JP3430643B2 - 狭隘部用自動切断装置 - Google Patents

狭隘部用自動切断装置

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JP3430643B2
JP3430643B2 JP15468994A JP15468994A JP3430643B2 JP 3430643 B2 JP3430643 B2 JP 3430643B2 JP 15468994 A JP15468994 A JP 15468994A JP 15468994 A JP15468994 A JP 15468994A JP 3430643 B2 JP3430643 B2 JP 3430643B2
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辰哉 岡
孝善 太箸
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、狭隘部用自動切断装置
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、図5に示すような圧力容器1の
下部に取付けられたドレン配管2などの配管を補修のた
めに切断し、撤去しようとした場合、ドレン配管2の周
囲には多数の配管3が設けられているため、人が近付く
ことができない。 【0003】従って、作業員がカットソーと呼ばれる切
断用の電動工具を用いて直接ドレン配管2の切断作業を
行うことは不可能である。 【0004】尚、図中、4はドレン配管2の下部に設け
られたハウジングサポートビームである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな狭隘個所に設けられたドレン配管2といえども、補
修などの都合上、切断しなければならない場合があり、
狭隘個所へ入り込んで被切断部材を自動的に切断するこ
とのできる装置の開発が待たれていた。 【0006】本発明は、上述の実情に鑑み、人が近付け
ないような狭隘個所でも中まで入り込んで自動的に被切
断部材を切断し得るようにした狭隘部用自動切断装置を
提供することを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、狭隘部に設け
られた被切断部材へ向けて延びるガイド部材に沿って走
行可能な走行台車と、前記ガイド部材へ沿って走行台車
の走行を案内するよう走行台車の両側に設けられると共
に走行台車に対して幅方向へ近接離反動し得るガイド体
と、切断しようとする被切断部材の長手方向と平行な中
心軸を介して走行台車に設けられた旋回ヘッドと、前記
中心軸を中心として旋回ヘッドを旋回動させる旋回装置
と、前記旋回ヘッドの旋回動に伴って旋回し得るよう旋
回ヘッドに取り付けられたノコ刃と、前記中心軸を回転
動させてノコ刃に動力を伝達するよう中心軸に偏心ピン
を形成すると共に駆動モータを接続した押引装置とを備
え、前記ガイド体は、近接動によりガイド部材を把持し
て走行台車をガイド部材へ固定させるよう構成され、前
記押引装置は、駆動モータの駆動で中心軸を回転動させ
ることにより偏心ピンを円運動させてノコ刃を被切断部
材の長手方向と直角方向へ出入させるよう構成された
とを特徴とする狭隘部用自動切断装置にかかるものであ
る。 【0008】 【作用】本発明の作用は以下の通りである。 【0009】狭隘部に設けられたガイド部材に沿って、
ガイド体で案内させつつ走行台車を被切断部材へ向けて
走行させる。 【0010】走行台車が被切断部材の切断位置へ達した
ら、ガイド体により、走行台車をガイド部材へ固定させ
る。 【0011】この時、旋回装置により旋回ヘッドを旋回
動させることによって、ノコ刃を被切断部材に押付させ
る。又、この状態で、押引装置によりノコ刃を出入駆動
させることによって、被切断部材が切断される。 【0012】このように、走行台車が被切断部材の切断
位置へ達した際には、ガイド体を近接動させてガイド部
材を把持するので、走行台車をガイド部材へ固定させる
ことができる。又、旋回装置により旋回ヘッドを旋回動
させ、且つ押引装置によりノコ刃を出入駆動させるの
で、被切断部材を切断することができる。更に、前記中
心軸は、旋回ヘッドの旋回動中心になると共に駆動モー
