JP3482719B2 - キャリア輸送性重合体 - Google Patents

キャリア輸送性重合体

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JP3482719B2 JP33062294A JP33062294A JP3482719B2 JP 3482719 B2 JP3482719 B2 JP 3482719B2 JP 33062294 A JP33062294 A JP 33062294A JP 33062294 A JP33062294 A JP 33062294A JP 3482719 B2 JP3482719 B2 JP 3482719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機薄膜EL(エレク
トロルミネスセンス)素子や有機薄膜光電池におけるキ
ャリア輸送性材料又は発光材料として、あるいは電子写
真用感光体におけるキャリア輸送性材料として有用な新
規な重合体、及びそれを製造するためのモノマー化合物
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、発光型表示素子として、イースト
マン・コダック社のC.W.Tangらによって開発さ
れた直流駆動型の有機薄膜EL素子が、昇電圧トランス
などの周辺機器が不要で表示装置全体として薄型化が可
能なために注目されている。この素子の基本的な構造
は、透光性絶縁基板、透光性陽極、キャリア輸送層(有
機正孔注入輸送層もしくは正孔輸送層とも称する)、有
機発光層(有機電子輸送発光層とも称する)及び背面陰
極が順次積層されたものとなっている(特開昭59−1
94393号公報、同63−295695号公報、App
l.Phys.Lett.,51(1987)913, J.Appl.Phys.,65(1989)361
0等)。この場合、キャリア輸送層の仕事関数を、透光
性陽極の仕事関数と有機発光層の仕事関数との間になる
ようにする。
【0003】このような有機薄膜EL素子は具体的には
次にように作製されている。
【0004】まず、ガラスや樹脂フィルム等の透光性絶
縁基板上に、蒸着法やスパッタ法などによりインジウム
とスズとの複合酸化物(以下、ITOと略する/仕事関
数4.6〜5.0eV)などの透光性導電体の薄膜を形
成し、パターニングして陽極を形成する。
【0005】次に、その上にキャリア輸送層として、仕
事関数が5.0〜5.8eVの範囲内にある銅フタロシ
アニンあるいは式(C)又は式(D)
【0006】
【化10】 で表される1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフ
ェニル)シクロヘキサン(融点(mp)=181.4〜
182.4℃)又はN,N,N´,N´−テトラ−p−
トリル−1,1´−ビフェニル−4,4´−ジアミン
(mp=120℃)等のテトラアリールジアミンの0.
1μm程度以下の厚さの薄層を蒸着法により形成する。
【0007】次に、キャリア輸送層上に有機発光層とし
て、仕事関数が約5.8eVのアルミニウムオキシン錯
体等の有機蛍光体の0.1μm程度以下の厚さの薄層を
蒸着法により形成する。
【0008】最後に、その有機発光層上に背面陰極とし
て、Mg:Ag、Ag:Eu、Mg:Cu、Mg:I
n、Mg:Sn、Al:Li等の合金材料の薄膜を共蒸
着法により形成する。これにより、有機薄膜EL素子が
得られる。
【0009】なお、有機発光層と背面電極との間に、電
子輸送効率を向上させるために有機電子注入輸送層を形
成することも提案されている(Appl.Phys.Lett.,57,531
(1990)) 。この場合、ITOからなる陽極上のキャリア
輸送層として、ガラス転移温度67℃で融点(mp)1
59〜163℃のN,N´−ジフェニル−N,N´−ビ
ス(3−メチルフェニル)−1,1´−ビフェニル−
4,4´−ジアミン(以下、TPDと称する)の薄膜を
形成し、その上に有機発光層として、1−[4−N,N
−ビス(p−メトキシフェニル)アミノスチリル]ナフ
タレンの薄膜を形成し、更に有機電子注入輸送層とし
て、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−t−ブチル
フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(以下、B
PBDと略する)の薄膜を形成している。この態様の場
合、TPD層を省略することもでき、そのときには、有
機発光層がキャリア輸送層(有機正孔注入輸送発光層)
としても機能する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
有機薄膜EL素子においては、そのキャリア輸送層を銅
フタロシアニンから形成する場合、銅フタロシアニンが
有機溶媒に難溶性であるために、成膜コストの高い蒸着
法で成膜せざるを得ず、スピンコート法などの簡便な手
法を利用できないという問題があった。また、蒸着法に
より成膜した銅フタロシアニン薄膜は結晶性が高く、そ
の表面が凹凸となりやすいために、素子が短絡するおそ
れも否定できないという問題もあった。更に、銅フタロ
シアニンの可視光線領域の吸収が大きいために、有機薄
膜EL素子の発光強度を低下させるという問題もあっ
た。
【0011】これに対し、式(C)又は(D)の化合物
やTPDから有機薄膜EL素子のキャリア輸送層を蒸着
法により形成すると、非晶質で平滑な薄膜が得られる。
しかし、それらのガラス転移温度(Tg)や融点(m
p)が比較的低いために耐熱性が不十分であるという問
題があった。このため、キャリア輸送層が有機薄膜EL
素子作製プロセスにおいて蒸着源の輻射熱等により加熱
された場合、又は有機薄膜EL素子の駆動中のジュール
熱により加熱された場合、あるいはまた、夏期(日中)
の高温の自動車内に放置された場合のように高温度雰囲
気に放置された場合には、キャリア輸送層が隣接する他
の層と融合したり、結晶化してその表面が凹凸となり、
その結果、発光効率が大きく低下したり、素子が短絡
し、駆動不可能となったりするおそれもあった。そこ
で、キャリア輸送層の構成化合物のTgを120℃以上
とすることが望まれていた。
【0012】更に、有機薄膜EL素子の安定化や陰極パ
ターニング時の加工性を向上させるために、上述の従来
のキャリア輸送層の機械的強度をより向上させることも
望まれていた。
【0013】本発明は、上述の従来技術の課題を解決し
ようとするものであり、有機薄膜EL素子のキャリア輸
送層を、スピンコート法やキャスト法などの溶媒を用い
た成膜法で成膜可能とし、しかも、キャリア輸送層のT
gを120℃以上とし、更に機械的強度も向上させるこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、有機薄膜E
L素子のキャリア輸送層として、特定の重合体を使用す
ることにより、上述の目的が達成できることを見出し、
本発明を完成させるに至った。
【0015】即ち、本発明は、式(A)
【0016】
【化11】 (式中、mは重合度を示す正の整数であり、G1 は存在
しないかもしくはアリーレン基、アルキレン基、アルキ
レンジオキシ基又は式(1)〜式(9)
【0017】
【化12】 のいずれかの基であり、G2 はハロゲン置換又は未置換
アルキル基であり、G3は水素原子又はアルキル基であ
り、G4 は式(10)〜(25)
【0018】
【化13】
【0019】
【化14】 の中から選択された連結基である。ここで、G5 は炭素
数1〜12の直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基又はアル
コキシ基である。)で表される重合体を提供する。
【0020】以下、本発明を詳細に説明する。
【0021】式(A)のG1 において、アリーレン基と
してはフェニレン基、ビフェニレン基、ターフェニレン
基、アントリレン基等を例示でき、アルキレン基として
はメチレン基、エチレン基、プロピレン基等を例示で
き、アルキレンジオキシ基としてはメチレンジオキシ
基、エチレンジオキシ基等を例示することができる。G
2において、ハロゲン置換アルキル基としてはトリフル
オロメチル基等を例示でき、末置換アルキル基としては
メチル基、t−ブチル基等を例示することができる。G
3 において、アルキル基としてはメチル基、エチル基等
を例示することができる。
【0022】式(A)の本発明の重合体の中でも、式
