JP3432140B2 - リアルタイムトラフィックの優先アクセスのための装置及び方法 - Google Patents

リアルタイムトラフィックの優先アクセスのための装置及び方法

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JP3432140B2
JP3432140B2 JP14717298A JP14717298A JP3432140B2 JP 3432140 B2 JP3432140 B2 JP 3432140B2 JP 14717298 A JP14717298 A JP 14717298A JP 14717298 A JP14717298 A JP 14717298A JP 3432140 B2 JP3432140 B2 JP 3432140B2
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ルーセント テクノロジーズ インコーポレーテッド
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク通信
技術に関し、特に、コンテンションベースネットワーク
におけるリアルタイムトラフィックの優先アクセス法に
関する。
【0002】
【従来の技術】イーサーネット(Ethernet、登
録商標)のようなローカルエリアネットワークを含め
た、コンテンションベースネットワークは、通常はバー
スト性のデータ伝送を考慮に入れ設計されていた。最近
になって、そのようなネットワークは、音声及び動画像
といったリアルタイムでの応用例をサポートするように
なってきた。しかしながら、そのようなネットワークで
は、遅延に対処するサービスを最大限ないしは制限付き
でも保証することができないこと、従って、リアルタイ
ムでの応用例において望みのレベルのサービス品質を保
証することもできないことから、リアルタイムトラフィ
ックを搬送するのにコンテンションベースネットワーク
を用いることには問題が生じうる。この問題を扱うた
め、リアルタイムトラフィックにある程度の優先権を付
与する技術が提示されてきた。一つのアプローチは、先
取りによるアプローチ(pre-emptive approach)である。
ここでは、リアルタイムパケットを伝送することを望ん
でいるステーションは、例えば同軸ケーブルのような、
ネットワーク通信媒体へ生じて、決まった長さのプリア
ンブルを伝送する。これでは、既に存在しているトラフ
ィックとの間に衝突を生じてしまう。
【0003】従来のプロトコールスキームによれば、既
に存在しているトラフィックを伝送していたステーショ
ンは、衝突が生じたことを検出すると伝送を止める。そ
の際、衝突を生じたリアルタイムステーションは、自ら
のリアルタイムパケットの伝送を続けている。リアルタ
イムステーションへの即座のアクセスを提供するのに用
いられる反面、このようなアプローチは、衝突の時に伝
送していた任意のパケットを再伝送しなくてはならず、
それによりネットワークの全体的な効率を低減してしま
うという不利な点を有している。さらに、そのような衝
突の可能性は、ネットワーク負荷に伴って増加すること
にもなり、これは衝突の数を増やし、より高いネットワ
ーク負荷における効率をさらに低減させることにもな
る。
【0004】より効率的なアプローチは、例えば、I.Ch
lamtacによる"An Ethernet Compatible Protocol for R
eal-Time Voice/Data Integration," Computer Network
s and ISDN Systems,10(1985)Elsevier Science Publis
hers B.V.(North-Holland),pp.81-96に記述されてい
る。そこでは、現在アクティブな状態にある、様々な種
類のリアルタイムステーションが、それら同士の間での
伝送順序を設定し、例えば、連続物やチェーンといった
考え方を用いている。
【0005】このようなアプローチでは、リアルタイム
ステーションは、通信媒体が使用されていない状態にあ
ることが非リアルタイムステーションにより認識されな
いようにして、次々と伝送を行うのである。通信媒体が
再び使用されていない状態となり、送信するデータを有
している任意のステーションにとって利用可能となるの
は、すべてのリアルタイムステーションが、用意してい
るパケットを伝送する機会を得た後に限られる。また、
例えば、Szaboによる"An Ethernet compatibleprotocol
to support real time traffic and multimedia appli
cations," Computer Networks and ISDN Systems,Vol.2
9,335-42頁、1997も参照。
【0006】リアルタイムトラフィックの性質として、
特定ノードか発信する当該トラフィックを搬送している
パケットは、一旦生成されると、一定の時間間隔毎の持
続的な期間にわたって存続し続けるということがある。
ロバスト性の高い(頑強な)動作を保証するため、パケ
ットを伝送した、各リアルタイムステーションは、さら
なる時間間隔が経過した後に時間切れとなるタイマーを
設定している。特定ノードがパケットを伝送することな
しに、そのタイマーが時間切れとなる場合には、復旧ア
クションがとられることを要する。
【0007】例えば、リンクされたリストチェーンの真
ん中のどこかにあるステーションが適切な時に伝送を行
うことができない場合に、すなわち、リストにおける前
のステーションの伝送が止まってしまうことから、予期
しない中断が生じうる。このようなことは、ステーショ
ンへのリアルタイムデータを生成しているアプリケーシ
ョンにおける、例えば、ある種の故障、あるいは少なく
とも不都合な遅延によるものであることが考えられる。
あるいは、例えば、ハードウエアの故障のように、ステ
ーションそのものにおける問題も存在しうるかもしれな
い。
【0008】リンクされたリストチェーンにおける故障
したステーションに連なっているステーションは、当該
故障したステーションからの伝送に「遭遇する」までは
伝送を行うことはないであろうし、何もなされないとす
れば、当該ステーションも、それに続く任意のステーシ
ョン−ここでは「デタッチしたステーション」と呼称す
る−も伝送を行うことはできない。というのは、これら
のステーションは、チェーンにおける前のステーション
が伝送を行ったことを確認するのを待っているからであ
る。
【0009】しかしながら、タイマーの時間切れは、不
都合な事態が何か生じたということをステーションへ警
告するものであり、回復手続がとられる。ここでの回復
手続とは、その最終的な結果としては、未だアクティブ
な状態にあり、伝送を行うことを望んでいるステーショ
ンについて、リンクされたリストチェーンの再構築を行
うものである。
【0010】ネットワークが、リアルタイムトラフィッ
クについて先取りアプローチを用いることが可能な場合
は(たとえ非リアルタイムパケットが処理中であって
も、伝送するパケットを有しているリアルタイムステー
ションは、通信媒体にアクセスし、最終的にはコントロ
ールを行うことができるということを意味している)、
中断後に最初にデタッチしたステーションのタイマー
が、回復アクションが開始される以前に時間切れとなる
最初かつ唯一のタイマーとなるであろう。
【0011】その結果、他のデタッチした各ステーショ
ンは、自らのタイマーが時間切れとなる前に、リンクさ
れたリストチェーンにおける前の部分についての伝送を
確認することとなり、そこで、当該前のステーションが
伝送を終了した後に、通常の方法で通信媒体へのアクセ
スを行うことになるであろう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】リンクされたリストチ
ェーンにおけるステーションの故障を取り扱うという、
このような形式でのアプローチは、通信媒体への先取り
優先アクセスを用いる結果を被ることを甘受する限りに
おいては、適切なものであるように考えられる。しかし
ながら、先取りによらないアプローチが用いられる場合
には、ステーションの故障の結果、一旦使用されていな
い状態となると、非リアルタイムステーションは通信媒
体へのアクセスを行いうる。
【0013】従って、そのようなアクセスの後に、一旦
ネットワークが使用されていない状態になると、デタッ
チした複数のステーションのタイマーが時間切れとなり
うる。他に何らのステップがとられないとすれば、その
ようなデタッチした各ステーションが通信媒体にアクセ
スすることを試み、衝突が生じるであろうし、その時点
でとられる手続によっては、深刻な伝送遅延やデータ欠
損を被ることになろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によると、リンク
されたリストチェーンにおける故障したステーションが
生じた場合に、リアルタイムステーションの優先権を維
持するという問題については、a)非リアルタイムステ
ーションをサイレント状態にするアクションをとるこ
