[1.2.2] 端末装置のハードウェア構成
また、図4を参照して端末装置5のハードウェア構成を説明する。
図4に示すように、端末装置5は、例えば、演算処理および制御処理等を統括して行う中央処理装置(CPU)71、各種制御用のプログラムを記憶した読み出し専用記憶装置(ROM)73、稼働中のプログラムおよびデータ等を一時的に記憶する主記憶装置(RAM)72、上述した同報依頼制御部20、同報送信制御部30、共有データ更新制御部40、ダウンロード制御部50、並びに、中継送信制御部60等を制御するためのプログラム等を記憶している補助記憶装置(HDD)74、他の端末装置とネットワークを介して接続する際に、接続用のインターフェースとなる通信制御装置75、各種データを入力するための入力装置76、および、処理結果等を表示する表示装置77を備えて構成されている。また、上記CPU71、RAM72、ROM73、HDD74、通信制御装置75、入力装置76および表示装置77は、バス(BUS)78を介して相互に接続されている。
【0072】
なお、補助記憶装置74は、端末装置5に内蔵されていても、外付けされていてもよい。また、補助記憶装置74は、全ての端末装置5において備えられている必要はなく、補助記憶装置74の代わりに、例えば、CD−ROM装置並びにDVD−ROM装置等の記録媒体を読み取るための装置等を備えるようにしてもよい。この場合に、上記CD−ROM装置あるいはDVD−ROM装置等は、上述した同報依頼制御部20、同報送信制御部30、共有データ更新制御部40、ダウンロード制御部50、並びに、中継送信制御部60等を制御するためのプログラム等を記憶しているCDあるいはDVDを読み取ることとなる。
また、入力装置76および表示装置77は、必ずしも端末装置5に備えられている必要はない。例えば、1台の端末装置が同時に複数のグループに属している場合には、1台の端末装置が論理的に複数の端末装置として機能することとなるため、あるグループに属している論理的な端末装置において、入力装置76および表示装置77が物理的に占有されている場合には、他の論理的な端末装置においては、入力装置76および出力装置77を備えていない状態となることもある。
【0073】
[2] 実施形態の動作
[2.1] 同報送信の基本的な動作
次に、図5を参照して、同報送信の基本的な動作例について説明する。
ここで、この動作における前提条件として、図13に示すように、各端末装置P,Q,R,Sに対しては、“0”から始まり連続する整数である“0”,“1”,“2”,“3”をそれぞれの端末番号として割り当てておく。また、現時点においては、各端末装置P,Q,R,Sの判別用番号データ11には、判別用番号として“5”が格納されていることとする。
【0074】
例えば、端末装置Pにおいて共有データに対する更新が発生する場合には(ステップS1)、端末装置Pの送信先決定部21は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて同報送信端末装置を決定する(ステップS2)。
同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明すると、例えば、図5に示されるグループの場合には、現時点における判別用番号が“5”であり、現在のグループに属する端末装置が4台(メンバーデータ12より算出する)であるため、これらの値を上述した[式1]に代入すると、
5 mod 4 = 1
と求まる。したがって、端末番号として“1”が割り当てられている端末装置Qが、今回発生した更新情報をグループ内の他の全ての端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置に決定される。
【0075】
次に、端末装置Pの同報依頼送信部21は、共有データが更新されることによって発生する更新情報X、現時点において共有データ10に登録されている判別用番号“5”、および、同報送信を依頼する旨の同報依頼信号を、同報送信端末装置である端末装置Qに対して送信する(ステップS3)。
【0076】
次に、端末装置Qの送信先決定部21は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて、次回の同報送信端末装置となる端末装置を決定する(ステップS4)。
次回の同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明すると、例えば、判別用番号を、現時点において共有データ10に登録されている判別用番号である“5”に“1”を加えて“6”とする。そして、新たな判別用番号である“6”とグループ内の総端末装置台数である“4”を上述した[式1]に代入すると、
6 mod 4 = 2
と求まる。したがって、端末番号として“2”が割り当てられている端末装置Rが、次回発生する更新情報をグループ内の他の全ての端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置に決定される。
【0077】
次に、端末装置Qの同報通知送信部34は、これから同報送信を開始することを示す同報送信開始通知を次回の同報送信端末装置である端末装置Rに対して送信する。また、端末装置Qの同報送信実行部33は、更新情報X、および、新たな判別用番号“6”を次回の同報送信端末装置である端末装置Rに対して送信する(ステップS5)。
ここで、端末装置Qにおいては、共有データ更新制御部40によって、更新情報X、および、判別用番号である“6”が、共有情報記憶部10に対して更新される。
【0078】
端末装置Rの同報通知受信部31は、端末装置Qから送信された同報送信開始通知を受信し、同報送信が開始されたことを認識する。そして、端末装置Rの共有データ更新制御部40は、端末装置Qから受信した更新情報X、および、判別用番号“6”を、共有情報記憶部10に対して更新する(ステップS6)。
【0079】
また、端末装置Qの同報送信実行部33は、メンバーデータ12に格納されている端末装置識別コードに対応する端末装置P,Sに対して、更新情報X、および、新たな判別用番号“6”を同報送信する(ステップS7)。
そして、端末装置P,Sの共有データ更新制御部40は、同報送信端末装置である端末装置Qから受信した更新情報X、および、判別用番号“6”を、共有情報記憶部10に対して更新する(ステップS8,S8’)。
【0080】
次に、端末装置Qの同報通知送信部34は、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回の同報送信端末装置である端末装置Rに対して送信する(ステップS9)。
端末装置Rの同報通知受信部31は、端末装置Qから送信された同報送信終了通知を受信し、同報送信が終了したことを認識する(ステップS10)。
【0081】
[2.2] 同報送信端末装置が正常に同報送信を終了しない場合の動作
次に、図6を参照して、同報送信端末装置が正常に同報送信を終了しない場合の動作例について説明する。
ここで、前提条件として、各端末装置P,Q,R,Sに対しては、“0”から始まり連続する整数である“0”,“1”,“2”,“3”をそれぞれの端末番号として割り当てておく。また、現時点においては、各端末装置P,Q,R,Sの判別用番号データ11には、判別用番号として“5”が格納されていることとする。
また、図6に示される動作のうち、前述した[2.1]欄の同報送信の基本的な動作を説明する際に参照した図5に示される動作と同様の処理を行うステップについては、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0082】
まず、図6に示されるステップS6において、端末装置Rの同報通知受信部31は、端末装置Qから送信された同報送信開始通知を受信し、同報送信が開始されたことを認識する。そして、端末装置Rの共有データ更新制御部40は、端末装置Qから受信した更新情報X、および、判別用番号“6”を、共有情報記憶部10に対して更新する。
【0083】
次に、端末装置Rの同報通知受信部31は、端末装置Qから送信される同報送信終了通知を受信するために、予め定められた所定時間待機する(ステップS7a)。
ステップS7aにおいて、端末装置Rの同報通知受信部31が所定時間待機したにもかかわらず、端末装置Qから同報送信終了通知を受信することができなかった場合に、同報通知実行部33は、メンバーデータ12に格納されている各端末装置識別コードに対応する端末装置P,Sに対して、更新情報X、および、新たな判別用番号“6”を同報送信する(ステップS8a)。
そして、端末装置P,Sの共有データ更新制御部40は、端末装置Rから受信した更新情報X、および、判別用番号である“6”を、共有情報記憶部10に対して更新する(ステップS8a,S8a’)。
