JP3460423B2 - 誘導加熱定着装置 - Google Patents

誘導加熱定着装置

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JP3460423B2
JP3460423B2 JP00485396A JP485396A JP3460423B2 JP 3460423 B2 JP3460423 B2 JP 3460423B2 JP 00485396 A JP00485396 A JP 00485396A JP 485396 A JP485396 A JP 485396A JP 3460423 B2 JP3460423 B2 JP 3460423B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式の複写
機、プリンタおよびファクシミリなどに用いられる定着
装置に関し、さらに詳しくは、誘導加熱を利用してトナ
ー像を記録媒体に定着する誘導加熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の複写機、プリンタおよびフ
ァクシミリなどには、記録媒体である記録紙ないし転写
材などのシート上に転写されたトナー像をシートに定着
させる定着装置が設けられている。このような定着装置
では、予め設定された所定温度に温められた定着ローラ
と、定着ローラに対向して配設された加圧ローラ間を狭
持搬送される記録紙上のトナー画像に、定着ローラの熱
を付与することによって、トナーを溶融し記録紙に固着
させる。
【0003】このような定着装置では、定着ローラを加
熱するための熱源に供給する電圧として商用電源電圧
(日本国内ではAC100V)をそのまま使用したり、
またはさらに昇圧して(AC100V以上)使用するた
め、この熱源への電力供給回路と、定着装置全体の制御
を行う比較的低い電圧で駆動されている制御系回路とを
電気的に分離させる必要がある。これは、制御系回路が
各種インターフェース用の接続端子やスイッチなどユー
ザが直接手で触れる部分と接続されているため、万が一
何等かの異常があった場合でも、熱源へ供給されている
高電圧が制御系回路に流れることのないようにとられる
措置である。
【0004】従来、定着ローラの熱源としてハロゲンラ
ンプを用いた定着装置にあっては、例えば図16に示す
ように、ハロゲンランプ110およびこのハロゲンラン
プ110へ電力を供給する高電圧電源回路95によって
構成された1次回路側と、定着ローラ100の温度を検
出するサーミスタ4およびこのサーミスタ4からの信号
に基づきハロゲンランプ110への電力を制御する制御
回路90によって構成される2次回路側と、1次回路側
と2次回路側との間で制御回路90からの出力制御信号
を高電圧電源回路95に伝達するための絶縁スイッチ9
1よりなる。
【0005】ここで、絶縁スイッチ91は、例えばソリ
ッドステートリレー(SSR)など電気的に絶縁された
ものが用いられ、制御回路90からの出力制御信号によ
って高電圧電源回路95をオン・オフする。
【0006】この定着装置における温調制御は、図17
に示すように、サーミスタ4の検出電圧が予め設定さ
れた下限値より低くなれば絶縁スイッチ91をオンに
し、予め設定された上限値より高くなれば絶縁スイッチ
91をオフするように出力制御信号を出し、ハロゲン
ランプ110への電源電流’を断続することで行われ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、定着装置におい
ては、クイックスタートや省エネルギーの要請から誘導
加熱を用いた定着装置が注目されており、誘導加熱定着
装置では、コイルに流される高周波電流によって発生す
る磁束により金属製の定着ローラ自体が発熱するため、
温度上昇が速いという特徴がある。
【0008】この誘導加熱定着装置の制御について、特
に1次回路側と2次回路側を電気的に絶縁した制御回路
構成として、前述のハロゲンランプを熱源とするものと
同様の構成とした場合、例えば図18に示すように、1
次回路側として導電体により形成された定着ローラなど
の被加熱体1を誘導加熱するための誘導コイル2と、こ
の誘導コイル2に高周波電流を供給するためのインバー
タ回路50とによって構成され、2次回路側は前述同様
にサーミスタ4および制御回路90によって構成され、
1次回路側と2次回路側との間はフォトカプラなどの絶
縁スイッチ93によってインバータ回路50のオン・オ
フ制御がなされるものとなる。
【0009】この様なオン・オフ制御は、ハロゲンラン
プを熱源とするものにあっては、定着ローラの熱容量に
加えハロゲンランプ自体もある程度熱容量をもち、電力
の供給が切れてもすぐには冷めないため、また、定着ロ
ーラはハロゲンランプからの熱放射により間接的に加熱
されているため、ハロゲンランプが点灯しても定着ロー
ラの温度が急に上昇することもないので、オン・オフ制
御であっても比較的一定した温度を維持することができ
る。しかし、誘導加熱定着装置にあっては、その最大の
特徴である加熱速度(昇温速度)が速いことから、誘導
コイルがインバータ回路から高周波電流の供給を受ける
と、定着ローラは非常に早い時間(数秒)で定着に必要
な温度(180〜200℃程度)まで上昇し、スイッチ
が切れると急激に温度が下がる。このため、この様なオ
ン・オフ制御では、一定した温度が得られにくいとった
問題が生じる。特に、肉厚が数μm〜数十μm程度と薄
くフレキシブルな金属スリーブを用いた誘導加熱定着装
置では、金属スリーブの熱容量が少ないので、オン・オ
フ制御によって生じる温度リップルが30〜40℃もあ
り、定着装置の温度リップルとして望まれている4〜5
℃程度を越えたものとなり定着装置として実用し難いも
のとなってしまう。
【0010】そこで、本発明の目的は、高電圧が使用さ
れる1次回路側と、低電圧で駆動され、ユーザーが操作
するスイッチや端子類が接続されている2次回路側とが
電気的に絶縁された制御回路を備え、かつ被加熱体の温
度リップルが低く略一定の温度に温調することができる
誘導加熱定着装置を提供することである。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
の請求項1記載の本発明は、導電性部材で形成された被
加熱体と、該被加熱体に近接して配設され、該被加熱体
に誘導電流を生じさせて発熱させるためのコイルと、該
コイルに高周波電流を流すための高周波電源回路とを備
え、記録媒体上に形成されたトナー像を該記録媒体へ定
着する誘導加熱定着装置であって、前記被加熱体の温度
を検出する温度検出手段と、前記高周波電源回路と電気