(B)
【0023】
【化15】 で表されるものを特に好ましく例示することができる。
中でもG1 がp−フェニレンであるものが好ましい。
【0024】式(A)又は(B)で示される重合体の数
平均分子量(GPC法)は、成膜性や機械的強度の点か
ら、好ましくは2000〜1000000、より好まし
くは5000〜1000000である。
【0025】以上のように特定される本発明の重合体
は、クロロホルム、トルエン等の一般の有機溶媒に溶解
可能である。従って、有機溶媒を使用するスピンコート
法やキャスト法等の方法により成膜できる。また、本発
明の重合体は、Tgを120℃以上とすることが可能で
あり、よって耐熱性と膜の機械的強度とを向上させるこ
とができる。
【0026】また、本発明の重合体には、分子中にキャ
リア輸送単位となるトリフェニルアミン類等の芳香族第
3級アミンが多数含まれているので、キャリア輸送層の
正孔又は電子のキャリア輸送能力を向上させることがで
きる。更に、本発明の重合体において、そのモノマーユ
ニット間が二重結合となっているので、G1 との組み合
わせにより分子内の共役系を伸長させることができる。
よって、本発明の重合体から形成されるキャリア輸送層
のキャリア輸送能を更に向上させることができる。
【0027】なお、本発明の重合体は、可視光領域にお
いて発光(蛍光)スペクトルを有する。従って、キャリ
ア輸送発光層、好ましくは有機正孔輸送発光層の構成材
料として使用することもできる。
【0028】本発明の重合体の仕事関数を調節する必要
がある場合には、G2 としてトリフルオロメチル基、ニ
トロ基、シアノ基等の電子吸引性基を使用することによ
り、仕事関数を増大させることができ、また、メチル
基、メトキシ基等の電子供与基を使用することにより仕
事関数を低減させることもできる。
【0029】また、蛍光スペクトルのピーク波長は、G
1 又はG2 として、非共役又は共役度の低い基(例え
ば、芳香環のメタ位で連接するm−キシリレンのような
基)を使用すると短波長化させることができ、共役系の
連結基を使用すると長波長化することができる。このよ
うに、本発明の重合体は、仕事関数と発光(蛍光)スペ
クトルを高い自由度で設定することができ、優れた有機
正孔注入輸送層材料もしくは有機正孔輸送発光層材料と
なる。
【0030】式(A)の本発明の重合体は、以下の反応
スキームに示すように製造することができる。ここで、
反応スキーム中のm、G1 、G2 、G3 及びG4 は、式
(A)において定義された通りであり、Xはクロロ、ブ
ロモなどのハロゲン原子である。
【0031】
【化16】
【0032】
【化17】 反応スキーム1 まず、炭酸カリウムとCuIとの存在下で、式(i) のジ
アミン化合物にヨードベンゼンをテトラリン中で反応さ
せてアミノ基にフェニル基を導入し、式(ii)のN,N´
−ジフェニルジアミン化合物を製造する。
【0033】更に、同様な反応条件下で、式(ii)の化合
物に式(iii) のG2 置換ヨードベンゼンを反応させて式
(iv)の化合物を製造する。
【0034】なお、式(iv)の化合物は、別法として、式
(V) のG2 置換−アミノベンゼンににヨードベンゼンを
反応させて式(vi)の化合物を形成し、更に、式(vii) の
ジヨード化合物を反応させることにより製造することも
できる。
【0035】次に、式(iv)の化合物に、ビルスマイヤ−
反応又はフリーデルクラフト反応を施すことにより、ホ
ルミル基(G3 =H)又はアシル基(G3 =アルキル
基)が導入された式(a)の化合物を製造する。
【0036】反応スキーム2 これとは別に、式(viii)の化合物にトリフェニルホスフ
ィンを反応させて式(ix)のビスホスホニウム塩を形成
し、更に、その式(viii)のビスホスホニウム塩にブチル
リチウムやナトリムメトキサイド等の塩基を作用させて
式(x) のリンイリドを製造する。
【0037】反応スキーム3 次に、式(x) のリンイリドと式(a)の化合物とをWitt
ig反応させることにより式(A)の重合体を製造するこ
とができる。このWittig反応は、実験化学講座(第4
版、第19(1)巻、57頁、丸善書店発行)の詳細な
記載に準じて行うことができる。