【0084】
[2.3] 同報送信端末装置に対して正常に送信できない場合の動作
次に、図7を参照して、同報送信端末装置に対して正常に送信できない場合の動作例について説明する。
ここで、前提条件として、各端末装置P,Q,R,Sに対しては、“0”から始まり連続する整数である“0”,“1”,“2”,“3”をそれぞれの端末番号として割り当てておく。また、現時点においては、各端末装置P,Q,R,Sの判別用番号データ11には、判別用番号として“5”が格納されていることとする。
また、図7に示される動作のうち、前述した[2.1]欄の同報送信の基本的な動作を説明する際に参照した図5に示される動作と同様の処理を行うステップについては、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0085】
まず、図7に示されるステップS3において、端末装置Pの同報依頼送信部21は、共有データに対する更新によって発生する更新情報X、現時点において共有データ10に登録されている判別用番号“5”、および、同報送信を依頼する旨の同報依頼信号を、同報送信端末装置である端末装置Qに対して送信する。
【0086】
次に、端末装置Pの故障判断部23によって、更新情報X、判別用番号、および、同報依頼信号が、端末装置Qに対して正常に送信されなかったと判断された場合に(ステップS4b)、送信先決定部21は、端末装置Qの代わりに同報送信端末装置となる端末装置を決定する(ステップS5b)。
代理の同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明すると、例えば、判別用番号を、現時点において共有データ10に登録されている判別用番号である“5”に“1”を加えて“6”とする。そして、新たな判別用番号である“6”とグループ内の総端末装置台数である“4”を上述した[式1]に代入すると、
6 mod 4 = 2
と求まる。したがって、端末番号として“2”が割り当てられている端末装置Rが、端末装置Qの代わりに同報送信する同報送信端末装置に決定される。
【0087】
次に、端末装置Rの同報送信実行部33は、メンバーデータ12に格納されている各端末装置識別コードに対応する端末装置P,Sに対して、更新情報X、および、新たな判別用番号“6”を同報送信する(ステップS6b)。
ここで、端末装置Rにおいては、共有データ更新制御部40によって、更新情報X、および、判別用番号である“6”が、共有情報記憶部10に対して更新される。
そして、端末装置P,Sの共有データ更新制御部40は、端末装置Rから受信した更新情報X、および、判別用番号である“6”を、共有情報記憶部10に対して更新する(ステップS7b,S7b’)。
【0088】
[2.4] 端末装置を削除する場合の動作
図8を参照して、端末装置を削除する場合の動作例について説明する。
ここで、前提条件として、各端末装置P,Q,R,Sに対しては、“0”から始まり連続する整数である“0”,“1”,“2”,“3”をそれぞれの端末番号として割り当てておく。また、現時点においては、各端末装置P,Q,R,Sの判別用番号データ11には、判別用番号として“5”が格納されていることとする。
【0089】
まず、端末装置Pが端末装置Sに対して何らかの通信を行ったとする。この通信によって端末装置Sから何の応答も得られない場合に、端末装置Pは、端末装置Sが故障であると判断する(ステップS1c)。
次に、端末装置Pは、メンバーデータ12に格納されている各端末装置識別コードのうち、例えば、一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置に対して、端末装置Sが故障であることを示す旨の通知を行う。図8においては、端末装置Pは、端末装置Rに対して端末装置Sが故障であることを示す旨の通知を行う(ステップS2c)。
【0090】
端末装置Sが故障であることを示す旨の通知を受信した端末装置Rは、メンバーデータ12から端末装置Sに対応するデータを削除する更新情報を生成する(ステップS3c)。そして、端末装置Rの送信先決定部21は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて同報送信端末装置を決定する(ステップS4c)。
同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明すると、例えば、図8に示されるグループの場合には、現時点において共有データ10に登録されている判別用番号が“5”であり、現在のグループに属する端末装置が3台になるため、これらの値を上述した[式1]に代入すると、
5 mod 3 = 2
と求まる。したがって、端末番号として“2”が割り当てられている端末装置R自身が、今回発生した更新情報をグループ内の他の全ての端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置に決定される。
【0091】
次に、端末装置Rの送信先決定部21は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて、次回の同報送信端末装置となる端末装置を決定する(ステップS5c)。
次回の同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明すると、例えば、判別用番号を、現時点において共有データ10に登録されている判別用番号である“5”に“1”を加えて“6”とする。そして、新たな判別用番号である“6”とグループ内の総端末装置台数である“3”を上述した[式1]に代入すると、
6 mod 3 = 0
と求まる。したがって、端末番号として“0”が割り当てられている端末装置Pが、次回の同報送信端末装置に決定される。
【0092】
次に、端末装置Rの同報通知送信部34は、これから同報送信を開始することを示す同報送信開始通知を次回の同報送信端末装置である端末装置Pに対して送信する。また、端末装置Rの同報送信実行部33は、更新情報X、および、新たな判別用番号“6”を次回の同報送信端末装置である端末装置Pに対して送信する(ステップS6c)。
【0093】
端末装置Pの同報通知受信部31は、端末装置Rから送信された同報送信開始通知を受信し、同報送信が開始されたことを認識する。そして、端末装置Pの共有データ更新制御部40は、端末装置Rから受信した更新情報X、および、判別用番号“6”を、共有情報記憶部10に対して更新する(ステップS7c)。
【0094】
また、端末装置Rの同報送信実行部33は、メンバーデータ12に格納されている端末装置識別コードに対応する端末装置Qに対して、更新情報X、および、新たな判別用番号“6”を送信する(ステップS8c)。
そして、端末装置Qの共有データ更新制御部40は、同報送信端末装置である端末装置Rから受信した更新情報X、および、判別用番号“6”を、共有情報記憶部10に対して更新する(ステップS9c)。
【0095】
次に、端末装置Rの同報通知送信部34は、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回の同報送信端末装置である端末装置Pに対して送信する(ステップS10c)。
端末装置Pの同報通知受信部31は、端末装置Rから送信された同報送信終了通知を受信し、同報送信が終了したことを認識する(ステップS11c)。
【0096】
[2.5] 端末装置がグループから脱退する場合の動作
図9を参照して、端末装置がグループから脱退する場合の動作例について説明する。
ここで、前提条件として、各端末装置P,Q,R,Sに対しては、“0”から始まり連続する整数である“0”,“1”,“2”,“3”をそれぞれの端末番号として割り当てておく。また、現時点においては、各端末装置P,Q,R,Sの判別用番号データ11には、判別用番号として“5”が格納されていることとする。
【0097】
例えば、端末装置Pがグループから脱退する場合について説明する。まず、端末装置Pは、メンバーデータ12に格納されている各端末装置識別コードのうち、例えば、一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置に対して、端末装置Pがグループから脱退する旨の通知を行う。図9においては、端末装置Pは、端末装置Rに対して端末装置Pがグループから脱退する旨の通知を行う(ステップS1d)。
【0098】
端末装置Pがグループから脱退する旨の通知を受信した端末装置Rは、メンバーデータ12から端末装置Pに対応するデータを削除する更新情報を生成する(ステップS2d)。そして、端末装置Rの送信先決定部21は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて同報送信端末装置を決定する(ステップS3d)。
