JP3550364B2 - 食物提供および平鍋装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に食物を提供する装置に関する。特に、本発明は着脱自在食物提供平鍋を支持する装置に関する。
【0002】
本願は、1999年4月1日に出願された米国特許出願第09/285,205号、発明の名称「平鍋着脱自在傾斜部」の優先権を主張する。この全開示がここに参照として組み入れられる。
【0003】
【従来の技術】
立食台またはスチーム・テーブルに用いられる平鍋は、様々な熱い食物および冷たい食物を保持する。その他の環境においては、平鍋は様々なその他の非食物物品を保持するように容器内に着脱自在に置かれてもよい。特徴的には、平鍋がテーブルまたは容器から定期的に取り外されなければならないので、平鍋は着脱自在な特徴をもって設計されている。
【0004】
食物平鍋の場合には、平鍋は立食台またはスチーム・テーブルから取り外され、食物を補充するためにまたは平鍋およびテーブルを清浄にするために置き換えられる。取外し能力に加えて、平鍋の下の蒸気または冷却空気(例えば、容器内)が平鍋の縁のまわりから逃げないように、食物平鍋は平鍋とテーブルとの間を密封するように形成されなければならない。平鍋下の熱または冷気を維持することは、食物平鍋の使用の原則的目的に役立つ。すなわち、食物平鍋は、食物を高温または低温に維持しながら食物に接近できるようにする。
【0005】
従来の食物平鍋は、テーブルまたは容器の上部にシールを与えるために外方に延びかつテーブルまたは容器の上部に乗る頂部縁を代表的には設けられている。代案として、食物平鍋は、折り返された外縁をもつことによってシールを達成している。このようなシールを設けると、その設計は平鍋をテーブルまたは容器から取り外すことを困難にしている。平鍋を取り外すために、例えば、平鍋の縁は、用具、指、その他の工具を平鍋の下に差し込むことによってテーブルまたは容器から引き上げられなければならない。平鍋縁下の表面は非常に熱いので、この取外し作業は面倒であり、危険でもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようにして、立食台、スチーム・テーブルまたは容器から容易に取り外される平鍋の要請がある。さらに、平鍋受けおよび取外し装置の要請があり、それにより平鍋が容器に容易に受けられかつそこから容易に取り外されるように平鍋および容器が設計される。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一実施例は、平鍋を受けるための容器と共に使用する平鍋に関する。平鍋は、底パネル、複数の壁、傾斜部を含む。複数の壁は、底パネルから上方に延び、空所を画定する。複数の壁は、頂部開口を画定する上端を有する。上端は、空所から離れた延長部を有し、リムを画定する。傾斜部は、リムに接近しかつ空所の外部にある。それにより、平鍋が容器から引き上げられたとき、平鍋が傾斜部に乗り上げる。
【0008】
本発明の別の実施例は、平鍋受けおよび取外し装置に関する。その装置は、容器、平鍋および傾斜部を含む。容器は、底パネルおよび底パネルから上方に延びかつ空所を画定する複数の側壁を含む。複数の側壁は上端を有する。容器は、複数の側壁の上端において空所から離れて延びる複数のプラットフォームをさらに含む。平鍋は、底パネルおよび底パネルから上方に延びかつ空所を画定する複数の壁を含む。複数の壁は頂部開口を画定する上端を有する。上端は、リムを画定する空所から離れた延長部を有する。傾斜部は、リムに接近しかつ上端において複数の壁の1つと平鍋のリムとの間で空所の外部にある。平鍋が容器から引き上げられたとき、平鍋が傾斜部に乗り上げる。
【0009】
本発明の別の実施例は、平鍋受けおよび取外し装置に関する。本装置は、平鍋、平鍋を受ける手段、傾斜された面を与える手段を含む。平鍋は、底パネルおよび底パネルから上方に延びかつ空所を画定する複数の壁を含む。複数の壁は、頂部開口を画定する上端を有する。上端は、リムを画定する空所から離れた延長部を有する。空所の外部に傾斜された面を与える手段は、上端における複数の壁の1つと平鍋のリムとの間にある。これにより、平鍋が、平鍋を受ける手段の側壁から引き上げられかつそこから取り外されたとき、平鍋が傾斜された面に乗り上げる。
【0010】
本発明の別の実施例は、平鍋を受ける容器と共に用いる平鍋に関する。容器がプラットフォームによって包囲される。平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとからなる。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分と、下方部分とリムとの間で、底パネルに関して約105度と約150度との間の第2角度で下方部分に対して傾斜して延びる傾斜部分とを含む。傾斜部分は、第1隅部と第2隅部と間で第3壁の中間点を横断して延びている。
【0011】
本発明の別の実施例は、一連の平鍋を含む食物を提供する平鍋装置に関する。各平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとからなる。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる下方部分と、下方部分とリムとの間で下方部分に対して第2角度で傾斜して延びる傾斜部分とを含む。一連の平鍋は、幅寸法Xおよび長さ寸法Yを有する第1直方体平鍋と、幅寸法Xおよび長さ寸法(1/2)×Yを有する第2直方体平鍋と、幅寸法(1/2)×Xおよび長さ寸法(1/2)×Yを有する第3直方体平鍋とを含む。
【0012】
本発明の別の実施例は、容器と、プラットフォームと、平鍋とからなる食物提供装置に関する。容器は、第1底パネルと、空所を形成するように第1底パネルから上方に延びる複数の第1側壁を含む。複数の側壁の各々は上端を有する。プラットフォームは複数の第1側壁の上端において空所から離れて延びている。平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとを含む。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる下方部分と、下方部分とリムとの間で、下方部分に対して傾斜して第2角度で延びる傾斜部分とを含む。
【0013】
本発明の別の実施例は、食物提供立食台に関する。立食台は、スタンドと、スタンドによって持ち上げられた水平鍋と、水平鍋の下に配置された熱源とを含む。水平鍋は、第1底パネルと、空所を形成するように底パネルから上方に延びる複数の第1側壁を含む。複数の第1側壁は、上端と、複数の第1側壁の上端において空所から離れて延びるプラットフォームとを有する。食物提供平鍋は、水平鍋の空所内に少なくとも部分的に挿入され、かつ、第2底パネルと、第2底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとを含む。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分と、下方部分とリムとの間において第2角度で下方部分に対して傾斜して延びる傾斜部分とを含む。
【0014】
本発明の別の実施例は、水平鍋と食物提供平鍋とを含む食物提供装置装置に関する。水平鍋は、第1底パネル、空所を形成するように第1底パネルから上方に延びる複数の第1側壁を含む。複数の第1側壁は上端を有する。水平鍋は、複数の第1側壁は上端から外方に延びるリムをさらに含む。食物提供平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の第2壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとを含む。第3壁は、第2底パネルに接近しかつ第2底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分を含む。第3壁は、第1下方部分とリムとの間において第2角度で下方部分に対して傾斜して延びる傾斜部分とを含む。
【0015】
本発明の別の実施例は、被覆された平鍋装置に関する。被覆された平鍋装置は、平鍋と蓋とからなる。平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びる平鍋リムとを含む。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分と、下方部分とリムとの間において第2角度で下方部分に対して傾斜して延びる傾斜部分とを含む。蓋は、中央部分と、中央部分の周囲に延びかつ平鍋リムに係合するように形成された蓋リムと、蓋に連結されたガスケットとを含む。ガスケットは、蓋リムが平鍋リムに係合したとき、傾斜部分に係合するように形成される。
【0016】
本発明の別の実施例は、平鍋を受ける容器と共に用いる平鍋であって、容器がプラットフォームによって包囲されている平鍋に関する。平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとからなる。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる下方部分と、下方部分とリムとの間で、底パネルに関して約105度と約150度との間の第2角度で下方部分に対して傾斜して延びる傾斜部分とを含む。傾斜部分は少なくとも約9.5mm(0.375in)の垂直高さを有するように、傾斜部分が線形長さを有している。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、容器12に受けられた平鍋10の斜視図である。平鍋10は、底パネル14、複数の壁16、表示器18を含む。底パネル14および少なくとも1つの壁16は、無孔である。代案として、底パネル14および少なくとも1つの壁16は、平鍋10の意図された使用にもとづいて多孔であってもよい。壁16は、底パネル14から上方に延び、空所17を画定する。壁16は、頂部開口を画定する上端を有する。壁16の各上端は、リム20を画定する空所17から離れた延長部を有する。リム20は、代案として底パネル14に対向する空所を形成してもよい。表示器18は、複数の壁16の上端にある凹みまたは凹部である。表示器18は、リム20の下で容器12から平鍋10を取り外すための傾斜部の位置を表示する。
【0018】
容器12は、底パネルと、複数の側壁30とを含む。側壁30は、容器12の底パネルから上方に延び、空所19(図3)を画定する。側壁30は、頂部開口を画定する上端を有する。側壁30の上端は、プラットフォーム32を画定する空所19から離れた延長部を有する。リム20およびプラットフォーム32は、平鍋10が容器12に受けられたとき、シールを形成するように係合する。
【0019】
代表実施例は、容器12が水平鍋である場合の容器に受けられた平鍋10を示す。代案として、容器12は、立食台またはスチーム・テーブルと単本体の一部として一体に形成される。さらに、容器12は、チャファ、マルミット、調理台保温機、携帯式保温機、落とし込み保温機、または底パネル、複数の側壁、平鍋を受けるための空所を備えたその他の構造体に設けられてもよい。
【0020】
代表実施例においては、平鍋10および容器12は、直方体形状をしている。代案として、平鍋10および容器12は、様々な形状の任意のものでよい。平鍋10および容器12は、好ましくはステンレス鋼からつくられ、約0.762mm(0.030in)(22ゲージ)の厚みを有する。平鍋10および容器12の製造上の配慮および異なる意図された使用が、様々な異なる材料および厚みが平鍋10および容器12に対して望まれていることを示唆している。
【0021】
図2および図3は、容器12に受けられた従来の平鍋10′および本発明の平鍋10を横に並べて比較して示す。図2に示すように、従来の平鍋10′は、壁16′および壁16′から延びるリム20′を含む。従来設計においては、リム20′は、従来の平鍋10′を容器12から取り外すために、リム20′の下に用具または指を差し込んでプラットフォーム32から引き上げられなければならない。したがって、リム20′の引上げは面倒で、不便である。
【0022】
それに対して、図3に示すように、平鍋10の壁16の上端は、壁16とリム20との間に延びる傾斜された面である。傾斜部24は、平鍋10の壁16の1つと一体となって形成される。さらに、傾斜部24は、平鍋10が容器12に受けられたとき、容器12と平鍋10との間の隙間に嵌合するように形成されている。代表実施例においては、傾斜部24は、平鍋10の底パネル14の面に関して約45度(平鍋10の内側から見たときは135度)の角度をつくる。代案として、傾斜部24は、平鍋10の底パネル14の面に関して15―60度の範囲の角度(平鍋10の内側から見たときは105−150度)をつくる。
【0023】
平鍋10は、空所17から離れる力を平鍋10の壁16に発生させることによって容器12か取り外される。発生された力は、側壁30に対して傾斜部24を係合させる。傾斜部24は、容器12の側壁30を滑るように平鍋10のための表面を与える。傾斜部24はプラットフォーム32上にリム20を有利に上昇させ、そこで使用者は容器12から平鍋10を完全に取り外すように平鍋10の保持具を固定する。このようにして、面倒な従来の工程が回避される。
【0024】
図4は、平鍋10の代表実施例における平鍋110の斜視図である。平鍋110は、平鍋110が小壁16の上端において2つの表示器18を含むことを除いて平鍋10と同じである。表示器18は、リム20下の傾斜部24の位置に関する予告表示またはマークを与える。表示器18下の2つの傾斜部24は、容器12からの取外し中に平鍋10に大きな安定性を与えるために短壁16上で有利に離間されている。代案として、傾斜部は、縦方向に延びる対向長壁16、横方向に延びる対向短壁16、隣接壁16、全壁16のうちの1つに配置される。
【0025】
代表実施例は壁の上端において凹部としての表示器18を示すが、表示器18は代案として容器12から平鍋10が取り外されるとき使用者の指をグリップに置くように、突起またはハンドルからなる。凹部が平鍋10の製造のさいに形成される。新規な材料が導入されず、追加の組立工程が平鍋10の製造中に引抜きおよび打抜きを超えて要求される。
【0026】
図5および6は、平鍋10の第3代表実施例における平鍋210の断面図である。平鍋210は、それが傾斜部124を含むことを除いて平鍋10と同じである。傾斜部124は傾斜部24の変更実施例であり、傾斜部124が円弧であり、リム20と壁16との間に凹所または空間を満たすことを除いて傾斜部24と同じである。
【0027】
代表実施例においては、傾斜部124は支持面26を含む。図6に示すように、平鍋10が容器12から平鍋10を取り外すために側壁30から引き上げられたとき、プラットフォーム32に少なくとも部分的に乗る面26を与える。使用者が容器12から平鍋10を完全に取り外すようにリム20の下に指を置く間に、面26は上昇位置に平鍋10を維持する。支持面26は、好ましくは平らな領域として図示されている。支持面26は、平鍋210が持ち上げられる前に、蒸気が容器12からゆっくりと逃げるようにする。支持面26は、プラットフォーム32に乗ることができる点領域またはその他の面でもよい。
【0028】
図7は、平鍋10の第4代表実施例においける平鍋310の断面図である。平鍋310は、それが傾斜部324を含むことを除いて平鍋10と同じである。傾斜部324は、傾斜部24の変更実施例である。図8に示すように、傾斜部324は、装着部分82によって一体に連結されかつ壁16に装着される2つの傾斜された面80を含む。図9に示すように、装着部分82は、2つの傾斜された面80の追加の支持のみならず壁16に装着されるべき傾斜部324用の面を与える。傾斜部324は、平鍋10が容器12から取り外されるとき、プラットフォーム32に乗ることができる支持面26を含む。
【0029】
図10は、平鍋10の第5代表実施例における平鍋410の転倒断面図である。平鍋410は、それが傾斜部424を含むことを除いて平鍋10と同じである。傾斜部424は、傾斜部24の変更実施例であり、傾斜部424が装着部分82を有していないことを除いて傾斜部324と同じである。傾斜部424は、平鍋10の壁16に個々に装着された2つの傾斜された面90を含む。図11に示すように、傾斜された面90は、容器12から取り外されるとき平鍋10が乗り上げる面を与える。
【0030】
図12は、平鍋10の第6代表実施例における平鍋510の断面図である。平鍋510は、それが傾斜部524を含むことを除いて平鍋10と同じである。傾斜部524は、傾斜部24の変更実施例であり、傾斜部524が円弧形状をした傾斜された面を有することを除いて傾斜部24と同じである。さらに、傾斜部524は、支持面526を含む。支持面526は、平鍋510が容器12から平鍋510を取り外すために側壁30から引き上げられたとき、プラットフォーム32に少なくとも部分的に乗る面を与える。
【0031】
図13は、平鍋10の第7代表実施例における平鍋610の壁16にあるハンドル102の斜視図である。平鍋610は、表示器18に代えて平鍋610がハンドル102を有することを除いて平鍋10と同じである。表示器18と同様に、ハンドル102は傾斜部24から壁16の反対側に配置される。このように、ハンドル102は傾斜部24の位置に関して表示またはマークを与える。ハンドル102は、平鍋10の取外しが容易に達成されるように、使用者の指を受けるように形成される。
【0032】
ハンドル102の別の設計が傾斜部の位置を示すように使用され、また、平鍋610の壁16の上端を握るための面を与える。さらに、ハンドル102の着色符号化が様々な特徴を表示するために代案として採用されてもよい。例えば、特定の着色ハンドル102は、特別の平鍋610のための特定形式の食物または食物準備を表示してもよい。異なる色彩は、代案として異なる食物準備段階を表示してもよい。
【0033】