【0038】以上、本発明の重合体を製造するために使
用した式(a)の化合物は、新規な化合物であり、式
(A)の化合物の製造原料として有用である。従って、
この化合物も本発明の一部となる。
【0039】なお、式(A)で表される本発明の重合体
の中でも式(B)の化合物は式(a)の中でも次式
(b)
【0040】
【化18】 (式中、nは1又は2である)で表されるジカルボニル
化合物から製造することができる。
【0041】式(A)の本発明の重合体は、一般的な有
機薄膜EL素子の正孔注入輸送層に好ましく適用するこ
とができる。例えば、スピンコート法によりITO陽極
上に式(A)の本発明の重合体を成膜し、アルミニウム
オキシン錯体を有機発光層とし、AlLi合金を陰極と
してEL素子を構成した場合には、1000cd/m2
以上の光強度の黄緑色発光を得ることができる。また、
本発明の重合体からなる正孔注入輸送層を発光層として
も機能させることもできる。
【0042】また、本発明の重合体をキャリア輸送層と
して用いた有機薄膜EL素子は、その吸収波長の光を照
射することにより1V以上の光起電力を発生させること
ができるので、光電池に応用することもできる。例え
ば、本発明の重合体を用いた有機薄膜EL素子は、その
有機発光層として、太陽光線の吸収に適したフタロシア
ニン系やペリレン系有機色素層を設けることにより太陽
電池として使用することもできる。
【0043】また、本発明の重合体は、電子写真におけ
る機能分離感光体のキャリア輸送層に適用することがで
きる。その場合には、有機系のキャリア発生材料である
ペリレン系、多環キノン系、フタロシアニン系、アゾ系
等の有機色素やSe、Se−Te、CdS、アモルファ
スSi等の無機材料を含有するキャリア発生層(「電子
写真技術の基礎と応用」、441頁(1988年)、電
子写真学会編、コロナ社発行)上に、本発明の重合体か
らなるキャリア輸送層を形成すればよい。
【0044】
【作用】本発明の重合体は、分子中にキャリア輸送単位
となるトリフェニルアミン類等の芳香族第3級アミンを
多数含む。従って、本発明の重合体からキャリア輸送層
を形成することにより、キャリア輸送層の正孔又は電子
のキャリア輸送能力を向上させることが可能となる。更
に、そのモノマーユニット間が二重結合となっているの
で、分子内の共役系を伸長させることができる。よっ
て、本発明の重合体から形成されるキャリア輸送層のキ
ャリア輸送能を更に向上させることが可能となる。
【0045】また、本発明の重合体は、一般的な有機溶
剤に可溶であるため、溶媒を使用する成膜法で成膜可能
となる。しかも、本発明の重合体は、高分子化している
ために耐熱性が向上している。従って、有機薄膜EL素
子の作製プロセス時や素子駆動時に発生するジュール熱
による加熱に対しても十分な耐熱性を示すものとなる
【0046】。
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0047】実施例1(n=1の式(b)の化合物[N,N´−ビス(4−ホ
ルミルフェニル)−N,N´−ジ(p−トリル)−p−
フェニレンジアミン]の合成) p−トルイジン107g(1mol)、ヨードベンゼン
61.2g(0.3mol)、炭酸カリウム44.9g
(0.33mol)及びCuI5.7g(0.03mo
l)を反応容器に仕込み、200℃で20時間撹拌しな
がらウルマン反応させた。反応終了後、トルエンを加
え、生成した塩を濾別した。濾液から減圧蒸留によりト
ルエン、p−トルイジン及びヨードベンゼンを除去した
後、残渣をトルエン−ヘキサンの1:1溶離液を用いて
シリカゲルカラムで精製し、エタノールから再結晶させ
た。その結果、白色結晶としてN−フェニル−p−トル
イジン(収率65%、融点90℃)が得られた。
【0048】得られたN−フェニル−p−トルイジン2
2g(120mmol)、p−ジヨードベンゼン10.
3g(31mmol)、炭酸カリウム16g(116m
mol)、CuI3g(16mmol)及びテトラリン
100mlを、反応容器に仕込み、200℃で20時間
撹拌しながらウルマン反応させた。反応終了後、トルエ
ンを加え、生成した塩を濾別した。濾液からトルエンと
テトラリンとを留去した後、溶離液としてトルエンを用