と、に続いて、b)以下で引用される、本出願人による
米国特許出願で開示された、一般的なタイプのブラック
バースト方式を利用することにより、先取りを行わずに
処理されている。
【0015】とりわけ、例示的にはタイマーの時間切れ
により示されているように、予想アクセス時刻が経過し
た各ステーションは、いわゆるブラックバーストを送信
する。このブラックバーストの存続時間は、タイマーの
時間切れからの時間の長さに直接比例するものである。
結果的に、デタッチしたステーションの最初のものであ
る、もっとも長い時間待っているステーションは、ブラ
ックバーストを送信後、即座に通信媒体に衝突が生じて
いないことを見出し、さらに当該ステーションは通信媒
体へのアクセスを獲得する。
【0016】そこで、残りのデタッチしたステーション
は、リアルタイムステーションにより用いられた既存の
プロトコールに従うことになり、それにより通常の順序
で新たにリンクされたリストチェーンの範囲内で再構成
を行う。その後、新しいチェーンは元のリンクされたリ
ストチェーンへ合わせられることもありうる。代わり
に、新たなリストは別個のエンティティとして存在する
ことが許容されうるものであり、その後、本出願人が本
出願と共に同日に出願している、米国特許出願番号N
o.08/923,301の教示するところに従って
「維持」されることが可能である。
【0017】その他のシナリオではまた、故障自体が何
ら存在していない場合でも、結果的には、複数のステー
ションのタイマーが時間切れとなるようなこともあり得
る。例えば、非リアルタイムステーションによって通信
媒体が利用中であるため、ヘッドにあるステーション
が、定められた時刻に通信媒体へのアクセスを得ること
が排除される場合には、チェーンにおけるステーション
のタイマーは時間切れとなりうる。しかしながら、以下
でより論じられるように、本発明の実施により、好都合
にも単一のチェーンによる配置であろうが複数のチェー
ンによる配置であろうが、影響を受けたチェーンすべて
の再構成が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が実装されている
コンテンションベースネットワーク10、例示的にはE
thernet(登録商標)ローカルエリアネットワー
クを示している。ネットワーク10は、6つの通信ステ
ーションに接続されている同軸ケーブル伝送媒体11を
含んでいる。Ethernetの動作一般、及び本発明
特有の関連する原理は、これら6つのステーションをサ
ポートしているネットワークという文脈で例示されてい
るが、本発明が用いられうる典型的なEthernet
あるいはその他のネットワークは、ネットワークのスペ
ック自体許容される最大数の至るまで、より多くのステ
ーションを含みうる。
【0019】通信媒体11に接続されたステーションは
また、リアルタイムステーションRT1、RT2、RT
3、RT4を含んでいる。これらのステーションは同様
に、非リアルタイム信号を生成することが可能であり、
そのような場合、各ステーションは同様にEthern
etプロトコールルールに厳格に従う。しかし、ステー
ションRT1、RT2、RT3、RT4はまた、音声及
び動画像信号といったリアルタイム信号を生成すること
も可能である。そのような場合、各ステーションは、非
リアルタイムステーションNRT1及びNRT2との関
係で通信媒体11への優先アクセスを獲得することを保
証する手段として、以下で述べるように、Ethern
etプロトコールルールの修正版に従う。
【0020】図2は、リアルタイム信号を伝送する際
に、リアルタイムステーションにより用いられるパケッ
トフレームのフォーマットを示しており、このようなフ
ォーマットは標準的なEthernetプロトコールの
フォーマットとはかなり異なっている。図2のフレーム
は、選択的エネルギーバースト20、それに続いて、メ
ディアアクセスコントロール(MAC,Medium Access C
ontrol)あるいはMACヘッダー25、送信局IDある
いはSID26、次局IDあるいはNID27、リアル
タイムプロトコール従属パラメータ28、リアルタイム
データ29と配置されている。
【0021】後者、すなわちリアルタイムデータは、ネ
ットワークを介して実際に通信されることが求められる
リアルタイム情報から構成されている。これには、別の
選択的エネルギーバースト31が続いている。フレーム
を伝送する一方で、リアルタイムステーションが衝突を
検出すると、当該ステーションは、ちょうど言及したよ
うに、フレームの伝送を続けなくなる。
【0022】むしろ、プリアンブル21と複数のブラッ
クスロット24から構成された、ブラックバースト信号
22の伝送を開始する。(ブラックバースト22の性質
については、それがEthernetで定義されたヘッ
ダープリアンブルを含んでいない限りにおいて、任意の
望みの信号としうる。)その際に、ステーションが通信
媒体へのアクセスを実現しているとすれば(以下で詳細
に記述されるように)、MACプロトコールヘッダーで
開始する、上述のパケットフレームを再伝送する。(そ
うでない場合には、当分の間伝送を停止する。)このよ
うなフレームにおける様々な領域の存在により実現され
た機能については、以下の適当な箇所で論じられる。
【0023】ここで注意は図3及び図4に向けられる。
これらの図について、図4の左に図3を配置すると、様
々なステーションによって通信媒体11に供給された信
号の例示的な組み合わせを示している。図3及び図4は
また、通信媒体11上に生じる、全体としての複合信号
も示している。
【0024】非リアルタイムステーションNRT1及び
NRT2は、それぞれ時刻t1、t2においてパケットを
伝送する準備ができているものとされている。しかしな
がら、通信媒体11上の複合信号から見られるように、
目下のところ伝送を行っている他のステーションがあ
り、そのため非リアルタイムステーションNRT1及び
NRT2は単に待っている状態にある。
【0025】既存の伝送は時刻t3において終了(termin
ate)する。そして、通信媒体上の物理的位置のため、非
リアルタイムステーションNRT1は、通信媒体が使用
されていないことを確認する最初のステーションとなる
ものとされている。従来のEthernetプロトコー
ルに従って、非リアルタイムステーションNRT1は、
所定のフレーム間時間間隔tifs秒の間待っている。先
の伝送の終了を検出してからtifs秒待って、非リアル
タイムステーションNRT1は時刻t4において、従来
のEthernetパケットの伝送を開始する。
【0026】非リアルタイムステーションNRT1が、
先の伝送の終了を検出した後しばらくして、非リアルタ
イムステーションNRT2は、先の伝送の終了を検出
し、さらにtifs秒待った後に、非リアルタイムステー
ションNRT2は時刻t5において伝送を開始する。
(特に逆のことを述べない限りは、明示的に述べられて
いない場合でも、今後は、各ステーションが伝送を開始
する前には、通信媒体が使用されていないことを認識し
た後、tifs秒待つものとする。)
【0027】しかしながら、両ステーションは、続い
て、それぞれ時刻t7及びt6において、それらの伝送が
衝突を生じていることを認めることになる。衝突を観測
すると、各ステーションは一定の存続時間を有する、従
来のEthernetジャム信号を伝送する。当該ジャ
ム信号とは、任意のステーションが当該ジャム信号を伝
送することが可能であり、その一方で各ステーションも
当該ジャム信号のことを認識する、という性質を持った
ものである。そこで、すべてのステーションは、衝突が
生じたという事実についての警告を受けるのである。
【0028】同じ存続時間を有する、非リアルタイムス
テーションNRT1及びNRT2により伝送されたジャ
ム信号を、それぞれ時刻t8及びt9において受信(termi
nate)する。各時点において、各ステーションはいわゆ
るバックオフモードに入る。バックオフモードにおいて
は、各ステーションは、従来のEthernetプロト
コールに従ってランダムに選択された時間間隔のあいだ
待っている。
【0029】このようなランダム性によって、これらの
2つのステーションが次にそれぞれ通信媒体へのアクセ
スを試みる際に、再度衝突が生じない可能性を生じさせ
ているのである。NRT1は、時刻t10においてバック
オフモードを出て、通信媒体が使用されていないことが
わかるとパケットを伝送する。時刻t12において、NR
T1はパケット伝送を完了するのである。
【0030】その間に、ステーションNRT2は時刻t
11においてバックオフモードを出て、伝送を行う準備が
整う。通信媒体が混雑していることを確認すると、通信
媒体が使用されてない状態になるまで待ち、最終的に
は、時刻t13で通信媒体へのアクセスを獲得し、時刻t
17においてパケット伝送を完了する。
【0031】非リアルタイムステーションNRT2が伝
送を行っている間、リアルタイムステーションRT1、
非リアルタイムステーションNRT1及びリアルタイム
ステーションRT2のすべては、それぞれ時刻t14、t