図14および図15は、平鍋10の第8代表実施例においける平鍋710の斜視図である。平鍋710は、それが傾斜部724を含むことを除いて平鍋10と同じである。傾斜部724はリム20に装着され、傾斜部24の変更実施例である。図15に示すように、傾斜部724は、装着部分104と指106とを含む。装着部分104は、傾斜部724の位置に関する表示器またはマーカとして働く。表示器18(図1)またはハンドル102(図14)と同様に装着部分104は代案として様々な使用のために着色符号化される。さらに、装着部分104は、平鍋710を容器12から取り外すさいに使用者の指を受けられる様々な異なる形状に設計される。装着部分104は、代案としてリム20に含まれる。
【0034】
図16および図17に示すように、傾斜部724の指106は装着部分104の下で平鍋710の孔108を貫通する。指106が一旦穴108に受けられると、傾斜部724は容器12の側壁30を滑るように平鍋710用の面を与える。指106は、第1平鍋係合位置と第2平鍋非係合位置との間で撓む。
【0035】
代表実施例においては、指106は、第2平鍋非係合位置にあるとき、互いに向かって押し潰される。第2平鍋非係合位置においては、指106はリム20の穴108をかいして着脱自在に受けられる。このようにして、傾斜部724は、清浄および/または修理のために平鍋710から容易に取外しができる。このような機能は、平鍋の消毒が重要であるので、特に食物平鍋にとって有利である。
【0036】
各傾斜部24、124、324、424、524、724は、平鍋が立食台、スチーム・テーブル、または容器から容易に取り外されるようにする。より容易な取外しが、傾斜部24、124、324、424、524、または724を含む平鍋の使用をそれらなしのものよりもより便利にする。さらに、傾斜部24、124、324、424、524、および724を用いた平鍋の取外しは、用具の使用を必要としない。それにもかかわらず、用具が使用される場合には、傾斜部24、124、324、424、524、および724は用具の使用を容易にする。さらに、傾斜部24、124、324、424、524、および724の支持面26は、容器12から平鍋を取り外すことを容易にする。表示器18、ハンドル102、装着部分104は、平鍋の傾斜部24、124、324、424、524、および724の位置に関する予告、表示、マークをあたえる。表示器18、ハンドル102、装着部分104は、容器12からの平鍋の取外しをさらに容易にするために使用者の指を受けるように有利に形成されている。
【0037】
傾斜部24、124、324、424、524、および724が容器12からの平鍋の取外しを改善するが、各傾斜部は平鍋および容器12の適正な清浄を容易にする。この清浄は、平鍋の使用において重要である。傾斜部24、124、324、424、524、および724はさらに容易に製造される。傾斜部24、124、324、424、524、および724の単純性および低費用が、それぞれ提起する問題解決に特に有利である。傾斜部24、124、324、424、524、および724は、平鍋および容器12を平鍋受けおよび取外し装置として協同させ、容器12への受けおよびそこからの取外しを容易にする。
【0038】
与えられた詳細な図面および特別な例示が本発明の好適実施例を記載しているが、それらは説明のためだけのものであることを理解されたい。本発明は、記載された正確な詳細、方法、材料、条件に限定されない。例えば、傾斜部24、124、324、424、524、および724の様々な形状、位置、形成方法が示唆されてはいるが、その他のことも使用されうる。
【0039】
図18は、容器812、プラットフォーム814、平鍋816を含む食物提供装置810の斜視図である。容器812は、立食台またはスチーム・テーブルと一体に形成された従来の周知のものからなる。容器812は、底パネル818、空所822を画定するように底パネル818から上方に延びる側壁820を含む。内部空所822は、平鍋816を受けるように採寸され、また、水または氷等の加熱または冷却媒体を受けるように採寸される。プラットフォーム814は、空所822の外部のまわりに延び、かつ、平鍋816が乗り、底パネル818上で空所822内に支持される接触面を与えるようになっているほぼ水平な面からなる。プラットフォーム814が側壁820と単一体の一部として一体に形成されているように図示されてはいるが、プラットフォーム814は慣用の公知の取付け方法によって側壁820に固定されてもよい。平鍋816が立食台またはスチーム・テーブルの恒久容器812と共に使用されるように図示されてはいるが、平鍋816は、チャファ、マルミット、調理台保温機、携帯式保温機、落とし込み保温機等のような、平鍋および空所のまわりのプラットフォームを受けるように採寸された空所を有する容器を与えるその他の構造体と関連して用いられてもよい。
【0040】
図19−21は、平鍋816を詳細に示す。平鍋816は、底パネル826と、側壁828と、内部838、側リム846、端リム848を形成するように隅部836で結合された端壁832とを含む。底パネル826は、壁828、832と単一体の一部として一体に形成され、空所822(図1)に定置されたとき容器812の底パネル818にほぼ平行に延びるようになっている。
【0041】
側壁828は、互いに対向して平鍋816の主寸法にそって延びる。側壁828は、互いにほぼ同じであり、下方部分856、上方部分858、肩860を含む。下方部分856は、下方部分856と底パネル826の連結部においてほぼ丸くなっているが、各下方部分856はほぼ面826内で延び、底パネル826はほぼ面864内に延びている。図21に示すように、下方部分856は、面826と面864との間において約90度と約105度との間の角度A1で底パネル818から上方に延びる。代表実施例において、角度A1は約93度である。下方部分856が底パネル826に関してわずかに外方角度A1で延びるので、下方部分856は、図22−25を参照して後述するが、多数の同一平鍋816の積重ねを容易にする。
【0042】
上方部分858は、下方部分856とリム846との間で上方に延びる。上方部分858は、約90度と約93度との間で底パネル826の面864から角度を付けてずれた面内に延びる。代表実施例においては、上方部分858は、底パネル826が延びる面864にほぼ垂直な面内に延びる。上方部分858は、内部838の外側に延びかつ肩860を形成するように下方部分856からずらされていることが好ましい。
【0043】
肩860は、壁828、830にそって下方部分856と上方部分858との間で延びる。図22、23に関して詳細に記載するように、多数の平鍋816が積み重ねられたとき、肩860は下方の平鍋816のリム846に重なる。代表実施例においては、肩860は、幅約3.2mm(0.125in)を有し、2つの半径約3.2mm(0.125in)によって両側で境界される。多数の平鍋816が積み重ねられるとき、下敷きの平鍋816に関連して平鍋816を支持することに加えて、肩870(後述する)と組み合う肩860が部分制御のための満杯表示器としても働く。代表実施例においては、上方部分858は、肩860がリム846から対応して離間されるように、肩860とリム846との間で約2.23mm(0.879in)の垂直高さを有する。
【0044】
端壁832は、互いにほぼ同一であり、平鍋816の対向端側にそって延びる。各端壁832は、下方部分866、傾斜部分868、肩870を含む。下方部分866は、側壁828間で底パネル826から上方部分868まで延びる。下方部分866および底パネル826はそれらの連結部においてほぼ丸くされているが、下方部分866は角度A2でパネル864から底パネル826まで上方に延びる面872(図20)内に延びる。角度A2は角度A1に等しいことが好ましい。角度A2は90度以上が好ましいので、端壁832は多数の同一平鍋816の積重ねを容易にする。
【0045】
傾斜部分868は、下方部分866とリム850との間で延びる。特に、傾斜部分868は、端リム848のこれらの部分に少なくとも隣接して、好ましくは横切って延びる。端リム848は、平鍋816を容器812の空所内に支持するようにプラットフォーム814(図18および図21A)に接触する。特に、傾斜部分868は、プラットフォーム係合面912(後述する)から下に水平に横切って残りの端壁832の最外面を超えて外方に、すなわち下方部分866の最外面を超えて外方に同時に延びる少なくとも一部分の外部傾斜面を含む。傾斜部分868は、角度A3(図20)だけ底パネル826が延びる面864に平行な面864Aから角度を付けて離間された面874内に延びる。角度A3は、約105度と約150度との間にある。角度A3は、傾斜部分868を容器の隅部において動かすさいに必要な水平力の量について最大の垂直揚力を達成するように、約120度と約135度との間にあることが最適である。角度A3は、容器812から平鍋816を引き上げかつ取り外すことを容易にする働きをする。傾斜部分868は、下方部分866が延びる面872に傾斜した面874内にさらに延びる。
【0046】
図18、19に最もよく示すように、傾斜部分868は、側壁828と隅部836との間で中間点878を横切って延びる。傾斜部分868が中間点878を横切って延びるので、平鍋816が端壁832に向かう方向に引っ張られるとき、端壁832に隣接した両隅部836が同時にかつ均等に引き上げられる。代表実施例においては、傾斜部分868は、一方の隅部836から他方の隅部836までの全長にそって連続して延びることが好ましい。その結果、傾斜部分868は、いかなる鋭い縁または表面凹部をももたない。事実、下方部分866、傾斜部分868、肩870はいかなる表面凹部をももたない。下方部分866、傾斜部分868、肩870は、端壁832と側壁828との連結部以外でまた端壁832と側壁828との連結部以外でいかなる表面凹部をももたない。したがって、端壁832にそう平鍋816は、隅部または空所において食物およびバクテリアの発生を防止し、平鍋816をより一層清潔にする。さらに、図33、33A、33Bにおいて平鍋1116に関して後述するように、傾斜部分868が、平鍋816を蓋と共に重要なシールを達成させる。
【0047】
図19は、側リム846を示す。図19および図21Aは、端リム848を示す。側リム846と端リム848は、隅部836において合体する。図19に最もよく示すように、各側リム846は、外方延長部分880、下方折り曲げ部分882、プラットフォーム係合部分884を含む。各端リム848は、外方延長部分890、下方折曲げ部分892、プラットフォーム係合部分894を含む。外方延長部分880および890は、外方延長部分880が外方延長部分890の幅を減少する傾斜部分868のために外方延長部分890よりも幅広であることを除いて、互いにほぼ同じである。外方延長部分880および890は、底パネル826の面864にほぼ平行な面内で上方部分858および傾斜部分868はから延びる。外方延長部分880および890は、蓋(図示せず)の下面または蓋(図示せず)に固定されたガスケットの下面に対して接触面896および898を与える。
【0048】
図19に示すように、面896は内縁902および外縁904によって境界される。内縁は、隣接隅部836からおよびその間で連続して外縁904にほぼ平行に延びる。内縁902は、角度偏向または破壊なしに隣接隅部836からおよびその間で直線的に延びる。その結果、接触面896は、密封ガスケットまたはカバーが乗る接触幅を有する非破壊密封面を与える。
【0049】
同様に、接触面898は内縁906および外縁908によって境界される。内縁906および外縁908は、角度偏向または破壊なしに隣接隅部836からおよびその間で連続して互いに平行に直線的に延びる。その結果、接触面898は、密封ガスケットまたはカバーが乗る接触幅を有する非破壊密封面を与える。
【0050】
下方折曲げ部分882および側リム846のプラットフォーム係合部分884は、下方折曲げ部分892および側リム848のプラットフォーム係合部分894とほぼ同じである。下方折曲げ部分892および側リム848のプラットフォーム係合部分894は、図21Aに最もよく示されている。図21Aに示すように、下方折曲げ部分892は、底パネル826に向かう方向に、好ましくは外方延長部分890の外側に関して鈍角に外方延長部分890から延びる。プラットフォーム係合部分894は、下方折曲げ部分892から延び、また、プラットフォーム814に乗り、かつ、容器812の空所822内に蒸気または熱を保持するように、または空所822への熱の侵入を防止するように、プラットフォーム814と共に総体的シールを形成する係合面912を与える。空所822のまわりにプラットフォーム814と共にシールを形成することに加えて、下方折曲げ部分892およびプラットフォーム係合部分894がリム848を強化する。その結果、リム848は、落下されたとき、凹まされるかまたは突然に曲げられることはほとんどない。同時に、下方折曲げ部分892およびプラットフォーム係合部分894は、円形断面形状をもつ湾曲されたリムの必要性なしにリム848を強化する。その結果、リム848は、食物またはバクテリアが発生し、平鍋816が再使用のために容易に清浄される場合にいかなる亀裂をも排除する。下方折曲げ部分882およびリム846のプラットフォーム係合部分884は、類似の利点を得ることができる。
【0051】
さらに図21Aに示すように、容器812およびプラットフォーム814の上にわずかに突出しながら、平鍋816は容器812に嵌合する。特に平鍋816の最上端(代表実施例においては、外方延長部分890の接触面896)が距離H1だけプラットフォーム係合面912から垂直に離間される。平鍋816の最上端がプラットフォーム係合面894から最小に離間され、かつ、最小距離H1だけプラットフォーム814から対応して離間されているので、平鍋816の内部838内食物頂部レベルは、最大限度まで容器812内に入れられる。その結果、平鍋816は、食物の提供適正温度を維持することを助ける。さらに、平鍋816の最上端がプラットフォーム814上に最小に延びているので、平鍋816は、平鍋816の内部838から食物の目視、接近、取外しに支障を来さない。その結果、平鍋816は、平鍋816が上部遮蔽または「くしゃみよけ」を有する立食台またはスチーム・テーブルに採用されたときのように、上部空間が限定されているときに、食物に容易に接近できるようにする。好ましくは、距離H1は、25.4mm(1.0in)以下でなければならず、通常は12.7mm(0.5in)以下でなければならない。代表実施例においては、距離H1は約4.8mm(0.1857in)である。さらに、平鍋816が容器812に嵌合し、かつ、プラットフォーム914上に最小に突出するので、食物提供装置810は、より美学的に快適になる。
【0052】
側リム846および端リム848が下方折曲げ部分およびプラットフォーム係合部分を含むように図示されているが、側リム846および端リム848は、プラットフォーム係合部分884および894を省略してもよい。それにより、下方折曲げ部分882および892がシールを形成するためにプラットフォーム係合面として働く。望ましくはないが、側リム846および端リム848は、代案として下方折曲げ部分882、894およびプラットフォーム係合部分884、894を省略することができる。それにより、外方延長部分880および890がプラットフォーム914と共にシールを形成するプラットフォーム係合面として働く。
【0053】
図21Aは、容器812から平鍋816を取り外すことを示す。図21Aに示すように、矢印920で示す方向に平鍋816の移動が、平鍋816が傾斜部分868に乗り上げてプラットフォーム914上にプラットフォーム係合面912を上昇させるように、プラットフォーム914に隣接した隅部922から傾斜部分868を引き上げる。その結果、使用者は容器812から平鍋816の完全な取外しのために平鍋816に保持具を固定することができる。図21Aにさらに示すように、平鍋816が矢印920で示す方向に容器812の隅部922に向かって引き出されたとき、プラットフォーム係合面912が距離H2だけプラットフォーム914上に上昇されるように、平鍋816は形成される。距離H2は、少なくとも9.5mm(0.375in)であることが好ましい。使用者が、プラットフォーム係合面912の下に指およびタオルまたは手袋のような中間絶縁層を挿入できるようにするために、距離H2は15.9mm(0.625in)であることが好ましい。この目的のために、傾斜部分868は、約25.8mm(1.015in)の直線長さL、約2.23mm(0.879in)の垂直高さVH、底パネル826に関して約120度の外傾斜を有することが好ましい。明らかなように、距離H2は、傾斜部分868の直線長さLを増加させることによって、または底パネル826に関して傾斜部分868の角度を減少させることによって、増加されてもよい。
【0054】
図22−25は、互いに積み重ねられた3つの同じ平鍋816を示す。上述したように、側壁828および端壁832が平鍋816の内部から離れて傾斜された面内にほぼ延びるので、多数の同一平鍋816は、互いに重ねられてもよい。図22および23は、互いに積み重ねられた3つの平鍋816を示す。3つの平鍋816は、約138.7mm(5.46in)の高さH3を有する。その結果、入手できる棚またはその他の空間が制限されている場合に、平鍋816が容易に貯蔵されうる。
【0055】
図23に示すように、平鍋816が積み重ねられたとき、側壁828の肩860が下積みの平鍋816の外方延長部分890に係合して、隙間924(図23A)によって下積みの平鍋816の隣接下方部分856から離間された下積みの平鍋816の下方部分856と共に互いに関して平鍋816を支持する。代表実施例においては、隙間924が約0.3mm(0.011in)の幅をもつように、肩860が採寸され、側壁828が傾斜される。その結果、側壁828の肩860は、平鍋816が積み重ねられたときに互いに差し込まれることを防止し、平鍋816の非粘着積重ねを容易にする。
【0056】