的に絶縁され、該温度検出手段よって検出された前記被
加熱体の温度を元に、前記被加熱体が所定の温度範囲と
なるように、前記高周波電源回路の出力を制御するため
の制御信号を出力する出力制御手段と、前記出力制御手
段からの制御信号を電気的に絶縁された状態で前記高周
波電源回路に伝達する制御信号伝達手段と、を有し、
記出力制御手段から出力される制御信号がパラレル信号
であり、前記制御信号伝達手段に、該パラレル信号をシ
リアル信号に変換するためのパラレル/シリアル変換手
段を有し、該パラレル/シリアル変換手段からの出力が
制御信号として前記高周波電源回路に入力されて、前記
高周波電源回路から前記コイルへの高周波出力を制御す
ることを特徴とする誘導加熱定着装置である。
【0015】また、請求項記載の本発明は、導電性部
材で形成された被加熱体と、該被加熱体に近接して配設
され、該被加熱体に誘導電流を生じさせて発熱させるた
めのコイルと、該コイルに高周波電流を流すための高周
波電源回路とを備え、記録媒体上に形成されたトナー像
を該記録媒体へ定着する誘導加熱定着装置であって、前
記被加熱体の温度を検出する温度検出手段と、前記高周
波電源回路と電気的に絶縁され、該温度検出手段よって
検出された前記被加熱体の温度を元に、前記被加熱体が
所定の温度範囲となるように、前記高周波電源回路の出
力を制御するための制御信号を出力する出力制御手段
と、前記出力制御手段からの制御信号を電気的に絶縁さ
れた状態で前記高周波電源回路に伝達する制御信号伝達
手段と、を有し、前記出力制御手段から出力される制御
信号がデジタルのシリアル信号であり、前記制御信号伝
達手段に、該デジタルのシリアル信号をパラレル信号に
変換するためのシリアル/パラレル変換手段と、該シリ
アル/パラレル変換手段によって変換されたパラレル信
号をアナログのシリアル信号に変換するためのパラレル
/シリアル変換手段と、を有し、該パラレル/シリアル
変換手段からの出力が制御信号として前記高周波電源回
路に入力されて、前記高周波電源回路から前記コイルへ
の高周波出力を制御することを特徴とする誘導加熱定着
装置である。
【0016】また、請求項記載の本発明は、導電性部
材で形成された被加熱体と、該被加熱体に近接して配設
され、該被加熱体に誘導電流を生じさせて発熱させるた
めのコイルと、該コイルに高周波電流を流すための高周
波電源回路とを備え、記録媒体上に形成されたトナー像
を該記録媒体へ定着する誘導加熱定着装置であって、前
記被加熱体の温度を検出する温度検出手段と、前記高周
波電源回路と電気的に絶縁され、該温度検出手段よって
検出された前記被加熱体の温度を元に、前記被加熱体が
所定の温度範囲となるように、前記高周波電源回路の出
力を制御するための制御信号を出力する出力制御手段
と、前記出力制御手段からの制御信号を電気的に絶縁さ
れた状態で前記高周波電源回路に伝達する制御信号伝達
手段と、を有し、前記出力制御手段から出力される制御
信号がデューティー比の異なるデジタル信号であり、前
記制御信号伝達手段に、該デジタル信号をそのデューテ
ィー比によって異なるアナログ信号に変換するデジタル
/アナログ変換手段を有し、該デジタル/アナログ変換
手段からの出力が制御信号として前記高周波電源回路に
入力されて、前記高周波電源回路から前記コイルへの高
周波出力を制御することを特徴とする誘導加熱定着装置
である。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付した図面を参照して説明する。
【0020】参考例1 図1は本発明の参考に供するための誘導加熱定着装置の
制御系の構成を説明するためのブロック図であり、図2
はこの誘導加熱定着装置の動作を説明するためのタイミ
ングチャートであり、図3および図4はこの誘導加熱定
着装置に用いられるインバータ回路を説明するためのブ
ロック図であり、また、図5はこの誘導加熱定着装置の
機械系の構成を説明するための概略断面図である。
【0021】以下、各図面を参照して、まず、制御系の
構成およびその動作について説明し、次いで機械系の構
成について説明する。
【0022】この誘導加熱定着装置の制御系は、図1に
示すように、2次回路側に、被加熱体1の加熱開始や終
了といった加熱指示を出し、また、後述する機械系を構
成する加圧ローラの動作や記録用紙の搬送などの制御を
行う第2制御手段である本体制御回路10があり、数V
程度の電圧で駆動されている。一方、1次回路側には、
誘導コイル2に高周波電流を供給するための高周波電源
回路であるインバータ回路50と、金属製の被加熱体1
の近傍(または被加熱体と接触して)に配設されている
温度検出手段であるサーミスタ4からの信号を元に、加
熱出力を決定し、該インバータ回路50を制御する第1
制御手段である出力制御回路31がある。そして、1次
回路側と2次回路側の間に、本体制御回路10からの加
熱指示信号を出力制御回路31に、電気的に絶縁された
状態で伝達する指示伝達手段である絶縁スイッチ20
と、出力制御回路31から被加熱体1が定着に適した温
度になったことを知らせる信号(レディー信号)を本体
制御装置10に伝達する絶縁スイッチ21とが設けられ
ている。ここで、絶縁スイッチ20および21はオンま
たはオフの状態を電気的に絶縁された状態で伝達するこ
とができればよく、例えばフォトカプラなどが用いられ
る。また、被加熱体1としては、例えば定着ローラ(ハ
ードローラ)やフレキシブルな金属スリーブなどが用い
られる。
【0023】この様に構成された制御系の動作は、図2
に示すタイミングチャートのように、本体制御回路10
から被加熱体1の加熱を開始するための加熱指示信号
が出力される。この加熱指示信号が絶縁スイッチ20に
よって出力制御回路31に伝達されると、出力制御回路
31はサーミスタ4からの電圧を監視しつつ、インバー
タ回路50を駆動するように出力制御信号を出力す
る。このとき、サーミスタ4から出力される検出信号
は、被加熱体1がまた加熱されていない状態であるの
で、室温時の温度を示す電圧が出力されており、出力制
御回路31では100%出力となるように出力制御信号
がインバータ回路50に出力される。これにより、被
加熱体1は誘導コイル2によって発生する磁界によって
発熱し急速に定着に適した温度(定着温度、約180〜
200℃)まで昇温する。
【0024】定着温度まで被加熱体1が昇温すると、サ
ーミスタ4の検出信号も定着温度を示す電圧まで上昇す
るので、このサーミスタ4からの信号を監視している出
力制御回路31では、それ以上被加熱体1の温度が上が
らないように、かつ定着に適した温度が維持されるよう
に、出力制御信号を40〜50%程度の出力にする。