同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明すると、例えば、図9に示されるグループの場合には、現時点において共有データ10に登録されている判別用番号が“5”であり、現在のグループに属する端末装置が3台になるため、これらの値を上述した[式1]に代入すると、
5 mod 3 = 2
と求まる。ここで、端末装置Rは、メンバーデータ12から端末装置Pに対応するデータを削除する更新情報を生成した時点で、メンバーデータ12の端末番号の割り当てを変更する更新情報も生成する。具体的には、端末装置Q,R,Sの端末番号が、それぞれ“0”,“1”,“2”に変更される。したがって、端末番号として“2”が割り当てられている端末装置Sが、今回発生した更新情報をグループ内の他の全ての端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置に決定される。
【0099】
次に、端末装置Rの同報依頼送信部21は、共有データが更新されることによって発生する更新情報X、現時点において共有データ10に登録されている判別用番号“5”、および、同報送信を依頼する旨の同報依頼信号を、同報送信端末装置である端末装置Sに対して送信する(ステップS4d)。
【0100】
次に、端末装置Sの送信先決定部21は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて、次回の同報送信端末装置となる端末装置を決定する(ステップS5d)。
次回の同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明すると、例えば、判別用番号を、現時点において共有データ10に登録されている判別用番号である“5”に“1”を加えて“6”とする。そして、新たな判別用番号である“6”とグループ内の総端末装置台数である“3”を上述した[式1]に代入すると、
6 mod 3 = 0
と求まる。したがって、端末番号として“0”が割り当てられている端末装置Qが、次回の同報送信端末装置に決定される。
【0101】
次に、端末装置Sの同報通知送信部34は、これから同報送信を開始することを示す同報送信開始通知を次回の同報送信端末装置である端末装置Qに対して送信する。また、端末装置Sの同報送信実行部33は、更新情報X、および、新たな判別用番号“6”を次回の同報送信端末装置である端末装置Qに対して送信する(ステップS6d)。
【0102】
端末装置Qの同報通知受信部31は、端末装置Sから送信された同報送信開始通知を受信し、同報送信が開始されたことを認識する。そして、端末装置Qの共有データ更新制御部40は、端末装置Sから受信した更新情報X、および、判別用番号“6”を、共有情報記憶部10に対して更新する(ステップS7d)。
【0103】
また、端末装置Sの同報送信実行部33は、メンバーデータ12に格納されている端末装置識別コードに対応する端末装置Rに対して、更新情報X、および、新たな判別用番号“6”を送信する(ステップS8d)。
そして、端末装置Rの共有データ更新制御部40は、同報送信端末装置である端末装置Sから受信した更新情報X、および、判別用番号“6”を、共有情報記憶部10に対して更新する(ステップS9d)。
【0104】
次に、端末装置Sの同報通知送信部34は、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回の同報送信端末装置である端末装置Qに対して送信する(ステップS10d)。
端末装置Qの同報通知受信部31は、端末装置Sから送信された同報送信終了通知を受信し、同報送信が終了したことを認識する(ステップS11d)。
【0105】
[2.6] 端末装置を追加する場合の動作
図10乃至図12を参照して、端末装置を追加する場合の動作例について説明する。
[2.6.1] 端末装置を追加する場合の概要動作
まず、図10および図11を参照して、端末装置を追加する場合の概要動作を説明する。
図10および図11に示される図は、端末装置P,Q,Rによって構成されているコンピュータシステムのグループに対して、端末装置Sが新たに追加される場合における状態を表している。
図10に示される状態は、例えば、端末装置Sが端末装置Rに対してグループに追加してもらうことを要求した状態を表している。この場合に、端末装置Rは、共有情報記憶部10に格納されている共有データを端末装置Sに対してダウンロードする。
【0106】
次に、図11に示される状態は、端末装置Rから端末装置Sに対してダウンロードしている際に、端末装置P,Q,Rによって構成されているグループ内において、共有データに対する更新情報が発生した場合には、この更新情報を受信した端末装置Rが、当該更新情報をダウンロードデータとは別個のデータとして端末装置Sに対して中継送信している状態を表している。
さらに、この状態において、端末装置Rは、端末装置Sをメンバーデータ12に登録するための更新情報を生成し、生成した更新情報をそのときの同報送信端末装置に対して送信する。これにより当該更新情報が同報送信され、グループ内の全ての端末装置に格納されているメンバーデータ12が更新される。
この更新により、端末装置Sは、メンバーデータ12に登録され、これ以降にグループ内で発生する更新情報は、同報送信端末装置からの同報送信により受信することが可能となる。したがって、これ以降、端末装置Rは、同報送信により送信された更新情報を受信しても、当該更新情報を端末装置Sに対して中継送信する必要がなくなる。
そして、ダウンロードが全て終了した時点で、当該グループは、端末装置P,Q,R,Sの4台により構成されることとなる。
【0107】
[2.5.2] 端末装置を追加する場合の詳細動作
次に、図12を参照して、端末装置を追加する場合の詳細動作を説明する。
まず、コンピュータシステムのグループに対して新たに追加された端末装置Sのダウンロード要求部51は、共有データのダウンロードを要求するためのダウンロード要求信号を端末装置Rに対して送信する(ステップS1e)。
【0108】
ダウンロード要求信号を受信した端末装置Rのダウンロード要求受信部61は、端末装置Sからダウンロード要求信号を受信した旨を示す要求受信信号を共有データ送信部62に対して送信する。共有データ送信部62は、共有情報記憶部10に記憶されている共有データをダウンロードデータとして端末装置Sに対して送信するとともに(ステップS2e)、同報送信端末装置から送信された更新情報を端末装置Sに対して送信する中継送信を開始させるための中継送信開始信号を更新情報中継部63に対して送信する。
【0109】
端末装置Rからデータを受信した端末装置Sの共有データ受信部52は、受信したダウンロードデータを共有情報記憶部10に対して登録する(ステップS3e)。
グループ内において共有データを更新するための更新情報が発生した場合には、所定のアルゴリズムによって一意に定められる同報送信端末装置、例えば端末装置Qの同報送信実行部33から当該更新情報が端末装置Rに対して送信される(ステップS4e)。
【0110】
そして、端末装置Rの共有データ更新制御部40は、受信した更新情報を共有情報記憶部10に格納されている共有データに対して更新するとともに、受信した更新情報を更新情報中継部63に対して送信する。更新情報中継部63は、受信した更新情報を端末装置Sに対して送信する(ステップS5e)。
端末装置Rから更新情報を受信した端末装置Sの更新情報受信部53は、受信した更新情報を更新情報記憶部54に対して登録する(ステップS6e)。
【0111】
次に、端末装置Rの同報依頼送信部22は、送信先決定部21により決定された同報送信端末装置、例えば端末装置Qに対して、端末装置Sをメンバーデータ12に新たに登録するための更新情報を送信する(ステップS7e)。
端末装置Qの同報送信実行部33は、グループ内の他の端末装置に対して更新情報を同報送信する(ステップS8e)。
そして、端末装置Rの共有データ更新制御部40は、受信した更新情報を共有情報記憶部10に格納されている共有データのメンバーデータ12に対して更新するとともに、受信した更新情報を更新情報中継部63に対して送信する。更新情報中継部63は、受信した更新情報を端末装置Sに対して送信する(ステップS9e)。
端末装置Rから更新情報を受信した端末装置Sの更新情報受信部53は、受信した更新情報を更新情報記憶部54に対して登録する(ステップS10e)。
【0112】