図24および25は、互いに積み重ねられた3つの平鍋816の端壁832を示す。図25に最もよく示すように、端壁832にそって、肩870は傾斜部分868のために下積みの平鍋816の外方延長部分890に接触しない。図25Aに最もよく示すように、平鍋816が積み重ねられたとき、隙間926は下積みおよび上積みの平鍋816の傾斜部分868間につくられる。この隙間926は、外方延長部分880(図22および23)に係合する肩860によってつくられた下方部分866間に存在する隙間928にさらに連通する。隙間928は隙間924と同様に採寸され、好ましくは約0.3mm(0.011in)の幅を有する。その結果、空気が隙間926および928をかいして積み重ねられた平鍋816の間の空間に流れ込んで、よりよい空気流を促進しかつ平鍋816の迅速な乾燥を促進する。
【0057】
全体として、平鍋816の形状は、平鍋816が詰まりを生ぜずに同じ平鍋816と共に積み重ねられるようにする。容易に取り外すことに加えて、平鍋816は水洗後の迅速乾燥のために優れた空気流を与える。これは、下方部分856、上方部分858、肩860をもつ少なくとも2つの対向壁と、ならびに下方部分866および傾斜部分868をもつ少なくとも1つの壁とを有する平鍋816によって促進される。
【0058】
図26に示すように、対称性に欠けることは美観上望ましくはないが、下方部分856、上方部分858、肩860を有する2つの対向壁と組み合わせて下方部分856および傾斜部分868をもつ単独壁のみを有する平鍋816が、いくつかのまたはそれに近い利点を与える。特に、図26は、平鍋816の変更実施例における平鍋1016を示す。平鍋1016は、それが端壁832を端壁1032に置き換え、隣接端リム848を変更隣接端リム1048に置き換えたことを除いて、平鍋816と本質的に同じである。端壁1032および端リム1048は、平鍋816の側壁828および側リム846と本質的に同じである。対称性に欠けることは美観上望ましくはないが、平鍋1016の非粘着積み重ねを与えるために隙間824を形成するように下積みの平鍋1016内に積み重ねられたとき、側壁828の肩860が平鍋1016を支持するので、側壁1032は代案として肩860を省略してもよい。
【0059】
平鍋816および1016が、下方部分866、傾斜部分868、肩870を短端壁に含み、また、下方部分856、傾斜部分858、肩860を長側壁に含むように図示しているが、この関係は、下方部分866、傾斜部分868、肩870が1またはそれを超える長側壁にそって延びるように、また、下方部分856、傾斜部分858、肩860が1またはそれを超える短端壁にそって延びるように、逆にされてもよい。積み重ねられた平鍋が詰まる可能性を増すので望ましくはないが、下方部分866、傾斜部分868、肩870が、短端壁および長側壁に代案として設けられてもよい。
【0060】
図27および28は、より詳細に平鍋816の一隅部を示す。図27に示すように、側壁828および端壁832の連結部はほぼ丸くされている。特に、下方部分856および866は、曲率半径R1で合体する。肩860および870も曲率半径R1で丸い連結部において合体する。傾斜部分868は、隅部836をかいして上方部分858まで延びる。特に、上方部分858において垂直に得られるまで傾斜部分868の外方傾斜が徐々に減少する。隅部836においては、傾斜部分868および上方部分858は、曲率半径R1以下の曲率半径R2をもつリムに隣接して上方境界を有する丸い外方傾斜面にそって合体する。曲率半径R2が曲率半径R1よりも小さいので、隅部836は、図28に示すように狭い注ぎ口930を与える。注ぎ口930は、流体が平鍋816から容易に注がれるようにする。代表実施例においては、曲率半径R1は約44.5mm(1.75in)であり、また、曲率半径R2は約12.7mm(0.5in)である。小平鍋においては、曲率半径R1は約33mm(1.3in)である。図27にさらに示すように、外方延長部分880および890は、拡大隅部プラットフォーム932を形成するように隅部836においては合体する。特に、隅部プラットフォーム932は、平鍋816の供給源を美観上認識するばかりではなく、隅部836を強化しかつ剛性にするために打ち抜かれてもよい。
【0061】
図29は、食物提供装置810の変更実施例における食物提供装置1110を示す。食物提供装置1110は、立食台またはスチーム・テーブル1111、平鍋1116、カバーまたは蓋1117を含む。立食台またはスチーム・テーブル1111は、プラットフォーム1114によって境界された複数の容器1112を含む。各容器1112は、側壁820がプラットフォーム1114から延びる下方折返し部分1119に固定されていることを除いて容器812と本質的に同じである。説明をわかり易くするために、容器812の類似の要素に対応する各容器1112の残りの要素は、類似の番号を付けられている。図29に示すように、平鍋1116が底パネル826上におよび水または氷のような加熱または冷却媒体上に持ち上げられるように、平鍋1116の一部分がプラットフォーム1114に乗るように、各容器1112が平鍋1116を受けるために採寸された空所1112を与える。
【0062】
図30−32は、平鍋1116を詳細に示す。平鍋1116は、平鍋1116が側壁1128、端壁1132、側リム1146、端壁1148を、側壁828、端壁832、側リム846、端壁848の代わりに含むことを除いて平鍋816(図18−28)と本質的に同じである。平鍋1116は、各隅部1136において傾斜された部分1137をさらに含む。説明をわかり易くするために、平鍋816に対応する平鍋1116の残りの要素には、類似の番号が付けられている。
【0063】
側壁1128は、平鍋1116の長主寸法にそって延び、平鍋816の端壁832と実質的に同じである。特に、各側壁1128は、上述した下方部分866、傾斜部分868、肩870を含む。同様に、端壁1132は、平鍋816の側壁828と実質的に同じであり、上述した下方部分856、上方部分858、肩860を含む。側リム1146は、平鍋816の端リム848と実質的に同じであり、また、端リム1148は、平鍋816の側リム846と実質的に同じである。その結果、平鍋1116は平鍋816と同様ないくつかの利点を与える。特に、図32に示すように、平鍋1116は、矢印1151に示す方向に平鍋1116を単に動かすことによって容器1112から容易に引き出され、使用者が容器1112から平鍋1116を持ち上げるために平鍋1116に強い保持具を固定するように、プラットフォーム1114上にプラットフォーム係合面912を上昇させるように平鍋1116が傾斜部分868に乗り上げるように、隅部922から側壁1128の傾斜部分868を引き出す。
【0064】
平鍋816と同様に、平鍋1116は、少なくとも2つの対向壁(端壁1132)上の上面858および肩860、少なくとも1つの中間壁(側壁1128)上の下方部分866、傾斜部分868を含む。その結果、平鍋1116は多数の同じ平鍋1116の非粘着積重ねを与え、かつ、重ねられたとき平鍋1116の迅速な乾燥のために傾斜部分868間に改善された空気流を与える。
【0065】
平鍋816と同様に、平鍋1116は、容器1112から平鍋1116を引き出すときに隣接隅部1136がプラットフォーム1114上に同時にかつ均等に持ち上げられるように、平鍋1116の対向側壁間の中間点を横切って延びる傾斜面を与える傾斜部分868を有する。平鍋816と同様に、平鍋1116は、平鍋1116が容易に清浄されるように食物およびバクテリアが一緒に集まる隅部または空所を排除するように隅部1136から隣接隅部1136まで連続して延びる傾斜部分868を含む。平鍋816と同様に、平鍋1116は、注ぎ口を与えるようにその隅部1136において狭い半径をもつ。特に、平鍋1116の各隅部1136は下方半径R3、小中間半径R4、注ぎ口1130を形成する小上方半径R5を有する。代表実施例においては、半径R3は約44.5mm(1.75in)であり、半径R4は約44.5mm(1.75in)であり、半径R5は約3.2mm(0.125in)である。
【0066】
平鍋816と同様に、平鍋1116は、清浄を困難にすることもある湾曲縁を設けずに、強い側リム1146および端リム1148を有する。平鍋816と同様に、平鍋1116は、直線的に延びる内外縁によって境界され、かつ、蓋の下面または蓋に取り付けられたガスケットの下面が、平鍋1116の内部838内の温度または鮮度を保持するために接触面896および898に対して十分かつ信頼性のあるシールを形成するように、1つの隅部1136から隣接隅部1136まで均等な厚みを有する連続して延びる下積み接触面896、898を含む。
【0067】
図33は、容器1112内に定置された平鍋1116の内部838を密封するために接触面896と上方部分858の内面とが相互作用をする蓋1117を示す。図33Aは、容器1112内に定置された平鍋1116の内部838を密封するために接触面896と傾斜部分868の面とが相互作用をする蓋1117を示す。蓋1117は、中央部分1141、蓋リム1143、ガスケット1145を含む。中央部分1141は、側壁1128と端壁1132との間の空間に跨る。中央部分1141は、接触面896および898のわずかに下に延びる。図29に示すように、中央部分1141は、追加的にハンドル1149を含む。
【0068】
リム蓋1143は、中央部分1141のほぼ全周に中央部分1141から延びる。蓋リム1143は、転倒部分1151、下方延長部分1155、裏返し縁1157を含む。注ぎ口1151、1153、1155は、蓋1117を平鍋1116に固定しかつ改善されたシールを与えるために接触面1146を包む。
【0069】
ガスケット1145は、下側リム1143に固定され、蓋1117が平鍋1116に置かれたとき接触面896および898、上方部分858、傾斜部分868に対向して延びるように配置される。ガスケット1145は、蓋1117のほぼ全周に延びる。ガスケット1145は、エラストマまたはゴムのような慣用の公知圧縮可能材料からつくられ、また、食物と共に使用するために耐熱性および安全性があることが好ましい。代表実施例においては、ガスケット1145はシリコン・ゴムからつくられる。
【0070】
図33に示すように、蓋1117が平鍋1116に置かれたとき、ガスケット1145は、シールを形成するように接触面896および898、上方部分858、傾斜部分868に乗る。ガスケット1145は、本体1147、リム係合部分1149、側指1150を含む。本体1147は、平鍋1116から間隔をあけた位置で中央部分1141およびリム1143の外側に固定される。リム係合部分1149は、図33Aに示すように、リム1148を囲みかつそれに乗るように本体1147から外方にかつリム1143の下に延びる。リム係合部分1149は、リム1146および1148により小さいシールを与え、かつ、蓋1117が平鍋1116に置かれるとき、または蓋1117が平鍋1116に関して動くとき、雑音を減少する。
【0071】
指1150は、図33に示すように、上方部分858の内面に係合し、かつ、図33Aに示すように、傾斜部分868の面に係合するように本体1147から突出する。図33に示すように、指1150は上方部分858に簡単に押され、シールを形成するように上方部分858と係合して外方に弾性的に撓む。図33Aに示すように、指1150は傾斜部分868に下方に差し込まれる。その結果、指1150は、傾斜部分868に差し込まれたときに改善されたシールを有する。図33Bに示すように、指1150は、指1150が図33Aに示す第1傾斜部分係合位置と非係合位置との間で回動する丁番として機能する。この非係合位置においては、平鍋1116の内部838に発生した圧力および蒸気は、指1150を通って逃がされる。発生された蒸気は、リム1146および1148の一方とリム係合部分1149との間を通過しわずかに持ち上げるのに十分である。このようにして、指1150およびガスケット1145は、圧力解除機構を与える。傾斜部分868が発生された過剰圧力を回避しかつ蓋1117が平鍋1116から急激に押し出されることを回避することがわかった。望ましくはないが、ガスケット1145は省略されてもよい。それにより、外方延長部分1153がより小さいシールを与えるように接触面896および898に合体する。
【0072】
図34は、隅部1136における傾斜された部分1137を詳細に示す。図34に示すように、傾斜された部分1137は、傾斜部分868および上方部分858の連結部と、外方延長部分880および890ならびに隅部1136におけるプラットフォーム932の連結部との間に延びる。傾斜された部分1137は、傾斜部分868が上方部分858と合体する間に垂直方向に接近しながら傾斜部分868上に延びる。傾斜された部分1137は、プラットフォーム932に外方に向かって隅部1136で傾斜部分868に対して角度A4で延びる。図30に示すように、傾斜された部分1137は、隣接側壁1128と隣接端壁1132との間で円弧1159にそって延びる下方境界を有する。円弧1159は、少なくとも約30mm(1.18in)の最小半径と、少なくとも約80mm(3.15in)の最大半径とを有する。代表実施例においては、円弧1159は、約30mm(1.18in)の半径を有する。傾斜された部分1137および円弧1159にそって延びる下方境界が、各隅部1136の最外半径を減少して平鍋1116を仕出し容器用ヨーロッパ規格EN−631−1(ここに参考として組み入れられる)のようなスチーム・テーブル平鍋に課された統一規格に合わせる。同時に、傾斜された部分1137は、傾斜部分868を隅部1136に貫通し続けさせて、平鍋の容易清浄を達成し、平鍋1116の改善された美観を生む。
【0073】
図35は、図18−28に関連して示し記述した食物提供装置810の変更実施例における食物提供装置1210を示す斜視図である。食物提供装置1210は、スタンド1213を含む食物提供チャファ、水平鍋1215、熱源1219、平鍋1116からなる。スタンド1213は、調理台、テーブル等のような面1221上に水平鍋1215を支持しかつ上昇させるように形成された慣用のチャファからなる。
【0074】
水平鍋1215は、チャファと共に使用するために形成された慣用の公知水平鍋からなる。水平鍋1215は、底パネル1218、上方延長壁1220、プラットフォーム1214を与えるリム1223を含む。底パネル1218および上方延長壁1220は、平鍋1116を受けるように採寸された内部空間1222を画定する。リム1223は、プラットフォーム係合面912が乗りかつ密封するプラットフォーム1215を与えるように水平鍋1215の周囲で上方延長壁1220から外方に延びる。
【0075】
熱源1219は、水平鍋1215の下に配置され、水平鍋1215の内部1222の内表物を暖めるように熱を供給する。熱源1219は、スタンド1213によって支持された1対の慣用公知のバーナからなる。明らかなように、種々のその他の熱源がバーナに代わって用いられてもよい。
【0076】
使用にさいしては、水平鍋1215は水が満たされ、熱源1219の上でスタンド1213に置かれる。食物を満たされた平鍋1116は、平鍋1215の空所1222内に定置される。熱源1219は、平鍋1215の下側を連続して加熱して空所1222内の水温を上昇し、それにより平鍋1116の内部838内食物の上昇温度を維持する。平鍋1116は、水平鍋1215から引き出されてもよい。水平鍋1215は、使用者が平鍋1116を掴めるよう十分にプラットフォーム係合面912を上昇するように、隣接リム1223の連結部において隅部(図示せず)に傾斜部分868が乗り上げるような方向に平鍋1116を単に動かすことによって、十分に働く。
【0077】
図36および37は、食物提供装置810の変更実施例における食物提供装置1310を示す。食物提供装置1310は、調理台1313、水平鍋1215、平鍋1116を含む。調理台1313は、水平鍋1215のリム1223が開口1315内に水平鍋1215を支持するように、水平鍋1215を受けるために採寸された切欠きまたは開口1315を有する調理台である。水平鍋1215は、清浄のためにおよび水を満たすために開口1315から着脱自在であることが好ましい。使用にさいしては、水平鍋1215は水が満たされ、開口1315に挿入され、開口1315内に定置され、水が満たされる。食物を満たされた平鍋1116が一旦空所1222内に定置されると、平鍋1116内の食物の温度が維持されるように、水が昇温されることが好ましい。代案として、氷のような冷凍媒体が、食物を満たされた平鍋1116が空所1222内に定置される以前に、空所1222内に定置される。冷凍媒体は、平鍋1116内の食物を冷凍するか低温に維持する。平鍋1116を水平鍋1215から取り外すために、使用者が平鍋1116を掴むようにプラットフォーム1214および調理台1313上にプラットフォーム係合面912を上昇させるように、傾斜部分868がリム1223に隣接して水平鍋1215の隅部1322の乗り上げるまで、矢印1323または1325のいずれかによって示された方向に使用者が平鍋1116を単に動かす。
【0078】
図38、39は平鍋装置1410を示す。平鍋装置1410は、複数の平鍋1416A、1416A′、1416B(図39)、1416C、1416C′、1416D、1416E、1416E′、1416F、1416F′、1416G、1416H(図39)を含む。平鍋1416A−1416Hは、各平鍋1416A−1416Hが異なるサイズの側壁および端壁を有することを除いて平鍋1116と実質的には同じである。図39に概略的に示すように、幅寸法X、長さ寸法Y(XおよびYは測定値である)を有する普通サイズである。平鍋1116Cは、幅寸法(1/2)×X、長さ寸法Yを有する。平鍋1116Dは、幅寸法(1/2)×X、長さ寸法Yを有する。平鍋1116Eは、幅寸法X、長さ寸法(1/3)×Yを有する。平鍋1116Fは、幅寸法(1/2)×X、長さ寸法(1/2)×Yを有する。平鍋1116Hは、幅寸法(1/2)×X、長さ寸法(1/3)×Yを有する。平鍋1416A′、1416C′、1416E′、1416F′は、平鍋1416A、1416C、1416E、1416Fに比べて類似の幅および長さ寸法を有するが、深さ寸法を増している。図38には示されていないが、平鍋1116Bは、幅寸法X、長さ寸法(2/3)×Yを有する。平鍋1116H(図39)は、幅寸法(1/3)×X、長さ寸法(1/3)×Yを有する。