これにより、インバータ回路50から出力される高周波
電流も40〜50%程度の出力となり被加熱体1の温
度が略一定の温度で維持される。
【0025】なお、被加熱体1は、通常特別な冷却装置
を用いない場合、ハロゲンランプを用いた定着装置程で
はないにしても、昇温速度より温度が下がる速度の方が
遅く、これは、被加熱体1自体が定着装置の内部に格納
されていて冷めにくいためと、後述するように被加熱体
1の内部に誘導コイル2が収納されているためによる。
一方、その昇温速度は、既に説明したように、誘導加熱
によって被加熱体1自体が発熱するため非常に速い。し
たがって、従来のようにオン・オフ制御としたのでは、
温度が上昇した後一旦完全に加熱出力をオフにして、そ
の後誘導コイルへの高周波電流がオン(加熱出力100
%)になると、急激に温度が上昇し30〜40℃の温度
リップルが発生してしまうが、上記のように、定着温度
に達した後、加熱出力を完全にオフにするのではなく、
40〜50%程度で出力し続けることで、被加熱体1の
温度上昇を抑え、かつ、その温度(定着温度)が維持さ
れることとなる。
【0026】また、本参考例1のように被加熱体の加熱
出力を制御する出力制御回路31を1次回路側に設けた
ことにより、サーミスタ4も1次回路側に配設できるた
め、被加熱体1とサーミスタ4との間を絶縁する必要が
なくなり、装置構成上の制約が少なく、装置設計の自由
度が大きくなる。
【0027】なお、出力制御回路31では、被加熱体1
が定着温度に達したと同時にこれを本体制御回路10に
伝えるようにレディー信号をオンにする。そして、本
体制御装置10では、レディー信号が検知されると、
加圧ローラの回転や記録紙の搬送などを指示する。
【0028】次に、ここで用いられるインバータ回路5
0の一例を説明する。図3は、インバータ回路の一例を
説明するためのブロック図で、このインバータ回路50
は、商用電源(AC100V)61の交流が整流回路6
2によってDCに整流され、インバータ回路50で高周
波に変換して誘導コイル2に印加しているものである。
【0029】したがって、誘導加熱コイル2への高周波
電流(交番電流)は、整流回路62によりAC100V
がDCに整流されて、LC共振回路を構成する誘導コイ
ル2と共振用コンデンサ55に印加され、そして、整流
回路62とLC共振回路に対して直列に接続された、例
えばトランジスタ、FETあるいはIGBTなどからな
るスイッチ52を駆動回路53によりスイッチングする
ことで供給される。
【0030】スイッチ52のオンタイミングは電圧検出
回路54により決められ、スイッチ52のオフタイミン
グは電流検出手段である電流検出回路56により決めら
れる。このスイッチ52のオフタイミングは、スイッチ
52がオンすることにより誘導コイル2に電流が流れ、
電流検出回路51がその内部に有する電流検出抵抗によ
り発生した電圧を検出して、検出した電圧が前述の出力
制御回路31からの出力制御信号によって決定された
電圧値を越えると、スイッチ52をオフするように駆動
回路53に信号を出力して、その信号により駆動回路5
3がスイッチ52をオフすることによって制御される。
一方、オンタイミングは、電圧検出回路54が誘導コイ
ル2のコイル電圧が0V付近まで下降したことを検出す
ると、スイッチ52をオンするように駆動回路53に信
号を送ることで制御される。
【0031】これにより、誘導コイル2に高周波電流
(交番電流)が印加されて、被加熱体1が誘導加熱され
て発熱する。
【0032】この様なインバータ回路を用いれば、出力
制御信号は電流検出回路56に供給されて、オフタイ
ミングを決定する際の電圧となり、出力制御信号の電
圧をアナログ的に変化させることで、加熱出力を任意に
制御できるようになる。したがって、出力制御信号の
電圧を高くすれば、電流検出回路56が出力するオフタ
イミングの時間が長くなり、誘導コイル2に蓄えられる
電力量が大きくなり、加熱出力が増加する。一方、出力
制御信号の電圧を低くすれば、逆にオフタイミングの
時間が短くなり、加熱出力が低くなる。
【0033】なお、回路上の何等かの異常によって、被
加熱体1が異常に加熱されて高温になるのを防止するた
めに、サーミスタ4とは別に被加熱体1の異常温度を検
知し、電源61からの電力を遮断するためのサーモスタ
ット63が電源61とインバータ回路50との間に設け
られている。
【0034】次にインバータ回路50の他の例を説明す
る。図4は、インバータ回路の他の例を説明するための
ブロック図で、このインバータ回路50は、前記のイン
バータ回路同様に、商用電源(AC100V)61の交
流が整流回路62によって直流(DC)に整流され、高
周波電源回路であるインバータ回路50で高周波に変換
して印加されるものであるが、出力制御の方法が異な
る。
【0035】このインバータ回路では、誘導コイル2へ
の高周波電流(交番電流)は、整流回路62によりAC
100VがDCに整流されて、LC共振回路を構成する
誘導コイル2と共振用コンデンサ55に印加され、そし
て、整流回路62とLC共振回路に対して直列に接続さ
れた、例えばトランジスタ、FETあるいはIGBTな
どからなるスイッチ52を駆動回路53によりスイッチ
ングすることで供給される。そして、スイッチ52のオ
ンタイミングは電圧検出回路54により決められるが、
スイッチ52のオフタイミングは前述のインバータ回路
とは異なり、タイミング発生手段であるタイマー回路5
1により決められる。
【0036】スイッチ52のオンタイミングは前述と同
様に、誘導コイル2と共振用コンデンサ55の共振によ
り発生する電圧がある一定の電圧値以下、ここでは0V
に達したことを電圧検出回路54が検出して駆動回路5
3へ信号を出力し、その信号により駆動回路53がスイ
ッチ52をオンにする。一方、スイッチ52のオフタイ
ミングは、タイマー回路51が駆動回路53に一定時間
の信号を出力して、その信号により駆動回路53がスイ
ッチ52をオフにする。
【0037】タイマー回路51は、抵抗とコンデンサか
らなる簡易な回路構成をとり、前述の出力制御信号か
らの一定電圧のオン信号の時間によってCR充放電特性
から決まる一定時間経過後に駆動回路53にオフタイミ
ングの信号を出力している。したがって、この様なイン
バータ回路を用いた場合には、加熱出力の制御のための
出力制御信号としては一定電圧のオン/オフ信号をタ
イマー回路51に出力することとなる。
【0038】なお、前述のインバータ回路同様に、被加
熱体1の異常高温を防止するためのサーモスタット63
が電源61とインバータ回路50との間に設けられてい
る。次に、誘導加熱定着装置の機械系の構成および動作
について、その一例を説明する。