15、t16において伝送を行う準備が整っている。たとえ
リアルタイム伝送にある程度の優先権を与えることが望
まれているとしても、ローカルエリアネットワーク10
は先取りによるアプローチを実施しないということは留
意されるべき事項である。従って、現に行われている伝
送が中断されることはない。
【0032】むしろ、リアルタイムステーションと非リ
アルタイムステーションの両方は、通信媒体が使用され
ない状態になるまで常に待っている。時刻t17は、通信
媒体が使用されない状態にあることを3つのステーショ
ンすべてが認識する時点である。(伝搬遅延により生じ
る、通信媒体が使用されていないことをステーションが
認識する時間上の差については、議論を単純化するた
め、以下では無視されることになろう。)
【0033】これらのステーションの3つすべては、時
刻t17よりもtifs秒後の時刻t18において伝送を開始
する。時刻t18よりしばらく後に、衝突が生じたことを
観測すると、非リアルタイムステーションNRT1はジ
ャム信号を伝送し、時刻t19においてバックオフモード
に入る。しかしながら、同じく衝突を検出している、リ
アルタイムステーションRT1及びRT2は、ブラック
バースト信号22を伝送し始める。ブラックバースト信
号の成分としては、Ethernetプロトコールによ
り定義された、何らかの所定の信号と重なっていない限
りにおいて、任意の望みの信号であり得る。
【0034】リアルタイムステーションが生成すること
を準備しているブラックバースト信号の存続時間は、当
該ステーションが、他のリアルタイムステーションに対
して有していることが望まれるアクセス優先権のレベル
の関数である。とりわけ、望ましい実施例では、ブラッ
クバースト信号の存続時間は、各ステーションが伝送を
行う準備が整ってから待っている時間の長さに直接比例
している。すなわち、リアルタイムステーションRT1
及びRT2の場合、それぞれ時刻t14及びt16からとい
うことになる。
【0035】ブラックバースト信号を伝送している各ス
テーションは通信媒体をモニターし、ただ一つのステー
ションのみが伝送を行っていることを認識すると、ブラ
ックバーストの伝送を止め、MACプロトコールヘッダ
ー25と図2のフレームの残りの伝送を続行する。この
ように、ステーションは、ブラックバースト伝送を開始
した時に伝送を準備したよりも、実際にはより少ないブ
ラックスロットしか伝送しないこともあり得るのであ
る。
【0036】より特定すると、ブラックバースト信号と
は、例示的には、a)以下で述べるような存続時間を有
するプリアンブル、b)整数個のいわゆるブラックスロ
ットであり、それぞれの存続時間は≧2τであり、これ
は通信媒体11上でのラウンドトリップによる(往復に
よる)伝搬遅延である。ステーションが送信を行う準備
がなされるように配置されるべきブラックスロットの数
は、d/tinterで、端数の場合、次に大きな整数値に
切り上げたものである。ここでdとは、ステーションが
待っていた時間であり、tinterとは、図2で示された
ように、パケット長により与えられた最小限の時間のこ
とである。(MACプロトコールヘッダー25の最初か
らリアルタイムデータ領域29までを測っている。)
【0037】リアルタイムステーションRT1はより長
い間待っていたことから、そのブラックバーストの時間
間隔はRT2のそれよりもより長い。それ故に、RT1
のみがブラックバースト信号を伝送している時点が生じ
ることになるであろう。とりわけ、リアルタイムステー
ションRT2のブラックバースト伝送は、時刻t21で終
了したが、一方、リアルタイムステーションRT1のブ
ラックバースト伝送はその時点を超えて続いた。時刻t
22において、それのみがブラックバースト信号を伝送し
ていることを観測すると、リアルタイムステーションR
T1はブラックバースト伝送を停止し、フレームの残り
の伝送を続行している。
【0038】一方、リアルタイムステーションRT2
は、リアルタイムステーションRT1のブラックバース
ト伝送が自らのブラックバースト伝送よりも長いことを
認識すると、伝送を止めて待ちモードに入る。
【0039】リアルタイムステーションが、ブラックバ
ースト信号の一部としての固定長プリアンブル21を伝
送することの全体的な効果とは、すべての非リアルタイ
ムステーションが伝送をやめ、バックオフモードに入る
ことを止めるのを保証することにある。この目的のた
め、プリアンブル21の存続時間は、a)通信媒体上で
の、前述のラウンドトリップによる(往復による)伝搬
遅延、2τ及び、b)従来のEthernetジャム信
号の存続時間の合計に等しい。
【0040】このように、リアルタイム伝送について
は、先取りによるアプローチの破壊的な影響を被ること
なしに、優先権が確保されたことになるであろう。さら
に、リアルタイムステーション間では、(ここでの実施
例におけるように)ブラックバースト信号の存続時間
が、各ステーションが伝送準備が整ってから待っていた
時間の長さに比例している場合には、伝送準備が整って
いる最初のリアルタイムステーションが通信媒体へのア
クセスを獲得する最初のものとなることが、ブラックバ
ースト機構の利用により保証される。
【0041】ブラックバースト信号の利用についてのさ
らなる記述については、本出願人が本出願と共に出願し
ている、1996年3月8日に出願した、"A Wireless Lan Di
stributed Access Procedure Providing Priority For
Voice Tranmissions"(「音声伝送への優先権を提供す
る無線LAN分配アクセス手続」)というタイトルの米
国特許出願番号No.08/792327で見られる。
【0042】リアルタイムステーションRT1が伝送を
完了した後、リアルタイムステーションRT2は、他の
ステーションで伝送準備が整っているものがない限り
は、さらなる遅延や衝突なしに通信媒体へのアクセスを
獲得する。時刻t23において、リアルタイムステーショ
ンRT2はフレームの伝送を開始し、時刻t25において
完了するまで伝送を続ける。一方、時刻t24において、
非リアルタイムステーションNRT1はバックオフモー
ドを出て、伝送を行う準備に入る。そのときまでリアル
タイムステーションRT2はフレームを伝送しており、
非リアルタイムステーションNRT1は、リアルタイム
ステーションRT2が終了するまで待っており、さらに
時刻t26において伝送を開始し、時刻t27で完了する。
【0043】リアルタイムトラフィックの性質とは、送
信ステーションから受信ステーションへと伝送されたパ
ケットが、一旦開始されると、定められた時間間隔毎に
持続的な期間にわたって続くということであり、これ
は、いわば「コネクション(接続)」と呼ばれている。
それ故に、リアルタイムステーションRT1及びRT2
のそれぞれは、このようなポイントからあらかじめ相当
量のパケットを伝送していることになろう。
【0044】これまで述べてきた機構は、リアルタイム
トラフィックに非リアルタイムトラフィックに勝る優先
権を提供することを続け、さらにまた、リアルタイムス
テーション間でラウンドロビンアクセスを提供すること
にもなるであろう。しかしながら、それ以上のことが何
もなされないとすれば、少なくとも高いトラフィック負
荷がかかっている場合には、リアルタイムステーション
間でネットワーク資源の相当の量がブラックバーストの
コンテンションに費やされうる。
【0045】幸い、リアルタイムステーションにより伝
送されたパケットは、そのようなコンテンションの多く
が削減されるような方法で、互いにチェーン化させるこ
とが可能である。さらに、そのようなチェーン化につい
ては、当該チェーンにおけるすべてのパケットが伝送さ
れるまでは、非リアルタイムステーションはアクセスを
獲得できないような方法で行われる。このようにするこ
とで、同じもの同士の衝突を排除し、リアルタイムステ
ーションが優先権を得るため、優先権を保証するのに必
要なオーバーヘッドを減らす。
【0046】リアルタイムステーションRT1が、自ら
の伝送を終えた後、リアルタイムステーションRT2−
RTプロトコール従属パラメータ28における情報を通
じてリアルタイムステーションとして認識されている−
が、その最初のパケットを伝送したことを観測すると、
チェーン化が開始する。時刻t29に開始する、次の伝送
の間、リアルタイムステーションRT1は、リアルタイ
ムステーションRT2が、次の伝送のためRT1とチェ
ーンを構成することを促進させる。
【0047】具体的には、リアルタイムステーションR
T1は、空文字の「*」となっていた、NID領域27
を、リアルタイムステーションRT2が伝送を行ったフ
レームに見られるSID26−例示的には「2」となっ
ている−に設定することで、次に伝送されたフレームに
おいて、このような促進を行う。この求めを確認して、
リアルタイムステーションRT2は、tifs秒待つこと
なく、RT1がパケット伝送を完了した直後、時刻t31
にアクセスを行い、それにより、任意の非リアルタイム
ステーションが介在することを排除する。
【0048】リアルタイムステーションRT1は、その