【0079】
平鍋装置1410は、平鍋1416が部分的に挿入される容器を与える立食台またはスチーム・テーブル、チャファ、マルミット、またはその他の構造の異なるサイズの開口に使用するための統一した一連の平鍋を与える。平鍋1416A―1416Hは平鍋1116と同一の多数の異なる寸法平鍋からなるように図示されているが、平鍋1416A―1416Hは平鍋816または平鍋1016と同一の異なる寸法の平鍋からなっていてもよい。上述した寸法変化によって、平鍋装置1410は正確な所定の食物部分管理を与える。代表実施例においては、平鍋1416Aは約323.9mm(12.75in)の幅寸法Xおよび約527.1mm(20.75in)の長さ寸法Yを有する。各平鍋1416A、1416B、1416C、1416D、1416Eは、31.8mm(1.25in)、63.5mm(2.5in)、101.6mm(4.0in)、152.4mm(6.0in)からの深さ範囲を有していてもよい。平鍋1416Hは、50.8mm(2.0in)、101.6mm(4.0in)から選択された深さを有する。
【0080】
各平鍋816、1016、1116は、24ゲージから20ゲージまでの1枚のステンレス鋼からつくられることが好ましい。その結果、各平鍋816、1016、1116は、これらの平鍋の清浄を妨げることもある強さのためのガッセットまたは湾曲を要求せずに、非常な高温に耐え(代表的には、プラスチックのそれよりも大きい)かつ再使用されるのに十分な強度に耐えられる。代案として、各平鍋816、1016、1116は、剛性のプラスチック材料からつくられる。この剛性のプラスチック材料は、154.4度C(310度F)までの温度に耐えられることが好ましい。好ましくは、プラスチック材料は、ポリエーテルイミドからなる。代案として、各平鍋816、1016、1116は、98.9度C(210度F)までの温度に耐えられるポリカーボネートのようなその他の剛性のプラスチック材料からつくられてもよい。熱耐力は小さいが、プラスチック材料からつくられた平鍋816、1016、1116は、引抜きおよび打抜きに加えてその他の工程からつくられてもよい。それにより、平鍋816、1016、1116は、空所または凹部面を排除した滑らかな内面を設けられ、しかも平鍋の強度を改善しかつ平鍋の美観を改善するためにガッセットまたは湾曲部をもつ外面を設けられる。平鍋816、1016、1116は、プラスチック材料からつくられた場合には、約2.5mm(0.1in)の厚みを有することが好ましい。プラスチック材料からつくられたこれらの平鍋816、1016、1116においては、各平鍋の部分が隅部等において平鍋の特別な部分に強度を与える減少または増加された厚みを有していてもよい。製造費および平鍋の完全性のためには望ましくはないが、平鍋816、1016、1116は、互いに固定されるか、さもなければ結合される多数の部品からつくられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづいて容器内に受けられた平鍋の斜視図である。
【図2】従来の平鍋および容器の壁の断面図である。
【図3】傾斜部を含む図1の平鍋および容器の断面図である。
【図4】図3の平鍋および容器の第2代表実施例の斜視図である。
【図5】図3の平鍋および容器の第3代表実施例の断面図であって、平鍋が容器内に受けられている状態を示す。
【図6】図5の平鍋および容器の断面図であって、平鍋が容器から取り外された状態を示す。
【図7】傾斜部を含む図3における平鍋の第4代表実施例の側面図である。
【図8】図7の傾斜部の斜視図である。
【図9】傾斜部を含む図7の平鍋の断面図である。
【図10】2つの傾斜部を含む図3における平鍋の第5代表実施例の上下転倒斜視図である。
【図11】図10の平鍋および傾斜部の断面図である。
【図12】図3における平鍋の第6代表実施例の断面図である。
【図13】図3における平鍋の第7代表実施例の上にある傾斜部表示ハンドルの斜視図である。
【図14】平鍋に受けられた装着部分を備えた傾斜部を含む図3における平鍋の第8代表実施例の斜視図である。
【図15】平鍋の穴から取り外された傾斜部を含む、図14の平鍋の斜視図である。
【図16】装着部分を備えた傾斜部を含む、図14の平鍋の断面図である。
【図17】装着部分を備えた傾斜部を含む図14における平鍋の壁上端の正面図である。
【図18】容器および容器内にある平鍋を含む、食物提供装置の斜視図である。
【図19】図18の平鍋の上面図である。
【図20】図18の平鍋の正面図である。
【図21】図21は図18の平鍋の右側面図である。図21Aは図1の平鍋および容器の側面図であって、一部分が断面で示され、平鍋が容器から引き出すさいに想像線で示されている。
【図22】互いに重ねられた複数の平鍋の右側面図である。
【図23】図23は図22の線23−23から見た積重ね平鍋の断面図である。図23Aは図23の複数の積重ね平鍋の大きく拡大した部分図である。
【図24】互いに重ねられた複数の平鍋の正面図である。
【図25】図25は図24の線25−25から見た複数の積重ね平鍋の断面図である。図25Aは図25の複数の積重ね平鍋の拡大した部分図である。
【図26】図18における平鍋の第1変更実施例の上面図である。
【図27】図19の線26−26から見た平鍋の拡大上面図である。
【図28】容器から取り外されかつその内容物を注ぐために傾斜された図1の平鍋の部分斜視図である。
【図29】容器内に定置されかつ蓋を含む、図18の平鍋の第2変更実施例を含む、図18における食物提供装置の第1変更実施例の斜視図である。
【図30】図29の平鍋の上面図である。
【図31】容器から取り外されかつ説明のために一部破断された図29の平鍋の右側面図である。
【図32】図29の線32−32から見た食物提供装置の断面図であって、平鍋が容器から引き出されるさいに想像線で示されている。
【図33】図33は図29の線33−33から見た食物提供装置の断面図である。図33Aは図29の線33A−33Aから見た食物提供装置の断面図である。図33Bは図29の線33A−33Aから見た食物提供装置の断面図であって平鍋内の内部発生圧力の開放状態を示す。
【図34】図30の線34−34から見た平鍋の断面図である。
【図35】図1における食物提供装置の第2変更実施例の斜視図である。
【図36】図1における食物提供装置の第3変更実施例の斜視図であって、説明のために一部分が破断されている。
【図37】図36の線37−37から見た食物提供装置の断面図である。
【図38】本発明の平鍋装置の斜視図である。
【図39】図38における平鍋装置間の寸法変化の概略説明図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に食物を提供する装置に関する。特に、本発明は着脱自在食物提供平鍋を支持する装置に関する。
【0002】
本願は、1999年4月1日に出願された米国特許出願第09/285,205号、発明の名称「平鍋着脱自在傾斜部」の優先権を主張する。この全開示がここに参照として組み入れられる。
【0003】
【従来の技術】
立食台またはスチーム・テーブルに用いられる平鍋は、様々な熱い食物および冷たい食物を保持する。その他の環境においては、平鍋は様々なその他の非食物物品を保持するように容器内に着脱自在に置かれてもよい。特徴的には、平鍋がテーブルまたは容器から定期的に取り外されなければならないので、平鍋は着脱自在な特徴をもって設計されている。
【0004】
食物平鍋の場合には、平鍋は立食台またはスチーム・テーブルから取り外され、食物を補充するためにまたは平鍋およびテーブルを清浄にするために置き換えられる。取外し能力に加えて、平鍋の下の蒸気または冷却空気(例えば、容器内)が平鍋の縁のまわりから逃げないように、食物平鍋は平鍋とテーブルとの間を密封するように形成されなければならない。平鍋下の熱または冷気を維持することは、食物平鍋の使用の原則的目的に役立つ。すなわち、食物平鍋は、食物を高温または低温に維持しながら食物に接近できるようにする。
【0005】
従来の食物平鍋は、テーブルまたは容器の上部にシールを与えるために外方に延びかつテーブルまたは容器の上部に乗る頂部縁を代表的には設けられている。代案として、食物平鍋は、折り返された外縁をもつことによってシールを達成している。このようなシールを設けると、その設計は平鍋をテーブルまたは容器から取り外すことを困難にしている。平鍋を取り外すために、例えば、平鍋の縁は、用具、指、その他の工具を平鍋の下に差し込むことによってテーブルまたは容器から引き上げられなければならない。平鍋縁下の表面は非常に熱いので、この取外し作業は面倒であり、危険でもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようにして、立食台、スチーム・テーブルまたは容器から容易に取り外される平鍋の要請がある。さらに、平鍋受けおよび取外し装置の要請があり、それにより平鍋が容器に容易に受けられかつそこから容易に取り外されるように平鍋および容器が設計される。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一実施例は、平鍋を受けるための容器と共に使用する平鍋に関する。平鍋は、底パネル、複数の壁、傾斜部を含む。複数の壁は、底パネルから上方に延び、空所を画定する。複数の壁は、頂部開口を画定する上端を有する。上端は、空所から離れた延長部を有し、リムを画定する。傾斜部は、リムに接近しかつ空所の外部にある。それにより、平鍋が容器から引き上げられたとき、平鍋が傾斜部に乗り上げる。
【0008】
本発明の別の実施例は、平鍋受けおよび取外し装置に関する。その装置は、容器、平鍋および傾斜部を含む。容器は、底パネルおよび底パネルから上方に延びかつ空所を画定する複数の側壁を含む。複数の側壁は上端を有する。容器は、複数の側壁の上端において空所から離れて延びる複数のプラットフォームをさらに含む。平鍋は、底パネルおよび底パネルから上方に延びかつ空所を画定する複数の壁を含む。複数の壁は頂部開口を画定する上端を有する。上端は、リムを画定する空所から離れた延長部を有する。傾斜部は、リムに接近しかつ上端において複数の壁の1つと平鍋のリムとの間で空所の外部にある。平鍋が容器から引き上げられたとき、平鍋が傾斜部に乗り上げる。
【0009】
本発明の別の実施例は、平鍋受けおよび取外し装置に関する。本装置は、平鍋、平鍋を受ける手段、傾斜された面を与える手段を含む。平鍋は、底パネルおよび底パネルから上方に延びかつ空所を画定する複数の壁を含む。複数の壁は、頂部開口を画定する上端を有する。上端は、リムを画定する空所から離れた延長部を有する。空所の外部に傾斜された面を与える手段は、上端における複数の壁の1つと平鍋のリムとの間にある。これにより、平鍋が、平鍋を受ける手段の側壁から引き上げられかつそこから取り外されたとき、平鍋が傾斜された面に乗り上げる。
【0010】
本発明の別の実施例は、平鍋を受ける容器と共に用いる平鍋に関する。容器がプラットフォームによって包囲される。平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとからなる。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分と、下方部分とリムとの間で、底パネルに関して約105度と約150度との間の第2角度で下方部分に対して傾斜して延びる傾斜部分とを含む。傾斜部分は、第1隅部と第2隅部と間で第3壁の中間点を横断して延びている。
【0011】
本発明の別の実施例は、一連の平鍋を含む食物を提供する平鍋装置に関する。各平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとからなる。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる下方部分と、下方部分とリムとの間で下方部分に対して第2角度で傾斜して延びる傾斜部分とを含む。一連の平鍋は、幅寸法Xおよび長さ寸法Yを有する第1直方体平鍋と、幅寸法Xおよび長さ寸法(1/2)×Yを有する第2直方体平鍋と、幅寸法(1/2)×Xおよび長さ寸法(1/2)×Yを有する第3直方体平鍋とを含む。
【0012】
本発明の別の実施例は、容器と、プラットフォームと、平鍋とからなる食物提供装置に関する。容器は、第1底パネルと、空所を形成するように第1底パネルから上方に延びる複数の第1側壁を含む。複数の側壁の各々は上端を有する。プラットフォームは複数の第1側壁の上端において空所から離れて延びている。平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとを含む。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる下方部分と、下方部分とリムとの間で、下方部分に対して傾斜して第2角度で延びる傾斜部分とを含む。
【0013】
本発明の別の実施例は、食物提供立食台に関する。立食台は、スタンドと、スタンドによって持ち上げられた水平鍋と、水平鍋の下に配置された熱源とを含む。水平鍋は、第1底パネルと、空所を形成するように底パネルから上方に延びる複数の第1側壁を含む。複数の第1側壁は、上端と、複数の第1側壁の上端において空所から離れて延びるプラットフォームとを有する。食物提供平鍋は、水平鍋の空所内に少なくとも部分的に挿入され、かつ、第2底パネルと、第2底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとを含む。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分と、下方部分とリムとの間において第2角度で下方部分に対して傾斜して延びる傾斜部分とを含む。
【0014】
本発明の別の実施例は、水平鍋と食物提供平鍋とを含む食物提供装置装置に関する。水平鍋は、第1底パネル、空所を形成するように第1底パネルから上方に延びる複数の第1側壁を含む。複数の第1側壁は上端を有する。水平鍋は、複数の第1側壁は上端から外方に延びるリムをさらに含む。食物提供平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の第2壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとを含む。第3壁は、第2底パネルに接近しかつ第2底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分を含む。第3壁は、第1下方部分とリムとの間において第2角度で下方部分に対して傾斜して延びる傾斜部分とを含む。
【0015】
本発明の別の実施例は、被覆された平鍋装置に関する。被覆された平鍋装置は、平鍋と蓋とからなる。平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びる平鍋リムとを含む。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分と、下方部分とリムとの間において第2角度で下方部分に対して傾斜して延びる傾斜部分とを含む。蓋は、中央部分と、中央部分の周囲に延びかつ平鍋リムに係合するように形成された蓋リムと、蓋に連結されたガスケットとを含む。ガスケットは、蓋リムが平鍋リムに係合したとき、傾斜部分に係合するように形成される。
【0016】
本発明の別の実施例は、平鍋を受ける容器と共に用いる平鍋であって、容器がプラットフォームによって包囲されている平鍋に関する。平鍋は、底パネルと、底パネルから上方に延びる複数の壁(第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において第1壁および第2壁に結合された第3壁を含む)と、第3壁から外方に延びるリムとからなる。第3壁は、底パネルに接近しかつ底パネルに関して第1角度で延びる下方部分と、下方部分とリムとの間で、底パネルに関して約105度と約150度との間の第2角度で下方部分に対して傾斜して延びる傾斜部分とを含む。傾斜部分は少なくとも約9.5mm(0.375in)の垂直高さを有するように、傾斜部分が線形長さを有している。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、容器12に受けられた平鍋10の斜視図である。平鍋10は、底パネル14、複数の壁16、表示器18を含む。底パネル14および少なくとも1つの壁16は、無孔である。代案として、底パネル14および少なくとも1つの壁16は、平鍋10の意図された使用にもとづいて多孔であってもよい。壁16は、底パネル14から上方に延び、空所17を画定する。壁16は、頂部開口を画定する上端を有する。壁16の各上端は、リム20を画定する空所17から離れた延長部を有する。リム20は、代案として底パネル14に対向する空所を形成してもよい。表示器18は、複数の壁16の上端にある凹みまたは凹部である。表示器18は、リム20の下で容器12から平鍋10を取り外すための傾斜部の位置を表示する。
【0018】
容器12は、底パネルと、複数の側壁30とを含む。側壁30は、容器12の底パネルから上方に延び、空所19(図3)を画定する。側壁30は、頂部開口を画定する上端を有する。側壁30の上端は、プラットフォーム32を画定する空所19から離れた延長部を有する。リム20およびプラットフォーム32は、平鍋10が容器12に受けられたとき、シールを形成するように係合する。
【0019】
代表実施例は、容器12が水平鍋である場合の容器に受けられた平鍋10を示す。代案として、容器12は、立食台またはスチーム・テーブルと単本体の一部として一体に形成される。さらに、容器12は、チャファ、マルミット、調理台保温機、携帯式保温機、落とし込み保温機、または底パネル、複数の側壁、平鍋を受けるための空所を備えたその他の構造体に設けられてもよい。
【0020】