いてアルミナゲルカラムで残渣を精製した。その結果、
白色粉末としてN,N´−ジフェニル−N,N´−ジ
(p−トリル)−p−フェニレンジアミン(収率40
%、融点192.5〜197℃(ホットプレート法)、
ガラス転移点66℃(DTA10℃/min))が得ら
れた。
【0049】次に、塩化ホスホリル12.27g(80
mmol)を、氷冷したN,N´−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)21.05g(266mmol)に滴下
し、メチレンイミニウム化合物を生成させた。
【0050】反応液の発熱が治まった後に、このメチレ
ンイミニウム化合物を含有する反応混合液に、先に合成
したN,N´−ジフェニル−N,N´−ジ(p−トリ
ル)−p−フェニレンジアミン4.4g(10mmo
l)を20mlのDMFに溶解させた溶液を加え、80
℃で5時間反応させた。その後、反応混合物を氷水中に
投入し、水酸化ナトリウム水溶液で中和し加水分解し
た。その状態で一晩冷蔵庫で放置して沈殿を熟成させた
後、濾過、水洗、真空乾燥し、茶色粉末として4.9g
(収率99%)の目的の化合物(N,N´−ビス(4−
ホルミルフェニル)−N,N´−ジ(p−トリル)−p
−フェニレンジアミン)を得た。この化合物の同定デー
タを以下に示す。
【0051】mp: 227℃(DTA 10℃/mi
n) IR(KBr法): 図1[1692cm-1(CO伸
縮)、825cm-1(p置換ベンゼン面外変角)] 紫外−可視吸収スペクトル(1.7×10-5M THF
溶液): 図213 C−NMR(CDCl3 ): 図3[190.1pp
m(CHO)、20.9ppm(CH3 )]。
【0052】実施例2(n=2の式(b)の化合物[N,N´−ビス(4−ホ
ルミルフェニル)−N,N´−ジ(p−トリル)−ベン
ジジン]の合成) N,N´−ジフェニルベンジジン35g(104mmo
l)、p−ヨードトルエン91g(416mmol)、
炭酸カリウム35g(253mmol)、CuI1.4
7g(7.7mmol)及びテトラリン100mlを反
応容器に仕込み、200℃で20時間、生成する水を留
去しながら撹拌してウルマン反応させた。
【0053】反応終了後、トルエンを加え、生成した塩
を濾別した。濾液からトルエンを留去した後、ヘキサン
でヨードベンゼンを抽出除去し、溶離液としてトルエン
を用いてシリカゲルカラムで残渣を精製し、更にトルエ
ン−アセトンから再結晶させた。その結果、淡黄色粉末
としてN,N´−ビフェニル−N,N´−ジ(p−トリ
ル)−ベンジジン(収率57%、融点153〜164.
5℃(ホットプレート法))が得られた。
【0054】次に、塩化ホスホリル12.27ml(8
0mmol)を、氷冷したN,N´−ジメチルホルムア
ミド(DMF)21.05g(266mmol)に滴下
し、メチレンイミニウム化合物(ビルスマイヤー錯体)
を生成させた。
【0055】このメチレンイミニウム化合物を含有する
反応混合液に、先に合成したN,N´−ジフェニル−
N,N´−ジ(p−トリル)−ベンジジン5.16g
(10mmol)を30mlのDMFに溶解させた溶液
を加え、80℃で5時間反応させた。その後、反応混合
物を氷水中に投入し、水酸化ナトリウム水溶液で中和し
加水分解した。その状態で一晩冷蔵庫で放置して沈殿を
熟成させた後、濾過、水洗、真空乾燥し、黄土色非晶質
粉末として5.7g(収率99%)の目的の化合物
(N,N´−ビス(4−ホルミルフェニル)−N,N´
−ジ(p−トリル)−ベンジジン)を得た。この化合物
の同定データを以下に示す。
【0056】IRスペクトル(KBr法): 図4[1
689cm-1(CO伸縮)、819cm-1(p−置換ベ
ンゼンの面外変角)] 紫外−可視吸収スペクトル(1×10-5M THF溶
液): 図513 C−NMR(CDCl3 ): 図6[190.2pp
m(CHO)、20.1ppm(CH3 )]。
【0057】実施例3(n=1且つG1 =m−キシリレン基の式(B)の重合
体の合成) 実施例1で得られたN,N´−ビス(4−ホルミルフェ
ニル)−N,N´−ジ(p−トリル)−p−フェニレン
ジアミン1.2415g(2.5mmol)とm−キシ