パケットの後端においてエネルギーバースト31を伝送
し、類似の信号である、エネルギーバースト20は、リ
アルタイムステーションRT2によりパケットのはじめ
において伝送される。これらの信号の存続時間−例示的
には前述の2τ−については、2つのパケット間に通信
媒体上で使用されていない期間が存在し得ないように選
択される。
【0049】そこで、非リアルタイムステーションは、
通信媒体へアクセスを試みることも排除され、エネルギ
ーバーストは2つのステーション間での一種の「ハンド
オフ」信号としての役割を果たしている。このようなこ
とから、ステーションがチェーン(以下で述べられるよ
うな)のヘッド(またはテール)にあるか、または何ら
のチェーンの一部にもなっていない場合には、エネルギ
ーバースト20(31)は存在しないということが認め
られるであろう。
【0050】これまでの幾つかの時点においては、リア
ルタイムステーションRT3は接続の開始を行う準備が
整っていることを前提としている。しかしながら、リア
ルタイムステーションは、アクセスを試みる前に、既存
のチェーンに自らが加わる可能性が存しているかを判断
するべく、十分に長い間チャネルを観測することになろ
う。
【0051】本例では、リアルタイムステーションRT
3は、時刻t23とt25の間でリアルタイムステーション
RT2の伝送を観測した後に−さらに時刻t27において
非リアルタイムステーションNRT1の伝送の終了を観
測した後に、従来のEthernetパケットをリアル
タイムステーションRT2へと送信する。これは、時刻
28に開始し、RT3は、リアルタイムステーションR
T2の次の伝送を開始する際に、RT2へチェーン化さ
れることが促されるように要求する。
【0052】リアルタイムステーションRT2は、NI
D領域27を、リアルタイムステーションRT3によ
り、例示的には「3」といったように、その要求の中で
特定されたIDに設定することで対応している。このよ
うな求めを観測すると、リアルタイムステーションRT
3は、リアルタイムステーションRT2がパケット伝送
を完了した直後、時刻t32においてアクセスを行う。こ
れは、リアルタイムステーションRT2が、以前に、リ
アルタイムステーションRT1からの求めに応答したの
と同様の手法である。
【0053】チェーンの各ステーションは、後ろにくる
ステーションのIDを特定することで、次のステーショ
ンをいわば「誘う」ことから、当該チェーンは「リンク
されたリスト」あるいは「リンクされたリストチェー
ン」と呼称されている。
【0054】非リアルタイムステーションNRT1は、
時刻t30においてパケットを伝送する準備が整ってはい
るが、時刻t34まではアクセスを得ることはできない。
34とは、時刻t33におけるリアルタイムステーション
RT3の伝送が終了してネットワークが使用されていな
い状態となって、tifs秒後である。このように、現在
アクティブな各リアルタイムステーションは、リンクさ
れたリストチェーン機構により、非リアルタイムステー
ションNRT1よりも優先権を獲得しているということ
が明らかである。これは、リアルタイムステーションR
T1が伝送を行おうとした際、たとえ、後者の非リアル
タイムステーションが既に以前から伝送を行う準備が整
っていたとしても当てはまる。
【0055】図5は、いわゆる「リスト管理維持」とい
う側面を例示している。前にも述べたように、リアルタ
イムトラフィックの性質とは、リアルタイムステーショ
ンが、一定の時間間隔で連続するサイクル、あるいはア
クセス期間の範囲で持続的期間にわたって通信媒体に繰
り返しアクセスするということである。ロバスト性の高
い動作を保証するため、各アクセス期間において、各リ
アルタイムステーションはタイマーを設定し、ステーシ
ョンが通信媒体にアクセスすると、以降の−例示的には
次の−アクセス期間で、当該タイマー時間切れとなるよ
うに設定されている。タイマーが時間切れとなる時刻
が、件のリアルタイムステーションが通信媒体にアクセ
スすべき予想時刻を定めているのである。
【0056】ここで、異なるリアルタイムステーション
は、少なくともtinter、すなわちリアルタイムパケッ
トのパケット長だけ異なる時に、それぞれのタイマーが
時間切れとなるように設定されていることが認められ得
る。それ故に、複数のリアルタイムステーションに遅延
が存在している場合には、それらの遅延は少なくともt
interだけ異なるであろう。結果として、各ステーショ
ンが送信を準備しているブラックバースト信号の存続時
間は、最低限1ブラックスロットだけ異なることが保証
されており、その結果、ブラックバーストコンテンショ
ンにおける唯一の、いわば「勝者」となる。
【0057】とりわけ、図5においては、RT1からR
T4までの4つのリアルタイムステーションがすべてア
クティブであること、すなわち、他のステーションと現
在続行中の接続を有していることが前提となっている。
時刻t40、t41、t42、t43においてパケットを伝送す
ると、各リアルタイムステーションは、それぞれのタイ
マーが時刻t50、t52、t54、t55において時間切れと
なるように設定する。タイマーの間隔taccessは、例示
的には音声伝送についての従来のパケット化の間隔に等
しいものであり、25msである。
【0058】RT1からRT4までのリアルタイムステ
ーションは、上に述べた手法で、あらかじめ自らをリン
クされたリストチェーンへと配置されており、各ステー
ションの伝送は、通常ある程度の時間、続行しているこ
とが前提となっている。さらに、リアルタイムステーシ
ョンRT2といったステーションの一つが、一旦その接
続を止める準備が整うと、当該接続の最後のパケット
に、このような事実を示す。これを観測して、ステーシ
ョンRT1は、RT2よりもむしろステーションRT3
を求めることを始めるであろう。これにより、一つ少な
いステーションをもってチェーンを再構成する。
【0059】しかしながら、例えば、ある種の機能不全
により、ステーションが何らの通知も与えることなしに
伝送を中断する可能性がある。そこで、リアルタイムス
テーションRT2が、リアルタイムステーションRT1
の求めに応答することができず、時刻t52において伝送
を行わないということを、予期されたものとして前提と
する。それに伴い、復旧アクションはとられる必要があ
る。
【0060】ステーションRT2は、リンクされたリス
トチェーンの真ん中にあり、それに続くステーションで
あるリアルタイムステーションRT3は、ステーション
RT2からの伝送に、いわば「遭遇する」までは伝送は
行わないであろう。このように、さらに何もなされない
とすれば、チェーンにおける前のステーションが伝送を
行ったことを確認するのを待っていることから、「デタ
ッチしたステーション」である−ステーションRT3も
ステーションRT4のいずれも伝送を行うことはできな
い。
【0061】リアルタイムステーションRT3は、適切
な時に求めを受け取っていなかったことから、時刻t54
でタイマーは時間切れとなる。これは、何か不都合な事
態が発生したということをリアルタイムステーションR
T3へ示すものとして役立っている。
【0062】本発明によると、上述のブラックバースト
機構は回復手続に供するものである。そしてこのような
手続では、その進行中に、デタッチしたステーション間
で自発的なコンテンションを生じることなく、最終的な
結果としては、デタッチしたステーションについて、元
の順序での再チェーン化を行うものである。とりわけ、
ここでの例では、リアルタイムステーションRT1の伝
送終了後すぐに、使用されていない状態となると、非リ
アルタイムステーションNRT1は時刻t51において伝
送を行う準備が整い、時刻t53においてネットワークへ
アクセスする。
【0063】そこで、リアルタイムステーションRT3
は、時刻t56において非リアルタイムステーションRT
1の伝送が終了するまで、待っていなくてはならない。
一方、リアルタイムステーションRT4のタイマーにつ
いてもまた、時刻t55で時間切れとなっている。そこ
で、時刻t57においてネットワークが使用されていない
状態となると、リアルタイムステーションRT3とRT
4の両方は、ネットワークへのアクセスを試みる。
【0064】時刻t18において開始している、リアルタ
イムステーションRT1とRT2に対して生じたのと同
じ順序でイベントが作用し始める。そこで、ブラックバ
ースト信号の存続時間は、予想アクセス時刻−すなわ
ち、タイマーが時間切れとなった時刻−とブラックバー
スト信号の開始との間の時間間隔の長さに直接比例して
いる。(前に示したように、特定の存続時間を有するブ
ラックバースト信号の伝送を開始しているステーション
は、存続時間が完全に経過する前にブラックバースト信
号の送信を終了しうるのである。このことは、当該ステ
ーションのブラックバースト信号が、通信媒体上を伝送
されている唯一のブラックバースト信号となってしまっ
たかという判断に基づいてなされる。)
【0065】特に図2のフレームを再度見ると、その最
初の部分は、第一の信号である、プリアンブル21を含