【0039】図5は誘導加熱定着装置を示す側面図であ
る。図5に示すように、この誘導加熱定着装置は、コア
5とこのコア5に巻回された誘導コイル2とによって構
成されたコイルアセンブリ9がホルダユニット6内部に
収納されていて、このホルダユニット6の回りを誘導コ
イル2の誘導電流によって発熱する被加熱体1である金
属製のフレキシブルな定着スリーブ7が取り巻いてい
る。そして、加圧ローラ8がホルダユニット6を押圧し
つつ、記録媒体(用紙)14をニップ部分に移動・通過
させると共に、定着スリーブ7が記録媒体14と共に従
動して、記録媒体上のトナーを溶融し、定着させる。
【0040】定着スリーブ7は、例えば鉄やニッケルな
どの強磁性体が好ましく、強磁性体であれば多くの磁束
がこの定着スリーブ内を通過してより発熱効率がよくな
る。また、定着スリーブ7の厚さは、例えば20〜60
μm程度が好ましい。定着スリーブ7の厚さは薄ければ
薄いほどその熱容量が小さくなるので、発熱させるため
の消費電力が少なくなるが、定着スリーブ7の厚さをあ
まり薄くすると、定着スリーブ7の強度が弱くなり破損
しやすくなる。また、定着スリーブ7の製造の際に、厚
みを均一にすることが困難となる。一方、定着スリーブ
7の厚さをあまり厚くすると、曲げに対して弱くなり、
ニップ部における部分的な曲げに対する耐久性が低くな
る。
【0041】この定着スリーブ7は装置内のいずれにも
固定されておらすホルダユニット6の回りを自由に回転
できる。一方、ホルダユニット6は、装置本体に固定さ
れており、その表面、少なくとも定着スリーブ7と接触
する部分は、平滑な耐熱性の樹脂材料により形成されて
いて、記録媒体14と定着スリーブ7との摩擦抵抗より
ホルダユニット6と定着スリーブ7との摩擦抵抗の方が
小さくなっており、加圧ローラ8の回転によって記録媒
体14の移動に定着スリーブ7が従動する。さらにホル
ダユニット6は、その両端に定着スリーブ7がホルダユ
ニット6の長手方向にずれないように規制するつば(不
図示)が設けられている。
【0042】コイルアセンブリ9は、図6に示すよう
に、中央部に通孔が形成されたロの字型のボビン3を有
し、このボビン3の周りに銅線を準整列に複数連続(端
末処理、結線が省略できる)巻いて誘導コイル2を形成
してある。ボビン3の通孔には、誘導コイル2の銅線と
直交するようにコア5が挿入されている。ボビン3は、
例えば、セラミックや耐熱絶縁性エンジニアリング・プ
ラスチックで形成すればよく、また、誘導コイル2とし
ては表面に融着層と絶縁層を持つ単一またはリッツ銅線
を用いることが好ましい。また、コア5は、例えばフェ
ライトコアまたは積層コアからなる。
【0043】そして、このコイルアセンブリ9が、耐熱
絶縁性エンジニアリング・プラスチックから形成された
ホルダユニット6内に収納され、誘導コイル2の端末に
コネクタ端子が設けられ、この端子を介して高周波電流
が供給されている。
【0044】加圧ローラ8は、軸芯81の周囲に、表面
離型性耐熱ゴム層であるシリコンゴム層82が形成され
たもので、その両端に図示しない軸受部が形成され、装
置本体の定着ユニットフレーム86などにばね材85に
よって定着スリーブ7を間に挟みホルダユニット6方向
に押圧され、かつ回転自在に取り付けられている。ま
た、加圧ローラ8は、その片端に図示しない駆動ギアが
固定され、この駆動ギアに接続されたモータなどの図示
しない駆動源によって回転駆動される。
【0045】さらに、定着スリーブ7には、当該定着ス
リーブ7に接し、温度を検出する温度検出手段として、
例えばサーミスタ4が設けられている。また、温度の異
常上昇時の安全機構として、サーミスタ4のほかに異常
な高温を検知した場合に、電力供給を遮断するサーモス
タット63が設けられている。
【0046】このように構成された誘導加熱定着装置は
以下のように動作する。未定着のトナー像が転写されて
いる記録媒体14は、図5中左方向から搬送され、定着
スリーブ7と加圧ローラ8との間のニップ部に向けて送
り込まれる。記録媒体14は、ホルダユニット6および
加圧ローラ8から作用する圧力が加えられながら、定着
スリーブ7と密着してニップ部を搬送され、前述のよう
にオン後制御された定着スリーブ7の熱と、前記圧力に
よって未定着トナーが定着され、定着トナー像が形成さ
れる。ニップ部を通過した記録媒体14は、定着スリー
ブ7がフレキシブルであるため自然に分離し、図5中右
方向に搬送される。この記録媒体14は、図示しない排
紙ローラによって搬送されて、排紙トレイ上に排出され
る。
【0047】なお、以上説明した機械系の構成では、被
加熱体としてフレキシブルな定着スリーブを用いたが、
本発明はこの様なフレキシブルな定着スリーブを用いる
ものに限定されるものではなく、例えばフレキシブルで
はない円筒形で金属製のハードローラを用いてもよく、
その場合には、前記のごとく加圧ローラを回転させても
よいが、ハードローラ自体を回転駆動するようにしても
よい。また、被加熱体として、単純なブロック形状のも
のを用いて、これをニップ部直前あるいはニップ部に配
置することにより記録媒体上のトナーを溶融するように
してもよい。
【0048】参考例2 図7は本発明の参考に供するための他の誘導加熱定着装
置の制御系の他の構成を説明するためのブロック図であ
り、図8はこの誘導加熱定着装置の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【0049】この誘導加熱定着装置の制御系は、図7に
示すように、2次回路側に、被加熱体1の加熱指示、ま
た機械系の動作や記録用紙の搬送の制御などを行い、か
つ被加熱体1の近傍(または被加熱体と接触して)に配
設されている温度検出手段であるサーミスタ4からの信
号を元に、被加熱体1の温度を制御するために加熱出力
を決定しインバータ回路50を制御する出力制御手段と
して機能する本体および出力制御回路32があり、数V
程度の電圧で駆動されている。一方、1次回路側には、
誘導コイル2に高周波電流を供給するための高周波電源
回路であるインバータ回路50がある。そして、1次回
路側と2次回路側の間に、本体および出力制御回路32
からの出力制御信号を電気的に絶縁された状態でインバ
ータ回路50に伝達する制御信号伝達手段である絶縁ア
ナログインターフェース22が設けられている。ここ
で、絶縁アナログインターフェース22は、本体および
出力制御回路32からの出力制御信号を電気的に絶縁さ
れた状態で伝達するものであり、例えば一種のフォトカ
プラを用いることができ、出力制御信号である電気信号
を一旦発光ダイオードやレーザ光によって光の強弱に変
換し、その光をフォトダイオードやCCDなどで受光し