ここで、端末装置Rの中継送信制御部60は、更新情報中継部63によって端末装置Sに中継送信された更新情報の内容が、端末装置Sをメンバーデータ12に対して登録させるためのものであった場合に、更新情報中継部63による更新情報の中継を停止させ、これ以降に受信した更新情報を端末装置Sに中継送信しないようにする(ステップS11e)。
【0113】
また、端末装置Sにおいて、端末装置Rからのダウンロードが終了した場合には(ステップS12e)、更新情報反映部55は、更新情報記憶部54に記憶されている更新情報を、共有情報記憶部10に格納されている共有データに対して更新する(ステップS13e)。
【0114】
[3] 実施形態の効果
上述したように、同報送信端末装置を1台に限定し、さらにグループ内の端末装置が順番に同報送信端末装置の役割を担うようにしたため、1台のサーバー装置を設置して構成されるシステムにおいて当該サーバ装置が担う処理負荷に比べると、同報送信端末装置として各端末装置が担う処理負荷は格段に軽減される。
【0115】
また、共有データに対して発生する更新情報に対し、判別用番号を付与して同報送信しているため、更新情報の発生した順に共有データを更新することが可能となる。
また、メンバーデータに対して発生する更新情報も基本データと同様に判別用番号を付して同報送信の対象とすることにより、各端末装置に格納されている判別用番号が同じであれば、同一のメンバーデータを格納していることが保証されるため、統一されたメンバーデータに基づいて同報送信することが可能となり、同一グループ内の各端末装置における共有データの整合性を保持することができる。
【0116】
また、端末装置に中継送信制御部60を備えることによって、新たに追加された端末装置に関するメンバーデータがグループ内の各端末装置のメンバーデータに登録される前であっても、グループ内の他の端末装置において発生した更新情報を、新たに追加された端末装置に対して送信することが可能となる。したがって、新たに追加された端末装置を含めて、グループ内の各端末装置における共有データの整合性を保持することができる。
【0117】
[4] 実施形態の変形例
[4.1] 第1変形例
なお、上述した実施形態においては、グループ内の全ての端末装置が同報送信端末装置の対象になっているが、必ずしも全ての端末を同報送信端末装置の対象にする必要はない。例えば、メンバーデータのスペック情報に所定の基準値を設定しておき、その基準値を超えている端末装置のみを同報送信端末装置の対象にするようにしてもよい。これによって、処理能力の低い端末装置を同報送信端末装置の対象から除外することが可能となる。これを上述した実施形態で行うためには、基準値を超えている端末装置に対してのみ端末番号を割り当てるようにし、グループ内の総端末台数は、基準値を超えている端末装置のみを対象に算出すればよい。
【0118】
[4.2] 第2変形例
また、上述した実施形態においては、端末装置を削除したり、端末装置がグループから脱退する場合等に、削除や脱退の通知をメンバーデータ12の一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置に対して行い、当該通知を受けた端末装置が同報送信端末装置に対して同報送信の依頼を行っているが、必ずしも特定の端末装置を介して同報送信を依頼する必要はない。例えば、他の端末装置が故障であると認識した端末装置、あるいは、グループを脱退する端末装置が、直接同報送信端末装置に対して同報送信の依頼をするようにしてもよい。
【0119】
[4.3] 第3変形例
また、上述した実施形態においては、同報送信端末装置に対して同一の判別用番号が付与された更新情報が複数送信されてきた場合については特に触れていないが、この場合に、同報送信端末装置は、同一の判別用番号が付与された更新情情報のうち最初に受信した更新情報のみを同報送信するようにしてもよいし(この場合、同報送信されない更新情報は破棄する)、強制更新可否情報の内容により後から送信されてきた同一の判別用番号が付与された更新情報を同報送信の対象とするか否かを判断するようにしてもよい。
【0120】
[4.4] 第4変形例
また、上述した実施形態において、端末番号として、グループ内の各端末装置5に対して“0”から「グループ内の総端末装置台数−1」までの連続する整数を予め割り当てているが、必ずしも“0”から始まる必要はなく、例えば、nから「n+グループ内の総端末装置台数−1」(nは整数)までの連続する整数を割り当ててもよい。この場合において、同報送信端末装置を決定する場合には、[式1]によって求められた数値に対してnを加算して求められた数値と一致する端末番号に対応する端末装置を、同報送信端末装置として決定する。
【0121】
[4.5] 第5変形例
また、上述した実施形態においては、端末装置を新たに追加する場合において、グループ内の全ての端末装置が新たに追加された端末装置からダウンロードの要求を受けた場合に、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを行えることとしているが、特定の端末装置だけがダウンロードを行うこととしてもよい。例えば、メンバーデータのスペック情報に所定の基準値を設定しておき、その基準値を超えている端末装置がダウンロードを行うこととしてもよい。
具体的に説明すると、新たに追加された端末装置からダウンロードの要求を受けた端末装置は、メンバーデータのスペック情報のうち、ある性能値が所定の基準値を超えている端末装置に対して、ダウンロードを実行するように依頼し、この依頼を受けた端末装置が新たに追加された端末装置に対してダウンロードを実行する。
これによって、処理能力の低い端末装置を、ダウンロードを実行する端末装置から除外することが可能となる。
なお、所定の基準値を超えている端末装置が複数ある場合には、性能値の最も高い端末装置をダウンロード実行端末として選択するのが最適ではあるが、任意の端末装置をダウンロード実行端末として選択することとしてもよい。
【0122】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、コンピュータシステムにおいて、各端末装置における処理の負荷の軽減を図りながら、各端末装置に格納されている共有情報の整合性を図ることが可能なデータの共有方法、端末装置および記録媒体を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるコンピュータシステムの概要構成を示す図である。
【図2】図1の端末装置の概要構成を示すブロック図である。
【図3】図2の共有情報記憶部の構成を示す図である。
【図4】図1の端末装置のハードウェア構成を示す図である。
【図5】実施形態における同報送信の基本的な動作を示すシーケンス図である。
【図6】実施形態における同報送信端末装置が正常に同報送信を終了しない場合の動作を示すシーケンス図である。
【図7】実施形態における同報送信端末装置に対して正常に送信できない場合の動作を示すシーケンス図である。
【図8】実施形態における端末装置を削除する場合の動作を示すシーケンス図である。
【図9】実施形態における端末装置がグループから脱退する場合の動作を示すシーケンス図である。
【図10】実施形態における端末装置を追加する場合の概要動作を示す図である。
【図11】実施形態における端末装置を追加する場合の概要動作を示す図である。
【図12】実施形態における端末装置を追加する場合の詳細動作を示すシーケンス図である。
【図13】実施形態の動作例における各端末装置の前提条件を示す図である。
【符号の説明】
1……コンピュータシステム、
5……端末装置、
10……共有情報記憶部(共有データ記憶手段、判別用番号記憶手段)、
20……同報依頼制御部、
21……送信先決定部(同報端末決定手段、次回同報端末決定手段)、
22……同報依頼送信部(送信手段、強制同報可否情報格納手段)、
23……故障判断部(応答判断手段、故障判断手段)、
30……同報送信制御部、
31……同報通知受信部(通知受信手段)、
32……同報依頼受信部(更新情報受信工程)、
33……同報送信実行部(同報送信手段、判別用番号判断手段、代理同報送信手段)、
34……同報通知送信部(開始通知送信手段、終了通知送信手段)、
40……共有データ更新制御部(更新手段、端末番号割り当て手段)、
50……ダウンロード制御部、
51……ダウンロード要求部(ダウンロード要求手段)、
52……共有データ受信部(共有データ受信手段)、
53……更新情報受信部(更新情報受信手段)、
54……更新情報記憶部、
55……更新情報反映部(更新情報更新手段)、
60……中継送信制御部、
61……ダウンロード要求受信部、
62……共有データ送信部(共有データ送信手段)、
63……更新情報中継部(更新情報中継手段)。