んでいる。これは、伝送を行っている、任意の非リアル
タイムステーションがバックオフモードに入ることを保
証するに十分な存続時間を有しているものである。さら
に、第二の信号である、ブラックスロット24を含んで
いる。
【0066】これは、件のステーションについて、予想
アクセス時刻(タイマーの時間切れ時刻)の関数で表さ
れる存続時間をもっている。リアルタイムステーション
RT3のタイマーが最初に時間切れとなることから、そ
のブラックバースト信号は両者の信号のうちで長い方と
なるであろう。それ故、リアルタイムステーションRT
3は、コンテンションを生じないアクセスを獲得する最
初のステーションとなるであろう。
【0067】その結果、リアルタイムステーションRT
3は、以前のように、リアルタイムステーションRT4
を勧誘して、リアルタイムステーションRT3とRT4
が、以前のチェーン化関係を再構成しようとする。この
ように、ステーションRT2の故障により生じた、チェ
ーンの予期しない中断から、ネットワークはロバスト性
をもって回復するのである。
【0068】他のシナリオではまた、何らかの故障その
ものではない場合でも、複数のステーションのタイマー
が時間切れとなる結果となることがあり得る。例えば、
ステーションRT1からRT4までで構成されるリンク
されたリストチェーンのリアルタイムステーションすべ
ては、正常に動作しているものの、非リアルタイムステ
ーションによる長時間伝送のため、ヘッドにあるステー
ションRT1の通信媒体へのアクセスに遅れを生じさせ
るということが起こりうる。
【0069】実際、その遅延とは、チェーンの残りのス
テーションについてのタイマーもまた、時間切れとなる
程度の存続時間となりうるのである。しかし、ここで
も、通信媒体が一旦使用されていない状態となると、チ
ェーンのヘッドにあるステーションはアクセスを獲得す
るものとなり、チェーンの他のステーションは、その
後、適切な順序でアクセスを獲得するということは、上
述の機構により保証されているのである。
【0070】一般に、上述の機構の結果として、リンク
されたリストチェーンのヘッドにあるステーションは、
当該チェーンのすべてのステーションのための通信媒体
へのアクセスを確保するという観点から、それらのステ
ーションにとって、いわば「代理」としての役割を果た
しているとみなしうる。そのため、ヘッドにあるステー
ションが一旦アクセスを獲得すると、通信媒体へのアク
セスについて、さらなるコンテンションが生じることは
ない。
【0071】上で引用した、Chlamtacの論文では、チェ
ーンの不都合な中断という問題を明示的には取り扱って
いなかった。しかし、すべてのリアルタイムステーショ
ンが単一のチェーンに結合するという、基本にあるアプ
ローチが提示されていることから、そこでの先行技術と
しての構成は、疑いの余地なく明らかに、デタッチした
ステーションを元のリンクされたリストチェーンへ再び
結合させるという機構を含んでいるものといえるであろ
う。
【0072】この点については、図5での対応するリア
ルタイムステーションRT3及びRT4にも示されてい
る。とりわけ、リアルタイムステーションRT1は、以
下のようなこと、すなわち、a)NID領域27で認識
されたリアルタイムステーション−すなわちリアルタイ
ムステーションRT2−は通信媒体上には現れないで、
むしろ、b)リアルタイムステーションRT3が、その
ようなことを行う次のリアルタイムステーションとな
る、ということを確認していたのである。
【0073】それに伴って、リアルタイムステーション
RT1は、リアルタイムステーションRT3を認識する
ため、NID領域27におけるIDを変える。その上
で、後者すなわちリアルタイムステーションRT3は、
当該サイクル及びそれ以降のサイクルで、このような求
めに応答する。それによって、リンクされたリストチェ
ーンは、3つのステーションによるチェーンとして再構
成されている。
【0074】ここで示され、記述されたネットワーク
は、任意の特定の時点で存在しうる、複数のリンクされ
たリストチェーンを単一のリンクされたリストチェーン
に結びつけるものでは必ずしもない。むしろ、ここでの
ネットワークは、複数のチェーンが不定の時間にわたっ
て独立して存在する可能性を許容しているものといえ
る。ここで考えられた例におけるアプローチに従うと、
2つのチェーンが形成されたであろう。
【0075】すなわち、一つは単一のリアルタイムステ
ーションRT1を含むものであり、もう一つは2つのリ
アルタイムステーションRT3及びRT4を含むもので
ある。前述のように、以降のイベントでは、その他のス
テーションが自らを2つの既存のチェーン上に結びつけ
うる。以下で述べるように、2つのチェーンは再度単一
のチェーンへと戻りうることも選択できるが、必ずしも
そうなるとは限らない。
【0076】図6は、特にP1からP6までの複数のア
クセス期間にわたって、通信媒体に現れる信号を示して
いる。これらの存続時間はすべてtaccessであり、名前
を付けた順に生じるものであるが、示されていない、そ
の他の介在するアクセス期間によって間を分けられる場
合もあり得る。伝送された各エンティティは、文字及び
数字で記された独立のチェーンであり、文字はチェーン
を識別するものであり、数字は現在の長さ、すなわち、
チェーンを構成しているステーションの数を示してい
る。
【0077】従って、例えばA−3とはチェーンAが現
在のところ3つのリアルタイムステーションからなるこ
とを意味している。第一のアクセス期間P1において、
ネットワーク上のチェーンは、チェーンA−3、B−
2、C−2である。これらの各チェーンは、ある程度の
時間で分離されている。「分離」という用語は、ここで
の文脈では一つのチェーンの終端部と以降のチェーンの
開始部の間の時間間隔を意味するのに用いられている。
さらに、これらの分離については、期間P2では何ら変
更されないままであることを前提としている。この時、
チェーンA−3とチェーンB−2の間の分離は、ti1
記される。
【0078】ここでの例示的実施例では、2つのチェー
ン間での分離が最初の最小値tminよりも大きい限りに
おいては、それらのチェーンは独立の、結合されていな
いチェーンとして維持されるであろう。様々なチェーン
間の時間分離は、できれば少なくとも最小値tminに保
たれることが望ましい。これは、例えば、リアルタイム
ステーションからの干渉なしに、非リアルタイムステー
ションが、通信媒体へアクセスしうるウインドウを提供
することによって、ネットワークへのアクセスを時間的
に獲得することを許容するものである。
【0079】ステーションは様々なチェーンに加えられ
たり、離れたりするすることから、チェーン間の分離
は、時間と共に変化するであろう。さらに、そのような
イベントが存在していなくても、分離は、例えば非リア
ルタイムステーションの伝送により変化しうるのであ
る。非リアルタイムステーションの伝送は、チェーンの
伝送についての開始が遅延することを生じさせうるので
ある。
【0080】このように図で示されているように、チェ
ーンA−3とB−2の間の分離は、期間P3では、値t
i2と、より小さくなっている。この時点では、ti2はt
minよりも小さくなっていることが前提となっている。
このような事実は、チェーンA−3の端部にあるステー
ションにより観測され、このステーションはまた、チェ
ーンA−3とB−2の全体長が5であることも観測して
いる。これでは、チェーンについての所定の最大長−こ
こでの例では4であることを前提としている−を超えて
しまうことになる。
【0081】もっとも、そのような最大長とすること
は、非リアルタイムステーションがネットワークへのア
クセスを時間的に獲得することを許すためには望ましい
ものなのである。このようなことから、2つのチェーン
を共に結びつけることはできない。むしろ、以降の期間
P4では、チェーンA−3の端部にあるステーション
が、「分離実行」という表示を設定する。これは、RT
プロトコール従属のパラメータ28の一つである。この
ような表示を観測すると、チェーンB−2のヘッドにあ
るステーションは、通信媒体への次のアクセスがチェー
ンA−3の終端部から少なくともtmin秒後であること
を保証している。期間P4におけるチェーン間の分離
は、今のところti3>tminとなっている。
【0082】ある程度の期間が経過した後、状況は期間
P5で示されたようになるとされている。この点まで
に、チェーンB−2の開始時間は、チェーンB−2とC
−2の間の分離ti4がtminより小さくなるように移動
している。しかしながら、ここで、2つのチェーンの全
体長は4を超えないことから、これらは結びつけられる
ことが可能である。
【0083】実際、以下で述べられたシナリオのような
場合において、2つのチェーンのそれぞれのはじめの部
分が遅延を被る際には、ブラックバーストコンテンショ
ンにより取られうる時間量を最小限とするように、これ
らは結合されることが望ましいのである。特に、チェー
ンB−2の後端部のステーションは、このような条件を
観測すると、期間P6において、チェーンC−2のヘッ