代表実施例においては、平鍋10および容器12は、直方体形状をしている。代案として、平鍋10および容器12は、様々な形状の任意のものでよい。平鍋10および容器12は、好ましくはステンレス鋼からつくられ、約0.762mm(0.030in)(22ゲージ)の厚みを有する。平鍋10および容器12の製造上の配慮および異なる意図された使用が、様々な異なる材料および厚みが平鍋10および容器12に対して望まれていることを示唆している。
【0021】
図2および図3は、容器12に受けられた従来の平鍋10′および本発明の平鍋10を横に並べて比較して示す。図2に示すように、従来の平鍋10′は、壁16′および壁16′から延びるリム20′を含む。従来設計においては、リム20′は、従来の平鍋10′を容器12から取り外すために、リム20′の下に用具または指を差し込んでプラットフォーム32から引き上げられなければならない。したがって、リム20′の引上げは面倒で、不便である。
【0022】
それに対して、図3に示すように、平鍋10の壁16の上端は、壁16とリム20との間に延びる傾斜された面である。傾斜部24は、平鍋10の壁16の1つと一体となって形成される。さらに、傾斜部24は、平鍋10が容器12に受けられたとき、容器12と平鍋10との間の隙間に嵌合するように形成されている。代表実施例においては、傾斜部24は、平鍋10の底パネル14の面に関して約45度(平鍋10の内側から見たときは135度)の角度をつくる。代案として、傾斜部24は、平鍋10の底パネル14の面に関して15―60度の範囲の角度(平鍋10の内側から見たときは105−150度)をつくる。
【0023】
平鍋10は、空所17から離れる力を平鍋10の壁16に発生させることによって容器12か取り外される。発生された力は、側壁30に対して傾斜部24を係合させる。傾斜部24は、容器12の側壁30を滑るように平鍋10のための表面を与える。傾斜部24はプラットフォーム32上にリム20を有利に上昇させ、そこで使用者は容器12から平鍋10を完全に取り外すように平鍋10の保持具を固定する。このようにして、面倒な従来の工程が回避される。
【0024】
図4は、平鍋10の代表実施例における平鍋110の斜視図である。平鍋110は、平鍋110が小壁16の上端において2つの表示器18を含むことを除いて平鍋10と同じである。表示器18は、リム20下の傾斜部24の位置に関する予告表示またはマークを与える。表示器18下の2つの傾斜部24は、容器12からの取外し中に平鍋10に大きな安定性を与えるために短壁16上で有利に離間されている。代案として、傾斜部は、縦方向に延びる対向長壁16、横方向に延びる対向短壁16、隣接壁16、全壁16のうちの1つに配置される。
【0025】
代表実施例は壁の上端において凹部としての表示器18を示すが、表示器18は代案として容器12から平鍋10が取り外されるとき使用者の指をグリップに置くように、突起またはハンドルからなる。凹部が平鍋10の製造のさいに形成される。新規な材料が導入されず、追加の組立工程が平鍋10の製造中に引抜きおよび打抜きを超えて要求される。
【0026】
図5および6は、平鍋10の第3代表実施例における平鍋210の断面図である。平鍋210は、それが傾斜部124を含むことを除いて平鍋10と同じである。傾斜部124は傾斜部24の変更実施例であり、傾斜部124が円弧であり、リム20と壁16との間に凹所または空間を満たすことを除いて傾斜部24と同じである。
【0027】
代表実施例においては、傾斜部124は支持面26を含む。図6に示すように、平鍋10が容器12から平鍋10を取り外すために側壁30から引き上げられたとき、プラットフォーム32に少なくとも部分的に乗る面26を与える。使用者が容器12から平鍋10を完全に取り外すようにリム20の下に指を置く間に、面26は上昇位置に平鍋10を維持する。支持面26は、好ましくは平らな領域として図示されている。支持面26は、平鍋210が持ち上げられる前に、蒸気が容器12からゆっくりと逃げるようにする。支持面26は、プラットフォーム32に乗ることができる点領域またはその他の面でもよい。
【0028】
図7は、平鍋10の第4代表実施例においける平鍋310の断面図である。平鍋310は、それが傾斜部324を含むことを除いて平鍋10と同じである。傾斜部324は、傾斜部24の変更実施例である。図8に示すように、傾斜部324は、装着部分82によって一体に連結されかつ壁16に装着される2つの傾斜された面80を含む。図9に示すように、装着部分82は、2つの傾斜された面80の追加の支持のみならず壁16に装着されるべき傾斜部324用の面を与える。傾斜部324は、平鍋10が容器12から取り外されるとき、プラットフォーム32に乗ることができる支持面26を含む。
【0029】
図10は、平鍋10の第5代表実施例における平鍋410の転倒断面図である。平鍋410は、それが傾斜部424を含むことを除いて平鍋10と同じである。傾斜部424は、傾斜部24の変更実施例であり、傾斜部424が装着部分82を有していないことを除いて傾斜部324と同じである。傾斜部424は、平鍋10の壁16に個々に装着された2つの傾斜された面90を含む。図11に示すように、傾斜された面90は、容器12から取り外されるとき平鍋10が乗り上げる面を与える。
【0030】
図12は、平鍋10の第6代表実施例における平鍋510の断面図である。平鍋510は、それが傾斜部524を含むことを除いて平鍋10と同じである。傾斜部524は、傾斜部24の変更実施例であり、傾斜部524が円弧形状をした傾斜された面を有することを除いて傾斜部24と同じである。さらに、傾斜部524は、支持面526を含む。支持面526は、平鍋510が容器12から平鍋510を取り外すために側壁30から引き上げられたとき、プラットフォーム32に少なくとも部分的に乗る面を与える。
【0031】
図13は、平鍋10の第7代表実施例における平鍋610の壁16にあるハンドル102の斜視図である。平鍋610は、表示器18に代えて平鍋610がハンドル102を有することを除いて平鍋10と同じである。表示器18と同様に、ハンドル102は傾斜部24から壁16の反対側に配置される。このように、ハンドル102は傾斜部24の位置に関して表示またはマークを与える。ハンドル102は、平鍋10の取外しが容易に達成されるように、使用者の指を受けるように形成される。
【0032】
ハンドル102の別の設計が傾斜部の位置を示すように使用され、また、平鍋610の壁16の上端を握るための面を与える。さらに、ハンドル102の着色符号化が様々な特徴を表示するために代案として採用されてもよい。例えば、特定の着色ハンドル102は、特別の平鍋610のための特定形式の食物または食物準備を表示してもよい。異なる色彩は、代案として異なる食物準備段階を表示してもよい。
【0033】
図14および図15は、平鍋10の第8代表実施例においける平鍋710の斜視図である。平鍋710は、それが傾斜部724を含むことを除いて平鍋10と同じである。傾斜部724はリム20に装着され、傾斜部24の変更実施例である。図15に示すように、傾斜部724は、装着部分104と指106とを含む。装着部分104は、傾斜部724の位置に関する表示器またはマーカとして働く。表示器18(図1)またはハンドル102(図14)と同様に装着部分104は代案として様々な使用のために着色符号化される。さらに、装着部分104は、平鍋710を容器12から取り外すさいに使用者の指を受けられる様々な異なる形状に設計される。装着部分104は、代案としてリム20に含まれる。
【0034】
図16および図17に示すように、傾斜部724の指106は装着部分104の下で平鍋710の孔108を貫通する。指106が一旦穴108に受けられると、傾斜部724は容器12の側壁30を滑るように平鍋710用の面を与える。指106は、第1平鍋係合位置と第2平鍋非係合位置との間で撓む。
【0035】
代表実施例においては、指106は、第2平鍋非係合位置にあるとき、互いに向かって押し潰される。第2平鍋非係合位置においては、指106はリム20の穴108をかいして着脱自在に受けられる。このようにして、傾斜部724は、清浄および/または修理のために平鍋710から容易に取外しができる。このような機能は、平鍋の消毒が重要であるので、特に食物平鍋にとって有利である。
【0036】
各傾斜部24、124、324、424、524、724は、平鍋が立食台、スチーム・テーブル、または容器から容易に取り外されるようにする。より容易な取外しが、傾斜部24、124、324、424、524、または724を含む平鍋の使用をそれらなしのものよりもより便利にする。さらに、傾斜部24、124、324、424、524、および724を用いた平鍋の取外しは、用具の使用を必要としない。それにもかかわらず、用具が使用される場合には、傾斜部24、124、324、424、524、および724は用具の使用を容易にする。さらに、傾斜部24、124、324、424、524、および724の支持面26は、容器12から平鍋を取り外すことを容易にする。表示器18、ハンドル102、装着部分104は、平鍋の傾斜部24、124、324、424、524、および724の位置に関する予告、表示、マークをあたえる。表示器18、ハンドル102、装着部分104は、容器12からの平鍋の取外しをさらに容易にするために使用者の指を受けるように有利に形成されている。
【0037】
傾斜部24、124、324、424、524、および724が容器12からの平鍋の取外しを改善するが、各傾斜部は平鍋および容器12の適正な清浄を容易にする。この清浄は、平鍋の使用において重要である。傾斜部24、124、324、424、524、および724はさらに容易に製造される。傾斜部24、124、324、424、524、および724の単純性および低費用が、それぞれ提起する問題解決に特に有利である。傾斜部24、124、324、424、524、および724は、平鍋および容器12を平鍋受けおよび取外し装置として協同させ、容器12への受けおよびそこからの取外しを容易にする。
【0038】
与えられた詳細な図面および特別な例示が本発明の好適実施例を記載しているが、それらは説明のためだけのものであることを理解されたい。本発明は、記載された正確な詳細、方法、材料、条件に限定されない。例えば、傾斜部24、124、324、424、524、および724の様々な形状、位置、形成方法が示唆されてはいるが、その他のことも使用されうる。
【0039】
図18は、容器812、プラットフォーム814、平鍋816を含む食物提供装置810の斜視図である。容器812は、立食台またはスチーム・テーブルと一体に形成された従来の周知のものからなる。容器812は、底パネル818、空所822を画定するように底パネル818から上方に延びる側壁820を含む。内部空所822は、平鍋816を受けるように採寸され、また、水または氷等の加熱または冷却媒体を受けるように採寸される。プラットフォーム814は、空所822の外部のまわりに延び、かつ、平鍋816が乗り、底パネル818上で空所822内に支持される接触面を与えるようになっているほぼ水平な面からなる。プラットフォーム814が側壁820と単一体の一部として一体に形成されているように図示されてはいるが、プラットフォーム814は慣用の公知の取付け方法によって側壁820に固定されてもよい。平鍋816が立食台またはスチーム・テーブルの恒久容器812と共に使用されるように図示されてはいるが、平鍋816は、チャファ、マルミット、調理台保温機、携帯式保温機、落とし込み保温機等のような、平鍋および空所のまわりのプラットフォームを受けるように採寸された空所を有する容器を与えるその他の構造体と関連して用いられてもよい。
【0040】
図19−21は、平鍋816を詳細に示す。平鍋816は、底パネル826と、側壁828と、内部838、側リム846、端リム848を形成するように隅部836で結合された端壁832とを含む。底パネル826は、壁828、832と単一体の一部として一体に形成され、空所822(図1)に定置されたとき容器812の底パネル818にほぼ平行に延びるようになっている。
【0041】
側壁828は、互いに対向して平鍋816の主寸法にそって延びる。側壁828は、互いにほぼ同じであり、下方部分856、上方部分858、肩860を含む。下方部分856は、下方部分856と底パネル826の連結部においてほぼ丸くなっているが、各下方部分856はほぼ面826内で延び、底パネル826はほぼ面864内に延びている。図21に示すように、下方部分856は、面826と面864との間において約90度と約105度との間の角度A1で底パネル818から上方に延びる。代表実施例において、角度A1は約93度である。下方部分856が底パネル826に関してわずかに外方角度A1で延びるので、下方部分856は、図22−25を参照して後述するが、多数の同一平鍋816の積重ねを容易にする。
【0042】
上方部分858は、下方部分856とリム846との間で上方に延びる。上方部分858は、約90度と約93度との間で底パネル826の面864から角度を付けてずれた面内に延びる。代表実施例においては、上方部分858は、底パネル826が延びる面864にほぼ垂直な面内に延びる。上方部分858は、内部838の外側に延びかつ肩860を形成するように下方部分856からずらされていることが好ましい。
【0043】
肩860は、壁828、830にそって下方部分856と上方部分858との間で延びる。図22、23に関して詳細に記載するように、多数の平鍋816が積み重ねられたとき、肩860は下方の平鍋816のリム846に重なる。代表実施例においては、肩860は、幅約3.2mm(0.125in)を有し、2つの半径約3.2mm(0.125in)によって両側で境界される。多数の平鍋816が積み重ねられるとき、下敷きの平鍋816に関連して平鍋816を支持することに加えて、肩870(後述する)と組み合う肩860が部分制御のための満杯表示器としても働く。代表実施例においては、上方部分858は、肩860がリム846から対応して離間されるように、肩860とリム846との間で約2.23mm(0.879in)の垂直高さを有する。
【0044】
端壁832は、互いにほぼ同一であり、平鍋816の対向端側にそって延びる。各端壁832は、下方部分866、傾斜部分868、肩870を含む。下方部分866は、側壁828間で底パネル826から上方部分868まで延びる。下方部分866および底パネル826はそれらの連結部においてほぼ丸くされているが、下方部分866は角度A2でパネル864から底パネル826まで上方に延びる面872(図20)内に延びる。角度A2は角度A1に等しいことが好ましい。角度A2は90度以上が好ましいので、端壁832は多数の同一平鍋816の積重ねを容易にする。
【0045】
傾斜部分868は、下方部分866とリム850との間で延びる。特に、傾斜部分868は、端リム848のこれらの部分に少なくとも隣接して、好ましくは横切って延びる。端リム848は、平鍋816を容器812の空所内に支持するようにプラットフォーム814(図18および図21A)に接触する。特に、傾斜部分868は、プラットフォーム係合面912(後述する)から下に水平に横切って残りの端壁832の最外面を超えて外方に、すなわち下方部分866の最外面を超えて外方に同時に延びる少なくとも一部分の外部傾斜面を含む。傾斜部分868は、角度A3(図20)だけ底パネル826が延びる面864に平行な面864Aから角度を付けて離間された面874内に延びる。角度A3は、約105度と約150度との間にある。角度A3は、傾斜部分868を容器の隅部において動かすさいに必要な水平力の量について最大の垂直揚力を達成するように、約120度と約135度との間にあることが最適である。角度A3は、容器812から平鍋816を引き上げかつ取り外すことを容易にする働きをする。傾斜部分868は、下方部分866が延びる面872に傾斜した面874内にさらに延びる。
【0046】
図18、19に最もよく示すように、傾斜部分868は、側壁828と隅部836との間で中間点878を横切って延びる。傾斜部分868が中間点878を横切って延びるので、平鍋816が端壁832に向かう方向に引っ張られるとき、端壁832に隣接した両隅部836が同時にかつ均等に引き上げられる。代表実施例においては、傾斜部分868は、一方の隅部836から他方の隅部836までの全長にそって連続して延びることが好ましい。その結果、傾斜部分868は、いかなる鋭い縁または表面凹部をももたない。事実、下方部分866、傾斜部分868、肩870はいかなる表面凹部をももたない。下方部分866、傾斜部分868、肩870は、端壁832と側壁828との連結部以外でまた端壁832と側壁828との連結部以外でいかなる表面凹部をももたない。したがって、端壁832にそう平鍋816は、隅部または空所において食物およびバクテリアの発生を防止し、平鍋816をより一層清潔にする。さらに、図33、33A、33Bにおいて平鍋1116に関して後述するように、傾斜部分868が、平鍋816を蓋と共に重要なシールを達成させる。
【0047】
図19は、側リム846を示す。図19および図21Aは、端リム848を示す。側リム846と端リム848は、隅部836において合体する。図19に最もよく示すように、各側リム846は、外方延長部分880、下方折り曲げ部分882、プラットフォーム係合部分884を含む。各端リム848は、外方延長部分890、下方折曲げ部分892、プラットフォーム係合部分894を含む。外方延長部分880および890は、外方延長部分880が外方延長部分890の幅を減少する傾斜部分868のために外方延長部分890よりも幅広であることを除いて、互いにほぼ同じである。外方延長部分880および890は、底パネル826の面864にほぼ平行な面内で上方部分858および傾斜部分868はから延びる。外方延長部分880および890は、蓋(図示せず)の下面または蓋(図示せず)に固定されたガスケットの下面に対して接触面896および898を与える。
【0048】
図19に示すように、面896は内縁902および外縁904によって境界される。内縁は、隣接隅部836からおよびその間で連続して外縁904にほぼ平行に延びる。内縁902は、角度偏向または破壊なしに隣接隅部836からおよびその間で直線的に延びる。その結果、接触面896は、密封ガスケットまたはカバーが乗る接触幅を有する非破壊密封面を与える。
