JP3542745B2 - 設計支援システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の設備工事の設計処理が並行して行われるときの各設計処理を支援する設計支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の設計支援システムを利用して、電話交換機を増設する工事と、その設計処理の流れを示す図であり、既存の電話交換機において既に1台使用されているA装置をさらに1台追加する工事X11(先行する工事)と、この工事X11に後続する工事であって、A装置が2台使用されていることを前提としてB装置を1台増設する工事X12とが例示されている。
【0003】
先行する工事X11の設計者により、現在のA装置の使用数(以下現用数という)1に対する増設数1が入力されると、交換機のハードウェアおよびソフトウェアの状態が記述された設備情報を、A装置が暫定的に1台追加された状態(A=1+1)とする。そして、設計終了後における工事X11の設計者からの指示により、設備情報から初期データが生成され、この初期データによって電話交換機が初期設定される。
【0004】
続いて、初期設定された電話交換機が起動され、その動作検証が行われ、電話交換機の正常な動作が確認されると、設計支援システムは、竣工処理の指示によって、暫定的な状態(A=1+1)であった設備情報を更新する竣工処理を行い、設備情報におけるA装置の現用数を2(A=2)とする。
【0005】
そして、この先行する工事X11に後続する工事X12のための設計Y12が工事X11の竣工処理終了後に開始され、この設計Y12終了後にも同様に竣工処理が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の設計支援システムにおいては、工事X11のような先行する設備工事の竣工時以降でないと、工事X12のような後の設備工事のための設計が開始できないため、おのずとその設計処理の時期が制約されてしまう。
【0007】
また、先行する設備工事の竣工前に後のための設備工事の設計処理を進める必要があるときは、会議や電話などで先行する設備工事の設計者と逐一連絡をとりながら設計せざるを得ず、従って、作業が煩雑化して設計効率が低下するため、改善が要望されていた。
【0008】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたもので、竣工時期が先行する設備工事の内容を後の設備工事の設計に反映させ得る設計支援システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1に係る設計支援システムは、設備工事に対する設計処理を行うための設計端末と、この設計端末を支援する設計サーバとからなる設計支援システムであって、複数の設備工事の内容を前記各設備工事の設計処理時にそれぞれ編集するための複数の工事設計情報と前記各設備工事の竣工時期情報とが対応して保存される設計情報保存手段と、この設計情報保存手段に保存される竣工時期情報を相互に比較して、所定の設備工事に対して竣工時期が先行する設備工事の工事設計情報を前記所定の設備工事の設計処理に際して参照可能とする情報開示手段とを有し、前記情報開示手段は、前記先行する設備工事の工事設計情報を前記所定の設備工事の設計処理を行う設計端末に配信することを特徴とする。
【0010】
本発明にあっては、設備工事に対する設計処理の際に、その設備工事の内容が工事設計情報上で編集され、これら工事設計情報は竣工時期情報に対応づけられて設計情報保存手段に保存され、情報開示手段により各設備工事の竣工時期情報が相互に比較され、所定の設備工事に対して竣工時期が先行する設備工事の工事設計情報がその所定の設備工事の設計処理に際して参照可能となって、先行する設備工事の内容をその所定の設備工事の設計に反映可能としている。
また、情報開示手段が、先行する設備工事の工事設計情報を前記所定の設備工事の設計処理を行う設計端末に配信することで、その設計端末において、先行する設備工事の工事設計情報を参照できるようにしている。
【0013】
また、請求項に係る本発明の設計支援システムは、請求項記載のシステムにおいて、前記設計端末は、前記配信された工事設計情報を前記設備工事の対象設備の状態に応じて異ならせて表示することを特徴とする。
【0014】