タの駆動力をノコ刃に伝達するよう構成されるので、人
が近付けないような狭隘個所でも中まで入り込み得る大
きさになり、結果的に、狭隘個所で自動的に被切断部材
を切断することができる。 【0013】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。 【0014】図1〜図4は、本発明の一実施例である。 【0015】尚、圧力容器の下部に取付けられたドレン
配管などの被切断部材を切断する場合の例について説明
するものとし、必要に応じて図5を参照する。 【0016】圧力容器の下部などの狭隘部に設けられた
ドレン配管などの被切断部材5の下部に設置されたハウ
ジングサポートビームなどのガイド部材6に沿って走行
可能な走行台車7を設ける。 【0017】該走行台車7の両側部に、ガイド部材6に
沿った走行台車7の走行を案内すると共に、切断時にガ
イド部材6を把持して走行台車7をガイド部材6へ固定
させるガイド体8,9を設ける。 【0018】該ガイド体8,9は、図2に示すように、
一側のガイド体8が走行台車7に固定されており、他側
のガイド体9が走行台車7に対し幅方向10へ近接離反
動可能に支持されており、タイロッド11、ナット1
2、スクリュー軸13、ウォームホイール14、ウォー
ムギヤ15、伝達軸16を介して、操作軸17により操
作されるようになっている。 【0019】尚、図中、18はナット12を幅方向10
へ案内するガイドブロックである。 【0020】走行台車7の上部に、切断しようとする被
切断部材5の長手方向19と平行な中心軸20を中心と
して回動可能な旋回ヘッド21を設ける。 【0021】旋回ヘッド21の幅方向10の両側部にブ
ラケット22を取付け、該ブラケット22と走行台車7
の後部との間に、旋回ヘッド21を旋回動させる一対の
エアシリンダなどの旋回装置23,24を設ける。 【0022】旋回ヘッド21に、ガイドローラ25を介
して前記長手方向19と直角方向26へ出入り自在に往
復アーム27を取付け、該往復アーム27の先端にノコ
刃28を交換可能に取付ける。 【0023】前記往復アーム27の中央部に幅方向10
へ延びるスライドガイド29を取付け、前記中心軸20
の上端部に回転円盤30を取付け、回転円盤30の外周
上の位置に前記スライドガイド29に嵌合する偏心ピン
31を形成し、中心軸20にギヤ32、ギヤ33を介し
駆動モータ34を接続して、ノコ刃28を出入駆動する
押引装置35を形成する。 【0024】尚、36は軸受、37は走行台車7の先端
部に取付けられて被切断部材5の切断部分の周囲を覆う
カバー、38はカバー37に取付けられた水抜パイプで
ある。 【0025】次に、作動について説明する。 【0026】先ず、走行台車7をガイド部材6の上に取
付ける。 【0027】そして、操作軸17を用いて、ガイド体
8,9で案内させつつ、走行台車7を被切断部材5の下
部手前側まで押込む。 【0028】そして、走行台車7が被切断部材5の下部
手前側に来たら、一対のエアシリンダで構成される旋回
装置23,24のうち、一方の旋回装置23を収縮動さ
せ、他方の旋回装置24を伸長動させることにより、旋
回ヘッド21を旋回させ、ノコ刃28を傾けてノコ刃2
8が被切断部材5に干渉しないようにしておき、更に、
操作軸17によって走行台車7を押込み、走行台車7の
先端部に取付けられたカバー37が被切断部材5の切断
部分の周囲を覆うようにする。 【0029】カバー37が被切断部材5の切断部分の周
囲を覆ったら、操作軸17を回転して、伝達軸16、ウ
ォームギヤ15、ウォームホイール14、スクリュー軸
13、ナット12、タイロッド11を介して、ガイド体
9をガイド体8へ近接動させ、ガイド体8,9により、
走行台車7をガイド部材6に固定させる。 【0030】そして、走行台車7が固定されたら、一方
の旋回装置23を伸長動させ、他方の旋回装置24を収
縮動させることにより、ノコ刃28を被切断部材5に所
要圧力で押付させる。 【0031】この状態で、駆動モータ34を駆動する
と、ギヤ33、ギヤ32を介して中心軸20が回転動さ
れ、中心軸20の上端に取付けられた回転円盤30も回
転して、偏心ピン31が円運動をし、偏心ピン31の円
運動により、偏心ピン31が嵌合されるスライドガイド
29、往復アーム27を介してノコ刃28が被切断部材