リル−ビス(トリフェニルホスホニウムクロライド)
1.7491g(2.5mmol)とを、クロロホルム
/エタノ−ル(1/1)76mlに溶解し、その溶液に
ナトリウムエトキシド(6mmol)を加え、室温で3
日間撹拌した。
【0058】その後、反応液に2%塩酸水溶液2.5m
lを加えて沈殿を生成させ、その沈殿を遠心分離した後
に、クロロホルム/メタノ−ルで再沈させた。その沈殿
を濾別し、乾燥することにより、黄色粉末として目的の
化合物0.42g(収率29.6%)を得た。この化合
物の同定データを以下に示す。
【0059】Tg: 153.5℃(DSCで20℃/
minの昇温) 数平均分子量(ポリスチレン換算): 0.9万(GP
Cで測定) 重量平均分子量(ポリスチレン換算): 2.5万(G
PCで測定) 仕事関数: 5.5eV(石英板上のキャストフィルム
を理研計器(株)製AC−1で光量1.0nWで測定) IRスペクトル(KBr法): 図7 紫外−可視吸収スペクトル(8.8mg/I THF溶
液): 図8 蛍光スペクトル: 図9(石英板上のキャストフィルム
を島津RF−5000蛍光光度計で測定)。
【0060】実施例4(n=1且つG1 =p−キシリレン基の式(B)の重合
体の合成) m−キシリル−ビス(トリフェニルホスホニウムクロラ
イド)に代えてp−キシリル−ビス(トリフェニルホス
ホニウムクロライド)を1.7490g(2.5mmo
l)使用する以外は実施例3と同様の操作により、黄色
粉末として0.273g(収率19.3%)の目的の化
合物を得た。この化合物の同定データを以下に示す。
【0061】ガラス転移温度: 149.4℃(DSC
で20℃/minの昇温) 数平均分子量(ポリスチレン換算) :0.9万(GP
Cで測定) 重量平均分子量(ポリスチレン換算) :2.3万(G
PCで測定) 仕事関数: 5.2eV(石英板上のキャストフィルム
を理研計器(株)製AC−1で光量749nWで測定) IRスペクトル(KBr法): 図10 紫外−可視吸収スペクトル(5mg/I THF溶
液): 図11 蛍光スペクトル: 図12(石英板上のキャストフィル
ムを島津RF−5000蛍光光度計で測定)。
【0062】実施例5(n=2でG1 =m−キシリレン基の式(B)の重合体
の合成) 実施例2で得られたN,N´−ビス(4−ホルミルフェ
ニル)−N,N´−ジ(p−トリル)−ベンジジン1.
4320g(2.5mmol)とm−キシリル−ビス
(トリフェニルホスホニウムクロライド)1.7491
g(2.5mmol)とをクロロホルム/エタノ−ル
(1/1)76mlに溶解し、その溶液にナトリウムエ
トキシド(6mmol)を加え、室温で3日間撹拌し
た。
【0063】その後、反応液に2%塩酸水溶液2.5m
lを加えて沈殿を生成させ、その沈殿を遠心分離した後
に、クロロホルム/メタノ−ルで再沈させた。その沈殿
を濾別し、乾燥することにより、黄色粉末として0.6
70g(収率41.7%)の目的の化合物を得た。この
化合物の同定データを以下に示す。
【0064】Tg: 180.6℃(DSCで20℃/
minの昇温) 数平均分子量(ポリスチレン換算) :1.6万(GP
Cで測定) 重量平均分子量(ポリスチレン換算) :3.6万(G
PCで測定) 仕事関数:5.3eV(石英板上のキャストフィルムを
理研計器(株)製AC−1で光量749nWで測定) IRスペクトル(KBr法): 図13 紫外−可視吸収スペクトル(5mg/I THF溶
液): 図14 蛍光スペクトル: 図15(石英板上のキャストフィル
ムを島津RF−5000蛍光光度計で測定)。
【0065】実施例6(n=2且つG1 =p−キシリレン基の式(B)の重合
体の合成) m−キシリル−ビス(トリフェニルホスホニウムクロラ
イド)に代えてp−キシリル−ビス(トリフェニルホス
ホニウムクロライド)を1.7492g(2.5mmo
l)使用する以外は実施例5と同様の操作により、黄色
粉末として0.762g(収率47.4%)の目的の化
合物を得た。この化合物の同定データを以下に示す。
【0066】N,N´−ビス(4−ホルミルフェニル)
−N,N´−ジ(p−トリル)−ベンジジン1.431
7g(2.5mmol)とp−キシリル−ビス(トリフ
ェニルホスホニウムクロライド)1.7492g(2.