て、再び電気信号に変換するものが用いられ、その分解
能が高いものほどより細かな出力制御が行えるので好ま
しい。
【0050】この様に構成された制御系の動作は、図8
に示すタイミングチャートのように、本体および出力制
御回路32が、被加熱体1の加熱を開始するためにサー
ミスタ4からの電圧を監視しつつ、出力制御信号を絶
縁アナログインターフェース22を介してインバータ回
路50に出力する。このとき、サーミスタ4から出力さ
れる検出信号は、被加熱体1がまた加熱されていない
状態であるので、室温時の温度を示す電圧が出力されて
おり、本体および出力制御回路32では100%出力と
なるように出力制御信号を出力する。これにより、被
加熱体1は誘導コイル2によって発生する磁界によって
発熱し急速に定着に適した温度(定着温度、約180〜
200℃)まで昇温する。
【0051】定着温度まで被加熱体1が昇温すると、サ
ーミスタ4の検出信号も定着温度を示す電圧まで上昇す
るので、このサーミスタ4からの信号を監視している本
体および出力制御回路32では、それ以上被加熱体1の
温度が上がらないように、かつ定着に適した温度が維持
されるように、出力制御信号を40〜50%程度の出
力にする。これにより、インバータ回路50から出力さ
れる高周波電流も40〜50%程度の出力となり、前
述の参考例1同様に、被加熱体1の温度上昇を抑え、か
つ、その温度(定着温度)が維持されることとなる。
【0052】被加熱体1は、前述の参考例1同様に金属
製の定着ローラ(ハードローラ)やフレキシブルな金属
スリーブなどが用いられる。
【0053】なお、本参考例2において用いられるイン
バータ回路50および機械系の構成は、前述の参考例1
と同様であるのでその説明を省略する。
【0054】実施の形態 図9は本発明を適用した誘導加熱定着装置の制御系の他
の構成を説明するためのブロック図であり、図10はこ
の誘導加熱定着装置の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【0055】この誘導加熱定着装置の制御系は、図9に
示すように、2次回路側に、被加熱体1の加熱指示、ま
た機械系の動作や記録用紙の搬送の制御などを行い、か
つ被加熱体1の近傍(または被加熱体と接触して)に配
設されている温度検出手段であるサーミスタ4からの信
号を元に、被加熱体1の温度を制御するために加熱出力
を決定しインバータ回路50を制御するための出力制御
手段として機能する本体および出力制御回路32があ
り、数V程度の電圧で駆動されている。一方、1次回路
側には、誘導コイル2に高周波電流を供給するための高
周波電源回路であるインバータ回路50がある。そし
て、1次回路側と2次回路側の間に、本体および出力制
御回路32からの出力制御信号を電気的に絶縁された状
態でインバータ回路50に伝達する制御信号伝達手段で
ある絶縁パラレルスイッチ23と、パラレル/シリアル
変換手段であるラダー抵抗回路40が設けられている。
なお、本実施の形態において、本体および出力制御回
路32から出力される出力制御信号はデジタルのパラレ
ル信号であり、絶縁パラレルスイッチ23は、本体およ
び出力制御回路32からのデジタル出力制御信号を電
気的に絶縁された状態で伝達するものであり、例えば複
数のフォトカプラが並列に接続されたものである。
【0056】そして、この絶縁パラレルスイッチ23に
よって伝達された信号をインバータ回路50にアナログ
信号として伝達するための回路がラダー抵抗回路40で
ある。ラダー抵抗回路40は、例えばデジタル出力制御
信号が4ビットの信号である場合には、図11に示すよ
うに、各ビットごとに4つの異なる抵抗素子を並列に並
べたもので、各ビットごとの信号のオン・オフによっ
て、各抵抗素子の抵抗値による電圧降下と等しい電圧の
出力制御信号となってインバータ回路50に出力され
る。したがって、必要な加熱出力が得られるようにラダ
ー抵抗回路40の抵抗素子の抵抗値を決定するとよく、
例えば加熱出力が均等に段階的になるようにしたければ
(4ビットの場合には25%、50%、75%、100
%)全ての抵抗を同じ値とし、また、加熱出力を偏った
出力となるようにしたければ(4ビットの場合、例えば
40%、50%、75%、100%など)その様な出力
となるような比率で各抵抗素子の抵抗値を決定するとよ
い。あるいは、各抵抗値をR、2R、4R、8Rとして
組み合わせることにより、Rから15Rまでの15段階
を表現し、出力を変更するようにしても良い。
【0057】この様に構成された制御系の動作は、図1
0に示すタイミングチャートのように、本体および出力
制御回路32が、被加熱体1の加熱を開始するためにサ
ーミスタ4からの電圧を監視しつつ、出力制御信号を
絶縁パラレルスイッチおよびラダー抵抗回路40を介し
てインバータ回路50に出力する。このとき、サーミス
タ4から出力される検出信号は、被加熱体1がまた加
熱されていない状態であるので、室温時の温度を示す電
圧が出力されており、本体および出力制御回路32では
100%出力となるようにデジタル出力制御信号を出
力する。したがって、デジタル出力制御信号が4ビッ
ト(a〜d)の場合には、全てのビットをオンとする信
号が出力される。これにより、被加熱体1は誘導コイル
2によって発生する磁界によって発熱し急速に定着に適
した温度(定着温度、約180〜200℃)まで昇温す
る。
【0058】定着温度まで被加熱体1が昇温すると、サ
ーミスタ4の検出信号も定着温度を示す電圧まで上昇す
るので、このサーミスタ4からの信号を監視している本
体および出力制御回路32では、それ以上被加熱体1の
温度が上がらないように、かつ定着に適した温度が維持
されるように、出力制御信号を40〜50%程度の出
力にする。本実施の形態においては、ラダー抵抗回路
40の各抵抗素子の抵抗値を互いに異なるものとし、a
〜dそれぞれのビットのオン・オフの組み合わせによっ
て40〜50%程度の出力が得られるようにした。これ
により、インバータ回路50から出力される高周波電流
も40〜50%程度の出力となり、前述の参考例1や
と同様に被加熱体1の温度が略一定の温度で維持され
る。
【0059】被加熱体1は、前述の参考例1同様に金属
製の定着ローラ(ハードローラ)やフレキシブルな金属
スリーブなどが用いられる。
【0060】なお、本実施の形態において用いられる
インバータ回路50および機械系の構成は、前述の参考
例1と同様であるのでその説明を省略する。
【0061】実施の形態 図12は本発明を適用した誘導加熱定着装置の制御系の
他の構成を説明するためのブロック図であり、図13は