この発明にあっては、配信された工事設計情報を対象設備の状態に応じて異ならせて表示することで、設計処理に際して、対象設備の状態が変ったことを認識可能としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る設計支援システムの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の構成を示す図であり、本図において、設計支援システム100は、設計サーバ10およびこの設計サーバ10にLAN(Local Area Network)などの通信網を介して接続された設計端末21,22などから構成され、電話交換機200に対する設備工事(以下工事という)のための設計処理(以下設計という)が、この設計支援システム100において行われる。その際には、複数の設計者が同時に、任意の時点から任意の期間設計を行うことができ、この設計により生成された初期データを用いて、任意の時点で電話交換機200を初期設定することができる。
【0016】
設計サーバ10は、並行して行われる複数の設計を矛盾なく管理する多重設計管理部11、電話交換機200の状態に関する設備情報が格納される設備情報格納部13、工事の内容を編集するための工事設計情報と竣工時期情報などが保存される、設計情報保存手段としての設計情報保存部15、および竣工処理部17などから構成される。
【0017】
この設計サーバ10の多重設計管理部11には、設計開始時の処理を行う設計開始処理部11a、工事設計情報の生成/更新の有無を監視する工事設計情報監視部11b、工事設計情報に対応づけられた竣工時期情報を相互に比較して、竣工時期が先行する工事の有無を判定する竣工時期比較判定部11c、および先行する工事の工事設計情報を設計端末21,22に配信する設計内容配信部11dが構成されている。尚、竣工時期比較判定部11cと設計内容配信部11dとにより、竣工時期が先行する工事の工事設計情報を設計処理に際して参照可能とする情報開示手段が構成されている。
【0018】
また、設計サーバ10は、設計内容配信部11dによって配信される工事設計情報以外にも、設備情報の一部を複製し、参照用設備情報として定期的に設計端末21,22へと送信するように設定されている(以下、この処理を定期送信という)。尚、この定期送信のタイミングは自由に設定することができ、また、設計端末21,22からの要求に応じて送信するようにしてもよい。
【0019】
設計端末21は、設計を行うための装置であり、表示部21aと表示処理部21bを備え、表示部21aの表示画面(設計画面という)には、表示処理部21bの処理によって、工事対象の装置名を表示するための装置名欄、その各装置名に対応する電話交換機200における現用数を表示するための現用数欄、設計の際に装置の増設数を表示するための増設数欄が適宜構成される。
【0020】
また、表示処理部21bは、参照用設備情報と他の工事の工事設計情報に含まれるフラグなどの識別情報を解析して、参照用設備情報に含まれる装置数量を黒色で現用欄に表示する一方で、竣工時期が先行する他の工事の工事設計情報に含まれている装置については、その工事が竣工したものと仮定した場合の電話交換機200における装置数量をピンク色で現用欄に表示するように設定されている。
【0021】
また、設計端末21のメモリ上には、設計サーバ10から独立して設計を行うため適宜作業領域が設けられ、この作業領域内に保存される工事設計情報において、装置数量の増減などの編集がなされ、その内容が増設数欄に表示される。その際の表示色は、青色(増加の場合)または赤色(減少の場合)となっている。さらに、電話交換機200において必須の装置数量は水色で表示されるようになっている。
尚、設計端末22も設計端末21と同様の構成となっている。
【0022】
次に、図2乃至図4を参照して、設計支援システム100の動作を詳細に説明する。図2は、並行して行われる2つの設計処理の流れを示す図であり、以下これを参照例として説明する。尚、本図において設計Y1は、竣工時期が8月20日である工事X1のための設計であり、設計Y2は、竣工時期が8月10日である工事X2のための設計である。尚、この実施の形態における工事とは、電話交換機200の初期設定時から竣工時期までの作業をいい、この竣工時期とは、竣工処理部17によって竣工処理が行われるときをいう。図3は、設計サーバ10と各設計端末21,22との間の情報の流れを示すシーケンス図である。そして、図4は、工事設計情報監視部11b,竣工時期比較判定部11cおよび設計内容配信部11dの動作を示すフローチャートである。
【0023】
先ず、各工事のための設計開始時の処理について説明する。
図3におけるステップS1乃至S7は、各設計Y1,Y2の開始にあたって行われる処理であり、ステップS1において設計開始処理部11aは、設計端末21,22に入力された工事設計名、竣工時期情報並びに工事の対象を示す装置種類の記述がなされた工事範囲情報を取得し、ステップS3では、設計開始処理部11aは、取得した情報を一旦設計情報保存部15に保存する。
【0024】
具体的には、設計端末21に入力された工事設計名「設計Y1」、竣工時期情報「8月20日」並びにA装置およびB装置を工事対象とする旨の工事範囲情報「A,B」が設計開始処理部11aにより取得され、設計情報保存部15に保存される。
【0025】