ドにあるステーションがそれに結合することを求めるの
である。これには上で述べた、勧誘のための機構を利用
する。そこで、前にも述べたようにして、後者は前者に
結合し、単一のチェーンB−4を生じる。
【0084】次のリンクされたリストチェーンのヘッド
にあるステーションを結合させるリクエストを発する前
には、端部のステーションは、当該ヘッドにあるステー
ションが自らのチェーンのヘッドとなっていないこと
を、自ら確かめるべきである。この点は、例示的には、
端部のステーションが、直前のサイクル以来、上述の空
文字*を少なくとも一つ観測したことをチェックするこ
とによって実現される。この空文字*は、各チェーンの
端部にあるステーションによりNID27として用いら
れた特殊文字であり、このような空文字の存在は、リン
クされたリストチェーンが他に少なくとも一つは存在す
ることを示している。
【0085】仮に防止する積極的なステップが取られて
いないとすれば、同一のサイクル内で、端部にある2つ
のステーションが、自らのリンクされたリストチェーン
を、それに続くものと結合させることをそれぞれ試みる
可能性がある。このようにすることで、潜在的には、最
大許容長を超えるチェーンを生成することが考えられ
る。このようなことを防止するため、リクエストを発す
る端部のステーションが属しているリストにあるステー
ションの数のカウントが、リクエストが出される以前に
なされるべきである。
【0086】端部のステーションは、通信媒体上のリス
トにおけるステーションの連続したカウントを行ってい
る。当該ステーションは、進行中のリストをモニターし
ている一方で、伝送を行う勧誘がなされた際には、自ら
のチェーンの長さを更新する。(すなわち、自らのリス
トをモニターしている。)
【0087】現在のリンクされたリストチェーンが以前
のリンクされたリストチェーンを結びつけることの勧誘
が、当該以前のリストチェーンによりなされ、そのよう
な結合が生じた場合、その結果は、長さのカウントにお
いて反映されることになるであろう。このように、結合
のリクエストを発するかという判断は、様々なチェーン
の現在での状態に基づいてなされるものであり、従っ
て、結果的に、長さが許容可能な最大値を超えるチェー
ンとなることはあり得ないのである。
【0088】ここで記述された機構は、リンクされたリ
ストチェーンにおけるステーションが元の順序で再構成
することを実現するのにブラックバースト信号を利用し
ており、たとえ複数のチェーンが含まれている場合でも
動作するものである。ここで次のような極端なケースを
考えてみる。そこでは、非リアルタイムトラフィックで
通信媒体が混雑しており、チェーンA及びBのいずれの
ステーションの各々のタイマーが時間切れとなる前に
は、いずれのステーションも通信媒体へアクセスを獲得
できない程度の時間にわたって混雑しているものとす
る。
【0089】一旦、通信媒体が使用されない状態とな
り、時間切れとなったタイマーを有する様々なリアルタ
イムステーションがアクセスを獲得しようと試みると、
チェーンAのヘッドにあるステーションがアクセスを獲
得するステーションとなるであろう。というのは、チェ
ーンA及びBのすべてのステーションの中で、チェーン
Aのヘッドにあるステーションは、そのタイマーが時間
切れとなってからもっとも長い間待っているであろうか
らである。
【0090】そこで、チェーンAのヘッドにあるステー
ションは、上述の手法でチェーンの他のステーションを
勧誘する。また、任意のステーションによって通信媒体
が使用されていないということを確められないことか
ら、チェーンBのステーションについては、チェーンA
の端部にあるステーションが伝送を完了するまでは、通
信媒体へアクセスを試みるものは存在しない。
【0091】その後、チェーンBのステーションは、そ
れぞれ通信媒体へアクセスすることを試みる。Bのチェ
ーンでヘッドにあるステーションが、アクセスを獲得す
るステーションとなるであろう。というのは、チェーン
Bのすべてのステーションの中で、チェーンBのヘッド
にあるステーションは、そのタイマーが時間切れとなっ
てからもっとも長い間待っているであろうからである。
さらに、チェーンBのステーションは、同様にして自ら
再構成を行う。
【0092】システムが無条件に安定であることを保証
しつつサポートしうるリアルタイムステーションの最大
数は、少なくとも、(1+α)m/γ程度の大きさであ
る。ここで、α=tbslot/tinter、γ=α+αmrs
c、rsとは、リアルタイムトラフィックのソースの
(一定)ビットレートであり、rcとは、ネットワーク
チャネルのビットレートで、すなわち通信媒体11上で
のビットレートであり、mとは、チェーン毎のステーシ
ョン数のことである。
【0093】ここでの分析の目的のために、各チェーン
については同じ数のステーションを含んでいることを前
提としている。例えば、rs=64kbps、taccess
=25ms、さらに、ネットワークスパンが3ハブに対
応して、最大ケーブル長600mの場合については、少
なくとも70ステーションをサポートすることが可能で
あり、さらに理想的なスケジューリング方式によれば、
およそ130ステーションとすることになろう。システ
ムのパフォーマンスを改善する一つの方法としては、様
々なチェーンのヘッドにある各ステーションが、t
interという所定の値を超えて、それらの間で分離を実
行を行うようにするということがある。
【0094】本開示は通信媒体11へのアクセスを制御
する際に必要とされた処理すべてが、ステーション自体
の内部にある回路、例えば、パーソナルコンピュータや
ワークステーション内にインストールされた、いわゆる
ネットワークインターフェースカード、により実行され
るということをベースとして進んできた。しかしなが
ら、ノードそのものへの変更が必要とされないように、
通信媒体と従来型のネットワークインタフェースの間で
相互接続されている、別個のアウトボードデバイスを備
えることが望ましい場合があるかもしれない。
【0095】実際、本発明がそのようなアウトボードを
用いた実施例で用いられ得ることは、理解しているとこ
ろである。ここでの配置例では、通信媒体へのアクセス
を獲得する際、ネットワークインタフェースカードによ
り受ける可能性のある遅延は、問題をもたらさない。と
いうのは、一旦通信媒体へのアクセスが獲得されると、
ネットワークインタフェースカードはアプリケーション
と通信を行うことが可能であるからで、その通信方法と
は、処理量という視点から見れば、あたかも遅延が決し
て生じていなかったかのように遅延を補償するべく、通
常パケット内に含まれるデータ量を超えて十分な量のデ
ータをアプリケーションから得るというものである。
【0096】おそらく、アウトボードによる実施例の場
合は、元のアプリケーションに対して、そのような通信
上の利点を有していないであろう。そのため、それ以上
に何ら対処がなされないとすれば、たとえ累積されたデ
ータが最終的には伝送されることが可能であるとして
も、過度に大きな遅延が生じうるであろう。このような
問題に対する有効な解決策としては、アウトボードデバ
イス−遅延が生じており、アプリケーションにより標準
的な形式で提供されているデータを伝送している−が、
遅延の一部をいわば「買い戻す」ように試みようとする
ことを我々は信じている。
【0097】これは、被った遅延を十分な数のアクセス
期間によって調整するように、アウトボードデバイスの
タイマーをtaccessよりも小さい値に設定することによ
りなされる。適切なタイマー設定を判断するに際して、
当該デバイスは、リアルタイムステーション間での衝突
を回避するため、新たにスケジューリングされたアクセ
ス期間が、その時点でアクティブな、任意の他のリアル
タイムステーションのアクセス期間と、少なくともt
interだけは異なることを確保する必要がある。
【0098】これまで述べたことは、例示的なものであ
り、ここで幾つかの例によって示されるように、多くの
変更が考えられる。すなわち、開示された実施例では、
a)互いのチェーンが結合されるのに十分近い場合を判
断するためと、b)各チェーンが分離されるほど近接し
ていることを判断するため、単一の時間間隔tminが用
いられているが、他の実施例では、これらの2つの行為
に対して異なる時間間隔を用いうるのである。
【0099】a)所定の条件下でチェーンを共に結合さ
せること、及び、b)分離を増やすこと、あるいはチェ
ーンのさらなる分割がなされるようにすること、という
上で述べた2つの行為のうち、一つのみを含むことが望
まれる。これらの行為の一つまたは両方は、チェーンの
長さあるいは、任意の所定の最大チェーン長を考慮に入
れることなしに実行されることが可能である。ここでの
例示的実施例におけるケースのように、所定の判断基準
が適合する限りにおいて、様々な選択的実施例が、その
ような行為を実行しうる。あるいは、選択的には、判断
基準が適合する際でも、ある場合にのみ実行しうる。
【0100】例えば、ここでの行為に付随したプロセッ
シング及びシグナリングのオーバーヘッドの一部を避け
るために、このような行為がなされる。特に、リンクさ
