JP3443705B2 - アースオーガの3速式出力装置 - Google Patents

アースオーガの3速式出力装置

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信夫 二戸
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中央自動車興業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、オーガに回転と圧入を
与え、オーガスクリューを回転させながら掘削を行うア
ースオーガの出力装置に関するものであり、詳しくはオ
ーガの出力を高速・中速・低速となるように切換可能と
したアースオーガの3速式出力装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】アースオーガは、リーダの一側部にオー
ガ駆動装置を設け、このオーガ駆動装置によりオーガス
クリューを回転駆動させ、掘削を行うものであり、一般
に、オーガ駆動装置に、容量切換バルブによって大容量
・小容量を選択してオーガの出力を高速・低速に切換可
能とした2速式油圧モータを取付け、モータを大容量
(低速)としたときは、低回転で大きなトルクが与えら
れ、小容量(高速)としたときは、高回転で小さなトル
ク(低速時の2分の1のトルク)が与えられるように構
成されている。そして、地盤の性質・状況及び作業内容
に応じて、オーガの出力を高速・低速に切換え、掘削作
業を行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、掘削す
べき地盤によっては、高速時ほどの回転数は必要としな
いが、トルクが小さすぎては困る、また、低速時ほどの
トルクは必要としないものの、回転数をもう少し上げた
いという事態に直面することがある。このような場合
に、従来は、高速・低速のいずれかを選択する二者択一
の手段しかとることができなかったため、地盤の性質・
状況及び作業内容に応じた最適な施工ができないという
問題点があった。 【0004】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決し、オーガの出力を高速・中速・低速となるように切
換可能としたアースオーガの3速式出力装置を提供する
ことを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、本発明は、オーガ駆動装置1に、容量
切換バルブ71,72によって大容量・小容量を選択し
てオーガの出力を高速・低速に切換可能とした2速式油
圧モータ31,32を設置し、それぞれの油圧モータの
駆動軸31a,32aに取付けたピニオンギヤ41,4
2と噛合するリングギヤ5をオーガの出力軸とし、オー
ガの出力を高速とするときは、双方の油圧モータを小容
量とし、中速とするときは、一方の油圧モータを大容量
に、他方の油圧モータを小容量に設定すると共に、低速
とするときは、双方の油圧モータを大容量とすることに
より、オーガの出力を高速・中速・低速となるように切
換可能としたことを特徴とするアースオーガの3速式出
力装置を構成した。 【0006】 【作用】上記の手段により、2基の2速式油圧モータの
一方あるいは双方を容量切換バルブ操作により、大容量
・小容量に切換え、高速・中速・低速の3速にオーガの
出力を切換えることが可能となる。 【0007】以下に、本発明の実施例を図面について詳
細に説明する。図1は、本発明に係る3速式出力装置を
備えたオーガ駆動装置の側面図であり、図2は、その平
面図である。図中、1は、リーダ2の一側部にリーダに
沿って上下摺動自在に配設されたオーガ駆動装置、3
1,32は、後述する容量切換バルブによって大容量・
小容量を選択してオーガの出力を高速・低速に切換可能
とした2速式油圧モータであって、図示のように、オー
ガ駆動装置1に2基並べて設置されている。油圧モータ
31,32のそれぞれの駆動軸31a,32aには、ピ
ニオンギヤ41,42が取付けられ、この両方のピニオ
ンギヤ41,42に噛合するように、リングギヤ5を設
け、このリングギヤ5の軸に図示しないオーガスクリュ
ーを取付けている。 【0008】図3は、図2に示すオーガ駆動装置1に2
基の2速式油圧モータ31,32を並設し、それぞれの
駆動軸31a,32aに取付けたピニオンギヤ41,4
2に噛合させてリングギヤ5を設けた場合の油圧回路図
である。2速式油圧モータ31,32は、それ自体公知
のものであって、例えば容量切換バルブによって、選択
された一方の圧油供給口より高圧油を入れると、油は、
シリンダブロックの左右のシリンダに流れ、双方のピス
トンを作動させて大容量として働き、また、他方の圧油
供給口より高圧油を入れると、油は、左右のシリンダの
うち一方にのみ流れ、片側のピストンのみを作動させ、
小容量として働くように構成したものである。 【0009】2速式油圧モータ31,32は、ポンプ6
に並列に接続され、それぞれ容量切換バルブ71,72
を有する。ポンプ6から吐出した油は、操作バルブ8
で、P→T,P→A,P→Bと切換えることにより、オ
ーガの回転を、停止,右回転,左回転となるように操作
する。2速式油圧モータ31,32は、容量切換バルブ