Claims (48)

  1. ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置よって構成されるグループ内でデータを共有するデータの共有方法において、
    前記グループ内で共有する共有データに対して更新が発生した場合に、前記複数の端末装置の中から、前記更新に関する更新情報を各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置を、前記各端末装置において、一意に決定させる同報端末決定工程と、
    前記同報端末決定工程において決定した同報送信端末装置に対して、前記端末装置から前記更新情報を送信させる送信工程と、
    前記同報送信端末装置により、当該更新情報を前記共有データに含まれる前記複数の端末装置に関するメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる同報送信工程と、
    前記同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、受信した更新情報によって前記共有データを更新させる更新工程と
    を備え、
    前記同報端末決定工程は、前記各端末装置において受信した更新情報の同報送信の際に付与された判別用番号を用いて前記メンバーデータに示される複数の端末装置の中から前記同報送信端末装置を一意に決定させる
    ことを特徴とするデータの共有方法。
  2. 請求項1記載のデータの共有方法において、
    前記各端末装置において、前記更新情報に付与された判別用番号を前記共有データに対応させて記憶させる判別用番号記憶工程を備え、
    前記送信工程は、前記更新情報に加え、前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号を送信させ、
    前記同報送信工程は、受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号とし、前記更新情報に加え、新たな判別用番号を同報送信させることを特徴とするデータの共有方法。
  3. 請求項2記載のデータの共有方法において、
    前記同報送信端末装置において、受信した判別用番号と前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断させる判別用番号判断工程を備え、
    前記同報送信工程は、前記判別用番号判断工程において、受信した判別用番号が前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号以上であると判断された場合に、前記同報送信させることを特徴とするデータの共有方法。
  4. 請求項3記載のデータの共有方法において、
    前記各端末装置において、前記更新情報を強制的に同報送信させるか否かを示す強制同報可否情報を格納させる強制同報可否情報格納工程を備え、
    前記送信工程は、前記更新情報および前記判別用番号に加え、前記強制同報可否情報を送信させることを特徴とするデータの共有方法。
  5. 請求項4記載のデータの共有方法において、
    前記同報送信工程は、前記強制同報可否情報が前記更新情報を強制的に同報送信させることを示す場合には、前記同報送信させることを特徴とするデータの共有方法。
  6. 請求項2記載のデータの共有方法において、
    前記各端末装置において、前記更新情報および前記新たな判別用番号を受信させる受信工程と、
    前記新たな判別用番号と前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断させる判別用番号判断工程とを備え、
    前記更新工程は、前記判別用番号判断工程において、新たに受信した判別用番号が前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号よりも大きいと判断された場合に、前記更新情報を前記共有データに更新させることを特徴とするデータの共有方法。
  7. 請求項2記載のデータの共有方法において、
    前記各端末装置において、nから「n+グループ内の総端末台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として予め各端末装置に重複なく割り当てておく端末番号割り当て工程を備え、
    前記同報端末決定工程は、前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴とするデータの共有方法。
  8. 請求項2記載のデータの共有方法において、
    前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、前記同報端末決定工程は、前記性能値考慮して前記同報送信端末装置を決定することを特徴とするデータの共有方法。
  9. 請求項8記載のデータの共有方法において、
    前記各端末装置において、前記メンバーデータに含まれる性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、nから「n+グループ内で基準値を超えている端末装置の台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として重複なく割り当てておく端末番号割り当て工程を備え、
    前記同報端末決定工程は、前記判別用番号記憶工程において記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置のうち前記基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴とするデータの共有方法。
  10. 請求項1記載のデータの共有方法において、
    前記同報送信端末装置において、
    次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を前記更新情報に新たに付与される判別用番号に基づき決定させる次回同報端末決定工程と、
    前記次回同報端末決定工程において決定した次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報とともに、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信させる開始通知送信工程と、
    同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信させる終了通知送信工程と、
    を備え、
    前記次回同報送信端末装置において、
    前記更新情報、前記同報送信開始通知および前記同報送信終了通知を受信させる通知受信工程と、
    前記通知受信工程において、前記同報通知開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、前記同報送信終了通知が受信されていない場合に、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる代理同報送信工程
    を備えた
    ことを特徴とするデータの共有方法。
  11. 請求項1記載のデータの共有方法において、
    各端末装置において、前記更新情報を送信した前記同報送信端末装置から応答があるか否かを判断させる応答判断工程と、
    次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させる次回同報端末決定工程とを備え、
    前記送信工程は、前記応答判断工程において応答がないと判断された場合に、前記次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報を送信させることを特徴とするデータの共有方法。
  12. 請求項11記載のデータの共有方法において、
    前記次回同報送信端末装置において、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる代理同報送信工程を備えたことを特徴とするデータの共有方法。
  13. 請求項1または請求項2記載のデータの共有方法において、各端末装置において、グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断させる故障判断工程と、
    次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させる次回同報端末決定工程とを備え、