【0049】
同様に、接触面898は内縁906および外縁908によって境界される。内縁906および外縁908は、角度偏向または破壊なしに隣接隅部836からおよびその間で連続して互いに平行に直線的に延びる。その結果、接触面898は、密封ガスケットまたはカバーが乗る接触幅を有する非破壊密封面を与える。
【0050】
下方折曲げ部分882および側リム846のプラットフォーム係合部分884は、下方折曲げ部分892および側リム848のプラットフォーム係合部分894とほぼ同じである。下方折曲げ部分892および側リム848のプラットフォーム係合部分894は、図21Aに最もよく示されている。図21Aに示すように、下方折曲げ部分892は、底パネル826に向かう方向に、好ましくは外方延長部分890の外側に関して鈍角に外方延長部分890から延びる。プラットフォーム係合部分894は、下方折曲げ部分892から延び、また、プラットフォーム814に乗り、かつ、容器812の空所822内に蒸気または熱を保持するように、または空所822への熱の侵入を防止するように、プラットフォーム814と共に総体的シールを形成する係合面912を与える。空所822のまわりにプラットフォーム814と共にシールを形成することに加えて、下方折曲げ部分892およびプラットフォーム係合部分894がリム848を強化する。その結果、リム848は、落下されたとき、凹まされるかまたは突然に曲げられることはほとんどない。同時に、下方折曲げ部分892およびプラットフォーム係合部分894は、円形断面形状をもつ湾曲されたリムの必要性なしにリム848を強化する。その結果、リム848は、食物またはバクテリアが発生し、平鍋816が再使用のために容易に清浄される場合にいかなる亀裂をも排除する。下方折曲げ部分882およびリム846のプラットフォーム係合部分884は、類似の利点を得ることができる。
【0051】
さらに図21Aに示すように、容器812およびプラットフォーム814の上にわずかに突出しながら、平鍋816は容器812に嵌合する。特に平鍋816の最上端(代表実施例においては、外方延長部分890の接触面896)が距離H1だけプラットフォーム係合面912から垂直に離間される。平鍋816の最上端がプラットフォーム係合面894から最小に離間され、かつ、最小距離H1だけプラットフォーム814から対応して離間されているので、平鍋816の内部838内食物頂部レベルは、最大限度まで容器812内に入れられる。その結果、平鍋816は、食物の提供適正温度を維持することを助ける。さらに、平鍋816の最上端がプラットフォーム814上に最小に延びているので、平鍋816は、平鍋816の内部838から食物の目視、接近、取外しに支障を来さない。その結果、平鍋816は、平鍋816が上部遮蔽または「くしゃみよけ」を有する立食台またはスチーム・テーブルに採用されたときのように、上部空間が限定されているときに、食物に容易に接近できるようにする。好ましくは、距離H1は、25.4mm(1.0in)以下でなければならず、通常は12.7mm(0.5in)以下でなければならない。代表実施例においては、距離H1は約4.8mm(0.1857in)である。さらに、平鍋816が容器812に嵌合し、かつ、プラットフォーム914上に最小に突出するので、食物提供装置810は、より美学的に快適になる。
【0052】
側リム846および端リム848が下方折曲げ部分およびプラットフォーム係合部分を含むように図示されているが、側リム846および端リム848は、プラットフォーム係合部分884および894を省略してもよい。それにより、下方折曲げ部分882および892がシールを形成するためにプラットフォーム係合面として働く。望ましくはないが、側リム846および端リム848は、代案として下方折曲げ部分882、894およびプラットフォーム係合部分884、894を省略することができる。それにより、外方延長部分880および890がプラットフォーム914と共にシールを形成するプラットフォーム係合面として働く。
【0053】
図21Aは、容器812から平鍋816を取り外すことを示す。図21Aに示すように、矢印920で示す方向に平鍋816の移動が、平鍋816が傾斜部分868に乗り上げてプラットフォーム914上にプラットフォーム係合面912を上昇させるように、プラットフォーム914に隣接した隅部922から傾斜部分868を引き上げる。その結果、使用者は容器812から平鍋816の完全な取外しのために平鍋816に保持具を固定することができる。図21Aにさらに示すように、平鍋816が矢印920で示す方向に容器812の隅部922に向かって引き出されたとき、プラットフォーム係合面912が距離H2だけプラットフォーム914上に上昇されるように、平鍋816は形成される。距離H2は、少なくとも9.5mm(0.375in)であることが好ましい。使用者が、プラットフォーム係合面912の下に指およびタオルまたは手袋のような中間絶縁層を挿入できるようにするために、距離H2は15.9mm(0.625in)であることが好ましい。この目的のために、傾斜部分868は、約25.8mm(1.015in)の直線長さL、約2.23mm(0.879in)の垂直高さVH、底パネル826に関して約120度の外傾斜を有することが好ましい。明らかなように、距離H2は、傾斜部分868の直線長さLを増加させることによって、または底パネル826に関して傾斜部分868の角度を減少させることによって、増加されてもよい。
【0054】
図22−25は、互いに積み重ねられた3つの同じ平鍋816を示す。上述したように、側壁828および端壁832が平鍋816の内部から離れて傾斜された面内にほぼ延びるので、多数の同一平鍋816は、互いに重ねられてもよい。図22および23は、互いに積み重ねられた3つの平鍋816を示す。3つの平鍋816は、約138.7mm(5.46in)の高さH3を有する。その結果、入手できる棚またはその他の空間が制限されている場合に、平鍋816が容易に貯蔵されうる。
【0055】
図23に示すように、平鍋816が積み重ねられたとき、側壁828の肩860が下積みの平鍋816の外方延長部分890に係合して、隙間924(図23A)によって下積みの平鍋816の隣接下方部分856から離間された下積みの平鍋816の下方部分856と共に互いに関して平鍋816を支持する。代表実施例においては、隙間924が約0.3mm(0.011in)の幅をもつように、肩860が採寸され、側壁828が傾斜される。その結果、側壁828の肩860は、平鍋816が積み重ねられたときに互いに差し込まれることを防止し、平鍋816の非粘着積重ねを容易にする。
【0056】
図24および25は、互いに積み重ねられた3つの平鍋816の端壁832を示す。図25に最もよく示すように、端壁832にそって、肩870は傾斜部分868のために下積みの平鍋816の外方延長部分890に接触しない。図25Aに最もよく示すように、平鍋816が積み重ねられたとき、隙間926は下積みおよび上積みの平鍋816の傾斜部分868間につくられる。この隙間926は、外方延長部分880(図22および23)に係合する肩860によってつくられた下方部分866間に存在する隙間928にさらに連通する。隙間928は隙間924と同様に採寸され、好ましくは約0.3mm(0.011in)の幅を有する。その結果、空気が隙間926および928をかいして積み重ねられた平鍋816の間の空間に流れ込んで、よりよい空気流を促進しかつ平鍋816の迅速な乾燥を促進する。
【0057】
全体として、平鍋816の形状は、平鍋816が詰まりを生ぜずに同じ平鍋816と共に積み重ねられるようにする。容易に取り外すことに加えて、平鍋816は水洗後の迅速乾燥のために優れた空気流を与える。これは、下方部分856、上方部分858、肩860をもつ少なくとも2つの対向壁と、ならびに下方部分866および傾斜部分868をもつ少なくとも1つの壁とを有する平鍋816によって促進される。
【0058】
図26に示すように、対称性に欠けることは美観上望ましくはないが、下方部分856、上方部分858、肩860を有する2つの対向壁と組み合わせて下方部分856および傾斜部分868をもつ単独壁のみを有する平鍋816が、いくつかのまたはそれに近い利点を与える。特に、図26は、平鍋816の変更実施例における平鍋1016を示す。平鍋1016は、それが端壁832を端壁1032に置き換え、隣接端リム848を変更隣接端リム1048に置き換えたことを除いて、平鍋816と本質的に同じである。端壁1032および端リム1048は、平鍋816の側壁828および側リム846と本質的に同じである。対称性に欠けることは美観上望ましくはないが、平鍋1016の非粘着積み重ねを与えるために隙間824を形成するように下積みの平鍋1016内に積み重ねられたとき、側壁828の肩860が平鍋1016を支持するので、側壁1032は代案として肩860を省略してもよい。
【0059】
平鍋816および1016が、下方部分866、傾斜部分868、肩870を短端壁に含み、また、下方部分856、傾斜部分858、肩860を長側壁に含むように図示しているが、この関係は、下方部分866、傾斜部分868、肩870が1またはそれを超える長側壁にそって延びるように、また、下方部分856、傾斜部分858、肩860が1またはそれを超える短端壁にそって延びるように、逆にされてもよい。積み重ねられた平鍋が詰まる可能性を増すので望ましくはないが、下方部分866、傾斜部分868、肩870が、短端壁および長側壁に代案として設けられてもよい。
【0060】
図27および28は、より詳細に平鍋816の一隅部を示す。図27に示すように、側壁828および端壁832の連結部はほぼ丸くされている。特に、下方部分856および866は、曲率半径R1で合体する。肩860および870も曲率半径R1で丸い連結部において合体する。傾斜部分868は、隅部836をかいして上方部分858まで延びる。特に、上方部分858において垂直に得られるまで傾斜部分868の外方傾斜が徐々に減少する。隅部836においては、傾斜部分868および上方部分858は、曲率半径R1以下の曲率半径R2をもつリムに隣接して上方境界を有する丸い外方傾斜面にそって合体する。曲率半径R2が曲率半径R1よりも小さいので、隅部836は、図28に示すように狭い注ぎ口930を与える。注ぎ口930は、流体が平鍋816から容易に注がれるようにする。代表実施例においては、曲率半径R1は約44.5mm(1.75in)であり、また、曲率半径R2は約12.7mm(0.5in)である。小平鍋においては、曲率半径R1は約33mm(1.3in)である。図27にさらに示すように、外方延長部分880および890は、拡大隅部プラットフォーム932を形成するように隅部836においては合体する。特に、隅部プラットフォーム932は、平鍋816の供給源を美観上認識するばかりではなく、隅部836を強化しかつ剛性にするために打ち抜かれてもよい。
【0061】
図29は、食物提供装置810の変更実施例における食物提供装置1110を示す。食物提供装置1110は、立食台またはスチーム・テーブル1111、平鍋1116、カバーまたは蓋1117を含む。立食台またはスチーム・テーブル1111は、プラットフォーム1114によって境界された複数の容器1112を含む。各容器1112は、側壁820がプラットフォーム1114から延びる下方折返し部分1119に固定されていることを除いて容器812と本質的に同じである。説明をわかり易くするために、容器812の類似の要素に対応する各容器1112の残りの要素は、類似の番号を付けられている。図29に示すように、平鍋1116が底パネル826上におよび水または氷のような加熱または冷却媒体上に持ち上げられるように、平鍋1116の一部分がプラットフォーム1114に乗るように、各容器1112が平鍋1116を受けるために採寸された空所1112を与える。
【0062】
図30−32は、平鍋1116を詳細に示す。平鍋1116は、平鍋1116が側壁1128、端壁1132、側リム1146、端壁1148を、側壁828、端壁832、側リム846、端壁848の代わりに含むことを除いて平鍋816(図18−28)と本質的に同じである。平鍋1116は、各隅部1136において傾斜された部分1137をさらに含む。説明をわかり易くするために、平鍋816に対応する平鍋1116の残りの要素には、類似の番号が付けられている。
【0063】
側壁1128は、平鍋1116の長主寸法にそって延び、平鍋816の端壁832と実質的に同じである。特に、各側壁1128は、上述した下方部分866、傾斜部分868、肩870を含む。同様に、端壁1132は、平鍋816の側壁828と実質的に同じであり、上述した下方部分856、上方部分858、肩860を含む。側リム1146は、平鍋816の端リム848と実質的に同じであり、また、端リム1148は、平鍋816の側リム846と実質的に同じである。その結果、平鍋1116は平鍋816と同様ないくつかの利点を与える。特に、図32に示すように、平鍋1116は、矢印1151に示す方向に平鍋1116を単に動かすことによって容器1112から容易に引き出され、使用者が容器1112から平鍋1116を持ち上げるために平鍋1116に強い保持具を固定するように、プラットフォーム1114上にプラットフォーム係合面912を上昇させるように平鍋1116が傾斜部分868に乗り上げるように、隅部922から側壁1128の傾斜部分868を引き出す。
【0064】
平鍋816と同様に、平鍋1116は、少なくとも2つの対向壁(端壁1132)上の上面858および肩860、少なくとも1つの中間壁(側壁1128)上の下方部分866、傾斜部分868を含む。その結果、平鍋1116は多数の同じ平鍋1116の非粘着積重ねを与え、かつ、重ねられたとき平鍋1116の迅速な乾燥のために傾斜部分868間に改善された空気流を与える。
【0065】
平鍋816と同様に、平鍋1116は、容器1112から平鍋1116を引き出すときに隣接隅部1136がプラットフォーム1114上に同時にかつ均等に持ち上げられるように、平鍋1116の対向側壁間の中間点を横切って延びる傾斜面を与える傾斜部分868を有する。平鍋816と同様に、平鍋1116は、平鍋1116が容易に清浄されるように食物およびバクテリアが一緒に集まる隅部または空所を排除するように隅部1136から隣接隅部1136まで連続して延びる傾斜部分868を含む。平鍋816と同様に、平鍋1116は、注ぎ口を与えるようにその隅部1136において狭い半径をもつ。特に、平鍋1116の各隅部1136は下方半径R3、小中間半径R4、注ぎ口1130を形成する小上方半径R5を有する。代表実施例においては、半径R3は約44.5mm(1.75in)であり、半径R4は約44.5mm(1.75in)であり、半径R5は約3.2mm(0.125in)である。
【0066】
平鍋816と同様に、平鍋1116は、清浄を困難にすることもある湾曲縁を設けずに、強い側リム1146および端リム1148を有する。平鍋816と同様に、平鍋1116は、直線的に延びる内外縁によって境界され、かつ、蓋の下面または蓋に取り付けられたガスケットの下面が、平鍋1116の内部838内の温度または鮮度を保持するために接触面896および898に対して十分かつ信頼性のあるシールを形成するように、1つの隅部1136から隣接隅部1136まで均等な厚みを有する連続して延びる下積み接触面896、898を含む。
【0067】
図33は、容器1112内に定置された平鍋1116の内部838を密封するために接触面896と上方部分858の内面とが相互作用をする蓋1117を示す。図33Aは、容器1112内に定置された平鍋1116の内部838を密封するために接触面896と傾斜部分868の面とが相互作用をする蓋1117を示す。蓋1117は、中央部分1141、蓋リム1143、ガスケット1145を含む。中央部分1141は、側壁1128と端壁1132との間の空間に跨る。中央部分1141は、接触面896および898のわずかに下に延びる。図29に示すように、中央部分1141は、追加的にハンドル1149を含む。
【0068】
リム蓋1143は、中央部分1141のほぼ全周に中央部分1141から延びる。蓋リム1143は、転倒部分1151、下方延長部分1155、裏返し縁1157を含む。注ぎ口1151、1153、1155は、蓋1117を平鍋1116に固定しかつ改善されたシールを与えるために接触面1146を包む。
【0069】
ガスケット1145は、下側リム1143に固定され、蓋1117が平鍋1116に置かれたとき接触面896および898、上方部分858、傾斜部分868に対向して延びるように配置される。ガスケット1145は、蓋1117のほぼ全周に延びる。ガスケット1145は、エラストマまたはゴムのような慣用の公知圧縮可能材料からつくられ、また、食物と共に使用するために耐熱性および安全性があることが好ましい。代表実施例においては、ガスケット1145はシリコン・ゴムからつくられる。
【0070】
図33に示すように、蓋1117が平鍋1116に置かれたとき、ガスケット1145は、シールを形成するように接触面896および898、上方部分858、傾斜部分868に乗る。ガスケット1145は、本体1147、リム係合部分1149、側指1150を含む。本体1147は、平鍋1116から間隔をあけた位置で中央部分1141およびリム1143の外側に固定される。リム係合部分1149は、図33Aに示すように、リム1148を囲みかつそれに乗るように本体1147から外方にかつリム1143の下に延びる。リム係合部分1149は、リム1146および1148により小さいシールを与え、かつ、蓋1117が平鍋1116に置かれるとき、または蓋1117が平鍋1116に関して動くとき、雑音を減少する。
【0071】