5mmol)をクロロホルム/エタノ−ル(1/1)7
6mlに溶解し、6mmolのナトリウムエトキシドを
加えて室温で2〜3日攪拌した。
【0067】その後、2%塩酸水溶液を2.5ml加
え、生じた沈殿を遠心分離後、クロロホルム/メタノ−
ルで再沈、乾燥を行い黄色粉末0.762g(収率4
7.4%)を得た。この化合物の同定データを以下に示
す。
【0068】Tg: 193.6℃(DSCで20℃/
minの昇温) 数平均分子量(ポリスチレン換算) :2.3万(GP
Cで測定) 重量平均分子量(ポリスチレン換算) :5.0万(G
PCで測定) 仕事関数: 5.5eV(石英板上のキャストフィルム
を理研計器(株)製AC−1で光量1.3nWで測定) IRスペクトル(KBr法): 図16 紫外−可視吸収スペクトル(5mg/I THF溶
液): 図17 蛍光スペクトル: 図18(石英板上のキャストフィル
ムを島津RF−5000蛍光光度計で測定)。
【0069】実施例7 厚さ1.1mmのガラス基板の上に、120nmのIT
Oをスパッタリングで被覆して透明陽極を形成した。こ
の陽極上に銅フタロシアニンを15nm厚に真空蒸着さ
せることにより正孔注入層を形成した。
【0070】次に、この正孔注入層上に、実施例4で合
成した重合体のトルエン溶液をスピンコートし、厚さ4
0nmの正孔輸送層を形成した。
【0071】次に、正孔輸送層上に有機電子輸送発光層
としてアルミニウムオキシン錯体を50nm厚に蒸着さ
せ、更に、陰極としてAlとLiとの合金を20nm厚
に蒸着させ、更にAlのみを230nm厚で蒸着させる
ことにより有機薄膜EL素子を作製した。
【0072】得られた有機薄膜EL素子は、直流電圧1
6Vにおいて1300cd/m2 の輝度で発光した。
【0073】
【発明の効果】本発明の新規な重合体を使用することに
より、有機薄膜EL素子や電子写真の感光体などにおい
て高いキャリア輸送能と高い耐熱性とを発揮するキャリ
ヤ輸送層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジカルボニル化合物の赤外線吸収スペ
クトル図である。
【図2】本発明のジカルボニル化合物の紫外−可視吸収
スペクトル図である。
【図3】本発明のジカルボニル化合物の13C−NMRス
ペクトル図である。
【図4】本発明のジカルボニル化合物の赤外線吸収スペ
クトル図である。
【図5】本発明のジカルボニル化合物の紫外−可視吸収
スペクトル図である。
【図6】本発明のジカルボニル化合物の13C−NMRス
ペクトル図である。
【図7】本発明の重合体の赤外線吸収スペクトル図であ
る。
【図8】本発明の重合体の紫外−可視吸収スペクトル図
である。
【図9】本発明の重合体の蛍光スペクトル図である。
【図10】本発明の重合体の赤外線吸収スペクトル図で
ある。
【図11】本発明の重合体の紫外−可視吸収スペクトル
図である。
【図12】本発明の重合体の蛍光スペクトル図である。
【図13】本発明の重合体の赤外線吸収スペクトル図で
ある。
【図14】本発明の重合体の紫外−可視吸収スペクトル
図である。
【図15】本発明の重合体の蛍光スペクトル図である。
【図16】本発明の重合体の赤外線吸収スペクトル図で
ある。
【図17】本発明の重合体の紫外−可視吸収スペクトル
図である。
【図18】本発明の重合体の蛍光スペクトル図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09K 11/06 690 C09K 11/06 690 (56)参考文献 特開 平2−154269(JP,A) 特開 昭55−94351(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 61/00 - 61/12 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(A) 【化1】 (式中、mは重合度を示す正の整数であり、G1 は存在
    しないか又はアリーレン基、アルキレン基、アルキレン
    ジオキシ基又は式(1)〜式(9) 【化2】 のいずれかの基であり、G2 はハロゲン置換又は未置換
    アルキル基であり、G3は水素原子又はアルキル基であ
    り、G4 は式(10)〜(25) 【化3】 【化4】 の中から選択された連結基である。ここで、G5 は炭素
    数1〜12の直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基又はアル
    コキシ基である。)で表される重合体。
  2. 【請求項2】 式(B) 【化5】 (式中、nは1又は2である)で表される請求項1記載
    の重合体。
  3. 【請求項3】 GPC法で測定した数平均分子量が20
    00〜1000000である請求項1又は2記載の重合
    体。
  4. 【請求項4】 式(a) 【化6】 (式中、G2 はハロゲン置換又は未置換アルキル基であ
    り、G3 は水素原子又はアルキル基であり、G4 は式
    11)〜(25) 【化7】 【化8】 の中から選択された連結基である。ここで、G5 は炭素
    数1〜12の直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基又はアル
    コキシ基である。)で表されるジカルボニル化合物。
  5. 【請求項5】 式(b) 【化9】 (式中、nは2である)で表される請求項4記載のジカ
    ルボニル化合物。
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