この誘導加熱定着装置の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【0062】この誘導加熱定着装置の制御系は、図12
に示すように、2次回路側に、被加熱体1の加熱指示、
また機械系の動作や記録用紙の搬送の制御などを行い、
かつ被加熱体1の近傍(または被加熱体と接触して)に
配設されている温度検出手段であるサーミスタ4からの
信号を元に、被加熱体1の温度を制御するために加熱出
力を決定しインバータ回路50を制御するための出力制
御手段として機能する本体および出力制御回路32があ
り、数V程度の電圧で駆動されている。一方、1次回路
側には、誘導コイル2に高周波電流を供給するための高
周波電源回路であるインバータ回路50がある。そし
て、1次回路側と2次回路側の間に、本体および出力制
御回路32からの出力制御信号を電気的に絶縁された状
態でインバータ回路50に伝達する制御信号伝達手段で
ある絶縁スイッチ20、シリアル/パラレル変換手段で
あるシリアル/パラレル変換回路41およびパラレル/
シリアル変換手段であるラダー抵抗回路40が設けられ
ている。なお、本実施の形態において、本体および出
力制御回路32から出力される出力制御信号はデジタル
信号の同期信号付きシリアル信号であり、絶縁スイッ
チ20は通常のフォトカプラでよく、この絶縁スイッチ
2によって伝達されたシリアル信号がシリアル/パラ
レル変換回路41によってパラレル信号に変換されて、
前述の実施の形態同様にラダー抵抗回路40によって
アナログ信号にされて、インバータ回路50に伝達され
る。
【0063】この様に構成された制御系の動作は、図1
3に示すタイミングチャートのように、本体および出力
制御回路32が、被加熱体1の加熱を開始するためにサ
ーミスタ4からの電圧を監視しつつ、出力制御信号を
絶縁スイッチ20、シリアル/パラレル変換回路および
ラダー抵抗回路40を介してインバータ回路50へ出力
する。このとき、サーミスタ4から出力される検出信号
は、被加熱体1がまた加熱されていない状態であるの
で、室温時の温度を示す電圧が出力されており、本体お
よび出力制御回路32では100%出力となるようにシ
リアル出力制御信号を出力する。出力されるシリアル
出力制御信号は、例えば4ビット(a〜d)デジタル
データの場合には、図13に示したように、まず同期信
号を出力し、続いて各ビットごとのデータを出力する。
そして、このシリアル信号がシリアル/パラレル変換回
路41によりパラレル信号に変換される。次いで、前述
の実施の形態同様に、ラダー抵抗回路40によって、
アナログ信号に変換される。このシリアル信号は加熱出
力を変更する場合にのみ出力され、シリアル/パラレル
変換回路41では、一度シリアル信号を受けた後は、そ
の状態が保持されたまま各ビットごとのパラレル信号が
出力されている。これにより、被加熱体1は誘導コイル
2によって発生する磁界によって発熱し急速に定着に適
した温度(定着温度、約180〜200℃)まで昇温す
る。
【0064】定着温度まで被加熱体1が昇温すると、サ
ーミスタ4の検出信号も定着温度を示す電圧まで上昇す
るので、このサーミスタ4からの信号を監視している本
体および出力制御回路32では、それ以上被加熱体1の
温度が上がらないように、かつ定着に適した温度が維持
されるように、出力制御信号を40〜50%程度の出
力にする。ここでは、前述の実施の形態同様に、ラダ
ー抵抗回路40の各抵抗素子の抵抗値を互いに異なるも
のとし、a〜dそれぞれのビットのオン・オフの組み合
わせによって40〜50%程度の出力が得られるように
した。これにより、インバータ回路50から出力される
高周波電流も40〜50%程度の出力となり、前述の
参考例1、2および実施の形態1と同様に被加熱体1の
温度が略一定の温度で維持される。
【0065】被加熱体1は、前述の参考例1同様に金属
製の定着ローラ(ハードローラ)やフレキシブルな金属
スリーブなどが用いられる。
【0066】なお、本実施の形態において用いられる
インバータ回路50および機械系の構成は、前述の参考
例1と同様であるのでその説明を省略する。
【0067】実施の形態 図14は本発明を適用した誘導加熱定着装置の制御系の
他の構成を説明するためのブロック図であり、図15は
この誘導加熱定着装置の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【0068】この誘導加熱定着装置の制御系は、図14
に示すように、2次回路側に、被加熱体1の加熱指示、
また機械系の動作や記録用紙の搬送の制御などを行い、
かつ被加熱体1の近傍(または被加熱体と接触して)に
配設されているサーミスタ4からの信号を元に、被加熱
体1の温度を制御するために加熱出力を決定しインバー
タ回路50を制御するための出力制御手段として機能す
る本体および出力制御回路32があり、数V程度の電圧
で駆動されている。一方、1次回路側には、誘導コイル
2に高周波電流を供給するための高周波電源回路である
インバータ回路50がある。そして、1次回路側と2次
回路側の間に、本体および出力制御回路32からの出力
制御信号を電気的に絶縁された状態でインバータ回路5
0に伝達する制御信号伝達手段である絶縁スイッチ20
およびデジタル/アナログ変換手段である積分回路43
が設けられている。なお、本実施の形態において、本
体および出力制御回路32から出力される出力制御信号
はオン・オフ時間のディーティー比の異なるデジタル信
号であり、絶縁スイッチ20は通常のフォトカプラで
よく、この絶縁スイッチ20によって伝達されたデジタ
ル信号が積分回路43によって、アナログの出力制御
信号に変換されて、インバータ回路50に伝達され
る。
【0069】この様に構成された制御系の動作は、図1
5に示すタイミングチャートのように、本体および出力
制御回路32が、被加熱体1の加熱を開始するためにサ
ーミスタ4からの電圧を監視しつつ、出力制御信号を
絶縁スイッチ20および積分回路43を介してインバー
タ回路50へ出力する。このとき、サーミスタ4から出
力される検出信号は、被加熱体1がまた加熱されてい
ない状態であるので、室温時の温度を示す電圧が出力さ
れており、本体および出力制御回路32では100%出
力となるようにデジタル出力制御信号を出力する。出
力されるデジタル出力制御信号は、例えば100%出
力であれば一定時間の間オン信号を連続させることによ
り、絶縁スイッチ20を介してその信号を受けた積分回
路43が100%出力となるようにインバータ回路50
に出力制御信号を出力する。これにより、被加熱体1
は誘導コイル2によって発生する磁界によって発熱し急
速に定着に適した温度(定着温度、約180〜200
℃)まで昇温する。