    前記送信工程は、前記故障判断工程において前記他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、前記他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバーデータを共有データから削除させる更新情報を送信することを特徴とするデータの共有方法。
  14. 請求項1記載のデータの共有方法において、
    グループに対して新たに追加される端末装置において、グループに属するいずれかの端末装置に対して前記共有データのダウンロードを要求させるダウンロード要求工程と、
    グループに対して新たに追加される端末装置において、前記ダウンロード要求工程においてダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信させる共有データ受信工程と、
    グループに対して新たに追加される端末装置において、グループ内において同報送信された更新情報を、前記ダウンロードが要求された端末装置から受信させる更新情報受信工程と、
    ダウンロードが終了した後に、前記受信した更新情報を前記受信した共有データに対して更新させる更新情報更新工程と、
    前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記新たに追加された端末装置に対して共有データを送信させる共有データ送信工程と、
    同報送信により受信した前記更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させる更新情報中継工程と
    を備えたことを特徴とするデータの共有方法。
  15. 請求項14記載のデータの共有方法において、
    前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対して前記ダウンロードを実行するように依頼させる依頼通知工程と、
    前記ダウンロードを実行するように依頼された端末装置において、前記新たに追加された端末装置に対して前記ダウンロードを実行することを特徴とするデータの共有方法。
  16. 請求項14記載のデータの共有方法において、
    前記更新情報中継工程は、前記新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後に発生した更新情報から、前記新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデータに関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させることを特徴とするデータの共有方法。
  17. ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置よって構成されるグループ内でデータを共有する端末装置において、
    前記グループ内で共有する共有データに対して更新が発生した場合に、前記複数の端末装置の中から、前記更新に関する更新情報を各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置を、前記各端末装置において、一意に決定させる同報端末決定手段と、
    前記同報端末決定手段において決定した同報送信端末装置に対して、前記端末装置から前記更新情報を送信させる送信手段と、
    前記同報送信端末装置により、当該更新情報を前記共有データに含まれる前記複数の端末装置に関するメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる同報送信手段と、
    前記同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、受信した更新情報によって前記共有データを更新させる更新手段と
    を備え、
    前記同報端末決定手段は、前記各端末装置において受信した更新情報の同報送信の際に付与された判別用番号を用いて前記メンバーデータに示される複数の端末装置の中から前記同報送信端末装置を一意に決定させる
    ことを特徴とする端末装置。
  18. 請求項17記載の端末装置において、
    前記各端末装置において、前記更新情報に付与された判別用番号を前記共有データに対応させて記憶させる判別用番号記憶手段を備え、
    前記送信手段は、前記更新情報に加え、前記判別用番号記憶手段において記憶した判別用番号を送信させ、
    前記同報送信手段は、受信した判別用番号に基づいて新たな判別用番号を生成し、前記更新情報に加え、新たな判別用番号を同報送信させ、
    前記同報端末決定手段は、前記判別用番号記憶手段において記憶した判別用番号に対応する端末装置を、前記同報送信端末装置に決定する
    ことを特徴とする端末装置。
  19. 請求項18記載の端末装置において、
    前記同報送信端末装置において、受信した判別用番号と前記判別用番号記憶手段において記憶した判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断させる判別用番号判断手段を備え、
    前記同報送信手段は、前記判別用番号判断手段において、受信した判別用番号が前記判別用番号記憶手段において記憶した判別用番号以上であると判断された場合に、前記同報送信させることを特徴とする端末装置。
  20. 請求項19記載の端末装置において、
    前記各端末装置において、前記更新情報を強制的に同報送信させるか否かを示す強制同報可否情報を格納させる強制同報可否情報格納手段を備え、
    前記送信手段は、前記更新情報および前記判別用番号に加え、前記強制同報可否情報を送信させることを特徴とする端末装置。
  21. 請求項20記載の端末装置において、
    前記同報送信手段は、前記強制同報可否情報が前記更新情報を強制的に同報送信させることを示す場合には、前記同報送信させることを特徴とする端末装置。
  22. 請求項18記載の端末装置において、
    前記各端末装置において、前記更新情報および前記新たな判別用番号を受信させる受信手段と、
    前記新たな判別用番号と前記判別用番号記憶手段において記憶した判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断させる判別用番号判断手段とを備え、
    前記更新手段は、前記判別用番号判断手段において、新たに受信した判別用番号が前記判別用番号記憶手段において記憶した判別用番号よりも大きいと判断された場合に、前記更新情報を前記共有データに更新させることを特徴とする端末装置。
  23. 請求項18記載の端末装置において、
    前記各端末装置において、nから「n+グループ内の総端末台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として予め各端末装置に重複なく割り当てておく端末番号割り当て手段を備え、
    前記同報端末決定手段は、前記判別用番号記憶手段において記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴とする端末装置。
  24. 請求項18記載の端末装置において、
    前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、前記同報端末決定手段は、前記性能値考慮して前記同報送信端末装置を決定することを特徴とする端末装置。
  25. 請求項24記載の端末装置において、
    前記各端末装置において、前記メンバーデータに含まれる性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、nから「n+グループ内で基準値を超えている端末装置の台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として重複なく割り当てておく端末番号割り当て手段を備え、
    前記同報端末決定手段は、前記判別用番号記憶手段において記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置のうち前記基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴とする端末装置。
  26. 請求項17記載の端末装置において、
    前記同報送信端末装置において、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を前記更新情報に新たに付与される判別用番号に基づき決定させる次回同報端末決定手段と、