指1150は、図33に示すように、上方部分858の内面に係合し、かつ、図33Aに示すように、傾斜部分868の面に係合するように本体1147から突出する。図33に示すように、指1150は上方部分858に簡単に押され、シールを形成するように上方部分858と係合して外方に弾性的に撓む。図33Aに示すように、指1150は傾斜部分868に下方に差し込まれる。その結果、指1150は、傾斜部分868に差し込まれたときに改善されたシールを有する。図33Bに示すように、指1150は、指1150が図33Aに示す第1傾斜部分係合位置と非係合位置との間で回動する丁番として機能する。この非係合位置においては、平鍋1116の内部838に発生した圧力および蒸気は、指1150を通って逃がされる。発生された蒸気は、リム1146および1148の一方とリム係合部分1149との間を通過しわずかに持ち上げるのに十分である。このようにして、指1150およびガスケット1145は、圧力解除機構を与える。傾斜部分868が発生された過剰圧力を回避しかつ蓋1117が平鍋1116から急激に押し出されることを回避することがわかった。望ましくはないが、ガスケット1145は省略されてもよい。それにより、外方延長部分1153がより小さいシールを与えるように接触面896および898に合体する。
【0072】
図34は、隅部1136における傾斜された部分1137を詳細に示す。図34に示すように、傾斜された部分1137は、傾斜部分868および上方部分858の連結部と、外方延長部分880および890ならびに隅部1136におけるプラットフォーム932の連結部との間に延びる。傾斜された部分1137は、傾斜部分868が上方部分858と合体する間に垂直方向に接近しながら傾斜部分868上に延びる。傾斜された部分1137は、プラットフォーム932に外方に向かって隅部1136で傾斜部分868に対して角度A4で延びる。図30に示すように、傾斜された部分1137は、隣接側壁1128と隣接端壁1132との間で円弧1159にそって延びる下方境界を有する。円弧1159は、少なくとも約30mm(1.18in)の最小半径と、少なくとも約80mm(3.15in)の最大半径とを有する。代表実施例においては、円弧1159は、約30mm(1.18in)の半径を有する。傾斜された部分1137および円弧1159にそって延びる下方境界が、各隅部1136の最外半径を減少して平鍋1116を仕出し容器用ヨーロッパ規格EN−631−1(ここに参考として組み入れられる)のようなスチーム・テーブル平鍋に課された統一規格に合わせる。同時に、傾斜された部分1137は、傾斜部分868を隅部1136に貫通し続けさせて、平鍋の容易清浄を達成し、平鍋1116の改善された美観を生む。
【0073】
図35は、図18−28に関連して示し記述した食物提供装置810の変更実施例における食物提供装置1210を示す斜視図である。食物提供装置1210は、スタンド1213を含む食物提供チャファ、水平鍋1215、熱源1219、平鍋1116からなる。スタンド1213は、調理台、テーブル等のような面1221上に水平鍋1215を支持しかつ上昇させるように形成された慣用のチャファからなる。
【0074】
水平鍋1215は、チャファと共に使用するために形成された慣用の公知水平鍋からなる。水平鍋1215は、底パネル1218、上方延長壁1220、プラットフォーム1214を与えるリム1223を含む。底パネル1218および上方延長壁1220は、平鍋1116を受けるように採寸された内部空間1222を画定する。リム1223は、プラットフォーム係合面912が乗りかつ密封するプラットフォーム1215を与えるように水平鍋1215の周囲で上方延長壁1220から外方に延びる。
【0075】
熱源1219は、水平鍋1215の下に配置され、水平鍋1215の内部1222の内表物を暖めるように熱を供給する。熱源1219は、スタンド1213によって支持された1対の慣用公知のバーナからなる。明らかなように、種々のその他の熱源がバーナに代わって用いられてもよい。
【0076】
使用にさいしては、水平鍋1215は水が満たされ、熱源1219の上でスタンド1213に置かれる。食物を満たされた平鍋1116は、平鍋1215の空所1222内に定置される。熱源1219は、平鍋1215の下側を連続して加熱して空所1222内の水温を上昇し、それにより平鍋1116の内部838内食物の上昇温度を維持する。平鍋1116は、水平鍋1215から引き出されてもよい。水平鍋1215は、使用者が平鍋1116を掴めるよう十分にプラットフォーム係合面912を上昇するように、隣接リム1223の連結部において隅部(図示せず)に傾斜部分868が乗り上げるような方向に平鍋1116を単に動かすことによって、十分に働く。
【0077】
図36および37は、食物提供装置810の変更実施例における食物提供装置1310を示す。食物提供装置1310は、調理台1313、水平鍋1215、平鍋1116を含む。調理台1313は、水平鍋1215のリム1223が開口1315内に水平鍋1215を支持するように、水平鍋1215を受けるために採寸された切欠きまたは開口1315を有する調理台である。水平鍋1215は、清浄のためにおよび水を満たすために開口1315から着脱自在であることが好ましい。使用にさいしては、水平鍋1215は水が満たされ、開口1315に挿入され、開口1315内に定置され、水が満たされる。食物を満たされた平鍋1116が一旦空所1222内に定置されると、平鍋1116内の食物の温度が維持されるように、水が昇温されることが好ましい。代案として、氷のような冷凍媒体が、食物を満たされた平鍋1116が空所1222内に定置される以前に、空所1222内に定置される。冷凍媒体は、平鍋1116内の食物を冷凍するか低温に維持する。平鍋1116を水平鍋1215から取り外すために、使用者が平鍋1116を掴むようにプラットフォーム1214および調理台1313上にプラットフォーム係合面912を上昇させるように、傾斜部分868がリム1223に隣接して水平鍋1215の隅部1322の乗り上げるまで、矢印1323または1325のいずれかによって示された方向に使用者が平鍋1116を単に動かす。
【0078】
図38、39は平鍋装置1410を示す。平鍋装置1410は、複数の平鍋1416A、1416A′、1416B(図39)、1416C、1416C′、1416D、1416E、1416E′、1416F、1416F′、1416G、1416H(図39)を含む。平鍋1416A−1416Hは、各平鍋1416A−1416Hが異なるサイズの側壁および端壁を有することを除いて平鍋1116と実質的には同じである。図39に概略的に示すように、幅寸法X、長さ寸法Y(XおよびYは測定値である)を有する普通サイズである。平鍋1116Cは、幅寸法(1/2)×X、長さ寸法Yを有する。平鍋1116Dは、幅寸法(1/2)×X、長さ寸法Yを有する。平鍋1116Eは、幅寸法X、長さ寸法(1/3)×Yを有する。平鍋1116Fは、幅寸法(1/2)×X、長さ寸法(1/2)×Yを有する。平鍋1116Hは、幅寸法(1/2)×X、長さ寸法(1/3)×Yを有する。平鍋1416A′、1416C′、1416E′、1416F′は、平鍋1416A、1416C、1416E、1416Fに比べて類似の幅および長さ寸法を有するが、深さ寸法を増している。図38には示されていないが、平鍋1116Bは、幅寸法X、長さ寸法(2/3)×Yを有する。平鍋1116H(図39)は、幅寸法(1/3)×X、長さ寸法(1/3)×Yを有する。
【0079】
平鍋装置1410は、平鍋1416が部分的に挿入される容器を与える立食台またはスチーム・テーブル、チャファ、マルミット、またはその他の構造の異なるサイズの開口に使用するための統一した一連の平鍋を与える。平鍋1416A―1416Hは平鍋1116と同一の多数の異なる寸法平鍋からなるように図示されているが、平鍋1416A―1416Hは平鍋816または平鍋1016と同一の異なる寸法の平鍋からなっていてもよい。上述した寸法変化によって、平鍋装置1410は正確な所定の食物部分管理を与える。代表実施例においては、平鍋1416Aは約323.9mm(12.75in)の幅寸法Xおよび約527.1mm(20.75in)の長さ寸法Yを有する。各平鍋1416A、1416B、1416C、1416D、1416Eは、31.8mm(1.25in)、63.5mm(2.5in)、101.6mm(4.0in)、152.4mm(6.0in)からの深さ範囲を有していてもよい。平鍋1416Hは、50.8mm(2.0in)、101.6mm(4.0in)から選択された深さを有する。
【0080】
各平鍋816、1016、1116は、24ゲージから20ゲージまでの1枚のステンレス鋼からつくられることが好ましい。その結果、各平鍋816、1016、1116は、これらの平鍋の清浄を妨げることもある強さのためのガッセットまたは湾曲を要求せずに、非常な高温に耐え(代表的には、プラスチックのそれよりも大きい)かつ再使用されるのに十分な強度に耐えられる。代案として、各平鍋816、1016、1116は、剛性のプラスチック材料からつくられる。この剛性のプラスチック材料は、154.4度C(310度F)までの温度に耐えられることが好ましい。好ましくは、プラスチック材料は、ポリエーテルイミドからなる。代案として、各平鍋816、1016、1116は、98.9度C(210度F)までの温度に耐えられるポリカーボネートのようなその他の剛性のプラスチック材料からつくられてもよい。熱耐力は小さいが、プラスチック材料からつくられた平鍋816、1016、1116は、引抜きおよび打抜きに加えてその他の工程からつくられてもよい。それにより、平鍋816、1016、1116は、空所または凹部面を排除した滑らかな内面を設けられ、しかも平鍋の強度を改善しかつ平鍋の美観を改善するためにガッセットまたは湾曲部をもつ外面を設けられる。平鍋816、1016、1116は、プラスチック材料からつくられた場合には、約2.5mm(0.1in)の厚みを有することが好ましい。プラスチック材料からつくられたこれらの平鍋816、1016、1116においては、各平鍋の部分が隅部等において平鍋の特別な部分に強度を与える減少または増加された厚みを有していてもよい。製造費および平鍋の完全性のためには望ましくはないが、平鍋816、1016、1116は、互いに固定されるか、さもなければ結合される多数の部品からつくられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづいて容器内に受けられた平鍋の斜視図である。
【図2】従来の平鍋および容器の壁の断面図である。
【図3】傾斜部を含む図1の平鍋および容器の断面図である。
【図4】図3の平鍋および容器の第2代表実施例の斜視図である。
【図5】図3の平鍋および容器の第3代表実施例の断面図であって、平鍋が容器内に受けられている状態を示す。
【図6】図5の平鍋および容器の断面図であって、平鍋が容器から取り外された状態を示す。
【図7】傾斜部を含む図3における平鍋の第4代表実施例の側面図である。
【図8】図7の傾斜部の斜視図である。
【図9】傾斜部を含む図7の平鍋の断面図である。
【図10】2つの傾斜部を含む図3における平鍋の第5代表実施例の上下転倒斜視図である。
【図11】図10の平鍋および傾斜部の断面図である。
【図12】図3における平鍋の第6代表実施例の断面図である。
【図13】図3における平鍋の第7代表実施例の上にある傾斜部表示ハンドルの斜視図である。
【図14】平鍋に受けられた装着部分を備えた傾斜部を含む図3における平鍋の第8代表実施例の斜視図である。
【図15】平鍋の穴から取り外された傾斜部を含む、図14の平鍋の斜視図である。
【図16】装着部分を備えた傾斜部を含む、図14の平鍋の断面図である。
【図17】装着部分を備えた傾斜部を含む図14における平鍋の壁上端の正面図である。
【図18】容器および容器内にある平鍋を含む、食物提供装置の斜視図である。
【図19】図18の平鍋の上面図である。
【図20】図18の平鍋の正面図である。
【図21】図21は図18の平鍋の右側面図である。図21Aは図1の平鍋および容器の側面図であって、一部分が断面で示され、平鍋が容器から引き出すさいに想像線で示されている。
【図22】互いに重ねられた複数の平鍋の右側面図である。
【図23】図23は図22の線23−23から見た積重ね平鍋の断面図である。図23Aは図23の複数の積重ね平鍋の大きく拡大した部分図である。
【図24】互いに重ねられた複数の平鍋の正面図である。
【図25】図25は図24の線25−25から見た複数の積重ね平鍋の断面図である。図25Aは図25の複数の積重ね平鍋の拡大した部分図である。
【図26】図18における平鍋の第1変更実施例の上面図である。
【図27】図19の線26−26から見た平鍋の拡大上面図である。
【図28】容器から取り外されかつその内容物を注ぐために傾斜された図1の平鍋の部分斜視図である。
【図29】容器内に定置されかつ蓋を含む、図18の平鍋の第2変更実施例を含む、図18における食物提供装置の第1変更実施例の斜視図である。
【図30】図29の平鍋の上面図である。
【図31】容器から取り外されかつ説明のために一部破断された図29の平鍋の右側面図である。
【図32】図29の線32−32から見た食物提供装置の断面図であって、平鍋が容器から引き出されるさいに想像線で示されている。
【図33】図33は図29の線33−33から見た食物提供装置の断面図である。図33Aは図29の線33A−33Aから見た食物提供装置の断面図である。図33Bは図29の線33A−33Aから見た食物提供装置の断面図であって平鍋内の内部発生圧力の開放状態を示す。
【図34】図30の線34−34から見た平鍋の断面図である。
【図35】図1における食物提供装置の第2変更実施例の斜視図である。
【図36】図1における食物提供装置の第3変更実施例の斜視図であって、説明のために一部分が破断されている。
【図37】図36の線37−37から見た食物提供装置の断面図である。
【図38】本発明の平鍋装置の斜視図である。
【図39】図38における平鍋装置間の寸法変化の概略説明図である。
Claims (107)
- プラットフォームによって包囲された少なくとも1つの容器と共に使用する食物準備および提供装置であって、該装置は第1平鍋からなり、該第1平鍋は、
底パネルと、
前記底パネルから上方に延びかつ空所を画定する複数の壁と、ただし該複数の壁は頂部開口を画定する上端を有し、該上端は空所から離れた延長部を有しかつ支持面を有するリムを画定し、
前記リムに接近しかつ前記空所の外部にある傾斜部とからなり、前記傾斜部は前記支持面からその下で水平に横切って延び、かつ、前記複数壁の隣接した1つの最外面を超えて外方に延びる少なくとも一部分をもつ傾斜された外面を有し、該傾斜された外面が前記第1平鍋に固定されるかその一部として形成され、かつ、前記第1平鍋が前記容器に定置される間に、前記支持面が前記プラットフォームに乗るように、前記傾斜された外面および前記支持面が形成され、それにより、前記平鍋が前記容器から引き上げられたとき、前記平鍋が前記傾斜部に乗り上げる、食物準備および提供装置。 - 前記傾斜部が解除自在に前記平鍋に固定された、請求項1に記載の装置。
- 前記平鍋および傾斜部の一方が装着部分を含み、前記平鍋および傾斜部の他方が前記傾斜部を前記平鍋に解除自在に固定するように、前記装着部分を着脱自在に受けるように形成された少なくとも1つの穴を含む、請求項2に記載の装置。
- 前記傾斜部は装着部分を含み、該装着部分は少なくとも1つの穴内に着脱自在に受けられる指を含み、該指は第1平鍋係合位置と第2平鍋係合位置との間で弾性的に曲がる、請求項3に記載の装置。
- 前記傾斜部は前記空所を画定する面に対向して延びる傾斜面を有する、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜部は前記平鍋に恒久的に装着された、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜部は、前記複数壁および前記平鍋延長部の一方と単一本体の一部として一体に形成された、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜部の下端に支持面を含み、該支持面が領域を画定し、前記平鍋が前記容器から引き上げられたとき、前記平鍋が前記容器の肩に乗る、請求項1に記載の装置。
- 前記支持面は、前記容器の肩に乗るほぼ平らな領域を含む、請求項8に記載の装置。
- 複数の離間された傾斜部を有する、請求項1に記載の装置。
- 前記複数の離間された傾斜部が前記平鍋の第1壁に配置された第1傾斜部と、前記平鍋の第2壁に配置された第2傾斜部とを含む、請求項10に記載の装置。
- 前記第1傾斜部および第2傾斜部が前記平鍋の対向壁に配置された、請求項11に記載の装置。
- 前記複数の壁が縱方向に延びる対向第1および第2長壁と、横方向に延びる第3および第4短壁とを含み、前記第1傾斜部および前記第2傾斜部が前記第1および第2壁に配置された、請求項11に記載の装置。
- 前記複数の壁が縱方向に延びる対向第1および第2長壁と、横方向に延びる第3および第4短壁とを含み、前記第1傾斜部および前記第2傾斜部が前記第3および第4壁に配置された、請求項11に記載の装置。
- 前記第1傾斜部および第2傾斜部が前記平鍋の隣接壁に配置された、請求項11に記載の装置。
- 前記複数の壁が縱方向に延びる2つの壁と、横方向に延びる2つの壁とを含み、前記複数の離間された傾斜部が前記平鍋の縦方向および横方向に延びる壁の各々に配置された、請求項10に記載の装置。
- 前記複数の離間された傾斜部が前記平鍋の第1壁に配置された第1傾斜部と、前記平鍋の第1壁に配置された第2傾斜部とを含む、請求項10に記載の装置。
- 前記傾斜部の位置を表示する表示器をさらに含む、請求項1に記載の装置。
- 前記表示器が前記平鍋の上端に凹部を含む、請求項18に記載の装置。
- 前記表示器が前記平鍋の空所の内側に凹部を含む、請求項18に記載の装置。
- 前記表示器が前記傾斜部の上に凹部を含む、請求項18に記載の装置。
- 前記表示器が使用者の指を受けるように形成された凹部を含む、請求項18に記載の装置。
- 前記表示器が前記平鍋に解除自在に固定された、請求項18に記載の装置。
- 前記底パネルが無孔である、請求項1に記載の装置。
- 前記複数の壁の少なくとも1つが無孔である、請求項1に記載の装置。
- 前記リムが前記容器に乗り、前記平鍋と前記容器との間を密封する、請求項1に記載の装置。
- 前記複数壁が直方体形状をつくる、請求項1に記載の装置。