続くステップS5で多重設計管理部11は、工事範囲情報「A,B」等を基にして、設計Y1において工事内容を編集するための工事設計情報D1を生成し、これを、先に取得した竣工時期情報「8月20日」に対応づけて設計情報保存部15に保存する。続いて、多重設計管理部11は、生成された工事設計情報D1を設計端末21へ送信する(ステップS7)。
【0026】
この工事設計情報D1においては、まだ工事内容の編集がなされていないため、図2−▲1▼に示す定期送信の際に設計端末21へ送信された参照用設備情報に含まれるA装置の数量1のみが、表示処理部21bにより設計画面の現用欄に表示されている。
【0027】
ところで、ステップS5において生成される工事設計情報は、例えば、工事範囲情報に応じて、設備情報格納部13に格納された設備情報の一部を複写して生成しても良いし、工事設計情報には、設計者名や設計図面の番号(版番号)、あるいは、工事の前提条件などの属性情報を含ませてもよい。本例での工事設計情報は、単に、工事範囲情報「A,B」により指定された工事対象の装置名とその数量を書込むための数量書込領域とで構成されるものとして説明を行う。
【0028】
図3に戻り、ステップS9では、設計端末21の作業領域上で、送信された工事設計情報D1において、適宜装置の数量増減などの編集がなされることで工事X1のための設計Y1が行われる。
【0029】
具体的には、A装置を1台増設する旨の情報「A=+1」が設計端末21に入力されると、作業領域の工事設計情報D1において工事内容の編集が行われる。即ち、その数量書込領域には情報「A=+1」が書込まれる。そして、設計画面におけるA装置の増設数欄には数量1が表示される。
【0030】
次に、この設計支援システム100における工事設計情報の保存処理を説明する。
設計内容を一時的に保存しようとする際、あるいは、終了後の確定した設計内容を保存しようとする際には、設計者からの指示により、設計端末21,22の工事設計情報が設計サーバ10へと返送され(ステップS11)、これに続くステップS13では、設計情報保存部15に保存してあった工事設計情報が、返送された工事設計情報の内容で更新される。
【0031】
本例では、図2−▲2▼において、設計Y1の設計者からの一時保存指示により、編集後の工事設計情報D1が設計サーバ10へと返送され(ステップS11)、設計情報保存部15の工事設計情報D1が編集後のものに更新される(ステップS13)。従って、この時点で、設計情報保存部15の工事設計情報D1には情報「A=+1」が含まれていることとなる。
【0032】
次に、工事X2のような竣工時期が先行する工事の工事設計情報を工事X1のような後続する工事の設計端末に対して配信するための処理を説明する。
【0033】
図4のステップS21乃至S25の処理は、先に説明した図3の処理とは独立して多重設計管理部11で繰返し実行されるものであり、ステップS21では、工事設計情報監視部11bは、設計情報保存部15において工事設計情報の新たな生成、または、工事設計情報の更新が行われたたか否かを判定する。ここで工事設計情報の生成/更新無しと判定されたときは、ステップS21の処理を再び行い、ここで工事設計情報の生成/更新有りとなるまで繰返す。
【0034】
具体的には、図2の設計Y1の開始後においては設計Y2がまだ開始されていないため、ステップS23以降の処理はなされず、従って、設計端末21の設計画面におけるA装置の現用欄には、表示処理部21bの処理により、設計サーバ10から定期送信された参照用設備情報に含まれる数量1のみが黒色で表示され、電話交換機200の現状がそのまま反映されている。
【0035】
次に、前述の工事X1対して竣工時期が先行する工事X2についての処理を説明する。
【0036】
工事設計情報D1の一時保存時に遅れて、設計端末22で設計Y2が開始される時には、設計Y1の場合と同様に設計開始処理部11aは、設計Y2の工事設計名「設計Y2」、竣工時期情報「8月10日」並びにA装置およびB装置を工事対象とする旨の工事範囲情報「A,B」を取得して(ステップS1)、これら情報を一旦設計情報保存部15に保存する(ステップS3)。続いて多重設計管理部11によって、工事範囲情報「A,B」を基に工事設計情報D2が生成され、竣工時期情報「8月10日」に対応づけて設計情報保存部15に保存される(ステップS5)。そして、この工事設計情報D2は設計Y2のための設計端末22へと送信される(ステップS7)。
【0037】
本例における設計Y2にあっては、設計端末22の作業領域に保存された工事設計情報D2で編集が行われる。即ち、その数量書込領域に対し、B装置を1台増設する旨を示す情報「B=+1」が書込まれる(ステップS9)。
【0038】