【0070】定着温度まで被加熱体1が昇温すると、サ
ーミスタ4の検出信号も定着温度を示す電圧まで上昇す
るので、このサーミスタ4からの信号を監視している本
体および出力制御回路32では、それ以上被加熱体1の
温度が上がらないように、かつ定着に適した温度が維持
されるように、出力制御信号を40〜50%程度の出
力にする。ここでは、デジタル出力制御信号を一定時
間の間オンとなる時間を40〜50%とすること、すな
わちデジタル出力制御信号のデューティー比を変える
ことで、積分回路43がそのオン時間の割合に応じた出
力制御信号をインバータ回路50に出力することとな
る。これにより、インバータ回路50から出力される高
周波電流も40〜50%程度の出力となり、前述の
考例1、2、および実施の形態1、2と同様に被加熱体
1の温度が略一定の温度で維持される。
【0071】被加熱体1は、前述の参考例1同様に金属
製の定着ローラ(ハードローラ)やフレキシブルな金属
スリーブなどが用いられる。
【0072】なお、本実施の形態において用いられる
インバータ回路50および機械系の構成は前述の参考例
と同様であるのでその説明を省略する。
【0073】
【発明の効果】以上説明した本発明は、請求項ごとに以
下のような効果を奏する。
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】請求項記載の本発明は、被加熱体の温度
を所定の範囲内に維持するために高周波電源回路の出力
を制御する出力制御手段を被加熱体へ高周波電流を供給
している高周波電源回路と電気的に絶縁して設け、制御
信号のみを電気的に絶縁された状態で高周波電源回路に
伝達することとしたので、出力制御手段が高周波電源回
路から電気的に分離され、かつ誘導加熱による被加熱体
の温度制御が確実に行うことができる。また、加熱出力
の制御を行う出力制御手段を高周波電源回路と電気的に
分離して設けたことにより、例えば複写機やプリンタ、
ファクシミリなどの定着装置として本発明の定着装置を
用いることで、この複写機やプリンタ、ファクシミリな
どの機能そのものを制御する制御装置を定着装置の温度
制御を行う出力制御手段として共用することができ、装
置コストの削減を図ることが可能となる。また、前記出
力制御手段から出力される制御信号をパラレル信号と
し、前記制御信号伝達手段に、前記出力制御手段から出
力されたパラレル信号をシリアル信号に変換するための
パラレル/シリアル変換手段を設けて、該パラレル/シ
リアル変換手段からの出力が出力制御信号として前記高
周波電源に入力されて、前記高周波電源から前記コイル
への高周波出力を制御こととしたので、パラレル信号の
内のいずれかをオン・オフ制御することで加熱出力の制
御を行うことができるようになり、被加熱体の温度制御
が容易となるという効果がある。
【0078】請求項記載の本発明は、被加熱体の温度
を所定の範囲内に維持するために高周波電源回路の出力
を制御する出力制御手段を被加熱体へ高周波電流を供給
している高周波電源回路と電気的に絶縁して設け、制御
信号のみを電気的に絶縁された状態で高周波電源回路に
伝達することとしたので、出力制御手段が高周波電源回
路から電気的に分離され、かつ誘導加熱による被加熱体
の温度制御が確実に行うことができる。また、加熱出力
の制御を行う出力制御手段を高周波電源回路と電気的に
分離して設けたことにより、例えば複写機やプリンタ、
ファクシミリなどの定着装置として本発明の定着装置を
用いることで、この複写機やプリンタ、ファクシミリな
どの機能そのものを制御する制御装置を定着装置の温度
制御を行う出力制御手段として共用することができ、装
置コストの削減を図ることが可能となる。また、前記出
力制御手段から出力される制御信号がデジタルのシリア
ル信号とし、さらに前記制御信号伝達手段に、前記出力
制御手段から出力されたシリアル信号をパラレル信号に
変換するためのシリアル/パラレル変換手段と、該シリ
アル/パラレル変換手段によって変換されたパラレル信
号をアナログのシリアル信号に変換するためのパラレル
/シリアル変換手段と、を設け、該パラレル/シリアル
変換手段からの出力が出力制御信号として前記高周波電
源に入力されて、前記高周波電源から前記コイルへの高
周波出力を制御することとしたので、デジタルによって
加熱出力の制御を行うことができ、かつ高周波電源回路
に信号を伝達する制御信号伝達手段はシリアル信号が伝
達されるので安価で確実に被加熱体の温度制御が可能と
なるという効果がある。
【0079】請求項記載の本発明は、被加熱体の温度
を所定の範囲内に維持するために高周波電源回路の出力
を制御する出力制御手段を被加熱体へ高周波電流を供給
している高周波電源回路と電気的に絶縁して設け、制御
信号のみを電気的に絶縁された状態で高周波電源回路に
伝達することとしたので、出力制御手段が高周波電源回
路から電気的に分離され、かつ誘導加熱による被加熱体
の温度制御が確実に行うことができる。また、加熱出力
の制御を行う出力制御手段を高周波電源回路と電気的に
分離して設けたことにより、例えば複写機やプリンタ、
ファクシミリなどの定着装置として本発明の定着装置を
用いることで、この複写機やプリンタ、ファクシミリな
どの機能そのものを制御する制御装置を定着装置の温度
制御を行う出力制御手段として共用することができ、装
置コストの削減を図ることが可能となる。また、前記出
力制御手段から出力される制御信号がデューティー比の
異なるデジタル信号とし、前記制御信号伝達手段に、前
記出力制御手段から出力されたデジタル信号のデューテ
ィー比によって異なるアナログ信号に変換するデジタル
/アナログ変換手段を設けて、該デジタル/アナログ変
換手段からの出力が出力制御信号として前記高周波電源
に入力されて、前記高周波電源から前記コイルへの高周
波出力を制御することとしたので、温度制御に際してそ
の制御量に見合うデューディー比の信号を生成すること
で温度制御を行うことができるようになり、容易かつ確
実に被加熱体の温度制御が可能となるという効果があ
る。
【0080】
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による参考例1の制御系の構成を説明
するためのブロック図である。
【図2】 上記参考例1の制御系の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図3】 上記図2に示されるインバータ回路の一例を
説明するためのブロック図である。
【図4】 上記図2に示されるインバータ回路の他の例
を説明するためのブロック図である。
【図5】 上記参考例1の機械系の構成を説明するため