- 前記平鍋の底パネルが面を画定し、前記傾斜部が前記平鍋底パネルの面に関して15−60度の範囲の角度をなす、請求項1に記載の装置。
- 前記平鍋の底パネルが面を画定し、前記傾斜部が前記平鍋の底パネルの面に関して約45度の角度をなす、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜部が円弧面を含む、請求項1に記載の装置。
- 前記容器が上端を有する複数の壁を含み、前記平鍋が前記容器に受けられたとき、前記傾斜部が前記容器における複数壁の1つの上端に隣接する、請求項1に記載の装置。
- 前記容器が上端を有する複数の壁を含み、前記平鍋が前記容器に受けられたとき、前記傾斜部が前記容器における複数壁の1つの上端に接触する、請求項1に記載の装置。
- 平鍋が前記傾斜部の外部傾斜面に対向する内部傾斜面を有する、請求項1に記載の装置。
- 前記リムが前記底パネルに対向する凹所を形成する、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜部は少なくとも部分的に前記凹所まで延びている、請求項34に記載の装置。
- 平鍋受けおよび取外し装置であって、前記複数の壁は、第1壁、第2壁、第1および第2隅部において前記第1および第2壁に結合された第3壁を含み、前記リムは前記第3壁から外方に延び、前記第3壁は前記底パネルに接近しかつ該底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分を含み、前記傾斜部は前記下方部分と前記リムとの間で、前記底パネルに関して約105度と約150度との間の第2角度で前記下方部分に対して傾斜して延び、該傾斜部が前記第1および第2隅部の間で前記第3壁の中間点を横断して延びている、請求項1に記載の装置。
- 前記リムの少なくとも一部が前記底パネルにほぼ平行に延びている、請求項36に記載の装置。
- 前記平鍋が前記容器内に定置されたとき、前記リムが前記プラットフォームに係合するようになされているように、前記リムの少なくとも一部分が前記第3壁から下外方に延びている、請求項36に記載の装置。
- 前記リムが、前記底パネルにほぼ平行に延びる第1リム部分と、該第1部分から下方に延びる第2リム部分とを含み、前記平鍋が前記容器内に定置されたとき、該第2部分が前記プラットフォームに係合するようになっている、請求項36に記載の装置。
- 前記傾斜部が前記第1隅部から前記第2隅部まで延びている、請求項36に記載の装置。
- 前記第1下方部分が前記底パネルに傾斜した面内に延びている、請求項36に記載の装置。
- 前記第1下方部分が前記底パネルに関して約93度の角度で延びる面内に延びている、請求項41に記載の装置。
- 前記第3壁の前記傾斜部が前記第1隅部を通り前記第3壁から前記第1壁まで連続して延びている、請求項36に記載の装置。
- 前記傾斜部から前記リムに向かって前記傾斜部に傾斜した角度で延びる前記第1隅部に傾斜した部分を含む、請求項43に記載の装置。
- 前記傾斜部分および前記傾斜した部分の連結箇所が前記第1壁と前記第3壁との間で円弧にそって延びている、請求項44に記載の装置。
- 前記円弧は、少なくとも約30mmの最小半径と、少なくとも約80mmの最大半径とを有する、請求項45に記載の装置。
- 前記下方部分と前記傾斜部との間に延びる肩をさらに含む、請求項36に記載の装置。
- 前記第1壁が、前記底パネルからほぼ前記第1角度で延びる第2下方部分と、該第2下方部分と前記リムとの間に延びる第1上方部分とを含み、該第1上方部分が前記底パネルに関する前記第2角度よりも小さい第3角度で係合している、請求項36に記載の装置。
- 前記第2壁が、前記底パネルからほぼ前記第1角度で延びる第3下方部分と、該第3下方部分と前記リムとの間に延びる第2上方部分とを含み、該第2上方部分が前記底パネルに関する前記第2角度よりも小さい第4角度で係合している、請求項48に記載の装置。
- 前記第1上方部分および前記第2上方部分が前記底パネルに関して延びる前記第3角度および前記第4角度が等しい、請求項49に記載の装置。
- 前記第1上方部分が前記底パネルに関して延びる前記第3角度が、約90度と約93度との間にある、請求項49に記載の装置。
- 前記第2下方部分と前記上方部分との間に肩を含む、請求項48に記載の装置。
- 前記第1下方部分と前記傾斜部分との間に肩を含む、請求項36に記載の装置。
- 前記平鍋がステンレス鋼からつくられている、請求項36に記載の装置。
- 前記平鍋が22ゲージから24ゲージの1枚のステンレス鋼からつくられている、請求項1に記載の装置。
- 前記平鍋がポリマからつくられている、請求項36に記載の装置。
- 前記リムが前記第1隅部から前記第2隅部まで連続して前記底パネルに平行に延びる水平面を備え、該水平面が内縁および外縁によって境界され、前記内縁および外縁が前記第1隅部から前記第2隅部まで互いに平行に延びる、請求項36に記載の装置。
- 前記リムが前記第1隅部から前記第2隅部まで延びる水平面を備え、該水平面が内縁によって境界され、前記内縁が前記第1隅部から前記第2隅部まで線形に延びる、請求項36に記載の装置。
- 前記リムが非湾曲外縁にそって終了する、請求項36に記載の装置。
- 前記第3壁の下方部分が前記平鍋内部に対向する内面を有し、前記内面が前記第1隅部から前記第2隅部まで単一面内で延び、それにより内面が面空所に欠ける、請求項36に記載の装置。
- 前記平鍋が前記容器内に配置されたとき、前記リムが前記プラットフォームに係合するようになされている係合面を含み、前記平鍋が25.4mm(1.0in)以下の係合面上に延びる、請求項36に記載の装置。
- 前記下方部分が第1半径を有する下方円弧部分と、第2小半径を有する上方部分とを有し、それにより前記第1隅部が前記平鍋に対して注ぎ口を与える、請求項36に記載の装置。
- 前記傾斜部分が前記下方部分と前記リムとの間で延びる前記第2角度が、約120度と約135度との間にある、請求項36に記載の装置。
- 前記複数の壁が、前記第1平鍋の縦軸に平行な第1面内に延びる第1壁と、前記第1平鍋の横軸に平行な第2面内に延びる第2壁とを含み前記傾斜された面が、前記第1面および第2面のうちの少なくとも1つを超えて外方に前記空所から延びる、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜部が約9.5mm(0.375in)の垂直高さを有するように、前記傾斜部が線形長さを有する、請求項36に記載の装置。
- 前記傾斜部が前記底パネルに関して約120度の角度で外方に延びている、請求項65に記載の装置。
- 前記傾斜部が少なくとも約15.9mm(0.625in)の垂直高さを有するように、前記傾斜部が線形長さを有する、請求項36に記載の装置。
- 前記傾斜部が少なくとも25.4mm(1.0in)の線形長さを有する、請求項36に記載の装置。
- 前記傾斜部が少なくとも20.3mm(0.8in)の垂直高さを有する、請求項36に記載の装置。
- 前記平鍋が98.9度C(210度F)までの温度に耐えることができるポリマからつくられている、請求項36に記載の装置。
- 前記平鍋が、154.4度C(310度F)までの温度に耐えることのできるポリマから形成された、請求項36に記載の装置。
- 前記平鍋が、ポリエーテルイミドまたはポリカーボネートを含む群から選択された剛性プラスチックからつくられた、請求項36に記載の装置。
- 複数の同じ平鍋からなり、第1平鍋は、
底パネルと、
前記底パネルから上方に延びる複数の壁と、ただし該複数の壁は第1壁、第2壁、第1および第2隅部において前記第1および第2壁に結合された第3壁を含み、
前記第3壁から外方に延びるリムとからなり、
前記第3壁は、
前記底パネルに接近しかつ該底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分と、
前記下方部分と前記リムとの間で前記下方部分に対して第2角度で傾斜して延びる傾斜部とを含み、前記下方部分が前記底パネルに関して延びている第1角度が、前記複数の平鍋が次々と重なるように、前記底パネルに対して傾斜している、請求項1に記載の装置。 - 前記複数の平鍋は前記第1平鍋、第2平鍋、第3平鍋を含み、各平鍋が約99.1mm(3.9in)の高さを有し、前記第1平鍋、第2平鍋、第3平鍋が積み重ねられたとき、約138.7mm(5.46in)の最大高さを有する、請求項73に記載の装置。
- 前記傾斜部が前記下方部分に関して傾斜して延びる前記第2角度が、前記底パネルに関して約105度と約150度との間にある、請求項73に記載の装置。
- 前記傾斜部が前記第1隅部と前記第2隅部との間で前記第3壁の中間を横切って延びている、請求項74に記載の装置。
- 前記第1平鍋、第2平鍋、第3平鍋を含む一連の平鍋からなり、前記第1平鍋、前記第2平鍋、前記第3平鍋は直方体であり、前記第2平鍋および前記第3平鍋の各々は、
底パネルと、
前記底パネルから上方に延びる複数の壁と、ただし該複数の壁は第1壁、第2壁、第1および第2隅部において前記第1および第2壁に結合された第3壁を含み、
前記第3壁から外方に延びるリムとからなり、
前記第3壁は、
前記底パネルに接近しかつ該底パネルに関して第1角度で延びる下方部分と、 前記下方部分と前記リムとの間で前記下方部分に対して第2角度で傾斜して延びる傾斜部とを含み、
前記第1直方体平鍋は幅寸法Xおよび長さ寸法Yを有し、
前記第2直方体平鍋は幅寸法Xおよび長さ寸法(1/2)×Yを有し、
前記第3直方体平鍋は幅寸法(1/2)×Xおよび長さ寸法(1/2)×Yを有する、請求項1に記載の装置。 - 幅寸法(1/2)×Xまたは(1/3)×Xおよび長さ寸法(2/3)×Yまたは(1/3)×Yを有する第4直方体平鍋を含む、請求項77に記載の装置。
- 前記傾斜部は、前記容器に関する前記第1平鍋の横移動によって、前記傾斜部が前記容器に乗り上げ、前記プラットフォーム上に少なくとも約9.5mm(0.375in)だけ前記支持面を上昇させるように、形成された、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜部が前記プラットフォーム上に少なくとも約15.9mm(0.625in)だけ前記支持面を上昇させるように形成された、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜部が少なくとも約9.5mm(0.375in)の垂直高さを有するように、前記傾斜部が線形長さを有している、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜部が少なくとも15.9mm(0.625in)の垂直高さを有するように、前記傾斜部が線形長さを有している、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜された面が少なくとも25.4mm(1.0in)の直線長さを有する、請求項1に記載の装置。
- 前記第1平鍋が、ポリエーテルイミドまたはポリカーボネートを含む群から選択された剛性プラスチックからつくられた、請求項1に記載の装置。
- 前記傾斜部が少なくとも約20.3mm(0.8in)の垂直高さを有する、請求項1に記載の装置。
- 前記第1平鍋が少なくとも98.9度C(210度F)までの以上の温度に耐えることができるポリマからつくられている、請求項1に記載の装置。
- スタンドと、
該スタンドによって持ち上げられた水平鍋と、ただし該水平鍋は底パネル、水平鍋空所を形成するように前記水平鍋の前記底パネルから上方に延びる複数の水平鍋側壁を含み、前記複数の水平鍋側壁は上端と、および前記複数の水平鍋側壁の上端において前記水平鍋空所から離れて延びるプラットフォームとを有し、
前記水平鍋の下に配置された熱源と、を含む請求項1に記載の装置。 - 第1底パネルと、前記第1平鍋を着脱自在に受ける空所を形成するように前記第1底パネルから上方に延びる複数の水平鍋側壁を含む水平鍋とからなり、前記複数の水平鍋側壁は上端を有し、前記水平鍋は前記複数の水平鍋側壁の上端から外方に延びるリムをさらに含む、請求項1に記載の装置。
- 蓋からなり、該蓋は、
中央部分と、
該中央部分の周囲に延びかつ前記第1平鍋リムに係合するように形成された蓋リムと、
前記蓋に連結されていて、前記蓋リムが前記第1平鍋リムに係合したとき、前記傾斜部に係合するように形成されたガスケットとを含む、請求項1に記載の装置。 - 前記傾斜部が前記第1隅部から前記第2隅部まで連続して延びている、請求項89に記載の装置。
- 前記ガスケットは、前記蓋が前記平鍋に置かれたとき前記傾斜部に隣接して定置される指部分を含み、該指部分が傾斜部係合位置と非係合位置との間で回動する、請求項89に記載の装置。
- 前記複数の壁は第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において前記第1壁および第2壁に結合された第3壁を含み、
前記リムは前記第3壁から外方に延び、
前記第3壁は前記底パネルに接近しかつ該底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分を含み、
前記傾斜部が、前記下方部分と前記リムとの間で、前記下方部分に対して傾斜しかつ前記底パネルに関して約105度と約150度との間の第2角度で延びる傾斜部を含み、
前記傾斜部が少なくとも約9.5mm(0.375in)の垂直高さを有するように、前記傾斜部が線形長さを有している、請求項1に記載の装置。 - 前記傾斜部が少なくとも約15.9mm(0.625in)の垂直高さを有するように、前記傾斜部分が線形長さを有している、請求項92に記載の装置。
- 前記傾斜部が少なくとも約25.4mm(1.0in)の線形長さを有する、請求項92に記載の装置。
- 前記傾斜部が少なくとも約20.3mm(0.8in)の垂直高さを有する、請求項92に記載の装置。
- 前記傾斜部分が前記底パネルに関して約120度の角度で延びている、請求項103に記載の平鍋。
- 平鍋受けおよび取外し装置であって、
第1底パネル、該第1底パネルから上方に延びかつ第1空所を形成する複数の第1側壁を含む第1容器と、ただし前記複数の第1側壁は上端を有し、前記第1容器は前記複数の第1側壁の上端において前記第1空所から離れて延びかつ肩にそって前記複数の第1側壁に結合されたプラットフォームを有し、
第1水平鍋と、ただし該第1水平鍋は第2底パネル、該第2底パネルから上方に延びかつ内部を画定する複数の第2壁を有し、該複数の第2壁は頂部開口を画定する第2上端を有し、該第2上端は第1リムを画定する第1内部から離れた延長部を有し、前記第1リムは、前記第1平鍋が前記第1容器に受けられたとき、前記肩から離間された位置で前記プラットフォームに係合し、
前記第2上端における前記複数の第1壁の1つと前記第1平鍋の第1リムとの間の第1内部まで前記第1リムおよび外部下に少なくとも部分的にある第1傾斜部と、ただし該第1傾斜部は前記複数の第1壁、前記肩、前記第1容器の前記第1プラットフォームの少なくとも1つと反対に延び、前記部分および前記第1傾斜部は、前記第1平鍋が前記第1容器に関して動かされたとき、互いに係合するように形成され、それにより前記第1平鍋が前記第1容器から引き上げられたとき前記第1平鍋が前記第1傾斜部に乗り上げる、平鍋受けおよび取外し装置。 - 前記リムが前記プラットフォームに係合してシールを形成する、請求項97に記載の装置。
- 前記傾斜部が前記平鍋に解除自在に固定された、請求項97に記載の装置。
- 前記傾斜部が前記平鍋の複数壁の1つと単一体の一部として一体に形成された、請求項97に記載の装置。
- 前記傾斜部の位置を表示する表示器をさらに含む、請求項97に記載の装置。
- 前記複数の第2壁は第1壁、第2壁、第1隅部および第2隅部において前記第1壁および第2壁に結合された第3壁を含み、
前記第1リムは前記第3壁から外方に延び、前記第3壁は前記第2底パネルに接近しかつ該第2底パネルに関して第1角度で延びる第1下方部分を含み、前記第1傾斜部が、前記下方部分と前記リムとの間で、前記下方部分に対して傾斜して第2角度で延びている請求項97に記載の装置。 - 第3底パネル、第1空所を形成するように前記第3底パネルから上方に延びる複数の第3側壁を含む第2容器と、ただし前記複数の第3側壁は上端を有し、
前記複数の第3側壁の第3上端において前記第2空所から離れて延びるプラットフォームと、
第2水平鍋とからなり、
前記第2水平鍋は、
第4底パネルと、
該第4底パネルから上方に延びる複数の第4壁と、ただし該複数の第4壁は第4壁、第5壁、第3隅部および第4隅部において前記第4壁および第5壁に結合された第6壁を含み、
前記第6壁から外方に延びる第2リムとからなり、
前記第6壁は、
前記第3底パネルに接近しかつ該第3底パネルに関して第1角度で延びる第2下方部分と、
前記第2下方部分と前記第2リムとの間で、前記第3底パネルに関して約105度と約150度との間の第2角度で前記第2下方部分に対して傾斜して延びる第2傾斜部分とを含み、該第2傾斜部が前記第3隅部と前記第4隅部との間で前記第6壁の中間点を横切って延びている、請求項102に記載の装置。 - 平鍋受けおよび取外し装置であって、
底パネル、該底パネルから上方に延びかつ空所を画定する複数の壁を含む平鍋と、ただし前記複数の壁は頂部開口を画定する上端を有し、前記上端はリムを画定する空所から離れた延長部を有し、
前記平鍋を受ける手段と、
前記おける前記複数の壁の1つと前記平鍋のリムとの間の空所に対して傾斜された面を与える手段とからなり、前記平鍋が該平鍋を受けるための手段から引き上げられがつそこから取り外されたとき、前記平鍋が前記傾斜された面に乗り上げる、平鍋受けおよび取外し装置。 - 前記傾斜された面を与える手段は前記平鍋に解除自在に固定される、請求項1104に記載の平鍋受けおよび取外し装置。
- 前記傾斜された面を与える手段は前記平鍋の前記複数壁の1つと単一体の一部として一体に形成された、請求項104に記載の平鍋受けおよび取外し装置。
- 前記傾斜された面を与える手段の位置を表示する手段をさらに含む、請求項104に記載の平鍋受けおよび取外し装置。
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