その後、図2−▲3▼では、設計Y2の設計者からの保存終了指示により、編集後の工事設計情報D2が設計サーバ10へと返送され(ステップS11)、設計情報保存部15の工事設計情報D2が、この編集後の工事設計情報D2で更新される(ステップS13)。従って、この時点では、先に更新された工事設計情報D1「A=+1」と今回更新された工事設計情報D2「B=+1」とが設計情報保存部15に保存されたこととなる。
【0039】
次に、先行する工事X2の工事設計情報D2を設計端末21に対して配信する処理を説明する。
【0040】
工事設計情報D2「B=+1」が設計情報保存部15に保存された後にステップS21の判定が行われると、工事設計情報監視部11bによって、工事設計情報の生成/更新有りと判定され、続くステップS23において竣工時期比較判定部11cは、設計情報保存部15に保存された竣工時期情報を相互に比較し、工事設計名毎に、即ち工事毎に、竣工時期が先行する工事の有無の判定を行う。本例では、工事設計名「設計Y1」と「設計Y2」とが設計情報保存部15に保存されているため、工事X1および工事X2のそれぞれについて判定が行われる。
【0041】
先ず、先行する工事X2についての判定にあっては、当該工事X2の竣工時期情報「8月10日」と工事X1の竣工時期情報「8月20日」とが竣工時期比較判定部11cにより比較され、竣工時期が先行する工事無しと判定され(ステップS23)、設計内容配信部11dによる工事設計情報の配信はなされない。従って、この実施の形態では、先行する工事についての設計が行われる設計端末に対しての不要な情報の配信を防止することができる。
【0042】
一方、後続する工事X1についての判定にあっては、同じく竣工時期情報「8月10日」と当該工事1の竣工時期情報「8月20日」が比較され、竣工時期が先行する工事有りと判定される(ステップS23)。続くステップS25において設計内容配信部11dは、先行する工事X2の竣工時期情報「8月10日」に対応づけられた工事設計情報D2「B=+1」を設計情報保存部15から読出し、当該設計Y1が行われている設計端末21へと配信する。工事設計情報D2「B=+1」の配信を受けた設計端末21の表示処理部21bは、設計画面におけるB装置の現用欄にピンク色で数量1を表示する。即ち、竣工時期が先行する工事の工事設計情報が設備情報の一部であるかのように表示される。尚、ステップS25の情報配信後は再びステップS21の処理が行われる。
【0043】
従って、後続する工事X1のための設計Y1の設計者は、竣工時期が先行する工事X2の工事設計情報D2を得ることができる。しかも、参照用設備情報と工事設計情報とが、共に現用欄に表示されるようにしたことにより、先行する工事が竣工したとの仮定のもとに設計を進めることができる。尚、竣工時期比較判定部11cのなかに、工事に影響を与える他の設計を検出する機能を含ませ、影響を与えるものとして検出された設計についての工事設計情報を当該工事の設計の際に参照可能としてもよい。
【0044】
次に、竣工処理部17によって行われる竣工処理について説明する。
【0045】
設計端末22での設計Y2の終了後には、工事設計情報D2と設備情報とから初期データが生成され、この初期データにより電話交換機200が初期設定され、動作検証が行われる。そして、その後に、竣工処理部17により竣工処理が行われる。即ち、工事設計情報D2の内容「B=+1」で設備情報が更新され、不要となった工事設計情報D2が消去される。
【0046】
図2−▲4▼では、更新後の設備情報の一部として定期送信された参照用設備情報(A=1,B=1)に基づいて、設計Y1が行われる設計端末21の表示処理部21bは、その設計画面において、B装置の現用欄の表示を、先行する工事が竣工したものと仮定した場合の数量を示すピンク色から、電話交換機200での実際の使用数量を表す黒色へと切替える。
【0047】
設計端末21での設計Y1の終了後も同様に、竣工処理部17による設計Y1の竣工処理が行われる。即ち、工事設計情報D1の内容「A=+1」により、設備情報が更新され、工事設計情報D1が消去される。尚、この設計支援システム100では、先行する工事の竣工処理が全て終了しなくとも、当該工事の竣工処理ができるようにすることにより、自由度の大きい設計が可能となっている。
【0048】
そして、図2−▲5▼では、設計端末21の表示処理部21bは、定期送信された参照用設備情報(A=2,B=1)に基づいて、設計画面におけるA装置の現用欄に黒色で数量2を表示する。
【0049】
尚、図2の本例における設計Y1の開始時には、まだ設計Y2が開始されていないが、この設計Y2が先に開始されている場合にあっては、工事設計情報D1が生成されたときに、工事設計情報監視部11bにより工事設計情報の生成/更新有りと判定され、竣工時期比較判定部11cにより、竣工時期が先行する工事の有無が判定され、設計内容配信部11dにより工事設計情報D2が設計端末21に配信されるため、設計Y1の設計者は、設計開始当初から先行する工事X2の設計内容を知ることができる。
【0050】