    前記次回同報端末決定手段において決定した次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報とともに、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信させる開始通知送信手段と、
    同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信させる終了通知送信手段と、
    を備え、
    前記次回同報送信端末装置において、
    前記更新情報、前記同報送信開始通知および前記同報送信終了通知を受信させる通知受信手段と、
    前記通知受信手段において前記同報通知開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、前記同報送信終了通知が受信されていない場合に、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる代理同報送信手段と
    を備えた
    ことを特徴とする端末装置。
  27. 請求項17記載の端末装置において、
    各端末装置において、前記更新情報を送信した前記同報送信端末装置から応答があるか否かを判断させる応答判断手段と、
    次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させる次回同報端末決定手段とを備え、
    前記送信手段は、前記応答判断手段において応答がないと判断された場合に、前記次回同報端末決定手段において決定された次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報を送信させることを特徴とする端末装置。
  28. 請求項27記載の端末装置において、
    前記次回同報送信端末装置において、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる代理同報送信手段を備えたことを特徴とする端末装置。
  29. 請求項17または請求項18記載の端末装置において、各端末装置において、グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断させる故障判断手段と、
    次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させる次回同報端末決定手段とを備え、
    前記送信手段は、前記故障判断手段において前記他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記次回同報端末決定手段において決定された次回同報送信端末装置に対して、前記他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバーデータを共有データから削除させる更新情報を送信することを特徴とする端末装置。
  30. 請求項17記載の端末装置において、
    グループに対して新たに追加される端末装置において、グループに属するいずれかの端末装置に対して前記共有データのダウンロードを要求させるダウンロード要求手段と、
    グループに対して新たに追加される端末装置において、前記ダウンロード要求手段においてダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信させる共有データ受信手段と、
    グループに対して新たに追加される端末装置において、グループ内において同報送信された更新情報を、前記ダウンロードが要求された端末装置から受信させる更新情報受信手段と、
    ダウンロードが終了した後に、前記受信した更新情報を前記受信した共有データに対して更新させる更新情報更新手段と、
    前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記新たに追加された端末装置に対して共有データを送信させる共有データ送信手段と、
    同報送信により受信した前記更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させる更新情報中継手段と
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  31. 請求項30記載の端末装置において、
    前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対して前記ダウンロードを実行するように依頼させる依頼通知手段と、
    前記ダウンロードを実行するように依頼された端末装置において、前記新たに追加された端末装置に対して前記ダウンロードを実行することを特徴とする端末装置。
  32. 請求項30記載の端末装置において、
    前記更新情報中継手段は、前記新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後に発生した更新情報から、前記新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデータに関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させることを特徴とする端末装置。
  33. ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置よって構成されるグループ内でデータを共有するためのプログラムを記録した記録媒体において、
    前記グループ内で共有する共有データに対して更新が発生した場合に、前記複数の端末装置の中から、前記更新に関する更新情報を各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置を、前記各端末装置において、一意に決定させ、
    前記決定した同報送信端末装置に対して、前記端末装置から前記更新情報を送信させ、
    前記同報送信端末装置により、当該更新情報を前記共有データに含まれる前記複数の端末装置に関するメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させ、
    前記同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、受信した更新情報によって前記共有データを更新させ
    前記同報送信端末装置を一意に決定させる際に、前記各端末装置において受信した更新情報の同報送信の際に付与された判別用番号を用いて前記メンバーデータに示される複数の端末装置の中から前記同報送信端末装置を一意に決定させる
    ことをコンピュータである前記端末装置に実行させるプログラムを記録した記録媒体。
  34. 請求項33記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記各端末装置において、前記更新情報に付与された判別用番号を前記共有データに対応させて記憶させ、
    前記更新情報に加え、前記記憶した判別用番号を送信させ、
    受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号とし、前記更新情報に加え、新たな判別用番号を同報送信させることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  35. 請求項34記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記同報送信端末装置において、受信した判別用番号と前記記憶した判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断させ、
    前記受信した判別用番号が前記記憶した判別用番号以上であると判断された場合に、前記同報送信させることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  36. 請求項35記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記各端末装置において、前記更新情報を強制的に同報送信させるか否かを示す強制同報可否情報を格納させ、
    前記更新情報および前記判別用番号に加え、前記強制同報可否情報を送信させることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  37. 請求項36記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記強制同報可否情報が前記更新情報を強制的に同報送信させることを示す場合には、前記同報送信させることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  38. 請求項34記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記各端末装置において、前記更新情報および前記新たな判別用番号を受信させ、