5の長手方向19と直角方向26へ出入する。 【0032】これにより、被切断部材5が切込まれてい
き、切込みの進展に応じて、旋回ヘッド21を旋回動さ
せてノコ刃28の傾きを切断線に追随させることによ
り、最終的に被切断部材5が切断される。 【0033】この際、ノコ刃28の出入と、旋回ヘッド
21の旋回の動きだけで切断を行わせるようにしている
ので、小さな作業半径しか必要とならず、よって、狭い
空間であっても支障なく被切断部材5を切断することが
可能となる。 【0034】又、駆動装置は、駆動モータ34とエアシ
リンダなどの旋回装置23,24の2種類だけなので、
故障や作動不良を起こしにくく、確実な切断を行わせる
ことができる。 【0035】被切断部材5の切断が完了したら、上記と
は反対に、ガイド体8,9による走行台車7の固定状態
を解除し、操作軸17を引張ることによって、狭隘部用
自動切断装置が回収される。 【0036】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。 【0037】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の狭隘部用
自動切断装置によれば、走行台車が被切断部材の切断位
置へ達した際には、ガイド体を近接動させてガイド部材
を把持するので、走行台車をガイド部材へ固定させるこ
とができる。又、旋回装置により旋回ヘッドを旋回動さ
せ、且つ押引装置によりノコ刃を出入駆動させるので、
被切断部材を切断することができる。更に、前記中心軸
は、旋回ヘッドの旋回動中心になると共に駆動モータの
駆動力をノコ刃に伝達するよう構成されるので、人が近
付けないような狭隘個所でも中まで入り込み得る大きさ
になり、結果的に、狭隘個所で自動的に被切断部材を切
断することができるという種々の優れた効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の全体概略斜視図である。 【図2】図1の走行台車のガイド体部分の概略平面図で
ある。 【図3】図1の装置の概略平面図である。 【図4】図1の装置の概略側方断面図である。 【図5】狭隘個所にある被切断部材の例である圧力容器
下部の概略部分断面斜視図である。 【符号の説明】 5 被切断部材 6 ガイド部材 7 走行台車 ガイド体 ガイド体 19 長手方向 20 中心軸 21 旋回ヘッド23 旋回装置 24 旋回装置 26 直角方向 28 ノコ刃31 偏心ピン 34 駆動モータ 35 押引装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−45514(JP,A) 特開 昭61−50712(JP,A) 実開 平5−31819(JP,U) 実開 昭60−56427(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 21/00 B23D 49/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 狭隘部に設けられた被切断部材へ向けて
    延びるガイド部材に沿って走行可能な走行台車と、前記
    ガイド部材へ沿って走行台車の走行を案内するよう走行
    台車の両側に設けられると共に走行台車に対して幅方向
    へ近接離反動し得るガイド体と、切断しようとする被切
    断部材の長手方向と平行な中心軸を介して走行台車に設
    けられた旋回ヘッドと、前記中心軸を中心として旋回ヘ
    ッドを旋回動させる旋回装置と、前記旋回ヘッドの旋回
    動に伴って旋回し得るよう旋回ヘッドに取り付けられた
    ノコ刃と、前記中心軸を回転動させてノコ刃に動力を伝
    達するよう中心軸に偏心ピンを形成すると共に駆動モー
    タを接続した押引装置とを備え、 前記ガイド体は、近接動によりガイド部材を把持して走
    行台車をガイド部材へ固定させるよう構成され、 前記押引装置は、駆動モータの駆動で中心軸を回転動さ
    せることにより偏心ピンを円運動させてノコ刃を被切断
    部材の長手方向と直角方向へ出入させるよう構成された
    ことを特徴とする狭隘部用自動切断装置。
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