以上説明したように、この実施の形態では、竣工時期情報と工事設計情報とを対応づけて設計情報保存部15(設計情報保存手段)に保存し、竣工時期比較判定部11cにより竣工時期情報が相互に比較された結果、工事X2のような竣工時期が先行する工事があると判定されたときに、設計内容配信部11dにより先行する工事の工事設計情報が設計端末に配信される。即ち、竣工時期比較判定部11cと設計内容配信部11dとで構成される情報開示手段によって、工事X1のような後の工事の設計に際して、竣工時期が先行する工事の工事設計情報を参照可能としたため、先行する工事の内容を後の工事の設計に矛盾なく反映することができる。従って、設計時期の制約を排除して、設計効率を向上させることができる。
【0051】
また、設計端末の表示処理部は、参照用設備情報と工事設計情報とを区別して、電話交換機の状態に応じて工事設計情報を表示色などにより異ならせて表示するため、電話交換機の状態が変ったことを認識することができる。
【0052】
尚、工事設計情報の配信先は設計端末上の作業領域に限られるものでなく、設計者等にとって参照可能な領域であればよい。従って、このような領域を設計サーバ上等に設けることや、設計情報保存部の各工事設計情報が後の工事の設計者の要求に応じて参照可能となるような関連づけを設定しておくことによっても同様の効果を得ることができる。
【0053】
また、本発明に係る設計支援システムは、上記説明した電話交換機の設定のための工事だけに適用されるものでなく、その他、様々な設計のために応用することが可能である。従って、工事には規模の異なる様々なものが含まれ、大規模な工事に小工事が含まれる場合にあっては、そのどちらを工事として捉えてもよい。さらに、上記工事の概念には、新規工事、増設工事、除去工事、修正工事などをも含めることができる。また、本発明は、必ずしも上記のような竣工処理を要する工事のみを対象とするものでなく、竣工時期を、単に、工事の終了時期として捉えることも可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る設計支援システムよれば、工事設計情報と竣工時期情報とが対応して保存される設計情報保存手段と、竣工時期情報を相互に比較して、所定の設備工事に対して竣工時期が先行する設備工事の工事設計情報を、その所定の設備工事の設計処理に際して参照可能とする情報開示手段とを設けたため、竣工時期が先行する設備工事の内容を参照して後の設備工事の設計に矛盾なく反映させることが可能となり、設計時期の制約の排除および設計効率の向上を図ることができる。
また、情報開示手段が、先行する設備工事の工事設計情報を前記所定の設備工事の設計処理を行う設計端末に配信するので、その設計端末において、先行する設備工事の工事設計情報を参照することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る設計支援システムの第1の実施の形態を示す構成図である。
【図2】図1に示す設計支援システム100を使用した設計例における処理の流れを示す図である。
【図3】図1に示す設計支援システム100の動作を示すシーケンス図である。
【図4】工事設計情報監視部、竣工時期比較判定部および設計内容配信部の動作を示すフローチャートである。
【図5】従来の設計支援システムを使用した設計例における処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
10 設計サーバ
11 多重設計管理部
11a 設計開始処理部
11b 工事設計情報監視部
11c 竣工時期比較判定部
11d 設計内容配信部
13 設備情報格納部
15 設計情報保存部
17 竣工処理部
21,22 設計端末
21a,22a 表示部
21b,22b 表示処理部
100 設計支援システム
200 電話交換機

Claims (2)

  1. 設備工事に対する設計処理を行うための設計端末と、この設計端末を支援する設計サーバとからなる設計支援システムであって、
    複数の設備工事の内容を前記各設備工事の設計処理時にそれぞれ編集するための複数の工事設計情報と前記各設備工事の竣工時期情報とが対応して保存される設計情報保存手段と、
    この設計情報保存手段に保存される竣工時期情報を相互に比較して、所定の設備工事に対して竣工時期が先行する設備工事の工事設計情報を前記所定の設備工事の設計処理に際して参照可能とする情報開示手段とを有し、
    前記情報開示手段は、前記先行する設備工事の工事設計情報を前記所定の設備工事の設計処理を行う設計端末に配信することを特徴とする設計支援システム。
  2. 前記設計端末は、前記配信された工事設計情報を前記設備工事の対象設備の状態に応じて異ならせて表示することを特徴とする請求項記載の設計支援システム。
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