れたリストチェーンが結びつけられることが許容される
頻度が、過度に大きなものとなることは認められるべき
ではない。というのは、これらのイベントのそれぞれ
は、ある程度の不効率性をも取り入れることになるから
である。(ここで、我々はこの点について量的な程度に
ついて述べるものは何ら有していない。)同様に、チェ
ーンが結合されるべきときを判断するため、特定の実施
例で用いられた判断基準とは、チェーン間の分離が、あ
る特定の量(tminといったような)よりも少なくなっ
ている場合にのみチェーンは結合される、というように
述べ得る。
【0101】これは、十分であるが、必ずしも必要な条
件ではなく、それらの分離がtminよりも小さいのでな
ければ、それらは結合されることはないであろうという
ことを意味しており、一方でまた、当該条件が単に適合
しているからといって必ずしもそれらが結合されるわけ
ではないということを意味している。このようにするこ
とで、例えば、オーバーヘッドや不効率性を低減させて
いるのである。
【0102】開示された例示的実施例では、衝突を検出
して、リアルタイムステーションは、プリアンブル21
全体、さらに、それに続くものとして、前に述べたブラ
ックスロット24で構成された新しいフレーム伝送を開
始することを、ある程度前提としているのである。しか
しながら、僅かながらより効率的なアプローチが考えら
れる。そこでは、プリアンブル21のすべては伝送され
ないが、ステーションがアクセスを獲得した伝送の全時
間が、示されたようなプリアンブル21の長さに等しい
ものとするのに必要な程度のプリアンブルが伝送され
る。
【0103】この技術分野の当業者であれば、本発明の
種々の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の
技術的範囲に包含される。尚、特許請求の範囲に記載し
た参照符号は発明の容易なる理解のためで、その技術的
範囲を制限するよう解釈されるべきではない。
【0104】
【発明の効果】本発明により、コンテンションベースネ
ットワークにおけるリアルタイムトラフィックの伝送に
おいて、リンクされたリストチェーンにおける故障した
ステーションが生じた場合、先取りを行わずにリアルタ
イムステーションの優先権を維持することが実現されて
いる。これにより、ステーションの一つの故障といった
予期しない中断が生じた場合でも、ロバスト性をもって
チェーンの再構成を可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が例示的に実施されているコンテンショ
ンベースネットワークを示している。
【図2】図1のネットワークのリアルタイムステーショ
ンにより用いられたパケットフレームのフォーマット
(形式)を示している。
【図3】図4の左側に並べることで、図1のネットワー
クの通信媒体へ導入された、例示的な信号の組み合わせ
を示している。
【図4】図3の右側に並べることで、図1のネットワー
クの通信媒体へ導入された、例示的な信号の組み合わせ
を示している。
【図5】図1のネットワーク内でサポートされた、ステ
ーションのチェーンについての、いわゆるリスト管理維
持(リストメンテナンス)の面を例示している。
【図6】幾つもの、いわゆるアクセス期間にわたって通
信媒体上に現れる信号を示している。
【符号の説明】
10 コンテンションベースネットワーク 11 (同軸ケーブル)伝送媒体 20 選択的エネルギーバースト 21 プリアンブル 22 ブラックバースト信号 24 ブラックスロット 25 MAC(Medium Access Control、メディアアク
セスコントロール)ヘッダー 26 送信局ID(SID) 27 次局ID(NID) 28 リアルタイムプロトコール従属パラメータ 29 リアルタイムデータ 31 選択的エネルギーバースト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョアオ ルイス ソブリンホー ポルトガル 1050,リスボン,アール. デター.シルヴァ テルス 13 2イー エスキュー (56)参考文献 特開 平2−246444(JP,A) 特開 昭60−68741(JP,A) 特開 昭61−10342(JP,A) 特開 昭62−213339(JP,A) 特開 昭59−158645(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の第一のタイプのステーション
    (NRT1〜2)と複数個の第二のタイプのステーショ
    ン(RT1〜4)を有する複数個のステーションと、 通信媒体(11)とを有しており、 前記複数個のステーション各々は、前記通信媒体(1
    1)を介して前記複数個のステーションの別のステーシ
    ョンへデータパケットを伝送可能とするために、前記通
    信媒体(11)へのアクセスについて、先取りによらな
    いで互いに争うように適合しており、 前記第一のタイプのステーション(NRT1〜2)各々
    は、前記通信媒体(11)を介して伝送されている別の
    パケットと前記パケットとの衝突発生の際に、前記通信
    媒体(11)を介して伝送を行っているパケットの伝送
    を終了するように構成され、さらにバックオフモードに
    入るものであり、 前記第二のタイプの特定のステーションは、ステーショ
    ンのチェーンを有しており、前記チェーンは、前記チェ
    ーンで所定の前の位置にあるステーションによるパケッ
    ト伝送の完了によって、及び、前記チェーンの各ステー
    ションがパケットを伝送し、前記チェーンの各ステーシ
    ョンがパケットの伝送を開始するための付随した予想ア
    クセス時刻となるまで、前記複数個のステーションの任
    意のものが前記通信媒体(11)上で伝送を行うことを
    妨げるという方法で、さらに、前記前の位置にあるステ
    ーションがパケットの伝送を完了する以前に、前記チェ
    ーンの任意の特定なステーションについての前記予想ア
    クセス時刻がやってくるという場合に、各連続するアク
    セス期間において、前記通信媒体(11)上でそれぞれ
    のパケットを伝送するものであり、 前記第二のタイプの特定のステーションは、a)前記通
    信媒体(11)が使用されていない状態にある場合に
    は、パケットの伝送を開始し、前記パケットは、伝送を
    行っている前記第一のタイプのステーション(NRT1
    〜2)の任意のものが前記バックオフモードに入ること
    を保証するため、十分な存続時間を有する第一の信号を
    含んでおり、さらに、前記予想アクセス時刻の関数であ
    る存続時間を有するブラックバースト信号を含んでいる
    初期部分を有しているものであり、 b)前記第二のタイプの特定のステーションにより伝送
    されたブラックバースト信号が、前記通信媒体(11)
    上で伝送されている唯一のブラックバースト信号となる
    場合にのみ、前記ブラックバースト信号を受信し、前記
    第二のタイプの特定のステーションのパケットの伝送を
    続けるものであり、 それによって、前記第二のタイプのステーション(RT
    1〜4)は、前記第一のタイプのステーション(NRT
    1〜2)に比して、前記通信媒体(11)への優先アク
    セスを得て、前記第二のタイプのステーション(RT1
    〜4)各々は、前記優先アクセスに従って前記通信媒体
    (11)へのアクセスを得ることを特徴とする通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第一のタイプのステーション(NR
    T1〜2)によって伝送されたパケットが、非リアルタ
    イムデータを有しており、前記第二のタイプのステーシ
    ョン(RT1〜4)により伝送されたパケットが、リア
    ルタイムデータを有していることを特徴とする請求項1
    の通信装置。
  3. 【請求項3】 各アクセス期間において、前記チェーン
    の前記各ステーションが、前記各ステーションについて
    の次のアクセス期間のための前記予想アクセス時刻を定
    めることを特徴とする請求項1の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記予想アクセス時刻が、前記予想アク
    セス時刻に時間切れとなるタイマーの設定により定めら
    れることを特徴とする請求項3の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記ブラックバースト信号の前記存続時
    間が、前記予想アクセス時刻と前記ブラックバースト信
    号の開始との間の時間間隔についての長さに比例してい
    ることを特徴とする請求項1の通信装置。
  6. 【請求項6】 通信媒体(11)と複数個の通信ステー
    ションを含むコンテンションベースネットワークにおい
    て用いられる通信ステーションで、 前記ネットワークにおいては、前記通信ステーションを