の断面図である。
【図6】 上記図5に示されるコイルアセンブリを示す
斜視図である。
【図7】 本発明による参考例2の制御系の構成を説明
するためのブロック図である。
【図8】 上記参考例2の制御系の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図9】 本発明による実施の形態の制御系の構成を
説明するためのブロック図である。
【図10】 上記実施の形態の制御系の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図11】 上記図9に示されるラダー抵抗回路の構成
を示す図面である。
【図12】 本発明による実施の形態の制御系の構成
を説明するためのブロック図である。
【図13】 上記実施の形態の制御系の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図14】 本発明による実施の形態の制御系の構成
を説明するためのブロック図である。
【図15】 上記実施の形態の制御系の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図16】 従来の定着装置の制御系の構成を説明する
ためのブロック図である。
【図17】 上記従来の定着装置の制御系の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図18】 従来の誘導加熱定着装置の制御系の構成を
説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1…被加熱体、2…誘導コイル、4…サーミスタ、5…
コア、7…定着スリーブ、8…加圧ローラ、9…コイル
アセンブリ、10…本体制御回路、20,21…絶縁ス
イッチ、22…絶縁アナログインターフェース、23…
絶縁パラレルインターフェース、32…本体および出力
制御回路、40…ラダー抵抗回路、41…シリアル/パ
ラレル変換回路、43…積分回路、50…インバータ回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 H05B 6/00 - 6/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性部材で形成された被加熱体と、 該被加熱体に近接して配設され、該被加熱体に誘導電流
    を生じさせて発熱させるためのコイルと、 該コイルに高周波電流を流すための高周波電源回路とを
    備え、記録媒体上に形成されたトナー像を該記録媒体へ
    定着する誘導加熱定着装置であって、 前記被加熱体の温度を検出する温度検出手段と、 前記高周波電源回路と電気的に絶縁され、該温度検出手
    段よって検出された前記被加熱体の温度を元に、前記被
    加熱体が所定の温度範囲となるように、前記高周波電源
    回路の出力を制御するための制御信号を出力する出力制
    御手段と、 前記出力制御手段からの制御信号を電気的に絶縁された
    状態で前記高周波電源回路に伝達する制御信号伝達手段
    と、を有し、 前記出力制御手段から出力される制御信号がパラレル信
    号であり、前記制御信号伝達手段に、該パラレル信号を
    シリアル信号に変換するためのパラレル/シリアル変換
    手段を有し、 該パラレル/シリアル変換手段からの出力が制御信号と
    して前記高周波電源回路に入力されて、前記高周波電源
    回路から前記コイルへの高周波出力を制御することを特
    徴とする誘導加熱定着装置。
  2. 【請求項2】 導電性部材で形成された被加熱体と、 該被加熱体に近接して配設され、該被加熱体に誘導電流
    を生じさせて発熱させるためのコイルと、 該コイルに高周波電流を流すための高周波電源回路とを
    備え、記録媒体上に形成されたトナー像を該記録媒体へ
    定着する誘導加熱定着装置であって、 前記被加熱体の温度を検出する温度検出手段と、 前記高周波電源回路と電気的に絶縁され、該温度検出手
    段よって検出された前記被加熱体の温度を元に、前記被
    加熱体が所定の温度範囲となるように、前記高周波電源
    回路の出力を制御するための制御信号を出力する出力制
    御手段と、 前記出力制御手段からの制御信号を電気的に絶縁された
    状態で前記高周波電源回路に伝達する制御信号伝達手段
    と、を有し、 前記出力制御手段から出力される制御信号がデジタルの
    シリアル信号であり、前記制御信号伝達手段に、該デジ
    タルのシリアル信号をパラレル信号に変換するためのシ
    リアル/パラレル変換手段と、該シリアル/パラレル変
    換手段によって変換されたパラレル信号をアナログのシ
    リアル信号に変換するためのパラレル/シリアル変換手
    段と、を有し、 該パラレル/シリアル変換手段からの出力が制御信号と
    して前記高周波電源回路に入力されて、前記高周波電源
    回路から前記コイルへの高周波出力を制御することを特
    徴とする誘導加熱定着装置。
  3. 【請求項3】 導電性部材で形成された被加熱体と、 該被加熱体に近接して配設され、該被加熱体に誘導電流
    を生じさせて発熱させるためのコイルと、 該コイルに高周波電流を流すための高周波電源回路とを
    備え、記録媒体上に形成されたトナー像を該記録媒体へ
    定着する誘導加熱定着装置であって、 前記被加熱体の温度を検出する温度検出手段と、 前記高周波電源回路と電気的に絶縁され、該温度検出手
    段よって検出された前記被加熱体の温度を元に、前記被
    加熱体が所定の温度範囲となるように、前記高周波電源
    回路の出力を制御するための制御信号を出力する出力制
    御手段と、 前記出力制御手段からの制御信号を電気的に絶縁された
    状態で前記高周波電源回路に伝達する制御信号伝達手段
    と、を有し、 前記出力制御手段から出力される制御信号がデューティ
    ー比の異なるデジタル信号であり、前記制御信号伝達手
    段に、該デジタル信号をそのデューティー比によって異
    なるアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換手
    段を有し、 該デジタル/アナログ変換手段からの出力が制御信号と
    して前記高周波電源回路に入力されて、前記高周波電源
    回路から前記コイルへの高周波出力を制御することを特
    徴とする誘導加熱定着装置。
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