    前記新たな判別用番号と前記記憶した判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断させ、
    前記新たに受信した判別用番号が前記記憶した判別用番号よりも大きいと判断された場合に、前記更新情報を前記共有データに更新させることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  39. 請求項34記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記各端末装置において、nから「n+グループ内の総端末台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として予め各端末装置に重複なく割り当てておき、
    前記記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  40. 請求項34記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、前記性能値考慮して前記同報送信端末装置を決定することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  41. 請求項40記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記各端末装置において、前記メンバーデータに含まれる性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、nから「n+グループ内で基準値を超えている端末装置の台数−1」(nは整数)までの連続する整数を端末番号として重複なく割り当てておき、
    前記記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置のうち前記基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置に決定することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  42. 請求項33記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記同報送信端末装置において、
    次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を前記更新情報に新たに付与される判別用番号に基づき決定させ、
    前記決定した次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報とともに、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信させ、
    同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信させ、
    前記次回同報送信端末装置において、
    前記更新情報、前記同報送信開始通知および前記同報送信終了通知を受信させ、
    前記前記同報通知開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、前記同報送信終了通知が受信されていない場合に、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させる
    ことを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  43. 請求項33記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    各端末装置において、前記更新情報を送信した前記同報送信端末装置から応答があるか否かを判断させ、
    次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させ、
    前記応答がないと判断された場合に、前記決定された次回同報送信端末装置に対して、前記更新情報を送信させることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  44. 請求項43記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記次回同報送信端末装置において、前記更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信させることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  45. 請求項33または請求項34記載のプログラムを記録した記録媒体において、各端末装置において、グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断させ、
    次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定させ、
    前記他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記決定された次回同報送信端末装置に対して、前記他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバーデータを共有データから削除させる更新情報を送信することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  46. 請求項33記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    グループに対して新たに追加される端末装置において、グループに属するいずれかの端末装置に対して前記共有データのダウンロードを要求させ、
    グループに対して新たに追加される端末装置において、前記ダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信させ、
    グループに対して新たに追加される端末装置において、グループ内において同報送信された更新情報を、前記ダウンロードが要求された端末装置から受信させ、
    ダウンロードが終了した後に、前記受信した更新情報を前記受信した共有データに対して更新させ、
    前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記新たに追加された端末装置に対して共有データを送信させ、
    同報送信により受信した前記更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させる
    ことを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  47. 請求項46記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、前記ダウンロードが要求された端末装置において、前記性能値が予め定められた所定の基準値を超えている端末装置に対して前記ダウンロードを実行するように依頼させ、
    前記ダウンロードを実行するように依頼された端末装置において、前記新たに追加された端末装置に対して前記ダウンロードを実行することを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  48. 請求項46記載のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後に発生した更新情報から、前記新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデータに関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を前記新たに追加された端末装置に対して送信させることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
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