    含めて前記複数個のステーションを有するチェーンにお
    けるステーションが、前記チェーンで所定の前の位置に
    あるステーションによるパケット伝送の完了によって、
    及び、前記チェーンの各ステーションがパケットを伝送
    し、前記チェーンの各ステーションがパケットの伝送を
    開始するための付随した予想アクセス時刻となるまで、
    前記複数個のステーションの任意のものが前記通信媒体
    (11)上で伝送を行うことを妨げるという方法で、各
    連続するアクセス期間において、前記通信媒体(11)
    上でそれぞれのパケットを伝送するものであり、 前記通信ステーションは、前記前の位置にあるステーシ
    ョンがパケットの伝送を完了する以前に前記予想アクセ
    ス時刻がきて、かつ、前記通信媒体(11)が使用され
    ていないような状態である場合に、パケットの伝送を開
    始するように動作するものであり、前記パケットは、前
    記予想アクセス時刻の関数である存続時間を有するブラ
    ックバースト信号を含んでいる初期部分を有しているも
    のであり、 前記通信ステーションは、さらに、前記通信ステーショ
    ンにより伝送されたブラックバースト信号が、前記通信
    媒体(11)上で伝送されている唯一のブラックバース
    ト信号となる場合にのみ、前記ブラックバースト信号を
    受信するように動作し、パケットの伝送を続けるもので
    あることを特徴とする通信ステーション。
  7. 【請求項7】 各アクセス期間において、前記通信ステ
    ーションが、前記通信ステーションについての次のアク
    セス期間のための前記予想アクセス時刻を定めることを
    特徴とする請求項6の通信ステーション。
  8. 【請求項8】 前記予想アクセス時刻が、前記予想アク
    セス時刻に時間切れとなるタイマーの設定により定めら
    れることを特徴とする請求項7の通信ステーション。
  9. 【請求項9】 前記通信ステーションにより伝送された
    パケットがリアルタイムトラフィックを有していること
    を特徴とする請求項7の通信ステーション。
  10. 【請求項10】 前記ブラックバースト信号の前記存続
    時間が、前記予想アクセス時刻と前記ブラックバースト
    信号の開始との間の時間間隔についての長さに直接比例
    していることを特徴とする請求項6の通信ステーショ
    ン。
  11. 【請求項11】 複数個の第一のタイプのステーション
    (NRT1〜2)と複数個の第二のタイプのステーショ
    ン(RT1〜4)を有する複数個のステーションと、 通信媒体(11)とを有しているネットワークにおいて
    用いられる通信方法で、 前記複数個のステーション各々は、前記通信媒体(1
    1)を介して前記複数個のステーションの別のステーシ
    ョンへデータパケットを伝送可能とするために、前記通
    信媒体(11)へのアクセスについて、先取りによらな
    いで互いに争うように適合しており、 前記第一のタイプのステーション(NRT1〜2)各々
    は、前記通信媒体(11)を介して伝送を行っているパ
    ケットの伝送を、前記通信媒体(11)を介して伝送さ
    れている別のパケットと前記パケットとの衝突発生によ
    って終了するように構成され、さらにバックオフモード
    に入るものであり、 前記第二のタイプの特定のステーションは、ステーショ
    ンのチェーンを有しており、前記チェーンは、前記チェ
    ーンで所定の前の位置にあるステーションによるパケッ
    ト伝送の完了によって、及び、前記チェーンの各ステー
    ションがパケットを伝送し、前記チェーンの各ステーシ
    ョンがパケットの伝送を開始するための付随した予想ア
    クセス時刻となるまで、前記複数個のステーションの任
    意のものが前記通信媒体(11)上で伝送を行うことを
    妨げるという方法で、さらに、前記前の位置にあるステ
    ーションがパケットの伝送を完了する以前に、前記チェ
    ーンの任意の特定なステーションについての前記予想ア
    クセス時刻がやってくるという場合に、各連続するアク
    セス期間において、前記通信媒体(11)上でそれぞれ
    のパケットを伝送するものであり、 前記第二のタイプの特定のステーションにより実行され
    る、以下のステップ、前記通信媒体(11)が使用され
    ていない状態にある場合には、パケットの伝送を開始す
    るステップと、 前記第二のタイプの特定のステーションにより伝送され
    たブラックバースト信号が、前記通信媒体(11)上で
    伝送されている唯一のブラックバースト信号となる場合
    にのみ、前記ブラックバースト信号を受信し、前記第二
    のタイプの特定のステーションのパケットの伝送を続け
    るステップとを有しており、 パケットの伝送を開始する前記ステップにおける前記パ
    ケットは、伝送を行っている前記第一のタイプのステー
    ションの任意のものが前記バックオフモードに入ること
    を保証するため、十分な存続時間を有する第一の信号を
    含んでおり、さらに、前記予想アクセス時刻の関数であ
    る存続時間を有するブラックバースト信号を含んでいる
    初期部分を有しているものである、 ことを特徴とする通信方法。
  12. 【請求項12】 前記ブラックバースト信号の前記存続
    時間が、前記予想アクセス時刻と前記ブラックバースト
    信号の開始との間の時間間隔についての長さに直接比例
    していることを特徴とする請求項11の通信方法。
  13. 【請求項13】 通信媒体(11)と複数個の通信ステ
    ーションを含むコンテンションベースネットワークにお
    いて用いられる通信方法で、 前記ネットワークにおいては、前記通信ステーションを
    含めて前記複数個のステーションを有するチェーンにお
    けるステーションが、前記チェーンで所定の前の位置に
    あるステーションによるパケット伝送の完了によって、
    及び、前記チェーンの各ステーションがパケットを伝送
    し、前記チェーンの各ステーションがパケットの伝送を
    開始するための付随した予想アクセス時刻となるまで、
    前記複数個のステーションの任意のものが前記通信媒体
    (11)上で伝送を行うことを妨げるという方法で、各
    連続するアクセス期間において、前記通信媒体(11)
    上でそれぞれのパケットを伝送するものであり、 前記通信方法は、前記前の位置にあるステーションがパ
    ケットの伝送を完了する以前に、前記予想アクセス時刻
    がやってくるという場合に、前記チェーンにおけるステ
    ーションで実行されるものであり、 前記通信方法は、以下のステップ、 前記通信媒体(11)が使用されていない状態にある場
    合には、前記ステーションのパケットの伝送を開始する
    ステップと、 前記ステーションにより伝送されたブラックバースト信
    号が、前記通信媒体(11)上で伝送されている唯一の
    ブラックバースト信号となる場合にのみ、前記ブラック
    バースト信号を受信し、前記ステーションのパケットの
    伝送を続けるステップとを有しており、 パケットの伝送を開始する前記ステップにおける前記パ
    ケットは、前記予想アクセス時刻の関数である存続時間
    を有するブラックバースト信号を含んでいる初期部分を
    有しているものである、 ことを特徴とする通信方法。
  14. 【請求項14】 各アクセス期間において、前記チェー
    ンの各ステーションが、前記ステーションについての次
    のアクセス期間のための前記予想アクセス時刻を定める
    ことを特徴とする請求項13の通信方法。
  15. 【請求項15】 前記予想アクセス時刻が、前記予想ア
    クセス時刻に時間切れとなるタイマーの設定により定め
    られることを特徴とする請求項14の通信方法。
  16. 【請求項16】 前記チェーンのステーションにより伝
    送されたパケットがリアルタイムトラフィックを有して
    いることを特徴とする請求項14の通信方法。
  17. 【請求項17】 前記ブラックバースト信号の前記存続
    時間が、前記予想アクセス時刻と前記ブラックバースト
    信号の開始との間の時間間隔についての長さに直接比例
    していることを特徴とする請求項13の通信方法。
  18. 【請求項18】 前記複数個のステーションが、パケッ
    トがリアルタイムデータを含んでいるリアルタイムステ
    ーションと、パケットが非リアルタイムデータを含んで
    いる非リアルタイムステーションを有しており、前記チ
    ェーンのステーションは前記リアルタイムステーション
    を有していることを特徴とする請求項13の通信方法。
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