71,72の切換えにより、2つの圧油供給口のうちの
いずれか一方から高圧油が供給されるように設定され、
大容量・小容量に切換えられる。 【0010】オーガを高速とする場合、双方のモータ3
1,32とも、圧油供給口の一方側から高圧油を入れ、
小容量(高回転・低トルク)となるように、容量切換バ
ルブ71,72を設定する。また、オーガを低速とする
場合は、双方のモータ31,32とも、圧油供給口の他
方側から高圧油を入れ、大容量(低回転・高トルク)と
なるように、容量切換バルブ71,72を設定する。操
作バルブ8をP→Aに設定している場合、油はA′ポー
トを通り、E点において、50:50に分流して、Rポート
に50,R′ポートに50の割合で流れる。リングギヤー5
にピニオンギヤー41,42が噛み合っているため、双
方のモータ31,32は、同じ回転数になる。 【0011】次に、オーガを中速とする場合は、一方の
モータ31は、圧油供給口の一方側から高圧油を入れ、
小容量(高回転・低トルク)となるようにし、他方のモ
ータ32は、同じく他方側から高圧油を入れ、大容量
(低回転・高トルク)となるように、容量切換バルブ7
1,72を切換える。操作バルブ8をP→Aに設定して
いる場合、油はA′ポートを通り、E点において、ほぼ
67:33に分流し、R′ポートに約67,Rポートに約33の
割合で流れる。一方のモータ31(小容量)は、他方の
モータ32(大容量)より回転数が多く速いため、一方
のモータ31の負荷が他方のモータ32より大きくな
り、負荷の小さいモータ32側に油が多く流れる。リン
グギヤー5にピニオンギヤー41,42が噛み合ってい
るため、双方のモータ31,32は、同じ回転数にな
る。 【0012】作動後の低圧油は、ドレンポート50を経
由して、油の補給及び冷却が行われる。なお、操作バル
ブ8をP→AからP→Bに切換えた場合は、油の流れの
方向つまりオーガの回転の方向が変わるだけで、同様に
高・中・低の3速に切換えが可能である。また、オーガ
を中速とする場合、2基のモータ31,32のいずれを
大容量とし、いずれを小容量とするかは、特に限定され
ない。 【0013】上記したように、本発明によれば、例えば
オーガを低速としたときのトルクが1で、高速としたと
きのトルクが1/2であるものとすれば、オーガを中速
に切換えた場合のトルクを3/4とすることができる。 【0014】 【発明の効果】上記の構成からなる本発明によれば、オ
ーガ駆動装置に2速式油圧モータを2基設置し、それぞ
れの油圧モータの駆動軸に取付けたピニオンギヤと噛合
するリングギヤをオーガの出力軸とし、油圧モータの一
方又は双方の容量を大又は小に設定することにより、オ
ーガの出力を高速・中速・低速となるように切換可能と
したので、従来、高速・低速のいずれかを選択する二者
択一の手段しかとることができなかったオーガ駆動装置
に比べ、地盤の性質・状況及び作業内容に応じた最適な
施工ができ、作業時間の短縮が図れ、能率を向上し得る
効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る3速式出力装置を備えたオーガ駆
動装置の側面図である。 【図2】本発明に係る3速式出力装置を備えたオーガ駆
動装置の平面図である。 【図3】本発明に係る3速式出力装置を備えたオーガ駆
動装置の油圧回路図である。 【符号の説明】 1 …オーガ駆動装置 2 …リーダ 31,32…2速式油圧モータ 31a,32b…駆動軸 41,42…ピニオンギヤ 5 …リングギヤ 6 …ポンプ 71,72…容量切換バルブ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 オーガ駆動装置に、容量切換バルブによ
    って大容量・小容量を選択してオーガの出力を高速・低
    速に切換可能とした2速式油圧モータを2基設置し、そ
    れぞれの油圧モータの駆動軸に取付けたピニオンギヤと
    噛合するリングギヤをオーガの出力軸とし、オーガの出
    力を高速とするときは、双方の油圧モータを小容量と
    し、中速とするときは、一方の油圧モータを大容量に、
    他方の油圧モータを小容量に設定すると共に、低速とす
    るときは、双方の油圧モータを大容量とすることによ
    り、オーガの出力を高速・中速・低速となるように切換
    可能としたことを特徴とするアースオーガの3速式出力
    装置。
JP22345893A 1993-09-08 1993-09-08 アースオーガの3速式出力装置 Expired - Fee Related JP3443705B2 (ja)

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KR100985975B1 (ko) * 2010-08-02 2010-10-06 박동식 4가지 속도를 가진 오거
KR101317302B1 (ko) * 2011-10-26 2013-10-14 주식회사 제이콥 유성감속비가 2가지인 유압오거
CN102645381B (zh) * 2012-04-19 2014-07-02 山西潞安环保能源开发股份有限公司 液压旋转动力装置

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